JP2004160750A - シート用パッドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メイン上層部のみをソフト層とした積層構造のシート用パッドを、発泡体の境界面における形状精度を確保しつつ製造する。
【解決手段】メイン上層部21を上層部のその他の部分から区画する突条63,65を下型6に設けて、該突条により区画される下型凹部内にソフト発泡原料82を注入し、第1上型71を閉じて突条63,65に対しシール状態に当接させることで下型6と第1上型71との間に該突条により区画される発泡空間51を形成し、該発泡空間内でソフト発泡原料82を発泡充填させることでソフト層からなるメイン上層部21を成形する。次いで、ハード発泡原料84を注入し、第2上型72を閉じて発泡充填させることでハード層からなるメイン下層部22及びサイド部3を積層一体化する。
【選択図】 図4
【解決手段】メイン上層部21を上層部のその他の部分から区画する突条63,65を下型6に設けて、該突条により区画される下型凹部内にソフト発泡原料82を注入し、第1上型71を閉じて突条63,65に対しシール状態に当接させることで下型6と第1上型71との間に該突条により区画される発泡空間51を形成し、該発泡空間内でソフト発泡原料82を発泡充填させることでソフト層からなるメイン上層部21を成形する。次いで、ハード発泡原料84を注入し、第2上型72を閉じて発泡充填させることでハード層からなるメイン下層部22及びサイド部3を積層一体化する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用や家具用のシートに用いられるシート用パッドの製造方法に関するものであり、特に、上層部の一部を下層部及び上層部のその他の部分とは硬度の異なる発泡体で形成してなる積層構造のシート用パッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート用パッドに優れた特性を付与するため、硬度の異なる発泡体を積層した構造を持つ積層構造のシート用パッドが提案されている。
【0003】
【特許文献1】特公平3−60280号公報。
【0004】
【特許文献2】特開2002−200626号公報。
【0005】
上記特許文献1には、下型に2つの上型をそれぞれヒンジ継手にて開閉自在に設けて、まず、下型に第1発泡原料を注入し、第1上型を閉めて下型と第1上型との間で第1発泡原料を発泡充填させて上層部を形成し、次いで、この成形された上層部の上に第2発泡原料を注入し、第2上型を閉めて上層部と第2上型との間で第2発泡原料を発泡充填させて下層部を積層一体化する方法が記載されている。
【0006】
上記特許文献2には、下型の凹部に可撓性フィルムを開口部が形成されるように配置し、該開口部よりフィルムの内側に第1発泡原料を注入するとともに、開口部以外の箇所に第2発泡原料を注入し、次いで、下型と上型を閉じて、フィルムを境界層として第1発泡原料と第2発泡原料とを一体に発泡させることで、第1発泡原料からなる第1発泡体と第2発泡原料からなる第2発泡体との二層構造を有するシート用パッドの製造方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の方法によれば、上層部と下層部との境界面を金型(第1上型)で規定しているので、該境界面における形状精度に優れたシート用パッドを得ることができる。しかしながら、特許文献1では、上層部の全面がソフトフォームで構成されており、上層部の一部をその他の部分とは硬度の異なる発泡体で成形する方法については開示されていない。
【0008】
一方、上記特許文献2の方法によれば、上層部の一部をその他の部分とは硬度の異なる発泡体で成形することができるが、この方法では可撓性フィルムを境界層として第1発泡体と第2発泡体を積層一体化するものであるため、両発泡体の境界面の形状が安定せず、そのため、座り心地などシート用パッドとしての一定の品質を確保しにくいという問題がある。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、上層部の一部をその他の部分とは異硬度の発泡体で形成してなる積層構造のシート用パッドを、発泡体の境界面における形状精度を確保しつつ製造することができる方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート用パッドの製造方法は、下型と第1上型と第2上型とを備える成形型を用いて、上層部の一部が下層部及び上層部のその他の部分とは異硬度の発泡体からなるシート用パッドを製造する方法であって、前記下型は前記上層部の前記一部をその他の部分から区画する突条を備え、該突条により区画される下型凹部内に第1発泡原料を注入し、前記第1上型を閉じて前記突条に対しシール状態に当接させることで前記下型と前記第1上型との間に前記突条により区画される発泡空間を形成し、該発泡空間内で前記第1発泡原料を発泡充填させることで第1発泡体からなる前記上層部の前記一部を成形し、次いで、前記第1上型を開けて前記下型に第2発泡原料を注入し、前記第2上型を閉じて前記下型と前記第2上型との間で前記第2発泡原料を発泡充填させることで前記下層部を含む残りの部分を第2発泡体で成形することを特徴とする。
【0011】
本発明の製造方法では、上層部の一部を形成する第1発泡体の発泡空間が下型に設けた突条を第1上型にシール状態に当接させることで密閉形成されており、即ち、突条によりその他の部分と区画した上で、下型と第1上型との間で第1発泡原料を発泡充填させている。このように、第1発泡体と第2発泡体との境界面を成形型により規定するので、部分的な積層構造を持つシート用パッドを境界面における形状精度を確保しつつ成形することができ、性能面やコスト面で設計自由度が向上する。
【0012】
上記においてはシート用パッドが、メイン部とその左右両側のサイド部を有し、前記上層部の前記一部がメイン部上層部であり、該メイン部上層部がメイン部下層部及びサイド部より硬度の低い発泡体からなるシート用パッドであり、これを製造する際に、前記第1上型とシール状態に当接する前記突条として、メイン部とその左右両側のサイド部との境界に延びる溝をパッド表面に形成する左右一対の縦突条を設け、この左右の縦突条間の下型凹部内に前記第1発泡原料を注入するようにしてもよい。この場合、着座部などのメイン部の上層部のみがソフト層からなり、メイン部下層部及びサイド部がハード層からなるシート用パッドが得られ、初期荷重域でソフト感を持ち、しかも着座者のホールド感にも優れる。
【0013】
また、この場合、前記第1上型とシール状態に当接する前記突条として、更に前記左右の縦突条を接続する横突条を設け、該横突条が前記縦突条よりも幅狭の溝をパッド表面に形成するよう薄片状をなしていてもよい。あるいはまた、前記左右の縦突条が前記下型の前後方向における全長にわたって設けられており、その前後両端部の少なくとも一端部が他の部分よりも幅狭の溝をパッド表面に形成するよう薄片状をなしていてもよい。一般に、パッド表面のメイン部とサイド部との境界には着座安定溝が設けられるが、この溝だけではソフト層となる第1発泡体の発泡空間を区画することができない場合がある。そのような場合に、意匠上問題とならない程度の細溝を形成する薄片状の突条を下型に設けて、着座安定溝を形成する突条とともにこの薄片状の突条により上記発泡空間を区画することにより、任意の位置にソフト層とハード層の境界を設定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、着座部であるメイン部2と、その左右両側において上方に隆起状に形成されたサイド部3,3とからなる自動車用シートのためのクッションパッド1について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、バックパッドや車両用以外の各種シート用パッドにも同様に適用できるものである。
【0015】
(第1の実施形態)
図1〜3に示すように、クッションパッド1は、メイン部2の上層部21と、その他の部分、即ちメイン部2の下層部22及びサイド部3,3とが、硬度の異なる軟質ポリウレタンフォームで形成されている。詳細には、メイン上層部21のみがソフト層とされ、メイン下層部22及びサイド部3,3はハード層とされている。
【0016】
パッド表面には、ある程度の溝幅(例えば5〜20mm)を持つ着座安定溝が設けられている。詳細には、メイン部2とその両側のサイド部3,3との境界を前後方向に延びる左右一対の縦溝41,41と、両者をその前後方向中央部で接続する左右方向に延びる横溝42とを備える。縦溝41はパッド1の後縁よりも少し手前で終端しており、左右の縦溝後端41A,41Aは、意匠上問題とならない程度の狭い幅(例えば、1〜5mm)を持つ左右方向に延びる細横溝43で接続されている。そして、この細横溝43がソフト層とハード層との境界とされており、従って、メイン上層部21は、細横溝43より後側の後端部21Aにおいてはメイン下層部22及びサイド部3,3と同じハード層とされ、後端部21Aを除く領域(図1における斜線領域S1)がソフト層で形成されている。
【0017】
このクッションパッド1を成形する金型5は、図4〜6に示すように、パッド1の表面側を成形する凹状の下型6と、この下型6を開閉可能な2つの上型である第1上型71及び第2上型72とからなる。第1上型71と第2上型72は、下型6に対して不図示のヒンジ継手により開閉自在に取り付けられている。
【0018】
下型6は、メイン部2を成形するメイン成形部61と、その左右両側において下方に陥没してサイド部3,3を成形するサイド成形部62,62とからなる。下型6には、メイン成形部61とサイド成形部62との境界において、パッド表面に上記縦溝41を形成する前後方向に延びる左右一対の縦突条63,63が設けられている。また、下型6には、左右の縦突条63,63を前後方向中央部において接続してパッド表面に上記横溝42を形成する左右方向に延びる突条64が設けられ、更に、図7に示すように、縦突条63,63の後端部同士を接続してパッド表面に上記細横溝43を形成する左右方向に延びる薄片状の横突条65も設けられている。ここで、上記突条64は、その高さが縦突条63よりも低く設定され、後述する第1上型71の型閉め時に第1上型71と当接しないように構成されている。そのため、上記した左右の縦突条63,63と薄片状の横突条65とにより、ソフト層となるメイン上層部21をその他の部分から区画する囲みが構成されている。
【0019】
第1上型71は、図4(b)及び図6に示すように、下型6に対して型閉めすることで、上記左右の縦突条63,63と横突条65の各上端にシール状態に、即ち隙間なく当接するように形成されている。そのため、型閉め時に、下型6と第1上型71との間には、ソフト層となるメイン上層部21を成形するための密閉された発泡空間51が、縦突条63,63及び横突条65により区画されて形成される。
【0020】
第2上型72は、クッションパッド1の裏面側を成形する型であり、型閉め時に下型6との間でハード層となる発泡体のための発泡空間を形成する。
【0021】
この金型5を用いてクッションパッド1を成形する際には、図4(a)に示すように、下型6の縦突条63,63及び横突条65により区画されるメイン成形部61の凹部内に、ソフト層を形成するソフト発泡原料82をソフト用注入装置81を用いて注入する。その際、金型は50〜100℃の範囲内で加熱しておいてもよい。そして、注入後、図4(b)に示すように、第1上型71を閉じて、下型6との間にソフト層のための密閉された発泡空間51を形成し、この発泡空間51内でソフト発泡原料82を発泡充填させて、ソフト層からなるメイン上層部21を成形する。
【0022】
次いで、メイン上層部21の発泡体のタックフリータイムの終了直前又は直後に第1上型71を開けて、図5(a)に示すように、下型6の左右の凹状のサイド成形部62,62及び上記の成形されたメイン上層部21の上に、ハード層を形成するハード発泡原料84をハード用注入装置83を用いて注入する。注入後、図5(b)に示すように、第2上型72を閉じて、それによって形成される発泡空間内でハード発泡原料84を発泡充填させて、ハード層からなるメイン下層部22及びサイド部3,3を成形し、キュア後、図5(c)に示すように脱型することで、上記ソフト層とハード層とが積層一体化されたクッションパッド1が得られる。
【0023】
以上説明した第1の実施形態であると、メイン上層部21を形成する発泡空間51が、下型6に設けた突条63,63,65を第1上型71の下面にシール状態に当接させることで密閉形成されており、このように突条63,63,65で囲まれた範囲内において下型6と第1上型71との間でソフト発泡原料82を発泡充填させている。従って、ソフト層とハード層の境界面が第1上型71という金型により規定されるので、メイン上層部21のみソフト層を持つクッションパッド1を境界面における形状精度を確保しつつ成形することができる。
【0024】
また、得られたクッションパッド1は、メイン上層部21のみがソフト層からなり、メイン部下層部22及びサイド部3,3がハード層からなるため、初期荷重域でソフト感を持ちながらある一定以上の荷重域で十分な硬さを持ち、しかもサイド部3,3がハード層であるため乗員のホールド感にも優れる。
【0025】
また、左右の縦溝41,41がパッド1の後縁よりも手前で終端しているものでありながら、意匠上問題とならない程度の細横溝43を形成する薄片状の横突条65を下型6に設けて第1上型71と当接させることにより、この細横溝43をソフト層とハード層との境界とするクッションパッド1を得ることができる。
【0026】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図8〜10に基づいて説明する。この実施形態では、クッションパッド1の表面に形成される溝の形状が第1の実施形態とは異なる。
【0027】
すなわち、第2の実施形態では、左右の縦溝41,41がパッド表面の前後方向における全長にわたって設けられておらず、それぞれ前後縁の少し手前で終端している。そのため、このままでは下型6にソフト発泡原料82のための囲みを形成することができないため、この実施形態では、下型の左右の縦突条63,63を下型6の前後方向における全長にわたって設け、その前後両端部63Aを図10に示すように他の部分よりも幅狭の溝をパッド表面に形成する薄片状としており、これにより、図8に示すように、左右の縦溝41,41の前後両端部41B,41C;41B,41Cを意匠上問題とならない程度の狭い幅(例えば、1〜5mm)を持つ細溝により形成している。
【0028】
その他は第1の実施形態と同様に製造することができ、この場合、図8,9に示すように、メイン上層部21は前後方向の全体にわたってソフト層(図8における斜線領域S2)とされ、メイン下層部22及びサイド部3,3がハード層であるクッションパッド1が得られる。
【0029】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、図11,12に示すように、メイン上層部21の前後方向中央部21Bのみがソフト層(図11における斜線領域S3)とされ、その前後両側部、メイン下層部22及びサイド部3,3はハード層とされている。そのため、この実施形態では、左右の縦溝41,41を前後方向の2箇所でそれぞれ接続する前後の横溝44,44を設けており、下型に、上記縦溝の前後方向中央部41D,41Dを形成する左右の縦突条と、上記前後の横溝44,44を形成する前後の横突条と設けて、これら4本の突条を第1上型にシール状態に当接させることでソフト層の発泡空間を密閉形成するようにしている。
【0030】
その他は第1の実施形態と同様に製造することができ、これにより、メイン上層部21の中央部21Bのみがソフト層とされた積層構造のクッションパッド1が得られる。
【0031】
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、図13,14に示すように、メイン上層部21の前側部分21Cのみがソフト層(図13における斜線領域S4)とされ、メイン上層部21の後側部分、メイン下層部22及びサイド部3,3はハード層とされている。そのため、この実施形態では、左右の縦溝41,41を前後方向の中央部で接続する横溝45を設けており、下型に、上記縦溝の前側部分41E,41Eを形成する左右の縦突条と、上記横溝45を形成する横突条と設けて、これら3本の突条を第1上型にシール状態に当接させることで下型と第1上型との間にソフト層の発泡空間を密閉形成するようにしている。
【0032】
その他は第1の実施形態と同様に製造することができ、これにより、メイン上層部21の前側部分21Cのみがソフト層とされた積層構造のクッションパッド1が得られる。この場合、第3の実施形態の場合に比べて、特にドライバーがペダル操作する際に脚部が当接する部分を柔らかくすることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、上層部の一部をその他の部分とは異硬度の発泡体で形成してなる積層構造のシート用パッドを、発泡体の境界面における形状精度を確保しつつ製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】(a)は下型へのソフト発泡原料注入時における断面図、(b)はその後第1上型を閉めた状態における断面図である。
【図5】(a)は下型へのハード発泡原料注入時における断面図、(b)はその後第2上型を閉めた状態における断面図、(c)は脱型時の断面図である。
【図6】第1の実施形態で第1上型の型閉め時における前後方向断面図である。
【図7】第1の実施形態での下型の要部拡大斜視図である。
【図8】第2の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図9】第2の実施形態のクッションパッドの前後方向断面図である。
【図10】第2の実施形態での下型の要部拡大斜視図である
【図11】第3の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図12】第3の実施形態のクッションパッドの前後方向断面図である。
【図13】第4の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図14】第4の実施形態のクッションパッドの前後方向断面図である。
【符号の説明】
1……クッションパッド(シート用パッド)
2……メイン部
21……メイン上層部
22……メイン下層部
3……サイド部
41……縦溝
43……細横溝
5……成形型
6……下型
63……縦突条
65……薄片状の横突条
71……第1上型
72……第2上型
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用や家具用のシートに用いられるシート用パッドの製造方法に関するものであり、特に、上層部の一部を下層部及び上層部のその他の部分とは硬度の異なる発泡体で形成してなる積層構造のシート用パッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート用パッドに優れた特性を付与するため、硬度の異なる発泡体を積層した構造を持つ積層構造のシート用パッドが提案されている。
【0003】
【特許文献1】特公平3−60280号公報。
【0004】
【特許文献2】特開2002−200626号公報。
【0005】
上記特許文献1には、下型に2つの上型をそれぞれヒンジ継手にて開閉自在に設けて、まず、下型に第1発泡原料を注入し、第1上型を閉めて下型と第1上型との間で第1発泡原料を発泡充填させて上層部を形成し、次いで、この成形された上層部の上に第2発泡原料を注入し、第2上型を閉めて上層部と第2上型との間で第2発泡原料を発泡充填させて下層部を積層一体化する方法が記載されている。
【0006】
上記特許文献2には、下型の凹部に可撓性フィルムを開口部が形成されるように配置し、該開口部よりフィルムの内側に第1発泡原料を注入するとともに、開口部以外の箇所に第2発泡原料を注入し、次いで、下型と上型を閉じて、フィルムを境界層として第1発泡原料と第2発泡原料とを一体に発泡させることで、第1発泡原料からなる第1発泡体と第2発泡原料からなる第2発泡体との二層構造を有するシート用パッドの製造方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の方法によれば、上層部と下層部との境界面を金型(第1上型)で規定しているので、該境界面における形状精度に優れたシート用パッドを得ることができる。しかしながら、特許文献1では、上層部の全面がソフトフォームで構成されており、上層部の一部をその他の部分とは硬度の異なる発泡体で成形する方法については開示されていない。
【0008】
一方、上記特許文献2の方法によれば、上層部の一部をその他の部分とは硬度の異なる発泡体で成形することができるが、この方法では可撓性フィルムを境界層として第1発泡体と第2発泡体を積層一体化するものであるため、両発泡体の境界面の形状が安定せず、そのため、座り心地などシート用パッドとしての一定の品質を確保しにくいという問題がある。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、上層部の一部をその他の部分とは異硬度の発泡体で形成してなる積層構造のシート用パッドを、発泡体の境界面における形状精度を確保しつつ製造することができる方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のシート用パッドの製造方法は、下型と第1上型と第2上型とを備える成形型を用いて、上層部の一部が下層部及び上層部のその他の部分とは異硬度の発泡体からなるシート用パッドを製造する方法であって、前記下型は前記上層部の前記一部をその他の部分から区画する突条を備え、該突条により区画される下型凹部内に第1発泡原料を注入し、前記第1上型を閉じて前記突条に対しシール状態に当接させることで前記下型と前記第1上型との間に前記突条により区画される発泡空間を形成し、該発泡空間内で前記第1発泡原料を発泡充填させることで第1発泡体からなる前記上層部の前記一部を成形し、次いで、前記第1上型を開けて前記下型に第2発泡原料を注入し、前記第2上型を閉じて前記下型と前記第2上型との間で前記第2発泡原料を発泡充填させることで前記下層部を含む残りの部分を第2発泡体で成形することを特徴とする。
【0011】
本発明の製造方法では、上層部の一部を形成する第1発泡体の発泡空間が下型に設けた突条を第1上型にシール状態に当接させることで密閉形成されており、即ち、突条によりその他の部分と区画した上で、下型と第1上型との間で第1発泡原料を発泡充填させている。このように、第1発泡体と第2発泡体との境界面を成形型により規定するので、部分的な積層構造を持つシート用パッドを境界面における形状精度を確保しつつ成形することができ、性能面やコスト面で設計自由度が向上する。
【0012】
上記においてはシート用パッドが、メイン部とその左右両側のサイド部を有し、前記上層部の前記一部がメイン部上層部であり、該メイン部上層部がメイン部下層部及びサイド部より硬度の低い発泡体からなるシート用パッドであり、これを製造する際に、前記第1上型とシール状態に当接する前記突条として、メイン部とその左右両側のサイド部との境界に延びる溝をパッド表面に形成する左右一対の縦突条を設け、この左右の縦突条間の下型凹部内に前記第1発泡原料を注入するようにしてもよい。この場合、着座部などのメイン部の上層部のみがソフト層からなり、メイン部下層部及びサイド部がハード層からなるシート用パッドが得られ、初期荷重域でソフト感を持ち、しかも着座者のホールド感にも優れる。
【0013】
また、この場合、前記第1上型とシール状態に当接する前記突条として、更に前記左右の縦突条を接続する横突条を設け、該横突条が前記縦突条よりも幅狭の溝をパッド表面に形成するよう薄片状をなしていてもよい。あるいはまた、前記左右の縦突条が前記下型の前後方向における全長にわたって設けられており、その前後両端部の少なくとも一端部が他の部分よりも幅狭の溝をパッド表面に形成するよう薄片状をなしていてもよい。一般に、パッド表面のメイン部とサイド部との境界には着座安定溝が設けられるが、この溝だけではソフト層となる第1発泡体の発泡空間を区画することができない場合がある。そのような場合に、意匠上問題とならない程度の細溝を形成する薄片状の突条を下型に設けて、着座安定溝を形成する突条とともにこの薄片状の突条により上記発泡空間を区画することにより、任意の位置にソフト層とハード層の境界を設定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、着座部であるメイン部2と、その左右両側において上方に隆起状に形成されたサイド部3,3とからなる自動車用シートのためのクッションパッド1について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、バックパッドや車両用以外の各種シート用パッドにも同様に適用できるものである。
【0015】
(第1の実施形態)
図1〜3に示すように、クッションパッド1は、メイン部2の上層部21と、その他の部分、即ちメイン部2の下層部22及びサイド部3,3とが、硬度の異なる軟質ポリウレタンフォームで形成されている。詳細には、メイン上層部21のみがソフト層とされ、メイン下層部22及びサイド部3,3はハード層とされている。
【0016】
パッド表面には、ある程度の溝幅(例えば5〜20mm)を持つ着座安定溝が設けられている。詳細には、メイン部2とその両側のサイド部3,3との境界を前後方向に延びる左右一対の縦溝41,41と、両者をその前後方向中央部で接続する左右方向に延びる横溝42とを備える。縦溝41はパッド1の後縁よりも少し手前で終端しており、左右の縦溝後端41A,41Aは、意匠上問題とならない程度の狭い幅(例えば、1〜5mm)を持つ左右方向に延びる細横溝43で接続されている。そして、この細横溝43がソフト層とハード層との境界とされており、従って、メイン上層部21は、細横溝43より後側の後端部21Aにおいてはメイン下層部22及びサイド部3,3と同じハード層とされ、後端部21Aを除く領域(図1における斜線領域S1)がソフト層で形成されている。
【0017】
このクッションパッド1を成形する金型5は、図4〜6に示すように、パッド1の表面側を成形する凹状の下型6と、この下型6を開閉可能な2つの上型である第1上型71及び第2上型72とからなる。第1上型71と第2上型72は、下型6に対して不図示のヒンジ継手により開閉自在に取り付けられている。
【0018】
下型6は、メイン部2を成形するメイン成形部61と、その左右両側において下方に陥没してサイド部3,3を成形するサイド成形部62,62とからなる。下型6には、メイン成形部61とサイド成形部62との境界において、パッド表面に上記縦溝41を形成する前後方向に延びる左右一対の縦突条63,63が設けられている。また、下型6には、左右の縦突条63,63を前後方向中央部において接続してパッド表面に上記横溝42を形成する左右方向に延びる突条64が設けられ、更に、図7に示すように、縦突条63,63の後端部同士を接続してパッド表面に上記細横溝43を形成する左右方向に延びる薄片状の横突条65も設けられている。ここで、上記突条64は、その高さが縦突条63よりも低く設定され、後述する第1上型71の型閉め時に第1上型71と当接しないように構成されている。そのため、上記した左右の縦突条63,63と薄片状の横突条65とにより、ソフト層となるメイン上層部21をその他の部分から区画する囲みが構成されている。
【0019】
第1上型71は、図4(b)及び図6に示すように、下型6に対して型閉めすることで、上記左右の縦突条63,63と横突条65の各上端にシール状態に、即ち隙間なく当接するように形成されている。そのため、型閉め時に、下型6と第1上型71との間には、ソフト層となるメイン上層部21を成形するための密閉された発泡空間51が、縦突条63,63及び横突条65により区画されて形成される。
【0020】
第2上型72は、クッションパッド1の裏面側を成形する型であり、型閉め時に下型6との間でハード層となる発泡体のための発泡空間を形成する。
【0021】
この金型5を用いてクッションパッド1を成形する際には、図4(a)に示すように、下型6の縦突条63,63及び横突条65により区画されるメイン成形部61の凹部内に、ソフト層を形成するソフト発泡原料82をソフト用注入装置81を用いて注入する。その際、金型は50〜100℃の範囲内で加熱しておいてもよい。そして、注入後、図4(b)に示すように、第1上型71を閉じて、下型6との間にソフト層のための密閉された発泡空間51を形成し、この発泡空間51内でソフト発泡原料82を発泡充填させて、ソフト層からなるメイン上層部21を成形する。
【0022】
次いで、メイン上層部21の発泡体のタックフリータイムの終了直前又は直後に第1上型71を開けて、図5(a)に示すように、下型6の左右の凹状のサイド成形部62,62及び上記の成形されたメイン上層部21の上に、ハード層を形成するハード発泡原料84をハード用注入装置83を用いて注入する。注入後、図5(b)に示すように、第2上型72を閉じて、それによって形成される発泡空間内でハード発泡原料84を発泡充填させて、ハード層からなるメイン下層部22及びサイド部3,3を成形し、キュア後、図5(c)に示すように脱型することで、上記ソフト層とハード層とが積層一体化されたクッションパッド1が得られる。
【0023】
以上説明した第1の実施形態であると、メイン上層部21を形成する発泡空間51が、下型6に設けた突条63,63,65を第1上型71の下面にシール状態に当接させることで密閉形成されており、このように突条63,63,65で囲まれた範囲内において下型6と第1上型71との間でソフト発泡原料82を発泡充填させている。従って、ソフト層とハード層の境界面が第1上型71という金型により規定されるので、メイン上層部21のみソフト層を持つクッションパッド1を境界面における形状精度を確保しつつ成形することができる。
【0024】
また、得られたクッションパッド1は、メイン上層部21のみがソフト層からなり、メイン部下層部22及びサイド部3,3がハード層からなるため、初期荷重域でソフト感を持ちながらある一定以上の荷重域で十分な硬さを持ち、しかもサイド部3,3がハード層であるため乗員のホールド感にも優れる。
【0025】
また、左右の縦溝41,41がパッド1の後縁よりも手前で終端しているものでありながら、意匠上問題とならない程度の細横溝43を形成する薄片状の横突条65を下型6に設けて第1上型71と当接させることにより、この細横溝43をソフト層とハード層との境界とするクッションパッド1を得ることができる。
【0026】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図8〜10に基づいて説明する。この実施形態では、クッションパッド1の表面に形成される溝の形状が第1の実施形態とは異なる。
【0027】
すなわち、第2の実施形態では、左右の縦溝41,41がパッド表面の前後方向における全長にわたって設けられておらず、それぞれ前後縁の少し手前で終端している。そのため、このままでは下型6にソフト発泡原料82のための囲みを形成することができないため、この実施形態では、下型の左右の縦突条63,63を下型6の前後方向における全長にわたって設け、その前後両端部63Aを図10に示すように他の部分よりも幅狭の溝をパッド表面に形成する薄片状としており、これにより、図8に示すように、左右の縦溝41,41の前後両端部41B,41C;41B,41Cを意匠上問題とならない程度の狭い幅(例えば、1〜5mm)を持つ細溝により形成している。
【0028】
その他は第1の実施形態と同様に製造することができ、この場合、図8,9に示すように、メイン上層部21は前後方向の全体にわたってソフト層(図8における斜線領域S2)とされ、メイン下層部22及びサイド部3,3がハード層であるクッションパッド1が得られる。
【0029】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、図11,12に示すように、メイン上層部21の前後方向中央部21Bのみがソフト層(図11における斜線領域S3)とされ、その前後両側部、メイン下層部22及びサイド部3,3はハード層とされている。そのため、この実施形態では、左右の縦溝41,41を前後方向の2箇所でそれぞれ接続する前後の横溝44,44を設けており、下型に、上記縦溝の前後方向中央部41D,41Dを形成する左右の縦突条と、上記前後の横溝44,44を形成する前後の横突条と設けて、これら4本の突条を第1上型にシール状態に当接させることでソフト層の発泡空間を密閉形成するようにしている。
【0030】
その他は第1の実施形態と同様に製造することができ、これにより、メイン上層部21の中央部21Bのみがソフト層とされた積層構造のクッションパッド1が得られる。
【0031】
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、図13,14に示すように、メイン上層部21の前側部分21Cのみがソフト層(図13における斜線領域S4)とされ、メイン上層部21の後側部分、メイン下層部22及びサイド部3,3はハード層とされている。そのため、この実施形態では、左右の縦溝41,41を前後方向の中央部で接続する横溝45を設けており、下型に、上記縦溝の前側部分41E,41Eを形成する左右の縦突条と、上記横溝45を形成する横突条と設けて、これら3本の突条を第1上型にシール状態に当接させることで下型と第1上型との間にソフト層の発泡空間を密閉形成するようにしている。
【0032】
その他は第1の実施形態と同様に製造することができ、これにより、メイン上層部21の前側部分21Cのみがソフト層とされた積層構造のクッションパッド1が得られる。この場合、第3の実施形態の場合に比べて、特にドライバーがペダル操作する際に脚部が当接する部分を柔らかくすることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、上層部の一部をその他の部分とは異硬度の発泡体で形成してなる積層構造のシート用パッドを、発泡体の境界面における形状精度を確保しつつ製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】(a)は下型へのソフト発泡原料注入時における断面図、(b)はその後第1上型を閉めた状態における断面図である。
【図5】(a)は下型へのハード発泡原料注入時における断面図、(b)はその後第2上型を閉めた状態における断面図、(c)は脱型時の断面図である。
【図6】第1の実施形態で第1上型の型閉め時における前後方向断面図である。
【図7】第1の実施形態での下型の要部拡大斜視図である。
【図8】第2の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図9】第2の実施形態のクッションパッドの前後方向断面図である。
【図10】第2の実施形態での下型の要部拡大斜視図である
【図11】第3の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図12】第3の実施形態のクッションパッドの前後方向断面図である。
【図13】第4の実施形態におけるクッションパッドの平面図である。
【図14】第4の実施形態のクッションパッドの前後方向断面図である。
【符号の説明】
1……クッションパッド(シート用パッド)
2……メイン部
21……メイン上層部
22……メイン下層部
3……サイド部
41……縦溝
43……細横溝
5……成形型
6……下型
63……縦突条
65……薄片状の横突条
71……第1上型
72……第2上型
Claims (4)
- 下型と第1上型と第2上型とを備える成形型を用いて、上層部の一部が下層部及び上層部のその他の部分とは異硬度の発泡体からなるシート用パッドを製造する方法であって、
前記下型は前記上層部の前記一部をその他の部分から区画する突条を備え、該突条により区画される下型凹部内に第1発泡原料を注入し、前記第1上型を閉じて前記突条に対しシール状態に当接させることで前記下型と前記第1上型との間に前記突条により区画される発泡空間を形成し、該発泡空間内で前記第1発泡原料を発泡充填させることで第1発泡体からなる前記上層部の前記一部を成形し、
次いで、前記第1上型を開けて前記下型に第2発泡原料を注入し、前記第2上型を閉じて前記下型と前記第2上型との間で前記第2発泡原料を発泡充填させることで前記下層部を含む残りの部分を第2発泡体で成形する
ことを特徴とするシート用パッドの製造方法。 - メイン部とその左右両側のサイド部を有するシート用パッドであって、前記上層部の前記一部がメイン部上層部であり、該メイン部上層部がメイン部下層部及びサイド部より硬度の低い発泡体からなる請求項1記載のシート用パッドの製造方法であって、
前記第1上型とシール状態に当接する前記突条として、メイン部とその左右両側のサイド部との境界に延びる溝をパッド表面に形成する左右一対の縦突条を含み、この左右の縦突条間の下型凹部内に前記第1発泡原料を注入する
ことを特徴とする製造方法。 - 前記第1上型とシール状態に当接する前記突条として、更に前記左右の縦突条を接続する横突条を含み、該横突条が前記縦突条よりも幅狭の溝をパッド表面に形成するよう薄片状をなしていることを特徴とする請求項2記載のシート用パッドの製造方法。
- 前記左右の縦突条が前記下型の前後方向における全長にわたって設けられており、その前後両端部の少なくとも一端部が他の部分よりも幅狭の溝をパッド表面に形成するよう薄片状をなしていることを特徴とする請求項2記載のシート用パッドの製造方法。
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-
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- 2002-11-11 JP JP2002327463A patent/JP2004160750A/ja not_active Withdrawn
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