JP2004156805A - ヒートポンプシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱利用機器30を要求温度の高い高温型機器31と、該高温型機器31より要求温度の低い低温型機器32とにより構成し、熱交換器12からの2次流体が高温型機器31を通り、次に低温型機器32に供給されて該熱交換器12に戻るように高温型機器31と低温型機器32とを直列に接続する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱利用効率を向上させたヒートポンプシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、暖房や給湯の熱源としてサイクル効率の高いヒートポンプシステムの利用が広く研究され、利用に供給され始めている。
【0003】
このようなヒートポンプシステムは、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮されて高温になった冷媒と2次流体とを熱交換させて当該2次流体を加熱する熱交換器、該熱交換器からの冷媒を膨張させる膨張弁、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器等を有して、2次流体が熱利用機器に循環してその熱を利用する構成となっている。
【0004】
なお、冷媒を床暖房パネル、空調機等の熱利用機器に直接供給する構成もあり、これらの複数の熱利用機器を負荷とする場合には、2次流体を分流して各熱利用機器に供給したりしている(特許文献1〜特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−88628号公報
【特許文献2】
特開2000−18609号公報
【特許文献3】
特開2001−108249号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の熱利用機器を負荷とする場合には、上述したように各熱利用機器は並列に接続されているためヒートポンプシステムとして熱利用効率を高めることが困難である問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、熱利用効率を高めることができるようにしたヒートポンプシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、圧縮機で圧縮された高温の冷媒が循環すると共に、熱利用機器に供給される2次流体が循環して、冷媒の熱で2次流体を加熱することにより温度上昇した当該2次流体の熱を熱利用機器で利用するヒートポンプシステムにおいて、熱利用機器を要求温度の高い高温型機器と、該高温型機器より要求温度の低い低温型機器とにより構成し、熱交換器からの2次流体が高温型機器を通り、次に低温型機器に供給されて該熱交換器に戻るように、高温型機器と低温型機器とを直列に接続して、熱利用効率を高めることができるようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2にかかる発明は、熱交換器と高温型機器との間に循環ポンプが設けられると共に、該循環ポンプと熱交換器との間に3方弁が設けられ、かつ、当該3方弁の一端が高温型機器と低温型機器とを接続する配管とバイパス管により接続されて、熱交換器、3方弁、循環ポンプ、高温型機器、低温型機器を循環する流路と、3方弁、循環ポンプ、高温型機器、バイパス管を循環する流路とを形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3にかかる発明は、熱交換器で2次流体と熱交換した冷媒が循環して、当該冷媒の熱を利用する熱利用機器を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4にかかる発明は、熱交換器と並列に、該熱交換器で熱交換して高温になった2次流体を貯留するバッファタンクを設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項5にかかる発明は、冷媒が、二酸化炭素冷媒であり、2次流体が市水等の水又はブラインであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明に係るヒートポンプシステムの回路図である。
【0014】
当該ヒートポンプシステム1は、冷媒を圧縮する圧縮機11、該圧縮機11からの冷媒と2次流体とを熱交換させる熱交換器12、熱交換器12で熱交換した冷媒を膨張させる膨張弁13、膨張した冷媒と送風機14で送風された外気とを熱交換させる蒸発器15、2次流体を循環させる循環ポンプ16等を主要構成として、2次流体が熱利用機器30に循環するようになっている。
【0015】
なお、2次流体としては市水等の水やブラインが利用可能であり、冷媒としては二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の種々の冷媒を用いることができる。
【0016】
また、熱利用機器30として、ラジエタ、床暖房パネル、ファンコンベクタ等の要求される温度が高い機器(本明細書では高温型機器と記載する)、これらより要求される温度が低い空調機、融雪槽、融雪パネル等(本明細書では低温型機器と記載する)が例示できる。
【0017】
本明細書では、要求される温度が高い機器を高温型機器31と記載し、これらより要求される温度が低い機器を低温型機器32と記載する。
【0018】
図1に示すように、本発明にかかるヒートポンプシステム1では、高温型機器31と低温型機器32とが直列に接続されて、熱交換器12から循環ポンプ16により圧送された2次流体は高温型機器31、低温型機器32を順次流動する。
【0019】
このように高温型機器31と低温型機器32とを直列接続にしたのは、熱利用効率を向上させて熱の有効利用を図るためである。
【0020】
即ち、従来のように高温型機器31と低温型機器32とを同時に運転する場合に、これらを並列に接続して、それぞれに供給される2次流体の量を制御することにより要求される熱量を供給する構成では、熱交換器12に戻る2次流体の温度は十分に低くならず発生した熱を有効に利用できない問題があった。
【0021】
例えば、床暖房パネルでは、パネル面での温度分布が発生しないことが要求されるが、かかる床暖房パネルは2次流体が流動する管を一筆書きに近い状態でパネル面内に蛇行して埋設することにより形成されている。
【0022】
従って、温度分布を小さくするため、2次流体の流量を多くしたりして、パネルの入口温度と出口温度との温度差を小さくしている。
【0023】
このことは、2次流体のほんの一部しか利用されないことを意味しており、熱利用効率が低くなってしまう。
【0024】
熱利用効率が低くなると、2次流体と熱交換する冷媒の放熱量も少なくなり、圧縮機11から吐出された温度の冷媒が略その温度で膨張弁13に流入して膨張され、蒸発器15で蒸発することになる。
【0025】
一般に、暖房は外気温が低い冬季において利用されるが、蒸発器15で冷媒が蒸発するためには、外気により冷媒が加熱(ヒートポンプ)される必要がある。
【0026】
ところが上述したように蒸発器15に温度の高い冷媒が流入する状態では、外気による加熱効率が悪く、殆どヒートポンプしない状態で圧縮機11に流入してしまい、サイクル効率までもが低下する。
【0027】
そこで、本発明では、高温型機器31と低温型機器32とを直列接続することで、例え床暖房パネルのような高温型機器31での温度降下が小さくても、次の低温型機器32で2次流体を再利用し、これにより熱交換器12に戻る2次流体の温度を低くするようにしている。
【0028】
熱交換器12に戻る2次流体の温度が低くなることは、圧縮機11からの冷媒がこの熱交換器12で十分に放熱することを意味し、冬季のように外気温が低い場合であっても蒸発器15で効率的な蒸発(大きなヒートポンプ)を行うことが可能になりサイクル効率を高めることが可能となる。
【0029】
図2は、熱交換器12からの2次流体を高温型機器31(例えば、床暖房パネル)にのみ循環させた場合(abcfaのサイクル)に対して、高温型機器31(例えば、床暖房パネル)と低温型機器32(例えば、融雪パネル)とを直列接続して循環させた場合(abcdefaのサイクル)を対比して示したp−h線図を示している。
【0030】
p−h線図に示すように高温型機器31と低温型機器32とを直列に接続することによりこの仕事量を増大させることが可能であることが理解できる。
【0031】
このように、本発明では、高温型機器31と低温型機器32とを直列接続することにより熱利用効率のみならずサイクル効率も向上させることが可能になる。
【0032】
次に、本発明の第2の実施の形態を図を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0033】
第1の実施の形態では、熱利用効率等を向上させるために高温型機器31と低温型機器32とを直列接続した。このため、高温型機器31と低温型機器32とには同じ量の2次流体が供給されることになる。
【0034】
しかし、床暖房パネルでは温度分布を抑制するために流量を多くする必要があるが、空調機や融雪パネルでは、温度分布が発生しても問題にならず、寧ろ熱利用効率の観点から流量が少ない方が好ましい場合がある。
【0035】
例えば、高温型機器31に床暖房パネルを用い、低温型機器32に融雪パネルを用いるような構成で、2次流体の流量を床暖房パネルに対して設定すると、2次流体は融雪パネルで十分に熱回収されない状態で熱交換器12に戻るようになって、熱利用効率をより向上させることができない場合が生じる。
【0036】
そこで、本実施の形態では、各熱利用機器で要求される水量が異なる場合でも、この要求をも満たしながら熱利用効率やサイクル効率を向上させるように、図3に示すように循環ポンプ16と熱交換器12とを接続する配管途中に3方弁17を設けると共に、バイパス管18を設けている。
【0037】
そして、このバイパス管18の一端は高温型機器31と低温型機器32とを接続する配管に接続され、他端は3方弁17に接続している。
【0038】
3方弁17は、2つの入口に対して1つの出口を持つ弁で、一方の入口の弁解度を大きくすると、それに応じて他方の入口の弁解度が小さくなるように形成されている。
【0039】
従って、循環ポンプ16が駆動されると、この循環ポンプ16の駆動条件により決る流量を流すように2つの入口から2次流体が流入し、これらが混合して1つの出口から流出する。
【0040】
図3に示す、実線矢印は流路Aを示し、点線矢印は流路Bを示して、2つの入口から流入して流れる2次流体の流路を示している。
【0041】
このように2次流体は2つの流路を流れ、流路Bを流れる2次流体は高温型機器31にしか流れないので、その分だけ低温型機器32より流量を多くすることが可能になる。
【0042】
従って、高温型機器31として床暖房パネルを用いた場合であっても温度分布の発生を抑制することが可能になると共に、この高温型機器31で放熱した2次流体の一部が低温型機器32に供給されるので、当該低温機器に供給される2次流体の熱は殆ど利用できるようになって熱利用効率及びサイクル効率を更に向上させることが可能になる。
【0043】
なお、このような構成では、流路Bを循環する2次流体は熱交換器12で加熱されないことになるので、高温型機器31に供給される2次流体の温度が低下してしまうことが危惧される。
【0044】
しかし、熱交換器12から流出する2次流体の温度は約90℃まであげることが可能であり、高温型機器31で要求される温度はこれより低く、床暖房パネルでは60℃〜80℃であり、また3方弁17を調整することにより、多少の温度低下は実用上問題がない。
【0045】
以上説明したように、バイパス管18や3方弁17を設けることにより、高温型機器31と低温型機器32とを循環する2次流体の流量が調整できるようになり、各熱利用機器30が要求する流量を供給しながら熱利用効率及びサイクル効率をさらに向上させることができるようになる。
【0046】
次に、本発明の第3の実施の形態を図を参照して説明する。なお、これまで説明した構成と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0047】
第1及び第2の実施の形態においては、熱利用効率の向上を図るべく、高温型機器31と低温型機器32とを直列に接続して熱交換器12に戻る2次流体の温度を下げるようにした。
【0048】
そして、熱交換器12に戻る2次流体の温度を下げることは、膨張弁13、蒸発器15を介して圧縮機11に戻る冷媒の温度を下げることでもあり、このためサイクル効率も向上した。
【0049】
そこで、本実施の形態では、図4に示すように、低温型機器32を熱交換器12と膨張弁13との間に接続して、熱交換器12で熱交換した後の冷媒を再利用することにより熱利用効率やサイクル効率を向上させるようにしたものである。
【0050】
無論、高温型機器31を圧縮機11と熱交換器12との間に接続してもよい。以下、図4に示す構成を例に説明する。
【0051】
図4に示す構成では、圧縮機11からの冷媒は熱交換器12で2次流体と熱交換し、その後低温型機器32に供給され、ここで熱利用が行われて膨張弁13、蒸発器15を介して圧縮機11に戻る。
【0052】
従って、高温型機器31には高温の2次流体が供給でき、かつ、必要とする流量は循環ポンプ16の運転条件を制御することにより調整できるようになると共に、低温型機器32では熱交換器12で熱交換した冷媒が再利用されて熱利用効率及びサイクル効率が向上する。
【0053】
特に、高温型機器31と低温型機器32とを流動する流体が、2次流体と冷媒とであるため、例えば給湯器や風呂のように安全衛生上から市水等を用いなければならない機器との併用も可能になると共に、高温型機器31で凍結が危惧される場合にはブラインを用いることも可能になる利点がある。
【0054】
なお、第1及び第2の実施の形態における構成に、かかる冷媒を循環させて利用する機器を接続することも可能である。図5は、図3に示す構成に対して冷媒回路側に熱利用機器33を設けた場合を示している。
【0055】
このような構成にすることで、より多くの熱が利用できるようになり、さらなる熱利用効率やサイクル効率の向上が可能になる。
【0056】
次に、本発明の第4の実施の形態を図を参照して説明する。なお、これまで説明した構成と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0057】
熱利用機器30として種々のものが例示できることは先に述べたが、例えば風呂のお湯張り等におけるように、一時的に大量の湯が必要になったりすることがある。
【0058】
また、電力代の節約を図るために深夜等の料金の安い時間帯に高温の2次流体を作り、それを日中利用することが考えられる。
【0059】
さらに、外気温が低い場合には蒸発器15に霜や氷が付着することがあり、この場合には除霜運転を行うが、除霜運転中は熱利用機器30への温熱を供給できなくなる。
【0060】
そこで、本発明では、図6に示すように、図3に示す構成に対して熱交換器12と並列にバッファタンク19を設けると共に、貯留用ポンプ20及び第1及び第2切換バルブ22,21を設けている。
【0061】
そして、熱交換器12で加熱された2次流体をそのまま熱利用機器30に供給する場合には(バッファタンク19に貯留しない場合)、貯留用ポンプ20を停止し、第1切換バルブ22を開き、第2切換バルブ21を閉じて循環ポンプ16を運転する。
【0062】
また、バッファタンク19に貯留する場合には、第1,第2切換バルブ22,21を開き、循環ポンプ16を停止して貯留用ポンプ20を運転する。
【0063】
これにより熱交換器12で加熱された2次流体は、バッファタンク19の上部から当該バッファタンク19内に流入し、また該バッファタンク19の下部から貯留用ポンプ20に流出するようになる。
【0064】
このバッファタンク19は、外気に対して断熱されて湯が成層をなして貯留できるようになっている。なお、成層とはタンク内で対流が殆どなく、貯留されている湯の温度勾配が例えばタンクの上部から下部に向って滑らかに変化している状態を言う。
【0065】
従って、貯留運転を開始すると、その運転時間に応じてバッファタンク19の上部から下部に向って、当該バッファタンク19に貯留していた温度の低い2次流体が高温の2次流体に置き換わって貯留が完了する。
【0066】
一方、貯留された2次流体を用いる場合には、貯留用ポンプ20を停止し、第1切換バルブ22を閉じ、第2切換バルブ21を開いて循環ポンプ16を運転する。
【0067】
これにより2次流体は、バッファタンク19の上部から3方弁17、循環ポンプ16を介して熱利用機器30に供給できるようになる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、熱利用機器を要求温度の高い高温型機器と、該高温型機器より要求温度の低い低温型機器とにより構成し、熱交換器からの2次流体が高温型機器を通り低温型機器に供給されて該熱交換器に戻るように、高温型機器と低温型機器とを直列に接続したので、熱利用効率及びサイクル効率を向上させることが可能になる。
【0069】
請求項2にかかる発明によれば、熱交換器と高温型機器との間に循環ポンプが設けられると共に、該循環ポンプと熱交換器との間に3方弁が設けられ、かつ、当該3方弁の一端が高温型機器と低温型機器とを接続する配管とバイパス管により接続されて、熱交換器、3方弁、循環ポンプ、高温型機器、低温型機器を循環する流路と、3方弁、循環ポンプ、高温型機器、バイパス管を循環する流路とを形成したので、各熱利用機器で要求される流量を供給しながら熱利用効率及びサイクル効率を向上させることが可能になる。
【0070】
請求項3にかかる発明によれば、熱交換器で2次流体と熱交換した冷媒が循環して、当該冷媒の熱を利用する熱利用機器を設けたので、熱利用効率及びサイクル効率を向上させることが可能になる。
【0071】
請求項4にかかる発明によれば、熱交換器と並列に、該熱交換器で熱交換して高温になった2次流体を貯留するバッファタンクを設けので、一時的に大量の熱が必要になるような場合に対応できるようになると共に、電力のやすい時間帯に高温の2次流体を作り貯留することが可能になって、経済性が向上する。
【0072】
請求項5にかかる発明によれば、冷媒として二酸化炭素冷媒を用い、2次流体が市水等の水又はブラインを選択して用いるようにしたので、高温の2次流体が供給できるようになると共に、用途に合わせた2次流体を用いることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプサイクルの構成図である。
【図2】高温型機器と低温型機器とを直列接続した場合の効果を示すh−p線図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプサイクルの構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプサイクルの構成図である。
【図5】図4に代る構成を示すヒートポンプサイクルの構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプサイクルの構成図である。
【符号の説明】
1 ヒートポンプシステム
11 圧縮機
12 熱交換器
13 膨張弁
15 蒸発器
16 循環ポンプ
18 バイパス管
19 バッファタンク
20 貯留用ポンプ
21 第2切換バルブ
22 第1切換バルブ
30,33 熱利用機器
31 高温型機器
32 低温型機器
Claims (5)
- 圧縮機で圧縮された高温の冷媒が循環すると共に、熱利用機器に供給される2次流体が循環して、前記冷媒の熱で前記2次流体を加熱することにより温度上昇した当該2次流体の熱を前記熱利用機器で利用するヒートポンプシステムにおいて、
前記熱利用機器を要求温度の高い高温型機器と、該高温型機器より要求温度の低い低温型機器とにより構成し、前記熱交換器からの2次流体が高温型機器を通り、次に低温型機器に供給されて該熱交換器に戻るように、前記高温型機器と低温型機器とを直列に接続したことを特徴とするヒートポンプシステム。 - 前記熱交換器と高温型機器との間に循環ポンプが設けられると共に、該循環ポンプと前記熱交換器との間に3方弁が設けられ、かつ、当該3方弁の一端が前記高温型機器と低温型機器とを接続する配管とバイパス管により接続されて、前記熱交換器、3方弁、循環ポンプ、高温型機器、低温型機器を循環する流路と、前記3方弁、循環ポンプ、高温型機器、バイパス管を循環する流路とを形成したことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプシステム。
- 前記熱交換器で前記2次流体と熱交換した冷媒が循環して、当該冷媒の熱を利用する熱利用機器を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のヒートポンプシステム。
- 前記熱交換器と並列に、該熱交換器で熱交換して高温になった2次流体を貯留するバッファタンクを設けたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のヒートポンプシステム。
- 前記冷媒が、二酸化炭素冷媒であり、前記2次流体が市水等の水又はブラインであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のヒートポンプシステム。
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