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JP2004149954A - 金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその製造方法 - Google Patents

金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその製造方法 Download PDF

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JP2004149954A
JP2004149954A JP2002316206A JP2002316206A JP2004149954A JP 2004149954 A JP2004149954 A JP 2004149954A JP 2002316206 A JP2002316206 A JP 2002316206A JP 2002316206 A JP2002316206 A JP 2002316206A JP 2004149954 A JP2004149954 A JP 2004149954A
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metal
carbon nanofiber
carbon
metal compound
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JP2002316206A
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Takashi Osaki
孝 大崎
Masanori Niiyama
正徳 新山
Fumio Kawamura
文夫 河村
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Abstract

【課題】触媒作用を有し、また導電性を有することから多様な用途を有する金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその簡単な製造方法の提供。
【解決手段】直径が大きくとも50nmであるカーボンナノファイバーと、その表面に形成されたところの、大きくとも50nmの厚みで形成された金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の被膜とを有することを特徴とする金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその製造装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその製造方法に関し、更に詳しくは、触媒作用を有し、また導電性を有することから多様な用途を有する金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその簡単な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カーボンナノファイバーあるいはカーボンナノチューブといった直径がナノサイズである微細な炭素繊維が製造される様になってからの歴史が浅いせいか、その表面を金属又はセラミックで被覆したという例は僅かである。その一例として、以下の特許文献1に記載された「金属被覆カーボンナノチューブ及びその製造方法」がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−325195号公報
ここで、この明細書において「カーボンナノファイバー」という用語は、直径がナノメートルサイズすなわちサブナノメートルから数十ナノメートルである繊維状炭素について言及される。カーボンナノファイバーには、▲1▼繊維が中空円筒状で、黒鉛網面が繊維軸に平行な年輪構造をしている所謂カーボンナノチューブ、▲2▼繊維がリボン状(断面は矩形)で、黒鉛網面が繊維軸に直交した構造で、繊維断面の長径・短径がナノメートルサイズの繊維、▲3▼黒鉛網面が繊維軸に対してある角度を持つ2本のカーボンナノチューブがコイルを形成するコイル状カーボンナノチューブで繊維直径がナノメートルサイズの繊維、▲4▼その他結晶質あるいは非晶質炭素で形成される直径がナノメートルサイズの繊維状物質等が含まれる。
【0004】
前記公報に記載された発明は、「金属で表面が被覆されていることを特徴とす参照)、その金属として「ウランに代表されるアクチノイド、イットリウムに代表されるランタノイド、ルテニウムや銀に代表される遷移金属、錫に代表される参照)。また同公報に記載された他の発明は、「液相中で酸化剤又はニトロ化剤又はスルフォン化剤より選択された反応試薬とカーボンナノチューブとを化学反応させることにより、前記チューブ表面に官能基を導入されたカーボンナノチューブを作製する工程と、官能基が導入されたカーボンナノチューブを金属塩を含有する溶液と接触させ、前記官能基によりイオン交換反応または求酸化反応又は還元反応を行わせる工程からなることを特徴とする金属被覆カーボンナノチュー参照)。
【0005】
この公報に記載された金属被覆カーボンナノチューブは、同公報の実施例において金属による「ナノチューブの被覆が確認された」とあり、どの程度に金属がナノチューブの表面を被覆しているのか定かではなく、同公報の実施例5を参照すると、「ナノチューブの表面に直径が2nm前後の非常に細かい微粒子が多数付着していることがわかる」とあることから、ナノチューブの表面を完全に被覆しているようではない。
【0006】
前記公報に記載された金属被覆カーボンナノチューブの製造方法は、工程数が多いので工業的製法としてはまだ検討する余地がある。
【0007】
直径が数ミクロンとナノファイバーの100〜1,000倍の太さである炭素繊維においては、ニッケルを化学メッキした例、銅を電気メッキした例、Ti−Bを化学蒸着した例、アルミ合金をイオンプレーティングした例など、数多くの被覆例がある(非特許文献1)
【非特許文献1】
近代編集社刊『炭素繊維』(大谷杉郎・奥田謙介・松田;昭和58年7月1日全面改訂新版)P.420〜425)。
【0008】
この例では、ニッケル又はアルミニウムなどは炭素繊維表面で島状に付着していくつかの島が繋がることにより金属被覆面が形成される。そのために、薄い金属被膜を形成しようとしても金属の粒子が島状に炭素繊維の表面に付着する結果となり、金属被覆膜を形成するとなると厚みが0.1μm程度にする必要があるというのが定説である。
【0009】
また、密集したカーボンナノファイバーの繊維塊におけるカーボンナノファイバー一本一本の表面に金属被膜を形成しようとしても、カーボンナノファイバーの繊維が密集しているので、繊維同士の距離が狭すぎて繊維塊中にカーボンナノファイバーの表面に付着するべき金属物質が浸入し難く、その結果としてカーボンナノファイバーの表面に金属被膜を形成するのが、困難である。
【0010】
乱雑な状態で塊状状態となっているカーボンナノファイバーの表面に金属被膜を形成するのが困難であるという実状に対し、基板上にあたかも土筆のように多数立設形成されたところの、直径数ミクロンもの太さを有する気相成長炭素繊維の表面に、金属又はセラミックをコーティングする方法が提案されている(特許文献2)。
【0011】
【特許文献2】
特開昭60−238480号公報
しかしながら、基板上に気相成長炭素繊維を形成する基板成長法により、ナノオーダーの直径を有するカーボンナノファイバーを生成するのは困難であるから、上記公報に記載の方法をナノオーダーのカーボンナノファイバーの表面に金属等の被覆を形成する方法に転用することも、困難である。
【0012】
基板成長法に対して流動気相成長法により気相成長炭素繊維を製造する方法は、その各種条件の設定により、カーボンナノファイバーの大量生産を可能にし、現在その実用化が進行中である。
【0013】
しかし、その流動気相成長法により製造されるカーボンナノファイバーは繊維塊の状態で生成する。したがって、流動気相成長法により得られるところの、繊維塊状となっているカーボンナノファイバーは、前述したように、繊維塊の内部にあるカーボンナノファイバーの一つ一つにまで金属又はセラミックスを被覆することができるかどうかが問題となる。繊維塊状となっている特に直径が50nm以下、あるいは20nm以下のカーボンナノファイバーにまで金属等を被覆することができるかが、問題になる。
【0014】
このような問題につき、筒状ではなくて角状に一方から他方に向かって広がる構造をしたナノホーンに、白金触媒を担持してなる材料が、固体高分子型燃料電池用に開発したという報道がある(非特許文献)。
【0015】
【非特許文献2】
2日本工業新聞、2001年8月31日、記事見出し『NECナノテク素材を電極に』
以上のように概観すると、繊維塊状になっているカーボンナノファイバーの表面に金属等を被覆する技術は、未だ確率されていないと称しても差し支えないと、思われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は前記事情に基づいて完成された。この発明の目的は、繊維塊状となっているカーボンナノファイバーにつき、その表面(塊表面ではなく各繊維表面)に、金属等の被覆膜を形成してなる金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー及びその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためのこの発明の手段は、
請求項1に記載されたように、直径が大きくとも50nmであるカーボンナノファイバーと、その表面に形成されたところの、大きくとも50nmの厚みで形成された金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の被膜とを有することを特徴とする金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーであり、
前記請求項2に記載されたように、前記被膜が、大きくとも直径20nmである金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の粒子で形成されてなる前記請求項1に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーであり、
前記請求項3に記載されたように、前記請求項1又は2に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーがカーボンナノファイバーを含む繊維塊中に含まれてなり、その繊維塊中における前記金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーの含有量が少なくとも20質量%である前記請求項1又は2に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーであり、
前記請求項4に記載されたように、嵩密度が大きくとも0.05g/cmであるカーボンナノファイバーの繊維塊と1.3×10〜10.1×10Pa(1〜760Torr)の分圧を有する金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の蒸気とを接触させることを特徴とする前記請求項1〜3の何れか一項に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーの製造方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】
<金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー>
この発明における金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーは、カーボンナノファイバーの表面に、金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の被膜を形成してなる。なお、以下において金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物を金属化合物と称することがある。
【0019】
この発明におけるカーボンナノファイバーは前述の通りナノサイズであるものの、好適なカーボンナノファイバーはその直径が大きくても50nmであり、特に0.5〜50nmであり、更には1〜30nmである。その直径が50nmを越えると、特に100nmを越えた繊維では、ナノファイバーとしての特徴すなわち比表面積の大きさや結晶体としての完全さなどにおいて劣ってくる。
【0020】
この発明における好適なカーボンナノファイバーは、そのアスペクト比が少なくとも10である。なお、アスペクト比はSEM写真観察により決定されるところ、一視野内にカーボンナノファイバーの両端を確認できるものが少ないのでアスペクト比の上限値は不明であるが、アスペクト比の上限値は少なくとも10,000であると推察される。
【0021】
この発明における好適なカーボンナノファイバーは、例えば、特開平2000−178835号公報、特開平2000−178838号公報、特開平2001−115342号公報、特開平2001−115348号公報等に記載された微細気相成長炭素繊維の製造方法又はカーボンナノファイバーの製造方法において適宜に条件を選択することにより、製造されることができる。
【0022】
前記カーボンナノファイバーの表面を被覆する金属としては、例えば、カドミウム(融点320.8℃、沸点765℃)、亜鉛(融点419.5℃、沸点907℃)、マグネシウム(融点649℃、沸点1105℃)、鉛(融点327℃、沸点1751℃)等の低融点又は低沸点の金属を好適例として挙げることができる。アルミニウム(融点660.37℃、沸点2467℃)、銅(融点1083℃、沸点2570℃)、銀(融点961℃、沸点2155℃)、金(融点1064℃、沸点2808℃)等の金属も、この発明におけるカーボンナノファイバーの表面に比較的に被覆し易い。鉄(融点1535℃、沸点2750℃)、コバルト(融点1495℃、沸点3100℃)、ニッケル(融点1455℃、沸点2920℃)、白金(融点1769℃、沸点4170℃)等は蒸発し難い金属ではあるが、被膜形成のための条件を適宜に設定することにより、この発明におけるカーボンナノファイバーの表面に前記金属の被膜を形成することができる。ジルコニウム(融点1857℃、沸点4200℃)、モリブデン(融点1620℃、沸点4650℃)、タンタル(融点2980℃、沸点5534℃)、タングステン(融点3380℃、沸点5500℃)等の金属は、蒸発し難くて扱いにくいが過酷な条件を設定すると、この発明におけるカーボンナノファイバーの表面に前記金属の被膜を形成することができる。
【0023】
前記カーボンナノファイバーの表面を被覆する金属化合物としては、例えば、酸化カドミウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、窒化マグネシウム、酸化鉛、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化銅、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ジルコニウム、窒化ジルコニウム、酸化モリブデン、酸化タンタル、酸化タングステン、炭化タングステン等を挙げることができる。
【0024】
カーボンナノファイバーの表面に被覆される金属、又は金属化合物の被膜の厚みは、通常0.5〜50nmであり、好ましくは1〜20nmである。この被膜の厚みが前記下限値近傍では被膜の一部が海島構造になるが、膜として密着する。被膜の厚さが前記下限値以下では被膜形成物質が安定にカーボンナノファイバー上に密着できず、被覆できないことが多い。
【0025】
この発明に係る金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーは、カーボンナノファイバーの表面に前記金属又は金属化合物を連続した被膜が形成される。この場合、前記被膜に穴が生じていてもよい。要は、前記被膜が連続被膜となっていることが、この発明においては特長的である。
【0026】
また、TEM写真観察によると、この発明における前記金属又は金属化合物の被膜は、カーボンナノファイバーの表面に、直径が大きくても20nm、好ましくは1〜10nmの金属又は金属化合物の粒子が結合した状態となっている。前記金属又は金属化合物の粒子の直径が20nmを越えるような条件下で被覆した場合の被膜はカーボンナノファイバーへの密着が悪く剥落することがある。
【0027】
かくして、この発明に係る金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーは、ナノサイズのカーボンナノファイバーの表面に金属又は金属化合物の被膜が形成されているので、例えば、カーボンナノファイバーと金属との複合材料の中間物質として、固体触媒として、電子デバイス材料として、化学、触媒、金属、エレクトロニクス等の種々の分野に広く応用されることができる。
【0028】
具体的には、ナノファイバーと金属との複合材料の中間物質のような利用として、例えば、母材金属とカーボンナノファイバーとを複合させる場合に、母材金属と金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーにおける金属との種類が同じであると、母材金属への金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーの濡れ性が向上するので、母材金属と金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーとの複合化が満足なものとなる。
【0029】
この金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーは、各種化学反応における固体触媒として使用されることができる。例えば、一酸化炭素と水素とを反応させてメタンを合成する場合には、ルテニウムでカーボンナノファイバーの表面を被覆した金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーが固体触媒として有用であり、エチレンの酸素によるエポキシ化反応に際しては銀でカーボンナノファイバーの表面を被覆した金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーが固体触媒として有用である。
【0030】
又、この金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーは、TEMのプローブとして、電子銃として、また半導体回路における導電材料として、使用することもできる。
【0031】
<金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーの製造方法>
金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーは、嵩密度が大きくとも0.05g/cmであるカーボンナノファイバーの繊維塊と1.3×10〜10.1×10Pa(1〜760Torr)の分圧を有する金属または金属化合物(例えばハロゲン化物や有機金属)の少なくとも一種の蒸気とを接触させることにより、製造されることができる。
【0032】
前記カーボンナノファイバーの繊維塊自体は、例えば特開平6−280116号公報、特開平6−157016号公報、特開平8−325195号公報及び国際公開公報 WO 01/16414等に記載された微細気相成長炭素繊維の製造方法に従って、又は製造装置を用いて製造されることができる。
【0033】
具体的一例としての製造装置が図1に示される。この図1に示される製造装置は、前記国際公開公報 WO 01/16414における図2と同様であるので、その詳細な説明を省略するが、図1において、1はカーボンナノファイバーの製造装置、2は炭素源及び触媒金属源例えば有機金属化合物の混合物を収容する原料タンク、3は原料タンク内の混合物を吸引吐出し、その流量を調節するポンプ、4は前記混合物を所定の温度に予熱する予熱器、5は予熱された混合物をさらに加熱することにより気化させて、送られて来た混合物と同じ組成のガスを生成させる加熱気化器、6は気化した混合物と共に流通させるキャリヤーガスの流量を調整する第1マスフローコントローラ、7はこの発明に係る微細気相成長炭素繊維製造装置における原料供給手段のノズルの一例である原料供給ノズルに取り付けられた冷却用ジャケットに供給される冷却ガス例えば空気又は窒素の流量を測定する流量計、8はキャリヤーガスの流量を調整する第2マスフローコントローラ、9は加熱された混合物のガスを所定温度に維持するヒートチューブ、10は縦型炉芯管の頂部から内部に混合ガスを導入する円筒管状の原料供給ノズル、11は縦型炉芯管、12は前記原料供給ノズルを囲繞する冷却用ジャケット、13は冷却ガス供給口、13Aは前記冷却用ジャケット内に供給された冷却用ガスを排出する冷却ガス排出口、14はキャリヤーガス供給ノズル、14Aは前記キャリヤーガス供給ノズルの先端部に装着されたガス整流手段、15は加熱手段である電気炉、18は原料供給ノズルにおける原料ガス供給口である先端開口部、19は配管、20は配管、21はポンプから吐出された混合物を気化器に送り出す原料供給管、22は配管、23は配管、31は排出管、31Aは排出管31における開口部、32は駆動気体噴出ノズル、33はエジェクター管、40は案内ガス供給手段、41はガス均一供給槽、42は案内ガス供給管、43はフロー調整部である。
【0034】
前記製造方法に採用される反応管(多くの場合、この反応管は縦型反応管、縦型炉芯管と称されることがある。)の下部から排出される生成物は、繊維塊状となったカーボンナノファイバーの集合体である。
【0035】
前記反応管から排出されるカーボンナノファイバーの集合体は、その嵩密度が大きくとも0.05g/cm、好ましくは大きくとも0.01g/cm、更に好ましくは大きくとも0.005g/cmであるのが好適である。カーボンナノファイバーの集合体、換言すると繊維塊の嵩密度が前記0.05g/cmよりも大きいと、密集しすぎてしまい、後述する金属又は金属化合物の被膜形成を充分に行うことができなくなることがある。
【0036】
なお、反応管から排出されるカーボンナノファイバーの集合体の嵩密度を前記範囲に調整するには、繊維捕集装置にカーボンナノファイバーを捕集する作業(例えばネット上で濾過して、これを掻き取る等)の際に、繊維塊に加える圧力を最少にして、不要に加圧しないようにするのがよい。
【0037】
例えば、反応管から排出されるカーボンナノファイバーに付着するタール等の不純物除去処理をし、あるいは前記カーボンナノファイバーを更に黒鉛化処理をした場合には、嵩密度の大きなカーボンナノファイバーの集合体を解す操作(梳毛操作)をして前記嵩密度に調節することができる。
【0038】
上記嵩密度に調整されたカーボンナノファイバーの集合体を、反応釜内に装填する。
【0039】
反応釜は、所定量のカーボンナノファイバーを収容することができ、しかも所定の減圧下に金属蒸気を封入することができる構造を有してなるのが、好ましい。反応釜内で金属の蒸気をカーボンナノファイバーの表面に接触させるようにするのであるから、反応釜内を金属の種類に応じて適宜の温度に加熱することを要する。したがって、反応釜は、耐熱容器で形成される。
【0040】
また、この反応釜は、反応釜内を前記温度範囲に維持する必要から、加熱装置が付帯されている。加熱装置としては、所定の熱エネルギーを付与することができる限り各種の加熱手段を採用して形成されることができ、通常は通電により発熱する電熱ヒータ等が採用される。
【0041】
また、反応釜内の金属蒸気の分圧を1.3×10(1Torr)〜10.1×10Pa(760Torr)に、好ましくは1.3×10Pa(10Torr)〜10.1×10Pa(760Torr)に、更に好ましくは1.3×10Pa(100Torr)〜10.1×10Pa(760Torr)に調整することが、好ましい。金属蒸気の分圧が10.1×10Paを越えると、金属又は金属化合物の沸点以上の温度での耐圧容器が必要になるので、大がかりな装置となって工業的ではない。また反応釜内の金属蒸気の分圧が1.3×10Paよりも低いと、カーボンナノファイバーの表面を金属又は金属化合物が被膜形成する速度が小さくなり、また集合体を形成する各カーボンナノファイバー夫々に金属又は金属化合物の被膜を形成するのが困難になって、工業的ではない。
【0042】
カーボンナノファイバーの表面に金属の被膜を形成するときには、反応釜内に金属蒸気を導入するだけでもよく、また場合によっては、希ガス及び/又は水素ガスを導入してもよい。何故なら、希ガスを導入することで金属蒸気濃度の制御が容易になるし、水素ガスを導入すると水素がカーボンナノファイバー上の金属被膜が系内の不純物で酸化物・窒化物・炭化物に変化するのを防止できる。
【0043】
希ガス及び/又は水素ガスを併用するにしても一旦反応釜内を減圧にするので、この反応釜は、大気圧に耐えることのできる耐圧容器であることが好ましい。
【0044】
カーボンナノファイバーの集合体を収容した反応釜内に、前記分圧に調整された金属の蒸気を導入すると、金属蒸気が集合体の隅々にまで拡散し、拡散した金属蒸気がカーボンナノファイバーの表面に接触すると、カーボンナノファイバー表面における金属蒸気の接触点で金属が析出し、時間の経過に連れて、カーボンナノファイバー表面上の金属析出が広がっていく。最初はカーボンナノファイバーの表面に点々と析出した金属粒子が、経時的に成長し、ついには隣接する析出金属粒子と接触し、結合していく。
【0045】
点々と析出した金属粒子が平面的に成長して隣接する金属粒子と結合することによりカーボンナノファイバーの表面に金属の被膜が形成される。金属粒子の成長を意図的に制御すると、多数の穴を有する金属被膜を有する金属/金属化合物カーボンナノファイバーを得ることもできる。
【0046】
さらに、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物等の金属化合物被覆カーボンナノファイバーを得るには、カーボンナノファイバーの集合体を収容する反応釜内に前記金属蒸気を導入すると共に、窒素ガス又は酸素ガス又は炭化水素ガスを導入すると、反応釜内で例えば窒素ガスと金属蒸気とが反応してカーボンナノファイバーの表面に金属窒化物が沈着し、沈着した金属窒化物が平面的に成長してついには金属窒化物の被膜がカーボンナノファイバーの表面に形成されて金属化合物被覆カーボンナノファイバーが生成する。金属酸化物の被膜形成及び金属炭化物の被膜形成についても同様であるし、金属炭化物についても同じである。
【0047】
カーボンナノファイバーの表面にかくして形成される金属又は金属化合物の被膜は、当初は島状であった金属粒子又は金属化合物粒子が平面的に成長して連続体となった膜である。この膜をSEM又はTEM電子顕微鏡で観察すると、島状となっている金属粒子又は金属化合物粒子の集合体として判別することができる。良好な金属被膜又は金属化合物被膜は、金属粒子又は金属化合物の粒子の直径が大きくとも20nm、好ましくは大きくとも10nm、さらに好ましくは大きくとも5nmである。その直径が20nmを越えると、繊維への被膜の接着が不良で粒子が剥落したり、被膜が一部繊維表面上に局在化する傾向が激しくなり、目的とした性能が得られないことがある。
【0048】
したがって、カーボンナノファイバーの表面に金属被膜又は金属化合物被膜を形成する際には、金属粒子又は金属化合物粒子の直径が前記した値以下となるように、カーボンナノファイバーの表面に金属粒子又は金属化合物粒子が接触する条件(濃度・温度・時間)を適宜に調節するのが好ましい。調節されるべき接触条件は、金属の種類に応じて変化する。
【0049】
【実施例】
(実施例1)
図1に示される炭素繊維質物製造装置を用いて、下記条件で、約15分間装置を運転し、内径5nm外径20nmのカーボンナノチューブ約1.0gをエジェクター後のフィルター上に得た。
【0050】
炭化珪素製反応管:内径9cm×長さ2m、
原料供給ノズルから下端開口部迄の長さ:100cm、
同均熱部温度:1120〜1100℃、
原料ガス組成:フェロセン0.12モル%、チオフェン0.10モル%、トルエン5.80モル%、水素93.98モル%、
原料供給ノズルからのガス供給量:2.60リットル/分、
他の供給ノズルからのキャリアー水素合計:15.0リットル/分、
排出用案内窒素:15リットル/分
上記とまったく同じ条件でカーボンナノチューブを製造しつつ、亜鉛被覆する試験をした。装置として、排出管内の温度約600℃の高さの位置に亜鉛被覆鋼線製金網を挿入した。金網上にカーボンナノチューブを受けながら亜鉛を被覆するものである(亜鉛蒸気圧:3.9×10Pa、30torr)。原料を3分間供給後停止し、系内を窒素置換後、金網上の堆積物を取り出した。
【0051】
金網上に捕集された堆積物は、体積が約100cmで重量約1g(嵩密度0.01g/cm)の白色綿状物であった。
【0052】
SEM観察、X線解析及びTEM観察から外径20nmのカーボンナノチューブに酸化亜鉛が被覆されていることが判明した。原料供給時間からカーボンナノチューブの重量は0.2gであるので、嵩密度0.005g/cm程度に体積したカーボンナノチューブに金網から蒸発した亜鉛が被膜を形成し、カーボンナノチューブを空気中に取り出した後に亜鉛が酸化亜鉛となり、又は被膜形成時に微量の酸素で酸化亜鉛の被膜を形成したものと考えられる。
【0053】
繊維の重量とSEM写真及びTEM写真から酸化亜鉛の平均膜厚は約5nmとした。
【0054】
この酸化亜鉛被覆カーボンナノチューブは、半導体・低電圧電子線発生蛍光体、紫外線遮蔽材、光分解触媒、触媒用途及びセンサー用途に有用である。
【0055】
(実施例2)
以下の条件で実施例1に準じて、約1時間装置を運転し、内径3nm及び外径10nmのカーボンナノチューブ約1.1gをエジェクター後のフィルター上に得た。
【0056】
炭化珪素製反応管:内径9cm×長さ2m、
原料供給ノズルから下端開口部迄の長さ:100cm、
同均熱部温度:1120〜1100℃、
原料ガス組成:フェロセン0.10モル%、チオフェン0.10モル%、トルエン4.50モル%、水素95.7モル%、
原料供給ノズルからのガス供給量:2.60リットル/分、
他の供給ノズルからのキャリアー水素合計:15.0リットル/分、
排出用案内窒素:15リットル/分
上記で得たカーボンナノチューブを2200℃で黒鉛化処理した。黒鉛化処理等の工程を経た後の嵩密度は0.05g/cmであった。この試料を開繊処理により嵩密度0.01g/cmの繊維塊とした。繊維塊の一部(0.02g)を取り出し、真空蒸着装置にセットした。1.3×10−3Pa(10−5torr)迄真空排気後、繊維塊にマイナス1KVの直流電圧(装置がアースで0V)を加え、アルゴンガスを導入して0.05torrの圧力とした。繊維塊の周囲にアルゴンガスプラズマが発生したこの状態を維持しつつ、銀のルツボを約1600℃(銀蒸気圧:6.5〜10Pa、5torr)に加熱して銀を蒸発させて、イオンプレーティングを行った。約10秒の銀イオンプレーティング実施後、試料を取り出し、重量測定、SEM観察及びTEM観察をした。
【0057】
繊維塊重量は約1.2gで、繊維塊の中心部の約1/4は黒くて被覆されていなかったが、それ以外は銀で被覆されていた。計算より平均皮膜約3nmであった。SEM観察及びTEM観察で皮膜のカーボンナノチューブへの密着を確認した。
【0058】
この銀被覆カーボンナノチューブは特に抗菌性能に優れることが期待されるので、血液浄化装置等の直接医療面用途、プラスチックスへの混合等による殺菌・抗菌効果による間接医療用途、並びに台所用品及び日用品への用途等の他に触媒としての用途が考えられる。
【0059】
【発明の効果】
この発明によると、種々の用途を有する金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーを提供することができ、また、そのような金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーを製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例である金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーを製造する製造装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カーボンナノファイバーの製造装置、
2 原料タンク、
3 ポンプ、
4 予熱器、
5 加熱気化器、
6 第1マスフローコントローラ、
7 流量計、
8 第2マスフローコントローラ、
9 ヒートチューブ、
10 原料供給ノズル、
11 縦型炉芯管、
12 冷却用ジャケット、
13 冷却ガス供給口、
13A 冷却ガス排出口、
14 キャリヤーガス供給ノズル、
14A ガス整流手段、
15 電気炉、
18 先端開口部、
19 配管、
20 配管、
21 原料供給管、
22 配管、
23 配管、
31 排出管、
31A 開口部、
32 駆動気体噴出ノズル、
33 エジェクター管、
40 案内ガス供給手段、
41 ガス均一供給槽、
42 案内ガス供給管、
43 フロー調整部

Claims (4)

  1. 直径が大きくとも50nmであるカーボンナノファイバーと、その表面に形成されたところの、大きくとも50nmの厚みで形成された金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の被膜とを有することを特徴とする金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー。
  2. 前記被膜が、大きくとも直径20nmである金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の粒子で形成されてなる前記請求項1に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー。
  3. 前記請求項1又は2に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーがカーボンナノファイバーを含む繊維塊中に含まれてなり、その繊維塊中における前記金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーの含有量が少なくとも20質量%である前記請求項1又は2に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバー。
  4. 嵩密度が大きくとも0.05g/cmであるカーボンナノファイバーの繊維塊と1.3×10〜10.1×10Pa(1〜760Torr)の分圧を有する金属、金属窒化物、金属酸化物及び金属炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種の蒸気とを接触させることを特徴とする前記請求項1〜3の何れか一項に記載の金属/金属化合物被覆カーボンナノファイバーの製造方法。
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