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JP2004149241A - ベルトユニット及び画像形成装置 - Google Patents

ベルトユニット及び画像形成装置 Download PDF

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JP2004149241A
JP2004149241A JP2002314470A JP2002314470A JP2004149241A JP 2004149241 A JP2004149241 A JP 2004149241A JP 2002314470 A JP2002314470 A JP 2002314470A JP 2002314470 A JP2002314470 A JP 2002314470A JP 2004149241 A JP2004149241 A JP 2004149241A
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Japan
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belt
roller
guide member
belt unit
convex guide
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JP2002314470A
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Takashi Seto
隆 瀬戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】複数のローラと、これらローラに張架されて回転する無端状の搬送ベルトを具備した画像形成装置の一部として用いられるベルトユニットにおいて、ベルトユニットにおける蛇行による問題を解消し、各作像装置間でベルト蛇行に起因して発生する色ずれの問題を解消すること。
【解決手段】ローラ(10、11)について、軸方向の片側端部近傍に相当する搬送ベルト(12)の全内周部わたり一定幅の凸状ガイド部材(13)を設けると共に、ローラ(10、11)の凸状ガイド部材(13)に対応する部位の外周面に該凸状ガイド部材と嵌合し得る溝(C、D)を設け、これら溝(C、D)に凸状ガイド部材(13)が嵌合して搬送ベルト(12)及びローラが回転し得る状態に設定した。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状媒体を搬送したり、或いはトナー画像を担持したりするエンドレスベルトを含むベルトユニット及び該ベルトユニットを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のローラと、これらローラに張架されて回転する無端状の搬送ベルトを具備し、作像装置を具備した画像形成装置の一部として用いられるベルトユニットとしては、従来、無端状のベルトを駆動ローラと1本以上の従動ローラとにかけ渡し、所要の従動ローラに機枠との間に介設したスプリングにより力を加えて、無端ベルトを緊張するようにしたものがある。
【0003】
このようなベルトユニットにあっては、各ローラの設置の際の僅かな傾斜や、搬送中の局部的な摩擦等によって無端ベルトに蛇行を生じて、該ベルトが横方向に偏位し、これを修正しないとたとえば露光位置や転写位置が左右にずれたりして、正常な作業が遂行されなくなるという不具合を生ずる。
【0004】
このような不具合を除去するために、図16に示すように無端ベルト6の両側縁に走行方向7に沿って蛇行防止ガイド4を取り付け、この蛇行防止ガイド4の側面が無端ベルト6を支持する各ローラ1、2の側面に摺接するようにすることによって、無端ベルト6の蛇行を防止させるように構成したものがある(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
この構成では、対向する蛇行防止ガイド4の側面間の距離Bを、ローラ幅A以上に構成しないとローラがガイド間に収まらなくなるので、最低で隙間が0になるように両者間の寸法が管理される。
【0006】
しかしながら、両側のガイド4は貼り付けや溶着等で無端ベルト6とは別体で構成され、無端ベルト6が該転写ベルトである場合には、転写ベルトに用いられるベルト幅は一般に300mm以上と長いため、上記寸法管理が難しく、一般にはローラ幅Aよりも1〜2mm大きく余裕のあるB寸法で貼り付けや溶着等で形成されている。
【0007】
この場合、上記余裕分はベルトとローラの隙間となり、その分だけ走行中のベルトが走行方向7と直角方向に蛇行されてしまうおそれがあった。無端ベルト6が4連タンデムタイプのカラー画像形成装置の転写ベルトとして用いられる場合には、各感光体間での蛇行が主走査色ずれとなって現れ、特に600DPI以上の高画質デジタルプリンタにおいては、著しい画質劣化を生じる。
【0008】
なお、本願発明者による非公知の提案技術として、転写用無端ベルトの中央部に蛇行防止用のガイドを設けたものがあるが、シート状ベルトの中央において転写時のバイアス電圧に影響する電気抵抗値が変化し、特殊な凸ガイド材質を使用しない限り均一な転写ができないという問題があった。
【0009】
【特許文献1】
実開平5−75246号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記したような従来の転写ベルト(特に4連タンデムカラー画像形成装置)のベルトユニットにおける蛇行による問題を解消し、各作像装置間でベルト蛇行に起因して発生する色ずれの問題を解消したベルトユニット、画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
(1).複数のローラと、これらローラに張架されて回転する無端状の搬送ベルトを具備した画像形成装置の一部として用いられるベルトユニットにおいて、前記ローラの少なくとも1つについて、軸方向の片側端部近傍に相当する前記搬送ベルトの全内周部わたり一定幅の凸状ガイド部材を設けると共に、前記1つのローラの前記凸状ガイド部材に対応する部位の外周面に該凸状ガイド部材と嵌合し得る溝を設け、前記溝に前記凸状ガイド部材が嵌合して前記搬送ベルト及び前記ローラが回転し得る状態に設定した(請求項1)。
(2).(1)記載のベルトユニットにおいて、前記凸状ガイド部材と前記溝の両者間の間隙を、公差を含め100μm以下にした(請求項2)。
(3).(1)記載のベルトユニットにおいて、前記溝の角部及び前記凸状ガイド部材の角部、あるいはどちらか一方に面取りを施した(請求項3)。
(4).(1)記載のベルトユニットにおいて、前記溝を有するローラの軸方向上、前記凸状ガイド部材が設けられた側の反対側の端部近傍に相当する前記搬送ベルトの全内周部にわたり、前記凸状ガイド部材に準じた第2凸状ガイド部材を設け、該ローラと同心軸上を摺動可能な押圧部材を以って前記第2凸状ガイド部材を前記凸状ガイド部材が設けられた側と反対側に押す方向の作用力を与えるようにした(請求項4)。
(5).(4)記載のベルトユニットにおいて、前記溝を有するローラの同軸上に軸方向に可動な張力付与コロを設け、該張力付与コロを介して前記作用力を与えることとした(請求項5)。
(6).(5)記載のベルトユニットにおいて、前記溝を有するローラと張力付与コロとの間に弾性部材を介在させることにより前記作用力を得ることとした(請求項6)。
(7).(5)又は(6)に記載のベルトユニットにおいて、前記張力付与コロを、摺動性の良好な材質で構成した(請求項7)。
(8).(1)乃至(7)の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、前記溝を、前記ローラを構成する管材の端部における該管材の肉厚部を利用して形成した(請求項8)。
(9).(8)記載のベルトユニットにおいて、前記ローラについて、前記作像基準位置となる側の軸端部をスラスト方向に押圧する弾性手段を付帯した(請求項9)。
(10).(1)乃至(9)の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、前記凸状ガイド部材の表面にスチールベルトを貼付した(請求項10)。
(11).(10)に記載のベルトユニットにおいて、前記溝またはスチールベルトに磁性処理を施した(請求項11)。
(12).(1)乃至(11)の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、前記凸状ガイド部材と前記搬送ベルトを隔てた当該搬送ベルトの反対側に、乗り上げ防止用の、回転自在な加圧コロを具備することとした(請求項12)。
(13).(12)記載のベルトユニットにおいて、前記加圧コロは、前記凸状ガイド部材を覆う長さであり、前記凸状ガイド部材が複数設けられる場合には、各凸状ガイド部材に対応して複数個設けられ、これら複数の加圧コロは同径とした(請求項13)。
(14).(13)記載のベルトユニットにおいて、前記加圧コロを、前記搬送ベルト表面側から前記ローラの軸心に向けて可動とし前記搬送ベルトを加圧するように設けた(請求項14)。
(15).(14)記載のベルトユニットにおいて、前記加圧コロを、前記搬送ベルト表面側から前記ローラの軸心に向けて可動でなく不動とし、前記搬送ベルト表面側から前記凸状ガイド部材の厚さよりも少ない間隙をおいて離間した位置に配置した(請求項15)。
(16).(12)乃至(15)の何れか一つに記載の搬送ベルトユニットにおいて、前記加圧コロに駆動力を付与する構成とした(請求項16)。
(17).(1)乃至(16)の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、前記凸状ガイド部材に等ピッチからなる濃度差のあるマーキングを施し、上記マーキングを光学的に読み取ることで前記搬送ベルトの走行(速度)状態を検出することとした(請求項17)。
(18).感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像した後、転写手段により被転写媒体に転写する作像装置を複数備え、これらの作像装置を複数のローラ及び該ローラに支持された無端状の中間転写ベルトによるベルトユニットに沿って複数設け、該中間転写ベルト上に前記複数の作像装置による画像を順に重ね転写し、この重ね転写による画像を一括してシート状媒体に転写する画像形成装置において、前記中間転写ベルトユニットが(1)乃至(17)の何れか一つに記載のベルトユニットとした(請求項18)。
(19).感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像した後、転写手段により被転写媒体に転写する作像装置を複数備え、これらの作像装置を複数のローラ及び該ローラに支持された無端状の搬送ベルトによるベルトユニットの該ベルトに沿って複数設け、該搬送ベルト上に載せられて搬送される当該シート状媒体に前記複数の作像装置による画像を順に重ね転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、前記シート搬送ベルトユニットが(1)乃至(17)の何れか一つに記載のベルトユニットとした(請求項19)。
(20).(1)乃至(19)の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記作像装置はデジタル書込み手段を備えたデジタル電子写真方式の作像装置とした(請求項20)。
(21).(18)乃至(20)の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記複数のローラのうち、間隔をおいて対向して位置している2つのローラについて軸方向の片側端部近傍に相当する前記ベルト内周面に一定幅の凸状ガイド部材を設けると共に、前記1つのローラの前記凸状ガイド部材に対応する部位の外周面に該凸状ガイド部材と嵌合し得る溝を設け、前記溝に前記凸状ガイド部材が嵌合して前記搬送ベルト及び前記ローラが回転し得る状態に設定し、これら溝が形成された2つのローラ間に前記複数の作像装置を配置した(請求項21)。
(22).(18)乃至(21)の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記ローラについて、前記凸状ガイド部材と嵌合する溝が設けられる側は、前記作像装置による作像基準位置となる側とした(請求項22)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下の例では、搬送ベルトの例として、中間転写ベルトで説明するが、本発明が適用される搬送ベルトとしては、中間転写ベルトに限らず、画像形成装置に使用される無端状の感光体ベルトや、シート状媒体搬送ベルトなども該当する。
【0013】
[1] 実施例1(凸ガイドを片側にして溝で嵌合した例)
本例は、請求項1〜3に対応する。作像装置を具備した画像形成装置の一部を示した図1〜3において、符号40は作像装置の一部を構成するドラム状をした感光体を示す。また、符号12は無端状の搬送ベルト(以下、中間転写ベルトという。)を示し、複数のローラにより支持されている。
【0014】
本例では符号10、11はそれぞれ、駆動及び従動ローラを示し、これらのローラに中間転写ベルト12がかけ渡され、この中間転写ベルト12の手前側、つまり、前記ローラの軸方向の片側、図1中の手前側の端部近傍に相当する該ベルトの全内周部にわたり一定幅の凸状ガイド部材13が、溶着または両面テープにより接合されている。凸状ガイド部材13は、軸直角断面形状が矩形で、ベルト周方向に長い帯状をしている。
【0015】
このように、中間転写ベルト13の手前端部部において、ベルトの走行方向に沿って突起状に形成された凸状ガイド部材13に対応する駆動ローラ10及び従動ローラ11の部位には、凸状ガイド部材13と嵌合し得る溝が形成されている。駆動ローラ10に設けられた溝を符号C、従動ローラ11に設けられた溝を符号Dでそれぞれ示す。また、他のローラについては、ローラ長さを適度に設定することで、凸状ガイド部材13にかからないようにしているので、溝は必要ない。
【0016】
かかる構成により、駆動ローラ10の回転により中間転写ベルト13も回転し、該中間転写ベルト13に設けた凸状ガイド部材13が、溝C、Dに嵌合して該ガイド部材の両側面に摺接しながら移動し、駆動ローラ10、従動ローラ11の溝C及びDよってベルトの幅方向位置が規制されることでベルトの蛇行が防止される。
【0017】
凸状ガイド部材13はテープ状の加工で、幅方向の寸法規制が容易に行える上、両ローラ10、11に設けられる溝C、Dの幅は概略10〜20mm程度であり、ローラの旋盤加工等で形成できるので高精度の溝形成が行える。以上から、凸状ガイド部材13と溝C、D両者間の隙間は最低で0、最大でも20〜50μm程度に抑えることが容易になった。
【0018】
その他の、凸状ガイド部材13を規制する必要のないローラ群14〜16や感光体40と対向配置された転写ローラ18などは前記したようにローラ幅が凸状ガイド部材13よりも内側になるよう構成するか、或いは凸状ガイド部材13にかかる場合は、凸状ガイド部材13と干渉しないような充分余裕のある溝幅で構成し、凸状ガイド部材13との干渉を避けるようにする。
【0019】
本例では、作像装置(感光体40)が配置されるベルト張設面を形成する対向ローラである駆動ローラ10、従動ローラ11について溝C、Dを形成し、これらの溝C、Dに凸状ガイド部材13を嵌合する構成とした。これらローラの少なくとも1つについて、溝を形成する構成とすることで、十分にベルトの蛇行を防止できる。
【0020】
画像形成動作について概要を説明する。中間転写ベルト12は、駆動ローラ10によって図3で時計方向に回転駆動される。感光体40及び作像装置を構成する他の部材はベルト12の上面(駆動ローラ10と従動ローラ11との間の張設平面部)に4連で直列に配置されている。
【0021】
つまり、感光体40は、中間転写ベルト12の回転方向上の上流側から順に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を担持するものとして構成されている。感光体40まわりには、よく知られるように、帯電、露光、現像、転写、クリーニングなどのプロセス手段が配置されている。帯電は帯電チャージャ或いは、帯電ローラにより行われる。露光は、後述する図15における露光装置74からの、各感光体に対応した色用の画像情報を含むレーザビームによる行われる。現像は、各感光体に対応した色のトナーにより行われる。転写は、転写ローラ18の働きにより、トナー像を中間転写ベルト13に転写することにより行われる。クリーニングは、画像転写後の感光体表面を清掃して、次の画像形成に備えるために行われる。
【0022】
トナー像が形成された感光体40について、同速度に回転駆動される感光体40から各色同期をとってイエロー(Y)→マゼンタ(M)→シアン(C)→ブラック(K)の順にトナー像が中間転写ベルト12に順に転写ローラ18の機能により重ね転写されて色重ねトナー像が形成される。この重ねトナー像はローラ14、15及び二次転写ローラ17等が配置された二次転写部で、中間転写ベルト12と同期をとって搬送されてくるシート状媒体19と、先端画像位置合わせされシート状媒体19に一括転写されて、フルカラー画像が転写される。
【0023】
符号20はテンションスプリングを示し、機枠に設置されて、テンションローラ21に作用して中間転写ベルト12を外側から緊張させている。中間転写ベルト12の回転方向上、二次転写部よりも下流側にはベルトクリーニングユニット22が設けられていて、余剰トナーをブレード23で掻き取っている。
【0024】
本例では、中間転写ベルト12の端部近傍に設けられた凸状ガイド部材13は、係合する張架ローラ群の溝C、Dなどによって、幅方向の隙間(がた)がほとんど0(多くても20〜50μm)に抑えられるので、ローラ間(駆動ローラ10と従動ローラ11との間)に複数の作像装置(本例では図示を省略して感光体40を示す)を配置すれば、べルト蛇行による色ずれを極力抑えることができる。従来技術であるベルト幅方向の両側にガイドを設けた方式に比べ、片側1箇所だけのガイド構成で済むので低コストに転写ベルトユニットを構成できる。
また、従来のように両ガイド部材の張り合わせ位置精度によって、ベルトとガイド部材間に大きな隙間が生じることがないので、凸状ガイド部材13の幅を一定に加工(テープ状の構成)するだけで蛇行の少ない良好なベルト走行性能を供給することができる。ローラ側に形成した溝C、Dにおいても加工幅を小さく構成でき、容易かつ安価に加工精度を確保することができる。
【0025】
凸状ガイド部材13と溝C、Dの両者間の間隙を、公差を含め100μm以下にすることで、ベルトの蛇行を微少隙間内に収めることができ、ローラの軸方向に相当する主走査方向におけるドット位置ずれを軽減することができる。
【0026】
図4に示すように、溝C、Dの角部及び凸状ガイド部材13の角部(あるいはどちらか一方に)面取りHを施すことにより、たとえ凸状ガイド部材13と溝C、Dの寸法差が0であっても、摺接がスムーズになって回転駆動中の負荷や騒音を低減すると共に、凸状ガイド部材13や溝C、Dの角こすれによる経時劣化を防止することができる。
【0027】
[2] 実施例2 (同軸上にベルト張力付与コロ)
本例は請求項4〜7に対応する。ここでは、図5により、駆動ローラ10に対する変形例として説明する。本例は、溝Cを有する駆動ローラ10の軸方向上(軸長手方向上)、凸状ガイド部材13が設けられた側(図5中の右側)の反対側(図5中の左側)の端部近傍に相当する搬送ベルト(中間転写ベルト12)の全内周部にわたり、凸状ガイド部材13に準じた第2凸状ガイド部材30を設け、該駆動ローラ10と一体かつ同心の軸部10d上を摺動可能な押圧部材(分割コロ31)を以って第2凸状ガイド部材30を凸状ガイド部材13が設けられた側(右側)と反対側(左側)に押す方向の作用力を与えるようにした。
【0028】
すなわち、図5に示すように、駆動ローラ10の軸方向上、凸状ガイド部材13が設けられた右側と反対側の左側、中間転写ベルト12の内側であって端部近傍に第2凸状ガイド30をベルト全長に渡って貼付してある。
【0029】
駆動ローラ10の左側は、2段の段付軸になっていて、ローラ本体部の径よりも小さい中径部34、中径部34より小径で当該駆動ローラ10を支持する軸部10dからなり、この軸部10dに摺動可能に分割コロ31が嵌合している。
分割コロ31は駆動ローラ10と同径の大径部31aと、大径部31aよりも小径で軸部10dよりも大径の中径部31cとからなる。
【0030】
大径部31aと中径部31cとの段差の大きさt1は第2凸状ガイド部材30の厚さよりも少し大きくすることで、第2凸状ガイド30の底面が該中径部31cに干渉しないようにしている。
【0031】
大径部31aの右側面部と駆動ローラ10の左側面部との間であって、軸部34には伸張性のコイル状をしたばね32が嵌装されており、このばね32の弾性により、分割コロ31は駆動ローラ10の軸方向外方に向けて矢印で示すように付勢されており、この付勢力による分割コロ31の移動は、大径部31aと中径31cとの段差部が第2凸状ガイド部材30に当接することにより阻止されている。ここで、中間転写ベルト12の裏面に干渉しないように、ばね32の外径は大径部31aよりも小さくしていある。
【0032】
このように、ばね32の力が分割コロ31に作用することにより、第2凸状ガイド部材30には左方向の作用力が働き、中間転写ベルト12を幅方向(主走査方向)に張る力を与えることができる。中間転写ベルト12が幅方向に拡げられることで回転駆動中のべルト表面の張力ばらつきによる緩みや歪みを押さえ、ベルトを適度に張られた良好な状態で駆動でき、特に主走査方向のドット位置安定性を図ることができる。
【0033】
分割コロ31は溝を有する駆動ローラ10の同軸上に軸方向に可動な張力付与コロであり、該張力付与コロを介して第2凸状ガイド部材30を凸状ガイド部材13が設けられた側(右側)と反対側(左側)に押す方向の作用力を与えている。
【0034】
分割コロとすることで、回動する第2凸状ガイド部材30に対して安定した作用力を与えることができる。
【0035】
上記したように、溝を有するローラ(駆動ローラ10)と張力付与コロ(分割コロ31)との間に弾性部材(ばね32)を介在させることにより前記作用力を得ることとしており、簡単な構成により前記作用力を得る。ここで、圧縮スプリングであるばね32の代りに材質そのものが弾性効果を有する物質、例えば、発砲ウレタン材やゴム剤などを円筒状に加工して挟み込むことでも同様の効果を得ることができる。
【0036】
張力付与コロとしての分割コロ31を、溝を有するローラとしての駆動ローラ10に対して摺動性の良好な材質で構成することで、第2凸状ガイド部材30に対して安定した作用力を付与することができる。
【0037】
張力付与コロとしての分割コロ31はベルト幅方向外側へ、中間転写ベルト12のベルト裏面33や軸部34と擦られながら摺動させる必要があることから材質としては中間転写ベルト12や軸部34との摺動抵抗が低いPOM(ポリアセタール)材等で構成するのが望ましい。
【0038】
[3] 実施例3(ローラに管材を組み合わせ)
本例は、請求項8に対応する。本例は、例えば、駆動ローラ10に形成される溝Cを形成するのに、駆動ローラ10に嵌合された管材(パイプ材)の端部における該管材の肉厚部を利用して形成するものである。
【0039】
図6を参照するに、駆動ローラ10の本体部を大径の管材で構成している。両端が開放された管材330の右端より段付きの軸体340を右側から管材330に圧入している。ここで、軸体340は該駆動ローラ10を支持する小径の軸部10d”と、管材330の内径と同径の大径部340aと、管材330の内径に嵌合圧入により一体化し得る径の中径部340bとからなり、該中径部340bを管材330に圧入している。
【0040】
かかる圧入後の管材330の右端部と軸340の中径部左側面部との隙間d1を、図5に示した駆動ローラ10の溝Cの幅t2と同じくすることで凸状ガイド部材13との間で、0〜50μmの隙間での嵌合を達成することができる。
【0041】
図6において、管材330の左側についても、右側と同様に段付きの軸体350を圧入一体化している。ここで、軸体350は左側に突き出た軸部10d’と、管材330の内径に嵌合圧入一体化される中径部350b(軸340の中径部と同径)とからなり、この中径部350bが管材330の内径部に嵌合圧入一体化されている。
【0042】
さらに、中径部350bには該中径部に摺動自在に嵌合するリング370を第2凸状ガイド部材30の内側に装着していて、かつ、該リング370と管材330の左端部との間の中径部350bにはコイル状で伸張性のばね36が介装されている。
【0043】
管材330の肉厚は凸状ガイド部材13及び、第2凸状ガイド部材30の厚さよりも少し低く構成されている。ばね36の付勢力がリング370に作用し、リング370が第2凸状ガイド部材30を押圧する。これにより、リング370は前記図5における分割コロ31と同等の作用効果を発揮する。
【0044】
ばね36の内径は中径部350bより大きく、かつその外径を管材330の外径よりも小さくすることで、ばね36が中間転写ベルト12のベルト裏面33に接触することなく、リング370を良好に外側へ押すことができる。
【0045】
本例では、凸状ガイド部材13や、第2凸状ガイド部材30が入る溝を、駆動ローラ10を構成する管材330の肉厚部を利用して形成したので、簡単な構成でローラ及び溝を形成することができる。
【0046】
本例では、管材を使用するので大径のローラでも軽量化を図ることができ、駆動負荷を増大させることなく、安定した駆動伝達が図れる上、低コストの駆動装置でベルトを回転駆動できる。
【0047】
[4] 実施例4(スラスト方向押圧手段)
ローラ本体部について図5の例を基本構成とする図7に示す例により説明する。本例において、駆動ローラ10について、作像基準位置となる側の軸端部(図7において右端部)をスラスト方向、前記作像基準位置となる側の反対側、つまり、右側に向けて押圧する弾性手段を付帯している。
【0048】
図7において、中間転写ベルト12は駆動ローラ10軸方向(主走査方向)を溝10等の溝位置に倣わせながら、副走査方向に回転駆動されるが、駆動ローラ10自体が軸方向、つまり、図7に示す左右方向に何らかの負荷(用紙突入)等で移動すると、中間転写ベルト12もこれに倣って左右に移動し、結果として主走査方向におけるドット位置ずれが生ずる。
【0049】
そこで、図7に示すように、側板39に軸受を介して回転支持され、Eリング38で抜け止めされた駆動ローラ10の軸端部を、さらに、基端部を側板39に固定された弾性手段としての板ばね45でスラスト方向に押圧するようにした。
【0050】
これにより、駆動ローラ10自体は、Eリング38の側面が側板に押し当てられてスラスト方向の位置が安定する。こうして、駆動ローラ10がEリング38と共に側板39へ押さえ付けられ、スラスト方向のガタから生ずる中間転写ベルト12の左右移動を押さえ込むことができる。
【0051】
さらに、作像基準位置(例えば光学系書き込みスタート位置:K)と同じ側に凸状ガイド部材13と嵌合する溝13を設けていることで、当該中間転写ベルト12の主走査方向の基準側と作像基準位置とを近くに構成でき、容易に両者間の距離ばらつきを少なくできるため、主走査方向のドット位置ずれをさらに押さえ込むことができる。
【0052】
[5] 実施例5(凸状ガイド部材外れ防止としての乗り上げ防止手段具備)
本例は、請求項12〜16に対応する。ローラで支持される無端状のベルトを一般的な左右ガイド方式で支持する場合を想定すると、図8に示すように、ベルト100が駆動回転中にガイド101の端部とローラ102の端部との摺動の悪さからガイド101がローラ102の上に乗り上げる乗り上げ現象が希に起こる。時にはベルト100が1周する毎に同じ箇所で周期的に乗り上げ現象が起こることもある。これが主走査方向のドット位置ずれ要因となる。
【0053】
前記図5や図6で説明した溝嵌合方式のガイドは、例えば、凸状ガイド部材13と溝C、第2凸状ガイド部材30とこれに対応する溝などとの隙間が少ない(或いは無い)ので、逆に上記の脱落現象が顕著となる。
【0054】
そこで本例は、図9に示すように凸状ガイド部材(凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30)と搬送ベルト(中間転写ベルト12)を隔てた当該搬送ベルト(中間転写ベルト12)の反対側に、乗り上げ防止用の、回転自在な加圧コロ41、42を具備することとしている。
【0055】
本例では、駆動ローラ10の基本構成は前記図5に示したものと同じであり、駆動ローラ10と一体に中径部34及び軸部10dを有する。図5における分割コロ31に代えて、分割コロ31−1を設けた。この分割コロ31−1は、加圧コロ42による加圧力を安定して受けるため、第2凸状ガイド部材30を収める溝部を間にして駆動ローラ10と同径の大径部31a、31bと、これら大径部間の中径部31cを有し、軸部10dに摺動自在に嵌合している。
【0056】
中径部31cは第2凸状ガイド部材30を収める溝部を構成している。この溝部は、第2凸状ガイド部材30よりも幅が広く構成してあり、分割コロ31−1は大径部31aの右側面部をばね32で押されることにより大径部31aの左側面部(段差部)が第2凸状ガイド部材30を押圧している。
【0057】
中間転写ベルト12のローラ10から中間転写ベルト12が外れる上記脱落を阻止するため、当該中間転写ベルト12の凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30等が設けられた側と反対側(つまり、トナー像を担持したりシート状媒体が吸着する側)に乗り上げ防止用の加圧コロ41、42を設け、該ベルトを押圧しつつ連れまわり回転するようにした。
【0058】
これにより、加圧コロ41等により凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30を溝Cや、中径部31cによる溝部等に収めた状態を維持することで、回転中のこれら凸状ガイドの乗り上げを防止できる。
【0059】
ここで、加圧コロ41、42は、凸状ガイド部材(凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30等)を覆う長さを有している。凸状ガイド部材が複数設けられる場合には、加圧コロは各凸状ガイド部材に対応して複数個設けられ、これら複数の加圧コロは同径としている。加圧コロ41は溝Cを覆い、加圧コロ42は大径部31a、31bに掛かる長さを有し中径部31cに相当する溝部を覆う。これら加圧コロ41、42は中間転写ベルト12の外側から、駆動ローラ10の外径と同径の周面部を均等に押圧する。
【0060】
別の表現をすれば、加圧コロ41、42は凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30をカバーするように、これらの幅よりも左右とも若干大きくなるように構成されている。また、左右方向で均等に押圧するように、これら凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30の各左右両方向、略同一直径とし、駆動ローラ10側のML面、及び、PN面を押圧して回転するように一体の構成の加圧コロ41、42としている。これら加圧コロ41、42は同一の軸47で保持し、図示省略の側板に可動に支持された軸受44を介して伸張性のばね43の弾性により加圧力を得ることでベルト面にこれら加圧コロを押圧して連れ回りするようにしている。
【0061】
これにより、これら凸状ガイド部材13、第2凸状ガイド部材30の各ローラについて左右両側(加圧コロ41、42の軸方向の両側)から均一に一定圧力が加わり、回転中の凸ガイドの乗り上げを確実に防止できる。
【0062】
また、加圧コロ41、42を、中間転写ベルト12の表面側から駆動ローラ10の軸心に向けて該中間転写ベルト12を加圧するように設けた。これにより、加圧力を確実に中間転写ベルト12に伝達して効率的に乗り上げ防止を図ることができる。
【0063】
他の例として、図10に示すように、溝Cの両外側に対応するベルト表面であるL’M’面、中径部31cに相当する溝の両外側に対応するベルト表面であるN’P’面にそれぞれ微少間隙Δを以って加圧コロ46を左右それぞれに独立(または一体でも可能)に設けても良い。この場合、加圧コロ46は、中間転写ベルト12表面側から駆動ローラ12の軸心に向けて可動でなく図示しない側板に軸支することで不動とし、中間転写ベルト12表面側から凸状ガイド部材の厚さよりも少ない間隙、微少間隙であるΔをおいて離間した位置に位置を固定した。これにより、凸状ガイド部材が溝から外れることはない。ベルトが浮き上がり、加圧コロ46に接するときに加圧状態になる。
【0064】
以上の加圧コロは左右2箇所に設けるよう示したが、本発明はこれに限るものでなく、どちらか片側のみの設置、つまりはガイド13が乗り上げやすい側のみの設置でも良い。
【0065】
さらには図9の例の変形例である図11に示すように、加圧コロの軸47に設けたギヤG1、駆動ローラ10の軸部10dに設けたギヤG2とを噛み合わせることで、加圧コロ41、42に回転駆動力を付与するように構成することもできる。この場合、加圧コロ41、42には、対シート状媒体として摩擦係数の高い材質、例えば、クロロプレンゴム或いはEPゴム等を用いることによりシート状媒体或いは中間転写ベルトの搬送力をアップすることができる。なお、駆動ローラ10は図示しない別の駆動系により回転駆動されるものとする。
【0066】
[6] 実施例6(凸状ガイド部材の表面にスチールベルト貼付)
本例は、これまで述べた何れの例に対しても適用可能であるが、一例として、図5に示した駆動ローラの左端側を部分的に拡大して示した図12により説明する。既に説明した例では、凸状ガイド部材13はベルト裏面に全周長に渡って貼り付けられる。
【0067】
中間転写ベルト12は駆動ローラ10等に巻き付けられ変形しながら移動するので凸状ガイド部材13はウレタン材等の可撓性を有する材質で構成されている。該ウレタン材は、ローラに設けられた溝C、D等と良好に嵌合させるため適当な厚みをもって構成しなければならない。
【0068】
ここで、凸状ガイド部材13と溝C、Dの隙間を(例えば)最低で0、最大でも20〜50μm程度になるよう寸法管理することで、主走査方向におけるドット位置ずれを軽減できるが、凸状ガイド部材13の厚み方向及び全長に渡っての寸法管理は容易でなく、精度確保のために高価なベルト加工装置が必要になる。その上、ウレタン材質の経時による劣化または摩耗で凸状ガイド部材13と溝C、Dの隙間が拡がるおそれがある。
【0069】
そこで、本例では、図12に示したように、凸状ガイド部材13を構成するウレタン材質部50の表面凸部の頂点に薄いスチールベルト51を全周に渡り貼付した。
【0070】
これにより、上記嵌合における寸法管理はスチールベルト51の幅と溝の間で行う。スチールベルト51の幅≧ウレタン材質部50の幅となるよう構成することで、溝Cとの嵌合はスチールベルト51幅に依って決まることとなる。厚みのあるウレタン材質50の加工に比べスチールベルト51幅は加工精度が確保しやすい上、摩耗等での経時変化を押さえることができるなど補強及び精度確保を図ることができる。溝Dについても同様に実施できる。
【0071】
さらに、スチールベルト51または溝Cの表面に磁力を施すことで、回転中における凸状ガイド部材13のローラに設けた溝に対する乗り上げを簡単な構成で防止することができる。
【0072】
[7] 実施例7(マーキング付与による等速制御)
本例は、凸状ガイド部材を利用した技術である。本例では、凸状ガイド部材に等ピッチからなる濃度差のあるマーキングを施し、このマーキングを光学的に読み取ることで中間転写ベルト12の走行(速度)状態を検出する。
【0073】
図1に示した転写ベルトユニットの構成部分に一部変更を加えて示したのが図13であり、この図13に示すように、本例では、凸状ガイド部材13のベルト12に接合される以外の一面でかつ、全長に渡って等ピッチからなる濃度差のあるマーキング24を施している。このようにマーキング24はベルトの内側部に設けられている。
【0074】
かつ、このマーキング24位置に対応させて該マーキング24を光学的に読み取る検出センサ25を設けている。この検出センサ25もベルトの内側部に設けられている。この検出センサ25は、基端部を不動部材に固定された保持板58に設けられていて、移動するマーキング24に対して不動であり、このマーキングの検出間隔からベルトの位置(速度)変動を検出する。この速度変動検出結果を元に、駆動ローラ10の回転速度を変えることで、ベルト12の表面速度が常に一定になるようにフィードバック制御を行うことができる。
【0075】
制御の一例を図15を参照しながら説明する。センサ25に入力されたパルス信号は、CPU60を介して発振器62による一定時間毎にカウンタ64で数えられ、ROM66に取り込まれて規定パルス数(所望スピードに対するパルス数)と比較検討される。比較検討した結果の増減分をステッピングモータコントローラ68にフィードバック、つまり規定速度に達していない場合はステッピングモータ回転周波数を多く、逆の場合は少なくなるよう周波数変換し、ステッピングモータドライバ70を介してステッピングモータ72を駆動することで中間転写ベルト12を等速に駆動させる。
【0076】
ステッピングモータ72には、その回転軸にギヤが設けられていて、このギヤを介して駆動ローラ10の軸に設けたギヤに至る歯車駆動系が構成されており、該モータの回転速度が駆動ローラ10に伝達されるようになっている。
【0077】
本例のように、マーキングを光学的に読み取ってベルトの走行状態を検出することで、ベルトの走行方向(副走査方向)に関しても各色に対応する各作像装置間での色ずれの少ない転写ベルト機構を供給することができる。さらには、被検出部材(マーキングが施された凸状ガイド部材13)や検出装置(センサ25)がベルトの内側に設けられ、飛散トナーや粉塵等が付着しにくいので、汚れから生ずる誤検出を防止することができ、走行状態を常に良好に検出することができる。
【0078】
以上は、各色感光体上のトナー像を中間転写ベルト12上に1次転写した後、シート状媒体19へ2次転写する「中間転写ベルト」構成について述べたが、本発明はこれに限るものでなく、用紙をベルト上に吸着させて、各色感光体から順次、直接トナー像を転写する「直接転写ベルト」構成においても凸状ガイド部材13を設ける構成とし、また、等ピッチのマーキング24を設けることで同様の効果を発揮することができる。
【0079】
[8] 実施例8(画像形成装置の例)
以下に、画像形成装置例を説明する。
図15は、この発明が適用されるカラーの画像形成装置の一実施形態を示すもので、タンデム型間接転写方式を採用しており、図中符号200は複写機本体、符号300はそれを載せる給紙テーブル、符号400は複写機本体200上に取り付けるスキャナ、500はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
【0080】
複写機本体200には、中央に、無端ベルト状の中間転写ベルト12を設けている。中間転写ベルト12は、ベース層を、例えばフッ素樹脂や帆布などののびにくい材料でつくり、その上に弾性層を設けている。弾性層は、例えばフッ素ゴムやアクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどでつくる。この弾性層の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層で被ってなる。
【0081】
図15に示すとおり、中間転写ベルト12は、ローラ10、11、14、15その他のローラに掛け回して支持されていて、図中時計回りに回転搬送可能とする。
【0082】
駆動ローラ10と従動ローラ11間に張り渡した中間転写ベルト12上には、その搬送方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの作像装置73を横に並べて配置している。作像装置はカラー画像情報を含むレーザビームを出射するデジタル書込み手段であり、これら作像装置の上方には、さらに露光装置74を設けている。
【0083】
一方、中間転写ベルト12を挟んで作像装置群と反対の側には、二次転写ローラ及び搬送ベルト70を備える。前記図1〜3の構成では二次転写ローラ17は単体で示しているが、本例では搬送ベルト70を支持する機能を兼ねている。何れにしても、二次転写ローラ17の機能により、中間転写ベルト12上の画像をシート状媒体に転写する。ローラ11の左横には、シート状媒体上の転写画像を定着する定着装置71を設けている。
【0084】
搬送ベルト70および定着装置71の下に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備えている。
【0085】
このカラー画像形成装置を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置500の原稿台75上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置500を開いてスキャナ400のコンタクトガラス76上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置500を閉じてそれで押さえる。
【0086】
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置500に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス76上へと移動して後、他方、コンタクトガラス76上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ400を駆動し、第1走行体77および第2走行体78を走行する。
【0087】
そして、第1走行体77で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体78に向け、第2走行体78のミラーで反射して結像レンズ79を通して読取りセンサ80に入れ、原稿内容を読み取る。
【0088】
また、不図示のスタートスイッチを押すと、ステッピングモータ72で駆動ローラ10を回転駆動し、中間転写ベルト12を回転させて搬送する。同時に、個々の作像装置73でその感光体40を回転させて各作像装置73の各感光体40上にそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像を形成する。
【0089】
そして、中間転写ベルト12の搬送とともに、中間転写ベルト12を間にして各感光体40に対向してそれぞれ設けられた1次転写手段としての転写ローラ182の機能により、これら各感光体40に形成された単色画像を順次転写して中間転写ベルト12上に合成カラー画像を形成する。
【0090】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル300の給紙ローラ81の1つを選択回転し、ペーパーバンク82に多段に備える給紙カセット83の1つからシートを繰り出し、分離ローラ84で1枚ずつ分離して給紙路85に入れ、搬送ローラ86で搬送して複写機本体300内の給紙路87に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
【0091】
または、給紙ローラ88を回転して手差しトレイ89上のシート状媒体を繰り出し、分離ローラ90で1枚ずつ分離して手差し給紙路91に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0092】
そして、中間転写ベルト12上の合成カラー画像の移動にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト12と二次転写ローラ17との間にシート状媒体を送り込み、二次転写ローラ17で中間転写ベルト12上の重ねカラー画像をシート状媒体上に転写することで、フルカラー画像を記録する。
【0093】
フルカラートナー画像転写後のシート状媒体は、二次転写ローラ17とローラ23間に張設された搬送ベルト70で搬送されて定着装置71へ送り込まれ、定着装置71で熱と圧力とを加えられて転写画像が定着され、その後、切換爪72で切り換えられて排出ローラ56で排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。
【0094】
または、切換爪72で切り換えられてシート反転装置28に入れられ、そこで反転されて再び転写位置へと導かれ、裏面にも画像が記録されて後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
【0095】
一方、画像転写後の中間転写ベルト12は、画像転写後に中間転写ベルト12上に残留する残留トナーをベルトクリーニングユニット22で除去し、再度の画像形成に備えられる。本例は、中間転写ベルトまわりの構成については、図1〜3に示した構成と完全一致するものではないが、概略の機能としては同じである。
【0096】
以上が、感光体40上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像した後、転写手段(転写ローラ18)により被転写媒体(中間転写ベルト13)に転写する作像装置を複数備え、これらの作像装置を複数のローラ及び該ローラに支持された無端状の中間転写ベルト13による転写ベルトユニットに沿って複数設け、該中間転写ベルト13上に前記複数の作像装置による画像を順に重ね転写し、この重ね転写による画像を一括してシート状媒体に転写する画像形成装置の例である。
【0097】
上記構成の画像形成装置において、中間転写ベルトに代えて、シート搬送ベルトを構成し、このシート搬送ベルトによりシート状媒体を搬送し、その搬送の過程で、感光体40から順にトナー画像を重ね転写していき、定着装置を通過後に排紙トレイに排紙する構成の画像形成装置においても、シート搬送ベルトについて、本発明を適用することができる。
【0098】
つまり、感光体40上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像した後、転写手段により被転写媒体に転写する作像装置を複数備え、これらの作像装置を複数のローラ及び該ローラに支持された無端状の搬送ベルトからなるシート搬送ベルトユニットの該ベルトに沿って複数設け、該搬送ベルト上に載せられて搬送される当該シート状媒体に前記複数の作像装置による画像を順に重ね転写してカラー画像を形成する画像形成装置である。その場合、図15における定着装置71に代えて設けれられたレジストローラからシート状媒体が送り込まれ、これまで中間転写ベルトについて説明した凸状ガイド部材などを具備したシート搬送ベルトにより搬送されつつ順にトナー像が重ねされて重ねトナー画像が形成され、図15における手差しトレイ89に代えて設けられた定着装置を経て定着されてから、排紙トレイに排紙される。
【0099】
これら、カラー画像形成装置のように特に書き込み同期を取る必要があるタイプのものについて本発明は有用である。
【0100】
【発明の効果】
請求項1の発明では、凸状ガイド部材の幅を一定に加工するだけで蛇行の少ない良好なベルト走行性能を得、蛇行を防止して、べルト蛇行による色ずれを極力抑えることができる。また、ローラ溝についても加工幅を小さく構成でき、容易かつ安価に加工精度を確保することができる。
【0101】
請求項2の発明では、ベルトの蛇行を微少隙間内に収めることができ、主走査方向におけるドット位置ずれを軽減することができる。
【0102】
請求項3の発明では、凸状ガイド部材と溝の寸法差が0であっても、摺接がスムーズになってベルト回転駆動中の負荷や騒音を低減すると共に凸状ガイド部材や溝の角こすれによる劣化を防止することができる。
【0103】
請求項4の発明では、ベルトが幅方向に拡げられることで駆動中のべルト表面の張力ばらつきによる緩みや歪みを押さえ、ベルトを適度に張られた良好な状態で駆動でき、特に主走査方向のドット位置安定性を図ることができる。
【0104】
請求項5記載の発明では、張力付与コロを介して作用力を与えることで、回動する第2凸状ガイド部材30に対して安定した作用力を与えることができる。請求項6記載の発明では、簡単な構成により前記作用力を得ることができる。
【0105】
請求項7記載の発明では、張力付与コロを、溝を有するローラに対して摺動性の良好な材質で構成することで、第2凸状ガイド部材に対して安定した作用力を付与することができる。
【0106】
請求項8記載の発明では、管材を使用するので大径のローラでも軽量化を図ることができ、駆動負荷を増大させることなく、安定した駆動伝達が図れる上、低コストの駆動装置でベルトを回転駆動できる。
【0107】
請求項9、22記載の発明では、作像基準位置と同じ側に溝を設けることで、ベルトの主走査方向固定側と作像基準位置を近くに構成でき、両者間の距離ばらつきを少なくできるため、主走査方向のドット位置ずれを押さえ込むことができる。
【0108】
請求項10記載の発明では、スチールベルト幅は加工精度が確保しやすい上、摩耗等での経時変化を押さえることができる。また、請求項11記載の発明では、磁力の作用により、回転中における凸状ガイド部材のローラに設けた溝に対する乗り上げを簡単な構成で防止することができる。
【0109】
請求項12記載の発明では、回転中の凸状ガイドの乗り上げを防止することができる。請求項13記載の発明では、凸状ガイド部材について加圧コロの軸方向両側から均一に一定圧力が加わり、回転中の凸ガイドの乗り上げを確実に防止できる。
【0110】
請求項14記載の発明では、加圧力を確実に中間転写ベルト12に伝達して効率的に乗り上げ防止を図ることができる。請求項15記載の発明では、加圧用の部材が不要でシンプルな構成となる。請求項16記載の発明では、ベルト搬送性能を高めることができる。
【0111】
請求項17記載の発明では、被検出部材や検出装置がベルトの内側に設けられ、飛散トナーや粉塵等が付着しにくいので、汚れから生ずる誤検出を防止することができ、走行状態を常に良好に検出することができる。
【0112】
請求項18、19、21記載の発明では、各作像装置間でベルト蛇行に起因して発生する色ずれの問題を解消した画像を得る。
【0113】
請求項20記載の発明では、ドット位置ずれを軽減することができる画像形成装置を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトユニット及び感光体の斜視図である。
【図2】ベルトユニット及び感光体の斜視図である。
【図3】ベルトユニット及び感光体の正面図である。
【図4】凸状ガイド部材及びこれと嵌合する溝部の断面図である。
【図5】駆動ローラ部の正面図である。
【図6】駆動ローラ部の正面図である
【図7】駆動ローラ部の正面図である。
【図8】駆動ローラ部の正面図である。
【図9】駆動ローラ部の正面図である。
【図10】駆動ローラ部の正面図である。
【図11】駆動ローラ部の正面図である。
【図12】駆動ローラ部の部分正面図である。
【図13】転写ベルトユニット及び感光体二次転写ローラなどの斜視図である。
【図14】駆動ローラの速度制御系のブロック図である。
【図15】画像形成装置の概略構成図である。
【図16】従来のベルトユニットの平面図である。
【符号の説明】
13 凸状ガイド部材
C、D 溝

Claims (22)

  1. 複数のローラと、これらローラに張架されて回転する無端状の搬送ベルトを具備した画像形成装置の一部として用いられるベルトユニットにおいて、
    前記ローラの少なくとも1つについて、軸方向の片側端部近傍に相当する前記搬送ベルトの全内周部わたり一定幅の凸状ガイド部材を設けると共に、
    前記1つのローラの前記凸状ガイド部材に対応する部位の外周面に該凸状ガイド部材と嵌合し得る溝を設け、
    前記溝に前記凸状ガイド部材が嵌合して前記搬送ベルト及び前記ローラが回転し得る状態に設定されたことを特徴とするベルトユニット。
  2. 請求項1記載のベルトユニットにおいて、
    前記凸状ガイド部材と前記溝の両者間の間隙を、公差を含め100μm以下にしたことを特徴とするベルトユニット。
  3. 請求項1記載のベルトユニットにおいて、
    前記溝の角部及び前記凸状ガイド部材の角部、あるいはどちらか一方に面取りを施したことを特徴とするベルトユニット。
  4. 請求項1記載のベルトユニットにおいて、
    前記溝を有するローラの軸方向上、前記凸状ガイド部材が設けられた側の反対側の端部近傍に相当する前記搬送ベルトの全内周部にわたり、前記凸状ガイド部材に準じた第2凸状ガイド部材を設け、該ローラと同心軸上を摺動可能な押圧部材を以って前記第2凸状ガイド部材を前記凸状ガイド部材が設けられた側と反対側に押す方向の作用力を与えるようにしたことを特徴とするベルトユニット。
  5. 請求項4記載のベルトユニットにおいて、
    前記溝を有するローラの同軸上に軸方向に可動な張力付与コロを設け、該張力付与コロを介して前記作用力を与えることを特徴とするベルトユニット。
  6. 請求項5記載のベルトユニットにおいて、
    前記溝を有するローラと張力付与コロとの間に弾性部材を介在させることにより前記作用力を得ることを特徴とするベルトユニット。
  7. 請求項5又は6に記載のベルトユニットにおいて、
    前記張力付与コロを、摺動性の良好な材質で構成したことを特徴とするベルトユニット。
  8. 請求項1乃至7の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、
    前記溝を、前記ローラを構成する管材の端部における該管材の肉厚部を利用して形成したことを特徴とするベルトユニット。
  9. 請求項8記載のベルトユニットにおいて、
    前記ローラについて、前記作像基準位置となる側の軸端部をスラスト方向に押圧する弾性手段を付帯していることを特徴とする搬送ベルトユニット。
  10. 請求項1乃至9の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、前記凸状ガイド部材の表面にスチールベルトを貼付したことを特徴とするベルトユニット。
  11. 請求項10に記載のベルトユニットにおいて、前記溝またはスチールベルトに磁性処理を施したことを特徴とするベルトユニット。
  12. 請求項1乃至11の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、
    前記凸状ガイド部材と前記搬送ベルトを隔てた当該搬送ベルトの反対側に、乗り上げ防止用の、回転自在な加圧コロを具備していることを特徴とするベルトユニット。
  13. 請求項12記載のベルトユニットにおいて、
    前記加圧コロは、前記凸状ガイド部材を覆う長さであり、前記凸状ガイド部材が複数設けられる場合には、各凸状ガイド部材に対応して複数個設けられ、これら複数の加圧コロは同径であることを特徴とするベルトユニット。
  14. 請求項13記載のベルトユニットにおいて、
    前記加圧コロを、前記搬送ベルト表面側から前記ローラの軸心に向けて可動とし前記搬送ベルトを加圧するように設けたことを特徴とするベルトユニット。
  15. 請求項14記載のベルトユニットにおいて、
    前記加圧コロを、前記搬送ベルト表面側から前記ローラの軸心に向けて可動でなく不動とし、前記搬送ベルト表面側から前記凸状ガイド部材の厚さよりも少ない間隙をおいて離間した位置に配置したことを特徴とするベルトユニット。
  16. 請求項12乃至15の何れか一つに記載の搬送ベルトユニットにおいて、
    前記加圧コロに駆動力を付与する構成としたことを特徴とするベルトユニット。
  17. 請求項1乃至16の何れか一つに記載のベルトユニットにおいて、
    前記凸状ガイド部材に等ピッチからなる濃度差のあるマーキングを施し、上記マーキングを光学的に読み取ることで前記搬送ベルトの走行(速度)状態を検出することを特徴とするベルトユニット。
  18. 感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像した後、転写手段により被転写媒体に転写する作像装置を複数備え、これらの作像装置を複数のローラ及び該ローラに支持された無端状の中間転写ベルトによるベルトユニットに沿って複数設け、該中間転写ベルト上に前記複数の作像装置による画像を順に重ね転写し、この重ね転写による画像を一括してシート状媒体に転写する画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトユニットが請求項1乃至17の何れか一つに記載のベルトユニットであることを特徴とする画像形成装置。
  19. 感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像した後、転写手段により被転写媒体に転写する作像装置を複数備え、これらの作像装置を複数のローラ及び該ローラに支持された無端状の搬送ベルトによるベルトユニットの該ベルトに沿って複数設け、該搬送ベルト上に載せられて搬送される当該シート状媒体に前記複数の作像装置による画像を順に重ね転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、
    前記シート搬送ベルトユニットが請求項1乃至17の何れか一つに記載のベルトユニットであることを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項1乃至19の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記作像装置はデジタル書込み手段を備えたデジタル電子写真方式の作像装置であることを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項18乃至20の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記複数のローラのうち、間隔をおいて対向して位置している2つのローラについて軸方向の片側端部近傍に相当する前記ベルト内周面に一定幅の凸状ガイド部材を設けると共に、
    前記1つのローラの前記凸状ガイド部材に対応する部位の外周面に該凸状ガイド部材と嵌合し得る溝を設け、
    前記溝に前記凸状ガイド部材が嵌合して前記搬送ベルト及び前記ローラが回転し得る状態に設定し、
    これら溝が形成された2つのローラ間に前記複数の作像装置を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  22. 請求項18乃至21の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記ローラについて、前記凸状ガイド部材と嵌合する溝が設けられる側は、前記作像装置による作像基準位置となる側であることを特徴とする画像形成装置。
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