JP2004148551A - バルブゲート式金型装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブ装置の材料通路内の成形材料の温度差を低減できるバルブゲート式金型装置を提供する。
【解決手段】ゲート6を開閉するバルブピン36は、ヒータ9を外周部に設けたバルブ本体1のケーシング2の材料通路8に通してある。このケーシング2の軸方向中間部に低熱伝導部材34を装着するとともに両端部に低熱伝導部材35を装着し、この外側からヒータ9を両端部で密に中間部で粗に巻装する。ヒータ9の熱は両端部に対して中間部で伝わりにくくなっているので、ケーシング2の軸方向中間部は両端部よりも熱エネルギーが伝わらない傾向を示すことになり、固定側型板3にケーシング2が両端部で接触していることに起因する両端部からの放熱が相殺され、ケーシング2の材料通路8内の樹脂の温度差が低減する。
【選択図】 図1
【解決手段】ゲート6を開閉するバルブピン36は、ヒータ9を外周部に設けたバルブ本体1のケーシング2の材料通路8に通してある。このケーシング2の軸方向中間部に低熱伝導部材34を装着するとともに両端部に低熱伝導部材35を装着し、この外側からヒータ9を両端部で密に中間部で粗に巻装する。ヒータ9の熱は両端部に対して中間部で伝わりにくくなっているので、ケーシング2の軸方向中間部は両端部よりも熱エネルギーが伝わらない傾向を示すことになり、固定側型板3にケーシング2が両端部で接触していることに起因する両端部からの放熱が相殺され、ケーシング2の材料通路8内の樹脂の温度差が低減する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂の射出成形などに用いられるバルブゲート式金型装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
製品キャビティへのゲートまでの材料通路内の成形材料である樹脂を加熱して常時溶融状態に保つホットランナー金型装置において、ゲートをバルブピンにより機械的に開閉するバルブゲート式金型装置が知られている。なお、ホットランナー金型装置は、成形能率を高めることを目的としたものであり、ゲートを閉じるのは、型開時などにゲートから樹脂が漏れるのを防止するためである。
【0003】
図3は、この種のバルブゲート式金型装置におけるバルブ装置のバルブ本体1の一例を示している。同図において、2は筒状のケーシングで、このケーシング2は、その図示左側に位置するマニホールド(図示していない)に接続されるとともに、固定側型板などの型体の本体部3に形成された孔部4内に挿入されるものである。そして、ケーシング2は、そのマニホールド側の端部のフランジ部5と、反対側のゲート6側の端部の外周面に固定された固定リング7とが前記孔部4に嵌合していることにより型体の本体部3に支持されており、他の部分では、バルブ本体1と型体の本体部3との間には断熱層をなす隙間が形成されている。また、ケーシング2の内部は、前記ゲート6に連通する材料通路8になっている。そして、この材料通路8を貫通して、図示上下方向に移動してゲートを開閉するバルブピン36が設けられる。また、前記ケーシング2の外周面には、材料通路8内の樹脂を加熱するヒータ9が設けられているとともに、このヒータ9を外周側から覆う筒状のヒータカバー10が固定されている。前記ヒータ9は、線状ヒータからなり、ケーシング2の外周面に巻いてある。そして、ヒータ9は、ケーシング2の両端側では密に巻いてあるが、中間部では粗に巻いてある(例えば特願2001−139242)。
【0004】
上述したようなバルブゲート式金型装置において、バルブ本体1のケーシング2の温度は、ケーシング2の両端側で低く、中央部で高い傾向を示す。これは、中央部では、ケーシング2の両端側から熱が伝わること、製品キャビティ内の樹脂を速やかに固化させるために冷却される型体の本体部3に対して、ケーシング2が両端部で接触しているため、この接触部を通じてケーシング2から型体の本体部3へ熱が逃げること、などが原因であると考えられる。このような温度の不均一性を解消するため図示のバルブ装置では、前述したようにヒータ9をケーシング2の両端側では密に巻く一方、中間部では粗に巻いているが、それでも、温度分布の不均一性が大きいのが現状である。そこで、材料通路8における最も温度の低い部分つまり両端側でも樹脂の流動性を確保できるだけの温度が得られるようにしなければならないが、その結果、中間部の温度は過度に高くなる。そして、温度が高すぎると、材料通路8内の樹脂がヤケ(黒い焦げを生じること)を生じ、この樹脂の特性が悪くなる虞がある、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、バルブ装置の材料通路内の成形材料の温度差を低減できるバルブゲート式金型装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のバルブゲート式金型装置は、互いに開閉し型閉時に製品キャビティを相互間に形成する複数の型体と、この型体に設けられた材料通路を前記製品キャビティに連通させるゲートを開閉するバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された孔部内にこの孔部の内面との間に隙間を保持して組み込まれたバルブ本体を有し、このバルブ本体内のケーシングに前記ゲートに通じる材料通路を形成するとともに、前記ケーシングの外周部の軸方向中間部に低熱伝導部材を装着するとともに両端部に該低熱伝導部材より熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着し、その外周にヒータを設けたものである。
【0007】
このような構成を採用することにより、成形時には、複数の型体を型閉してこれら型体間に製品キャビティを形成するとともにゲートを開き、材料通路からゲートを介して製品キャビティ内に成形材料を充填する。ついで、バルブ装置によりゲートを閉じ、さらに、製品キャビティ内の成形材料が固化した後、型開して製品キャビティ内の成形材料すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返すが、全成形サイクルを通じて、バルブ本体の材料通路内の成形材料はヒータの加熱により常時溶融状態に保たれる。そして、ヒータを外周部に設けたバルブ本体においては、本来その軸方向中央部で両端側よりも温度が高くなる傾向を示すが、バルブ本体の軸方向中間部に熱伝導性の悪い低熱伝導部材を装着するとともにその両端部にそれよりも熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着しているので、ヒータの熱はバルブ本体のケーシングの両端部で伝わりやすく軸方向中間部で伝わりにくくなっているため、バルブ本体の軸方向中間部がヒータニより直接加熱される分の熱量が減少し、バルブ本体の材料通路内の成形材料の温度差が低減する。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明のバルブゲート式金型装置において、前記伝熱体は、前記ケーシングの外周面と型体の本体部とに接触する金属製のリングからなるものである。このため、この金属製のリングを通してヒータからバルブ本体のケーシングへ熱が伝導する。
【0009】
【発明の実施形態】
以下、本発明のバルブゲート式金型装置の第1実施例について、図1および図2を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、先に説明した図3と共通する部分については同一符号を付す。同図において、11は固定型、12は可動型で、型体であるこれら固定型11および可動型12は、図1における図示上下方向(型開閉方向)に互いに移動して開閉し、型閉時に相互間に製品形状の製品キャビティ13を形成するものである。固定型11は、その本体部としての金属製の固定側型板3と、この固定側型板3の裏側にスペーサーブロックを介して固定された固定側取り付け板(図示していない)とを備えており、この固定側取り付け板と固定側型板3との間にはマニホールド14が設けられている。このマニホールド14は、材料通路であるランナー15が内部に形成されており、このランナー15内の成形材料である熱可塑性樹脂は、マニホールド14に設けられた図示していないヒータの加熱により常時溶融状態に保たれるようになっている。なお、前記固定側型板3は、固定側受け板あるいはゲートブッシュなどを加えて複数の部材により構成したものであってもよい。また、前記固定側型板3には孔部4が貫通形成されており、この孔部4における可動型12側の先端部は、前記製品キャビティ13に連通するゲート6になっている。
【0010】
また、固定型11には、前記ゲート6を開閉するバルブ装置21が組み込まれている。つぎに、このバルブ装置21の構成を説明する。前記固定側型板3の孔部4内に、前記型開閉方向を軸方向とするバルブ本体1が組み込まれている。このバルブ本体1の大部分は筒状のケーシング2により構成されているが、このケーシング2の一端部はフランジ部5になっていて前記マニホールド14および固定側型板3間に固定されて支持されている。これとともに、フランジ部5は、前記孔部4におけるマニホールド14側の端部に形成された段差部22に嵌合している。また、前記ケーシング2におけるゲート6側の端部の外周面には固定リング7が嵌合されて固定されており、この固定リング7が前記孔部4内に形成された円柱状の嵌合面23に嵌合している。これにより、ケーシング2のゲート6側の部分が固定側型板3に支持されている。以上のように、バルブ本体1は、その両端部において固定側型板3に接触しているが他の部分においては、バルブ本体1の外面と孔部4の内面との間に断熱用の隙間24,25が形成されている。この隙間24,25は、前記固定リング7により遮断されており、この固定リング7よりもゲート6側の隙間24は、ゲート6と連通し成形材料である樹脂が流入する樹脂断熱層となり、反対側の隙間25は、空気断熱層となる。
【0011】
また、前記ケーシング2の内部は、マニホールド14内のランナー15を前記ゲート6に連通させる材料通路8になっている。この材料通路8は、前記型開閉方向を軸方向とするほぼ円柱形状になっているが、ランナー15側の端部は屈曲した屈曲部31になっている。この屈曲部31は、ケーシング2に入子32を埋め込むことにより形成されている。また、材料通路8におけるゲート6側の先端部内周面には、前記型開閉方向に延びる3枚以上の支持羽根33が形成されている。
【0012】
また、前記ケーシング2の外周面には、中間部ではジルコニアセラミックス、フォルステライトセラミックスなどの熱伝導性の低い金属からなるリング状体としての低熱伝導部材34を装着する一方、両端部には銅、クローム銅、アルミニュウムなどのこれよりも熱伝導性の高い金属からなるリング状体としての高熱伝導部材35,35を装着する。なお、ここで熱伝導性の高い低いとは基本的には低熱伝導部材34と高熱伝導部材35との間で定められる相対的な値であるが、一般的な材料特性としてはケーシング2の材質を基準としてこれよりも熱伝導度が高いか低いかで分別するしてそれぞれ配置するのが好ましく、特に両者の熱伝導度の差が150W/m・K以上となるようにそれぞれの材料を選択するのが好ましい。上述したような低熱伝導部材34及び高熱伝導部材35は、それぞれの部材をケーシング2の外径より僅かに大きな内径のリング状として拡散溶接により接合してもよいし、あるいはそれぞれの部材をケーシング2の外径とほぼ同じ内径として順次嵌入してもよい。さらに、低熱伝導部材34と高熱伝導部材35とを、高熱伝導部材35、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35の順に配列して拡散溶接などの異種金属の接合手段により接合して一体化し、これを同様にケーシング2に拡散溶接あるいは嵌入することで装着してもよい。そして、この低熱伝導部材34と高熱伝導部材35,35との外側から材料通路8を加熱する加熱手段であるヒータ9およびこのヒータ9を外周側から覆うほぼ円筒状の金属製のヒータカバー10が嵌合されている。ヒータ9は、線状のヒータを巻いてなるものであるが、ケーシング2の軸方向両端側では巻きを密にする一方、軸方向中間部では巻きを粗にしてある。さらに、図示していないが、前記ケーシング2には、ヒータ9の内側に沿わせて温度センサーが設けられている。この温度センサーは、ヒータ9におけるゲート6側の先端部近傍に位置している。
【0013】
そして、前記ケーシング2には、固定側取り付け板に設けられた図示していない油圧シリンダー装置などの駆動装置の駆動により前記型開閉方向に移動するバルブ体としてのバルブピン36が内蔵されている。このバルブピン36は、ゲート6側の先端部に形成されたゲート閉塞部37がゲート6に挿脱自在に嵌合してこのゲート6を閉じるものである。また、バルブピン36は、前記型開閉方向を軸方向としており、前記ケーシング2の支持羽根33の内側縁に外周面が常時摺動自在に接触している。これにより、バルブピン36のゲート6側の先端部が支持されている。さらに、バルブピン36は、バルブ本体1におけるマニホールド14側の端部では、前記入子32内に固定されたガイドブッシュ38により支持されている。すなわち、このガイドブッシュ38内をバルブピン36が摺動自在に貫通している。なお、バルブピン36を固定側取り付け板に設けられた駆動装置に接続するために、バルブピン36は、マニホールド14に形成された通孔39をも貫通している。40は、可動型12の可動側型板であり、この可動側型板40は、前記固定側型板3とともに製品キャビティ13を形成するものである。なお、図示していないが、前記固定側型板3や可動側型板40には、製品キャビティ13を冷却するための水などの冷却用流体を通す流体通路が形成されている。
【0014】
つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。まず固定型11と可動型12とを型閉して、これら固定型11および可動型12間に製品キャビティ13を形成した後、図1に鎖線で示すように、バルブピン36を可動型12から離れる方向へ移動させてゲート6を開放する。そして、射出成形機から固定型11内に熱可塑性の成形材料である溶融した熱可塑性樹脂を射出する。この樹脂は、マニホールド14のランナー15などを通り、さらにバルブ本体1内の材料通路8、バルブピン36が嵌合している支持羽根33間を通ってゲート6から製品キャビティ13内に流入する。このようにして製品キャビティ13内に樹脂が充填された後、保圧を経て、図1に実線で示すように、バルブピン36が可動型12の方へ移動し、ゲート6に嵌合してこのゲート6を閉じる。製品キャビティ13内の樹脂は前記流体通路を冷却用流体が通ることにより積極的に冷却される。そして、製品キャビティ13内の樹脂が冷却して固化した後、固定型11と可動型12とを型開して、製品キャビティ13内の樹脂すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返すが、全成形サイクルを通じて、マニホールド14のランナー15内の樹脂と同様に、バルブ本体1の材料通路8内の樹脂は、このバルブ本体1の外周部にあるヒータ9の加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0015】
既述のように、バルブ本体1においては、本来その軸方向中央部で両端側よりも温度が高くなる傾向を示すが、本実施例においては、バルブ本体1のケーシング2の軸方向中間部に低熱伝導部材34を装着するとともに両端部に低熱伝導部材35を装着し、この外側からヒータ9を両端部で密に中間部で粗に巻装しているので、ヒータ9の熱は両端部に対して中間部で伝わりにくくなっているので、ヒータ9による直接加熱のみに着目すればケーシング2の軸方向中間部は両端部よりも熱エネルギーが伝わらない傾向を示すことになり、型体の本体部である固定側型板3にケーシング2が両端部で接触していることに起因する両端部からの放熱が相殺され、結果としてケーシング2の材料通路8内の樹脂の温度差が低減する。したがって、この材料通路8内の樹脂の流動性を確保するために、材料通路8内で樹脂の温度が過度に高くなる部分が生じることを防止でき、樹脂にヤケが生じることを防止できて、この樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0016】
しかも、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35はケーシング2の外周面に接触する金属製のリング状体からなるので、ケーシング2に対して確実に熱を伝えることができるため、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35によるケーシング2の中間部と両端部との温度調整を確実に行なうことが可能となっている。しかも、リング状の低熱伝導部材34、高熱伝導部材35をケーシング2に装着するだけでよいので、従来の金型装置にも容易に組み込むことができる。
【0017】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35は、金属製である必要はなく、熱伝導度に差を持たせることができれば、セラミックや耐熱性樹脂製などであってもよい。また、リング状である必要はなく複数に分割してもよい。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、互いに開閉し型閉時に製品キャビティを相互間に形成する複数の型体と、この型体に設けられた材料通路を前記製品キャビティに連通させるゲートを開閉するバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された孔部内にこの孔部の内面との間に隙間を保持して組み込まれたバルブ本体を有し、このバルブ本体内のケーシングに前記ゲートに通じる材料通路を形成するとともに、前記ケーシングの外周部の軸方向中間部に低熱伝導部材を装着するとともに両端部に該低熱伝導部材より熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着し、その外周にヒータを設けたものであるので、そして、ヒータを外周部に設けたバルブ本体においては、本来その軸方向中央部で両端側よりも温度が高くなる傾向を示すが、バルブ本体の軸方向中間部に熱伝導性の悪い低熱伝導部材を装着するとともにその両端部にそれよりも熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着しているので、ヒータの熱はバルブ本体のケーシングの両端部で伝わりやすく軸方向中間部で伝わりにくくなっているため、バルブ本体の軸方向中間部がヒータニより直接加熱される分の熱量が減少し、バルブ本体の材料通路内の成形材料の温度差が低減する。
【0019】
請求項2の発明のバルブゲート式金型装置によれば、請求項1の発明のバルブゲート式金型装置において、前記伝熱体は、前記ケーシングの外周面と型体の本体部とに接触する金属製のリングからなるものである。このため、この金属製のリングを通してヒータからバルブ本体のケーシングへ熱が伝導する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブゲート式金型装置の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】同上横断面図である。
【図3】従来のバルブゲート式金型装置の第1実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 バルブ本体
3 固定側型板(本体部)
4 孔部
8 材料通路
9 ヒータ
11 固定型(型体)
12 可動型(型体)
13 製品キャビティ
15 ランナー(材料通路)
21 バルブ装置
34 低熱伝導部材
35 高熱伝導部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂の射出成形などに用いられるバルブゲート式金型装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
製品キャビティへのゲートまでの材料通路内の成形材料である樹脂を加熱して常時溶融状態に保つホットランナー金型装置において、ゲートをバルブピンにより機械的に開閉するバルブゲート式金型装置が知られている。なお、ホットランナー金型装置は、成形能率を高めることを目的としたものであり、ゲートを閉じるのは、型開時などにゲートから樹脂が漏れるのを防止するためである。
【0003】
図3は、この種のバルブゲート式金型装置におけるバルブ装置のバルブ本体1の一例を示している。同図において、2は筒状のケーシングで、このケーシング2は、その図示左側に位置するマニホールド(図示していない)に接続されるとともに、固定側型板などの型体の本体部3に形成された孔部4内に挿入されるものである。そして、ケーシング2は、そのマニホールド側の端部のフランジ部5と、反対側のゲート6側の端部の外周面に固定された固定リング7とが前記孔部4に嵌合していることにより型体の本体部3に支持されており、他の部分では、バルブ本体1と型体の本体部3との間には断熱層をなす隙間が形成されている。また、ケーシング2の内部は、前記ゲート6に連通する材料通路8になっている。そして、この材料通路8を貫通して、図示上下方向に移動してゲートを開閉するバルブピン36が設けられる。また、前記ケーシング2の外周面には、材料通路8内の樹脂を加熱するヒータ9が設けられているとともに、このヒータ9を外周側から覆う筒状のヒータカバー10が固定されている。前記ヒータ9は、線状ヒータからなり、ケーシング2の外周面に巻いてある。そして、ヒータ9は、ケーシング2の両端側では密に巻いてあるが、中間部では粗に巻いてある(例えば特願2001−139242)。
【0004】
上述したようなバルブゲート式金型装置において、バルブ本体1のケーシング2の温度は、ケーシング2の両端側で低く、中央部で高い傾向を示す。これは、中央部では、ケーシング2の両端側から熱が伝わること、製品キャビティ内の樹脂を速やかに固化させるために冷却される型体の本体部3に対して、ケーシング2が両端部で接触しているため、この接触部を通じてケーシング2から型体の本体部3へ熱が逃げること、などが原因であると考えられる。このような温度の不均一性を解消するため図示のバルブ装置では、前述したようにヒータ9をケーシング2の両端側では密に巻く一方、中間部では粗に巻いているが、それでも、温度分布の不均一性が大きいのが現状である。そこで、材料通路8における最も温度の低い部分つまり両端側でも樹脂の流動性を確保できるだけの温度が得られるようにしなければならないが、その結果、中間部の温度は過度に高くなる。そして、温度が高すぎると、材料通路8内の樹脂がヤケ(黒い焦げを生じること)を生じ、この樹脂の特性が悪くなる虞がある、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、バルブ装置の材料通路内の成形材料の温度差を低減できるバルブゲート式金型装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のバルブゲート式金型装置は、互いに開閉し型閉時に製品キャビティを相互間に形成する複数の型体と、この型体に設けられた材料通路を前記製品キャビティに連通させるゲートを開閉するバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された孔部内にこの孔部の内面との間に隙間を保持して組み込まれたバルブ本体を有し、このバルブ本体内のケーシングに前記ゲートに通じる材料通路を形成するとともに、前記ケーシングの外周部の軸方向中間部に低熱伝導部材を装着するとともに両端部に該低熱伝導部材より熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着し、その外周にヒータを設けたものである。
【0007】
このような構成を採用することにより、成形時には、複数の型体を型閉してこれら型体間に製品キャビティを形成するとともにゲートを開き、材料通路からゲートを介して製品キャビティ内に成形材料を充填する。ついで、バルブ装置によりゲートを閉じ、さらに、製品キャビティ内の成形材料が固化した後、型開して製品キャビティ内の成形材料すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返すが、全成形サイクルを通じて、バルブ本体の材料通路内の成形材料はヒータの加熱により常時溶融状態に保たれる。そして、ヒータを外周部に設けたバルブ本体においては、本来その軸方向中央部で両端側よりも温度が高くなる傾向を示すが、バルブ本体の軸方向中間部に熱伝導性の悪い低熱伝導部材を装着するとともにその両端部にそれよりも熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着しているので、ヒータの熱はバルブ本体のケーシングの両端部で伝わりやすく軸方向中間部で伝わりにくくなっているため、バルブ本体の軸方向中間部がヒータニより直接加熱される分の熱量が減少し、バルブ本体の材料通路内の成形材料の温度差が低減する。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明のバルブゲート式金型装置において、前記伝熱体は、前記ケーシングの外周面と型体の本体部とに接触する金属製のリングからなるものである。このため、この金属製のリングを通してヒータからバルブ本体のケーシングへ熱が伝導する。
【0009】
【発明の実施形態】
以下、本発明のバルブゲート式金型装置の第1実施例について、図1および図2を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、先に説明した図3と共通する部分については同一符号を付す。同図において、11は固定型、12は可動型で、型体であるこれら固定型11および可動型12は、図1における図示上下方向(型開閉方向)に互いに移動して開閉し、型閉時に相互間に製品形状の製品キャビティ13を形成するものである。固定型11は、その本体部としての金属製の固定側型板3と、この固定側型板3の裏側にスペーサーブロックを介して固定された固定側取り付け板(図示していない)とを備えており、この固定側取り付け板と固定側型板3との間にはマニホールド14が設けられている。このマニホールド14は、材料通路であるランナー15が内部に形成されており、このランナー15内の成形材料である熱可塑性樹脂は、マニホールド14に設けられた図示していないヒータの加熱により常時溶融状態に保たれるようになっている。なお、前記固定側型板3は、固定側受け板あるいはゲートブッシュなどを加えて複数の部材により構成したものであってもよい。また、前記固定側型板3には孔部4が貫通形成されており、この孔部4における可動型12側の先端部は、前記製品キャビティ13に連通するゲート6になっている。
【0010】
また、固定型11には、前記ゲート6を開閉するバルブ装置21が組み込まれている。つぎに、このバルブ装置21の構成を説明する。前記固定側型板3の孔部4内に、前記型開閉方向を軸方向とするバルブ本体1が組み込まれている。このバルブ本体1の大部分は筒状のケーシング2により構成されているが、このケーシング2の一端部はフランジ部5になっていて前記マニホールド14および固定側型板3間に固定されて支持されている。これとともに、フランジ部5は、前記孔部4におけるマニホールド14側の端部に形成された段差部22に嵌合している。また、前記ケーシング2におけるゲート6側の端部の外周面には固定リング7が嵌合されて固定されており、この固定リング7が前記孔部4内に形成された円柱状の嵌合面23に嵌合している。これにより、ケーシング2のゲート6側の部分が固定側型板3に支持されている。以上のように、バルブ本体1は、その両端部において固定側型板3に接触しているが他の部分においては、バルブ本体1の外面と孔部4の内面との間に断熱用の隙間24,25が形成されている。この隙間24,25は、前記固定リング7により遮断されており、この固定リング7よりもゲート6側の隙間24は、ゲート6と連通し成形材料である樹脂が流入する樹脂断熱層となり、反対側の隙間25は、空気断熱層となる。
【0011】
また、前記ケーシング2の内部は、マニホールド14内のランナー15を前記ゲート6に連通させる材料通路8になっている。この材料通路8は、前記型開閉方向を軸方向とするほぼ円柱形状になっているが、ランナー15側の端部は屈曲した屈曲部31になっている。この屈曲部31は、ケーシング2に入子32を埋め込むことにより形成されている。また、材料通路8におけるゲート6側の先端部内周面には、前記型開閉方向に延びる3枚以上の支持羽根33が形成されている。
【0012】
また、前記ケーシング2の外周面には、中間部ではジルコニアセラミックス、フォルステライトセラミックスなどの熱伝導性の低い金属からなるリング状体としての低熱伝導部材34を装着する一方、両端部には銅、クローム銅、アルミニュウムなどのこれよりも熱伝導性の高い金属からなるリング状体としての高熱伝導部材35,35を装着する。なお、ここで熱伝導性の高い低いとは基本的には低熱伝導部材34と高熱伝導部材35との間で定められる相対的な値であるが、一般的な材料特性としてはケーシング2の材質を基準としてこれよりも熱伝導度が高いか低いかで分別するしてそれぞれ配置するのが好ましく、特に両者の熱伝導度の差が150W/m・K以上となるようにそれぞれの材料を選択するのが好ましい。上述したような低熱伝導部材34及び高熱伝導部材35は、それぞれの部材をケーシング2の外径より僅かに大きな内径のリング状として拡散溶接により接合してもよいし、あるいはそれぞれの部材をケーシング2の外径とほぼ同じ内径として順次嵌入してもよい。さらに、低熱伝導部材34と高熱伝導部材35とを、高熱伝導部材35、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35の順に配列して拡散溶接などの異種金属の接合手段により接合して一体化し、これを同様にケーシング2に拡散溶接あるいは嵌入することで装着してもよい。そして、この低熱伝導部材34と高熱伝導部材35,35との外側から材料通路8を加熱する加熱手段であるヒータ9およびこのヒータ9を外周側から覆うほぼ円筒状の金属製のヒータカバー10が嵌合されている。ヒータ9は、線状のヒータを巻いてなるものであるが、ケーシング2の軸方向両端側では巻きを密にする一方、軸方向中間部では巻きを粗にしてある。さらに、図示していないが、前記ケーシング2には、ヒータ9の内側に沿わせて温度センサーが設けられている。この温度センサーは、ヒータ9におけるゲート6側の先端部近傍に位置している。
【0013】
そして、前記ケーシング2には、固定側取り付け板に設けられた図示していない油圧シリンダー装置などの駆動装置の駆動により前記型開閉方向に移動するバルブ体としてのバルブピン36が内蔵されている。このバルブピン36は、ゲート6側の先端部に形成されたゲート閉塞部37がゲート6に挿脱自在に嵌合してこのゲート6を閉じるものである。また、バルブピン36は、前記型開閉方向を軸方向としており、前記ケーシング2の支持羽根33の内側縁に外周面が常時摺動自在に接触している。これにより、バルブピン36のゲート6側の先端部が支持されている。さらに、バルブピン36は、バルブ本体1におけるマニホールド14側の端部では、前記入子32内に固定されたガイドブッシュ38により支持されている。すなわち、このガイドブッシュ38内をバルブピン36が摺動自在に貫通している。なお、バルブピン36を固定側取り付け板に設けられた駆動装置に接続するために、バルブピン36は、マニホールド14に形成された通孔39をも貫通している。40は、可動型12の可動側型板であり、この可動側型板40は、前記固定側型板3とともに製品キャビティ13を形成するものである。なお、図示していないが、前記固定側型板3や可動側型板40には、製品キャビティ13を冷却するための水などの冷却用流体を通す流体通路が形成されている。
【0014】
つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。まず固定型11と可動型12とを型閉して、これら固定型11および可動型12間に製品キャビティ13を形成した後、図1に鎖線で示すように、バルブピン36を可動型12から離れる方向へ移動させてゲート6を開放する。そして、射出成形機から固定型11内に熱可塑性の成形材料である溶融した熱可塑性樹脂を射出する。この樹脂は、マニホールド14のランナー15などを通り、さらにバルブ本体1内の材料通路8、バルブピン36が嵌合している支持羽根33間を通ってゲート6から製品キャビティ13内に流入する。このようにして製品キャビティ13内に樹脂が充填された後、保圧を経て、図1に実線で示すように、バルブピン36が可動型12の方へ移動し、ゲート6に嵌合してこのゲート6を閉じる。製品キャビティ13内の樹脂は前記流体通路を冷却用流体が通ることにより積極的に冷却される。そして、製品キャビティ13内の樹脂が冷却して固化した後、固定型11と可動型12とを型開して、製品キャビティ13内の樹脂すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返すが、全成形サイクルを通じて、マニホールド14のランナー15内の樹脂と同様に、バルブ本体1の材料通路8内の樹脂は、このバルブ本体1の外周部にあるヒータ9の加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0015】
既述のように、バルブ本体1においては、本来その軸方向中央部で両端側よりも温度が高くなる傾向を示すが、本実施例においては、バルブ本体1のケーシング2の軸方向中間部に低熱伝導部材34を装着するとともに両端部に低熱伝導部材35を装着し、この外側からヒータ9を両端部で密に中間部で粗に巻装しているので、ヒータ9の熱は両端部に対して中間部で伝わりにくくなっているので、ヒータ9による直接加熱のみに着目すればケーシング2の軸方向中間部は両端部よりも熱エネルギーが伝わらない傾向を示すことになり、型体の本体部である固定側型板3にケーシング2が両端部で接触していることに起因する両端部からの放熱が相殺され、結果としてケーシング2の材料通路8内の樹脂の温度差が低減する。したがって、この材料通路8内の樹脂の流動性を確保するために、材料通路8内で樹脂の温度が過度に高くなる部分が生じることを防止でき、樹脂にヤケが生じることを防止できて、この樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0016】
しかも、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35はケーシング2の外周面に接触する金属製のリング状体からなるので、ケーシング2に対して確実に熱を伝えることができるため、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35によるケーシング2の中間部と両端部との温度調整を確実に行なうことが可能となっている。しかも、リング状の低熱伝導部材34、高熱伝導部材35をケーシング2に装着するだけでよいので、従来の金型装置にも容易に組み込むことができる。
【0017】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、低熱伝導部材34、高熱伝導部材35は、金属製である必要はなく、熱伝導度に差を持たせることができれば、セラミックや耐熱性樹脂製などであってもよい。また、リング状である必要はなく複数に分割してもよい。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、互いに開閉し型閉時に製品キャビティを相互間に形成する複数の型体と、この型体に設けられた材料通路を前記製品キャビティに連通させるゲートを開閉するバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された孔部内にこの孔部の内面との間に隙間を保持して組み込まれたバルブ本体を有し、このバルブ本体内のケーシングに前記ゲートに通じる材料通路を形成するとともに、前記ケーシングの外周部の軸方向中間部に低熱伝導部材を装着するとともに両端部に該低熱伝導部材より熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着し、その外周にヒータを設けたものであるので、そして、ヒータを外周部に設けたバルブ本体においては、本来その軸方向中央部で両端側よりも温度が高くなる傾向を示すが、バルブ本体の軸方向中間部に熱伝導性の悪い低熱伝導部材を装着するとともにその両端部にそれよりも熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着しているので、ヒータの熱はバルブ本体のケーシングの両端部で伝わりやすく軸方向中間部で伝わりにくくなっているため、バルブ本体の軸方向中間部がヒータニより直接加熱される分の熱量が減少し、バルブ本体の材料通路内の成形材料の温度差が低減する。
【0019】
請求項2の発明のバルブゲート式金型装置によれば、請求項1の発明のバルブゲート式金型装置において、前記伝熱体は、前記ケーシングの外周面と型体の本体部とに接触する金属製のリングからなるものである。このため、この金属製のリングを通してヒータからバルブ本体のケーシングへ熱が伝導する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブゲート式金型装置の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】同上横断面図である。
【図3】従来のバルブゲート式金型装置の第1実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 バルブ本体
3 固定側型板(本体部)
4 孔部
8 材料通路
9 ヒータ
11 固定型(型体)
12 可動型(型体)
13 製品キャビティ
15 ランナー(材料通路)
21 バルブ装置
34 低熱伝導部材
35 高熱伝導部材
Claims (2)
- 互いに開閉し型閉時に製品キャビティを相互間に形成する複数の型体と、この型体に設けられた材料通路を前記製品キャビティに連通させるゲートを開閉するバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された孔部内にこの孔部の内面との間に隙間を保持して組み込まれたバルブ本体を有し、このバルブ本体内のケーシングに前記ゲートに通じる材料通路を形成するとともに、前記ケーシングの外周部の軸方向中間部に低熱伝導部材を装着するとともに両端部に該低熱伝導部材より熱伝導性の良好な高熱伝導部材を装着し、その外周にヒータを設けたことを特徴とするバルブゲート式金型装置。
- 前記低熱伝導部材及び高熱伝導部材が前記ケーシングの外周面に接触する金属製のリング状体からなることを特徴とする請求項1記載のバルブゲート式金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002313521A JP2004148551A (ja) | 2002-10-28 | 2002-10-28 | バルブゲート式金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002313521A JP2004148551A (ja) | 2002-10-28 | 2002-10-28 | バルブゲート式金型装置 |
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JP2004148551A true JP2004148551A (ja) | 2004-05-27 |
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ID=32458089
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JP2002313521A Abandoned JP2004148551A (ja) | 2002-10-28 | 2002-10-28 | バルブゲート式金型装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004148551A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005297566A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Mold Masters Ltd | 加熱されるノズル本体セグメント及び加熱されないノズル本体セグメントを有するノズル本体を備えたノズル |
-
2002
- 2002-10-28 JP JP2002313521A patent/JP2004148551A/ja not_active Abandoned
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