JP2004142800A

JP2004142800A - Lid material

Info

Publication number: JP2004142800A
Application number: JP2002310827A
Authority: JP
Inventors: Sachiko Kagawa; 香川　幸子
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 2002-10-25
Filing date: 2002-10-25
Publication date: 2004-05-20

Abstract

【課題】１工程のシールで密封が可能で、転倒しても内容物がこぼれ出ることがなく、かつ、耐内容物性を有する通気層とバリア層に分離いが可能な蓋材を提供すること。
【解決手段】フランジ付きプラスチック成形容器の開口部を覆い、成形容器周縁に設けられたフランジ部分と密封シールされる蓋材において、容器外側より、基材フィルム（１１）、バリア層（１２）、緩衝層（１３）、接着層（１４）、シーラント層（１５）が順次積層された複合フィルム（１０）からなり、前記緩衝層（１３）とシーラント層（１５）の間の接着層（１４）は、溶融押し出し法によるポリエチレン樹脂により形成されている。
【選択図】図１An object of the present invention is to provide a lid material which can be sealed with a one-step seal, does not spill contents even when it falls down, and can be separated into a gas-permeable layer and a barrier layer having resistance to contents. .
In a lid material that covers an opening of a plastic molded container with a flange and is hermetically sealed with a flange portion provided on a peripheral edge of the molded container, a base film (11), a barrier layer (12), It consists of a composite film (10) in which a buffer layer (13), an adhesive layer (14), and a sealant layer (15) are sequentially laminated, and an adhesive layer (14) between the buffer layer (13) and the sealant layer (15). Is formed of a polyethylene resin by a melt extrusion method.
[Selection diagram] Fig. 1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は芳香剤、吸湿剤等の容器の蓋材に関するものであり、特に使用する際に、基材フィルムを容器より剥離して、シーラント層側を容器蓋材として残すことのできる分離可能な蓋材に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、トイレ等の屋内で消臭用等の目的で使用されている芳香剤は、除湿剤、香料等の内容物を最内層がポリエチレン系樹脂からなるフランジ付きプラスチック成形容器に収納し、その開口部をヒートシール性の不織布、有孔フィルム、あるいはヒートシールニスを処理した紙等から構成される通気性蓋材で覆うことにより、内容物がこぼれず、かつ、水分あるいは芳香成分が該通気性蓋材を通過し得るようにしてある。また、使用時まで前記通気性蓋材による通気性を封印するため、この通気性蓋材をさらにポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）／ポリエチレン（ＰＥ）／アルミニウム箔（Ａｌ）／ＰＥ、ＰＥＴフィルムに珪素酸化物、またはアルミニウム酸化物の透明蒸着薄膜層を形成させた蒸着フィルム（ＶＭＰＥＴ）／ヒートシールニス、延伸ナイロン（ＯＮｙ）／ポリ塩化ビニリデン（ＰＶＤＣ）／ＯＮｙ／ＰＥのような層構成からなるバリア性蓋材で覆うというようなことが行われている。
【０００３】
しかしながら、この方法は、通気性蓋材とバリア性蓋材の２種類の蓋材をヒートシール等のシール方法を用いて容器に密封シールすることになり、シールを２工程行わなければならず加工賃が高い、２種類の蓋材を使用することによる蓋材のコスト高、内容物が液体の場合、転倒させると内蓋を通して内容物がこぼれてしまう等の問題がある。
【０００４】
発明者らは、このような問題を解決する方法として、１工程のシールで密封が可能で、転倒しても内容物がこぼれ出ない、通気層とバリア層に分離が可能な蓋材を開発した（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−１２０８５８号公報
【０００６】
しかしこの発明においては、通気層とバリア層の間に香料がたまり易いため、通気層とバリア層の間で剥離現象が生じ易いという新たな問題が生じた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、最内層がＰＥ樹脂からなるフランジ付き芳香剤容器の蓋材に関する以上のような問題点に着目してなされた特開２００２−１２０８５８号を改良したもので、１工程のシールで密封が可能で、転倒しても内容物がこぼれ出るとがなく、かつ、耐内容物性を有する通気層とバリア層に分離が可能な蓋材を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１の発明は、フランジ付きプラスチック成形容器の開口部を覆い、成形容器周縁に設けられたフランジ部分と密封シールされる蓋材において、容器外側より、基材フィルム、バリア層、緩衝層、接着層、シーラント層が順次積層された複合フィルムからなり、前記緩衝層とシーラント層の間の接着層は、溶融押し出し法によるポリエチレン樹脂により形成されていることを特徴とする蓋材である。
【０００９】
このように、請求項１記載の発明によれば、蓋材の層構成が、基材フィルム、バリア層、緩衝層、接着層、シーラント層が順次積層された複合フィルムからなり、緩衝層とシーラント層の間の接着層は、溶融押し出し法によるポリエチレン樹脂により形成されているので、バリア層手前の基材フィルム、バリア層、緩衝層からなる香料アタック部と接着層、シーラント層からなる剥離層を分離することにより蓋材の内容物耐性を向上させることができる。
【００１０】
また、請求項２の発明は、請求項１の発明において、前記緩衝層は、単層又は多層の未延伸ポリプロピレン樹脂、二軸延伸ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂のいずれかからなるフィルム基材であることを特徴とする蓋材である。
【００１１】
このように、請求項２記載の発明によれば、緩衝層が、単層又は多層の未延伸ポリプロピレン樹脂、二軸延伸ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂のいずれかからなるフィルム基材であるので、腰がかたく、融点の高い樹脂層であり、容器とシールする際、ポリエチレン逃げ、ポリエチレン引き、ポリエチレンだまり等を回避することができる。
【００１２】
また、請求項３の発明は、請求項１又は２の発明において、前記シーラント層は、ポリエチレン樹脂系の未延伸フィルムからなることを特徴とする蓋材である。
【００１３】
このように、請求項３記載の発明によれば、シーラント層は、ポリエチレン樹脂系の未延伸フィルムからなるので、最内層がポリエチレン樹脂系のプラスチック成形樹脂との密封シール性が良い。
【００１４】
また、請求項４の発明は、請求項１、２又は３の発明において、前記蓋材と成形容器とは、線状シールバーにより密封シールされていることを特徴とする蓋材である。
【００１５】
このように、請求項４記載の発明によれば、蓋材と成形容器とは、線状シールバーにより密封シールされているので、蓋材と成形容器とは容易に剥離可能となる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
本発明の蓋材を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の蓋材は、例えば、図１、図２に示すように、基材フィルム（１１）、バリア層（１２）、緩衝層（１３）、接着層（１４）、シーラント層（１５）が順次積層された複合フィルム（１０）からなる構造を有する。
【００１７】
基材フィルム（１１）は、特に規定はしないが、ＰＥＴフィルム、二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）フィルム、ＯＮｙフィルム等が好ましく使用できる。
また、基材フィルムは、単層でも、上述したプラスチックフィルムや紙等を適宜に組み合わせて複合した多層構成であっても良い。
さらに基材フィルム（１１）には、必要に応じて印刷層（図示せず）を設けても良い。
【００１８】
バリア層（１２）には、Ａｌ、ＶＭＰＥＴフィルム等のガスバリア性に優れたプラスチックフィルムや金属箔が好ましく使用できる。
【００１９】
緩衝層（１３）には、単層又は複層の未延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）フィルム、ＯＰＰフィルム、ＰＥＴフィルム等が好ましく使用できる。
緩衝層（１３）を設けることにより、バリア層（１２）と後記する接着層（１４）を隣接して積層する構成と比較してバリア層（１２）手前に香料が集中的にたまり、剥離することを回避し、最も香料のたまり易いバリア層と接着層、シーラント層の低バリア層の境界部分と剥離部分を分別することによりデラミを回避できる。
【００２０】
緩衝層（１３）と後記するシーラント層（１５）の間の接着層（１４）は、溶融押し出し法によるポリエチレン樹脂により形成されていることが好ましく、必要に応じて、緩衝層の接着層（１４）と接する面にはオゾン処理、コロナ放電処理を施すことができる。
【００２１】
接着層（１４）が溶融押し出し法によるポリエチレン樹脂により形成されることにより、ドライラミネート法等の接着剤を使用する接着法と比較し、分子量の高い樹脂層を接着層に用いることで香料による接着層の劣化を回避でき、香料保存時の接着強度および剥離強度の安定が得られる。
【００２２】
シーラント層（１５）は、プラスチック成形容器（２０）のフランジ（２１）と密封シールされるため、成形容器の最外層と同じ系統の樹脂とすることが好ましく、ポリエチレン樹脂系の未延伸フィルムが好ましく使用できる。
【００２３】
基材フィルム（１１）とバリア層（１２）、あるいはバリア層（１２）と緩衝層（１３）を積層させる方法は、ドライラミネート法、ノンソルラミネート法、押し出しラミネート法等の一般的に公知のラミネート法を用いる。その際、ドライラミネート法、ノンソルラミネート法においては接着剤が、また、押し出しラミネート法においては、溶融押し出し樹脂が接着層（図示せず）となる。
【００２４】
このようにして作製された複合フィルム（１０）を適宜の大きさに裁断して出来上がった蓋材（１０）は、図２に示すように、ゲル状芳香剤等の内容物の入ったプラスチック成形容器（２０）の開口部に載置され、容器周縁に設けられたフランジ（２１）と線状のシールバーにより密封シールされる。
【００２５】
プラスチック成形容器（２０）は、例えば、〔容器外側〕ＰＰ／エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂（ＥＶＡ）／ＰＰ／ＰＥ〔容器内側〕、〔容器外側〕未延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂（ＡＰＥＴ）／線状低密度ポリエチレン樹脂（ＬＬＤＰＥ）〔容器内側〕、〔容器外側〕ＡＰＥＴ／エチレンビニルアルコール共重合樹脂（ＥＶＯＨ）／ＬＬＤＰＥ〔容器内側〕等の構成からなるドライラミネート法により作製した複合シートをシート成形した成形トレーが好ましく使用できる。
いずれの場合においても、プラスチック成形容器の最内面は、蓋材のシーラント層と同材質構成であることが必要である。
【００２６】
密封シールは、蓋材のシーラント層とプラスチック成形容器の最内面を融着して行われるが、密封シールの方法は、ヒートシール法、インパルスシール法、超音波シール法等の一般的に公知のシール法を用いれば良い。
なお、蓋材にはあらかじめ摘まみ片等を設けておくと使用時に便利である。
【００２７】
【実施例】
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
〈実施例１〉
基材フィルム（１１）として厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムを、バリア層（１２）として厚さ７μｍのＡｌを、緩衝層（１３）として厚さ７０μｍのＣＰＰフィルムであるＲＸＣ−１８（東セロ株式会社製）を、シーラント層（１５）として厚さ７０μｍのＬＬＤＰＥフィルムを、それぞれ準備した。
【００２８】
つぎに、基材フィルム（１１）である厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムと、バリア層（１２）である厚さ７μｍのＡｌをドライラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）構成の複合第１フィルムとした。
【００２９】
この複合第１フィルムのＡｌ面と、緩衝層（１３）である厚さ７０μｍのＣＰＰフィルムをドライラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＣＰＰ（７０μｍ）構成の複合第２フィルムとした。
【００３０】
最後に、この複合第２フィルムのＣＰＰ面に、シーラント層（１５）である厚さ７０μｍのＬＬＤＰＥフィルムを、接着層（１４）となるＰＥ（２５μｍ）を介して押し出しラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＣＰＰ（７０μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）／ＬＬＤＰＥ（７０μｍ）構成の実施例１の蓋材を作製した。
【００３１】
〈実施例２〉
緩衝層（１３）として厚さ５０μｍのＣＰＰフィルムにＰＰ（２０μｍ）を押し出しミネート法により貼り合わせた複合第３フィルムを用いた以外は実施例１と同じ材料、方法を用いて、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＣＰＰ（５０μｍ）／ＰＰ（２０μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）／ＬＬＤＰＥ（７０μｍ）構成の実施例２の蓋材を作製した。
【００３２】
〈実施例３〉
緩衝層（１３）として厚さ２５μｍのＯＰＰフィルムを用いた以外は実施例１と同じ材料、方法を用いて、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＯＰＰ（２５μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）／ＬＬＤＰＥ（７０μｍ）構成の実施例３の蓋材を作製した。
【００３３】
〈実施例４〉
緩衝層（１３）として厚さ３８μｍのＰＥＴフィルムを用いた以外は実施例１と同じ材料、方法を用いて、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＰＥＴ（３８μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）／ＬＬＤＰＥ（７０μｍ）構成の実施例４の蓋材を作製した。
【００３４】
〈比較例１〉
実施例１の層構成から緩衝層（１３）を除いた層構成の複合フィルムを作製し、比較例１の蓋材とした。
すなわち、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）／ＬＬＤＰＥ（７０μｍ）構成からなる蓋材である。
【００３５】
〈比較例２〉
接着層としてエチレン−メタアクリル酸共重合体樹脂（ＥＭＡＡ）（２５μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）からなる複合層を用いた以外は比較例１と同じ層構成の複合フィルムを作製し、比較例２の蓋材とした。
すなわち、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＥＭＡＡ（２５μｍ）／ＬＤＰＥ（２５μｍ）／ＬＬＤＰＥ（７０μｍ）構成からなる蓋材である。
【００３６】
このようにして作製した実施例４種類、比較例２種類、合計６種類の蓋材を、ゲル状芳香剤（３０）を適量入れた、Ａ；ＡＰＥＴ（３００μｍ）／ＬＬＤＰＥ（３０μｍ）、Ｂ；ＡＰＥＴ（３００μｍ）／ＥＶＯＨ（３０μｍ）２種類の材質構成の複合シートからなるフランジ付きプラスチック成形容器の開口部に被せて、ヒートシーラーにより、シール幅１ｍｍの線シールバーを用い、温度；１５０°Ｃ、圧力；２×１０^５Ｐａ、時間；１．０秒の条件で密封シールした。
そして、Ａ、Ｂ２種類の容器から蓋材を剥がす際の剥離面の状態、剥離強度、および保存状態を下記する方法により観察、測定した。その結果を表１に示す。

【００３７】
【表１】

【００３８】
表１から分かるように、緩衝層を設けることにより、蓋材の耐内容物性が向上する。また、シーラント層とバリア層とは比較的弱い力で分離することができる。
【００３９】
【発明の効果】
上記のように、本発明の蓋材は、バリア層とシーラント層の間に緩衝層を設けることにより、蓋材の内容物耐性を向上させることができる。
また、緩衝層としてポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等腰がかたく、融点の高い樹脂層を配置することにより、ポリエチレンだまり、ポリエチレン引き、ポリエチレン逃げ等を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の蓋材の一実施例を示す、断面説明図である。
【図２】本発明の蓋材をプラスチック成形容器に被せて密封シールした後、開封しようとしている状態の一実施例を示す、断面説明図である。
【符号の説明】
１０‥‥複合フィルム、蓋材
１１‥‥基材フィルム
１２‥‥バリア層
１３‥‥緩衝層
１４‥‥接着層
１５‥‥シーラント層
２０‥‥プラスチック成形容器
２１‥‥フランジ
３０‥‥内容物[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lid material for a container such as a fragrance and a hygroscopic agent, and in particular, when used, peels off the base film from the container and leaves the sealant layer side as a container lid material and is separable. Lid material.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, air fresheners used indoors such as toilets for deodorizing purposes include dehumidifiers, fragrances, and other contents stored in a flanged plastic container whose innermost layer is made of a polyethylene resin. By covering the part with a gas-permeable lid material composed of heat-sealing nonwoven fabric, a perforated film, or paper treated with a heat-sealing varnish, the contents are not spilled, and the moisture or the aromatic component is not permeable. It can pass through the lid material. Further, in order to seal the air permeability of the air-permeable lid material until the time of use, the air-permeable lid material is further added to polyethylene terephthalate (PET) / polyethylene (PE) / aluminum foil (Al) / PE or PET film by silicon oxide. Or a barrier film having a layer structure such as a vapor-deposited film (VMPET) / heat-seal varnish formed with a transparent vapor-deposited thin film layer of aluminum oxide, stretched nylon (ONy) / polyvinylidene chloride (PVDC) / ONy / PE. Something like covering with wood is being done.
[0003]
However, in this method, two types of lid materials, a gas-permeable lid material and a barrier lid material, are hermetically sealed in a container using a sealing method such as heat sealing, and the sealing must be performed in two steps. There are problems that the cost of the lid is high due to the use of two types of lids, which are expensive, and that the contents are spilled through the inner lid when the contents are liquid when the contents are liquid.
[0004]
The inventors have developed a lid material that can be sealed with a one-step seal, does not spill contents even when it falls down, and can be separated into a ventilation layer and a barrier layer as a method of solving such a problem. (For example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-120858
However, in the present invention, since a fragrance easily accumulates between the gas permeable layer and the barrier layer, there is a new problem that a peeling phenomenon easily occurs between the gas permeable layer and the barrier layer.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is an improvement of Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-120858, which has been made by paying attention to the above-mentioned problems relating to the lid material of a flanged fragrance container made of a PE resin as the innermost layer. It is an object of the present invention to provide a lid material which does not spill out even if it falls down and which can be separated into a gas-permeable layer and a barrier layer having resistance to contents.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 of the present invention is directed to a lid material which covers an opening of a plastic molded container with a flange and is hermetically sealed with a flange portion provided on a peripheral edge of the molded container. A buffer layer, an adhesive layer, a sealant layer is formed of a composite film in which a sealant layer is sequentially laminated, and the adhesive layer between the buffer layer and the sealant layer is formed of a polyethylene resin by a melt extrusion method. is there.
[0009]
As described above, according to the first aspect of the present invention, the layer structure of the lid member is a composite film in which the base film, the barrier layer, the buffer layer, the adhesive layer, and the sealant layer are sequentially laminated, and the buffer layer and the sealant Since the adhesive layer between the layers is formed of a polyethylene resin by a melt extrusion method, the base film in front of the barrier layer, the barrier layer, the fragrance attack portion consisting of the buffer layer and the adhesive layer, the release layer consisting of the sealant layer By separating, the content resistance of the lid material can be improved.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the buffer layer is a film substrate made of any one of a single-layer or multilayer unstretched polypropylene resin, a biaxially stretched polypropylene resin, and a polyethylene terephthalate resin. A lid material characterized in that:
[0011]
Thus, according to the second aspect of the present invention, the buffer layer is a single-layer or multilayer unstretched polypropylene resin, a biaxially stretched polypropylene resin, or a film base made of any one of polyethylene terephthalate resin. It is a resin layer that is hard and has a high melting point, so that when sealing with a container, it is possible to avoid escape of polyethylene, pulling of polyethylene, accumulation of polyethylene, and the like.
[0012]
The invention of claim 3 is the lid material according to claim 1 or 2, wherein the sealant layer is made of a polyethylene resin-based unstretched film.
[0013]
As described above, according to the third aspect of the present invention, since the sealant layer is made of a polyethylene resin-based unstretched film, the innermost layer has good hermetic sealing properties with the polyethylene resin-based plastic molding resin.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first to third aspects, the lid and the molded container are hermetically sealed by a linear seal bar.
[0015]
Thus, according to the fourth aspect of the present invention, since the lid member and the molded container are hermetically sealed by the linear seal bar, the lid member and the molded container can be easily peeled off.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The lid material of the present invention will be described in detail below based on one embodiment.
As shown in FIGS. 1 and 2, for example, the lid material of the present invention includes a base film (11), a barrier layer (12), a buffer layer (13), an adhesive layer (14), and a sealant layer (15). It has a structure consisting of a composite film (10) that is sequentially laminated.
[0017]
The base film (11) is not particularly limited, but a PET film, a biaxially oriented polypropylene (OPP) film, an ONy film, or the like can be preferably used.
The base film may have a single-layer structure or a multi-layer structure in which the above-described plastic films, papers, and the like are appropriately combined and combined.
Further, a printing layer (not shown) may be provided on the base film (11) as necessary.
[0018]
For the barrier layer (12), a plastic film or a metal foil having excellent gas barrier properties such as an Al or VMPET film can be preferably used.
[0019]
As the buffer layer (13), a single-layer or multi-layer unstretched polypropylene (CPP) film, OPP film, PET film, or the like can be preferably used.
By providing the buffer layer (13), as compared with the configuration in which the barrier layer (12) and the later-described adhesive layer (14) are stacked adjacent to each other, the fragrance is concentrated and separated before the barrier layer (12). This can be avoided, and delamination can be avoided by separating the boundary portion between the barrier layer and the adhesive layer where the fragrance is most likely to accumulate and the boundary portion between the low barrier layer of the sealant layer and the peeled portion.
[0020]
The adhesive layer (14) between the buffer layer (13) and a sealant layer (15) described later is preferably formed of a polyethylene resin by a melt extrusion method, and if necessary, the adhesive layer (14) of the buffer layer is formed. ) Can be subjected to an ozone treatment and a corona discharge treatment.
[0021]
Since the adhesive layer (14) is formed of a polyethylene resin by a melt extrusion method, compared with an adhesive method using an adhesive such as a dry laminating method, a fragrance is bonded by using a resin layer having a higher molecular weight for the adhesive layer. Deterioration of the layer can be avoided, and stable adhesive strength and peel strength during storage of the fragrance can be obtained.
[0022]
Since the sealant layer (15) is hermetically sealed with the flange (21) of the plastic molding container (20), it is preferable to use the same resin as the outermost layer of the molding container, and a polyethylene resin-based unstretched film is preferable. Can be used.
[0023]
The method of laminating the base film (11) and the barrier layer (12) or the barrier layer (12) and the buffer layer (13) may be a commonly known method such as a dry lamination method, a non-sol lamination method, and an extrusion lamination method. The lamination method is used. At that time, an adhesive is used in the dry laminating method and the non-sol laminating method, and an adhesive layer (not shown) is a resin extruded in the extrusion laminating method.
[0024]
As shown in FIG. 2, the lid material (10) obtained by cutting the composite film (10) thus produced into an appropriate size was molded into a plastic material containing a content such as a gel-like fragrance. It is placed on the opening of the container (20) and hermetically sealed by a flange (21) provided on the periphery of the container and a linear seal bar.
[0025]
The plastic molded container (20) is, for example, [outside container] PP / ethylene-vinyl acetate copolymer resin (EVA) / PP / PE [inside container], [outside container] unstretched polyethylene terephthalate resin (APET) / linear A composite sheet produced by a dry lamination method having a structure of low-density polyethylene resin (LLDPE) [inside of container], [outside of container] APET / ethylene vinyl alcohol copolymer resin (EVOH) / LLDPE [inside of container] was formed into a sheet. Molded trays can be used preferably.
In any case, the innermost surface of the plastic molded container needs to be made of the same material as the sealant layer of the lid material.
[0026]
The hermetic sealing is performed by fusing the sealant layer of the lid material and the innermost surface of the plastic molded container. The method of hermetic sealing is a generally known method such as a heat sealing method, an impulse sealing method, and an ultrasonic sealing method. A sealing method may be used.
In addition, it is convenient to use the lid material in advance by providing a knob piece or the like.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples.
<Example 1>
A substrate film (11) is a PET film having a thickness of 12 μm, a barrier layer (12) is Al having a thickness of 7 μm, and a buffer layer (13) is a CPP film having a thickness of 70 μm, RXC-18 (manufactured by TOCELLO CORPORATION). ) Was prepared as an LLDPE film having a thickness of 70 μm as a sealant layer (15).
[0028]
Next, a PET film having a thickness of 12 μm as the base film (11) and an Al film having a thickness of 7 μm as the barrier layer (12) were laminated by a dry lamination method to form a PET (12 μm) / Al (7 μm) structure. This was a composite first film.
[0029]
The Al surface of the first composite film and the CPP film having a thickness of 70 μm, which is the buffer layer (13), are bonded by a dry lamination method to form a second composite having a PET (12 μm) / Al (7 μm) / CPP (70 μm) configuration. Film.
[0030]
Finally, an LLDPE film having a thickness of 70 μm, which is a sealant layer (15), is bonded to the CPP surface of the composite second film by extrusion lamination through a PE (25 μm) serving as an adhesive layer (14), and PET is applied. The lid member of Example 1 having a structure of (12 μm) / Al (7 μm) / CPP (70 μm) / LDPE (25 μm) / LLDPE (70 μm) was produced.
[0031]
<Example 2>
PET (12 μm) was formed using the same material and method as in Example 1 except that a composite third film in which PP (20 μm) was extruded on a 50 μm thick CPP film and bonded by a mining method was used as the buffer layer (13). A lid material of Example 2 having a structure of / Al (7 μm) / CPP (50 μm) / PP (20 μm) / LDPE (25 μm) / LLDPE (70 μm) was produced.
[0032]
<Example 3>
PET (12 μm) / Al (7 μm) / OPP (25 μm) / LDPE (25 μm) / LLDPE using the same material and method as in Example 1 except that an OPP film having a thickness of 25 μm was used as the buffer layer (13). A cover material of Example 3 having a (70 μm) configuration was produced.
[0033]
<Example 4>
Using the same material and method as in Example 1 except that a 38 μm thick PET film was used as the buffer layer (13), PET (12 μm) / Al (7 μm) / PET (38 μm) / LDPE (25 μm) / LLDPE A lid member of Example 4 having a (70 μm) configuration was produced.
[0034]
<Comparative Example 1>
A composite film having a layer configuration excluding the buffer layer (13) from the layer configuration of Example 1 was produced and used as a lid material of Comparative Example 1.
That is, the lid member has a structure of PET (12 μm) / Al (7 μm) / LDPE (25 μm) / LLDPE (70 μm).
[0035]
<Comparative Example 2>
A composite film having the same layer configuration as Comparative Example 1 was prepared except that a composite layer composed of ethylene-methacrylic acid copolymer resin (EMAA) (25 μm) / LDPE (25 μm) was used as the adhesive layer. Lid material was used.
That is, the lid member has a structure of PET (12 μm) / Al (7 μm) / EMAA (25 μm) / LDPE (25 μm) / LLDPE (70 μm).
[0036]
A: APET (300 μm) / LLDPE (30 μm), B: Four kinds of lids prepared in this way, two kinds of comparative examples, and a total of six kinds of lids, each containing an appropriate amount of a gel-like fragrance (30). APET (300 μm) / EVOH (30 μm) Cover the opening of a plastic molded container with a flange made of a composite sheet of two types of material composition, using a line seal bar with a seal width of 1 mm using a heat sealer, temperature: 150 ° C. , Pressure; 2 × 10 ⁵ Pa, time: 1.0 second.
Then, the state of the peeled surface, the peel strength, and the storage state when the lid material was peeled from the two types of containers A and B were observed and measured by the following methods. Table 1 shows the results.

[0037]
[Table 1]

[0038]
As can be seen from Table 1, the provision of the buffer layer improves the content resistance of the lid material. Further, the sealant layer and the barrier layer can be separated by a relatively weak force.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, the lid material of the present invention can improve the content resistance of the lid material by providing the buffer layer between the barrier layer and the sealant layer.
In addition, by arranging a hard resin layer having a high melting point such as a polypropylene resin or a polyethylene terephthalate resin as a buffer layer, it is possible to avoid polyethylene accumulation, polyethylene pulling, polyethylene escaping, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory cross-sectional view showing one embodiment of a lid member of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory cross-sectional view showing one embodiment of a state in which the lid member of the present invention is about to be opened after being covered and sealed with a plastic molded container.
[Explanation of symbols]
10 composite film, lid material 11 base film 12 barrier layer 13 buffer layer 14 adhesive layer 15 sealant layer 20 plastic molded container 21 flange 30 contents

Claims

In a lid material that covers the opening of the plastic molding container with a flange and is hermetically sealed with the flange portion provided on the peripheral edge of the molding container,
From the outside of the container, a base film, a barrier layer, a buffer layer, an adhesive layer, and a sealant layer are sequentially laminated to form a composite film, and the adhesive layer between the buffer layer and the sealant layer is formed of a polyethylene resin by a melt extrusion method. A lid material characterized by being made.

The lid material according to claim 1, wherein the buffer layer is a film base made of any one of a single-layer or a multi-layer unstretched polypropylene resin, a biaxially stretched polypropylene resin, and a polyethylene terephthalate resin.

The lid material according to claim 1, wherein the sealant layer is made of a polyethylene resin-based unstretched film.

4. The lid according to claim 1, wherein the lid and the molded container are hermetically sealed by a linear seal bar.