JP2004139508A - コミュニケーションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】随時、不特定のユーザ同士でリアルタイムなコミュニケーションを行うことを可能とする。
【解決手段】コミュニティ管理サーバ2は車載端末3からアクセスに応じて、開設中のコミュニティの一覧を示すメニューページを提供する。車載端末3のユーザがメニューページ上で特定のコミュニティへの参加を指示すると、コミュニティ管理サーバ2が開設中のコミュニティ毎に管理するコミュニティテーブルに参加を指示したユーザのアドレスが登録されると共に、参加を指示したユーザ及びコミュニティテーブルに既に登録されているユーザのアドレスが、これらユーザに通知される。各ユーザは、通知されたアドレスを用いて、同じコミュニティに参加しているユーザと直接コミュニケーションを行う。
【選択図】図6
【解決手段】コミュニティ管理サーバ2は車載端末3からアクセスに応じて、開設中のコミュニティの一覧を示すメニューページを提供する。車載端末3のユーザがメニューページ上で特定のコミュニティへの参加を指示すると、コミュニティ管理サーバ2が開設中のコミュニティ毎に管理するコミュニティテーブルに参加を指示したユーザのアドレスが登録されると共に、参加を指示したユーザ及びコミュニティテーブルに既に登録されているユーザのアドレスが、これらユーザに通知される。各ユーザは、通知されたアドレスを用いて、同じコミュニティに参加しているユーザと直接コミュニケーションを行う。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不特定ユーザ間の相互コミュニケーションを支援する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
不特定ユーザ間の相互コミュニケーションを支援する技術としては、ネットワーク上に電子的な掲示板をテーマ別に設け、掲示板のテーマに興味を持つユーザが自由に当該掲示板を閲覧したり、当該掲示板への書き込みを行うことを可能とする電子掲示板(BBS)の技術が広く普及している。このような電子掲示板の技術によれば、同じテーマに対して興味を共有するユーザは、当該テーマの掲示板を中心にテンポラリなコミュニティを構成し、非リアルタイムなコミュニケーションを行うことができる。
【0003】
一方、同じ興味を共有するユーザ間でリアルタイムなコミュニケーションを実現する技術としては、たとえば、特開平9−128343号公報記載の技術が知られている。この技術では、同じWebページにアクセスしている各ユーザに対して、当該Webページにアクセスしている他のユーザの電話番号等を通知することにより、適宜ユーザ間でじWebページを介さずに直接コミュニケーションをとることを可能としている。
【0004】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−128343号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記電子掲示板の技術によれば、たとえば、あるユーザに電子掲示板に質問を書き込んだ後、その返答が他のユーザによって書き込まれたかどうかを、再度電子掲示板の閲覧を行って確認する必要があり煩雑である。
一方、前記特開平9−128343号公報記載の技術の技術によれば、同時に同じWebページにアクセスしている他ユーザとしかコミュニケーションをとることができない。そして、このために、たとえば、他の不特定のユーザに質問を行いたいときにWebページにアクセスしても、その時に、そのWebページにアクセスしている他ユーザがいなければ、だれともコミュニケーションをとることができず質問の返答を得ることができない。また、その時にWebページにアクセスしているユーザの中に、その質問に適切に返答できるユーザがいなければ有意義な返答を得ることができない。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザの煩雑な作業を必要とすることなしに、随時、不特定のユーザがコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、コミュニティ管理サーバと、当該コミュニティ管理サーバにネットワークを介してアクセスする相互に通信可能な複数の端末とよりコミュニケーションシステムを構成し、前記コミュニティ管理サーバに、前記端末のユーザのグループであるコミュニティ毎に、当該コミュニティの話題を示すコミュニティ内容情報と当該コミュニティに参加しているユーザの端末のアドレスを示すユーザアドレス情報と含むコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理手段と、前記端末からのアクセスに応じて、前記コミュニティ管理手段が管理しているコミュニティ内容情報の一覧を示すメニュー画面を、端末に提供する一覧提供手段と、前記端末より当該端末のユーザのコミュニティへの参加の通知を受け付け、参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に参加を通知したユーザの端末のアドレスを登録し、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、当該端末のユーザが参加しているコミュニティの参加ユーザ情報として、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に登録されている少なくとも当該端末以外の全ての端末のアドレスを通知するコミュニティ参加受付手段とを設け、前記各端末に、前記コミュニティ管理サーバから提供されたメニュー画面を表示し、当該メニュー画面上で、当該端末のユーザが参加するコミュニティの指定を受け付け、指定を受け付けたコミュニティへの当該端末のユーザの参加を前記コミュニティ管理サーバに通知するメニュー画面処理手段と、当該端末のユーザの当該ユーザが参加を通知することによって参加したコミュニティに対する発言を、前記コミュニティ管理サーバから当該コミュニティについて通知された参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加している他ユーザの端末に送信する発言送信手段と、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した当該コミュニティに対する発言を、自端末のユーザに提示する発言提示手段とを設けたものである。
【0009】
このようなコミュニケーションシステムによれば、端末のユーザは一度コミュニティ管理サーバにアクセスしたメニュー画面より、参加したいコミュニティを指定すれば、その後は、コミュニティ管理サーバにアクセスすることなく、当該コミュニティに参加している、または、その後に同様にメニュー画面を見て当該コミュニティに参加した他のユーザが行った発言の提示を受けることができる。また、コミュニティに参加しているユーザは、コミュニティに参加した後は、コミュニティ管理サーバにアクセスすることなく、当該コミュニティに参加している他ユーザに対して発言を行うことができる。
【0010】
したがって、従来の電子掲示板を用いたコミュニケーションのように、他ユーザの発言を確認したり、他ユーザに対して発言を行う場合に、いちいち電子掲示板にアクセスする必要がなくなる。また、あるコミュニティに参加可能なユーザ、すなわち、相互に直接のコミュニケーション可能なユーザは、同時にコミュニティ管理サーバに同時にアクセスしているユーザに限定されないので、広くコミュニティの参加者を募り、当該コミュニティの話題に対して、より有意義な発言を得らることが期待できる。すなわち、コミュニティの参加に関し時間的な制限がないので、電子掲示板同様の優れた随時性を実現することができる。
【0011】
ここで、以上のコミュニケーションシステムにおいては、前記コミュニティ管理サーバに、前記端末から新たなコミュニティの作成の要求と当該作成するコミュニティの話題の指定を受け付け、前記要求を受け付けた場合に新たなコミュニティ情報を作成し、作成したコミュニティ情報のコミュニティ内容情報に指定された話題を登録し、作成したコミュニティ情報のユーザアドレス情報にコミュニティの作成を要求した端末のアドレスを登録するコミュニティ開設受付手段をを設けるようにしてもよい。
【0012】
このようにすることにより、端末のユーザが随時、新たなコミュニティを開設することが可能となる。
また、以上のコミュニケーションシステムでにおいては、前記コミュニティ管理サーバのコミュニティ情報管理手段が、前記コミュニティ情報に当該コミュニティ情報に対応するコミュニティの識別子を含めて、各コミュニティ情報を管理し、前記コミュニティ管理サーバの前記コミュニティ参加受付手段が、前記コミュニティ管理サーバの前記コミュニティ参加受付手段は、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、前記参加ユーザ情報と共に、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報に含まれるコミュニティ識別子を通知し、前記端末の発言送信手段が、当該端末のユーザが参加したコミュニティ毎に、前記コミュニティ管理サーバから通知された前記参加ユーザ情報を当該参加ユーザ情報と共に通知されたコミュニティの識別子に対応づけて管理し、当該ユーザが参加しているコミュニティが複数ある場合に、ユーザからの当該ユーザが参加した複数のコミュニティのうちの特定のコミュニティへの発言の要求に応じて、当該特定のコミュニティについて管理している参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該特定のコミュニティに参加している他ユーザの端末に、当該ユーザの発言内容を当該コミュニティの識別子と共に送信し、前記端末の発言提示手段が、当該端末のユーザの当該ユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した発言内容の発言が成されたコミュニティを当該発言内容と共に受信したコミュニティの識別子を用いて判別し、当該発言内容を当該発言内容の発言が成されたコミュニティをユーザが判別可能な形態で提示するようにしてもよい。
【0013】
このようにコミュニティ毎にコミュニティ管理サーバで付与した識別子を、当該コミュニティに関して送受される各情報付加することにより、各端末において、参加ユーザ情報が示す端末のアドレスや送受する発言のコミュニティ毎の管理と、ユーザへの提示を行うことができる。したがって、各端末のユーザは、並行して複数のコミュニティに参加し、コミュニティ毎に別個に、当該コミュニティに参加している他ユーザとコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0014】
なお、以上のコミュニケーションシステムにおける前記端末は自動車に搭載された移動端末であっても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るコミュニケーションシステムの構成を示す。
図示するように、本実施形態に係るコミュニケーションシステムは、WAN1に接続したコミュニティ管理サーバ2、各自動車に搭載された車載端末3、各車載端末3を無線伝送路を介してWAN1に収容するための複数の無線アクセスポイント4を含んで構成される。ここで、各車載端末3は、WAN1を介してコミュニティ管理サーバ2にアクセス可能である他、車載端末3間でWAN1を介してもしくはWAN1を介さずに相互通信が可能となっている。
【0016】
次に、図2に、コミュニティ管理サーバ2の構成を示す。
図示するようにコミュニティ管理サーバ2は、Webサーバなどである車載端末フロントエンドサーバ21、Webアプリケーションサーバなどであるコミュニティ管理部22、コミュニティ管理部22が動的に生成しフロントエンドサーバを介して車載端末3に送信する画面(例えば、Webページ)の構造を定義するページ構造データを格納したページ構造データ記憶部23を有する。
【0017】
ここで、コミュニティ管理部22は、フロントエンドサーバを介して受け取った車載端末3からの要求に応じて、直接的な相互通信を可能とする車載端末3のグループであるコミュニティの生成やその管理を行う。そして、コミュニティ管理サーバ2は、さらに、このようなコミュニティを規定するコミュニティテーブルを格納するコミュニティデータベース24、コミュニティの情報を当該コミュニティに属する車載端末3に通知するコミュニティ情報通知部25とを有する。
【0018】
次に、図3に車載端末3の構成を示す。
図示するように車載端末3は、無線アクセスポイント4と無線伝送を行う無線通信装置31、ルータ部32、ナビゲーションユニット33、コミュニケーション処理部34、参加コミュニティテーブル記憶部35、GUI制御部36、表示装置37、入力装置38などを有している。ここで、GUI制御部36は、表示装置37や入力装置38を介したユーザとの間の入出力を制御し、ナビゲーションユニット33は、現在位置の算出や現在位置から目的地までの経路探索や現在位置や探索した経路を地図上に表した表示画面のGUI制御部36を介した表示装置37への表示等を行う。
【0019】
ここで、車載端末3間の通信の形態について説明する。
本実施形態においては、前述したように車載端末3間での通信を行う。
この車載端末3間の通信は、WAN1を介して行うようにしても、WAN1を介さずに行うようにしても良い。
WAN1を介して行う場合には、ルータ部32やナビゲーションユニット33は不要であり、各車載端末3が通信相手となる車載端末3のアドレスを宛先としてWAN1に送信したデータは、WAN1によって通信相手の車載端末3に中継される。ここで、この場合、WAN1としては、たとえば、mobile IPv6などのmobile nodeをサポートするネットワークや、移動端末をサポートしている移動電話網を用いることができる。
【0020】
一方、車載端末3間の通信を行う場合には、二つの形態がある。一つの形態は、車載端末3間で、無線通信装置31を用いて直接通信のみを行う形態であり、この場合にもルータ部32やナビゲーションユニット33は不要である。一方、車載端末3間で無線通信を行うための無線通信装置31は、無線アクセスポイント4と通信を行う無線通信装置31とは別に設けるようにしてもよい。この場合、各車載端末3は通信相手となる車載端末3のアドレスを宛先として無線通信装置31から送信したデータは、直接、通信相手の無線通信装置31によって受信される。
もう一つの形態は、直接通信を行える車載端末3間では無線通信装置31を用いて直接通信を行い、直接通信を行うことのできな車載端末3の間では、他の1または複数の車載端末3のデータの中継を受けながら通信を行う形態である。この場合、ルータ部32は、無線通信装置31で受信したデータのうち、自身宛のデータについてはコミュニケーション処理部34に送り、他車載端末宛のデータについてはルータ部32でデータの宛先に応じて定めたルートに従って、無線通信装置31よりルート上次の車載端末3に送信する。また、コミュニケーション処理部34から受け取った送信データについても、ルータ部32でデータの宛先に応じて定めたルートに従って、無線通信装置31よりルート上次の車載端末3に送信する。ここで、このようなデータの宛先に応じたルートの決定は、たとえば、まず、適当な手法によりデータの宛先の車載端末3の位置を取得し、直接通信可能な車載端末3のうちの、データの宛先の車載端末3の位置する方向に存在する、または、ナビゲーションユニット33の経路探索の機能を利用して求めた自車両の現在位置からデータの宛先の車載端末3の位置までの間の経路上にある車載端末3を求めて、求めた車載端末3を、その宛先のデータの次の中継先とすることなどより行うことができる。この場合、各車載端末3の位置としては、ナビゲーションユニット33が算出した現在位置が用いられる。または、データの宛先に応じた中継先は、各車載端末3のルータ部32において、適当なアルゴリズムに従って相互にネゴシエーションを行って決定したり、受信したデータの送信元や当該データを中継した車載端末3などより自律的に学習するようにしてもよい。
【0021】
以下では一例として、直接通信できる車載端末3間では無線通信装置31を用いて直接通信を行い、直接通信できない車載端末3の間では、他の1または複数の車載端末3の中継を受けながら通信を行う形態で、任意の車載端末3間の通信が実現される場合を例にとり説明する。ただし、以下で行う車載端末3間の通信は、前述したように全てWAN1を介して行うようにしたり、前述したWAN1を介さない形態では通信を行えない車載端末3間についてのみWAN1を介して行うようにするなど以上の形態を組み合わせ行う等、他の形態によって行うようにしても良い。すなわち、本実施形態では、車載端末3間の通信は、その実現の形態を問わない。
【0022】
なお、このような各車載端末3が、他の車載間の通信データの中継を行うことにより、他車載端末を介した車載端末3間の通信を行う場合、各車載端末3の無線アクセスポイント4との通信も、この中継機能を利用して行うようにしても良い。すなわち、この場合には、直接無線アクセスポイントと通信できない車載端末3へのWAN1へのアクセスは、他の車載端末3の中継を経て行われる。
【0023】
さて、図2に戻り、次に、コミュニティ管理サーバ2のコミュニティデータベース24に格納されるコミュニティテーブルについて説明する。
前述したように、コミュニティは、直接的な相互通信を可能とする車載端末3のグループである。
図4aに示すように、コミュニティテーブルはコミュニティ毎に設けられ、各コミュニティテーブルには、コミュニティの識別子であるコミュニティID、コミュニティの作成日時、コミュニティのテーマ(タイトル)、コミュニティメンバリストが格納される。コミュニティメンバリストには、コミュニティに属するユーザの情報を示すものであり、このようなユーザ毎のコミュニティメンバレコードを複数登録することができる。そして、各コミュニティメンバレコードには、コミュニティに属する各ユーザのユーザIDと、当該ユーザの使用する車載端末3のアドレスと、当該車載端末3の位置を示す車載端末座標が格納される。
【0024】
次に、図3に示した車載端末3の参加コミュニティテーブル記憶部35には、複数の参加コミュニティテーブルを格納することができる。各参加コミュニティテーブルは、その車載端末3のユーザが参加しているコミュニティ毎に設けられる。図4bに示すように、参加コミュニティテーブルは、そのコミュニティについてコミュニティ管理サーバ2がコミュニティデータベース24に格納するコミュニティテーブルの内容を含む他、そのコミュニティにおける各ユーザの各発言毎に設けた発言レコードを含む発言リストを有する。そして、発言レコードには、発言者であるユーザのユーザIDと、発言日時と、発言内容が記述される。
【0025】
以下、このようなコミュニケーションシステムの動作について図5のシーケンス図を用いて説明する。
車載端末Aのコミュニケーション処理部34は、ユーザの入力装置及びGUI制御部36を介した要求に応じて、コミュケーション管理サーバにアクセスする(シーケンス501)。コミュニケーション管理サーバのフロントエンドサーバは、このアクセスを受けると、コミュニティ管理部22にメインメニューページを要求する。要求を受けたコミュニティ管理部22は、コミュニティデータベース24の各コミュニティテーブルを参照し、現在開設されている各コミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマを読み出し、ページ構造データ記憶部23に記憶されているメインメニュー用のページ構造データに従って、メインメニューページを作成し、フロントエンドサーバに送る。フロントエンドサーバ、受け取ったメインメニューページを、アクセス元の車載端末3のコミュニケーション処理部34に送信し(シーケンス502)、コミュニケーション処理部34は受け取ったメインメニューページをGUI制御部36を介して表示装置37に表示する。
【0026】
ここで、図6aに示すように、このメインメニューページ60は、現在開設されている各コミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601のリストの表示エリア602と、各コミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601に対応して設けられた各コミュニティへの参加ボタン603とを有する。また、メインメニューページは、新規コミュニティ作成ボタン604と、新規コミュニティテーマの入力ボックス605とを有する。
【0027】
ここで、車載端末Aのユーザが新たなコミュニティを開設したい場合、GUI制御部及び入力装置38を介して、新規コミュニティテーマの入力ボックス605に、コミュニティのテーマとする任意の文字列を入力し、新規コミュニティ作成ボタン604を操作すると、これを受け取ったコミュニケーション処理部34は、ナビゲーションユニット33から自車両の現在位置を取得し、取得した現在位置と入力されたコミュニティテーマと車載端末AのユーザのユーザIDと車載端末Aのアドレスとの情報を含む新規コミュニティ作成要求をコミュニティ管理サーバ2に送信する(シーケンス503)。
【0028】
コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22はフロントエンドサーバを介して新規コミュニティ作成要求を受け取ると、コミュニティデータベース24に新しいコミュニティテーブルを作成し、作成したコミュニティテーブルに新たに割り当てたコミュニティIDを登録すると共に、現在日時をコミュニティ作成日時として登録する。そして、作成したコミュニティテーブルに新規コミュニティ作成要求に含まれるコミュニティテーマを登録し、コミュニティメンバリストに新たなコミュニティメンバレコードを作成し、新規コミュニティ作成要求に含まれるユーザIDと車載端末3のアドレスを登録すると共に、新規コミュニティ作成要求に含まれる現在位置が示す座標を車載端末座標として登録する。これで、新規なコミュニティ(ここでは、コミュニティAとする)が開設されたことになる。さて、コミュニティ管理部22は、このようにして新規なコミュニティAを開設すると、コミュニティAコミュニティテーブルをコミュニティ情報としてコミュニティ情報通知部25から、新規コミュニティ作成要求を発行した車載端末Aに送信する(シーケンス504)。
【0029】
コミュニティ情報を受信したコミュニケーション処理部34は受け取ったコミュニティ情報を参加コミュニティテーブルとして参加コミュニティテーブル記憶部35に登録する。これで、車載端末AのユーザのコミュニティAへの参加が完了する。
【0030】
さて、このようにして車載端末Aによって、コミュニティAが開設された後に、車載端末Bのコミュニケーション処理部34は、ユーザの入力装置及びGUI制御部36を介した要求に応じて、コミュケーション管理サーバにアクセスすると(シーケンス505)、先程と同様に、メインメニューページが車載端末Bに送信され(シーケンス506)、車載端末Bの表示装置37に表示されるが、このメインメニューページは、コミュニティAのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601と、この組601に対応して設けられた参加ボタン603とを含むものとなる。
【0031】
ここで、車載端末BのユーザがコミュニティAに参加したい場合、GUI制御部及び入力装置38を介して、コミュニティAのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601に対応して設けられた参加ボタン操作する。すると、これを受け取ったコミュニケーション処理部34は、ナビゲーションユニット33から自車両の現在位置を取得し、取得した現在位置と操作された参加ボタン603に対応するコミュニティIDと車載端末BのユーザのユーザIDと車載端末Bのアドレスとの情報を含むコミュニティ参加要求をコミュニティ管理サーバ2に送信する(シーケンス507)。
【0032】
コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22はフロントエンドサーバを介してコミュニティ参加要求を受け取ると、コミュニティデータベース24のコミュニティ参加要求に含まれるコミュニティIDのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストに新たなコミュニティメンバレコードを作成し、コミュニティ参加要求に含まれるユーザIDと車載端末3のアドレスを登録すると共に、コミュニティ参加要求に含まれる現在位置が示す座標を車載端末座標として登録する。そして、このようにして更新した、コミュニティAのコミュニティテーブルをコミュニティ情報としてコミュニティ情報通知部25から、そのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストに登録されている全てのコミュニティメンバレコードの車載端末アドレス宛(ここでは車載端末Aと車載端末B宛)に送信する(シーケンス508)。
【0033】
コミュニティ情報を受信した車載端末Aコミュニケーション処理部は、受け取ったコミュニティ情報が示すコミュニティIDが既に参加コミュニティテーブルとして参加コミュニティテーブル記憶部35に登録されているので、受け取ったコミュニティ情報で既登録の参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分を更新する。一方、コミュニティAのコミュニティ情報を受信した車載端末Aコミュニケーション処理部は、受け取ったコミュニティ情報が示すコミュニティIDを持つコミュニティ参加コミュニティテーブルが参加コミュニティテーブル記憶部35に登録されていないので、受け取ったコミュニティAのコミュニティ情報を新規な参加コミュニティテーブルとして、参加コミュニティテーブル記憶部35に登録する。これで、車載端末BのユーザのコミュニティAへの参加が完了する。
【0034】
ここで、参加コミュニティテーブル記憶部35に有効な参加コミュニティテーブルが登録されている場合、各車載端末3のコミュニケーション処理部34は、定期的に、または、ナビゲーションユニット33が算出する現在位置に所定レベル以上の変動があると、ナビゲーションユニット33が算出した現在位置を自装置のアドレスの情報を含めた現在位置更新要求をコミュニティ管理サーバ2に送信する。コミュニティ管理サーバ2において、現在位置更新要求をフロントエンドサーバを介して得たコミュニティ管理部22は、現在位置更新要求に含まれるアドレスが登録されているコミュニティメンバリストのコミュニティメンバレコードの車載端末座標を現在位置更新要求に含まれる現在位置が示す座標に更新する。また、座標を更新したコミュニティメンバレコードが属するコミュニティメンバリストに登録されている他の全てのコミュニティメンバレコードの車載端末アドレスに宛て、そのコミュニティメンバリストに対応するコミュニティIDと座標を更新した車載端末アドレスと更新後の座標とを含む座標更新通知をコミュニティ情報通知部25より通知する。そして、車載端末3において、座標更新通知を受けたコミュニケーション処理部34は、座標更新通知に含まれるコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルの通知されたアドレスを有するコミュニティメンバレコードの車載端末座標を通知された座標に更新する。このようにして、同じコミュニティに属するユーザによって使用される車載端末3では、常に、他のユーザによって使用される車載端末3の現在の位置を知ることができるようになる。そして、以下で説明する同コミュニティに属する各車載端末3間の通信は、その通信が直接通信できない車載端末3間の通信である場合には、通信相手の車載端末3のアドレスと現在の位置を用いて行う。すなわち、前述のように、ルータ部32によるデータ中継の中継先の決定は、データの宛先の車載端末3の位置する方向に存在する、または、ナビゲーションユニット33を用いて求めた自車両の現在位置からデータの宛先の車載端末3の位置までの経路上にある、直接通信可能な車載端末3を求めて、求めた車載端末3を、その宛先のデータの次の中継先とすることにより行うことができる。
なお、直接通信可能な車載端末間でのみ通信を行ったり、直接通信可能な車載端末間でのみWAN1を介さない通信を行う場合には、直接通信可能な他の車載端末3のアドレスや位置は、たとえば、各車載端末3が放送形式で定期的に自身のアドレスや位置を送信したり、各車載端末3が放送形式で定期的に直接可能な通信装置のアドレスや位置を問い合わせその応答を得ることなどにより求めるようにすることができる。
【0035】
さて、参加コミュニティテーブル記憶部35に有効な参加コミュニティテーブルが登録されている場合、各車載端末3のコミュニケーション処理部34は、参加コミュニティテーブル毎のコミュニティウインドウを生成し、GUI制御部36を介して表示装置37に表示する。
【0036】
図6bは、このようなコミュニティウインドウ65を示したものであり、図示するように各コミュニティウインドウ65には、対応するコミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマの組651が表示されると共に、コミュニティから退会するための退会ボタン652が設けらている。また、各コミュニティウインドウ65には、対応するコミュニティの他メンバとコミュニケーションするためのコミュニケーションエリア653が設けられ、コミュニケーションエリア653の左側には、自車載端末のユーザのコミュニティでの発言が表示され、右側には車載端末3のユーザのコミュニティでの発言が表示される。なお、各発言は、発言者のユーザIDと共に時系列に表示される。また、コミュニティウインドウ65には、対応するコミュニティへの発言内容の記述を受け入れる発言入力ボックス654と、発言入力ボックス654へ入力された発言内容の発言の実行指示を受け入れるための発言ボタン655が設けられている。
【0037】
さて、図5に戻り、車載端末BのユーザがコミュニティAに参加した後、車載端末Bのユーザが、コミュニティAのコミュニティウインドウ65において、発言ボックスに発言内容を入力し発言ボタン655を操作すると、コミュニケーション処理部34は、コミュニティウインドウ65に対応する参加コミュニティテーブルの発言リストに新たな発言レコードを作成し、車載端末BのユーザIDと発言内容や発言日時を登録すると共に、コミュニティウインドウ65のコミュニケーションエリア653の左側の、コミュニケーションエリア653に表示されている最後の発言の下の位置に、登録したユーザIDと発言内容を表示する。また、その参加コミュニティテーブルに登録されているコミュニティIDと、車載端末BのユーザのユーザIDと発言内容とを含む発言データを、その参加コミュニティテーブルに登録されている自身(車載端末B)以外の車載端末3(車載端末A)のアドレスを宛先として送信する(シーケンス509)。
【0038】
この発言データは、宛先の車載端末3(車載端末A)のコミュニケーション処理部34によって受信される。そして、車載端末Aのコミュニケーション処理部34は、発言データに含まれるコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルの発言リストに新たな発言レコードを作成し、発言データが示す車載端末BのユーザIDと発言内容や発言日時を登録すると共に、コミュニティウインドウ65のコミュニケーションエリア653の右側の、コミュニケーションエリア653に表示されている最後の発言の下の位置に、登録したユーザIDと発言内容を表示する。
【0039】
一方、車載端末BのユーザがコミュニティAに参加した後、車載端末Aのユーザが、コミュニティAのコミュニティウインドウ65において、発言ボックスに発言内容を記述し発言ボタン655を操作した場合も同様であり、車載端末Aの、コミュニケーション処理部34は、コミュニティウインドウ65に対応する参加コミュニティテーブルの発言リストへの新たな発言レコードの登録と、コミュニケーションエリア653への発言内容を表示と、発言データのその参加コミュニティテーブルに登録されている自身(車載端末A)以外の車載端末3(車載端末B)のアドレスを宛先とした送信(シーケンス510)を行う。そして、この発言データを受信した宛先の車載端末3(車載端末B)のコミュニケーション処理部34は、発言データに含まれるコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルへの新たな発言レコードの登録と、発言データが示す発言内容のコミュニケーションエリア653への表示を行う。
【0040】
この後、コミュニティAには任意の車載端末3のユーザが、車載端末Bのユーザと同様の手順により参加することができる。
たとえば、車載端末Cのユーザがコミュニティ管理サーバ2にアクセスし(シーケンス511)、送信された(シーケンス512)メインメニューページを閲覧の上、コミュニティAに参加したいと希望し、GUI制御部及び入力装置38を介して、コミュニティAのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601に対応して設けられた参加ボタン操作すると、コミュニティ参加要求がコミュニティ管理サーバ2に送信され(シーケンス513)、コミュニティ管理サーバ2において、コミュニティデータベース24のコミュニティAのコミュニティテーブルにコミュニティメンバリストに車載端末cのユーザのコミュニティメンバレコードが作成され、このようにして更新されたコミュニティAのコミュニティテーブルがコミュニティ情報として、車載端末A、B、Cに送られ(シーケンス514)、既にコミュニティAにユーザが参加している車載端末A、Bでは送られたコミュニティ情報でコミュニティAの参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分が更新され、新たにコミュニティAに参加した車載端末Cにはでは送られたコミュニティ情報が新たな参加コミュニティテーブルとして登録される。
【0041】
そして、この後、車載端末A、B、CのユーザのコミュニティAのコミュニティウインドウ65を用いたコミュニケーションが前述したように行われ、車載端末Aのユーザの発言は車載端末B、Cに送られて(シーケンス515)表示され、車載端末Bのユーザの発言は車載端末A、Cに送られて(シーケンス516、517)表示され、車載端末Cのユーザの発言は車載端末A、Bに送られて(シーケンス518)表示されることになる。
【0042】
なお、各車載端末3のユーザは、車載端末Aのユーザが車載端末B等のユーザが参加しているコミュニティAと、車載端末C等のユーザが参加しているコミュニティCとの二つの既存のコミュニティに同時に参加する場合について、図7にシーケンス例を示したように、同時に複数のコミュニティに参加することができ、コミュニティ毎に、そのコミュニティの他メンバと、図6bに示すように各コミュニティ毎に設けられるコミュニティウインドウ65を用いて、コミュニケーションを行うことができる。各コミュニケーション処理部34において、送受する各発言の属するコミュニティの識別は、発言データに含まれるコミュニティIDによって行われる。
【0043】
さて、図5に戻り、コミュニティAのメンバであるメンバ(ここでは、車載端末Bのユーザとする)がコミュニティウインドウ65の退会ボタン652を操作すると、GUI制御部及び入力装置38を介して、これを受け取ったコミュニケーション処理部34は、コミュニティウインドウ65に対応するコミュニティIDと車載端末BのユーザのユーザIDとの情報を含むコミュニティ退会要求をコミュニティ管理サーバ2に送信し(シーケンス519)、そのコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルを削除する。
【0044】
コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22はフロントエンドサーバを介してコミュニティ退会要求を受け取ると、コミュニティデータベース24のコミュニティ退会要求に含まれるコミュニティIDのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリスト中の、コミュニティ退会要求に含まれるユーザIDを持つコミュニティメンバレコードを削除し、他にコミュニティメンバレコードが存在するかどうか、すなわち、コミュニティAの参加者が残っているかどうかを調べ、残っている場合には、このようにして更新した、コミュニティAのコミュニティテーブルをコミュニティ情報としてコミュニティ情報通知部25から、そのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストに登録されている全てのコミュニティメンバレコードの車載端末アドレス宛(ここでは車載端末Aと車載端末C宛)に送信する(シーケンス520)。
【0045】
コミュニティ情報を受信した車載端末AとCのコミュニケーション処理部34は、受け取ったコミュニティ情報が示すコミュニティIDが既にコミュニティ参加コミュニティテーブルとして参加コミュニティテーブル記憶部35に登録されているので、受け取ったコミュニティ情報で既登録の参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分を更新する。これで、車載端末BのユーザのコミュニティAからの退会が完了する。
【0046】
この状態において、車載端末A、CのユーザのコミュニティAのコミュニティウインドウ65を用いたコミュニケーションが前述したように行われ、車載端末Aのユーザの発言は車載端末Cに送られて表示され、車載端末Cのユーザの発言は車載端末Aに送られて表示されることになる(シーケンス521、522)。
【0047】
この後、同様に車載端末A/Cのユーザが、コミュニティウインドウ65の退会ボタン652を操作すると、車載端末A/Cのユーザについてのコミュニティ退会要求がコミュニティ管理サーバ2に送信され(シーケンス523、525)ると共に、そのコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルが車載端末A/Cから削除される。また、コミュニティ管理サーバ2のコミュニティAのコミュニティテーブルからコミュニティ退会要求を発行したユーザのコミュニティメンバレコードが削除され、削除後のコミュニティメンバレコードコミュニティAから退会していない車載端末3に送られ(シーケンス524)、コミュニティAから退会していない車載端末3の参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分が更新される。
【0048】
そして、このようにしてコミュニティAの全てのメンバがコミュニティ退会要求を発行したならば、コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22は、コミュニティAのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストにコミュニティメンバレコードが存在しなくなったことより、コミュニティAに参加者がいなくなったことを検知する。そして、コミュニティAに参加者がいなくなったことを検知したならば、そのコミュニティAのコミュニティテーブルを削除し、コミュニティAを解散する。
【0049】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上では、あるコミュニティに属するユーザの発言を、そのコミュニティに属するユーザ全員に送信したが、ユーザの発言を送信する特定のユーザの指定を、そのコミュニティに属するユーザのうちから受付、指定を受け付けたユーザに対してのみ、発言を送信することを可能とするようにしてもよい。
【0050】
また、以上では、コミュニティを構成するユーザ間のコミュケーションをテキストを用いて行う場合を例にとり説明したが、コミュニティを構成するユーザ間のコミュケーションは音声、画像等を用いて行うようにしてもよい。
また、以上の実施形態においては、車載端末3のユーザが参加しているコミュニティの他ユーザの現在位置を、ナビゲーションユニット33が表示装置37が表示する地図上に表すようにすれば、いわゆるオフ会の実施などに便利である。また、以上ではコミュニティを構成するユーザが使用する端末が車載端末3である場合を例にとり説明したが、この端末は必ずしも自動車に搭載される車載端末3である必要はなく、固定設置型の端末や携帯型の端末などであっても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザの煩雑な作業を必要とすることなしに、随時、不特定のユーザがコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコミュニティシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るコミュニティ管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る車載端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態で用いるコミュニティテーブルと参加コミュニティテーブルを示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るコミュニティシステムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明の実施形態に係る車載端末の表示画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るコミュニティシステムの動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1:WAN、2:コミュニティ管理サーバ、3:車載端末、4:無線アクセスポイント、21:車載端末フロントエンドサーバ、22:コミュニティ管理部、23:ページ構造データ記憶部、24:コミュニティデータベース、25:コミュニティ情報通知部、31:無線通信装置、32:ルータ部、33:ナビゲーションユニット、34:コミュニケーション処理部、35:参加コミュニティテーブル記憶部、36:GUI制御部、37:表示装置、38:入力装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、不特定ユーザ間の相互コミュニケーションを支援する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
不特定ユーザ間の相互コミュニケーションを支援する技術としては、ネットワーク上に電子的な掲示板をテーマ別に設け、掲示板のテーマに興味を持つユーザが自由に当該掲示板を閲覧したり、当該掲示板への書き込みを行うことを可能とする電子掲示板(BBS)の技術が広く普及している。このような電子掲示板の技術によれば、同じテーマに対して興味を共有するユーザは、当該テーマの掲示板を中心にテンポラリなコミュニティを構成し、非リアルタイムなコミュニケーションを行うことができる。
【0003】
一方、同じ興味を共有するユーザ間でリアルタイムなコミュニケーションを実現する技術としては、たとえば、特開平9−128343号公報記載の技術が知られている。この技術では、同じWebページにアクセスしている各ユーザに対して、当該Webページにアクセスしている他のユーザの電話番号等を通知することにより、適宜ユーザ間でじWebページを介さずに直接コミュニケーションをとることを可能としている。
【0004】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−128343号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記電子掲示板の技術によれば、たとえば、あるユーザに電子掲示板に質問を書き込んだ後、その返答が他のユーザによって書き込まれたかどうかを、再度電子掲示板の閲覧を行って確認する必要があり煩雑である。
一方、前記特開平9−128343号公報記載の技術の技術によれば、同時に同じWebページにアクセスしている他ユーザとしかコミュニケーションをとることができない。そして、このために、たとえば、他の不特定のユーザに質問を行いたいときにWebページにアクセスしても、その時に、そのWebページにアクセスしている他ユーザがいなければ、だれともコミュニケーションをとることができず質問の返答を得ることができない。また、その時にWebページにアクセスしているユーザの中に、その質問に適切に返答できるユーザがいなければ有意義な返答を得ることができない。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザの煩雑な作業を必要とすることなしに、随時、不特定のユーザがコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、コミュニティ管理サーバと、当該コミュニティ管理サーバにネットワークを介してアクセスする相互に通信可能な複数の端末とよりコミュニケーションシステムを構成し、前記コミュニティ管理サーバに、前記端末のユーザのグループであるコミュニティ毎に、当該コミュニティの話題を示すコミュニティ内容情報と当該コミュニティに参加しているユーザの端末のアドレスを示すユーザアドレス情報と含むコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理手段と、前記端末からのアクセスに応じて、前記コミュニティ管理手段が管理しているコミュニティ内容情報の一覧を示すメニュー画面を、端末に提供する一覧提供手段と、前記端末より当該端末のユーザのコミュニティへの参加の通知を受け付け、参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に参加を通知したユーザの端末のアドレスを登録し、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、当該端末のユーザが参加しているコミュニティの参加ユーザ情報として、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に登録されている少なくとも当該端末以外の全ての端末のアドレスを通知するコミュニティ参加受付手段とを設け、前記各端末に、前記コミュニティ管理サーバから提供されたメニュー画面を表示し、当該メニュー画面上で、当該端末のユーザが参加するコミュニティの指定を受け付け、指定を受け付けたコミュニティへの当該端末のユーザの参加を前記コミュニティ管理サーバに通知するメニュー画面処理手段と、当該端末のユーザの当該ユーザが参加を通知することによって参加したコミュニティに対する発言を、前記コミュニティ管理サーバから当該コミュニティについて通知された参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加している他ユーザの端末に送信する発言送信手段と、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した当該コミュニティに対する発言を、自端末のユーザに提示する発言提示手段とを設けたものである。
【0009】
このようなコミュニケーションシステムによれば、端末のユーザは一度コミュニティ管理サーバにアクセスしたメニュー画面より、参加したいコミュニティを指定すれば、その後は、コミュニティ管理サーバにアクセスすることなく、当該コミュニティに参加している、または、その後に同様にメニュー画面を見て当該コミュニティに参加した他のユーザが行った発言の提示を受けることができる。また、コミュニティに参加しているユーザは、コミュニティに参加した後は、コミュニティ管理サーバにアクセスすることなく、当該コミュニティに参加している他ユーザに対して発言を行うことができる。
【0010】
したがって、従来の電子掲示板を用いたコミュニケーションのように、他ユーザの発言を確認したり、他ユーザに対して発言を行う場合に、いちいち電子掲示板にアクセスする必要がなくなる。また、あるコミュニティに参加可能なユーザ、すなわち、相互に直接のコミュニケーション可能なユーザは、同時にコミュニティ管理サーバに同時にアクセスしているユーザに限定されないので、広くコミュニティの参加者を募り、当該コミュニティの話題に対して、より有意義な発言を得らることが期待できる。すなわち、コミュニティの参加に関し時間的な制限がないので、電子掲示板同様の優れた随時性を実現することができる。
【0011】
ここで、以上のコミュニケーションシステムにおいては、前記コミュニティ管理サーバに、前記端末から新たなコミュニティの作成の要求と当該作成するコミュニティの話題の指定を受け付け、前記要求を受け付けた場合に新たなコミュニティ情報を作成し、作成したコミュニティ情報のコミュニティ内容情報に指定された話題を登録し、作成したコミュニティ情報のユーザアドレス情報にコミュニティの作成を要求した端末のアドレスを登録するコミュニティ開設受付手段をを設けるようにしてもよい。
【0012】
このようにすることにより、端末のユーザが随時、新たなコミュニティを開設することが可能となる。
また、以上のコミュニケーションシステムでにおいては、前記コミュニティ管理サーバのコミュニティ情報管理手段が、前記コミュニティ情報に当該コミュニティ情報に対応するコミュニティの識別子を含めて、各コミュニティ情報を管理し、前記コミュニティ管理サーバの前記コミュニティ参加受付手段が、前記コミュニティ管理サーバの前記コミュニティ参加受付手段は、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、前記参加ユーザ情報と共に、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報に含まれるコミュニティ識別子を通知し、前記端末の発言送信手段が、当該端末のユーザが参加したコミュニティ毎に、前記コミュニティ管理サーバから通知された前記参加ユーザ情報を当該参加ユーザ情報と共に通知されたコミュニティの識別子に対応づけて管理し、当該ユーザが参加しているコミュニティが複数ある場合に、ユーザからの当該ユーザが参加した複数のコミュニティのうちの特定のコミュニティへの発言の要求に応じて、当該特定のコミュニティについて管理している参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該特定のコミュニティに参加している他ユーザの端末に、当該ユーザの発言内容を当該コミュニティの識別子と共に送信し、前記端末の発言提示手段が、当該端末のユーザの当該ユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した発言内容の発言が成されたコミュニティを当該発言内容と共に受信したコミュニティの識別子を用いて判別し、当該発言内容を当該発言内容の発言が成されたコミュニティをユーザが判別可能な形態で提示するようにしてもよい。
【0013】
このようにコミュニティ毎にコミュニティ管理サーバで付与した識別子を、当該コミュニティに関して送受される各情報付加することにより、各端末において、参加ユーザ情報が示す端末のアドレスや送受する発言のコミュニティ毎の管理と、ユーザへの提示を行うことができる。したがって、各端末のユーザは、並行して複数のコミュニティに参加し、コミュニティ毎に別個に、当該コミュニティに参加している他ユーザとコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0014】
なお、以上のコミュニケーションシステムにおける前記端末は自動車に搭載された移動端末であっても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るコミュニケーションシステムの構成を示す。
図示するように、本実施形態に係るコミュニケーションシステムは、WAN1に接続したコミュニティ管理サーバ2、各自動車に搭載された車載端末3、各車載端末3を無線伝送路を介してWAN1に収容するための複数の無線アクセスポイント4を含んで構成される。ここで、各車載端末3は、WAN1を介してコミュニティ管理サーバ2にアクセス可能である他、車載端末3間でWAN1を介してもしくはWAN1を介さずに相互通信が可能となっている。
【0016】
次に、図2に、コミュニティ管理サーバ2の構成を示す。
図示するようにコミュニティ管理サーバ2は、Webサーバなどである車載端末フロントエンドサーバ21、Webアプリケーションサーバなどであるコミュニティ管理部22、コミュニティ管理部22が動的に生成しフロントエンドサーバを介して車載端末3に送信する画面(例えば、Webページ)の構造を定義するページ構造データを格納したページ構造データ記憶部23を有する。
【0017】
ここで、コミュニティ管理部22は、フロントエンドサーバを介して受け取った車載端末3からの要求に応じて、直接的な相互通信を可能とする車載端末3のグループであるコミュニティの生成やその管理を行う。そして、コミュニティ管理サーバ2は、さらに、このようなコミュニティを規定するコミュニティテーブルを格納するコミュニティデータベース24、コミュニティの情報を当該コミュニティに属する車載端末3に通知するコミュニティ情報通知部25とを有する。
【0018】
次に、図3に車載端末3の構成を示す。
図示するように車載端末3は、無線アクセスポイント4と無線伝送を行う無線通信装置31、ルータ部32、ナビゲーションユニット33、コミュニケーション処理部34、参加コミュニティテーブル記憶部35、GUI制御部36、表示装置37、入力装置38などを有している。ここで、GUI制御部36は、表示装置37や入力装置38を介したユーザとの間の入出力を制御し、ナビゲーションユニット33は、現在位置の算出や現在位置から目的地までの経路探索や現在位置や探索した経路を地図上に表した表示画面のGUI制御部36を介した表示装置37への表示等を行う。
【0019】
ここで、車載端末3間の通信の形態について説明する。
本実施形態においては、前述したように車載端末3間での通信を行う。
この車載端末3間の通信は、WAN1を介して行うようにしても、WAN1を介さずに行うようにしても良い。
WAN1を介して行う場合には、ルータ部32やナビゲーションユニット33は不要であり、各車載端末3が通信相手となる車載端末3のアドレスを宛先としてWAN1に送信したデータは、WAN1によって通信相手の車載端末3に中継される。ここで、この場合、WAN1としては、たとえば、mobile IPv6などのmobile nodeをサポートするネットワークや、移動端末をサポートしている移動電話網を用いることができる。
【0020】
一方、車載端末3間の通信を行う場合には、二つの形態がある。一つの形態は、車載端末3間で、無線通信装置31を用いて直接通信のみを行う形態であり、この場合にもルータ部32やナビゲーションユニット33は不要である。一方、車載端末3間で無線通信を行うための無線通信装置31は、無線アクセスポイント4と通信を行う無線通信装置31とは別に設けるようにしてもよい。この場合、各車載端末3は通信相手となる車載端末3のアドレスを宛先として無線通信装置31から送信したデータは、直接、通信相手の無線通信装置31によって受信される。
もう一つの形態は、直接通信を行える車載端末3間では無線通信装置31を用いて直接通信を行い、直接通信を行うことのできな車載端末3の間では、他の1または複数の車載端末3のデータの中継を受けながら通信を行う形態である。この場合、ルータ部32は、無線通信装置31で受信したデータのうち、自身宛のデータについてはコミュニケーション処理部34に送り、他車載端末宛のデータについてはルータ部32でデータの宛先に応じて定めたルートに従って、無線通信装置31よりルート上次の車載端末3に送信する。また、コミュニケーション処理部34から受け取った送信データについても、ルータ部32でデータの宛先に応じて定めたルートに従って、無線通信装置31よりルート上次の車載端末3に送信する。ここで、このようなデータの宛先に応じたルートの決定は、たとえば、まず、適当な手法によりデータの宛先の車載端末3の位置を取得し、直接通信可能な車載端末3のうちの、データの宛先の車載端末3の位置する方向に存在する、または、ナビゲーションユニット33の経路探索の機能を利用して求めた自車両の現在位置からデータの宛先の車載端末3の位置までの間の経路上にある車載端末3を求めて、求めた車載端末3を、その宛先のデータの次の中継先とすることなどより行うことができる。この場合、各車載端末3の位置としては、ナビゲーションユニット33が算出した現在位置が用いられる。または、データの宛先に応じた中継先は、各車載端末3のルータ部32において、適当なアルゴリズムに従って相互にネゴシエーションを行って決定したり、受信したデータの送信元や当該データを中継した車載端末3などより自律的に学習するようにしてもよい。
【0021】
以下では一例として、直接通信できる車載端末3間では無線通信装置31を用いて直接通信を行い、直接通信できない車載端末3の間では、他の1または複数の車載端末3の中継を受けながら通信を行う形態で、任意の車載端末3間の通信が実現される場合を例にとり説明する。ただし、以下で行う車載端末3間の通信は、前述したように全てWAN1を介して行うようにしたり、前述したWAN1を介さない形態では通信を行えない車載端末3間についてのみWAN1を介して行うようにするなど以上の形態を組み合わせ行う等、他の形態によって行うようにしても良い。すなわち、本実施形態では、車載端末3間の通信は、その実現の形態を問わない。
【0022】
なお、このような各車載端末3が、他の車載間の通信データの中継を行うことにより、他車載端末を介した車載端末3間の通信を行う場合、各車載端末3の無線アクセスポイント4との通信も、この中継機能を利用して行うようにしても良い。すなわち、この場合には、直接無線アクセスポイントと通信できない車載端末3へのWAN1へのアクセスは、他の車載端末3の中継を経て行われる。
【0023】
さて、図2に戻り、次に、コミュニティ管理サーバ2のコミュニティデータベース24に格納されるコミュニティテーブルについて説明する。
前述したように、コミュニティは、直接的な相互通信を可能とする車載端末3のグループである。
図4aに示すように、コミュニティテーブルはコミュニティ毎に設けられ、各コミュニティテーブルには、コミュニティの識別子であるコミュニティID、コミュニティの作成日時、コミュニティのテーマ(タイトル)、コミュニティメンバリストが格納される。コミュニティメンバリストには、コミュニティに属するユーザの情報を示すものであり、このようなユーザ毎のコミュニティメンバレコードを複数登録することができる。そして、各コミュニティメンバレコードには、コミュニティに属する各ユーザのユーザIDと、当該ユーザの使用する車載端末3のアドレスと、当該車載端末3の位置を示す車載端末座標が格納される。
【0024】
次に、図3に示した車載端末3の参加コミュニティテーブル記憶部35には、複数の参加コミュニティテーブルを格納することができる。各参加コミュニティテーブルは、その車載端末3のユーザが参加しているコミュニティ毎に設けられる。図4bに示すように、参加コミュニティテーブルは、そのコミュニティについてコミュニティ管理サーバ2がコミュニティデータベース24に格納するコミュニティテーブルの内容を含む他、そのコミュニティにおける各ユーザの各発言毎に設けた発言レコードを含む発言リストを有する。そして、発言レコードには、発言者であるユーザのユーザIDと、発言日時と、発言内容が記述される。
【0025】
以下、このようなコミュニケーションシステムの動作について図5のシーケンス図を用いて説明する。
車載端末Aのコミュニケーション処理部34は、ユーザの入力装置及びGUI制御部36を介した要求に応じて、コミュケーション管理サーバにアクセスする(シーケンス501)。コミュニケーション管理サーバのフロントエンドサーバは、このアクセスを受けると、コミュニティ管理部22にメインメニューページを要求する。要求を受けたコミュニティ管理部22は、コミュニティデータベース24の各コミュニティテーブルを参照し、現在開設されている各コミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマを読み出し、ページ構造データ記憶部23に記憶されているメインメニュー用のページ構造データに従って、メインメニューページを作成し、フロントエンドサーバに送る。フロントエンドサーバ、受け取ったメインメニューページを、アクセス元の車載端末3のコミュニケーション処理部34に送信し(シーケンス502)、コミュニケーション処理部34は受け取ったメインメニューページをGUI制御部36を介して表示装置37に表示する。
【0026】
ここで、図6aに示すように、このメインメニューページ60は、現在開設されている各コミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601のリストの表示エリア602と、各コミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601に対応して設けられた各コミュニティへの参加ボタン603とを有する。また、メインメニューページは、新規コミュニティ作成ボタン604と、新規コミュニティテーマの入力ボックス605とを有する。
【0027】
ここで、車載端末Aのユーザが新たなコミュニティを開設したい場合、GUI制御部及び入力装置38を介して、新規コミュニティテーマの入力ボックス605に、コミュニティのテーマとする任意の文字列を入力し、新規コミュニティ作成ボタン604を操作すると、これを受け取ったコミュニケーション処理部34は、ナビゲーションユニット33から自車両の現在位置を取得し、取得した現在位置と入力されたコミュニティテーマと車載端末AのユーザのユーザIDと車載端末Aのアドレスとの情報を含む新規コミュニティ作成要求をコミュニティ管理サーバ2に送信する(シーケンス503)。
【0028】
コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22はフロントエンドサーバを介して新規コミュニティ作成要求を受け取ると、コミュニティデータベース24に新しいコミュニティテーブルを作成し、作成したコミュニティテーブルに新たに割り当てたコミュニティIDを登録すると共に、現在日時をコミュニティ作成日時として登録する。そして、作成したコミュニティテーブルに新規コミュニティ作成要求に含まれるコミュニティテーマを登録し、コミュニティメンバリストに新たなコミュニティメンバレコードを作成し、新規コミュニティ作成要求に含まれるユーザIDと車載端末3のアドレスを登録すると共に、新規コミュニティ作成要求に含まれる現在位置が示す座標を車載端末座標として登録する。これで、新規なコミュニティ(ここでは、コミュニティAとする)が開設されたことになる。さて、コミュニティ管理部22は、このようにして新規なコミュニティAを開設すると、コミュニティAコミュニティテーブルをコミュニティ情報としてコミュニティ情報通知部25から、新規コミュニティ作成要求を発行した車載端末Aに送信する(シーケンス504)。
【0029】
コミュニティ情報を受信したコミュニケーション処理部34は受け取ったコミュニティ情報を参加コミュニティテーブルとして参加コミュニティテーブル記憶部35に登録する。これで、車載端末AのユーザのコミュニティAへの参加が完了する。
【0030】
さて、このようにして車載端末Aによって、コミュニティAが開設された後に、車載端末Bのコミュニケーション処理部34は、ユーザの入力装置及びGUI制御部36を介した要求に応じて、コミュケーション管理サーバにアクセスすると(シーケンス505)、先程と同様に、メインメニューページが車載端末Bに送信され(シーケンス506)、車載端末Bの表示装置37に表示されるが、このメインメニューページは、コミュニティAのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601と、この組601に対応して設けられた参加ボタン603とを含むものとなる。
【0031】
ここで、車載端末BのユーザがコミュニティAに参加したい場合、GUI制御部及び入力装置38を介して、コミュニティAのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601に対応して設けられた参加ボタン操作する。すると、これを受け取ったコミュニケーション処理部34は、ナビゲーションユニット33から自車両の現在位置を取得し、取得した現在位置と操作された参加ボタン603に対応するコミュニティIDと車載端末BのユーザのユーザIDと車載端末Bのアドレスとの情報を含むコミュニティ参加要求をコミュニティ管理サーバ2に送信する(シーケンス507)。
【0032】
コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22はフロントエンドサーバを介してコミュニティ参加要求を受け取ると、コミュニティデータベース24のコミュニティ参加要求に含まれるコミュニティIDのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストに新たなコミュニティメンバレコードを作成し、コミュニティ参加要求に含まれるユーザIDと車載端末3のアドレスを登録すると共に、コミュニティ参加要求に含まれる現在位置が示す座標を車載端末座標として登録する。そして、このようにして更新した、コミュニティAのコミュニティテーブルをコミュニティ情報としてコミュニティ情報通知部25から、そのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストに登録されている全てのコミュニティメンバレコードの車載端末アドレス宛(ここでは車載端末Aと車載端末B宛)に送信する(シーケンス508)。
【0033】
コミュニティ情報を受信した車載端末Aコミュニケーション処理部は、受け取ったコミュニティ情報が示すコミュニティIDが既に参加コミュニティテーブルとして参加コミュニティテーブル記憶部35に登録されているので、受け取ったコミュニティ情報で既登録の参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分を更新する。一方、コミュニティAのコミュニティ情報を受信した車載端末Aコミュニケーション処理部は、受け取ったコミュニティ情報が示すコミュニティIDを持つコミュニティ参加コミュニティテーブルが参加コミュニティテーブル記憶部35に登録されていないので、受け取ったコミュニティAのコミュニティ情報を新規な参加コミュニティテーブルとして、参加コミュニティテーブル記憶部35に登録する。これで、車載端末BのユーザのコミュニティAへの参加が完了する。
【0034】
ここで、参加コミュニティテーブル記憶部35に有効な参加コミュニティテーブルが登録されている場合、各車載端末3のコミュニケーション処理部34は、定期的に、または、ナビゲーションユニット33が算出する現在位置に所定レベル以上の変動があると、ナビゲーションユニット33が算出した現在位置を自装置のアドレスの情報を含めた現在位置更新要求をコミュニティ管理サーバ2に送信する。コミュニティ管理サーバ2において、現在位置更新要求をフロントエンドサーバを介して得たコミュニティ管理部22は、現在位置更新要求に含まれるアドレスが登録されているコミュニティメンバリストのコミュニティメンバレコードの車載端末座標を現在位置更新要求に含まれる現在位置が示す座標に更新する。また、座標を更新したコミュニティメンバレコードが属するコミュニティメンバリストに登録されている他の全てのコミュニティメンバレコードの車載端末アドレスに宛て、そのコミュニティメンバリストに対応するコミュニティIDと座標を更新した車載端末アドレスと更新後の座標とを含む座標更新通知をコミュニティ情報通知部25より通知する。そして、車載端末3において、座標更新通知を受けたコミュニケーション処理部34は、座標更新通知に含まれるコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルの通知されたアドレスを有するコミュニティメンバレコードの車載端末座標を通知された座標に更新する。このようにして、同じコミュニティに属するユーザによって使用される車載端末3では、常に、他のユーザによって使用される車載端末3の現在の位置を知ることができるようになる。そして、以下で説明する同コミュニティに属する各車載端末3間の通信は、その通信が直接通信できない車載端末3間の通信である場合には、通信相手の車載端末3のアドレスと現在の位置を用いて行う。すなわち、前述のように、ルータ部32によるデータ中継の中継先の決定は、データの宛先の車載端末3の位置する方向に存在する、または、ナビゲーションユニット33を用いて求めた自車両の現在位置からデータの宛先の車載端末3の位置までの経路上にある、直接通信可能な車載端末3を求めて、求めた車載端末3を、その宛先のデータの次の中継先とすることにより行うことができる。
なお、直接通信可能な車載端末間でのみ通信を行ったり、直接通信可能な車載端末間でのみWAN1を介さない通信を行う場合には、直接通信可能な他の車載端末3のアドレスや位置は、たとえば、各車載端末3が放送形式で定期的に自身のアドレスや位置を送信したり、各車載端末3が放送形式で定期的に直接可能な通信装置のアドレスや位置を問い合わせその応答を得ることなどにより求めるようにすることができる。
【0035】
さて、参加コミュニティテーブル記憶部35に有効な参加コミュニティテーブルが登録されている場合、各車載端末3のコミュニケーション処理部34は、参加コミュニティテーブル毎のコミュニティウインドウを生成し、GUI制御部36を介して表示装置37に表示する。
【0036】
図6bは、このようなコミュニティウインドウ65を示したものであり、図示するように各コミュニティウインドウ65には、対応するコミュニティのコミュニティIDとコミュニティテーマの組651が表示されると共に、コミュニティから退会するための退会ボタン652が設けらている。また、各コミュニティウインドウ65には、対応するコミュニティの他メンバとコミュニケーションするためのコミュニケーションエリア653が設けられ、コミュニケーションエリア653の左側には、自車載端末のユーザのコミュニティでの発言が表示され、右側には車載端末3のユーザのコミュニティでの発言が表示される。なお、各発言は、発言者のユーザIDと共に時系列に表示される。また、コミュニティウインドウ65には、対応するコミュニティへの発言内容の記述を受け入れる発言入力ボックス654と、発言入力ボックス654へ入力された発言内容の発言の実行指示を受け入れるための発言ボタン655が設けられている。
【0037】
さて、図5に戻り、車載端末BのユーザがコミュニティAに参加した後、車載端末Bのユーザが、コミュニティAのコミュニティウインドウ65において、発言ボックスに発言内容を入力し発言ボタン655を操作すると、コミュニケーション処理部34は、コミュニティウインドウ65に対応する参加コミュニティテーブルの発言リストに新たな発言レコードを作成し、車載端末BのユーザIDと発言内容や発言日時を登録すると共に、コミュニティウインドウ65のコミュニケーションエリア653の左側の、コミュニケーションエリア653に表示されている最後の発言の下の位置に、登録したユーザIDと発言内容を表示する。また、その参加コミュニティテーブルに登録されているコミュニティIDと、車載端末BのユーザのユーザIDと発言内容とを含む発言データを、その参加コミュニティテーブルに登録されている自身(車載端末B)以外の車載端末3(車載端末A)のアドレスを宛先として送信する(シーケンス509)。
【0038】
この発言データは、宛先の車載端末3(車載端末A)のコミュニケーション処理部34によって受信される。そして、車載端末Aのコミュニケーション処理部34は、発言データに含まれるコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルの発言リストに新たな発言レコードを作成し、発言データが示す車載端末BのユーザIDと発言内容や発言日時を登録すると共に、コミュニティウインドウ65のコミュニケーションエリア653の右側の、コミュニケーションエリア653に表示されている最後の発言の下の位置に、登録したユーザIDと発言内容を表示する。
【0039】
一方、車載端末BのユーザがコミュニティAに参加した後、車載端末Aのユーザが、コミュニティAのコミュニティウインドウ65において、発言ボックスに発言内容を記述し発言ボタン655を操作した場合も同様であり、車載端末Aの、コミュニケーション処理部34は、コミュニティウインドウ65に対応する参加コミュニティテーブルの発言リストへの新たな発言レコードの登録と、コミュニケーションエリア653への発言内容を表示と、発言データのその参加コミュニティテーブルに登録されている自身(車載端末A)以外の車載端末3(車載端末B)のアドレスを宛先とした送信(シーケンス510)を行う。そして、この発言データを受信した宛先の車載端末3(車載端末B)のコミュニケーション処理部34は、発言データに含まれるコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルへの新たな発言レコードの登録と、発言データが示す発言内容のコミュニケーションエリア653への表示を行う。
【0040】
この後、コミュニティAには任意の車載端末3のユーザが、車載端末Bのユーザと同様の手順により参加することができる。
たとえば、車載端末Cのユーザがコミュニティ管理サーバ2にアクセスし(シーケンス511)、送信された(シーケンス512)メインメニューページを閲覧の上、コミュニティAに参加したいと希望し、GUI制御部及び入力装置38を介して、コミュニティAのコミュニティIDとコミュニティテーマの組601に対応して設けられた参加ボタン操作すると、コミュニティ参加要求がコミュニティ管理サーバ2に送信され(シーケンス513)、コミュニティ管理サーバ2において、コミュニティデータベース24のコミュニティAのコミュニティテーブルにコミュニティメンバリストに車載端末cのユーザのコミュニティメンバレコードが作成され、このようにして更新されたコミュニティAのコミュニティテーブルがコミュニティ情報として、車載端末A、B、Cに送られ(シーケンス514)、既にコミュニティAにユーザが参加している車載端末A、Bでは送られたコミュニティ情報でコミュニティAの参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分が更新され、新たにコミュニティAに参加した車載端末Cにはでは送られたコミュニティ情報が新たな参加コミュニティテーブルとして登録される。
【0041】
そして、この後、車載端末A、B、CのユーザのコミュニティAのコミュニティウインドウ65を用いたコミュニケーションが前述したように行われ、車載端末Aのユーザの発言は車載端末B、Cに送られて(シーケンス515)表示され、車載端末Bのユーザの発言は車載端末A、Cに送られて(シーケンス516、517)表示され、車載端末Cのユーザの発言は車載端末A、Bに送られて(シーケンス518)表示されることになる。
【0042】
なお、各車載端末3のユーザは、車載端末Aのユーザが車載端末B等のユーザが参加しているコミュニティAと、車載端末C等のユーザが参加しているコミュニティCとの二つの既存のコミュニティに同時に参加する場合について、図7にシーケンス例を示したように、同時に複数のコミュニティに参加することができ、コミュニティ毎に、そのコミュニティの他メンバと、図6bに示すように各コミュニティ毎に設けられるコミュニティウインドウ65を用いて、コミュニケーションを行うことができる。各コミュニケーション処理部34において、送受する各発言の属するコミュニティの識別は、発言データに含まれるコミュニティIDによって行われる。
【0043】
さて、図5に戻り、コミュニティAのメンバであるメンバ(ここでは、車載端末Bのユーザとする)がコミュニティウインドウ65の退会ボタン652を操作すると、GUI制御部及び入力装置38を介して、これを受け取ったコミュニケーション処理部34は、コミュニティウインドウ65に対応するコミュニティIDと車載端末BのユーザのユーザIDとの情報を含むコミュニティ退会要求をコミュニティ管理サーバ2に送信し(シーケンス519)、そのコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルを削除する。
【0044】
コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22はフロントエンドサーバを介してコミュニティ退会要求を受け取ると、コミュニティデータベース24のコミュニティ退会要求に含まれるコミュニティIDのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリスト中の、コミュニティ退会要求に含まれるユーザIDを持つコミュニティメンバレコードを削除し、他にコミュニティメンバレコードが存在するかどうか、すなわち、コミュニティAの参加者が残っているかどうかを調べ、残っている場合には、このようにして更新した、コミュニティAのコミュニティテーブルをコミュニティ情報としてコミュニティ情報通知部25から、そのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストに登録されている全てのコミュニティメンバレコードの車載端末アドレス宛(ここでは車載端末Aと車載端末C宛)に送信する(シーケンス520)。
【0045】
コミュニティ情報を受信した車載端末AとCのコミュニケーション処理部34は、受け取ったコミュニティ情報が示すコミュニティIDが既にコミュニティ参加コミュニティテーブルとして参加コミュニティテーブル記憶部35に登録されているので、受け取ったコミュニティ情報で既登録の参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分を更新する。これで、車載端末BのユーザのコミュニティAからの退会が完了する。
【0046】
この状態において、車載端末A、CのユーザのコミュニティAのコミュニティウインドウ65を用いたコミュニケーションが前述したように行われ、車載端末Aのユーザの発言は車載端末Cに送られて表示され、車載端末Cのユーザの発言は車載端末Aに送られて表示されることになる(シーケンス521、522)。
【0047】
この後、同様に車載端末A/Cのユーザが、コミュニティウインドウ65の退会ボタン652を操作すると、車載端末A/Cのユーザについてのコミュニティ退会要求がコミュニティ管理サーバ2に送信され(シーケンス523、525)ると共に、そのコミュニティIDを持つ参加コミュニティテーブルが車載端末A/Cから削除される。また、コミュニティ管理サーバ2のコミュニティAのコミュニティテーブルからコミュニティ退会要求を発行したユーザのコミュニティメンバレコードが削除され、削除後のコミュニティメンバレコードコミュニティAから退会していない車載端末3に送られ(シーケンス524)、コミュニティAから退会していない車載端末3の参加コミュニティテーブルの発言リストを除く部分が更新される。
【0048】
そして、このようにしてコミュニティAの全てのメンバがコミュニティ退会要求を発行したならば、コミュニティ管理サーバ2のコミュニティ管理部22は、コミュニティAのコミュニティテーブルのコミュニティメンバリストにコミュニティメンバレコードが存在しなくなったことより、コミュニティAに参加者がいなくなったことを検知する。そして、コミュニティAに参加者がいなくなったことを検知したならば、そのコミュニティAのコミュニティテーブルを削除し、コミュニティAを解散する。
【0049】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上では、あるコミュニティに属するユーザの発言を、そのコミュニティに属するユーザ全員に送信したが、ユーザの発言を送信する特定のユーザの指定を、そのコミュニティに属するユーザのうちから受付、指定を受け付けたユーザに対してのみ、発言を送信することを可能とするようにしてもよい。
【0050】
また、以上では、コミュニティを構成するユーザ間のコミュケーションをテキストを用いて行う場合を例にとり説明したが、コミュニティを構成するユーザ間のコミュケーションは音声、画像等を用いて行うようにしてもよい。
また、以上の実施形態においては、車載端末3のユーザが参加しているコミュニティの他ユーザの現在位置を、ナビゲーションユニット33が表示装置37が表示する地図上に表すようにすれば、いわゆるオフ会の実施などに便利である。また、以上ではコミュニティを構成するユーザが使用する端末が車載端末3である場合を例にとり説明したが、この端末は必ずしも自動車に搭載される車載端末3である必要はなく、固定設置型の端末や携帯型の端末などであっても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザの煩雑な作業を必要とすることなしに、随時、不特定のユーザがコミュニケーションをとることを可能とするコミュニケーションシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコミュニティシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るコミュニティ管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る車載端末の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態で用いるコミュニティテーブルと参加コミュニティテーブルを示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るコミュニティシステムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明の実施形態に係る車載端末の表示画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るコミュニティシステムの動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1:WAN、2:コミュニティ管理サーバ、3:車載端末、4:無線アクセスポイント、21:車載端末フロントエンドサーバ、22:コミュニティ管理部、23:ページ構造データ記憶部、24:コミュニティデータベース、25:コミュニティ情報通知部、31:無線通信装置、32:ルータ部、33:ナビゲーションユニット、34:コミュニケーション処理部、35:参加コミュニティテーブル記憶部、36:GUI制御部、37:表示装置、38:入力装置。
Claims (5)
- コミュニティ管理サーバと、当該コミュニティ管理サーバにネットワークを介してアクセスする相互に通信可能な複数の端末とを有し、
前記コミュニティ管理サーバは、
前記端末のユーザのグループであるコミュニティ毎に、当該コミュニティの話題を示すコミュニティ内容情報と当該コミュニティに参加しているユーザの端末のアドレスを示すユーザアドレス情報と含むコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理手段と、
前記端末からのアクセスに応じて、前記コミュニティ管理手段が管理しているコミュニティ内容情報の一覧を示すメニュー画面を、端末に提供する一覧提供手段と、
前記端末より当該端末のユーザのコミュニティへの参加の通知を受け付け、参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に参加を通知したユーザの端末のアドレスを登録し、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、当該端末のユーザが参加しているコミュニティの参加ユーザ情報として、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に登録されている少なくとも当該端末以外の全ての端末のアドレスを通知するコミュニティ参加受付手段とを有し、
前記端末は、
前記コミュニティ管理サーバから提供されたメニュー画面を表示し、当該メニュー画面上で、当該端末のユーザが参加するコミュニティの指定を受け付け、指定を受け付けたコミュニティへの当該端末のユーザの参加を前記コミュニティ管理サーバに通知するメニュー画面処理手段と、
当該端末のユーザの当該ユーザが参加を通知することによって参加したコミュニティに対する発言を、前記コミュニティ管理サーバから当該コミュニティについて通知された参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加している他ユーザの端末に送信する発言送信手段と、
当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した当該コミュニティに対する発言を、自端末のユーザに提示する発言提示手段とを有することを特徴とするコミュニケーションシステム。 - 請求項1記載のコミュニケーションシステムであって、
前記コミュニティ管理サーバは、前記端末から新たなコミュニティの作成の要求と当該作成するコミュニティの話題の指定を受け付け、前記要求を受け付けた場合に新たなコミュニティ情報を作成し、作成したコミュニティ情報のコミュニティ内容情報に指定された話題を登録し、作成したコミュニティ情報のユーザアドレス情報にコミュニティの作成を要求した端末のアドレスを登録するコミュニティ開設受付手段を有することを特徴とするコミュニケーションシステム。 - 請求項1記載のコミュニケーションシステムであって、
前記コミュニティ管理サーバのコミュニティ情報管理手段は、前記コミュニティ情報に当該コミュニティ情報に対応するコミュニティの識別子を含めて、各コミュニティ情報を管理し、
前記コミュニティ管理サーバの前記コミュニティ参加受付手段は、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、前記参加ユーザ情報と共に、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報に含まれるコミュニティ識別子を通知し、前記端末の発言送信手段は、当該端末のユーザが参加したコミュニティ毎に、前記コミュニティ管理サーバから通知された前記参加ユーザ情報を当該参加ユーザ情報と共に通知されたコミュニティの識別子に対応づけて管理し、当該ユーザが参加しているコミュニティが複数ある場合に、ユーザからの当該ユーザが参加した複数のコミュニティのうちの特定のコミュニティへの発言の要求に応じて、当該特定のコミュニティについて管理している参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該特定のコミュニティに参加している他ユーザの端末に、当該ユーザの発言内容を当該コミュニティの識別子と共に送信し、
前記端末の発言提示手段は、当該端末のユーザの当該ユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した発言内容の発言が成されたコミュニティを当該発言内容と共に受信したコミュニティの識別子を用いて判別し、当該発言内容を当該発言内容の発言が成されたコミュニティをユーザが判別可能な形態で提示することを特徴とするコミュニケーションシステム。 - 請求項1、2または3記載のコミュニケーションシステムであって、
前記端末は自動車に搭載された移動端末であることを特徴とするコミュニケーションシステム。 - 端末を使用するユーザ間のコミュニケーションを支援するコミュニケーション支援方法であって、
各端末がアクセス可能なサーバにおいて、端末のユーザのグループであるコミュニティ毎に、当該コミュニティの話題を示すコミュニティ内容情報と当該コミュニティに参加しているユーザの端末のアドレスを示すユーザアドレス情報と含むコミュニティ情報を作成するステップと、
前記サーバにアクセスした端末に対して、前記サーバから、前記コミュニティ管理手段が管理しているコミュニティ内容情報の一覧を示すメニュー画面を提供するステップと、
端末において、サーバから提供されたメニュー画面を表示し、当該メニュー画面上で、当該端末のユーザが参加するコミュニティの指定を受け付け、指定を受け付けたコミュニティへの当該端末のユーザの参加を前記コミュニティ管理サーバに通知するステップと、
前記サーバにおいて、前記端末より当該端末のユーザのコミュニティへの参加の通知を受け付け、参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に参加を通知したユーザの端末のアドレスを登録し、前記参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報にアドレスが登録されている各端末に対して、当該端末のユーザが参加しているコミュニティの参加ユーザ情報として、当該参加を通知されたコミュニティのコミュニティ情報のユーザアドレス情報に登録されている少なくとも当該端末以外の全ての端末のアドレスを通知するステップと、
前記端末において、当該端末のユーザの当該ユーザが参加したコミュニティに対する発言を、前記コミュニティ管理サーバから当該コミュニティについて通知された参加ユーザ情報が示す各他端末のアドレスを用いて、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加している他ユーザの端末に送信するステップと、
前記端末において、当該端末のユーザが参加したコミュニティに参加してる他ユーザの端末から受信した当該コミュニティに対する発言を、自端末のユーザに提示するステップとを有することを特徴とするコミュニケーション支援方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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ID=32452655
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JP2002305597A Withdrawn JP2004139508A (ja) | 2002-10-21 | 2002-10-21 | コミュニケーションシステム |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006260547A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-09-28 | Sony Computer Entertainment Inc | ネットワークシステム及びその構成品、コンテキストの管理方法 |
JP2010533906A (ja) * | 2007-07-13 | 2010-10-28 | アリババ グループ ホールディング リミテッド | グループ内のトピックをソートするための方法、システム及び装置 |
JP2013225294A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-10-31 | Konami Digital Entertainment Co Ltd | 制御装置、制御方法、プログラムおよびシステム |
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-
2002
- 2002-10-21 JP JP2002305597A patent/JP2004139508A/ja not_active Withdrawn
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