JP2004136828A - 高圧ガス貯蔵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶栓弁が開弁作動して高圧ガス貯蔵容器から放出するガスを、車両の姿勢に応じて想定した方向へ確実に放出できるようにする。
【解決手段】車両1に搭載した高圧ガス貯蔵容器3に、溶栓弁7を介して三方弁9を接続する。三方弁9は、ケーシング内にチェックボールを内蔵するとともに、ケーシングの上下に連通する上部ガス放出配管13および下部ガス放出配管15を備える。車両1が通常走行可能な姿勢においては、溶栓弁7が開弁作動したときに、上部ガス放出配管13によってガスを放出する。車両1の上下が逆になって転覆した状態では、下部ガス放出配管15によってガスを放出する。車両1が横転した状態では、上部ガス放出配管13および下部ガス放出配管15の双方からガスを放出する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両1に搭載した高圧ガス貯蔵容器3に、溶栓弁7を介して三方弁9を接続する。三方弁9は、ケーシング内にチェックボールを内蔵するとともに、ケーシングの上下に連通する上部ガス放出配管13および下部ガス放出配管15を備える。車両1が通常走行可能な姿勢においては、溶栓弁7が開弁作動したときに、上部ガス放出配管13によってガスを放出する。車両1の上下が逆になって転覆した状態では、下部ガス放出配管15によってガスを放出する。車両1が横転した状態では、上部ガス放出配管13および下部ガス放出配管15の双方からガスを放出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動体にガス貯蔵容器を搭載した高圧ガス貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の高圧ガス貯蔵装置においては、ガス貯蔵容器を搭載した車両が、高温雰囲気に晒されたときに、ガス貯蔵容器内圧が過大となるのを防ぐため、溶栓弁が開弁作動してガス貯蔵容器内のガスを放出する。
【0003】
一般に、上記したガス放出の際に、バスなどの背が高い車両は上方へ、背の低い乗用車などは下方へ、それぞれガスを放出するようガス放出配管を装着していることが多い。
【0004】
また、特許文献1に示すように、燃料電池ユニットから漏洩した水素を、車両上方へ放出するガス排気通路を設けた車両構造が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−225853号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガス貯蔵容器内のガスを放出する必要があるときは、車両が正常な姿勢となっているとは限らず、ガス放出方向が必ずしも想定した方向に一致しない。
【0007】
そこで、この発明は、溶栓弁が開弁作動して放出するガスを、移動体の姿勢に応じて想定した方向へ放出できるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、移動体に搭載した高圧ガス貯蔵容器に溶栓弁を接続し、この溶栓弁が開弁作動したときに放出する前記高圧ガス貯蔵容器内のガスの放出方向を、前記移動体の姿勢によって制御するガス放出方向制御手段を設けた構成としてある。
【0009】
【発明の効果】
この発明によれば、ガス放出方向制御手段が移動体の姿勢によってガス放出方向を制御するので、溶栓弁が開弁作動してガスを放出する際に、移動体の姿勢に応じて想定した方向へガスを放出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0011】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるもので、高圧ガス貯蔵装置を搭載している移動体としての車両1の概要を示す側面図である。
【0012】
上記した車両1の後部には、高圧ガス貯蔵容器3を搭載しており、高圧ガス貯蔵容器3に接続した配管5上には、所定温度以上で開弁作動する溶栓弁7を設け、配管5の下流側の端部には、ガス放出方向制御手段としての三方弁9を設けている。
【0013】
三方弁9は、図2に詳細を示すように、ケーシング11を備え、このケーシング11の図中で右側部に、ガス導入口11aを設け、このガス導入口11aに前記した配管5の端部を接続する。
【0014】
また、ケーシング11の上端には上部ガス放出口11bを設け、この上部ガス放出口11bには上部ガス放出配管13を接続する。上部ガス放出配管13は、図1に示すように、車両1の後部に沿って上方に向けて配置し、その上端の上部ガス放出口13aが上方に向けて開口している。
【0015】
一方、ケーシング11の下端には下部ガス放出口11cを設け、この下部ガス放出口11cには下部ガス放出配管15を接続する。下部ガス放出配管15は、図1に示すように、車両1の後部に沿って下方に向けて配置し、その下端の下部ガス放出口15aが下方に向けて開口している。
【0016】
上記した上部ガス放出配管13と下部ガス放出配管15とで分岐配管を構成している。
【0017】
そして、ケーシング11内にはチェックボール17を移動可能に収容する。このチェックボール17は、図2に示してあるように、車両1が通常走行可能な状態にあるときには、重力によりケーシング11内の下方に位置し、下部ガス放出口11cの周囲に形成してあるチェックボール収容部11d内に収容されて下部ガス放出口11cを閉塞した状態となる。
【0018】
一方、車両1が、図2の状態から上下が逆となって転覆した場合では、図2で示す三方弁9の上下も逆となり、したがってチェックボール17は、重力により、上部ガス放出口11bの周囲に形成してあるチェックボール収容部11e内に収容されて、下方に位置する上部ガス放出口11bを閉塞した状態となる。
【0019】
また、ケーシング11のチェックボール収容部11dとチェックボール収容部11eとの間には、配管5を接続した図2中で右側部分を除く周囲に、チェックボール17が重力によって入り込む凹部11fを設けてある。チェックボール17が上記した凹部11fに入り込んだ状態では、上部ガス放出口11bおよび下部ガス放出口11cのいずれも開放状態となる。
【0020】
上記した車両1は、例えば図示しないガス被供給部としての燃料電池を搭載しており、この燃料電池に高圧ガス貯蔵容器3内に貯蔵してある燃料となる水素を供給する。
【0021】
図3は、上記した高圧ガスの供給系を示す全体構成図である。高圧ガス貯蔵容器3には、ガス充填配管19を接続してあり、ガス充填配管19の端部のガス充填口21から、チェック弁23,25,27を介して高圧ガスを充填する。ガス充填口21の車体外部には、開閉リッド29を設け、開閉リッド29の開閉によりガスの充填が可能となる。
【0022】
また、上記した高圧ガス貯蔵容器3には、ガス供給配管31を接続してあり、ガス供給配管31の端部は、図示しない燃料電池に接続してある。
【0023】
ガス供給配管31には、所定値以上のガス圧で開弁するリリーフ弁33を設け、このリリーフ弁33の開弁時には、ガスリリーフ配管35を通してガスを放出する。
【0024】
上記したリリーフ弁33の燃料電池側のガス供給配管31には、水素抜き配管35を接続してある。水素抜き配管35にはシャット弁37を設け、メンテナンスなどで高圧ガス貯蔵容器3内のガスを抜く必要があるときに、このシャット弁37を開く。
【0025】
ガス供給配管31には、さらに3つの開閉弁39,41,43および圧力センサ45をそれぞれ設けてある。
【0026】
また、高圧ガス貯蔵容器3には、貯蔵するガスの圧力を検出する圧力センサ47および、温度を検出する温度センサ49を設けてある。
【0027】
次に、作用を説明する。
【0028】
車両1が図1に示す通常走行可能な状態では、三方弁9は、チェックボール17が重力により下方のチェックボール収容部11d内に入り込んだ状態となる。
【0029】
この状態で、車両1が高温に晒されて溶栓弁7が開弁作動すると、高圧ガス貯蔵容器3内のガスは、配管5を通って三方弁9に達する。三方弁9に達したガスは、そのケーシング11内から上部ガス放出口11bを経て上部ガス放出配管13に流出し、図1に示してある上部ガス放出口13aから外部に放出される。
【0030】
一方、車両1が、図2の状態に対して上下が逆となって転覆した状態では、チェックボール17は、図2に対して上下が逆になったケーシング11の下方に位置するチェックボール収容部11e内に、重力により入り込んだ状態となる。
【0031】
この状態で、溶栓弁7が開弁作動して、高温ガス貯蔵容器3から三方弁9に達するガスは、ケーシング11内から下部ガス放出口11cを経て下部ガス放出配管15に流出し、図1に示してある上部ガス放出口15aから外部に放出される。
【0032】
また、車両1が、図1の状態に対して左右両側面のいずれかが下方となる横転した状態では、三方弁9の上部ガス放出口11bおよび下部ガス放出口11cがほぼ水平方向を向いた状態となる。したがって、このときチェックボール17は、重力によりケーシング11の凹部11fに入り込み、上下の各ガス放出口11b,11cの双方を開放する。
【0033】
このため、このとき溶栓弁7が開弁作動して高圧ガス貯蔵容器3から三方弁9に達するガスは、ケーシング11内から図2中で上下両側の上部ガス放出口11bおよび下部ガス放出口11cを経て、上部ガス放出配管13および下部ガス放出配管15にそれぞれ流出し、上部ガス放出口13aおよび下部ガス放出口15aからほぼ水平方向に向けて外部に放出されて、ガス放出の際の勢いが減少する。
【0034】
上記した第1の実施形態によれば、車両1の姿勢に応じてチェックボール17が重力により移動し、ガス放出方向を制御するので、溶栓弁7が開弁作動して高圧ガス貯蔵容器3内のガスを放出する際に、車両1の姿勢に応じて想定した方向(上方)へ確実にガスを放出することができる。
【0035】
また、第1の実施形態によれば、三方弁9を、チェックボール17を設けた機械式としているので、電源供給がなくても独立して作動させることが可能である。
【0036】
図4は、この発明の第2の実施形態を示す車両1の概要を示す側面図である。この実施形態は、図1に示した第1の実施形態における機械式の三方弁9に代えて、電磁式の三方弁51を設けている。この三方弁51は、車両1の姿勢を検出する移動体姿勢検出手段としての車両姿勢センサ53の検出信号を受けるコントロールユニット55によって、作動制御される。上記した三方弁51と車両姿勢センサ53とにより、ガス放出方向制御手段を構成している。
【0037】
電磁式三方弁51は、上方に延びる上部ガス放出配管57の上部ガス放出口57aからガスを放出する状態と、下方に延びる下部ガス配出配管59の下部ガス放出口59aからガスを放出する状態と、上記した各上部ガス放出口57aおよび下部ガス放出口59aの双方からガスを放出する状態とに、それぞれ変位する。
【0038】
その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、高圧ガスの供給系についても図3に示した第1の実施形態と同様である。
【0039】
次に、作用を説明する。
【0040】
車両1が図4に示す通常走行可能な状態では、このときの車両姿勢を車両姿勢センサ53が検出し、この検出信号を受けるコントロールユニット55が、電磁式三方弁51を、配管5と上部ガス放出配管57とを接続する状態となるよう制御する。
【0041】
この状態で、車両1が高温に晒されて、溶栓弁7が開弁作動すると、高圧ガス貯蔵容器3内のガスは、配管5を通って三方弁51に達し、上部ガス放出配管57に流出して上部ガス流出口57aから外部に放出される。
【0042】
一方、車両1が、図4の状態から上下が逆となって転覆した状態では、この車両姿勢を上記と同様にして車両姿勢センサ53が検出し、この検出信号を受けるコントロールユニット55が、三方弁51を、配管5と下部ガス放出配管59とが接続する状態となるよう制御する。
【0043】
したがって、この状態で、車両1が高温に晒されて、溶栓弁7が開弁作動すると、高圧ガス貯蔵容器3内のガスは、配管5を通って三方弁51に達した後、上下が逆になった車両1の下部ガス放出配管59に流出して下部ガス放出口59aから外部に放出される。
【0044】
さらに、車両1が、図4の状態に対して左右両側面のいずれかが下方となって横転した状態では、この横転状態を上記と同様にして車両姿勢制御センサ53が検出し、この検出信号を受けるコントロールユニット55が、三方弁51を、配管5と、上下各ガス放出配管57,59の双方とが接続する状態となるよう制御する。
【0045】
このため、このとき高圧ガス貯蔵容器3から三方弁51に達したガスは、図4中で上下両側の上部ガス放出配管57および下部ガス放出配管59にそれぞれ流出し、各ガス放出口57aおよび59aの双方から外部に放出されて、ガス放出の際の勢いが減少する。
【0046】
上記した第2の実施形態によれば、車両姿勢を車両姿勢センサ53で検出し、電磁式三方弁51を切り替えることで、車両姿勢に応じて想定する方向へガスを確実に導くことができる。この場合、電源供給が必要にはなるが、電気コントロールをするので、ガス放出方向を設定する際の自由度が高くなる。
【0047】
図5は、この発明の第3の実施形態を示す、高圧ガスの供給系を示す全体構成図である。この実施形態は、前記図3に示した第1の実施形態における高圧ガス供給系の構成に対し、ガスリリーフ配管35を、溶栓弁7より下流側の配管5に接続している。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0048】
すなわち、上記した第3の実施形態によれば、リリーフ弁33が開弁作動したときに放出するガスについても、前記図2に示した機械式の三方弁9によって、車両姿勢に応じて想定する方向にガスを放出することができる。
【0049】
なお、上記した第3の実施形態においては、第2の実施形態における電磁式の三方弁51を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる高圧ガス貯蔵装置を搭載している車両の概要を示す側面図である。
【図2】第1の実施形態の高圧ガス貯蔵装置に使用する三方弁の断面図である。
【図3】第1の実施形態における高圧ガス供給系を示す全体構成図である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係わる高圧ガス貯蔵装置を搭載している車両の概要を示す側面図である。
【図5】第2の実施形態における高圧ガス供給系を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 車両(移動体)
3 高圧ガス貯蔵容器
7 溶栓弁
9 機械式の三方弁(ガス放出方向制御手段)
11 ケーシング
13 上部ガス放出配管(分岐配管)
15 下部ガス放出配管(分岐配管)
17 チェックボール
33 リリーフ弁
51 電磁式の三方弁(ガス放出方向制御手段)
53 車両姿勢センサ(移動体姿勢検出手段,ガス放出方向制御手段)
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動体にガス貯蔵容器を搭載した高圧ガス貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の高圧ガス貯蔵装置においては、ガス貯蔵容器を搭載した車両が、高温雰囲気に晒されたときに、ガス貯蔵容器内圧が過大となるのを防ぐため、溶栓弁が開弁作動してガス貯蔵容器内のガスを放出する。
【0003】
一般に、上記したガス放出の際に、バスなどの背が高い車両は上方へ、背の低い乗用車などは下方へ、それぞれガスを放出するようガス放出配管を装着していることが多い。
【0004】
また、特許文献1に示すように、燃料電池ユニットから漏洩した水素を、車両上方へ放出するガス排気通路を設けた車両構造が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−225853号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガス貯蔵容器内のガスを放出する必要があるときは、車両が正常な姿勢となっているとは限らず、ガス放出方向が必ずしも想定した方向に一致しない。
【0007】
そこで、この発明は、溶栓弁が開弁作動して放出するガスを、移動体の姿勢に応じて想定した方向へ放出できるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、移動体に搭載した高圧ガス貯蔵容器に溶栓弁を接続し、この溶栓弁が開弁作動したときに放出する前記高圧ガス貯蔵容器内のガスの放出方向を、前記移動体の姿勢によって制御するガス放出方向制御手段を設けた構成としてある。
【0009】
【発明の効果】
この発明によれば、ガス放出方向制御手段が移動体の姿勢によってガス放出方向を制御するので、溶栓弁が開弁作動してガスを放出する際に、移動体の姿勢に応じて想定した方向へガスを放出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0011】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるもので、高圧ガス貯蔵装置を搭載している移動体としての車両1の概要を示す側面図である。
【0012】
上記した車両1の後部には、高圧ガス貯蔵容器3を搭載しており、高圧ガス貯蔵容器3に接続した配管5上には、所定温度以上で開弁作動する溶栓弁7を設け、配管5の下流側の端部には、ガス放出方向制御手段としての三方弁9を設けている。
【0013】
三方弁9は、図2に詳細を示すように、ケーシング11を備え、このケーシング11の図中で右側部に、ガス導入口11aを設け、このガス導入口11aに前記した配管5の端部を接続する。
【0014】
また、ケーシング11の上端には上部ガス放出口11bを設け、この上部ガス放出口11bには上部ガス放出配管13を接続する。上部ガス放出配管13は、図1に示すように、車両1の後部に沿って上方に向けて配置し、その上端の上部ガス放出口13aが上方に向けて開口している。
【0015】
一方、ケーシング11の下端には下部ガス放出口11cを設け、この下部ガス放出口11cには下部ガス放出配管15を接続する。下部ガス放出配管15は、図1に示すように、車両1の後部に沿って下方に向けて配置し、その下端の下部ガス放出口15aが下方に向けて開口している。
【0016】
上記した上部ガス放出配管13と下部ガス放出配管15とで分岐配管を構成している。
【0017】
そして、ケーシング11内にはチェックボール17を移動可能に収容する。このチェックボール17は、図2に示してあるように、車両1が通常走行可能な状態にあるときには、重力によりケーシング11内の下方に位置し、下部ガス放出口11cの周囲に形成してあるチェックボール収容部11d内に収容されて下部ガス放出口11cを閉塞した状態となる。
【0018】
一方、車両1が、図2の状態から上下が逆となって転覆した場合では、図2で示す三方弁9の上下も逆となり、したがってチェックボール17は、重力により、上部ガス放出口11bの周囲に形成してあるチェックボール収容部11e内に収容されて、下方に位置する上部ガス放出口11bを閉塞した状態となる。
【0019】
また、ケーシング11のチェックボール収容部11dとチェックボール収容部11eとの間には、配管5を接続した図2中で右側部分を除く周囲に、チェックボール17が重力によって入り込む凹部11fを設けてある。チェックボール17が上記した凹部11fに入り込んだ状態では、上部ガス放出口11bおよび下部ガス放出口11cのいずれも開放状態となる。
【0020】
上記した車両1は、例えば図示しないガス被供給部としての燃料電池を搭載しており、この燃料電池に高圧ガス貯蔵容器3内に貯蔵してある燃料となる水素を供給する。
【0021】
図3は、上記した高圧ガスの供給系を示す全体構成図である。高圧ガス貯蔵容器3には、ガス充填配管19を接続してあり、ガス充填配管19の端部のガス充填口21から、チェック弁23,25,27を介して高圧ガスを充填する。ガス充填口21の車体外部には、開閉リッド29を設け、開閉リッド29の開閉によりガスの充填が可能となる。
【0022】
また、上記した高圧ガス貯蔵容器3には、ガス供給配管31を接続してあり、ガス供給配管31の端部は、図示しない燃料電池に接続してある。
【0023】
ガス供給配管31には、所定値以上のガス圧で開弁するリリーフ弁33を設け、このリリーフ弁33の開弁時には、ガスリリーフ配管35を通してガスを放出する。
【0024】
上記したリリーフ弁33の燃料電池側のガス供給配管31には、水素抜き配管35を接続してある。水素抜き配管35にはシャット弁37を設け、メンテナンスなどで高圧ガス貯蔵容器3内のガスを抜く必要があるときに、このシャット弁37を開く。
【0025】
ガス供給配管31には、さらに3つの開閉弁39,41,43および圧力センサ45をそれぞれ設けてある。
【0026】
また、高圧ガス貯蔵容器3には、貯蔵するガスの圧力を検出する圧力センサ47および、温度を検出する温度センサ49を設けてある。
【0027】
次に、作用を説明する。
【0028】
車両1が図1に示す通常走行可能な状態では、三方弁9は、チェックボール17が重力により下方のチェックボール収容部11d内に入り込んだ状態となる。
【0029】
この状態で、車両1が高温に晒されて溶栓弁7が開弁作動すると、高圧ガス貯蔵容器3内のガスは、配管5を通って三方弁9に達する。三方弁9に達したガスは、そのケーシング11内から上部ガス放出口11bを経て上部ガス放出配管13に流出し、図1に示してある上部ガス放出口13aから外部に放出される。
【0030】
一方、車両1が、図2の状態に対して上下が逆となって転覆した状態では、チェックボール17は、図2に対して上下が逆になったケーシング11の下方に位置するチェックボール収容部11e内に、重力により入り込んだ状態となる。
【0031】
この状態で、溶栓弁7が開弁作動して、高温ガス貯蔵容器3から三方弁9に達するガスは、ケーシング11内から下部ガス放出口11cを経て下部ガス放出配管15に流出し、図1に示してある上部ガス放出口15aから外部に放出される。
【0032】
また、車両1が、図1の状態に対して左右両側面のいずれかが下方となる横転した状態では、三方弁9の上部ガス放出口11bおよび下部ガス放出口11cがほぼ水平方向を向いた状態となる。したがって、このときチェックボール17は、重力によりケーシング11の凹部11fに入り込み、上下の各ガス放出口11b,11cの双方を開放する。
【0033】
このため、このとき溶栓弁7が開弁作動して高圧ガス貯蔵容器3から三方弁9に達するガスは、ケーシング11内から図2中で上下両側の上部ガス放出口11bおよび下部ガス放出口11cを経て、上部ガス放出配管13および下部ガス放出配管15にそれぞれ流出し、上部ガス放出口13aおよび下部ガス放出口15aからほぼ水平方向に向けて外部に放出されて、ガス放出の際の勢いが減少する。
【0034】
上記した第1の実施形態によれば、車両1の姿勢に応じてチェックボール17が重力により移動し、ガス放出方向を制御するので、溶栓弁7が開弁作動して高圧ガス貯蔵容器3内のガスを放出する際に、車両1の姿勢に応じて想定した方向(上方)へ確実にガスを放出することができる。
【0035】
また、第1の実施形態によれば、三方弁9を、チェックボール17を設けた機械式としているので、電源供給がなくても独立して作動させることが可能である。
【0036】
図4は、この発明の第2の実施形態を示す車両1の概要を示す側面図である。この実施形態は、図1に示した第1の実施形態における機械式の三方弁9に代えて、電磁式の三方弁51を設けている。この三方弁51は、車両1の姿勢を検出する移動体姿勢検出手段としての車両姿勢センサ53の検出信号を受けるコントロールユニット55によって、作動制御される。上記した三方弁51と車両姿勢センサ53とにより、ガス放出方向制御手段を構成している。
【0037】
電磁式三方弁51は、上方に延びる上部ガス放出配管57の上部ガス放出口57aからガスを放出する状態と、下方に延びる下部ガス配出配管59の下部ガス放出口59aからガスを放出する状態と、上記した各上部ガス放出口57aおよび下部ガス放出口59aの双方からガスを放出する状態とに、それぞれ変位する。
【0038】
その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、高圧ガスの供給系についても図3に示した第1の実施形態と同様である。
【0039】
次に、作用を説明する。
【0040】
車両1が図4に示す通常走行可能な状態では、このときの車両姿勢を車両姿勢センサ53が検出し、この検出信号を受けるコントロールユニット55が、電磁式三方弁51を、配管5と上部ガス放出配管57とを接続する状態となるよう制御する。
【0041】
この状態で、車両1が高温に晒されて、溶栓弁7が開弁作動すると、高圧ガス貯蔵容器3内のガスは、配管5を通って三方弁51に達し、上部ガス放出配管57に流出して上部ガス流出口57aから外部に放出される。
【0042】
一方、車両1が、図4の状態から上下が逆となって転覆した状態では、この車両姿勢を上記と同様にして車両姿勢センサ53が検出し、この検出信号を受けるコントロールユニット55が、三方弁51を、配管5と下部ガス放出配管59とが接続する状態となるよう制御する。
【0043】
したがって、この状態で、車両1が高温に晒されて、溶栓弁7が開弁作動すると、高圧ガス貯蔵容器3内のガスは、配管5を通って三方弁51に達した後、上下が逆になった車両1の下部ガス放出配管59に流出して下部ガス放出口59aから外部に放出される。
【0044】
さらに、車両1が、図4の状態に対して左右両側面のいずれかが下方となって横転した状態では、この横転状態を上記と同様にして車両姿勢制御センサ53が検出し、この検出信号を受けるコントロールユニット55が、三方弁51を、配管5と、上下各ガス放出配管57,59の双方とが接続する状態となるよう制御する。
【0045】
このため、このとき高圧ガス貯蔵容器3から三方弁51に達したガスは、図4中で上下両側の上部ガス放出配管57および下部ガス放出配管59にそれぞれ流出し、各ガス放出口57aおよび59aの双方から外部に放出されて、ガス放出の際の勢いが減少する。
【0046】
上記した第2の実施形態によれば、車両姿勢を車両姿勢センサ53で検出し、電磁式三方弁51を切り替えることで、車両姿勢に応じて想定する方向へガスを確実に導くことができる。この場合、電源供給が必要にはなるが、電気コントロールをするので、ガス放出方向を設定する際の自由度が高くなる。
【0047】
図5は、この発明の第3の実施形態を示す、高圧ガスの供給系を示す全体構成図である。この実施形態は、前記図3に示した第1の実施形態における高圧ガス供給系の構成に対し、ガスリリーフ配管35を、溶栓弁7より下流側の配管5に接続している。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0048】
すなわち、上記した第3の実施形態によれば、リリーフ弁33が開弁作動したときに放出するガスについても、前記図2に示した機械式の三方弁9によって、車両姿勢に応じて想定する方向にガスを放出することができる。
【0049】
なお、上記した第3の実施形態においては、第2の実施形態における電磁式の三方弁51を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる高圧ガス貯蔵装置を搭載している車両の概要を示す側面図である。
【図2】第1の実施形態の高圧ガス貯蔵装置に使用する三方弁の断面図である。
【図3】第1の実施形態における高圧ガス供給系を示す全体構成図である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係わる高圧ガス貯蔵装置を搭載している車両の概要を示す側面図である。
【図5】第2の実施形態における高圧ガス供給系を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 車両(移動体)
3 高圧ガス貯蔵容器
7 溶栓弁
9 機械式の三方弁(ガス放出方向制御手段)
11 ケーシング
13 上部ガス放出配管(分岐配管)
15 下部ガス放出配管(分岐配管)
17 チェックボール
33 リリーフ弁
51 電磁式の三方弁(ガス放出方向制御手段)
53 車両姿勢センサ(移動体姿勢検出手段,ガス放出方向制御手段)
Claims (4)
- 移動体に搭載した高圧ガス貯蔵容器に溶栓弁を接続し、この溶栓弁が開弁作動したときに放出する前記高圧ガス貯蔵容器内のガスの放出方向を、前記移動体の姿勢によって制御するガス放出方向制御手段を設けたことを特徴とする高圧ガス貯蔵装置。
- 前記ガス放出方向制御手段に接続するガス放出配管は、前記移動体の上下方向に分岐する分岐配管で構成し、この分岐配管の分岐部にガスの放出方向を切り替える三方弁を設け、この三方弁は、ケーシングと、このケーシング内で移動可能なチェックボールとをそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1記載の高圧ガス貯蔵装置。
- 前記ガス放出方向制御手段は、前記移動体の姿勢を検出する移動体姿勢検出手段と、この移動体姿勢検出手段の検出信号に基づいて、ガスの放出方向を制御する電磁式の三方弁とをそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1記載の高圧ガス貯蔵装置。
- 前記高圧ガス貯蔵容器と、この高圧ガス貯蔵容器からガスの供給を受けるガス被供給部との間に、所定値以上のガス圧で開弁するリリーフ弁を設け、前記ガス放出方向制御手段は、前記リリーフ弁が開弁作動したときに放出するガスの放出方向を制御することを特徴とするガス請求項1ないし3のいずれかに記載の高圧ガス貯蔵装置。
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