JP2004136088A - 可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器 - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性プランジャーの引き戻し式安全注射器を提供する。
【解決手段】可撓性プランジャーの引き戻し式安全注射器は、針頭40、針筒50及びピストン60からなる。針頭は、針頭が針筒に引き込まれる引き戻し機構を設けている。ピストン前端には可撓性プランジャー61を設けると共に、該プランジャーを貫通する掛止凸部622を設け、前記プランジャーが、注射を終えて図示の前記針筒の注射空間部の頂点にある時、さらに力を加えてピストン62を押し込むことによって、可撓性材料からなるプランジャー61が変形してつぶれ、その中心に仕込まれた掛止凸部622がプランジャー前端から突出して針頭を針支持部51にセットする針座42の針止め部43の掛止部に押し込まれて掛止し、この状態でピストンを引き戻すことによって針頭を針筒中に安全に引き込むことができる。
【選択図】図3
【解決手段】可撓性プランジャーの引き戻し式安全注射器は、針頭40、針筒50及びピストン60からなる。針頭は、針頭が針筒に引き込まれる引き戻し機構を設けている。ピストン前端には可撓性プランジャー61を設けると共に、該プランジャーを貫通する掛止凸部622を設け、前記プランジャーが、注射を終えて図示の前記針筒の注射空間部の頂点にある時、さらに力を加えてピストン62を押し込むことによって、可撓性材料からなるプランジャー61が変形してつぶれ、その中心に仕込まれた掛止凸部622がプランジャー前端から突出して針頭を針支持部51にセットする針座42の針止め部43の掛止部に押し込まれて掛止し、この状態でピストンを引き戻すことによって針頭を針筒中に安全に引き込むことができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、可撓性プランジャーの引き戻し式安全注射器に関するものであって、特に、プランジャーが可撓性材質からなり、薬剤及び注射液の抽取時に、プランジャー前端の端面が、針筒頂端に位置してメモリ通りに精確に薬剤を抽取し、安全に注射することが出来る。注射後、更にピストンを押し込むことによってプランジャーは押圧されて変形し、ピストンに設けられた結合素子、或いは、起動素子に、針頭に設けられた引き戻し機構を結合、或いは起動させて注射針を針筒内に引き入れ、
使用後の注射針による事故を防止する。この構造は、各種手動、自動引き戻し式注射器と針筒、或いは類似する物の構造に適用することができる。
使用後の注射針による事故を防止する。この構造は、各種手動、自動引き戻し式注射器と針筒、或いは類似する物の構造に適用することができる。
医学の発達に伴って、注射器で薬剤を投与するのは、即効性のある治療方式であり、医学界で広く採用されている。また、注射器は一般に使い捨てであるため、注射器の廃棄処理時に、誤って医療従事者に刺さって細菌に感染するのを如何にして防止するか、廃棄注射器の体積を如何に減少するかが、設計の重点となっており、引き戻し式安全注射器が生まれた。いわゆる引き戻し式安全注射器というのは、医療従事者が針筒のピストンを頂点まで押す時、注射針を針筒内に引き戻すことが出来、注射器を安全に廃棄処理することが出来るものである。
図1は、公知の手動引き戻し式安全注射器の構造を示す図である。ピストン10は、針筒30内で前後に押し引き出来、ピストン10の前端は、プランジャー11と係止凸部21とを備える。係止凸部21は、プランジャー11前端の端面の外部に突出して、長さがbである頚柱20部を形成している。針頭1の底部には、結合部aが設けられ、ピストン10が前方に押されて頂点に達する時、係止凸部21は、結合部aに挿入されて係合状態を形成し、針頭1を針筒30内に引き戻す。
図1で示される針頭の結合部は針頭1の底部中央に設けられ、係止凸部21がピストン10の中央に設けられて、結合素子を形成する。公知の手動引き戻し式安全注射器において、その引き戻し構造は、例えば、針頭の結合部が針頭底座の外周に設けられ、ピストンの結合素子がピストンの外周に設けられて、互いに係合、或いは嵌合するような、その他の方式もある。
どの種の手動引き戻し式安全注射器であっても、針筒30が廃棄されていない時、不用意にピストン10の結合部が頂点に押され、針頭引き戻し機構の結合部と係合するのを避けるため、一般に、ピストン10前端の結合素子を針頭1底座と接触させる時、一定の大きさ以上の力量でピストン10を推動しないと結合素子と結合部aが係合しないように設計されている。
引き戻し式安全針筒は、弾性素子の回復力を利用して、自動引き戻し式安全注射針を設計しているが、このような自動引き戻し式安全針筒は、ばね引き戻し機構が起動する前、ピストンに設けられた起動素子が押し込まれて、一定の抵抗を克服しないと、引き戻し機構が起動しなくなっている。
医療従事者は、一般に、注射器で薬剤を抽取する前、まず、注射器のピストン後端の押し棒を後方に引き、空気を針筒に引き入れる。その後、針を薬ビン内に刺し入れ、且つ、ピストンを前方に押し、針筒内の空気を薬ビンに放出し、ピストンを今度は、メモリに従って引き戻し、一定剤量の薬剤を針筒に抽入する。患者に対し注射を行う際、薬剤の残留を防ぐため、医療従事者はピストンを頂点まで押し、故に、手動或いは自動引き戻し式安全注射器は、注射の過程で、最後に力量を絞って、針頭引き戻し機構を結合、起動する抗力を克服しなければならない。
上述の公知の引き戻し式安全注射器は、以下のような欠点がある:
1.図1で示されるように、公知の引き戻し式安全注射器は、プランジャー11と係止凸部21間に距離b(即ち、頚柱20の長さ)を有するため、注射前に注射液を抽取する時、注射液剤量の抽取量が医療従事者の不注意で必要量以下になり、剤量の不足による医療効果の減少を招く恐れがある。
2.医療従事者が注射により患者に薬剤を投与する時、ピストン11前端の端面がメモリ頂点の指示線Aで示される0ミリリットルの位置に達することが出来ず、プランジャー11と係止凸部21間の距離bの空間に注射液が存在し、医療従事者は押圧してプランジャー11を頂点まで押さなければならず、注射過程で突然に押圧しなければならないため、患者にとっては苦痛である。
特開2001-037878
図1は、公知の手動引き戻し式安全注射器の構造を示す図である。ピストン10は、針筒30内で前後に押し引き出来、ピストン10の前端は、プランジャー11と係止凸部21とを備える。係止凸部21は、プランジャー11前端の端面の外部に突出して、長さがbである頚柱20部を形成している。針頭1の底部には、結合部aが設けられ、ピストン10が前方に押されて頂点に達する時、係止凸部21は、結合部aに挿入されて係合状態を形成し、針頭1を針筒30内に引き戻す。
図1で示される針頭の結合部は針頭1の底部中央に設けられ、係止凸部21がピストン10の中央に設けられて、結合素子を形成する。公知の手動引き戻し式安全注射器において、その引き戻し構造は、例えば、針頭の結合部が針頭底座の外周に設けられ、ピストンの結合素子がピストンの外周に設けられて、互いに係合、或いは嵌合するような、その他の方式もある。
どの種の手動引き戻し式安全注射器であっても、針筒30が廃棄されていない時、不用意にピストン10の結合部が頂点に押され、針頭引き戻し機構の結合部と係合するのを避けるため、一般に、ピストン10前端の結合素子を針頭1底座と接触させる時、一定の大きさ以上の力量でピストン10を推動しないと結合素子と結合部aが係合しないように設計されている。
引き戻し式安全針筒は、弾性素子の回復力を利用して、自動引き戻し式安全注射針を設計しているが、このような自動引き戻し式安全針筒は、ばね引き戻し機構が起動する前、ピストンに設けられた起動素子が押し込まれて、一定の抵抗を克服しないと、引き戻し機構が起動しなくなっている。
医療従事者は、一般に、注射器で薬剤を抽取する前、まず、注射器のピストン後端の押し棒を後方に引き、空気を針筒に引き入れる。その後、針を薬ビン内に刺し入れ、且つ、ピストンを前方に押し、針筒内の空気を薬ビンに放出し、ピストンを今度は、メモリに従って引き戻し、一定剤量の薬剤を針筒に抽入する。患者に対し注射を行う際、薬剤の残留を防ぐため、医療従事者はピストンを頂点まで押し、故に、手動或いは自動引き戻し式安全注射器は、注射の過程で、最後に力量を絞って、針頭引き戻し機構を結合、起動する抗力を克服しなければならない。
上述の公知の引き戻し式安全注射器は、以下のような欠点がある:
1.図1で示されるように、公知の引き戻し式安全注射器は、プランジャー11と係止凸部21間に距離b(即ち、頚柱20の長さ)を有するため、注射前に注射液を抽取する時、注射液剤量の抽取量が医療従事者の不注意で必要量以下になり、剤量の不足による医療効果の減少を招く恐れがある。
2.医療従事者が注射により患者に薬剤を投与する時、ピストン11前端の端面がメモリ頂点の指示線Aで示される0ミリリットルの位置に達することが出来ず、プランジャー11と係止凸部21間の距離bの空間に注射液が存在し、医療従事者は押圧してプランジャー11を頂点まで押さなければならず、注射過程で突然に押圧しなければならないため、患者にとっては苦痛である。
よって、本発明は、精確に薬剤を抽取し、ピストンを安定して頂点まで押して、注射を完了し、注射針が人体から抜出された後、施力してピストンを推動し、引き戻すことが出来る可撓性プランジャーの引き戻し式安全注射器を提供することを目的とする。
本発明による引き戻し式安全注射器は、可撓性プランジャー、及びプランジャー前端面とピストンの結合素子、或いは起動素子間の距離を減少させる設計により、精確に薬剤を抽取し、薬剤を注射する時、突然に加力せずにピストンを頂点まで押して、患者に苦痛を与えないようにする。
本発明による引き戻し式安全注射器は、針筒内に残留する注射液の残量を減少させることをもう一つの目的とする。
本発明による引き戻し式安全注射器は、可撓性プランジャー、及びプランジャー前端面とピストンの結合素子、或いは起動素子間の距離を減少させる設計により、精確に薬剤を抽取し、薬剤を注射する時、突然に加力せずにピストンを頂点まで押して、患者に苦痛を与えないようにする。
本発明による引き戻し式安全注射器は、針筒内に残留する注射液の残量を減少させることをもう一つの目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、針頭と、針筒と、ピストンと、からなり、針頭は、針頭が針筒に引き込まれる自動引き戻し機構、或いは手動引き戻し機構を設け、ピストン前端には可撓性プランジャーを設けると共に、針頭自動引き戻し機構を起動出来る作動装置、或いは、針頭手動引き戻し機構に結合出来る結合素子を、設け、ピストンは、針筒後端の開口から針筒内に挿入される。針筒は中空の筒体で、その前方は、針頭と結合される支持部を設け、後方は、注射空間部である。プランジャーは可撓性材質からなり、ピストン前端の結合素子或いは起動素子は、その底面がちょうどプランジャー前端の端面から突出している。注射使用の状態下で、プランジャーの上表面とピストン結合素子、或いは起動素子の底面は接触している。よって注射時、プランジャーピストンは安定して頂点まで押し込まれ、薬剤を全て注射することが出来る。廃棄する時、プランジャーを押して、結合素子或いは起動素子を前方に移動させ、プランジャー上表面との接触状態を解除し、針頭の引き戻し機構に押入れ、自動引き戻し機構を起動するか、或いは、手動引き戻し機構の結合部と結合させて、針頭を筒内に引き入れる。
精確に薬剤を抽取し、薬剤を注射する時、突然に加力せずにピストンを頂点まで押して、患者に苦痛を与えないようにする。更に、針筒内に残留する注射液の残量を減少させることが出来る。
図2は、可撓性プランジャーの引き戻し式安全注射器の具体例を示す図であり、針頭40、針筒50及びピストン60からなる。
針頭40は、針41及び針41の針座42からなり、針座42内部は中空管状になっている。針座42の中空管内には歯止め部43を設け、針41の中空軸と針座42の中央部分は中空状態であると共に、歯止め部43の中央部分と互いに相通し、薬剤が通過する空間となっている。
針筒50は円柱形中空体で、針筒後方は、注射空間部52で、その外部には、薬剤量を表示する目盛り(単位はミリリットル)が印刷されている。針筒50前方は、針支持部51を形成し、針頭40の針座42を収容する。
ピストン60は、プランジャー61と押し棒62からなり、プランジャー61は、可撓性材料からなり、押し棒62前端は、プランジャー柱621を設け(図3を参照する)、プランジャー柱621頂端は、係止凸部622を設け、プランジャー61はプランジャー柱621に連結されている。
針頭40は、針41及び針41の針座42からなり、針座42内部は中空管状になっている。針座42の中空管内には歯止め部43を設け、針41の中空軸と針座42の中央部分は中空状態であると共に、歯止め部43の中央部分と互いに相通し、薬剤が通過する空間となっている。
針筒50は円柱形中空体で、針筒後方は、注射空間部52で、その外部には、薬剤量を表示する目盛り(単位はミリリットル)が印刷されている。針筒50前方は、針支持部51を形成し、針頭40の針座42を収容する。
ピストン60は、プランジャー61と押し棒62からなり、プランジャー61は、可撓性材料からなり、押し棒62前端は、プランジャー柱621を設け(図3を参照する)、プランジャー柱621頂端は、係止凸部622を設け、プランジャー61はプランジャー柱621に連結されている。
図2及び図3を参照すると、本具体例のプランジャー61は、可撓性材質からなり、押し棒62前端のプランジャー柱621の長さは、プランジャー61の厚さに相当し、即ち、プランジャー61がプランジャー柱621に貫接される時、プランジャー柱621は、係止凸部622だけがプランジャー61から突出し、係止凸部622底端はプランジャー61と接している。図3及び図4を参照すると、押し棒62が後方に引かれて薬剤を抽取する時、プランジャー61前端端面は、目盛りAで示される0ミリリットルの位置に位置し、故に、この位置より精確に薬剤を抽取することが出来る。
薬剤を注射する時、プランジャー61の前端端面とプランジャー柱621の係止凸部622底面が接した状態で、安定して頂点まで押し、薬剤を全て注射することが出来る。廃棄する時、図5及び図6で示されるように、プランジャー61は圧縮されて変形し、プランジャー柱621の係止凸部622は、プランジャー61上表面との接触を絶ち、針座42の歯止め部43に押し込まれ、歯止め部43と係合状態を形成し、針頭40を針筒50内に引き入れる。
更に、図8及び図9は、本発明と公知の引き戻し式安全注射器の注射時に施力する状態をそれぞれ示したもので、Y軸は医療従事者の施力の大きさを示し、X軸は薬剤の残量を示す。原点は針筒内の薬剤量Nミリリットルを示し、次第に0ミリリットルになる。
薬剤を注射する時、プランジャー61の前端端面とプランジャー柱621の係止凸部622底面が接した状態で、安定して頂点まで押し、薬剤を全て注射することが出来る。廃棄する時、図5及び図6で示されるように、プランジャー61は圧縮されて変形し、プランジャー柱621の係止凸部622は、プランジャー61上表面との接触を絶ち、針座42の歯止め部43に押し込まれ、歯止め部43と係合状態を形成し、針頭40を針筒50内に引き入れる。
更に、図8及び図9は、本発明と公知の引き戻し式安全注射器の注射時に施力する状態をそれぞれ示したもので、Y軸は医療従事者の施力の大きさを示し、X軸は薬剤の残量を示す。原点は針筒内の薬剤量Nミリリットルを示し、次第に0ミリリットルになる。
本発明と公知の引き戻し式安全注射器針筒内には、Nミリリットルの薬剤が注入されており、注射時に残剤量がbミリリットルになる前、本発明と公知の引き戻し式安全注射器が施力する力の大きさは異なり、目盛りbまで打つ時、公知の引き戻し式安全注射器は、プランジャー柱の係止凸部は押されて、針座底部の歯止め部に接触する時に抵抗を受けるため、医療従事者は、力を加えないと残った薬剤を注射することが出来ず、施力の増加は患者にとって苦痛である。本発明は注射時に穏やかに力を加え、プランジャーの頂点まで力を加える必要が無く、注射を完了することが出来る。
図10及び図11を参照すると、本発明は具体例中において、係止凸部622前端に、延伸柱623を形成する。故に、プランジャー柱621の係止凸部622は、針座42の歯止め部43に差し込まれて、係合関係を形成する時、係止凸部622前端が形成する延伸柱623は、針座42の空間に深く挿入されて、残留する注射液を減少させることが出来る。
本発明の各図において、針筒50の針支持部51は、縮径状態を形成しているが、針頭40が針41を交換できる構造である場合、底座面積が増大する時、針筒50の針支持部51を筒状に形成し、針支持部51と針筒50全体の内径を等しくして、同様に、針頭40が挿入結合できるようにする。
図10及び図11を参照すると、本発明は具体例中において、係止凸部622前端に、延伸柱623を形成する。故に、プランジャー柱621の係止凸部622は、針座42の歯止め部43に差し込まれて、係合関係を形成する時、係止凸部622前端が形成する延伸柱623は、針座42の空間に深く挿入されて、残留する注射液を減少させることが出来る。
本発明の各図において、針筒50の針支持部51は、縮径状態を形成しているが、針頭40が針41を交換できる構造である場合、底座面積が増大する時、針筒50の針支持部51を筒状に形成し、針支持部51と針筒50全体の内径を等しくして、同様に、針頭40が挿入結合できるようにする。
また、図12で示されるように、針頭70が、針71、針座72、及び引き戻し機構(歯止め部731などから構成)を備える引き戻しコネクタ73からなる時、本発明の可撓性プランジャー設計を実施することが出来る。
また、上述の図式と説明において、針頭底座の歯止め部43は、手動引き戻し機構の結合部を構成し、歯止め状にするのと針頭底座中央に設ける設計は、手動引き戻し式針筒の具体例に過ぎない。事実、本発明の可撓性プランジャー及びプランジャー柱621などから構成されるピストン結合素子の構造は、各種異なる形状、異なる位置のピストン結合素子、針頭結合部の手動引き戻し式安全針筒に適用できる。また、本発明の可撓性プランジャー及びそれと結合素子との構造は、自動引き戻し式の安全針筒に応用することも出来る。この時、ピストン上の結合素子は、針頭引き戻し機構を起動する起動素子を形成する。
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本發明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
また、上述の図式と説明において、針頭底座の歯止め部43は、手動引き戻し機構の結合部を構成し、歯止め状にするのと針頭底座中央に設ける設計は、手動引き戻し式針筒の具体例に過ぎない。事実、本発明の可撓性プランジャー及びプランジャー柱621などから構成されるピストン結合素子の構造は、各種異なる形状、異なる位置のピストン結合素子、針頭結合部の手動引き戻し式安全針筒に適用できる。また、本発明の可撓性プランジャー及びそれと結合素子との構造は、自動引き戻し式の安全針筒に応用することも出来る。この時、ピストン上の結合素子は、針頭引き戻し機構を起動する起動素子を形成する。
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本發明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
a…結合部
b…距離
1…針頭
10…ピストン
11…プランジャー
12…目盛り指示線
20…頚柱
21…係止凸部
30…針筒
40…針頭
41…針
42…針座(針座底座)
43…歯止め部
50…針筒
51…針支持部
52…注射空間部
A…目盛り頂点指示線
60…ピストン
61…プランジャー
62…押し棒
621…プランジャー柱
622…係止凸部
623…延伸柱
70…針頭
71…針
72…針座
73…コネクタ
731…引き戻し機構(歯止め部)
b…距離
1…針頭
10…ピストン
11…プランジャー
12…目盛り指示線
20…頚柱
21…係止凸部
30…針筒
40…針頭
41…針
42…針座(針座底座)
43…歯止め部
50…針筒
51…針支持部
52…注射空間部
A…目盛り頂点指示線
60…ピストン
61…プランジャー
62…押し棒
621…プランジャー柱
622…係止凸部
623…延伸柱
70…針頭
71…針
72…針座
73…コネクタ
731…引き戻し機構(歯止め部)
Claims (6)
- 引き戻し式安全注射器であって、
少なくとも針と針座とからなり、その下方に引き戻し機構を設けている針頭と、
上方に針支持部、下方に注射空間部を備え、前記針頭が前記針支持部に結合される針筒と、
前記針筒後方から、前記針筒の前記注射空間部に押し込まれ、その前端に、可撓性材質からなり、圧力を受けて変形する可撓性プランジャー、及び引き戻し機構と結合する結合素子を設けているピストンと、
からなり、装設時、前記プランジャーが、前記針筒の注射空間部の頂点にある時(プランジャーが変形する前)、前記ピストン上の結合素子と前記引き戻し機構と結合せず、前記ピストンが設定された以上の押し込み力を受けた時、前記プランジャーは圧力を受けて変形し、前記結合素子が移動し、前記針頭の引き戻し機構と結合することを特徴とする可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器。 - 前記針頭の引き戻し機構は、前記針頭底座に結合部を設け、前記ピストンの結合素子と結合することを特徴とする請求項1に記載の可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器。
- 前記針頭結合部は、底座中央部分に形成された歯止め部を設け、前記ピストンの結合素子は、前記プランジャー中央の係止凸部から突出し、前記係止凸部の底部は、前記プランジャー頂面と接触状態で、前記係止凸部はプランジャー柱前端に設けられ、前記プランジャー柱は前記プランジャーを支承し、前記ピストンの前端に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器。
- 前記係止凸部前端は延伸柱を設けて、前記係止凸部が針頭底座の歯止め部に押し込まれる時、前記延伸柱は注射液管道空間に進入することを特徴とする請求項3に記載の可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器。
- 前記注射空間部頂点の注射液剤の目盛りは0であることを特徴とする請求項1に記載の可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器。
- 引き戻し式安全注射器であって、
少なくとも針と針座とからなり、自動引き戻し機構を設けている針頭と、
上方に針支持部、下方に注射空間部を備え、前記針頭が前記針支持部に結合される針と、
前記針筒後方から、前記針筒の前記注射空間部に押し込まれ、その前端に、可撓性材質からなり、圧力を受けて変形する可撓性プランジャー、及び引き戻し機構と結合する結合素子を設けているピストンと、
からなり、装設時、前記プランジャーは、前記針筒内の注射空間部の頂点で(プランジャーが変形する前)、前記ピストン上の起動素子に自動引き戻し機構を起動させず、前記ピストンが設定された押し込み力以上の力を受けた時、前記プランジャーは圧力を受けて変形し、前記起動素子が前方に移動し、前記自動引き戻し機構を起動して針頭を前記針筒に引き入れることを特徴とする可撓性プランジャーを備えた引き戻し式安全注射器。
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