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JP2004134656A - 太陽電池の製造方法およびその方法により製造した太陽電池 - Google Patents

太陽電池の製造方法およびその方法により製造した太陽電池 Download PDF

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JP2004134656A JP2002299172A JP2002299172A JP2004134656A JP 2004134656 A JP2004134656 A JP 2004134656A JP 2002299172 A JP2002299172 A JP 2002299172A JP 2002299172 A JP2002299172 A JP 2002299172A JP 2004134656 A JP2004134656 A JP 2004134656A
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Akira Miyazawa
宮澤 彰
Satoshi Tanaka
田中 聡
Toshihiro Machida
町田 智弘
Koji Tomita
富田 孝司
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】金属細線の基板に対する接着強度を向上させ、光電変換効率を向上させる高アスペクト比の電極を有する太陽電池およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の太陽電池の製造方法は、半導体基板にpn接合を形成する工程と、半導体基板表面に電極を形成する工程とを有し、半導体基板表面に電極を形成する工程が、細線の周囲を導電性材料で被覆する工程と、被覆した細線を半導体基板表面に配置する工程と、配置した細線を焼成する工程とを有することを特徴とする。また、本発明の太陽電池は、かかる方法により製造されることを特徴とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池およびその製造方法に関し、より詳細には、電極について改良された太陽電池およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の太陽電池の典型的な構成を、図7に示す。図7(a)は平面図であり、図7(b)は、図7(a)のD−D断面図である。図7(b)に示すように、太陽電池71は、たとえば、シリコンなどのp型半導体基板72の表面に、n型ドーパントが拡散したn型拡散層73が形成されてpn接合を構成し、TiO膜などの反射防止膜74がn型拡散層73上に形成され、さらに、n型拡散層73に直接、接続する銀電極77が形成されている。また、半導体基板72の裏面には、ほぼ全面に、BSF層75と、その上にアルミ電極76が形成されており、さらにアルミ電極76上の一部に銀電極78が形成されている。
【0003】
このような太陽電池は、典型的には、図8に示すような方法により製造される。まず、基板エッチングによりp型半導体基板を得、この半導体基板の表面にn型となるドーパントを拡散してn型拡散層を形成することにより、pn接合を形成する。つぎに、反射防止膜を形成し、基板裏面にアルミペーストを塗布し、乾燥した後、焼成することにより、BSF層とアルミ電極を形成する。つづいて、基板裏面に銀ペーストを塗布し、乾燥した後、受光面となる面にも銀ペーストを塗布し、乾燥し、焼成する。これにより、受光面と裏面に銀電極を形成する。
【0004】
太陽電池を高効率化するためには、発生する光電流をできるだけ多くし、その電流を損失無く外部へできるだけ多く取出すことが重要である。発生する光電流を多くするためには、電極面積をできるだけ少なくする方がよい。一方、発生した電流を損失無く外部へできるだけ多く取出すためには、その流れる経路である太陽電池表面および電極の直列抵抗による損失をできるだけ小さくする方がよい。このため、電極幅、厚さ、本数および電極材料の比抵抗などを考慮し、最適なパターン設計がなされている。
【0005】
ペーストを基板表面に塗布する方法として、一般にスクリーン印刷法が知られている。スクリーン印刷法は、研究レベルでは50μmの線幅が作製可能であるが、そのような微細電極の形成には、高品質なスクリーン、高精度な印刷機、ペーストの最適な粘性、の全ての条件が揃わなければならない。どれか一つでも満足していなければ、スクリーンの目詰まりによる印刷カスレ(断線)が発生したり、無理な印刷をすることによる印刷ダレ(広がり)が発生したり、基板の割れが発生したりして、設計通りの微細な電極線幅を得ることは非常に困難である。
【0006】
また、微細電極形成用の高品質なスクリーンは非常に破れやすく、量産には不向きである。このため、現実に量産できるものは150μm前後の線幅であり、その場合の電極の厚みは20〜50μmである。特に、基板表面の凹凸が大きい場合は、電極の断線や広がりが多発し、太陽電池の変換効率を低下させるという問題があり、太陽電池を高効率化するために、電極幅が細く、かつ、厚みのある、言い換えれば、高アスペクト比の電極が望まれている。
【0007】
特開昭59−115524号公報には、半導体基板表面に載せた金属細線群を加熱、加圧することにより、電極を形成する方法が開示されている(特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、金属細線にかける圧力が200〜300Kgf/cmと非常に大きく、半導体基板が割れることがある。特に、低コスト化のために基板を大面積化や薄型化した場合、割れが顕著になる。また、太陽電池の高効率化のために基板表面に凹凸を形成した場合、金属細線の基板に対する接着強度が充分でなく、電極剥離が発生し、太陽電池の変換効率を大幅に低下させている。
【0008】
【特許文献1】
特開昭59−115524号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、金属細線の基板に対する接着強度を向上させ、光電変換効率を向上させる高アスペクト比の電極を有する太陽電池およびその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の太陽電池の製造方法は、半導体基板にpn接合を形成する工程と、半導体基板表面に電極を形成する工程とを有し、半導体基板表面に電極を形成する工程が、細線の周囲を導電性材料で被覆する工程と、被覆した細線を半導体基板表面に配置する工程と、配置した細線を焼成する工程とを有することを特徴とする。
【0011】
細線は、Au、Ag、Cu、Al、C、W、Pt、Fe、Ti、Ni、Cr、Mo、Siの少なくとも一つの元素を含み、導電性材料は、Au、Ag、Cu、Al、W、Pt、Ti、Niの少なくとも一つの元素を含むものが望ましい。導電性材料は、金属粉末と、ガラスフリットと、樹脂と、溶剤とを含むペースト状のものが好適である。細線は、最大径が20〜100μmであり、導電性材料を被覆した後の最大径が30〜200μmであり、細線の周囲に導電性材料を被覆した後の断面が、丸、三角形または四角形であるものが望ましい。細線を半導体基板表面に配置した後、細線の両端を基板に向けて加圧する方法、または、細線上の導電性材料の被覆量に多い部分と少ない部分とを設け、導電性材料の被覆量が多い部分を加圧する方法を採用することが望ましい。一方、電極上には、外部への電力取出し用の配線材料を接続しておくことが望ましい。
【0012】
本発明の太陽電池は、かかる方法により製造されることを特徴とする。これらの太陽電池の中でも、電極上に、太陽電池間の接続用の配線材料が接続されているもの、または、複数個の太陽電池が、周囲を導電性材料で被覆した細線で接続されているものが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
(太陽電池の製造方法)
本発明の太陽電池の製造方法は、半導体基板にpn接合を形成する工程と、半導体基板表面に電極を形成する工程とを有し、半導体基板表面に電極を形成する工程が、細線の周囲を導電性材料で被覆し、半導体基板表面に配置し、焼成する工程を有することを特徴とする。従来のスクリーン印刷法により微細電極を形成しようとすると、高品質のスクリーン、高精度の印刷機および適度の粘性を有するペーストが必要となるが、本発明の製造方法によれば、導電性材料で被覆した細線を基板上に配置し、焼成するという工程を経るため、幅が微細で、厚みのある電極を容易に形成することができ、効率のよい太陽電池を容易に量産することができる。また、基板表面の凹凸が大きいときでも、電極の断線を抑えることができるから、光電変換効率を高めることができる。さらに、本発明では、導電性材料で被覆した細線を使用するため、導電性材料で被覆しない細線を基板に加圧し、加熱する従来の方法に比べて、細線と基板との十分な接着強度を得、基板の割れを防止し、基板の大型化および薄型化を図ることができる。
【0014】
半導体基板としては、通常の太陽電池に用いられるものであれば特に限定されず、たとえば、シリコン、ゲルマニウムなどの半導体、GaAs、InGaAs、ZnSeなどの化合物半導体が挙げられ、中でもシリコンが望ましい。また、半導体基板は、単結晶、多結晶、いわゆるマイクロクリスタルと呼ばれる微結晶、アモルファスおよびこれらが混在するものであってもよい。
【0015】
半導体基板は、受光面側に凹凸が形成されているものが望ましい。凹凸は、特に限定されるものではなく、太陽電池の変換効率を高めるように機能するような高低差、ピッチを有するように形成されていることが望ましい。たとえば、高さ数μmの微小ピラミッド形状、深さ数十μmの溝を多数平行に配置した形状などが挙げられる。基板表面に凹凸を形成する方法としては、NaOHやKOHなどのアルカリ溶液、さらにアルカリ溶液にイソプロピルアルコールなどの有機溶媒を加えた水溶液で基板表面を処理する方法、ダイシング装置またはレーザなどを用いる方法、または、ドライエッチングにより溝や凹部を形成する方法などが挙げられる。
【0016】
半導体基板には、pn接合が形成されている。たとえば、p型の半導体基板の表面にn型の拡散層が形成されることによりpn接合を形成することができる。n型拡散層の不純物濃度、p型半導体基板の厚さおよびn型拡散層の厚さは、通常の太陽電池として機能し得るものの中から適宜選択することができる。
【0017】
半導体基板にpn接合を形成する方法としては、たとえば、p型半導体基板に対してPまたはPOClにより気相拡散し、800〜950℃の温度で5〜30分間処理する方法、P含有化合物を含む液を塗布して熱処理により拡散させる方法、n型半導体基板に対してBBrにより気相拡散する方法、B含有化合物を含む液を塗布して熱処理により拡散させる方法などが挙げられる。
【0018】
電極は、半導体基板のp型領域およびn型拡散層に、それぞれ接続されるように形成されており、通常、半導体基板の表面および裏面にそれぞれ形成されている。本発明においては、電極面積を小さくして発電効率を高めるため、少なくとも受光面側の電極は、導電性材料を被覆した細線からなるものが望ましい。導電性材料を被覆した細線からなる電極は、アルミペーストや銀ペーストなどの導電性ペーストを、アルミ線や銅線などの細線の周囲に塗布し、その細線の両側に張力をかけながら、半導体基板表面に押し付けて密着し、焼成して、形成される。
【0019】
焼成とは、100℃前後の加熱とは異なり、数百度の高温で所定の雰囲気に晒すことにより、導電性材料中の金属粒子を燒結し、緻密化することを意味する。100℃前後では、揮発性の溶剤成分が蒸発するのみであるが、300℃前後では可燃性成分が燃焼し、さらに高温で溶融成分が溶け、金属粒子が燒結し、温度が低下したときに、溶融成分が固化し、基板との間に強い接着力を発生する。また、焼成により、反射防止膜を貫通して、半導体基板とコンタクトすることも可能である。したがって、本発明で用いる導電性材料は、200℃前後の比較的低温での熱処理により、電極を形成する熱硬化型の導電性材料とは異なる。なお、受光面でない裏面の電極は、上記方法により形成してもよいし、従来のスクリーン印刷法、蒸着、メッキなどにより形成してもよいが、裏面も受光面として用いる場合は、発電効率を高めるため、裏面も上記方法で形成する方が望ましい。
【0020】
細線の材料は、導電性があり、線状に加工できる材料であれば、どのような材料でも使用できるが、耐熱性があり、比抵抗が小さい材料が望ましい。したがって、具体的には、Au、Ag、Cu、Al、C、W、Pt、Fe、Ti、Ni、Cr、Mo、Siの中の少なくとも一つの元素が含まれるものが望ましい。このような細線としては、たとえば、金線、銀線、銅線、白金線、アルミ線、ステンレス鋼線、タングステン線、モリブデン線、ピアノ線、鉄線、カーボンファイバーなどが挙げられる。細線の材料は、単独で加工されていても良いし、合金化されていてもよい。さらに、表面にメッキや表面処理が施されていてもよい。
【0021】
細線は、太さが数μm〜数百μmまでのものを幅広く使用できるが、基板に配置するときの張力に耐え、半導体基板表面に押しつけても切れない適度の強度が必要であり、また、基板表面が凹凸を有するときでも、基板に密着し、柔軟性を発揮するものが望ましいため、細線は、最大径が20〜100μmのものが望ましい。また、細線は、数μmからなる極細線を束ねたより線であってもよい。細線の引張り強さや硬度は、材料などを調整することにより適宜設定することができる。
【0022】
導電性材料は、液体状やペースト状など、細線の表面に塗布できる性状のものを使用できるが、ペースト状のものが、基板との密着性が向上するので望ましい。細線の周囲への導電性材料の塗布量は、基板との密着性を高め、基板への接着力を大きくするため、5〜100μmの厚さが望ましい。したがって、導電性材料を被覆した後の最大径が30〜200μmとなるように塗布することが望ましい。導電性材料は、細線に対する塗布性を改良し、所望の形状および塗布量を確保できるように、適宜調整してもよい。
【0023】
導電性材料は、細線に塗布するときはペースト状を呈し、焼成すると溶融し、温度が低下すると固化して基板に接着する性質を有する点で、金属粉末と、ガラスフリットと、樹脂と、溶剤とからなるものが望ましい。金属粉末としては、銀粉末、銅粉末、アルミ粉末などが挙げられ、単独で用いても、数種類を混ぜて用いてもよい。たとえば、平均粒径0.1〜10μmの銀粉末60〜90質量%、ガラスフリット数質量%、セルロースなどの樹脂およびカルビトール系溶剤が5〜40質量%とを有する導電性材料を用いることができる。さらに、たとえば、半導体基板との密着性を向上するためにP含有化合物(Pなど)などを任意に配合することもできる。導電性材料は、導電性および耐熱性が大きい点で、Au、Ag、Cu、Al、W、Pt、Ti、Niの中の少なくとも一つの元素を含むものが望ましい。
【0024】
細線の周囲に導電性材料を被覆した後の断面形状は、丸(円形、楕円形)、三角形、または四角形が望ましい。断面を三角形や四角形とすることにより、電極幅を増やすことなく、基板との接着面積が増せるので、接着強度を向上できる。また、断面を丸(円形、楕円形)とすることにより、断面積を増やすことができるので、電極の比抵抗を低減できる。導電性材料で被覆した細線の本数は、細線の太さにより太陽電池の変換効率が変わるため、適宜調整することができる。
【0025】
導電性材料が被覆された細線を半導体基板表面に配置した後、細線を基板に密着させるために、張力をかけた細線の両端を基板に向けて加圧することが望ましい。また、より確実に密着させる場合は、細線全体を加圧することが望ましい。ただし、必要以上に大きな力で加圧すると、加圧した部分の導電性材料が半導体基板の表面に広がり、微細幅の電極を形成するという効果を損ない、また、基板に割れの生じる虞がある。したがって、基板への加圧力は、これらの点を考慮して、調整することが望ましい。また、細線への導電性材料の被覆量に多い部分と少ない部分を設けると、被覆量の多い部分を加圧することにより、半導体基板表面に導電性材料を所望の大きさに広げることができ、細線の接着強度を増すことができる点で望ましい。細線へかける張力は、細線の破断強度より小さい範囲内で適宜設定することが可能であるが、通常、1〜200Kgf/mmが望ましい。
【0026】
導電性材料は、細線に被覆した後、適宜乾燥することが望ましい。乾燥の条件としては、たとえば、100〜200℃、1〜5分間の範囲で適宜設定することができる。ついで、400〜1000℃で焼成する。より具体的には、酸化性雰囲気で、600℃〜900℃、1〜10分間の範囲内で焼成するのが好適である。だだし、酸化しやすい細線材料を用いた場合は、非酸化性、あるいは還元性雰囲気とする方がよい。
【0027】
電極上に外部への電力取出し用の配線材料または太陽電池間の接続用の配線材料を接続しておくと、電力の取出し、および、複数個の太陽電池を直列または並列に接続して行なうモジュール化が容易になる点で望ましい。電極上の配線用材料を接続する箇所は、所望の位置でよいが、細線を基板に配置した後、加圧により、電極の他の大部分よりも導電性材料が広がった箇所、あるいは所望の大きさに広げた箇所に接続すると、広がり部分はある程度の面積を有することから、インターコネクタなどの接続が容易になる点で望ましい。また、複数個の太陽電池間の接続を、周囲を導電性材料で被覆した細線により行なう態様は、半導体基板表面の電極をそのまま太陽電池間の接続材料として利用することができ、インターコネクタなどにより別途、接続する必要がない点、さらに接続抵抗を低減することができる点で望ましい。なお、接続を容易にするために、半田層を電極上に形成してもよい。
【0028】
本発明の太陽電池の製造方法においては、反射防止膜、保護膜などを形成する工程を含めることができる。反射防止膜は、たとえば、常圧CVD法を用いて酸化チタン(TiO)膜を形成する方法、プラズマCVD法を用いて窒化珪素(Si)膜を形成する方法などが挙げられる。たとえば、TiOでは60〜90nm程度の膜厚、Siでは、70〜100nm程度の膜厚が適当である。反射防止膜は、電極形成前後のいずれの時期に形成してもよいが、電極の形成前に反射防止膜を形成する場合には、電極が形成される部分の反射防止膜をあらかじめ除去する必要がある。ただし、ファイヤースルー型の導電性材料を用いて電極を形成する場合には、反射防止膜の除去なしに形成することができる。また、本発明の太陽電池の製造方法においては、半導体基板の表面にBSF層を形成する工程を含めることができる。BSF層の厚さなどは、得ようとする太陽電池の特性に応じて適宜調整することができる。
【0029】
(太陽電池)
本発明の太陽電池は、導電性材料で周囲を被覆した細線を半導体基板表面に配置し、焼成することにより形成した電極を有することを特徴とする。細線は、Au、Ag、Cu、Al、C、W、Pt、Fe、Ti、Ni、Cr、Mo、Siの少なくとも一つの元素を含み、導電性材料は、Au、Ag、Cu、Al、W、Pt、Ti、Niの少なくとも一つの元素を含むものが望ましい。また、細線は、最大径が20〜100μmであり、導電性材料を被覆した後の最大径が30〜200μmであり、細線の周囲に導電性材料を被覆した後の断面が、丸、三角形または四角形であるものが望ましい。電極の一部の幅が、電極の他の大部分の幅よりも広く、電極上には、外部への電力取出し用の配線材料または太陽電池間の接続用の配線材料が接続されている太陽電池が好適であり、複数個の太陽電池が、周囲を導電性材料で被覆した細線で接続されている態様が望ましい。
【0030】
【実施例】
実施例1〜4
実施例1〜4の太陽電池の構造を図1に示す。図1(a)は平面図であり、図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。図1(b)において、p型シリコン基板12の表面に、n型ドーパントが拡散したn型拡散層13が形成されて、pn接合を構成する。n型拡散層13上に、窒化珪素膜である反射防止膜14が形成され、反射防止膜14上に、n型拡散層13に直接、接続する電極17が形成されている。また、シリコン基板12の裏面には、ほぼ全面に、BSF層15とアルミ電極16とが形成されており、さらに銀製の裏面電極18を形成している。ここで、受光面電極17は、銅製の細線の周囲を導電性材料Agで被覆した構造を有する。
【0031】
本実施例の太陽電池は、図2に示される方法により製造した。まず、アルカリ溶液であるNaOH水溶液により、p型結晶シリコン基板表面をテクスチャエッチングした。つぎに、シリコン基板を石英チューブ炉に入れて、シリコン基板の表面に、Pを含む処理液を塗布し、900℃で10分間程度熱処理を行なうことにより、シリコン基板の表面に深さ約0.3μmのn型拡散層を形成した(pn接合形成)。その後、反射防止膜として、プラズマCVD法により、膜厚80nm程度の窒化珪素膜を形成し、シリコン基板の裏面に、アルミペーストをスクリーン印刷法により塗布し、乾燥した後、800℃で焼成して、シリコン基板の裏面に、厚さ数μmのBSF層と、厚さ数十μmのアルミ電極を形成した。BSF層は、600℃以上の焼成により、アルミがシリコン中に拡散することにより形成した。さらに、裏面の一部に銀ペーストを印刷し、乾燥した。
【0032】
つづいて、断面が円形となるように、導電製材料である銀ペーストで周囲を被覆された銅線(細線)に張力をかけながら、反射防止膜の上方から下方へ押付けて、反射防止膜上に配置した。余分な金属線を切断し、乾燥した後、650℃で焼成して、シリコン基板の受光面に、受光面電極を形成した。なお、受光面電極は、裏面のアルミ電極および銀電極と同時に焼成しても同様の結果が得られた。さらに、シリコン基板を、半田槽に浸漬することにより、シリコン基板の受光面および裏面の電極上に半田層を形成し、太陽電池を完成させた。実施例1〜4で作製した電極を表1に示す。
【0033】
【表1】
Figure 2004134656
表1の結果から明らかなとおり、実施例1〜3の太陽電池はいずれも、電極幅150μmの通常の太陽電池と比較して、同等レベルかそれ以下の電極幅で、電極断面積比を1.5〜7倍とすることができた(現行品の電極断面積比を1とする。)。実施例4の太陽電池では、電極幅は通常品よりも太くなっているものの、電極断面積比は12倍と大幅に向上することができた。スクリーン印刷法により銀ペーストを塗布し、電極を形成する従来の方法により製造した太陽電池(比較例1)および実施例1〜4の太陽電池についての特性を表2に示す。
【0034】
【表2】
Figure 2004134656
表2の結果から明らかなとおり、実施例1、3の太陽電池は、比較例1の太陽電池と比較して、細線化による短絡電流密度Jscの向上と、断面積比の増大で電極の抵抗が大幅に低減できたことにより曲線因子FFの向上が見られ、従来の太陽電池よりも高い変換効率ηを得ることができた。また、実施例2、4の太陽電池は、比較例1の太陽電池と比較して、同じかそれ以下の電極幅であるため、Jscは向上していないものの、増大した電極断面積による電極の抵抗を大幅に低減できた結果、FFが大幅に向上し、従来の太陽電池よりも高い変換効率を得ることができた。
【0035】
実施例5
細線として、直径50μmのタングステン線を用い、半導体基板に配置した後、細線の両端を基板に向けて加圧した以外は、実施例1と同様にして受光面電極を形成し、太陽電池を得た。得られた太陽電池の特性は、Jsc:30.5mA/cm、Voc:596mV、FF:0.74、η:13.5%であり、実施例1と同様に良好な結果が得られた。両端を加圧したことにより、電極が基板に確実に固定された結果、密着性が増し、同時に太陽電池の変換効率も向上した。
【0036】
実施例6
細線として、直径50μmの銅線を用い、断面が基板側を底辺とする三角形になるように、銀ペーストで銅線の周囲を被覆した以外は、実施例1と同様にして受光面電極を形成し、太陽電池を得た。得られた太陽電池の特性は、Jsc:30.8mA/cm、Voc:594mV、FF:0.74、η:13.5%であり、実施例1と同様に良好な結果が得られた。断面を三角形としたことにより、基板との接着面積が増大し、密着性が実施例1よりも向上した。
【0037】
実施例7
細線として、直径50μmの銅線を用い、断面が正方形になるように、銀ペーストで銅線の周囲を被覆した以外は、実施例1と同様にして受光面電極を形成し、太陽電池を得た。得られた太陽電池の特性は、Jsc:30.5mA/cm、Voc:594mV、FF:0.75、η:13.6%であり、実施例1と同様に良好な結果が得られた。断面を正方形としたことにより、基板との接着面積が増大し、密着性が実施例1よりも向上した。
【0038】
実施例8
細線として、直径100μmのステンレス製の鋼線を用い、その周囲を銀ペーストで、大部分の厚さが10μm、一部分の厚さが200μmとなるように被覆した。この際線を基板に配置した後、厚さ200μmに被覆した部分を余分に加圧した以外は、実施例1と同様にして受光面電極を形成し、太陽電池を得た。さらに、複数の太陽電池を接続するために、余分に加圧した部分に、半田で被覆された銅板からなるインターコネクターを接続した。
【0039】
その結果、部分的に厚く被覆した部分を加圧することにより、基板表面に電極の広がり部分が形成でき、密着性が実施例1よりも向上した。さらに、その広がり部分がある程度の面積を有することから、インターコネクタの接続を容易にすることが可能となった。
【0040】
実施例9
細線として、直径2μmのカーボンファイバを10本束ねたより線を用いた以外は、実施例1と同様にして受光面電極を形成し、太陽電池を得た。本実施例では、直径2μmのカーボンファイバを10本束ねたより線を用いたため、実施例1よりもさらに細線化が可能となった。
【0041】
実施例10
半導体基板表面にダイシング装置による溝を多数形成したこと以外は、実施例5と同様にして太陽電池を得た。得られた太陽電池の特性を表3に示す。表3中の比較例2は、スクリーン印刷法により銀ペーストを塗布し、電極を形成した従来の太陽電池についての特性である。
【0042】
【表3】
Figure 2004134656
表3の結果から明らかなとおり、凹凸の大きい基板表面においては、従来のスクリーン印刷法による電極形成では、期待するほど太陽電池を向上させることができず、電極の断線および広がりが多数発生したため、太陽電池の変換効率を低下させた。これに対して、本実施例では、電極の断線および広がりが発生しないため、変換効率を向上することができた。
【0043】
実施例11
本実施例の太陽電池の構造を図3に示す。図3(a)は平面図であり、図3(b)は図3(a)のB−B断面図である。p型シリコン基板の表面にn型ドーパントを拡散し、n型拡散層を形成することによりpn接合を構成する。つぎに、n型拡散層上に、酸化チタン膜からなる反射防止膜を形成し、反射防止膜上に、n型拡散層に直接、接続する電極37を形成している(図3(b))。また、シリコン基板の裏面には、裏面電極38と半田層を形成する。ここで、受光面側の電極37はモリブデン線の細線の周囲を、Agからなる導電性材料で被覆した構造を有し、裏面電極38はアルミ製の細線の周囲を、Agからなる導電性材料で被覆した構造を有する。
【0044】
本実施例の太陽電池は、図4(a)に示す方法により製造した。まず、アルカリ溶液であるNaOH水溶液によりp型結晶シリコン基板の表面をテクスチャエッチングした。ついで、シリコン基板を石英チューブ炉に入れて、シリコン基板の表面に、Pを含む処理液を塗布し、900℃で10分間程度熱処理を行なうことにより、シリコン基板の表面に深さ約0.3μmのn型拡散層を形成した(pn接合形成)。その後、反射防止膜として、常圧CVD法によって、膜厚80nm程度の酸化チタン膜を形成した。つぎに、断面が円形となるように、導電性材料である銀ペーストで周囲を被覆されたアルミ線(細線)に張力をかけながら、シリコン基板の裏面へ押し付けて配置した。一方、受光面側は、断面が円形となるように、導電性材料である銀ペーストで周囲を被覆したモリブデン線(細線)に張力をかけながら、反射防止膜上方から下方へ押し付けて、反射防止膜に配置した。余分な金属線を切断し、乾燥した後、基板の受光面側に配置した電極と基板の裏面に配置した電極の双方を同時に650℃で焼成して、電極37および電極38を形成し、太陽電池を得た。なお、図4(b)に示すように、基板の受光面側に配置した電極と基板の裏面に配置した電極を、別々に焼成しても、本実施例と同様の太陽電池を得ることができた。
【0045】
得られた太陽電池は、基板の裏面にも受光面と同様な電極を形成しているので、電極の抵抗を大幅に低減することができ、高い変換効率を得ることができた。また、このような太陽電池を複数個接続する場合、受光面に固定した細線と裏面に固定した細線を接続することにより、実施例8に示したインターコネクタによる接続に比べ、簡単に接続することができた。
【0046】
実施例12
本実施例の太陽電池の構造を図5に示す。図5(a)は平面図であり、図5(b)は図5(a)のC−C断面図である。p型シリコン基板の表面にn型ドーパントが拡散したn型拡散層が形成されてpn接合を構成し、n型拡散層上に、酸化チタン膜である反射防止膜が形成され、反射防止膜上に、n型拡散層に直接、接続する電極57を形成している(図5(b))。また、シリコン基板の裏面には、電極58と半田層を形成し、受光面側の電極57および裏面の電極58は、モリブデン製の細線の周囲を導電性材料Agで被覆する構造を有する。
【0047】
本実施例の太陽電池は、図6に示される方法により形成した。まず、アルカリ溶液であるNaOH水溶液によりp型結晶シリコン基板の表面をテクスチャエッチングした。つぎに、シリコン基板を石英チューブ炉に入れて、シリコン基板の表面に、Pを含む処理液を塗布し、900℃で10分間程度熱処理を行なうことにより、シリコン基板の表面に深さ約0.3μmのn型拡散層を形成した(pn接合形成)。その後、反射防止膜として、常圧CVD法によって、膜厚80nm程度の酸化チタン膜を形成した。つぎに、断面が円形となるように、導電性材料である銀ペーストで周囲を被覆したモリブデン製の細線に張力をかけながら、シリコン基板の裏面へ押付けて配置した。つづいて、細線を切断することなく、同様の方法で作成した別の太陽電池の受光面側に、上述の銀ペーストで周囲を被覆したモリブデン製の細線に張力をかけながら、反射防止膜の上方から下方へ押付けて配置し、同様の操作を複数の太陽電池について行ない、太陽電池列を形成した。太陽電池列の形成後、余分な金属線を切断し、乾燥した後、650℃で焼成した。
【0048】
得られた太陽電池列は、電極の接続により生じる抵抗がないため、電気抵抗を大幅に低減することができ、高い変換効率を得ることができた。また、受光面に固定した細線を切断せずに、隣りの太陽電池の裏面にそのまま接続することにより、実施例11で要した接続が不要となった。一方、高いアスペクト比を有する電極の形成により、効率のよい太陽電池の製造が可能となり、表面の凹凸が大きい基板に対して、その効果が大きいことがわかった。
【0049】
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、導電性材料で被覆された細線により電極を形成しているため、細くて厚い高いアスペクト比を有する電気抵抗の低い電極を形成でき、効率のよい太陽電池を提供することができる。特に、凹凸が大きい基板に対して、その効果が顕著である。また、導電性材料で被覆された細線を基板表面に配置した後、部分的に加圧することにより、加圧部分での接着性が向上するため、信頼性の高い太陽電池を提供することができる。さらに、導電性材料の被覆量を部分的に厚くし、被覆量の厚い部分を加圧することによっても、接着性が向上するため、信頼性の高い太陽電池を提供することができる。また、加圧し、広がった部分にインターコネクタが簡単に接続できるため、効率のよい安価な太陽電池を提供することができる。一方、細線は基板の両面に適用でき、同一の細線で太陽電池間を接続することができるため、従来のインターコネクタが不要となり、効率のよい安価な太陽電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の太陽電池の平面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
【図2】本発明の太陽電池の製造方法を示す工程図である。
【図3】(a)は、本発明の太陽電池の平面図であり、(b)は、(a)におけるB−B断面図である。
【図4】(a)と(b)とは、ともに本発明の太陽電池の製造方法を示す工程図である。
【図5】(a)は、本発明の太陽電池の平面図であり、(b)は、(a)におけるC−C断面図である。
【図6】本発明の太陽電池の製造方法を示す工程図である。
【図7】(a)は、従来の太陽電池の平面図であり、(b)は、(a)におけるD−D断面図である。
【図8】従来の太陽電池の製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
11 太陽電池、12 p型シリコン基板、13 n型拡散層、14 反射防止膜、15 BSF層、16 アルミ電極、17 受光面側電極、18 裏面電極。

Claims (19)

  1. 半導体基板にpn接合を形成する工程と、半導体基板表面に電極を形成する工程とを有する太陽電池の製造方法において、半導体基板表面に電極を形成する前記工程が、細線の周囲を導電性材料で被覆する工程と、被覆した前記細線を半導体基板表面に配置する工程と、配置した前記細線を焼成する工程とを有することを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 細線が、Au、Ag、Cu、Al、C、W、Pt、Fe、Ti、Ni、Cr、MoおよびSiからなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  3. 導電性材料が、Au、Ag、Cu、Al、W、Pt、TiおよびNiからなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池の製造方法。
  4. 導電性材料が、金属粉末と、ガラスフリットと、樹脂と、溶剤とを含むペーストであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  5. 細線は、最大径が20〜100μmであり、導電性材料を被覆した後の最大径が30〜200μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  6. 細線の周囲に導電性材料を被覆した後の断面が、丸、三角形または四角形である請求項1〜5のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  7. 細線を半導体基板表面に配置した後、細線の両端を前記基板に向けて加圧することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  8. 細線上の導電性材料の被覆量に多い部分と少ない部分とがあることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  9. 導電性材料の被覆量が多い部分を加圧することを特徴とする請求項8に記載の太陽電池の製造方法。
  10. 電極上に、外部への電力取出し用の配線材料を接続することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  11. 導電性材料で周囲を被覆した細線を半導体基板表面に配置し、焼成することにより形成した電極を有することを特徴とする太陽電池。
  12. 細線が、Au、Ag、Cu、Al、C、W、Pt、Fe、Ti、Ni、Cr、MoおよびSiからなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含むことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池。
  13. 導電性材料が、Au、Ag、Cu、Al、W、Pt、TiおよびNiからなる群より選ばれる少なくとも一つの元素を含むことを特徴とする請求項11または12に記載の太陽電池。
  14. 細線は、最大径が20〜100μmであり、導電性材料を被覆した後の最大径が30〜200μmであることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の太陽電池。
  15. 細線の周囲に導電性材料を被覆した後の断面が、丸、三角形または四角形である請求項11〜14のいずれかに記載の太陽電池。
  16. 電極の一部が、電極の他の大部分よりも幅が広いことを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載の太陽電池。
  17. 電極上に、外部への電力取出し用の配線材料が接続されていること特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の太陽電池。
  18. 電極上に、太陽電池間の接続用の配線材料が接続されていることを特徴とする請求項11〜17のいずれかに記載の太陽電池。
  19. 複数個の太陽電池が、周囲を導電性材料で被覆した細線で接続されていることを特徴とする請求項11〜18のいずれかに記載の太陽電池。
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