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JP2004115808A - 液晶媒体の分散を設定する方法、液晶媒体およびこれを含む電気光学的ディスプレイ - Google Patents

液晶媒体の分散を設定する方法、液晶媒体およびこれを含む電気光学的ディスプレイ Download PDF

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JP2004115808A
JP2004115808A JP2003334497A JP2003334497A JP2004115808A JP 2004115808 A JP2004115808 A JP 2004115808A JP 2003334497 A JP2003334497 A JP 2003334497A JP 2003334497 A JP2003334497 A JP 2003334497A JP 2004115808 A JP2004115808 A JP 2004115808A
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birefringence
crystal medium
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JP2003334497A
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Michael Heckmeier
ミヒャエル・ヘックマイヤー
Brigitte Schuler
ブリギッテ・シューラー
Herbert Plach
ヘルベルト・プラッハ
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Merck Patent GmbH
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Merck Patent GmbH
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Abstract

【課題】 従来技術からの媒体の欠点を有しないか、または少なくとも顕著に減少された程度に有する液晶媒体を提供する。
【解決手段】 本発明は、液晶媒体の分散を設定する方法であって、個別の化合物を、用いられる個別の化合物(Δn)の相対的複屈折分散(δΔn/Δnmix)が、0.50またはこれ以上となるように選択することを特徴とする、前記方法、およびこの方法により得られたネマティック液晶媒体、特に、
a)0.080またはこれ以下の範囲内の低い複屈折(Δn)を有する化合物からなる成分Aおよび、随意に、
b)0.081〜0.149の範囲内の中程度の複屈折を有する成分Bおよび
c)0.150またはこれ以上の範囲内の高い複屈折を有する成分C
を含むネマティック液晶媒体、
およびこれらの媒体の、液晶ディスプレイにおける使用、およびこれらの媒体を含む液晶ディスプレイ、特にアクティブな切換素子のマトリックスによりアドレスされるディスプレイに関する。

Description

 本発明は、液晶ディスプレイ、特にアクティブマトリックスアドレス液晶ディスプレイ(AMDまたはAMLCD)、とりわけ薄膜トランジスタ(TFT)またはバリスターを含むアクティブマトリックスを用いるものに関する。さらに、本出願は、このタイプのディスプレイにおいて用いるための液晶媒体に関する。
 このタイプのAMDは、種々のアクティブな電子的切換素子を用いることが可能である。最も広範囲に及ぶものは、三極切換素子を用いるディスプレイである。これらはまた、本発明において好ましい。このタイプの三極切換素子の例は、MOS(金属酸化物ケイ素)トランジスタまたは前述のTFTもしくはバリスターである。TFTにおいて、種々の半導体材料、主にケイ素、あるいはまたセレン化カドミウムが用いられる。特に、多結晶ケイ素または無定形ケイ素が用いられる。三極電子的切換素子に対して、2極切換素子、例えばMIM(金属絶縁体金属)ダイオード、環状ダイオードまたは「背面から背面への(back to back)」ダイオードのマトリックスをまた、AMDにおいて用いることができる。しかし、また以下に一層詳細に説明するように、これらは、一般的に、AMDにより達成された一層劣悪な電気光学的特性のために、好ましくない。
 このタイプの液晶ディスプレイにおいて誘電体として用いられる液晶は、電圧の印加に際して光学的特性が可逆的に変化するものである。媒体として液晶を用いる電気光学的ディスプレイは、当業者に知られている。これらの液晶ディスプレイは、種々の電気光学的効果を用いる。
 最も広範囲に及ぶ慣用のディスプレイは、TN効果(ねじれネマティック、約90°ねじれたネマティック構造を有する)、STN効果(超ねじれネマティック)またはSBE効果(超ねじれ複屈折効果)を用いる。これらのおよび同様の電気光学的効果において、正の誘電異方性(Δε)の液晶媒体が用いられる。
 一般的に、これらの効果を用いるディスプレイを含むディスプレイにおける動作電圧は、可能な限り低くなければならないため、一般的に、主に誘電的に正の液晶化合物から構成され、多くとも比較的小さい/低い比率の誘電的に中性の化合物を含む、比較的大きい誘電異方性を有する液晶媒体を用いる。
 正の誘電異方性を有する液晶媒体を必要とする、前述の電気光学的効果を用いる前述の慣用のディスプレイとは対照的に、負の誘電異方性を有する液晶媒体を用いる他の電気光学的効果、例えばECB効果(電気的に制御された複屈折)およびこの従属形態であるDAP(整列相の変形)、VAN(垂直整列ネマティック)およびCSH(色超ホメオトロピック)がある。これらは、同様に、本出願の主題である。
 最近増大した程度に用いられている、IPS(面内切換)効果は、用いられるディスプレイモードに依存して、誘電的に正の、または誘電的に負の媒体のいずれかにおいて染料を用いることができる、「ゲスト/ホスト」ディスプレイに類似した、誘電的に正の、および誘電的に負の液晶媒体を、共に用いることができる。この段落において述べた液晶ディスプレイの場合においても、誘電的に負の液晶媒体を用いるものは、また、本出願の主題である。
 他の高度に有望な液晶ディスプレイのタイプは、いわゆる「軸対称微小ドメイン(microdomain)」(ASMと略称される)ディスプレイであり、これは、好ましくは、プラズマアレー(プラズマアドレス液晶ディスプレイまたはPA LCD)によりアドレスされる。このディスプレイもまた、本出願の主題である。
 前述の液晶ディスプレイおよび同様の効果を用いるすべての液晶ディスプレイにおいて用いられる液晶媒体は、一般的に、主に、およびほとんどの場合において、さらに極めて実質的に、対応する誘電異方性を有する液晶化合物、即ち誘電的に正の媒体の場合において正の誘電異方性を有する化合物および誘電的に負の媒体の場合において負の誘電異方性を有する化合物からなる。
 十分に良好なコントラストを達成するために、光学的遅延、液晶材料の複屈折(Δn)と液晶層の層の厚さ(d)との積は、用いられる特定の電気光学的モードに整合する値を有しなければならない。
 液晶材料の複屈折は、用いられる光の波長に比較的高度に依存する。この効果は、また複屈折分散として知られている。この効果のために、電気光学的ディスプレイモードに好ましいある個別の複屈折値を、単一の波長において設定することができるに過ぎない。
 代表的な液晶混合物の分散は、例えば、非特許文献1に記載されている。比較的短い波長において、複屈折は、顕著に増大し、一方これは、比較的長い波長において、一定の極限値に接近する。複屈折の波長依存性の説明の広範囲に及ぶ形態は、波数、即ち逆波長の平方に従う多項式の展開、コーシー式、式(1):
Figure 2004115808
式中:λは、波長であり、
Δn(λ)は、波長λにおける複屈折であり、
Δn(∞)は、無限大波長における複屈折であり、
AおよびCは、定数である、
である。
 いくつかの用途について、液晶材料のある複屈折分散が必要である。これは、例えば、IPSディスプレイにおける場合である。これらのディスプレイにおいて、種々の特定の視野角において発生する不所望な色効果は、一般的に、用いられる液晶材料の複屈折の波長分散に依存する。ディスプレイが、例えば、多くのモニターまたはTV用途におけるように補償層を用いる場合においても、液晶材料の分散は、視野角依存性について極めて本質的である。
 既知の液晶混合物は、要求を満たさないか、または不十分な程度に満たすに過ぎない。
 従って、従来技術からの媒体の欠点を有しないか、または少なくとも顕著に減少された程度に有する、液晶媒体に対する大きな要求があった。および要求がある。
ウ・ティー・エスら(Wu, T. S. et al.)、SPIE 第684巻、「液晶および空間的光モジュレーター材料」、1986年、69〜76頁
 本発明は、ある複屈折分散を有する液晶材料を提供する、およびこのような材料を得る方法を提供する目的に基づいた。
 液晶ディスプレイにおいて用いられる事実上すべての液晶材料は、個別の化合物ではなく、代わりに複数の個別の化合物の混合物である。本発明の発明者等は、液晶混合物の複屈折分散に、用いられる化合物の対応する選択により影響を与えることができ、従ってこれを標的した方法で選択することができることを見出した。
 本出願はまた、液晶媒体の分散を設定する方法であって、個別の化合物を、用いられる個別の化合物(Δn)の相対的複屈折分散(δΔn/Δnmix)が、0.50またはこれ以上となるように選択することを特徴とする、前記方法に関する。
 液晶混合物の複屈折は、用いられる化合物の複屈折値により決定される。大まかな近似のために、混合物の複屈折を、それぞれのモル分率で加重値を与えた、用いられるすべての個別の化合物の複屈折値の相加平均として得る。
 所定の複屈折を有する液晶混合物を得るために、すべてが、混合物の値に比較的近似した複屈折値を有する個別の化合物を、互いに混合する場合には、混合物の複屈折分散は、比較的低い。しかし、対照的に、複屈折値が、混合物の値と大いに異なる化合物を用いる場合には、得られた混合物は、比較的高い分散を有する。これらの2種の極値の間の分散を有する混合物は、平均の複屈折を有する化合物の濃度の対応する比率における混合物の値と、一層大きい程度に異なる複屈折値を有する化合物を用いることにより、得られる。
 個別の化合物の複屈折の値の、混合物の複屈折の値からの偏差の程度の特徴づけのために用いることができる基準は、等式(2)による分散(σΔn)である。
Figure 2004115808
式中:Δnは、化合物iの複屈折であり、
Δnmixは、混合物の複屈折である。
 ここで、また、相対値σΔn/Δnmixは、一般的に、異なる混合物の比較に適する。このことは、特に、比較するべき混合物が、顕著に異なる複屈折値を有する場合に、該当する。
 本発明の液晶混合物は、好ましくは、低い複屈折を有する化合物からなる成分Aを含む。この成分の化合物の複屈折値Δnは、0.080またはこれ以下、好ましくは0.070またはこれ以下、および特に好ましくは0.06またはこれ以下の範囲内である。
 本発明の液晶混合物は、好ましくは、0.081〜0.149、好ましくは0.090〜0.140の範囲内の値を有する、中程度の複屈折を有する化合物からなる成分Bを含む。
 本発明の液晶混合物は、好ましくは、0.150またはこれ以上、好ましくは0.160またはこれ以上および特に好ましくは0.170またはこれ以上の値を有する、高い複屈折を有する化合物からなる成分Cを含む。
 本発明の液晶混合物は、好ましくは、0.070〜0.110、特に好ましくは0.075〜0.100および極めて特に好ましくは0.080〜0.095の範囲内の複屈折を有する。
 成分Aは、以下の
−シクロヘキサン環およびフェニル環を有し、
−2個のシクロヘキサン環を有し、
−3個のシクロヘキサン環を有し、
ここで、化合物中の1個または2個以上、好ましくは1個のシクロヘキサン環中の1個または2個以上の隣接していない、好ましくは2個のCH基は、Oにより置換されていることができる化合物からなる群から選択された化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなる。
 成分Bは、以下の
−2個のシクロヘキサン環および1個のフェニル環を有し、ここで、これらの化合物は、誘電的に中性または誘電的に正のいずれかであることができ、
−1個のシクロヘキサン環および2個のフェニル環を有し、これは、誘電的に正である
化合物からなる群から選択された化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなる。
 成分Cは、好ましくは互いに直接結合した2個のフェニル環を有し、好ましくは以下の
−2個のフェニル環を有し、
−2個のフェニル環および1個のシクロヘキサン環を有し、これは、誘電的に中性であり、
−2個のフェニル環および2個のシクロヘキサン環を有する
化合物からなる群から選択された化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなる。
 成分Aは、式IおよびII
Figure 2004115808
式中、
11およびR12は、各々、互いに独立して、1〜15個、好ましくは1〜7個の炭素原子を有するアルキルであり、これは、随意に、少なくともハロゲン、好ましくはFにより一置換されており、ここで、1つまたは2つ以上のCH基は、各々の場合において、互いに独立して、−O−、−S−、−CH=CH−、
Figure 2004115808
−CO−、−CO−O−、−O−CO−または−O−CO−O−により、O原子が互いに直接結合しないように置換されていることができ、R11およびR12の一方は、あるいはまた、HまたはFであり、好ましくは、R11は、アルキルであり、R12は、アルキル、アルコキシ、アルケニルまたはCFであり、
11およびZ12は、各々、互いに独立して、−CH−CH−、−CF−CF−、−CF−CH−、−CH−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−(CH−または単結合であり、
nは、0、1または2であり、
および、
21、R22およびZは、各々、式Iにおける対応するパラメーターR11、R12およびZ11について定義した通りであり、R22は、あるいはまた、F、Cl、−CF、−OCFHまたは−OCFであり、
式IおよびIIにおけるシクロヘキサン環中の1つまたは2つの隣接していない、好ましくは2つのCH基は、O原子により置換されていることができ、式IIにおけるフェニル環は、1個または2個のF原子により、好ましくは基R22に対してオルトの位置において置換されていることができる、
で表される化合物からなる群から選択された化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなる。
 成分Aは、式IおよびIIで表される化合物からなる群から選択された化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなり、ここで、
11は、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシであり、
12は、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシまたはCFであり、
11およびZ12は、各々、互いに独立して、−CH−CH−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−COO−、−(CH−または単結合であり、好ましくは、−CH−CH−、−CFO−、−COO−または単結合であり、
nは、0、1または2、好ましくは0または1であり、
21は、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
22は、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシ、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキルまたはF、Cl、−CF、−OCFHもしくは−OCFであり、
は、Z11について定義した通りであり、好ましくは単結合である。
 成分Bは、式IIIおよびIV
Figure 2004115808
で表される化合物からなる群から選択された化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなり、ここで、
31およびR32は、各々、互いに独立して、式II中の対応するパラメーターR21およびR22について前に定義した通りであり、
31は、好ましくは1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
32は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキルもしくはn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルコキシアルキルもしくはアルケニルオキシ、ハロゲンまたは1〜3個の炭素原子を有するフッ素化アルキルもしくはアルコキシ、または2もしくは3個の炭素原子を有するアルケニルもしくはアルケニルオキシ、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCF、極めて特に好ましくはFであり、
31およびZ32は、各々、互いに独立して、式II中のZ11について定義した通りであり、
31およびL32は、各々、互いに独立して、HまたはFであり、
41およびR42は、各々、互いに独立して、式II中の対応するパラメーターR21およびR22について前に定義した通りであり、
41は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
42は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシ、ハロゲンまたは1〜3個の炭素原子を有する、フッ素化されたアルキルもしくはアルコキシ、または2もしくは3個の炭素原子を有するアルケニルもしくはアルケニルオキシ、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCF、極めて特に好ましくはFであり、
41およびL42は、各々、互いに独立して、HまたはFであり、
41およびZ42は、各々、互いに独立して、式II中のZ11について定義した通りであり、および
式IVの中心のフェニル環は、F原子により一置換、二置換または多置換、好ましくは一置換または二置換されていることができる。
 成分Cは、式V〜VIII
Figure 2004115808
式中、
51およびR52は、各々、互いに独立して、式IIにおける対応するパラメーターR21およびR22について前に定義した通りであり、
51は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
52は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキルまたはn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルコキシアルキルまたはアルケニルオキシ、ハロゲンまたは1〜3個の炭素原子を有するフッ素化されたアルキルもしくはアルコキシ、または2もしくは3個の炭素原子を有するアルケニルもしくはアルケニルオキシ、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCF、極めて特に好ましくはFであり、
51およびZ52は、各々、互いに独立して、式II中のZ11について定義した通りであり、
mは、0または1、好ましくは1であり、
61およびR62は、各々、互いに独立して、式II中の対応するパラメーターR21およびR22について前に定義した通りであり、
61は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
62は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシ、ハロゲンまたは1〜3個の炭素原子を有する、フッ素化されたアルキルもしくはアルコキシ、または2もしくは3個の炭素原子を有するアルケニルもしくはアルケニルオキシ、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCF、極めて特に好ましくはFであり、
61、Z62およびZ63は、各々、互いに独立して、式II中のZ11について定義した通りであり、好ましくは、各々、互いに独立して、−CH−CH−、−CF−O−、−O−CF−、−CO−O−または単結合であり、
および
oは、0または1であり、
71およびR72は、各々、互いに独立して、式II中の対応するパラメーターR21およびR22について前に定義した通りであり、
71は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
72は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシ、ハロゲンまたは1〜3個の炭素原子を有する、フッ素化されたアルキルもしくはアルコキシ、または2もしくは3個の炭素原子を有するアルケニルもしくはアルケニルオキシ、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCF、極めて特に好ましくはFであり、
71、Z72およびZ73は、各々、互いに独立して、式II中のZ11について定義した通りであり、好ましくは、各々、互いに独立して、−CFO−、−O−CF−、−CO−O−または単結合、特に好ましくは単結合であり、
81およびR82は、各々、互いに独立して、式II中の対応するパラメーターR21およびR22について前に定義した通りであり、
81は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシまたは2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシであり、
82は、好ましくは、1〜7個の炭素原子を有するn−アルキル、1〜7個の炭素原子を有するn−アルコキシ、2〜7個の炭素原子を有するアルケニルオキシ、ハロゲンまたは1〜3個の炭素原子を有する、フッ素化されたアルキルもしくはアルコキシ、または2もしくは3個の炭素原子を有するアルケニルもしくはアルケニルオキシ、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCF、極めて特に好ましくはFであり、
81、Z82およびZ83は、各々、互いに独立して、式II中のZ11について定義した通りであり、好ましくは、各々、互いに独立して、−CFO−、−O−CF−、−CO−O−または単結合、特に好ましくは単結合であり、および
式V〜VIII中のフェニル環は、各々、互いに独立して、F原子により一置換、二置換または多置換、好ましくは一置換または二置換されており、ここで、式IVで表される化合物は、式VIにおいて除外される、
で表される化合物からなる群から選択された1種または2種以上の化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に事実上専らこれらからなる。
 成分A、BおよびCの好ましい構成成分である化合物の例を、以下に示す。
 成分Aは、式I−1〜I−6およびII−1、好ましくはI−1〜I−4、I−6およびII−1、特に好ましくはI−1、I−2およびII−1
Figure 2004115808
式中、
11およびR12は、各々、互いに独立して、式I中に前に定義した通りであり、好ましくは、アルキル、アルケニル、アルコキシまたは−CFである、
で表される化合物からなる群から選択された1種または2種以上の化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に好ましくは事実上完全にこれらからなる。
 成分Bは、式III−1〜III−9およびIV−1〜IV−12
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
式中、
31、R32およびL31は、各々、互いに独立して、式IIIについて前に定義した通りであり、R31は、好ましくは、アルキルまたはアルケニルであり、R32は、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCFであり、式III−1において、あるいはまた、アルキルまたはアルケニルであり、R32がFである場合には、L31は、好ましくはFであり、R32が−OCFである場合には、L31は、好ましくはHであり、
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
式中、
41、R42およびL41は、各々、互いに独立して、式IVについて前に定義した通りであり、R41は、好ましくはアルキルまたはアルケニルであり、R42は、好ましくはF、Clまたは−OCF、特に好ましくはFまたは−OCFであり、R32がFである場合には、L31は、好ましくはFであり、R32が−OCFである場合には、L31は、好ましくはHである、
で表される化合物からなる群から選択された1種または2種以上の化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に好ましくは事実上完全にこれらからなる。
 成分Cは、式V−1〜V−3、VI−1〜VI−3、VII−1およびVIII−1〜VIII−3
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式Vの下に前に定義した通りであり、式中のフェニル環は、各々、互いに独立して、F原子により一置換、二置換または多置換、好ましくは一置換または二置換されていることができ、
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式VIの下に前に定義した通りであり、式中のフェニル環は、各々、互いに独立して、F原子により一置換、二置換または多置換、好ましくは一置換または二置換されていることができ、
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式VIIの下に前に定義した通りであり、式中のフェニル環は、各々、互いに独立して、F原子により一置換、二置換または多置換、好ましくは一置換または二置換されていることができ、
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式VIIIの下に前に定義した通りであり、式中のフェニル環は、各々、互いに独立して、F原子により一置換、二置換または多置換、好ましくは一置換または二置換されていることができる、
で表される化合物からなる群から選択された1種または2種以上の化合物を好ましくは含み、特に主にこれらからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に好ましくは事実上完全にこれらからなる。
 式I−1で表される化合物は、好ましくは、式I−1a〜I−1e
Figure 2004115808
式中、nおよびmは、各々、互いに独立して、アルキル基である場合には1〜9、好ましくは1〜5および特に好ましくは1〜3であり、アルケニル基である場合には2〜9、好ましくは2〜5および特に好ましくは2〜3である、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式II−1で表される化合物は、好ましくは、式II−1a〜II−1d
Figure 2004115808
式中、nおよびmは、各々、互いに独立して、1〜9、好ましくは1〜5および特に好ましくは1〜3である、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式III−1で表される化合物は、好ましくは、式III−1a〜III−1c
Figure 2004115808
式中、
31は、式IIIの下に、好ましくは式III−1について前に定義した通りであり、
32は、アルキル、アルコキシまたはアルケニル、特に好ましくは、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、ビニルまたは1E−アルケニルである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式III−2で表される化合物は、好ましくは、式III−2a〜III−2e
Figure 2004115808
式中、
31は、式IIIについて、好ましくは式III−2について前に定義した通りであり、好ましくはアルキルまたはアルケニルである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式III−9で表される化合物は、好ましくは、式III−9a〜III−9c
Figure 2004115808
式中、
31は、式IIIについて、好ましくは式III−8について前に定義した通りであり、好ましくはアルキルまたはアルケニルである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式V−2で表される化合物は、好ましくは、式V−2a〜V−2c
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式Vの下に、好ましくは式V−2の下に前に定義した通りである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式V−3で表される化合物は、好ましくは、式V−3a〜V−3e、好ましくはV−3dおよびV−3e
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式Vの下に、好ましくは式V−3の下に前に定義した通りである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式VI−1で表される化合物は、好ましくは、式VI−1a〜VI−1c
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式VIの下に、好ましくは式VI−1の下に前に定義した通りである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式VI−2で表される化合物は、好ましくは、式VI−2aおよびVI−2b
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式VIの下に、好ましくは式VI−2の下に前に定義した通りであり、R61は、アルキルまたはアルケニルであり、R62は、アルキル、アルケニル、Fまたは−OCFである、
で表される化合物からなる群から選択される。
 式VII−1で表される化合物は、好ましくは、式VII−1a〜VII−1e
Figure 2004115808
式中、パラメーターは、式VIIの下に、好ましくは式VII−1の下に前に定義した通りであり、R71は、アルキルまたはアルケニルであり、R72は、アルキル、アルケニル、Fまたは−OCFである、
で表される化合物からなる群から選択されており、特に好ましくは、式VII−1dおよびVII−1eからなる群から選択されており、特に好ましくはここで、R72は、Fである。
 本出願において、以下の定義が、組成物の構成成分の詳述に関して該当する:
−「〜を含む」:組成物中の関連する構成成分の濃度が、好ましくは5%またはこれ以上、特に好ましくは10%またはこれ以上および極めて特に好ましくは20%またはこれ以上である、
−「主に〜からなる」:組成物中の関連する構成成分の濃度が、好ましくは50%またはこれ以上、特に好ましくは55%またはこれ以上および極めて特に好ましくは60%またはこれ以上である、
−「実質的に完全に〜からなる」:組成物中の関連する成分の濃度が、好ましくは80%またはこれ以上、特に好ましくは90%またはこれ以上および極めて特に好ましくは95%またはこれ以上である、および
−「事実上完全に〜からなる」:組成物中の関連する構成成分の濃度が、好ましくは98%またはこれ以上、特に好ましくは99%またはこれ以上および極めて特に好ましくは100.0%である。
 このことは、成分および化合物であることができるこれらの構成成分を有する組成物としての媒体、およびこれらの構成成分、化合物を有する成分の両方に該当する。
 成分Bは、好ましくは、主に式IIIおよびIV、好ましくは式III−1およびIII−2並びにIVで表される化合物からなる群から選択された1種または2種以上の化合物からなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に好ましくは事実上完全にこれらからなる。式III−1aで表される化合物において、R32は、好ましくは、アルキル、アルケニルまたはアルコキシである。さらに、式IIIおよびIVで表される化合物中の右回りフェニル環は、好ましくは、以下のように置換されている:
Figure 2004115808
 成分Cは、好ましくは、主に式V−2およびV−3、好ましくは式V−2a、V−2b、V−2cおよびV−3で表される化合物からなる群から選択された1種または2種以上の化合物からなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなり、極めて特に好ましくは事実上完全にこれらからなる。式V−2aおよびV−2cで表される化合物において、R52は、好ましくはFであり、式V−2bで表される化合物において、R52は、好ましくは−OCFである。式Vで表される化合物中の右回りフェニル環は、好ましくは、以下のように置換されている:
Figure 2004115808
 好ましい態様において、本発明の液晶媒体は、合計で、全体としての混合物を基準として、
5%〜85%、好ましくは10%〜70%および特に好ましくは20%〜60%の成分A、好ましくは式IおよびII、特に好ましくは式Iで表される化合物から選択された化合物、
0%〜20%、好ましくは0%〜12%、特に好ましくは0%〜10%および極めて特に好ましくは0%〜5%の成分B、好ましくは式IIIおよびIV、特に好ましくは式IIIで表される化合物から選択された化合物、
0%〜50%、好ましくは0%〜40%、特に好ましくは10%〜40%および極めて特に好ましくは5%〜25%の成分C、好ましくは式V〜VII、特に好ましくは式Vで表される化合物から選択された化合物
を含む。
 本発明の媒体は、好ましくは、主に成分A、BおよびCからなり、特に好ましくは実質的に完全にこれらからなる。
 個別の化合物は、各々、ここで、1%〜25%、好ましくは2%〜20%および特に好ましくは4%〜16%の濃度で用いられる。例外は、ここで、3個のフェニル環を有する化合物および4個の6員環を有する化合物により形成される。これらの化合物は、各々、個別の化合物あたり0.5%〜15%、好ましくは1%〜10%および特に好ましくは1%〜8%の濃度で用いられる。特に式IおよびII、とりわけ式Iで表される成分Aの化合物の場合において、媒体中の個別の化合物の比率についての濃度に対する好ましい限界は、1%〜20%、好ましくは1%〜15%および特に好ましくは3%〜11%および極めて特に好ましくは8%までである。
 好ましい態様において、液晶媒体は、特に好ましくは、合計で、
40%〜70%の式Iで表される化合物、
0%〜20%の式III、好ましくは式III−2、特に好ましくは式III−2bで表される化合物、並びに
10%〜35%の式V〜VIII、好ましくは式VおよびVIIで表される化合物
を含む。
 この態様において、液晶媒体は、極めて特に好ましくは、合計で、
40%〜80%の式I−1およびI−2で表される化合物、
0%〜5%の式III、好ましくは式III−2、特に好ましくは式III−2bで表される化合物
を含む。
 本発明の液晶媒体は、好ましくは、各々の場合において少なくとも−20℃〜70℃、特に好ましくは−30℃〜80℃、極めて特に好ましくは−40℃〜90℃のネマティック相を有する。
 「ネマティック相を有する」の用語は、ここでは、先ず、対応する温度において低い温度においてはスメクティック相および結晶化が観察されず、また第2に、ネマティック相から加熱することにより透明化が発生しないことを意味する。低い温度における検査を、対応する温度において流動粘度計中で実施し、電気光学的用途に対応する層の厚さを有する試験セル中で、少なくとも100時間にわたる貯蔵によりチェックする。高い温度において、透明点を、毛細管中で、慣用の方法により測定する。
 さらに、本発明の液晶媒体は、以下の比較的高い光学異方性値を特徴とする。複屈折値は、好ましくは、0.065〜0.115の範囲内、特に好ましくは0.075〜0.105の範囲内および極めて特に好ましくは0.080〜0.105の範囲内である。
 特に、本発明の液晶媒体は、比較的高い光学異方性分散を有する。
 用いられる個別の化合物の相対的複屈折分散(σΔn/Δnmix)は、好ましくは、0.50またはこれ以上、好ましくは0.50〜0.90、特に好ましくは0.60またはこれ以上、好ましくは0.60〜0.90および極めて特に好ましくは0.70またはこれ以上、好ましくは0.70〜0.90である。
 さらに、本発明の液晶媒体は、しきい値電圧(V10)についての低い値、好ましくは2.00Vより低いかまたはこれに等しく、好ましくは1.80Vより低いかまたはこれに等しい値を有する。
 個別の物理的特性についてのこれらの好ましい値はまた、各々の場合において、互いの組み合わせにおいて観察される。特に好ましいのは、以下の表中に示す、比較的低い回転粘度(γ)、同時に高い透明点(T(N,I))の特性の組み合わせを有する液晶媒体である。
Figure 2004115808
 本出願において、「≦」は、小さい、または等しい、好ましくは小さいを意味し、「≧」は、大きい、または等しい、好ましくは大きいを意味する。
 本出願において、
Figure 2004115808
は、トランス−1,4−シクロヘキシレンを示す。
 本出願において、誘電的に正の化合物の用語は、>1.5のΔεを有する化合物を意味し、誘電的に中性の化合物は、−1.5≦Δε≦1.5である化合物を意味し、誘電的に負の化合物は、Δε<−1.5を有する化合物を意味する。化合物の誘電異方性は、ここでは、10%の化合物を液晶ホストに溶解し、1kHzにおけるこの混合物のキャパシタンスを、ホメオトロピック表面配向を有する、20μmの厚さを有する少なくとも1つの試験セルおよび均一な表面配向を有する、20μmの厚さを有する少なくとも1つの試験セル中で決定することにより、決定される。測定電圧は、代表的に、0.5V〜1.0Vであるが、それぞれの液晶混合物の容量性しきい値よりも常に低い。
 誘電的に正の、および誘電的に中性の化合物のために用いられるホスト混合物は、ZLI−4792であり、誘電的に負の化合物のために用いられるホスト混合物は、ZLI−2857であり、共にMerck KGaA, ドイツ国からである。検査するべき化合物の添加および用いられる化合物の100%への外挿の後の、ホスト混合物の誘電定数の変化により、検査すべきそれぞれの化合物についての値が得られる。
 個別の化合物の複屈折の決定のために用いられるホスト混合物は、Merck KGaA, ドイツ国からのZLI−4792である。検査するべきそれぞれの化合物についての値は、検査するべき化合物の添加および用いられる化合物の100%への外挿の後の、ホスト混合物の複屈折の変化から得られる。複屈折は、適合されたアッベ屈折計において、配向した試料に対して決定される。用いられる配向剤は、Merck KGaAから得られるレシチンの溶液である。複屈折は、常光および異常光な屈折率の値から計算され、これらの両方は、同一の配向した試料に対して決定された。
 「しきい値電圧」の用語は、通常の方法において、他に明白に述べなければ、10%相対的コントラスト(V10)についての光学的しきい値に関する。
 本出願中のすべての濃度は、他に明白に述べなければ、重量パーセントで示し、対応する混合物または混合物成分に関する。すべての物理的特性は、"Merck Liquid Crystals, Physical Properties of Liquid Crystals", Status1997年11月、Merck KGaA, ドイツ国に従って決定され、決定されており、他に明白に述べなければ、20℃の温度に適用される。Δnは、589nmの波長において決定され、Δεは、1kHzの周波数において決定される。
 本発明の液晶媒体は、所要に応じて、また、他の添加剤、例えば安定剤を、慣用の量で含むことができる。用いられるこれらの添加剤の量は、合計で、全体としての混合物の量を基準として、0%〜10%、好ましくは0.1%〜6%である。用いられる個別の化合物の濃度は、好ましくは、各々0.1〜3%である。これらのおよび同様の添加剤の濃度は、液晶媒体中の液晶化合物の濃度および濃度範囲を示す際には、考慮されない。
 組成物は、複数の化合物、好ましくは3〜30種、特に好ましくは6〜20種および極めて特に好ましくは10〜16種の化合物からなり、これらは、慣用の方法で混合される。一般的に、小さい方の量で用いられる化合物の所望の量を、主成分を構成する成分に、有利には高温で溶解する。選択された温度が、主成分の透明点よりも高い場合には、溶解プロセスの完了は、観察するのが特に容易である。しかし、液晶混合物を、他の慣用の方法で、例えばプレミックスを用いて、またはいわゆる「マルチボトル(multibottle)系」から調製することも可能である。
 好適な添加剤により、本発明の液晶相を、これらを、以前に開示されたECB、VAN、IPS、GHまたはASM−PA LCDディスプレイのすべてのタイプにおいて用いることができるように改変することができる。
 以下の例は、本発明を、これを限定せずに例示する作用を有する。例において、融点T(C,N)、スメクティック(S)相からネマティック(N)相への転移の温度T(S,N)および液晶物質の透明点T(N,I)を、摂氏度で示す。
 他に明白に述べなければ、本明細書中のパーセンテージは、重量パーセントであり、物理的特性は、他に明白に述べなければ、20℃における値である。
 他に特徴づけしなければ、本明細書中のすべてのパーセンテージは、重量パーセントであり、すべての物理的特性は、他に明白に述べなければ、20℃における値である。
 本出願中での温度について示す値は、すべて、℃であり、すべての温度差は、対応して、他に明白に述べなければ、差異の度である。
 本出願において、および以下の例において、液晶化合物の構造を、略語(頭文字)により示し、化学式への変換は、以下の表AおよびBに従って行われる。すべての基C2n+1およびC2m+1は、それぞれn個およびm個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基である。表Bにおけるコードは、自明である。表Aにおいて、基本構造についての頭文字のみを示す。個別の場合において、基本構造の頭文字に、ハイフンで分離して、置換基R、R、L、LおよびLについてのコードが続く:
Figure 2004115808
表A
Figure 2004115808
Figure 2004115808
表B:
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
Figure 2004115808
 本発明の液晶媒体は、好ましくは、5種または6種以上、特に好ましくは6種または7種以上および極めて特に好ましくは7種または8種以上の、表AおよびBからの式から選択された化合物を含む。
 本発明の液晶媒体は、好ましくは、2種または3種以上、特に好ましくは3種または4種以上および極めて特に好ましくは4種または5種以上の、表Aからの式から選択された化合物を含む。
 本発明の液晶媒体は、好ましくは、3種または4種以上、特に好ましくは4種または5種以上および極めて特に好ましくは5種または6種以上の、表Bからの式から選択された化合物を含む。
 これらの化合物は、好ましくは、これらの表からの異なる式で表される化合物である。
 以下の例は、本発明を、限定を示さずに例示することを意図する。本明細書中で、パーセンテージは、重量パーセントである。すべての温度を、摂氏度で示す。Δnは、光学異方性(589nm、20℃)を示し、Δεは、誘電異方性(1kHz、20℃)を示し、H.R.は、電圧保持比(100℃において、オーブン中で5分後、1V)を示し、V、しきい値電圧(略してHR)は、20℃で決定した。
比較例1
 3個の環の1個または2個がフェニル環であり、残りの環がシクロヘキシル環である、三環式化合物および、2個の環の1個がフェニル環であり、他方がシクロヘキシル環である、二環式化合物から専らなる、液晶混合物を、調製した。この混合物の組成および物理的特性を、以下の表に示す。
Figure 2004115808
 液晶媒体を、この分散に関して検査した。種々の波長における複屈折値を、以下の表に示す。
Figure 2004115808
比較例2
 比較例1と同様にして、3個の環の1個または2個がフェニル環であり、残りの環がシクロヘキシル環である、三環式化合物および、2個の環の1個がフェニル環であり、他方がシクロヘキシル環である、二環式化合物から専らなる、液晶混合物を、調製した。この混合物の組成および物理的特性を、以下の表に示す。
Figure 2004115808
 液晶媒体を、この分散に関して検査した。種々の波長における複屈折値を、以下の表に示す。
Figure 2004115808
例1
 本出願の教示に従う液晶混合物を、調製した。この液晶混合物は、大きい比率の、3個の環のすべてがフェニル環である三環式化合物および、3個の環のすべてがシクロヘキシル環である三環式化合物および、2つの環がシクロヘキシル環である二環式化合物を含む。この液晶混合物は、3個の環の1個または2個がフェニル環であり、残りの環がシクロヘキシル環である三環式化合物を含まない。
 この例の混合物の透明点および複屈折は、比較例の対応する値に設定された。この混合物の組成および物理的特性を、以下の表に示す。
Figure 2004115808
 液晶媒体を、この分散に関して検査した。種々の波長における複屈折値を、以下の表に示す。
Figure 2004115808
 この例の液晶混合物は、2種の比較例1および2の混合物よりも顕著に大きい分散を有する。これは、以下の表に示され、ここで、用いた個別の化合物の相対的複屈折分散(σΔn/Δnmix)を、互いに比較した。
Figure 2004115808

Claims (10)

  1. 液晶媒体の分散を設定する方法であって、個別の化合物を、用いられる個別の化合物(Δn)の相対的複屈折分散(δΔn/Δnmix)が、0.50またはこれ以上となるように選択することを特徴とする、前記方法。
  2. ネマティック液晶媒体であって、これが、
    a)0.080またはこれ以下の範囲内の低い複屈折(Δn)を有する化合物からなる成分Aおよび
    b)随意に、0.081〜0.149の範囲内の中程度の複屈折を有する化合物からなる成分Bおよび
    c)0.150またはこれ以上の範囲内の高い複屈折を有する化合物からなる成分C
    を含むことを特徴とする、ネマティック液晶媒体。
  3. 0.070〜0.110の範囲内の複屈折を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の液晶媒体。
  4. 成分Bを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の液晶媒体。
  5. 成分Aが、主に、式IおよびII
    Figure 2004115808
    式中、
    11、R12、R21およびR22は、各々、互いに独立して、1〜15個の炭素原子を有するアルキルであり、これは、随意に、少なくともハロゲンにより一置換されており、ここで、1つまたは2つ以上のCH基は、各々の場合において、互いに独立して、−O−、−S−、−CH=CH−、
    Figure 2004115808
    −CO−、−CO−O−、−O−CO−または−O−CO−O−により、O原子が互いに直接結合しないように置換されていることができ、あるいはまた、R11およびR12の一方は、HまたはFであり、R22は、あるいはまた、FまたはClであり、
    11、Z12およびZは、各々、互いに独立して、−CH−CH−、−CF−CF−、−CF−CH−、−CH−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−C≡C−、−COO−、−OCO−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−(CH−または単結合であり、
    nは、0、1または2であり、
    および、
    式IおよびIIにおけるシクロヘキサン環中の1つまたは2つの隣接していないCH基は、O原子により置換されていることができ、式IIにおけるフェニル環は、1個または2個のF原子により置換されていることができる、
    で表される化合物からなる群から選択された化合物からなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の液晶媒体。
  6. 成分Bが、主に、式IIIおよびIV
    Figure 2004115808
    式中、
    31、R32、R41およびR42は、各々、互いに独立して、請求項6におけるR21について定義した通りであり、
    31、Z32、Z41およびZ42は、各々、互いに独立して、請求項6におけるZ11について定義した通りである、
    で表される化合物からなる群から選択された化合物からなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の液晶媒体。
  7. 成分Cが、主に、式V〜VII
    Figure 2004115808
    式中、
    51、R52、R61、R62、R71およびR72は、各々、互いに独立して、請求項6におけるR21について定義した通りであり、
    51、Z52、Z61、Z62、Z63、Z71、Z72およびZ73は、各々、互いに独立して、請求項6におけるZ11について定義した通りであり、
    mおよびoは、各々、互いに独立して、0または1である、
    で表される化合物からなる群から選択された化合物からなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の液晶媒体。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の液晶媒体を含む、電気光学的ディスプレイ。
  9. アクティブマトリックスディスプレイであることを特徴とする、請求項8に記載のディスプレイ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の液晶媒体の、電気光学的ディスプレイにおける使用。
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