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JP2004085914A - デジタルカメラ - Google Patents

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JP2004085914A
JP2004085914A JP2002247137A JP2002247137A JP2004085914A JP 2004085914 A JP2004085914 A JP 2004085914A JP 2002247137 A JP2002247137 A JP 2002247137A JP 2002247137 A JP2002247137 A JP 2002247137A JP 2004085914 A JP2004085914 A JP 2004085914A
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Japan
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exposure control
area
photometry
digital camera
photometric
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Application number
JP2002247137A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Morimoto
森本 康裕
Toshiyuki Tanaka
田中 俊幸
Katsuhito Shinkawa
新川 勝仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Abstract

【課題】自動合焦動作後にさらに手動合焦動作を行う場合において、より適切な露出制御を行うことが可能なデジタルカメラを提供する。
【解決手段】このデジタルカメラは、3つの露出制御方式を有している。1つは平均測光方式であり、他の2つは追従方式および非追従方式である。追従方式においては、ダイレクトマニュアルフォーカス操作後において、その測光中心位置が異なる複数の測光パターンの中から、撮影レンズ2のレンズ位置に応じた測光パターン(測光領域)を対象測光パターン(対象測光領域)として選択し、その対象測光パターンに関する評価値に基づいて露出制御を行う。非追従方式においては、対象測光パターンを変更せず、予め定められた測光パターンを対象測光パターンとして用いて露出制御を行う。平均測光方式においては、予め定められた専用の測光パターンに基づいて露出制御を行う。
【選択図】    図19

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに関し、特にデジタルカメラの露出制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの中には、画像内の所定のAEエリアにおける輝度値に基づいて露出状態を制御する自動露出制御、および画像内の所定のAFエリアにおけるコントラスト値等に基づいて合焦状態を制御する自動合焦制御を行うものが存在する。また、このようなデジタルカメラにおいては、自動露出制御用のAEエリアは、一般に、山登り方式の自動合焦制御用のAFエリアと一致するように設定される。なお、このような技術は例えば特開平11−239291号公報に記載されている。
【0003】
ところで、自動合焦制御においては、遠近競合等のために所望の被写体が合焦状態になっていない場合がある。このような事態を解消するため、自動合焦動作後に手動合焦動作を行うダイレクトマニュアルフォーカス(以下、単にDMFとも称する)が行われることがある。このような技術は、例えば、特開平11−174314号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動合焦動作後に手動操作による合焦動作をさらに行う場合(すなわち、DMF動作を行う場合)において、手動操作によって合焦状態は適切な状態となったとしても、露出制御のためのAEエリアは変更されないため、適切な露出制御が行われないことがあるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、自動合焦動作後にさらに手動合焦動作を行う場合において、より適切な露出制御を行うことが可能なデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、デジタルカメラであって、撮影レンズと、前記撮影レンズを介して被写体の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像内の合焦状態評価領域についての合焦用評価値を用いて前記撮影レンズの焦点位置を調整する自動合焦制御手段と、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に、手動操作に応じて前記撮影レンズのレンズ位置を移動させて前記焦点位置をさらに調整する手動合焦動作を行う手動合焦制御手段と、その測光中心位置が互いに異なる複数の測光領域の中から、前記手動合焦動作後のレンズ位置に応じた測光領域を対象測光領域として選択し、当該対象測光領域に関する露出制御用の評価値に基づいて露出制御パラメータの値を決定する第1方式の露出制御を行うことが可能な露出制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記露出制御手段による露出制御方式を、前記第1方式と平均測光方式とを含む複数の方式のいずれかに設定する設定手段、をさらに備え、前記露出制御手段は、前記露出制御方式として前記平均測光方式が設定されているときには、前記レンズ位置の変更に応じて測光領域を変更して露出制御を行うのではなく、前記平均測光方式に用いられる所定の測光領域に関する評価値に基づいて露出制御を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記露出制御手段による露出制御方式を、前記第1方式と前記測光領域の変更を伴わない第2方式とを含む複数の方式のいずれかに設定する設定手段、をさらに備え、前記露出制御手段は、前記設定手段により設定された方式に基づいて、露出制御を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、露出状態の変動を禁止し露出制御パラメータの値を固定するAEロックを設定するAEロック設定手段、をさらに備え、前記露出制御手段は、前記AEロックが設定されている場合には前記AEロックを前記第1方式の露光制御に優先させ、手動操作によりレンズ位置が移動されたときでも露出状態の変動を禁止することを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記露出制御手段は、前記第1方式の露出制御において、複数の合焦状態評価領域の中から、その合焦用評価値が前記手動合焦動作後の前記レンズ位置において所定値よりも大きな値を有するという条件に適合する合焦状態評価領域である適合領域が存在するときには、前記適合領域に対応する測光領域を前記対象測光領域として選択し、前記適合領域が存在しないときには、予め定められた測光領域を前記対象測光領域として選択することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
<A.構成>
<構成概要>
図1、図2及び図3は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(より詳細にはデジタルスチルカメラ)1の外観構成を示す図であり、図1は正面図、図2は上面図、図3は背面図に相当する。これらの図は必ずしも三角図法に則っているものではなく、デジタルカメラ1の外観を例示することを主眼としている。
【0013】
デジタルカメラ1の正面側には撮影レンズ2が設けられる。この撮影レンズ2はズーム機能を有しており、ズームリング2aを手動操作で回動させることによって撮影倍率の変更を行うことができるように構成される。
【0014】
撮影レンズ2の外周部(言い換えれば鏡胴部)2bには、フォーカスリング8が設けられている。このフォーカスリング8は、鏡胴部2bに対して回動自在であり、その回転量は所定のセンサ(図示せず)によって検出される。そして、この回転量に応じて撮影レンズ2のレンズ位置が変更されることによって、手動操作に応じて焦点位置を調整すること、すなわち手動合焦(以下、「マニュアルフォーカス」あるいは単に「MF」とも称する)動作が可能になる。
【0015】
また、このデジタルカメラ1においては、撮影レンズ2のレンズ位置(より詳細には光軸方向におけるレンズ位置)を変更して焦点位置を調整する動作、すなわちフォーカス動作として、このようなマニュアルフォーカス動作だけでなく、自動合焦(以下、「オートフォーカス」あるいは単に「AF」とも称する)動作も行われる。このAF動作は、具体的には、画像内の合焦状態評価領域に関する合焦用評価値(たとえばコントラスト等)を用いることによって実現される。
【0016】
さらに、このデジタルカメラ1においては、このオートフォーカス動作の後に引き続いてマニュアルフォーカス動作を行う動作、すなわち、ダイレクトマニュアルフォーカス(以下、DMFとも称する)動作を行うことも可能である。
【0017】
また、デジタルカメラ1の上面にはシャッタボタン(レリーズボタン)9が設けられており、該シャッタボタン9はユーザによる半押し状態(状態S1とも称する)と全押し状態(状態S2とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、自動合焦モードが設定されている場合には半押し状態のときに自動合焦制御を開始し、全押し状態のときに記録用画像を撮影するための本撮影動作を開始する。
【0018】
また、デジタルカメラ1の上面には、「撮影モード」と「再生モード」と「通信モード」とを切替設定するモード切替えダイアル3が設けられている。撮影モードは被写体の撮影を行って画像データの生成を行うモードであり、撮影モードはさらに静止画像撮影モードと動画像撮影モードとに細分化されている。また、再生モードはメモリカード90に記録された画像データを、デジタルカメラ1の背面側に設けられた液晶ディスプレイ(LCD)5に再生表示するモードである。さらに通信モードはデジタルカメラ1の側面に設けられる外部接続インタフェース38を介して、外部コンピュータ91等とのデータ転送を行うモードである。このように、デジタルカメラ1は、画像の撮影機能と画像の再生機能とを有している。
【0019】
デジタルカメラ1の背面には、本撮影動作前のプレビュー用の表示(すなわち、ライブビュー表示)及び記録画像の再生表示等を行うための液晶ディスプレイ5(以下、LCDとも称する)と、電子ビューファインダ(以下、EVFとも称する。)4とが設けられている。これらのLCD5及びEVF4では、それぞれカラー画像の表示が行われる。
【0020】
LCD5は、液晶および光源を用いて構成される表示部である。LCD5には、ライブビュー画像および撮影画像などの画像を含む各種の情報が表示される。
【0021】
また、デジタルカメラ1の背面にはメニューボタン6が設けられており、このメニューボタン6が押下されることによって各種メニュー画面がLCD5に表示される。さらに、デジタルカメラ1の背面には、LCD5における表示カーソルを4方向に移動させるための十字カーソルボタン7U,7D,7L,7R及び十字カーソルボタンの中央部に設けられる決定ボタン7Cで構成されるコントロールボタン7が設けられている。これらメニューボタン6及びコントロールボタン7を用いることによって、各種撮影パラメータの設定操作が行われる。たとえば、露出制御方式としていずれの方式を採用するかなどについての設定操作が行われる。
【0022】
さらに、デジタルカメラ1の背面にはAEロックボタン42も配置されている。自動露出(AE)制御時においては、このAEロックボタン(以下、単にロックボタンとも称する)42を押下することによって、その露出状態の自動調節機能を一時的に停止させること、言い換えれば、その露出状態の変動を禁止し露出制御パラメータの値を固定すること(すなわちAEロック)が可能である。
【0023】
なお、デジタルカメラ1の背面には上記の他にも拡大ボタン35a等の各種操作ボタンが配置される。
【0024】
さらに、デジタルカメラ1の側面には、着脱自在な記録媒体であるメモリカード90の挿入装着部が設けられており、本撮影によって得られる画像データはこの挿入装着部にセットされるメモリカード90に記録される。
【0025】
<内部構成>
次に、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図4は、デジタルカメラ1の内部機能を示すブロック図である。
【0026】
撮影レンズ2はレンズ駆動部31によって駆動され、CCD撮像素子10に結像される像の合焦状態を変化させるように構成される。なお、自動合焦(オートフォーカス)設定時には全体制御部20において画像から自動的に撮影レンズ2のレンズ駆動量が決定され、このレンズ駆動量に基づいて撮影レンズ2が駆動されるのに対し、手動合焦(マニュアルフォーカス)設定時にはユーザによるフォーカスリング8の操作量(回転量)に応じてレンズ駆動量が決定され、このレンズ駆動量に基づいて撮影レンズ2が駆動される。
【0027】
CCD撮像素子10は被写体像を撮影して電子的な画像信号を生成する撮像手段として機能するものであり、所定数の画素を有し、撮影レンズ2によって結像された被写体の光像を、画素毎にR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。タイミングジェネレータ32は、CCD撮像素子10の駆動を制御するための各種のタイミングパルスを生成するものである。
【0028】
CCD撮像素子10から得られる画像信号は信号処理回路11に与えられ、信号処理回路11において画像信号(アナログ信号)に対して所定のアナログ信号処理が施される。信号処理回路11は相関二重サンプリング回路(CDS)とオートゲインコントロール回路(AGC)とを有しており、相関二重サンプリング回路により画像信号のノイズ低減処理を行い、オートゲインコントロール回路でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0029】
A/D変換器12は、画像信号の各画素信号を12ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器12は、全体制御部20から入力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を12ビットのデジタル信号に変換する。
【0030】
WB(ホワイトバランス)回路13は、R,G,Bの各色成分のレベル変換を行うものである。WB回路13は、全体制御部20で記憶されるレベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色成分のレベルを変換する。なお、レベル変換テーブルの各色成分のパラメータ(特性の傾き)は全体制御部20により、オートまたはマニュアルで、撮影画像毎に設定される。γ補正回路14は、画素データの階調を補正するものである。
【0031】
色補正部15は、γ補正回路14から入力される画像データに対し、ユーザから設定された色補正に関するパラメータに基づいて色補正を行うとともに、RGB色空間で表現されたカラー情報をYCrCb色空間で表現されたカラー情報に変換する。この表色系変換により、全画素について輝度成分値が得られることになる。
【0032】
解像度変換部16は、CCD撮像素子10から得られる画像データに対して所定の解像度変換や、領域の切り出しを行うものである。
【0033】
なお、ライブビュー表示時には、解像度変換部16によって所定の解像度変換が施された画像データ(画像信号)は、全体制御部20を介して表示制御部33に与えられ、LCD5及びEVF4に対してライブビュー画像の表示が行われるとともに、測光演算部18にも与えられ、自動露出(AE)制御用の評価値が算出される。これに対し、自動合焦制御時には、解像度変換部16によって所定の解像度変換が施された画像データは、AF評価値演算部17に与えられ、自動合焦(AF)制御用の評価値(「合焦用評価値」ないし「AF評価値」とも称する)が算出されるとともに、測光演算部18にも与えられ、自動露出(AE)制御用の評価値(「AE評価値」とも称する)が算出される。このように、ライブビュー時および自動合焦制御時には、それぞれ所定の処理が行われるとともに、被写体に関する画像がLCD5などに表示される。
【0034】
AF評価値演算部17はユーザによってシャッタボタン9が半押し状態(S1)とされた場合に機能し、コントラスト方式の自動合焦制御を行うための評価値演算動作が行われる。ここでは、解像度変換部16から得られるAF評価領域の画像成分に基づいて、水平方向に隣接する2画素間での差分絶対値の総和がAF評価値Vfとして算出される。そしてAF評価値演算部17において算出されるAF評価値Vfは全体制御部20へと出力される。
【0035】
測光演算部18では、図5に示すように、解像度変換部16から出力される画像データをブロックに分割し、各ブロックの輝度値に基づいてAE評価値Veを算出する。測光演算部18において算出されるAE評価値Veは全体制御部20へと出力される。
【0036】
図5は、測光演算部18における演算処理を説明する概念図である。図5においては、画像G0を、16画素×16画素のサイズの小ブロックBijに区分する場合が例示されている。この結果、320画素×240画素のサイズを有する画像G0は、横方向に20ブロック、縦方向に15ブロック、合計300のブロックBijに区分される。そして、AE評価値Veは、次の数1に示すように、各ブロックBijごとに求めた輝度値Pijに重み付け係数Kijを乗じて合算した値である。
【0037】
【数1】
Figure 2004085914
【0038】
後述するように、このデジタルカメラ1は複数の露出制御方式を有しており、重み付け係数Kijの値は方式毎に異なっている。
【0039】
画像メモリ34は、本撮影時にCCD撮像素子10で取得され上記の画像処理が施された画像データを一時的に記憶するメモリである。画像メモリ34は、少なくとも1フレーム分の記憶容量を有している。そして本撮影後に画像のアフタービュー表示等が行われる場合には、画像メモリ34から表示制御部33に画像データが与えられ、撮影画像を確認するための画像表示が行われる。また、ユーザによって記録指示が与えられた場合には、画像メモリ34からメモリカード90に対して画像データが転送され、画像データの記録保存が行われる。
【0040】
カードインタフェース(カードI/F)37は、デジタルカメラ1側面の挿入装着部に対して装着されるメモリカード90への画像データの書込み及び読出しを行うためのインタフェースである。メモリカード90に対する画像データの読み書き時には、圧縮・伸張部36において例えばJPEG方式で画像データの圧縮処理又は伸張処理が行われる。また、外部接続インタフェース(外部接続I/F)38は通信ケーブル等を介して外部コンピュータ91と通信可能にするためのインタフェースであり、例えばUSB規格に準拠した通信用インタフェース等で実現される。これらカードI/F37、外部接続I/F38を介して、メモリカード90や外部コンピュータ91にセットされるCD−ROM等の記録媒体に記録される制御プログラムを、全体制御部20のRAM20a又はROM20b内に取り込むことができる。
【0041】
操作部35は、上述したモード切替えダイアル3、メニューボタン6、コントロールボタン7、シャッタボタン9、AEロックボタン42、及び拡大ボタン35a等を含む操作部であり、ユーザがデジタルカメラ1の設定を操作する部材である。
【0042】
全体制御部20は内部にRAM20a及びROM20bを備えたマイクロコンピュータによって構成され、マイクロコンピュータが所定の制御プログラムを実行することにより、上記各部を統括的に制御する制御手段として機能する。
【0043】
図6は、全体制御部20の一部の機能的構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、全体制御部20は、自動合焦動作を制御する自動合焦制御部(AF制御部とも称する)21と、手動合焦動作を制御する手動合焦制御部(MF制御部とも称する)22と、露出制御を行う露出制御部23とを有している。上記のDMF動作は、AF制御部21とMF制御部22とが協動することによって実現される。また、露出制御部23は、撮影者の操作により設定された露出制御方式(測光モード)に基づいて露出制御を行う。なお、露出制御方式および各部の動作については後述する。
【0044】
<AEについて>
次に、デジタルカメラ1の自動露出制御(AE)について説明する。
【0045】
デジタルカメラ1は、露出制御方式として、平均測光方式と要部重点測光方式とを切り替え可能に備えている。また、後者の要部重点測光方式は2つのサブモード(追従方式および非追従方式)にさらに区別される。したがって、このデジタルカメラ1は、合計3つの露出制御方式を備えていることになる。また、「露出制御方式」は、「測光モード」の種類によって区別することができる。言い換えれば、測光モードを選択することによって露出制御方式を選択することができる。すなわち、測光モードを選択することは、露出制御方式を選択することと等価である。
【0046】
これらの露出制御方式(測光モード)の切り替えはメニューボタン6およびコントロールボタン7を用いた操作により行われる。
【0047】
具体的には、操作者は、メニューボタン6およびコントロールボタン7を用いた適宜の操作によって図7のようなメニュー画面P1をLCD5等に表示させ、コントロールボタン7の十字カーソルボタン7U,7D,7L,7R及び決定ボタン7Cを用いて所望の測光モードを選択する。より詳細には、平均測光モードと要部重点測光モードとのうちの所望のモードを選択する。これにより、デジタルカメラ1の露出制御方式は、平均測光方式と要部重点測光方式とのいずれかに選択的に設定される。
【0048】
また、操作者は、要部重点測光方式を選択した場合には、図8に示されるメニュー画面P2を用いて、さらに追従方式と非追従方式とのいずれかを選択することができる。具体的には、操作者は、メニューボタン6およびコントロールボタン7を用いた適宜の操作によって図8のようなメニュー画面P1をLCD5等に表示させ、コントロールボタン7の十字カーソルボタン7U,7D,7L,7R及び決定ボタン7Cを用いて所望の測光モードを選択する。より詳細には、追従モードと非追従モードとのうちの所望のモードを選択する。これにより、デジタルカメラ1の露出制御方式は、追従方式と非追従方式とのいずれかに選択的に設定される。
【0049】
以上の操作によって、デジタルカメラ1における露出制御方式は、3つの測光方式、すなわち、平均測光方式、追従方式、および非追従方式のうちの所望の方式に設定される。
【0050】
各測光モードの説明を大略的に行うと、まず、平均測光モードは、LCD5などに表示されるライブビュー画像の全体、例えば図5に示す画像G0の全領域に基づいて、その領域全体について均一なウエイト配分で測光を行うモードである。このとき、数1における重み付け係数(以下、単に係数とも称する)Kijは、全て同一の値となる。言い換えれば、平均測光モードは、係数Kijが全て同一となる測光パターンを用いて、露出制御を行うモードである。
【0051】
また、要部重点測光モードは、画面(画像)内での位置に応じてその測光輝度の重要度を変更するモードである。このモードにおいては、係数Kijは、画面内の所定の測光中心位置からの距離に応じて変更される。より詳細には、測光中心位置からの距離が大きいほど係数Kijは小さな値となる。このように、要部重点測光モードは、係数Kijの値が測光中心位置からの距離に応じて変化する測光パターン(以下、測光パターンPEAとも称する)を用いて露出制御を行うモードである。
【0052】
図9、図10、および図11は、この要部重点測光モードにおいて用いられる3つの測光パターンPEC,PEL,PERを示す図である。
【0053】
より詳細には、要部重点測光モードのうち「追従モード」においては、3つの測光パターンPEC,PEL,PERのうちのいずれかがレンズ位置に応じて選択的に採用される。また、要部重点測光モードのうち「非追従モード」においては、DMF後のレンズ位置にかかわらず、常に測光パターンPECが用いられる。なお、図9〜図11においては、破線で囲まれる小さな矩形領域が、それぞれ、画像G0における各ブロックBijを示している。
【0054】
これらの図に示されるように、3つの測光パターンは、測光における重点部分(言い換えれば、「測光中心位置」)が互いに異なっている。
【0055】
図9は、画像G0の中央部の測光輝度を他の部分に比べて重要視する測光パターン(以下、「中央重点パターン」とも称する)PECを示す図である。中央重点パターンPECの測光中心位置は、画像G0の中央部に存在する。
【0056】
図10は、画像G0の中央左寄りの部分の測光輝度を他の部分に比べて重要視する測光パターン(以下、「左重点パターン」とも称する)PELを示す図である。左重点パターンPELの測光中心位置は画像G0内の左寄りの位置に存在する。
【0057】
図11は、画像G0の中央右寄りの部分の測光輝度を他の部分に比べて重要視する測光パターン(以下、「右重点パターン」とも称する)PERを示す図である。右重点パターンPERの測光中心位置は画像G0内の右寄りの位置に存在する。
【0058】
画像G0は、図5に示すように、縦方向に15ブロック、横方向に20ブロック、合計300のブロックBijに分割されている。図9〜図11においては、各ブロックBijに対応する係数Kijの大きさを濃淡で区別して示している。ここでは、係数Kijは、4段階の値(たとえば、1,2/3,1/3,0)のいずれかを有するものとする。図においては、これらの4段階の値のそれぞれは4段階の濃淡で区別して示されている。具体的には、図中において、ブロックBijの濃度が小さくなるにつれて係数値Kijが徐々に小さくなり、最も薄い部分(白色部分)は最も小さな係数値を表現している。
【0059】
たとえば、図9の中央重点パターンPECにおいては、係数Kijは次のような配分となる。具体的には、係数Kijは、中央の8つの濃色ブロック(たとえば(i,j)=(8,10)のブロックBijなど)において最も大きな値(たとえば1.0)となり、逆に最も外側の白色ブロックにおいて最も小さな値(たとえば0.0)になる。また、両者の中間に位置するブロックの係数Kijは、両者の中間的な値(たとえば2/3または1/3)となり、ブロックの色が濃い方が大きな値(たとえば2/3)になる。中央重点パターンPECにおいては、図9に示すように、係数Kijは中央に近づくほど段階的に大きな値になる。
【0060】
また、図10の左重点パターンPELは、中央左寄りの位置のブロックBijを最重要視するパターンである。具体的には、左寄りの位置(i,j)=(8,7),(8,8)を中心とする8つのブロックBijにおいて、係数Kijは最も大きな値となり、この左寄りの位置から遠ざかるにつれて、係数Kijは段階的に小さな値となる。
【0061】
さらに、図11の右重点パターンPERは、中央右寄りの位置のブロックBijを最重要視するパターンである。具体的には、右寄りの位置(i,j)=(8,13),(8,14)を中心とする8つのブロックBijにおいて係数Kijは最も大きな値となり、この右寄りの位置から遠ざかるにつれて、係数Kijは段階的に小さな値となる。
【0062】
なお、上記の3つの測光パターンPEC,PEL,PERにおいては、その測光中心位置(言い換えれば、係数Kijの平面的配置における仮想的な重心位置)が互いに異なっており、その測光対象となる主要エリアが互いに相違している。特に、各測光パターンにおける最も外側の部分(図の白色ブロック)の係数Kijがゼロの場合には、実際に測光制御の対象となるエリア(白色以外のブロックから構成されるエリア)が、3つの測光パターンPEC,PEL,PERの間で互いに相違する。また、各測光パターンにおける最も外側の部分の係数Kijがゼロ以外の値の場合であっても、3つの測光パターンPEC,PEL,PERは、その測光中心位置が互いに異なっている。したがって、上記の3つの測光パターンPEC,PEL,PERは、その測光中心位置が互いに異なる「測光エリア(ないし測光領域)」であるとも表現できる。
【0063】
この要部重点測光モードにおいては、これらの3つの測光パターンPEC,PEL,PERの中から選択されたいずれかの測光パターンを用いて露出制御が行われる。要部重点測光モードにおいては、上述したように、2つのサブモードが存在する。これらの2つのサブモードは、測光パターンの決定手法(選択手法)において互いに相違する。次に、各サブモードにおける測光パターンの決定手法について説明する。
【0064】
2つのサブモードのうちの一方は、「追従モード」(ないし「測光エリア追従モード」)である。この追従モードは、ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)時において、手動操作によるレンズ位置の移動に応じて、測光パターン(測光エリアないし測光領域)を追従させて変更するモードである。また、他の一方は、「非追従モード」(ないし「測光エリア非追従モード」)である。この非追従モードは、DMF時において、手動操作によるレンズ位置が移動しても測光パターン(測光エリア)を変更しない(追従させない)モードである。なお、このサブモードの設定は、上述したように、図8のようなメニュー画面P2を用いて行うことができる。
【0065】
まず、「追従モード」における測光パターンの選択動作について説明する。
【0066】
ここでは、オートフォーカス動作に伴って複数のAFエリアにおける合焦用評価値(AF評価値)の変化情報を取得しておき、取得した変化情報に基づいて主被写体の画面内での位置を推定する場合について説明する。
【0067】
図12は被写体の一例を示す図であり、最前列中央に二人の人物PN1,PN2、その後列の左寄りの位置に一人の人物PN3が並んでいる。また、図13は図12のような被写体を撮像する際のAF動作に伴って取得される合焦用評価値(AF評価値)の変化情報を示す図である。図13のグラフにおいては、横軸は撮影レンズ2のレンズ位置Xを示しており、縦軸はAF評価値Vfを示している。すなわち、図13は、レンズ位置Xに対するAF評価値Vfの変化を示すグラフである。また、図13においては、3つのAFエリアFC,FL,FRのそれぞれについてのAF評価値Vfの変化曲線LC,LL,LRが示されている。
【0068】
図14、図15、および図16は、それぞれ、各AFエリアFC,FL,FRを示す図である。なお、図14〜図16においては、破線で囲まれる小さな矩形領域が、それぞれ、画像G0における各ブロックBijを示している。
【0069】
AFエリアFC(図14の太枠内の領域)は、撮影画像G0の中央部に設けられている。また、AFエリアFL(図15の太枠内の領域)は、撮影画像G0の中央左寄りの位置に設けられている。さらに、AFエリアFR(図16の太枠内の領域)は、撮影画像の中央右寄りの位置に設けられている。
【0070】
測光パターンの選択に際して、3つのAFエリアと3つの測光パターンとの対応関係を予め規定しておく。具体的には、AFエリアFCと測光パターンPECとを対応付け、AFエリアFLと測光パターンPELとを対応付け、AFエリアFRと測光パターンPERとを対応付けておく。この対応関係は、各AFエリア(合焦状態評価領域)の中心位置と各測光パターンについての測光中心位置(ないし重心位置)との近接度に基づいて設定される。具体的には、画面中央にその測光中心位置を有する測光パターンPEC(図9)に対しては、画面中央にその中心位置が存在するAFエリアFC(図14)が対応付けられる。また、画面の中央左寄りにその測光中心位置を有する測光パターンPEL(図10)に対しては、画面の中央左寄りにその中心位置が存在するAFエリアFL(図15)が対応付けられる。そして、画面の中央右寄りにその測光中心位置を有する測光パターンPER(図11)に対しては、画面の中央右寄りにその中心位置が存在するAFエリアFR(図16)が対応付けられる。
【0071】
AFエリアFCは、画面内において、最前列中央の人物PN1に対応する位置に存在する。したがって、AFエリアFCに関する変化曲線LCが極大値になるときのレンズ位置XC(図13)は、この最前列中央の人物PN1を合焦状態にするレンズ位置となる。
【0072】
同様に、AFエリアFLは、画面内において、左側後列の人物PN3に対応する位置に存在する。したがって、AFエリアFLに関する変化曲線LLが極大値になるときのレンズ位置XL(図13)は、この左側後列の人物PN3を合焦状態にするレンズ位置となる。
【0073】
また、AFエリアFRは、画面内において、手前側の人物には対応せず奥の背景(具体的には、遠方の山)に対応する位置に存在する。したがって、AFエリアFRに関する変化曲線LLに示されるように、AFエリアFRにおけるAF評価値は、無限遠で最も大きくなり、極大値を有していない。
【0074】
この実施形態においては、オートフォーカス動作は、3つのAFエリアのうち、AFエリアFL,FRの変化情報を用いず、中央のAFエリアFCの変化情報のみに基づいて、オートフォーカス動作を行うものとする。その一方で、AFエリアFL,FRの変化情報を用いて、露光制御における測光パターンを選択する。
【0075】
具体的には、オートフォーカス動作は中央のAFエリアFCの変化情報に基づいて行われるため、オートフォーカス動作終了後において撮影レンズ2は位置XCに一旦移動される。これにより、画面においてAFエリアFC内に存在する、最前列中央の人物PN1が合焦状態にされる。
【0076】
しかしながら、撮影者が本来はこの人物PN1ではなく左側後列の人物PN3を合焦状態にしたい場合等が想定される。この場合には、撮影者は、自動合焦動作後の手動合焦動作、すなわちダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)動作によってレンズ位置を移動させて、所望の被写体、すなわち人物PN3を合焦状態にすることができる。
【0077】
この実施形態の追従モードでは、DMF動作によって合焦状態にされた被写体が画面内のどの位置に存在するかを、3つのAFエリアFC,FL,FRについてのAF評価値に基づいて決定する。
【0078】
ここでは、DMF動作によって、位置XLに近い位置Xa9(図13)にレンズ位置が変更されて、左側後列の人物PN3が合焦状態にされたと仮定する。このとき、位置Xa9においては、3つの曲線LC,LL,LRのうち曲線LLにおけるAF評価値が、最も大きな評価値を有している。したがって、この曲線LLに対応するAFエリアFLが、主被写体の画像内における存在位置として推定される。そこで、露出制御部23は、このAFエリアFLに対応する測光パターンPELを、DMF動作後の露出制御の対象となる測光パターン(以下、「対象測光パターン」ないし「対象測光領域」とも称する)として選択する。これにより、DMF動作後のレンズ位置に応じて、複数の測光パターンの中から、対象測光パターン(対象測光領域)を選択することができる。その後、この対象測光パターンに関する評価値に基づいて露出制御値(たとえばシャッタスピードおよび絞り値など)が定められる。
【0079】
以上のように、追従モードにおいては、DMF動作後のレンズ位置に応じて、対象測光パターンが選択され、選択された対象測光パターンに基づいて露出制御が行われる。
【0080】
一方、非追従モードにおいては、DMF動作後のレンズ位置ではなく、所定の測光パターンに基づいて露光制御が行われる。この実施形態においては、上述したように、常に測光パターンPECに基づいて露光制御を行うものとする。
【0081】
<B.動作>
<動作概要>
図17は、デジタルカメラ1におけるAF動作およびAE動作を示すフローチャートである。また、図18および図19は、一部の動作の詳細を示すフローチャートである。なお、これらの動作は、全体制御部20で実行される。
【0082】
まず、ステップSP1では、シャッタボタン9が撮影者によって半押し状態(S1)にされたか否かを判定する。ここで、半押し状態S1にされたと判定される場合にはステップSP2に進む。
【0083】
ステップSP2では、合焦位置を自動的に検出する処理、すなわちAF処理を行う。このAF処理の詳細については後述する。また、このAF処理が終了すると、デジタルカメラ1におけるDMF操作が可能になる。
【0084】
ステップSP3では、AE制御に用いられる測光パターンの選択動作が行われる。具体的には、設定された露出制御方式に応じて適宜の測光パターンが選択される。この選択動作の詳細については後述する。
【0085】
次のステップSP5では、ステップSP3で選択された測光パターンを用いて測光値演算が行われ、算出されたAE評価値に基づいてシャッタスピードおよび絞り値などの露出制御パラメータが決定される。なお、ここでは、露出制御パラメータのうち撮像感度については固定値を用いるものとするが、撮像感度の値をAE評価値に基づいて変更するようにしてもよい。
【0086】
ステップSP6においては、所定時間内にシャッタボタン9が全押し状態S2にされたか否かを判定する。
【0087】
具体的には、所定時間内に全押し状態S2にされなかったと判定される場合には、この処理を終了する。また、この所定時間内にシャッタボタン9の押下が解除された場合にもこの処理を終了する。
【0088】
一方、全押し状態S2にされていると判定される場合には、ステップSP7に進み、ステップSP5で決定されたシャッタスピードおよび絞り値などの露出制御パラメータを用いて、撮像処理が実行される。その後、メモリカード90への記録処理が実行される。これにより、AF動作およびAE動作を伴った撮影動作が完了する。
【0089】
<AF処理>
次に、図18を参照しながら、ステップSP2における処理、すなわち、AF処理について詳細に説明する。AF処理は、AF制御部21の制御下において行われる。このAF処理に際しては、撮影レンズ2を駆動しながら各AFエリアについて、撮影レンズ2の可動範囲を所定ピッチで区分した複数の位置XaiにおけるAF評価値が求められる。ここでは、複数の位置Xaiとして、レンズ位置Xa1〜Xa12(図13参照)の12段階に設定した場合を例示する。なお、その後、中央のAFエリアFCのAF評価値に基づいて合焦位置が検出され、撮影レンズ2はその合焦位置に移動され、自動合焦動作が終了する。
【0090】
詳細にはまず、ステップSP21において、カウンタiに初期値として1を代入する。
【0091】
ステップSP22では、カウンタiに対応するレンズ位置Xaiに撮影レンズ2を移動させる。
【0092】
ステップSP23では、中央のAFエリアFCについての合焦評価値を求める。具体的には、AFエリアFCに対応する画像データを取得し、その画像データに基づいてAF評価値を算出する。そして、算出したAF評価値をレンズ位置Xaiに対応付けて格納する。より詳細には、VC(i)に格納する。
【0093】
また、ステップSP24では、同様に、左側のAFエリアFLについての合焦評価値を求める。具体的には、AFエリアFLに対応する画像データを取得し、その画像データに基づいてAF評価値を算出する。そして、算出したAF評価値をレンズ位置Xaiに対応付けて格納する。より詳細には、VL(i)に格納する。
【0094】
さらに、ステップSP25では、同様に、右側のAFエリアFRについての合焦評価値を求める。具体的には、AFエリアFRに対応する画像データを取得し、その画像データに基づいてAF評価値を算出する。そして、算出したAF評価値をレンズ位置Xaiに対応付けて格納する。より詳細には、VR(i)に格納する。
【0095】
次のステップSP26では、カウンタiが12であるか否かを判定する。ここで、iが12でない場合にはステップSP27に進み、iを1つインクリメントしてステップSP22に戻り同様の処理を繰り返す。
【0096】
一方、iが12である場合にはステップSP28に進む。言い換えれば、3つのAFエリアについて、それぞれ、12段階のAF評価値の変化状況を取得すると、ステップSP28に進む。
【0097】
ステップSP28では、中央のAFエリアFCにおけるAF評価値の変化情報を用いて合焦位置を算出する。具体的には、その変化曲線LC(図13参照)の極大値を求め、極大値に対応するレンズ位置を合焦位置として求める。このとき、補間演算を用いれば、合焦位置を高精度に求めることが可能である。図13の場合には、位置XCが合焦位置として求められる。
【0098】
ステップSP29においては、ステップSP28で特定された合焦位置(XC)にまで撮影レンズ2を駆動する。この結果、上述したように、画面中央のAFエリアFC内に存在する被写体が合焦状態となるように焦点位置が調整される。
【0099】
<露出制御>
次に、図19を参照しながら、ステップSP3における処理、具体的には、AE制御に用いられる測光パターンの選択処理について詳細について説明する。
【0100】
ステップSP31においては測光モードが平均測光モードであるか否かが判定される。
【0101】
平均測光モードであると判定される場合には、ステップSP41に進む。ステップSP41では、平均測光モードに用いられる測光パターンPEAが対象測光パターンとして選択され、ステップSP44に進む。この測光パターンPEAは、係数Kijが全て同一の測光パターンである。これにより、画面内の輝度がムラ無く全体的に判断される。
【0102】
このように、測光モード(露出制御方式)として平均測光モード(平均測光方式)が設定されているときには、レンズ位置の変更に応じて測光領域を変更して露出制御が行われるのではなく、平均測光方式に用いられる所定の測光パターンPEA(測光領域)に関する評価値に基づいて露出制御が行われる。
【0103】
一方、平均測光モードでないと判定される場合、言い換えれば、要部重点測光モードであると判定される場合には、ステップSP32に進む。
【0104】
ステップSP32においては、この要部重点測光モードにおけるサブモードが、追従モードと非追従モードとのいずれであるかを判定する。
【0105】
非追従モードであると判定される場合にはステップSP42に進む。ステップSP42においては、測光パターンPECが対象測光パターンとして選択され、ステップSP44に進む。これにより、測光モードとして非追従モードが設定されているときには、レンズ位置の変更に応じて測光領域を変更することなく、予め定められた中央重点パターンPECに基づいて露出制御を行うことになる。
【0106】
一方、追従モードであると判定される場合にはステップSP33に進む。ステップSP33においては、AEロックボタン42が押下されているか否かを判定する。
【0107】
AEロックボタン42が押下されていると判定される場合には、ステップSP42に進む。ステップSP42においては、中央重点パターンPECが対象測光パターンとして選択される。したがって、AEロックが設定されているときには、このAEロックは、測光パターンの変更を伴う追従モードにおける露光制御に対して優先される。そして、手動操作によりレンズ位置が移動されたときでも、測光パターンは変更されず露出状態の変動は禁止される。具体的には、露出制御部23は、レンズ位置の変更に応じて測光パターンを変更することなく、予め定められた中央重点パターンPECを対象測光パターンとして決定する。一方、AEロックボタン42が押下されていないと判定される場合には、ステップSP34に進む。
【0108】
ステップSP34においては、フォーカスリング8が回転されたか否かが判定される。フォーカスリング8が回転されていないと判定される場合には、ステップSP42に進む。一方、フォーカスリング8が回転されたと判定される場合には、ステップSP35に進む。
【0109】
ステップSP35においては、現在のレンズ位置Xpが取得される。言い換えれば、ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)操作によるフォーカスリング8の回転後のレンズ位置Xpが取得される。
【0110】
ステップSP36においては、現在のレンズ位置Xpに対応する3つの評価値VC(Xp),VL(Xp),VR(Xp)のうちの最大値Vmaxを求める。なお、各評価値VC,VL,VRは、それぞれ、レンズ位置Xpを変数とする関数である。
【0111】
そして、ステップSP37においては、その最大値Vmaxが所定の閾値TH1よりも大きい(Vmax>TH1)という条件C1に適合するか否かが判定される。最大値Vmaxが閾値TH1よりも大きいという条件C1に適合する場合には、ステップSP43に進み、最大値Vmaxが閾値TH1以下の場合(すなわち、この条件C1に適合しない場合)にはステップSP42に進む。なお、最大値Vmaxが閾値TH1に等しい場合にはステップSP43に進むようにしてもよい。
【0112】
現在のレンズ位置Xpにおいて、閾値TH1よりも大きなAF評価値を有するという条件C1に適合するAFエリアを「適合領域」と称するものとする。ステップSP37においては、そのAF評価値が最大値VmaxとなるAFエリアが適合領域であるか否かが判定されることになる。
【0113】
ステップSP43においては、そのAF評価値がレンズ位置Xpにおいて最大値VmaxとなるAFエリアに対応する測光パターンを求める。たとえば、レンズ位置Xpにおいて、3つのAFエリアFC,FL,FRのうち左寄りのAFエリアFLの評価値が最大となるとき(言い換えれば、最適化されるとき)には、この左寄りのAFエリアFLに対応する測光パターンPELが、AE制御に用いられる測光パターン(すなわち対象測光パターン)として決定される。
【0114】
ステップSP44においては、現時点で主被写体を含む領域であるとデジタルカメラ1によって認識されている領域をLCD5(又はEVF4)に表示する。
【0115】
具体的には、DMF操作後に合焦状態とされた主被写体を含むAFエリアを表示する。たとえば図12には、AFエリアFLが示されている。ここでは、そのAFエリアFLの境界領域を示す太枠が、AFエリアの代表として、ライブビュー画像に重ねて表示されている。
【0116】
このステップSP44の後、ステップSP5,SP7に進み、上述したように、対象測光パターンに基づく露出制御が行われる。
【0117】
以上のように、この実施形態のデジタルカメラ1によれば、その測光中心位置が互いに異なる複数の測光パターン(測光領域)の中から、手動合焦動作後のレンズ位置に応じた測光パターンを対象測光パターン(対象測光領域)として選択し、当該対象測光パターンに関する露出制御用の評価値に基づいて露出制御パラメータの値が決定される。したがって、自動合焦動作後にさらに手動合焦動作を行う場合において、より正確な露出制御を行うことができる。
【0118】
また、自動合焦動作後にさらに手動合焦動作を行う場合において、手動合焦動作後のレンズ位置でそのAF評価値(合焦用評価値)が最適化されるAFエリア(合焦状態評価領域)に対応する測光パターンを対象測光パターンとして選択することによって、画面内での主被写体の位置をより正確に推定できる。したがって、さらに正確な露出制御を行うことができる。
【0119】
さらに、メニュー画面P1,P2などを用いて撮影者によって設定された露出制御方式に基づいて露出制御が行われるので、撮影者の意図を反映させた露出制御を行うことが可能である。たとえば、露出制御方式として平均測光方式が撮影者によって設定されているときには、平均測光方式に用いられる所定の測光領域に関する評価値に基づいて露出制御が行われる。あるいは、非追従方式が露出制御方式として設定されている場合には、DMF操作により撮影レンズ2のレンズ位置が変更されても、測光中心位置を変更せず、常に中央重点パターンPECに基づいて露出制御が行われる。このように、撮影者の意図に沿う露出制御を行うことが可能である。
【0120】
また、AEロックが設定されているときには、設定された制御方式に対してAEロックが優先的に機能するので、撮影者の意図を反映させた露出制御が行われる。
【0121】
さらに、ステップSP37において適合領域の有無を判定しているので、主被写体の位置が所定程度にまで正確に推定されないときには測光パターン(測光領域)が変更されない。したがって、主被写体の誤検出に起因して、対象測光パターンが不適切な測光パターンに変更されることを防止することができる。また、一般に主被写体は中央に位置することが多いので、このような場合に、中央の測光パターンPECに基づいて露出制御を行えば、より的確な露出制御を行うことが可能になる。
【0122】
また、DMF操作後に露出制御の対象となる対象測光領域または対象測光領域に対応する合焦状態評価領域がLCD5及びEVF4に表示されるので、どの位置を中心とする測光結果に基づいて露出制御が行われるかが明示される。したがって、操作性を向上させることができる。
【0123】
さらに、ステップSP42において選択される中央重点パターンPECは、複数のAFエリアのうちAF動作において採用されたAFエリアFCに対応する測光パターンである。したがって、非追従モードの場合、あるいは、追従モードにおいて適合条件が満たされない場合においても、露出制御の対象被写体を自動合焦動作の対象被写体と同一にすることができるので、自然な画像を撮影することが可能になる。
【0124】
<C.その他>
上記実施形態においては、その測光中心位置が互いに異なる複数の測光パターン(測光領域)として、要部重点測光モード(より詳細には追従モード)における3つの測光パターンを例示しているが、これに限定されない。より具体的には、選択対象となる複数の測光領域は、測光中心位置が異なっていれば、輝度値の重み付けが領域内で一定であってもよい。たとえば、上記のAFエリアFC,FL,FRと同一領域であって輝度値の重み付けがその内部で均一な領域を測光領域として用いてもよい。なお、この場合においては、各AFエリアFC,FL,FRに対応する測光領域として、各AFエリア自身を対応させればよい。
【0125】
また、上記実施形態においては、DMF操作後に合焦状態とされたと推定される主被写体を含むAFエリアFLをLCD5(又はEVF4)に表示する(ステップSP44)に際して、AFエリアFLを示す「枠」が用いられている(図12)。ただし、これに限定されず、枠ではなく、たとえば、AFエリアFLの中心位置を示す記号(十字カーソル)などを、AFエリアを(代表して)示すものとして表示しても良い。
【0126】
あるいは、DMF操作後に合焦状態とされたと推定される主被写体を含むエリアとして、AFエリアではなく、DMF操作後に合焦状態とされた主被写体がその測光中心位置付近に存在する測光パターン(ないし測光エリア)を表示するようにしてもよい。より詳細には、測光パターン内の最重要ブロックの境界領域(ないし主要エリア)を示す枠をその測光パターンの代表として表示するようにしてもよい。あるいは、測光パターンの重要領域の中心位置を示す記号(十字カーソル)などをその測光パターンの代表として表示しても良い。これによっても、どの位置を中心とする測光結果に基づいて露出制御が行われるかが明示されるので、操作性を向上させることができる。
【0127】
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が含まれている。
【0128】
(1)請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記複数の測光領域のそれぞれが複数の合焦状態評価領域のうちのいずれの合焦評価領域に対応するかについての対応関係が規定されており、
前記露出制御手段は、前記第1方式の露出制御において、複数の合焦状態評価領域の中から、前記手動合焦動作後の前記レンズ位置でその合焦用評価値が最適化される合焦状態評価領域を選択し、当該選択した合焦状態評価領域に対応する測光領域を当該対象測光領域として選択することを特徴とするデジタルカメラ。
【0129】
これによれば、自動合焦動作後にさらに手動合焦動作を行う場合において、手動合焦動作後のレンズ位置でその合焦用評価値が最適化される合焦状態評価領域に対応する測光領域を対象測光領域として選択することによって、画面内での主被写体の位置をより正確に推定できる。したがって、より正確な露出制御を行うことができる。
【0130】
(2)前記(1)に記載のデジタルカメラにおいて、
前記対応関係は、各合焦状態評価領域の中心位置と各測光領域の測光中心位置との近接度に基づいて定められることを特徴とするデジタルカメラ。
【0131】
(3)請求項5に記載のデジタルカメラにおいて、
前記予め定められた測光領域は、複数の合焦状態評価領域のうち前記自動合焦動作において採用された合焦状態評価領域に対応する測光領域であることを特徴とするデジタルカメラ。
【0132】
これによれば、自動合焦動作時の対象被写体を露出制御時の対象被写体とすることが可能である。
【0133】
(4)請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記対象測光領域を表示する表示手段、
をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。
【0134】
これによれば、操作性を向上させることができる。
【0135】
(5)請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記対象測光領域に対応する合焦状態評価領域を表示する表示手段、
をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。
【0136】
これによれば、操作性を向上させることができる。
【0137】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、その測光中心位置が互いに異なる複数の測光領域の中から、手動合焦動作後のレンズ位置に応じた測光領域を対象測光領域として選択し、当該対象測光領域に関する露出制御用の評価値に基づいて露出制御パラメータの値が決定されるので、自動合焦動作後にさらに手動合焦動作を行う場合において、より正確な露出制御を行うことができる。
【0138】
請求項2に記載の発明によれば、露出制御方式として平均測光方式が撮影者によって設定されているときには、平均測光方式に用いられる所定の測光領域に関する評価値に基づいて露出制御が行われるので、撮影者の意図に沿う露出制御が行われる。
【0139】
請求項3に記載の発明によれば、露出制御手段は、設定手段により設定された方式に基づいて露出制御を行うので、撮影者の意図を反映させた露出制御が行われる。
【0140】
請求項4に記載の発明によれば、露出制御手段は、AEロックが設定されているときには、AEロックを第1方式の露光制御に優先させるので、撮影者の意図を反映させた露出制御が行われる。
【0141】
請求項5に記載の発明によれば、適合領域が存在しないときには、所定の測光領域を対象測光領域として選択して露出制御が行われる。言い換えれば、主被写体の位置が所定程度正確に推定されないときには測光領域が変更されない。したがって、主被写体の誤検出に起因する測光領域の変更を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの外観構成を示す正面図である。
【図2】デジタルカメラの外観構成を示す上面図である。
【図3】デジタルカメラの外観構成を示す背面図である。
【図4】デジタルカメラの内部機能を示すブロック図である。
【図5】ライブビュー画像を複数の小ブロックに区分した状態を示す概念図である。
【図6】全体制御部の一部の機能的構成等を示す機能ブロック図である。
【図7】測光モードを設定するメニュー画面を示す図である。
【図8】サブモードを設定するメニュー画面を示す図である。
【図9】中央重点パターンを示す概念図である。
【図10】左重点パターンを示す概念図である。
【図11】右重点パターンを示す概念図である。
【図12】被写体の一例を示す図である。
【図13】AF評価値の変化状況を示す図である。
【図14】中央に設けられるAFエリアを示す図である。
【図15】左寄りの位置に設けられるAFエリアを示す図である。
【図16】右寄りの位置に設けられるAFエリアを示す図である。
【図17】デジタルカメラにおけるAF動作およびAE動作を示すフローチャートである。
【図18】AF動作等を示すフローチャートである。
【図19】AE動作の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
4 電子ビューファインダ(EVF)
5 液晶ディスプレイ(LCD)
6 メニューボタン
7 コントロールボタン
8 フォーカスリング
9 シャッタボタン
10 撮像素子
42 ロックボタン
FC,FL,FR 合焦状態評価領域(AFエリア)
G0 撮影画像
P1,P2 メニュー画面
PEA,PEC,PEL,PER 測光パターン(測光領域)
PN1〜PN3 人物

Claims (5)

  1. デジタルカメラであって、
    撮影レンズと、
    前記撮影レンズを介して被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像内の合焦状態評価領域についての合焦用評価値を用いて前記撮影レンズの焦点位置を調整する自動合焦制御手段と、
    前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に、手動操作に応じて前記撮影レンズのレンズ位置を移動させて前記焦点位置をさらに調整する手動合焦動作を行う手動合焦制御手段と、
    その測光中心位置が互いに異なる複数の測光領域の中から、前記手動合焦動作後のレンズ位置に応じた測光領域を対象測光領域として選択し、当該対象測光領域に関する露出制御用の評価値に基づいて露出制御パラメータの値を決定する第1方式の露出制御を行うことが可能な露出制御手段と、
    を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記露出制御手段による露出制御方式を、前記第1方式と平均測光方式とを含む複数の方式のいずれかに設定する設定手段、
    をさらに備え、
    前記露出制御手段は、前記露出制御方式として前記平均測光方式が設定されているときには、前記レンズ位置の変更に応じて測光領域を変更して露出制御を行うのではなく、前記平均測光方式に用いられる所定の測光領域に関する評価値に基づいて露出制御を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記露出制御手段による露出制御方式を、前記第1方式と前記測光領域の変更を伴わない第2方式とを含む複数の方式のいずれかに設定する設定手段、
    をさらに備え、
    前記露出制御手段は、前記設定手段により設定された方式に基づいて、露出制御を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    露出状態の変動を禁止し露出制御パラメータの値を固定するAEロックを設定するAEロック設定手段、
    をさらに備え、
    前記露出制御手段は、前記AEロックが設定されている場合には前記AEロックを前記第1方式の露光制御に優先させ、手動操作によりレンズ位置が移動されたときでも露出状態の変動を禁止することを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記露出制御手段は、前記第1方式の露出制御において、複数の合焦状態評価領域の中から、その合焦用評価値が前記手動合焦動作後の前記レンズ位置において所定値よりも大きな値を有するという条件に適合する合焦状態評価領域である適合領域が存在するときには、前記適合領域に対応する測光領域を前記対象測光領域として選択し、前記適合領域が存在しないときには、予め定められた測光領域を前記対象測光領域として選択することを特徴とするデジタルカメラ。
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