JP2004085239A - 位置認証装置及び作業検査報告システム - Google Patents
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Abstract
【課題】各種検査現場における計測データの信頼性の向上と検査作業全般の効率化と検査ミスの削減を実現する。
【解決手段】GPSを利用した位置認証装置10を発明して各種計測データを位置認証装置へ保存する時点でGPSより獲得した位置情報(緯度及び経度)及び所定の方法で獲得した日時情報を付加して改竄不可能な方法で保存することにより計測データの信頼性の向上を図る。さらに、前記位置認証装置に通信機能を接続して、計測場所の近くで計測時間の時間的遅延が所定の時間内でセンターシステム22に計測データを送信するように強要する手段を保持し、センターシステムでは受診した計測データを所定の手順でチェックし、検査報告書を自動的に作成する手段を保持し検査作業の効率化と検査ミスの削減を実現する。
【選択図】 図3
【解決手段】GPSを利用した位置認証装置10を発明して各種計測データを位置認証装置へ保存する時点でGPSより獲得した位置情報(緯度及び経度)及び所定の方法で獲得した日時情報を付加して改竄不可能な方法で保存することにより計測データの信頼性の向上を図る。さらに、前記位置認証装置に通信機能を接続して、計測場所の近くで計測時間の時間的遅延が所定の時間内でセンターシステム22に計測データを送信するように強要する手段を保持し、センターシステムでは受診した計測データを所定の手順でチェックし、検査報告書を自動的に作成する手段を保持し検査作業の効率化と検査ミスの削減を実現する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、各種データを場所(緯度及び経度)、日付、時間等の情報を付加して位置及び日時を認証する装置及び前記装置を利用した作業検査報告システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工事現場や保守点検現場等の各種作業現場において、施工完了時の検査又保守点検等の検査において各種計測器等を利用してデータを収集して状況の把握を行う。しかし、収集した各種データには、位置情報(緯度及び経度)及び日時情報が付加される計測器は無く、収集したデータの信頼性は作業員の良心に任されているのが現状である。
【0003】作業関係のデータの認証としては、写真データの認証として特開2000−196984公報に開示されておりデジタルカメラに位置情報や各種情報を獲得して撮影した写真データに付加して撮影場所、撮影時間等の認証を行っている。
【0004】また、特開2001−24982公報において工事現場等の作業完了報告で利用する工事写真において、撮影情報の記入された黒板等の情報を前記工事写真と同時に記録して暗号化し、その後コンピュータ等で撮影情報を画像データのインデックスとして整理する作業記録向けデジタルカメラシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記公開公報は、デジタルカメラが必須条件であり、写真以外の計測データに関しては記載されていない。写真は、施工工事等の完了報告としてはよく利用されるが写真のみが検査項目の総てではなく、例えば電力工事等には消費電力の計測や電圧の計測等の計測器による計測があり、写真では判定できない検査項目が多数存在しているが認証手段がない。一般的に写真は工事の完工に利用される場合が多く、その他の検査には写真を利用しない場合が多い。
【0006】各種計測データは、計測装置毎に別々に保存されており、検査後の検査報告作成時に必要なデータを計測器より取り出して報告書を作成する必要があり煩雑である。又、計測器には計測時間を記録する機能がある装置もあるが、計測位置及び計測時間の認証機能がなく計測データの信憑性に問題がある。
【0007】データの認証としては、データを生成する前記公開公報のデジタルカメラのように各種計測器に認証機能を付けてデータ生成時点で認証を改竄不可能な方法で行うのがデータの認証としては優れているが検査作業の総ての計測器及びデジタルカメラに認証機能を付ける事は不可能であり、又仮に認証機能が付いている機器が販売されたとしても高価な装置となると思われ検査作業の費用面での負担増となるのは必須である。
【0008】さらに、検査作業後の検査報告書の作成に労力を費やす事が多く、報告書の作成を容易にするために、ノートパソコン等の情報機器を検査現場に持ち込んで利用する場合もあるが、検査作業を行いながらデータ入力を行うのは容易ではない。又、検査内容が変わると対応できない場合が多くノートパソコンの検査用のソフトを入れ替える必要がある。特に、前記ノートパソコン等を利用した検査用のソフトは一部写真データの取り込みをする機能がある場合もあるが、計測器の計測データを保存するものは無く、計測器上で表示しているデータを手入力するのがほとんどであり、入力ミスや信憑性に問題がある。又、写真データ及び各種計測データを読み込み一括管理するシステムは見あたらない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、写真データを含む各種計測データにおいて位置情報及び日時情報を改竄が不可能な方法で付加して認証を行う位置認証装置を提供して、作業検査等の現場で収集した各種計測データの作業員の改竄を防ぎ検査作業の信憑性の向上と検査作業の効率化のための計測データのグループ化及びセンターシステムへの随時データ送信、センターシステム内でのデータチェック及び検査報告書の自動化する事を特徴とする。
【0010】一般的に検査作業を行う場合に、初めからデータを改竄して検査を実施する事を計画する事はほとんど考えられなく検査後の検査報告作成時に検査忘れや、計測データの不適合のために検査に合格するためにデータの改竄を行う事がほとんどである状況を考えると各種計測器に前記認証機能を付けなくても計測データを検査場所で別の装置で認証して認証データを改竄が不可能な方法で保存すれば十分であると思われる。
【0011】次に、作業検査における各種計測データを容易に管理するために、索引付け及びグループ化を行う。特に、索引付けを現場で入力するのは手間が掛かるため検査を行う前に、無線又は有線を利用してセンターシステムに接続して検査における検査項目を索引情報として位置認証装置へ読み込む手段を提供する。
【0012】さらに、計測データに注記等の付加情報を入力するのに音声の入力手段を提供して容易に音声メモを行えるようにする。作業現場で、メモ等を取る場合や、テキスト入力するのは作業で手がふさがっていたり現場の状況で不可能な場合があり音声入力が向いている場合がある。
【0013】次に、検査作業後の後作業である検査報告書の作成を容易にするため、位置認証装置で収集した計測データを索引情報と共にセンターシステムに送信して、センターシステム内で索引情報に基づいて検査報告書を作成する手段を提供する。又、検査忘れや数値データ等の容易に許容範囲と比べることが出来る計測データに関してセンターシステム内で計測データのチェックを行う。
【0014】最後に、位置認証装置の信頼性の向上のため収集したデータを位置認証装置に長く保存するのではなく、早急にセンターシステムへ作業員が送信するように、検査場所、検査時間と送信場所、送信時間の間隔に一定のアラーム機能を付けて、検査場所から遠く離れたり、検査時間から一定の時間が経つと収集データを削除する手段を提供して作業員が悪意で位置認証装置内の収集データを改竄する余裕を与えないようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は、位置認証装置の基本構成ブロック図である。位置認証装置には、計測器、デジタルカメラ等のデータを入力及び認証したデータを出力する外部データ入出力部1、GPS(Global Positioning System)信号を受信して緯度及び経度を計測する位置情報検出部2、日付及び時間を検出する日付及び時間検出部3、入力データの認証処理及び改竄を防止するために暗号化又は電子透かしを行う演算処理部4、認証したデータを一時保存する記憶部5より構成される。また、前記一連の操作を行うためのソフトウェアは記憶部5に保存されている。
【0016】なお、位置情報検出部は、GPSを利用しないでPHS(Personal Handyphone System)の位置情報を利用しても良い。また、日付及び時刻の検出には位置認証装置内に内蔵しても良いし、GPS時計や電波時計を利用したり、ネットワーク接続機能を付加してネットワークから獲得しても良い。
【0017】演算処理部4における認証処理としては、入力データ、位置情報、日付及び時間情報を一群として暗号化(公開鍵暗号、秘密鍵暗号等)を行い利用者の改竄を不可能にする。前記暗号化以外に、入力データに位置情報、日付及び時間情報を電子透かし技術を利用して重畳して改竄が不可能にしてもよい。前記暗号化方法及び電子透かし技術は公開公報等が多数存在しており公知な技術である。
【0018】図2は、図1を一部機能を付けて拡張を行ったブロック図である。図1のブロック図は最小基本構成であり、入力データに認証を行う最小構成であるが操作性に難点がある。操作性をよくするために拡張を行ったのが図2の拡張構成ブロック図である。拡張した機能は、認証データを表示するデータ表示部6、認証データの索引情報やメモ情報等を入力するテキスト入力部7、作業時のメモ等を音声で入力する音声入力部8、センターシステムと通信を行う通信部9であり、認証した計測データの送信及び検査項目を索引情報として受信する手段、検査マニュアルの照会手段等を追加して検査作業に利用する場合の操作性の向上を行っている。
【0019】また、計測データのグループ化を行いデータ管理を容易にするためにデータ表示部6でグループ化対象のデータを確認してテキスト入力部7よりグループ化対象データを指示する事も可能である。当然、前記センターシステムからの索引情報にはグループ化を行った索引情報を送信すると計測データは該当する索引を指示するだけでグループ化されるため作業が容易となる。前記検査項目を索引情報として獲得するには、通信部9より獲得するのでなく外部データ入出力部1より索引情報を読み込んでも良い。
【0020】図3が、位置認証装置と各種計測器との接続の一例です。接続の形態としては、計測器の標準インターフェイスGP−IB(General Purpose Interface Bus)、パソコン周辺装置のシリアル通信で利用されるRS−232C(Recommended Standard 232 version C)、USB(Universal Serial Bus)の少なくとも一つを備えている。さらに、一部メーカーのビデオカメラで利用されているIリンク、LAN等で利用されるEthernet(登録商標)通信等の各装置に装備する外部通信に対応するように拡張しても良い。また、Bluetoothや赤外線等の無線による位置認証装置と各種計測器の接続、さらにメモリーカードによるデータの受け渡し等を行ってもよい。
【0021】また、位置認証装置10の外観の一例として、データ表示及びテキスト入力を行うタッチパネル11、音声入力を行うマイク12、センターシステムへ通信を行うアンテナ13を示している。本装置は専用装置として記載しているが、ノートパソコン又はPDA(Personal Digital Assistance)等モバイル機器に市販の通信カード等を装着して拡張することにより実現することも可能であり安価に実現する事が出来る。
【0022】これより、前記位置認証装置10を利用したシステムの一例として作業検査報告システムについて説明する。作業検査報告システムは、工事施行後の施工検査、定期点検時の検査等各種検査及び計測器等を利用した情報収集及び管理に利用することが出来る。本例では、情報配線工事導通検査の一例を簡潔に説明する。
【0023】図4は、作業検査報告システムの全体図の一例であり、各種計測器の計測データを接続した位置認証装置10に位置及び日時を認証しながら収集し、検査が終了後に通信手段により、無線通信17で無線通信事業者のアンテナ設備18及び通信設備(コンピュータを含む)19を通り、公衆回線網20を経由して監視センターの設備である社内LAN21を通りセンターシステム22に送信する。また、その反対の経路を通って検査項目データ及び各種データ(検査マニュアルデータ、検査許容範囲データ、検査注意事項データ等)を位置認証装置10へ送信する。当然、通信方法は無線通信でなく電話線等を利用した有線により通信を行ってもよい。また、前記各種データには、検査場所の地図、ルートマップ、相手担当者の情報、及び緊急連絡情報を送信してもよい。
【0024】次に、作業検査報告システムの処理フローの一例を図5に添って説明する。検査員は、検査場所に行く前に検査情報(検査項目、検査手順、許容範囲、入力区分、検査注意事項等)をセンターシステムより読み込む(S01)。このときに、検査マニュアル等も読み込んでおくと、検査時に検査方法の不明な部分があった場合に、一々センターシステムに接続して読み込みを行う必要が無くスムーズに検査を行う事が出来る。当然、検査場所に着いてから検査情報を取得しても良い。
【0025】次に、検査場所に直行する(S02)。検査場所へのルートが不明な場合があるため地図を携帯して検査場所に行く場合が通常であるが、ルートマップも前記のセンターシステムより、読み込んで措けば地図を携帯する必要がなくスムーズに検査場所に直行できる。
【0026】検査場所に着いたら、検査を始める検査項目を位置認証装置の画面(図6が一例であり、後ほど説明する。)より検査手順108に従って選択する(S03)。選択すると検査注意事項表示エリア113に注意事項が表示されているが、検査マニュアルを見たい場合(S04)は、前記のごとく既に読み込んでいる(S05)場合は、画面上面のマニュアル照会ボタン101を押すことにより、画面が切り替わりマニュアルを見ることが出来る(S07)。読み込んでいない場合は、センター接続ボタン102を押してセンターシステムに接続して、検査マニュアルデータを読み込んで見ることができる(S06)。検査マニュアルデータの読み込みは、1ページずつ読み込んでも良いし、一度に総て読み込んでも良い。
【0027】検査を行う計測器を外部データ入出力部1に接続して、計測器より計測データを取り込み(S08)を行う。位置認証装置10は、データを読み込むと同時に日時情報及び位置情報(緯度及び経度)のデータを付加して暗号化又は電子透かし等を行い改竄が不可能な方法でデータを保存する。引き続き検査項目の検査を随時実施して検査が終了(S09)すると、計測データを通信手段9を利用してセンターシステムに送信(S10)を行い検査を完了する。送信時にも、送信日時、送信場所(緯度及び経度)を付加してデータの送信を行うことによりデータの取得場所、時間と比べることにより不正行為の防止に繋がる。検査現場によっては、センターシステムと通信出来ない場合があり、データ取得時間、取得場所とデータ送信場所、送信時間が一致しない場合があるため完全な一致はあり得ないが一定の許容範囲を制定することにより実施する。当然、データを送信しないで位置認証装置に計測データを保持して帰社するようにシステムを運用してもよい。
【0028】さらに、位置認証装置に不正行為防止を強化するために、計測場所、計測時間から一定の場所を離れた場合又は一定の時間が経過した場合に、検査員へ警告を行い計測データの消去を行う手段を組み入れたり、センターシステムへ自動的に連絡通知をする手段を組み入れることにより不正行為の防止を強化することができる。
【0029】次に、センターシステムで位置認証装置からのデータを受信(S11)する。受信したデータは改竄が不可能な方法で暗号化又は電子透かし等を行われているので復号化を行う(S12)。所定の方法でデータの検査(S13)を行い検査結果(S14)が不合格の場合は、位置認証装置へ検査結果を通知する(S15)。検査が不合格でなくても検査結果を通知しても良い。前記データの検査は、検査項目のデータ収集忘れや数値データ等の容易に許容範囲内かどうか認識できる検査は自動的に行い、自動的に行うことが難しい画像データ及び音声録音データ(後ほど説明する。)等は、検査者が判断することにより検査項目を総て検査者が検査することがなくセンター内での検査作業の効率化を実現する。
【0030】検査合格の計測データ及び認証データ(計測日時、計測位置)を所定の方法で保存し、所定の方法で検査報告書図7を自動的に作成する(S16)。検査報告書の作成は、索引情報の検査項目を利用して計測データを所定のフォームの所定の場所に配置すれば良い。実施の一例として、位置認証装置とセンターシステムのデータ通信をマークアップ言語であるXML(eXtensible Markup Language)形式で索引情報である検査項目をタグとして利用し、センターシステムでは予め検査報告書を文書のスタイルを記述するXSL(eXtensible Stylesheet Language)で記載しておけば位置認証装置から受信した計測データを容易に検査報告書の所定の位置に配置することができる。従来は報告書毎にプログラムを作成していたが、上記により検査報告書の作成はXSLの記載を変更するだけでよい。また、位置認証装置内のプログラムも検査チェックシート毎に作成する必要がなく、検査項目が増えてもXMLの記載を変更すれば良く柔軟な対応が可能である。
【0031】前記の如く本発明の作業検査報告システムは、現場で利用する位置認証装置10と計算機であるセンターシステム22で構成している。当然、位置認証装置は複数台の利用が可能であり、各現場での計測データが遅延時間もなく、随時位置認証装置よりセンターシステムへ送られてくるため、センターシステムでは、全現場の検査状況が把握できるし、送られてきた計測データより検査報告書を自動的に作成するため検査後の報告書の作成作業がなく検査作業の効率化が図れる。
【0032】次に、作業検査報告システムの位置認証装置の画面の一例である図6の説明を行う。図6は、位置認証装置の検査画面であり、その他にマニュアル表示画面、センター接続画面、データ送信画面、音声録音画面、テキスト入力画面等の画面がある。
【0033】図6である検査画面の上方には、検査マニュアルを表示するマニュアル表示画面へ切り替えるマニュアル表示ボタン101、センターシステムへ接続してマニュアルデータ等を取得するためセンター接続画面へ切り替えるセンター接続ボタン102、計測データ及び注記データ等をセンターシステムへ送信するデータ送信画面へ切り替えるデータ送信ボタン103及び各検査項目の注記を音声で録音する音声録音画面に切り替える音声録音ボタン104等の各種操作ボタンが存在する。
【0034】次に、日付及び時間検出部3より検出した日時を表示する105、位置情報検出部2より検出した緯度及び経度を表示する106及び検査の付加情報の一例として検査場所を表示している。付加情報として、その他検査名称や検査チーム名称、天候等各種付加情報をセンターシステムより予め取得したり、検査場所で入力することができる。
【0035】画面中央に、検査項目として検査項目欄107に表示され、その横に検査の手順を示す検査手順欄108、検査における許容範囲を示す許容範囲欄109、データの取得区分を示す入力区分欄110、データを入力状況を現すデータ設定状況欄111、各検査項目毎の注記の入力の有無を現す注記設定有無欄112の表があり、手順欄の順序にしたがって検査を行う。検査項目欄108は見た目を良くするため及び前記XMLに対応するためにツリー構造に表示される。又作業手順の順番に添って画面の上から下に表示するとわかりにくくなる場合があるため図6では作業手順は上から順番に並んでいない。さらに、入力区分欄では計測器等からデータを収集する検査項目はDATAと表示され、画面より入力する場合はINPUTと表示されており、携帯する計測器の機能や状態により計測データが収集出来ない場合がある場合は入力区分の切替を行い画面より計測値を入力する事ができる。
【0036】画面の下方に、検査注意事項表示エリア113、注記入力エリア114があり、検査項目欄108で選択した検査項目に対応した注意事項を検査注意事項表示エリア113に表示し、注意事項を確認しながら検査をした結果等の注記事項を注記入力エリア114にペン入力等の機能を利用して入力する。又、画面上面の音声録音ボタン104を押すことにより検査項目欄108で選択した検査項目別に注記事項を音声で録音する事が出来る。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の位置認証装置は、デジタルカメラのデータだけでなく各種計測データ等各種の収集データに関して位置及び日時の認証を行う事が可能となり、収集データの信頼度の向上を図ることができる。又、本発明の作業検査報告システムは、前記位置認証装置を利用することにより各種検査現場における計測データの認証を行うと同時に、検査作業の前段階の検査項目、検査手順、検査マニュアル等各種検査情報の獲得、検査後の計測データ検査の一部自動化及び報告書の自動作成により検査作業の効率化と検査結果の早期評価による検査ミスの削減を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置認証装置の基本構成ブロック図。
【図2】位置認証装置の拡張構成ブロック図。
【図3】位置認証装置と計測器との接続の一例。
【図4】作業検査報告システムの全体図の一例。
【図5】作業検査報告システムの処理フローの一例。
【図6】作業検査報告システムの位置認証装置の画面の一例。
【図7】作業検査報告システムの検査報告書の一例。
【符号の説明】
1 外部データ入出力部
2 位置情報検出部
3 日付及び時間検出部
4 演算処理部
5 記憶部
6 データ表示部
7 テキスト入力部
8 音声入力部
9 通信部
10 位置認証装置
11 タッチパネル
12 マイク
13 通信アンテナ
14 デジタルカメラ
15 ビデオカメラ
16 計測器
17 無線通信
18 通信事業者のアンテナ設備
19 通信事業者内の通信設備(コンピュータを含む)
20 公衆回線網
21 センター内のLAN(local Area Network)
22 センターシステム
101 マニュアル照会ボタン
102 センター接続ボタン
103 データ送信ボタン
104 音声録音ボタン
105 検査日付/検査時間
106 検査場所の緯度/経度
107 検査項目欄
108 検査手順欄
109 許容範囲欄
110 入力区分欄
111 データ設定状況欄
112 注記設定有無欄
113 検査注意事項表示エリア
114 注記入力エリア
【発明が属する技術分野】
本発明は、各種データを場所(緯度及び経度)、日付、時間等の情報を付加して位置及び日時を認証する装置及び前記装置を利用した作業検査報告システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工事現場や保守点検現場等の各種作業現場において、施工完了時の検査又保守点検等の検査において各種計測器等を利用してデータを収集して状況の把握を行う。しかし、収集した各種データには、位置情報(緯度及び経度)及び日時情報が付加される計測器は無く、収集したデータの信頼性は作業員の良心に任されているのが現状である。
【0003】作業関係のデータの認証としては、写真データの認証として特開2000−196984公報に開示されておりデジタルカメラに位置情報や各種情報を獲得して撮影した写真データに付加して撮影場所、撮影時間等の認証を行っている。
【0004】また、特開2001−24982公報において工事現場等の作業完了報告で利用する工事写真において、撮影情報の記入された黒板等の情報を前記工事写真と同時に記録して暗号化し、その後コンピュータ等で撮影情報を画像データのインデックスとして整理する作業記録向けデジタルカメラシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記公開公報は、デジタルカメラが必須条件であり、写真以外の計測データに関しては記載されていない。写真は、施工工事等の完了報告としてはよく利用されるが写真のみが検査項目の総てではなく、例えば電力工事等には消費電力の計測や電圧の計測等の計測器による計測があり、写真では判定できない検査項目が多数存在しているが認証手段がない。一般的に写真は工事の完工に利用される場合が多く、その他の検査には写真を利用しない場合が多い。
【0006】各種計測データは、計測装置毎に別々に保存されており、検査後の検査報告作成時に必要なデータを計測器より取り出して報告書を作成する必要があり煩雑である。又、計測器には計測時間を記録する機能がある装置もあるが、計測位置及び計測時間の認証機能がなく計測データの信憑性に問題がある。
【0007】データの認証としては、データを生成する前記公開公報のデジタルカメラのように各種計測器に認証機能を付けてデータ生成時点で認証を改竄不可能な方法で行うのがデータの認証としては優れているが検査作業の総ての計測器及びデジタルカメラに認証機能を付ける事は不可能であり、又仮に認証機能が付いている機器が販売されたとしても高価な装置となると思われ検査作業の費用面での負担増となるのは必須である。
【0008】さらに、検査作業後の検査報告書の作成に労力を費やす事が多く、報告書の作成を容易にするために、ノートパソコン等の情報機器を検査現場に持ち込んで利用する場合もあるが、検査作業を行いながらデータ入力を行うのは容易ではない。又、検査内容が変わると対応できない場合が多くノートパソコンの検査用のソフトを入れ替える必要がある。特に、前記ノートパソコン等を利用した検査用のソフトは一部写真データの取り込みをする機能がある場合もあるが、計測器の計測データを保存するものは無く、計測器上で表示しているデータを手入力するのがほとんどであり、入力ミスや信憑性に問題がある。又、写真データ及び各種計測データを読み込み一括管理するシステムは見あたらない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、写真データを含む各種計測データにおいて位置情報及び日時情報を改竄が不可能な方法で付加して認証を行う位置認証装置を提供して、作業検査等の現場で収集した各種計測データの作業員の改竄を防ぎ検査作業の信憑性の向上と検査作業の効率化のための計測データのグループ化及びセンターシステムへの随時データ送信、センターシステム内でのデータチェック及び検査報告書の自動化する事を特徴とする。
【0010】一般的に検査作業を行う場合に、初めからデータを改竄して検査を実施する事を計画する事はほとんど考えられなく検査後の検査報告作成時に検査忘れや、計測データの不適合のために検査に合格するためにデータの改竄を行う事がほとんどである状況を考えると各種計測器に前記認証機能を付けなくても計測データを検査場所で別の装置で認証して認証データを改竄が不可能な方法で保存すれば十分であると思われる。
【0011】次に、作業検査における各種計測データを容易に管理するために、索引付け及びグループ化を行う。特に、索引付けを現場で入力するのは手間が掛かるため検査を行う前に、無線又は有線を利用してセンターシステムに接続して検査における検査項目を索引情報として位置認証装置へ読み込む手段を提供する。
【0012】さらに、計測データに注記等の付加情報を入力するのに音声の入力手段を提供して容易に音声メモを行えるようにする。作業現場で、メモ等を取る場合や、テキスト入力するのは作業で手がふさがっていたり現場の状況で不可能な場合があり音声入力が向いている場合がある。
【0013】次に、検査作業後の後作業である検査報告書の作成を容易にするため、位置認証装置で収集した計測データを索引情報と共にセンターシステムに送信して、センターシステム内で索引情報に基づいて検査報告書を作成する手段を提供する。又、検査忘れや数値データ等の容易に許容範囲と比べることが出来る計測データに関してセンターシステム内で計測データのチェックを行う。
【0014】最後に、位置認証装置の信頼性の向上のため収集したデータを位置認証装置に長く保存するのではなく、早急にセンターシステムへ作業員が送信するように、検査場所、検査時間と送信場所、送信時間の間隔に一定のアラーム機能を付けて、検査場所から遠く離れたり、検査時間から一定の時間が経つと収集データを削除する手段を提供して作業員が悪意で位置認証装置内の収集データを改竄する余裕を与えないようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は、位置認証装置の基本構成ブロック図である。位置認証装置には、計測器、デジタルカメラ等のデータを入力及び認証したデータを出力する外部データ入出力部1、GPS(Global Positioning System)信号を受信して緯度及び経度を計測する位置情報検出部2、日付及び時間を検出する日付及び時間検出部3、入力データの認証処理及び改竄を防止するために暗号化又は電子透かしを行う演算処理部4、認証したデータを一時保存する記憶部5より構成される。また、前記一連の操作を行うためのソフトウェアは記憶部5に保存されている。
【0016】なお、位置情報検出部は、GPSを利用しないでPHS(Personal Handyphone System)の位置情報を利用しても良い。また、日付及び時刻の検出には位置認証装置内に内蔵しても良いし、GPS時計や電波時計を利用したり、ネットワーク接続機能を付加してネットワークから獲得しても良い。
【0017】演算処理部4における認証処理としては、入力データ、位置情報、日付及び時間情報を一群として暗号化(公開鍵暗号、秘密鍵暗号等)を行い利用者の改竄を不可能にする。前記暗号化以外に、入力データに位置情報、日付及び時間情報を電子透かし技術を利用して重畳して改竄が不可能にしてもよい。前記暗号化方法及び電子透かし技術は公開公報等が多数存在しており公知な技術である。
【0018】図2は、図1を一部機能を付けて拡張を行ったブロック図である。図1のブロック図は最小基本構成であり、入力データに認証を行う最小構成であるが操作性に難点がある。操作性をよくするために拡張を行ったのが図2の拡張構成ブロック図である。拡張した機能は、認証データを表示するデータ表示部6、認証データの索引情報やメモ情報等を入力するテキスト入力部7、作業時のメモ等を音声で入力する音声入力部8、センターシステムと通信を行う通信部9であり、認証した計測データの送信及び検査項目を索引情報として受信する手段、検査マニュアルの照会手段等を追加して検査作業に利用する場合の操作性の向上を行っている。
【0019】また、計測データのグループ化を行いデータ管理を容易にするためにデータ表示部6でグループ化対象のデータを確認してテキスト入力部7よりグループ化対象データを指示する事も可能である。当然、前記センターシステムからの索引情報にはグループ化を行った索引情報を送信すると計測データは該当する索引を指示するだけでグループ化されるため作業が容易となる。前記検査項目を索引情報として獲得するには、通信部9より獲得するのでなく外部データ入出力部1より索引情報を読み込んでも良い。
【0020】図3が、位置認証装置と各種計測器との接続の一例です。接続の形態としては、計測器の標準インターフェイスGP−IB(General Purpose Interface Bus)、パソコン周辺装置のシリアル通信で利用されるRS−232C(Recommended Standard 232 version C)、USB(Universal Serial Bus)の少なくとも一つを備えている。さらに、一部メーカーのビデオカメラで利用されているIリンク、LAN等で利用されるEthernet(登録商標)通信等の各装置に装備する外部通信に対応するように拡張しても良い。また、Bluetoothや赤外線等の無線による位置認証装置と各種計測器の接続、さらにメモリーカードによるデータの受け渡し等を行ってもよい。
【0021】また、位置認証装置10の外観の一例として、データ表示及びテキスト入力を行うタッチパネル11、音声入力を行うマイク12、センターシステムへ通信を行うアンテナ13を示している。本装置は専用装置として記載しているが、ノートパソコン又はPDA(Personal Digital Assistance)等モバイル機器に市販の通信カード等を装着して拡張することにより実現することも可能であり安価に実現する事が出来る。
【0022】これより、前記位置認証装置10を利用したシステムの一例として作業検査報告システムについて説明する。作業検査報告システムは、工事施行後の施工検査、定期点検時の検査等各種検査及び計測器等を利用した情報収集及び管理に利用することが出来る。本例では、情報配線工事導通検査の一例を簡潔に説明する。
【0023】図4は、作業検査報告システムの全体図の一例であり、各種計測器の計測データを接続した位置認証装置10に位置及び日時を認証しながら収集し、検査が終了後に通信手段により、無線通信17で無線通信事業者のアンテナ設備18及び通信設備(コンピュータを含む)19を通り、公衆回線網20を経由して監視センターの設備である社内LAN21を通りセンターシステム22に送信する。また、その反対の経路を通って検査項目データ及び各種データ(検査マニュアルデータ、検査許容範囲データ、検査注意事項データ等)を位置認証装置10へ送信する。当然、通信方法は無線通信でなく電話線等を利用した有線により通信を行ってもよい。また、前記各種データには、検査場所の地図、ルートマップ、相手担当者の情報、及び緊急連絡情報を送信してもよい。
【0024】次に、作業検査報告システムの処理フローの一例を図5に添って説明する。検査員は、検査場所に行く前に検査情報(検査項目、検査手順、許容範囲、入力区分、検査注意事項等)をセンターシステムより読み込む(S01)。このときに、検査マニュアル等も読み込んでおくと、検査時に検査方法の不明な部分があった場合に、一々センターシステムに接続して読み込みを行う必要が無くスムーズに検査を行う事が出来る。当然、検査場所に着いてから検査情報を取得しても良い。
【0025】次に、検査場所に直行する(S02)。検査場所へのルートが不明な場合があるため地図を携帯して検査場所に行く場合が通常であるが、ルートマップも前記のセンターシステムより、読み込んで措けば地図を携帯する必要がなくスムーズに検査場所に直行できる。
【0026】検査場所に着いたら、検査を始める検査項目を位置認証装置の画面(図6が一例であり、後ほど説明する。)より検査手順108に従って選択する(S03)。選択すると検査注意事項表示エリア113に注意事項が表示されているが、検査マニュアルを見たい場合(S04)は、前記のごとく既に読み込んでいる(S05)場合は、画面上面のマニュアル照会ボタン101を押すことにより、画面が切り替わりマニュアルを見ることが出来る(S07)。読み込んでいない場合は、センター接続ボタン102を押してセンターシステムに接続して、検査マニュアルデータを読み込んで見ることができる(S06)。検査マニュアルデータの読み込みは、1ページずつ読み込んでも良いし、一度に総て読み込んでも良い。
【0027】検査を行う計測器を外部データ入出力部1に接続して、計測器より計測データを取り込み(S08)を行う。位置認証装置10は、データを読み込むと同時に日時情報及び位置情報(緯度及び経度)のデータを付加して暗号化又は電子透かし等を行い改竄が不可能な方法でデータを保存する。引き続き検査項目の検査を随時実施して検査が終了(S09)すると、計測データを通信手段9を利用してセンターシステムに送信(S10)を行い検査を完了する。送信時にも、送信日時、送信場所(緯度及び経度)を付加してデータの送信を行うことによりデータの取得場所、時間と比べることにより不正行為の防止に繋がる。検査現場によっては、センターシステムと通信出来ない場合があり、データ取得時間、取得場所とデータ送信場所、送信時間が一致しない場合があるため完全な一致はあり得ないが一定の許容範囲を制定することにより実施する。当然、データを送信しないで位置認証装置に計測データを保持して帰社するようにシステムを運用してもよい。
【0028】さらに、位置認証装置に不正行為防止を強化するために、計測場所、計測時間から一定の場所を離れた場合又は一定の時間が経過した場合に、検査員へ警告を行い計測データの消去を行う手段を組み入れたり、センターシステムへ自動的に連絡通知をする手段を組み入れることにより不正行為の防止を強化することができる。
【0029】次に、センターシステムで位置認証装置からのデータを受信(S11)する。受信したデータは改竄が不可能な方法で暗号化又は電子透かし等を行われているので復号化を行う(S12)。所定の方法でデータの検査(S13)を行い検査結果(S14)が不合格の場合は、位置認証装置へ検査結果を通知する(S15)。検査が不合格でなくても検査結果を通知しても良い。前記データの検査は、検査項目のデータ収集忘れや数値データ等の容易に許容範囲内かどうか認識できる検査は自動的に行い、自動的に行うことが難しい画像データ及び音声録音データ(後ほど説明する。)等は、検査者が判断することにより検査項目を総て検査者が検査することがなくセンター内での検査作業の効率化を実現する。
【0030】検査合格の計測データ及び認証データ(計測日時、計測位置)を所定の方法で保存し、所定の方法で検査報告書図7を自動的に作成する(S16)。検査報告書の作成は、索引情報の検査項目を利用して計測データを所定のフォームの所定の場所に配置すれば良い。実施の一例として、位置認証装置とセンターシステムのデータ通信をマークアップ言語であるXML(eXtensible Markup Language)形式で索引情報である検査項目をタグとして利用し、センターシステムでは予め検査報告書を文書のスタイルを記述するXSL(eXtensible Stylesheet Language)で記載しておけば位置認証装置から受信した計測データを容易に検査報告書の所定の位置に配置することができる。従来は報告書毎にプログラムを作成していたが、上記により検査報告書の作成はXSLの記載を変更するだけでよい。また、位置認証装置内のプログラムも検査チェックシート毎に作成する必要がなく、検査項目が増えてもXMLの記載を変更すれば良く柔軟な対応が可能である。
【0031】前記の如く本発明の作業検査報告システムは、現場で利用する位置認証装置10と計算機であるセンターシステム22で構成している。当然、位置認証装置は複数台の利用が可能であり、各現場での計測データが遅延時間もなく、随時位置認証装置よりセンターシステムへ送られてくるため、センターシステムでは、全現場の検査状況が把握できるし、送られてきた計測データより検査報告書を自動的に作成するため検査後の報告書の作成作業がなく検査作業の効率化が図れる。
【0032】次に、作業検査報告システムの位置認証装置の画面の一例である図6の説明を行う。図6は、位置認証装置の検査画面であり、その他にマニュアル表示画面、センター接続画面、データ送信画面、音声録音画面、テキスト入力画面等の画面がある。
【0033】図6である検査画面の上方には、検査マニュアルを表示するマニュアル表示画面へ切り替えるマニュアル表示ボタン101、センターシステムへ接続してマニュアルデータ等を取得するためセンター接続画面へ切り替えるセンター接続ボタン102、計測データ及び注記データ等をセンターシステムへ送信するデータ送信画面へ切り替えるデータ送信ボタン103及び各検査項目の注記を音声で録音する音声録音画面に切り替える音声録音ボタン104等の各種操作ボタンが存在する。
【0034】次に、日付及び時間検出部3より検出した日時を表示する105、位置情報検出部2より検出した緯度及び経度を表示する106及び検査の付加情報の一例として検査場所を表示している。付加情報として、その他検査名称や検査チーム名称、天候等各種付加情報をセンターシステムより予め取得したり、検査場所で入力することができる。
【0035】画面中央に、検査項目として検査項目欄107に表示され、その横に検査の手順を示す検査手順欄108、検査における許容範囲を示す許容範囲欄109、データの取得区分を示す入力区分欄110、データを入力状況を現すデータ設定状況欄111、各検査項目毎の注記の入力の有無を現す注記設定有無欄112の表があり、手順欄の順序にしたがって検査を行う。検査項目欄108は見た目を良くするため及び前記XMLに対応するためにツリー構造に表示される。又作業手順の順番に添って画面の上から下に表示するとわかりにくくなる場合があるため図6では作業手順は上から順番に並んでいない。さらに、入力区分欄では計測器等からデータを収集する検査項目はDATAと表示され、画面より入力する場合はINPUTと表示されており、携帯する計測器の機能や状態により計測データが収集出来ない場合がある場合は入力区分の切替を行い画面より計測値を入力する事ができる。
【0036】画面の下方に、検査注意事項表示エリア113、注記入力エリア114があり、検査項目欄108で選択した検査項目に対応した注意事項を検査注意事項表示エリア113に表示し、注意事項を確認しながら検査をした結果等の注記事項を注記入力エリア114にペン入力等の機能を利用して入力する。又、画面上面の音声録音ボタン104を押すことにより検査項目欄108で選択した検査項目別に注記事項を音声で録音する事が出来る。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の位置認証装置は、デジタルカメラのデータだけでなく各種計測データ等各種の収集データに関して位置及び日時の認証を行う事が可能となり、収集データの信頼度の向上を図ることができる。又、本発明の作業検査報告システムは、前記位置認証装置を利用することにより各種検査現場における計測データの認証を行うと同時に、検査作業の前段階の検査項目、検査手順、検査マニュアル等各種検査情報の獲得、検査後の計測データ検査の一部自動化及び報告書の自動作成により検査作業の効率化と検査結果の早期評価による検査ミスの削減を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置認証装置の基本構成ブロック図。
【図2】位置認証装置の拡張構成ブロック図。
【図3】位置認証装置と計測器との接続の一例。
【図4】作業検査報告システムの全体図の一例。
【図5】作業検査報告システムの処理フローの一例。
【図6】作業検査報告システムの位置認証装置の画面の一例。
【図7】作業検査報告システムの検査報告書の一例。
【符号の説明】
1 外部データ入出力部
2 位置情報検出部
3 日付及び時間検出部
4 演算処理部
5 記憶部
6 データ表示部
7 テキスト入力部
8 音声入力部
9 通信部
10 位置認証装置
11 タッチパネル
12 マイク
13 通信アンテナ
14 デジタルカメラ
15 ビデオカメラ
16 計測器
17 無線通信
18 通信事業者のアンテナ設備
19 通信事業者内の通信設備(コンピュータを含む)
20 公衆回線網
21 センター内のLAN(local Area Network)
22 センターシステム
101 マニュアル照会ボタン
102 センター接続ボタン
103 データ送信ボタン
104 音声録音ボタン
105 検査日付/検査時間
106 検査場所の緯度/経度
107 検査項目欄
108 検査手順欄
109 許容範囲欄
110 入力区分欄
111 データ設定状況欄
112 注記設定有無欄
113 検査注意事項表示エリア
114 注記入力エリア
Claims (8)
- 外部データ入出力部、位置情報検出部、日付及び時間検出部、演算処理部、記憶部より構成する電子機器であり、前記外部データ入出力部から入力されたデータを演算処理部へ送り前記位置情報検出部、日付及び時間検出部より検出した位置情報(緯度及び経度)、日付及び時間情報を付加し改竄が不可能な所定の方法で処理を行い保存部に保存することにより本装置へ外部よりデータを入力した場所(緯度及び経度)、日付、時間を認証することを特徴とする位置認証装置。
- 請求項1の改竄が不可能な所定の方法には、暗号化(公開鍵暗号、秘密鍵暗号等)により予め本装置に保持している鍵で入力データ、位置情報(緯度及び経度)、日付及び時間情報を一群のデータとして暗号化することを特徴とする位置認証装置。
- 請求項1の改竄が不可能な所定の方法には、電子透かし方法により位置情報(緯度及び経度)、日付及び時間情報を入力データに重畳することを特徴とする位置認証装置。
- 請求項1において位置認証され記憶部に保存されたデータに付加情報(索引情報、注記情報、その他情報)を入力するためのテキスト入力部、付加情報(注記情報、その他情報)を音声で入力するための音声入力部、保存されたデータ一覧を表示するデータ表示部を接続して、保存データに索引情報をテキスト入力部より入力してグループ化する手段とグループ化した保存データをグループごとにデータ表示部に表示する手段を保持し、保存データの付加情報をテキストで入力するだけでなく音声で入力を行うことを可能として入力を容易にする手段を有し保存データのグループ化を行う手段で保存データの管理を容易にすることを特徴とする請求項1〜請求項3記載の位置認証装置。
- 請求項4の位置認証装置に通信部を接続して、位置認証した所定の索引情報の付いたグループ化された保存データを通信部よりセンターシステムへ送信して、センターシステムは受信したデータを所定の方法で索引情報、外部入力データ、位置情報(緯度及び経度)、日付及び時間情報、索引情報以外の付加情報を取りだし予め定めた方法で受信したデータの整合性をチェックする手段でチェックし、前記索引情報より所定の形式のデータフォーマットを作成して作業検査報告書を作成することを特徴とする作業検査報告システム。
- 前記位置認証装置の索引情報において、位置認証装置の通信部よりセンターシステムに有線又は無線で接続して所定の検査項目を索引情報として読み込む手段を保持し、索引情報の取得を容易にする事を特徴とする請求項5記載の作業検査報告システム。
- 請求項5の位置認証装置において、データ送信時に送信場所を特定する位置情報(緯度及び経度)、日付及び時間情報を位置情報検出部、日付及び時間検出部より取り出しセンターシステムに送信し、センターシステム内でデータを保存した場所(緯度及び経度)、日付、時間とデータを送信した場所(緯度及び経度)、日付、時間の整合性を所定の方法でチェックして有効性を判断することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の作業検査報告システム。
- 前記位置認証装置において、データを保存した場所から一定の距離を移動したり、保存した時間から一定の時間が経過すると保存データを削除する手段及び警告を発する手段を保持し、保存データを保存した場所から直ちにセンターシステムに送信することを強要することを特徴とする請求項5〜請求項7記載の作業検査報告システム。
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