JP2004078688A - キースキャン装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、特定の組み合わせのキーによる多重押下に際して、キー操作の誤認識を防止する。
【解決手段】キースキャン装置は、テンキー用キーマトリクス10及び方向キーマトリクス11の2つのキーマトリクスと、キースキャン回路12とを有して構成される。キースキャン回路12の出力ポート13に接続されるラインL11〜16に、順次ローレベルのキースキャン信号15を出力してキーマトリクス毎にスキャンし、入力ポート14に接続されるラインI11〜15のいずれかに現れるローレベルのキーセンス信号16を検出する。これにより、電流経路となる両ラインの交点に位置するキースイッチが閉じられていることが検出され、3つ以上のキーの組み合わせによる多重押下においても誤りなく対応するキーが押下されたことを認識できる。
【選択図】 図1
【解決手段】キースキャン装置は、テンキー用キーマトリクス10及び方向キーマトリクス11の2つのキーマトリクスと、キースキャン回路12とを有して構成される。キースキャン回路12の出力ポート13に接続されるラインL11〜16に、順次ローレベルのキースキャン信号15を出力してキーマトリクス毎にスキャンし、入力ポート14に接続されるラインI11〜15のいずれかに現れるローレベルのキーセンス信号16を検出する。これにより、電流経路となる両ラインの交点に位置するキースイッチが閉じられていることが検出され、3つ以上のキーの組み合わせによる多重押下においても誤りなく対応するキーが押下されたことを認識できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作キーに対応して設けられたキースイッチをスキャンして、キーの操作状態を認識するキースキャン装置及びこれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの小型電子機器では、ダイヤル番号やその他の情報を入力する操作キーの回路規模を小さくするために、各操作キーに対応して設けられたキースイッチによりキーマトリクスを構成し、キースキャン回路で生成したキースキャン信号によって各キースイッチのオンオフ状態のスキャンを行うキースキャン装置が用いられている。
【0003】
従来のキースキャン装置の構成例を図5に示す。電子機器を操作するためのキーに対応して設けられたキースイッチS211〜S244がマトリクス状に配置されてキーマトリクス21を構成しており、キースキャン回路22の出力ポート23と入力ポート24にそれぞれラインL21〜L24及びラインI21〜I24を介して接続される。また、ラインI21〜I24には抵抗R21〜R24からなるプルアップ抵抗27が接続されている。
【0004】
キースキャン回路22は、出力ポート23に接続されるラインL21〜L24に順次ローレベル(以下、Lレベルと記載する)のキースキャン信号25を出力して、キーマトリクス21をスキャンし、キースイッチS211〜S244の開閉状態を検出する。例えば、ラインL21にキースキャン信号25が出力されている時に、ラインL21上のキースイッチS211、S221、S231、S241がいずれも開いていれば、入力ポート24に接続されるラインI21〜I24のキーセンス信号26は全てハイレベル(以下、Hレベルと記載する)となる。また、キースイッチS211が押下されていれば、入力ポート24におけるキーセンス信号26はラインI21がLレベル、他のラインI22〜I24はHレベルとなり、キーマトリクス21上でラインL21とラインI21の交点に位置するキースイッチS211が閉じられていることを検出できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
小型電子機器では、少ないキー数で多くの機能を操作するために、複数のキーを同時に押すいわゆる多重押下によって複合機能の操作を行うことが行われる。しかしながら、上記した従来の構成では、3キー以上の多重押下が発生した場合に、押下しないキーを誤って押下したものとして認識することがある。
【0006】
例えば、キースイッチS211、S212、S221に対応する3個のキーが同時に押された場合を考える。出力ポート23のラインL21にLレベルのスキャン信号25が出力されているとき、キースイッチS211、S221の接点は閉じているので、入力ポート24に入力するキーセンス信号26は、ラインI21、I22がLレベル、ラインI23、I24がHレベルとなる。
【0007】
次に、ラインL22にスキャン信号25が出力されているとき、キースイッチS212が閉じていることにより、キーセンス信号26はラインI21がLレベルとなるのは当然であるが、その上I22もLレベルとなり、あたかもキースイッチS222が閉じられているように誤って検出され、それに対応したキーが押下されたと認識してしまう。この状態を図6に示したキーマトリクスにより更に詳細に説明する。
【0008】
図6は、キーマトリクスにおいてキースイッチS211、S212、S221が同時に閉じられ、出力ポート23のラインL22にキースキャン信号25が出力された時に流れる電流の経路を太線の電流28で示している。電流28はプルアップ抵抗27の抵抗R22からキースイッチS221、S211、S212を経て出力ポート23に流入する。これにより、キースキャン信号25のラインL22とキーセンス信号26のラインI23が導通するので、入力ポート24のラインI22にはLレベルのキーセンス信号26が現れる。この場合、開いている筈のキースイッチS222が閉じられているかのように検出され、対応するキーが実際には押されていないにも拘わらず、あたかも押されたように認識される。従って、キースイッチS221、S211、S212にそれぞれ対応するキーを同時に押下することによる操作が別の操作として認識され、電子機器において操作者が意図しない動作を引き起こす可能性がある。
【0009】
この多重押下によるキーの誤認識を回避する例として、特開平5−189116号公報等に開示されているようなダイオードを設けた構成がある。この第2の従来例のキーマトリクスの構成と電流経路の例を図7に示す。キーマトリクスを構成する各キースイッチS211〜S244には、それぞれ直列にダイオードD211〜D244が挿入されている。
【0010】
図7において、図6と同様にキースイッチS211、S212、S221にそれぞれ対応する3個のキーが同時に押下されてキースイッチが閉じられ、出力ポート23のラインL22にキースキャン信号25が出力された時の電流経路を太線で示す。このときの電流29は、逆バイアスされたダイオードD211のために遮断され、キースキャン信号25のラインL22とキーセンス信号26のラインI22は導通しない。したがって、入力ポート24のラインI22はHレベルとなり、キースイッチS222は開いているものとして正しく検出され、対応するキー操作に誤認識が発生することはない。
【0011】
しかしながら、携帯電話機のように小型化が強く要求される電子機器において各キースイッチにそれぞれダイオードを挿入することは、キーマトリクスの専有面積が拡大すると共に、部品点数の増加に伴うコストアップを招くという問題点がある。また、操作キーは衝撃を受ける頻度が高いため、部品点数が増えることによって故障が発生する確率も増し、故障の検出も困難になるという問題点がある。
【0012】
また、携帯電話機などディスプレイ画面を操作するために方向キーを搭載した機器においては、例えば右手でテンキーを押しながら左手で方向キーを操作することがあり、このとき複数のキーを同時に押下することが起こる。特に斜め方向にキーを操作した場合、例えば右上方向を押下すると、右側のキーと上側のキーが同時に押下されることによって誤操作が発生することがある。このように、3個以上のキーによる多重押下が発生した場合には、キー操作の誤検出を回避する必要がある。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ダイオードなどの素子を用いることなく、特定の組み合わせのキーによる多重押下に際して、キー操作の誤認識を防止することができるキースキャン装置及びこれを用いた電子機器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るキースキャン装置は、複数の操作キーに対応して設けられたキースイッチを複数のグループに分割して前記グループごとに前記複数のキースイッチをマトリクス状に配置して構成した複数のキーマトリクスと、前記複数のキーマトリクスをスキャンして前記キースイッチの開閉状態を検出するキースキャン回路と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記構成により、複数のグループに分割したキースイッチに対応するそれぞれのキーマトリクスごとにキースイッチの開閉状態を検出するので、複数の操作キーの特定の組み合わせによる多重押下を行った場合でも、ダイオード等の整流素子を設けなくとも、簡単な構成で複数のキーマトリクスにわたる複数のキースイッチの開閉状態を誤りなく検出可能となる。
【0016】
また、前記複数のキーマトリクスは、前記複数の操作キーの多重押下を行う組み合わせに対して、個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるようにキースイッチを割り当てて構成したことを特徴とする。
【0017】
上記構成により、3つ以上などの複数の操作キーの多重押下を行った場合でも、個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるように別々のキーマトリクスにキースイッチを割り当てることで、ダイオード等の整流素子を設けなくともキースイッチの開閉状態の誤認識を防止可能となる。
【0018】
また、前記キースキャン回路は、前記複数のキーマトリクスを個別にスキャンし、これらのキーマトリクスごとに前記操作キーの押下によるキースイッチの開閉状態を検出することを特徴とする。
【0019】
上記構成により、複数のキーマトリクスそれぞれでキースイッチの開閉状態を検出し、このキースイッチに対応した操作キーとして押下されている操作キーを検出することが可能であり、操作キーの多重押下を誤りなく検出可能となる。
【0020】
また、前記複数のキースイッチとして、数字または文字の入力を行う入力キーに対応したキースイッチ群と、方向指示を行う方向キーに対応したキースイッチ群とを少なくとも備え、前記それぞれのキースイッチ群ごとにキーマトリクスを構成したことを特徴とする。
【0021】
上記構成により、入力キーと方向キーなどの機能別に分割したキースイッチのグループにそれぞれ対応するキーマトリクスごとに、キースイッチの開閉状態を検出することによって、機能の異なるキースイッチ群にわたる複数の操作キーが同時に押下された場合でもキースイッチの開閉状態を誤りなく検出でき、操作キーの多重押下時の誤検出を効果的に防止可能である。
【0022】
また、本発明は、上記いずれかに記載のキースキャン装置を備えた電子機器を提供する。
【0023】
電子機器に上記構成のキースキャン装置を設けることにより、ダイオード等の整流素子を追加して設けることなく、キーの多重押下に際して誤検出を効果的に防止することができるため、部品点数を削減して構成を簡略化でき、装置の小型化、低コスト化が図れる。よって、本発明は、特に小型、低価格が要求される携帯電話機のような小型電子機器に好適である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明に係るキースキャン装置は、多くの操作キーを備えた電子機器、例えば操作キーとして少なくともテンキーと方向キーを備えた電子機器、特に、携帯電話機やPDA(携帯情報機器)等の携帯端末装置に適用することが好ましい。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態に係るキースキャン装置の構成を示すブロック図である。
【0026】
キースキャン装置は、テンキー用キーマトリクス10と、方向キー用キーマトリクス11と、キースキャン回路12を有して構成される。テンキー用キーマトリクス10は、ダイヤル番号や文字入力を行うための入力キーであるテンキーに対応して設けられた12個のキースイッチS111〜S114、S121〜S124、S131〜S134のグループを4行×3列のマトリクス状に配置したものである。また、方向キー用キーマトリクス11は、ディスプレイ画面の操作等を行うための方向キーに対応して設けられた4個のキースイッチS145、S146、S155、S156のグループを2行×2列のマトリクス状に配置したものである。前記各キーマトリクス10、11は、ダイオード等の整流素子を設けない構成となっており、また、複数のキーマトリクスは図1のように必ずしも同一の大きさに構成しなくともよい。
【0027】
キースキャン回路12は、キースキャン信号15が出力される出力ポート13と、キーセンス信号16を入力する入力ポート14を有している。テンキー用キーマトリクス10は、ラインL11〜L14を介して出力ポート13に接続され、ラインI11〜I13を介して入力ポート14に接続される。また、方向キー用キーマトリクス11は、ラインL15、L16を介して出力ポート13に接続され、ラインI14、I15を介して入力ポート14に接続される。さらに、ラインI11〜I15には5個の抵抗R11〜R15からなるプルアップ抵抗17が接続されている。
【0028】
このように、本実施形態のキースキャン装置では、例えばテンキー用キーマトリクス10と方向キー用キーマトリクス11のように、複数のキースイッチを機能別に複数のグループに分割し、それぞれのキースイッチ群ごとにキーマトリクスを構成している。また、キースキャン回路12は、テンキー用キーマトリクス10と方向キー用キーマトリクス11とを個別にスキャンして、キーマトリクスごとにキースイッチの開閉状態を検出するようになっている。
【0029】
次に、上記のように構成されたキースキャン装置の動作を図2に示すタイムチャートを用いて説明する。
【0030】
まず、キーのいずれかが押下されると、テンキー用キーマトリクス10又は方向キー用キーマトリクス11の対応するキースイッチの接点が閉じる。これを受けてキースキャン回路12は、図2に示すタイミングで出力ポート13のラインL11〜L16に順次Lレベルのスキャン信号15を出力し、キーマトリクス10、11をスキャンする。
【0031】
例えば、ラインL11にキースキャン信号15が出力されている時に、ラインL11上のキースイッチS111、S121、S131のいずれも開いていれば、入力ポート14に接続されるラインI11〜I13のキーセンス信号16は全てHレベルとなり、対応する3個のキーはいずれも押下されていないと認識できる。また、キースイッチS111が閉じていれば、入力ポート14におけるキーセンス信号16はラインI11がLレベル、他のラインI12〜I13はHレベルとなり、テンキー用キーマトリクス10上でラインL11とラインI11の交点に位置するキースイッチS111の接点が閉じられていることが検出され、それに対応したキーが押下されたことを認識できる。
【0032】
ここで、3個のキーが同時に押下されたときのキースキャン装置の動作について、キースイッチS111に対応するテンキーと、斜め入力によりキースイッチS145、S155に対応する方向キーが押下された場合を例に、図3及び図4を用いて説明する。
【0033】
図3は、テンキー用キーマトリクス10に接続されるラインL11にLレベルのキースキャン信号15が出力された場合の電流経路を示し、図4は方向キー用キーマトリクス11に接続されるラインL15にキースキャン信号15が出力された場合の電流経路を示している。
【0034】
図3において、電流18はプルアップ抵抗17のR11を介してテンキー用キーマトリクス10のキースイッチS111に流れ、ラインL11を介して出力ポート13に流入する。従って、入力ポート14に接続されるラインI11にキーセンス信号16のLレベルが検出される。一方、ラインL12〜L14にそれぞれキースキャン信号15が出力された場合は、入力ポート14においてキーセンス信号16のLレベルを検出することはない。これにより、テンキー用キーマトリクス10上でラインL11とラインI11の交点に位置するキースイッチS111のみ閉じられていることが検出され、対応するテンキーが押下されたことを認識できる。
【0035】
また、図4において、電流19はプルアップ抵抗17のR14、R15を介して方向キー用キーマトリクス11のキースイッチS145、S155に流れ、ラインL15を介して出力ポート13に流入する。従って、入力ポート14に接続されるラインI14、I15でキーセンス信号16のLレベルが検出される。一方、ラインL16にキースキャン信号15が出力された場合は、入力ポート14においてキーセンス信号16のLレベルが検出されることはない。これにより、方向キー用キーマトリクス11上で、ラインL15とラインI14の交点に位置するキースイッチS145と、ラインL15とラインI15の交点に位置するキースイッチS155が閉じられていることが検出され、それぞれ対応する方向キーが押下されたことを認識できる。
【0036】
以上の例では、キースイッチS111、S145、S155に対応する3つのキーの多重押下の場合を示したが、1つのキーマトリクス内で押下されるキーが2個以下であれば、他のキーの多重押下についても同様である。すなわち、本実施形態では、分割した複数のキーマトリクスにおいて、複数の操作キーの多重押下を行う組み合わせに対して個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるようにキースイッチを割り当ててキーマトリクスを構成することにより、多重押下時の誤認識を防止できる。
【0037】
このように、本実施形態では、複数のキースイッチを2つのグループに分割してグループごとに2つのキーマトリクスを設けることにより、ダイオード等を用いることなく、テンキーと方向キーの斜め入力による多重押下を誤りなく認識することができる。
【0038】
なお、上記の説明において、キースキャン回路12はいずれかのキーを押下することによってスキャン動作を開始するとしたが、これとは別に図示しない制御回路からのスキャン指示によりスキャン動作を開始するようにしてもよい。また、常時スキャンを行うように構成することもできる。
【0039】
また、本実施形態では、キースキャン回路12から出力されるキースキャン信号15は、テンキー用キーマトリクス10及び方向キー用キーマトリクス11について2つの信号が同期、同位相となるように構成したが、必ずしも同期、同位相でなくてもよい。
【0040】
さらに、上述した実施形態は本発明の好適な具体例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0041】
上述したように本実施形態によれば、操作キーに対応して設けられたキースイッチで複数のキーマトリクスを構成することにより、特定の組み合わせ、例えばテンキーと方向キーの斜め入力における3個以上のキーで多重押下が発生した場合に、効果的にキー操作の誤認識を防ぐことができる。また、キースイッチの誤検出を防ぐためのダイオードを不要とし、小型、低価格のキースキャン装置を提供することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ダイオードなどの素子を用いることなく、特定の組み合わせのキーによる多重押下に際して、キー操作の誤認識を防止することが可能なキースキャン装置及びこれを用いた電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキースキャン装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施形態に係るキースキャン装置におけるキースキャン信号を示すタイミングチャート
【図3】本実施形態のテンキー用キーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【図4】本実施形態の方向キー用キーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【図5】従来例におけるキースキャン装置の構成を示すブロック図
【図6】従来例のキースキャン装置のキーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【図7】第2の従来例におけるキースキャン装置のキーマトリクスの構成と、このキーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【符号の説明】
10 テンキー用キーマトリクス
11 方向キー用キーマトリクス
12 キースキャン回路
13 出力ポート
14 入力ポート
15 キースキャン信号
16 キーセンス信号
17 プルアップ抵抗
S111〜S156 キースイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作キーに対応して設けられたキースイッチをスキャンして、キーの操作状態を認識するキースキャン装置及びこれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの小型電子機器では、ダイヤル番号やその他の情報を入力する操作キーの回路規模を小さくするために、各操作キーに対応して設けられたキースイッチによりキーマトリクスを構成し、キースキャン回路で生成したキースキャン信号によって各キースイッチのオンオフ状態のスキャンを行うキースキャン装置が用いられている。
【0003】
従来のキースキャン装置の構成例を図5に示す。電子機器を操作するためのキーに対応して設けられたキースイッチS211〜S244がマトリクス状に配置されてキーマトリクス21を構成しており、キースキャン回路22の出力ポート23と入力ポート24にそれぞれラインL21〜L24及びラインI21〜I24を介して接続される。また、ラインI21〜I24には抵抗R21〜R24からなるプルアップ抵抗27が接続されている。
【0004】
キースキャン回路22は、出力ポート23に接続されるラインL21〜L24に順次ローレベル(以下、Lレベルと記載する)のキースキャン信号25を出力して、キーマトリクス21をスキャンし、キースイッチS211〜S244の開閉状態を検出する。例えば、ラインL21にキースキャン信号25が出力されている時に、ラインL21上のキースイッチS211、S221、S231、S241がいずれも開いていれば、入力ポート24に接続されるラインI21〜I24のキーセンス信号26は全てハイレベル(以下、Hレベルと記載する)となる。また、キースイッチS211が押下されていれば、入力ポート24におけるキーセンス信号26はラインI21がLレベル、他のラインI22〜I24はHレベルとなり、キーマトリクス21上でラインL21とラインI21の交点に位置するキースイッチS211が閉じられていることを検出できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
小型電子機器では、少ないキー数で多くの機能を操作するために、複数のキーを同時に押すいわゆる多重押下によって複合機能の操作を行うことが行われる。しかしながら、上記した従来の構成では、3キー以上の多重押下が発生した場合に、押下しないキーを誤って押下したものとして認識することがある。
【0006】
例えば、キースイッチS211、S212、S221に対応する3個のキーが同時に押された場合を考える。出力ポート23のラインL21にLレベルのスキャン信号25が出力されているとき、キースイッチS211、S221の接点は閉じているので、入力ポート24に入力するキーセンス信号26は、ラインI21、I22がLレベル、ラインI23、I24がHレベルとなる。
【0007】
次に、ラインL22にスキャン信号25が出力されているとき、キースイッチS212が閉じていることにより、キーセンス信号26はラインI21がLレベルとなるのは当然であるが、その上I22もLレベルとなり、あたかもキースイッチS222が閉じられているように誤って検出され、それに対応したキーが押下されたと認識してしまう。この状態を図6に示したキーマトリクスにより更に詳細に説明する。
【0008】
図6は、キーマトリクスにおいてキースイッチS211、S212、S221が同時に閉じられ、出力ポート23のラインL22にキースキャン信号25が出力された時に流れる電流の経路を太線の電流28で示している。電流28はプルアップ抵抗27の抵抗R22からキースイッチS221、S211、S212を経て出力ポート23に流入する。これにより、キースキャン信号25のラインL22とキーセンス信号26のラインI23が導通するので、入力ポート24のラインI22にはLレベルのキーセンス信号26が現れる。この場合、開いている筈のキースイッチS222が閉じられているかのように検出され、対応するキーが実際には押されていないにも拘わらず、あたかも押されたように認識される。従って、キースイッチS221、S211、S212にそれぞれ対応するキーを同時に押下することによる操作が別の操作として認識され、電子機器において操作者が意図しない動作を引き起こす可能性がある。
【0009】
この多重押下によるキーの誤認識を回避する例として、特開平5−189116号公報等に開示されているようなダイオードを設けた構成がある。この第2の従来例のキーマトリクスの構成と電流経路の例を図7に示す。キーマトリクスを構成する各キースイッチS211〜S244には、それぞれ直列にダイオードD211〜D244が挿入されている。
【0010】
図7において、図6と同様にキースイッチS211、S212、S221にそれぞれ対応する3個のキーが同時に押下されてキースイッチが閉じられ、出力ポート23のラインL22にキースキャン信号25が出力された時の電流経路を太線で示す。このときの電流29は、逆バイアスされたダイオードD211のために遮断され、キースキャン信号25のラインL22とキーセンス信号26のラインI22は導通しない。したがって、入力ポート24のラインI22はHレベルとなり、キースイッチS222は開いているものとして正しく検出され、対応するキー操作に誤認識が発生することはない。
【0011】
しかしながら、携帯電話機のように小型化が強く要求される電子機器において各キースイッチにそれぞれダイオードを挿入することは、キーマトリクスの専有面積が拡大すると共に、部品点数の増加に伴うコストアップを招くという問題点がある。また、操作キーは衝撃を受ける頻度が高いため、部品点数が増えることによって故障が発生する確率も増し、故障の検出も困難になるという問題点がある。
【0012】
また、携帯電話機などディスプレイ画面を操作するために方向キーを搭載した機器においては、例えば右手でテンキーを押しながら左手で方向キーを操作することがあり、このとき複数のキーを同時に押下することが起こる。特に斜め方向にキーを操作した場合、例えば右上方向を押下すると、右側のキーと上側のキーが同時に押下されることによって誤操作が発生することがある。このように、3個以上のキーによる多重押下が発生した場合には、キー操作の誤検出を回避する必要がある。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ダイオードなどの素子を用いることなく、特定の組み合わせのキーによる多重押下に際して、キー操作の誤認識を防止することができるキースキャン装置及びこれを用いた電子機器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るキースキャン装置は、複数の操作キーに対応して設けられたキースイッチを複数のグループに分割して前記グループごとに前記複数のキースイッチをマトリクス状に配置して構成した複数のキーマトリクスと、前記複数のキーマトリクスをスキャンして前記キースイッチの開閉状態を検出するキースキャン回路と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記構成により、複数のグループに分割したキースイッチに対応するそれぞれのキーマトリクスごとにキースイッチの開閉状態を検出するので、複数の操作キーの特定の組み合わせによる多重押下を行った場合でも、ダイオード等の整流素子を設けなくとも、簡単な構成で複数のキーマトリクスにわたる複数のキースイッチの開閉状態を誤りなく検出可能となる。
【0016】
また、前記複数のキーマトリクスは、前記複数の操作キーの多重押下を行う組み合わせに対して、個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるようにキースイッチを割り当てて構成したことを特徴とする。
【0017】
上記構成により、3つ以上などの複数の操作キーの多重押下を行った場合でも、個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるように別々のキーマトリクスにキースイッチを割り当てることで、ダイオード等の整流素子を設けなくともキースイッチの開閉状態の誤認識を防止可能となる。
【0018】
また、前記キースキャン回路は、前記複数のキーマトリクスを個別にスキャンし、これらのキーマトリクスごとに前記操作キーの押下によるキースイッチの開閉状態を検出することを特徴とする。
【0019】
上記構成により、複数のキーマトリクスそれぞれでキースイッチの開閉状態を検出し、このキースイッチに対応した操作キーとして押下されている操作キーを検出することが可能であり、操作キーの多重押下を誤りなく検出可能となる。
【0020】
また、前記複数のキースイッチとして、数字または文字の入力を行う入力キーに対応したキースイッチ群と、方向指示を行う方向キーに対応したキースイッチ群とを少なくとも備え、前記それぞれのキースイッチ群ごとにキーマトリクスを構成したことを特徴とする。
【0021】
上記構成により、入力キーと方向キーなどの機能別に分割したキースイッチのグループにそれぞれ対応するキーマトリクスごとに、キースイッチの開閉状態を検出することによって、機能の異なるキースイッチ群にわたる複数の操作キーが同時に押下された場合でもキースイッチの開閉状態を誤りなく検出でき、操作キーの多重押下時の誤検出を効果的に防止可能である。
【0022】
また、本発明は、上記いずれかに記載のキースキャン装置を備えた電子機器を提供する。
【0023】
電子機器に上記構成のキースキャン装置を設けることにより、ダイオード等の整流素子を追加して設けることなく、キーの多重押下に際して誤検出を効果的に防止することができるため、部品点数を削減して構成を簡略化でき、装置の小型化、低コスト化が図れる。よって、本発明は、特に小型、低価格が要求される携帯電話機のような小型電子機器に好適である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明に係るキースキャン装置は、多くの操作キーを備えた電子機器、例えば操作キーとして少なくともテンキーと方向キーを備えた電子機器、特に、携帯電話機やPDA(携帯情報機器)等の携帯端末装置に適用することが好ましい。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態に係るキースキャン装置の構成を示すブロック図である。
【0026】
キースキャン装置は、テンキー用キーマトリクス10と、方向キー用キーマトリクス11と、キースキャン回路12を有して構成される。テンキー用キーマトリクス10は、ダイヤル番号や文字入力を行うための入力キーであるテンキーに対応して設けられた12個のキースイッチS111〜S114、S121〜S124、S131〜S134のグループを4行×3列のマトリクス状に配置したものである。また、方向キー用キーマトリクス11は、ディスプレイ画面の操作等を行うための方向キーに対応して設けられた4個のキースイッチS145、S146、S155、S156のグループを2行×2列のマトリクス状に配置したものである。前記各キーマトリクス10、11は、ダイオード等の整流素子を設けない構成となっており、また、複数のキーマトリクスは図1のように必ずしも同一の大きさに構成しなくともよい。
【0027】
キースキャン回路12は、キースキャン信号15が出力される出力ポート13と、キーセンス信号16を入力する入力ポート14を有している。テンキー用キーマトリクス10は、ラインL11〜L14を介して出力ポート13に接続され、ラインI11〜I13を介して入力ポート14に接続される。また、方向キー用キーマトリクス11は、ラインL15、L16を介して出力ポート13に接続され、ラインI14、I15を介して入力ポート14に接続される。さらに、ラインI11〜I15には5個の抵抗R11〜R15からなるプルアップ抵抗17が接続されている。
【0028】
このように、本実施形態のキースキャン装置では、例えばテンキー用キーマトリクス10と方向キー用キーマトリクス11のように、複数のキースイッチを機能別に複数のグループに分割し、それぞれのキースイッチ群ごとにキーマトリクスを構成している。また、キースキャン回路12は、テンキー用キーマトリクス10と方向キー用キーマトリクス11とを個別にスキャンして、キーマトリクスごとにキースイッチの開閉状態を検出するようになっている。
【0029】
次に、上記のように構成されたキースキャン装置の動作を図2に示すタイムチャートを用いて説明する。
【0030】
まず、キーのいずれかが押下されると、テンキー用キーマトリクス10又は方向キー用キーマトリクス11の対応するキースイッチの接点が閉じる。これを受けてキースキャン回路12は、図2に示すタイミングで出力ポート13のラインL11〜L16に順次Lレベルのスキャン信号15を出力し、キーマトリクス10、11をスキャンする。
【0031】
例えば、ラインL11にキースキャン信号15が出力されている時に、ラインL11上のキースイッチS111、S121、S131のいずれも開いていれば、入力ポート14に接続されるラインI11〜I13のキーセンス信号16は全てHレベルとなり、対応する3個のキーはいずれも押下されていないと認識できる。また、キースイッチS111が閉じていれば、入力ポート14におけるキーセンス信号16はラインI11がLレベル、他のラインI12〜I13はHレベルとなり、テンキー用キーマトリクス10上でラインL11とラインI11の交点に位置するキースイッチS111の接点が閉じられていることが検出され、それに対応したキーが押下されたことを認識できる。
【0032】
ここで、3個のキーが同時に押下されたときのキースキャン装置の動作について、キースイッチS111に対応するテンキーと、斜め入力によりキースイッチS145、S155に対応する方向キーが押下された場合を例に、図3及び図4を用いて説明する。
【0033】
図3は、テンキー用キーマトリクス10に接続されるラインL11にLレベルのキースキャン信号15が出力された場合の電流経路を示し、図4は方向キー用キーマトリクス11に接続されるラインL15にキースキャン信号15が出力された場合の電流経路を示している。
【0034】
図3において、電流18はプルアップ抵抗17のR11を介してテンキー用キーマトリクス10のキースイッチS111に流れ、ラインL11を介して出力ポート13に流入する。従って、入力ポート14に接続されるラインI11にキーセンス信号16のLレベルが検出される。一方、ラインL12〜L14にそれぞれキースキャン信号15が出力された場合は、入力ポート14においてキーセンス信号16のLレベルを検出することはない。これにより、テンキー用キーマトリクス10上でラインL11とラインI11の交点に位置するキースイッチS111のみ閉じられていることが検出され、対応するテンキーが押下されたことを認識できる。
【0035】
また、図4において、電流19はプルアップ抵抗17のR14、R15を介して方向キー用キーマトリクス11のキースイッチS145、S155に流れ、ラインL15を介して出力ポート13に流入する。従って、入力ポート14に接続されるラインI14、I15でキーセンス信号16のLレベルが検出される。一方、ラインL16にキースキャン信号15が出力された場合は、入力ポート14においてキーセンス信号16のLレベルが検出されることはない。これにより、方向キー用キーマトリクス11上で、ラインL15とラインI14の交点に位置するキースイッチS145と、ラインL15とラインI15の交点に位置するキースイッチS155が閉じられていることが検出され、それぞれ対応する方向キーが押下されたことを認識できる。
【0036】
以上の例では、キースイッチS111、S145、S155に対応する3つのキーの多重押下の場合を示したが、1つのキーマトリクス内で押下されるキーが2個以下であれば、他のキーの多重押下についても同様である。すなわち、本実施形態では、分割した複数のキーマトリクスにおいて、複数の操作キーの多重押下を行う組み合わせに対して個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるようにキースイッチを割り当ててキーマトリクスを構成することにより、多重押下時の誤認識を防止できる。
【0037】
このように、本実施形態では、複数のキースイッチを2つのグループに分割してグループごとに2つのキーマトリクスを設けることにより、ダイオード等を用いることなく、テンキーと方向キーの斜め入力による多重押下を誤りなく認識することができる。
【0038】
なお、上記の説明において、キースキャン回路12はいずれかのキーを押下することによってスキャン動作を開始するとしたが、これとは別に図示しない制御回路からのスキャン指示によりスキャン動作を開始するようにしてもよい。また、常時スキャンを行うように構成することもできる。
【0039】
また、本実施形態では、キースキャン回路12から出力されるキースキャン信号15は、テンキー用キーマトリクス10及び方向キー用キーマトリクス11について2つの信号が同期、同位相となるように構成したが、必ずしも同期、同位相でなくてもよい。
【0040】
さらに、上述した実施形態は本発明の好適な具体例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0041】
上述したように本実施形態によれば、操作キーに対応して設けられたキースイッチで複数のキーマトリクスを構成することにより、特定の組み合わせ、例えばテンキーと方向キーの斜め入力における3個以上のキーで多重押下が発生した場合に、効果的にキー操作の誤認識を防ぐことができる。また、キースイッチの誤検出を防ぐためのダイオードを不要とし、小型、低価格のキースキャン装置を提供することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ダイオードなどの素子を用いることなく、特定の組み合わせのキーによる多重押下に際して、キー操作の誤認識を防止することが可能なキースキャン装置及びこれを用いた電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキースキャン装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施形態に係るキースキャン装置におけるキースキャン信号を示すタイミングチャート
【図3】本実施形態のテンキー用キーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【図4】本実施形態の方向キー用キーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【図5】従来例におけるキースキャン装置の構成を示すブロック図
【図6】従来例のキースキャン装置のキーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【図7】第2の従来例におけるキースキャン装置のキーマトリクスの構成と、このキーマトリクスにおける電流経路の例を示す説明図
【符号の説明】
10 テンキー用キーマトリクス
11 方向キー用キーマトリクス
12 キースキャン回路
13 出力ポート
14 入力ポート
15 キースキャン信号
16 キーセンス信号
17 プルアップ抵抗
S111〜S156 キースイッチ
Claims (5)
- 複数の操作キーに対応して設けられたキースイッチを複数のグループに分割して前記グループごとに前記複数のキースイッチをマトリクス状に配置して構成した複数のキーマトリクスと、
前記複数のキーマトリクスをスキャンして前記キースイッチの開閉状態を検出するキースキャン回路と、
を備えたことを特徴とするキースキャン装置。 - 前記複数のキーマトリクスは、前記複数の操作キーの多重押下を行う組み合わせに対して、個々のキーマトリクスに対応するキースイッチが2つ以下となるようにキースイッチを割り当てて構成したことを特徴とする請求項1に記載のキースキャン装置。
- 前記キースキャン回路は、前記複数のキーマトリクスを個別にスキャンし、これらのキーマトリクスごとに前記操作キーの押下によるキースイッチの開閉状態を検出することを特徴とする請求項1に記載のキースキャン装置。
- 前記複数のキースイッチとして、数字または文字の入力を行う入力キーに対応したキースイッチ群と、方向指示を行う方向キーに対応したキースイッチ群とを少なくとも備え、前記それぞれのキースイッチ群ごとにキーマトリクスを構成したことを特徴とする請求項1に記載のキースキャン装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のキースキャン装置を備えた電子機器。
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- 2002-08-20 JP JP2002239593A patent/JP2004078688A/ja active Pending
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