JP2004065315A - 起床式ベッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は背上げ床部を所定の角度で容易かつ確実に停止させることができるようにした起床式ベッド装置を提供することにある。
【解決手段】ベッドフレーム4と、このベッドフレームに設けられ一部が起伏可能な背上げ床部11aに形成された床板体11と、この床板体の可動床部を起伏駆動する起伏駆動機構12と、この起伏駆動機構を操作して上記背上げ床部を起伏させるリモートコントローラ20と、このリモートコントローラの操作によって上記背上げ床部の起伏角度が所定の角度になったときに上記リモートコントローラの操作に係らず上記背上げ床部の動きを一定時間停止させる制御装置とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】ベッドフレーム4と、このベッドフレームに設けられ一部が起伏可能な背上げ床部11aに形成された床板体11と、この床板体の可動床部を起伏駆動する起伏駆動機構12と、この起伏駆動機構を操作して上記背上げ床部を起伏させるリモートコントローラ20と、このリモートコントローラの操作によって上記背上げ床部の起伏角度が所定の角度になったときに上記リモートコントローラの操作に係らず上記背上げ床部の動きを一定時間停止させる制御装置とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は床板体の一部を起伏駆動させることができるようにした起床式ベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病人用のベッド装置においては、体力が低下した患者が食事をする場合などに上半身を起こすのを支援するために、いわゆる起床式ベッド装置が用いられる。起床式ベッド装置は、ベッドフレームの上面に設けられる床板体を、上記ベッドフレームの長手方向に対して複数の床部に分割し、そのうちの利用者の上半身に対応する部分の床部である、背上げ床部を起伏駆動機構によって起伏駆動できる構成になっている。
【0003】
一方、長期間にわたってベッド生活をしている利用者にとっては、身体の重い部分、たとえば臀部や背部が圧迫され易いため、これらの部分に辱瘡が発生し易いということがある。
【0004】
ところで、起床式ベッド装置において、利用者が背上げ床部によって仰臥状態から上半身を起こしてゆくと、背部に掛かる負担が徐々に軽減されてくる。上半身の起上角度が大きくなり過ぎると、上半身の重さが臀部にかかるため、臀部の負担が大きくなる。逆に上半身の起上角度が小さ過ぎると、上半身の荷重が背部にかかるため、背部に掛かる負担が軽減されることがない。
【0005】
したがって、利用者の上半身を、利用者の臀部と背部とに掛かる負担が最も少ない角度に起こして維持することができれば、臀部や背部の辱瘡防止に効果があり、さらに辱瘡が生じている場合には痛みを軽減することができるなどのことがある。
【0006】
従来、臀部と背部とに掛かる負担が最も少ない角度となるよう、利用者が上半身を起こすには、利用者が操作部のスイッチを押して背上げ床部を起上させ、その角度が感覚的に丁度よいと判断したならば、操作部の操作を止めて背上げ床部を所定の角度に保持するということが行なわれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者の感覚で背上げ床部の角度を設定するようにすると、この背上げ床部を臀部と背部との両方に掛かる負担が最も少ない最適な角度に確実に設定することが容易でないということがあり、しかも常に一定の角度に設定することが難しいなどのことがあった。
【0008】
この発明は、利用者の臀部と背部との両方に掛かる負担が最も少なくなる最適な角度に背上げ床部を確実かつ容易に位置決めすることができるようにした起床式ベッド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ベッドフレームと、
このベッドフレームに設けられ一部が起伏可能な可動床部に形成された床板体と、
この床板体の可動床部を起伏駆動する起伏駆動機構と、
この起伏駆動機構を操作して上記可動床部を起伏させる操作部と、
この操作部の操作によって上記可動床部の起伏角度が所定の角度になったときに上記操作部の操作に係らず上記可動床部の動きを一定時間停止させる制御手段と、
を具備したことを特徴とする起床式ベッド装置にある。
【0010】
請求項2の発明は、上記制御手段は、上記可動床部の起伏角度を検出する検出部と、この検出部によって上記可動床部が所定の角度になったことを検出したときにその検出信号が入力されるタイマ回路と、このタイマ回路からの信号によって上記操作部から上記起伏駆動機構に出力される駆動信号を上記タイマ回路に設定された時間だけ停止するゲート回路と、
を備えていることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0011】
請求項3の発明は、上記検出部が検出する上記可動床部の角度は約30度であることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0012】
この発明によれば、可動床部の角度が所定の角度になったときに、この可動床部の動きが一定時間停止するから、そのときに操作部の操作を解除すれば、可動床部を所定の角度にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の一実施の形態を説明する。
【0014】
図1はこの発明の一実施の形態に係る起床式ベッド装置1を示し、この起床式ベッド装置1はベースフレーム2を備えている。このベースフレーム2の四隅部には脚部材3が設けられ、この脚部材3によってベースフレーム2は所定の高さに保持されている。
【0015】
上記ベースフレーム2上にはベッドフレーム4が設けられている。このベッドフレーム4は上下駆動機構5によって上下駆動されるようになっている。この上下駆動機構5は駆動源6及びこの駆動源6によって回動駆動される複数のリンク7を有する。各リンク7は、一端が上記ベースフレーム2に枢着され、他端が上記ベッドフレーム4に枢着されている。
【0016】
したがって、上記駆動源6により上記リンク7が駆動されると、上記ベッドフレーム4が上記ベースフレーム2上で上下動する。
【0017】
上記ベッドフレーム4の上面には床板体11が載置されている。この床板11は、可動床部としての背上げ床部11a、第1の腰床部11b、第2の腰床部11c、固定床部11d、第1の脚上げ床部11e及び第2の脚上げ床部11fに分割されている。隣り合う各床部は、互いに回動可能に連結され、上記固定床部11dは上記ベッドフレーム4に固定されている。
【0018】
上記ベッドフレーム4の下面側には起伏駆動機構12が設けられている。この起伏駆動機構12は細長い箱形状の駆動部13を有する。この駆動部13の一側面と他側面とにはそれぞれ駆動源14(一方のみ図示)が設けられている。
【0019】
一方の駆動源14を作動させることで、上記駆動部13に内蔵された図示しない一方の駆動軸を介して背上げアーム(図示せず)が起伏駆動される。それによって、背上げ床部11aは鎖線で示すように起上させることができるるようになっている。他方の駆動源14を作動させると、図示しない他方の駆動軸を介して脚上げアーム(図示せず)が起伏駆動され、それによって第1、第2の脚上げ床部11e,11fが鎖線で示すように山形状に起上させることができるようになっている。
【0020】
上記ベッドフレーム4の長手方向一端と他端にはそれぞれ取付け部14が設けられている。一方の取付け部14にはヘッドボード体15が着脱可能に設けられ、他方の取付け部14にはフットボード体16が同じく着脱可能に設けられている。
【0021】
上記起伏駆動機構12は操作部としてのリモートコントローラ20によって遠隔的に駆動を制御できるようになっている。このリモートコントローラ20にはベッドフレーム4を上昇させる上昇スイッチ21、下降させる下降スイッチ22、背上げ床部11aを起上方向に駆動する背上げスイッチ23、倒伏方向に駆動する背下げスイッチ24、第1の脚上げ床部11eを起上方向に駆動する脚上げスイッチ25、倒伏方向に駆動する脚下げスイッチ26、さらに背上げスイッチ23と背下げスイッチ24を押したときに、背上げ床部11aの起伏に第1の脚上げ床部11eを連動させるか否かを切り換える切り換えスイッチ27などが設けられている。
【0022】
なお、切り換えスイッチ27は一度押すとオン状態が維持され、再度押すとオフになり、このスイッチを除く他のスイッチ21〜26は押している間はオン状態で、押圧を解除するとオフ状態になる。
【0023】
上記背上げスイッチ23を押して背上げ床部11aを起上方向に駆動したとき及び背下げスイッチ24を押して起上状態にある背上げ床部11aを倒伏方向に駆動したとき、この背上げ床部11aが所定の角度、たとえば30度の角度になると、そのことがリミットスイッチなどの角度検出センサ31によって検出される。
【0024】
背上げ床部11aが30度の角度になったとき、上半身が起こされた利用者の背部に掛かる荷重と、臀部に掛かる荷重とが最も小さくなることが実験によって確認された。したがって、背上げ床部11aを30度の角度に起こすことで、利用者の辱瘡防止や身体に掛かる負担を軽減することができる。
【0025】
上記角度検出センサ31は起伏駆動される背上げ床部11aをリミットスイッチによって直接検出してもよいが、起伏駆動機構12の駆動源14によって駆動される駆動軸の角度によって間接的に検出するようにしてもよい。
【0026】
上記角度検出センサ31からの検出信号は、制御手段としての制御装置32に設けられたパルス発生回路33に入力される。上記検出信号が入力されたパルス発生回路33からはパルス信号が出力され、そのパルス信号はタイマ回路34に入力される。パルス信号が入力されたタイマ回路34は作動を開始するようになっている。
【0027】
上記タイマ回路34からの出力はゲート回路35に入力される。上記背上げスイッチ23の操作による背上げ信号及び背下げスイッチ24の操作による背下げ信号は上記ゲート回路35を介して上記駆動源14を作動させるためのモータ駆動回路36に入力される。
【0028】
上記タイマ回路34が作動を開始してからこのタイマ回路34に設定された時間が経過する所定時間の間は、このタイマ回路34からの信号によって上記ゲート回路35が遮断される。
【0029】
それによって、上記背上げスイッチ23及び背下げスイッチ24をオンさせることによって発生する信号が上記ゲート回路35によって遮断されるため、駆動源14の動作が停止するようになっている。上記タイマ回路34の設定時間は数秒、たとえば1〜2秒程度に設定される。
【0030】
つまり、背上げ床部11aを起上或いは倒伏させる際、この背上げ床部11aが約30度の角度になると、その起上或いは倒伏動作が1〜2秒間停止するようになっている。
【0031】
なお、上記制御装置32は上記起伏駆動機構12の駆動部13に設けられている。
【0032】
つぎに、上記構成の起床式ベッド装置1によって背上げ床部11aを起伏駆動する場合の動作を説明する。倒伏状態にある床板体11の背上げ床部11aを起上方向に駆動する場合には、リモートコントローラ20に設けられた背上げスイッチ23を押下する。それによって、リモートコントローラ20からは駆動源14を作動させる駆動信号がゲート回路35及びモータ駆動回路36を介して駆動源14に入力される。それによって、駆動源14が作動するから、上記背上げ床部11aが起上方向に駆動される。
【0033】
背上げ床部11aの起上角度が約30度になると、そのことが角度検出センサ31によって検出される。この角度検出センサ31からの検出信号はパルス発生回路33に入力される。それによって、パルス発生回路33からタイマ回路34にパルス信号が出力され、このタイマ回路34が作動を開始する。
【0034】
タイマ回路34が作動を開始すると、このタイマ回路34がタイムアップする1〜2秒の間はゲート回路35が遮断されるから、その間は背上げスイッチ23の操作による信号がモータ駆動回路36に入力されなくなる。そのため、背上げ床部11aの上昇が停止する。
【0035】
利用者が背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させたいときには、背上げ床部11aが30度の角度になったときにその動きが一時停止することになるから、そのときに背上げスイッチ23の操作を解除すれば、背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができる。
【0036】
つまり、利用者は背上げ床部11aの動きが停止したことを体感したときに背上げスイッチ23の操作を解除すればよいから、背上げ床部11aを身体の背部や臀部に掛かる負担が最も少なくなる、ほぼ30度の角度で容易かつ確実に停止させることができる。
【0037】
背上げ床部11aがほぼ30度の角度になったときに、背上げスイッチ23の操作を継続すれば、この背上げ床部11aを30度以上の角度に起上させることができる。
【0038】
30度以上の角度に起上した背上げ床部11aを背下げスイッチ24を操作して倒伏方向に駆動する際、この背上げ床部11aがほぼ30度の角度になると、背上げ時と同様、そのことが角度検出センサ31によって検出される。したがって、背上げ床部11aを倒伏させる際にも、背上げ床部11aがほぼ30度の角度になったときにタイマ回路34が作動して背上げ床部11aの動きを1〜2秒間停止するから、そのときに背下げスイッチ24の操作を解除すれば、背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができる。
【0039】
背上げ床部11aがほぼ30度に倒伏したときに、上記背下げスイッチ24の操作を解除せずに継続すれば、背上げ床部11aはほぼ水平に倒伏するまで駆動されることになる。
【0040】
このように、背上げ床部11aを起上させる際や30度以上に起立した状態から倒伏させる際、ほぼ30度の角度になると、背上げ床部11aの起上動作或いは倒伏動作が1〜2秒間停止する。そのため、利用者はその停止を体感できるから、そのときに背上げ或いは背下げの操作を停止することで、背上げ床部11aを利用者の身体に最も負担の掛からない角度で容易かつ確実に停止させることができる。
【0041】
しかも、通常の背上げ操作や背下げ操作を行なうことで、背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができるから、そのことによっても操作性の向上が図れる。
【0042】
また、切り換えスイッチ28によって背上げ床部11aの動きに第1の脚上げ床部11eを連動させるようにしたときも、同様に背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができる。
【0043】
上記一実施の形態では背上げ床部11aを起立方向に駆動するときと、倒伏方向に駆動するときの両方において背上げ床部11aをほぼ30度の角度で所定時間停止させるようにしたが、起立方向に駆動するときにだけ、ほぼ30度の角度で所定時間停止させるようにしてもよい。その場合、たとえば背下げスイッチ24の操作信号をゲート回路35を介さずに、直接モータ駆動回路36に入力させることで可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、可動床部の角度が所定の角度になったときに、この可動床部の動きを操作部の操作に係りなく一定時間停止させるようにした。
【0045】
そのため、可動床部の動きが所定時間停止したときに、操作部の操作を解除すれば、可動床部を所定の角度にできるから、可動床部を容易かつ確実に所定の角度で位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る起床式ベッド装置の構成図。
【図2】可動床部の起伏を制御する制御装置のブロック図。
【符号の説明】
4…ベッドフレーム
11…床板体
11a…背上げ床部(可動床部)
20…リモートコントローラ(操作部)
32…制御装置(制御手段)
31…角度検出センサ(検出部)
34…タイマ回路
35…ゲート回路
【発明の属する技術分野】
この発明は床板体の一部を起伏駆動させることができるようにした起床式ベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病人用のベッド装置においては、体力が低下した患者が食事をする場合などに上半身を起こすのを支援するために、いわゆる起床式ベッド装置が用いられる。起床式ベッド装置は、ベッドフレームの上面に設けられる床板体を、上記ベッドフレームの長手方向に対して複数の床部に分割し、そのうちの利用者の上半身に対応する部分の床部である、背上げ床部を起伏駆動機構によって起伏駆動できる構成になっている。
【0003】
一方、長期間にわたってベッド生活をしている利用者にとっては、身体の重い部分、たとえば臀部や背部が圧迫され易いため、これらの部分に辱瘡が発生し易いということがある。
【0004】
ところで、起床式ベッド装置において、利用者が背上げ床部によって仰臥状態から上半身を起こしてゆくと、背部に掛かる負担が徐々に軽減されてくる。上半身の起上角度が大きくなり過ぎると、上半身の重さが臀部にかかるため、臀部の負担が大きくなる。逆に上半身の起上角度が小さ過ぎると、上半身の荷重が背部にかかるため、背部に掛かる負担が軽減されることがない。
【0005】
したがって、利用者の上半身を、利用者の臀部と背部とに掛かる負担が最も少ない角度に起こして維持することができれば、臀部や背部の辱瘡防止に効果があり、さらに辱瘡が生じている場合には痛みを軽減することができるなどのことがある。
【0006】
従来、臀部と背部とに掛かる負担が最も少ない角度となるよう、利用者が上半身を起こすには、利用者が操作部のスイッチを押して背上げ床部を起上させ、その角度が感覚的に丁度よいと判断したならば、操作部の操作を止めて背上げ床部を所定の角度に保持するということが行なわれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者の感覚で背上げ床部の角度を設定するようにすると、この背上げ床部を臀部と背部との両方に掛かる負担が最も少ない最適な角度に確実に設定することが容易でないということがあり、しかも常に一定の角度に設定することが難しいなどのことがあった。
【0008】
この発明は、利用者の臀部と背部との両方に掛かる負担が最も少なくなる最適な角度に背上げ床部を確実かつ容易に位置決めすることができるようにした起床式ベッド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ベッドフレームと、
このベッドフレームに設けられ一部が起伏可能な可動床部に形成された床板体と、
この床板体の可動床部を起伏駆動する起伏駆動機構と、
この起伏駆動機構を操作して上記可動床部を起伏させる操作部と、
この操作部の操作によって上記可動床部の起伏角度が所定の角度になったときに上記操作部の操作に係らず上記可動床部の動きを一定時間停止させる制御手段と、
を具備したことを特徴とする起床式ベッド装置にある。
【0010】
請求項2の発明は、上記制御手段は、上記可動床部の起伏角度を検出する検出部と、この検出部によって上記可動床部が所定の角度になったことを検出したときにその検出信号が入力されるタイマ回路と、このタイマ回路からの信号によって上記操作部から上記起伏駆動機構に出力される駆動信号を上記タイマ回路に設定された時間だけ停止するゲート回路と、
を備えていることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0011】
請求項3の発明は、上記検出部が検出する上記可動床部の角度は約30度であることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0012】
この発明によれば、可動床部の角度が所定の角度になったときに、この可動床部の動きが一定時間停止するから、そのときに操作部の操作を解除すれば、可動床部を所定の角度にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の一実施の形態を説明する。
【0014】
図1はこの発明の一実施の形態に係る起床式ベッド装置1を示し、この起床式ベッド装置1はベースフレーム2を備えている。このベースフレーム2の四隅部には脚部材3が設けられ、この脚部材3によってベースフレーム2は所定の高さに保持されている。
【0015】
上記ベースフレーム2上にはベッドフレーム4が設けられている。このベッドフレーム4は上下駆動機構5によって上下駆動されるようになっている。この上下駆動機構5は駆動源6及びこの駆動源6によって回動駆動される複数のリンク7を有する。各リンク7は、一端が上記ベースフレーム2に枢着され、他端が上記ベッドフレーム4に枢着されている。
【0016】
したがって、上記駆動源6により上記リンク7が駆動されると、上記ベッドフレーム4が上記ベースフレーム2上で上下動する。
【0017】
上記ベッドフレーム4の上面には床板体11が載置されている。この床板11は、可動床部としての背上げ床部11a、第1の腰床部11b、第2の腰床部11c、固定床部11d、第1の脚上げ床部11e及び第2の脚上げ床部11fに分割されている。隣り合う各床部は、互いに回動可能に連結され、上記固定床部11dは上記ベッドフレーム4に固定されている。
【0018】
上記ベッドフレーム4の下面側には起伏駆動機構12が設けられている。この起伏駆動機構12は細長い箱形状の駆動部13を有する。この駆動部13の一側面と他側面とにはそれぞれ駆動源14(一方のみ図示)が設けられている。
【0019】
一方の駆動源14を作動させることで、上記駆動部13に内蔵された図示しない一方の駆動軸を介して背上げアーム(図示せず)が起伏駆動される。それによって、背上げ床部11aは鎖線で示すように起上させることができるるようになっている。他方の駆動源14を作動させると、図示しない他方の駆動軸を介して脚上げアーム(図示せず)が起伏駆動され、それによって第1、第2の脚上げ床部11e,11fが鎖線で示すように山形状に起上させることができるようになっている。
【0020】
上記ベッドフレーム4の長手方向一端と他端にはそれぞれ取付け部14が設けられている。一方の取付け部14にはヘッドボード体15が着脱可能に設けられ、他方の取付け部14にはフットボード体16が同じく着脱可能に設けられている。
【0021】
上記起伏駆動機構12は操作部としてのリモートコントローラ20によって遠隔的に駆動を制御できるようになっている。このリモートコントローラ20にはベッドフレーム4を上昇させる上昇スイッチ21、下降させる下降スイッチ22、背上げ床部11aを起上方向に駆動する背上げスイッチ23、倒伏方向に駆動する背下げスイッチ24、第1の脚上げ床部11eを起上方向に駆動する脚上げスイッチ25、倒伏方向に駆動する脚下げスイッチ26、さらに背上げスイッチ23と背下げスイッチ24を押したときに、背上げ床部11aの起伏に第1の脚上げ床部11eを連動させるか否かを切り換える切り換えスイッチ27などが設けられている。
【0022】
なお、切り換えスイッチ27は一度押すとオン状態が維持され、再度押すとオフになり、このスイッチを除く他のスイッチ21〜26は押している間はオン状態で、押圧を解除するとオフ状態になる。
【0023】
上記背上げスイッチ23を押して背上げ床部11aを起上方向に駆動したとき及び背下げスイッチ24を押して起上状態にある背上げ床部11aを倒伏方向に駆動したとき、この背上げ床部11aが所定の角度、たとえば30度の角度になると、そのことがリミットスイッチなどの角度検出センサ31によって検出される。
【0024】
背上げ床部11aが30度の角度になったとき、上半身が起こされた利用者の背部に掛かる荷重と、臀部に掛かる荷重とが最も小さくなることが実験によって確認された。したがって、背上げ床部11aを30度の角度に起こすことで、利用者の辱瘡防止や身体に掛かる負担を軽減することができる。
【0025】
上記角度検出センサ31は起伏駆動される背上げ床部11aをリミットスイッチによって直接検出してもよいが、起伏駆動機構12の駆動源14によって駆動される駆動軸の角度によって間接的に検出するようにしてもよい。
【0026】
上記角度検出センサ31からの検出信号は、制御手段としての制御装置32に設けられたパルス発生回路33に入力される。上記検出信号が入力されたパルス発生回路33からはパルス信号が出力され、そのパルス信号はタイマ回路34に入力される。パルス信号が入力されたタイマ回路34は作動を開始するようになっている。
【0027】
上記タイマ回路34からの出力はゲート回路35に入力される。上記背上げスイッチ23の操作による背上げ信号及び背下げスイッチ24の操作による背下げ信号は上記ゲート回路35を介して上記駆動源14を作動させるためのモータ駆動回路36に入力される。
【0028】
上記タイマ回路34が作動を開始してからこのタイマ回路34に設定された時間が経過する所定時間の間は、このタイマ回路34からの信号によって上記ゲート回路35が遮断される。
【0029】
それによって、上記背上げスイッチ23及び背下げスイッチ24をオンさせることによって発生する信号が上記ゲート回路35によって遮断されるため、駆動源14の動作が停止するようになっている。上記タイマ回路34の設定時間は数秒、たとえば1〜2秒程度に設定される。
【0030】
つまり、背上げ床部11aを起上或いは倒伏させる際、この背上げ床部11aが約30度の角度になると、その起上或いは倒伏動作が1〜2秒間停止するようになっている。
【0031】
なお、上記制御装置32は上記起伏駆動機構12の駆動部13に設けられている。
【0032】
つぎに、上記構成の起床式ベッド装置1によって背上げ床部11aを起伏駆動する場合の動作を説明する。倒伏状態にある床板体11の背上げ床部11aを起上方向に駆動する場合には、リモートコントローラ20に設けられた背上げスイッチ23を押下する。それによって、リモートコントローラ20からは駆動源14を作動させる駆動信号がゲート回路35及びモータ駆動回路36を介して駆動源14に入力される。それによって、駆動源14が作動するから、上記背上げ床部11aが起上方向に駆動される。
【0033】
背上げ床部11aの起上角度が約30度になると、そのことが角度検出センサ31によって検出される。この角度検出センサ31からの検出信号はパルス発生回路33に入力される。それによって、パルス発生回路33からタイマ回路34にパルス信号が出力され、このタイマ回路34が作動を開始する。
【0034】
タイマ回路34が作動を開始すると、このタイマ回路34がタイムアップする1〜2秒の間はゲート回路35が遮断されるから、その間は背上げスイッチ23の操作による信号がモータ駆動回路36に入力されなくなる。そのため、背上げ床部11aの上昇が停止する。
【0035】
利用者が背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させたいときには、背上げ床部11aが30度の角度になったときにその動きが一時停止することになるから、そのときに背上げスイッチ23の操作を解除すれば、背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができる。
【0036】
つまり、利用者は背上げ床部11aの動きが停止したことを体感したときに背上げスイッチ23の操作を解除すればよいから、背上げ床部11aを身体の背部や臀部に掛かる負担が最も少なくなる、ほぼ30度の角度で容易かつ確実に停止させることができる。
【0037】
背上げ床部11aがほぼ30度の角度になったときに、背上げスイッチ23の操作を継続すれば、この背上げ床部11aを30度以上の角度に起上させることができる。
【0038】
30度以上の角度に起上した背上げ床部11aを背下げスイッチ24を操作して倒伏方向に駆動する際、この背上げ床部11aがほぼ30度の角度になると、背上げ時と同様、そのことが角度検出センサ31によって検出される。したがって、背上げ床部11aを倒伏させる際にも、背上げ床部11aがほぼ30度の角度になったときにタイマ回路34が作動して背上げ床部11aの動きを1〜2秒間停止するから、そのときに背下げスイッチ24の操作を解除すれば、背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができる。
【0039】
背上げ床部11aがほぼ30度に倒伏したときに、上記背下げスイッチ24の操作を解除せずに継続すれば、背上げ床部11aはほぼ水平に倒伏するまで駆動されることになる。
【0040】
このように、背上げ床部11aを起上させる際や30度以上に起立した状態から倒伏させる際、ほぼ30度の角度になると、背上げ床部11aの起上動作或いは倒伏動作が1〜2秒間停止する。そのため、利用者はその停止を体感できるから、そのときに背上げ或いは背下げの操作を停止することで、背上げ床部11aを利用者の身体に最も負担の掛からない角度で容易かつ確実に停止させることができる。
【0041】
しかも、通常の背上げ操作や背下げ操作を行なうことで、背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができるから、そのことによっても操作性の向上が図れる。
【0042】
また、切り換えスイッチ28によって背上げ床部11aの動きに第1の脚上げ床部11eを連動させるようにしたときも、同様に背上げ床部11aをほぼ30度の角度で停止させることができる。
【0043】
上記一実施の形態では背上げ床部11aを起立方向に駆動するときと、倒伏方向に駆動するときの両方において背上げ床部11aをほぼ30度の角度で所定時間停止させるようにしたが、起立方向に駆動するときにだけ、ほぼ30度の角度で所定時間停止させるようにしてもよい。その場合、たとえば背下げスイッチ24の操作信号をゲート回路35を介さずに、直接モータ駆動回路36に入力させることで可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、可動床部の角度が所定の角度になったときに、この可動床部の動きを操作部の操作に係りなく一定時間停止させるようにした。
【0045】
そのため、可動床部の動きが所定時間停止したときに、操作部の操作を解除すれば、可動床部を所定の角度にできるから、可動床部を容易かつ確実に所定の角度で位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る起床式ベッド装置の構成図。
【図2】可動床部の起伏を制御する制御装置のブロック図。
【符号の説明】
4…ベッドフレーム
11…床板体
11a…背上げ床部(可動床部)
20…リモートコントローラ(操作部)
32…制御装置(制御手段)
31…角度検出センサ(検出部)
34…タイマ回路
35…ゲート回路
Claims (3)
- ベッドフレームと、
このベッドフレームに設けられ一部が起伏可能な可動床部に形成された床板体と、
この床板体の可動床部を起伏駆動する起伏駆動機構と、
この起伏駆動機構を操作して上記可動床部を起伏させる操作部と、
この操作部の操作によって上記可動床部の起伏角度が所定の角度になったときに上記操作部の操作に係らず上記可動床部の動きを一定時間停止させる制御手段と、
を具備したことを特徴とする起床式ベッド装置。 - 上記制御手段は、上記可動床部の起伏角度を検出する検出部と、この検出部によって上記可動床部が所定の角度になったことを検出したときにその検出信号が入力されるタイマ回路と、このタイマ回路からの信号によって上記操作部から上記起伏駆動機構に出力される駆動信号を上記タイマ回路に設定された時間だけ停止するゲート回路と、
を備えていることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置。 - 上記検出部が検出する上記可動床部の角度は約30度であることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置。
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ID=32012878
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-08-01 JP JP2002225113A patent/JP2004065315A/ja active Pending
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