JP2004064148A - 光時分割多重信号チャネル識別方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離部101と、N個の分離ポートに接続され、N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別部102と、識別した1つのチャネルのチャネル番号に対応して、N個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号のポートに一意に切り替えるチャネル切替部103と、N個の出力ポートを有し、チャネル切替部103で切り替えられたN個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力部104とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光時分割多重信号チャネルの識別方法およびその装置に関し、より詳細には、光時分割多重信号のチャネルの識別を容易にする光時分割多重信号チャネルの識別方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
伝送システムにおける伝送容量を増大するための方式として、時分割多重伝送方式が知られている。伝送速度に応じて階層的に多重信号の構造を定めた方式として、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)伝送方式が知られている。電気信号を上述した構造に従って多重化し、光電変換を行った光時分割多重信号を光ファイバにより伝送することが行われている。
【0003】
従来、光時分割多重信号に多重された光時分割多重チャネルを識別するために、電気信号において時分割多重信号チャネルのオーバーヘッドを利用していた。すなわち、光時分割多重信号の光時分割多重チャネルにSDH伝送方式のオーバーヘッドを利用した電気信号フォーマットを用いていた。光時分割多重信号の光時分割分離を行って、光電変換が可能なビットレートに分離した後、各チャネルをすべて光電変換する。変換されたすべてのチャネルの電気信号データを読み出して、オーバーヘッドを認識することにより、それぞれのチャネルを識別していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、すべてのチャネルを光電変換して、電気信号データを読み出すために、装置規模が増大するとともに、装置の制御が複雑となるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光時分割分離部の各ポート番号とチャネル番号との相対関係を一意に定めることによりチャネルの識別を容易にした光時分割多重信号チャネルの識別方法およびその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する分離ステップと、前記N個の分離ポートに出力された前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別する識別ステップと、該識別ステップで識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号のポートに一意に切り替える切替ステップと、該切替ステップで切り替えられた前記N個のチャネルを、チャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力する出力ステップとを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、光時分割分離部において、光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する分離ステップと、前記N個の分離ポートに出力された前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別する識別ステップと、該識別ステップで識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するように、前記光時分割分離部を制御する制御ステップと、前記N個のチャネルを、チャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力する出力ステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、光時分割分離部において、チャネルの間隔が時間的に不等間隔な不等間隔光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、該N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するときに、N個の分離ポートに出力する分離ステップと、前記N個の分離ポートのすべてに前記データが出力されるように、前記光時分割分離部を制御する制御ステップと、前記N個のチャネルを、チャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力する出力ステップとを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離手段と、前記N個の分離ポートに接続され、前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別手段と、該チャネル識別手段で識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号のポートに一意に切り替えるチャネル切替手段と、N個の出力ポートを有し、前記切替手段で切り替えられた前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離手段と、前記N個の分離ポートに接続され、前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別手段と、該チャネル識別手段で識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するように、前記光時分割分離手段を制御するチャネル制御手段と、N個の出力ポートを有し、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、チャネルの間隔が時間的に不等間隔な不等間隔光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、該N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するときに、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離手段と、前記N個の分離ポートのすべてに前記データが出力されるように、前記光時分割分離手段を制御するチャネル制御手段と、N個の出力ポートを有し、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項4、5または6に記載の前記光時分割分離手段は、前記光時分割多重信号とチャープ光パルスとを合波する合波手段と、前記チャープ光パルスと前記光時分割多重信号とが重なるときに相互相関信号を出力し、前記光時分割多重信号のN個のチャネルの時間的な順序を、チャネルの波長の順序に一意に変換して、N個のチャネルに分離して出力する相互相関手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項4、5または6に記載の前記光時分割分離手段は、N系統に分岐された光時分割多重信号およびN系統に分岐されたゲート光パルスの少なくとも一方に、各々の系統ごとに異なるタイミングで重なるように異なる遅延量を与えて合波する合波手段と、前記ゲート光パルスと前記光時分割多重信号とが重なるときに相互相関信号を出力するN個の相互相関手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の前記相互相関手段は、半導体光増幅器の四光波混合、光ファイバ中の相互位相変調、電界吸収型光増幅器の相互吸収変調、2次非線形光学材料の疑似位相整合のいずれかを用いて、前記相互相関信号を出力することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態にかかる光時分割多重信号チャネル識別装置を示す。光時分割多重信号チャネル識別装置は、光時分割多重信号をN系統のチャネルに分離する光時分割分離部101と、各チャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別部102と、1からNのチャネル番号に対応したポート番号にチャネルを切り替えるチャネル切替部103と、1からNのポート番号を備えたN個の出力ポートを有するデータ出力部104とを備えている。
【0016】
第1の実施形態のチャネル識別部102は、光時分割分離部101の分離ポート1についてのみチャネル識別を行っている。チャネル識別を行うポートは、分離ポート1以外のいずれか1または複数のポートでもよいし、分離ポート1を含めた複数のポートでもよい。
【0017】
光時分割分離部101において光時分割分離された光時分割分離信号は、分離ポート1〜Nに出力され、それぞれ対応したチャネル識別部102のポートに入力される。チャネル識別部102は、ポート1のチャネルを、例えば、波長認識、光電変換と電気信号データの読み出しによる信号ヘッダの認識などにより識別する。図1に示した分離ポート1から出力された光時分割多重信号のチャネル番号は3である。チャネル切替部103では、チャネル識別部102が識別したチャネル番号に基づいて、分離ポート1の光時分割分離信号を、データ出力部104の出力ポート3に接続するように切り替える。
【0018】
ここで、光時分割分離部101において、光時分割分離部101の分離ポート1にチャネル3が出力された場合、それ以外の分離ポートの出力は一意に決定される。すなわち、光時分割分離部101の分離ポート2,3,…,N−2,N−1,Nには、それぞれデータ出力部104の出力ポート4,5,…,N,1,2に接続される。つまり、1つのチャネルを認識するだけで全てのチャネルを認識することができる。光時分割分離部101において、分離ポートへの出力を一意に決定できる光時分割分離の方法については後述する。
【0019】
(第2の実施形態)
図2に、本発明の第2の実施形態にかかる光時分割多重信号チャネル識別装置を示す。光時分割多重信号チャネル識別装置は、光時分割多重信号をN系統のチャネルに分離する光時分割分離部201と、各チャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別部202と、1からNのポート番号を備えたN個の出力ポートを有するデータ出力部204と、チャネル識別部202におけるチャネル識別情報に基づいて、光時分割分離部201の光時分割分離動作を制御するチャネル制御部205とを備えている。
【0020】
第2の実施形態のチャネル識別部202は、光時分割分離部201の分離ポート1についてのみチャネル識別を行っている。チャネル識別を行うポートは、分離ポート1以外のいずれか1または複数のポートでもよいし、分離ポート1を含めた複数のポートでもよい。
【0021】
光時分割分離部201において光時分割分離された光時分割分離信号は、分離ポート1〜Nに出力され、それぞれ対応したチャネル識別部202のポートに入力される。チャネル識別部202は、分離ポート1のチャネルを、例えば、波長認識、光電変換と電気信号データの読み出しによる信号ヘッダの認識などにより識別する。図2(a)に示した分離ポート1から出力された光時分割多重信号のチャネル番号は3である。チャネル制御部205では、チャネル識別部202が識別したチャネル番号に基づいて、分離ポート1の光時分割多重信号を、データ出力部204の出力ポート3に接続するように、光時分割分離部201の光時分割分離動作を制御する。ここでは、分離ポート1にチャネル番号3が出力されているので、2チャネル(2ビット)分だけ光時分割分離動作をシフトさせる。シフトさせた結果を図2(b)に示す。
【0022】
ここで、光時分割分離部201において、光時分割分離部201の分離ポート1にチャネル3が出力された場合、それ以外の分離ポートの出力は一意に決定される。すなわち、光時分割分離部201の分離ポート2,3,…,N−2,N−1,Nには、それぞれデータ出力部204の出力ポート4,5,…,N,1,2に接続される。つまり、1つのチャネルを認識するだけで全てのチャネルを認識することができる。光時分割分離部201において、分離ポートへの出力を一意に決定できる光時分割分離の方法については後述する。
【0023】
(第3の実施形態)
図3に、本発明の第3の実施形態にかかる光時分割多重信号チャネル識別装置を示す。光時分割多重信号チャネル識別装置は、不等間隔光時分割多重信号発生部306から受信した光時分割多重信号をN系統のチャネルに分離する光時分割分離部301と、1からNのポート番号を備えたN個の出力ポートを有するデータ出力部304と、光時分割分離部301の光時分割分離動作を制御するチャネル制御部305とを備えている。
【0024】
不等間隔光時分割多重信号発生部306では、Nチャネルの光時分割多重チャネルのビット間隔が不等間隔になるように多重を行う。すなわち、チャネル1と2の間隔をΔt1とすると、以下、チャネル2と3の間隔をΔt2、チャネル3と4の間隔をΔt3、チャネルN−1とNの間隔をΔtN−1とする。ここで、少なくとも1つのビット間隔が、他のビット間隔と異なるように多重する。不等間隔光時分割多重信号発生部306については後述する。
【0025】
このような不等間隔光時分割多重信号に対して、光時分割分離部301は、すべての分離ポートから同時に出力が得られるように、光時分割分離動作を実行する。光時分割分離動作の方法については、第4、第6の実施形態に述べる方法を用いることができる。一方、すべての分離ポートから同時に出力が得られるような光時分割多重動作を実行できないときには、N個の分離ポートのうち少なくとも1つの分離ポートから出力が得られないものとする。従って、データ出力部304における出力ポートの出力の有無を監視することにより、チャネル制御部305を用いてチャネルを制御することができる。
【0026】
図3(a)に示したように、光時分割分離部301のN個の分離ポートのうち、少なくとも1つの分離ポートから出力が得られない場合には、チャネル制御部305は、光時分割分離部301における光時分割分離動作を1チャネルずつシフトさせる。再び、データ出力部304の出力ポートからの出力を監視して、すべての出力ポートから同時に出力が得られるまで繰り返す。このようにして、データ出力部の出力ポートの番号とチャネルの番号とを一致させることができる。
【0027】
(光時分割分離部の第1の実施例)
図4(a)に、光時分割分離部の第1の実施例を示す。光時分割分離の方法として半導体光増幅器の四光波混合(FWM)を用いた例であり、160Gbit/sの光信号を、20Gbit×8チャネルに分離する場合を示している。光時分割分離部は、160Gbit/sの光時分割多重信号と、20GHzのチャープ光パルス列を合波する光合波器401と、合波された信号を増幅する半導体光増幅器402と、各チャネルに分離する波長フィルタ403とを備えている。
【0028】
半導体光増幅器402は、光時分割多重信号とチャープ光パルス列との間のFWM効果により、各チャネルごとにそれぞれ異なる波長の四光波混合光に変換する。半導体光増幅器402の出力スペクトルを図4(b)に示す。波長フィルタ403は、変換された四光波混合光を、対応する各チャネルに分離することにより、各分離ポートに各チャネルの光信号を一括して出力させることができる。なお、半導体光増幅器402の代わりに、光ファイバを用いる方法もある。
【0029】
(光時分割分離部の第2の実施例)
図5(a)に、光時分割分離部の第2の実施例を示す。光ファイバ中の相互位相変調(XPM)を用いた例であり、160Gb/sの光信号を、20Gb/s×8チャネルに分離する場合を示している。光時分割分離部は、160Gbit/sの光時分割多重信号と、20GHzのチャープ光パルス列を合波する光合波器401と、光ファイバ404と、各チャネルに分離する波長フィルタ403とを備えている。
【0030】
光ファイバ404において、光時分割多重信号とチャープ光パルス列の時間的な重なりが、XPM効果によって各チャネルごとにチャープ光パルスのスペクトル成分のピークに置き換えられる。光ファイバ404の出力を図5(b)に示す。波長フィルタ403は、チャープ光パルスの異なるスペクトル成分に置き換えられた各チャネルの光信号を分離することにより、各分離ポートに各チャネルの光信号を一括して出力させることができる。
【0031】
第1または第2の実施例とも第1、第2、第3のいずれの実施形態の光時分割分離部に適用することができる。このとき、例えば、波長フィルタ出力における波長分割多重のチャネル波長を識別して、チャネルの識別を行うことができる。また、チャネル制御部における制御は、チャープ光パルス列と光時分割多重信号の合波のタイミングを制御することにより実現することができる。
【0032】
第1、第2の実施例において、光時分割多重チャネルは、波長分割多重チャネルに変換されるので、光時分割多重チャネルの時間的な順序は、そのまま波長分割多重チャネルの波長の大きさの順序に変換される。大きい順か小さい順かは、チャープの正負による。従って、光時分割分離チャネルの相対関係、すなわち番号順は一意に決まる。光時分割多重信号とチャープ光パルス列の合波のタイミングを変えると、あるポートに出力されるチャネルが順に変わるので、一意にチャネルの制御をすることができる。
【0033】
第3の実施形態における不等間隔光時分割多重信号の場合には、変換された波長間隔が不等間隔になる。あるタイミングで光時分割多重信号とチャープ光パルス列の合波したときに、全てのチャネルが波長分離できるように波長フィルタを設計すれば、別のタイミングで合波されてチャネル番号とポートとが一致しない場合には、波長フィルタから出力されない。このようにして、ポートの出力の有無をチャネル制御に用いることができる。
【0034】
(光時分割分離部の第3の実施例)
図6に、光時分割分離部の第3の実施例を示す。一括多出力型光時分割分離方法の一例を示したものである。Nチャネルの光信号を時分割多重したビットレートN・f0の光時分割多重信号(光周波数fs)と、繰り返し周波数f0のゲート光パルス列(光周波数fg)とを、同期制御された所定の入力タイミングにより、それぞれ光分波器601,602に入力する。
【0035】
光時分割多重信号は、光分波器601でN分岐され、1ビット間隔の遅延Δtを与える光遅延器603−1〜603〜Nを介して、光合波器604−1〜604−Nに入力される。一方、ゲート光パルス列は、光分波器602でN分岐され、光合波器604−1〜604−Nに入力される。光合波器604−1〜604−Nは、光時分割多重信号とゲート光パルスとを合波して、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力する。
【0036】
図7に、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示す。光時分割多重信号が1ビット(Δt)ずつずれているので、相互相関信号発生器605−1においてチャネル1の光信号とゲート光パルスとが重なり、相互相関信号発生器605−2においてチャネル2の光信号とゲート光パルスとが重なり、以下同様に各チャネルの光信号がそれぞれゲート光パルスと重なることになる。これにより、相互相関信号発生器605−1〜605−Nから同時に各チャネルの相互相関信号が出力される。各チャネル相互相関信号は、光フィルタ606−1〜606−Nを介して、一括して分離され、Nチャネルの光時分割多重信号の一括多出力型光時分割分離を実現することができる。
【0037】
相互相関信号発生器605として半導体光増幅器の四光波混合(FWM)を用いると、相互相関信号は、光時分割多重信号とゲート光パルスの四光波混合光となる。光フィルタ606は、光周波数f=2fg−fsまたはf=2fs−fgを分離する。相互相関信号発生器605として半導体光増幅器の相互利得変調(XGM)を用いると、相互相関信号は、光時分割多重信号と同一光周波数を有するので、光フィルタ606は光周波数f=fsを分離する。
【0038】
なお、半導体光増幅器では、四光波混合または相互利得変調により相互相関信号を発生させる際にパタン効果が問題になることがある。この場合には、光時分割多重信号またはゲート光パルス列にアシスト光(CW光)を重畳し、半導体光増幅器に入力することにより、半導体光増幅器におけるキャリア寿命を早め、パタン効果を抑制することができる。
【0039】
相互相関信号発生器605として電界吸収型光増幅器の相互吸収変調(XAM)を用いると、相互相関信号は、光時分割多重信号と同一光周波数を有するので、光フィルタ606は光周波数f=fsを分離する。相互相関信号発生器605として2次非線形光学材料の和周波光発生(SFG)を用いると、相互相関信号は、光時分割多重信号とゲート光パルスの和周波数の光となり、光フィルタ606は光周波数f=fs+fgを分離する。なお、2次非線形光学材料としては、LiNbO3、AANPまたはKTPを用いることができる。
【0040】
相互相関信号発生器605として2次非線形光学材料の差周波光発生(DFG)を用いると、相互相関信号は、光時分割多重信号とゲート光パルスの差周波数の光となり、光フィルタ606は光周波数f=|fs−fg|を分離する。なお、2次非線形光学材料としては、LiNbO3、AANPまたはKTPを用いることができる。
【0041】
図8に、光時分割分離部の第3の実施例の回路構成を示す。ここでは、光時分割多重数N=8として、160Gbit/sの光時分割多重信号を20Gbit/s×8チャネルに分離する。光時分割分離部101,201は、基板700上に集積化された、光分波器701,702、光遅延器に相当する光導波路707,708、光合波器704、および相互相関信号発生器705と、光フィルタ706とから構成されている。
【0042】
光分波器701と光合波器704−1〜704−8とを接続する光導波路707−1〜707−8の光路長を変えることにより、図6に示した光遅延器603−1〜603−8を実現している。また、光分波器702と光合波器704−1〜704−8とを接続する光導波路708−1〜708−8の光路長は等しいものとする。これにより、ゲート光パルス列と光時分割多重信号との間のタイミングを高精度に設定することができる。
【0043】
なお、本実施例では、光導波路707−1〜707−8の順に遅延量がΔtずつ増えていくものとする。ここでは、光導波路707−1と光導波路708−1の光路長が異なるが、チャネル1の光信号とゲート光パルスが相互相関信号発生器705−1において、時間軸上で重なるように、予め両信号の入力タイミングを制御する。これにより、相互相関信号発生器705−2〜705−8でチャネル2〜8の光信号とゲート光パルスが時間軸上で重なる。
【0044】
(光時分割分離部の第4の実施例)
図9に、光時分割分離部の第4の実施例を示す。一括多出力型光時分割分離方法の一例を示したものである。Nチャネルの光信号を時分割多重したビットレートN・f0の光時分割多重信号(光周波数fs)は、光分波器601でN分岐され、光合波器604−1〜604−Nに入力される。一方、繰り返し周波数f0のゲート光パルス列(光周波数fg)は、光分波器602でN分岐され、1ビット間隔の遅延Δtを与える光遅延器603−1〜603−Nを介して、光合波器604−1〜604−Nに入力される。光合波器604−1〜604−Nは、光時分割多重信号とゲート光パルスとを合波して、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力する。
【0045】
図10に、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示す。ゲート光パルスが1ビット(Δt)ずつずれているので、相互相関信号発生器605−1においてチャネル1の光信号とゲート光パルスとが重なり、相互相関信号発生器605−2においてチャネル2の光信号とゲート光パルスとが重なり、以下同様に各チャネルの光信号がそれぞれゲート光パルスと重なることになる。これにより、相互相関信号発生器605−1〜605−Nから同時に各チャネルの相互相関信号が出力される。各チャネル相互相関信号は、光フィルタ606−1〜606−Nを介して、一括して分離され、Nチャネルの光時分割多重信号の一括多出力型光時分割分離を実現することができる。
【0046】
相互相関信号発生器605として、上述した半導体光増幅器の四光波混合(FWM)を用いた構成、半導体光増幅器の相互利得変調(XGM)を用いた構成、電界吸収型光増幅器の相互吸収変調(XAM)を用いた構成、2次非線形光学材料の和周波光発生(SFG)を用いた構成、または2次非線形光学材料の差周波光発生(DFG)を用いた構成を適用することができ、光フィルタ606は各々の相互相関信号発生器に対応する光周波数を分離する。
【0047】
図11に、光時分割分離部の第4の実施例の回路構成を示す。ここでは、光時分割多重数N=8として、160Gbit/sの光時分割多重信号を20Gbit/s×8チャネルに分離する。光時分割分離部101,201は、基板700上に集積化された、光分波器701,702、光遅延器に相当する光導波路707,708、光合波器704、および相互相関信号発生器705と、光フィルタ706とから構成されている。
【0048】
光分波器702と光合波器704−1〜704−8とを接続する光導波路708−1〜708−8の光路長を変えることにより、図9に示した光遅延器603−1〜603−8を実現している。また、光分波器701と光合波器704−1〜704−8とを接続する光導波路707−1〜707−8の光路長は等しいものとする。これにより、ゲート光パルス列と光時分割多重信号との間のタイミングを高精度に設定することができる。
【0049】
なお、本実施例では、光導波路708−1〜708−8の順に遅延量がΔtずつ減っていくものとする。ここでは、光導波路707−1と光導波路708−1の光路長が異なるが、チャネル1の光信号とゲート光パルスが相互相関信号発生器705−1において、時間軸上で重なるように、予め両信号の入力タイミングを制御する。これにより、相互相関信号発生器705−2〜705−8でチャネル2〜8の光信号をゲート光パルスが時間軸上で重なる。
【0050】
(光時分割分離部の第5の実施例)
図12に、光時分割分離部の第5の実施例を示す。一括多出力型光時分割分離方法の一例を示したものである。Nチャネルの光信号を時分割多重したビットレートN・f0の光時分割多重信号(光周波数fs)は、光分波器601でN分岐され、1/2ビット間隔の遅延Δt/2を与える光遅延器607−1〜607−Nを介して、光合波器604−1〜604−Nに入力される。一方、繰り返し周波数f0のゲート光パルス列(光周波数fg)は、ゲート光パルス列用光分波器602でN分岐され、1/2ビット間隔の逆方向の遅延−Δt/2を与える光遅延器608−1〜608−Nを介して光合波器604−1〜604−Nに入力される。光合波器604−1〜604−Nは、光時分割多重信号とゲート光パルスとを合波して、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力する。
【0051】
図13に、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示す。光時分割多重信号とゲート光パルス列とが1ビット(Δt)ずつずれているので、相互相関信号発生器605−1においてチャネル1の光信号とゲート光パルスとが重なり、相互相関信号発生器605−2においてチャネル2の光信号とゲート光パルスとが重なり、以下同様に各チャネルの光信号がそれぞれゲート光パルスと重なることになる。これにより、相互相関信号発生器605−1〜605−Nから同時に各チャネルの相互相関信号が出力される。各チャネルの相互相関信号は、光フィルタ606−1〜606−Nを介して、一括して分離され、Nチャネルの光時分割多重信号の一括多出力型光時分割分離を実現することができる。
【0052】
相互相関信号発生器605として、上述した半導体光増幅器の四光波混合(FWM)を用いた構成、半導体光増幅器の相互利得変調(XGM)を用いた構成、電界吸収型光増幅器の相互吸収変調(XAM)を用いた構成、2次非線形光学材料の和周波光発生(SFG)を用いた構成、または2次非線形光学材料の差周波光発生(DFG)を用いた構成を適用することができ、光フィルタ606は各々の相互相関信号発生器に対応する光周波数を分離する。
【0053】
図14に、光時分割分離部の第5の実施例の回路構成を示す。ここでは、光時分割多重数N=8として、160Gbit/sの光時分割多重信号を20Gbit/s×8チャネルに分離する。光時分割分離部101,201は、基板700上に集積化された、光分波器701,702、光遅延器に相当する光導波路707,708、光合波器704、および相互相関信号発生器705と、光フィルタ706とから構成されている。
【0054】
光分波器701と光合波器704−1〜704−8とを接続する光導波路707−1〜707−8の光路長を変えることにより、図12に示した光遅延器607−1〜607−8を実現している。また、光分波器702と光合波器704−1〜704−8とを接続する光導波路708−1〜708−8の光路長を変えることにより、図12に示した光遅延器608−1〜608−8を実現している。これにより、ゲート光パルス列と光時分割多重信号との間のタイミングを高精度に設定することができる。
【0055】
なお、本実施例では、光導波路707−1〜707−8の順に遅延量がΔt/2ずつ増えていき、光導波路708−1〜708−8の順に遅延量がΔt/2ずつ減っていくものとする。ここでは、光導波路707−1と光導波路708−1の光路長が異なるが、チャネル1の光信号とゲート光パルスが相互相関信号発生器705−1において、時間軸上で重なるように、予め両信号の入力タイミングを制御する。これにより、相互相関信号発生器705−2〜705−8でチャネル2〜8の光信号とゲート光パルスが時間軸上で重なる。
【0056】
光時分割分離部の第3、第4、第5の実施例において、上述したように、パタン効果を抑制するためのアシスト光(CW光)を、光時分割多重信号またはゲート光パルス列に合波するための光合波器を、基板700上に集積化することができる。また、基板700として石英系基板、半導体系基板またはセラミック系基板を用い、その上に石英系光導波路、半導体光導波路またはセラミック系光導波路を形成してもよい。また、相互相関信号発生器を偏波無依存型に構成することにより、光時分割多重信号とゲート光パルス列の偏波の違いによる不安定要因を除くことができる。
【0057】
次に、チャネル識別の方法について説明する。(1)光時分割分離信号をNチャネルに分離して、いずれか1つ以上のチャネルの光信号を光電変換する。変換された電気信号からデータを読み出す。(2)一部のチャネルに、サブキャリアを多重したり、オールマークを伝送したり、分散多重または符号分割多重などを施すことにより、それぞれサブキャリア、マーク率、分散多重信号または符号分割多重信号の認識を行う、などの方法によりチャネルを識別することができる。チャネルの制御は、上述したように、光時分割分離に用いるゲート光パルス列と光時分割分離信号のタイミングをずらすことにより実現される。光信号とゲート光パルス列をN分岐し、それぞれ異なる遅延を与え、異なるビットをゲーティングするように合波する過程は、PLG導波路や半導体導波路などを用いて作製することができるため、光時分割分離チャネル番号順は一意に決まる。ゲート光パルス列と光信号のタイミングをずらせば、ある出力ポートに出力されるチャネルが順に変わる。このようにして時分割分離チャネルの制御が可能となる。
【0058】
第3、第4、第5の実施例について、第1、第2の実施形態への適用について述べた。さらに、光遅延器603−1〜603−Nの遅延量をそれぞれ不等間隔とすることで、第3の実施形態にも適用することができる。
【0059】
(不等間隔光時分割多重信号発生部の実施例)
図15に、不等間隔光時分割多重信号発生部の実施例を示す。不等間隔光時分割多重信号発生部306は、Nチャネルの光時分割多重チャネルのビット間隔が不等間隔になるように多重を行う。チャネル1と2の間隔をΔt1、チャネル2と3の間隔をΔt2、チャネル3と4の間隔をΔt3、以下同様にチャネルN−1とNの間隔をΔtN−1とする。ここで、
τsend≦1/(Nf0)
Δt1+Δt2+…+ΔtN−1+ΔtN=1/f0
とすると、Δti(i=1,2,…,N)≠Δtj(j=1,2,…,N)(j≠i)を満たすi,jの組み合わせが少なくとも1つ存在するという条件を満たすものとする。
【0060】
すなわち、少なくとも1つのビット間隔が、他のビット間隔と異なるように多重する。図16に、光時分割多重のタイミングチャートを示す。一例としてΔt1<Δt2<…<ΔtN−1<ΔtNを満たす場合のタイミングチャートを模式的に示している。ここでは、ビットレートf0の光信号との相互相関信号発生を用いた光変調の例を示したが、ビットレートf0の電気信号によって光パルスを変調する方法を用いることもできる。このようにして生成された不等間隔光時分割多重信号に対して、光時分割分離部301は、すべての分離ポートから同時に出力が得られるような光時分割分離動作を実現できる。
【0061】
図17に、光時分割分離部の第6の実施例を示す。不等間隔光時分割多重信号に対して適用できる光時分割分離部301の構成である。図6に示した光時分割分離部と同じ構成であり、光遅延器609−1〜609〜Nの遅延量が、不等間隔光時分割多重信号のビット間隔に対応して設定されている。
【0062】
図18に、相互相関信号発生器605−1〜605−Nに入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示す。不等間隔時分割多重信号は、光分波器601でN分岐され、光遅延器609−1〜609〜Nにおいて所定の遅延が与えられる。一方、ゲート光パルス列は、光分波器602でN分岐され、遅延差を与えずに光合波器604−1〜604−Nに入力される。光合波器604−1〜604−Nは、光時分割多重信号とゲート光パルスとを、図18に示したタイミングで合波する。相互相関信号発生器605−1〜605−Nから同時に各チャネルの相互相関信号が出力される。各チャネル相互相関信号は、光フィルタ606−1〜606−Nを介して、一括して分離され、Nチャネルの光時分割多重信号の一括多出力型光時分割分離を実現することができる。
【0063】
ここで、不等間隔光時分割多重信号に与えられる遅延は、一括して分離できるタイミングに設定されているので、ゲート光パルス列との合波のタイミングがずれると、光時分割分離部の分離ポートから同時にNチャネルすべての出力が得られない。これは構成上、Nチャネルすべて同じずれ方をするからである。つまり、N個の光時分割分離部301の分離ポートのうち、少なくとも1つの分離ポートから出力が出ない状況が起こり得る。ゲート光パルス列との合波のタイミングをずらしていき、光時分割分離動作を1チャネルずつシフトさせて、分離ポートからの出力を監視するという動作を繰り返すと、あるタイミングのときにすべての分離ポートから同時に出力が得られる。
【0064】
図17に示した光時分割分離部では、図6に示した光時分割分離部と同様に、光分波器601に光遅延器を接続したが、図9に示した光時分割分離部と同様に、光分波器602に光遅延器を接続したり、図12に示した光時分割分離部と同様に、光分波器601,602の双方に光遅延器を接続し、異なるチャネルが分離できるように設計することもできる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、チャネルの時間的な順序を、チャネルの波長の順序に一意に変換し、N個の分離ポートにそれぞれ出力するので、N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別すれば、N個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号のポートに一意に切り替えることができ、チャネルの識別が容易になり、装置規模を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる光時分割多重信号チャネル識別装置を示したブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態にかかる光時分割多重信号チャネル識別装置を示したブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態にかかる光時分割多重信号チャネル識別装置を示したブロック図である。
【図4】(a)は、光時分割分離部の第1の実施例を示したブロック図であり、(b)は、半導体光増幅器の出力スペクトルを示した図である。
【図5】(a)は、光時分割分離部の第2の実施例を示したブロック図であり、(b)は、光ファイバの出力スペクトルを示した図である。
【図6】光時分割分離部の第3の実施例を示したブロック図である。
【図7】第3の実施例の相互相関信号発生器に入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示した図である。
【図8】光時分割分離部の第3の実施例を示した回路構成図である。
【図9】光時分割分離部の第4の実施例を示したブロック図である。
【図10】第4の実施例の相互相関信号発生器に入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示した図である。
【図11】光時分割分離部の第4の実施例を示した回路構成図である。
【図12】光時分割分離部の第5の実施例を示したブロック図である。
【図13】第5の実施例の相互相関信号発生器に入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示した図である。
【図14】光時分割分離部の第5の実施例を示した回路構成図である。
【図15】不等間隔光時分割多重信号発生部の実施例を示したブロック図である。
【図16】不等間隔光時分割多重信号発生部における光時分割多重を示したタイミングチャートである。
【図17】光時分割分離部の第6の実施例を示したブロック図である。
【図18】第6の実施例の相互相関信号発生器に入力される光時分割多重信号とゲート光パルス列の関係を示した図である。
【符号の説明】
101,201 光時分割分離部
102,202 チャネル識別部
103 チャネル切替部
104,204 データ出力部
205 チャネル制御部
401,604,704,804,806 光合波器
402 半導体光増幅器
403 波長フィルタ
404 光ファイバ
601,602,701,702,801 光分波器
603,609,803 光遅延器
605,705,805 相互相関信号発生器
606,706 光フィルタ
707,708 光導波路
Claims (9)
- 光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する分離ステップと、
前記N個の分離ポートに出力された前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別する識別ステップと、
該識別ステップで識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号のポートに一意に切り替える切替ステップと、
該切替ステップで切り替えられた前記N個のチャネルを、チャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力する出力ステップと
を備えたことを特徴とする光時分割多重信号チャネル識別方法。 - 光時分割分離部において、光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する分離ステップと、
前記N個の分離ポートに出力された前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別する識別ステップと、
該識別ステップで識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するように、前記光時分割分離部を制御する制御ステップと、
前記N個のチャネルを、チャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力する出力ステップと
を備えたことを特徴とする光時分割多重信号チャネル識別方法。 - 光時分割分離部において、チャネルの間隔が時間的に不等間隔な不等間隔光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、該N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するときに、N個の分離ポートに出力する分離ステップと、
前記N個の分離ポートのすべてに前記データが出力されるように、前記光時分割分離部を制御する制御ステップと、
前記N個のチャネルを、チャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力する出力ステップと
を備えたことを特徴とする光時分割多重信号チャネル識別方法。 - 光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離手段と、
前記N個の分離ポートに接続され、前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別手段と、
該チャネル識別手段で識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した出力ポート番号のポートに一意に切り替えるチャネル切替手段と、
N個の出力ポートを有し、前記切替手段で切り替えられた前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力手段と
を備えたことを特徴とする光時分割多重信号チャネル識別装置。 - 光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離手段と、
前記N個の分離ポートに接続され、前記N個のチャネルのうち、いずれか1つのチャネルのチャネル番号を識別するチャネル識別手段と、
該チャネル識別手段で識別した前記1つのチャネルのチャネル番号に対応して、前記N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するように、前記光時分割分離手段を制御するチャネル制御手段と、
N個の出力ポートを有し、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力手段と
を備えたことを特徴とする光時分割多重信号チャネル識別装置。 - チャネルの間隔が時間的に不等間隔な不等間隔光時分割多重信号をN個のチャネルに分離して、該N個のチャネルのチャネル番号と出力ポート番号とが一致するときに、N個の分離ポートにそれぞれ出力する光時分割分離手段と、
前記N個の分離ポートのすべてに前記データが出力されるように、前記光時分割分離手段を制御するチャネル制御手段と、
N個の出力ポートを有し、前記N個のチャネルをチャネル番号と一致した前記出力ポート番号の出力ポートから出力するデータ出力手段と
を備えたことを特徴とする光時分割多重信号チャネル識別装置。 - 前記光時分割分離手段は、
前記光時分割多重信号とチャープ光パルスとを合波する合波手段と、
前記チャープ光パルスと前記光時分割多重信号とが重なるときに相互相関信号を出力し、前記光時分割多重信号のN個のチャネルの時間的な順序を、チャネルの波長の順序に一意に変換して、N個のチャネルに分離して出力する相互相関手段と
を備えたことを特徴とする請求項4、5または6に記載の光時分割多重信号チャネル識別装置。 - 前記光時分割分離手段は、
N系統に分岐された光時分割多重信号およびN系統に分岐されたゲート光パルスの少なくとも一方に、各々の系統ごとに異なるタイミングで重なるように異なる遅延量を与えて合波する合波手段と、
前記ゲート光パルスと前記光時分割多重信号とが重なるときに相互相関信号を出力するN個の相互相関手段と
を備えたことを特徴とする請求項4、5または6に記載の光時分割多重信号チャネル識別装置。 - 前記相互相関手段は、半導体光増幅器の四光波混合、光ファイバ中の相互位相変調、電界吸収型光増幅器の相互吸収変調、2次非線形光学材料の疑似位相整合のいずれかを用いて、前記相互相関信号を出力することを特徴とする請求項7または8に記載の光時分割多重信号チャネル識別装置。
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