JP2004054661A - 携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話機や情報処理端末もしくはノート型パソコンのような携帯機器にあって、回路基板の剛性を確保するとともに、機器の薄型化を図った携帯機器を提供する。
【解決手段】フロント側に操作キー10が配置された第1の基板7aのリア側にラミネートフィルム電池16を接着固定するとともに、ラミネートフィルム電池16のリア側に第2の基板7bを接着固定する。そして、第2の基板7bのリア側をリアケース6内壁に操作キー10に対向して設けられたリブ26によって支持する。これによって、第1の基板7aの剛性が確保される。
【選択図】 図1
【解決手段】フロント側に操作キー10が配置された第1の基板7aのリア側にラミネートフィルム電池16を接着固定するとともに、ラミネートフィルム電池16のリア側に第2の基板7bを接着固定する。そして、第2の基板7bのリア側をリアケース6内壁に操作キー10に対向して設けられたリブ26によって支持する。これによって、第1の基板7aの剛性が確保される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機や情報処理端末もしくは通信機能を備えたノート型パソコン等の携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機や情報処理端末もしくは通信機能を備えたノート型パソコン等の携帯機器は急速に普及してきており、機器の小型化、軽量化といった要求はますます強くなってきている。そのため、機器の厚みも出来るだけ薄くすることが求められている。
【0003】
図7、図8に従来の携帯機器の一例として携帯電話機の概略を示す。図7は携帯電話機の断面図であり、図8は図7におけるD−D切断線による断面図である。これらの図に示すように、この携帯電話機101は、合成樹脂製のフロントケース105及びリアケース106が合わさってなる筐体103と、筐体103に収納される電池パック102と、電池パック102を覆うように筐体103に取り付けられる電池パック収納部カバー104を備えている。
【0004】
フロントケース105には、電話番号や文字情報、画像データ等を表示する液晶表示部108が配置される窓118と、複数個の操作キー110がそれぞれ露出する開口111が設けられている。筐体103内に設置された回路基板107には、操作キー110や、通信用の回路や電力制御等の所定の機能を実現する回路素子113が設置されており、操作キー110は、回路基板107のフロント側の面上にフロントケース105の各開口111に対向してそれぞれ配置されている。
【0005】
リアケース106には電池パック102を収納する電池パック収納部109がリアケース106を凹ませて形成されており、操作キー110のリア側に位置している。また、電池パック収納部109における底板131のフロント側の面上に複数設けられた突起状の支持部126が回路基板107のリア側の面に当接しており、この支持部126によって回路基板107はリア側から支持されている。なお、回路素子113は、回路基板107のリア側の面における各支持部126の間等に配置されている。また、回路基板107は図示しない固定構造によって筐体103に固定されている。
【0006】
一方、電池パック102は、電池116と電池116を収納する箱状の外装部材115から成っており、電池116は外装部材115の内壁におけるフロント側の面に両面テープ117によって接着固定されている。また、電池116の一端からは導電線121が伸びており、電池パック102のフロント側に設けられた端子板120に接続されている。
【0007】
また、電池パック102の両側面のフロント寄りに一対の凸部123、125が形成されており、リアケース106の電池パック収納部109における側壁のフロント寄りに設けられた係合部114、127にそれぞれ係合させることにより、電池パック102は電池パック収納部109内に、電池パック102のフロント側の面が電池パック収納部109の底板131に当接した形で収納される。
【0008】
なお、電池パック102の一方の凸部125は係合部127に取り付けられたクッション部材122に当接しており、このクッション部材122の弾性によって電池パック102の係合が外れないようになっている。また、電池パック102が電池パック収納部109内に収納された状態においては、回路基板107上に配置された給電端子112が電池パック102の端子板120に、電池パック収納部109の底板131に設けられた開口124を介して当接するようになっており、この給電端子120を介して回路素子113や液晶表示部108等に電力が供給される。なお、機器に装着状態の電池パック102は、機器に設けられた図示しない接続端子に外部電源を接続することで充電可能となっている。
【0009】
また、電池パック収納部カバー104は、電池パック102を覆うようにリアケース106に着脱自在に取り付けられている。なお、電池116のリア側と外装部材115の内壁のリア側の面との間には空隙130が存在しており、また、電池パック102のリア側の面と電池パック収納部カバー104の内面との間には、電池パック収納部カバー104が摺動できるようにするための空隙132が存在している。
【0010】
ところで、操作キー110の押圧によって回路基板107はリア側に向けて力を受け、この力によって回路基板107は変形しようとするが、電池パック収納部109の底板131の支持部126が回路基板107をリア側から支持することによって、回路基板107のこのような変形を防いでいる。これによって、回路基板107上の回路素子113の欠損や、配線の断線などの不具合が発生するのを防止している。
【0011】
このとき、電池パック102及び電池116は、電池パック収納部109の底板131に固定されているわけではなく、また、前述した空隙132又は空隙130の存在によって回路基板107の変形を防ぐための補強部材としては直接的には作用していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の携帯機器では、機器の厚みの薄型化を図る上で次のような問題があった。すなわち、機器の厚みを薄型化するためには、フロントケース105やリアケース106の部材の厚み、更には電池パック102等の厚みを薄くすることが考えられるが、例えば、電池パック収納部109の底板131の厚みを薄くすることは、回路基板107を支持する補強部材として底板131を作用させるために十分な剛性を底板131に持たせる必要があるので困難であった。
【0013】
また、電池パック102の外装部材115の厚みを薄くすることも、電池パック102に要求される強度を確保するために難しかった。また、電池容量が一定のもと外装部材115の厚みを変えずに電池パック102の厚みを薄くするために電池パック102の表面積を広げることも考えられるが、この場合、外装部材115の重量が増えて機器の重量増につながるので好ましくない。更に、電池パック102内に存在する空隙130や電池パック102と電池パック収納部カバー104との間に生じる空隙132のために、機器の薄型化を図るには限度があった。
【0014】
本発明は、斯かる実情に鑑み、操作キーが配置された回路基板の剛性を確保するとともに、機器の薄型化を図った携帯機器を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体内に収納された板状の電池と、前記電池から電力が供給される回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された回路基板と、前記回路基板に配置された操作キーを備えた携帯機器において、前記電池の一面は前記回路基板の前記操作キーの配置面に対向する面上の前記操作キーの配置領域に接着部材を介して固着され、前記電池の他の面は前記筐体の内壁に支持されることを特徴とする携帯機器にかかるものである。
【0016】
もしくは、筐体内に収納された板状の電池と、前記電池から電力が供給される回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された第1の基板と、前記第1の基板に配置された操作キーを備えた携帯機器において、更に前記第1の基板とは別体の第2の基板を備えており、前記電池の一面は前記第1の基板の前記操作キーの配置面に対向する面上の前記操作キーの配置領域に接着部材を介して固着され、前記電池の他の面は前記第2の基板の一面に接着部材を介して固着される一方、前記第2の基板の他の面は前記筐体の内壁に前記操作キーに対向して設けられた突起により支持されることを特徴とする携帯機器にかかるものである。
【0017】
このような構成によれば、操作キーが配置された回路基板に板状の電池が固着され、更に、電池の回路基板に固着された側の面と反対側の面が筐体の内壁によって支持されているので、電池自体や筐体が回路基板の補強部材となって回路基板の剛性が確保され、操作キーの押圧等による回路基板の変形を防ぐことができる。特に、電池が第2の基板を介して支持されていると、この第2の基板も補強部材となるので、操作キーが配置された第1の基板の剛性がより向上するので好ましい。なお、筐体の内壁に操作キーに対向して設けられた突起によって電池を操作キーに対向して支持するのが、操作キーの押圧による回路基板の変形を防ぐのに効果的である。
【0018】
また、板状の電池自体を回路基板に固着するので、外装部材の中に電池が収納された電池パック等を装着する従来のものに比べて、外装部材が不要であるとともに、電池パックを装着するための電池パック収納部等を筐体に設ける必要がない。従って、外装部材等の厚みの分だけ機器を薄型化・軽量化することができるとともに、電池自体を薄型化することで機器をより薄くすることができる。
【0019】
なお、前記電池の前記一面のほぼ全体が前記回路基板又は前記第1の基板に固着することが、回路基板又は第1の基板の剛性を高める上で好ましい。また、前記第1の基板と前記第2の基板が電気的に接続すれば、第1の基板と第2の基板との両方の基板上に回路素子等の電子部品を搭載することができ、電子部品を搭載するためのスペースを確保することができる。
【0020】
また、更に、前記第1の基板及び前記第2の基板と別体の第3の基板が前記筐体内に設置されており、前記第1の基板と前記第3の基板が電気的に接続されているようにしても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態である携帯電話機の断面図であり、図2は図1の携帯電話機におけるA−A切断線による断面図である。これらの図に示すように、本実施形態による携帯電話機1は、フロントケース5及びリアケース6からなる筐体3と、液晶表示部8と、操作キー10と、回路素子13と、合成樹脂からなる第1の基板7a及び第2の基板7bと、ラミネートフィルム電池16を備えている。
【0022】
ラミネートフィルム電池16は、ゲル状のポリマー等をラミネートフィルムにより封止した薄型電池である。このラミネートフィルム電池16は、金属等からなる外装部材を有しないため可撓性を有し、金属等の外装部材に密閉されたイオン電池等に比べて、加工における自由度が高く、また、電池の厚みを薄くすることができる。
【0023】
フロントケース5には、液晶表示部8が設置される窓18と、操作キー10がそれぞれ露出する開口11が設けられている。筐体3内に設置された第1の基板7aのフロント側の面上には操作キー10が配置されている。なお、第1の基板7aは図示しない固定構造によって筐体3に固定されている。
【0024】
第1の基板7aのリア側の面には、ラミネートフィルム電池16の一面が接着部材を用いて接着固定されている。また、ラミネートフィルム電池16のリア側の面には、第2の基板7bが接着部材を用いて接着固定されている。つまり、ラミネートフィルム電池16は、第1及び第2の基板7a,7b間に挟み込まれた状態で筐体3内に収納されている。
【0025】
図1では、ラミネートフィルム電池16が、第1及び第2の基板7a,7bとほぼ同一形状、かつ、ほぼ同一面積からなり、ラミネートフィルム電池16のほぼ全面が、両面接着テープ17等の接着部材を用いて、これらの基板7a,7bに接着固定される場合が示されている。なお、上記接着部材は、両面接着テープ17に代えて、マジックテープ(登録商標)や接着剤等の接着部材を用いて固定しても良い。また、ラミネートフィルム電池16の端部は固着されておらず、第1の基板7a及び第2の基板7bよりもラミネートフィルム電池16は若干小さい。
【0026】
また、リアケース6の内壁には、壁面からフロント側に向けて突出する突起状のリブ26が複数設けられている。これらのリブ26は、各操作キー10に対向して設けられ、第2の基板7bのリア側の面にリブ26の先端面が当接することにより、第2の基板7bはリア側から支持されている。なお、各回路素子13は、第1の基板7aのフロント側における操作キー10が配置された領域と異なる領域に設置されているとともに、第2の基板7bのリア側に設置されており、第2の基板7bのリア側に設置された各回路素子13は、リブ26が当接する領域の各リブ26の間やこの領域とは異なる領域に配置されている。
【0027】
また、ラミネートフィルム電池16の一端部からはFPC21が伸びており、このFPC21の一端はラミネートフィルム電池16内の集電体(図示せず)に接続されているとともに、FPC21の他端は、第1の基板7aにおける操作キー10が配置されている側の端部リア側の面上に設けられた端子22に接続されている。また、第1の基板7aにおける操作キー10が配置されている側と反対側の端部リア側の面上に設けられた端子23と、第2の基板7bの端部リア側の面上に設けられた端子24とがFPC20によって接続されており、これらFPC20、21を介して第1の基板7a上の回路素子13や第2の基板7b上の回路素子13等にラミネートフィルム電池16から電力が供給される。
【0028】
なお、FPCとは、フレキシブルプリントケーブルの略であり、電気的接続手段の一種である。また、このFPC以外の電気的接続手段としては、ケーブル接続やバネ端子接続等であっても良い。なお、その他の構成は前述した従来の携帯電話機と同様である。
【0029】
本実施の形態によれば、第1の基板7aにラミネートフィルム電池16が固着されているとともに、このラミネートフィルム電池16のリア側にも第2の基板7bが固着されており、更に、第2の基板7bのリア側がリアケース6の内壁に各操作キー10に対向して設けられたリブ26によって支持されているので、ラミネートフィルム電池16自体や第2の基板7b、リアケース6が第1の基板7aの補強部材となって操作キー10が配置された第1の基板7aの剛性が確保され、操作キー10の押圧等による第1の基板7aの変形を防止することができる。
【0030】
これによって、第1の基板7a上に配置された回路素子13等が欠損したり、各回路素子13等をつなぐ配線が断線したりするのを防止することができる。また、ラミネートフィルム電池16自体を第1の基板7aに固着するので、前述したように外装部材115の中に電池116が収納された電池パック102を装着する従来の携帯電話機101に比べて、外装部材115が不要であるとともに、電池パック102を装着するための電池パック収納部109をリアケース6に設ける必要がない。従って、外装部材115の厚みや電池パック収納部109の底板131の厚みの分だけ機器の薄型化・軽量化を図ることができる。
【0031】
また、電池容量が一定のもとで電池の表面積を広げて電池自体の厚みを薄型化しても、外装部材115がないため機器の重量増にはつながらないので、電池自体の厚みを薄型化することは機器の薄型化に効果的である。更に、前述したような空隙130、132が存在しない分だけ機器を更に薄型化することができる。
【0032】
また、第1の基板7aと第2の基板7bがFPC20によって電気的に接続され、回路素子13が第1の基板7aのフロント側と第2の基板7bのリア側とに配置されているので、基板上における回路素子13の実装面積が確保されるとともに、第1の基板7aと第2の基板7bとの間にラミネートフィルム電池16を挟むことで基板間のシールドが強化されるといった利点がある。回路素子13の実装面積が確保され、基板間のシールドが強化されるので、薄型化が可能であるとともに機器を小型化することができる。
【0033】
実施の形態2.
図3、図4は本発明の第2の実施形態である携帯電話機を示す図であり、図3はその断面図、図4は図3の携帯電話機におけるB−B切断線による断面図である。これらの図に示すように、この携帯電話機31は、ラミネートフィルム電池46のリア側の面が、第2の基板7bを介することなく、リアケース36の内壁に操作キー40に対向して設けられたリブ56によって直接支持されており、この点が前述した第1の実施形態と異なっている。
【0034】
なお、回路素子43は第1の基板37のフロント側の面上における操作キー40が配置されている領域とは異なる領域に配置されており、また、その他の構成は図1、図2の携帯電話機1と同様である。このようにすると、第2の基板7bが存在しない分、機器をより薄くすることができる。
【0035】
実施の形態3.
図5、図6は本発明の第3の実施形態である携帯電話機を示す図であり、図5はその断面図、図6は図5の携帯電話機におけるC−C切断線による断面図である。これらの図に示す携帯電話機61では、第1の基板67a及び第2の基板67bの他にこれらとは別体の第3の基板67cを備えており、第3の基板67cが筐体63内における液晶表示部68のリア側に設置されているとともに図示しない固定構造によって固定されている。
【0036】
また、第1の基板67aの端部フロント側の面上に設けられた端子83と、第3の基板67cにおいて第1の基板67aと対向する側の端部フロント側の面上に設けられた端子84とがFPC79によって接続されているとともに、第3の基板67cにおいて第1の基板67aと対向する側の端部リア側の面上に設けられた端子87と、第2の基板67bにおいて第3の基板67cと対向する側の端部リア側の面上に設けられた端子85とがFPC80によって接続されている。
【0037】
そして、回路素子73が第3の基板67cのフロント側の面上及びリア側の面上や、第2の基板67bのリア側の面上における各リブ86間に配置されており、これらの点が前述した第1の実施形態と異なっている。なお、その他の構成は図1、図2の携帯電話機1と同様である。このようにしても、操作キー70が配置された第1の基板67aの剛性を確保した上で、機器の薄型化・軽量化を図ることができるとともに、基板上における回路素子73の実装面積が確保されるので、機器の小型化も図ることができる。なお、第3の基板67cは、回路素子73が配置された複数の基板からなる多層基板であっても良く、この場合、回路素子73の実装面積が更に増え、機器をより小型化することができる。
【0038】
なお、本発明の携帯機器では、電池パック102を用いる前述したような従来の携帯機器とは異なり、筐体内に実装された電池の交換は容易ではないが、近年における電池の改良によって電池への充電に際して電池が破裂する等の恐れが小さくなってきたとともに、電池自体の寿命が長くなってきたので、電池の交換は不要である。また、本発明の携帯機器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の携帯機器によれば、操作キーが配置された回路基板にフィルム状の電池を固着して、電池の回路基板に固着された側と反対側を筐体内壁によって支持したので、回路基板の剛性が確保され、操作キーの押圧等によって回路基板が変形して基板上に配置された回路素子等に不良が発生するのを防止することができる。
【0040】
また、フィルム状の電池自体を回路基板に固着するので、電池パック等を装着する従来のものに比べて、機器の薄型化・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である携帯電話機の断面図である。
【図2】図1の携帯電話機におけるA−A切断線による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である携帯電話機の断面図である。
【図4】図3の携帯電話機におけるB−B切断線による断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態である携帯電話機の断面図である。
【図6】図5の携帯電話機におけるC−C切断線による断面図である。
【図7】従来の携帯電話機の断面図である。
【図8】図7の携帯電話機におけるD−D切断線による断面図である。
【符号の説明】
1,31,61 携帯電話機、3,33,63 筐体、
5,35,65 フロントケース、6,36,66 リアケース、
7a,37,67a 第1の基板、7b,67b 第2の基板、
8,38,68 液晶表示部、10,40,70 操作キー、
13,43,73 回路素子、16,46,76 ラミネートフィルム電池、
17,47,77 両面接着テープ、20,21,51,79〜81 FPC、26,56,86 リブ、67c 第3の基板
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機や情報処理端末もしくは通信機能を備えたノート型パソコン等の携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機や情報処理端末もしくは通信機能を備えたノート型パソコン等の携帯機器は急速に普及してきており、機器の小型化、軽量化といった要求はますます強くなってきている。そのため、機器の厚みも出来るだけ薄くすることが求められている。
【0003】
図7、図8に従来の携帯機器の一例として携帯電話機の概略を示す。図7は携帯電話機の断面図であり、図8は図7におけるD−D切断線による断面図である。これらの図に示すように、この携帯電話機101は、合成樹脂製のフロントケース105及びリアケース106が合わさってなる筐体103と、筐体103に収納される電池パック102と、電池パック102を覆うように筐体103に取り付けられる電池パック収納部カバー104を備えている。
【0004】
フロントケース105には、電話番号や文字情報、画像データ等を表示する液晶表示部108が配置される窓118と、複数個の操作キー110がそれぞれ露出する開口111が設けられている。筐体103内に設置された回路基板107には、操作キー110や、通信用の回路や電力制御等の所定の機能を実現する回路素子113が設置されており、操作キー110は、回路基板107のフロント側の面上にフロントケース105の各開口111に対向してそれぞれ配置されている。
【0005】
リアケース106には電池パック102を収納する電池パック収納部109がリアケース106を凹ませて形成されており、操作キー110のリア側に位置している。また、電池パック収納部109における底板131のフロント側の面上に複数設けられた突起状の支持部126が回路基板107のリア側の面に当接しており、この支持部126によって回路基板107はリア側から支持されている。なお、回路素子113は、回路基板107のリア側の面における各支持部126の間等に配置されている。また、回路基板107は図示しない固定構造によって筐体103に固定されている。
【0006】
一方、電池パック102は、電池116と電池116を収納する箱状の外装部材115から成っており、電池116は外装部材115の内壁におけるフロント側の面に両面テープ117によって接着固定されている。また、電池116の一端からは導電線121が伸びており、電池パック102のフロント側に設けられた端子板120に接続されている。
【0007】
また、電池パック102の両側面のフロント寄りに一対の凸部123、125が形成されており、リアケース106の電池パック収納部109における側壁のフロント寄りに設けられた係合部114、127にそれぞれ係合させることにより、電池パック102は電池パック収納部109内に、電池パック102のフロント側の面が電池パック収納部109の底板131に当接した形で収納される。
【0008】
なお、電池パック102の一方の凸部125は係合部127に取り付けられたクッション部材122に当接しており、このクッション部材122の弾性によって電池パック102の係合が外れないようになっている。また、電池パック102が電池パック収納部109内に収納された状態においては、回路基板107上に配置された給電端子112が電池パック102の端子板120に、電池パック収納部109の底板131に設けられた開口124を介して当接するようになっており、この給電端子120を介して回路素子113や液晶表示部108等に電力が供給される。なお、機器に装着状態の電池パック102は、機器に設けられた図示しない接続端子に外部電源を接続することで充電可能となっている。
【0009】
また、電池パック収納部カバー104は、電池パック102を覆うようにリアケース106に着脱自在に取り付けられている。なお、電池116のリア側と外装部材115の内壁のリア側の面との間には空隙130が存在しており、また、電池パック102のリア側の面と電池パック収納部カバー104の内面との間には、電池パック収納部カバー104が摺動できるようにするための空隙132が存在している。
【0010】
ところで、操作キー110の押圧によって回路基板107はリア側に向けて力を受け、この力によって回路基板107は変形しようとするが、電池パック収納部109の底板131の支持部126が回路基板107をリア側から支持することによって、回路基板107のこのような変形を防いでいる。これによって、回路基板107上の回路素子113の欠損や、配線の断線などの不具合が発生するのを防止している。
【0011】
このとき、電池パック102及び電池116は、電池パック収納部109の底板131に固定されているわけではなく、また、前述した空隙132又は空隙130の存在によって回路基板107の変形を防ぐための補強部材としては直接的には作用していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の携帯機器では、機器の厚みの薄型化を図る上で次のような問題があった。すなわち、機器の厚みを薄型化するためには、フロントケース105やリアケース106の部材の厚み、更には電池パック102等の厚みを薄くすることが考えられるが、例えば、電池パック収納部109の底板131の厚みを薄くすることは、回路基板107を支持する補強部材として底板131を作用させるために十分な剛性を底板131に持たせる必要があるので困難であった。
【0013】
また、電池パック102の外装部材115の厚みを薄くすることも、電池パック102に要求される強度を確保するために難しかった。また、電池容量が一定のもと外装部材115の厚みを変えずに電池パック102の厚みを薄くするために電池パック102の表面積を広げることも考えられるが、この場合、外装部材115の重量が増えて機器の重量増につながるので好ましくない。更に、電池パック102内に存在する空隙130や電池パック102と電池パック収納部カバー104との間に生じる空隙132のために、機器の薄型化を図るには限度があった。
【0014】
本発明は、斯かる実情に鑑み、操作キーが配置された回路基板の剛性を確保するとともに、機器の薄型化を図った携帯機器を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体内に収納された板状の電池と、前記電池から電力が供給される回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された回路基板と、前記回路基板に配置された操作キーを備えた携帯機器において、前記電池の一面は前記回路基板の前記操作キーの配置面に対向する面上の前記操作キーの配置領域に接着部材を介して固着され、前記電池の他の面は前記筐体の内壁に支持されることを特徴とする携帯機器にかかるものである。
【0016】
もしくは、筐体内に収納された板状の電池と、前記電池から電力が供給される回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された第1の基板と、前記第1の基板に配置された操作キーを備えた携帯機器において、更に前記第1の基板とは別体の第2の基板を備えており、前記電池の一面は前記第1の基板の前記操作キーの配置面に対向する面上の前記操作キーの配置領域に接着部材を介して固着され、前記電池の他の面は前記第2の基板の一面に接着部材を介して固着される一方、前記第2の基板の他の面は前記筐体の内壁に前記操作キーに対向して設けられた突起により支持されることを特徴とする携帯機器にかかるものである。
【0017】
このような構成によれば、操作キーが配置された回路基板に板状の電池が固着され、更に、電池の回路基板に固着された側の面と反対側の面が筐体の内壁によって支持されているので、電池自体や筐体が回路基板の補強部材となって回路基板の剛性が確保され、操作キーの押圧等による回路基板の変形を防ぐことができる。特に、電池が第2の基板を介して支持されていると、この第2の基板も補強部材となるので、操作キーが配置された第1の基板の剛性がより向上するので好ましい。なお、筐体の内壁に操作キーに対向して設けられた突起によって電池を操作キーに対向して支持するのが、操作キーの押圧による回路基板の変形を防ぐのに効果的である。
【0018】
また、板状の電池自体を回路基板に固着するので、外装部材の中に電池が収納された電池パック等を装着する従来のものに比べて、外装部材が不要であるとともに、電池パックを装着するための電池パック収納部等を筐体に設ける必要がない。従って、外装部材等の厚みの分だけ機器を薄型化・軽量化することができるとともに、電池自体を薄型化することで機器をより薄くすることができる。
【0019】
なお、前記電池の前記一面のほぼ全体が前記回路基板又は前記第1の基板に固着することが、回路基板又は第1の基板の剛性を高める上で好ましい。また、前記第1の基板と前記第2の基板が電気的に接続すれば、第1の基板と第2の基板との両方の基板上に回路素子等の電子部品を搭載することができ、電子部品を搭載するためのスペースを確保することができる。
【0020】
また、更に、前記第1の基板及び前記第2の基板と別体の第3の基板が前記筐体内に設置されており、前記第1の基板と前記第3の基板が電気的に接続されているようにしても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態である携帯電話機の断面図であり、図2は図1の携帯電話機におけるA−A切断線による断面図である。これらの図に示すように、本実施形態による携帯電話機1は、フロントケース5及びリアケース6からなる筐体3と、液晶表示部8と、操作キー10と、回路素子13と、合成樹脂からなる第1の基板7a及び第2の基板7bと、ラミネートフィルム電池16を備えている。
【0022】
ラミネートフィルム電池16は、ゲル状のポリマー等をラミネートフィルムにより封止した薄型電池である。このラミネートフィルム電池16は、金属等からなる外装部材を有しないため可撓性を有し、金属等の外装部材に密閉されたイオン電池等に比べて、加工における自由度が高く、また、電池の厚みを薄くすることができる。
【0023】
フロントケース5には、液晶表示部8が設置される窓18と、操作キー10がそれぞれ露出する開口11が設けられている。筐体3内に設置された第1の基板7aのフロント側の面上には操作キー10が配置されている。なお、第1の基板7aは図示しない固定構造によって筐体3に固定されている。
【0024】
第1の基板7aのリア側の面には、ラミネートフィルム電池16の一面が接着部材を用いて接着固定されている。また、ラミネートフィルム電池16のリア側の面には、第2の基板7bが接着部材を用いて接着固定されている。つまり、ラミネートフィルム電池16は、第1及び第2の基板7a,7b間に挟み込まれた状態で筐体3内に収納されている。
【0025】
図1では、ラミネートフィルム電池16が、第1及び第2の基板7a,7bとほぼ同一形状、かつ、ほぼ同一面積からなり、ラミネートフィルム電池16のほぼ全面が、両面接着テープ17等の接着部材を用いて、これらの基板7a,7bに接着固定される場合が示されている。なお、上記接着部材は、両面接着テープ17に代えて、マジックテープ(登録商標)や接着剤等の接着部材を用いて固定しても良い。また、ラミネートフィルム電池16の端部は固着されておらず、第1の基板7a及び第2の基板7bよりもラミネートフィルム電池16は若干小さい。
【0026】
また、リアケース6の内壁には、壁面からフロント側に向けて突出する突起状のリブ26が複数設けられている。これらのリブ26は、各操作キー10に対向して設けられ、第2の基板7bのリア側の面にリブ26の先端面が当接することにより、第2の基板7bはリア側から支持されている。なお、各回路素子13は、第1の基板7aのフロント側における操作キー10が配置された領域と異なる領域に設置されているとともに、第2の基板7bのリア側に設置されており、第2の基板7bのリア側に設置された各回路素子13は、リブ26が当接する領域の各リブ26の間やこの領域とは異なる領域に配置されている。
【0027】
また、ラミネートフィルム電池16の一端部からはFPC21が伸びており、このFPC21の一端はラミネートフィルム電池16内の集電体(図示せず)に接続されているとともに、FPC21の他端は、第1の基板7aにおける操作キー10が配置されている側の端部リア側の面上に設けられた端子22に接続されている。また、第1の基板7aにおける操作キー10が配置されている側と反対側の端部リア側の面上に設けられた端子23と、第2の基板7bの端部リア側の面上に設けられた端子24とがFPC20によって接続されており、これらFPC20、21を介して第1の基板7a上の回路素子13や第2の基板7b上の回路素子13等にラミネートフィルム電池16から電力が供給される。
【0028】
なお、FPCとは、フレキシブルプリントケーブルの略であり、電気的接続手段の一種である。また、このFPC以外の電気的接続手段としては、ケーブル接続やバネ端子接続等であっても良い。なお、その他の構成は前述した従来の携帯電話機と同様である。
【0029】
本実施の形態によれば、第1の基板7aにラミネートフィルム電池16が固着されているとともに、このラミネートフィルム電池16のリア側にも第2の基板7bが固着されており、更に、第2の基板7bのリア側がリアケース6の内壁に各操作キー10に対向して設けられたリブ26によって支持されているので、ラミネートフィルム電池16自体や第2の基板7b、リアケース6が第1の基板7aの補強部材となって操作キー10が配置された第1の基板7aの剛性が確保され、操作キー10の押圧等による第1の基板7aの変形を防止することができる。
【0030】
これによって、第1の基板7a上に配置された回路素子13等が欠損したり、各回路素子13等をつなぐ配線が断線したりするのを防止することができる。また、ラミネートフィルム電池16自体を第1の基板7aに固着するので、前述したように外装部材115の中に電池116が収納された電池パック102を装着する従来の携帯電話機101に比べて、外装部材115が不要であるとともに、電池パック102を装着するための電池パック収納部109をリアケース6に設ける必要がない。従って、外装部材115の厚みや電池パック収納部109の底板131の厚みの分だけ機器の薄型化・軽量化を図ることができる。
【0031】
また、電池容量が一定のもとで電池の表面積を広げて電池自体の厚みを薄型化しても、外装部材115がないため機器の重量増にはつながらないので、電池自体の厚みを薄型化することは機器の薄型化に効果的である。更に、前述したような空隙130、132が存在しない分だけ機器を更に薄型化することができる。
【0032】
また、第1の基板7aと第2の基板7bがFPC20によって電気的に接続され、回路素子13が第1の基板7aのフロント側と第2の基板7bのリア側とに配置されているので、基板上における回路素子13の実装面積が確保されるとともに、第1の基板7aと第2の基板7bとの間にラミネートフィルム電池16を挟むことで基板間のシールドが強化されるといった利点がある。回路素子13の実装面積が確保され、基板間のシールドが強化されるので、薄型化が可能であるとともに機器を小型化することができる。
【0033】
実施の形態2.
図3、図4は本発明の第2の実施形態である携帯電話機を示す図であり、図3はその断面図、図4は図3の携帯電話機におけるB−B切断線による断面図である。これらの図に示すように、この携帯電話機31は、ラミネートフィルム電池46のリア側の面が、第2の基板7bを介することなく、リアケース36の内壁に操作キー40に対向して設けられたリブ56によって直接支持されており、この点が前述した第1の実施形態と異なっている。
【0034】
なお、回路素子43は第1の基板37のフロント側の面上における操作キー40が配置されている領域とは異なる領域に配置されており、また、その他の構成は図1、図2の携帯電話機1と同様である。このようにすると、第2の基板7bが存在しない分、機器をより薄くすることができる。
【0035】
実施の形態3.
図5、図6は本発明の第3の実施形態である携帯電話機を示す図であり、図5はその断面図、図6は図5の携帯電話機におけるC−C切断線による断面図である。これらの図に示す携帯電話機61では、第1の基板67a及び第2の基板67bの他にこれらとは別体の第3の基板67cを備えており、第3の基板67cが筐体63内における液晶表示部68のリア側に設置されているとともに図示しない固定構造によって固定されている。
【0036】
また、第1の基板67aの端部フロント側の面上に設けられた端子83と、第3の基板67cにおいて第1の基板67aと対向する側の端部フロント側の面上に設けられた端子84とがFPC79によって接続されているとともに、第3の基板67cにおいて第1の基板67aと対向する側の端部リア側の面上に設けられた端子87と、第2の基板67bにおいて第3の基板67cと対向する側の端部リア側の面上に設けられた端子85とがFPC80によって接続されている。
【0037】
そして、回路素子73が第3の基板67cのフロント側の面上及びリア側の面上や、第2の基板67bのリア側の面上における各リブ86間に配置されており、これらの点が前述した第1の実施形態と異なっている。なお、その他の構成は図1、図2の携帯電話機1と同様である。このようにしても、操作キー70が配置された第1の基板67aの剛性を確保した上で、機器の薄型化・軽量化を図ることができるとともに、基板上における回路素子73の実装面積が確保されるので、機器の小型化も図ることができる。なお、第3の基板67cは、回路素子73が配置された複数の基板からなる多層基板であっても良く、この場合、回路素子73の実装面積が更に増え、機器をより小型化することができる。
【0038】
なお、本発明の携帯機器では、電池パック102を用いる前述したような従来の携帯機器とは異なり、筐体内に実装された電池の交換は容易ではないが、近年における電池の改良によって電池への充電に際して電池が破裂する等の恐れが小さくなってきたとともに、電池自体の寿命が長くなってきたので、電池の交換は不要である。また、本発明の携帯機器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の携帯機器によれば、操作キーが配置された回路基板にフィルム状の電池を固着して、電池の回路基板に固着された側と反対側を筐体内壁によって支持したので、回路基板の剛性が確保され、操作キーの押圧等によって回路基板が変形して基板上に配置された回路素子等に不良が発生するのを防止することができる。
【0040】
また、フィルム状の電池自体を回路基板に固着するので、電池パック等を装着する従来のものに比べて、機器の薄型化・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である携帯電話機の断面図である。
【図2】図1の携帯電話機におけるA−A切断線による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である携帯電話機の断面図である。
【図4】図3の携帯電話機におけるB−B切断線による断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態である携帯電話機の断面図である。
【図6】図5の携帯電話機におけるC−C切断線による断面図である。
【図7】従来の携帯電話機の断面図である。
【図8】図7の携帯電話機におけるD−D切断線による断面図である。
【符号の説明】
1,31,61 携帯電話機、3,33,63 筐体、
5,35,65 フロントケース、6,36,66 リアケース、
7a,37,67a 第1の基板、7b,67b 第2の基板、
8,38,68 液晶表示部、10,40,70 操作キー、
13,43,73 回路素子、16,46,76 ラミネートフィルム電池、
17,47,77 両面接着テープ、20,21,51,79〜81 FPC、26,56,86 リブ、67c 第3の基板
Claims (8)
- 筐体内に収納された板状の電池と、前記電池から電力が供給される回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された回路基板と、前記回路基板に配置された操作キーを備えた携帯機器において、
前記電池の一面は前記回路基板の前記操作キーの配置面に対向する面上の前記操作キーの配置領域に接着部材を介して固着され、前記電池の他の面は前記筐体の内壁に支持されることを特徴とする携帯機器。 - 前記筐体の内壁に前記電池の他の面を支持する突起が前記操作キーに対向して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
- 筐体内に収納された板状の電池と、前記電池から電力が供給される回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された第1の基板と、前記第1の基板に配置された操作キーを備えた携帯機器において、
更に前記第1の基板とは別体の第2の基板を備えており、前記電池の一面は前記第1の基板の前記操作キーの配置面に対向する面上の前記操作キーの配置領域に接着部材を介して固着され、前記電池の他の面は前記第2の基板の一面に接着部材を介して固着される一方、前記第2の基板の他の面は前記筐体の内壁に前記操作キーに対向して設けられた突起により支持されることを特徴とする携帯機器。 - 前記電池の前記一面の全体が前記回路基板又は前記第1の基板に接着されていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の携帯機器。
- 前記第1の基板と前記第2の基板が電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯機器。
- 更に、前記第1の基板及び前記第2の基板と別体の第3の基板が前記筐体内に設置されており、前記第1の基板と前記第3の基板が電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯機器。
- フロントケース及びリアケースからなる筐体内に収納されたラミネートフィルム電池と、前記ラミネートフィルム電池から電力が供給されて動作する複数個の回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板のフロント側に配置された操作キーと、前記フロントケースに設けられた開口に配置される液晶表示部を備えた携帯機器において、
前記ラミネートフィルム電池の両面が、前記第1の基板のリア側の面及び前記第2の基板のフロント側の面に固着され、
前記第2の基板のリア側の面が前記リアケースの内壁に前記操作キーに対向して設けられた突起状のリブにより支持され、
前記回路素子が、前記第1の基板のフロント側及び前記第2の基板のリア側に配置されていることを特徴とする携帯機器。 - フロントケース及びリアケースからなる筐体内に収納されたラミネートフィルム電池と、前記ラミネートフィルム電池から電力が供給されて動作する複数個の回路素子と、前記回路素子が搭載され前記筐体内に設置された第2の基板及び第3の基板と、フロント側に操作キーが配置された第1の基板と、前記フロントケースに設けられた開口に配置される液晶表示部を備えた携帯機器において、
前記ラミネートフィルム電池の両面が、前記第1の基板のリア側の面及び前記第2の基板のフロント側の面に固着され、
前記第2の基板のリア側の面が前記リアケースの内壁に前記操作キーに対向して設けられた突起状のリブにより支持され、
前記第3の基板は前記液晶表示部のリア側に設置され、前記第1の基板及び前記第2の基板とそれぞれFPC接続され、
前記回路素子が、前記第2の基板のリア側及び前記第3の基板のフロント側及びリア側に配置されていることを特徴とする携帯機器。
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Cited By (2)
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JP2011128708A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Toshiba Corp | 電子機器 |
JP2012003629A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Toshiba Corp | モバイルパーソナルコンピュータおよび電子機器 |
-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002212054A patent/JP2004054661A/ja active Pending
Cited By (3)
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