JP2004054650A - サービス提供情報提示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能なサービス提供情報提示システムを実現する。
【解決手段】サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出し検出された各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出して待ち時間を予測し提供状況として出力する提供状況検出手段と、この提供状況検出手段からの出力に基づき各サービス提供手段毎の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、表示手段と、待ち数が一定数を超過したサービス提供手段の提供状況及び提供条件を表示手段に表示させる制御手段とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出し検出された各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出して待ち時間を予測し提供状況として出力する提供状況検出手段と、この提供状況検出手段からの出力に基づき各サービス提供手段毎の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、表示手段と、待ち数が一定数を超過したサービス提供手段の提供状況及び提供条件を表示手段に表示させる制御手段とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の利用者に提供するサービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムに関し、特に利用者の当該サービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能なサービス提供情報提示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサービス提供情報提示システムは現在提供されているサービスの待ち数等の提供情報を利用者に提示することにより、利用者の当該サービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援するものである。
【0003】
例えば、銀行や郵便局の窓口サービスを受ける利用者の待ち数を表示すると共に整理番号を発行して印刷する装置が相当する。
【0004】
図9は従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。図9において1,2及び3は同種のサービスを提供するサーバ等のサービス提供手段、4,5及び6はサービス提供手段1〜3からサービスの提供を受けようとする利用者、若しくは、利用者端末(以下、単に利用者と呼ぶ。)である。
【0005】
但し、図9では利用者のサービスの提供待ちを表現するために待ち行列として記載している。また、サービス提供手段1〜3は銀行等の窓口のように物理的に同一の空間に並列して存在するものではなく、一方のサービス提供手段の待ち行列からは他方のサービス提供手段の待ち行列の状況を把握できない状態であるとする。
【0006】
図9中”US01”に示すサービス提供手段1からサービスの提供を希望する新たな利用者は、サービス提供情報提示システム(図示せず。)に表示されている待ち数等を参考にして待ち行列の末尾に加わるか否かを判断する。
【0007】
例えば、現在、図9中”US02”に示す利用者はサービス提供手段1からサービスの提供を受けており、図9中”US03”,”US04”及び”US05”に示す利用者はサービス提供手段1からのサービス提供を受けるまで待機している”待ち数3”の待ち行列を形成している。
【0008】
すなわち、”待ち数3”の待ち行列を参考にして図9中”US01”に示す新たな利用者は図9中”AD01”に示すように当該待ち行列の末尾に加わるか、或いは、図9中”CN01”に示すようにサービスの利用を諦めるかを判断する。
【0009】
この結果、利用者はサービス提供情報提示システムに表示されている提供サービスの待ち数等の提供情報に基づき当該サービスを受けるか否かの判断を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9に示す説明図では同種のサービスを提供しているサービス提供手段1〜3であっても持ち行列の長さがそれぞれ異なり、サービス提供手段3に多くの利用者が集中して待ち行列が長くなってしまっている。
【0011】
この場合、サービス提供手段3は効率よくサービスを提供するために、利用者1人当たりのサービス提供時間を短くするか、強制的に同種のサービスを提供している他のサービス提供手段1及び2に利用者を移動させなければならず、場合によっては利用者の満足度が低下してしまう恐れがある。
【0012】
すなわち、従来のサービス提供情報提示システムでは各サービス提供手段個々の提供情報しか提示できないため、同種のサービスを提供しているサービス提供手段間の提供情報を同時に参照することはできないので、利用者がサービスを受けるか否かの判断を容易にできないと言った問題点があった。
【0013】
例えば、同一駅周辺に存在する複数箇所の郵便局の窓口サービスを受ける利用者の待ち数が1つの郵便局から参照することができないので、複数箇所の郵便局を回ってサービスを受けるか否かの判断をしなければならない。
【0014】
また、一般にサービス提供手段は効率よくサービスを提供するために、利用者1人当たりのサービス提供時間を一定時間に決めているので、サービスの長時間の利用を希望する利用者にとっては不具合が生じる場合がある。
【0015】
図10はこのような従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。図10において7及び8は同種のサービスを提供するサーバ等のサービス提供手段、9及び10はサービス提供手段7及び8からサービスの提供を受けようとする利用者である。
【0016】
例えば、サービス提供手段7及び8には”待ち数3”の待ち行列が形成されており、図10中”US11”に示す利用者が図10中”SS11”に示すようにサービスの利用を停止することにより、図10中”US12”に示す利用者が図10中”AS11”に示すようにサービス提供手段7からサービスの提供を受けることができる。
【0017】
一方、図10中”US13”に示す利用者がサービスの長時間の利用を希望した場合には、サービス提供手段8に形成された持ち行列は停滞してしまう。
【0018】
このため、図10中”US13”に示す利用者は一定のサービス提供時間経過後に提供情報や提供条件を提示されることなしに延長のサービスを受けるか否かの判断をしなければならなかったり、場合によっては、サービス提供手段8は効率よくサービスを提供するために、図10中”US13”に示す利用者に対するサービスの提供を強制的に停止しなければならず、何れにしろ図10中”US13”に示す利用者の満足度が低下してしまう恐れがある。
【0019】
すなわち、従来のサービス提供情報提示システムではサービス提供手段のサービス提供時点での提供情報しか提示できないため、サービスの利用時間を延長したい時点のサービス提供手段の提供情報や提供条件を得ることができないので、利用者が延長のサービスを受けるか否かの判断を容易にできないと言った問題点があった。
【0020】
例えば、サービスの利用時間を延長したい時点のサービス提供手段の待ち行列の長さ等が提示されれば利用者は延長のサービスを受けるか否かの判断がし易くなる。
従って本発明が解決しようとする課題は、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能なサービス提供情報提示システムを実現することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、
代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出し検出された各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出して待ち時間を予測し提供状況として出力する提供状況検出手段と、この提供状況検出手段からの出力に基づき前記各サービス提供手段毎の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、表示手段と、前記待ち数が一定数を超過したサービス提供手段の前記提供状況及び前記提供条件を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0022】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供状況検出手段が、
代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出する代替サービス検出手段と、検出された前記各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出する待ち数検出手段と、前記待ち数検出手段の出力に基づき前記各サービス提供手段毎の待ち時間を予測する待ち時間予測手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0023】
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供条件決定手段が、
代替可能な同種のサービスを提供している前記各サービス提供手段及びそれらの前記待ち数に基づき前記各サービス提供手段毎の利用料の決定を行う利用料決定手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0024】
請求項4記載の発明は、
サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、
サービス提供手段に対する待ち数を検出して提供状況として出力する提供状況検出手段と、この提供状況検出手段からの出力に基づき前記サービス提供手段のサービス継続の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、
表示手段と、提供時間が一定時間を超過したサービス提供手段の前記提供状況及び前記提供条件を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0025】
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供状況検出手段が、
前記各サービス提供手段に対する待ち数を検出する待ち数検出手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0026】
請求項6記載の発明は、
請求項4記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供条件決定手段が、
前記待ち数に基づきサービス提供手段のサービス継続の利用料の決定を行う利用料決定手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0027】
請求項7記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記利用料決定手段が、
前記各サービス提供手段毎に割増若しくは割引の利用料の決定を行うことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0028】
請求項8記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記制御手段が、
前記提供条件と共に前記待ち数が一定数に達しない他の前記サービス提供手段の前記待ち数を前記表示手段に表示させることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0029】
請求項9記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記制御手段が、
前記提供条件と共に前記待ち数が一定数に達しない他の前記サービス提供手段の前記待ち時間を前記表示手段に表示させることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0030】
請求項10記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
診療サービスの提供に適用したことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0031】
請求項11記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
駐車場サービスの提供に適用したことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るサービス提供情報提示システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
【0033】
図1において11は待ち数検出手段、12は代替サービス検出手段、13は利用料決定手段、14は待ち時間予測手段、15は制御手段、16はCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示手段、100は利用要求信号、101は各サービス提供手段からのサービスの提供完了信号、102は各サービス提供手段からの提供サービス情報信号である。
【0034】
また、11,12及び14は提供状況検出手段50を、13は提供条件決定手段51をそれぞれ構成している。
【0035】
利用要求信号100及び提供完了信号101は待ち数検出手段11に、提供サービス情報信号102は代替サービス検出手段12にそれぞれ入力される。
【0036】
待ち数検出手段11の出力は利用料決定手段13、待ち時間予測手段14及び制御手段15にそれぞれ接続され、代替サービス検出手段12の出力は待ち数検出手段11、利用料決定手段13及び制御手段15にそれぞれ接続される。
【0037】
利用料決定手段13及び待ち時間予測手段14の出力はそれぞれ制御手段15に接続され、制御手段15の出力は表示手段16に接続される。
【0038】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図3及び図4を用いて説明する。図2は制御手段15の動作を説明するフロー図、図3はサービスの提供の一例と実施例の関係を示す説明図、図4は表示手段16に表示される画面の一例を示す説明図である。
【0039】
但し、図3においては従来例と同様に、サービス提供手段はサービスを提供するサーバ等であり、利用者は利用者、若しくは、利用者端末として例示する。
【0040】
代替サービス検出手段12は各サービス提供手段からの提供サービス情報信号102、若しくは、ネットワーク経由等でサービス提供手段を検索し検索されたサービス提供手段にアクセスして取得した提供サービス情報信号102の内容を解析して代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出して出力する。
【0041】
また、待ち数検出手段11は代替サービス検出手段12が検出した各サービス提供手段毎に、利用者が入力する利用要求信号100、言い換えれば、サービス提供手段からの待ち行列の最後尾に並ぶ旨の信号に基づきアップカウントし、一方、サービス提供手段からのある利用者に対するサービスの提供完了を示す提供完了信号101に基づきダウンカウント等して現在の待ち数を検出して出力する。
【0042】
また、待ち時間予測手段14は待ち数検出手段11の出力である待ち数と各サービス提供手段毎の一定時間であるサービス提供時間とを乗算して各サービス提供手段毎の待ち時間を演算して出力する。
【0043】
最後に、利用料決定手段13は待ち数検出手段11の出力である各サービス提供手段毎の”待ち数”、代替サービス検出手段12の出力である検出されたサービス提供手段に基づき各サービス提供手段毎の利用料の割増等の決定を行い出力する。
【0044】
例えば、利用料決定手段13は一定数の待ち数を超過したサービス提供手段の利用料は5割増にし、一定数の待ち数に達していない代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段の利用料は通常の料金とするように予め設定されている。
【0045】
一方、図2中”S001”において制御手段15は各サービス提供手段の待ち数をモニタして一定数を超過した否かを判断する。
【0046】
例えば、図3中”SS21”,”SS22”及び”SS23”に示すサービス提供手段”A”,”B”及び”C”(以下、単にサービス提供手段A〜Cと呼ぶ。)のそれぞれの待ち数をモニタし、一定数である”10”以上になったかどうかを判断する。
【0047】
もし、図2中”S001”おいて一定数を超過しなかった場合には、図2中”S001”のステップに戻り、一定数を超過した場合には、図2中”S002”において制御手段15は一定数を超過したサービス提供手段のサービスの提供状況を表示手段16に表示させると共に、図2中”S003”においてサービスの利用料等の提供条件を表示手段に表示させる。
【0048】
例えば、サービス提供手段Aの待ち数は”10”であるので、図3中”US21”に示すような新たな利用者に対して提供状況及び提供条件を表示手段16を用いて提示する。
【0049】
例えば、表示手段16上には図4中”DS31”に示すような表示画面が表示され、図4中”ST31”に示すようなサービスの提供状況及び図4中”CD31”に示すような提供条件が表示される。
【0050】
すなわち、待ち時間予想手段14、待ち数検出手段11及び代替サービス検出手段12からの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図4中”WT31”に示す予想待ち時間、図4中”WN31”に示す待ち数、図4中”OS31”に示す代替サービスをそれぞれ表示させる。
【0051】
同時に、利用料決定手段13からの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図4中”FE31”、”FE32”及び”FE33”に示すようにサービス提供手段A,B及びCの利用料をそれぞれ表示させる。
【0052】
ここで、図4中”DS31”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aの予想待ち時間は”xx分”、待ち数は”yy人”、代替サービスを提供可能なサービス提供手段は”サービス提供手段B”及び”サービス提供手段C”であることが分かる。
【0053】
同様に、図4中”DS31”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aからサービスの提供を受けるためには”5割増料金”が必要であり、代替サービスを提供するサービス提供手段B及びサービス提供手段Cからサービスの提供を受けるためには”通常料金”で済むことが分かる。
【0054】
すなわち、図3中”SL21”に示すように混雑しているサービス提供手段Aからサービスの提供を受けるためには利用料が割増になり、図3中”SL22”及び”SL23”に示すように比較的空いているサービス提供手段B及びサービス提供手段Cからサービスの提供を受ければ通常の利用料で済むことになる。
【0055】
従って、利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況及び提供条件を考慮することにより、サービスを受けるか否かの判断が容易になる。
【0056】
例えば、利用者は割増分を支払ってもサービス提供手段Aからサービスの提供を受けるか、或いは、通常の利用料でサービス提供手段B及びサービス提供手段Cからサービスの提供を受けるかを選択すれば良い。勿論、図3中”SL24”に示すように全てのサービス提供手段を諦めて利用をキャンセルしても構わない。
【0057】
この結果、サービス提供手段の待ち数が一定数を超過した場合に、当該サービス提供手段の予想待ち時間、待ち数及び代替サービスを提供可能なサービス提供手段等のサービスの提供状況を提示し、併せて、各サービス提供手段からサービスの提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0058】
また、サービスの長時間の利用を希望する利用者に対するサービス提供情報提示に関して説明する。図5は本発明に係るサービス提供情報提示システムの他の実施例を示す構成ブロック図である。
【0059】
図5において15,16,100及び101は図1と同一符号を付してあり、11aは待ち数検出手段、13aは利用料決定手段である。また、11aは提供状況検出手段50aを,13aは提供条件決定手段51aをそれぞれ構成している。
【0060】
利用要求信号100及び提供完了信号101は待ち数検出手段11aに入力され、待ち数検出手段11aの出力は利用料決定手段13a及び制御手段15にそれぞれ接続される。
【0061】
また、利用料決定手段13aの出力は制御手段15に接続され、制御手段15の出力は表示手段16に接続される。
【0062】
ここで、図5に示す実施例の動作を図6、図7及び図8を用いて説明する。図6は制御手段15の動作を説明するフロー図、図7及び図8は表示手段16に表示される画面の一例を示す説明図である。但し、図1に示す実施例と同様の説明に関しては省略する。
【0063】
利用料決定手段13aは待ち数検出手段11aの出力である”待ち数”に基づきサービス提供手段毎のサービスの継続提供の利用料の割増等の決定を行い出力する。
【0064】
例えば、利用料決定手段13aは待ち数が”0”ではないサービス提供手段のサービスの継続提供の利用料は5割増にし、待ち数が”0”であるサービス提供手段のサービスの継続提供の利用料は通常の継続料金とするように予め設定されている。
【0065】
図6中”S101”において制御手段15は各サービス提供手段のサービスの提供時間をモニタして一定の提供時間を超過した否かを判断する。
【0066】
もし、図6中”S101”おいて一定の提供時間を超過しなかった場合には、図6中”S101”のステップに戻り、一定の提供時間を超過した場合には、図6中”S102”において制御手段15は当該サービス提供手段の待ち数が”0”であるか否かを判断する。
【0067】
もし、図6中”S102”おいて当該サービス提供手段の待ち数が”0”でない場合には、図6中”S103”において制御手段15は提供時間を超過したサービス提供手段のサービスの提供状況を表示手段16に表示させると共に、図6中”S104”においてサービスの延長利用料等の提供条件を表示手段に表示させる。
【0068】
例えば、表示手段16上には図7中”DS41”に示すような表示画面が表示され、図7中”ST41”に示すようなサービスの提供状況及び図7中”CD41”に示すような提供条件が表示される。
【0069】
すなわち、待ち数検出手段11aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図7中”WN41”に示す待ち数を表示させる。
【0070】
同時に、利用料決定手段13aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図7中”EF41”に示すようにサービス提供手段Aのサービス継続のための利用料を表示させる。
【0071】
ここで、図7中”DS41”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aの待ち数は”xx人”であり、サービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには”5割増継続料金”が必要であることが分かる。
【0072】
一方、もし、図6中”S102”おいて当該サービス提供手段の待ち数が”0”である場合には、図6中”S104”において制御手段15は提供時間を超過したサービス提供手段のサービスの提供状況を表示手段16に表示させると共に、図6中”S105”においてサービスの延長利用料等の提供条件を表示手段に表示させる。
【0073】
例えば、表示手段16上には図8中”DS51”に示すような表示画面が表示され、図8中”ST51”に示すようなサービスの提供状況及び図8中”CD51”に示すような提供条件が表示される。
【0074】
すなわち、待ち数検出手段11aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図8中”WN51”に示す待ち数を表示させる。
【0075】
同時に、利用料決定手段13aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図8中”EF51”に示すようにサービス提供手段Aのサービス継続のための利用料を表示させる。
【0076】
ここで、図8中”DS51”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aの待ち数は”0人”であり、サービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには通常の”継続料金”で済むことが分かる。
【0077】
すなわち、待ち行列が存在する、言い換えば、待ち数が”0”ではないサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには利用料が割増になり、待ち行列が存在しない、言い換えば、待ち数が”0”であるサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには通常の利用料で済むことになる。
【0078】
従って、利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況及び提供条件を考慮することにより、サービスの継続提供を受けるか否かの判断が容易になる。
【0079】
例えば、利用者は割増分を支払ってもサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるか、或いは、継続提供をキャンセルするかを選択すれば良い。
【0080】
また、例えば、利用者は通常の継続料金でサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるか、或いは、継続提供をキャンセルするかを選択すれば良い。
【0081】
この結果、提供時間が一定の提供時間を超過した場合に、当該サービス提供手段の待ち数等のサービスの提供状況を提示し、併せて、当該サービス提供手段からサービスの継続提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0082】
なお、図1に示す実施例では、利用料決定手段13は一定数の待ち数を超過したサービス提供手段の利用料は5割増にし、一定数の待ち数に達していない代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段の利用料は通常の料金とするように予め設定されている旨例示してるが、勿論このような条件に限定される訳ではない。
【0083】
例えば、利用した代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段の状況に応じて割引料金を設定しても良いし、各サービス提供手段の状況に応じて相互の使用料に格差を付けても構わない。
【0084】
この場合には、利用者の選択肢が増えるのでサービスの提供を受ける利用者の流れを制御することも可能になる。
【0085】
また、図4に示す表示画面の一例では各サービス提供手段に対する利用料(通常料金、割増料金)のみが例示されているが、代替サービスを提供する各サービス提供手段に対する”待ち数”や”予想待ち時間”を併せて表示しても構わない。
【0086】
この場合には、代替サービスを提供する各サービス提供手段の”待ち数”や”予想待ち時間”等の提供状況を考慮することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断がより容易になるように支援することが可能になる。
【0087】
また、図1等に示す実施例ではサービス提供手段はサービスを提供するサーバ等であり、利用者は利用者、若しくは、利用者端末として例示しているが、提供するサービスが医師による診察であっても構わない。
【0088】
すなわち、図3中”SS21”,”SS22”及び”SS23”に示すサービス提供手段を医師”A”,”B”及び”C”が操作するコンピュータ等の端末と置換し、医師が患者である利用者にサービスである診察を提供する場合を想定する。
【0089】
図3から分かるように医師”A”には待ち数”10”の待ち行列が形成されており、一方、医師”B”及び医師”C”にはそれぞれ待ち数”1”及び”3”の待ち行列が形成されているので、制御手段15は予想される待ち時間に関しては医師”A”が長く、医師”B”及び医師”C”の方が短いと言うような提供状況(混雑状況)を患者である利用者に提示することができる。
【0090】
従って、患者である利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況(混雑状況)を考慮することにより、どの診察(サービス)を受けるか判断が容易になる。
【0091】
例えば、患者である利用者は長時間待つことが予想される医師”A”から診察(サービス)を受けるか、或いは、待ち時間が比較的短い医師”B”及び医師”C”から診察(サービス)受けるかを選択すれば良い。勿論、全ての医師”A”〜”C”を諦めて利用をキャンセルしても構わない。
【0092】
この結果、診療の待ち数が一定数を超過した場合に、当該診療の予想待ち時間、待ち数及び代替サービスを提供可能なサービス提供手段等のサービスの提供状況(混雑状況)を提示することにより、患者である利用者のどの診療(サービス)を受けるかの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0093】
また、患者である利用者が1人の医師に集中することなく適度に分散することにより、医師に係る負荷を低減することが可能になる。
【0094】
また、図1等に示す実施例ではサービス提供手段はサービスを提供するサーバ等であり、利用者は利用者、若しくは、利用者端末として例示しているが、提供するサービスが駐車場の時間貸しであっても構わない。
【0095】
すなわち、図3中”SS21”,”SS22”及び”SS23”に示すサービス提供手段を駐車場”A”,”B”及び”C”を管理運営するコンピュータ等の装置と置換し、利用者にサービスである駐車スペースの貸し出しを提供する場合を想定する。
【0096】
図3から分かるように駐車場”A”には待ち数”10”の待ち行列が形成されており、一方、駐車場”B”及び駐車場”C”にはそれぞれ待ち数”1”及び”3”の待ち行列が形成されているので、制御手段15は当該駐車場の予想待ち時間、待ち数及び代替駐車場等のサービスの提供状況を利用者に提示することができる。
【0097】
また、例えば、利用料決定手段13は一定数の待ち数を超過した駐車場”A”の駐車料金は割増にし、一定数の待ち数に達していない代替可能な駐車場”B”の駐車料金は通常の料金とし、利便性の悪い駐車場”C”の駐車料金は割引にするように予め設定しておけば、制御手段15は駐車場”A”、駐車場”B”及び駐車場”C”のそれぞれの駐車料金を提供条件として利用者に提示することができる。
【0098】
すなわち、混雑している駐車場”A”に駐車(サービスの提供)するためには駐車料金料が割増になり、比較的空いている駐車場”B”に駐車(サービスの提供)する場合には通常の駐車料金で済み、さらに、利便性の悪い駐車場”C”に駐車(サービスの提供)すれば割引された駐車料金で良くなる。
【0099】
従って、利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況及び提供条件を考慮することにより、どの駐車場に駐車するかの判断が容易になる。
【0100】
例えば、利用者は割増分を支払っても駐車場”A”に駐車(サービスの提供)するか、通常の駐車料金で駐車場”B”に駐車(サービスの提供)する、或いは、割引された駐車料金で駐車場”C”に駐車(サービスの提供)するかを選択すれば良い。勿論、全ての駐車場を諦めて利用をキャンセルしても構わない。
【0101】
この結果、駐車場の待ち数が一定数を超過した場合に、当該駐車場の予想待ち時間、待ち数及び代替駐車場等のサービスの提供状況を提示し、併せて、各駐車場に駐車するための駐車料金(通常料金、割増料金、割引料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のどの駐車場に駐車するかの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0102】
また、利便性等の状況により提供条件である相互の駐車料金に格差を付けることにより、利用者の選択肢が増えるので利便性が悪い駐車場に利用者の流れを制御することも可能になる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,7,8,9,10及び請求項11の発明によれば、サービス提供手段の待ち数が一定数を超過した場合に、当該サービス提供手段の予想待ち時間、待ち数及び代替サービスを提供可能なサービス提供手段等のサービスの提供状況を提示し、併せて、各サービス提供手段からサービスの提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0104】
また、請求項4,5及び請求項6の発明によれば、提供時間が一定の提供時間を超過した場合に、当該サービス提供手段の待ち数等のサービスの提供状況を提示し、併せて、当該サービス提供手段からサービスの継続提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサービス提供情報提示システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】制御手段の動作を説明するフロー図である。
【図3】サービスの提供の一例と実施例の関係を示す説明図である。
【図4】表示手段に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図5】本発明に係るサービス提供情報提示システムの他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図6】制御手段の動作を説明するフロー図である。
【図7】表示手段に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図8】表示手段に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図9】従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。
【図10】従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,7,8 サービス提供手段
4,5,6,9,10 利用者
11,11a 待ち数検出手段
12 代替サービス検出手段
13,13a 利用料決定手段
14 待ち時間予測手段
15 制御手段
16 表示手段
50,50a 提供状況検出手段
51,51a 提供条件決定手段
100 利用要求信号
101 提供完了信号
102 提供サービス情報信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の利用者に提供するサービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムに関し、特に利用者の当該サービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能なサービス提供情報提示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサービス提供情報提示システムは現在提供されているサービスの待ち数等の提供情報を利用者に提示することにより、利用者の当該サービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援するものである。
【0003】
例えば、銀行や郵便局の窓口サービスを受ける利用者の待ち数を表示すると共に整理番号を発行して印刷する装置が相当する。
【0004】
図9は従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。図9において1,2及び3は同種のサービスを提供するサーバ等のサービス提供手段、4,5及び6はサービス提供手段1〜3からサービスの提供を受けようとする利用者、若しくは、利用者端末(以下、単に利用者と呼ぶ。)である。
【0005】
但し、図9では利用者のサービスの提供待ちを表現するために待ち行列として記載している。また、サービス提供手段1〜3は銀行等の窓口のように物理的に同一の空間に並列して存在するものではなく、一方のサービス提供手段の待ち行列からは他方のサービス提供手段の待ち行列の状況を把握できない状態であるとする。
【0006】
図9中”US01”に示すサービス提供手段1からサービスの提供を希望する新たな利用者は、サービス提供情報提示システム(図示せず。)に表示されている待ち数等を参考にして待ち行列の末尾に加わるか否かを判断する。
【0007】
例えば、現在、図9中”US02”に示す利用者はサービス提供手段1からサービスの提供を受けており、図9中”US03”,”US04”及び”US05”に示す利用者はサービス提供手段1からのサービス提供を受けるまで待機している”待ち数3”の待ち行列を形成している。
【0008】
すなわち、”待ち数3”の待ち行列を参考にして図9中”US01”に示す新たな利用者は図9中”AD01”に示すように当該待ち行列の末尾に加わるか、或いは、図9中”CN01”に示すようにサービスの利用を諦めるかを判断する。
【0009】
この結果、利用者はサービス提供情報提示システムに表示されている提供サービスの待ち数等の提供情報に基づき当該サービスを受けるか否かの判断を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図9に示す説明図では同種のサービスを提供しているサービス提供手段1〜3であっても持ち行列の長さがそれぞれ異なり、サービス提供手段3に多くの利用者が集中して待ち行列が長くなってしまっている。
【0011】
この場合、サービス提供手段3は効率よくサービスを提供するために、利用者1人当たりのサービス提供時間を短くするか、強制的に同種のサービスを提供している他のサービス提供手段1及び2に利用者を移動させなければならず、場合によっては利用者の満足度が低下してしまう恐れがある。
【0012】
すなわち、従来のサービス提供情報提示システムでは各サービス提供手段個々の提供情報しか提示できないため、同種のサービスを提供しているサービス提供手段間の提供情報を同時に参照することはできないので、利用者がサービスを受けるか否かの判断を容易にできないと言った問題点があった。
【0013】
例えば、同一駅周辺に存在する複数箇所の郵便局の窓口サービスを受ける利用者の待ち数が1つの郵便局から参照することができないので、複数箇所の郵便局を回ってサービスを受けるか否かの判断をしなければならない。
【0014】
また、一般にサービス提供手段は効率よくサービスを提供するために、利用者1人当たりのサービス提供時間を一定時間に決めているので、サービスの長時間の利用を希望する利用者にとっては不具合が生じる場合がある。
【0015】
図10はこのような従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。図10において7及び8は同種のサービスを提供するサーバ等のサービス提供手段、9及び10はサービス提供手段7及び8からサービスの提供を受けようとする利用者である。
【0016】
例えば、サービス提供手段7及び8には”待ち数3”の待ち行列が形成されており、図10中”US11”に示す利用者が図10中”SS11”に示すようにサービスの利用を停止することにより、図10中”US12”に示す利用者が図10中”AS11”に示すようにサービス提供手段7からサービスの提供を受けることができる。
【0017】
一方、図10中”US13”に示す利用者がサービスの長時間の利用を希望した場合には、サービス提供手段8に形成された持ち行列は停滞してしまう。
【0018】
このため、図10中”US13”に示す利用者は一定のサービス提供時間経過後に提供情報や提供条件を提示されることなしに延長のサービスを受けるか否かの判断をしなければならなかったり、場合によっては、サービス提供手段8は効率よくサービスを提供するために、図10中”US13”に示す利用者に対するサービスの提供を強制的に停止しなければならず、何れにしろ図10中”US13”に示す利用者の満足度が低下してしまう恐れがある。
【0019】
すなわち、従来のサービス提供情報提示システムではサービス提供手段のサービス提供時点での提供情報しか提示できないため、サービスの利用時間を延長したい時点のサービス提供手段の提供情報や提供条件を得ることができないので、利用者が延長のサービスを受けるか否かの判断を容易にできないと言った問題点があった。
【0020】
例えば、サービスの利用時間を延長したい時点のサービス提供手段の待ち行列の長さ等が提示されれば利用者は延長のサービスを受けるか否かの判断がし易くなる。
従って本発明が解決しようとする課題は、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能なサービス提供情報提示システムを実現することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、
代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出し検出された各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出して待ち時間を予測し提供状況として出力する提供状況検出手段と、この提供状況検出手段からの出力に基づき前記各サービス提供手段毎の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、表示手段と、前記待ち数が一定数を超過したサービス提供手段の前記提供状況及び前記提供条件を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0022】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供状況検出手段が、
代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出する代替サービス検出手段と、検出された前記各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出する待ち数検出手段と、前記待ち数検出手段の出力に基づき前記各サービス提供手段毎の待ち時間を予測する待ち時間予測手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0023】
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供条件決定手段が、
代替可能な同種のサービスを提供している前記各サービス提供手段及びそれらの前記待ち数に基づき前記各サービス提供手段毎の利用料の決定を行う利用料決定手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0024】
請求項4記載の発明は、
サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、
サービス提供手段に対する待ち数を検出して提供状況として出力する提供状況検出手段と、この提供状況検出手段からの出力に基づき前記サービス提供手段のサービス継続の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、
表示手段と、提供時間が一定時間を超過したサービス提供手段の前記提供状況及び前記提供条件を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0025】
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供状況検出手段が、
前記各サービス提供手段に対する待ち数を検出する待ち数検出手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0026】
請求項6記載の発明は、
請求項4記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記提供条件決定手段が、
前記待ち数に基づきサービス提供手段のサービス継続の利用料の決定を行う利用料決定手段とから構成されることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0027】
請求項7記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記利用料決定手段が、
前記各サービス提供手段毎に割増若しくは割引の利用料の決定を行うことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0028】
請求項8記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記制御手段が、
前記提供条件と共に前記待ち数が一定数に達しない他の前記サービス提供手段の前記待ち数を前記表示手段に表示させることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0029】
請求項9記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
前記制御手段が、
前記提供条件と共に前記待ち数が一定数に達しない他の前記サービス提供手段の前記待ち時間を前記表示手段に表示させることにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0030】
請求項10記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
診療サービスの提供に適用したことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0031】
請求項11記載の発明は、
請求項1記載の発明であるサービス提供情報提示システムにおいて、
駐車場サービスの提供に適用したことにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るサービス提供情報提示システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
【0033】
図1において11は待ち数検出手段、12は代替サービス検出手段、13は利用料決定手段、14は待ち時間予測手段、15は制御手段、16はCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示手段、100は利用要求信号、101は各サービス提供手段からのサービスの提供完了信号、102は各サービス提供手段からの提供サービス情報信号である。
【0034】
また、11,12及び14は提供状況検出手段50を、13は提供条件決定手段51をそれぞれ構成している。
【0035】
利用要求信号100及び提供完了信号101は待ち数検出手段11に、提供サービス情報信号102は代替サービス検出手段12にそれぞれ入力される。
【0036】
待ち数検出手段11の出力は利用料決定手段13、待ち時間予測手段14及び制御手段15にそれぞれ接続され、代替サービス検出手段12の出力は待ち数検出手段11、利用料決定手段13及び制御手段15にそれぞれ接続される。
【0037】
利用料決定手段13及び待ち時間予測手段14の出力はそれぞれ制御手段15に接続され、制御手段15の出力は表示手段16に接続される。
【0038】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図3及び図4を用いて説明する。図2は制御手段15の動作を説明するフロー図、図3はサービスの提供の一例と実施例の関係を示す説明図、図4は表示手段16に表示される画面の一例を示す説明図である。
【0039】
但し、図3においては従来例と同様に、サービス提供手段はサービスを提供するサーバ等であり、利用者は利用者、若しくは、利用者端末として例示する。
【0040】
代替サービス検出手段12は各サービス提供手段からの提供サービス情報信号102、若しくは、ネットワーク経由等でサービス提供手段を検索し検索されたサービス提供手段にアクセスして取得した提供サービス情報信号102の内容を解析して代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出して出力する。
【0041】
また、待ち数検出手段11は代替サービス検出手段12が検出した各サービス提供手段毎に、利用者が入力する利用要求信号100、言い換えれば、サービス提供手段からの待ち行列の最後尾に並ぶ旨の信号に基づきアップカウントし、一方、サービス提供手段からのある利用者に対するサービスの提供完了を示す提供完了信号101に基づきダウンカウント等して現在の待ち数を検出して出力する。
【0042】
また、待ち時間予測手段14は待ち数検出手段11の出力である待ち数と各サービス提供手段毎の一定時間であるサービス提供時間とを乗算して各サービス提供手段毎の待ち時間を演算して出力する。
【0043】
最後に、利用料決定手段13は待ち数検出手段11の出力である各サービス提供手段毎の”待ち数”、代替サービス検出手段12の出力である検出されたサービス提供手段に基づき各サービス提供手段毎の利用料の割増等の決定を行い出力する。
【0044】
例えば、利用料決定手段13は一定数の待ち数を超過したサービス提供手段の利用料は5割増にし、一定数の待ち数に達していない代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段の利用料は通常の料金とするように予め設定されている。
【0045】
一方、図2中”S001”において制御手段15は各サービス提供手段の待ち数をモニタして一定数を超過した否かを判断する。
【0046】
例えば、図3中”SS21”,”SS22”及び”SS23”に示すサービス提供手段”A”,”B”及び”C”(以下、単にサービス提供手段A〜Cと呼ぶ。)のそれぞれの待ち数をモニタし、一定数である”10”以上になったかどうかを判断する。
【0047】
もし、図2中”S001”おいて一定数を超過しなかった場合には、図2中”S001”のステップに戻り、一定数を超過した場合には、図2中”S002”において制御手段15は一定数を超過したサービス提供手段のサービスの提供状況を表示手段16に表示させると共に、図2中”S003”においてサービスの利用料等の提供条件を表示手段に表示させる。
【0048】
例えば、サービス提供手段Aの待ち数は”10”であるので、図3中”US21”に示すような新たな利用者に対して提供状況及び提供条件を表示手段16を用いて提示する。
【0049】
例えば、表示手段16上には図4中”DS31”に示すような表示画面が表示され、図4中”ST31”に示すようなサービスの提供状況及び図4中”CD31”に示すような提供条件が表示される。
【0050】
すなわち、待ち時間予想手段14、待ち数検出手段11及び代替サービス検出手段12からの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図4中”WT31”に示す予想待ち時間、図4中”WN31”に示す待ち数、図4中”OS31”に示す代替サービスをそれぞれ表示させる。
【0051】
同時に、利用料決定手段13からの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図4中”FE31”、”FE32”及び”FE33”に示すようにサービス提供手段A,B及びCの利用料をそれぞれ表示させる。
【0052】
ここで、図4中”DS31”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aの予想待ち時間は”xx分”、待ち数は”yy人”、代替サービスを提供可能なサービス提供手段は”サービス提供手段B”及び”サービス提供手段C”であることが分かる。
【0053】
同様に、図4中”DS31”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aからサービスの提供を受けるためには”5割増料金”が必要であり、代替サービスを提供するサービス提供手段B及びサービス提供手段Cからサービスの提供を受けるためには”通常料金”で済むことが分かる。
【0054】
すなわち、図3中”SL21”に示すように混雑しているサービス提供手段Aからサービスの提供を受けるためには利用料が割増になり、図3中”SL22”及び”SL23”に示すように比較的空いているサービス提供手段B及びサービス提供手段Cからサービスの提供を受ければ通常の利用料で済むことになる。
【0055】
従って、利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況及び提供条件を考慮することにより、サービスを受けるか否かの判断が容易になる。
【0056】
例えば、利用者は割増分を支払ってもサービス提供手段Aからサービスの提供を受けるか、或いは、通常の利用料でサービス提供手段B及びサービス提供手段Cからサービスの提供を受けるかを選択すれば良い。勿論、図3中”SL24”に示すように全てのサービス提供手段を諦めて利用をキャンセルしても構わない。
【0057】
この結果、サービス提供手段の待ち数が一定数を超過した場合に、当該サービス提供手段の予想待ち時間、待ち数及び代替サービスを提供可能なサービス提供手段等のサービスの提供状況を提示し、併せて、各サービス提供手段からサービスの提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0058】
また、サービスの長時間の利用を希望する利用者に対するサービス提供情報提示に関して説明する。図5は本発明に係るサービス提供情報提示システムの他の実施例を示す構成ブロック図である。
【0059】
図5において15,16,100及び101は図1と同一符号を付してあり、11aは待ち数検出手段、13aは利用料決定手段である。また、11aは提供状況検出手段50aを,13aは提供条件決定手段51aをそれぞれ構成している。
【0060】
利用要求信号100及び提供完了信号101は待ち数検出手段11aに入力され、待ち数検出手段11aの出力は利用料決定手段13a及び制御手段15にそれぞれ接続される。
【0061】
また、利用料決定手段13aの出力は制御手段15に接続され、制御手段15の出力は表示手段16に接続される。
【0062】
ここで、図5に示す実施例の動作を図6、図7及び図8を用いて説明する。図6は制御手段15の動作を説明するフロー図、図7及び図8は表示手段16に表示される画面の一例を示す説明図である。但し、図1に示す実施例と同様の説明に関しては省略する。
【0063】
利用料決定手段13aは待ち数検出手段11aの出力である”待ち数”に基づきサービス提供手段毎のサービスの継続提供の利用料の割増等の決定を行い出力する。
【0064】
例えば、利用料決定手段13aは待ち数が”0”ではないサービス提供手段のサービスの継続提供の利用料は5割増にし、待ち数が”0”であるサービス提供手段のサービスの継続提供の利用料は通常の継続料金とするように予め設定されている。
【0065】
図6中”S101”において制御手段15は各サービス提供手段のサービスの提供時間をモニタして一定の提供時間を超過した否かを判断する。
【0066】
もし、図6中”S101”おいて一定の提供時間を超過しなかった場合には、図6中”S101”のステップに戻り、一定の提供時間を超過した場合には、図6中”S102”において制御手段15は当該サービス提供手段の待ち数が”0”であるか否かを判断する。
【0067】
もし、図6中”S102”おいて当該サービス提供手段の待ち数が”0”でない場合には、図6中”S103”において制御手段15は提供時間を超過したサービス提供手段のサービスの提供状況を表示手段16に表示させると共に、図6中”S104”においてサービスの延長利用料等の提供条件を表示手段に表示させる。
【0068】
例えば、表示手段16上には図7中”DS41”に示すような表示画面が表示され、図7中”ST41”に示すようなサービスの提供状況及び図7中”CD41”に示すような提供条件が表示される。
【0069】
すなわち、待ち数検出手段11aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図7中”WN41”に示す待ち数を表示させる。
【0070】
同時に、利用料決定手段13aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図7中”EF41”に示すようにサービス提供手段Aのサービス継続のための利用料を表示させる。
【0071】
ここで、図7中”DS41”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aの待ち数は”xx人”であり、サービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには”5割増継続料金”が必要であることが分かる。
【0072】
一方、もし、図6中”S102”おいて当該サービス提供手段の待ち数が”0”である場合には、図6中”S104”において制御手段15は提供時間を超過したサービス提供手段のサービスの提供状況を表示手段16に表示させると共に、図6中”S105”においてサービスの延長利用料等の提供条件を表示手段に表示させる。
【0073】
例えば、表示手段16上には図8中”DS51”に示すような表示画面が表示され、図8中”ST51”に示すようなサービスの提供状況及び図8中”CD51”に示すような提供条件が表示される。
【0074】
すなわち、待ち数検出手段11aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図8中”WN51”に示す待ち数を表示させる。
【0075】
同時に、利用料決定手段13aからの出力に基づき制御手段15は表示手段16の画面上に図8中”EF51”に示すようにサービス提供手段Aのサービス継続のための利用料を表示させる。
【0076】
ここで、図8中”DS51”に示す表示画面によれば、サービス提供手段Aの待ち数は”0人”であり、サービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには通常の”継続料金”で済むことが分かる。
【0077】
すなわち、待ち行列が存在する、言い換えば、待ち数が”0”ではないサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには利用料が割増になり、待ち行列が存在しない、言い換えば、待ち数が”0”であるサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるためには通常の利用料で済むことになる。
【0078】
従って、利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況及び提供条件を考慮することにより、サービスの継続提供を受けるか否かの判断が容易になる。
【0079】
例えば、利用者は割増分を支払ってもサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるか、或いは、継続提供をキャンセルするかを選択すれば良い。
【0080】
また、例えば、利用者は通常の継続料金でサービス提供手段Aからサービスの継続提供を受けるか、或いは、継続提供をキャンセルするかを選択すれば良い。
【0081】
この結果、提供時間が一定の提供時間を超過した場合に、当該サービス提供手段の待ち数等のサービスの提供状況を提示し、併せて、当該サービス提供手段からサービスの継続提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0082】
なお、図1に示す実施例では、利用料決定手段13は一定数の待ち数を超過したサービス提供手段の利用料は5割増にし、一定数の待ち数に達していない代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段の利用料は通常の料金とするように予め設定されている旨例示してるが、勿論このような条件に限定される訳ではない。
【0083】
例えば、利用した代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段の状況に応じて割引料金を設定しても良いし、各サービス提供手段の状況に応じて相互の使用料に格差を付けても構わない。
【0084】
この場合には、利用者の選択肢が増えるのでサービスの提供を受ける利用者の流れを制御することも可能になる。
【0085】
また、図4に示す表示画面の一例では各サービス提供手段に対する利用料(通常料金、割増料金)のみが例示されているが、代替サービスを提供する各サービス提供手段に対する”待ち数”や”予想待ち時間”を併せて表示しても構わない。
【0086】
この場合には、代替サービスを提供する各サービス提供手段の”待ち数”や”予想待ち時間”等の提供状況を考慮することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断がより容易になるように支援することが可能になる。
【0087】
また、図1等に示す実施例ではサービス提供手段はサービスを提供するサーバ等であり、利用者は利用者、若しくは、利用者端末として例示しているが、提供するサービスが医師による診察であっても構わない。
【0088】
すなわち、図3中”SS21”,”SS22”及び”SS23”に示すサービス提供手段を医師”A”,”B”及び”C”が操作するコンピュータ等の端末と置換し、医師が患者である利用者にサービスである診察を提供する場合を想定する。
【0089】
図3から分かるように医師”A”には待ち数”10”の待ち行列が形成されており、一方、医師”B”及び医師”C”にはそれぞれ待ち数”1”及び”3”の待ち行列が形成されているので、制御手段15は予想される待ち時間に関しては医師”A”が長く、医師”B”及び医師”C”の方が短いと言うような提供状況(混雑状況)を患者である利用者に提示することができる。
【0090】
従って、患者である利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況(混雑状況)を考慮することにより、どの診察(サービス)を受けるか判断が容易になる。
【0091】
例えば、患者である利用者は長時間待つことが予想される医師”A”から診察(サービス)を受けるか、或いは、待ち時間が比較的短い医師”B”及び医師”C”から診察(サービス)受けるかを選択すれば良い。勿論、全ての医師”A”〜”C”を諦めて利用をキャンセルしても構わない。
【0092】
この結果、診療の待ち数が一定数を超過した場合に、当該診療の予想待ち時間、待ち数及び代替サービスを提供可能なサービス提供手段等のサービスの提供状況(混雑状況)を提示することにより、患者である利用者のどの診療(サービス)を受けるかの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0093】
また、患者である利用者が1人の医師に集中することなく適度に分散することにより、医師に係る負荷を低減することが可能になる。
【0094】
また、図1等に示す実施例ではサービス提供手段はサービスを提供するサーバ等であり、利用者は利用者、若しくは、利用者端末として例示しているが、提供するサービスが駐車場の時間貸しであっても構わない。
【0095】
すなわち、図3中”SS21”,”SS22”及び”SS23”に示すサービス提供手段を駐車場”A”,”B”及び”C”を管理運営するコンピュータ等の装置と置換し、利用者にサービスである駐車スペースの貸し出しを提供する場合を想定する。
【0096】
図3から分かるように駐車場”A”には待ち数”10”の待ち行列が形成されており、一方、駐車場”B”及び駐車場”C”にはそれぞれ待ち数”1”及び”3”の待ち行列が形成されているので、制御手段15は当該駐車場の予想待ち時間、待ち数及び代替駐車場等のサービスの提供状況を利用者に提示することができる。
【0097】
また、例えば、利用料決定手段13は一定数の待ち数を超過した駐車場”A”の駐車料金は割増にし、一定数の待ち数に達していない代替可能な駐車場”B”の駐車料金は通常の料金とし、利便性の悪い駐車場”C”の駐車料金は割引にするように予め設定しておけば、制御手段15は駐車場”A”、駐車場”B”及び駐車場”C”のそれぞれの駐車料金を提供条件として利用者に提示することができる。
【0098】
すなわち、混雑している駐車場”A”に駐車(サービスの提供)するためには駐車料金料が割増になり、比較的空いている駐車場”B”に駐車(サービスの提供)する場合には通常の駐車料金で済み、さらに、利便性の悪い駐車場”C”に駐車(サービスの提供)すれば割引された駐車料金で良くなる。
【0099】
従って、利用者は表示手段16上の表示画面の提供状況及び提供条件を考慮することにより、どの駐車場に駐車するかの判断が容易になる。
【0100】
例えば、利用者は割増分を支払っても駐車場”A”に駐車(サービスの提供)するか、通常の駐車料金で駐車場”B”に駐車(サービスの提供)する、或いは、割引された駐車料金で駐車場”C”に駐車(サービスの提供)するかを選択すれば良い。勿論、全ての駐車場を諦めて利用をキャンセルしても構わない。
【0101】
この結果、駐車場の待ち数が一定数を超過した場合に、当該駐車場の予想待ち時間、待ち数及び代替駐車場等のサービスの提供状況を提示し、併せて、各駐車場に駐車するための駐車料金(通常料金、割増料金、割引料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のどの駐車場に駐車するかの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0102】
また、利便性等の状況により提供条件である相互の駐車料金に格差を付けることにより、利用者の選択肢が増えるので利便性が悪い駐車場に利用者の流れを制御することも可能になる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,7,8,9,10及び請求項11の発明によれば、サービス提供手段の待ち数が一定数を超過した場合に、当該サービス提供手段の予想待ち時間、待ち数及び代替サービスを提供可能なサービス提供手段等のサービスの提供状況を提示し、併せて、各サービス提供手段からサービスの提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【0104】
また、請求項4,5及び請求項6の発明によれば、提供時間が一定の提供時間を超過した場合に、当該サービス提供手段の待ち数等のサービスの提供状況を提示し、併せて、当該サービス提供手段からサービスの継続提供を受けるための利用料(通常料金、割増料金)等のサービスの提供条件を提示することにより、利用者のサービスを受けるか否かの判断が容易になるように支援することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサービス提供情報提示システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】制御手段の動作を説明するフロー図である。
【図3】サービスの提供の一例と実施例の関係を示す説明図である。
【図4】表示手段に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図5】本発明に係るサービス提供情報提示システムの他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図6】制御手段の動作を説明するフロー図である。
【図7】表示手段に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図8】表示手段に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図9】従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。
【図10】従来のサービスの提供の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,7,8 サービス提供手段
4,5,6,9,10 利用者
11,11a 待ち数検出手段
12 代替サービス検出手段
13,13a 利用料決定手段
14 待ち時間予測手段
15 制御手段
16 表示手段
50,50a 提供状況検出手段
51,51a 提供条件決定手段
100 利用要求信号
101 提供完了信号
102 提供サービス情報信号
Claims (11)
- サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、
代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出し検出された各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出して待ち時間を予測し提供状況として出力する提供状況検出手段と、
この提供状況検出手段からの出力に基づき前記各サービス提供手段毎の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、
表示手段と、
前記待ち数が一定数を超過したサービス提供手段の前記提供状況及び前記提供条件を前記表示手段に表示させる制御手段と
を備えたことを特徴とするサービス提供情報提示システム。 - 前記提供状況検出手段が、
代替可能な同種のサービスを提供しているサービス提供手段を検出する代替サービス検出手段と、
検出された前記各サービス提供手段毎に対する待ち数を検出する待ち数検出手段と、
前記待ち数検出手段の出力に基づき前記各サービス提供手段毎の待ち時間を予測する待ち時間予測手段とから構成されることを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。 - 前記提供条件決定手段が、
代替可能な同種のサービスを提供している前記各サービス提供手段及びそれらの前記待ち数に基づき前記各サービス提供手段毎の利用料の決定を行う利用料決定手段とから構成されることを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。 - サービスの提供情報を提示するサービス提供情報提示システムにおいて、
サービス提供手段に対する待ち数を検出して提供状況として出力する提供状況検出手段と、
この提供状況検出手段からの出力に基づき前記サービス提供手段のサービス継続の利用料の決定を行い提供条件として出力する提供条件決定手段と、
表示手段と、
提供時間が一定時間を超過したサービス提供手段の前記提供状況及び前記提供条件を前記表示手段に表示させる制御手段と
を備えたことを特徴とするサービス提供情報提示システム。 - 前記提供状況検出手段が、
前記各サービス提供手段に対する待ち数を検出する待ち数検出手段とから構成されることを特徴とする
請求項4記載のサービス提供情報提示システム。 - 前記提供条件決定手段が、
前記待ち数に基づきサービス提供手段のサービス継続の利用料の決定を行う利用料決定手段とから構成されることを特徴とする
請求項4記載のサービス提供情報提示システム。 - 前記利用料決定手段が、
前記各サービス提供手段毎に割増若しくは割引の利用料の決定を行うことを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。 - 前記制御手段が、
前記提供条件と共に前記待ち数が一定数に達しない他の前記サービス提供手段の前記待ち数を前記表示手段に表示させることを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。 - 前記制御手段が、
前記提供条件と共に前記待ち数が一定数に達しない他の前記サービス提供手段の前記待ち時間を前記表示手段に表示させることを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。 - 診療サービスの提供に適用したことを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。 - 駐車場サービスの提供に適用したことを特徴とする
請求項1記載のサービス提供情報提示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211889A JP2004054650A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | サービス提供情報提示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211889A JP2004054650A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | サービス提供情報提示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004054650A true JP2004054650A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31934958
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002211889A Pending JP2004054650A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | サービス提供情報提示システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004054650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019071031A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | 東芝テック株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002211889A patent/JP2004054650A/ja active Pending
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