JP2004036440A - エンジンの排ガス浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト高となることなく排ガスを確実に浄化でき、小型二輪車等にも採用可能のエンジンの排ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】エンジン1の排ガス通路内に触媒を介在させた排ガス浄化装置において、上記触媒を、上流側に配置された還元作用を有する第1触媒8と、下流側に配置された酸化作用を有する第2触媒9とを備えたものとし、燃料供給装置3による空燃比を理論空燃比又はリッチ側に調整するとともに上記第2触媒9に二次空気を供給するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】エンジン1の排ガス通路内に触媒を介在させた排ガス浄化装置において、上記触媒を、上流側に配置された還元作用を有する第1触媒8と、下流側に配置された酸化作用を有する第2触媒9とを備えたものとし、燃料供給装置3による空燃比を理論空燃比又はリッチ側に調整するとともに上記第2触媒9に二次空気を供給するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンから排出される排ガス中のNOx,CO,HCを浄化する排ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの排ガス浄化装置として、従来から、排気通路にいわゆる三元触媒を配設し、排ガス中のNOxを還元し、CO及びHCを酸化し、もって排ガスを浄化するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決すようとする課題】
ところで上記従来の三元触媒を用いた排ガス浄化装置では、空燃比を理論空燃比に厳密に管理する必要がある。そのため、燃料供給装置として従来の気化器に代えて燃料噴射装置(EFI)を設け、排ガス中の酸素濃度を検出し、O2フィードバック制御を行ない、もって空燃比を理論空燃比に一致させる方法が採用されている。
【0004】
しかしながら上記従来方法(三元触媒+EFI+O2フィードバック制御)は、装置全体が相当にコスト高となり、例えば小型二輪車等のような低価格の車両には採用困難であるといった問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、コスト高となることなく排ガスを確実に浄化でき、小型二輪車等にも採用可能のエンジンの排ガス浄化装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンの排ガス通路内に触媒を介在させた排ガス浄化装置において、上記触媒を、上流側に配置された還元作用を有する第1触媒と、下流側に配置された酸化作用を有する第2触媒とを備えたものとし、燃料供給装置による空燃比を理論空燃比又はリッチ側に調整するとともに上記第2触媒に二次空気を供給するようにしたことを特徴としている。
【0007】
ここで本発明の第1触媒,第2触媒は、それぞれ還元作用,酸化作用を有するものであれば良く、従って従来から採用されている三元触媒を第1,第2触媒として採用することも可能である。
【0008】
また本発明の第1,第2触媒は、排気通路の何れの位置、例えば排気ポート近くの排気管(いわゆるエキパイ)内,及び下流端近くのマフラー内の何れに配置してもよく、また第1触媒と第2触媒とを同じ位置あるい別々の位置の何れに配置しても良い。
【0009】
また本発明は、燃料供給装置として従来の気化器を備えたもの及び燃料噴射装置を備えたものの何れにも適用可能である。そして空燃比は燃料供給装置により理論空燃比又はこれよりリッチ側に、望ましくは空燃比13〜14に調整される。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1において、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を開けて配置し、該空間に上記二次空気を供給することを特徴としている。この場合、第1触媒を上述の排気管内に、第2触媒を上述のマフラー内に配置することも可能である。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2において、上記第1触媒を空間を開けて複数配置し、上記二次空気を少なくとも最上流の空間に供給することを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1において、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を設けることなく配置し、上記二次空気を上記第2触媒の下流側直近に供給することを特徴としている。
【0013】
ここで請求項4の発明において、上記触媒を従来の三元触媒とし、上流側部分を第1触媒として機能させ、下流側部分を第2触媒として機能させるものも含む。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れかにおいて、吸気通路の途中に介在されたエアクリーナの二次側と上記触媒とを二次空気通路で接続し、該二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側への流れのみを許容するリードバルブを介在させたことを特徴としている。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1ないし4の何れかにおいて、吸気通路の途中に介在されたエアクリーナの二次側と上記触媒とを二次空気通路で接続し、該二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側に空気を送る空気ポンプを介在さたことを特徴としている。
【0016】
【発明の作用効果】
請求項1の発明によれば、触媒を、還元作用を有し上流側に配置された第1触媒と、酸化作用を有し下流側に配置された第2触媒とを備えたものとし、空燃比を理論空燃比又はこれよりリッチ側に調整し、第2触媒に二次空気を供給するようにしたので、空燃比を理論空燃比に厳密に管理することなくNOxを還元浄化でき、CO,HCを酸化浄化できる。
【0017】
即ち、空燃比が理論空燃比又はこれよりリッチ側に調整されているので、上流側の還元作用を有する第1触媒がNOxを確実に還元でき、続いて二次空気が混合されることにより酸素過剰状態の排ガスが第2触媒に流入することとなり、これにより酸化作用を有する第2触媒がCO,HCを確実に酸化でき、もって排ガスを確実に浄化できる。
【0018】
このように上流側の第1触媒を還元触媒として確実に作用させるためには空燃比を理論空燃比かこれよりリッチ側に調整すれば済むので、従来の気化器により十分に対応できる。また下流側の第2触媒を酸化触媒として確実に作用させるためには二次空気を供給することで排ガスを酸素過剰状態にすれば済むので、二次空気供給手段も簡単な構造で済み、従来の燃料噴射装置やO2フィードバックを要する場合に比べてコストを低減でき、小型二輪車等にも採用可能である。
【0019】
請求項2の発明によれば、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を開けて配置し、該空間に上記二次空気を供給するようにしたので、簡単な構造により第2触媒に酸素過剰の排ガスを供給でき、また請求項3の発明によれば、上記第2触媒を空間を開けて複数配置し、上記二次空気を少なくとも最上流の空間に供給するようにしたので、より一層確実にCO,HCを酸化できる。
【0020】
請求項4の発明によれば、上記還元作用を有する第1触媒と酸化作用を有する第2触媒とを間に空間を設けることなく配置し、上記二次空気を上記第2触媒の下流側直近に供給するようにしたので、この構造によっても第2触媒によりCO,HCを酸化できる。即ち、吸気,排気ポートに配置された吸気,排気バルブの開閉による排気脈動により排気通路内は断続的に負圧になる傾向があり、この負圧により上記二次空気は上流側に吹き返すようにして第2触媒内に進入し、これにより排ガスが酸素過剰状態となり、CO,HCが酸化される。
【0021】
請求項5の発明によれば、エアクリーナの二次側と上記触媒とを接続する二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側への流れのみを許容するリードバルブを介在させたので、簡単な構造により排気通路内の排気脈動を利用して空気を第2触媒に供給できる。
【0022】
請求項6の発明によれば、二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側に空気を送る空気ポンプを介在させたので、より一層確実に二次空気を第2触媒に供給できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るエンジンの排ガス浄化装置を説明するための模式構成図である。
【0024】
図において、1はエンジンであり、該エンジン1の吸気ポートには吸気通路2が接続されている。この吸気通路2の上記吸気ポート直上流側には燃料供給装置としての気化器3が介在され、該気化器3の上流側にはエアクリーナ4が介在されている。このエアクリーナ4はエアクリーナケース4a内をエレメント4bにより一次側aと二次側bとに画成した構造を有する。
【0025】
ここで上記気化器3は、アイドリング及び低速走行域において作動するスロー系統と、中・高速走行域において作動するメイン系統を備えているが、何れの運転域においても空燃比13〜14のリッチ状態となるように調整されている。
【0026】
上記エンジン1の排気ポートには排気通路5が接続されており、この排気通路5は上記排気ポートに接続されたエキゾーストパイプ5aとこれの下流側に配設されたマフラー5bとを備えている。
【0027】
そして上記エキゾーストパイプ5aの途中に本実施形態の特徴をなす触媒装置6が介在されている。この触媒装置6は、筒状の触媒ケース7内の、上流側に還元作用を有する第1触媒(以下、還元触媒と記す)8を、下流側に酸化作用を有する第2触媒(以下、酸化触媒と記す)9を、両触媒8,9の間に空間10を開けてそれぞれ配置した構造のものである。
【0028】
ここで上記還元触媒8は、空燃比が14以下であればNOxを還元して浄化でき、また上記酸化触媒9は、酸素が過剰であれば、つまり酸素が燃焼に必要な量以上に存在すればCO及びHCを酸化して浄化できる構成となっている。
【0029】
そして上記還元触媒8と酸化触媒9との間に設けられた上記空間10、つまり酸化触媒9の上流側空間には該酸化触媒9に二次空気を供給する二次空気供給装置11が接続されている。
【0030】
上記二次空気供給装置11は、上記吸気通路2の途中に介在されたエアクリーナ4の二次側bと上記触媒装置6の空間10とを二次空気通路12で接続し、該二次空気通路12に逆止弁として機能するリードバルブ13を介在させた構造のものである。上記二次空気通路12の下流端12aは上記空間10内に挿入され、酸化触媒9側を向くように屈曲されている。
【0031】
また上記リードバルブ13は、二次空気のエアクリーナ4側から触媒装置6側への流れのみを許容し、反対方向への流れを阻止するようになっている。具体的には、エンジンの吸,排気バルブの開閉による排気脈動により排気通路内に負圧が発生するが、この負圧により上記エアクリーナ4の二次側b内の空気を吸引することとなる。
【0032】
ここで上記二次空気供給装置11では、上記酸化触媒9に供給される二次空気と排ガスとの混合気が、十分な酸素過剰状態となるようにその供給量が設定されている。
【0033】
本実施形態装置では、燃料は気化器13により空燃比13〜14となるように計量されてエンジン1内に供給され、該エンジン1での燃焼により生じた排ガスは、触媒装置6において、まず上流側の還元触媒8によりそのNOxが還元され、続いて供給された二次空気と混合されて酸素過剰状態の排ガスとなって下流側の酸化触媒9に流入し、ここでCO,HCが酸化される。
【0034】
このように本実施形態では、上流側の還元触媒8を確実に作用させるためには空燃比を理論空燃比かこれよりリッチ側に調整すれば済むので、従来タイプの気化器3により十分に対応できる。また下流側の酸化触媒9を確実に作用させるためには二次空気を供給することで排ガスを酸素過剰状態にすれば済むので、二次空気供給手段も、二次空気通路12にリードバルブ13を介在させるだけの簡単な構造で済み、従来の燃料噴射装置やO2フィードバックを要する場合に比べてコストを低減でき、小型二輪車等にも採用可能である。
【0035】
また、上記還元触媒8と酸化触媒9とを間に空間10を開けて配置し、該空間10に上記二次空気を供給するようにしたので、簡単な構造により酸化触媒9に酸素過剰の排ガスを供給できる。
【0036】
ここで上記実施形態では、酸化触媒9を1個設けた例を説明したが、この酸化触媒9については、図2に示すように複数個設けても良い。このようにしたのが請求項3の発明であり、この場合、上記二次空気については同図(a)に示すように少なくとも最上流の空間10に供給すれば良いが、同図(b)に示すように各空間10,10に二次空気を供給すればより一層確実にCO,HCを酸化できる。
【0037】
図3は請求項4の発明に係る第2実施形態を示す。なお、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0038】
上記第1実施形態及びその変形例では、還元触媒8と酸化触媒9との間に空間10を開けてこの空間10に二次空気を供給するようにしたが、本第2実施形態では、上記還元触媒8′と酸化触媒9′とを間に空間を設けることなく配置し、上記酸化触媒9′の下流側直近に二次空気通路12を接続して二次空気を供給するようにしている。
【0039】
ここで上記二次空気通路12の下流端12a′は、上流側に向けて、つまり酸化触媒9′に指向するように屈曲されている。また上記下流端12a′の下流側にはオリフィス14が配置されている。このオリフィス14は通路面積を狭くする絞り孔14aを有する。これにより二次空気の酸化触媒9′に向けての進入を促進する。
【0040】
本第2実施形態においても、還元触媒8′によりNOxを還元でき、かつ酸化触媒9′によりCO,HCを酸化できる。即ち、排気脈動により排気通路5内は断続的に負圧になる傾向があり、この負圧により上記二次空気は上流側に吹き返すようにして酸化触媒9′内に進入し、これにより排ガスが酸素過剰状態となり、CO,HCが酸化される。
【0041】
なお、図3において、触媒を従来と同様の三元触媒とし、その上流側部分(8′)を、気化器3による空燃比を理論空燃比かこれよりリッチ側に調整することにより還元触媒として機能させ、下流側部分(9′)を二次空気を供給して排ガスを酸素過剰状態とすることにより酸化触媒として機能させるようにしても良い。
【0042】
また上記各実施形態では、リードバルブ13を備え、排気脈動により二次空気を吸引するようにしたが、請求項6の発明に示すように、二次空気通路12にエアクリーナ4側から触媒6側に空気を送る空気ポンプ(図示せず)を介在させても良く、このようにすればより一層確実に二次空気を酸化触媒に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるエンジンの排ガス浄化装置の模式構成図である。
【図2】上記第1実施形態装置における触媒配置構造の変形例を示す模式断面側面図である。
【図3】本発明の第二実施形態によるエンジンの排ガス浄化装置の模式構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 吸気通路
3 気化器(燃料供給装置)
4 エアクリーナ
5 排ガス通路
6 触媒装置
8,8′ 還元触媒(第1触媒)
9,9′ 酸化触媒(第2触媒)
10 空間
11 二次空気供給装置
12 二次空気通路
13 リードバルブ
b 二次側
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンから排出される排ガス中のNOx,CO,HCを浄化する排ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの排ガス浄化装置として、従来から、排気通路にいわゆる三元触媒を配設し、排ガス中のNOxを還元し、CO及びHCを酸化し、もって排ガスを浄化するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決すようとする課題】
ところで上記従来の三元触媒を用いた排ガス浄化装置では、空燃比を理論空燃比に厳密に管理する必要がある。そのため、燃料供給装置として従来の気化器に代えて燃料噴射装置(EFI)を設け、排ガス中の酸素濃度を検出し、O2フィードバック制御を行ない、もって空燃比を理論空燃比に一致させる方法が採用されている。
【0004】
しかしながら上記従来方法(三元触媒+EFI+O2フィードバック制御)は、装置全体が相当にコスト高となり、例えば小型二輪車等のような低価格の車両には採用困難であるといった問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、コスト高となることなく排ガスを確実に浄化でき、小型二輪車等にも採用可能のエンジンの排ガス浄化装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンの排ガス通路内に触媒を介在させた排ガス浄化装置において、上記触媒を、上流側に配置された還元作用を有する第1触媒と、下流側に配置された酸化作用を有する第2触媒とを備えたものとし、燃料供給装置による空燃比を理論空燃比又はリッチ側に調整するとともに上記第2触媒に二次空気を供給するようにしたことを特徴としている。
【0007】
ここで本発明の第1触媒,第2触媒は、それぞれ還元作用,酸化作用を有するものであれば良く、従って従来から採用されている三元触媒を第1,第2触媒として採用することも可能である。
【0008】
また本発明の第1,第2触媒は、排気通路の何れの位置、例えば排気ポート近くの排気管(いわゆるエキパイ)内,及び下流端近くのマフラー内の何れに配置してもよく、また第1触媒と第2触媒とを同じ位置あるい別々の位置の何れに配置しても良い。
【0009】
また本発明は、燃料供給装置として従来の気化器を備えたもの及び燃料噴射装置を備えたものの何れにも適用可能である。そして空燃比は燃料供給装置により理論空燃比又はこれよりリッチ側に、望ましくは空燃比13〜14に調整される。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1において、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を開けて配置し、該空間に上記二次空気を供給することを特徴としている。この場合、第1触媒を上述の排気管内に、第2触媒を上述のマフラー内に配置することも可能である。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2において、上記第1触媒を空間を開けて複数配置し、上記二次空気を少なくとも最上流の空間に供給することを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1において、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を設けることなく配置し、上記二次空気を上記第2触媒の下流側直近に供給することを特徴としている。
【0013】
ここで請求項4の発明において、上記触媒を従来の三元触媒とし、上流側部分を第1触媒として機能させ、下流側部分を第2触媒として機能させるものも含む。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れかにおいて、吸気通路の途中に介在されたエアクリーナの二次側と上記触媒とを二次空気通路で接続し、該二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側への流れのみを許容するリードバルブを介在させたことを特徴としている。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1ないし4の何れかにおいて、吸気通路の途中に介在されたエアクリーナの二次側と上記触媒とを二次空気通路で接続し、該二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側に空気を送る空気ポンプを介在さたことを特徴としている。
【0016】
【発明の作用効果】
請求項1の発明によれば、触媒を、還元作用を有し上流側に配置された第1触媒と、酸化作用を有し下流側に配置された第2触媒とを備えたものとし、空燃比を理論空燃比又はこれよりリッチ側に調整し、第2触媒に二次空気を供給するようにしたので、空燃比を理論空燃比に厳密に管理することなくNOxを還元浄化でき、CO,HCを酸化浄化できる。
【0017】
即ち、空燃比が理論空燃比又はこれよりリッチ側に調整されているので、上流側の還元作用を有する第1触媒がNOxを確実に還元でき、続いて二次空気が混合されることにより酸素過剰状態の排ガスが第2触媒に流入することとなり、これにより酸化作用を有する第2触媒がCO,HCを確実に酸化でき、もって排ガスを確実に浄化できる。
【0018】
このように上流側の第1触媒を還元触媒として確実に作用させるためには空燃比を理論空燃比かこれよりリッチ側に調整すれば済むので、従来の気化器により十分に対応できる。また下流側の第2触媒を酸化触媒として確実に作用させるためには二次空気を供給することで排ガスを酸素過剰状態にすれば済むので、二次空気供給手段も簡単な構造で済み、従来の燃料噴射装置やO2フィードバックを要する場合に比べてコストを低減でき、小型二輪車等にも採用可能である。
【0019】
請求項2の発明によれば、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を開けて配置し、該空間に上記二次空気を供給するようにしたので、簡単な構造により第2触媒に酸素過剰の排ガスを供給でき、また請求項3の発明によれば、上記第2触媒を空間を開けて複数配置し、上記二次空気を少なくとも最上流の空間に供給するようにしたので、より一層確実にCO,HCを酸化できる。
【0020】
請求項4の発明によれば、上記還元作用を有する第1触媒と酸化作用を有する第2触媒とを間に空間を設けることなく配置し、上記二次空気を上記第2触媒の下流側直近に供給するようにしたので、この構造によっても第2触媒によりCO,HCを酸化できる。即ち、吸気,排気ポートに配置された吸気,排気バルブの開閉による排気脈動により排気通路内は断続的に負圧になる傾向があり、この負圧により上記二次空気は上流側に吹き返すようにして第2触媒内に進入し、これにより排ガスが酸素過剰状態となり、CO,HCが酸化される。
【0021】
請求項5の発明によれば、エアクリーナの二次側と上記触媒とを接続する二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側への流れのみを許容するリードバルブを介在させたので、簡単な構造により排気通路内の排気脈動を利用して空気を第2触媒に供給できる。
【0022】
請求項6の発明によれば、二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側に空気を送る空気ポンプを介在させたので、より一層確実に二次空気を第2触媒に供給できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るエンジンの排ガス浄化装置を説明するための模式構成図である。
【0024】
図において、1はエンジンであり、該エンジン1の吸気ポートには吸気通路2が接続されている。この吸気通路2の上記吸気ポート直上流側には燃料供給装置としての気化器3が介在され、該気化器3の上流側にはエアクリーナ4が介在されている。このエアクリーナ4はエアクリーナケース4a内をエレメント4bにより一次側aと二次側bとに画成した構造を有する。
【0025】
ここで上記気化器3は、アイドリング及び低速走行域において作動するスロー系統と、中・高速走行域において作動するメイン系統を備えているが、何れの運転域においても空燃比13〜14のリッチ状態となるように調整されている。
【0026】
上記エンジン1の排気ポートには排気通路5が接続されており、この排気通路5は上記排気ポートに接続されたエキゾーストパイプ5aとこれの下流側に配設されたマフラー5bとを備えている。
【0027】
そして上記エキゾーストパイプ5aの途中に本実施形態の特徴をなす触媒装置6が介在されている。この触媒装置6は、筒状の触媒ケース7内の、上流側に還元作用を有する第1触媒(以下、還元触媒と記す)8を、下流側に酸化作用を有する第2触媒(以下、酸化触媒と記す)9を、両触媒8,9の間に空間10を開けてそれぞれ配置した構造のものである。
【0028】
ここで上記還元触媒8は、空燃比が14以下であればNOxを還元して浄化でき、また上記酸化触媒9は、酸素が過剰であれば、つまり酸素が燃焼に必要な量以上に存在すればCO及びHCを酸化して浄化できる構成となっている。
【0029】
そして上記還元触媒8と酸化触媒9との間に設けられた上記空間10、つまり酸化触媒9の上流側空間には該酸化触媒9に二次空気を供給する二次空気供給装置11が接続されている。
【0030】
上記二次空気供給装置11は、上記吸気通路2の途中に介在されたエアクリーナ4の二次側bと上記触媒装置6の空間10とを二次空気通路12で接続し、該二次空気通路12に逆止弁として機能するリードバルブ13を介在させた構造のものである。上記二次空気通路12の下流端12aは上記空間10内に挿入され、酸化触媒9側を向くように屈曲されている。
【0031】
また上記リードバルブ13は、二次空気のエアクリーナ4側から触媒装置6側への流れのみを許容し、反対方向への流れを阻止するようになっている。具体的には、エンジンの吸,排気バルブの開閉による排気脈動により排気通路内に負圧が発生するが、この負圧により上記エアクリーナ4の二次側b内の空気を吸引することとなる。
【0032】
ここで上記二次空気供給装置11では、上記酸化触媒9に供給される二次空気と排ガスとの混合気が、十分な酸素過剰状態となるようにその供給量が設定されている。
【0033】
本実施形態装置では、燃料は気化器13により空燃比13〜14となるように計量されてエンジン1内に供給され、該エンジン1での燃焼により生じた排ガスは、触媒装置6において、まず上流側の還元触媒8によりそのNOxが還元され、続いて供給された二次空気と混合されて酸素過剰状態の排ガスとなって下流側の酸化触媒9に流入し、ここでCO,HCが酸化される。
【0034】
このように本実施形態では、上流側の還元触媒8を確実に作用させるためには空燃比を理論空燃比かこれよりリッチ側に調整すれば済むので、従来タイプの気化器3により十分に対応できる。また下流側の酸化触媒9を確実に作用させるためには二次空気を供給することで排ガスを酸素過剰状態にすれば済むので、二次空気供給手段も、二次空気通路12にリードバルブ13を介在させるだけの簡単な構造で済み、従来の燃料噴射装置やO2フィードバックを要する場合に比べてコストを低減でき、小型二輪車等にも採用可能である。
【0035】
また、上記還元触媒8と酸化触媒9とを間に空間10を開けて配置し、該空間10に上記二次空気を供給するようにしたので、簡単な構造により酸化触媒9に酸素過剰の排ガスを供給できる。
【0036】
ここで上記実施形態では、酸化触媒9を1個設けた例を説明したが、この酸化触媒9については、図2に示すように複数個設けても良い。このようにしたのが請求項3の発明であり、この場合、上記二次空気については同図(a)に示すように少なくとも最上流の空間10に供給すれば良いが、同図(b)に示すように各空間10,10に二次空気を供給すればより一層確実にCO,HCを酸化できる。
【0037】
図3は請求項4の発明に係る第2実施形態を示す。なお、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0038】
上記第1実施形態及びその変形例では、還元触媒8と酸化触媒9との間に空間10を開けてこの空間10に二次空気を供給するようにしたが、本第2実施形態では、上記還元触媒8′と酸化触媒9′とを間に空間を設けることなく配置し、上記酸化触媒9′の下流側直近に二次空気通路12を接続して二次空気を供給するようにしている。
【0039】
ここで上記二次空気通路12の下流端12a′は、上流側に向けて、つまり酸化触媒9′に指向するように屈曲されている。また上記下流端12a′の下流側にはオリフィス14が配置されている。このオリフィス14は通路面積を狭くする絞り孔14aを有する。これにより二次空気の酸化触媒9′に向けての進入を促進する。
【0040】
本第2実施形態においても、還元触媒8′によりNOxを還元でき、かつ酸化触媒9′によりCO,HCを酸化できる。即ち、排気脈動により排気通路5内は断続的に負圧になる傾向があり、この負圧により上記二次空気は上流側に吹き返すようにして酸化触媒9′内に進入し、これにより排ガスが酸素過剰状態となり、CO,HCが酸化される。
【0041】
なお、図3において、触媒を従来と同様の三元触媒とし、その上流側部分(8′)を、気化器3による空燃比を理論空燃比かこれよりリッチ側に調整することにより還元触媒として機能させ、下流側部分(9′)を二次空気を供給して排ガスを酸素過剰状態とすることにより酸化触媒として機能させるようにしても良い。
【0042】
また上記各実施形態では、リードバルブ13を備え、排気脈動により二次空気を吸引するようにしたが、請求項6の発明に示すように、二次空気通路12にエアクリーナ4側から触媒6側に空気を送る空気ポンプ(図示せず)を介在させても良く、このようにすればより一層確実に二次空気を酸化触媒に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるエンジンの排ガス浄化装置の模式構成図である。
【図2】上記第1実施形態装置における触媒配置構造の変形例を示す模式断面側面図である。
【図3】本発明の第二実施形態によるエンジンの排ガス浄化装置の模式構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 吸気通路
3 気化器(燃料供給装置)
4 エアクリーナ
5 排ガス通路
6 触媒装置
8,8′ 還元触媒(第1触媒)
9,9′ 酸化触媒(第2触媒)
10 空間
11 二次空気供給装置
12 二次空気通路
13 リードバルブ
b 二次側
Claims (6)
- エンジンの排ガス通路内に触媒を介在させた排ガス浄化装置において、上記触媒を、上流側に配置された還元作用を有する第1触媒と、下流側に配置された酸化作用を有する第2触媒とを備えたものとし、燃料供給装置による空燃比を理論空燃比又はリッチ側に調整するとともに上記第2触媒に二次空気を供給するようにしたことを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
- 請求項1において、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を開けて配置し、該空間に上記二次空気を供給することを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
- 請求項2において、上記第2触媒を空間を開けて複数配置し、上記二次空気を少なくとも最上流の空間に供給することを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
- 請求項1において、上記第1触媒と第2触媒とを間に空間を設けることなく配置し、上記二次空気を上記第2触媒の下流側直近に供給することを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
- 請求項1ないし4の何れかにおいて、吸気通路の途中に介在されたエアクリーナの二次側と上記触媒とを二次空気通路で接続し、該二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側への流れのみを許容するリードバルブを介在させたことを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
- 請求項1ないし4の何れかにおいて、吸気通路の途中に介在されたエアクリーナの二次側と上記触媒とを二次空気通路で接続し、該二次空気通路にエアクリーナ側から触媒側に空気を送る空気ポンプを介在させたことを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
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