[go: up one dir, main page]

JP2004027225A - プレ塗料およびプレ塗料から塗料を調製する方法 - Google Patents

プレ塗料およびプレ塗料から塗料を調製する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004027225A
JP2004027225A JP2003163487A JP2003163487A JP2004027225A JP 2004027225 A JP2004027225 A JP 2004027225A JP 2003163487 A JP2003163487 A JP 2003163487A JP 2003163487 A JP2003163487 A JP 2003163487A JP 2004027225 A JP2004027225 A JP 2004027225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
prepaint
coatings
paints
prepaints
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003163487A
Other languages
English (en)
Inventor
Ronald David Bakule
ロナルド・デービッド・バークル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=29584634&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2004027225(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JP2004027225A publication Critical patent/JP2004027225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/02Emulsion paints including aerosols
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D9/00Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
    • E03D9/08Devices in the bowl producing upwardly-directed sprays; Modifications of the bowl for use with such devices ; Bidets; Combinations of bowls with urinals or bidets; Hot-air or other devices mounted in or on the bowl, urinal or bidet for cleaning or disinfecting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K10/00Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
    • A47K10/48Drying by means of hot air
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/80Processes for incorporating ingredients
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/04Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation
    • F24F7/06Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S524/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S524/906Multipackage compositions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

【課題】プレ塗料およびプレ塗料から塗料を調製する方法
【解決手段】少なくとも1つの組のメンバーが固体形態であるプレ塗料の組、プレ塗料の組を用いて塗料ラインを処方する方法、およびプレ塗料の組からある範囲の塗料を処方する方法が開示され、ここに、該塗料ラインおよび該範囲の塗料は道路標識コーティング、建築物コーティング、産業コーティング、グラフィックアートコーティング、非−セメント凝集体仕上げコーティング、エラストマーコーティング、接着剤、コーキング、シーラントおよび他の建築関連製品として有用である。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプレ塗料の組、プレ塗料の組を用いて塗料ラインを処方する方法、およびプレ塗料の組から一定範囲の塗料を処方する方法に関し、ここに、該塗料ラインおよび一定範囲の塗料は道路標識コーティング、建築物コーティング、産業コーティング、グラフィックアートコーティング、非−セメント凝集物仕上げコーティング、エラストマーコーティング、接着剤およびコーキング、シーラント、および他の建物関連製品として有用である。
【0002】
【従来の技術】
塗料の処方は、望まれる塗料のタイプに応じて、種々の塗料成分の注意深い選択および異なる比率での混合を含む複雑なことである。選択される塗料成分のタイプおよび割合は、具体的加工および取扱特性、ならびに望まれる最終の乾燥塗料膜特性を持つ塗料を提供しなければならない。ラテックス塗料処方物の主な成分は、典型的には、バインダー、不透明化顔料、顔料エクステンダーおよび水である。通常の所望の成分は消泡剤、増膜助剤、可塑剤、増粘剤、非−増粘性レオロジー改良剤、乾燥剤、抗−皮張剤、界面活性剤、殺カビ剤、殺生物剤および分散剤を含む。従って、塗料製造業者は非常に多数の塗料成分を貯蔵し、調製すべき塗料の特異的タイプに応じて、製造の間に塗料成分を変化させなければならない。供給家過程に関与する者、特に塗料小売業者は塗料の多大な在庫を持って、種々の光沢レベル、色合いのベース、特に目的用途(すなわち、屋外または屋内)、および種々の他の品質を有する一定範囲の塗料を供しなければならない。これは、特に、そのような塗料の高い水含有量、ならびに黴および細菌による攻撃、顔料の沈積または再凝集、液相の分離、容器中または容器上での製品の乾燥による品質の低下、および他の問題の防止に必要な改良の添加物のため、水性塗料を用いる場合に当てはまる。この結果、包装材料のタイプおよびサイズに関してコスト高となり、貯蔵および輸送のコスト高となる。
【0003】
従って、異なる塗料処方物の全てを調製するのに限定された数の塗料成分を用いて塗料を作成するのが望ましく、そのような塗料成分は固体形態であるのが特に望ましい。というのは、乾燥した粉末塗料組成物はその液体組成物よりも容易に貯蔵され、輸送されるからである。これは、大規模な産業プラントにおいて、または比較的小規模で、店頭でまたは現場で、ある範囲の塗料を作成するのに必要な塗料成分の数およびタイプの最小化を可能とするであろう。また、それは、同時に、塗料製造業者または販売者(小売業者または卸し業者または流通業者)がストック減量を防止し、原料、中間体および最終製品の在庫を最小化することを可能としつつ、塗料産業における製品差別化の遅延、塗料の色または塗料それ自体のタイプを含めた所望の最終製品特徴を選択することの柔軟性を購入者に与えることを可能とする。
【0004】
欧州特許番号WO00/60015は、少なくとも1つの顔料および少なくとも1つの充填剤を含めた少なくとも1つの固体成分(a)、および固体または液体形態の少なくとも1つのバインダー成分(b)を含有し、エネルギー入力が150J/cm未満である、水中の系の成分が60μm未満の粒度を持つ水性分散液を生じさせることを特徴とする塗料およびコーティング系を開示する。しかしながら、この文献は、広く種々の塗料処方物を調製するための限定された数の塗料成分の使用、または別々のプレ塗料における不透明化顔料およびエクステンダー顔料の使用のいずれも開示しない。
【0005】
米国特許公開番号US2002/0016405A1は、少なくとも1つの塗料ラインにおいて処方するのに十分なプレ塗料の、少なくとも1つの流体不透明化プレ塗料、および少なくとも1つの流体バインダープレ塗料を含む組、ならびにプレ塗料の組を用いて少なくとも1つの塗料ラインを形成する方法、およびプレ塗料の組から形成された少なくとも2つの塗料ラインを用いて一定範囲の塗料を形成する方法を開示する。しかしながら、この文献は固体の形態のプレ塗料の使用を開示しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
出願人は、プレ塗料の少なくとも1つは固体の形態である、異なるが相互に混和性のプレ塗料の組を用いることによって、種々の仕上げ特徴を有する広く種々の塗料処方物を調製するのに必要な塗料成分の数および容量を顕著に減少させることができることを見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様において、(i)少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料x、(ii)少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y、および(iii)少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのバインダープレ塗料z、を含み、前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)の少なくとも1つは固体であり、前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)は異なり、相互に混和性であって水分散性であり、およびプレ塗料の当該組は少なくとも1つの塗料ラインを形成するのに十分である、プレ塗料の組が提供される。
【0008】
本発明の第2の態様において、(a)(i)少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料x、(ii)少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y、および(iii)少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのプレ塗料z、を含む相互に混和性である水分散性プレ塗料の組を供し、前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)の少なくとも1つは固体であり、次いで、(b)所定量の前記固体プレ塗料を容器または適用デバイスに供給して、少なくとも1つの塗料ラインを形成することを含む、少なくとも1つの塗料ラインを形成する方法が提供される。
【0009】
本発明の第3の態様において、(a)(i)少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料x、(ii)少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y、および(iii)少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのバインダープレ塗料z、を含む相互に混和性である水分散性プレ塗料の組を供し、前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)は固体であり、(b)所定量の前記固体プレ塗料を容器または適用デバイスに供給して、少なくとも1つの塗料ラインを形成し、(c)前記固体プレ塗料を水性媒体に分散させ、(d)前記分散液を基材に適用し、次いで、(e)前記分散液を乾燥してコーティングを形成する、工程を含む、基材上にコーティングを形成する方法が提供される。
【0010】
本発明の第4の態様において(a)(i)少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料x、(ii)少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y、(iii)少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのバインダープレ塗料z、および(iv)プレ塗料x、yおよびzとは異なる少なくとも1つのさらなる不透明化、エキステンダーまたはポリマーバインダープレ塗料、を含む、少なくとも2つの塗料ラインを処方するのに十分な、相互に混和する水分散性プレ塗料の組を供し、前記プレ塗料(i)、(ii)、(iii)および(iv)の少なくとも1つは固体であり、次いで、(b)所定量のプレ塗料の各々を容器または適用デバイスに供給して、一定範囲の塗料を形成する、工程を含む、少なくとも2つの塗料ラインを含む一定範囲の塗料を形成する方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の組成物は、少なくとも1つの塗料ラインを処方するのに十分な異なる相互に混和性であって水分散性のプレ塗料の組に関する。本発明のプレ塗料は少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つの不透明化プレ塗料x、少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのエクステンダープレ塗料y、および少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのバインダープレ塗料zを含む。プレ塗料の少なくとも1つは固体粉末の形態であり、好ましくは、プレ塗料の全てが固体粉末の形態である、プレ塗料の合計数は好ましくは3から15の範囲である。
【0012】
本発明の組成物の不透明化プレ塗料xは少なくとも1つの不透明化顔料を含む。本明細書中において、「不透明化プレ塗料」とは、プレ塗料が固体ベースで少なくとも50重量%の少なくとも1つの不透明化顔料を含有することを意味する。本明細書中にて有用な不透明化顔料は、高い度合いの吸収なくして全ての可視波長にわたって塗料に隠蔽力または白色光散乱力を付与する白色顔料を含む。適当な不透明化顔料は二酸化チタン(TiO)、および二酸化チタンと空隙のあるラテックス粒子、酸化亜鉛、酸化鉛、合成ポリマー顔料およびその混合物のような補助的隠蔽顔料との組合せを含む。二酸化チタンのルチルおよびアナタースグレードがここでの使用には適している。ルチル型二酸化チタンが好ましい。二酸化チタンの表面は有機および/または、例えばシリカ、アルミナおよびジルコニアの酸化物のような無機表面処理剤で処理することができる。焼成に酸化チタンもここでは有用である。
【0013】
補助的隠蔽顔料としてここでは有用な空隙のあるラテックス粒子は約100nmから約2,500nm、好ましくは約500nmから約1,1000nmの粒径および約10%から約75%の空隙分率を有する。空隙のあるラテックス粒子は少なくとも1つの空隙を有し、好ましくは、空隙のあるラテックス粒子は単一の空隙を有する。空隙は相互に連結してもよく、粒子の外側に連結したチャネルを有してもよく、小胞またはスポンジ様構造を有してもよく、または非−球形を有してもよい。空隙のあるラテックス粒子は、Foxの式(1)(T.G.Fox,Bull.Am.Physics Soc.,Volume1,IssueNo.3,123頁(1956))を用いて計算して、少なくとも約20℃、好ましくは少なくとも約50℃のガラス転移温度(Tg)を有する。すなわち、モノマーM1およびM2のコポリマーのTgを計算するには、
1/Tg(計算)=w(M1)/Tg(M1)+w(M2)/Tg(M2)
(1)
式中、Tg(計算)はコポリマーにつき計算されたガラス転移温度であり、
w(M1)はコポリマー中のモノマーM1の重量分率であり、
w(M2)はコポリマー中のモノマーM2の重量分率であり、
Tg(M1)はM1のホモポリマーのガラス転移温度であり、次いで
Tg(M2)はM2のホモポリマーのガラス転移温度であり、
すべての温度は°Kで測定される。
である。
【0014】
ガラス転移温度が高くなれば、粒子は硬くなり、崩壊しにくくなる。もし空隙のあるラテックス粒子が崩壊すれば、それは隠蔽に寄与するのは不可能である。空隙のあるラテックス粒子はUS−A−3,784,391、US−A−4,798,691、US−A−4,908,271、US−A−4,972,000、US−A−5,041,464、US−A−5,157,084、US−A−5,216,044およびUS−6,020,435ならびに日本国特許出願60/223,873、61/62510、61/66710、61/86941、62/127336、62/156387、01/185311および02/140272に開示されたもののような、当該分野で公知の慣用的15プロセスによって調製される。好ましくは、空隙のあるラテックス粒子はUS−A−4,427,836、US−A−4,469,825、US−A−4,594,363、US−A−4,880,842、US−A−5,494,971およびUS−A−6,020.435に従って調製される。
【0015】
1つの実施形態において、不透明化プレ顔料は、少なくとも1つの二酸化チタン不透明化顔料、少なくとも1つの分散剤および少なくとも1つの増粘剤を含むニ酸化チタンプレ顔料である。不透明化プレ顔料が液体の形態である場合、それはさらに水を含み、約30%から約80%、好ましくは約40%から約65%の容量固形物含有量を有し、約50から約250KU、好ましくは約60から約150KUのストーマー粘度を有し、好ましくは、沈積に対して安定である(すなわち、顔料は25℃において10日後に沈降しない)。
【0016】
もう1つの実施形態において、不透明化プレ顔料は他の顔料成分を含有する1パックの顔料付与ラテックス顔料を処方するのに有用な二酸化チタンプレ顔料である。該プレ顔料は少なくとも1つの不透明化顔料、少なくとも1つの分散剤、少なくとも1つの増粘剤、および少なくとも1つのフィルム形成性または非―フィルム形成性ポリマーバインダーを含む。不透明化プレ顔料が液体の形態で用いられる場合、それはさらに水を含み、約30%から約80%、好ましくは約40%約65%の容量固形物含有量を有し、約35%から100%、好ましくは約45%から100%のPVCを有し、約50から約250KU、好ましくは約60から約150KUのストーマー粘度を有し、好ましくは、沈積に対して安定である(すなわち、それは25℃において10日後に沈降しない)。所望により、ポリマーバインダーは、ニ酸化チタン不透明化顔料またはもし存在すれば他の不透明化剤に吸着される。
【0017】
本発明の組成物のエクステンダープレ塗料yは少なくとも1つの体質顔料を含む。「エクステンダープレ塗料」とは、プレ塗料が固形物ベースで少なくとも50重量パーセントの少なくとも1つの体質顔料を含有することをここでは意味する。体質顔料は塗料に一次的色または隠蔽力を付与しない無機固体または不透明ポリマーであるが、それらはその特性に対して二次的影響を有し得る。それらは容量を供し、低コストで、水に不溶性であって、低い吸着量を有する。本明細書中で有用なエクステンダー顔料は、意図した目的のために最適化された外部用および内部用でエクステンダー顔料を含む。外部用体質顔料は水に不溶性であって、低い吸着量を有する。それらは塗料が販売される特定の市場において外部用耐久性につき最適化されており、乾燥された塗料の非−クラッキング、非−チョーキングおよび非−汚れ−保持特性を損なうことがない。それらは低コストの容量も供する。内部用体質顔料は隠蔽、光沢および低コストにつき最適化されている。適当な外部用顔料は(約1ミクロンから約15ミクロンの粒径を有する)硫酸バリウム、(約0.5ミクロンから約5ミクロンの粒径を有する)Blanc Fixe、(約0.05ミクロンから約35ミクロンの粒径を有する)炭酸カルシウム、(約0.001ミクロンから約14ミクロンの粒径を有する)シリカ、(約0.5ミクロンから約15ミクロンの粒径を有する)ケイ酸マグネシウム、(約0.2ミクロンから約5ミクロンの粒径を有する)ケイ酸アルミニウム、雲母、ベントナイト、アルミノケイ酸マグネシウム、溶融アルミナ、コロイド状アパタルジャイト、合成無定形アルミノケイ酸ナトリウム、およびアルミノケイ酸ナトリウムカリウム等を含む。
【0018】
1つの実施形態において、エクステンダープレ塗料は少なくとも1つの鉱物エクステンダー、および少なくとも1つの増粘剤を含む。ポリマーバインダーも所望により含まれる。エクステンダープレ塗料が液体の形態である場合、それはさらに水を含み、約30%から約80%、好ましくは約40%から約70%の容量固形物含有量を有し、約35%から100%、好ましくは約40%から100%のPVCを有し、約50から約250KU、好ましくは約60から約150KUのストーマー粘度を有する。
【0019】
本発明の組成物のバインダープレ塗料zは少なくとも1つのポリマーバインダーを含む。「バインダープレ塗料」とは、ここでは、プレ塗料が固形物ベースで少なくとも50重量パーセントの少なくとも1つのポリマーバインダーを含有することを意味する。ポリマーバインダーは、塗料の主要な膜を形成するポリマーまたはプレポリマーである。バインダーは乾燥薄膜形態である場合に顔料および/またはエクステンダーを一緒に保持し、必要な塗料流動を供し、最終塗料膜の光沢および硬度を決定する。プレ塗料につき選択されたバインダーは、処方された塗料の意図した使用に依存する。例えば、外部用塗料に適したバインダーは一般に内部用塗料に適するが、内部用塗料に適したバインダーは外部用塗料に適しないだろう。
【0020】
適当なポリマーバインダーは、限定されるものではないが、例えば、所望により10重量%までの官能性および他のモノマーを含有してもよい、アクリルおよび/またはメタクリル、ポリ酢酸ビニル、スチレン−アクリル、スチレン−ブタジエン、酢酸ビニル−アクリル、エチレン−酢酸ビニル、酢酸ビニル−ビニルベルサテート、酢酸ビニル−マレイン酸ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル−アクリル、エチレン−酢酸ビニル−アクリル、およびウレタンポリマー、およびそれらの混合物のような組成を有するホモポリマー、コポリマーおよびターポリマーを含む。プレ塗料x、yまたは他のプレ塗料に任意に配合してもよいポリマーバインダーはプレ塗料zのポリマーバインダーと同一または異なってもよい。
【0021】
1つの実施形態において、バインダープレ塗料は、Fox式を用いて計算して、約−30℃から約70℃、好ましくは約−10℃から約60℃のTgを有する水系ラテックスポリマーバインダーを含む。バインダープレ塗料が液体の形態である場合、それはさらに水を含み、約25%から約70%、好ましくは約30%から約65%の容量固形物含有量を有し、1.25/秒の剪断速度においておよび約100,000センチポイズ未満、好ましくは約100から約50,000センチポイズのブルックフィールド粘度を有する。バインダープレ塗料が固定の形態であって、雰囲気温度未満のTgを有するポリマーバインダーを含む場合、すなわち、もしポリマーバインダー粒子が柔軟である場合、1つの実施形態においては、柔軟ポリマーを改質してポリマー粒子の融合を妨ぐ。そのような改質は、例えば、柔軟なポリマー粒子上に硬いポリマーのラテックスを凝集させることによって、あるいはフィルム膜形成を妨げることなく、ポリマー粒子の間に緩衝を提供するのに十分硬い顔料またはエクステンダーまたは他の材料で柔軟ポリマーをコーティングすることによって達成される。もう1つの実施形態において、柔軟ポリマーの凝集は、シリカ、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウムおよびその組合せのような不活性粒状材料と共に柔軟ポリマーを噴霧乾燥することによって妨げられる。
【0022】
前記したように、プレ塗料の少なくとも1つは固体の形態である。1つの実施形態において、固体不透明化プレ塗料および固体エクステンダープレ塗料は、プレ塗料成分を水性媒体中で湿式粉砕し、次いで、それらを乾燥することによって得られる。「湿式粉砕」とは、ここでは、分散による均質化を意味する。例えば、ディゾルバー、アトリションミル、ボールミル、ローター−ステイターミル、攪拌されたビードミル、および高圧ホモジナイザーのような湿式粉砕を達成するのに用いることができるプロセスは当該分野でよく知られている。バインダープレ塗料は、乳化、懸濁および沈殿重合のような慣用的プロセスによってバインダーを調製し、他のプレ塗料成分を添加し、乾燥することによって得られる。例えば、(例えば、高圧または螺旋チャンバーノズル、アトマイジングディスクの手段による)噴霧乾燥、凍結乾燥、噴霧凍結乾燥、流動床乾燥、(例えば、ディスクまたはドラム造粒方法による)ビルドアップ造粒、流動床乾燥、および混合凝集のような、プレ塗料を乾燥するのに適したプロセスの当該分野でよく知られている。
【0023】
少なくとも1つの液体プレ塗料を用いる場合、液体プレ塗料の成分は相互に混和性である。液体プレ塗料は、それが共に用いられる他のプレ塗料と相互に混和性である。プレ塗料の全てが固体の形態である場合、各プレ塗料の成分は、水性媒体に分散させた場合に、他のプレ塗料の成分と相互に混和性である。本明細書中で用いるように、「相互に混和性」とは、プレ塗料を混合することによって形成される塗料は凝集のようなコロイドの不安定性の徴候を示さないことを意味する。好ましくは、プレ塗料から形成された塗料は、塗料を325メッシュのスクリーンに通した場合に塗料1リットル当たりゲルおよびグリットのような残渣の5g未満を呈し、より好ましくは、プレ塗料から形成された塗料は、塗料を325メッシュスクリーンに通した場合に、塗料の1リットル当たり1g未満の残渣を呈する。好ましくは、液体の形態で用いる場合、プレ塗料は、プレ塗料を325メッシュのスクリーンに通した場合に、プレ塗料1リットル当たり5g未満のゲルおよびグリットのような残渣を呈し、より好ましくは、プレ塗料を325メッシュのスクリーンに通した場合、プレ塗料はプレ塗料1リットル当たり1g未満の残渣を呈する。もし具体的な塗料特性を増強させるために含ませたプレ塗料、着色剤および任意の添加物が十分に混和性であれば、それらは、最終塗料中で所望の特性プロフィールを達成するのに必要な処方スペース内に入るいずれの組合せにてもブレンド可能である。「十分に混和性」とは、ここでは、コロイドの不安定性をもたらすことなく、成分がいずれの比率においてもブレンド可能であることを意味する。しかしながら、特異的塗料特性を増強させるために含ませるプレ塗料、着色剤および任意の添加物が混和性であれば十分である。「混和性」とは、ここでは、コロイドの不安定性をもたらすことなくそれらが所望の比率でブレンド可能であって、ある範囲の塗料において所望の特性プロフィールを達成することを意味する。
【0024】
単一塗料ラインが望まれる場合、完全な塗料ラインはプレ塗料x、プレ塗料yおよびプレ塗料zの1つの各々から作成される。本明細書中で用いるように、「塗料」はその最も広い意味で用いられる用語であり、これは、例えば、道路標識コーティング、建築物コーティング、産業コーティング、グラフィックアートコーティング、非−セメント凝集体仕上げコーティング、エラストマーコーティング、接着剤およびコーキングで使用される塗料のような、装飾および/または保護目的で表面に適用することができるいずれのコーティングも含めることを意図する。本明細書中で用いるように、「塗料ライン」は、光沢、色および屋外耐久性のような少なくとも1つの観察可能な特性によって相互にかなり異なる乾燥された膜特性を呈する少なくとも2つの異なる塗料を含む。塗料ラインは、例えば、乾燥に際して、異なる光沢レベルを有する膜を形成する3つの塗料、乾燥に対して、屋内または屋外性能に適した膜を形成する2つの塗料、および乾燥に際して、例えば、異なるレベルの擦り抵抗性のような異なる品質または性能レベルを有する膜を形成する4つの塗料から選択される塗料の群を含み得る。さらに詳しくは、塗料ラインは、その乾燥した膜が異なる光沢レベルを有する、典型的には艶、半−艶、エツグシェル、汚れまたは低い光沢、およびつや消しとして市販されている4つの異なる塗料を含み得る。該光沢は、塗料中にもし存在すればバインダー(類)、顔料(類)およびエクステンダー(類)の容量およびタイプによって決定される。
【0025】
種々の光沢レベルに加えて、塗料は、通常は色相なしに(白色)処方されるか、あるいはパステルまたは明るい色調、中程度または中−色調、および深い色調を含めた、異なる色相ベースを用いて広く種々の色に着色される。この能力は、4つの塗料を有する塗料ラインを必要とする。また、塗料は、良好/標準、より良好および最良/高級として市販され得るように、あるレベルの性能特性を供するように処方される。
【0026】
前記したように、「塗料ライン」は、その乾燥膜が少なくとも1つの観察可能な特性においてかなり異なる2以上の異なる塗料を含む。「異なる」とは、ここでは、塗料は以下の基準。
(1)最も異なる塗料の顔料容量濃度(PVC)が少なくとも2%だけ異ならなければならない、
(2)最も異なる塗料の容量固形物(VS)が少なくとも2%だけ異ならなければならない、
のうちの1つを満足することを意味する。
【0027】
塗料容量濃度(PVC)は、どのように処方物が「バインダー−リッチ」であるかの尺度である。それは以下の式(2)を用いて計算される。
PVC(%)=[(顔料(類)の容量+エクステンダー(類)の容量)/(顔料(類)の容量)+エクステンダー(類)の容量+バインダー(類)の容量)]×100    (2)
容量固形物含有量(VS)は顔料(類)の乾燥容量+エクステンダー(類)の乾燥容量+バインダー(類)の乾燥容量である。それは、以下の式(3)を用いて計算される。
VS(%)=[(顔料(類)の乾燥容量+エクステンダー(類)の乾燥容量+バインダー(類)の乾燥容量)/(処方物の合計容量)]×100   (3)
【0028】
添加物が存在する場合、それらの容量は合計乾燥容量を決定するにおいて含まれない。
【0029】
本発明の1つの実施形態は、本発明の組成物を前記定義のように供し、所定量のプレ塗料を容器または適用デバイスに供給することによって少なくとも1つの塗料ラインを調製する方法に関する。プレ塗料を固体の形態で販売することによって、販売業者は、塗料ラインを作成するために貯蔵しなければならない原料の容量を最小化し、よって、貯蔵および輸送コストを最小化することができる。プレ塗料の全てが固体形態である異なる実施形態において、プレ塗料は所定量にて、供給され、次いで塗料を基材に適用でき、次いで、それを乾燥してコーティングを形成することができる購入者への販売に先立って、水性媒体に分散させて液体塗料を形成させる。プレ塗料の少なくとも1つが固体の形態でないもう1つの実施形態において、固体プレ塗料(類)を液体プレ塗料(類)に分散させ、次いで、必要に応じて、基材への適用および乾燥に先立って希釈する。
【0030】
本発明のもう1つの実施形態は、プレ塗料が、少なくとも1つの不透明化顔料を含有する少なくとも1つのプレ塗料x、少なくとも1つのエクステンダー顔料を含有する少なくとも1つのプレ塗料y、少なくとも1つのポリマーバインダーを含有する少なくとも1つのプレ塗料z、およびプレ塗料x、yおよびzとは異なる少なくとも1つのさらなる不透明化プレ塗料、エクステンダープレ塗料またはバインダープレ塗料を含む、少なくとも1つの塗料ラインを処方するのに十分な異なる相互に混和性であって水分散性であるプレ塗料の組を供することによって、少なくとも2つの塗料ラインを含むある範囲の塗料を調製する方法に関する。プレ塗料の少なくとも1つは固体粉末の形態であり、好ましくは、プレ塗料の全ては固体粉末の形態である。所定量のプレ塗料を容器または適用デバイスに供給して、ある範囲の塗料を形成させる。固体の形態でプレ塗料を販売することによって、販売業者は、ある範囲の塗料を作成するのに貯蔵しなければならない原料の容量を最小化し、よって、貯蔵および輸送コストを最小化することができる。別法として、塗料の全てが固体形態である場合、次いで、塗料を基材に適用し、次いで、それを乾燥してコーティングを形成することができる購入者への販売に先立って、塗料を所定量で水性媒体に分散させて液体塗料を形成する。プレ塗料の少なくとも1つが固体の形態でない場合、固体プレ塗料(類)を液体プレ塗料(類)に分散させ、これは、必要に応じて、基材への適用および乾燥に先立って希釈される。
【0031】
本明細書中で用いるように、用語「少なくとも2つの塗料ラインを含む範囲」とは、グラフの水平軸がx軸であって、グラフの垂直軸がy軸であるx−yグラフに対する類似によって定義される。x軸は、該軸上の各点が、光沢および/または色調のような少なくとも1つの観察可能な特性において該ラインにおいて他の塗料からかなり異なる塗料を表す単一塗料ラインを表す。y軸は、該軸上の各点が、使用領域(屋内または屋外)、および/または品質レベル(例えば、良好/標準、より良好および最良/高級)のような少なくとも1つの観察可能な特性において該ラインにおいて他の塗料とはかなり異なる塗料を表すもう1つの塗料ラインを表す。x−yグラフ上のいずれの点も順序付けた、xはx座標であって、yはy座標である対「(x、y)」によって表される。「少なくとも2つの塗料ラインを含む範囲」は、該グラフ内の順序づけた対の各々のすべての可能な組合せによって表される。しかしながら、また、順序付けた対の合計数の30%までの順序付けた対は、例えば、商業的理由で省略されるように選択される範囲のものである。さらに、乾燥した塗料膜の観察可能な特性がここでの定義をほぼ、および実質的に満足する塗料の範囲が考えられ、例えば、標準、良好、および高級ラインにおける乾燥された屋外中−色調光沢塗料の光沢は、本発明の塗料の範囲の意味を逸脱することなく、光沢の尺度のスケールで数点だけ異なってよい。
【0032】
もし2つの塗料ラインを含むある範囲の塗料が望まれれば、すなわち、もし2つの鍵となる特性が変化すれば(例えば、光沢レベル、色相ベース、使用タイプおよび品質タイプから選択される2つ)、該範囲の塗料は鍵となる特性がそれにより変化するものに応じて、プレ塗料x、プレ塗料y、およびプレ塗料zならびに少なくとも1つのプレ塗料x’、y’またはz’の少なくとも1つの各々から作成することができる。「さらなるプレ塗料x’,y’またはz’」とは、ここでは、各々、プレ塗料x、yまたはzとは異なるが、プレ塗料x、yまたはzに関連する特性を有するプレ塗料を意味する。
【0033】
もし3つの塗料ラインを含むある範囲の塗料が望まれれば、すなわち、もし3つの鍵となる特性が変化すれば(例えば、光沢レベル、色相ベース、使用タイプおよび品質タイプから選択される3つ)、該範囲の塗料は、鍵となる性質がそれにより変化するものに応じて、プレ塗料x、プレ塗料yおよびプレ塗料yならびに少なくとも2つのさらなるプレ塗料x’、Y’またはz’の少なくとも1つの各々から作成される。
【0034】
もし4つの塗料ラインを含むある範囲の塗料が望まれれば、すなわち、もし4つの鍵となる特性が変化すれば(例えば、光沢レベル、色相レベル、使用タイプおよび品質タイプ)、完全な範囲の塗料は、鍵となる特性がそれにより変化するものに応じて、プレ塗料x、プレ塗料yおよびプレ塗料zならびに少なくとも3つのさらなるプレと量x’、y’またはz’の少なくとも1つの各々から作成される。
【0035】
この技術は、所望のさらなる鍵となる特性の数と同じに変化させるように拡大することができる。
【0036】
前記実施形態の各々において、所望の最終塗料特性が、プレ塗料が極端な場合に規定されるブレンド空間内にあるよう、それらが広い処方空間を供するようにプレ塗料は選択される。多くの場合、プレ塗料はそれ自体現実的なプレ塗料ではなく、しかしながら、プレ塗料をこれらの極端まで推し進めることによって、塗料ラインで利用できるブレンド空間を最大化することができる。プレ塗料、添加剤および着色剤が全て十分に混和性である場合、それらは所望の比率でブレンドして、コロイドの不安定性をもたらすことなく、所望の塗料ラインおよびある範囲の塗料を達成することができる。この技術は、統計学的実験デザインおよび混合物成分デザインの分析で用いられるデザイン原理に似ている、しかしながら、その中に応答表面を開拓するための混合物空間をデザインする代わりに、混合物空間の境界をデザインして、塗料系の柔軟性を最大化する。
【0037】
塗料特性は多数の方法で予測される。1つのアプローチは、標準混合物成分の実験デザイン統計学的ツールを用いるブレンド空間の応答表面モデルの開発を含む。次いで、線形最適化プログラム、マッシブグリッドサーチ、またはグラフ分析ツールによって、これらの単純な統計学的モデルは用いられる。もう1つのアプローチは、いずれのブレンドが具体的塗料ラインで必要かを決定するために経験的方法を用い、次いで、それらの経験的レシピを塗料作成マシーンソフトウエアに取り込むことである。
【0038】
これらの技術の拡大は、塗料マシーンがある種の鍵となる特性(例えば、粘度、乾燥スピード、透明性または色)を自動的にプレテストさせ、プレ塗料からの塗料の処方の間における微調製をすることである。塗料マシーンにおけるフィードバックループを有することは、粘度、乾燥スピード、透明性および色標的のより正確なマッチングを供する。
【0039】
本発明のある別の実施形態によると、少量、すなわち、慣用的塗料添加剤の、プレ塗料の全重量に基づき約10重量%未満を前記プレ塗料に添加する。そのような添加剤は、例えば、酸、塩基、消泡剤、増膜助剤、共溶媒、殺カビ剤、殺生物剤、凍結防止剤、増粘剤、分散剤、アルカリ可溶性樹脂、凝集剤、錆阻害剤、架橋剤、ワックスなどを含む。これらの添加剤は相互に混和性でなければならず、且つプレ塗料中の他の成分と混和性でなければならない。
【0040】
増粘剤は、塗料に添加されてそのレオロジー的プロフィールを改質するいずれの物質も含む一般的用語である。ここで用いるのに好ましい増粘剤は会合性増粘剤であり、非特異的疎水性会合が可能な化学的に結合した疎水性基を有する水溶性または水膨潤性ポリマーを意味する。ここで用いるのに適した増粘剤はポリビニルアルコール(PVA)、HASEエマルジョンとして当該分野で知られた疎水性的に改質されたアルカリ可溶性エマルジョン、ASEエマルジョンとして当該分野で知られたアルカリ−可溶性またはアルカリ−可溶性エマルジョン、HEUR増粘剤として当該分野で知られた疎水性的に改質されたエチレンオキサイド−ウレタンポリマー、およびヒドロキシメチルセルロース(HMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、疎水性的に改質されたヒドロキシエチルセルロース(HMHEC)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC)、カルボキシメチル2−ヒドロキシエチルセルロースナトリウム、2−ヒドロキシプロピルメチルセルロース、2−ヒドロキシエチルメチルセルロース、2−ヒドロキシブチルメチルセルロース、2−ヒドロキシエチルエチルセルロース、2−ヒドロキシプロピルセルロース等のようなセルロース増粘剤を含む。また、溶融シリカ、アタパルジャイト粘土および他のタイプの粘土、チタネートキレート化剤なども増粘剤として有用である。
【0041】
ここで用いる適当な分散剤は2−アミノ2−メチル1−プロパノール(AMP)、ジメチルアミノエタノール(DMAE)、トリポリリン酸カリウム(KTPP)、ポリリン酸トリナトリウム(TSPP)、クエン酸および他のカルボン酸などのごときノニオン、アニオンおよびカチオン分散剤を含む。例えば、ポリアクリル酸またはポリメタクリル酸あるいは無水マレイン酸とスチレン、アクリレートまたはメタクリレートエステル、ジイソブチレン、および他の親水性または疎水性コモノマーとの、疎水性または親水性に改質されたものを含めた、ポリカルボン酸に基づくホモポリマーおよびコポリマーのようなアニオンポリマーである。また、前記ポリマーの塩、ならびにこれらの分散剤の混合物が含まれる。
【0042】
アルカリ−可溶性樹脂は、塩基で中和させた場合に水性媒体に溶解するように十分な酸機能基および十分低い分子量を有するポリマーである。それらはニュートンレオロジーを呈し、分散剤として作用する(すなわち、水性媒体の表面張力を低下させる)。適当なアルカリ−可溶性樹脂は、カルボン酸モノマーと共重合したアクリル酸およびメタクリル酸のエステル(そのようなコポリマーは、例えば、Rohm and Haas Company, Philadelphia, PAから入手可能であって、商品名Acrysol(登録商標) I−62およびAcrysol(登録商標) I−2074下で販売される)、任意のアルファ−メチルスチレンとスチレンおよびアクリル酸とのコポリマー(そのようなポリマーは、例えばRohm and Haas Companyから入手可能であって、商品名Morez(登録商標) 101として販売される)、スチレン/無水マレイン酸コポリマー等を含む。
【0043】
適当な消泡剤はシリコーン−ベースおよび鉱油−ベースの消泡剤などを含む。
【0044】
もし無溶媒ラテックスポリマーバインダーをバインダープレ塗料で用いれば、増膜助剤は必要でない。「増膜助剤」とは、ここでは、一時的可塑剤として作用することによって膜形成を助け、基材に適用された場合にバインダーが連続膜を形成するのを助ける、コーティングで用いられる有機溶剤を意味する。無溶媒バインダーは、典型的には、それが約20℃のような雰囲気温度にてフィルム形生性であるよう、低いTgおよび低い最小フィルム形成温度を有する。もし増膜助剤が必要であれば、好ましくは、それはバインダープレ塗料(III)およびラテックスポリマーバインダーを含有するいずれかの他のプレ塗料各々に配合される。適当な増膜助剤、可塑剤および他の任意の溶媒はエチレングリコール、プロピレングリコール、へキシレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート(TEXANOL(登録商標))、グリコールエーテル、ミネラルスピリット、メチルカルビトール、ブチルカルビトール、フタレート、アジペートなどを含む。
【0045】
適当な殺カビ剤および殺生物剤は酸化亜鉛、イソチアゾロン、トリアゾールなどを含む。
【0046】
適当な界面活性剤はカチオン性、アニオン性およびノニオン性界面活性剤を含む。
【0047】
適当な凝集剤は砂、大きな粒子サイズの炭酸塩(石灰)、セラミック、ガラス、繊維、石炭、花崗岩、タルク、多色水晶、破砕した貝殻、アスファルト−含有物質のようなリサイクル製品、ファイバーグラス、バーミキュライト、ペルライト、XO凝集剤などのような小さな(典型的には、40メッシュ以上)、中間的(典型的には20から40メッシュ)および大きな(典型的には20メッシュ以下)充填剤を含む。
【0048】
適当なフラッシュ錆阻害剤はアミノエチルエタノールアミン、安息香酸アンモニウム、亜硝酸ナトリウム、安息香酸アンモニア;グルタル酸、マロン酸、スベリン酸、セバシン酸、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、チジフェノールおよびスルフォニルジフェノールのようなジカルボン酸およびジフェノールのアンモニウムおよびアミン塩、およびそれらのアンモニウムおよび−アミン錯体亜鉛塩、C−12からC−14−tert−アルキルアミン;(2−ベンゾチアゾリチオ)−ブタン二酸、(2−ベンゾチアゾリルチオ)ブタン二酸、4−オキソ−4−p−トリル酪酸と4−エチルモルホリンとのアダクト、4−メチル−δ−オキソ−ベンゼン−ブタン酸とのジルコニウム錯体などを含む。
【0049】
適当な架橋剤は亜鉛、マグネシウム、ジルコニウム、カルシウムイオンのような多価金属イオンを含む。
【0050】
反応性顔料は、コーティング処方物に添加されて金属基材の腐食を最小化する材料である。適当な反応性顔料はホスホモリブデン酸亜鉛カルシウム、リン酸亜鉛、トリリン酸アルミニウム、ホスホケイ酸亜鉛ストロンチウム、モリブデート−改質リン酸亜鉛などを含む。
【0051】
適当なワックスはカルナウバ、パラフィン、ポリエチレン、ミクロン化エチレン−アクリル酸、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などを含む。
【0052】
もう1つの好ましい実施形態において、本発明のプレ塗料および方法を用いて、壁または屋根への適用に適したエラストマーコーティングを作成する。これらのプレ塗料は種々の割合で混合して、壁または屋根への適用に適した異なる品質、柔軟性、カビ保護および基材接着のエラストマーコーティングを得る。
【0053】
エラストマーコーティングを典型的な建造物コーティングと区別する主な特徴は、低温(<0℃)柔軟性を持つバインダーおよびコーティングが適用される厚み(典型的には、壁への適用では約6から約20ミルの乾燥コーティング厚みで、屋根への適用では約15から約40ミル)の使用である。低温柔軟性は、気候による大きな寸法変化を被るメーソンリ壁または屋根基材のような、クラックを生じ得る壁の上に用いる場合にエラストマーコーティングで特に望ましい。コーティング柔軟性に加えて、異なる程度の低温柔軟性、異なる品質、異なる基材へ固着する能力、および概観の変化を持つエラストマーコーティングラインを有するのが望ましい。ある実施形態においては、エラストマーコーティングは着色剤の添加を通じてさらに変化する。これらの着色剤は乾式粉砕され、コーティンググラインド部分に添加されるか、あるいはそれは後に添加される。
【0054】
エラストマーコーティングでは、以下の特性が異なるエラストマーコーティングを作成するコーティング製造で変化させることができる。コーティング柔軟性、コーティング品質(耐久性)、基材接着および外観。コーティングにおけるバインダーTg、コーティングPVC、および酸化亜鉛の存在およびレベルの特性のうちの1以上の調整は、コーティングの柔軟性に基づいてエラストマーコーティングを差別化するためのベースである。二酸化チタン(TiO)のレベルの調整は、コーティングの耐久性に基づいてエラストマーコーティングを差別化するための基礎である。バインダーの組成およびレベルの調整は、コーティングの基材への接着に基づいてエラストマーコーティングを差別化するための基礎である。着色剤のレベルおよびタイプの調整は、コーティングの概観に基づいてエラストマーコーティングを差別化するための基礎である。
【0055】
もう1つの好ましい実施形態において、本明細書中に開示するプレ塗料およびその製造方法を用いて、外部用絶縁および仕上げ系(EIFS)において直接的またはトップコートとしての壁への適用に適した非−セメント凝集仕上げコーティングを作成する。これらのプレ塗料またはあらかじめ処方された成分を種々の比率で混合して、異なる柔軟性、品質(耐久性)、色およびテキスチャーのコーティングを得る。
【0056】
非−セメント凝集仕上げコーティングに関する本発明の特別の実施形態として、以下の特性のうちの1以上をコーティング製造で変化させて異なるコーティングを作成する。PVEレベル、TiOレベル、凝集比率およびバインダーTg。バインダーTgの調整は、コーティングの柔軟性に基づいて非―セメント凝集仕上げコーティングを差別化するための基礎である。コーティングのPVCの調整は、コーティングの耐久性に基づいて非−セメント凝集仕上げコーティングを差別化するための基礎である。TiO2のレベルおよび着色剤のタイプおよびレベル調整は、基材に対するコーティングの色に基づいてエラストマーコーティングを差別化するための基礎である。大きな凝集体サイズおよびレベル、および着色剤の小さな凝集体に対する大きな凝集体の比率の調整が、コーティングのテキスチャーに基づいて非−セメント凝集体仕上げコーティングを差別化するための基礎である。
【0057】
もう1つの好ましい実施形態において、本発明のプレ塗料および方法を用いて道路標識コーティングを作成する。本明細書中で用いるように、用語「道路」は、歩行者、自動車、トラクター、または航空機である、またはそれに連続的にまたは断続的に晒され得るあらゆる屋内または屋外固体表面を上位概念的に含む。
【0058】
迅速―硬化または非迅速−硬化バインダーを用いて、道路標識コーティングを作成する。本明細書中で用いるように、用語「迅速−硬化」は、改質されたASTM D1460乾燥時間テストによって測定して約10分以下の乾燥時間を有するコーティングを意味する。ASTM D1640は、室温における有機コーティングの乾燥についての標準的なテストであり、適当な手段によってテストフィルムが非―多孔性基材(例えば、ガラスプレートまたは金属パネル)に適用されて、0.012+/−0.001インチの湿潤膜厚みを与える。ASTMテスト方法は、最小親指圧力のみが適用される点で変更されている。親指はテスト膜と接触させつつ、90°の角度にわたって回転される。この回転が膜を破壊しない乾燥時間を記録する。多数の迅速−硬化バインダー系が当該分野で知られている。
【0059】
道路標識コーティングを作成するのに用いられるバインダーは、非−迅速硬化−バインダーを用いて達成できる最も遅い硬化時間、および迅速−硬化バインダーを用いて達成できる最も早い硬化時間の間の迅速−硬化時間を達成する能力を有する。例えば、湿潤または降雨日に塗料が適用された場合により迅速に硬化するバインダーを含むのが望ましいであろうが、乾燥日に塗料を適用するとコストの予測から望ましくない。
(1)別のプレ塗料としてのバインダーから迅速−硬化(迅速−硬化成分)を引き起こす構成要素(類)/成分(類)を分離し、
(2)バインダープレ塗料中で迅速−硬化バインダーを使用し、次いで、
(3)プレ塗料のいずれかから別々に迅速−硬化成分を添加する、
工程の少なくとも1つを行うことによって、該系で双方のタイプのバインダーを利用することは本発明の範囲内のものである。
【0060】
他の道路標識コーティング添加剤はガラスビーズおよび吸収剤粒子を含む。1つの実施形態において、道路標識コーティングを作成するのに用いられるプレ塗料の少なくとも1つは、道路標識塗料の乾燥を加速する吸収剤を含有する。道路標識コーティングの道路表面への適用の間に、それに先立って、またはその後に吸収剤がプレ塗料に添加される。適当な吸収剤は有機超吸収性ポリマー、イオン交換樹脂、中空球状ポリマー、モレキュラーシーブ、タルク、無機超吸収ゲルおよびシリカゲルのような無機吸収剤、多孔性および非−多孔性炭素質材料、カプセル化アルカリ−膨潤性ポリマー、およびその混合物を含む。
【0061】
さらなる好ましい実施形態において、プレ塗料を本発明の方法で用いて、金属、木質、およびコンクリート屋根タイルのようなセメント基材をはじめとする種々の基材にわたって適用されるある範囲のコーティングを形成させる。
【0062】
さらにもう1つの好ましい実施形態において、限定されるものではないが、贈物用包装紙、波型基材、新聞印刷、紙ボード、ラベル、フリーザーバッグ、貯蔵バッグ、金属膜およびホイル、ならびに水抵抗性、擦り−抵抗性および高スリップのような特性を供する目的で適用されるオーバープリントコーティングを含めた多数の適用でインクとして有用なある範囲のグラフィックアート塗料ラインを形成するためにここに開示する方法でプレ塗料が用いられる。
【0063】
この発明の方法は、塗料製造設備、店頭または現場で実行することができる。該方法はコンピューターによって制御することができる。該方法はラテックス塗料の調製にその範囲が限定されず、構成要素成分の混合を必要とする、任意の水系コーティング、溶媒系コーティング、ならびにシーラント、コーキング、マスチック、接着剤および他の関連製品を含めた関連建物製品の調製に適用することもできる。
【0064】
以下の実施例は本発明を説明するために掲げる。
【0065】
実施例1
本実施例は、以下の成分を合わせることによって調製される不透明化顔料プレ塗料の調製を記載する。
【0066】
【表1】
Figure 2004027225
【0067】
プレ塗料は、45°ピッチの攪拌ブレードを有する実験室ミキサーを用いて調製する。水、分散剤および消泡剤を合わせ、混合する。二酸化チタンスラリーをゆっくりと添加し、混合物を15から20分間攪拌する。次いで、レオロジー改良剤およびアンモニアを添加する。プレ塗料を噴霧乾燥して固体不透明化顔料プレ塗料を得る。
【0068】
実施例2
本実施例は、外部用体質顔料プレ塗料の調製を記載する。それは、以下の成分を合わせることによって調製する。
【0069】
【表2】
Figure 2004027225
【0070】
該プレ塗料は、45°ピッチの攪拌ブレードを有する実験室ミキサーを用いて調製する。水、分散剤および消泡剤を合わせ、混合する。Nepheline Syeniteをゆっくりと添加し、混合物を15から20分間攪拌する。次いで、レオロジー改良剤を添加する。プレ塗料を噴霧乾燥して、固体体質顔料プレ塗料を得る。
【0071】
実施例3
本実施例は、酢酸ビニル/アクリルラテックスポリマーバインダープレ塗料の調製を記載する。該バインダープレ塗料は、45°ピッチ攪拌ブレードを有する実験室ミキサーを用いて調製する。水、消泡剤、バインダーおよびレオロジー改良剤、増膜助剤およびアンモニアを合わせ、混合する。成分および量は以下の通りである。
【0072】
【表3】
Figure 2004027225
【0073】
該プレ塗料を炭酸カルシウムと共に噴霧乾燥して、固体ポリマーバインダープレ塗料を得る。
【0074】
実施例4
本実施例は、光沢アクリルバインダープレ塗料を記載する。該バインダープレ塗料は、45°ピッチ攪拌ブレードを有する実験室ミキサーを用いて調製する。水、消泡剤、バインダーおよびレオロジー改良剤、増膜助剤、プロピレングリコールおよびアンモニアを合わせ、混合する。成分および量は以下の通りである。
【0075】
【表4】
Figure 2004027225
【0076】
該プレ塗料を炭酸カルシウムと共に噴霧乾燥して、固体ポリマーバインダープレ塗料を得る。
【0077】
実施例5
本実施例は、艶消アクリルバインダープレ塗料の調製を記載する。該バインダープレ塗料は、45°ピッチ攪拌ブレードを有する実験室ミキサーを用いて調製する。水、消泡剤、バインダーおよびレオロジー改良剤、増膜助剤、プロピレングリコールおよびアンモニアを合わせ、混合する。成分および量は以下の通りである。
【0078】
【表5】
Figure 2004027225
【0079】
該プレ塗料を炭酸カルシウムと共に噴霧乾燥して、固体ポリマーバインダープレ塗料を得る。
【0080】
実施例6
本実施例は、内部用体質顔料プレ塗料の調製を記載する。それは、以下の成分を合わせることによって調製される。
【0081】
【表6】
Figure 2004027225
【0082】
プレ顔料は、45°ピッチの攪拌ブレードを有する実験室ミキサーを用いて調製する。水、分散剤および消泡剤を合わせ、混合する。炭酸カルシウムおよびケイ酸アルミニウム顔料をゆっくりと添加し、混合物を15から20分間攪拌する。次いで、アンモニアおよびレオロジー改良剤を添加する。プレ顔料を噴霧乾燥して、固体体質顔料プレ塗料を得る。
【0083】
実施例7
本実施例は、実施例1から6のプレ塗料を用いる塗料の調製を記載する。該塗料は、不透明化顔料プレ塗料およびエクステンダー顔料プレ塗料をバインダープレ塗料と共に混合し、次いで、水、増粘剤および着色剤を添加し、よく混合することによって調製される。ストーマー粘度、ICI粘度およびpHは平衡化された測定値である。
【0084】
【表7】
Figure 2004027225
【0085】
【表8】
Figure 2004027225
【0086】
【表9】
Figure 2004027225
【0087】
【表10】
Figure 2004027225
【0088】
【表11】
Figure 2004027225
【0089】
【表12】
Figure 2004027225

Claims (8)

  1. i.少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つの不透明化プレ塗料x;
    ii.少なくとも1つの体質顔料を含む少なくとも1つのエクステンダープレ塗料y;および
    iii.少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのバインダープレ塗料z;
    を含み、
    前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)の少なくとも1つは固体であり;
    前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)は異なり、相互に混和性であって水分散性であり;および
    プレ塗料の当該組は少なくとも1つの塗料ラインを形成するのに十分である、プレ塗料の組。
  2. a.i.少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料x;
    ii.少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y;および
    iii.少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのプレ塗料z;
    を含む相互に混和性である水分散性プレ塗料の組を供し;
    前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)の少なくとも1つは固体であり;次いで、
    b.所定量の該固体プレ塗料を容器または適用デバイスに供給して、少なくとも1つの塗料ラインを形成することを含む少なくとも1つの塗料ラインを形成する方法。
  3. 前記少なくとも1つの塗料ラインが、道路標識コーティング、建築物コーティング、産業コーティング、グラフィックアートコーティング、非−セメント凝集物仕上げコーティング、エラストマーコーティング、接着剤およびコーキングよりなる群から選択される少なくとも1つの用途で有用な請求項2記載の方法。
  4. a.i.少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料x;
    ii.少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y;および
    iii.少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのバインダープレ塗料z;
    を含む相互に混和性である水分散性プレ塗料の組を供し;
    前記プレ塗料(i)、(ii)および(iii)は固体であり;
    b.所定量の前記固体プレ塗料を容器または適用デバイスに供給して、少なくとも1つの塗料ラインを形成し;
    c.前記固体プレ塗料を水性媒体に分散させ;
    d.前記分散液を基材に適用し;次いで、
    e.前記分散液を乾燥してコーティングを形成する;
    工程を含む、基材上にコーティングを形成する方法。
  5. a.i.少なくとも1つの不透明化顔料を含む少なくとも1つの不透明化プレ塗料x;
    ii.少なくとも1つのエクステンダー顔料を含む少なくとも1つのプレ塗料y;
    iii.少なくとも1つのポリマーバインダーを含む少なくとも1つのプレ塗料z;および
    i.v.プレ塗料x、yおよびzとは異なる少なくとも1つのさらなる不透明化、エキステンダーまたはポリマーバインダープレ塗料;
    を含む、少なくとも2つの塗料ラインを処方するのに十分な相互に混和する水分散性プレ塗料の組を供し;
    前記プレ塗料(i)、(ii)、(iii)および(iv)の少なくとも1つは固体であり;次いで、
    b.所定量のプレ塗料の各々を容器または適用デバイスに供給して、一定範囲の塗料を形成する;
    工程を含む、少なくとも2つの塗料ラインを含む一定範囲の塗料を形成する方法。
  6. 前記範囲の塗料が、道路標識コーティング、建築物コーティング、産業コーティング、グラフィックアートコーティング、非−セメント凝集物仕上げコーティング、エラストマーコーティング、接着剤およびコーキングよりなる群から選択される少なくとも1つの適用で有用な請求項5記載の方法。
  7. 前記方法がコンピューターによって制御される請求項2記載の方法。
  8. 前記方法がコンピューターによって制御される請求項5記載の方法。
JP2003163487A 2002-06-12 2003-06-09 プレ塗料およびプレ塗料から塗料を調製する方法 Pending JP2004027225A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US38808902P 2002-06-12 2002-06-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004027225A true JP2004027225A (ja) 2004-01-29

Family

ID=29584634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003163487A Pending JP2004027225A (ja) 2002-06-12 2003-06-09 プレ塗料およびプレ塗料から塗料を調製する方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7166667B2 (ja)
EP (1) EP1371691B1 (ja)
JP (1) JP2004027225A (ja)
KR (1) KR20030096028A (ja)
CN (1) CN100471917C (ja)
AT (1) ATE291608T1 (ja)
AU (1) AU2003204519A1 (ja)
CA (1) CA2430405C (ja)
DE (1) DE60300404T2 (ja)
ES (1) ES2238664T3 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013778A (ja) * 2007-08-30 2008-01-24 Kansai Paint Co Ltd 粘性改良剤を含有する自動車用水系塗料
JP2012521900A (ja) * 2009-03-24 2012-09-20 サシュコ, インコーポレイテッド 注文着色シール化合物を提供するシステムおよび方法
JP2013518161A (ja) * 2010-01-26 2013-05-20 オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー サブミクロン炭酸カルシウムを含むコーティング組成物
WO2018181267A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 ナガセテクノエンジニアリング株式会社 粒子膜の製造方法、静電噴霧用液、及び、粒子膜

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ZA200205980B (en) * 2001-08-15 2003-04-01 Edwin Hugh Nungesser Stable mixtures containing extender pigments.
US20040121082A1 (en) * 2002-10-22 2004-06-24 Jack Dunnous Method and apparatus for producing multi-color concrete
EP1802712A1 (en) * 2004-10-18 2007-07-04 New Lake International Limited A coating composition
US20060100338A1 (en) * 2004-11-08 2006-05-11 Akzo Nobel N.V. Pigment composition
US20060112855A1 (en) * 2004-11-08 2006-06-01 Akzo Nobel N.V. Pigment composition
US20070087166A1 (en) * 2005-10-13 2007-04-19 Richard Lee Cool roof covering and adhesive therefor
WO2007146418A2 (en) * 2006-06-16 2007-12-21 University Of Pittsburgh Highly diffracting, color shifting, polymerized crystalline colloidal arrays of highly charged polymer spheres, paints and coatings and processes for making the same
US8519053B2 (en) 2006-10-02 2013-08-27 Armstrong World Industries, Inc. PVC/polyester binder for flooring
TW200846637A (en) * 2007-01-16 2008-12-01 Rohm & Haas System and method for making paints from prepaints
WO2010001835A1 (ja) * 2008-07-01 2010-01-07 大成化工株式会社 塗料および該塗料を塗布した容器
ES2367063T3 (es) * 2008-10-29 2011-10-28 Akzo Nobel Coatings International B.V. Revestimientos de baja energía.
PL2565240T3 (pl) * 2009-04-03 2015-11-30 Akzo Nobel Coatings Int Bv Powłoka proszkowa odporna na korozję i odpryskiwanie
US9040617B2 (en) 2010-06-04 2015-05-26 Columbia Insurance Company, Inc. Aqueous cross-linking compositions and methods
US9790374B2 (en) 2010-06-04 2017-10-17 Columbia Insurance Company Aqueous cross-linking compositions and methods
US10941310B2 (en) * 2016-03-25 2021-03-09 The Sherwin Williams Company Non-skid, textured protective coating compositions for vehicle surfaces
US9994722B2 (en) 2015-09-25 2018-06-12 Columbia Insurance Company Reduced point of sale bases for multi-finish paint line and methods for same
BR112022023828A2 (pt) * 2020-06-22 2023-01-03 Rohm & Haas Método de ajuste de brilho em formulações de tinta no ponto de venda
CN116323820A (zh) * 2020-11-16 2023-06-23 罗门哈斯公司 用于调谐涂料配制物的光泽或颜色的方法
CN113282871B (zh) * 2021-05-26 2023-01-10 广船国际有限公司 一种油漆定额计算方法
US11697872B2 (en) * 2021-06-23 2023-07-11 GM Global Technology Operations LLC Multi-layered coating system for a substrate and method of making the same
JP2025504035A (ja) * 2022-01-31 2025-02-06 ホイバッハ・ホールディング・スウィッツァーランド・アクチエンゲゼルシャフト 化粧建築ボードのための顔料インク受容層
CN115748408B (zh) * 2022-12-15 2024-10-29 南通威而多专用汽车制造有限公司 一种常温型环保标线材料及其标线设备

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1516802A (en) * 1976-03-02 1978-07-05 Scm Corp Latex paint containing plastic pigment
US4474910A (en) * 1982-12-09 1984-10-02 Desoto, Inc. Opacification of paint
DE19904330A1 (de) 1999-01-28 2000-08-10 Basf Coatings Ag Wäßriger Beschichtungsstoff und Modulsystem zu seiner Herstellung
DE19914329A1 (de) 1999-03-30 2000-10-05 Bayer Ag Anstrichmittel- und Beschichtungsmittelsysteme
GB9908899D0 (en) * 1999-04-20 1999-06-16 Ici Plc Aqueous paint composition
MXPA01001665A (es) * 2000-02-18 2002-04-01 John Michael Friel Pinturas para el marcado de caminos,preparadas a partir de prepinturas; metodo y aparato para formar zonas y lineas marcadas en los caminos, con dichas pinturas y dispositivo para aplicar dichas pinturas
US7250464B2 (en) * 2000-02-18 2007-07-31 Rohm And Haas Company Distributed paint manufacturing system
US6720380B2 (en) * 2001-11-27 2004-04-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Modular system for coating plastics

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013778A (ja) * 2007-08-30 2008-01-24 Kansai Paint Co Ltd 粘性改良剤を含有する自動車用水系塗料
JP2012521900A (ja) * 2009-03-24 2012-09-20 サシュコ, インコーポレイテッド 注文着色シール化合物を提供するシステムおよび方法
JP2013518161A (ja) * 2010-01-26 2013-05-20 オムヤ・デイベロツプメント・アー・ゲー サブミクロン炭酸カルシウムを含むコーティング組成物
WO2018181267A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 ナガセテクノエンジニアリング株式会社 粒子膜の製造方法、静電噴霧用液、及び、粒子膜
JP6463561B1 (ja) * 2017-03-31 2019-02-06 ナガセテクノエンジニアリング株式会社 粒子膜の製造方法、静電噴霧用液、及び、粒子膜

Also Published As

Publication number Publication date
DE60300404T2 (de) 2006-01-19
CN1467252A (zh) 2004-01-14
DE60300404D1 (de) 2005-04-28
EP1371691B1 (en) 2005-03-23
CA2430405C (en) 2007-03-27
CN100471917C (zh) 2009-03-25
AU2003204519A1 (en) 2004-01-15
US7166667B2 (en) 2007-01-23
EP1371691A1 (en) 2003-12-17
ES2238664T3 (es) 2005-09-01
CA2430405A1 (en) 2003-12-12
ATE291608T1 (de) 2005-04-15
US20030232913A1 (en) 2003-12-18
KR20030096028A (ko) 2003-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004027225A (ja) プレ塗料およびプレ塗料から塗料を調製する方法
JP2003523442A (ja) プリペイントおよびプリペイントから塗料を調製する方法
US6689824B2 (en) Prepaints and method of preparing road-marking paints from prepaints
ZA200205921B (en) Prepaints and method of preparing road-making paints from prepaints.
CN104245854B (zh) 二氧化钛颜料研磨分散体和油漆
CN101309982A (zh) 外用油漆配方
CN104245856B (zh) 制备二氧化钛颜料研磨分散体和油漆的方法
JP2002309151A (ja) ティンティング組成物
US8877836B2 (en) Microsphere based wall repair compound
KR20210005140A (ko) 수성 코팅제 조성물의 레올로지 첨가제로서의 표면-개질된 산화수산화알루미늄 입자
RU2278880C2 (ru) Полуфабрикаты красок и способы приготовления красок из полуфабрикатов красок
JP7594251B2 (ja) リシン調積層塗膜の形成方法およびリシン調積層塗膜
JPH01167378A (ja) 艶消し塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070823

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070823

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080825