JP2004022509A - 陰極線管及び色選別機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】ミスランディングを補正するための、色選別機構の蛍光面側への変位量を十分得られるようにして、最適なミスランディング補正を行えるようにする。
【解決手段】フレーム14を構成する1対の支持部材10、11が、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26をはり合わせたクラッド材28によるバイメタル鋼材で形成され、前記1対の支持部材10及び11間に色選別用電極薄板17が架張されてなる色選別機構5を、備えて成る陰極線管。
【選択図】 図2
【解決手段】フレーム14を構成する1対の支持部材10、11が、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26をはり合わせたクラッド材28によるバイメタル鋼材で形成され、前記1対の支持部材10及び11間に色選別用電極薄板17が架張されてなる色選別機構5を、備えて成る陰極線管。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管及び色選別機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー陰極線管に使用される色選別機構として、図8に示すようにアパーチャグリルと呼ばれる色選別機構が知られている。
この色選別機構39は、同図に示すように、1対の相対向する断面L字型の支持部材41及び42と、その両支持部材41、42の端部間を支持する一対のコの字状をなす弾性付与部材43及び44とから成る枠状の金属フレーム45の該両支持部材41、42間に、多数のリボン状のグリッド素体46が多数のスリット状のビーム透過孔47を形成するように、画面水平方向に沿って所定ピッチをもって配列されてなる色選別用電極薄板48が所定の張力で架張して構成される。
【0003】
この色選別機構39は、カラー蛍光面に対向して配置されるもので、3点支持或いは4点支持、図示の例では4点支持にて陰極線管体のパネル37内壁のパネルピン55に支持される。このため、フレーム45の4辺、即ち支持部材41、42及び弾性付与部材43、44の夫々に、スプリングホルダ49を介して各先端部に係合孔50を有する支持スプリング51が溶接される。色選別機構39は、この支持スプリング51の各係合孔を夫々パネル37内壁の4カ所に設けたパネルピン55に嵌合させて、パネル37に装着される。
【0004】
ところで、このような構成の色選別機構39を備えた陰極線管においては、動作時に電子ビームによってグリッド素体46が発熱し、その熱が一部フレーム45に伝えられてフレーム45が熱膨張することにより、電子ビームのミスランディングが発生する。即ち、図9に示すように、フレ−ム45の熱的影響によって1対の支持部材41、42が破線で示すように長手方向に熱膨張すると、これに追従してグリッド素体46も屁曲し、特に周辺部でのビーム透過孔47が変位する。このため、熱膨張前の位置A1 にある所定のビーム透過孔47を通過して蛍光面56の所定の位置P1 に到達していた電子ビーム53が、フレーム45の支持部材41、42の熱変形後では破線57で示すように位置A2 に変位したビーム透過孔47を通過して蛍光面56の位置P2 に到達することになり、ミスランディングが発生することになる。
【0005】
従来は、フレーム45の熱膨張によるミスランディングを補正する為に、色選別機構39にバイメタル構造による温度ドリフト補正手段を設けていた。この温度ドリフト補正手段としては、例えば、フレーム45の支持部材41、42に固着したスプリングホルダ49をバイメタル構造とすると共に、弾性付与部材43、44の裏面に、この部材43、44より熱膨張係数の大きい金属部材(STCプレート)54を固着して、ここをバイメタル構造とした構成がとられていた。バイメタル構造のスプリングホルダ49は、外側の熱膨張率の大きな金属部材と内側の熱膨張率の小さな金属部材の貼合わせ部材で形成され、且つ夫々の中間部に内方に湾曲したU字状部が設けられた構成である。
この構成では、フレーム45が熱膨張した際に、バイメタル構造により色選別機構39を蛍光面56側へ変位させてミスランディングの補正を行っている。
【0006】
また、色選別機構の他の従来例として、フレームを構成する1対の支持部材の色選別用電極薄板が架張される面とは反対側の裏面に、支持部材より熱膨張率の大きい金属部材を固着してバイメタル構造とした色選別機構も提案されている(特開平10ー255677号参照)。
また、色選別機構の他の従来例として、フレームを構成する断面L字型の1対の支持部材を、そのL字形状の全体にわたってその外側を内側より高い熱膨張率にしたバイメタル構造で形成した色選別機構も提案されている(特開2000ー357466号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子ビームのランディング余裕度が極めて少ない高精細度カラー陰極線管においては、このようなバイメタル構造による色選別機構の変位量が十分ではなく、最適なミスランディング補正が得にくい。
即ち、図8のスプリングホルダ49をバイメタル構造とした場合、色選別機構39の変位としては、フレーム45の支持部材41、42に固着されたバイメタル構造のスプリングホルダ49による変位の方が、弾性付与部材43、44に固着した金属部材(STCプレート)54による変位よりも大きい。このため、スプリングホルダ49の板厚を薄くしたり、U字状部を大きくして変位量の増大を図っているが不十分であった。
また、バイメタル構造のスプリングホルダ49の板厚を薄くすると陰極線管の耐衝撃性が劣化し、また、U字状部を大きくするとプレス成形時の加工クラック等の問題で加工形状に限界がある。従って色選別機構39として最適な変位量が求められないのが現状である。
さらに、熱膨張時にバイメタル構造のスプリングホルダ49の湾曲で色選別機構39を変位させるので、パネルピン55と支持スプリング51の間の嵌合位置が変化し、これが支持スプリング51の引っ掛かりとなり元に戻らない状態になる為に、ビームランディングがばらつく原因ともなっていた。
【0008】
また、特開平10ー255677号の色選別機構では、支持部材の裏面に金属部材を固着してバイメタル構造を構成しているので、支持部材と金属部材との隙間にゴミや油等の不純物が入り込む虞れがあり、実用に至っていない。
また、特開2000ー357466号の色選別機構では、断面L字型の部材の外側と内側で熱膨張率を異にしてバイメタル構造を構成しているが、このバイメタル構造では熱的影響を受けたとき熱膨張率の高い方の部材(外側の部材)が長手方向に熱膨張し、ミスランディング補正が十分に行えない虞れがあり、実用に至っていない。
【0009】
本発明は、上述の点に鑑み、熱的影響を受けた際の色選別機構を適正に蛍光面側へ変位させ、最適なミスランディング補正を行えるようにした陰極線管及び色選別機構を提供するするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る陰極線管は、フレームを構成する1対の支持部材が、高熱膨張率材と低熱膨張率材をはり合わせたクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、この1対の支持部材間に色選別用電極薄板が架張されてなる色選別機構を、備えた構成とする。
【0011】
本発明の陰極線管によれば、色選別機構を構成する支持部材がクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、特に断面L字型支持部材の水平部の下面側を高熱膨張率材で形成されるので、動作時に色選別機構が熱的影響を受けた時に相対向する支持部材が一様に蛍光面側へ変位し、周辺におけるミスランディングが抑制される。
【0012】
本発明に係る色選別機構は、フレームを構成する1対の支持部材が、高熱膨張率材と低熱膨張率材をはり合わせたクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、1対の支持部材間に色選別用電極薄板が架張された構成とする。
【0013】
本発明の色選別機構によれば、フレームの支持部材がクラッド材によるバイメタル鋼材で形成されるので、熱的影響を受けた時に相対向する支持部材が一様に蛍光面側へ変位する。従って、陰極線管に適用した場合、周辺におけるミスランディングの抑制が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る陰極線管の一実施の形態を示す。本実施の形態に係る陰極線管1は、陰極線管体2のパネル3内面にストライプ状の赤、緑及び青の各色蛍光体層からなるカラー蛍光面4が形成され、このカラー蛍光面4に対向して本発明による色選別機構5が配置され、管体2のネック部7に電子銃6が配置されて成る。8は偏向ヨークを示す。
この陰極線管1では、電子銃6から出射した赤、緑、青用の3本の電子ビームが色選別機構5によってカラー蛍光面4に照射され、且つ偏向ヨーク8により水平、垂直方向に走査され、所要の画像を表示する。
【0016】
色選別機構5は、図2に示すように、1対の相対向する断面L字型の支持部材10及び11と、その両支持部材10、11の端部間を支持する1対のコの字状をなす弾性付与部材12及び13とから成る枠状の金属フレーム14を設け、このフレーム14の支持部材10、11間上に、多数のリボン状のグリッド素体15が多数のスリット状のビーム透過孔16を形成するように、画面水平方向に沿って所定ピッチをもって各蛍光体ストライプを横切る方向に配列してなる色選別用電極薄板17を所定の張力で架張して構成される。弾性付与部材12、13の下側には、弾性付与部材12、13との間でバイメタル効果をもたせるために、この弾性付与部材12、13よりも熱膨張率の高い金属部材(STCプレート)18が溶接される。ここで、L字に屈曲して断面L字型とした支持部材10、11においては、その縦方向に伸びる部分を、垂直及び垂直より多少斜めに伸びることも含めて、垂直部27Vと定義し、横方向に伸びる部分を水平部27Hと定義する(図2、図3参照)。
この色選別機構5は、3点支持或いは4点支持、図示の例では4点支持にて陰極線管1のパネル3内に蛍光面4に対向して配置される。このため、フレーム14の4辺、即ち支持部材10、11及び弾性付与部材12、13の夫々にスプリングホルダ19を介して各先端部に係合孔20を有する支持スプリング21が溶接される。色選別機構5は、この支持スプリング21の各係合孔20を夫々パネル3内面の4カ所に設けられたパネルピン38に嵌合させて、パネル3に装着される。
【0017】
そして、本実施の形態では、フレーム14を構成する1対の支持部材10、11が、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26をはり合わせたクラッド材28によるバイメタル鋼材で形成される。即ち、断面L字型の支持部材10、11の垂直部27Vの上面に色選別用電極薄板17が溶接され、その水平部27Hの下面側に高熱膨張率材25が形成される。
【0018】
支持部材10、11では、図3に示すように、L字形状に屈曲した状態を上方から垂直に見たときの水平方向に延長する水平領域aの範囲に、下面側の高熱膨張率材25が形成される。高熱膨張率材25の厚みT2 は、支持部材10、11の板厚T1 の30%以上で板厚T1 未満に選ばれ、その比率(%)は陰極線管の機種に応じて適宜設定される。高熱膨張率材25の厚さT2 の比率が板厚T1 の30%より少ないと、バイメタル効果が小さくミスランディング補正が十分に行えない。
即ち、図7に示すように、フレームの支持部材のバイメタル比率、つまり支持部材の板厚T1 に対する高熱膨張率材25の厚さT2 の比率と、フレームの熱膨張によるミスランディング量(相対値)との関係を見ると、許容できるミスランディングの規格値(ミスランディング量)を25以下と定めたとき、高熱膨張率材の厚さT2 の比率は28%以上となり、安全を見て30%以上となる。
【0019】
バイメタル構造を構成する高熱膨張率材25と低熱膨張率材26との熱膨張係数差は、4.0×10−6/℃以上とするのが好ましい。熱膨張係数差が4.0×10−6/℃より小さいと、バイメタル効果が小さくミスランディング補正が十分に行えない。
【0020】
クラッド材28は通常の圧延加工で形成されるもので、本例の場合、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26とを溶接等によってはり合わせた状態で圧延加工が施される。低熱膨張率材26の一部に高熱膨張率材25をはり合わせたクラッド材(図4参照)を、所定の長さに切断し、折曲して断面L字型に成形してL字形状の水平部の下面側に高熱膨張率材25を有し、それ以外を低熱膨張率材26で形成したバイメタル構造の支持部材10、11が形成される。
【0021】
図5は、支持部材10、11の他の例を示す。本例は、高熱膨張率材25の端部25Aを垂直ではなく斜めとなるように形成し、高熱膨張率材25を剥がれにくくしている。
【0022】
次に、本実施の形態のバイメタル構造によるミスランディング補正(いわゆる温度ドリフト補正)の動作を説明する。
図6に示すように、色選別機構5が熱的影響を受けない状態(実線図示の状態)から色選別機構5が熱的影響を受けると、フレーム14の支持部材10、11が長手方向に熱膨張して色選別用電極薄板17の周辺部における任意のビーム透過孔16が位置A1 より位置A2 に変位するが、同時に支持部材自身のバイメタル構造が作用して支持部材10、11が蛍光面4側へ変位する。即ち、色選別用電極薄板17は、ビーム透過孔16をフレーム14が変形されないときのビーム透過孔16を通過する電子ビームの軌跡上の位置A3 まで変位する(点線図示の状態)。これによって、電子ビームはミスランディングが補正され、蛍光面4上で正規の位置に照射される。
【0023】
本実施の形態によれば、色選別機構5のフレーム14を構成する断面L字型支持部材10、11を、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26とが予め一体にはり合わされたクラッド材28で形成し、その垂直部27V及び水平部27Hからなる断面L字形状の水平部27Hの下面側に高熱膨張率材25を有するようにして支持部材10、11の全長にわたってバイメタル構造とすることにより、陰極線管1の動作時に色選別機構5が熱的影響を受けた際、色選別機構5の蛍光面3側への変位量が大きくとれ、画面の特に周辺部でのミスランディングを小さくすることができる。
【0024】
支持部材10、11のバイメタル構造比率、即ち低熱膨張率材26と高熱膨張率材25との厚さの比率、及び熱膨張係数を選定することにより、小型管から大型管まで自由度の高い最適変位量の設計が可能になる。
バイメタル構造のスプリングホルダの湾曲で色選別機構を変位させる構成を採らないので、支持スプリング21のパネルピン38に対する引っ掛かり等がなくなり、ビームランディングのばらつきが現象し、品質の安定したカラー陰極線管の生産ができる。
1対の支持部材10、11をクラッド材によるバイメタル鋼材で形成するので、溶接等による場合と異なり、バイメタル構造にゴミや油等の不純物等が入り込むようなこともない。
【0025】
本発明は、上述のカラー陰極線管1をセットに組み込み、例えば受像機、モニタ、ディスプレイ等の表示装置として構成することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る色選別機構によれば、フレームを構成する支持部材をバイメタル構造にすることにより、熱的影響を受けた際、色選別機構の蛍光面側への変位量を大きくとることができ、画面の特に周辺部でのミスランディングを適正に補正することができる。支持部材のバイメタル構造比率及び熱膨張係数を選定することにより、小型管から大型管まで自由度の高い最適変位量の設計を可能にする。バイメタル構造を有するスプリングホルダの歪曲で変位させる構成を採らないので、支持スプリングのパネルピンに対する引っ掛かり等がなくなる。ビームランディングのばらつきを減少することができる。支持部材をクラッド材で形成するので、支持部材のバイメタル構造にゴミや油などの不純物が入りこむことがない。
【0027】
本発明に係る陰極線管によれば、上述の色選別機構を備えることにより、品質の安定した陰極線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る色選別機構の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図3】色選別機構の支持部材の要部を示す拡大断面図である。
【図4】クラッド材の説明図である。
【図5】色選別機構の支持部材の他の例を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の色選別機構が熱膨張した際の動作を示す説明図である。
【図7】本発明による色選別機構のバイメタル構造の支持部材の板厚に対する高熱膨張率材の比率とミスランディング量との関係を示すグラフである。
【図8】従来の色選別機構の概略構成図である。
【図9】ミスランディングの説明図である。
【符号の説明】
1・・・陰極線管、2・・・陰極線管体、3・・・パネル、4・・・蛍光面、5・・・色選別電極、6・・・電子銃、10,11・・・支持部材、12,13・・・弾性付与部材、14・・・フレーム、15・・・グリッド素体、16・・・ビーム透過孔、17・・・色選別用電極薄板、18・・・金属部材(STC)、19・・・スプリングホルダ、20・・・係合孔、21・・・支持スプリング、25・・・高熱膨張率材、26・・・低熱膨張率材、27V・・・垂直部、27H・・・水平部
【発明の属する技術分野】
本発明は、陰極線管及び色選別機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー陰極線管に使用される色選別機構として、図8に示すようにアパーチャグリルと呼ばれる色選別機構が知られている。
この色選別機構39は、同図に示すように、1対の相対向する断面L字型の支持部材41及び42と、その両支持部材41、42の端部間を支持する一対のコの字状をなす弾性付与部材43及び44とから成る枠状の金属フレーム45の該両支持部材41、42間に、多数のリボン状のグリッド素体46が多数のスリット状のビーム透過孔47を形成するように、画面水平方向に沿って所定ピッチをもって配列されてなる色選別用電極薄板48が所定の張力で架張して構成される。
【0003】
この色選別機構39は、カラー蛍光面に対向して配置されるもので、3点支持或いは4点支持、図示の例では4点支持にて陰極線管体のパネル37内壁のパネルピン55に支持される。このため、フレーム45の4辺、即ち支持部材41、42及び弾性付与部材43、44の夫々に、スプリングホルダ49を介して各先端部に係合孔50を有する支持スプリング51が溶接される。色選別機構39は、この支持スプリング51の各係合孔を夫々パネル37内壁の4カ所に設けたパネルピン55に嵌合させて、パネル37に装着される。
【0004】
ところで、このような構成の色選別機構39を備えた陰極線管においては、動作時に電子ビームによってグリッド素体46が発熱し、その熱が一部フレーム45に伝えられてフレーム45が熱膨張することにより、電子ビームのミスランディングが発生する。即ち、図9に示すように、フレ−ム45の熱的影響によって1対の支持部材41、42が破線で示すように長手方向に熱膨張すると、これに追従してグリッド素体46も屁曲し、特に周辺部でのビーム透過孔47が変位する。このため、熱膨張前の位置A1 にある所定のビーム透過孔47を通過して蛍光面56の所定の位置P1 に到達していた電子ビーム53が、フレーム45の支持部材41、42の熱変形後では破線57で示すように位置A2 に変位したビーム透過孔47を通過して蛍光面56の位置P2 に到達することになり、ミスランディングが発生することになる。
【0005】
従来は、フレーム45の熱膨張によるミスランディングを補正する為に、色選別機構39にバイメタル構造による温度ドリフト補正手段を設けていた。この温度ドリフト補正手段としては、例えば、フレーム45の支持部材41、42に固着したスプリングホルダ49をバイメタル構造とすると共に、弾性付与部材43、44の裏面に、この部材43、44より熱膨張係数の大きい金属部材(STCプレート)54を固着して、ここをバイメタル構造とした構成がとられていた。バイメタル構造のスプリングホルダ49は、外側の熱膨張率の大きな金属部材と内側の熱膨張率の小さな金属部材の貼合わせ部材で形成され、且つ夫々の中間部に内方に湾曲したU字状部が設けられた構成である。
この構成では、フレーム45が熱膨張した際に、バイメタル構造により色選別機構39を蛍光面56側へ変位させてミスランディングの補正を行っている。
【0006】
また、色選別機構の他の従来例として、フレームを構成する1対の支持部材の色選別用電極薄板が架張される面とは反対側の裏面に、支持部材より熱膨張率の大きい金属部材を固着してバイメタル構造とした色選別機構も提案されている(特開平10ー255677号参照)。
また、色選別機構の他の従来例として、フレームを構成する断面L字型の1対の支持部材を、そのL字形状の全体にわたってその外側を内側より高い熱膨張率にしたバイメタル構造で形成した色選別機構も提案されている(特開2000ー357466号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子ビームのランディング余裕度が極めて少ない高精細度カラー陰極線管においては、このようなバイメタル構造による色選別機構の変位量が十分ではなく、最適なミスランディング補正が得にくい。
即ち、図8のスプリングホルダ49をバイメタル構造とした場合、色選別機構39の変位としては、フレーム45の支持部材41、42に固着されたバイメタル構造のスプリングホルダ49による変位の方が、弾性付与部材43、44に固着した金属部材(STCプレート)54による変位よりも大きい。このため、スプリングホルダ49の板厚を薄くしたり、U字状部を大きくして変位量の増大を図っているが不十分であった。
また、バイメタル構造のスプリングホルダ49の板厚を薄くすると陰極線管の耐衝撃性が劣化し、また、U字状部を大きくするとプレス成形時の加工クラック等の問題で加工形状に限界がある。従って色選別機構39として最適な変位量が求められないのが現状である。
さらに、熱膨張時にバイメタル構造のスプリングホルダ49の湾曲で色選別機構39を変位させるので、パネルピン55と支持スプリング51の間の嵌合位置が変化し、これが支持スプリング51の引っ掛かりとなり元に戻らない状態になる為に、ビームランディングがばらつく原因ともなっていた。
【0008】
また、特開平10ー255677号の色選別機構では、支持部材の裏面に金属部材を固着してバイメタル構造を構成しているので、支持部材と金属部材との隙間にゴミや油等の不純物が入り込む虞れがあり、実用に至っていない。
また、特開2000ー357466号の色選別機構では、断面L字型の部材の外側と内側で熱膨張率を異にしてバイメタル構造を構成しているが、このバイメタル構造では熱的影響を受けたとき熱膨張率の高い方の部材(外側の部材)が長手方向に熱膨張し、ミスランディング補正が十分に行えない虞れがあり、実用に至っていない。
【0009】
本発明は、上述の点に鑑み、熱的影響を受けた際の色選別機構を適正に蛍光面側へ変位させ、最適なミスランディング補正を行えるようにした陰極線管及び色選別機構を提供するするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る陰極線管は、フレームを構成する1対の支持部材が、高熱膨張率材と低熱膨張率材をはり合わせたクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、この1対の支持部材間に色選別用電極薄板が架張されてなる色選別機構を、備えた構成とする。
【0011】
本発明の陰極線管によれば、色選別機構を構成する支持部材がクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、特に断面L字型支持部材の水平部の下面側を高熱膨張率材で形成されるので、動作時に色選別機構が熱的影響を受けた時に相対向する支持部材が一様に蛍光面側へ変位し、周辺におけるミスランディングが抑制される。
【0012】
本発明に係る色選別機構は、フレームを構成する1対の支持部材が、高熱膨張率材と低熱膨張率材をはり合わせたクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、1対の支持部材間に色選別用電極薄板が架張された構成とする。
【0013】
本発明の色選別機構によれば、フレームの支持部材がクラッド材によるバイメタル鋼材で形成されるので、熱的影響を受けた時に相対向する支持部材が一様に蛍光面側へ変位する。従って、陰極線管に適用した場合、周辺におけるミスランディングの抑制が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る陰極線管の一実施の形態を示す。本実施の形態に係る陰極線管1は、陰極線管体2のパネル3内面にストライプ状の赤、緑及び青の各色蛍光体層からなるカラー蛍光面4が形成され、このカラー蛍光面4に対向して本発明による色選別機構5が配置され、管体2のネック部7に電子銃6が配置されて成る。8は偏向ヨークを示す。
この陰極線管1では、電子銃6から出射した赤、緑、青用の3本の電子ビームが色選別機構5によってカラー蛍光面4に照射され、且つ偏向ヨーク8により水平、垂直方向に走査され、所要の画像を表示する。
【0016】
色選別機構5は、図2に示すように、1対の相対向する断面L字型の支持部材10及び11と、その両支持部材10、11の端部間を支持する1対のコの字状をなす弾性付与部材12及び13とから成る枠状の金属フレーム14を設け、このフレーム14の支持部材10、11間上に、多数のリボン状のグリッド素体15が多数のスリット状のビーム透過孔16を形成するように、画面水平方向に沿って所定ピッチをもって各蛍光体ストライプを横切る方向に配列してなる色選別用電極薄板17を所定の張力で架張して構成される。弾性付与部材12、13の下側には、弾性付与部材12、13との間でバイメタル効果をもたせるために、この弾性付与部材12、13よりも熱膨張率の高い金属部材(STCプレート)18が溶接される。ここで、L字に屈曲して断面L字型とした支持部材10、11においては、その縦方向に伸びる部分を、垂直及び垂直より多少斜めに伸びることも含めて、垂直部27Vと定義し、横方向に伸びる部分を水平部27Hと定義する(図2、図3参照)。
この色選別機構5は、3点支持或いは4点支持、図示の例では4点支持にて陰極線管1のパネル3内に蛍光面4に対向して配置される。このため、フレーム14の4辺、即ち支持部材10、11及び弾性付与部材12、13の夫々にスプリングホルダ19を介して各先端部に係合孔20を有する支持スプリング21が溶接される。色選別機構5は、この支持スプリング21の各係合孔20を夫々パネル3内面の4カ所に設けられたパネルピン38に嵌合させて、パネル3に装着される。
【0017】
そして、本実施の形態では、フレーム14を構成する1対の支持部材10、11が、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26をはり合わせたクラッド材28によるバイメタル鋼材で形成される。即ち、断面L字型の支持部材10、11の垂直部27Vの上面に色選別用電極薄板17が溶接され、その水平部27Hの下面側に高熱膨張率材25が形成される。
【0018】
支持部材10、11では、図3に示すように、L字形状に屈曲した状態を上方から垂直に見たときの水平方向に延長する水平領域aの範囲に、下面側の高熱膨張率材25が形成される。高熱膨張率材25の厚みT2 は、支持部材10、11の板厚T1 の30%以上で板厚T1 未満に選ばれ、その比率(%)は陰極線管の機種に応じて適宜設定される。高熱膨張率材25の厚さT2 の比率が板厚T1 の30%より少ないと、バイメタル効果が小さくミスランディング補正が十分に行えない。
即ち、図7に示すように、フレームの支持部材のバイメタル比率、つまり支持部材の板厚T1 に対する高熱膨張率材25の厚さT2 の比率と、フレームの熱膨張によるミスランディング量(相対値)との関係を見ると、許容できるミスランディングの規格値(ミスランディング量)を25以下と定めたとき、高熱膨張率材の厚さT2 の比率は28%以上となり、安全を見て30%以上となる。
【0019】
バイメタル構造を構成する高熱膨張率材25と低熱膨張率材26との熱膨張係数差は、4.0×10−6/℃以上とするのが好ましい。熱膨張係数差が4.0×10−6/℃より小さいと、バイメタル効果が小さくミスランディング補正が十分に行えない。
【0020】
クラッド材28は通常の圧延加工で形成されるもので、本例の場合、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26とを溶接等によってはり合わせた状態で圧延加工が施される。低熱膨張率材26の一部に高熱膨張率材25をはり合わせたクラッド材(図4参照)を、所定の長さに切断し、折曲して断面L字型に成形してL字形状の水平部の下面側に高熱膨張率材25を有し、それ以外を低熱膨張率材26で形成したバイメタル構造の支持部材10、11が形成される。
【0021】
図5は、支持部材10、11の他の例を示す。本例は、高熱膨張率材25の端部25Aを垂直ではなく斜めとなるように形成し、高熱膨張率材25を剥がれにくくしている。
【0022】
次に、本実施の形態のバイメタル構造によるミスランディング補正(いわゆる温度ドリフト補正)の動作を説明する。
図6に示すように、色選別機構5が熱的影響を受けない状態(実線図示の状態)から色選別機構5が熱的影響を受けると、フレーム14の支持部材10、11が長手方向に熱膨張して色選別用電極薄板17の周辺部における任意のビーム透過孔16が位置A1 より位置A2 に変位するが、同時に支持部材自身のバイメタル構造が作用して支持部材10、11が蛍光面4側へ変位する。即ち、色選別用電極薄板17は、ビーム透過孔16をフレーム14が変形されないときのビーム透過孔16を通過する電子ビームの軌跡上の位置A3 まで変位する(点線図示の状態)。これによって、電子ビームはミスランディングが補正され、蛍光面4上で正規の位置に照射される。
【0023】
本実施の形態によれば、色選別機構5のフレーム14を構成する断面L字型支持部材10、11を、高熱膨張率材25と低熱膨張率材26とが予め一体にはり合わされたクラッド材28で形成し、その垂直部27V及び水平部27Hからなる断面L字形状の水平部27Hの下面側に高熱膨張率材25を有するようにして支持部材10、11の全長にわたってバイメタル構造とすることにより、陰極線管1の動作時に色選別機構5が熱的影響を受けた際、色選別機構5の蛍光面3側への変位量が大きくとれ、画面の特に周辺部でのミスランディングを小さくすることができる。
【0024】
支持部材10、11のバイメタル構造比率、即ち低熱膨張率材26と高熱膨張率材25との厚さの比率、及び熱膨張係数を選定することにより、小型管から大型管まで自由度の高い最適変位量の設計が可能になる。
バイメタル構造のスプリングホルダの湾曲で色選別機構を変位させる構成を採らないので、支持スプリング21のパネルピン38に対する引っ掛かり等がなくなり、ビームランディングのばらつきが現象し、品質の安定したカラー陰極線管の生産ができる。
1対の支持部材10、11をクラッド材によるバイメタル鋼材で形成するので、溶接等による場合と異なり、バイメタル構造にゴミや油等の不純物等が入り込むようなこともない。
【0025】
本発明は、上述のカラー陰極線管1をセットに組み込み、例えば受像機、モニタ、ディスプレイ等の表示装置として構成することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る色選別機構によれば、フレームを構成する支持部材をバイメタル構造にすることにより、熱的影響を受けた際、色選別機構の蛍光面側への変位量を大きくとることができ、画面の特に周辺部でのミスランディングを適正に補正することができる。支持部材のバイメタル構造比率及び熱膨張係数を選定することにより、小型管から大型管まで自由度の高い最適変位量の設計を可能にする。バイメタル構造を有するスプリングホルダの歪曲で変位させる構成を採らないので、支持スプリングのパネルピンに対する引っ掛かり等がなくなる。ビームランディングのばらつきを減少することができる。支持部材をクラッド材で形成するので、支持部材のバイメタル構造にゴミや油などの不純物が入りこむことがない。
【0027】
本発明に係る陰極線管によれば、上述の色選別機構を備えることにより、品質の安定した陰極線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る色選別機構の一実施の形態を示す概略構成図である。
【図3】色選別機構の支持部材の要部を示す拡大断面図である。
【図4】クラッド材の説明図である。
【図5】色選別機構の支持部材の他の例を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の色選別機構が熱膨張した際の動作を示す説明図である。
【図7】本発明による色選別機構のバイメタル構造の支持部材の板厚に対する高熱膨張率材の比率とミスランディング量との関係を示すグラフである。
【図8】従来の色選別機構の概略構成図である。
【図9】ミスランディングの説明図である。
【符号の説明】
1・・・陰極線管、2・・・陰極線管体、3・・・パネル、4・・・蛍光面、5・・・色選別電極、6・・・電子銃、10,11・・・支持部材、12,13・・・弾性付与部材、14・・・フレーム、15・・・グリッド素体、16・・・ビーム透過孔、17・・・色選別用電極薄板、18・・・金属部材(STC)、19・・・スプリングホルダ、20・・・係合孔、21・・・支持スプリング、25・・・高熱膨張率材、26・・・低熱膨張率材、27V・・・垂直部、27H・・・水平部
Claims (8)
- フレームを構成する1対の支持部材が、高熱膨張率材と低熱膨張率材をはり合わせたクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、前記1対の支持部材間に色選別用電極薄板が架張されてなる色選別機構を、備えて成る
ことを特徴とする陰極線管。 - 前記フレームの1対の支持部材が断面L字型に形成され、
前記断面L字型の垂直部の上面に前記色選別用電極薄板が接合され、
前記断面L字型の水平部の下面側が前記高熱膨張率材で形成されて成る
ことを特徴とする請求項1記載の陰極線管。 - 前記高熱膨張率材の厚みが、前記支持部材の板厚の30%以上で該板厚未満である
ことを特徴とする請求項2記載の陰極線管。 - 前記高熱膨張率材と前記低熱膨張率材との熱膨張係数差が4.0×10−6/℃以上である
ことを特徴とする請求項1記載の陰極線管。 - フレームを構成する1対の支持部材が、高熱膨張率材と低熱膨張率材をはり合わせたクラッド材によるバイメタル鋼材で形成され、
前記1対の支持部材間に色選別用電極薄板が架張されて成る
ことを特徴とする色選別機構。 - 前記フレームの1対の支持部材が断面L字型に形成され、
前記断面L字型の垂直部の上面に前記色選別用電極薄板が接合され、
前記断面L字型の水平部の下面側が前記高熱膨張率材で形成されて成る
ことを特徴とする請求項5記載の色選別機構。 - 前記高熱膨張率材の厚みが、前記支持部材の板厚の30%以上で該板厚未満である
ことを特徴とする請求項6記載の色選別機構。 - 前記高熱膨張率材と前記低熱膨張率材との熱膨張係数差が4.0×10−6/℃以上である
ことを特徴とする請求項5記載の色選別機構。
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