JP2004015686A - 記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体 - Google Patents
記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】外部コントローラから、現在使用しているリムーバブルメディアに記録されているデータのTV信号形式を取得できる記録再生装置もしくは再生装置を提供する。
【解決手段】所定のコマンドを受信すると、コマンド受信応答部は、信号方式取得部で取得した、現在使用されているリムーバブルメディアに記録されているデータのTV信号形式をレスポンスとして応答する。
【選択図】 図6
【解決手段】所定のコマンドを受信すると、コマンド受信応答部は、信号方式取得部で取得した、現在使用されているリムーバブルメディアに記録されているデータのTV信号形式をレスポンスとして応答する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リムーバブルメディアへの記録再生を行う記録再生装置もしくはリムーバブルメディアの再生を行う再生装置、リムーバブルメディアへの記録を行う記録再生装置へのデータ送信方法、伝送相手の記録再生装置もしくは再生装置が現在使用しようとしているリムーバブルメディアへの記録やリムーバブルメディアの再生が可能かどうかを確認するリムーバブルメディアと機器との対応を確認するリムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LSI技術の向上に伴って映像情報や音声情報をディジタル化して伝送するネットワークが開発されつつある。映像信号や音声信号はリアルタイムで再生される必要があるため、リアルタイム伝送が可能なネットワークが必要となる。
【0003】
このようなリアルタイム伝送に適したネットワークとしてIEEE1394というネットワークがある。IEEE1394はシリアルの高速バスシステムで、データを同期伝送できるため、リアルタイム伝送が可能である。
【0004】
IEEE1394は、家庭用ディジタルVCR(以下DVと記述)やD−VHS、衛星放送などからMPEG2データを受信するSet Top Box(以下、STBと記述)を始め、多くのAV機器に外部用インタフェースとして搭載することができる。IEEE1394を用いることにより、AV機器間でのリアルタイムデータ伝送を行うことができる。IEEE1394を用いてDVやMPEG2などのAVデータを伝送するための規格としてIEC61883が制定されている。
【0005】
またそれらのAV機器を制御することを目的としたコマンドセットとして、「AV/C Digital Interface Command Set」がIEEE1394 Trade Associationにおいて規格化されている。ここで規格化されているコマンドは、AV/Cコマンドと呼ばれている。
【0006】
一方、現在飛躍的に市場をのばしているAV機器に、DVDビデオレコーダがある。DVDビデオレコーダは、DVD−RAM形式のリムーバブルメディア(DVD−RAMディスク)やDVD−R形式のリムーバブルメディア(DVD−Rディスク)に対し、MPEG2PS形式のデータを記録再生することができ、従来のVHS方式のVTRと同様の使い方をすることができる。
【0007】
DVDビデオレコーダは、VTRと同様にアナログ映像音声信号を入出力とするが、他のAV機器からディジタル信号を入力する機能がついているものがある。例えば、外部インタフェースとしてIEEE1394インタフェースを装備し、DV形式のムービーやPCから、DV形式のデータを受信し、これをMPEG2PS形式に変換し、DVD−RAMディスクに記録することが可能な機種が実際に商品化されている。こうしたDV形式のデータを記録可能なDVD−RAMレコーダは、IEC61883を準拠しており、また機器制御を行うためにAV/Cコマンドを実装している。
【0008】
DV形式のデータを記録可能なDVDビデオレコーダについて、図1を用いて説明する。
【0009】
図1は、DVDビデオレコーダの構成例である。図1において、101はDVDビデオレコーダ、102は記録再生部、103は制御部、104はコマンド受信応答部、105はDVD−RAMディスク、106はDVデコーダ、107はMPEG2エンコーダ、108はMPEG2デコーダ、109はD/Aコンバータ、110はA/Dコンバータ、111は出力端子、112は入力端子、113はIEEE1394インタフェース、114はIEEE1394バス、115はPC、116はMPEG2PSデータ、117はベースバンドデータ、118はDVデータ、119はアナログデータ、121は動作制御指示、122は応答、123はAV/Cコマンド、124はAV/Cレスポンスである。
【0010】
まずDVDビデオレコーダ101における、アナログ入力記録動作について説明する。
【0011】
入力端子112より入力されたアナログデータ119は、A/Dコンバータ110でデジタル化され、ベースバンドデータ117としてMPEG2エンコーダ107に出力される。MPEG2エンコーダ107は、受け取ったベースバンドデータ117をMPEG2PS形式のデータであるMPEG2PSデータ116にエンコードし、記録再生部102に出力する。記録再生部102は、MPEG2PSデータ116をDVD−RAMディスク105に記録する。
【0012】
次にDVDビデオレコーダ101における、DV入力記録動作について説明する。
【0013】
IEEE1394インタフェース113は、PC115から出力されたDVデータ118をIEEE1394バス114経由で受信すると、DVデコーダ106に出力する。DVデコーダ106は、受け取ったDVデータ118をベースバンドデータ117にデコードし、MPEG2エンコーダ107に出力する。以下同様に、MPEG2エンコーダ107は、受け取ったベースバンドデータ117をMPEG2PS形式のデータであるMPEG2PSデータ116にエンコードして記録再生部102に出力し、記録再生部102は、受け取ったMPEG2PSデータ116をDVD−RAMディスク105に記録する。
【0014】
次にDVDビデオレコーダ101における、再生動作について説明する。
【0015】
記録再生部102は、DVD−RAMディスク105から再生し取り出したMPEG2PSデータ116をMPEG2デコーダ108に出力する。MPEG2デコーダ108は、受け取ったMPEG2PSデータ116をベースバンドデータ117にデコードし、D/Aコンバータ109に出力する。D/Aコンバータ109は受け取ったベースバンドデータ117をアナログデータ119に変換し、出力端子111から出力する。
【0016】
制御部103は、これらの動作の制御を行っている。例えば記録開始や再生開始をユーザが行う場合には、リモコンやDVDビデオレコーダ101に搭載したボタンでも行えるが、ここでは外部機器であるPC115から行う場合の動作について、以下説明する。
【0017】
IEEE1394インタフェース113は、PC115から出力されたAV/Cコマンド123をIEEE1394バス114経由で受信すると、AV/Cコマンド123をコマンド受信応答部104に出力する。コマンド受信応答部104は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容を解釈し、制御部103に解釈した内容を動作制御指示121として出力する。動作制御指示としては、例えば、記録開始/停止、再生開始/停止、早送り、動作状態取得などがある。
【0018】
制御部103は、受け取った動作制御指示121を実行し、その結果を応答122としてコマンド受信応答部104に出力する。このとき指定された動作を何らかの理由で実行できなかった場合は、実行できなかったということを応答122として出力する。
【0019】
コマンド受信応答部104は、受け取った応答122からAV/Cレスポンス124を作成し、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cレスポンス124をIEEE1394バス114を通してPC115に出力する。
【0020】
またコマンド受信応答部104は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容が、想定外のものであった場合には、制御部103に動作制御指示121を出さずに、そのコマンドには対応していないということをAV/Cレスポンス124としてIEEE1394インタフェース113に出力してもよい。
【0021】
次に、AV/CコマンドおよびAV/Cレスポンスについて図2〜図5を用いて簡単に説明する。
【0022】
図2は、DVDビデオレコーダのユニット構成図である。図2において、201はベンダーユニークユニット、202はベンダーユニークサブユニット、203はPC、204はユニット宛コマンド、205はサブユニット宛コマンドである。
【0023】
図3は、AV/Cコマンドのフレームフォーマットである。
【0024】
図4は、AV/Cレスポンスのフレームフォーマットである。
【0025】
図5は、入力可能な信号フォーマットを問い合わせるAV/Cコマンドの例である。
【0026】
「AV/C Digital Interface Command Set」規格においては、機器を表すAV/Cユニット(以下、ユニットと表記)と機器内の機能を表すAV/Cサブユニット(以下、サブユニットと表記)が定義されている。例えば、DV形式のビデオカメラは「テープレコーダ/プレーヤユニット」であり、内部にはカメラ機能を表す「カメラサブユニット」と、VTRを表す「テープレコーダ/プレーヤサブユニット」を持っている。
【0027】
DVDビデオレコーダ101は、IEEE1394経由で入力するのはDVデータで、DVD−RAMディスク105に記録するのはMPEG2PSデータである特殊性から、機器のベンダーが独自で定義できる「ベンダーユニークユニット」、DVD−RAMディスクへの記録再生機能は「ベンダーユニークサブユニット」として表され、図2のようになっている。
【0028】
「AV/C Digital Interface Command Set」規格では、機器全体の動作制御(電源ON/OFF、どのようなサブユニットが含まれているかの問い合わせなど)はユニット宛コマンド204として定義し、各機能毎の動作制御(再生開始、早送りなど)はサブユニット宛コマンド205として定義されている。
【0029】
AV/CコマンドやAV/Cレスポンスは、IEEE1394におけるAsynchronous伝送を用いて伝送され、そのプロトコルはIEC61883で規定されている。AV/CコマンドおよびAV/Cレスポンスのフレームフォーマットは、それぞれ図3および図4のようになっている。図3および図4における各フィールドは以下のように定義される。
【0030】
CTSはAV/Cコマンドであることを表す0hが必ず代入されている。ここでは、語尾に”h”をつけた数値は、16進数で表現された数値であるものとする。
【0031】
ctypeはAV/Cコマンドの種類を表す。例えば0hはある動作を実行させるcontrolコマンドを表し、1hは状態を取得するstatusコマンドを表している。
【0032】
responseは、AV/Cレスポンスの種類を表す。例えば9hはある動作を実行できたことを表すACCEPTED、Chは状態を取得できたことを表すSTABLE、Ahは指定された動作を実行できなかったことを表すREJECTED、8hは指定されたAV/Cコマンドを実装していないことを表すNOT_IMPLEMENTEDである。
【0033】
subunit_typeおよびsubunit_IDは、AV/Cコマンドを送る相手のサブユニットを表している。subunit_typeにおいては、例えば4hはテープレコーダ/プレーヤサブユニットを、1Chはベンダーユニークサブユニットを表している。同じサブユニットが複数個存在した場合は、subunit_IDで区別する。通常0から始まり、以降1、2、3・・・となる。ユニット宛コマンドの場合には、subunit_typeには1Fhを、subunit_IDには7hを代入する。以降subunit_typeおよびsubunit_IDを合わせたフィールドをaddressと表記する。
【0034】
opcodeおよびoperand[n]は、各コマンドの内容や必要なパラメータを表し、statusコマンドに対するAV/Cレスポンスの場合にはその結果が代入される。operand[]の個数は最大509個である。
【0035】
またDVDビデオレコーダには、NTSC形式のデータとPAL形式のデータの両方を受け付けられる機種があり、機器の設定により切り替えるようになっている。AV/Cコマンドを用いることにより、どちらのTV信号形式のデータを受け付けられるかを問い合わせることが可能である。図5は機器の入力可能な信号フォーマットを問い合わせるINPUT PLUG SIGNAL FORMAT statusコマンドの動作例である。このコマンドの各フィールドの値は図5の「コマンド」のようになっている。
【0036】
図5で、OPCはOpcodeを、OPR0、OPR1、OPR2・・・はそれぞれoperand[0]、operand[1]、operand[2]・・・を表している。
【0037】
このコマンドに対するAV/Cレスポンスは、現在設定しているTV信号形式によって異なる。NTSC形式の場合には図5の「NTSC時のレスポンス」を、PAL形式の場合には図5の「PAL時のレスポンス」を返す。外部機器は、このコマンドを用い、それに対するAV/Cレスポンスを見ることにより、DVDビデオレコーダが入力可能なデータのTV信号形式を知ることが可能である。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、NTSCおよびPAL、複数のTV信号形式のデータを入力可能なDVDビデオレコーダに対し、PCなどの外部機器はAV/Cコマンドを用いることにより、どちらのTV信号形式に設定されているかを知ることができる。
【0039】
ところでDVD−RAMの規格「DVD Specification for Rewritable/Re−recording Disc: Part3 VIDEO RECORDING」においては、1枚のディスクに複数のTV信号は混在できないという規定がある。すなわち、1枚のディスクにはNTSCかPALのいずれかのデータしか記録できないようになっている。このため、DVDビデオレコーダのTV信号形式の設定と一致しているデータをPCなど外部機器からDVDビデオレコーダに送信しようとしても、ディスクに記録できない可能性がある。しかし外部機器からディスクにすでに記録されているデータのTV信号形式を知る手段がなかったために、これから送信しようとするデータを確実に記録できるかどうかをあらかじめ知ることはできず、場合によっては記録を終了した後にそのデータを再生してみないと正しく記録できていたかを確認できないという問題点があった。
【0040】
同様に、PCなど外部コントローラからDVDビデオレコーダの再生を制御する際に、現在挿入されているディスクを、DVDビデオレコーダが本当に再生できるかどうかをあらかじめ知ることはできないという問題点があった。
【0041】
本発明は、このような従来の問題点を鑑みてなされたものであって、データを送信する前に前もってそのデータをディスクに記録できるかどうかを確認する、もしくは現在挿入されているディスクを前もって正しく再生できるかどうかを確認することができる記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体である。
【0042】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、外部から入力される第1フォーマットのデータを受信し、また外部から入力されるコマンドを受信し、また外部へコマンドレスポンスを送信するインタフェースと、前記インタフェースから第1フォーマットのデータを入力してベースバンド信号を生成するデコーダと、前記デコーダからベースバンド信号を入力して第2フォーマットのデータにエンコードするエンコーダと、前記エンコーダから第2フォーマットのデータを入力してリムーバブルメディアに記録し、またリムーバブルメディアから第2フォーマットのデータを含む記録データを再生する記録再生手段と、前記インタフェースが受信したコマンドが前記リムーバブルメディアに記録されているTV信号形式を問い合わせるコマンドのときに、TV信号形式を入力してコマンドレスポンスとして前記インタフェースへ出力するコマンド受信応答手段と、前記インタフェースが受信したコマンドに基づいて、前記記録再生手段の記録再生を制御する制御手段と、前記記録再生手段から再生された記録データからTV信号形式を取得して前記コマンド受信応答手段へ出力するTV信号形式取得手段とを有することを特徴とする記録再生装置である。
【0043】
また、請求項2記載の発明は、前記TV信号形式取得手段は、前記記録再生手段において再生した前記リムーバブルメディアに記録されている前記第2フォーマットのデータを調べることで、前記TV信号形式を識別することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置である。
【0044】
また、請求項3記載の発明は、アナログ入力端子と、アナログ出力端子と前記アナログ入力端子から入力したアナログ入力信号をベースバンド信号に変換し、前記エンコーダに出力するA/Dコンバータと、前記記録再生手段で再生した第2フォーマットのデータをデコードしてベースバンド信号を出力する第2デコーダと、前記第2デコーダが出力したベースバンド信号をアナログ出力信号に変換して前記アナログ出力端子から出力するD/Aコンバータとをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載の記録再生装置である。
【0045】
また、請求項4記載の発明は、外部から入力されるコマンドを受信し、また外部へコマンドレスポンスを送信し、また外部へ第1フォーマットのデータを送信するインタフェースと、前記インタフェースが受信したコマンドがリムーバブルメディアに記録されているTV信号形式を問い合わせるコマンドのときに、TV信号形式を入力してコマンドレスポンスとして前記インタフェースへ出力するコマンド受信応答手段と、リムーバブルメディアから第2フォーマットのデータを含む記録データを再生する再生手段と、前記インタフェースが受信したコマンドに基づいて、前記再生手段の再生を制御する制御手段と、前記再生手段から再生された記録データからTV信号形式を取得して前記コマンド受信応答手段へ出力するTV信号形式取得手段と、前記再生手段から前記第2フォーマットのデータを入力してベースバンド信号を生成するデコーダと、前記デコーダからベースバンド信号を入力して第1フォーマットのデータにエンコードし前記インタフェースに出力するエンコーダとを有することを特徴とする再生装置である。
【0046】
また、請求項5記載の発明は、前記TV信号形式取得手段は、前記再生手段において再生した前記リムーバブルメディアに記録されている前記第2フォーマットのデータを調べることで、前記TV信号形式を識別することを特徴とする請求項4記載の再生装置である。
【0047】
また、請求項6記載の発明は、アナログ出力端子と前記デコーダが出力したベースバンド信号をアナログ出力信号に変換して前記アナログ出力端子から出力するD/Aコンバータとをさらに有することを特徴とする請求項4または請求項5いずれかに記載の再生装置である。
【0048】
また、請求項7記載の発明は、出力データの送信指示を受け取るステップと、前記出力データのTV信号形式を取得するステップと、送信相手の記録再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データのTV信号形式を取得するステップと、前記出力データのTV信号形式と前記記録データのTV信号形式とが一致しない場合は、前記出力データの送信を中断するステップと、前記出力データのTV信号形式と前記記録データのTV信号形式とが一致する場合は、前記出力データの送信を開始するステップとを有することを特徴とするデータ送信方法である。
【0049】
また、請求項8記載の発明は、前記送信相手の記録再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データのTV信号形式の取得方法は、前記記録データのTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項7記載のデータ送信方法である。
【0050】
また、請求項9記載の発明は、確認指示を受けるステップと、伝送相手の記録再生装置の記録再生もしくは伝送相手の再生装置の再生が可能な第1TV信号形式を取得するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データの第2TV信号形式を取得するステップと、前記第1TV信号形式と前記第2TV信号形式が一致する場合は、前記リムーバブルメディアは前記記録再生装置の記録再生もしくは前記再生装置の再生が可能と判断するステップと、前記第1TV信号形式と前記第2TV信号形式が一致しない場合は、前記リムーバブルメディアは前記記録再生装置の記録再生もしくは前記再生装置の再生が不可能と判断するステップとを有することを特徴とするリムーバブルメディア確認方法である。
【0051】
また、請求項10記載の発明は、前記記録再生装置もしくは前記再生装置からの前記第2TV信号形式の取得方法は、前記記録データのTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置もしくは前記再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項9記載のリムーバブルメディア確認方法である。
【0052】
また、請求項11記載の発明は、前記記録再生装置もしくは前記再生装置が再生可能な前記第1TV信号形式の取得方法は、前記記録再生装置もしくは前記再生装置が現在再生可能なTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置もしくは前記再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項9記載のリムーバブルメディア確認方法である。
【0053】
また、請求項12記載の発明は、請求項7または請求項8のいずれかに記載のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムである。
【0054】
また、請求項13記載の発明は、コンピュータにより処理可能な媒体であって、請求項12に記載のプログラムを担持したことを特徴とする媒体。
【0055】
また、請求項14記載の発明は、請求項9ないし請求項11のいずれかに記載のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムである。
【0056】
また、請求項15記載の発明は、コンピュータにより処理可能な媒体であって、請求項14に記載のプログラムを担持したことを特徴とする媒体。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0058】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図6を用いて説明する。
【0059】
図6は、DVDビデオレコーダの構成例である。図6において、601はDVDビデオレコーダ、602はコマンド受信応答部、603はTV信号形式取得部、604はTV信号形式、605は取得指示である。
【0060】
図6において、DVDビデオレコーダ601の記録動作および再生動作は、従来の技術のDVDビデオレコーダの動作と同様に実行される。
【0061】
さて、PC115は、DVDビデオレコーダ601に現在挿入されているDVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を、以下のように問い合わせることができる。
【0062】
PC115は、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドをAV/Cコマンド123をIEEE1394バス114経由でDVDビデオレコーダ601に出力する。
【0063】
IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cコマンド123をコマンド受信応答部602に出力する。コマンド受信応答部602は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容を解釈し、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドであった場合には、TV信号形式取得部603に取得指示605を出力する。TV信号形式取得部603は、記録再生部102を通してDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べ、コマンド受信応答部602から取得指示605を受け取ると、TV信号形式604を返す。TV信号形式取得部603がDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べるのは、取得指示605を受け取った時でもよいし、例えばDVD−RAMディスク105挿入時などにあらかじめ調べておくのでも構わない。またTV信号形式取得部603は、DVD−RAMディスク105には何も記録されていない場合には、「TV信号形式は不定である」ということをコマンド受信応答部602に出力し、メディアが挿入されていない場合や記録再生不可能なメディアが挿入されていた場合には、「何らかの理由で取得できなかった」ということをコマンド受信応答部602に出力する。
【0064】
コマンド受信応答部602は、受け取ったTV信号形式604からAV/Cレスポンス124を作成し、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cレスポンス124をIEEE1394バス114を通してPC115に出力する。
【0065】
PC115は、受け取ったAV/Cレスポンス124の内容を見ることにより、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を知ることができる。
【0066】
以上、説明したように、PC115はデータを実際に送信する前にDVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を知ることで、送信しようとしているデータを正しく記録できるかどうかをあらかじめ確認することができる。例えば送信しようとしているデータがNTSC形式の場合、DVD−RAMディスク105に記録されているデータがNTSC形式であるか「不定」であった場合には記録可能であるので、実際に送信/記録を実行する。逆にDVD−RAMディスク105に記録されているデータがPAL形式であったり、メディアが存在していないなどの場合は、記録できないので、記録を開始する前にユーザに記録できないことを伝えることができる。
【0067】
なお、DVDビデオレコーダ601で記録再生するのはDVD−RAMディスク105であるとしたが、DVD−Rなど、DVDビデオレコーダ601で記録再生が可能な別のメディアであっても構わない。
【0068】
またIEEE1394バスを通してDVデータ118を出力し、またDVDビデオレコーダ601の動作制御を行う機器はPC115としたが、同様の機能を有していれば、別のコントローラ機器であっても構わないし、DVデータ118を出力する機器と、DVDビデオレコーダ601の動作制御を行う機器とは別々の機器であっても構わない。
【0069】
またDVDビデオレコーダ601では、MPEG2PSデータの記録再生を行うとしたが、他のフォーマットのデータであっても構わないし、DVデータの代わりにMPEG2PSデータを受け取り、そのままDVD−RAMディスクに記録するようになっていてもよい。
【0070】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態におけるメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドの一例を、本発明の第2の実施の形態として、図7を用いて説明する。
【0071】
図7は、使用中のメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットの一例である。
【0072】
本実施の形態では、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、ベンダーユニークサブユニット宛コマンドとして定義している。以下、各フィールドの値について説明する。
【0073】
このコマンドは、問い合わせを行うコマンドなので、ctypeは1hである。
【0074】
OPCの値00hは、ベンダーが独自で規定したコマンドを意味し、OPR[0]〜OPR[2]の値008045hは、定義したベンダーが「松下電器産業(株)」であることを意味している。
【0075】
OPR[3]およびOPR[4]の値9AD8hは、このコマンドの内容である「メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせる」ということを表すものとここでは定義する。
【0076】
OPR[5]は、相手機器(この場合DVDレコーダ601)からの回答であるメディアに記録されているデータのTV信号形式を代入してもらうフィールドで、コマンドにおいてはFFhを代入しておく。
【0077】
DVDビデオレコーダ601は、図7のコマンドを受け取ると、TV信号形式取得部603からの応答により、4種類のAV/Cレスポンスを返す。
【0078】
DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式がNTSCであった場合は、OPR5に00hを、responseにCh(=STABLE)を代入し、コマンド発行元であるPC115に返す。
【0079】
同様にPALであった場合は、OPR5に80hを、responseにCh(=STABLE)を代入する。DVD−RAMディスク105に何も記録されていない場合は、OPR5に7Fhを、responseにCh(=STABLE)を代入する。メディアが挿入されていなかったり、対応していないフォーマットのデータであった場合には、正しく取得できないことを表すため、responseにAh(=REJECTED)を代入して、PC115に返す。
【0080】
PC115は、responseおよびOPR5の値を見ることで、メディアに記録されているデータのTV信号形式を知ることができる。
【0081】
なお、問い合わせるメディアは、DVD−RAMディスク105だけでなく、DVD−Rなど、DVDビデオレコーダ601で記録再生が可能な別のメディアであっても構わない。
【0082】
また、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットは図7に限らず、別のフレームフォーマットであっても構わない。要するにメディアに記録されているデータのTV信号形式を表す数値がいずれかのoperandに記載されていればよい。
【0083】
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態におけるDVDビデオレコーダ601にDVデータを送信し、記録を指示するPC115の動作を、本発明の第3の実施の形態として説明する。
【0084】
図10は、PC115の動作をフローチャートで表した図である。図10で、F1はPC115が送信しようとしているDVデータのTV信号形式を表し、F2はDVD−RAMディスク105に記録されているTV信号形式を表している。F1およびF2は、NTSC形式かもしくはPAL形式のいずれかを表すものとする。
【0085】
なお、本実施の形態で使用するメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、第2の実施形態で説明したコマンドであるものとする。
【0086】
以下、PC115の動作を説明する。
【0087】
Step1001で、ユーザなどから送信指示を受け取ると、Step1002で出力するDVデータのTV信号形式F1を取得し、Step1003に進む。
【0088】
Step1003で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/CコマンドをDVDビデオレコーダ601に送信する。
【0089】
Step1004では、DVDビデオレコーダ601からAV/Cレスポンスが所定時間内に返信されてきたかどうかを判断し、所定時間内に返信されてきた場合にはStep1006に進む。返信されてこなかった場合は、Step1005に進み、エラー発生により処理を中止する。
【0090】
Step1006では、Step1005で受信したAV/Cレスポンスのresponseフィールドを確認する。responseフィールドが8hであった場合はStep1007に、Ahであった場合はStep1008に、Chであった場合はStep1010にそれぞれ進む。
【0091】
Step1007では、機器がメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないので、処理を中止する。
【0092】
Step1008では、DVDビデオレコーダ601にメディアが挿入されていないか、対応していないメディアが挿入されているということをユーザに通知し、Step1009で処理を終了する。
【0093】
Step1010では、OPR5の値を確認し、7FhであればStep1013に進み、7Fh以外であればStep1011に進む。
【0094】
Step1011では、OPR5の値からTV信号形式F2を取得する。OPR5=00hであればF2はNTSC形式、OPR5=80hであればF2はPAL形式ということになる。
【0095】
Step1012では、F1とF2の比較を行い、F1=F2であればStep1013に進み、F1≠F2であればStep1014に進む。
【0096】
Step1014では、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式と、これから送信・記録しようとしているDVデータのTV信号形式が異なっていて、正しく記録できないということをユーザに通知し、Step1016で処理を終了する。
【0097】
Step1013では、送信・記録しようとしているDVデータはDVD−RAMディスク105で記録可能であると判断し、実際に出力データの送信・記録を実行して、Step1015で処理を終了する。
【0098】
以上の処理を行うことにより、PC115は送信前にあらかじめDVD−RAMディスク105に記録できるかどうかを知ることができ、例えば異なるTV信号形式のデータが記録されているディスクが挿入されている場合には、ユーザに間違ったディスクが挿入されていることを通知できる。
【0099】
なお、Step1002は必ずしも図10のタイミングで実行する必要はなく、Step1012でTV信号形式の比較を行うまでに実行し、F1を取得できていればよい。
【0100】
またStep1006で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないことを意味するFhがresponseフィールドの値として返送された場合には、処理を中断するのではなく、Step1013に進み、送信・記録処理を実行しても構わない。
【0101】
またメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットが第2の実施形態で説明したものと異なっている場合には、Step1006、Step1010およびStep1011の処理は一致しない場合がある。その場合には、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットに従って、参照するフィールドを変更すればよい。
【0102】
なお、図10の各Stepの一部または全部がソフトウェアで構成されていても構わない。
【0103】
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態について、図8および図9を用いて説明する。
【0104】
図8は、DVDプレーヤの構成例である。図8において、801はDVDプレーヤ、802は再生部、803はDVエンコーダ、804はコマンド受信応答部、805はPCである。
【0105】
まずDVDプレーヤ801における、再生動作について説明する。
【0106】
再生部802は、DVD−RAMディスク105から再生し取り出したMPEG2PSデータ116をMPEG2デコーダ108に出力する。MPEG2デコーダ108は、受け取ったMPEG2PSデータ116をベースバンドデータ117にデコードし、D/Aコンバータ109およびDVエンコーダ803に出力する。D/Aコンバータ109は受け取ったベースバンドデータ117をアナログデータ119に変換し、出力端子111から出力する。
【0107】
DVエンコーダ803は、受け取ったベースバンドデータ117をDVデータ118にエンコードし、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は受け取ったDVデータ118を、IEEE1394バス114を通してPC805に出力する。このときIEEE1394インタフェース113は、PC805だけでなく、IEEE1394バス114に接続されている全ての機器に同時にDVデータ118を出力してもよい。
【0108】
制御部103は、これらの動作の制御を行っている。例えば再生開始をユーザが行う場合には、リモコンやDVDプレーヤ801に搭載したボタンでも行えるが、従来の技術のDVDビデオレコーダ101などと同様に、外部機器であるPC805からAV/Cコマンドによって動作制御を行うこともできる。
【0109】
PC805は、AV/Cコマンドを用いることにより、DVDプレーヤ801に現在挿入されているDVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を、以下のように問い合わせることができる。
【0110】
PC805は、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドをAV/Cコマンド123をIEEE1394バス114経由でDVDプレーヤ801に出力する。
【0111】
IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cコマンド123をコマンド受信応答部804に出力する。コマンド受信応答部804は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容を解釈し、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドであった場合には、TV信号形式取得部603に取得指示605を出力する。TV信号形式取得部603は、再生部802を通してDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べ、コマンド受信応答部804から取得指示605を受け取ると、TV信号形式604を返す。TV信号形式取得部603がDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べるのは、取得指示605を受け取った時でもよいし、例えばDVD−RAMディスク105挿入時などにあらかじめ調べておくのでも構わない。またTV信号形式取得部603は、DVD−RAMディスク105には何も記録されていない場合には、「TV信号形式は不定である」ということをコマンド受信応答部804に出力し、メディアが挿入されていない場合や記録再生不可能なメディアが挿入されていた場合には、「何らかの理由で取得できなかった」ということをコマンド受信応答部804に出力する。
【0112】
コマンド受信応答部804は、受け取ったTV信号形式604からAV/Cレスポンス124を作成し、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cレスポンス124をIEEE1394バス114を通してPC805に出力する。
【0113】
PC805は、受け取ったAV/Cレスポンス124の内容を見ることにより、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を知ることができる。
【0114】
またPC805は、AV/Cコマンドを用いることにより、DVDプレーヤ801がIEEE1394バス114に出力可能なDVデータ118のTV信号形式を問い合わせることも可能である。図9は機器が出力する信号フォーマットを問い合わせるOUTPUT PLUG SIGNAL FORMAT statusコマンドの動作例である。このコマンドの各フィールドの値は図9の「コマンド」のようになっている。
【0115】
このコマンドに対するAV/Cレスポンスは、現在DVDプレーヤ801で設定されているTV信号形式によって異なる。NTSC形式の場合には図9の「NTSC時のレスポンス」を、PAL形式の場合には図9の「PAL時のレスポンス」を返す。外部機器は、このコマンドを用い、それに対するAV/Cレスポンスを見ることにより、DVDプレーヤ801が出力するDVデータ118のTV信号形式を知ることが可能である。
【0116】
以上、説明したように、上記のようなAV/Cコマンドを使用することにより、PC805はDVDプレーヤ801が出力するDVデータ118を受信する前に、あらかじめDVDプレーヤ801に設定されているTV信号形式と、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式とを比較することで、DVDプレーヤ801が正しくDVD−RAMディスク105を再生し、IEEE1394バス114を通してDVデータ118を出力できるかどうかを確認することができる。もし食い違っている場合には、PC805はユーザにメディアが異なっていることを受信前に前もって通知することができる。またPC805は、メディアに何も記録されていないことをあらかじめ知ることができ、これをユーザに通知することができる。
【0117】
なお、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドは、第2の実施形態で説明したコマンドであっても構わないし、別のフレームフォーマットのコマンドであっても構わない。
【0118】
また、DVDプレーヤ801で再生するのはDVD−RAMディスク105であるとしたが、DVD−Rなど、DVDプレーヤ801で再生が可能な別のメディアであっても構わない。
【0119】
またIEEE1394バスを通してDVデータ118を入力し、またDVDプレーヤ801の動作制御を行う機器はPC805としたが、同様の機能を有していれば、別のコントローラ機器であっても構わないし、DVデータ118を入力する機器と、DVDプレーヤ801の動作制御を行う機器とは別々の機器であっても構わない。
【0120】
またDVDプレーヤ801は、DVデータの代わりにMPEG2PSデータをそのままIEEE1394インタフェース113から出力しても構わない。
【0121】
またDVDプレーヤ801は、上記説明した機能に加えて、第1の実施形態で説明したDVDビデオレコーダ601のようにDVD−RAMディスク105に記録する機能を有した記録再生機器であっても構わない。
【0122】
(第5の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施形態におけるDVDビデオレコーダ601、もしくは第4の実施の形態におけるDVDプレーヤ801に対し、メディアと機器との対応関係を確認するPC115もしくはPC805の動作を、本発明の第5の実施の形態として説明する。
【0123】
図11は、PC115もしくはPC805の動作をフローチャートで表した図である。図11で、F2はDVD−RAMディスク105に記録されているTV信号形式を表し、F3はDVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式を表している。F2およびF3は、NTSC形式かもしくはPAL形式のいずれかを表すものとする。
【0124】
なお、本実施の形態で使用するメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、第2の実施形態で説明した図7に示すコマンドであるものとし、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、DVDビデオレコーダ601の記録時には図5に示すコマンドとし、DVDビデオレコーダ601の再生時もしくはDVDプレーヤ801の場合には図9に示すコマンドとする。
【0125】
以下、PC115もしくはPC805の動作を説明する。
【0126】
Step1101でユーザなどから対応確認指示を受け取ると、Step1102でDVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式F3を取得するAV/Cコマンドを送信し、Step1103に進む。
【0127】
Step1103では、AV/Cレスポンスが所定時間内に返信されてきたかどうかを判断し、所定時間内に返信されてきた場合にはStep1105に進む。返信されてこなかった場合は、Step1104に進み、エラー発生により処理を中止する。
【0128】
Step1105では、Step1103で受信したAV/Cレスポンスのresponseフィールドを確認する。responseフィールドが8hであった場合はStep1106に、Chであった場合はStep1107にそれぞれ進む。
【0129】
Step1106では、機器で入力もしくは出力可能なデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないので、処理を中止する。
【0130】
Step1107では、OPR2の値からTV信号形式F3を取得する。OPR2=00hであればF3はNTSC形式、OPR2=80hであればF3はPAL形式ということになる。
【0131】
Step1108で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/CコマンドをDVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に送信する。
【0132】
Step1109では、AV/Cレスポンスが所定時間内に返信されてきたかどうかを判断し、所定時間内に返信されてきた場合にはStep1111に進む。返信されてこなかった場合は、Step1110に進み、エラー発生により処理を中止する。
【0133】
Step1111は、Step1109で受信したAV/Cレスポンスのresponseフィールドを確認する。responseフィールドが8hであった場合はStep1112に、Ahであった場合はStep1113に、Chであった場合はStep1115にそれぞれ進む。
【0134】
Step1112では、機器がメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないので、処理を中止する。
【0135】
Step1113では、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801にメディアが挿入されていないか、対応していないメディアが挿入されているということをユーザに通知し、Step1114で処理を終了する。
【0136】
Step1115では、OPR5の値を確認し、7FhであればStep1120に進み、7Fh以外であればStep1116に進む。
【0137】
Step1116では、OPR5の値からTV信号形式F2を取得する。OPR5=00hであればF2はNTSC形式、OPR5=80hであればF2はPAL形式ということになる。
【0138】
Step1117では、F1とF2の比較を行い、F2=F3であればStep1120に進み、F2≠F3であればStep1118に進む。
【0139】
Step1118では、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式と、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式が異なっていて、正しく再生できないということをユーザに通知し、Step1119で処理を終了する。
【0140】
Step1120では、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801は、現在挿入されているDVD−RAMディスク105から記録もしくは再生可能であると通知し、Step1121で処理を終了する。
【0141】
以上の処理を行うことにより、PC115もしくはPC805は、送受信前にあらかじめ挿入されているDVD−RAMディスク105が、記録もしくは再生できるかどうかを知ることができ、例えば異なるTV信号形式のデータが記録されているディスクが挿入されている場合には、ユーザに間違ったディスクが挿入されていることを通知できる。
【0142】
なお、Step1102からStep1107までの処理と、Step1108からStep1116までの処理は、必ずしも図11の順序で実行する必要はなく、処理の順序が逆になっていてもよい。要するに、Step1116でTV信号形式の比較を行うまでにそれぞれの処理を実行し、F2およびF3を取得できていればよい。
【0143】
またStep1112で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないことを意味するFhがresponseフィールドの値として返送された場合には、処理を中断するのではなく、Step1120に進み、メディアと機器とが対応していると通知しても構わない。
【0144】
またメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットが第2の実施形態で説明したものと異なっている場合には、Step1111、Step1115およびStep1116の処理は一致しない場合がある。その場合には、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットに従って、参照するフィールドを変更すればよい。
【0145】
なお、図11の各Stepの一部または全部がソフトウェアで構成されていても構わない。
【0146】
さらに、本発明のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムも本発明に属する。
【0147】
さらに、本発明のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
【0148】
さらに、本発明のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムも本発明に属する。
【0149】
さらに、本発明のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、送信しようとしているDVデータをDVD−RAMディスク105に記録できるかどうかをあらかじめ確認できる、もしくは現在DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在挿入されているDVD−RAMディスク105を正しく記録もしくは再生できるかどうかを確認できる記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術におけるDVDビデオレコーダの構成図の一例を示す図
【図2】DVDビデオレコーダのユニット構成図
【図3】AV/Cコマンドのフレームフォーマットを示す図
【図4】AV/Cレスポンスのフレームフォーマットを示す図
【図5】入力可能な信号フォーマットを問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットを示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるDVDビデオレコーダの構成図
【図7】本発明の第2の実施の形態における使用中のメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットの一例を示す図
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるDVDプレーヤの構成図
【図9】出力可能な信号フォーマットを問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットを示す図
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるPC115の動作を表すフローチャート
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるPC115もしくはPC805の動作を表すフローチャート
【符号の説明】
101 DVDビデオレコーダ
102 記録再生部
103 制御部
104 コマンド受信応答部
105 DVD−RAMディスク
106 DVデコーダ
107 MPEG2エンコーダ
108 MPEG2デコーダ
109 D/Aコンバータ
110 A/Dコンバータ
111 出力端子
112 入力端子
113 IEEE1394インタフェース
114 IEEE1394バス
115 PC
116 MPEG2PSデータ
117 ベースバンドデータ
118 DVデータ
119 アナログデータ
121 動作制御指示
122 応答
123 AV/Cコマンド
124 AV/Cレスポンス
201 ベンダーユニークユニット
202 ベンダーユニークサブユニット
203 PC
204 ユニット宛コマンド
205 サブユニット宛コマンド
601 DVDビデオレコーダ
602 コマンド受信応答部
603 TV信号形式取得部
604 TV信号形式
605 取得指示
801 DVDプレーヤ
802 再生部
803 DVエンコーダ
804 コマンド受信応答部
805 PC
【発明の属する技術分野】
本発明は、リムーバブルメディアへの記録再生を行う記録再生装置もしくはリムーバブルメディアの再生を行う再生装置、リムーバブルメディアへの記録を行う記録再生装置へのデータ送信方法、伝送相手の記録再生装置もしくは再生装置が現在使用しようとしているリムーバブルメディアへの記録やリムーバブルメディアの再生が可能かどうかを確認するリムーバブルメディアと機器との対応を確認するリムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LSI技術の向上に伴って映像情報や音声情報をディジタル化して伝送するネットワークが開発されつつある。映像信号や音声信号はリアルタイムで再生される必要があるため、リアルタイム伝送が可能なネットワークが必要となる。
【0003】
このようなリアルタイム伝送に適したネットワークとしてIEEE1394というネットワークがある。IEEE1394はシリアルの高速バスシステムで、データを同期伝送できるため、リアルタイム伝送が可能である。
【0004】
IEEE1394は、家庭用ディジタルVCR(以下DVと記述)やD−VHS、衛星放送などからMPEG2データを受信するSet Top Box(以下、STBと記述)を始め、多くのAV機器に外部用インタフェースとして搭載することができる。IEEE1394を用いることにより、AV機器間でのリアルタイムデータ伝送を行うことができる。IEEE1394を用いてDVやMPEG2などのAVデータを伝送するための規格としてIEC61883が制定されている。
【0005】
またそれらのAV機器を制御することを目的としたコマンドセットとして、「AV/C Digital Interface Command Set」がIEEE1394 Trade Associationにおいて規格化されている。ここで規格化されているコマンドは、AV/Cコマンドと呼ばれている。
【0006】
一方、現在飛躍的に市場をのばしているAV機器に、DVDビデオレコーダがある。DVDビデオレコーダは、DVD−RAM形式のリムーバブルメディア(DVD−RAMディスク)やDVD−R形式のリムーバブルメディア(DVD−Rディスク)に対し、MPEG2PS形式のデータを記録再生することができ、従来のVHS方式のVTRと同様の使い方をすることができる。
【0007】
DVDビデオレコーダは、VTRと同様にアナログ映像音声信号を入出力とするが、他のAV機器からディジタル信号を入力する機能がついているものがある。例えば、外部インタフェースとしてIEEE1394インタフェースを装備し、DV形式のムービーやPCから、DV形式のデータを受信し、これをMPEG2PS形式に変換し、DVD−RAMディスクに記録することが可能な機種が実際に商品化されている。こうしたDV形式のデータを記録可能なDVD−RAMレコーダは、IEC61883を準拠しており、また機器制御を行うためにAV/Cコマンドを実装している。
【0008】
DV形式のデータを記録可能なDVDビデオレコーダについて、図1を用いて説明する。
【0009】
図1は、DVDビデオレコーダの構成例である。図1において、101はDVDビデオレコーダ、102は記録再生部、103は制御部、104はコマンド受信応答部、105はDVD−RAMディスク、106はDVデコーダ、107はMPEG2エンコーダ、108はMPEG2デコーダ、109はD/Aコンバータ、110はA/Dコンバータ、111は出力端子、112は入力端子、113はIEEE1394インタフェース、114はIEEE1394バス、115はPC、116はMPEG2PSデータ、117はベースバンドデータ、118はDVデータ、119はアナログデータ、121は動作制御指示、122は応答、123はAV/Cコマンド、124はAV/Cレスポンスである。
【0010】
まずDVDビデオレコーダ101における、アナログ入力記録動作について説明する。
【0011】
入力端子112より入力されたアナログデータ119は、A/Dコンバータ110でデジタル化され、ベースバンドデータ117としてMPEG2エンコーダ107に出力される。MPEG2エンコーダ107は、受け取ったベースバンドデータ117をMPEG2PS形式のデータであるMPEG2PSデータ116にエンコードし、記録再生部102に出力する。記録再生部102は、MPEG2PSデータ116をDVD−RAMディスク105に記録する。
【0012】
次にDVDビデオレコーダ101における、DV入力記録動作について説明する。
【0013】
IEEE1394インタフェース113は、PC115から出力されたDVデータ118をIEEE1394バス114経由で受信すると、DVデコーダ106に出力する。DVデコーダ106は、受け取ったDVデータ118をベースバンドデータ117にデコードし、MPEG2エンコーダ107に出力する。以下同様に、MPEG2エンコーダ107は、受け取ったベースバンドデータ117をMPEG2PS形式のデータであるMPEG2PSデータ116にエンコードして記録再生部102に出力し、記録再生部102は、受け取ったMPEG2PSデータ116をDVD−RAMディスク105に記録する。
【0014】
次にDVDビデオレコーダ101における、再生動作について説明する。
【0015】
記録再生部102は、DVD−RAMディスク105から再生し取り出したMPEG2PSデータ116をMPEG2デコーダ108に出力する。MPEG2デコーダ108は、受け取ったMPEG2PSデータ116をベースバンドデータ117にデコードし、D/Aコンバータ109に出力する。D/Aコンバータ109は受け取ったベースバンドデータ117をアナログデータ119に変換し、出力端子111から出力する。
【0016】
制御部103は、これらの動作の制御を行っている。例えば記録開始や再生開始をユーザが行う場合には、リモコンやDVDビデオレコーダ101に搭載したボタンでも行えるが、ここでは外部機器であるPC115から行う場合の動作について、以下説明する。
【0017】
IEEE1394インタフェース113は、PC115から出力されたAV/Cコマンド123をIEEE1394バス114経由で受信すると、AV/Cコマンド123をコマンド受信応答部104に出力する。コマンド受信応答部104は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容を解釈し、制御部103に解釈した内容を動作制御指示121として出力する。動作制御指示としては、例えば、記録開始/停止、再生開始/停止、早送り、動作状態取得などがある。
【0018】
制御部103は、受け取った動作制御指示121を実行し、その結果を応答122としてコマンド受信応答部104に出力する。このとき指定された動作を何らかの理由で実行できなかった場合は、実行できなかったということを応答122として出力する。
【0019】
コマンド受信応答部104は、受け取った応答122からAV/Cレスポンス124を作成し、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cレスポンス124をIEEE1394バス114を通してPC115に出力する。
【0020】
またコマンド受信応答部104は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容が、想定外のものであった場合には、制御部103に動作制御指示121を出さずに、そのコマンドには対応していないということをAV/Cレスポンス124としてIEEE1394インタフェース113に出力してもよい。
【0021】
次に、AV/CコマンドおよびAV/Cレスポンスについて図2〜図5を用いて簡単に説明する。
【0022】
図2は、DVDビデオレコーダのユニット構成図である。図2において、201はベンダーユニークユニット、202はベンダーユニークサブユニット、203はPC、204はユニット宛コマンド、205はサブユニット宛コマンドである。
【0023】
図3は、AV/Cコマンドのフレームフォーマットである。
【0024】
図4は、AV/Cレスポンスのフレームフォーマットである。
【0025】
図5は、入力可能な信号フォーマットを問い合わせるAV/Cコマンドの例である。
【0026】
「AV/C Digital Interface Command Set」規格においては、機器を表すAV/Cユニット(以下、ユニットと表記)と機器内の機能を表すAV/Cサブユニット(以下、サブユニットと表記)が定義されている。例えば、DV形式のビデオカメラは「テープレコーダ/プレーヤユニット」であり、内部にはカメラ機能を表す「カメラサブユニット」と、VTRを表す「テープレコーダ/プレーヤサブユニット」を持っている。
【0027】
DVDビデオレコーダ101は、IEEE1394経由で入力するのはDVデータで、DVD−RAMディスク105に記録するのはMPEG2PSデータである特殊性から、機器のベンダーが独自で定義できる「ベンダーユニークユニット」、DVD−RAMディスクへの記録再生機能は「ベンダーユニークサブユニット」として表され、図2のようになっている。
【0028】
「AV/C Digital Interface Command Set」規格では、機器全体の動作制御(電源ON/OFF、どのようなサブユニットが含まれているかの問い合わせなど)はユニット宛コマンド204として定義し、各機能毎の動作制御(再生開始、早送りなど)はサブユニット宛コマンド205として定義されている。
【0029】
AV/CコマンドやAV/Cレスポンスは、IEEE1394におけるAsynchronous伝送を用いて伝送され、そのプロトコルはIEC61883で規定されている。AV/CコマンドおよびAV/Cレスポンスのフレームフォーマットは、それぞれ図3および図4のようになっている。図3および図4における各フィールドは以下のように定義される。
【0030】
CTSはAV/Cコマンドであることを表す0hが必ず代入されている。ここでは、語尾に”h”をつけた数値は、16進数で表現された数値であるものとする。
【0031】
ctypeはAV/Cコマンドの種類を表す。例えば0hはある動作を実行させるcontrolコマンドを表し、1hは状態を取得するstatusコマンドを表している。
【0032】
responseは、AV/Cレスポンスの種類を表す。例えば9hはある動作を実行できたことを表すACCEPTED、Chは状態を取得できたことを表すSTABLE、Ahは指定された動作を実行できなかったことを表すREJECTED、8hは指定されたAV/Cコマンドを実装していないことを表すNOT_IMPLEMENTEDである。
【0033】
subunit_typeおよびsubunit_IDは、AV/Cコマンドを送る相手のサブユニットを表している。subunit_typeにおいては、例えば4hはテープレコーダ/プレーヤサブユニットを、1Chはベンダーユニークサブユニットを表している。同じサブユニットが複数個存在した場合は、subunit_IDで区別する。通常0から始まり、以降1、2、3・・・となる。ユニット宛コマンドの場合には、subunit_typeには1Fhを、subunit_IDには7hを代入する。以降subunit_typeおよびsubunit_IDを合わせたフィールドをaddressと表記する。
【0034】
opcodeおよびoperand[n]は、各コマンドの内容や必要なパラメータを表し、statusコマンドに対するAV/Cレスポンスの場合にはその結果が代入される。operand[]の個数は最大509個である。
【0035】
またDVDビデオレコーダには、NTSC形式のデータとPAL形式のデータの両方を受け付けられる機種があり、機器の設定により切り替えるようになっている。AV/Cコマンドを用いることにより、どちらのTV信号形式のデータを受け付けられるかを問い合わせることが可能である。図5は機器の入力可能な信号フォーマットを問い合わせるINPUT PLUG SIGNAL FORMAT statusコマンドの動作例である。このコマンドの各フィールドの値は図5の「コマンド」のようになっている。
【0036】
図5で、OPCはOpcodeを、OPR0、OPR1、OPR2・・・はそれぞれoperand[0]、operand[1]、operand[2]・・・を表している。
【0037】
このコマンドに対するAV/Cレスポンスは、現在設定しているTV信号形式によって異なる。NTSC形式の場合には図5の「NTSC時のレスポンス」を、PAL形式の場合には図5の「PAL時のレスポンス」を返す。外部機器は、このコマンドを用い、それに対するAV/Cレスポンスを見ることにより、DVDビデオレコーダが入力可能なデータのTV信号形式を知ることが可能である。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、NTSCおよびPAL、複数のTV信号形式のデータを入力可能なDVDビデオレコーダに対し、PCなどの外部機器はAV/Cコマンドを用いることにより、どちらのTV信号形式に設定されているかを知ることができる。
【0039】
ところでDVD−RAMの規格「DVD Specification for Rewritable/Re−recording Disc: Part3 VIDEO RECORDING」においては、1枚のディスクに複数のTV信号は混在できないという規定がある。すなわち、1枚のディスクにはNTSCかPALのいずれかのデータしか記録できないようになっている。このため、DVDビデオレコーダのTV信号形式の設定と一致しているデータをPCなど外部機器からDVDビデオレコーダに送信しようとしても、ディスクに記録できない可能性がある。しかし外部機器からディスクにすでに記録されているデータのTV信号形式を知る手段がなかったために、これから送信しようとするデータを確実に記録できるかどうかをあらかじめ知ることはできず、場合によっては記録を終了した後にそのデータを再生してみないと正しく記録できていたかを確認できないという問題点があった。
【0040】
同様に、PCなど外部コントローラからDVDビデオレコーダの再生を制御する際に、現在挿入されているディスクを、DVDビデオレコーダが本当に再生できるかどうかをあらかじめ知ることはできないという問題点があった。
【0041】
本発明は、このような従来の問題点を鑑みてなされたものであって、データを送信する前に前もってそのデータをディスクに記録できるかどうかを確認する、もしくは現在挿入されているディスクを前もって正しく再生できるかどうかを確認することができる記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体である。
【0042】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、外部から入力される第1フォーマットのデータを受信し、また外部から入力されるコマンドを受信し、また外部へコマンドレスポンスを送信するインタフェースと、前記インタフェースから第1フォーマットのデータを入力してベースバンド信号を生成するデコーダと、前記デコーダからベースバンド信号を入力して第2フォーマットのデータにエンコードするエンコーダと、前記エンコーダから第2フォーマットのデータを入力してリムーバブルメディアに記録し、またリムーバブルメディアから第2フォーマットのデータを含む記録データを再生する記録再生手段と、前記インタフェースが受信したコマンドが前記リムーバブルメディアに記録されているTV信号形式を問い合わせるコマンドのときに、TV信号形式を入力してコマンドレスポンスとして前記インタフェースへ出力するコマンド受信応答手段と、前記インタフェースが受信したコマンドに基づいて、前記記録再生手段の記録再生を制御する制御手段と、前記記録再生手段から再生された記録データからTV信号形式を取得して前記コマンド受信応答手段へ出力するTV信号形式取得手段とを有することを特徴とする記録再生装置である。
【0043】
また、請求項2記載の発明は、前記TV信号形式取得手段は、前記記録再生手段において再生した前記リムーバブルメディアに記録されている前記第2フォーマットのデータを調べることで、前記TV信号形式を識別することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置である。
【0044】
また、請求項3記載の発明は、アナログ入力端子と、アナログ出力端子と前記アナログ入力端子から入力したアナログ入力信号をベースバンド信号に変換し、前記エンコーダに出力するA/Dコンバータと、前記記録再生手段で再生した第2フォーマットのデータをデコードしてベースバンド信号を出力する第2デコーダと、前記第2デコーダが出力したベースバンド信号をアナログ出力信号に変換して前記アナログ出力端子から出力するD/Aコンバータとをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載の記録再生装置である。
【0045】
また、請求項4記載の発明は、外部から入力されるコマンドを受信し、また外部へコマンドレスポンスを送信し、また外部へ第1フォーマットのデータを送信するインタフェースと、前記インタフェースが受信したコマンドがリムーバブルメディアに記録されているTV信号形式を問い合わせるコマンドのときに、TV信号形式を入力してコマンドレスポンスとして前記インタフェースへ出力するコマンド受信応答手段と、リムーバブルメディアから第2フォーマットのデータを含む記録データを再生する再生手段と、前記インタフェースが受信したコマンドに基づいて、前記再生手段の再生を制御する制御手段と、前記再生手段から再生された記録データからTV信号形式を取得して前記コマンド受信応答手段へ出力するTV信号形式取得手段と、前記再生手段から前記第2フォーマットのデータを入力してベースバンド信号を生成するデコーダと、前記デコーダからベースバンド信号を入力して第1フォーマットのデータにエンコードし前記インタフェースに出力するエンコーダとを有することを特徴とする再生装置である。
【0046】
また、請求項5記載の発明は、前記TV信号形式取得手段は、前記再生手段において再生した前記リムーバブルメディアに記録されている前記第2フォーマットのデータを調べることで、前記TV信号形式を識別することを特徴とする請求項4記載の再生装置である。
【0047】
また、請求項6記載の発明は、アナログ出力端子と前記デコーダが出力したベースバンド信号をアナログ出力信号に変換して前記アナログ出力端子から出力するD/Aコンバータとをさらに有することを特徴とする請求項4または請求項5いずれかに記載の再生装置である。
【0048】
また、請求項7記載の発明は、出力データの送信指示を受け取るステップと、前記出力データのTV信号形式を取得するステップと、送信相手の記録再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データのTV信号形式を取得するステップと、前記出力データのTV信号形式と前記記録データのTV信号形式とが一致しない場合は、前記出力データの送信を中断するステップと、前記出力データのTV信号形式と前記記録データのTV信号形式とが一致する場合は、前記出力データの送信を開始するステップとを有することを特徴とするデータ送信方法である。
【0049】
また、請求項8記載の発明は、前記送信相手の記録再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データのTV信号形式の取得方法は、前記記録データのTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項7記載のデータ送信方法である。
【0050】
また、請求項9記載の発明は、確認指示を受けるステップと、伝送相手の記録再生装置の記録再生もしくは伝送相手の再生装置の再生が可能な第1TV信号形式を取得するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データの第2TV信号形式を取得するステップと、前記第1TV信号形式と前記第2TV信号形式が一致する場合は、前記リムーバブルメディアは前記記録再生装置の記録再生もしくは前記再生装置の再生が可能と判断するステップと、前記第1TV信号形式と前記第2TV信号形式が一致しない場合は、前記リムーバブルメディアは前記記録再生装置の記録再生もしくは前記再生装置の再生が不可能と判断するステップとを有することを特徴とするリムーバブルメディア確認方法である。
【0051】
また、請求項10記載の発明は、前記記録再生装置もしくは前記再生装置からの前記第2TV信号形式の取得方法は、前記記録データのTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置もしくは前記再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項9記載のリムーバブルメディア確認方法である。
【0052】
また、請求項11記載の発明は、前記記録再生装置もしくは前記再生装置が再生可能な前記第1TV信号形式の取得方法は、前記記録再生装置もしくは前記再生装置が現在再生可能なTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置もしくは前記再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項9記載のリムーバブルメディア確認方法である。
【0053】
また、請求項12記載の発明は、請求項7または請求項8のいずれかに記載のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムである。
【0054】
また、請求項13記載の発明は、コンピュータにより処理可能な媒体であって、請求項12に記載のプログラムを担持したことを特徴とする媒体。
【0055】
また、請求項14記載の発明は、請求項9ないし請求項11のいずれかに記載のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムである。
【0056】
また、請求項15記載の発明は、コンピュータにより処理可能な媒体であって、請求項14に記載のプログラムを担持したことを特徴とする媒体。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0058】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図6を用いて説明する。
【0059】
図6は、DVDビデオレコーダの構成例である。図6において、601はDVDビデオレコーダ、602はコマンド受信応答部、603はTV信号形式取得部、604はTV信号形式、605は取得指示である。
【0060】
図6において、DVDビデオレコーダ601の記録動作および再生動作は、従来の技術のDVDビデオレコーダの動作と同様に実行される。
【0061】
さて、PC115は、DVDビデオレコーダ601に現在挿入されているDVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を、以下のように問い合わせることができる。
【0062】
PC115は、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドをAV/Cコマンド123をIEEE1394バス114経由でDVDビデオレコーダ601に出力する。
【0063】
IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cコマンド123をコマンド受信応答部602に出力する。コマンド受信応答部602は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容を解釈し、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドであった場合には、TV信号形式取得部603に取得指示605を出力する。TV信号形式取得部603は、記録再生部102を通してDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べ、コマンド受信応答部602から取得指示605を受け取ると、TV信号形式604を返す。TV信号形式取得部603がDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べるのは、取得指示605を受け取った時でもよいし、例えばDVD−RAMディスク105挿入時などにあらかじめ調べておくのでも構わない。またTV信号形式取得部603は、DVD−RAMディスク105には何も記録されていない場合には、「TV信号形式は不定である」ということをコマンド受信応答部602に出力し、メディアが挿入されていない場合や記録再生不可能なメディアが挿入されていた場合には、「何らかの理由で取得できなかった」ということをコマンド受信応答部602に出力する。
【0064】
コマンド受信応答部602は、受け取ったTV信号形式604からAV/Cレスポンス124を作成し、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cレスポンス124をIEEE1394バス114を通してPC115に出力する。
【0065】
PC115は、受け取ったAV/Cレスポンス124の内容を見ることにより、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を知ることができる。
【0066】
以上、説明したように、PC115はデータを実際に送信する前にDVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を知ることで、送信しようとしているデータを正しく記録できるかどうかをあらかじめ確認することができる。例えば送信しようとしているデータがNTSC形式の場合、DVD−RAMディスク105に記録されているデータがNTSC形式であるか「不定」であった場合には記録可能であるので、実際に送信/記録を実行する。逆にDVD−RAMディスク105に記録されているデータがPAL形式であったり、メディアが存在していないなどの場合は、記録できないので、記録を開始する前にユーザに記録できないことを伝えることができる。
【0067】
なお、DVDビデオレコーダ601で記録再生するのはDVD−RAMディスク105であるとしたが、DVD−Rなど、DVDビデオレコーダ601で記録再生が可能な別のメディアであっても構わない。
【0068】
またIEEE1394バスを通してDVデータ118を出力し、またDVDビデオレコーダ601の動作制御を行う機器はPC115としたが、同様の機能を有していれば、別のコントローラ機器であっても構わないし、DVデータ118を出力する機器と、DVDビデオレコーダ601の動作制御を行う機器とは別々の機器であっても構わない。
【0069】
またDVDビデオレコーダ601では、MPEG2PSデータの記録再生を行うとしたが、他のフォーマットのデータであっても構わないし、DVデータの代わりにMPEG2PSデータを受け取り、そのままDVD−RAMディスクに記録するようになっていてもよい。
【0070】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態におけるメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドの一例を、本発明の第2の実施の形態として、図7を用いて説明する。
【0071】
図7は、使用中のメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットの一例である。
【0072】
本実施の形態では、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、ベンダーユニークサブユニット宛コマンドとして定義している。以下、各フィールドの値について説明する。
【0073】
このコマンドは、問い合わせを行うコマンドなので、ctypeは1hである。
【0074】
OPCの値00hは、ベンダーが独自で規定したコマンドを意味し、OPR[0]〜OPR[2]の値008045hは、定義したベンダーが「松下電器産業(株)」であることを意味している。
【0075】
OPR[3]およびOPR[4]の値9AD8hは、このコマンドの内容である「メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせる」ということを表すものとここでは定義する。
【0076】
OPR[5]は、相手機器(この場合DVDレコーダ601)からの回答であるメディアに記録されているデータのTV信号形式を代入してもらうフィールドで、コマンドにおいてはFFhを代入しておく。
【0077】
DVDビデオレコーダ601は、図7のコマンドを受け取ると、TV信号形式取得部603からの応答により、4種類のAV/Cレスポンスを返す。
【0078】
DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式がNTSCであった場合は、OPR5に00hを、responseにCh(=STABLE)を代入し、コマンド発行元であるPC115に返す。
【0079】
同様にPALであった場合は、OPR5に80hを、responseにCh(=STABLE)を代入する。DVD−RAMディスク105に何も記録されていない場合は、OPR5に7Fhを、responseにCh(=STABLE)を代入する。メディアが挿入されていなかったり、対応していないフォーマットのデータであった場合には、正しく取得できないことを表すため、responseにAh(=REJECTED)を代入して、PC115に返す。
【0080】
PC115は、responseおよびOPR5の値を見ることで、メディアに記録されているデータのTV信号形式を知ることができる。
【0081】
なお、問い合わせるメディアは、DVD−RAMディスク105だけでなく、DVD−Rなど、DVDビデオレコーダ601で記録再生が可能な別のメディアであっても構わない。
【0082】
また、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットは図7に限らず、別のフレームフォーマットであっても構わない。要するにメディアに記録されているデータのTV信号形式を表す数値がいずれかのoperandに記載されていればよい。
【0083】
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態におけるDVDビデオレコーダ601にDVデータを送信し、記録を指示するPC115の動作を、本発明の第3の実施の形態として説明する。
【0084】
図10は、PC115の動作をフローチャートで表した図である。図10で、F1はPC115が送信しようとしているDVデータのTV信号形式を表し、F2はDVD−RAMディスク105に記録されているTV信号形式を表している。F1およびF2は、NTSC形式かもしくはPAL形式のいずれかを表すものとする。
【0085】
なお、本実施の形態で使用するメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、第2の実施形態で説明したコマンドであるものとする。
【0086】
以下、PC115の動作を説明する。
【0087】
Step1001で、ユーザなどから送信指示を受け取ると、Step1002で出力するDVデータのTV信号形式F1を取得し、Step1003に進む。
【0088】
Step1003で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/CコマンドをDVDビデオレコーダ601に送信する。
【0089】
Step1004では、DVDビデオレコーダ601からAV/Cレスポンスが所定時間内に返信されてきたかどうかを判断し、所定時間内に返信されてきた場合にはStep1006に進む。返信されてこなかった場合は、Step1005に進み、エラー発生により処理を中止する。
【0090】
Step1006では、Step1005で受信したAV/Cレスポンスのresponseフィールドを確認する。responseフィールドが8hであった場合はStep1007に、Ahであった場合はStep1008に、Chであった場合はStep1010にそれぞれ進む。
【0091】
Step1007では、機器がメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないので、処理を中止する。
【0092】
Step1008では、DVDビデオレコーダ601にメディアが挿入されていないか、対応していないメディアが挿入されているということをユーザに通知し、Step1009で処理を終了する。
【0093】
Step1010では、OPR5の値を確認し、7FhであればStep1013に進み、7Fh以外であればStep1011に進む。
【0094】
Step1011では、OPR5の値からTV信号形式F2を取得する。OPR5=00hであればF2はNTSC形式、OPR5=80hであればF2はPAL形式ということになる。
【0095】
Step1012では、F1とF2の比較を行い、F1=F2であればStep1013に進み、F1≠F2であればStep1014に進む。
【0096】
Step1014では、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式と、これから送信・記録しようとしているDVデータのTV信号形式が異なっていて、正しく記録できないということをユーザに通知し、Step1016で処理を終了する。
【0097】
Step1013では、送信・記録しようとしているDVデータはDVD−RAMディスク105で記録可能であると判断し、実際に出力データの送信・記録を実行して、Step1015で処理を終了する。
【0098】
以上の処理を行うことにより、PC115は送信前にあらかじめDVD−RAMディスク105に記録できるかどうかを知ることができ、例えば異なるTV信号形式のデータが記録されているディスクが挿入されている場合には、ユーザに間違ったディスクが挿入されていることを通知できる。
【0099】
なお、Step1002は必ずしも図10のタイミングで実行する必要はなく、Step1012でTV信号形式の比較を行うまでに実行し、F1を取得できていればよい。
【0100】
またStep1006で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないことを意味するFhがresponseフィールドの値として返送された場合には、処理を中断するのではなく、Step1013に進み、送信・記録処理を実行しても構わない。
【0101】
またメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットが第2の実施形態で説明したものと異なっている場合には、Step1006、Step1010およびStep1011の処理は一致しない場合がある。その場合には、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットに従って、参照するフィールドを変更すればよい。
【0102】
なお、図10の各Stepの一部または全部がソフトウェアで構成されていても構わない。
【0103】
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態について、図8および図9を用いて説明する。
【0104】
図8は、DVDプレーヤの構成例である。図8において、801はDVDプレーヤ、802は再生部、803はDVエンコーダ、804はコマンド受信応答部、805はPCである。
【0105】
まずDVDプレーヤ801における、再生動作について説明する。
【0106】
再生部802は、DVD−RAMディスク105から再生し取り出したMPEG2PSデータ116をMPEG2デコーダ108に出力する。MPEG2デコーダ108は、受け取ったMPEG2PSデータ116をベースバンドデータ117にデコードし、D/Aコンバータ109およびDVエンコーダ803に出力する。D/Aコンバータ109は受け取ったベースバンドデータ117をアナログデータ119に変換し、出力端子111から出力する。
【0107】
DVエンコーダ803は、受け取ったベースバンドデータ117をDVデータ118にエンコードし、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は受け取ったDVデータ118を、IEEE1394バス114を通してPC805に出力する。このときIEEE1394インタフェース113は、PC805だけでなく、IEEE1394バス114に接続されている全ての機器に同時にDVデータ118を出力してもよい。
【0108】
制御部103は、これらの動作の制御を行っている。例えば再生開始をユーザが行う場合には、リモコンやDVDプレーヤ801に搭載したボタンでも行えるが、従来の技術のDVDビデオレコーダ101などと同様に、外部機器であるPC805からAV/Cコマンドによって動作制御を行うこともできる。
【0109】
PC805は、AV/Cコマンドを用いることにより、DVDプレーヤ801に現在挿入されているDVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を、以下のように問い合わせることができる。
【0110】
PC805は、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドをAV/Cコマンド123をIEEE1394バス114経由でDVDプレーヤ801に出力する。
【0111】
IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cコマンド123をコマンド受信応答部804に出力する。コマンド受信応答部804は、受け取ったAV/Cコマンド123の内容を解釈し、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドであった場合には、TV信号形式取得部603に取得指示605を出力する。TV信号形式取得部603は、再生部802を通してDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べ、コマンド受信応答部804から取得指示605を受け取ると、TV信号形式604を返す。TV信号形式取得部603がDVD−RAMディスク105に記録されているMPEG2PSデータ116のTV信号形式604を調べるのは、取得指示605を受け取った時でもよいし、例えばDVD−RAMディスク105挿入時などにあらかじめ調べておくのでも構わない。またTV信号形式取得部603は、DVD−RAMディスク105には何も記録されていない場合には、「TV信号形式は不定である」ということをコマンド受信応答部804に出力し、メディアが挿入されていない場合や記録再生不可能なメディアが挿入されていた場合には、「何らかの理由で取得できなかった」ということをコマンド受信応答部804に出力する。
【0112】
コマンド受信応答部804は、受け取ったTV信号形式604からAV/Cレスポンス124を作成し、IEEE1394インタフェース113に出力する。IEEE1394インタフェース113は、受け取ったAV/Cレスポンス124をIEEE1394バス114を通してPC805に出力する。
【0113】
PC805は、受け取ったAV/Cレスポンス124の内容を見ることにより、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式を知ることができる。
【0114】
またPC805は、AV/Cコマンドを用いることにより、DVDプレーヤ801がIEEE1394バス114に出力可能なDVデータ118のTV信号形式を問い合わせることも可能である。図9は機器が出力する信号フォーマットを問い合わせるOUTPUT PLUG SIGNAL FORMAT statusコマンドの動作例である。このコマンドの各フィールドの値は図9の「コマンド」のようになっている。
【0115】
このコマンドに対するAV/Cレスポンスは、現在DVDプレーヤ801で設定されているTV信号形式によって異なる。NTSC形式の場合には図9の「NTSC時のレスポンス」を、PAL形式の場合には図9の「PAL時のレスポンス」を返す。外部機器は、このコマンドを用い、それに対するAV/Cレスポンスを見ることにより、DVDプレーヤ801が出力するDVデータ118のTV信号形式を知ることが可能である。
【0116】
以上、説明したように、上記のようなAV/Cコマンドを使用することにより、PC805はDVDプレーヤ801が出力するDVデータ118を受信する前に、あらかじめDVDプレーヤ801に設定されているTV信号形式と、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式とを比較することで、DVDプレーヤ801が正しくDVD−RAMディスク105を再生し、IEEE1394バス114を通してDVデータ118を出力できるかどうかを確認することができる。もし食い違っている場合には、PC805はユーザにメディアが異なっていることを受信前に前もって通知することができる。またPC805は、メディアに何も記録されていないことをあらかじめ知ることができ、これをユーザに通知することができる。
【0117】
なお、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるコマンドは、第2の実施形態で説明したコマンドであっても構わないし、別のフレームフォーマットのコマンドであっても構わない。
【0118】
また、DVDプレーヤ801で再生するのはDVD−RAMディスク105であるとしたが、DVD−Rなど、DVDプレーヤ801で再生が可能な別のメディアであっても構わない。
【0119】
またIEEE1394バスを通してDVデータ118を入力し、またDVDプレーヤ801の動作制御を行う機器はPC805としたが、同様の機能を有していれば、別のコントローラ機器であっても構わないし、DVデータ118を入力する機器と、DVDプレーヤ801の動作制御を行う機器とは別々の機器であっても構わない。
【0120】
またDVDプレーヤ801は、DVデータの代わりにMPEG2PSデータをそのままIEEE1394インタフェース113から出力しても構わない。
【0121】
またDVDプレーヤ801は、上記説明した機能に加えて、第1の実施形態で説明したDVDビデオレコーダ601のようにDVD−RAMディスク105に記録する機能を有した記録再生機器であっても構わない。
【0122】
(第5の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施形態におけるDVDビデオレコーダ601、もしくは第4の実施の形態におけるDVDプレーヤ801に対し、メディアと機器との対応関係を確認するPC115もしくはPC805の動作を、本発明の第5の実施の形態として説明する。
【0123】
図11は、PC115もしくはPC805の動作をフローチャートで表した図である。図11で、F2はDVD−RAMディスク105に記録されているTV信号形式を表し、F3はDVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式を表している。F2およびF3は、NTSC形式かもしくはPAL形式のいずれかを表すものとする。
【0124】
なお、本実施の形態で使用するメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、第2の実施形態で説明した図7に示すコマンドであるものとし、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドは、DVDビデオレコーダ601の記録時には図5に示すコマンドとし、DVDビデオレコーダ601の再生時もしくはDVDプレーヤ801の場合には図9に示すコマンドとする。
【0125】
以下、PC115もしくはPC805の動作を説明する。
【0126】
Step1101でユーザなどから対応確認指示を受け取ると、Step1102でDVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式F3を取得するAV/Cコマンドを送信し、Step1103に進む。
【0127】
Step1103では、AV/Cレスポンスが所定時間内に返信されてきたかどうかを判断し、所定時間内に返信されてきた場合にはStep1105に進む。返信されてこなかった場合は、Step1104に進み、エラー発生により処理を中止する。
【0128】
Step1105では、Step1103で受信したAV/Cレスポンスのresponseフィールドを確認する。responseフィールドが8hであった場合はStep1106に、Chであった場合はStep1107にそれぞれ進む。
【0129】
Step1106では、機器で入力もしくは出力可能なデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないので、処理を中止する。
【0130】
Step1107では、OPR2の値からTV信号形式F3を取得する。OPR2=00hであればF3はNTSC形式、OPR2=80hであればF3はPAL形式ということになる。
【0131】
Step1108で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/CコマンドをDVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に送信する。
【0132】
Step1109では、AV/Cレスポンスが所定時間内に返信されてきたかどうかを判断し、所定時間内に返信されてきた場合にはStep1111に進む。返信されてこなかった場合は、Step1110に進み、エラー発生により処理を中止する。
【0133】
Step1111は、Step1109で受信したAV/Cレスポンスのresponseフィールドを確認する。responseフィールドが8hであった場合はStep1112に、Ahであった場合はStep1113に、Chであった場合はStep1115にそれぞれ進む。
【0134】
Step1112では、機器がメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないので、処理を中止する。
【0135】
Step1113では、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801にメディアが挿入されていないか、対応していないメディアが挿入されているということをユーザに通知し、Step1114で処理を終了する。
【0136】
Step1115では、OPR5の値を確認し、7FhであればStep1120に進み、7Fh以外であればStep1116に進む。
【0137】
Step1116では、OPR5の値からTV信号形式F2を取得する。OPR5=00hであればF2はNTSC形式、OPR5=80hであればF2はPAL形式ということになる。
【0138】
Step1117では、F1とF2の比較を行い、F2=F3であればStep1120に進み、F2≠F3であればStep1118に進む。
【0139】
Step1118では、DVD−RAMディスク105に記録されているデータのTV信号形式と、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在設定されているTV信号形式が異なっていて、正しく再生できないということをユーザに通知し、Step1119で処理を終了する。
【0140】
Step1120では、DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801は、現在挿入されているDVD−RAMディスク105から記録もしくは再生可能であると通知し、Step1121で処理を終了する。
【0141】
以上の処理を行うことにより、PC115もしくはPC805は、送受信前にあらかじめ挿入されているDVD−RAMディスク105が、記録もしくは再生できるかどうかを知ることができ、例えば異なるTV信号形式のデータが記録されているディスクが挿入されている場合には、ユーザに間違ったディスクが挿入されていることを通知できる。
【0142】
なお、Step1102からStep1107までの処理と、Step1108からStep1116までの処理は、必ずしも図11の順序で実行する必要はなく、処理の順序が逆になっていてもよい。要するに、Step1116でTV信号形式の比較を行うまでにそれぞれの処理を実行し、F2およびF3を取得できていればよい。
【0143】
またStep1112で、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドを実装していないことを意味するFhがresponseフィールドの値として返送された場合には、処理を中断するのではなく、Step1120に進み、メディアと機器とが対応していると通知しても構わない。
【0144】
またメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットが第2の実施形態で説明したものと異なっている場合には、Step1111、Step1115およびStep1116の処理は一致しない場合がある。その場合には、メディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットに従って、参照するフィールドを変更すればよい。
【0145】
なお、図11の各Stepの一部または全部がソフトウェアで構成されていても構わない。
【0146】
さらに、本発明のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムも本発明に属する。
【0147】
さらに、本発明のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
【0148】
さらに、本発明のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムも本発明に属する。
【0149】
さらに、本発明のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、送信しようとしているDVデータをDVD−RAMディスク105に記録できるかどうかをあらかじめ確認できる、もしくは現在DVDビデオレコーダ601もしくはDVDプレーヤ801に現在挿入されているDVD−RAMディスク105を正しく記録もしくは再生できるかどうかを確認できる記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術におけるDVDビデオレコーダの構成図の一例を示す図
【図2】DVDビデオレコーダのユニット構成図
【図3】AV/Cコマンドのフレームフォーマットを示す図
【図4】AV/Cレスポンスのフレームフォーマットを示す図
【図5】入力可能な信号フォーマットを問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットを示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるDVDビデオレコーダの構成図
【図7】本発明の第2の実施の形態における使用中のメディアに記録されているデータのTV信号形式を問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットの一例を示す図
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるDVDプレーヤの構成図
【図9】出力可能な信号フォーマットを問い合わせるAV/Cコマンドのフレームフォーマットを示す図
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるPC115の動作を表すフローチャート
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるPC115もしくはPC805の動作を表すフローチャート
【符号の説明】
101 DVDビデオレコーダ
102 記録再生部
103 制御部
104 コマンド受信応答部
105 DVD−RAMディスク
106 DVデコーダ
107 MPEG2エンコーダ
108 MPEG2デコーダ
109 D/Aコンバータ
110 A/Dコンバータ
111 出力端子
112 入力端子
113 IEEE1394インタフェース
114 IEEE1394バス
115 PC
116 MPEG2PSデータ
117 ベースバンドデータ
118 DVデータ
119 アナログデータ
121 動作制御指示
122 応答
123 AV/Cコマンド
124 AV/Cレスポンス
201 ベンダーユニークユニット
202 ベンダーユニークサブユニット
203 PC
204 ユニット宛コマンド
205 サブユニット宛コマンド
601 DVDビデオレコーダ
602 コマンド受信応答部
603 TV信号形式取得部
604 TV信号形式
605 取得指示
801 DVDプレーヤ
802 再生部
803 DVエンコーダ
804 コマンド受信応答部
805 PC
Claims (15)
- 外部から入力される第1フォーマットのデータを受信し、また外部から入力されるコマンドを受信し、また外部へコマンドレスポンスを送信するインタフェースと、
前記インタフェースから第1フォーマットのデータを入力してベースバンド信号を生成するデコーダと、
前記デコーダからベースバンド信号を入力して第2フォーマットのデータにエンコードするエンコーダと、
前記エンコーダから第2フォーマットのデータを入力してリムーバブルメディアに記録し、またリムーバブルメディアから第2フォーマットのデータを含む記録データを再生する記録再生手段と、
前記インタフェースが受信したコマンドが前記リムーバブルメディアに記録されているTV信号形式を問い合わせるコマンドのときに、TV信号形式を入力してコマンドレスポンスとして前記インタフェースへ出力するコマンド受信応答手段と、
前記インタフェースが受信したコマンドに基づいて、前記記録再生手段の記録再生を制御する制御手段と、
前記記録再生手段から再生された記録データからTV信号形式を取得して前記コマンド受信応答手段へ出力するTV信号形式取得手段とを有することを特徴とする記録再生装置。 - 前記TV信号形式取得手段は、前記記録再生手段において再生した前記リムーバブルメディアに記録されている前記第2フォーマットのデータを調べることで、前記TV信号形式を識別することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- アナログ入力端子と、
アナログ出力端子と
前記アナログ入力端子から入力したアナログ入力信号をベースバンド信号に変換し、前記エンコーダに出力するA/Dコンバータと、
前記記録再生手段で再生した第2フォーマットのデータをデコードしてベースバンド信号を出力する第2デコーダと、
前記第2デコーダが出力したベースバンド信号をアナログ出力信号に変換して前記アナログ出力端子から出力するD/Aコンバータとをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載の記録再生装置。 - 外部から入力されるコマンドを受信し、また外部へコマンドレスポンスを送信し、また外部へ第1フォーマットのデータを送信するインタフェースと、
前記インタフェースが受信したコマンドがリムーバブルメディアに記録されているTV信号形式を問い合わせるコマンドのときに、TV信号形式を入力してコマンドレスポンスとして前記インタフェースへ出力するコマンド受信応答手段と、
リムーバブルメディアから第2フォーマットのデータを含む記録データを再生する再生手段と、
前記インタフェースが受信したコマンドに基づいて、前記再生手段の再生を制御する制御手段と、
前記再生手段から再生された記録データからTV信号形式を取得して前記コマンド受信応答手段へ出力するTV信号形式取得手段と、
前記再生手段から前記第2フォーマットのデータを入力してベースバンド信号を生成するデコーダと、
前記デコーダからベースバンド信号を入力して第1フォーマットのデータにエンコードし前記インタフェースに出力するエンコーダとを有することを特徴とする再生装置。 - 前記TV信号形式取得手段は、前記再生手段において再生した前記リムーバブルメディアに記録されている前記第2フォーマットのデータを調べることで、前記TV信号形式を識別することを特徴とする請求項4記載の再生装置。
- アナログ出力端子と
前記デコーダが出力したベースバンド信号をアナログ出力信号に変換して前記アナログ出力端子から出力するD/Aコンバータとをさらに有することを特徴とする請求項4または請求項5いずれかに記載の再生装置。 - 出力データの送信指示を受け取るステップと、
前記出力データのTV信号形式を取得するステップと、
送信相手の記録再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データのTV信号形式を取得するステップと、
前記出力データのTV信号形式と前記記録データのTV信号形式とが一致しない場合は、前記出力データの送信を中断するステップと、
前記出力データのTV信号形式と前記記録データのTV信号形式とが一致する場合は、前記出力データの送信を開始するステップとを有することを特徴とするデータ送信方法。 - 前記送信相手の記録再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データのTV信号形式の取得方法は、
前記記録データのTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置に送信するステップと、
前記記録再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項7記載のデータ送信方法。 - 確認指示を受けるステップと、
伝送相手の記録再生装置の記録再生もしくは伝送相手の再生装置の再生が可能な第1TV信号形式を取得するステップと、
前記記録再生装置もしくは前記再生装置で使用されているリムーバブルメディアに記録されている記録データの第2TV信号形式を取得するステップと、
前記第1TV信号形式と前記第2TV信号形式が一致する場合は、前記リムーバブルメディアは前記記録再生装置の記録再生もしくは前記再生装置の再生が可能と判断するステップと、
前記第1TV信号形式と前記第2TV信号形式が一致しない場合は、前記リムーバブルメディアは前記記録再生装置の記録再生もしくは前記再生装置の再生が不可能と判断するステップとを有することを特徴とするリムーバブルメディア確認方法。 - 前記記録再生装置もしくは前記再生装置からの前記第2TV信号形式の取得方法は、
前記記録データのTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置もしくは前記再生装置に送信するステップと、
前記記録再生装置もしくは前記再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項9記載のリムーバブルメディア確認方法。 - 前記記録再生装置もしくは前記再生装置が再生可能な前記第1TV信号形式の取得方法は、
前記記録再生装置もしくは前記再生装置が現在再生可能なTV信号形式を取得するコマンドを前記記録再生装置もしくは前記再生装置に送信するステップと、前記記録再生装置もしくは前記再生装置から送信される前記取得コマンドに対するレスポンスの内容から取得するステップとを有することを特徴とする請求項9記載のリムーバブルメディア確認方法。 - 請求項7または請求項8のいずれかに記載のデータ送信方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラム。
- コンピュータにより処理可能な媒体であって、請求項12に記載のプログラムを担持したことを特徴とする媒体。
- 請求項9ないし請求項11のいずれかに記載のリムーバブルメディア確認方法の各ステップをコンピュータにより実行させるためのプログラム。
- コンピュータにより処理可能な媒体であって、請求項14に記載のプログラムを担持したことを特徴とする媒体。
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JP2002169539A JP2004015686A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 記録再生装置、再生装置、データ送信方法、リムーバブルメディア確認方法、プログラム、および媒体 |
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JP2011228867A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Canon Inc | 記録再生装置 |
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- 2002-06-11 JP JP2002169539A patent/JP2004015686A/ja active Pending
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