JP2004014197A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数のLEDで構成された多点発光部からの出射光をフィラメントバルブと同等の配光特性とすることで、フィラメントバルブ仕様の灯具ハウジングとLED光源仕様の灯具ハウジングとの共用化を実現する。
【解決手段】LED光源2の口金2aをフィラメントバルブの口金と同一仕様とすることで灯具ハウジング1の共用化を実現し、又多数のLED9で構成する多点発光部10の出射方向に反射部材11を配設し、反射部材11で多点発光部10からの出射光を反射させることで、フィラメントバルブと同等の配光特性を得るようにする。
【選択図】図1
【解決手段】LED光源2の口金2aをフィラメントバルブの口金と同一仕様とすることで灯具ハウジング1の共用化を実現し、又多数のLED9で構成する多点発光部10の出射方向に反射部材11を配設し、反射部材11で多点発光部10からの出射光を反射させることで、フィラメントバルブと同等の配光特性を得るようにする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LED光源を装着する灯具ハウジングとフィラメントバルブを装着する灯具ハウジングとを共用化した車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、LEDを発光部とする車両用灯具として、本出願人は、特開2001−126510号公報において、光源バルブの発光部としてフィラメントと同等の配光特性を有するLED素子を採用する技術を提案した。
【0003】
このLED素子を発光部とする光源バルブによれば、従来の灯具ハウジングに取り付けられているフィラメントを発光部とする光源バルブに代えて、LED素子を発光部とする光源バルブをそのまま取り付けることができるため、高い汎用性を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した公報に開示されている車両用灯具では、フィラメントと同等の配光特性を得るために、LED素子を曲面状に形成した基板に実装し、しかもこの状態で光源バルブに封装しなければならないため、製造が煩雑で、製品コストが高くなってしまう不都合がある。
【0005】
これに対処するに、例えば特開2000−100218号公報には、発光部として多数のLEDを実装したLED基板と、フィラメントバルブとを共通の灯具ハウジングに対して、選択的に取り付け可能とする技術が開示されている。
【0006】
しかし、この公報に開示されている技術では、フィラメントバルブの配光特性と、多数のLEDで構成された発光部の配光特性とが相違するため、例えばフィラメントバルブ仕様の灯具ハウジングに、多数のLEDで構成された発光部を有するLED光源を装着した場合には、配光特性の相違により看者に違和感を与えてしまう問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、多数のLEDで発光部を構成したLED光源の製造が容易で、製品コストの低減を実現することができ、しかも、当該LED光源をフィラメントバルブに代えて装着した場合であっても、フィラメントバルブと同等の配光特性を得ることができて、看者に違和感を与えることが無く、製品の高い信頼性を得ることのできる車両用灯具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、灯具ハウジングの後部に光源用ソケットを配設し、該光源用ソケットの周囲に、上記灯具ハウジングと一体或いは別体の反射面を有する車両用灯具において、上記光源用ソケットに装着可能な口金を背面側に有するLED基板の前面に多数の発光ダイオードから成る多点発光部を実装したLED光源と、上記多点発光部の前方に配設した反射部材とを備えることを特徴とする。
【0009】
この場合、好ましくは、1)上記反射部材が上記多点発光部の出射方向に向かって開くホーン状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
2)上記反射部材がハーフミラーで構成されていることを特徴とする。
【0011】
3)上記反射部材が導光体で形成されており、該導光体の上記発光部と反対側に指向する面が該発光部の出射方向に向かって開くホーン状の凹部に形成されていると共に、該ホーン状に形成された面に反射面が形成されていることを特徴とする。
【0012】
4)上記反射部材が導光体で形成されていると共に、該導光体に光反射粒子を混在させたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1〜図3に本発明の第1実施の形態を示す。ここで、図1はLED光源を装着した車両用灯具の断面図、図2はLED光源の平面図、図3はフィラメントバルブを装着した車両用灯具の断面図である。
【0014】
図1、図3の符号1は灯具ハウジングで、2はLED光源、3はフィラメントバルブである。灯具ハウジング1は、ハウジング本体4と、このハウジング本体4の開口端に装着されるアウタレンズ5とを有している。
【0015】
又、ハウジング本体4の内面は凹面状に形成されており、その表面に、アルミニュウム蒸着等により反射面4aが形成されている。又、ハウジング本体4にソケット取付け部4bが形成され、このソケット取付け部4bに光源用ソケット6が装着される。尚、反射面4aは、ハウジング本体4とは別体に形成されていても良い。
【0016】
後述するように、LED光源2とフィラメントバルブ3とに各々設けられている口金2a,3aは同一の仕様で形成されており、従って、この各口金2a,3aを装着する光源用ソケット6は共用化が可能である。この場合、別態様としては、光源用ソケットは、各口金2a,3aに対して専用のタイプとし、各光源用ソケットの外形を、ハウジング本体4のソケット取付け部4bに対して取付け可能な形状とするようにして、ハウジング本体4の共用化を実現するようにしても良い。
【0017】
一方、ハウジング本体4の開口端に装着されるアウタレンズ5の裏面に、リフレックスリフレクタ5aが形成されている。
【0018】
ハウジング本体4の反射面4a、及びアウタレンズ5のリフレックスリフレクタ5aは、フィラメントバルブ3の配光特性に合わせて設定されており、フィラメントバルブ3の口金3aを光源用ソケット6に装着し、フィラメントバルブ3を発光させると、フィラメントバルブ3からの出射光は適切に補正された後、アウタレンズ5から外部へ出射される。
【0019】
又、図1に示すように、LED光源2は、円形の平板状に形成されたLED基板8の背面に口金2aが設けられている。この口金2aは、フィラメントバルブ3の口金3aと同一仕様で形成されており、従って、フィラメントバルブ3の口金3aに適応する仕様で形成されている光源用ソケット6に対して、このLED光源2に設けられている口金2aをそのまま装着することができる。
【0020】
又、図1、図2に示すように、LED基板8の前面に、多数のLED9を所定間隔毎に実装してなる多点発光部10が設けられている。更に、この多点発光部10の前方に、反射部材11が配設されている。この反射部材11は多点発光部10の出射方向に向かって開くホーン状に形成されており、この反射部材11の外表面に、アルミニュウム蒸着等により反射面11aが形成されている。
【0021】
この反射部材11の反射面11aは、多点発光部10を構成する各LED9からの出射光が、反射面11aで反射され、次いで、ハウジング本体4の反射面4aで反射されたときの配光特性が、フィラメントバルブ3の配光特性とほぼ同一となるような曲面に形成されている。
【0022】
次に、このような構成による車両用灯具の作用について説明する。
例えば電気自動車に取付けられる車両用灯具は、消費電力を削減するために、通常の車両用灯具に装着されているフィラメントバルブ3に代えてLED光源2を使用することが望ましい。
【0023】
本実施の形態では、フィラメントバルブ3の口金3aとLED光源2の口金2aとが、同一の仕様で形成されているため、光源用ソケット6を共用化することができる。従って、通常のガソリン車等で採用されている灯具ハウジング1をそのまま電気自動車に組付け、フィラメントバルブ3に代えてLED光源2を光源用ソケット6にそのまま装着することができる。
【0024】
その結果、灯具ハウジング1を、フィラメントバルブ仕様とLED光源仕様とで供用化させることができ、部品の共用化による製造コストの低減を図ることができる。
【0025】
又、LED光源2に設けられている多点発光部10を構成する多数のLED9から出射された光は、その殆どが、その出射方向に配設されている反射部材11の表面に形成された反射面11aで反射され、次いでその殆どがハウジング本体4の内面に形成されている反射面4aで反射され、フィラメントバルブ3とほぼ同一の配光特性にて、アウタレンズ5から外部に出射される。
【0026】
このように、本実施の形態によれば、多数のLED9で構成された多点発光部10から出射される光を反射部材11の反射面11aで反射させることで、フィラメントバルブ3とほぼ同一の配光特性を得ることができるようにしたので、灯具ハウジング1をフィラメントバルブ仕様とLED光源仕様とで供用化させることができる。そのため、LED光源仕様においても専用の灯具ハウジング1を製造する必要が無くなり、設計工数、製造工数が削減でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0027】
又、図4に本発明の第2実施の形態によるLED光源を装着した車両用灯具の断面図を示す。
上述した第1実施の形態では、反射部材11の反射面11aで、多点発光部10を構成する多数のLED9からの出射光を全反射するようにしたが、本実施の形態では、反射部材21としてハーフミラーを採用し、反射部材21に入射された光の一部を透過させ、残りを、第1実施の形態と同様の反射角で反射させるようにしたものである。尚、ハーフミラーは、例えば透明プラスチックで形成した本体部の外表面に、アルミニューム等の金属を真空蒸着させることで形成する。
【0028】
このような構成では、反射部材21をハーフミラーとすることで、多点発光部10を構成する多数のLED9からの出射光の一部を、反射部材21を透過させて出射させることができ、反射部材11そのものによって光が遮断されて影が形成されてしまう、いわゆる中抜けが防止され、フィラメントバルブ3により近い配光特性を得ることができる。
【0029】
又、図5に本発明の第3実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図を示す。
上述した第1実施の形態では、反射部材11の外表面に反射面11aを形成したが、本実施の形態では、反射部材31を導光体と一体に形成し、この反射部材31の多点発光部10と反対側に指向する面に、多点発光部10の出射方向に向かってホーン状の凹部31aを形成し、この凹部31aの表面をアルミニューム蒸着等によりコーティングして反射面を形成したもので、反射部材31を導光体と一体に形成したことで、部品点数が削減され、更に、保持構造を簡素化することができる。
【0030】
又、図6に本発明の第4実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図を示す。
上述した第3実施の形態では、反射部材31を導光体とし、ホーン状に形成した凹部31aに反射面を形成させたが、本実施の形態では、導光体で形成した反射部材41中に、光反射粒子41aを混在させることで、反射部材41に入射された、多点発光部10からの光が光反射粒子41aで反射されて散乱されるようにしたもので、光の散乱によりフィラメントバルブと同等の配光特性を得ることができる。
【0031】
光反射粒子41aとしては、炭酸カルシウム等の無機物片、微粒状のアルミニューム等の異物を混入する場合に限らず、導光体内部に気泡を残留形成させるようにした場合における気泡等であっても良い。
【0032】
このような構成によれば、導光体を成形する際に、予め光反射粒子(気泡の場合は気体)を混入させるだけで、反射部材41を形成することができるため、製造が容易で、製品コストの低減を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、多数のLEDで発光部を構成したLED光源の製造が容易となり、製品コストの低減を実現することができる。
【0034】
又、LED光源をフィラメントバルブに代えて装着するので、消費電力の低減、長寿命化等を実現することができると共に、フィラメントバルブと同等の配光特性を得ることができるため、看者に違和感を与えることが無く、製品の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態によるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【図2】同、LED光源の平面図
【図3】同、フィラメントバルブを装着した車両用灯具の断面図
【図4】第2実施の形態によるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【図5】第3実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【図6】第4実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【符号の説明】
1 灯具ハウジング
2 LED光源
2a,3a 口金
3 フィラメントバルブ
4a 反射面
6 光源用ソケット
8 LED基板
9 発光ダイオード
10 多点発光部
11,21,31,41 反射部材
31a 凹部
41a 光反射粒子
【発明の属する技術分野】
本発明は、LED光源を装着する灯具ハウジングとフィラメントバルブを装着する灯具ハウジングとを共用化した車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、LEDを発光部とする車両用灯具として、本出願人は、特開2001−126510号公報において、光源バルブの発光部としてフィラメントと同等の配光特性を有するLED素子を採用する技術を提案した。
【0003】
このLED素子を発光部とする光源バルブによれば、従来の灯具ハウジングに取り付けられているフィラメントを発光部とする光源バルブに代えて、LED素子を発光部とする光源バルブをそのまま取り付けることができるため、高い汎用性を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した公報に開示されている車両用灯具では、フィラメントと同等の配光特性を得るために、LED素子を曲面状に形成した基板に実装し、しかもこの状態で光源バルブに封装しなければならないため、製造が煩雑で、製品コストが高くなってしまう不都合がある。
【0005】
これに対処するに、例えば特開2000−100218号公報には、発光部として多数のLEDを実装したLED基板と、フィラメントバルブとを共通の灯具ハウジングに対して、選択的に取り付け可能とする技術が開示されている。
【0006】
しかし、この公報に開示されている技術では、フィラメントバルブの配光特性と、多数のLEDで構成された発光部の配光特性とが相違するため、例えばフィラメントバルブ仕様の灯具ハウジングに、多数のLEDで構成された発光部を有するLED光源を装着した場合には、配光特性の相違により看者に違和感を与えてしまう問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、多数のLEDで発光部を構成したLED光源の製造が容易で、製品コストの低減を実現することができ、しかも、当該LED光源をフィラメントバルブに代えて装着した場合であっても、フィラメントバルブと同等の配光特性を得ることができて、看者に違和感を与えることが無く、製品の高い信頼性を得ることのできる車両用灯具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、灯具ハウジングの後部に光源用ソケットを配設し、該光源用ソケットの周囲に、上記灯具ハウジングと一体或いは別体の反射面を有する車両用灯具において、上記光源用ソケットに装着可能な口金を背面側に有するLED基板の前面に多数の発光ダイオードから成る多点発光部を実装したLED光源と、上記多点発光部の前方に配設した反射部材とを備えることを特徴とする。
【0009】
この場合、好ましくは、1)上記反射部材が上記多点発光部の出射方向に向かって開くホーン状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
2)上記反射部材がハーフミラーで構成されていることを特徴とする。
【0011】
3)上記反射部材が導光体で形成されており、該導光体の上記発光部と反対側に指向する面が該発光部の出射方向に向かって開くホーン状の凹部に形成されていると共に、該ホーン状に形成された面に反射面が形成されていることを特徴とする。
【0012】
4)上記反射部材が導光体で形成されていると共に、該導光体に光反射粒子を混在させたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1〜図3に本発明の第1実施の形態を示す。ここで、図1はLED光源を装着した車両用灯具の断面図、図2はLED光源の平面図、図3はフィラメントバルブを装着した車両用灯具の断面図である。
【0014】
図1、図3の符号1は灯具ハウジングで、2はLED光源、3はフィラメントバルブである。灯具ハウジング1は、ハウジング本体4と、このハウジング本体4の開口端に装着されるアウタレンズ5とを有している。
【0015】
又、ハウジング本体4の内面は凹面状に形成されており、その表面に、アルミニュウム蒸着等により反射面4aが形成されている。又、ハウジング本体4にソケット取付け部4bが形成され、このソケット取付け部4bに光源用ソケット6が装着される。尚、反射面4aは、ハウジング本体4とは別体に形成されていても良い。
【0016】
後述するように、LED光源2とフィラメントバルブ3とに各々設けられている口金2a,3aは同一の仕様で形成されており、従って、この各口金2a,3aを装着する光源用ソケット6は共用化が可能である。この場合、別態様としては、光源用ソケットは、各口金2a,3aに対して専用のタイプとし、各光源用ソケットの外形を、ハウジング本体4のソケット取付け部4bに対して取付け可能な形状とするようにして、ハウジング本体4の共用化を実現するようにしても良い。
【0017】
一方、ハウジング本体4の開口端に装着されるアウタレンズ5の裏面に、リフレックスリフレクタ5aが形成されている。
【0018】
ハウジング本体4の反射面4a、及びアウタレンズ5のリフレックスリフレクタ5aは、フィラメントバルブ3の配光特性に合わせて設定されており、フィラメントバルブ3の口金3aを光源用ソケット6に装着し、フィラメントバルブ3を発光させると、フィラメントバルブ3からの出射光は適切に補正された後、アウタレンズ5から外部へ出射される。
【0019】
又、図1に示すように、LED光源2は、円形の平板状に形成されたLED基板8の背面に口金2aが設けられている。この口金2aは、フィラメントバルブ3の口金3aと同一仕様で形成されており、従って、フィラメントバルブ3の口金3aに適応する仕様で形成されている光源用ソケット6に対して、このLED光源2に設けられている口金2aをそのまま装着することができる。
【0020】
又、図1、図2に示すように、LED基板8の前面に、多数のLED9を所定間隔毎に実装してなる多点発光部10が設けられている。更に、この多点発光部10の前方に、反射部材11が配設されている。この反射部材11は多点発光部10の出射方向に向かって開くホーン状に形成されており、この反射部材11の外表面に、アルミニュウム蒸着等により反射面11aが形成されている。
【0021】
この反射部材11の反射面11aは、多点発光部10を構成する各LED9からの出射光が、反射面11aで反射され、次いで、ハウジング本体4の反射面4aで反射されたときの配光特性が、フィラメントバルブ3の配光特性とほぼ同一となるような曲面に形成されている。
【0022】
次に、このような構成による車両用灯具の作用について説明する。
例えば電気自動車に取付けられる車両用灯具は、消費電力を削減するために、通常の車両用灯具に装着されているフィラメントバルブ3に代えてLED光源2を使用することが望ましい。
【0023】
本実施の形態では、フィラメントバルブ3の口金3aとLED光源2の口金2aとが、同一の仕様で形成されているため、光源用ソケット6を共用化することができる。従って、通常のガソリン車等で採用されている灯具ハウジング1をそのまま電気自動車に組付け、フィラメントバルブ3に代えてLED光源2を光源用ソケット6にそのまま装着することができる。
【0024】
その結果、灯具ハウジング1を、フィラメントバルブ仕様とLED光源仕様とで供用化させることができ、部品の共用化による製造コストの低減を図ることができる。
【0025】
又、LED光源2に設けられている多点発光部10を構成する多数のLED9から出射された光は、その殆どが、その出射方向に配設されている反射部材11の表面に形成された反射面11aで反射され、次いでその殆どがハウジング本体4の内面に形成されている反射面4aで反射され、フィラメントバルブ3とほぼ同一の配光特性にて、アウタレンズ5から外部に出射される。
【0026】
このように、本実施の形態によれば、多数のLED9で構成された多点発光部10から出射される光を反射部材11の反射面11aで反射させることで、フィラメントバルブ3とほぼ同一の配光特性を得ることができるようにしたので、灯具ハウジング1をフィラメントバルブ仕様とLED光源仕様とで供用化させることができる。そのため、LED光源仕様においても専用の灯具ハウジング1を製造する必要が無くなり、設計工数、製造工数が削減でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0027】
又、図4に本発明の第2実施の形態によるLED光源を装着した車両用灯具の断面図を示す。
上述した第1実施の形態では、反射部材11の反射面11aで、多点発光部10を構成する多数のLED9からの出射光を全反射するようにしたが、本実施の形態では、反射部材21としてハーフミラーを採用し、反射部材21に入射された光の一部を透過させ、残りを、第1実施の形態と同様の反射角で反射させるようにしたものである。尚、ハーフミラーは、例えば透明プラスチックで形成した本体部の外表面に、アルミニューム等の金属を真空蒸着させることで形成する。
【0028】
このような構成では、反射部材21をハーフミラーとすることで、多点発光部10を構成する多数のLED9からの出射光の一部を、反射部材21を透過させて出射させることができ、反射部材11そのものによって光が遮断されて影が形成されてしまう、いわゆる中抜けが防止され、フィラメントバルブ3により近い配光特性を得ることができる。
【0029】
又、図5に本発明の第3実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図を示す。
上述した第1実施の形態では、反射部材11の外表面に反射面11aを形成したが、本実施の形態では、反射部材31を導光体と一体に形成し、この反射部材31の多点発光部10と反対側に指向する面に、多点発光部10の出射方向に向かってホーン状の凹部31aを形成し、この凹部31aの表面をアルミニューム蒸着等によりコーティングして反射面を形成したもので、反射部材31を導光体と一体に形成したことで、部品点数が削減され、更に、保持構造を簡素化することができる。
【0030】
又、図6に本発明の第4実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図を示す。
上述した第3実施の形態では、反射部材31を導光体とし、ホーン状に形成した凹部31aに反射面を形成させたが、本実施の形態では、導光体で形成した反射部材41中に、光反射粒子41aを混在させることで、反射部材41に入射された、多点発光部10からの光が光反射粒子41aで反射されて散乱されるようにしたもので、光の散乱によりフィラメントバルブと同等の配光特性を得ることができる。
【0031】
光反射粒子41aとしては、炭酸カルシウム等の無機物片、微粒状のアルミニューム等の異物を混入する場合に限らず、導光体内部に気泡を残留形成させるようにした場合における気泡等であっても良い。
【0032】
このような構成によれば、導光体を成形する際に、予め光反射粒子(気泡の場合は気体)を混入させるだけで、反射部材41を形成することができるため、製造が容易で、製品コストの低減を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、多数のLEDで発光部を構成したLED光源の製造が容易となり、製品コストの低減を実現することができる。
【0034】
又、LED光源をフィラメントバルブに代えて装着するので、消費電力の低減、長寿命化等を実現することができると共に、フィラメントバルブと同等の配光特性を得ることができるため、看者に違和感を与えることが無く、製品の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態によるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【図2】同、LED光源の平面図
【図3】同、フィラメントバルブを装着した車両用灯具の断面図
【図4】第2実施の形態によるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【図5】第3実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【図6】第4実施の形態によるるLED光源を装着した車両用灯具の断面図
【符号の説明】
1 灯具ハウジング
2 LED光源
2a,3a 口金
3 フィラメントバルブ
4a 反射面
6 光源用ソケット
8 LED基板
9 発光ダイオード
10 多点発光部
11,21,31,41 反射部材
31a 凹部
41a 光反射粒子
Claims (5)
- 灯具ハウジングの後部に光源用ソケットを配設し、該光源用ソケットの周囲に、上記灯具ハウジングと一体或いは別体の反射面を有する車両用灯具において、
上記光源用ソケットに装着可能な口金を背面側に有するLED基板の前面に多数の発光ダイオードから成る多点発光部を実装したLED光源と、
上記多点発光部の前方に配設した反射部材と、
を備えることを特徴とする車両用灯具。 - 上記反射部材が上記多点発光部の出射方向に向かって開くホーン状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
- 上記反射部材がハーフミラーで構成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
- 上記反射部材が導光体で形成されており、該導光体の上記発光部と反対側に指向する面が該発光部の出射方向に向かって開くホーン状の凹部に形成されていると共に、該ホーン状に形成された面に反射面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
- 上記反射部材が導光体で形成されていると共に、該導光体に光反射粒子を混在させたことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
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