JP2004012542A - 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004012542A JP2004012542A JP2002162056A JP2002162056A JP2004012542A JP 2004012542 A JP2004012542 A JP 2004012542A JP 2002162056 A JP2002162056 A JP 2002162056A JP 2002162056 A JP2002162056 A JP 2002162056A JP 2004012542 A JP2004012542 A JP 2004012542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- regulating member
- developing
- carrier
- developing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0806—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
- G03G15/0812—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer regulating means, e.g. structure of doctor blade
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/06—Developing structures, details
- G03G2215/0634—Developing device
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/08—Details of powder developing device not concerning the development directly
- G03G2215/0855—Materials and manufacturing of the developing device
- G03G2215/0866—Metering member
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】弾性を有する現像剤担持体21の表面に当接して、現像剤担持体21上の現像剤25の量を規制する現像剤規制部材23において、少なくとも現像剤規制部材23の現像剤担持体21との当接部の表面粗さは、十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、現像剤25の平均粒径よりも小さくなるように設定されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、これらの装置に備えられる、プロセスカートリッジ、現像装置、及び、現像に共される現像剤量を規制する現像剤規制部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録媒体上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、静電潜像担持体上に形成した静電潜像を、現像剤を用いて現像装置により現像剤像(トナー像)として可視化することを行っている。
【0003】
このような現像装置として、例えば、乾式一成分接触現像装置が提案され実用化されている。この場合多くは、回転する静電潜像担持体と同じく回転する、現像剤を担持した現像剤担持体を、適当な相対周速差で押圧もしくは接触させることで、静電潜像を現像している。加えて、この場合は磁性材料が不要であり、装置の簡略化及び小型化が容易である、非磁性トナーを使用することでフルカラー画像形成装置に応用が可能である等、多くの利点を有している。
【0004】
現像剤担持体としては、弾性及び導電性を有する現像ローラを使用することが多い。即ち、静電潜像担持体に押圧もしくは接触させて現像を行うため、特に静電潜像担持体が剛体である場合、これを傷つけることを避けるために、現像ローラを弾性体により構成するのである。
【0005】
又、現像ローラ表面もしくは表面近傍に導電層を設け、現像バイアスを印加することもできる。
【0006】
更に、トナーへの電荷付与及び均一なトナー薄層の形成を目的とし、現像剤担持体に現像剤規制部材として現像ブレードを当接させることも可能である。この場合、現像ブレードには、ゴム又はバネ弾性を有する金属薄板で構成される、弾性ブレードを用いることが可能である。
【0007】
従来の現像装置5の構成を図5を用いて説明する。現像装置5は、現像剤55を収容する現像容器56で構成され、その静電潜像担持体11に対向する開口部に現像剤担持体51が現像部を露出して設けられている。
【0008】
現像剤担持体である現像ローラ51は、シリコンゴムを基層とし表層としてアクリル・ウレタン系ゴムをコートした導電性を有する弾性ローラであり、矢印A’方向に回転駆動する。
【0009】
現像剤規制部材である金属薄板の現像ブレード53は、ブレード支持板金53に支持され、自由端側の先端近傍を現像ローラ51の外周面に面接触するように当接させて、現像剤55を収容する現像容器56に設けられている。
【0010】
更に、現像容器56内では、弾性を有する現像剤供給ローラ(供給ローラ)54が現像ローラ51に当接し、現像ローラ51の回転方向A’に対しカウンター方向である矢印B’方向に回転駆動する。供給ローラ54はスポンジローラであり、現像ローラ51へ現像剤55の供給、且つ、現像されずに現像ローラ51上に残った現像剤55の剥ぎ取りを目的とし、現像ブレード52よりも、現像ローラ51の回転方向A’上流側に配設されている。
【0011】
現像剤55は、非磁性トナーを含む非磁性一成分現像剤である。現像剤55は、トナーの帯電性及び、転写性の向上を目的として、適当な量の疎水性シリカを外添されている。
【0012】
供給ローラ54によって現像ローラ51に現像剤55が汲み上げられ、現像ローラ51が回転してそれを静電潜像担持体11と対向した現像部へと搬送する。その過程で、現像ブレード53が現像ローラ51上の余分な現像剤55を掻き取ることで、現像ローラ51上の現像剤量、つまり現像剤層厚が規制される。
【0013】
上述した構成の現像装置5において、現像ローラ51上に非磁性トナー55の薄層を良好に形成することができ、静電潜像担持体上の静電潜像を良好に現像することができた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術において、現像剤担持体である現像ローラ51が弾性を有する弾性ローラであり、現像剤規制部材である現像ブレード53と、長期間に渡って当接させた場合、現像ローラ51と現像ブレード53の当接部位において、現像ローラ51の変形が生じ、現像ローラ51に均一に現像剤がコートされなくなり、そのため、現像ローラ51の回転周期で、形成された画像に濃度の濃い鋭い線、いわゆる、現像ローラセット画像不良が出現するという問題が生じた。
【0015】
従って、本発明の目的は、現像剤担持体上に安定した現像薄層を形成することができ、画像に濃度の濃い鋭い線が発生する現像ローラセット画像不良を回避し、画像濃度の安定した、高画質な画像を形成することが可能な、現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、
少なくとも前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする現像剤規制部材を提供する。
【0017】
第2の本発明は、弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、
弾性を有する薄板状であって、少なくとも前記現像剤担持体との当接部に弾性体を備え、少なくとも前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、
十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径よりも小さくなるように、設定されていることを特徴とする現像剤規制部材を提供する。
【0018】
第3の本発明は、弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、
弾性を有する薄板状であって、少なくとも前記現像剤担持体との当接部にポリアミド含有ゴム層を備え、少なくとも前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、
十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする現像剤規制部材を提供する。
【0019】
第4の本発明は、静電潜像担持体に押圧摺擦され、該静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像するため現像剤を担持する、弾性を有する現像剤担持体と、該現像剤担持体上に前記現像剤の薄層を形成する第1、第2又は第3の本発明の現像剤規制部材と、を備えることを特徴とする現像装置を提供する。
【0020】
第5の本発明は、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像を現像する第4の本発明の現像装置と、を少なくとも備え、画像形成装置に着脱可能に設けられることを特徴とするプロセスカートリッジを提供する。
【0021】
第6の本発明は、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像を現像する第4の本発明の現像装置と、を少なくとも備え、記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0022】
第7の本発明は、第5の本発明のプロセスカートリッジを着脱可能に有し、記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0023】
第1〜第7の本発明の一実施態様によると、前記現像剤規制部材において、少なくとも前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、中心線平均粗さRaで、0.2μmよりも大きい。
【0024】
第1〜第7の本発明の他の実施態様によると、前記現像剤規制部材において、少なくとも前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、最大高さRmaxで7μmよりも小さい。
【0025】
第1〜第7の本発明の他の実施態様によると、前記現像剤は、非磁性一成分現像剤である。
【0026】
第4〜第7の本発明の一実施態様によると、前記現像剤担持体の表面粗さは、十点平均粗さRzで、5.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、現像剤の平均粒径の2倍よりも小さくなるように、設定されている。
【0027】
第4〜第7の本発明の他の実施態様によると、前記現像剤担持体の表面粗さは、中心線平均粗さRaで、0.9μmよりも大きいか、又、最大高さRmaxで13μmよりも小さい。
【0028】
又、前記平均粒径とは、重量平均粒径であることが可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0030】
実施例1
図1は本発明を適用した画像形成装置10の概略断面図、図2は現像装置2の概略断面図である。
【0031】
まず、画像形成手段による画像形成動作について説明する。
【0032】
図1において、静電潜像が形成される静電潜像担持体としての感光ドラム11は、矢印C’方向に回転する。まず感光ドラム11は、帯電装置12によって一様に帯電される。その後、露光手段であるレーザー光学装置14からのレーザー光13により露光され、その表面に静電潜像が形成される。
【0033】
この静電潜像を、感光ドラム11に所定の侵入量をもって押圧、接触し配設された現像装置2によって現像し、現像剤像(トナー像)として可視化する。
【0034】
可視化された感光ドラム11上のトナー像は、転写手段である転写ローラ15によって記録媒体16に転写される。転写されずに感光ドラム11上に残存した転写残現像剤は、クリーニング手段(クリーナ)であるクリーニングブレード17により掻き取られ、廃トナー容器18に収納される。クリーニングされた感光ドラム11は上述作用を繰り返し、画像形成を行う。
【0035】
一方、トナー像を転写された記録媒体16は、定着装置19によって永久定着された後、機外に排紙される。
【0036】
本発明の特徴部分である現像装置2について、図2に基づき、更に説明する。
【0037】
ここでは、現像剤25として負帯電性の非磁性一成分トナー(トナー)が使用される。このトナー25は、現像容器26に収容される。そして、現像装置2は、現像容器26の長手方向に延在する開口部に、感光ドラム11と対向配置されるようにして、現像剤担持体としての現像ローラ21を備えており、この現像ローラ21が感光ドラム11と対向した現像部に現像剤25を搬送して、感光ドラム11上の静電潜像を現像、可視化するようになっている。
【0038】
感光ドラム11は、アルミシリンダーを基体とし、その周囲に所定厚みの感光層を塗工した剛体である。画像形成時において、帯電装置12により帯電電位Vd=−700Vに均一帯電されており、画像信号に従いレーザー14で露光された部分がVl=−150Vになる。Vl部に対し、現像ローラ21の芯金には直流電圧Vdc=−400Vが現像バイアスとして印加され、負性帯電トナー25が移動することで反転現像される。
【0039】
弾性を有する現像ローラ21は、本実施例では、上記現像容器26の開口部にて、図2に示す断面図で右略半周を現像容器26に突入し、左略半周面を現像容器26から露出して横設される。この現像容器26から露出した面は、現像装置2の図2の断面図で左方に位置する感光ドラム11に所定の侵入量となるように押圧、接触するように対向している。本実施例においては、感光ドラム11に対して現像ローラ21が50μm侵入し、接触する。
【0040】
現像ローラ21は感光ドラム11の回転方向C’と順方向である矢印A’方向に回転駆動される。本実施例における現像ローラ21は、シリコンゴムを基層とし、アクリル・ウレタン系ゴムを表面にコートした二層構成であり、その表面粗さは、Ra=1.2μm、Rz=7.0μm、Rmax=10.0μmである。又、104〜106Ωの抵抗を有している。
【0041】
ここで、抵抗の測定方法を説明する。現像ローラ21を、感光ドラム11と等しい直径のアルミスリーブに、当接荷重500gfで当接させる。このアルミスリーブを、さらに感光ドラム11と等しい周速で回転させる。本実施例において、感光ドラム11は周速90mm/secで回転し、直径は30mmであり、現像ローラ21は、感光ドラム11よりも速い周速120mm/secで回転し、直径は16mmである。次に、現像ローラ21に、本実施例の現像バイアスと等しい−400Vの直流電圧を印加する。その際、アース側に10kΩの抵抗を設け、その両端の電圧を測定することで電流を算出し、現像ローラ21の抵抗を算出する。
【0042】
現像容器26内部で、現像ローラ21回転方向A’で現像剤規制部材である現像ブレード23の上流の位置、ここでは現像ローラ21の下方に、弾性を有する現像剤供給ローラ(供給ローラ)24が当接され、回転可能に支持されている。供給ローラ24は、スポンジ構造や、芯金上にレーヨン、ナイロン等の繊維を植毛したファーブラシ構造のものが、現像ローラ21へのトナー25の供給及び未現像トナーの剥ぎ取りの点から好ましい。本実施の形態においては、ウレタンスポンジローラであり、現像ローラ21とカウンター方向、現像ローラ2の回転方向A’と同一方向である回転方向B’に回転駆動する。
【0043】
本実施の形態において、現像剤25として収容されている一成分現像剤である負帯電性の非磁性トナー(トナー)25には、高画質化を図るために、小粒径化を達成し、且つ、転写効率を向上させるため、略球形トナーを用いている。具体的には形状係数として、SF−1が100〜180であり、SF−2が100〜140であるものを用いている。
【0044】
このSF−1、SF−2は、日立製作所製FE−SEM(S−800)(商品名)を用いて、トナー像を無作為に100個サンプリングし、それら画像情報を、インターフェースを介してニコレ社製画像解析装置Lusex3(商品名)に導入し解析を行い、下式より算出し得られた値を定義している。
【0045】
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(π/4)×100
SF−2={(PERI)2/AREA}×(π/4)×100
(但し、MXLNG:絶対最大長、AREA:トナー投影面積、PERI:周長)
【0046】
このトナーの形状係数SF−1は球形度合を示し、100から大きくなるにつれて球形から徐々に不定形になる。SF−2は凹凸度合を示し、100から大きくなるにつれてトナー表面の凸凹が顕著になる。
【0047】
トナーの製造方法としては、トナーが上記形状係数の範囲内になれば、こだわるものではない。例えば従来の粉砕トナー表面を熱的・機械的ストレスにより塑性球形化処理することも可能であるし、混濁重合法により直接トナーを製造する方法や、単量体には可溶で得られる重合体が不溶な水系誘起溶剤を用い、直接トナーを背生成する分散重合方法、又は水溶性極性開始剤存在下で直接重合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代表される乳化重合法等を用いることも可能である。
【0048】
本実施の形態においては、比較的容易に形状係数SF−1を100〜180に、SF−2を100〜140にコントロールでき、粒度分布がシャープな4〜8μmの粒径が得られる、常圧下での、又は、加圧下での混濁重合方法を用い、又、モノマーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽和ポリエステル、更に着色剤を加えて、重量平均粒径約7μmであり、重量平均粒径4μm以下のトナー粒子が25個数%以下の負帯電性トナーを製造している。
【0049】
トナーの重量平均粒径の測定には、コールターカウンターTAII型あるいはコールターマルチライザー(コールター社製)を用いている。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、1%NaCl水溶液を調整している。この電解水溶液100〜150ml中に、分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。試料を混濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理され、前記測定装置により、100μmのアパーチャーを用いて、2μm以上のトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布とを算出し、体積分布から重量基準の重量平均粒径D4を求めている。
【0050】
その後、外添剤である流動性付与剤として、疎水性シリカを1.5wt%外添している。外添量は、当然これに限るものではない。トナー表面を外添剤によって被膜することで、負性帯電性能の向上、且つ、トナー間に微小な間隙を設けることによる、流動性の向上を達成している。
【0051】
本実施例では現像ローラ21の上方に、弾性を有する現像剤規制部材としての現像ブレード23が、支持板金22に支持され、自由端側の先端近傍を現像ローラ21の外周面に面接触にて当接するように設けられている。現像ブレード23の材質として、本実施例では、リン青銅金属薄板を用いている。その表面粗さは、Ra=0.4μm、Rz=3.0μm、Rmax=5.0μmである。当接方向としては、当接部に対して自由端側の先端が、現像ローラ21の回転方向A’上流側に位置するカウンター方向となっている。
【0052】
以上説明した画像形成装置10ならびに現像装置2を用いて、10000枚のプリントアウト試験を行ったところ、従来例で説明した現像ローラセット画像不良が発生することなく、縦スジ画像が発生することなく、現像ローラ上のトナー薄層量が一定で画像濃度の安定した、高画質な画像を得ることができた。
【0053】
ここで、実験例により、本発明の効果を具体的に説明する。
【0054】
実験例1
従来の現像装置5を常温常湿環境(25℃、60%RH)に1ヶ月間放置して、プリントアウト試験を行ったところ、現像ローラ51の回転周期で、濃度の濃い鋭い線、いわゆる、現像ローラセット画像不良が出現した。
【0055】
観察したところ、現像ローラセット画像不良は、常温常湿環境で放置している間、現像ローラ51と現像ブレード53が当接していた部位で発生しており、この部位は、現像ローラ51が弾性ローラであるがゆえに、放置期間中、現像ブレード53との当接による圧力を受け続けることで変形が生じていた。
【0056】
現像ローラ51の回転周期で、濃度の濃い鋭い線の現像ローラセット画像不良が出現する原因は、この現像ローラ51の変形部位において、均一なトナーコート層が形成できないためであり、具体的には、変形部位とそれ以外の部分で、現像ローラ上のトナーコート量に差が生じてしまうためであった。
【0057】
そこで、本発明者等は、図2にて説明した現像装置2において、変形部位と、それ以外の部位で、現像ローラ21上のトナーコート量を均一にすることを目的とし、まず、現像ブレード23の表面粗さに着目した。
【0058】
現像装置2の現像ブレード23を現像ブレードA〜Fに置き換え、現像ブレード23以外の構成を、現像装置5そのままの現像装置2とし、常温常湿環境(25℃、60%RH)に1ヶ月間放置した、それぞれの現像ブレードA〜Fを取り付けた現像装置2を用いてプリントアウト試験を行った結果を以下に表1として示す。
【0059】
【表1】
【0060】
上記表から明らかなように、現像ブレードの表面粗さを、
Rz>2.0μm、好ましくはRa>0.2μm
とすることで、現像ローラセット画像不良の発生を抑制することができる。
【0061】
なぜならば、現像ブレード23表面を粗すことによって摩擦力が高まり、つまり、現像ブレード23の主たる目的である現像剤規制力が強くなることで、放置期間中に変形した部位とそれ以外の部位で、現像ローラ21上のトナーコート量の差が無くなり、均一なトナーコート層の形成が可能となるためである。
【0062】
又、現像ブレード23のRmaxが、本実施例におけるトナーの重量平均粒径約7μmよりも大きい場合、つまり、現像ブレード23の凹凸が、トナー粒径よりも大きくなると、現像ローラ21上に均一なトナーコートが形成できず、縦スジ画像となってしまうことがわかった。
【0063】
以上説明したように、現像ブレード23の表面粗さを、
Rz>2.0μm、好ましくはRa>0.2μm、且つRmax<トナーの重量平均粒径、とすることで、現像ローラセット画像不良の発生、且つ、縦スジ画像の発生を抑制することができ、長期間、放置された直後においても、現像ローラ上に均一なトナーコート層を形成することができた。
【0064】
実験例2
更に、現像ローラ21上に安定した、均一なトナーコート層を形成することを目的として、現像ローラ21の表面粗さに着目した。
【0065】
本実施例において、適正な画像濃度を得るために必要な現像ローラ21上のトナーコート量は、0.3〜0.8mg/cm2である。
【0066】
現像装置2において、現像ブレード23として、現像ローラセット画像不良の発生及び縦スジの発生を抑制することができた現像ブレードC〜Eを用い、現像ローラ21として、下記表2に示す現像ローラa〜dとを用いて、実験例1の方法にて行ったプリントアウト試験結果を表3に示す。
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
上記表から明らかなように、現像ローラ21の表面粗さを、
Rz>5.0μm、好ましくはRa>0.9μm
とすることで、現像ローラ21上のトナーコート量を適正にすることができ、良好な画像濃度を得ることができる。
【0070】
良好な画像濃度を達成するために必要なトナーコート量は、本実施例において、0.3〜0.8mg/cm2であるが、この場合、現像ローラ21上にはトナー約2層分のトナーコートが形成されている。
【0071】
よって、現像ローラ21のRmaxがトナーの重量平均粒径約7μmの2倍程度で13μmよりも大きい場合、つまり、現像ローラ21の凹凸が、適正な画像濃度を達成するために必要なトナーコート層厚よりも大きくなると、現像ローラ上に均一なトナーコートが形成できず、縦スジ画像となってしまうことがわかった。
【0072】
以上説明したように、現像ローラ21の表面粗さを、Rz>5.0μm、好ましくはRa>0.9μm、且つRmax<トナーの重量平均粒径×2とすることで、現像ローラ21上のトナーコート量を適正にすることができ、すなわち、良好な画像濃度を得ることができ、且つ、縦スジ画像の発生を抑制することができた。
【0073】
以上説明したように、表面粗さRz、Ra、Rmaxを上記に説明した数値に調整した現像ブレード23及び現像ローラ21を用いて、10000枚のプリントアウト試験を行ったところ、現像ローラセット画像不良が発生することなく、更に、縦スジ画像も発生することなく、現像ローラ21上のトナー薄層量が一定で画像濃度の安定した、高画質な画像を得ることができた。
【0074】
尚、ここでは、表面粗さRz、Ra、Rmaxは、JIS B 0601による十点平均粗さRz、中心線平均粗さRa、最大高さRmaxであり、それらの測定は、接触式表面粗さ計((株)小坂研究所製:サーフコーダーSE−3400)を用い、現像ブレード、現像ローラの表面に対して、Rz、Ra、Rmaxを測定した。測定条件は、送りスピードが0.05mm/秒、測定長さが、現像ブレードに関しては0.8mm、現像ローラに関しては2.5mmである。
【0075】
実施例2
以下の本発明に係る実施例2について、図3(a)(b)を用いて説明する。現像ブレード23の以外の構成及び作用については実施例1と同一なので、その説明は省略する。
【0076】
本実施例においては、負極性トナーに対して良好な摩擦帯電能力を有するポリアミド成分と、弾性を有するポリエーテル成分とを含有したポリアミドエラストマーで弾性を有する現像ブレード23を用いる。
【0077】
現像ブレード23は、図3(b)に示すように、リン青銅の金属薄板28の現像ローラ21との当接面全面において、即ち支持板金22に支持される側の先端から、現像ローラ21の外周面に面接触する自由端側までの、金属薄板28全面に弾性体としてポリアミド含有ゴム(以下、ポリアミドエラストマー)27をラミネート加工接着させた図3(a)に示すような薄板状のものである。
【0078】
リン青銅の金属薄板28の厚さは120μmとし、ポリアミドエラストマー27の厚さは30μmとしている。
【0079】
ポリアミドエラストマー27は、ポリアミドとポリエーテルをエステル結合、あるいは、アミド結合させたものである。
【0080】
ポリアミド成分としては、特に限定されるものではないが、6−ナイロン、6,6−ナイロン、6,12−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、12,12−ナイロン、又はそれらモノマーの重縮合から得られるコポリアミドを含み、好ましくはポリアミドの末端アミノ基を二塩基酸等によりカルボキシル化されたものが用いられる。二塩基酸としては、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸等の脂肪族飽和ジカルポン酸、マレイン酸等の脂肪族不飽和ジカルポン酸、フタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、及び上記二塩基酸とエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール等のジオールを含むポリジカルボン酸等が用いられる。又、ポリエーテル成分としては、単独重合又は共重合したポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテルや両末端がアミノ化されたポリエーテルジアミン等が用いられる。
【0081】
本実施例に使用したポリアミドエラストマーは、ポリアミド成分として12−ナイロンを用い、二塩基酸としてドデカンニ酸と反応させ、ポリエーテル成分としてポリテトラメチレングリコールを用い反応させ、所定時間乾燥させた後、リン青銅金属薄板上にラミネート加工したものである。
【0082】
リン青銅金属薄板上にポリアミドエラストマーをラミネート加工した現像ブレードを用いた現像装置を、常温常湿環境(25℃、60%RH)に1ヶ月間放置して、プリントアウト試験を行った場合、現像ローラの回転周期で、濃度の濃い鋭い線、いわゆる、現像ローラセット画像不良が出現した。
【0083】
この原因は、実施例1で説明したのと同様であり、常温常湿環境で放置している間、現像ローラ21と現像ブレード23が当接していた部位で、現像ローラ21が弾性ローラであるがゆえに、変形が生じ、この現像ローラの変形部位において、均一なトナーコート層が形成できないためであり、具体的には、変形部位とそれ以外の部分で、現像ローラ上のトナーコート量に差が生じてしまうためであった。
【0084】
そこで本発明者等は、リン青銅金属薄板上にラミネート加工したポリアミドエラストマーを用いた現像装置2aに対しても、表面粗さを、Rz>2.0μm、好ましくはRa>0.2μm、且つRmax<トナーの重量平均粒径、とし、プリントアウト試験を行ったところ、現像ローラセット画像不良の発生、且つ、縦スジ画像の発生を抑制することができ、長期間、放置された直後においても、現像ローラ上に均一なトナーコート層を形成することができた。
【0085】
更に、負極性トナーに対して良好な摩擦帯電能力を有するポリアミド成分と、弾性を有するポリエーテル成分とを含有したポリアミドエラストマーで弾性を有する現像ブレードを構成することで、トナーへの摩擦帯電能力不足によるカブリの発生がなく、良好な画質を得ることができた。
【0086】
以上の結果からポリアミドエラストマーを金属薄板全面に接着一体成形した現像ブレードを用いた場合においても、現像ローラセット画像不良の発生、且つ、縦スジ画像の発生を抑制することができ、長期間、放置された直後においても、現像ローラ上に安定した均一なトナー薄層を形成でき、良好な画質を得ることができた。
【0087】
実施例3
図4は、本発明を適用したプロセスカートリッジ40の一例を示す概略断面図である。
【0088】
プロセスカートリッジ40は、現像剤担持体としての現像ローラ21と、この現像ローラ21の外周面に面接触にて当接するように設けられた現像剤規制部材23、及び供給ローラ24等で構成される、現像装置2と、感光ドラム11と、帯電手段12、クリーニング手段17とで構成され、プラスチック製の現像枠体41、42により一体的にカートリッジ化される。
【0089】
即ち、本実施の形態のプロセスカートリッジ40は、実施例1、2にて説明した現像装置2と、感光ドラム11に作用するプロセス構成部を一体的にユニット化したものである。従って、上述した全ての現像装置2構成部が同様にプロセスカートリッジ40において適用されるものであり、又、このプロセスカートリッジ40は画像形成装置に着脱可能に設けられるものである。
【0090】
上記の構成をとることによって、実施例1〜3で説明した効果が得られることに加えて、これらの構成部品の交換を容易に行うことができるようになる。従って、画像形成装置のメンテナンス性が格段に向上する。又、カートリッジを交換することで、電子写真の重要な構成部品が新品に交換されるため、常に高品質な画像を保つことができる。
【0091】
又、プロセスカートリッジの構成については、上記の構成に限定するものではなく、帯電手段12とクリーナー17のどちらかと、感光ドラム11と、現像装置2と、を有する構成のもの、又は、現像装置2と感光ドラム11とで一体化した構成のものでも適用できる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、少なくとも現像剤規制部材の現像剤担持体との当接部の表面粗さは、十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、現像剤の平均粒径よりも小さくなるように設定されている現像剤規制部材、それを備えた現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置であるので、本発明を適用した現像剤規制部材により、現像剤担持体上に均一な現像剤薄層を形成することができるので、長期間放置した場合にも現像ローラセット画像不良の発生を防止することができ、良質な画質を維持できた。
【0093】
更に、現像装置に、表面粗さは、十点平均粗さRzで、5.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、現像剤の平均粒径の2倍よりも小さくなるように、設定されている現像剤担持体を設けることで、安定した現像薄層を形成することができ、画像濃度の安定した、高画質な画像を得ることが可能な装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る現像装置の一例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る現像剤規制部材の一例を示す断面図である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
【図5】従来の現像装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
2、5 現像装置
10 画像形成装置
11 感光ドラム(静電潜像担持体)
12 帯電手段
14 レーザー光学装置(露光手段)
16 記録媒体
17 クリーナ(クリーニング手段)
21 現像ローラ(現像剤担持体)
22 支持板金
23 現像ブレード(現像剤規制部材)
24 供給ローラ
25 現像剤
26 現像容器
27 ポリアミド含有ゴム
28 金属板金
40 プロセスカートリッジ
Claims (22)
- 弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、
少なくとも前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする現像剤規制部材。 - 弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、
弾性を有する薄板状であって、少なくとも前記現像剤担持体との当接部に弾性体を備え、少なくとも前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、
十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径よりも小さくなるように、設定されていることを特徴とする現像剤規制部材。 - 弾性を有する現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材において、
弾性を有する薄板状であって、少なくとも前記現像剤担持体との当接部にポリアミド含有ゴム層を備え、少なくとも前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、
十点平均粗さRzで、2.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする現像剤規制部材。 - 前記ポリアミド含有ゴム層は、ポリアミド成分とポリエーテル成分を含むことを特徴とする請求項3に記載の現像剤規制部材。
- 前記ポリアミド含有ゴム層は、ポリアミドとポリエーテルがエステル結合あるいはアミド結合して形成されたことを特徴とする請求項3又は4の現像剤規制部材。
- 少なくとも前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、中心線平均粗さRaで、0.2μmよりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の現像剤規制部材。
- 少なくとも前記現像剤担持体との当接部の表面粗さは、最大高さRmaxで7μmよりも小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の現像剤規制部材。
- 前記現像剤の平均粒径は、重量平均粒径であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の現像剤規制部材。
- 前記現像剤は、非磁性一成分現像剤であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の現像剤規制部材。
- 前記非磁性一成分現像剤は、略球形であることを特徴とする請求項9の現像剤規制部材。
- 前記非磁性一成分現像剤は、負帯電性トナーを含み、形状係数SF−1が100〜180であり、形状係数SF−2が100〜140であることを特徴とする請求項9又は10の現像剤規制部材。
- 静電潜像担持体に押圧摺擦され、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像するための現像剤を担持する、弾性を有する現像剤担持体と、該現像剤担持体上に前記現像剤の薄層を形成する請求項1〜7のいずれかの項に記載の現像剤規制部材と、を備えることを特徴とする現像装置。
- 前記現像剤担持体の表面粗さは、十点平均粗さRzで、5.0μmよりも大きく、且つ、最大高さRmaxが、前記現像剤の平均粒径の2倍よりも小さくなるように、設定されていることを特徴とする請求項12の現像装置。
- 前記現像剤担持体の表面粗さは、中心線平均粗さRaで、0.9μmよりも大きいことを特徴とする請求項12又は13の現像装置。
- 前記現像剤担持体の表面粗さは、最大高さRmaxで13μmよりも小さいことを特徴とする請求項12、13又は14の現像装置。
- 前記現像剤の平均粒径は、重量平均粒径であることを特徴とする請求項12〜15のいずれかの項に記載の現像装置。
- 前記現像剤は、非磁性一成分現像剤であることを特徴とする請求項12〜16のいずれかの項に記載の現像装置。
- 前記非磁性一成分現像剤は、略球形であることを特徴とする請求項17の現像装置。
- 前記非磁性一成分現像剤は、負帯電性トナーであり、形状係数SF−1が100〜180であり、形状係数SF−2が100〜140であることを特徴とする請求項17又は18の現像装置。
- 表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像を現像する請求項12〜19のいずれかの項に記載の現像装置と、を少なくとも備え、画像形成装置に着脱可能に設けられることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像を現像する請求項12〜19のいずれかの項に記載の現像装置と、を少なくとも備え、記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項20のプロセスカートリッジを着脱可能に備え、記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162056A JP2004012542A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US10/449,197 US6909869B2 (en) | 2002-06-03 | 2003-06-02 | Developer regulating member and developing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162056A JP2004012542A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004012542A true JP2004012542A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=29561662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002162056A Pending JP2004012542A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6909869B2 (ja) |
JP (1) | JP2004012542A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006259286A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Canon Inc | 現像装置 |
WO2007034584A1 (en) * | 2005-09-20 | 2007-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer regulating member and developing apparatus |
JP2008170923A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-24 | Fujikura Rubber Ltd | 現像ブレードおよびその製造方法 |
US7457572B2 (en) | 2005-09-14 | 2008-11-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming method and process cartridge using specific toner regulating blade and toner |
JP2009210668A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Ricoh Co Ltd | プロセスカートリッジ、これを備えた現像装置、画像形成装置 |
US7650104B2 (en) | 2006-02-24 | 2010-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus including developer carrying member and developer regulating member with surface roughness parameters |
JPWO2021176831A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4402391B2 (ja) * | 2003-07-17 | 2010-01-20 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
US6970672B2 (en) * | 2004-03-25 | 2005-11-29 | Lexmark International, Inc. | Electrophotographic toner regulating member with polymer coating having surface roughness modified by fine particles |
GB2444829B (en) * | 2006-12-15 | 2011-08-03 | Fujikura Rubber Ltd | Developing blade and its manufacturing method |
JP4818945B2 (ja) * | 2007-01-29 | 2011-11-16 | バンドー化学株式会社 | 電子写真装置用ブレード及びその製造方法 |
JP4402137B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2010-01-20 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、現像装置及びカートリッジ |
JP2009009035A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Canon Inc | 現像装置及びカートリッジ |
JP2010008994A (ja) * | 2008-05-27 | 2010-01-14 | Canon Inc | トナー供給ローラ、現像装置および画像形成装置 |
JP5521539B2 (ja) | 2009-12-25 | 2014-06-18 | ブラザー工業株式会社 | 現像装置 |
JP2011145401A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Ricoh Co Ltd | 二成分現像方法及びそれに用いる現像剤 |
JP5709946B2 (ja) | 2012-09-14 | 2015-04-30 | キヤノン株式会社 | 現像剤補給装置及び画像形成装置 |
JP2014238568A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-12-18 | キヤノン株式会社 | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0760278B2 (ja) | 1986-08-30 | 1995-06-28 | キヤノン株式会社 | 電子写真装置 |
JPH0455872A (ja) | 1990-06-26 | 1992-02-24 | Canon Inc | 現像装置 |
US5307127A (en) | 1992-02-28 | 1994-04-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus using one component toner with improved flowability |
CA2105254C (en) * | 1992-08-31 | 1999-12-28 | Michihisa Iguchi | Developing device for electrophotographic apparatus |
US5678130A (en) | 1992-09-29 | 1997-10-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus including a control function for applied periodic developing bias field |
JPH06186838A (ja) | 1992-12-18 | 1994-07-08 | Canon Inc | 現像装置 |
JP3219508B2 (ja) | 1992-12-25 | 2001-10-15 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
JPH0798528A (ja) | 1993-09-28 | 1995-04-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH07281527A (ja) | 1994-04-11 | 1995-10-27 | Casio Electron Mfg Co Ltd | 非磁性一成分現像装置 |
JPH0869173A (ja) | 1994-08-31 | 1996-03-12 | Toshiba Corp | 現像方法ならびにこの現像方法が利用される現像装置 |
EP0713158B1 (en) * | 1994-11-17 | 2000-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus |
JPH08328381A (ja) | 1995-06-02 | 1996-12-13 | Canon Inc | 弾性ブレード及び現像装置 |
JP3048222B2 (ja) | 1996-05-27 | 2000-06-05 | キヤノン株式会社 | 現像剤規制部材及び現像装置 |
JP3507297B2 (ja) | 1997-08-01 | 2004-03-15 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
JP2000112225A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-21 | Canon Inc | 現像剤担持体、現像装置及び画像形成装置 |
JP3919381B2 (ja) | 1999-05-14 | 2007-05-23 | キヤノン株式会社 | 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
DE60034208T2 (de) | 1999-12-28 | 2007-12-20 | Canon K.K. | Bilderzeugungsgerät |
US6647230B2 (en) | 2000-09-05 | 2003-11-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus for use with negatively-charged toner and featuring a negatively-chargeable image-bearing member, and process cartridge using same |
JP4124988B2 (ja) | 2001-10-15 | 2008-07-23 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-06-03 JP JP2002162056A patent/JP2004012542A/ja active Pending
-
2003
- 2003-06-02 US US10/449,197 patent/US6909869B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006259286A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Canon Inc | 現像装置 |
US7457572B2 (en) | 2005-09-14 | 2008-11-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming method and process cartridge using specific toner regulating blade and toner |
WO2007034584A1 (en) * | 2005-09-20 | 2007-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer regulating member and developing apparatus |
US7289756B2 (en) | 2005-09-20 | 2007-10-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer regulating member with surface roughness parameters |
KR100989457B1 (ko) | 2005-09-20 | 2010-10-22 | 캐논 가부시끼가이샤 | 현상제 규제 부재 및 현상 장치 |
US7650104B2 (en) | 2006-02-24 | 2010-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus including developer carrying member and developer regulating member with surface roughness parameters |
JP2008170923A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-24 | Fujikura Rubber Ltd | 現像ブレードおよびその製造方法 |
JP2009210668A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Ricoh Co Ltd | プロセスカートリッジ、これを備えた現像装置、画像形成装置 |
JPWO2021176831A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20030223783A1 (en) | 2003-12-04 |
US6909869B2 (en) | 2005-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004012542A (ja) | 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3048222B2 (ja) | 現像剤規制部材及び現像装置 | |
JP2001265115A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP4402391B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2007199623A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4649217B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4659233B2 (ja) | 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2006251730A (ja) | 現像剤規制部材、現像装置、カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3483439B2 (ja) | 現像装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4914199B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2006106625A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3780068B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP5049482B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3284490B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004109290A (ja) | トナー画像形成装置 | |
JP7183029B2 (ja) | クリーニング装置、カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2000284589A (ja) | 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JPH11109664A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6016601B2 (ja) | 画像形成装置及び現像剤規制部材の電気抵抗回復方法 | |
JP2002258612A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2004101821A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003057945A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2003208017A (ja) | 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2009151084A (ja) | 現像装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2004133205A (ja) | 現像剤規制部材、現像装置及びこれを備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070724 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071120 |