JP2003534671A - 光学フリースペース信号システム - Google Patents
光学フリースペース信号システムInfo
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2587—Arrangements specific to fibre transmission using a single light source for multiple stations
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Abstract
(57)【要約】
第一および第二シグナリング装置を備えたシグナリングシステムを提供する。前記第一シグナリング装置は、(i)それぞれが情報を搬送する各光ビームを発光する複数の発光器、および(ii)前記複数の発光器から発せられた光を集めるとともに、当該光ビームをレンズ系の視野(field of view)内の各方向に導くレンズ系を備えている。また、前記第二シグナリング装置は、(i)前記第一シグナリング装置の発光器から発せられた光を集めるレンズ系、(ii)前記レンズ系から集められた光を受光するとともに、受光した光を対応する電気信号に変換する光検出器、および(iii)前記情報を取り出すために、前記光検出器からの前記電子信号を処理する処理手段を備えている。
Description
【0001】
本発明は、シグナリングシステム(signalling system)に関する。本発明の一
側面は、光学自由空間シグナリング(ottical free space signalling)方法およ
び装置に関するものである。
側面は、光学自由空間シグナリング(ottical free space signalling)方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
自由空間のポイント・ツー・ポイント送信およびポイント・ツー・マルチポイ
ント送信、すなわち、放送による通信は、従来から、無線通信技術、またはマイ
クロ波技術を用いて行われてきた。しかし、これらに用いられている周波数は、
帯域幅が制限されており、所望の性能を発揮することができなかった。また、無
線システムの法的な要求事項を満たすことができない場合もあった。さらに、各
国毎に規則が異なっているので、世界的な統一製品を製造することが困難であっ
た。
ント送信、すなわち、放送による通信は、従来から、無線通信技術、またはマイ
クロ波技術を用いて行われてきた。しかし、これらに用いられている周波数は、
帯域幅が制限されており、所望の性能を発揮することができなかった。また、無
線システムの法的な要求事項を満たすことができない場合もあった。さらに、各
国毎に規則が異なっているので、世界的な統一製品を製造することが困難であっ
た。
【0003】
光学データ通信は、高帯域幅(回線毎に毎秒数ギガビット)を達成するが、
その用途は、今までは、主に光ファイバーを介した誘導波(guided wave)に限ら
れていた。出願人は、以前になした自身の国際出願 WO98/35328において、複数
のユーザー端末からの平行レーザービームを受信し、受信したレーザービームを
変調するとともに、それらを各ユーザー端末に返送するための再帰反射器 (retr
oreflector)を使用したポイント・ツー・マルチポイントデータ送信システムを
提案している。以前の国際出願に記載した当該逆反射システムの問題点は、レー
ザー光が通信システムの変調側とユーザー端末間を往復しなければならないこと
にある。当該国際出願に記載した前記システムの他の問題点としては、通信を正
しくおこなうため、各光源が、再帰反射器内において、対応する変調セル(modul
ator cell)と正確に位置決めされていなければならず、ユーザー端末の移動によ
り、変調側との通信リンクが切断されてしまうことにある。
その用途は、今までは、主に光ファイバーを介した誘導波(guided wave)に限ら
れていた。出願人は、以前になした自身の国際出願 WO98/35328において、複数
のユーザー端末からの平行レーザービームを受信し、受信したレーザービームを
変調するとともに、それらを各ユーザー端末に返送するための再帰反射器 (retr
oreflector)を使用したポイント・ツー・マルチポイントデータ送信システムを
提案している。以前の国際出願に記載した当該逆反射システムの問題点は、レー
ザー光が通信システムの変調側とユーザー端末間を往復しなければならないこと
にある。当該国際出願に記載した前記システムの他の問題点としては、通信を正
しくおこなうため、各光源が、再帰反射器内において、対応する変調セル(modul
ator cell)と正確に位置決めされていなければならず、ユーザー端末の移動によ
り、変調側との通信リンクが切断されてしまうことにある。
【0004】
本願の一特徴によれば、本発明は、第一シグナリング装置が、当該第一シグナ
リング装置の視野(field of view)内でそれぞれの方向に光を発するよう構成さ
れた複数の発光器を備え、第二シグナリング装置が、前記第一シグナリング装置
により発せられた光を検出する光検出器および検出された光から情報を取り出す
手段を備えた、第一および第二シグナリング装置を備えたシグナリングシステム
を提供する。
リング装置の視野(field of view)内でそれぞれの方向に光を発するよう構成さ
れた複数の発光器を備え、第二シグナリング装置が、前記第一シグナリング装置
により発せられた光を検出する光検出器および検出された光から情報を取り出す
手段を備えた、第一および第二シグナリング装置を備えたシグナリングシステム
を提供する。
【0005】
本特徴の好ましい形態において、前記シグナリング装置は、第一および第二シ
グナリング装置を備えており、当該第一シグナリング装置は、(i)それぞれが情
報を搬送する光を発する複数の発光器、および(ii)前記複数の発光器から発せら
れた光を集めるとともに、当該光ビームをレンズ系の視野(field of view)内で
それぞれの方向に導くレンズ系を備えており、当該第二シグナリング装置は、(i
)前記第一シグナリング装置の発光器から発せられた光を集めるレンズ系、(ii)
集められた光を受光するとともに、受光した光をそれに応じた電気信号に変換す
る光検出器、および(iii)前記情報を取り出すため、前記光検出器からの前記電
気信号を処理する処理回路、を備えている。
グナリング装置を備えており、当該第一シグナリング装置は、(i)それぞれが情
報を搬送する光を発する複数の発光器、および(ii)前記複数の発光器から発せら
れた光を集めるとともに、当該光ビームをレンズ系の視野(field of view)内で
それぞれの方向に導くレンズ系を備えており、当該第二シグナリング装置は、(i
)前記第一シグナリング装置の発光器から発せられた光を集めるレンズ系、(ii)
集められた光を受光するとともに、受光した光をそれに応じた電気信号に変換す
る光検出器、および(iii)前記情報を取り出すため、前記光検出器からの前記電
気信号を処理する処理回路、を備えている。
【0006】
本システムは、通信リンクにおいて、前記第一シグナリング装置の異なる発光
器を用いることができるので、前記二のシグナリング装置間の正確な位置決めが
不要であるという従来技術を越える効果を提供する。前記シグナリング装置間の
リンクは、その構成により、各シグナリング装置が他の装置の位置を追跡すると
ともに、前記シグナリング装置間の前記通信リンクに用いられる異なる発光器と
検出器のペアを選択することが可能となるので、それぞれの端部に発光器のアレ
イおよび検出器のアレイを備える全二重通信リンクであることが好ましい。
器を用いることができるので、前記二のシグナリング装置間の正確な位置決めが
不要であるという従来技術を越える効果を提供する。前記シグナリング装置間の
リンクは、その構成により、各シグナリング装置が他の装置の位置を追跡すると
ともに、前記シグナリング装置間の前記通信リンクに用いられる異なる発光器と
検出器のペアを選択することが可能となるので、それぞれの端部に発光器のアレ
イおよび検出器のアレイを備える全二重通信リンクであることが好ましい。
【0007】
他の特徴によれば、本発明は、また、第一および第二シグナリング装置を備え
、当該第一シグナリング装置は、当該第一シグナリング装置の視野(field of vi
ew)内でそれぞれの方向に光を発するよう構成された複数の発光器、前記第二シ
グナリング装置から反射されてきた変調光を検出するとともに、受光した光をそ
れに応じた電気信号に変換する光検出器、および前記変調データを取り出すため
、前記光検出器からの前記電気信号を処理する処理回路、を備えており、当該第
二シグナリング装置は、前記第一シグナリング装置から受光した光を反射させて
前記第一シグナリング装置へ反射する反射板、および受光した光および/または
反射光を前記第一信号装置向けのデータで変調する変調器、を備えている。光を
発するのに用いられる光ビ−ムを変えるだけで前記第一シグナリング装置により
発せられた光の方向を変えることができるので、かかるシステムは、通信リンク
を確立するために前記第一および第二信号装置間の正確な位置決めを行うことが
不要であるという利益をもたらす。
、当該第一シグナリング装置は、当該第一シグナリング装置の視野(field of vi
ew)内でそれぞれの方向に光を発するよう構成された複数の発光器、前記第二シ
グナリング装置から反射されてきた変調光を検出するとともに、受光した光をそ
れに応じた電気信号に変換する光検出器、および前記変調データを取り出すため
、前記光検出器からの前記電気信号を処理する処理回路、を備えており、当該第
二シグナリング装置は、前記第一シグナリング装置から受光した光を反射させて
前記第一シグナリング装置へ反射する反射板、および受光した光および/または
反射光を前記第一信号装置向けのデータで変調する変調器、を備えている。光を
発するのに用いられる光ビ−ムを変えるだけで前記第一シグナリング装置により
発せられた光の方向を変えることができるので、かかるシステムは、通信リンク
を確立するために前記第一および第二信号装置間の正確な位置決めを行うことが
不要であるという利益をもたらす。
【0008】
本発明の代表的な実施形態を、添付した図面に基づき説明する。
【0009】
図1は、複数の遠隔ユーザにデータ信号を供給するためのポイント・ツー・マ
ルチポイントデータシグナリングシステムを採用したデータ配信システムを概略
的に示している。図1に示すように、当該システムは、光ファイバー5を介して
光学的なデータ信号を複数のローカル配信ノード3に送信する中央配信システム
1を備えている。このローカル配信ノード3は、中央配信システム1から発信さ
れた光学的なデータ信号を受信するとともに、対応するユーザ端末7に対し、光
ファイバーを介して光学信号を送信するのではなく、自由空間を介して、当該デ
ータ信号の関連する部分を送信するよう構成されている。この種類の単方向デー
タ配信システムは、ビデオデータ等の高帯域幅のまたは株式市場で取り引きされ
ている株価等の低帯域幅のデータを配信するため用いることができる。かかる用
途において、ユーザ端末7は、ビデオデータ、またはトレーダーが株価の変動を
常に知ることができるように現在の株価を表示させるための表示ユニットを備え
ることができる。
ルチポイントデータシグナリングシステムを採用したデータ配信システムを概略
的に示している。図1に示すように、当該システムは、光ファイバー5を介して
光学的なデータ信号を複数のローカル配信ノード3に送信する中央配信システム
1を備えている。このローカル配信ノード3は、中央配信システム1から発信さ
れた光学的なデータ信号を受信するとともに、対応するユーザ端末7に対し、光
ファイバーを介して光学信号を送信するのではなく、自由空間を介して、当該デ
ータ信号の関連する部分を送信するよう構成されている。この種類の単方向デー
タ配信システムは、ビデオデータ等の高帯域幅のまたは株式市場で取り引きされ
ている株価等の低帯域幅のデータを配信するため用いることができる。かかる用
途において、ユーザ端末7は、ビデオデータ、またはトレーダーが株価の変動を
常に知ることができるように現在の株価を表示させるための表示ユニットを備え
ることができる。
【0010】
図2は、システムのローカル配信ノード3の一つおよびユーザ端末7の一つの
主要部をより詳細に図示している。図示したように、ローカル配信ノード3は、
中央配信システム1により送信された光学データを光ファイバー5を介して受信
するよう動作する通信制御ユニット9を備えている。ローカル配信ノード3は、
通信制御ユニット9からのデータ12を受信するとともに、受信データをユーザ
端末7へ(変調された光ビーム形式で)送信するよう構成された発光器アレイお
よびレンズ系11も備えている。
主要部をより詳細に図示している。図示したように、ローカル配信ノード3は、
中央配信システム1により送信された光学データを光ファイバー5を介して受信
するよう動作する通信制御ユニット9を備えている。ローカル配信ノード3は、
通信制御ユニット9からのデータ12を受信するとともに、受信データをユーザ
端末7へ(変調された光ビーム形式で)送信するよう構成された発光器アレイお
よびレンズ系11も備えている。
【0011】
また、図2は、一のユーザ端末7の主要部を示している。図示したように、ユ
ーザ端末7は、受信した光ビーム13の焦点をフォトダイオード15に合わせる
ためのレンズ14を備えている。フォトダイオード15により出力され、光ビー
ム13によって搬送されたデータに応じて変化する電気信号16は、次に、アン
プ17によって増幅され、フィルター19によりフィルタリングされる。フィル
タリングされた信号は、次に、標準データ処理技術(stabdard data processing
technique)を用いてクロックおよび元のデータを再生させるクロック再生および
データ取り込みユニット21に供給される。取り込まれたデータ22は、次に、
本実施形態においてユーザに対してデータを表示するためのデイスプレイを備え
たユーザユニット23に送られる。ユーザ端末7内の部品の構成および機能は、
当業者にとって既知のものであるから、詳細な説明は省略する。
ーザ端末7は、受信した光ビーム13の焦点をフォトダイオード15に合わせる
ためのレンズ14を備えている。フォトダイオード15により出力され、光ビー
ム13によって搬送されたデータに応じて変化する電気信号16は、次に、アン
プ17によって増幅され、フィルター19によりフィルタリングされる。フィル
タリングされた信号は、次に、標準データ処理技術(stabdard data processing
technique)を用いてクロックおよび元のデータを再生させるクロック再生および
データ取り込みユニット21に供給される。取り込まれたデータ22は、次に、
本実施形態においてユーザに対してデータを表示するためのデイスプレイを備え
たユーザユニット23に送られる。ユーザ端末7内の部品の構成および機能は、
当業者にとって既知のものであるから、詳細な説明は省略する。
【0012】
図3は、図2に示すローカル配信ノード3の一部を構成する発光器アレイおよ
びレンズ系11を概略的に示している。この実施形態において、発光器アレイ2
7は、レーザーを発光する垂直キャビテイー面のアレイ(以下、VCSELsという)
を備えている。このようなアレイは、カットされることなく一枚の半導体ウエハ
ーから製造されているので、VCSELsアレイを用いることが好ましい。これにより
、従来のレーザダイオードから構成されたアレイの場合よりも、1平方インチ当
たりのレーザー要素(lasing elements)の密度を高くすることが可能となる。CSE
M SA社(スイス連邦、チューリッヒ、Badenerstrasse 569, 8048)により製造販売
されているこれらのVCSELは、1から30mWの出力領域で動作し、従来のレーザ
ーダイオードと同じ波長を有するレーザービームを出力する。図4は、本実施形
態における、8列、8行のVCSEL素子eij(図には全てが示されていない)
を有する発光器アレイ27の表面(すなわち、レンズ系25と対向する発光面)
の概略図である。本実施形態において、各VCSEL素子eijのサイズは、1から20
マイクロメーターの間であり、素子間の間隔39(中心から中心まで)はセルの
サイズ37よりも少し大きく30から100メイクロメーターの間隔39程度で
ある。
びレンズ系11を概略的に示している。この実施形態において、発光器アレイ2
7は、レーザーを発光する垂直キャビテイー面のアレイ(以下、VCSELsという)
を備えている。このようなアレイは、カットされることなく一枚の半導体ウエハ
ーから製造されているので、VCSELsアレイを用いることが好ましい。これにより
、従来のレーザダイオードから構成されたアレイの場合よりも、1平方インチ当
たりのレーザー要素(lasing elements)の密度を高くすることが可能となる。CSE
M SA社(スイス連邦、チューリッヒ、Badenerstrasse 569, 8048)により製造販売
されているこれらのVCSELは、1から30mWの出力領域で動作し、従来のレーザ
ーダイオードと同じ波長を有するレーザービームを出力する。図4は、本実施形
態における、8列、8行のVCSEL素子eij(図には全てが示されていない)
を有する発光器アレイ27の表面(すなわち、レンズ系25と対向する発光面)
の概略図である。本実施形態において、各VCSEL素子eijのサイズは、1から20
マイクロメーターの間であり、素子間の間隔39(中心から中心まで)はセルの
サイズ37よりも少し大きく30から100メイクロメーターの間隔39程度で
ある。
【0013】
本実施形態において、発光器アレイ27のVCSEL素子eijは、選択的に指
定可能であり、通信制御ユニットからのデータ12は、各VCSEL発光素子ei
jに対応するデータを含んでいる。各VCSEL発光素子eijに対するデータは、
その用途に応じて、同じであっても異なっていてもよい。図3に示すように、ア
レイ27内の各発光器eijにより発せられた光は、拡散ビームであり、かかる拡
散は、主に、レーザーの発光開口(emitting aperture)における回折によって引
き起こされる。レンズ系25は、各発光器からの拡散ビームを集め、それを集合
ビーム(collected beam)にする。当業者であれば理解するであろうし、光線33
および35で図示したように、集合ビームがレンズの射出ひとみ(exit pupil)か
ら離れる角度は、アレイ内の発光器の空間位置によって決まる。したがって、各
発光器は、空間における特定の角度と一致するので、対応するユーザ端末7と通
信を行うことができる。本実施形態において、レンズ系25は、レンズ系により
出力されたレーザービームが十分拡散するよう構成され、これにより、レーザー
ビームの端部は、ローカル配信ノードから一定距離離れた距離であって、ノード
とユーザ端末が通常動作する距離において重畳する。このような方法でレーザー
ビームが重畳するよう構成することにより、システムは、ローカル配信ノードの
視野内に、当該ノードからの信号を受信することができない”死角”ができるの
を防止する。当業者が理解するように、最大動作距離がシステムの最大の関心事
である、かかる”死角”の存在があっても問題とならない実施形態もある。かか
る実施形態においては、動作距離が最大となるので、レンズ系25は、VCSEL発
光器により発せられた光を平行にするコリメーターレンズであることが好ましい
。
定可能であり、通信制御ユニットからのデータ12は、各VCSEL発光素子ei
jに対応するデータを含んでいる。各VCSEL発光素子eijに対するデータは、
その用途に応じて、同じであっても異なっていてもよい。図3に示すように、ア
レイ27内の各発光器eijにより発せられた光は、拡散ビームであり、かかる拡
散は、主に、レーザーの発光開口(emitting aperture)における回折によって引
き起こされる。レンズ系25は、各発光器からの拡散ビームを集め、それを集合
ビーム(collected beam)にする。当業者であれば理解するであろうし、光線33
および35で図示したように、集合ビームがレンズの射出ひとみ(exit pupil)か
ら離れる角度は、アレイ内の発光器の空間位置によって決まる。したがって、各
発光器は、空間における特定の角度と一致するので、対応するユーザ端末7と通
信を行うことができる。本実施形態において、レンズ系25は、レンズ系により
出力されたレーザービームが十分拡散するよう構成され、これにより、レーザー
ビームの端部は、ローカル配信ノードから一定距離離れた距離であって、ノード
とユーザ端末が通常動作する距離において重畳する。このような方法でレーザー
ビームが重畳するよう構成することにより、システムは、ローカル配信ノードの
視野内に、当該ノードからの信号を受信することができない”死角”ができるの
を防止する。当業者が理解するように、最大動作距離がシステムの最大の関心事
である、かかる”死角”の存在があっても問題とならない実施形態もある。かか
る実施形態においては、動作距離が最大となるので、レンズ系25は、VCSEL発
光器により発せられた光を平行にするコリメーターレンズであることが好ましい
。
【0014】
上記においては、単信(一方向)データ配信システムについて説明した。図5
は、遠隔のユーザに対し、複数のテレビチャンネル用のビデオ信号を供給する全
二重(双方向)ビデオ放送システムについて概略的に示している。図5に示すよ
うに、当該システムは、光ファイバー45を介して複数のローカル配信ノード4
3に光学的ビデオ信号を送信する中央配信システム41を備えている。このロー
カル配信ノード43は、中央配信システム41から発信された光学的なデータ信
号を受信するとともに、対応するユーザ端末47に対し、自由空間を介して当該
データ信号の関連する部分を、光学信号として送信するよう構成されている。 本実施形態においては、中央配信システム41から各ローカル配信ノード43
に利用可能な全てのテレビチャンネル用のビデオ信号が発信される。各ユーザ端
末47は、自身がどのチャンネルまたは複数のチャンネルを受信したいか(適切
な要求を送信することにより)を、適切なローカル配信ノード43に知らせ、こ
れに対し、ローカル配信ノード43は、対応するユーザ端末47に適切なビデオ
データを送信する。このような動作を行うことで、各ローカル配信ノード43は
、(i)その視野内にあるユーザ端末47から送信された光ビーム(ユーザチャン
ネル要求に応じて変調された)を受信し、(ii)その受信したビームに基づいて所
望の一または複数のチャンネルのための適切なビデオデータを選択し、(iii)所
望の一または複数のチャンネル用の適切なビデオデータを、対応するユーザ端末
47に返送するよう構成される。中央配信システム41およびユーザ端末47か
らの光学信号受信が可能となることに加え、各ローカル配信ノード43は、ステ
ータス等の光学データを、対応する光ファイバー45を介して中央配信システム
41に返送することもでき、これにより、中央配信システム41が配信ネットワ
ークのステータスを監視することが可能となる。
は、遠隔のユーザに対し、複数のテレビチャンネル用のビデオ信号を供給する全
二重(双方向)ビデオ放送システムについて概略的に示している。図5に示すよ
うに、当該システムは、光ファイバー45を介して複数のローカル配信ノード4
3に光学的ビデオ信号を送信する中央配信システム41を備えている。このロー
カル配信ノード43は、中央配信システム41から発信された光学的なデータ信
号を受信するとともに、対応するユーザ端末47に対し、自由空間を介して当該
データ信号の関連する部分を、光学信号として送信するよう構成されている。 本実施形態においては、中央配信システム41から各ローカル配信ノード43
に利用可能な全てのテレビチャンネル用のビデオ信号が発信される。各ユーザ端
末47は、自身がどのチャンネルまたは複数のチャンネルを受信したいか(適切
な要求を送信することにより)を、適切なローカル配信ノード43に知らせ、こ
れに対し、ローカル配信ノード43は、対応するユーザ端末47に適切なビデオ
データを送信する。このような動作を行うことで、各ローカル配信ノード43は
、(i)その視野内にあるユーザ端末47から送信された光ビーム(ユーザチャン
ネル要求に応じて変調された)を受信し、(ii)その受信したビームに基づいて所
望の一または複数のチャンネルのための適切なビデオデータを選択し、(iii)所
望の一または複数のチャンネル用の適切なビデオデータを、対応するユーザ端末
47に返送するよう構成される。中央配信システム41およびユーザ端末47か
らの光学信号受信が可能となることに加え、各ローカル配信ノード43は、ステ
ータス等の光学データを、対応する光ファイバー45を介して中央配信システム
41に返送することもでき、これにより、中央配信システム41が配信ネットワ
ークのステータスを監視することが可能となる。
【0015】
図6は、図5に示すシステムの一のローカル配信ノード43および一のユーザ
端末47の主要部の詳細を示す図である。図6に示すように、ローカル配信ノー
ド43は、(i)中央配信システム41から光ファイバー45を介して送信された
光信号を受信し、(ii)受信した光信号からビデオデータを再生し(regenerate)、
(iii)ユーザ端末47から送られたメッセージ50を受信するとともに、かかる
メッセージに対し、適切な動作を行い、(iV)前記適切なビデオデータを、発光/
検出アレイの発光部およびレンズ系51からの送信するためにデータ52に変換
する、通信制御ユニット49を備えている。ビデオデータを送信データ52に変
換する際、通信制御ユニット49は、エラー訂正コードと、符号間干渉(intersy
mbol interference)および太陽等のよく知られている他の種類の干渉源の影響を
低減させるためのコードを付してビデオデータの符号化をおこなう。図6に示す
ように、ローカル配信ノード43は、(i)その視野内にあるユーザ端末47から
の光ビーム53を受信するとともに、受信したメッセージ50を、それらが処理
され、適切な動作が行われる通信制御ユニット49に送信し、(ii)光ビームを介
して各ビデオデータ52を各ユーザ端末47に送信する、発光/検出アレイおよ
びレンズ系51も備えている。
端末47の主要部の詳細を示す図である。図6に示すように、ローカル配信ノー
ド43は、(i)中央配信システム41から光ファイバー45を介して送信された
光信号を受信し、(ii)受信した光信号からビデオデータを再生し(regenerate)、
(iii)ユーザ端末47から送られたメッセージ50を受信するとともに、かかる
メッセージに対し、適切な動作を行い、(iV)前記適切なビデオデータを、発光/
検出アレイの発光部およびレンズ系51からの送信するためにデータ52に変換
する、通信制御ユニット49を備えている。ビデオデータを送信データ52に変
換する際、通信制御ユニット49は、エラー訂正コードと、符号間干渉(intersy
mbol interference)および太陽等のよく知られている他の種類の干渉源の影響を
低減させるためのコードを付してビデオデータの符号化をおこなう。図6に示す
ように、ローカル配信ノード43は、(i)その視野内にあるユーザ端末47から
の光ビーム53を受信するとともに、受信したメッセージ50を、それらが処理
され、適切な動作が行われる通信制御ユニット49に送信し、(ii)光ビームを介
して各ビデオデータ52を各ユーザ端末47に送信する、発光/検出アレイおよ
びレンズ系51も備えている。
【0016】
また、図6は、一のユーザ端末47の主要部を図示する。図示したように、ユ
ーザ端末47は、それを通じてユーザにビデオデータが表示され、それによりユ
ーザが一つ以上のビデオチャンネルを選択することができるユーザインターフェ
ース(図示せず)を含むユーザユニット77、本実施形態ではテレビ受像器、を
備えている。かかるユーザの入力に応じ、ユーザユニット77は、ローカル配信
ノード43への送信のために適切なメッセージ50を生成する。図6に示すよう
に、このメッセージ50は、レーザー制御ユニット79に出力される。このレー
ザー制御ユニット79は、レーザーダイオード55から出力されたレーザービー
ム57がメッセージ50で変調されるようにレーザーダイオード55を制御する
。この出力レーザービーム57は、次に、レーザービーム57の拡散角度を小さ
くするコリメーター59を通過する。この結果得られたレーザービーム61は、
ビームスプリッター63を通過し、ローカル配信ノード43内の発光/検出アレ
イおよびレンズ系51への送信のためにレーザービームの直径を拡大させる光ビ
ーム拡大器65に達する。ここで、レーザービーム拡大器65が用いられるのは
、直径の大きい光ビームは、直径の小さい光ビームよりも拡散が小さいからであ
る。さらに、レーザービームの直径を大きくすることにより、レーザービームの
パワーを広い範囲にあてることができるという利点がある。したがって、高出力
レーザーダイオード55を使用しても、眼に対する安全基準を満たすことができ
る。本実施形態において、ユーザ端末47は、300メートルの範囲内なら、9
9.9%のリンク可用性(link availability)でローカル配信ノード43と通信
を行うことができるよう設計されている。これを達成するため、前記レーザーダ
イオード55は、850nmの周波数を有するレーザービームを出力する50mWレ
ーザーダイオードである。
ーザ端末47は、それを通じてユーザにビデオデータが表示され、それによりユ
ーザが一つ以上のビデオチャンネルを選択することができるユーザインターフェ
ース(図示せず)を含むユーザユニット77、本実施形態ではテレビ受像器、を
備えている。かかるユーザの入力に応じ、ユーザユニット77は、ローカル配信
ノード43への送信のために適切なメッセージ50を生成する。図6に示すよう
に、このメッセージ50は、レーザー制御ユニット79に出力される。このレー
ザー制御ユニット79は、レーザーダイオード55から出力されたレーザービー
ム57がメッセージ50で変調されるようにレーザーダイオード55を制御する
。この出力レーザービーム57は、次に、レーザービーム57の拡散角度を小さ
くするコリメーター59を通過する。この結果得られたレーザービーム61は、
ビームスプリッター63を通過し、ローカル配信ノード43内の発光/検出アレ
イおよびレンズ系51への送信のためにレーザービームの直径を拡大させる光ビ
ーム拡大器65に達する。ここで、レーザービーム拡大器65が用いられるのは
、直径の大きい光ビームは、直径の小さい光ビームよりも拡散が小さいからであ
る。さらに、レーザービームの直径を大きくすることにより、レーザービームの
パワーを広い範囲にあてることができるという利点がある。したがって、高出力
レーザーダイオード55を使用しても、眼に対する安全基準を満たすことができ
る。本実施形態において、ユーザ端末47は、300メートルの範囲内なら、9
9.9%のリンク可用性(link availability)でローカル配信ノード43と通信
を行うことができるよう設計されている。これを達成するため、前記レーザーダ
イオード55は、850nmの周波数を有するレーザービームを出力する50mWレ
ーザーダイオードである。
【0017】
レーザービーム拡大器65を用いると、ローカル配信ノード43(ビデオデー
タを搬送する)から発せられたレーザービーム用に比較的大きな集光口が与えら
れるとともに、かかるレ−ザービームを直径の小さいビームに集約するという利
点がある。この直径の小さいビームは、ビームスプリッター63により元々送信
されたレーザービームから分離され、レンズ69によってフォトダイオード67
に焦点が合わされる。送信されたデータ52によって変化する電気信号であって
、フォトダイオード67から出力されたものは、次に、アンプ71により増幅さ
れ、フィルターによってフィルタリングされる。フィルタリングされた信号は、
次に、標準データ処理技術を用いてクロックおよびビデオデータを再生するクロ
ック再生およびデータ取り込みユニット75に供給される。取り込まれたビデオ
データ76は、次に、ユーザに対してデータを表示するユーザユニットに送られ
る。
タを搬送する)から発せられたレーザービーム用に比較的大きな集光口が与えら
れるとともに、かかるレ−ザービームを直径の小さいビームに集約するという利
点がある。この直径の小さいビームは、ビームスプリッター63により元々送信
されたレーザービームから分離され、レンズ69によってフォトダイオード67
に焦点が合わされる。送信されたデータ52によって変化する電気信号であって
、フォトダイオード67から出力されたものは、次に、アンプ71により増幅さ
れ、フィルターによってフィルタリングされる。フィルタリングされた信号は、
次に、標準データ処理技術を用いてクロックおよびビデオデータを再生するクロ
ック再生およびデータ取り込みユニット75に供給される。取り込まれたビデオ
データ76は、次に、ユーザに対してデータを表示するユーザユニットに送られ
る。
【0018】
図7は、本実施形態で発光/検出アレイおよびレンズ系51内に用いられてい
る発光および受光アレイおよびレンズ系80の前面(レンズ系と対向する面)の
概略図である。本実施形態において、受光アレイおよびレンズ系80は、8列、
8行の発光/受光セルcij(全部を図示していない)を備えている。各発光/受
光セルcijは、発光器eijおよび対応する発光器の近傍に位置する受光器dijを備
えている。本実施形態において、セルcijのサイズ81は、2から40マイクロ
メーターの間であり、セル間の間隔83(中心から中心まで)はセルサイズ81
よりも少し大きい。本実施形態において、発光素子はVCSELsであり、各受光器di
jは、フォトダイオードである。当業者であれば理解するように、発光セルと検
出セルとは空間的に分離されているので、各セルは別のユーザ端末47と通信す
ることができる。
る発光および受光アレイおよびレンズ系80の前面(レンズ系と対向する面)の
概略図である。本実施形態において、受光アレイおよびレンズ系80は、8列、
8行の発光/受光セルcij(全部を図示していない)を備えている。各発光/受
光セルcijは、発光器eijおよび対応する発光器の近傍に位置する受光器dijを備
えている。本実施形態において、セルcijのサイズ81は、2から40マイクロ
メーターの間であり、セル間の間隔83(中心から中心まで)はセルサイズ81
よりも少し大きい。本実施形態において、発光素子はVCSELsであり、各受光器di
jは、フォトダイオードである。当業者であれば理解するように、発光セルと検
出セルとは空間的に分離されているので、各セルは別のユーザ端末47と通信す
ることができる。
【0019】
本実施形態において、発光/検出アレイおよびレンズ系51内に用いられてい
るレンズ系は、図3に示すレンズ系と同じであり、発光/受光セルc22を覆う図
7内の斜線の円で示すように、一のユーザ端末47からの焦点が合わされたレー
ザービ−ムの焦点サイズが一の発光/受光セルcijのサイズ81より少し大きく
なるように構成されている。
るレンズ系は、図3に示すレンズ系と同じであり、発光/受光セルc22を覆う図
7内の斜線の円で示すように、一のユーザ端末47からの焦点が合わされたレー
ザービ−ムの焦点サイズが一の発光/受光セルcijのサイズ81より少し大きく
なるように構成されている。
【0020】
本実施形態においては、ユーザ端末47がローカル配信ノード43と通信可能
になる前に、初期化動作が実行される。次に、初期化動作を、次に、簡単に説明
する。新たなユーザ端末47が初期化されると、インストーラーは、ユーザ端末
から出力されたレーザービームがほぼローカル配信ノード43の方向に導かれる
ように、当該ユーザ端末を手動で配置する。当該インストーラーは、次に、新た
なユーザ端末47を、広いビーム幅を有するとともにローカル配信ノード43に
対する初期化コードを搬送するレーザビームを出力する初期化モードに設定する
。この帯域幅の広いレーザービームの一部が、ローカル配信ノード43で受信さ
れ、レンズ系によっていずれかの発光/受光セルcijに焦点が合わされる。前記
通信制御システム49は、割り当てられていない全てのセル(すなわち、ユーザ
端末47と対応関係にないもの)からの信号をサンプリングし、初期化コードを
検出し、そして当該セルを新しいユーザ端末に送ることで将来行われる全ての通
信に備える。次に、ローカル配信ノード43は、初期化コードを含んだ光信号を
、割り当てられたセルを用いて新たなユーザ端末47に返送する。新たなユーザ
端末47は、ローカル配信ノード43との間で光信号をやりとりする際の微調整
をするためのサーボモータ(図示せず)を制御するために、ローカル配信ノード
43によって送信される前記光信号の強度を用いる。初期化完了後、新たなユー
ザ端末は、しかるべき送信データ52を受信するため、動作モードに設定される
。
になる前に、初期化動作が実行される。次に、初期化動作を、次に、簡単に説明
する。新たなユーザ端末47が初期化されると、インストーラーは、ユーザ端末
から出力されたレーザービームがほぼローカル配信ノード43の方向に導かれる
ように、当該ユーザ端末を手動で配置する。当該インストーラーは、次に、新た
なユーザ端末47を、広いビーム幅を有するとともにローカル配信ノード43に
対する初期化コードを搬送するレーザビームを出力する初期化モードに設定する
。この帯域幅の広いレーザービームの一部が、ローカル配信ノード43で受信さ
れ、レンズ系によっていずれかの発光/受光セルcijに焦点が合わされる。前記
通信制御システム49は、割り当てられていない全てのセル(すなわち、ユーザ
端末47と対応関係にないもの)からの信号をサンプリングし、初期化コードを
検出し、そして当該セルを新しいユーザ端末に送ることで将来行われる全ての通
信に備える。次に、ローカル配信ノード43は、初期化コードを含んだ光信号を
、割り当てられたセルを用いて新たなユーザ端末47に返送する。新たなユーザ
端末47は、ローカル配信ノード43との間で光信号をやりとりする際の微調整
をするためのサーボモータ(図示せず)を制御するために、ローカル配信ノード
43によって送信される前記光信号の強度を用いる。初期化完了後、新たなユー
ザ端末は、しかるべき送信データ52を受信するため、動作モードに設定される
。
【0021】
上記実施形態においては、発光器および受光器が組み合わされたもの80が用
いられていた。当業者であれば理解し、図8に示すように、レンズ系95と発光
器87のアレイとの間にビームスプリッター91を設置することにより、発光器
87のアレイを受光器89のアレイから離して設けてもよい。さらに、破線93
で示すように、もし二つのアレイのサイズが異なるのであれば、ビームスプリッ
ター91と受光器89のアレイとの間にレンズを設けるようにしてもよい。
いられていた。当業者であれば理解し、図8に示すように、レンズ系95と発光
器87のアレイとの間にビームスプリッター91を設置することにより、発光器
87のアレイを受光器89のアレイから離して設けてもよい。さらに、破線93
で示すように、もし二つのアレイのサイズが異なるのであれば、ビームスプリッ
ター91と受光器89のアレイとの間にレンズを設けるようにしてもよい。
【0022】
上記の実施形態においては、各ユーザが単一のローカル配信ノードだけと通信
することができる単方向および双方向データ配信システムについて説明した。図
9は、図1に示すシステムにシステムに似ているが、ユーザ端末103のいくつ
か(ユーザ端末U'm 等)が一以上のローカル配信ノード99からデータを受信す
ることができるデータ配信システムの概略を示している。かかるデータ配信シス
テムは、ローカル配信ノード99の一つの視野方向がブロックされた場合であっ
ても、ユーザ端末103にとぎれのない通信リンクを提供する。ローカル配信ノ
ード99およびユーザ端末103の全体的な構造は、図2を参照して説明された
第一の実施形態のものと同様である。
することができる単方向および双方向データ配信システムについて説明した。図
9は、図1に示すシステムにシステムに似ているが、ユーザ端末103のいくつ
か(ユーザ端末U'm 等)が一以上のローカル配信ノード99からデータを受信す
ることができるデータ配信システムの概略を示している。かかるデータ配信シス
テムは、ローカル配信ノード99の一つの視野方向がブロックされた場合であっ
ても、ユーザ端末103にとぎれのない通信リンクを提供する。ローカル配信ノ
ード99およびユーザ端末103の全体的な構造は、図2を参照して説明された
第一の実施形態のものと同様である。
【0023】
図10に、発光器アレイ27および本実施形態においてローカル配信ノード9
9の一部として用いられるレンズ系105を概略的に示す。前出の図面において
対応する参照番号は、それぞれ対応する素子に用いられている。図10に示すよ
うに、レンズ系105内には、同じ広角レンズ29が用いられており(ローカル
配信ノード99に広い視野を与えるため)、同じVCSEL発光アレイ27が用いら
れている。本実施形態のローカル配信ノード99と第一実施形態のローカル配信
ノードとの唯一の相違点は、第一実施形態に用いられている凸レンズ31が、レ
ンズ系の前方焦点面(front focal plane)110上に光学的に位置する中央開口
109を有する遮光部材(stop member)107を備えたテレセントリックレンズ
111に置き換えられている点である。
9の一部として用いられるレンズ系105を概略的に示す。前出の図面において
対応する参照番号は、それぞれ対応する素子に用いられている。図10に示すよ
うに、レンズ系105内には、同じ広角レンズ29が用いられており(ローカル
配信ノード99に広い視野を与えるため)、同じVCSEL発光アレイ27が用いら
れている。本実施形態のローカル配信ノード99と第一実施形態のローカル配信
ノードとの唯一の相違点は、第一実施形態に用いられている凸レンズ31が、レ
ンズ系の前方焦点面(front focal plane)110上に光学的に位置する中央開口
109を有する遮光部材(stop member)107を備えたテレセントリックレンズ
111に置き換えられている点である。
【0024】
図10に示すように、発光器アレイ27は、後方焦点面(back focal plane)1
13上に光学的に位置している。本実施形態においては、発光器アレイ27どの
場所のレンズでも(発光器アレイ27からの光の)集光効率が一定になるように
、テレセントリックレンズ111が用いられている。したがって、全ての発光器
が同じであると仮定すると、ローカル配信ノードから出力された光の強度は同じ
である。しかし、従来のレンズを用いると、ローカル配信ノードから出力された
光の強度は、アレイの中央部にある発光器によって発光された光の方がその端部
の発光器により発光された光より強い。テレセントリックレンズ111を用いる
ことにより、従来のレンズで既知の様々なコサイン減衰要因を回避することがで
きる。図10に示すように、発光器アレイ27の異なる発光器から発せられた光
(拡散b−ム115および117によって表される)は、テレセントリックレン
ズにより集められ、対応するユーザ端末(図示せず)に送信される平行ビーム1
19および121にそれぞれ変換される。
13上に光学的に位置している。本実施形態においては、発光器アレイ27どの
場所のレンズでも(発光器アレイ27からの光の)集光効率が一定になるように
、テレセントリックレンズ111が用いられている。したがって、全ての発光器
が同じであると仮定すると、ローカル配信ノードから出力された光の強度は同じ
である。しかし、従来のレンズを用いると、ローカル配信ノードから出力された
光の強度は、アレイの中央部にある発光器によって発光された光の方がその端部
の発光器により発光された光より強い。テレセントリックレンズ111を用いる
ことにより、従来のレンズで既知の様々なコサイン減衰要因を回避することがで
きる。図10に示すように、発光器アレイ27の異なる発光器から発せられた光
(拡散b−ム115および117によって表される)は、テレセントリックレン
ズにより集められ、対応するユーザ端末(図示せず)に送信される平行ビーム1
19および121にそれぞれ変換される。
【0025】
図11は、レンズ系123および検出器アレイ125を示したものであり、そ
れらは、図2のレンズ14およびフォトダイオード15に相当する。図示したよ
うに、レンズ系123は、ユーザ端末の視野を最大化させるための広角レンズ1
27(魚眼レンズ等の)、異なったローカル配信ノード99から受信した光(光
線131および133で表された)の焦点を対応する受光器アレイ125の受光
素子上に合わせるための凸レンズ129を備えている。図12は、本実施形態に
おける、100列、10行のフォトダイオード素子dij(図には全てが示されて
いない)を有する受光器アレイ125の表面(すなわち、レンズ系123と対向
する発光面)の概略図である。本実施形態において、受光器セルdijのサイズ1
35および間隔137(中心から中心まで)は、前述のそれと同様である。図1
2における斜線が施された円139で示すように、本実施形態において、焦点レ
ンズ129は、一のローカル配信ノード99からの焦点が合わされたレーザービ
−ムの焦点サイズが一の受光器セルdijのサイズ135より少し大きくなるよう
に構成されている。
れらは、図2のレンズ14およびフォトダイオード15に相当する。図示したよ
うに、レンズ系123は、ユーザ端末の視野を最大化させるための広角レンズ1
27(魚眼レンズ等の)、異なったローカル配信ノード99から受信した光(光
線131および133で表された)の焦点を対応する受光器アレイ125の受光
素子上に合わせるための凸レンズ129を備えている。図12は、本実施形態に
おける、100列、10行のフォトダイオード素子dij(図には全てが示されて
いない)を有する受光器アレイ125の表面(すなわち、レンズ系123と対向
する発光面)の概略図である。本実施形態において、受光器セルdijのサイズ1
35および間隔137(中心から中心まで)は、前述のそれと同様である。図1
2における斜線が施された円139で示すように、本実施形態において、焦点レ
ンズ129は、一のローカル配信ノード99からの焦点が合わされたレーザービ
−ムの焦点サイズが一の受光器セルdijのサイズ135より少し大きくなるよう
に構成されている。
【0026】
当業者であれば理解し、また上記で説明したように、例え一のローカル配信ノ
ード99からのレーザービームの片方(131または133)がブロックされた
場合であっても、ユーザ端末103は、なお他方のビームからのデータを受信す
ることが本実施形態の一つの利点である。また、本実施形態の他の利点は、フリ
ースペース通信リンクの両側で広角レンズを用いているので、これらの視野が少
し広くなることである。したがって、仮にユーザ端末103がローカル配信ノー
ド99に対して移動したとしても、そのいずれもが他方の視野内にある限り、通
信を続けることが可能である。また、本実施形態の他の利点としては、ユーザ端
末103がローカル配信ノード99に対して移動したとしても、ユーザ端末がい
つ一のローカル配信ノード99の視野外に出たのか、または一のローカル配信ノ
ード99がいつユーザ端末の視野外に出たのか、を検出することができることに
ある。ユーザ端末103が移動すると、ローカル配信ノード99からのレーザー
ビームが対応する受光器アレイ125上を移動し、自身のアレイ内の検出セルか
らの信号をサンプリングすることによりユーザ端末103がかかる移動を検出す
るので、検出が可能となる。この実施形態において、ユーザ端末103が、一の
ローカル配信ノード99からのレーザービームが検出アレイ125からはずれよ
うとしていると検出し、ユーザ端末103が他のローカル配信ノード99からの
データを受信しない場合、中央配信システムとの接続がとぎれようとしている旨
の警告をユーザに発するようユーザ端末103を構成するようにしてもよい。
ード99からのレーザービームの片方(131または133)がブロックされた
場合であっても、ユーザ端末103は、なお他方のビームからのデータを受信す
ることが本実施形態の一つの利点である。また、本実施形態の他の利点は、フリ
ースペース通信リンクの両側で広角レンズを用いているので、これらの視野が少
し広くなることである。したがって、仮にユーザ端末103がローカル配信ノー
ド99に対して移動したとしても、そのいずれもが他方の視野内にある限り、通
信を続けることが可能である。また、本実施形態の他の利点としては、ユーザ端
末103がローカル配信ノード99に対して移動したとしても、ユーザ端末がい
つ一のローカル配信ノード99の視野外に出たのか、または一のローカル配信ノ
ード99がいつユーザ端末の視野外に出たのか、を検出することができることに
ある。ユーザ端末103が移動すると、ローカル配信ノード99からのレーザー
ビームが対応する受光器アレイ125上を移動し、自身のアレイ内の検出セルか
らの信号をサンプリングすることによりユーザ端末103がかかる移動を検出す
るので、検出が可能となる。この実施形態において、ユーザ端末103が、一の
ローカル配信ノード99からのレーザービームが検出アレイ125からはずれよ
うとしていると検出し、ユーザ端末103が他のローカル配信ノード99からの
データを受信しない場合、中央配信システムとの接続がとぎれようとしている旨
の警告をユーザに発するようユーザ端末103を構成するようにしてもよい。
【0027】
各ローカル配信ノード内に発光器アレイが設けられ、各ユーザ端末内に検出器
アレイが設けられた単方向通信システムについて説明がなされた。当業者であれ
ば、理解し、図13に示すように、図9に示した通信システムは、発光器および
検出器アレイ51(図7に示すようなアレイ)をローカル配信ノード43および
ユーザ端末47の両方に設けることにより、双方向通信システムにすることがで
きる。かかる実施形態においては、上述の理由から通信リンクの各側面に図10
に示したような広角レンズを用いるのが好ましい。当業者であれば理解するよう
に、かかる実施形態においては、ユーザ端末47が配信ノード43に対して移動
した場合(または反対の場合も)、通信リンクのいずれかの側は、他の側からの
焦点が合わされたレーザービームを追跡することにより、その視野内に有る限り
は他の側の動きを追跡することができる。この情報は、次に通信リンク内で用い
られる発光器および検出器セルを制御するのに用いることができる。
アレイが設けられた単方向通信システムについて説明がなされた。当業者であれ
ば、理解し、図13に示すように、図9に示した通信システムは、発光器および
検出器アレイ51(図7に示すようなアレイ)をローカル配信ノード43および
ユーザ端末47の両方に設けることにより、双方向通信システムにすることがで
きる。かかる実施形態においては、上述の理由から通信リンクの各側面に図10
に示したような広角レンズを用いるのが好ましい。当業者であれば理解するよう
に、かかる実施形態においては、ユーザ端末47が配信ノード43に対して移動
した場合(または反対の場合も)、通信リンクのいずれかの側は、他の側からの
焦点が合わされたレーザービームを追跡することにより、その視野内に有る限り
は他の側の動きを追跡することができる。この情報は、次に通信リンク内で用い
られる発光器および検出器セルを制御するのに用いることができる。
【0028】
上述の双方向通信システムにおいては、ローカル配信ノードおよびユーザ端末
のいずれもが発光器のアレイを備えている。図14は、双方向通信を可能にする
とともに上述の実施形態と同様の利点を有する、他の実施形態によるローカル配
信ノード43およびユーザ端末47の形態を示している。本実施形態においては
、ローカル配信ノードの発光器および検出器アレイ51が、その内容が参照のた
めに本願明細書に取り込まれる出願人が以前になした自身の国際出願 WO98/353
28で開示され、図14に示す、再帰反射器 およびモデムユニット141に置き換
えられている。
のいずれもが発光器のアレイを備えている。図14は、双方向通信を可能にする
とともに上述の実施形態と同様の利点を有する、他の実施形態によるローカル配
信ノード43およびユーザ端末47の形態を示している。本実施形態においては
、ローカル配信ノードの発光器および検出器アレイ51が、その内容が参照のた
めに本願明細書に取り込まれる出願人が以前になした自身の国際出願 WO98/353
28で開示され、図14に示す、再帰反射器 およびモデムユニット141に置き換
えられている。
【0029】
動作中、両向き矢印(doouble-headed arrows)で示したように、再帰反射器 お
よびモデムユニット141は、複数のユーザ端末47からの光ビーム53を受光
して変調し、変調されたビーム53を各ユ−ザ端末47に反射送信するよう動作
する。当業者であれば理解するように、反射された各レーザービーム53のそれ
ぞれは、その用途に応じて、同じデータで変調してもよいし、異なるデータで変
調するようにしてもよい。
よびモデムユニット141は、複数のユーザ端末47からの光ビーム53を受光
して変調し、変調されたビーム53を各ユ−ザ端末47に反射送信するよう動作
する。当業者であれば理解するように、反射された各レーザービーム53のそれ
ぞれは、その用途に応じて、同じデータで変調してもよいし、異なるデータで変
調するようにしてもよい。
【0030】
図15は、本実施形態に用いられている再帰反射器 およびモデムユニット14
1を概略的に示している。図示したように、再帰反射器 およびモデムユニット1
41は、広角テレセントリックレンズ系149および変調・復調アレイ147を
備えている。この実施形態において、テレセントリックレンズ系149は、レン
ズ素子157および160、および遮光部材151を備えており、その遮光部材
151は、レンズ157の前方焦点面155上に光学的に位置する中央開口15
3を有している。前記開口部のサイズは、設計変更事項であり、特定の設置条件
によって決まる。特に、開口153が小さいと、光源からの光は、ほとんど遮え
ぎられ(これにより著しい伝達ロス(transmission loss)が生じる)てしまうが
、光の焦点を合わせるために大型で高価なレンズは不要である。これに対し、開
口が大きいと、光源からの光のほとんどが通過することになるが、大型の、それ
故、より高価なレンズ系149が必要となる。しかし、フリースペース光学通信
に関する主な問題は、大気ロス(atmospheric loss)であるから、ある大きさを越
えて開口のサイズを大きくすることによっても、通常は、ほとんど影響がない。
1を概略的に示している。図示したように、再帰反射器 およびモデムユニット1
41は、広角テレセントリックレンズ系149および変調・復調アレイ147を
備えている。この実施形態において、テレセントリックレンズ系149は、レン
ズ素子157および160、および遮光部材151を備えており、その遮光部材
151は、レンズ157の前方焦点面155上に光学的に位置する中央開口15
3を有している。前記開口部のサイズは、設計変更事項であり、特定の設置条件
によって決まる。特に、開口153が小さいと、光源からの光は、ほとんど遮え
ぎられ(これにより著しい伝達ロス(transmission loss)が生じる)てしまうが
、光の焦点を合わせるために大型で高価なレンズは不要である。これに対し、開
口が大きいと、光源からの光のほとんどが通過することになるが、大型の、それ
故、より高価なレンズ系149が必要となる。しかし、フリースペース光学通信
に関する主な問題は、大気ロス(atmospheric loss)であるから、ある大きさを越
えて開口のサイズを大きくすることによっても、通常は、ほとんど影響がない。
【0031】
テレセントリックレンズ149のテレセントリシテイー故に、レンズへの入射
光は、レンズ系149から出てくる主光線161および163が後方焦点面(bac
k focal plane)159と垂直となるようにして後方焦点面159に焦点が合わせ
られる。変調の効率、すなわち、変調器に対するレーザービームの入射角度によ
って決まる変調の深さ(modulation depth)が既存の光学変調器の一つの問題であ
る。したがって、テレセントリックレンズが用いられていなければ、受信レーザ
ービームの変調程度は、再帰反射器 の視野内でビームを生成するユーザ端末4
7の位置によって決まる。これに対し、テレセントリックレンズ149を用いる
とともに、変調・復調アレイ147をテレセントリックレンズ149の後方焦点
面に設置することにより、全てのユーザ端末47からのレーザービームの主光線
は、再帰反射器 の視野内でのそれらの位置に拘わらず、変調器の表面に対して
90度となる。これにより、高効率な変調を達成することができる。
光は、レンズ系149から出てくる主光線161および163が後方焦点面(bac
k focal plane)159と垂直となるようにして後方焦点面159に焦点が合わせ
られる。変調の効率、すなわち、変調器に対するレーザービームの入射角度によ
って決まる変調の深さ(modulation depth)が既存の光学変調器の一つの問題であ
る。したがって、テレセントリックレンズが用いられていなければ、受信レーザ
ービームの変調程度は、再帰反射器 の視野内でビームを生成するユーザ端末4
7の位置によって決まる。これに対し、テレセントリックレンズ149を用いる
とともに、変調・復調アレイ147をテレセントリックレンズ149の後方焦点
面に設置することにより、全てのユーザ端末47からのレーザービームの主光線
は、再帰反射器 の視野内でのそれらの位置に拘わらず、変調器の表面に対して
90度となる。これにより、高効率な変調を達成することができる。
【0032】
図16は、本実施形態における、100列、10行の変調/復調セル(図には
全てが示されていない)を有する変調・復調アレイ147の前面(すなわち、レ
ンズ系149と対向する表面)の概略図である。各変調/復調セルcijは、変調
器mijおよび対応する変調器の近傍に位置する復調器dijを備えている。本実施形
態においては、セルcijのサイズ169は、50から200マイクロメーターの
間であり、素子間の間隔171(中心から中心まで)はセルのサイズ169より
も少し大きい。変調/復調セルc22を覆う図16内の斜線の円173で示すよう
に、テレセントリックレンズ157は、一のユーザ端末47からの焦点が合わさ
れたレーザービ−ムの焦点サイズが一の変調/復調セルcijのサイズ141より
少し大きくなるように構成されている。
全てが示されていない)を有する変調・復調アレイ147の前面(すなわち、レ
ンズ系149と対向する表面)の概略図である。各変調/復調セルcijは、変調
器mijおよび対応する変調器の近傍に位置する復調器dijを備えている。本実施形
態においては、セルcijのサイズ169は、50から200マイクロメーターの
間であり、素子間の間隔171(中心から中心まで)はセルのサイズ169より
も少し大きい。変調/復調セルc22を覆う図16内の斜線の円173で示すよう
に、テレセントリックレンズ157は、一のユーザ端末47からの焦点が合わさ
れたレーザービ−ムの焦点サイズが一の変調/復調セルcijのサイズ141より
少し大きくなるように構成されている。
【0033】
本実施形態においては、アメリカン電信電話会社(AT&T)によって開発された変
調器である量子閉じ込めシュタルク効果(Quantum Confined Stark Effect)(Q
CSE、自己電気光学効果(self Electro-optic Devices)またはSEEDsともよば
れる)素子が、変調器mijに用いられている。図17aは、かかるQCSE変調器17
5の断面を概略的に示している。図示したように、当該QCSE変調器175は、そ
れを介して適切なユーザ端末47からのレーザービーム53が通過可能な透明ウ
インドウ177、レーザービーム53を変調するためのヒ化ガリウム(Gallium A
rsenide)ベースの素材でできた膜179、絶縁膜181、基板183および、材
料179に直流バイアス電圧を印可するために、変調膜179のいずれかの側面
上に位置する電極185および187を備えている。
調器である量子閉じ込めシュタルク効果(Quantum Confined Stark Effect)(Q
CSE、自己電気光学効果(self Electro-optic Devices)またはSEEDsともよば
れる)素子が、変調器mijに用いられている。図17aは、かかるQCSE変調器17
5の断面を概略的に示している。図示したように、当該QCSE変調器175は、そ
れを介して適切なユーザ端末47からのレーザービーム53が通過可能な透明ウ
インドウ177、レーザービーム53を変調するためのヒ化ガリウム(Gallium A
rsenide)ベースの素材でできた膜179、絶縁膜181、基板183および、材
料179に直流バイアス電圧を印可するために、変調膜179のいずれかの側面
上に位置する電極185および187を備えている。
【0034】
動作中、ユーザ端末47からのレーザービーム53は、ウインドウ177を通
過して変調膜179に進む。電極185および187に印可される直流バイアス
電圧に応じ、レーザービーム53は、変調膜179で反射され又はそこで吸収さ
れる。特に、図17aに示すように電極185および187に直流バイアス電圧
が印可されない場合、レーザービーム53は、ウインドウ177を通過して変調
膜151によって吸収される。したがって、電極185および187に直流バイ
アス電圧が印可されない場合、対応するユーザ端末47に光が反射されることは
ない。これに対し、図17bに示すように約20ボルトの直流バイアス電圧が電
極185および187の間に印可された場合、対応するユーザ端末47からの光
ビーム53は、ウインドウ177を通過し、変調膜179上で反射され、同じ経
路を通って対応するユーザ端末47に返送される。
過して変調膜179に進む。電極185および187に印可される直流バイアス
電圧に応じ、レーザービーム53は、変調膜179で反射され又はそこで吸収さ
れる。特に、図17aに示すように電極185および187に直流バイアス電圧
が印可されない場合、レーザービーム53は、ウインドウ177を通過して変調
膜151によって吸収される。したがって、電極185および187に直流バイ
アス電圧が印可されない場合、対応するユーザ端末47に光が反射されることは
ない。これに対し、図17bに示すように約20ボルトの直流バイアス電圧が電
極185および187の間に印可された場合、対応するユーザ端末47からの光
ビーム53は、ウインドウ177を通過し、変調膜179上で反射され、同じ経
路を通って対応するユーザ端末47に返送される。
【0035】
したがって、ユーザ端末47に送信される変調データ52に基づいて電極18
5および187に印可されるバイアス電圧を変化させることにより、QCSE変調器
175は、受光したレーザービーム53を振幅変調し、変調したビームをユーザ
端末47に返送する。特に、図18に示すように、バイナリのゼロが送信される
と、ゼロボルトのバイアス電圧が電極185および187に印可され、光が反射
されず、バイナリの1が送信されると、20ボルトの直流バイアス電圧が電極1
85および187との間に印可され、レーザービーム53がシード変調器175
から対応するユーザ端末47に反射される。したがって、ユーザ端末47に反射
された光ビームは、結局、変調データに基づいてオンとオフが切り替えられる。
したがって、増幅器に出力された信号の振幅を図14に示す発光/検出アレイ1
45によって監視することにより、対応するユーザ端末47は、変調データ52
を回復させることができる。つまり、対応するビデオデータを再生することがで
きる。
5および187に印可されるバイアス電圧を変化させることにより、QCSE変調器
175は、受光したレーザービーム53を振幅変調し、変調したビームをユーザ
端末47に返送する。特に、図18に示すように、バイナリのゼロが送信される
と、ゼロボルトのバイアス電圧が電極185および187に印可され、光が反射
されず、バイナリの1が送信されると、20ボルトの直流バイアス電圧が電極1
85および187との間に印可され、レーザービーム53がシード変調器175
から対応するユーザ端末47に反射される。したがって、ユーザ端末47に反射
された光ビームは、結局、変調データに基づいてオンとオフが切り替えられる。
したがって、増幅器に出力された信号の振幅を図14に示す発光/検出アレイ1
45によって監視することにより、対応するユーザ端末47は、変調データ52
を回復させることができる。つまり、対応するビデオデータを再生することがで
きる。
【0036】
QCSEモジュール175に入射した光は、その内部に完全に吸収されるか、又は
それにより完全に反射されるのが理想的である。しかし、実際には、QCSEモジュ
ール175は、電極185および187に直流バイアスが印可されていない場合
、通常、レーザービームの5%を反射し、電極185およb187に直流バイア
スが印可された場合でも、レーザービームの20%から30%を反射するにすぎ
ない。したがって、実際には、バイナリゼロが送信された場合とバイナリ1が送
信された場合の発光/検出アレイ145上に導かれる光量の差は約15から25
%しかない。
それにより完全に反射されるのが理想的である。しかし、実際には、QCSEモジュ
ール175は、電極185および187に直流バイアスが印可されていない場合
、通常、レーザービームの5%を反射し、電極185およb187に直流バイア
スが印可された場合でも、レーザービームの20%から30%を反射するにすぎ
ない。したがって、実際には、バイナリゼロが送信された場合とバイナリ1が送
信された場合の発光/検出アレイ145上に導かれる光量の差は約15から25
%しかない。
【0037】
QCSEモジュール175を用いることにより、個々のモジュールセルijの変調レ
ートは、毎秒10ギガビットをも達成することが可能となる。かかる速度は、所
望のチャンネル又は複数のチャンネルのビデオデータを、エラー訂正コードおよ
びデータクロックの再生を促進するために用いられる他のコードとともにユーザ
端末47に送信するのに十分なものである。
ートは、毎秒10ギガビットをも達成することが可能となる。かかる速度は、所
望のチャンネル又は複数のチャンネルのビデオデータを、エラー訂正コードおよ
びデータクロックの再生を促進するために用いられる他のコードとともにユーザ
端末47に送信するのに十分なものである。
【0038】
上記の実施形態において、各ローカル配信ノードは、再帰反射器およびモデム
ユニットを備え、ユーザ端末は、それぞれ、発光器および検出器のアレイを含ん
でいる。図19は、ローカル配信ノード43およびユーザ端末間の双方向通信を
可能にするとともに、上述の実施形態と同様の利点を有する他の実施形態による
ローカル配信ノード43およびユーザ端末47の形態を示している。図19に示
すように、本実施形態においては、再帰反射器 およびモデムユニット141が
各ユーザ端末47に設けられ、発光器および検出器アレイおよびレンズ系51が
各ローカル配信ノード43に設けられている。
ユニットを備え、ユーザ端末は、それぞれ、発光器および検出器のアレイを含ん
でいる。図19は、ローカル配信ノード43およびユーザ端末間の双方向通信を
可能にするとともに、上述の実施形態と同様の利点を有する他の実施形態による
ローカル配信ノード43およびユーザ端末47の形態を示している。図19に示
すように、本実施形態においては、再帰反射器 およびモデムユニット141が
各ユーザ端末47に設けられ、発光器および検出器アレイおよびレンズ系51が
各ローカル配信ノード43に設けられている。
【0039】
本実施形態の動作は、各ユーザ端末47が(i)一以上のローカル配信ノード4
3からの光ビーム53を受信し、(ii)それらの光線によって搬送されたメッセー
ジを検出するとともに、かかるメッセージをユーザユニット189に対しデータ
191として送信し、(iii)ユーザユニットから受信したデータ193に基づい
て受信した光線を変調し、および(iV)変調ビームを各ローカル配信ノード43へ
反射する、点を除いて、前述の実施形態の動作と同様である。データを搬送する
反射レーザービーム53は、ローカル配信ノード43の発光器・検出器アレイお
よびレンズ系51により検出される。このローカル配信ノード43は、データ5
0を受信し、それを光ファイバーリンク45を介して送信してもらうために通信
制御ユニット49にわたす。
3からの光ビーム53を受信し、(ii)それらの光線によって搬送されたメッセー
ジを検出するとともに、かかるメッセージをユーザユニット189に対しデータ
191として送信し、(iii)ユーザユニットから受信したデータ193に基づい
て受信した光線を変調し、および(iV)変調ビームを各ローカル配信ノード43へ
反射する、点を除いて、前述の実施形態の動作と同様である。データを搬送する
反射レーザービーム53は、ローカル配信ノード43の発光器・検出器アレイお
よびレンズ系51により検出される。このローカル配信ノード43は、データ5
0を受信し、それを光ファイバーリンク45を介して送信してもらうために通信
制御ユニット49にわたす。
【0040】
上述の出願人自身の国際出願において説明された再帰反射システム(retro-ref
lecting system)が、最後の二つの実施形態よりも優れている点は、通信に用い
られる発光器アレイ内の発光器を選択することにより、通信システムの”レーザ
ー端(laser-end)”が可動部(例えば、ミラー)を用いずに、平行化されたレーザ
ービームを素早く操作する能力を有することにある。このことは、通信リンクの
レーザー端と反射端(reflecting end)との間に正確な配列が不要となることを
意味している。かかる配列は、通信に用いる発光器を選択することにより”電気
光学的に”行うことができる。これにより、当該システムは、移動および固定通
信装置間又は2以上の移動通信装置の通信リンクを支持することが可能となる。
lecting system)が、最後の二つの実施形態よりも優れている点は、通信に用い
られる発光器アレイ内の発光器を選択することにより、通信システムの”レーザ
ー端(laser-end)”が可動部(例えば、ミラー)を用いずに、平行化されたレーザ
ービームを素早く操作する能力を有することにある。このことは、通信リンクの
レーザー端と反射端(reflecting end)との間に正確な配列が不要となることを
意味している。かかる配列は、通信に用いる発光器を選択することにより”電気
光学的に”行うことができる。これにより、当該システムは、移動および固定通
信装置間又は2以上の移動通信装置の通信リンクを支持することが可能となる。
【0041】
このタイプの再帰反射実施例(上述の他の実施形態と同様)を用いることので
きる例としては、パーソナルコンピュータ又は周辺機器に取り付けられた半移動
ユニットとの通信を行う固定のネットワークノードを含むオフィスのローカルエ
アネットワークがある。かかるシステムにおいては、ネットワークノードと機器
との再配列調整を行うことなく移動できるようになっていなければならない。こ
の用途において、各移動ノードは、ビ−ムが不明瞭になるという問題を解消する
よう二つ以上の固定ネットワークノードと通信可能であることが好ましい。これ
らの実施形態の他の用途としては、例えば、外部の放送用の移動テレビカメラ間
の通信リンクを供給することがある。この場合、真の移動性を確保するとともに
不明瞭を解決するため、多数の移動カメラと多数の固定局間に網状のネットワー
クが必要となる。この用途においては、図19を参照して説明した再帰反射シス
テムは、再帰反射変調器(retro-reflecting modulators)を伴う各カメラを”ユ
ーザ端末”として用いることが好ましい。なぜなら、発光器のアレイに電気を供
給する必要がないので、この構成によるカメラの電力消費は少ないからである。
本実施形態において、カメラは、固定局全てに同じ情報を送信しているので、全
ての変調器を並列で動作させてもよいし、画素化(pixellated modulator)された
変調器ではなく単一の変調器を用いてもよい。これにより、変調器の画素への駆
動信号のルーチングが著しく簡素化される。変更例 上記で説明した再帰反射による実施形態においては、通信リンクの再帰反射端
(retro-reflecting end)においてQCSE変調器のアレイが用いられている。これら
のQCSE変調器は、入射光を吸収または反射する。当業者であれば理解するが、他
の形式の反射器および変調器を用いるようにしてもよい。例えば、反射器として
平面鏡を用い、レンズと鏡との間に(液晶等の)透過変調器(transmissive modu
lator)を設けることもできる。さらに、入ってくるビームの経路と反射ビームの
経路を一時的に分離するビームスプリッターを用いるようにしてもよく、この場
合、反射光だけを変調するように変調器を反射ビームの経路内に設けるようにし
てもよい。しかし、かかる実施形態は、往路および復路(forward and return pa
ths)を分離し、変調完了後にこれらを再結合させるための追加の光学部品が必要
となるので、好ましいものではない。
きる例としては、パーソナルコンピュータ又は周辺機器に取り付けられた半移動
ユニットとの通信を行う固定のネットワークノードを含むオフィスのローカルエ
アネットワークがある。かかるシステムにおいては、ネットワークノードと機器
との再配列調整を行うことなく移動できるようになっていなければならない。こ
の用途において、各移動ノードは、ビ−ムが不明瞭になるという問題を解消する
よう二つ以上の固定ネットワークノードと通信可能であることが好ましい。これ
らの実施形態の他の用途としては、例えば、外部の放送用の移動テレビカメラ間
の通信リンクを供給することがある。この場合、真の移動性を確保するとともに
不明瞭を解決するため、多数の移動カメラと多数の固定局間に網状のネットワー
クが必要となる。この用途においては、図19を参照して説明した再帰反射シス
テムは、再帰反射変調器(retro-reflecting modulators)を伴う各カメラを”ユ
ーザ端末”として用いることが好ましい。なぜなら、発光器のアレイに電気を供
給する必要がないので、この構成によるカメラの電力消費は少ないからである。
本実施形態において、カメラは、固定局全てに同じ情報を送信しているので、全
ての変調器を並列で動作させてもよいし、画素化(pixellated modulator)された
変調器ではなく単一の変調器を用いてもよい。これにより、変調器の画素への駆
動信号のルーチングが著しく簡素化される。変更例 上記で説明した再帰反射による実施形態においては、通信リンクの再帰反射端
(retro-reflecting end)においてQCSE変調器のアレイが用いられている。これら
のQCSE変調器は、入射光を吸収または反射する。当業者であれば理解するが、他
の形式の反射器および変調器を用いるようにしてもよい。例えば、反射器として
平面鏡を用い、レンズと鏡との間に(液晶等の)透過変調器(transmissive modu
lator)を設けることもできる。さらに、入ってくるビームの経路と反射ビームの
経路を一時的に分離するビームスプリッターを用いるようにしてもよく、この場
合、反射光だけを変調するように変調器を反射ビームの経路内に設けるようにし
てもよい。しかし、かかる実施形態は、往路および復路(forward and return pa
ths)を分離し、変調完了後にこれらを再結合させるための追加の光学部品が必要
となるので、好ましいものではない。
【0042】
上述の再帰反射による実施形態においては、ユーザ端末とローカル配信ノード
間に双方向通信リンクが設けられていた。当業者であれば理解するように、再帰
反射による実施形態は、通信リンクがローカル配信ノードからユーザ端末にデー
タを発信されるだけ(又はその逆)の単方向リンクのみとなるよう簡易化するこ
とができる。
間に双方向通信リンクが設けられていた。当業者であれば理解するように、再帰
反射による実施形態は、通信リンクがローカル配信ノードからユーザ端末にデー
タを発信されるだけ(又はその逆)の単方向リンクのみとなるよう簡易化するこ
とができる。
【0043】
上記で説明した再帰反射による実施形態においては、異なる光源からの光を変
調するため、画素化された変調器、すなわち変調器のアレイが用いられていた。
それに代わる実施形態として、単一の変調器を用いてもよい。かかる実施形態に
おいて、通信リンクの各レーザー端は、同じ情報を受信してもよいし、それぞれ
のソースごとに時分割により変調器に適用される変調を多重化することで異なっ
たチャンネルを提供することもできる。しかし、変調器が比較的大型になってし
まうので、製造が困難となり、しかも、用途によっては、所望のデータレートを
提供するのに十分な早さで変調できないので、かかる方式の信号変調は、好まし
いものではない。
調するため、画素化された変調器、すなわち変調器のアレイが用いられていた。
それに代わる実施形態として、単一の変調器を用いてもよい。かかる実施形態に
おいて、通信リンクの各レーザー端は、同じ情報を受信してもよいし、それぞれ
のソースごとに時分割により変調器に適用される変調を多重化することで異なっ
たチャンネルを提供することもできる。しかし、変調器が比較的大型になってし
まうので、製造が困難となり、しかも、用途によっては、所望のデータレートを
提供するのに十分な早さで変調できないので、かかる方式の信号変調は、好まし
いものではない。
【0044】
テレセントリックレンズを用いる上記実施形態において、発光器、検出器、又
は変調器のアレイは、ほぼテレセントリックレンズの後方焦点面に位置する。当
業者であれば理解するが、テレセントリックレンズは、全部又は一部が湾曲した
後方焦点面を有するようにしてもよい。この場合、発光器のアレイ又は検出器、
又は変調器も、テレセントリックレンズの後方焦点面にあわせてそれ自体又はそ
の一部を湾曲すべきである。
は変調器のアレイは、ほぼテレセントリックレンズの後方焦点面に位置する。当
業者であれば理解するが、テレセントリックレンズは、全部又は一部が湾曲した
後方焦点面を有するようにしてもよい。この場合、発光器のアレイ又は検出器、
又は変調器も、テレセントリックレンズの後方焦点面にあわせてそれ自体又はそ
の一部を湾曲すべきである。
【0045】
上記の実施形態においては、多層階層構造(multilayer hierarchy)を用いたポ
イント・ツー・マルチポイント、マルチポイント・ツー・ポイントおよびマルチ
ポイント・ツー・マルチポイントシグナリングシステムを説明した。当業者であ
れば理解するが、本発明は、いずれもが固定又は移動である二つシグナリング装
置間にも適用することができる。
イント・ツー・マルチポイント、マルチポイント・ツー・ポイントおよびマルチ
ポイント・ツー・マルチポイントシグナリングシステムを説明した。当業者であ
れば理解するが、本発明は、いずれもが固定又は移動である二つシグナリング装
置間にも適用することができる。
【0046】
VCSEL発光器のアレイを用いる上述の実施形態において、各発光器により発せ
られた光は、通信リンクの他端に対して送信されるデータで変調される。VCSEL
発光器からの光を変調する最も簡単な方法は、当該発光器のオンとオフを切り替
え、発光器から発せられた光を振幅変調することである。しかし、当業者であれ
ば理解するが、周波数又は位相変調等の他の変調技術を用いることもできる。
られた光は、通信リンクの他端に対して送信されるデータで変調される。VCSEL
発光器からの光を変調する最も簡単な方法は、当該発光器のオンとオフを切り替
え、発光器から発せられた光を振幅変調することである。しかし、当業者であれ
ば理解するが、周波数又は位相変調等の他の変調技術を用いることもできる。
【0047】
コリメーターレンズまたはテレセントリックレンズを用いる上記実施形態にお
いて、各発光器から発せられたレーザービームは、レンズの射出ひとみ(exit pu
pil)における回析(diffraction)によって生じる拡散(divergence)を有する。し
たがって、できるだけ大きな射出ひとみを用いることにより、この拡散が最小化
される。当業者であれば理解するが、かかる回析量が制限されている光源(diffr
action limited sources)を用いることにより、送信された光学ビームにおける
拡散を最小化することができるので、通信がうまくいく距離を最大化することが
できる。 上記の実施形態においては、VCSEL発光器のアレイが用いられていた
。当業者であれば理解するが、レーザーダイオードおよび発光ダイオード等の他
のタイプの発光器を用いることもできる。発光器のアレイは、通常のアレイ状と
なるように密にパックした束状の光ファイバーであっても、他端のそれぞれにダ
イオードを伴うものによっても形成することができる。しかし、かかる光ファイ
バーの束又はレーザーダイオードの二次元アレイを使用すると、±20°程度の
発光開口部(emitting aparture)における回析が原因でビーム拡散が大きくなる
。
いて、各発光器から発せられたレーザービームは、レンズの射出ひとみ(exit pu
pil)における回析(diffraction)によって生じる拡散(divergence)を有する。し
たがって、できるだけ大きな射出ひとみを用いることにより、この拡散が最小化
される。当業者であれば理解するが、かかる回析量が制限されている光源(diffr
action limited sources)を用いることにより、送信された光学ビームにおける
拡散を最小化することができるので、通信がうまくいく距離を最大化することが
できる。 上記の実施形態においては、VCSEL発光器のアレイが用いられていた
。当業者であれば理解するが、レーザーダイオードおよび発光ダイオード等の他
のタイプの発光器を用いることもできる。発光器のアレイは、通常のアレイ状と
なるように密にパックした束状の光ファイバーであっても、他端のそれぞれにダ
イオードを伴うものによっても形成することができる。しかし、かかる光ファイ
バーの束又はレーザーダイオードの二次元アレイを使用すると、±20°程度の
発光開口部(emitting aparture)における回析が原因でビーム拡散が大きくなる
。
【0048】
これにより、光を効率的に集め、平行化したいのであれば、f値の小さい(fが
約1.5の)コリメーターレンズを用いることが必要となる。これにより、レン
ズ系のコストが上昇するとともに複雑になる。しかし、前記アレイがきっちりと
詰まっていない(すなわち、単位面積あたりの発光器の数が少ない)場合、ファ
イバー間、又はレーザー間の非発光領域が大きくなるので、発光器近傍に小型レ
ンズを用いることによって各ファイバー又はダイオードによって発せられたビー
ムの開口値(numeral aparture)を小さくすることができる。各レンズは、拡散を
低減しつつ、有効領域のサイズを大きくすることができる。かかるレンズの二次
元のアレイは、発光器アレイと空間的にマッチするように構成してもよい。これ
らのレンズは、発光器アレイの数値上の開口値を小さくするとともに、安価で、
f値の大きいコリメーターレンズの使用を可能とする。
約1.5の)コリメーターレンズを用いることが必要となる。これにより、レン
ズ系のコストが上昇するとともに複雑になる。しかし、前記アレイがきっちりと
詰まっていない(すなわち、単位面積あたりの発光器の数が少ない)場合、ファ
イバー間、又はレーザー間の非発光領域が大きくなるので、発光器近傍に小型レ
ンズを用いることによって各ファイバー又はダイオードによって発せられたビー
ムの開口値(numeral aparture)を小さくすることができる。各レンズは、拡散を
低減しつつ、有効領域のサイズを大きくすることができる。かかるレンズの二次
元のアレイは、発光器アレイと空間的にマッチするように構成してもよい。これ
らのレンズは、発光器アレイの数値上の開口値を小さくするとともに、安価で、
f値の大きいコリメーターレンズの使用を可能とする。
【0049】
上記の実施形態においては、二次元アレイの発光器、光検出器又は光変調器が
設けられている。当業者であれば理解するように、上述の効果を達成するために
、発光器、検出器又は変調器が前記標準的なアレイにすることは必要不可欠では
ない。
設けられている。当業者であれば理解するように、上述の効果を達成するために
、発光器、検出器又は変調器が前記標準的なアレイにすることは必要不可欠では
ない。
【図1】
図1は、データ配信システムの概略図である。
【図2】
図2は、ローカル配信ノードおよび図1に示す前記データ配信システムの一部
を構成するユーザ端末のブロック図である。
を構成するユーザ端末のブロック図である。
【図3】
図3は、図2に示すローカル配信ノードに採用されている発光器アレイおよび
レンズ系の概略図である。
レンズ系の概略図である。
【図4】
図4は、図3に示すシステムの一部を構成する、画素化された(pizellated)発
光器アレイの概略図である。
光器アレイの概略図である。
【図5】
図5は、ビデオデータのポイント・ツー・複数ポイント配信システムの概略図
である。
である。
【図6】
図6は、ローカル配信ノードおよび図5に示す前記データ配信システムの一部
を構成するユーザ端末の概略ブロック図である。
を構成するユーザ端末の概略ブロック図である。
【図7】
図7は、図6に示すローカル配信ノードに採用されている画素化された(pizel
lated)発光器アレイおよび検出器アレイの概略図である。
lated)発光器アレイおよび検出器アレイの概略図である。
【図8】
図8は、図6に示すローカル配信ノードに用いることができる発光器アレイお
よび検出器アレイの他の構成の概略図である。
よび検出器アレイの他の構成の概略図である。
【図9】
図9は、複数ポイント・ツー・ポイントデータ配信システムの概略図である。
【図10】
図10は、図9に示す配信システムの一部を構成するローカル配信ノードに採
用された発光器アレイおよびテレセントリックレンズ系の概略図である。
用された発光器アレイおよびテレセントリックレンズ系の概略図である。
【図11】
図11は、図9に示す配信システムの一部を構成するユーザ端末における検出
器アレイおよびレンズ系の概略図である。
器アレイおよびレンズ系の概略図である。
【図12】
図12は、図11に示すシステムの一部を構成する画素化された(pizellated)
検出器アレイの概略図である。
検出器アレイの概略図である。
【図13】
図13は、図5に示すビデオデータ通信システムにおいて用いることができる
他のローカル配信ノードおよびユーザ端末の構成を示す概略ブロック図である。
他のローカル配信ノードおよびユーザ端末の構成を示す概略ブロック図である。
【図14】
図14は、図5に示すビデオデータ通信システムにおいて用いることができる
他のローカル配信ノードおよびユーザ端末の構成を示す概略ブロック図である。
他のローカル配信ノードおよびユーザ端末の構成を示す概略ブロック図である。
【図15】
図15は、図14に示すローカル配信ノードに採用された反射変調ユニットre
tro-reflecting modulator unit)の概略図である。
tro-reflecting modulator unit)の概略図である。
【図16】
図16は、図15に示す反射変調ユニットの一部を構成する画素化された変調
器(pixelled modulator)の概略図である。
器(pixelled modulator)の概略図である。
【図17a】
図17aは、図16に示す一の画素化変調器が第一の動作モードである場合で
あって、電極にバイアス電圧が印可されていない場合の断面図である。
あって、電極にバイアス電圧が印可されていない場合の断面図である。
【図17b】
図17bは、図16に示す一の画素化変調器が第二の動作モードである場合で
あって、電極にバイアス電圧が印可された場合の断面図である。
あって、電極にバイアス電圧が印可された場合の断面図である。
【図18】
図18は、画素電極に印可された電圧に応じ、図16に示す変調器の一の画素
上に照射される光の調節方法を示す信号図である。
上に照射される光の調節方法を示す信号図である。
【図19】
図19は、図5に示すビデオデータ通信システムにおいて用いることができる
他のローカル配信ノードおよびユーザ端末を示す概略ブロック図である。
他のローカル配信ノードおよびユーザ端末を示す概略ブロック図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月5日(2001.3.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW
),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,
TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,
BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI
,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,
IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K
Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA
,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,
PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S
K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG
,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW
(72)発明者 ユアン・モリソン
英国,CB2 5NH,ケンブリッジシャ
ー州,ハーストン,ハーストン ミル,サ
イエンティフィック ジェネリクス リミ
テッド内
Fターム(参考) 5K002 BA01 BA02 DA12 FA03
Claims (81)
- 【請求項1】 第一および第二シグナリング装置を備えたシグナリングシステムであって、 前記第一シグナリング装置は、(i)それぞれが情報を搬送する各光ビームを発
光する複数の発光器、および(ii)前記複数の発光器から発せられた光を集めると
ともに、当該光ビームをレンズ系の視野(field of view)内の各方向に導くレン
ズ系を備え、および 前記第二シグナリング装置は、(i)前記第一シグナリング装置の発光器から発
せられた光を集めるレンズ系、(ii)前記レンズ系から集められた光を受光すると
ともに、受光した光を対応する電気信号に変換する光検出器、および(iii)前記
情報を取り出すために、前記光検出器からの前記電子信号を処理する処理手段、
を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項2】 請求項1にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装置
のレンズ系は、前記第一シグナリング装置の前記発光器から集めた前記光の焦点
を前記発光器上に合わせること、 を特徴とするもの。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シ
グナリング装置の前記光検出器は、フォトダイオードを備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項4】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二
シグナリング装置の前記光検出器は、複数の検出器であって、それぞれが前記レ
ンズ系によってその視野内の各方向から集められた光を受光するとともに、当該
受光した光を対応する電気信号に変換するもの、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項5】 請求項4にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装置
内の前記複数の発光器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項6】 請求項5にかかるシグナリングシステムにおいて, 前記第二シグナリング装置
内の前記複数の発光器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項7】 先行するいずれかの請求項において、前記第一シグナリング装置のレンズ系お
よび前記第二シグナリング装置のレンズ系は、それらの各視野を最大化するため
、それぞれが広角レンズを備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項8】 請求項1から請求項6のいずれかのシグナリングシステムにおいて、前記第二
シグナリング装置は、さらに、情報を搬送する光ビームを発する発光器を備え、
前記第二シグナリング装置のレンズ系は、前記発光器から発せられた前記光を集
めるとともに、前記光ビームを前記第一シグナリング装置に向けて導くよう動作
し、前記第一シグナリング装置のレンズ系は、前記第二シグナリング装置の前記
発光器から発せられた前記光を集めるよう動作し、前記第一シグナリング装置は
、さらに、(i)前記レンズ系からの集められた光を受光するとともに、当該受光
した光を対応する電気信号に変換する光検出器、および(ii)前記第二シグナリン
グ装置によって発せられた前記光ビームにより搬送された前記情報を取り出すた
めに、前記光検出器からの前記電子信号を処理する手段、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかのシグナリングシステムにおいて、前記第二
シグナリング装置は、さらに、それぞれが情報を搬送する各光ビームを発する複
数の発光器を備え、前記第二シグナリング装置のレンズ系は、前記複数の発光器
から発せられた前記光を集めるとともに、前記光ビームをその視野内の各方向に
導くよう動作し、前記第一シグナリング装置のレンズ系は、前記第二シグナリン
グ装置の発光器から発せられた前記光を集めるよう動作し、前記第一シグナリン
グ装置は、さらに、(i)前記レンズ系からの集められた光を受光するとともに、
当該受光した光を対応する電気信号に変換する光検出器、および(ii)前記第二シ
グナリング装置によって発せられた前記受光した光ビームにより搬送された前記
情報を取り出すために、前記光検出器からの前記電気信号を処理する手段、を備
えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項10】 請求項9のシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装置の前記
複数の発光器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項11】 請求項10のシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装置の前
記複数の発光器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項12】 請求項8から請求項11のいずれかのシグナリングシステムにおいて、前記第
一シグナリング装置は、複数の検出器であって、それぞれが前記レンズ系によっ
てその視野内の各方向から集められた光を受光するとともに、当該受光した光を
対応する電気信号に変換するもの、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項13】 請求項12のシグナリングシステムにおいて、前記第一シグナリング装置内の
前記複数の光検出器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項14】 請求項13のシグナリングシステムにおいて、前記第一シグナリング装置内の
前記複数の光検出器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項15】 請求項12から請求項14のいずれかのシグナリングシステムにおいて、関連
づけられた発光器と光検出器の対が、前記第一シグナリング装置のレンズ系に対
して、ほぼ光学的同一場所(optically co-located)になるよう、前記第一シグナ
リング装置の各発光器が前記第一シグナリング装置の各光検出器のそれぞれと関
連づけられていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項16】 請求項9のシグナリングシステムにおいて、請求項4に従属する場合、関連づ
けられた発光器と光検出器の対が、前記第二シグナリング装置のレンズ系に対し
て、ほぼ光学的同一場所(optically co-located)に位置するよう、前記第二シグ
ナリング装置の各発光器が前記第二シグナリング装置の各光検出器のそれぞれと
関連づけられていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項17】 請求項15または請求項16にかかるシグナリングシステムにおいて、関連づ
けられた発光器と光検出器の対は、互いにその近傍に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項18】 請求項15または請求項16にかかるシグナリングシステムにおいて、前記複
数の発光器および前記複数の光検出器は、互いに離れて位置し、前記関連づけら
れた発光器と光検出器の対を光学的に同一場所に位置させるため、前記複数の発
光器と前記複数の光検出器およびレンズ系との間にビームスプリッターが設けら
れていること を特徴とするもの。 - 【請求項19】 請求項4または請求項9またはこれに従属するいずれかの請求項にかかるシグ
ナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装置の前記レンズ系は、テレ
セントリックレンズを備えており、前記複数の光検出器および/または前記複数
の発光器は、ほぼ前記テレセントリックレンズの前方焦点面に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項20】 請求項4または請求項9又はこれに従属するいずれかの請求項にかかるシグナ
リングシステムおいて、前記第二シグナリング装置の前記レンズ系は、前方焦点
面および後方焦点面を有するレンズを備えており、前記第一シグナリング装置か
ら受光した光の一部を遮るための遮光部材がほぼ前記前方焦点面に位置しており
、前記複数の発光器および/又は光検出器が、ほぼ前記レンズの光学的な前記後
方焦点面に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項21】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一
シグナリング装置は、発光器から発せられた光が前記情報を搬送するよう前記各
発光器を制御する制御手段を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項22】 請求項21にかかるシグナリングシステムにおいて、前記制御手段は、それぞ
れの発光器が別々の情報を搬送する光を発するよう前記複数の発光器のそれぞれ
を独立して制御すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項23】 請求項21または請求項22にかかるシグナリングシステムにおいて、前記制御手
段は、前記各発光器により発せられた前記光の振幅、位相、又は周波数を変調す
ることにより前記複数の発光器のそれぞれを制御すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項24】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一
シグナリング装置は、さらに、前記複数の発光器のうち、前記第二シグナリング
装置に対して情報を搬送するための光ビームを発するために使用される一つを選
択する選択手段、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項25】 請求項24のシグナリングシステムにおいて、請求項17に従属する場合、前
記第一シグナリング装置は、前記第一シグナリング装置と前記第二シグナリング
装置間の相対運動によって、光ビームが前記複数の発光器にわたって移動した場
合、前記第二シグナリング装置から受光した光ビームを追跡する追跡手段を備え
ており、前記選択手段は、前記追跡手段からの出力に基づき、第二シグナリング
装置に対して発光するため使用される前記発光器を選択するよう動作すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項26】 請求項9またはこれに従属する請求項にかかるシグナリングシステムにおい シグナリング装置は、さらに、前記第一シグナリング装置に返送する光を発する
のに使用される発光器を選択する選択手段を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項27】 請求項24のシグナリングシステムにおいて、請求項17に従属する場合、前
記第二シグナリング装置は、さらに、前記第一シグナリング装置と前記第二シグ
ナリング装置間の相対運動によって、光ビームが前記複数の発光器にわたって移
動した場合、前記第一シグナリング装置から受光した光ビームを追跡する追跡手
段を備えており、前記選択手段は、前記追跡手段からの出力に基づき、第一シグ
ナリング装置に対して発光するのに使用される前記発光器を選択するよう動作す
ること、 を特徴とするもの。 - 【請求項28】 請求項25または請求項27にかかるシグナリングシステムにおいて、前記追跡
手段は、前記複数の発光器により出力された前記電気信号のレベルを監視するこ
とにより前記光ビームを追跡するよう動作すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項29】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、一以上の
第二シグナリング装置に対し、それぞれが、各発光器から光を発するよう構成さ
れた複数の第一シグナリング装置、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項30】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、一以上の
第一シグナリング装置に対し、それぞれが、各発光器から光を発するよう構成さ
れた複数の第二シグナリング装置、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項31】 第一および第二シグナリング装置を備えたシグナリングシステムであって、 前記第一シグナリング装置は、(i)それぞれが情報を搬送する各光ビームを発
光する複数の発光器、および(ii)前記複数の発光器から発せられた光を集め、当
該光ビームをレンズ系の視野(field of view)内の各方向に導くとともに、前記
第二シグナリング装置から返送された変調光ビームを集めるレンズ系、(iii)前
記レンズ系から集められた光を受光するとともに、受光した光を対応する電気信
号に変換する光検出器、および(IV)前記変調データを取り出すため、前記光検出
器からの前記電気信号を処理する手段、を備えており、 前記第二シグナリング装置は、(i) 前記シグナリング装置の発光器から発せ
られた光を集める第一レンズ系、(ii)前記レンズ系から集められた前記光を、前
記レンズ系を介して前記第一シグナリング装置に反射する光反射器、および(iii
)前記レンズシステムによって集められた前記光および/または前記反射光を前
記第一シグナリング装置向けの変調用データで変調する変調器、を備えているこ
と、 を特徴とするもの。 - 【請求項32】 請求項31にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装
置のレンズ系は、前記第一シグナリング装置の前記発光器から集めた前記光の焦
点を前記発光器上に合わせること、 を特徴とするもの。 - 【請求項33】 請求項31または請求項32にかかるシグナリングシステムにおいて、前記反
射器は、再帰反射器(retro-reflector)、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項34】 請求項31から請求項35のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記反射器は、鏡を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項35】 請求項31から請求項34のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記反射器は、前記第二シグナリング装置のレンズ系の焦点面にあわせてそれ
自体又はその一部が湾曲していること、 を特徴とするもの。 - 【請求項36】 請求項31から請求項35のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記変調器は、前記受信した光の振幅、位相、周波数又は極性の少なくとも一
つにおいて変調可能であること、 を特徴とするもの。 - 【請求項37】 請求項31から請求項36のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記変調器は、透過的(transmissive)であり、前記レンズ系と前記反射器の間
に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項38】 請求項37にかかるシグナリングシステムにおいて、前記変調器は液晶式変調
器(liquid crystal modulator)を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項39】 請求項31から請求項36のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記変調器および前記反射器は、一つのユニットとして形成されたこと、 を特徴とするもの。 - 【請求項40】 請求項39にかかるシグナリングシステムにおいて、前記組み合わされた変調
器および反射器は、量子閉じこめシュタルク効果素子(quantum confined Stark
effect device)、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項41】 請求項31から請求項40のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記第一シグナリング装置のレンズ系および前記第二シグナリング装置のレン
ズ系は、各々の視野を最大化するため、それぞれ広角レンズを有すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項42】 請求項31から請求項36のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記第二シグナリング装置は、複数の光反射器および/又は変調器であって、
それぞれが、前記第一シグナリング装置のレンズ系によって集められた光をその
視野内の各方向から受光するとともに、前記光を各方向に反射および/又は変調
するもの、備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項43】 請求項42にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装
置内の前記複数の反射器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項44】 請求項43にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装
置内の前記複数の反射器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項45】 請求項31から請求項44のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記第二シグナリング装置は、さらに、(i)前記第一シグナリング装置のレン
ズ系から集められた光の一部を受光するとともに、受光した光を対応する電気信
号に変換する光検出器、および(ii)前記第一シグナリング装置から発せられた前
記光ビームにより搬送された前記情報を取り出すために、前記光検出器からの前
記電子信号を処理する手段、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項46】 請求項45にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装
置の前記光検出器は、複数の光検出器であって、それぞれが、前記レンズ系によ
ってその視野内の各方向から集められた光を受光するとともに、当該受光した光
を対応する電気信号に変換するもの、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項47】 請求項46にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装
置の前記複数の光検出器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項48】 請求項47にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第二シグナリング装
置の前記複数の光検出器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項49】 請求項31から請求項48のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記第一シグナリング装置の前記光検出器は、複数の光検出器であって、それ
ぞれが、前記レンズ系によってその視野内の各方向から集められた光を受光する
とともに、当該受光した光を対応する電気信号に変換するもの、を備えているこ
と、 を特徴とするもの。 - 【請求項50】 請求項49にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一シグナリング装
置の前記複数の光検出器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項51】 請求項50にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一シグナリング装
置の前記複数の光検出器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項52】 請求項49から請求項51のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、関連づけられた発光器と光検出器の対が、前記第一シグナリング装置のレンズ
系に対して、光学的にほぼ同一場所(optically co-located)になるよう、前記第
一シグナリング装置の各発光器が前記第一シグナリング装置の各光検出器のそれ
ぞれと関連づけられていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項53】 請求項46のシグナリングシステムにおいて、請求項42に従属する場合、関
連づけられた反射器および/又は変調器および光検出器の対が、前記第二シグナ
リング装置のレンズ系に対して、光学的にほぼ同一場所(optically co-located)
になるよう、前記第二シグナリング装置の各発光器および/又は変調器が前記第
二シグナリング装置の各光検出器のそれぞれと関連づけられていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項54】 請求項52又は請求項53にかかるシグナリングシステムにおいて、関連づけ
られた発光器と光検出器の対、又は関連づけられた光反射器および/又は変調器
および光検出器の対は、互いにその近傍に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項55】 請求項51にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一シグナリング装
置の第一前記複数の発光器および前記複数の光検出器は、互いに離れて位置し、
前記関連づけられた発光器と光検出器の対を光学的に同一場所に位置させるため
、前記複数の発光器および前記複数の光検出器と前記レンズ系との間にビームス
プリッターが設けられていること を特徴とするもの。 - 【請求項56】 請求項49から請求項51のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて、
前記第二シグナリング装置の前記レンズ系は、テレセントリックレンズを備えて
おり、前記光反射器は、ほぼ前記テレセントリックレンズの前記焦点面に位置す
ること、 を特徴とするもの。 - 【請求項57】 請求項31から請求項56のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記第二シグナリング装置の前記レンズ系は、前方焦点面および後方焦点面を
有するレンズを備えており、前記第一シグナリング装置から受光した光の一部を
遮るための遮光部材がほぼ前記前方焦点面に位置しており、前記光反射器が、ほ
ぼ前記レンズの光学的な前記後方焦点面に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項58】 請求項31から請求項57のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、前記第二シグナリング装置は、前記第一シグナリング装置に対して反射された
光が前記情報を搬送するよう前記変調器を制御する制御手段を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項59】 請求項58のシグナリングシステムにおいて、請求項42に従属する場合、前
記制御手段は、それぞれの反射光が別々の情報を搬送する光を発するよう前記複
数の変調器のそれぞれを独立して制御すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項60】 請求項31から請求項59のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、記第一シグナリング装置は、さらに、前記複数の発光器のうち、前記第二シグ
ナリング装置に対して情報を搬送するための光ビームを発するために使用される
一つを選択する選択手段を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項61】 請求項60にかかるシグナリングシステムにおいて、請求項49に従属する場
合、前記第一シグナリング装置は、前記第一シグナリング装置と前記第二シグナ
リング装置間の相対運動によって、光ビームが前記複数の発光器にわたって移動
した場合、前記第二シグナリング装置から受光した光ビームを追跡する追跡手段
を備えており、前記選択手段は、前記追跡手段からの出力に基づき、第二シグナ
リング装置に対して光ビームを発するのに使用される前記発光器を選択するよう
動作すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項62】 請求項42又はそれに充足するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステ
ムにおいて、さらに、前記第一シグナリング装置に光を返送するのに使用される
反射器および/又は変調器を選択する選択手段を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項63】 請求項61または請求項62にかかるシグナリングシステムにおいて、前記追
跡手段は、前記複数の発光器により出力された前記電気信号のレベルを監視する
ことにより前記光ビームを追跡するよう動作すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項64】 請求項31から請求項63のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、一以上の第二シグナリング装置に対し、それぞれが、各発光器から光を発する
とともに、前記第二シグナリング装置から返送された各変調光ビームを受光する
よう構成された複数の第一シグナリング装置、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項65】 請求項31から請求項64のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、一以上の第一シグナリング装置に対し、それぞれが、各発光器から光を発する
とともに、データで変調された前記変調光を前記第一シグナリング装置に対して
反射するよう構成された複数の第二シグナリング装置を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項66】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一
シグナリング装置の前記レンズ系は、前記複数の発光器のそれぞれから発せられ
た光を平行化(collimate)するよう動作すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項67】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一
シグナリング装置の前記レンズ系は、テレセントリックレンズを備えており、前
記複数の発光器は、ほぼ前記テレセントリックレンズの光学的な前方焦点面に位
置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項68】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一
シグナリング装置の前記レンズ系は、前方焦点面および後方焦点面を有するレン
ズを含んでおり、前記複数の発光器が、ほぼ前記レンズの光学的な前記後方焦点
面に位置しており、前記各発光器から発せられた光の一部を遮るための遮光部材
がほぼ前記前方焦点面に位置すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項69】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一
シグナリング装置の前記複数の発光器は、通常のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項70】 請求項69にかかるシグナリングシステムにおいて、前記第一シグナリング装
置の前記複数の光検出器は、二次元のアレイに配置されていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項71】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、一以上の
前記発光器は、レーザーを発光する垂直キャビテイー面発光レーザー(VCSELs)
、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項72】 請求項1から請求項70のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて、
一以上の前記発光器は、レーザーダイオード、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項73】 請求項1から請求項70のいずれかにかかるシグナリングシステムにおいて
、一以上の前記発光器は、光源および光ファイーバー備え、前記光源は、前記光
ファイバーの一端に位置し、前記光ファイバーの他端は、前記発光器として機能
すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項74】 先行するいずれかの請求項にかかるシグナリングシステムにおいて、前記前記
第一シグナリング装置と前記第二シグナリング装置は、相対的に移動可能である
こと、 を特徴とするもの。 - 【請求項75】 シグナリング装置であって、(i)それぞれが情報を搬送する各光ビームを発光
する複数の発光器、および(ii)前記複数の発光器から発せられた光を集めるとと
もに、当該光ビームをレンズ系の視野(field of view)内の各方向に導くレンズ
系、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項76】 シグナリング装置であって、先行する請求項のいずれかの前記第一シグナリン
グ装置の技術的特徴を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項77】 請求項75又は請求項76にかかる一以上のシグナリング装置および複数の第
二シグナリング装置を備えたシグナリングキットであって、前記各第二シグナリ
ング装置は、(i)一の前記第一シグナリング装置の発光器から発せられた光を集
めるレンズ系、(ii)前記レンズ系から集められた光を受光するとともに、受光し
た光を対応する電気信号に変換する光検出器、および(iii)前記集められた情報
によって搬送された前記情報を取り出すために、前記光検出器からの前記電子信
号を処理する処理手段を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項78】 第一シグナリング装置および第二シグナリング装置を用いるシグナリング方法
であって、 前記第一シグナリング装置においては、(i)複数の発光器から少なくとも一の
発光器から情報を搬送する光を発するステップ、(ii)前記少なくとも一の発光器
から発せられた光をレンズ系を用いて集めるとともに、当該光を当該レンズ系の
視野内の各方向に導くステップ、を備え、および 前記第二シグナリング装置においては、(i)前記第一シグナリング装置の発光
器から発した光をレンズ系を用いて集めるステップ、(ii)前記集められた光を光
検出器で受光するとともに、当該受光した光を対応する電気信号に変換するステ
ップ、および(iii)前記情報を取り出すために前記光検出器からの前記電気信号
を処理するステップ、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項79】 第一シグナリング装置および第二シグナリング装置を用いるシグナリング方法
であって、 前記第一シグナリング装置においては、(i)情報を搬送する光を発するために
複数の発光器から少なくとも一の発光器を用いるステップ、(ii)前記少なくとも
一の発光器により発せられた光をレンズを用いて集めるとともに、集められた光
を当該レンズの視野内の各方向に導くステップ、を備え、 前記第二シグナリング装置においては、(i)前記第一シグナリング装置の前記
少なくとも一の発光器から発せられた前記光を集めるためにレンズを用いるステ
ップ、(ii)前記レンズから集められた光を前記レンズを介して前記第一前記シグ
ナリング装置へ反射するステップ、および(iii)前記レンズ系により集められた
前記光および/又は前記反射された光を前記第一前記シグナリング装置向けの変
調データで変調するステップ、を備え、さらに、 前記第一シグナリング装置においては、(iii)前記レンズ系を用いて前記第二
シグナリング装置から反射された変調光ビームを集めるステップ、(iV)集められ
た変調データを光検出器で受光するとともに、当該受光した光を対応する電気信
号に変換するステップ、および(V)前記変調データを取り出すために前記光検出
器からの前記電気信号を処理するステップ、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項80】 オフィス通信ネットワークであって、請求項1から請求項76にかかるいずれ
かのシグナリングシステム、を備えていること、 を特徴とするもの。 - 【請求項81】 テレビジョンシステムであって、請求項1から請求項76にかかるいずれかの
シグナリングシステム、を備えていること、 を特徴とするもの。
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