JP2003530927A - 超分極化造影剤を用いた温度またはpH値の生体内測定のためのMR法 - Google Patents
超分極化造影剤を用いた温度またはpH値の生体内測定のためのMR法Info
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Abstract
Description
に曝すことがないため、医師にとって非常に魅力的な診断技術である。
ば3He)を含む試薬の生体外における核スピン分極化を含む技術が開発されて
きた。この種の技術には、投与可能なMRイメージング剤において核スピンがゼ
ロではない核を生体外で核スピン分極化するために、分極化剤、例えば従来のO
MRI造影剤または超分極化ガス、を使用するものがある。分極化剤とは、MR
イメージング剤の生体外での分極の実施に適したすべての試薬を意味する。
R信号を放出できる核(例えば13Cまたは15NのようなMRイメージング核)で
あって、長いT1緩和時間、好ましくはこれに加えて長いT2緩和時間を示しうる
核を含む核スピン分極化MRイメージング剤を用いることによって改善できる。
このような試薬を、以下、「高T1剤」と呼ぶ。高T1剤は、1H2Oを含まない用
語であり、一般には水溶性であり、37℃、磁場7TのD2O中で6秒以上、好
ましくは8秒以上、より好ましくは10秒以上、さらに好ましくは15秒以上、
よりさらに好ましくは30秒以上、特に好ましくは70秒以上、それ以上に好ま
しくは100秒以上のT1値を有する。MRイメージング核が自然の状態で最も
豊富な同位体でなければ、高T1剤の分子は、その自然の同位体存在度よりも多
い量のMRイメージング核を含むこと(即ち、上記核を「豊富化」したものであ
ること)が好ましい。
は本出願人による過去に公開された出願に述べられた以下の方法のうちの1つ、
「畜力(brute force)」(WO−A−99/35508)、ダイナミック核分
極、即ちDNP(WO−A−98/58272)、パラ水素、即ちp−H2(W
O−A−99/24080)、により実施できる。
用には、従来のMR技術に対し、MR信号強度が比例する核分極化がMR装置に
おける磁界強度と実質的に無関係という利点がある。現在、MRイメージング装
置において得られる磁場は最大約8Tであるが、臨床上、MRイメージングイメ
ージング装置は約0.2〜1.5Tの磁場強度で使用可能である。超電導磁石お
よび複合磁性体が大容量高磁場磁石には必要とされるため、この磁石は高価なも
のとなる。超分極化造影剤を用いる場合は、磁場強度がそれほど重要ではないた
め、地球の磁場(40〜50μT)から達成しうる最高磁場までのすべての磁場
でイメージを形成することが可能である。しかし、患者からのノイズが電子的な
ノイズよりも支配的になり始める超高磁場(一般に、イメージング核の共鳴周波
数が1〜20MHzとなう磁場強度)を使用する利点は特にはないから、超分極
化造影剤の使用により、低コストで低磁場強度の磁石を用いながらもパフォーマ
ンスが高いイメージングを実施できる可能性はある。
生理的に許容される溶剤に溶かし、引き続き超分極化溶液として調査中のサンプ
ルに投与するに先立ち、MRイメージング剤(例えば高T1剤)を、固体の状態
で核スピン分極化できることが見出されている。さらに、この分極化を分極化剤
を用いて行うときには、分極化剤の全部、実質的に全部、または少なくとも一部
を、投与に先立って、MRイメージング剤から分離しておいてもよい。
そのサンプルを、イメージング中の選択された核において核スピン移動が励起さ
れるように選択した周波数の放射に曝し、サンプルから磁気共鳴信号を検出する
ことにより、その検出した信号から、イメージ、ダイナミックフローデータ、拡
散データ、潅流データ、生理学的データ、または代謝データを得ることが可能と
なる。この生理学的データには、温度、pH,pO2、pCO2、およびイオン濃
度、好ましくはpHおよび温度が含まれる。
o-field inhomogeneity)が必要になる(ここで、Boは初期磁場である)。ここ
では、MRイメージング剤(例えば高T1剤)を、同じ分子内に2つの超分極化
核を含み、それぞれの超分極化核がpHや温度のようなパラメータに対して異な
る感度を有しながらも、好ましくは同じ種のMRイメージング核であるように選
択すると、「内部参照(internal reference)」が効果的に位相シフトとして現
れ、Bo場不均一性を測定するためのセパレートフィールドマッピングスキャン
が不要となることが見出された。
(例えば、ほ乳類、は虫類、または鳥類)であるサンプルのMR測定方法であっ
て、 (i)好ましくは高T1剤であってその分子構造中に少なくとも2つの超分極化可
能核、好ましくは2つの非水素スピン1/2核、特に好ましくは2つの13C核、
を同一分子内に含み、かつ上記核からの2つの共鳴線の周波数差δνが上記サン
プルの温度およびpHのいずれかに依存するMRイメージング剤を核スピン分極
化する工程と、 (ii)好ましくはボーラス注射(bolus injection)によって、また好ましくは
生理的に許容される溶剤に溶解させた後に、また好ましくは上記核スピン分極化
を上記イメージング剤に与える種の一部またはすべてから分離した後に、上記核
スピン分極化MRイメージング剤を上記サンプルに投与する工程と、 (iii)上記サンプルを、選択した核における核スピン転移を引き起こすように
選択した周波数の放射に曝す工程と、 (iv)単発RARE取得シーケンス(single-shot RARE acquisition sequence
)を用いて上記サンプルから磁気共鳴信号を検出し、処理する工程と、 (v)場合によって、上記検出した信号から、イメージ、ダイナミックフローデ
ータ、拡散データ、生理学的および/または代謝データを生成する工程と、を含
む測定方法が提供される。
含むMRイメージング剤の核スピン分極化(ここでは「超分極化」(hyperpolar
ising)ともいう)と、核スピン分極化したMRイメージング剤(好ましくは溶
液内で、さらに場合により細分化した粒子状で、また好ましくは分極化への移行
に際して含まれる種の一部、より好ましくは実質的に全部、を欠く形態で)の、
好ましくはボーラス注射による投与と、単発RARE取得シーケンスを用いた生
体内でのMR信号の生成および測定の実施、という一連の工程を含みうる。こう
して得たMR信号は、都合のよいことに、従来の処理により、フロー、拡散、生
理学的または代謝データを含む2、3、または4次元データへと変換できる。
ましくは0.1%、より好ましくは1%、さらに好ましくは10%を超える分極
度への分極化を意味する。
)」は、例えば、水、生理食塩水のような水溶液、パーフルオロカーボンなどの
ように、人間、または人間ではない動物に許容されるすべての溶剤、溶剤混合物
、または溶液を意味する。
あたり0.5Hzよりも大きいことが好ましく、Kあたりもしくは0.1pH単
位あたり1Hzよりも大きいことがさらに好ましく、Kあたりもしくは0.1p
H単位あたり2Hzよりも大きいことがさらに好ましく、Kあたりもしくは0.
1pH単位あたり5Hzよりも大きいことがさらに好ましく、Kあたりもしくは
0.1pH単位あたり10Hzから50Hzであることが最も好ましい。
、温度またはpHに敏感である。
に核スピン分極をもたらす種は、分極の転移が一旦起これば、そのMRイメージ
ング剤から可能な限り完全に分離することが好ましい。分極化転移剤の少なくと
も80%を分離することが好ましく、より好ましくは90%以上、さらに好まし
くは95%以上、特に好ましくは99%以上、を分離するとよい。
(または、少なくとも生理的に許容される程度にまで減少するように)できるだ
け素早く分離することが望まれる。当該分野では多くの物理的、化学的分離法や
抽出技術が知られており、これらを、分極化転移剤とMRイメージング剤とを素
早くかつ効率的に分離するために用いることができる。
、pCO2、温度またはイオン濃度)、好ましくはpHおよび温度データを得る
ために用いることができる。これらの好ましいデータは、他の従来の方法を経て
得ることもできるが、これらの方法にはいくつかの欠点がある。可能な他の方法
(および本発明の方法と比較した欠点)には、以下のものがある。
低い) −拡散係数の変化(間接的方法/拡散係数は温度変化以外の理由により変化し
うる/サンプルの動きに敏感) −化学シフトを測定する局所的分光法(乏しい解像度/温度やpHのマッピン
グに不適) −化学シフトイメージング(乏しい解像度/データ取得に時間を要する) この分野での以前の特許には、NMRによる温度評価の可能性(例えば、US
−A−4558279、US−A−5207222、US−A−5327884
、US−A−5378987、US−A−5690909およびWO−A−97
/20193参照)、NMRによるpH値の評価の可能性(例えば、US−A−
5210290およびUS−A−5639906参照)、さらには両方の可能性
(例えばUS−A−0095124)に言及したものがある。しかし、これら以
前の特許は、ここでクレームしたように、2つの超分極可化能な核を含む超分極
化MRイメージング剤をサンプルに投与し、引き続き、単発RARE取得シーケ
ンスを用いて生体内でのMR信号の生成および測定を行う技術には言及していな
い。
えば、NMR信号は、周波数差δνにより分離した2つの共鳴線を示す物質から
生じうる(添付図面の図1を参照)。共鳴線の強度が同じであれば、共鳴線の相
対的な相シフトは、信号の増幅および信号の完全相殺のいずれかを生じさせうる
。この技術は、臨床的MRIで「相内/相外」技術("in-phase / out-of-phase
" technique)として知られており、エコー時間(TE)により位相のずれを検
出できるため、グラディエントエコーイメージング(gradient echo imaging)
とともに用いられている。
spin populations)の間の位相の相対性に依存するが、絶対相には依存しない。
従って、BO不均一性および/またはサンプルの動きのためにイメージを修正す
る必要はない。この技術のさらなる利点は、単一のイメージを経てコントラスト
が得られることにあり、それ故、本発明の方法が2つのイメージの間の温度差の
測定に限られることはない。
エコーイメージングは、例えば、腹部における、または足部近傍における磁化率
(susceptibility)の変化への感度を欠点とする。この問題は、特に、周波数の
相違が小さいまたは化学変化が小さい、即ちδνが小さいNMRラインを分離す
るときに必要とされるような、長いエコー時間を用いるときに顕著となる。ここ
では、180°パルスの最焦点化を含むスピンエコーシーケンスを用いることに
より、磁化率変化の感度の問題が緩和されることが見出された。従来は、180
°パルスがスピンを再同期化し、化学シフト効果を解消するため、2つのスピン
群の相の相違を検出するためにスピンエコーシーケンスを用いることはできなか
った。この場合、データはスピンエコーと同時に取得される。しかし、読み出し
の傾斜とデータの取得とをスピンエコーに対する時間τにより転置すれば、スピ
ンエコーシーケンスを位相の相対的な差異を検出するために用いることができる
。
を、添付図面の図2に示す。信号を解消するに必要なエコーシフトτは、τ=1
/(2δν)により示される。
、本発明の方法において利用できる(添付図面の図3参照)。実際には、超分極
化物質を用いると、縦方向の磁化が回復しないという事実により、複数の90°
パルスを適用することはできない。従って、単発RAREシーケンスは、本発明
による方法における超分極化物質の使用と全く矛盾がない。
が、以下、さらに詳細に説明することとする。文字は、添付図面の図3の文字に
対応している。
グに前もって必要である。
メージング、の実施を可能とする。ここに説明するスピンエコー技術は、磁化率
の人為的結果(artefacts)を抑制する。
ase encoding)との組み合わせにより、誘導エコーから生じる人為的結果を抑制
する(ステップD参照)。
を最小化する。
かの改善(急峻化するラインによる)がありうる。
、それ故、信号ノイズ比を増加するために数回のスキャンを平均化するときに有
用である。
これにより、位相に敏感な信号検出が可能となる。標準的なRAREまたはSE
シーケンスでは、データ取得がシフトすることはなく、データはスピンエコーと
同時に取得される。従って、上述したシーケンスは、本発明の別の側面を形成す
る。
となるが、イメージング原理自体は超分極化核が存在することを要しない。従っ
て、本発明のさらに別の側面を形成するシーケンスは、すべての核スピンがゼロ
ではない核(例えば1H、3Li、13C、15N、19F、29Siまたは31P)からの
生理学的データ、特にpHおよび温度データ、を生成するために用いることがで
きる。
以下の特徴を満たす。 −イメージング剤は、周波数差δνにより分離した2つの共鳴線を有する。 −周波数差δνは、サンプルの温度およびpHのいずれかに依存する。 −2つの共鳴線それぞれの信号強度は、同様、好ましくは同じである。 −イメージング剤は、好ましくは0.5秒を超える、より好ましくは1秒を超え
る、さらに好ましくは5秒を超える、長いT2緩和時間を示す。
を含有していてもよい。しかし、他の核スピンがゼロではない核(例えば1Hと
同様、19F、3Li、13C、15N、29Siまたは31P)、好ましくは1H、13C、15 N、19F、29Siおよび31P核、も有用であり、特に13C、15N、19Fおよび31 P核が好ましい。この場合、イメージが生成されるMR信号は、実質的に、M
Rイメージング剤それ自体のみから生成される。それでもなお、分極化MRイメ
ージング剤が投与可能な媒体に高い濃度で存在する場合には、その媒体のプロト
ンについて1H−MRIを実施できるに十分なプロトンへの磁化転移が起こるこ
とがある。同様に、分極化MRイメージング剤は、従来の1H−MRIをプロト
ンについて実施するに十分な程度に生体内のプロトンに影響を及ぼしうる。
ける使用に最も適した核である。1H核は、自然に豊富で高い濃度で存在し、す
べての核のなかで最高の感度を有するという利点がある。13C核は、この核から
のほとんどすべての信号が、生理学的データ、特に温度およびpHのデータ、の
生成に有用な超分極化共鳴線からとなるために、利点がある。超分極化13C核か
らの信号のバックグラウンドは小さく、例えば1H核からのものよりもずっと小
さい。19F核は、高い感度(例えば1H核の感度の88%)を有し、1H核の94
%の磁気回転比を有し、バックグラウンド信号が生じない。31P核の本発明にお
ける使用により、内生物質(endogenous substances)を用いることが可能とな
る。
自然に存在する13Cおよび15Nは無視できる)、イメージコントラストが高くな
って有利である。これは、MRイメージング核それ自体が、当該MRイメージン
グ核の自然存在度よりも豊富化されているときに特に顕著となる。従って、本発
明による方法は、生成されるイメージに重要な空間的重み付けを提供できるとい
う利点を有する。
えば解剖学上の)情報を得るために、サンプル(例えば身体)の「元来のイメー
ジ(native image)」(即ち、MRイメージング剤の投与に先立って得たもの、
または従来のMR測定におけるように前もっての分極化なしに投与したMRイメ
ージング剤について得たもの)を生成させてもよい。「元来のイメージ」は、13 Cおよび15Nの身体内での存在率が低いために、13Cまたは15Nがイメージング
核となっている場合には、通常、利用できない。この場合は、13Cまたは15Nの
イメージを重ねる解剖学的な情報を得るために、プロトンMRイメージを採用し
てもよい。
されるか、あるいは、生理学的に許容される投与可能形態で提供されなければな
らない。好ましいMRイメージング剤は、水性媒体(例えば水)に溶解し、目的
とする最終用途が生体内でのものである場合には、勿論、無毒のものである。
処理をゆったりとした時間をかけて行うことができる程度に十分に長い期間、存
続する。一般に、MRイメージング剤が、5秒以上、好ましくは10秒以上、さ
らに好ましくは30秒以上、よりさらに好ましくは70秒以上、特に好ましくは
100秒以上(例えば、1Tの水中37℃、濃度が1mM以上での値)のT1値
(0.01〜5Tの磁場強度および20〜40℃の温度での値)を有すれば、投
与形態(例えば注射液)におけるMRイメージング剤は、十分な分極化を維持す
るであろう。MRイメージング剤は、長いT2緩和時間を有する試薬であると有
利である。
いT1緩和時間を示し得るため、本方法における使用に特に好ましい。
媒体(例えば、水または生理食塩水)に溶かされ、患者に投与され、従来のMR
イメージングが行われる。従って、固体のMRイメージング剤は、投与可能な媒
体への処方の容易のために、素早く溶解する(例えば水溶性)ことが好ましい。
MRイメージング剤は、生理的に許容されるキャリア(例えば、水、またはリン
ゲル液)に、少なくとも1mMの濃度までは、1mM/3T1以上、好ましくは
1mM/2T1以上、特に好ましくは1mM/T1以上の速度で溶解することが好
ましい。固体MRイメージング剤が凍っている場合には、投与可能な媒体を、好
ましくは混合後の媒体の温度が37℃近くにまでなるように、加熱してもよい。
ジング剤のような追加成分とともに)投与してもよい。液体の媒体では、気体の
媒体と比較して、分極が非常によく保持される。従って、液体については通常T1 およびT2が短いけれども、拡散によるT2 *効果は液体にとっては105倍だけ
重要ではない。その結果、気体のMRイメージング剤については、通常用いられ
るイメージングシーケンスはFLASHまたはGRASSであるべきだが、これ
に対し、液体については、より効率的なイメージングシーケンスを用いることが
できる。例えば、液体は、通常、よりゆっくりと拡散するため、エコープレーナ
ーイメージング(EPI)のようなシーケンスを用いることができる。この包括
的技術により、より素早く、現在の取得時間では従来の技術(ボクセルサイズ(
voxel size)約1〜5mm)よりも良い解像度(ボクセルサイズ<1mm)が得
られることになる。これにより、低い磁場(例えば0.01〜0.5T)の機械
も含め、すべての磁場で良好なイメージが得られることになる。
たは13C核)が豊富化されていることが好ましい。好ましいのは、自然存在度、
即ち例えば約1%、を超える量の13Cを、2つの特定の位置において(豊富化の
程度がほぼ同じであるように)有する13C豊富化MRイメージング剤である。こ
れらの炭素の位置では、5%以上、より好ましくは10%以上、さらに好ましく
は25%以上、特に好ましくは50%以上、よりさらに好ましくは99%(例え
ば99.9%)を超える13Cが存在することが好ましい。13C核は、化合物にお
けるすべての炭素原子の2%を超える量であることが好ましい。MRイメージン
グ剤は、カルボニル基または所定の第4級炭素における13C核が典型的には2秒
を超える、好ましくは5秒を超える、特に好ましくは30秒を超える、T1緩和
時間を有しうるのであれば、カルボニル基または第4級炭素の位置において13C
が豊富化されていることが好ましい。13C豊富化化合物は、特に13C核に隣接し
て、重水素でラベリングするとよい。
ようなMR非活性核または二重結合により囲まれているものが好ましい。
るサンプルのMR測定方法であって、MRイメージング剤を核スピン分極するこ
とにより形成した核スピン分極化MRイメージング剤を予め投与する方法を提供
する。ここで、上記イメージング剤は、高T1剤であって、その分子構造中に少
なくとも2つの超分極化可能核を同じ分子内に含み、上記核からの2つの共鳴線
の周波数差δνが上記サンプルの温度およびpHのいずれかに依存する。上記方
法は、 (i)上記サンプルを、選択した核において核スピン転移が引き起こされるように
選択した周波数の放射に曝す工程と、 (ii)単発RARE取得シークエンスを用いて上記サンプルから磁性共鳴信号を
検出し、処理する工程と、 (iii)場合によって、イメージ、ダイナミックフローデータ、生理学的および/
または代謝データを、上記サンプルから生成する工程と、 を含んでいる。
子構造中に少なくとも2つの超分極化可能核を含む材料の使用を提供する。この
MRイメージング組成物は、人間または人間ではない動物のMRイメージングに
よるMRイメージの生成を含む診断方法において使用され、上記組成物の製造に
は上記超分極化可能核の核スピン分極化が含まれ、上記MRイメージは単発RA
RE取得シークエンスを用いて得られる。
イメージング剤の使用を提供する。このMRイメージング組成物は、人間または
人間ではない動物のMRイメージングによるMRイメージの生成を含む診断方法
において使用され、上記MRイメージは、単発RARE取得シーケンスを用いる
ことにより得られる。
化溶液が、引き続いて如何なる形態でサンプルに投与されようと、そのサンプル
において診断に有効なコントラストの増強を達成できるに十分な程度であるべき
である。一般に、分極化の程度は、MRIが行われる温度および磁場での平衡値
よりも少なくとも2倍以上、好ましくは10倍以上、より好ましくは100倍以
上、さらに好ましくは1000倍以上、例えば50000倍以上、とすることが
好ましい。
従来の調剤、獣医学上のキャリアまたは賦形剤に処方できる。
ることが好ましいが、イメージングゾーンにおけるMRイメージング剤の濃度が
1マイクロモル濃度から10Mとなるに足りる濃度で投与するとよい。しかし、
正確な濃度および投薬量が、有毒性、MRイメージング剤の臓器ターゲッティン
グ能力および投与の経路に依存することは勿論である。
除外されているべきであり、投与に際して刺激や他の有害な効果を最小化するた
めには低い浸透性を有するべきなので、処方は、等浸透圧またはわずかに高い浸
透圧とするとよい。
管の樹脂状分岐のより大きい範囲が視認できるように、一連の投与位置に同時に
注射するとよい。
ジング剤、対象とする組織または器官、および測定機器の正確な特性により変化
することになる。投与量は、検出可能なコントラスト効果を達成できる限りにお
いて、できるだけ少量に保持することが好ましい。一般に、投与の最大量は、毒
性による制限に依存するであろう。
る。
メージを得た。得たイメージを図4に示す。図4上部左のイメージは、16の平
均およびτ=0msを用いて作成した。信号−ノイズ比はスキャンタイム1分に
ついて260であった。すべての管が同じコントラストを有している。図4上部
右のイメージは、16の平均およびτ=1msを用いて作成した。信号−ノイズ
比はスキャンタイム1分について240であった。最も暗い管は50%の水と5
0%の酢酸とを含んでおり、この管からの信号はほぼ完全にキャンセルされてい
た。図4下部左のイメージは単発イメージ(スキャンタイム0.6秒)およびτ
=0msを用いて作成した。信号−ノイズ比は80であった。すべての管が同じ
コントラストを有している。図4下部右のイメージは、単発イメージ(スキャン
タイム0.6秒)およびτ=1msを用いて作成した。信号−ノイズ比はスキャ
ンタイム1分について85であった。最も暗い管は50%の水と50%の酢酸と
を含んでいる。 [実施例2] 50%の水と50%のアセトンとの混合物を含む2つの別の仮想体を調製した
。1つの仮想体は17℃に保持した磁石の内部に設置し、他方は7℃に冷却した
。冷却した仮想体を磁石の内部に設置し、2番目の仮想体を冷却器から取り出し
て2分後から2つの仮想体のイメージングを開始した。図5A左側の冷却した仮
想体では強度が低くなっている。図5B〜Fは、すべて、5分間ごとに連続して
、即ち、冷却器から取り出してから7,12,17,22,27分後にそれぞれ
得た。一定の温度である右手の仮想体は、すべてのイメージを通して一定の強度
で明るいのに対し、冷却した仮想体からの強度は、時間と共に暖まるにつれて増
加している。
MR信号を示す。
を示す。
示す。
との混合物についての仮想体(phantom)のイメージのいくつかの例である。
例である。
生理的に許容される溶剤に溶かし、引き続き超分極化溶液として調査中のサンプ
ルに投与するに先立ち、MRイメージング剤(高T1剤)を、固体の状態で核ス
ピン分極化できることが見出されている。さらに、この分極化を分極化剤を用い
て行うときには、分極化剤の全部、実質的に全部、または少なくとも一部を、投
与に先立って、MRイメージング剤から分離しておいてもよい。
ンプルを、イメージング中の選択された核において核スピン移動が励起されるよ
うに選択した周波数の放射に曝し、サンプルから磁気共鳴信号を検出することに
より、その検出した信号から、イメージ、ダイナミックフローデータ、拡散デー
タ、潅流データ、生理学的データ、または代謝データを得ることが可能となる。
この生理学的データには、温度、pH,pO2、pCO2、およびイオン濃度、好
ましくはpHおよび温度が含まれる。
o-field inhomogeneity)が必要になる(ここで、Boは初期磁場である)。ここ
では、MRイメージング剤(高T1剤)を、同じ分子内に2つの超分極化核を含
み、それぞれの超分極化核がpHや温度のようなパラメータに対して異なる感度
を有しながらも、好ましくは同じ種のMRイメージング核であるように選択する
と、「内部参照(internal reference)」が効果的に位相シフトとして現れ、Bo 場不均一性を測定するためのセパレートフィールドマッピングスキャンが不要
となることが見出された。
(例えば、ほ乳類、は虫類、または鳥類)であるサンプルのMR測定方法であっ
て、 (i)高T1剤であってその分子構造中にMRイメージング核として同じ型であっ て同様の信号振幅を有する 少なくとも2つの超分極化可能核を同一分子内に含み
、かつ上記核からの2つの共鳴線の周波数差δνが上記サンプルの温度、pH、 pO2、pCO2、イオン濃度 のいずれかに依存するMRイメージング剤を核スピ
ン分極化する工程と、 (ii)上記核スピン分極化MRイメージング剤を上記サンプルに投与する工程と
、 (iii)上記サンプルを、選択した核における核スピン転移を引き起こすように
選択した周波数の放射に曝す工程と、 (iv)シフトしたデータ取得による単発RARE取得シーケンス(single-shot
RARE acquisition sequence)を用いて上記サンプルから磁気共鳴信号を検出し
、処理する工程と、を含み、 励起および検出の工程(iii)および(iv)において前記核がすべて同一のシ
ーケンスで励起されて検出され、さらに (v)場合によって、上記検出した信号から、イメージ、ダイナミックフローデ
ータ、拡散データ、生理学的および/または代謝データを生成する工程、を含む
測定方法が提供される。
極化(ここでは「超分極化」(hyperpolarising)ともいう)と、核スピン分極
化したMRイメージング剤(好ましくは溶液内で、さらに場合により細分化した
粒子状で、また好ましくは分極化への移行に際して含まれる種の一部、より好ま
しくは実質的に全部、を欠く形態で)の、好ましくはボーラス注射による投与と
、シフトしたデータ取得を伴う単発RARE取得シーケンスを用いた生体内での
MR信号の生成および測定の実施、という一連の工程を含む。こうして得たMR
信号は、都合のよいことに、従来の処理により、フロー、拡散、生理学的または
代謝データを含む2、3、または4次元データへと変換できる。
ることができる。これらの好ましいデータは、他の従来の方法を経て得ることも
できるが、これらの方法にはいくつかの欠点がある。可能な他の方法(および本
発明の方法と比較した欠点)には、以下のものがある。
発明の方法において利用できる(添付図面の図3参照)。実際には、超分極化物
質を用いると、縦方向の磁化が回復しないという事実により、複数の90°パル
スを適用することはできない。従って、単発RAREシーケンスは、本発明によ
る方法における超分極化物質の使用と全く矛盾がない。
を満たす。 −イメージング剤は、周波数差δνにより分離した2つの共鳴線を有する。 −周波数差δνは、好ましくは、サンプルの温度およびpHのいずれかに依存す
る。 −2つの共鳴線それぞれの信号強度は、同様、好ましくは同じである。 −イメージング剤は、好ましくは0.5秒を超える、より好ましくは1秒を超え
る、さらに好ましくは5秒を超える、長いT2緩和時間を示す。
を含有していてもよい。しかし、他の核スピンがゼロではない核(例えば1Hと
同様、19F、3Li、13C、15N、29Siまたは31P)、好ましくは1H、13C、15 N、19F、29Siおよび31P核、も有用であり、特に13C、15N、19Fおよび31 P核が好ましい。この場合、イメージが生成されるMR信号は、実質的に、M
Rイメージング剤それ自体のみから生成される。
ける使用に最も適した核である。1H核は、自然に豊富で高い濃度で存在し、す
べての核のなかで最高の感度を有するという利点がある。13C核は、この核から
のほとんどすべての信号が、生理学的データ、特に温度およびpHのデータ、の
生成に有用な超分極化共鳴線からとなるために、利点がある。超分極化13C核か
らの信号のバックグラウンドは小さく、例えば1H核からのものよりもずっと小
さい。19F核は、高い感度(例えば1H核の感度の88%)を有し、1H核の94
%の磁気回転比を有し、バックグラウンド信号が生じない。
ジング剤のような追加成分とともに)投与してもよい。液体の媒体では、気体の
媒体と比較して、分極が非常によく保持される。従って、液体については通常T1 およびT2が短いけれども、拡散によるT2 *効果は液体にとっては105倍だけ
重要ではない。
ージング剤を核スピン分極することにより形成した核スピン分極化MRイメージ
ング剤を予め投与する方法を提供する。ここで、上記イメージング剤は、高T1
剤であって、その分子構造中にMRイメージング剤として同じ型であって同様の 信号振幅を有する 少なくとも2つの超分極化可能核を同じ分子内に含み、上記核
からの2つの共鳴線の周波数差δνが上記サンプルの温度、pH、pO 2、pC
O2、イオン濃度のいずれかに依存する。上記方法は、 i)上記サンプルを、選択した核において核スピン転移が引き起こされるように
選択した周波数の放射に曝す工程と、 (ii)シフトしたデータ取得による単発RARE取得シークエンスを用いて上記
サンプルから磁性共鳴信号を検出し、処理する工程と、を含み、 励起および検出の工程iii)およびiv)において前記核がすべて同一のシーケ
ンスで励起されて検出され、さらに (iii)場合によって、イメージ、ダイナミックフローデータ、生理学的および
/または代謝データを、上記サンプルから生成する工程、 を含んでいる。
MR信号を示す。
示す。
との混合物についての仮想体(phantom)のイメージのいくつかの例である。
例である。
Claims (21)
- 【請求項1】 サンプルのMR測定方法であって、 (i)高T1剤であってその分子構造中に少なくとも2つの超分極化可能核を同一
分子内に有し、前記核からの2つの共鳴線の間の周波数差δνが前記サンプルの
温度およびpHのいずれかに依存するMRイメージング剤を、核スピン分極化す
る工程と、 (ii)核スピン分極化した前記MRイメージング剤を、前記サンプルに投与する
工程と、 (iii)前記サンプルを、選択した核において核スピン転移が引き起こされるよ
うに選択した周波数の放射に曝す工程と、 (iv)単発RARE取得イメージングを用いて、前記サンプルからの磁気共鳴信
号を検出し、処理する工程と、 (v)場合によって、イメージ、ダイナミックフローデータ、拡散データ、また
は生理学的および/または代謝データを、前記検出信号から生成する工程と、 を含む測定方法。 - 【請求項2】 前記高T1剤における前記超分極化可能核が、2つの非水素ス
ピン1/2核である請求項1に記載の測定方法。 - 【請求項3】 前記核が、2つの13C核である請求項2に記載の測定方法。
- 【請求項4】 工程(ii)における投与を、ボーラス注射により行う請求項1
に記載の測定方法。 - 【請求項5】 工程(ii)における投与を、前記イメージング剤を生理的に許
容される溶剤に溶解させた後に行う請求項1に記載の測定方法。 - 【請求項6】 工程(ii)における投与を、前記イメージング剤に核スピン分
極をもたらした種の一部またはすべてから前記イメージング剤を分離した後に行
う請求項1に記載の測定方法。 - 【請求項7】 前記分極化転移材料の少なくとも80%を除去する請求項6に
記載の測定方法。 - 【請求項8】 工程(iii)における放射を、前記MRイメージング剤のスピ
ン分極化核における核スピン転移を引き起こすように選択された周波数とする請
求項1に記載の測定方法。 - 【請求項9】 前記高T1剤を水溶性とする前記請求項のいずれか1つに記載
の測定方法。 - 【請求項10】 前記高T1剤が、37℃、磁場7TのD2Oにおいて、少なく
とも6秒のT1値を有する前記請求項のいずれか1つに記載の測定方法。 - 【請求項11】 前記T1値が100秒以上である請求項10に記載の測定方
法。 - 【請求項12】 前記高T1剤が、同位体存在度よりも多い量の前記超分極化
可能核を含む前記請求項のいずれか1つに記載の測定方法。 - 【請求項13】 工程(i)における周波数差が、Kまたは0.1pH単位あ
たり0.5Hzよりも大きい請求項1に記載の測定方法。 - 【請求項14】 工程(i)における周波数差が、Kまたは0.1pH単位あ
たり10Hzから50Hzまでである請求項1に記載の測定方法。 - 【請求項15】 前記MRイメージング剤が、自然存在度を超える13C核を2
つの特定の位置に含み、前記13C核の量が前記イメージング剤におけるすべての
炭素原子の2%を超える前記請求項のいずれか1つに記載の測定方法。 - 【請求項16】 前記13C核が、前記イメージング剤の前記位置において、9
9%を超える程度に豊富化されて存在する請求項15に記載の測定方法。 - 【請求項17】 前記イメージング剤が、カルボニルまたは第4級炭素の位置
で13Cが豊富化された請求項15または16に記載の測定方法。 - 【請求項18】 前記13C核が、1またはそれ以上のMR非活性核によって囲
まれた請求項15〜17のいずれか1つに記載の測定方法。 - 【請求項19】 MRイメージング剤を核スピン分極することによって形成し
た核スピン分極化MRイメージング剤を予め投与したサンプルのMR測定方法で
あって、前記イメージング剤が、高T1剤であってその分子構造中に少なくとも
2つの超分極化可能核を同一分子内に含み、前記核からの2つの共鳴線の間の周
波数差δνが前記サンプルの温度およびpHのいずれかに依存し、 i)前記サンプルを、選択した核における核スピン転移を引き起こすように選択
した周波数の放射に曝す工程と、 (ii)単発RARE取得シーケンスを用いて、前記サンプルから、磁気共鳴信号
を検出し、処理する工程と、 (iii)場合によって、イメージ、ダイナミックフローデータ、拡散データ、ま
たは生理学的および/または代謝データを、前記検出信号から生成する工程と、
を含む測定方法。 - 【請求項20】 人間または人間ではない動物のMRイメージングによるMR
イメージの生成を含む診断方法に用いるMRイメージング組成物を製造するため
の、分子構造中に少なくとも2つの超分極化可能核を含む材料の使用であって、
前記組成物の製造が、前記超分極化可能核の核スピン分極化を含み、前記MRイ
メージが、単発RARE取得シーケンスを用いて得られる使用。 - 【請求項21】 人間または人間ではない動物のMRイメージングによるMR
イメージの生成を含む診断方法に用いるMRイメージング組成物を製造するため
の、請求項1〜18のいずれか1つにより特定されるMRイメージング剤の使用
であって、前記MRイメージが、単発RARE取得シーケンスを用いて得られる
使用。
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