JP2003529947A - 無線通信用システム及び方法 - Google Patents
無線通信用システム及び方法Info
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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- H04B1/0003—Software-defined radio [SDR] systems, i.e. systems wherein components typically implemented in hardware, e.g. filters or modulators/demodulators, are implented using software, e.g. by involving an AD or DA conversion stage such that at least part of the signal processing is performed in the digital domain
- H04B1/0007—Software-defined radio [SDR] systems, i.e. systems wherein components typically implemented in hardware, e.g. filters or modulators/demodulators, are implented using software, e.g. by involving an AD or DA conversion stage such that at least part of the signal processing is performed in the digital domain wherein the AD/DA conversion occurs at radiofrequency or intermediate frequency stage
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- H04W74/00—Wireless channel access
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
無線受信機及び送信機をホストコンピュータプラットフォームと統合する無線通信システムをとりわけて含み、ベースバンド変調信号を表すデジタルデータをアプリケーションプログラムのメモリスペースに送るデータアクセスチャネルを含むシステム及び方法が提供される。すなわち、このシステムは、RF信号のような入り信号の広帯域デジタル化を採用し、デジタル化データを汎用ワークステーションのアプリケーションメモリスペースに導き、デジタル化信号内にエンコードされた情報を得るデジタル信号処理を汎用ワークステーション上で稼働しているアプリケーションプログラムに実行させることができる。
Description
【0001】関連出願の説明
本件は、1998年1月13日に出願された「仮想ラジオ」と題する米国特許
出願第60/071,485号に優先権を主張し、前記出願の内容は参照として本
明細書に含まれる。
出願第60/071,485号に優先権を主張し、前記出願の内容は参照として本
明細書に含まれる。
【0002】技術分野
本発明は全般的には通信システムに関し、特にオーディオ、ビデオ及びデータ
信号を通信できる無線通信システムに関する。
信号を通信できる無線通信システムに関する。
【0003】発明の背景
無線電気通信分野は近年急速に拡大し、無線電気通信サービス及び装置への要
求は高まり続けている。この著しい成長は、ある程度は、新しい通信規格の急増
及び新しいハードウエア技術の発展によるものである。例えば、セルラー電気通
信規格の採用の成功は、携帯電話産業の成長を助長し、またアナログドメインと
デジタルドメインの間の変換レートをより高め、デジタル信号処理能力をより高
める新しいハードウエア技術を導入する、より小さくより省電力の携帯電話の開
発を推進してきた。
求は高まり続けている。この著しい成長は、ある程度は、新しい通信規格の急増
及び新しいハードウエア技術の発展によるものである。例えば、セルラー電気通
信規格の採用の成功は、携帯電話産業の成長を助長し、またアナログドメインと
デジタルドメインの間の変換レートをより高め、デジタル信号処理能力をより高
める新しいハードウエア技術を導入する、より小さくより省電力の携帯電話の開
発を推進してきた。
【0004】
これらの全く新しい規格及びハードウエア技術は、非常にうまく作動すること
が多い、多くの新しいデバイスを提供してきたが、これらのデバイスは一般に特
定用途専用であり、デバイスが提供し得る機能にほとんど常に限定される特定用
途向けハードウエア設計に基づいている。とりわけ、新しいハードウエアデバイ
スは一般に、上記システムの融通性を低下させ、上記システムのアップグレード
を困難にし、拡張を困難にし、また縮小を困難にする、専用バスアーキテクチャ
、コンポーネント及びその他の専用素子を含む、特定用途向けハードウエアアー
キテクチャを採用している。
が多い、多くの新しいデバイスを提供してきたが、これらのデバイスは一般に特
定用途専用であり、デバイスが提供し得る機能にほとんど常に限定される特定用
途向けハードウエア設計に基づいている。とりわけ、新しいハードウエアデバイ
スは一般に、上記システムの融通性を低下させ、上記システムのアップグレード
を困難にし、拡張を困難にし、また縮小を困難にする、専用バスアーキテクチャ
、コンポーネント及びその他の専用素子を含む、特定用途向けハードウエアアー
キテクチャを採用している。
【0005】
専用ハードウエアアーキテクチャの使用により生じる拡張性問題をある程度処
理するために、デジタルラジオ、すなわちソフトウエアラジオが開発されてきて
いる。ソフトウエアラジオは、放送波帯信号を処理し、ある選択されたチャネル
に送信されている情報を表すデータストリームを生成するために、アナログ−デ
ジタルコンバータ及びデジタル信号プロセッサを採用する。EDN誌(1996
年11月1日)のブラノン(Brannon)とブラッド(Brad)による「ダイナミックレ
ンジの広いA/Dコンバータが広帯域デジタルラジオ受信機への道を開く」を参
照されたい。次いでデータストリームは、手元にあるアプリケーションを実行す
るためにデータストリームをさらに処理するソフトウエアアプリケーションに渡
される。例えば、FMラジオ受信機の機能を与えるソフトウエアラジオアプリケ
ーションは、ある特定のラジオ局に割り当てられたある特定のラジオ周波数で送
信される信号をデコードするために入りデータストリームを処理し、上記RF信
号にエンコードされた音楽または音声信号を出すことができる。
理するために、デジタルラジオ、すなわちソフトウエアラジオが開発されてきて
いる。ソフトウエアラジオは、放送波帯信号を処理し、ある選択されたチャネル
に送信されている情報を表すデータストリームを生成するために、アナログ−デ
ジタルコンバータ及びデジタル信号プロセッサを採用する。EDN誌(1996
年11月1日)のブラノン(Brannon)とブラッド(Brad)による「ダイナミックレ
ンジの広いA/Dコンバータが広帯域デジタルラジオ受信機への道を開く」を参
照されたい。次いでデータストリームは、手元にあるアプリケーションを実行す
るためにデータストリームをさらに処理するソフトウエアアプリケーションに渡
される。例えば、FMラジオ受信機の機能を与えるソフトウエアラジオアプリケ
ーションは、ある特定のラジオ局に割り当てられたある特定のラジオ周波数で送
信される信号をデコードするために入りデータストリームを処理し、上記RF信
号にエンコードされた音楽または音声信号を出すことができる。
【0006】
したがってソフトウエアラジオは、データストリームをプログラムの指令にし
たがって処理するアプリケーションプログラムを採用できるコンピュータシステ
ムにデータストリームを供給することにより、より高い融通性を提供する。すな
わち、データストリームを処理するソフトウエアを変更することにより、ユーザ
はソフトウエアラジオで実行されている機能をアップグレードまたは拡張できる
。このことにより、より高い融通性、したがってより強力な電気通信デバイスが
提供される。
たがって処理するアプリケーションプログラムを採用できるコンピュータシステ
ムにデータストリームを供給することにより、より高い融通性を提供する。すな
わち、データストリームを処理するソフトウエアを変更することにより、ユーザ
はソフトウエアラジオで実行されている機能をアップグレードまたは拡張できる
。このことにより、より高い融通性、したがってより強力な電気通信デバイスが
提供される。
【0007】
さらに、変調または復調されたデータのデータストリームを汎用ワークステー
ション上で稼働することができるアプリケーションプログラムに与えるソフトウ
エアラジオが今では存在する。上記汎用ワークステーションの使用により、無線
通信機能をデータ処理機能とより容易に統合し、また無線通信をその他のデータ
処理システムとより容易に統合できる。例えば上記の高められた統合レベルは、
データ処理プラットフォーム上で利用できるリソース、例えばネットワーク通信
、より大容量のデータ記憶装置、及びその他のそのような能力とともに、ソフト
ウエアラジオの無線通信能力を押し上げることができる。
ション上で稼働することができるアプリケーションプログラムに与えるソフトウ
エアラジオが今では存在する。上記汎用ワークステーションの使用により、無線
通信機能をデータ処理機能とより容易に統合し、また無線通信をその他のデータ
処理システムとより容易に統合できる。例えば上記の高められた統合レベルは、
データ処理プラットフォーム上で利用できるリソース、例えばネットワーク通信
、より大容量のデータ記憶装置、及びその他のそのような能力とともに、ソフト
ウエアラジオの無線通信能力を押し上げることができる。
【0008】
ソフトウエアラジオは融通性を特定用途向けハードウエアアーキテクチャより
高めるが、ソフトウエアラジオは放送信号内にエンコードされた情報を表すデー
タストリームを引き出す信号処理を行うための特定用途向けデジタルハードウエ
アすなわちデジタル信号プロセッサ(DSP)を未だに用いている。したがって
ソフトウエアラジオにおいては、一般には特定用途向けプラットフォーム上の専
用デジタル信号処理ハードウエア内でほとんどの信号処理が行われ、データスト
リームを生成するための信号処理を行う仕方を修正または変更する機会はほとん
どまたは全く与えられない。例えば、ソフトウエアラジオにおいてさえ、チャネ
ル幅、ソフトウエアアプリケーションにより一度に処理され得るチャネル数、及
びその他同様のパラメータを決定する基本的信号処理は、未だに専用ハードウエ
アで行われているであろう。
高めるが、ソフトウエアラジオは放送信号内にエンコードされた情報を表すデー
タストリームを引き出す信号処理を行うための特定用途向けデジタルハードウエ
アすなわちデジタル信号プロセッサ(DSP)を未だに用いている。したがって
ソフトウエアラジオにおいては、一般には特定用途向けプラットフォーム上の専
用デジタル信号処理ハードウエア内でほとんどの信号処理が行われ、データスト
リームを生成するための信号処理を行う仕方を修正または変更する機会はほとん
どまたは全く与えられない。例えば、ソフトウエアラジオにおいてさえ、チャネ
ル幅、ソフトウエアアプリケーションにより一度に処理され得るチャネル数、及
びその他同様のパラメータを決定する基本的信号処理は、未だに専用ハードウエ
アで行われているであろう。
【0009】
したがって、ソフトウエアラジオにはユーザのアプリケーションソフトウエア
とRF信号から入手できる復調されたデータとの間に特定用途向けハードウエア
アーキテクチャという境界線が未だに引かれている。このためにソフトウエアラ
ジオの融通性が制限され、データ処理環境に電気通信機能を提供する能力が弱め
られている。
とRF信号から入手できる復調されたデータとの間に特定用途向けハードウエア
アーキテクチャという境界線が未だに引かれている。このためにソフトウエアラ
ジオの融通性が制限され、データ処理環境に電気通信機能を提供する能力が弱め
られている。
【0010】発明の概要
したがって、本発明の目的は無線通信デバイスにより行われている信号処理を
修正または変更できる無線通信デバイスを提供することにある。
修正または変更できる無線通信デバイスを提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、無線通信デバイスにより生成されるデータストリームに
より高い融通性を与える無線通信システム及び方法を提供することにある。
より高い融通性を与える無線通信システム及び方法を提供することにある。
【0012】
本発明のその他の目的は、ある程度は明白であろうし、またある程度は本明細
書に示されるシステム及び方法についての以下の説明で示されるであろう。
書に示されるシステム及び方法についての以下の説明で示されるであろう。
【0013】
本発明は、とりわけ、無線送受信機を汎用処理プラットフォームと統合し、変
調信号を表すデジタルデータをアプリケーションプログラムのメモリスペースに
送るデータアクセスチャネルを含む、無線通信システムを含むシステム及び方法
を提供する。すなわち本システムは、RF信号のような入り信号の広帯域デジタ
ル化を採用し、デジタル化されたデータを汎用処理プラットフォームのアプリケ
ーションメモリスペースに導き、デジタル化信号内にエンコードされた情報を得
るデジタル信号処理を汎用処理プラットフォーム上で稼働しているアプリケーシ
ョンプログラムに行わせることができる。
調信号を表すデジタルデータをアプリケーションプログラムのメモリスペースに
送るデータアクセスチャネルを含む、無線通信システムを含むシステム及び方法
を提供する。すなわち本システムは、RF信号のような入り信号の広帯域デジタ
ル化を採用し、デジタル化されたデータを汎用処理プラットフォームのアプリケ
ーションメモリスペースに導き、デジタル化信号内にエンコードされた情報を得
るデジタル信号処理を汎用処理プラットフォーム上で稼働しているアプリケーシ
ョンプログラムに行わせることができる。
【0014】実施の形態の詳細な説明
本発明の前述した目的及び利点並びにその他の目的及び利点は、添付図面を参
照して、前記目的及び利点に関する以下のさらなる説明からより十分に理解され
るであろう。
照して、前記目的及び利点に関する以下のさらなる説明からより十分に理解され
るであろう。
【0015】
本発明の全般的な理解を提供するため、セルラー受信機無線通信システムを含
む、ある実施の形態をここで説明する。しかし、本明細書で説明されるシステム
及び方法はその他の用途のために修正及び改変することができ、本発明の範囲を
逸脱することなく本明細書で説明される実施の形態に追加及び改変をなし得るこ
とは、当業者には当然であろう。
む、ある実施の形態をここで説明する。しかし、本明細書で説明されるシステム
及び方法はその他の用途のために修正及び改変することができ、本発明の範囲を
逸脱することなく本明細書で説明される実施の形態に追加及び改変をなし得るこ
とは、当業者には当然であろう。
【0016】
本明細書で説明されるシステム及び方法には、とりわけ、無線送受信機をホス
トコンピュータプラットフォームと統合し、変調信号を表すデジタルデータをア
プリケーションプログラムのメモリスペースに送るデータアクセスチャネルを含
む、無線通信システムが含まれる。すなわち上記のシステムは、RF信号のよう
な入り信号の広帯域デジタル化を用い、汎用処理プラットフォームのアプリケー
ションメモリスペースにデジタル化データを与え、汎用ワークステーション上で
稼働しているアプリケーションプログラムにデジタル化信号内にエンコードされ
た情報を得るデジタル信号処理を行わせることができる。この目的のため、本明
細書で説明されるシステム及び方法には、無線送受信機と汎用処理プラットフォ
ームの入出力バスとの間でデータを交換するためのデータインターフェースボー
ドが必要に応じて含まれるだけでなく、ソフトウエアルーチンライブラリが無線
通信用途へのソリューションのための抽象的な設計を実体化し得る1クラスすな
わち1セットのクラスを含むフレームワークとともに必要に応じて含まれる。
トコンピュータプラットフォームと統合し、変調信号を表すデジタルデータをア
プリケーションプログラムのメモリスペースに送るデータアクセスチャネルを含
む、無線通信システムが含まれる。すなわち上記のシステムは、RF信号のよう
な入り信号の広帯域デジタル化を用い、汎用処理プラットフォームのアプリケー
ションメモリスペースにデジタル化データを与え、汎用ワークステーション上で
稼働しているアプリケーションプログラムにデジタル化信号内にエンコードされ
た情報を得るデジタル信号処理を行わせることができる。この目的のため、本明
細書で説明されるシステム及び方法には、無線送受信機と汎用処理プラットフォ
ームの入出力バスとの間でデータを交換するためのデータインターフェースボー
ドが必要に応じて含まれるだけでなく、ソフトウエアルーチンライブラリが無線
通信用途へのソリューションのための抽象的な設計を実体化し得る1クラスすな
わち1セットのクラスを含むフレームワークとともに必要に応じて含まれる。
【0017】
図1は、送受信機12,コンバータ14,ホストプラットフォーム16,持続
型記憶装置18,及び入出力デバイス20を含む無線通信システムを示す。ここ
に示されたシステム10は、所望の無線通信動作を行うためのプロセスが稼働し
得るプラットフォームを提供する。図1に示されるように、送受信機12は双方
向通信路を介してコンバータユニット14に接続され、引き続いてコンバータユ
ニット14は双方向通信路を介してホストプラットフォーム16に接続される。
ホストプラットフォーム16は双方向通信路を介して持続型記憶装置18に接続
され、また双方向通信路を介して入出力デバイス20に接続される。単に本発明
のシステム及び方法を説明するだけのために、本システム10は米国のセルラー
バンドを処理するためのセルラー受信機の機能を与えるアプリケーションプログ
ラムを含むとして説明される。しかし、本明細書で説明されるシステムはいかな
る特定の用途にも限定されることは決してなく、セルラーモデム、ラジオ受信機
、テレビジョン受信機、無線ネットワークインターフェースカード、ガレージド
ア開閉装置及びチャネル選択デバイスのような遠隔制御デバイス、あるいはその
他のいかなるタイプの無線通信サービス、仮想デバイスまたはアプリケーション
も含む、その他の用途の機能を与えるために、その他のアプリケーションプログ
ラムをシステム10上で稼働させることができる。
型記憶装置18,及び入出力デバイス20を含む無線通信システムを示す。ここ
に示されたシステム10は、所望の無線通信動作を行うためのプロセスが稼働し
得るプラットフォームを提供する。図1に示されるように、送受信機12は双方
向通信路を介してコンバータユニット14に接続され、引き続いてコンバータユ
ニット14は双方向通信路を介してホストプラットフォーム16に接続される。
ホストプラットフォーム16は双方向通信路を介して持続型記憶装置18に接続
され、また双方向通信路を介して入出力デバイス20に接続される。単に本発明
のシステム及び方法を説明するだけのために、本システム10は米国のセルラー
バンドを処理するためのセルラー受信機の機能を与えるアプリケーションプログ
ラムを含むとして説明される。しかし、本明細書で説明されるシステムはいかな
る特定の用途にも限定されることは決してなく、セルラーモデム、ラジオ受信機
、テレビジョン受信機、無線ネットワークインターフェースカード、ガレージド
ア開閉装置及びチャネル選択デバイスのような遠隔制御デバイス、あるいはその
他のいかなるタイプの無線通信サービス、仮想デバイスまたはアプリケーション
も含む、その他の用途の機能を与えるために、その他のアプリケーションプログ
ラムをシステム10上で稼働させることができる。
【0018】
1つの実施の形態において、図の送受信器12は、選択された注目する放送波
帯を捕らえてベースバンド信号または実質的なベースバンド信号に変換するため
の、システム10のフロントエンドとして動作し得るRF受信機ユニットを含む
。この目的のため、図1に示される送受信器12はプリアンプ24に接続される
アンテナ素子22を含み、プリアンプ24は広帯域フィルタ28に接続される。
送受信機12内に描かれた機能素子は,受信機がRF信号を捕らえて、RF信号
からコンバータユニット14に送ることができる広帯域IF(中間周波数)信号
を生成し得ることを図解している。1つの実施の形態において、送受信器ユニッ
ト12は米国イリノイ州ライスル(Lisle)のテルラブズ社(Tellabs Company)に
より製造され販売されているタイプのような市販のRF受信機を含むことができ
る。しかし、その他の送受信機またはチューナーを採用することができ、選ばれ
る送受信デバイスは用途にある程度依存することは当業者には明らかであろう。
例えば、図1に示されるユニット12は送受信器として説明されるが、用途に応
じて、送受信器12は受信機ユニットのみ、あるいは送信機ユニットのみとする
ことができる。さらに、システム10は複数の送受信器を含むことができ、よっ
て複数の送受信器をホストプラットフォームに接続して、各送受信機に10kH
zから1GHzを含むRF周波数帯の別々の部分を通して、あるいはまたマイク
ロ波周波数帯、赤外波長帯、可視光波長帯、またはその他いずれかの適当な通信
周波数帯またはチャネルの別々の部分を通して、受信または送信させることがで
きる。
帯を捕らえてベースバンド信号または実質的なベースバンド信号に変換するため
の、システム10のフロントエンドとして動作し得るRF受信機ユニットを含む
。この目的のため、図1に示される送受信器12はプリアンプ24に接続される
アンテナ素子22を含み、プリアンプ24は広帯域フィルタ28に接続される。
送受信機12内に描かれた機能素子は,受信機がRF信号を捕らえて、RF信号
からコンバータユニット14に送ることができる広帯域IF(中間周波数)信号
を生成し得ることを図解している。1つの実施の形態において、送受信器ユニッ
ト12は米国イリノイ州ライスル(Lisle)のテルラブズ社(Tellabs Company)に
より製造され販売されているタイプのような市販のRF受信機を含むことができ
る。しかし、その他の送受信機またはチューナーを採用することができ、選ばれ
る送受信デバイスは用途にある程度依存することは当業者には明らかであろう。
例えば、図1に示されるユニット12は送受信器として説明されるが、用途に応
じて、送受信器12は受信機ユニットのみ、あるいは送信機ユニットのみとする
ことができる。さらに、システム10は複数の送受信器を含むことができ、よっ
て複数の送受信器をホストプラットフォームに接続して、各送受信機に10kH
zから1GHzを含むRF周波数帯の別々の部分を通して、あるいはまたマイク
ロ波周波数帯、赤外波長帯、可視光波長帯、またはその他いずれかの適当な通信
周波数帯またはチャネルの別々の部分を通して、受信または送信させることがで
きる。
【0019】
図1はさらに、本システム10がコンバータ素子14を含むことを示す。図1
に示される実施の形態において、コンバータ素子14は米国マサチューセッツ州
ノーウッド(Norwood)のアナログ・デバイス・コーポレーション(Analog Device
s Corporation)社により製造され販売されているタイプの高性能アナログ−デ
ジタルコンバータである。アナログ-デジタルコンバータは、アナログドメイン
からのデータをデジタルドメインに変換するために、また逆にデジタルドメイン
とアナログドメインの間でデータを変換するために機能する。
に示される実施の形態において、コンバータ素子14は米国マサチューセッツ州
ノーウッド(Norwood)のアナログ・デバイス・コーポレーション(Analog Device
s Corporation)社により製造され販売されているタイプの高性能アナログ−デ
ジタルコンバータである。アナログ-デジタルコンバータは、アナログドメイン
からのデータをデジタルドメインに変換するために、また逆にデジタルドメイン
とアナログドメインの間でデータを変換するために機能する。
【0020】
コンバータ14のようなコンバータの設計及び使用は電気工学技術でよく知ら
れ、適当ないかなるコンバータもアナログドメインとデジタルドメインとの間で
信号を変換するためにシステム10に採用することができる。さらに、コンバー
タ14を駆動するサンプリングレートが、注目するバンド幅、一般には選択され
たバンドの最高周波数及び、デジタルドメインにおける信号対雑音比を向上させ
るために望ましいオーバーサンプリング量に依存することは通常当然であろう。
れ、適当ないかなるコンバータもアナログドメインとデジタルドメインとの間で
信号を変換するためにシステム10に採用することができる。さらに、コンバー
タ14を駆動するサンプリングレートが、注目するバンド幅、一般には選択され
たバンドの最高周波数及び、デジタルドメインにおける信号対雑音比を向上させ
るために望ましいオーバーサンプリング量に依存することは通常当然であろう。
【0021】
コンバータ素子14は双方向路を介して、図1に示される、ホストプラットフ
ォーム16に接続される。ホストプラットフォーム16は、例えばMMX能力を
もちクロック周波数200MHzで動作するペンティアムクラスのマイクロプロ
セッサが稼働し、33MHzの内部PCIバス及び少なくとも64メガバイトの
内部ランダムアクセスメモリ(RAM)をもつIBM互換パーソナルコンピュー
タのような、汎用コンピュータワークステーションとすることができる。ホスト
プラットフォーム16は図1に図式的に示され、インターフェースデバイス30
,CPU32,オペレーションシステム34,データ用メモリスペース38及び
アプリケーションプロセス用プログラムメモリスペース40を維持できるコンピ
ュータメモリ36,並びに出力デバイス20に接続される出力コントローラ48
を含む。本ホストプラットフォーム16は汎用処理プラットフォームの1つの実
施の形態にすぎず、汎用プラットフォームという用語が、融通性のあるアーキテ
クチャを提供して様々なアプリケーションプログラムをロードして稼働させるこ
とが容易になるように設計された、コンピュータプラットフォームを包含するこ
とは当業者にとって当然であろう。
ォーム16に接続される。ホストプラットフォーム16は、例えばMMX能力を
もちクロック周波数200MHzで動作するペンティアムクラスのマイクロプロ
セッサが稼働し、33MHzの内部PCIバス及び少なくとも64メガバイトの
内部ランダムアクセスメモリ(RAM)をもつIBM互換パーソナルコンピュー
タのような、汎用コンピュータワークステーションとすることができる。ホスト
プラットフォーム16は図1に図式的に示され、インターフェースデバイス30
,CPU32,オペレーションシステム34,データ用メモリスペース38及び
アプリケーションプロセス用プログラムメモリスペース40を維持できるコンピ
ュータメモリ36,並びに出力デバイス20に接続される出力コントローラ48
を含む。本ホストプラットフォーム16は汎用処理プラットフォームの1つの実
施の形態にすぎず、汎用プラットフォームという用語が、融通性のあるアーキテ
クチャを提供して様々なアプリケーションプログラムをロードして稼働させるこ
とが容易になるように設計された、コンピュータプラットフォームを包含するこ
とは当業者にとって当然であろう。
【0022】
本例において、ホストプラットフォーム16はコンバータ14から送られるデ
ジタル化広帯域IFデータについて信号処理を行うために動作する。この目的の
ため、ホストプロセッサ16はプログラムメモリスペース40内に示されたプロ
セス44を稼働させることができる。コンピュータメモリ36により与えられる
メモリリソースのようなホストプラットフォーム16上のリソースを管理するオ
ペレーションシステム34は、プロセス44による使用のためにメモリスペース
38の一部をプロセス44にアロケートすることができる。以下で説明されるよ
うに、オペレーションシステム34はインターフェース30とプロセス44にア
ロケートされたデータメモリ38の一部42との間のデータフローを管理でき、
また広帯域データをプロセス44とインターフェース30との間で転送すること
ができる。プロセス44とインターフェース30との間の直接データ転送は、処
理のためのデータサンプルまたはデータサンプルブロックの一定の流れをプロセ
ス44に与え、またオペレーションシステム34の仮想メモリ動作、多重レベル
キャッシュ及び入出力リソースの奪い合いで生じ得る時間遅延及び転送ジッター
を低減または排除する。
ジタル化広帯域IFデータについて信号処理を行うために動作する。この目的の
ため、ホストプロセッサ16はプログラムメモリスペース40内に示されたプロ
セス44を稼働させることができる。コンピュータメモリ36により与えられる
メモリリソースのようなホストプラットフォーム16上のリソースを管理するオ
ペレーションシステム34は、プロセス44による使用のためにメモリスペース
38の一部をプロセス44にアロケートすることができる。以下で説明されるよ
うに、オペレーションシステム34はインターフェース30とプロセス44にア
ロケートされたデータメモリ38の一部42との間のデータフローを管理でき、
また広帯域データをプロセス44とインターフェース30との間で転送すること
ができる。プロセス44とインターフェース30との間の直接データ転送は、処
理のためのデータサンプルまたはデータサンプルブロックの一定の流れをプロセ
ス44に与え、またオペレーションシステム34の仮想メモリ動作、多重レベル
キャッシュ及び入出力リソースの奪い合いで生じ得る時間遅延及び転送ジッター
を低減または排除する。
【0023】
図1はさらに、ハードディスクドライブ、テープドライブ、フラッシュメモリ
あるいはデータを持続的に格納することができるその他のいかなるタイプの記憶
装置であってもよい持続型記憶装置18にホストプラットフォーム16を接続で
きることを示す。本システム10は、広帯域IFデータ、復調データ、あるいは
ホストプラットフォーム16上で稼働している信号処理アプリケーションプログ
ラムにより処理されたデータのいかなる部分も格納するために、記憶装置18を
用いることができる。図1はさらに、ホストプロセッサ16が入出力デバイス2
0に接続される出力コントローラ48を含み得ることを示す。1つの実施の形態
において、出力コントローラ48は、米国オクラホマ州スティルウォーター(Sti
llwater)のクリエイティブ・ラボ(Creative Labs)社により製造され販売されて
いるサウンド・ブラスター(Sound Blaster)(登録商標)カードのようなサウン
ドカードとすることができる。本例については、市販のパーソナルコンピュータ
に普通に採用されているマイクロフォン及び一対のアンプ付スピーカーのような
、1つ以上のオーディオ入出力デバイスにサウンドカードを接続することができ
る。その他の用途において、入出力デバイスは無線チャネル上を送信されたデー
タを表示するためのデータディスプレイだけでなく、テレビジョンモニタのよう
なビデオディスプレイも含むことができる。さらに入出力デバイスは、無線チャ
ネル上を送信される指令信号を生成するかまたは指令信号に応答するために用い
られる、遠隔制御デバイスのようなデバイスを含むこともできる。
あるいはデータを持続的に格納することができるその他のいかなるタイプの記憶
装置であってもよい持続型記憶装置18にホストプラットフォーム16を接続で
きることを示す。本システム10は、広帯域IFデータ、復調データ、あるいは
ホストプラットフォーム16上で稼働している信号処理アプリケーションプログ
ラムにより処理されたデータのいかなる部分も格納するために、記憶装置18を
用いることができる。図1はさらに、ホストプロセッサ16が入出力デバイス2
0に接続される出力コントローラ48を含み得ることを示す。1つの実施の形態
において、出力コントローラ48は、米国オクラホマ州スティルウォーター(Sti
llwater)のクリエイティブ・ラボ(Creative Labs)社により製造され販売されて
いるサウンド・ブラスター(Sound Blaster)(登録商標)カードのようなサウン
ドカードとすることができる。本例については、市販のパーソナルコンピュータ
に普通に採用されているマイクロフォン及び一対のアンプ付スピーカーのような
、1つ以上のオーディオ入出力デバイスにサウンドカードを接続することができ
る。その他の用途において、入出力デバイスは無線チャネル上を送信されたデー
タを表示するためのデータディスプレイだけでなく、テレビジョンモニタのよう
なビデオディスプレイも含むことができる。さらに入出力デバイスは、無線チャ
ネル上を送信される指令信号を生成するかまたは指令信号に応答するために用い
られる、遠隔制御デバイスのようなデバイスを含むこともできる。
【0024】
図2は、図1に示したインターフェースカード30のような、インターフェー
スカードの1つの実施の形態を示す。さらに詳しくは、図2はホストプラットフ
ォーム16のマザーボード上の拡張スロットに挿入できるプラグインカード、す
なわちドーターカードとしてつくることができるインターフェースカード60を
示す。図2に示されるように、インターフェースカード60は、PCI/PCI
ブリッジ62,コンフィギュレーションメモリ64,PCIコントローラコンポ
ーネント68,出力ページアドレスメモリ70及び入力ページアドレスメモリ7
2,並びに出力データメモリ74及び入力データメモリ78を含むことができる
。図2に示されるインターフェースカード60は、PCI/PCIブリッジ62
を介してホストプラットフォーム16のPCIバスに接続することができ、また
入出力メモリ74及び78を介して、図1に示されるコンバータ14のような,
システムのアナログフロントエンドに接続することができる。
スカードの1つの実施の形態を示す。さらに詳しくは、図2はホストプラットフ
ォーム16のマザーボード上の拡張スロットに挿入できるプラグインカード、す
なわちドーターカードとしてつくることができるインターフェースカード60を
示す。図2に示されるように、インターフェースカード60は、PCI/PCI
ブリッジ62,コンフィギュレーションメモリ64,PCIコントローラコンポ
ーネント68,出力ページアドレスメモリ70及び入力ページアドレスメモリ7
2,並びに出力データメモリ74及び入力データメモリ78を含むことができる
。図2に示されるインターフェースカード60は、PCI/PCIブリッジ62
を介してホストプラットフォーム16のPCIバスに接続することができ、また
入出力メモリ74及び78を介して、図1に示されるコンバータ14のような,
システムのアナログフロントエンドに接続することができる。
【0025】
さらに詳しくは、図2に示されるインターフェースカード60はPCI仕様バ
ージョン2.0に適合するフルサイズPCIカードとすることができる。インタ
ーフェース60は、ダイレクトメモリアクセス、CPU32からのデータ転送を
オフロードする直接メモリアクセスを行うためのバスマスターとしてはたらき、
CPU32のコントロール及びステータスレジスタにアクセスする時のターゲッ
トとしてはたらくことができる。
ージョン2.0に適合するフルサイズPCIカードとすることができる。インタ
ーフェース60は、ダイレクトメモリアクセス、CPU32からのデータ転送を
オフロードする直接メモリアクセスを行うためのバスマスターとしてはたらき、
CPU32のコントロール及びステータスレジスタにアクセスする時のターゲッ
トとしてはたらくことができる。
【0026】
PCI/PCIブリッジ62は、PCIカードをホストプラットフォーム16
のようなワークステーションのPCIバスとインターフェースをとるのに適した
、どのような市販のPCIブリッジデバイスであってもよい。そのようなPCI
/PCIブリッジコンポーネントの1つは、インテル・コーポレーション(Intel
Corporation)社により製造され販売されている21050−AAである。PC
I/PCIブリッジ62は通信路を介してPCIコントローラ素子68に接続で
きる。PCIコントローラ素子68はインターフェースボード62の動作を制御
するのに適していればどのような素子であってもよく、1つの実施の形態におい
て、米国カリフォルニア州ミルピタス(Milpitas)のザイリンクス・コーポレーシ
ョン(Xilinx Corporation)社により製造されているタイプのようなフィールドプ
ログラマブルゲートアレイ(FPGA)である。FPGAは、アナログフロント
エンドとコンピュータメモリ36との間の広帯域インターフェースを与えるため
の、PCIコントローラ及びDMAエンジンを含むようにプログラムすることが
できる。コンフィギュレーションデータはコンフィギュレーションメモリ64に
格納され、稼働開始時または稼働中にコントローラ68によりアクセスされる。
のようなワークステーションのPCIバスとインターフェースをとるのに適した
、どのような市販のPCIブリッジデバイスであってもよい。そのようなPCI
/PCIブリッジコンポーネントの1つは、インテル・コーポレーション(Intel
Corporation)社により製造され販売されている21050−AAである。PC
I/PCIブリッジ62は通信路を介してPCIコントローラ素子68に接続で
きる。PCIコントローラ素子68はインターフェースボード62の動作を制御
するのに適していればどのような素子であってもよく、1つの実施の形態におい
て、米国カリフォルニア州ミルピタス(Milpitas)のザイリンクス・コーポレーシ
ョン(Xilinx Corporation)社により製造されているタイプのようなフィールドプ
ログラマブルゲートアレイ(FPGA)である。FPGAは、アナログフロント
エンドとコンピュータメモリ36との間の広帯域インターフェースを与えるため
の、PCIコントローラ及びDMAエンジンを含むようにプログラムすることが
できる。コンフィギュレーションデータはコンフィギュレーションメモリ64に
格納され、稼働開始時または稼働中にコントローラ68によりアクセスされる。
【0027】
必要に応じて選択できる実施の形態において、インターフェースカード60は
コンバータ14との接続が可能なドーターカードインターフェースをもつことが
できる。ドーターカードには、コンバータ14だけでなく、インターフェースカ
ード60に送られるべきデータを生成するのに用いることができるいかなる追加
コンポーネントも載せることができる。図のインターフェース60には、受信機
ユニット及び送信機ユニットのいずれにも接続される、一対の、FIFOメモリ
のようなデータバッファメモリが含まれ、それぞれは上記のシステムの入力側及
び出力側にある。必要に応じて、受信機ユニットまたは送信機ユニットにのみ接
続されるただ1つのバッファを、システムに与えることができる。バッファは、
ホストプラットフォーム16のPCIバスへのバーストアクセスにより生じるジ
ッターを吸収する。入力側では、インターフェースデバイス60がPCIバスを
獲得してホストコンピュータ16のメモリ36にデータを転送できるようになる
まで、バッファが入りサンプルを保持する。出力側では、バッファはメモリ36
から転送されたがコンバータ14による受け入れを待機中の、超過データを保持
できる。バッファ74及び78は、一般にはPCIクロックを用いて動作するイ
ンターフェースカード60のタイミングを、コンバータ14または一般にコンバ
ータのサンプリングクロックを用いて動作するドーターカードから、一時的に切
り離すはたらきもする。このことにより、設計で同期化または不安定性問題を考
慮に入れる必要性を低めるかまたは排除する。バッファはまた、データ転送及び
処理をアナログフロントエンドの固定レート領域から分離し、データ転送及び処
理を、共有データ転送リソースでは普通な、バースト的すなわち散発的なものに
することができる。
コンバータ14との接続が可能なドーターカードインターフェースをもつことが
できる。ドーターカードには、コンバータ14だけでなく、インターフェースカ
ード60に送られるべきデータを生成するのに用いることができるいかなる追加
コンポーネントも載せることができる。図のインターフェース60には、受信機
ユニット及び送信機ユニットのいずれにも接続される、一対の、FIFOメモリ
のようなデータバッファメモリが含まれ、それぞれは上記のシステムの入力側及
び出力側にある。必要に応じて、受信機ユニットまたは送信機ユニットにのみ接
続されるただ1つのバッファを、システムに与えることができる。バッファは、
ホストプラットフォーム16のPCIバスへのバーストアクセスにより生じるジ
ッターを吸収する。入力側では、インターフェースデバイス60がPCIバスを
獲得してホストコンピュータ16のメモリ36にデータを転送できるようになる
まで、バッファが入りサンプルを保持する。出力側では、バッファはメモリ36
から転送されたがコンバータ14による受け入れを待機中の、超過データを保持
できる。バッファ74及び78は、一般にはPCIクロックを用いて動作するイ
ンターフェースカード60のタイミングを、コンバータ14または一般にコンバ
ータのサンプリングクロックを用いて動作するドーターカードから、一時的に切
り離すはたらきもする。このことにより、設計で同期化または不安定性問題を考
慮に入れる必要性を低めるかまたは排除する。バッファはまた、データ転送及び
処理をアナログフロントエンドの固定レート領域から分離し、データ転送及び処
理を、共有データ転送リソースでは普通な、バースト的すなわち散発的なものに
することができる。
【0028】
図2に示される実施の形態において、インターフェースカードとPCIバスと
の間のPCIインターフェースには約1ギガビット/秒の容量がある。より広い
バンド幅を可能にするために、バス幅を倍にして32ビットから64ビットにし
、またクロック速度を倍にして33MHzから66MHzにすることによる、P
CIバスバンド幅を広くするための仕様化されたアップグレード方法もある。図
2に示されたインターフェースカード60はPCIバスとインターフェースをと
ることを意図しているが、その他の実施の形態においては、ISAバス、Sバス
、またはインターフェースカードからホストワークステーション16に情報を転
送できるその他のいかなるデータバスへのインターフェースも本明細書で説明さ
れるシステムに実施できることは、当業者にとって当然であろう。
の間のPCIインターフェースには約1ギガビット/秒の容量がある。より広い
バンド幅を可能にするために、バス幅を倍にして32ビットから64ビットにし
、またクロック速度を倍にして33MHzから66MHzにすることによる、P
CIバスバンド幅を広くするための仕様化されたアップグレード方法もある。図
2に示されたインターフェースカード60はPCIバスとインターフェースをと
ることを意図しているが、その他の実施の形態においては、ISAバス、Sバス
、またはインターフェースカードからホストワークステーション16に情報を転
送できるその他のいかなるデータバスへのインターフェースも本明細書で説明さ
れるシステムに実施できることは、当業者にとって当然であろう。
【0029】
図2に示されるインターフェースカード60はPCIバスマスターとして動作
し、PCIバス上の転送を開始する。したがって、インターフェースボード60
はコンピュータメモリ36へのまたはコンピュータメモリ36からのDMAサン
プルストリームをCPU32の介入が最小限の高速で実行することができる。1
つの実施の形態において、インターフェースカード60はコンピュータメモリ3
6とインターフェースかード60との間でデータページを流すスキャッタ/ギャ
ザーDMAの1つの変形を実施する。この目的のため、インターフェースカード
60には、1つは入力に割り当てられまた1つは出力に割り当てられた、FIF
Oメモリであってよい、2つのページアドレスメモリが含まれる。これらのメモ
リは、オペレーションシステム34により編成される仮想メモリスペースのよう
なメモリスペースにおけるバッファと関連付けられた物理ページアドレスを保持
することができる。例えば、1つのページ転送の終了時に、インターフェース6
0が適当なページアドレスメモリの先頭から次のページアドレスを読み出し、メ
モリ36へのあるいはメモリ36からのデータ転送を開始できる。インターフェ
ースカード60は、供給されるページアドレスにローが続く場合に割込をトリガ
することができ、ページアドレスはインターフェースカード60に付帯するデバ
イスドライバーの割込ハンドラーにより補給することができる。したがってイン
ターフェースカード60は、インターフェースカード60に直接搭載されている
メモリ70及び72内に物理ページアドレスを格納する。必要に応じて、ページ
アドレスをコンピュータプログラムメモリ36内に維持されるメモリテーブルに
格納することができる。図2に示されるインターフェースカード60は、コンピ
ュータメモリ36とインターフェースカード60との間で全データページを転送
できる。全ページの転送の結果、オペレーションシステム34にとり操作がより
容易な、ページ順に並べられた、総ページ長バッファが得られることは当然であ
る。
し、PCIバス上の転送を開始する。したがって、インターフェースボード60
はコンピュータメモリ36へのまたはコンピュータメモリ36からのDMAサン
プルストリームをCPU32の介入が最小限の高速で実行することができる。1
つの実施の形態において、インターフェースカード60はコンピュータメモリ3
6とインターフェースかード60との間でデータページを流すスキャッタ/ギャ
ザーDMAの1つの変形を実施する。この目的のため、インターフェースカード
60には、1つは入力に割り当てられまた1つは出力に割り当てられた、FIF
Oメモリであってよい、2つのページアドレスメモリが含まれる。これらのメモ
リは、オペレーションシステム34により編成される仮想メモリスペースのよう
なメモリスペースにおけるバッファと関連付けられた物理ページアドレスを保持
することができる。例えば、1つのページ転送の終了時に、インターフェース6
0が適当なページアドレスメモリの先頭から次のページアドレスを読み出し、メ
モリ36へのあるいはメモリ36からのデータ転送を開始できる。インターフェ
ースカード60は、供給されるページアドレスにローが続く場合に割込をトリガ
することができ、ページアドレスはインターフェースカード60に付帯するデバ
イスドライバーの割込ハンドラーにより補給することができる。したがってイン
ターフェースカード60は、インターフェースカード60に直接搭載されている
メモリ70及び72内に物理ページアドレスを格納する。必要に応じて、ページ
アドレスをコンピュータプログラムメモリ36内に維持されるメモリテーブルに
格納することができる。図2に示されるインターフェースカード60は、コンピ
ュータメモリ36とインターフェースカード60との間で全データページを転送
できる。全ページの転送の結果、オペレーションシステム34にとり操作がより
容易な、ページ順に並べられた、総ページ長バッファが得られることは当然であ
る。
【0030】
インターフェースカード60は、アプリケーションデータメモリ38へのデー
タバッファの直接メモリアクセス転送を行うために、オペレーションシステム3
4と協同して動作する。1つの実施の形態において、オペレーションシステム3
4は、プラットフォーム16上のメモリリソースを管理するための仮想メモリシ
ステムを含むマルチタスクオペレーションシステムを提供する、ユニックス(Uni
x)オペレーションシステムがインプリメントされたものとすることができる。あ
る特定の実施の形態において、オペレーションシステム34はインテルプロセッ
サアーキテクチャにユニックス類似のオペレーションシステムを与えるリナック
ス(Linux)オペレーションシステムである。ユニックスのその他のバージョン、
あるいはその他のオペレーションシステムも、本発明の範囲を逸脱することなく
採用することができる。ユニックスオペレーションシステムの例を続けると、オ
ペレーションシステムは、データページの直接メモリデータ転送を達成するよう
にそれぞれが動作する、デバイスドライバー及び強化仮想メモリシステムを含め
るように改変することができる。デバイスドライバーにより、インターフェース
カード60とアプリケーションデータメモリ38との間の連続データ転送が可能
になる。この目的のため、本システムはサンプルを転送し得るリングバッファを
採用できる。前記バッファはオペレーションシステムカーネルの仮想メモリスペ
ースの一部であってよく、物理メモリにロックダウンすることができる。メモリ
の部分部分はm_ロックシステムコールを含む、いずれか適当な手法を用いてロ
ックダウンすることができる。デバイスドライバーは、初めにリングバッファの
先頭にあるバッファからのアドレスで入力ページアドレスメモリ72を満たすこ
とができる。このメモリ72が、ある、プログラム可能なレベルまで空になると
、インターフェースカード60は割込を発生し、割込ハンドラーがリングバッフ
ァの先頭からさらにアドレスを転送する。割込をトリガできるレベルは、割込ハ
ンドラーが新しいアドレスを供給できるようになる前に到着するサンプルを取り
込むのに十分なページが残っているように設定することができる。
タバッファの直接メモリアクセス転送を行うために、オペレーションシステム3
4と協同して動作する。1つの実施の形態において、オペレーションシステム3
4は、プラットフォーム16上のメモリリソースを管理するための仮想メモリシ
ステムを含むマルチタスクオペレーションシステムを提供する、ユニックス(Uni
x)オペレーションシステムがインプリメントされたものとすることができる。あ
る特定の実施の形態において、オペレーションシステム34はインテルプロセッ
サアーキテクチャにユニックス類似のオペレーションシステムを与えるリナック
ス(Linux)オペレーションシステムである。ユニックスのその他のバージョン、
あるいはその他のオペレーションシステムも、本発明の範囲を逸脱することなく
採用することができる。ユニックスオペレーションシステムの例を続けると、オ
ペレーションシステムは、データページの直接メモリデータ転送を達成するよう
にそれぞれが動作する、デバイスドライバー及び強化仮想メモリシステムを含め
るように改変することができる。デバイスドライバーにより、インターフェース
カード60とアプリケーションデータメモリ38との間の連続データ転送が可能
になる。この目的のため、本システムはサンプルを転送し得るリングバッファを
採用できる。前記バッファはオペレーションシステムカーネルの仮想メモリスペ
ースの一部であってよく、物理メモリにロックダウンすることができる。メモリ
の部分部分はm_ロックシステムコールを含む、いずれか適当な手法を用いてロ
ックダウンすることができる。デバイスドライバーは、初めにリングバッファの
先頭にあるバッファからのアドレスで入力ページアドレスメモリ72を満たすこ
とができる。このメモリ72が、ある、プログラム可能なレベルまで空になると
、インターフェースカード60は割込を発生し、割込ハンドラーがリングバッフ
ァの先頭からさらにアドレスを転送する。割込をトリガできるレベルは、割込ハ
ンドラーが新しいアドレスを供給できるようになる前に到着するサンプルを取り
込むのに十分なページが残っているように設定することができる。
【0031】
図3〜5は、データが送受信器12を通ってリングバッファに進み、次いでア
プリケーションメモリ38に進むにつれて生じるデータフローを簡略に示す。特
に、図3は図1に示した送受信器12のような受信機ユニットによりRFデータ
送信が捕らえられることを示す。図3において、受信機はソフトウエア制御によ
りあるRFバンドの中心周波数及び幅を選択できるマルチバンドフロントエンド
を含む。例えば、ロックウエル社(Rockwell Company)により製造される95Xシ
リーズ広帯域受信機が、2MHzから2GHzの間に広がる範囲内のあるRFバ
ンドの中心周波数及び幅を選択するためのソフトウエアに適合させることができ
るマルチバンドフロントエンドを提供する。そのようなフロントエンドによりマ
ルチバンド−マルチモードラジオシステムが可能になる。別の例において、フロ
ントエンドは2.5GHzのISMバンドで動作し得る。図3にさらに示されて
いるように、送受信器12からの広帯域信号を、ダイレクトサンプリング、バン
ドパスサンプリング、またはその他のデジタル化IFデータストリームを供給す
るための適当なサンプリングプロセスを実行し得る、コンバータ14のようなコ
ンバータに渡すことができる。1つの実施の形態において、IF信号はアナログ
・デバイス社により製造されるAD9042コンバータのような12ビットコン
バータによりデジタル化される。このコンバータは40MSPS(メガサンプル
/秒)のレートで信号をデジタル化できる。これにより20MHzのIFバンド
幅が得られる。図3に示されるように、デジタル化IFデータストリームは、図
3に示されるPCIインターフェース30のようなホストコンピュータとのイン
ターフェースに与えることができる。
プリケーションメモリ38に進むにつれて生じるデータフローを簡略に示す。特
に、図3は図1に示した送受信器12のような受信機ユニットによりRFデータ
送信が捕らえられることを示す。図3において、受信機はソフトウエア制御によ
りあるRFバンドの中心周波数及び幅を選択できるマルチバンドフロントエンド
を含む。例えば、ロックウエル社(Rockwell Company)により製造される95Xシ
リーズ広帯域受信機が、2MHzから2GHzの間に広がる範囲内のあるRFバ
ンドの中心周波数及び幅を選択するためのソフトウエアに適合させることができ
るマルチバンドフロントエンドを提供する。そのようなフロントエンドによりマ
ルチバンド−マルチモードラジオシステムが可能になる。別の例において、フロ
ントエンドは2.5GHzのISMバンドで動作し得る。図3にさらに示されて
いるように、送受信器12からの広帯域信号を、ダイレクトサンプリング、バン
ドパスサンプリング、またはその他のデジタル化IFデータストリームを供給す
るための適当なサンプリングプロセスを実行し得る、コンバータ14のようなコ
ンバータに渡すことができる。1つの実施の形態において、IF信号はアナログ
・デバイス社により製造されるAD9042コンバータのような12ビットコン
バータによりデジタル化される。このコンバータは40MSPS(メガサンプル
/秒)のレートで信号をデジタル化できる。これにより20MHzのIFバンド
幅が得られる。図3に示されるように、デジタル化IFデータストリームは、図
3に示されるPCIインターフェース30のようなホストコンピュータとのイン
ターフェースに与えることができる。
【0032】
PCIインターフェースは、プロセス44のようなデータの信号処理を行って
いるプロセスの要求タイミングに合わせるのに十分な早さの転送レートで、ホス
トプラットフォーム16のメモリ34へのデータ転送を行うことができる。例え
ば10MHz幅のIFバンドの16ビット(すなわち最小サンプリングレートが
20MHz)のサンプルストリームをアプリケーションプロセスに転送するため
には、320メガビット/秒のデータレートが必要である。図3は、カーネルの
仮想メモリスペース内に維持されているリングバッファ50へのデジタル化IF
データページの転送を示すことにより、メモリ34への上記のデータ転送を示す
。図3において、リングバッファは4つのバッファ52,54,56及び58を
含み、それぞれのバッファは複数のページとしてデータを格納できる。しかし、
リングバッファ50により与えられるバッファの数がアプリケーションに依存し
、それぞれのバッファが必要に応じて数100ページのメモリスペースを含み得
ることは、当業者には明らかであろう。上で論じたように、インターフェースカ
ード30はインターフェースカード30がデータを供給すべきメモリロケーショ
ンを指定するページアドレスのリストを有する。インターフェースカードが動作
するとともに、データページがリングバッファ50のバッファに転送され、リン
グバッファ50は一杯になり始める。すなわち、リングバッファ50はアプリケ
ーションメモリ38に転送されるべきデータを格納し、必要に応じて、送られて
くるデータのレートでアプリケーションデータがデータを処理できない時に超過
データを収容するのに十分なデータ格納庫を提供し、よってアプリケーションは
、時に応じて、バッファが一杯になるより早くバッファを処理することにより追
いつくことができる。
いるプロセスの要求タイミングに合わせるのに十分な早さの転送レートで、ホス
トプラットフォーム16のメモリ34へのデータ転送を行うことができる。例え
ば10MHz幅のIFバンドの16ビット(すなわち最小サンプリングレートが
20MHz)のサンプルストリームをアプリケーションプロセスに転送するため
には、320メガビット/秒のデータレートが必要である。図3は、カーネルの
仮想メモリスペース内に維持されているリングバッファ50へのデジタル化IF
データページの転送を示すことにより、メモリ34への上記のデータ転送を示す
。図3において、リングバッファは4つのバッファ52,54,56及び58を
含み、それぞれのバッファは複数のページとしてデータを格納できる。しかし、
リングバッファ50により与えられるバッファの数がアプリケーションに依存し
、それぞれのバッファが必要に応じて数100ページのメモリスペースを含み得
ることは、当業者には明らかであろう。上で論じたように、インターフェースカ
ード30はインターフェースカード30がデータを供給すべきメモリロケーショ
ンを指定するページアドレスのリストを有する。インターフェースカードが動作
するとともに、データページがリングバッファ50のバッファに転送され、リン
グバッファ50は一杯になり始める。すなわち、リングバッファ50はアプリケ
ーションメモリ38に転送されるべきデータを格納し、必要に応じて、送られて
くるデータのレートでアプリケーションデータがデータを処理できない時に超過
データを収容するのに十分なデータ格納庫を提供し、よってアプリケーションは
、時に応じて、バッファが一杯になるより早くバッファを処理することにより追
いつくことができる。
【0033】
アプリケーションメモリスペース38にデータを転送するため、強化仮想メモ
リシステムがアプリケーションの仮想メモリスペースからのバッファをカーネル
の仮想メモリスペースのバッファとスワップするように動作することができる。
例えば、アプリケーションがデバイスドライバーからのデータ読出を要求すると
、アプリケーションプログラムはリングバッファ50の最後尾にあるバッファ内
のデータを転送させることができる。リングバッファ50の最後尾にある前記バ
ッファバッファ内のデータをカーネル−アプリケーション境界をこえて送るため
、システム10がバッファスワップ操作を行う。図4及び5はカーネルの仮想メ
モリスペースからアプリケーションプログラムのメモリスペースへのデータ転送
を示す。
リシステムがアプリケーションの仮想メモリスペースからのバッファをカーネル
の仮想メモリスペースのバッファとスワップするように動作することができる。
例えば、アプリケーションがデバイスドライバーからのデータ読出を要求すると
、アプリケーションプログラムはリングバッファ50の最後尾にあるバッファ内
のデータを転送させることができる。リングバッファ50の最後尾にある前記バ
ッファバッファ内のデータをカーネル−アプリケーション境界をこえて送るため
、システム10がバッファスワップ操作を行う。図4及び5はカーネルの仮想メ
モリスペースからアプリケーションプログラムのメモリスペースへのデータ転送
を示す。
【0034】
詳しくは、図4及び5はカーネルの仮想メモリスペース及びそこに維持される
バッファ50を、そこに格納されたバッファ60をもつアプリケーションメモリ
スペースとともに示す。図4及び5に示されるバッファはそれぞれ、ある量のデ
ータの格納庫を提供する。この格納庫には、バッファ58の左側に数字0〜5で
示される仮想アドレス及びバッファ58の右側に数字6,3,58,467,2
及び94で示される物理アドレスの両方が関連付けられる。当業者には明らかな
ように、物理メモリアドレスはデータが格納されているコンピュータメモリ34
内の実物理メモリロケーションを表す。同様に、アプリケーションメモリスペー
スにおいてバッファ66は複数のページを有し、これらのページには関連付けら
れた仮想メモリアドレス及び物理メモリアドレスがある。バッファ66に対して
は、仮想メモリアドレスが数字0〜5で示され、物理メモリアドレスが数字2,
5,98,105,3及び6で示される。カーネルの仮想メモリスペースとアプ
リケーションプログラムのメモリスペースとの間でのデータ転送を達成するため
、カーネルの仮想メモリスペースから転送されているバッファの物理メモリがア
プリケーションメモリスペースにあるバッファ66の仮想アドレスの底からスワ
ップアウトされ、よってプロセス44により与えられたバッファをシステムカー
ネルにあるバッファとスワップする。1つの実践において、ユーザバッファのペ
ージのそれぞれは別個の物理ページに飛び込む。ページテーブルの物理アドレス
がカーネルにエントリーし、ユーザバッファが次いでスワップされ、よって仮想
メモリシステム内のページテーブルを変更すことによりシステムはアプリケーシ
ョンデータスペースへのデータ転送に作用する。ページテーブル操作は、バック
(Bach)及びジェイ・モーリス(J. Maurice)による「ユニックスオペレーションシ
ステムの設計」;プレンティス・ホール社(Prentice-Hall, Inc.)(1986年)
に述べられる原理を含む、当該技術でよく知られた原理にしたがう。さらに、カ
ーネルメモリスペースからのバッファをアプリケーションメモリスペースのバッ
ファとスワップするためのどのようなシステムも本明細書で説明されるシステム
とともに実施できることは、当業者には明らかであろう。
バッファ50を、そこに格納されたバッファ60をもつアプリケーションメモリ
スペースとともに示す。図4及び5に示されるバッファはそれぞれ、ある量のデ
ータの格納庫を提供する。この格納庫には、バッファ58の左側に数字0〜5で
示される仮想アドレス及びバッファ58の右側に数字6,3,58,467,2
及び94で示される物理アドレスの両方が関連付けられる。当業者には明らかな
ように、物理メモリアドレスはデータが格納されているコンピュータメモリ34
内の実物理メモリロケーションを表す。同様に、アプリケーションメモリスペー
スにおいてバッファ66は複数のページを有し、これらのページには関連付けら
れた仮想メモリアドレス及び物理メモリアドレスがある。バッファ66に対して
は、仮想メモリアドレスが数字0〜5で示され、物理メモリアドレスが数字2,
5,98,105,3及び6で示される。カーネルの仮想メモリスペースとアプ
リケーションプログラムのメモリスペースとの間でのデータ転送を達成するため
、カーネルの仮想メモリスペースから転送されているバッファの物理メモリがア
プリケーションメモリスペースにあるバッファ66の仮想アドレスの底からスワ
ップアウトされ、よってプロセス44により与えられたバッファをシステムカー
ネルにあるバッファとスワップする。1つの実践において、ユーザバッファのペ
ージのそれぞれは別個の物理ページに飛び込む。ページテーブルの物理アドレス
がカーネルにエントリーし、ユーザバッファが次いでスワップされ、よって仮想
メモリシステム内のページテーブルを変更すことによりシステムはアプリケーシ
ョンデータスペースへのデータ転送に作用する。ページテーブル操作は、バック
(Bach)及びジェイ・モーリス(J. Maurice)による「ユニックスオペレーションシ
ステムの設計」;プレンティス・ホール社(Prentice-Hall, Inc.)(1986年)
に述べられる原理を含む、当該技術でよく知られた原理にしたがう。さらに、カ
ーネルメモリスペースからのバッファをアプリケーションメモリスペースのバッ
ファとスワップするためのどのようなシステムも本明細書で説明されるシステム
とともに実施できることは、当業者には明らかであろう。
【0035】
バッファスワッピングを容易にするために、プロセス44のようなアプリケー
ションプログラムは、初期化に際して、リングバッファ50のバッファのサイズ
及び数を確認するかまたは定め、よってオペレーションシステムによりなされる
いかなるREADシステムコールにも与えられるバッファサイズをプロセス44
に知らせる。したがって、アプリケーションプログラムがmalloc()シス
テムコールを実行すると、リングバッファ50のバッファサイズに整合されるメ
モリスペースをアロケートするメモリアロケーションが行われる。その結果、カ
ーネルメモリスペースとアプリケーション空間との間でスワップされるバッファ
はサイズが同じである。
ションプログラムは、初期化に際して、リングバッファ50のバッファのサイズ
及び数を確認するかまたは定め、よってオペレーションシステムによりなされる
いかなるREADシステムコールにも与えられるバッファサイズをプロセス44
に知らせる。したがって、アプリケーションプログラムがmalloc()シス
テムコールを実行すると、リングバッファ50のバッファサイズに整合されるメ
モリスペースをアロケートするメモリアロケーションが行われる。その結果、カ
ーネルメモリスペースとアプリケーション空間との間でスワップされるバッファ
はサイズが同じである。
【0036】
データを出力しているときには、プロセス44はインターフェースカード60
をI/Oデバイスとして、カード60に書き込むことができる。必要に応じて、
デバイスドライバーはプロセス44がデバイスドライバーに書き込んだバッファ
キューを維持できる。キューのサイズは、アプリケーションのプロセスにホスト
プラットフォーム16上で利用できる全物理メモリを用いさせないように制限す
ることができる。動作時に、デバイスドライバーは初めに前記キューの先頭にあ
るバッファのアドレスを出力ページアドレスFIFO70内に格納できる。出力
ページアドレスFIFO70が空であるか、あるいは、ある、必要に応じてプロ
グラムできるレベルまで空になっている場合は、インターフェース60により割
込がトリガされ、オペレーションシステムの割込ハンドラーが、それらのバッフ
ァが利用できるのであれば、キューの先頭にあるバッファからFIFOメモリ7
0を補給できる。
をI/Oデバイスとして、カード60に書き込むことができる。必要に応じて、
デバイスドライバーはプロセス44がデバイスドライバーに書き込んだバッファ
キューを維持できる。キューのサイズは、アプリケーションのプロセスにホスト
プラットフォーム16上で利用できる全物理メモリを用いさせないように制限す
ることができる。動作時に、デバイスドライバーは初めに前記キューの先頭にあ
るバッファのアドレスを出力ページアドレスFIFO70内に格納できる。出力
ページアドレスFIFO70が空であるか、あるいは、ある、必要に応じてプロ
グラムできるレベルまで空になっている場合は、インターフェース60により割
込がトリガされ、オペレーションシステムの割込ハンドラーが、それらのバッフ
ァが利用できるのであれば、キューの先頭にあるバッファからFIFOメモリ7
0を補給できる。
【0037】
本明細書で説明され、33MHz,32ビット幅PCIバスをもちリナックス
を走らせている200MHzペンティアムプロプラットフォーム上で稼働してい
るシステムである、1つの実施の形態において、前記I/Oシステムは、512
メガビット/秒までの連続サンプルストリームレートをサポートすることが示さ
れた。ピークバーストレートは、入力については933メガビット/秒であり、
出力については790メガビット/秒である。
を走らせている200MHzペンティアムプロプラットフォーム上で稼働してい
るシステムである、1つの実施の形態において、前記I/Oシステムは、512
メガビット/秒までの連続サンプルストリームレートをサポートすることが示さ
れた。ピークバーストレートは、入力については933メガビット/秒であり、
出力については790メガビット/秒である。
【0038】
図1に戻れば、プログラムメモリ36にデジタル化IFデータがあると、プロ
セス44が次いでデジタル化IFサンプルに信号処理を実行して、送信された信
号を復調できることがわかる。1つの実施の形態において、プロセス44は米国
のセルラーバンドの“A−側帯”で動作できる広帯域デジタル受信機を提供する
ために広帯域デジタル化IFデータを復調するセルラー受信機プロセスを含む。
このセルラー受信機プロセスは、10MHzのセルラーバンドを連続的にモニタ
でき、そのバンド内のいずれかどこかのFM信号を復調する能力を提供できる受
信機を提供する。この実施の形態においては、825〜835MHzバンドをベ
ースバンド信号に変換し、次いで25.6MSPSで前記信号をサンプリングす
るテルラボ製RF受信機を含む単一ユニットに送受信器12及びコンバータ14
を統合できる。12ビットサンプルストリームが、プロセス44による処理のた
めにホスト16のメモリ36にサンプルを送るための直接メモリアクセスを実行
する、インターフェースカード30に供給される。プロセス44はチャネルフィ
ルタサイズ及び様々なサンプリングレートのようなシステムパラメータを制御で
きる。このことにより、受信機が動作中であってもパラメータを修正できる。
セス44が次いでデジタル化IFサンプルに信号処理を実行して、送信された信
号を復調できることがわかる。1つの実施の形態において、プロセス44は米国
のセルラーバンドの“A−側帯”で動作できる広帯域デジタル受信機を提供する
ために広帯域デジタル化IFデータを復調するセルラー受信機プロセスを含む。
このセルラー受信機プロセスは、10MHzのセルラーバンドを連続的にモニタ
でき、そのバンド内のいずれかどこかのFM信号を復調する能力を提供できる受
信機を提供する。この実施の形態においては、825〜835MHzバンドをベ
ースバンド信号に変換し、次いで25.6MSPSで前記信号をサンプリングす
るテルラボ製RF受信機を含む単一ユニットに送受信器12及びコンバータ14
を統合できる。12ビットサンプルストリームが、プロセス44による処理のた
めにホスト16のメモリ36にサンプルを送るための直接メモリアクセスを実行
する、インターフェースカード30に供給される。プロセス44はチャネルフィ
ルタサイズ及び様々なサンプリングレートのようなシステムパラメータを制御で
きる。このことにより、受信機が動作中であってもパラメータを修正できる。
【0039】
図6は、プログラムメモリ36に供給されつつあるサンプリングされたIFデ
ータを復調できるセルラー受信機プロセスの1つの機能ブロック図を与える。本
セルラー受信機プロセスは、コンピュータメモリ36のプログラム空間40で稼
働する実行コンピュータプログラムであってよい。コンピュータプログラムは、
C,C++,ジャバ(Java)、あるいはいずれか適当なコンピュータ言語で書くこ
とができ、また標準的なソフトウエアデバッグツールを用いて開発できる。この
プログラムはまた、信号処理アルゴリズムルーチンを提供する、マッテオ・フリ
ーゴ(Matteo Frigo)とスティーブン・ジー・ジョンソン(Steven G. Johnson)
により開発され、自由に流通している、FFTWパッケージのような市販のコン
ポーネントからのルーチンを含むこともできる。ユーザインターフェース、ある
いはその他の機能を構築するための、その他の市販のルーチンライブラリまたは
クラスセットも用いることができる。当業者には知られているように、前記プロ
グラムは、それぞれがセルラー受信機プロセス80により行われる処理の一部を
実行する、複数のルーチン、クラス、またはモジュールを含むことができる。図
6に示されるように、セルラー受信機プロセス80は、チャネル選択段82,ク
アドラチュア復調器段84,ローパスフィルタ及びデシメーション段88、及び
オーディオバンドパスフィルタ90、並びに出力コントローラ48を含むことが
できる。先に論じたように、IFサンプルはDMA転送を介してアプリケーショ
ンプログラムのメモリスペースに供給でき、セルラー受信機プロセス80は入り
サンプルを処理するのに十分な速度での動作を遂行でき、よってサンプル落ちを
避けることができる。
ータを復調できるセルラー受信機プロセスの1つの機能ブロック図を与える。本
セルラー受信機プロセスは、コンピュータメモリ36のプログラム空間40で稼
働する実行コンピュータプログラムであってよい。コンピュータプログラムは、
C,C++,ジャバ(Java)、あるいはいずれか適当なコンピュータ言語で書くこ
とができ、また標準的なソフトウエアデバッグツールを用いて開発できる。この
プログラムはまた、信号処理アルゴリズムルーチンを提供する、マッテオ・フリ
ーゴ(Matteo Frigo)とスティーブン・ジー・ジョンソン(Steven G. Johnson)
により開発され、自由に流通している、FFTWパッケージのような市販のコン
ポーネントからのルーチンを含むこともできる。ユーザインターフェース、ある
いはその他の機能を構築するための、その他の市販のルーチンライブラリまたは
クラスセットも用いることができる。当業者には知られているように、前記プロ
グラムは、それぞれがセルラー受信機プロセス80により行われる処理の一部を
実行する、複数のルーチン、クラス、またはモジュールを含むことができる。図
6に示されるように、セルラー受信機プロセス80は、チャネル選択段82,ク
アドラチュア復調器段84,ローパスフィルタ及びデシメーション段88、及び
オーディオバンドパスフィルタ90、並びに出力コントローラ48を含むことが
できる。先に論じたように、IFサンプルはDMA転送を介してアプリケーショ
ンプログラムのメモリスペースに供給でき、セルラー受信機プロセス80は入り
サンプルを処理するのに十分な速度での動作を遂行でき、よってサンプル落ちを
避けることができる。
【0040】
図6に示されるように、セルラー受信機プロセス80は“データプル”アーキ
テクチャを採用できる。データフローは入力から出力に向かうが、一方制御フロ
ーは出力から入力に向かう。制御を下流におくことにより、前記アーキテクチャ
は、要求駆動型実行を積極的に採用でき、下流のモジュールの要件に適合し得る
システムの構築を容易にする。下流コンポーネントが上流コンポーネントから必
要とするデータしか下流コンポーネントは要求できないから、なされなければな
らない全処理量は少なくなる。例えば、様々な出力デバイスを取り付けることが
できるオーディオシステムを考える。出力コントローラ48用のドライバーは、
例えば、8ビット量子化を行うサンプリングレートが8kHzの電話品質のオー
ディオ、あるいは16ビット量子化を行うサンプリングレートが44kHzのC
D品質のオーディオのような、アプリケーションに依存して、必要なデータ量を
制御できる。
テクチャを採用できる。データフローは入力から出力に向かうが、一方制御フロ
ーは出力から入力に向かう。制御を下流におくことにより、前記アーキテクチャ
は、要求駆動型実行を積極的に採用でき、下流のモジュールの要件に適合し得る
システムの構築を容易にする。下流コンポーネントが上流コンポーネントから必
要とするデータしか下流コンポーネントは要求できないから、なされなければな
らない全処理量は少なくなる。例えば、様々な出力デバイスを取り付けることが
できるオーディオシステムを考える。出力コントローラ48用のドライバーは、
例えば、8ビット量子化を行うサンプリングレートが8kHzの電話品質のオー
ディオ、あるいは16ビット量子化を行うサンプリングレートが44kHzのC
D品質のオーディオのような、アプリケーションに依存して、必要なデータ量を
制御できる。
【0041】
図6に示されるセルラー受信機プロセス80は、プロセスの各段の間のデータ
転送を制御するため上流に向かう通信路を用いる。1つの実践において、各モジ
ュールは上流側の隣のモジュールからのデータを要求できる。したがって、各モ
ジュールは必要とされるデータを要求している直近の上流側モジュール(または
複数のモジュール)をコールすることができる。モジュール間で送られるデータ
は毎サンプルベースで処理できる。あるいは、プロセス80はデータブロックす
なわちペイロードを処理し得る。図6に示されるペイロード92,94及び98
のようなデータペイロードは、データ及び命令のキャッシュ効果を利用するのに
十分に大きく、ただし許容できない待ち時間が入ることを避けるのに十分に小さ
くすることができる。データペイロードを処理するため信号処理アプリケーショ
ンは、例えば高速フーリエ変換のような信号処理アルゴリズムを含む、単一のサ
ンプルではなくデータブロックに作用するように設計されたアルゴリズムを採用
できる。その他のそのようなアルゴリズムの開発は、オッペンハイム(Oppenheim
)等による「デジタル信号処理」;プレンティス・ホール社(1975年)に述べ
られた原理を含む、当該技術でよく知られた原理にしたがう。
転送を制御するため上流に向かう通信路を用いる。1つの実践において、各モジ
ュールは上流側の隣のモジュールからのデータを要求できる。したがって、各モ
ジュールは必要とされるデータを要求している直近の上流側モジュール(または
複数のモジュール)をコールすることができる。モジュール間で送られるデータ
は毎サンプルベースで処理できる。あるいは、プロセス80はデータブロックす
なわちペイロードを処理し得る。図6に示されるペイロード92,94及び98
のようなデータペイロードは、データ及び命令のキャッシュ効果を利用するのに
十分に大きく、ただし許容できない待ち時間が入ることを避けるのに十分に小さ
くすることができる。データペイロードを処理するため信号処理アプリケーショ
ンは、例えば高速フーリエ変換のような信号処理アルゴリズムを含む、単一のサ
ンプルではなくデータブロックに作用するように設計されたアルゴリズムを採用
できる。その他のそのようなアルゴリズムの開発は、オッペンハイム(Oppenheim
)等による「デジタル信号処理」;プレンティス・ホール社(1975年)に述べ
られた原理を含む、当該技術でよく知られた原理にしたがう。
【0042】
データを処理するため、セルラー受信機プロセス80にはチャネル選択フィル
タ段82が含まれる。この段,すなわちモジュールは10MHz幅の周波数バン
ドからの(AMPSチャネルバンド幅は30kHzである)狭帯域FM信号をデ
ジタル化IFサンプルから抽出するタスクを有する。図6に示される段82は、
前記信号のベースバンドへの3ステップ変換、ローパスフィルタリング及び中間
サンプリングレートへのデシメーションを組み合わせる設計のフィルタを用いて
上記タスクを達成する。この処理ステップは演算負荷の最大部分を占める。チャ
ネル選択フィルタ82は入力としてRFフロントエンドからのRs=25.6M
PSPの原サンプルを用い、可変中間サンプリングレートRDの複合ベースバン
ド信号をつくる。
タ段82が含まれる。この段,すなわちモジュールは10MHz幅の周波数バン
ドからの(AMPSチャネルバンド幅は30kHzである)狭帯域FM信号をデ
ジタル化IFサンプルから抽出するタスクを有する。図6に示される段82は、
前記信号のベースバンドへの3ステップ変換、ローパスフィルタリング及び中間
サンプリングレートへのデシメーションを組み合わせる設計のフィルタを用いて
上記タスクを達成する。この処理ステップは演算負荷の最大部分を占める。チャ
ネル選択フィルタ82は入力としてRFフロントエンドからのRs=25.6M
PSPの原サンプルを用い、可変中間サンプリングレートRDの複合ベースバン
ド信号をつくる。
【0043】
広帯域受信機における狭帯域チャネルの分離は、専用ハードウエアに組み込ま
れたデジタルダウンコンバータ(DDC)のような専用ハードウエアを用いて通
常なされる、コンピュータに猛烈な負荷がかかるタスクである。“アイ・イー・
イー・イー・コミニュケーションズ・マガジン”誌,第33巻,第5号(199
5年5月),46〜54ページの、ルーパート・ベインズ(Rupert Baines)によ
る「DSPボトルネック」を参照されたい。広帯域信号はクアドラチュア周波数逓
倍器により複合ベースバンド信号に変換され、次いでデシメーションによるエイ
リアシングを防ぐためローパスフィルタに通される。デシメーション演算を高効
率で行うデシメーション専用FIRフィルタが存在する――広帯域受信機のため
のサンプリングレートが30MSPS以上になり得るから、高効率であることが
重要である。チャネル選択フィルタは入力サンプルあたり約100回の演算を必
要とし、総計3000MOPS(OPS:1秒あたりの演算数)という推定がな
されている。
れたデジタルダウンコンバータ(DDC)のような専用ハードウエアを用いて通
常なされる、コンピュータに猛烈な負荷がかかるタスクである。“アイ・イー・
イー・イー・コミニュケーションズ・マガジン”誌,第33巻,第5号(199
5年5月),46〜54ページの、ルーパート・ベインズ(Rupert Baines)によ
る「DSPボトルネック」を参照されたい。広帯域信号はクアドラチュア周波数逓
倍器により複合ベースバンド信号に変換され、次いでデシメーションによるエイ
リアシングを防ぐためローパスフィルタに通される。デシメーション演算を高効
率で行うデシメーション専用FIRフィルタが存在する――広帯域受信機のため
のサンプリングレートが30MSPS以上になり得るから、高効率であることが
重要である。チャネル選択フィルタは入力サンプルあたり約100回の演算を必
要とし、総計3000MOPS(OPS:1秒あたりの演算数)という推定がな
されている。
【0044】
1つの実施の形態において、チャネル選択フィルタ82はハードウエアDDC
の構成にしたがう。ダウンコンバータプロセスの個別のステップ、すなわちサイ
ン/コサイン増倍係数の生成、周波数変換及びフィルタリングがDDC内の物理
的に離れた位置で行われる、ハードウエアDDCの構成をソフトウエアにインプ
リメントするために多重スレッドが採用され、高度のパイプライン並列動作が達
成される。さらに、FIRフィルタ内に微分割並列動作を付加することができる
。
の構成にしたがう。ダウンコンバータプロセスの個別のステップ、すなわちサイ
ン/コサイン増倍係数の生成、周波数変換及びフィルタリングがDDC内の物理
的に離れた位置で行われる、ハードウエアDDCの構成をソフトウエアにインプ
リメントするために多重スレッドが採用され、高度のパイプライン並列動作が達
成される。さらに、FIRフィルタ内に微分割並列動作を付加することができる
。
【0045】
図7は、高サンプリングレートにおいて簡約されたサンプル処理を行うため、
及び一連の処理の初期にレートを下げるために、動作するソフトウエアDDCの
別の実施の形態を示す。図7に示されるように、ソフトウエアDDCはデジタル
化広帯域IF信号サンプルを取り込み、周波数変換及びデシメーションローパス
フィルタリングを行うための、ブロック102及び104で機能上表された2つ
のルーチンに前記サンプルを供給する。共通モード信号及びクアドラチュア信号
がともに論理ブロック106に供給される。論理ブロック106はデータを捕集
して、データペイロードを別のモジュールに送るのに必要ないずれのフォーマッ
ティング関数及び伝達関数も供給できる。本実施の形態において、フィルタ入力
サンプルx[n]に依存する出力信号を生成させ、よって、デシメーション後に必
要とされる出力サンプルy[n]のみを演算するために、FIRフィルタが(低次
IIRフィルタに対して)用いられる。これは当然、広帯域受信機で狭帯域信号
を処理する場合に存在する大きなデシメーション係数を利用することにより演算
負荷を軽減するためである。さらに、前もって計算された周波数シフト係数が合
成FIRフィルタに組み入れられ、したがって各出力サンプルが計算された後は
位相補正しか必要とされないであろう。この特徴は、FIRフィルタを時間変動
型とするが、全変動はフィルタリング後に適用される単一の、時間変動する乗法
係数にまとめることができる。
及び一連の処理の初期にレートを下げるために、動作するソフトウエアDDCの
別の実施の形態を示す。図7に示されるように、ソフトウエアDDCはデジタル
化広帯域IF信号サンプルを取り込み、周波数変換及びデシメーションローパス
フィルタリングを行うための、ブロック102及び104で機能上表された2つ
のルーチンに前記サンプルを供給する。共通モード信号及びクアドラチュア信号
がともに論理ブロック106に供給される。論理ブロック106はデータを捕集
して、データペイロードを別のモジュールに送るのに必要ないずれのフォーマッ
ティング関数及び伝達関数も供給できる。本実施の形態において、フィルタ入力
サンプルx[n]に依存する出力信号を生成させ、よって、デシメーション後に必
要とされる出力サンプルy[n]のみを演算するために、FIRフィルタが(低次
IIRフィルタに対して)用いられる。これは当然、広帯域受信機で狭帯域信号
を処理する場合に存在する大きなデシメーション係数を利用することにより演算
負荷を軽減するためである。さらに、前もって計算された周波数シフト係数が合
成FIRフィルタに組み入れられ、したがって各出力サンプルが計算された後は
位相補正しか必要とされないであろう。この特徴は、FIRフィルタを時間変動
型とするが、全変動はフィルタリング後に適用される単一の、時間変動する乗法
係数にまとめることができる。
【0046】
ある特定の実施の形態において、前記周波数シフト及びフィルタリングを行う
増倍及びたたみこみステップは、合成フィルタをつくるために結合されている。
この目的のため、プロセスは実数値受信信号サンプルr[n]を適当な複素指数関
数を乗じることによりベースバンドに(周波数上で)変換する特定のチャネルの
選択における第1ステップ:
増倍及びたたみこみステップは、合成フィルタをつくるために結合されている。
この目的のため、プロセスは実数値受信信号サンプルr[n]を適当な複素指数関
数を乗じることによりベースバンドに(周波数上で)変換する特定のチャネルの
選択における第1ステップ:
【数1】
を実行する。ここでfcはベースバンドに変換する前のキャリア周波数、Tsは
サンプル間隔である。上記の結果は次いでM次FIRフィルタh[m]でフィルタ
リングされる:
サンプル間隔である。上記の結果は次いでM次FIRフィルタh[m]でフィルタ
リングされる:
【数2】
この時点で、周波数変換とフィルタリングの2つのステップが結合される:
【数3】
ここでc[m]=h[m]e−2πfcmTsは合成フィルタ係数である。このプロ
セスはもちろん、演算数を減少させるだけでなく、次のステップで再コールする
ためだけに中間結果をメモリに書き込むという負担を含む、フィルタリングされ
ていないベースバンド信号x[n]を演算する必要を排除するためのものである。
また多くの技法が所望の仕様に最小次で合わせるように実数値FIRフィルタを
設計するために利用できるにも関わらず、h[m]に複素数値のフィルタ係数を使
用することは、もちろん演算コストを余計に課さないようにするためである。し
たがって本プロセスは、最終の合成フィルタのために必要な演算負荷を増大させ
ることなく、実数値h[m]に比較して、元のLPFの所要フィルタ次数Mを下げ
るために、複素係数FIRフィルタ設計における最近の進歩を利用できる。
セスはもちろん、演算数を減少させるだけでなく、次のステップで再コールする
ためだけに中間結果をメモリに書き込むという負担を含む、フィルタリングされ
ていないベースバンド信号x[n]を演算する必要を排除するためのものである。
また多くの技法が所望の仕様に最小次で合わせるように実数値FIRフィルタを
設計するために利用できるにも関わらず、h[m]に複素数値のフィルタ係数を使
用することは、もちろん演算コストを余計に課さないようにするためである。し
たがって本プロセスは、最終の合成フィルタのために必要な演算負荷を増大させ
ることなく、実数値h[m]に比較して、元のLPFの所要フィルタ次数Mを下げ
るために、複素係数FIRフィルタ設計における最近の進歩を利用できる。
【0047】
上述したプロセスは、入り信号をダウンコンバートできる唯一のプロセスであ
り、用途によっては、構築を簡素化でき、またフィルタ係数を格納するために用
いるメモリをより少なくし得る、その他の技法を用いることができる。上述した
プロセスではまた、フィルタ係数c[m]を計算するため、及びフィルタを同調さ
せる周波数を変える(あるいは所望のいずれの周波数に対しても個別のフィルタ
を前もって演算して格納する)ことが望ましい場合に、係数を再計算するために
所望のキャリア周波数が知られていなければならない。しかし、フィルタ係数の
それぞれのセットはおそらく数1000ないし数100万回も用いられるから、
前もっての計算または再計算は改善されたコスト効率をもたらし得る。この技法
は、注目する通過帯域に対して実数値信号の正周波数成分のみを選択してデシメ
ーションするために解析フィルタを使用するというアイデアと同様であるが、図
7の変換とローパスフィルタリングの結合では別のfcを選択するためにフィル
タを迅速に再設計できる。さらに、これらの係数を格納することにより生じるオ
ーバーヘッドは、処理が汎用処理プラットフォーム上で行われ、さらにデータ構
造がデータ格納のためのオプション/手段として役立つものであれば、最小であ
る。その他のフィルタ設計はデシメーションプロセス時のエイリアシングを防ぐ
ための効率的方法としての確率化アルゴリズムの採用を含むことができる。さら
に、本明細書で説明される広帯域処理システムを広帯域信号内の多重チャネルを
処理するために用い得ることは上の説明から明らかであろう。この場合、それぞ
れのチャネルが、別々のプロセスすなわちモジュールにより、あるいは8つある
送信チャネルを捜す単一プロセスにより処理され得る。さらにまた、本システム
はFDMA,TDMA,CDMAまたはスペクトラム拡散を含むいかなる方法に
もしたがうチャネル選択を行うために用い得る。
り、用途によっては、構築を簡素化でき、またフィルタ係数を格納するために用
いるメモリをより少なくし得る、その他の技法を用いることができる。上述した
プロセスではまた、フィルタ係数c[m]を計算するため、及びフィルタを同調さ
せる周波数を変える(あるいは所望のいずれの周波数に対しても個別のフィルタ
を前もって演算して格納する)ことが望ましい場合に、係数を再計算するために
所望のキャリア周波数が知られていなければならない。しかし、フィルタ係数の
それぞれのセットはおそらく数1000ないし数100万回も用いられるから、
前もっての計算または再計算は改善されたコスト効率をもたらし得る。この技法
は、注目する通過帯域に対して実数値信号の正周波数成分のみを選択してデシメ
ーションするために解析フィルタを使用するというアイデアと同様であるが、図
7の変換とローパスフィルタリングの結合では別のfcを選択するためにフィル
タを迅速に再設計できる。さらに、これらの係数を格納することにより生じるオ
ーバーヘッドは、処理が汎用処理プラットフォーム上で行われ、さらにデータ構
造がデータ格納のためのオプション/手段として役立つものであれば、最小であ
る。その他のフィルタ設計はデシメーションプロセス時のエイリアシングを防ぐ
ための効率的方法としての確率化アルゴリズムの採用を含むことができる。さら
に、本明細書で説明される広帯域処理システムを広帯域信号内の多重チャネルを
処理するために用い得ることは上の説明から明らかであろう。この場合、それぞ
れのチャネルが、別々のプロセスすなわちモジュールにより、あるいは8つある
送信チャネルを捜す単一プロセスにより処理され得る。さらにまた、本システム
はFDMA,TDMA,CDMAまたはスペクトラム拡散を含むいかなる方法に
もしたがうチャネル選択を行うために用い得る。
【0048】
再び図6に戻れば、複合FM信号において、所望の情報(携帯電話の場合には
音声)は複合信号の位相の時間微係数である瞬時周波数により搬送される。した
がってこの信号は、信号位相の微係数を適切にスケーリングされた連続するサン
プル間の位相差により近似する、単純なクアドラチュア復調アルゴリズムを用い
て復調される。このクアドラチュア復調はプロセス80の段84で実行される。
音声)は複合信号の位相の時間微係数である瞬時周波数により搬送される。した
がってこの信号は、信号位相の微係数を適切にスケーリングされた連続するサン
プル間の位相差により近似する、単純なクアドラチュア復調アルゴリズムを用い
て復調される。このクアドラチュア復調はプロセス80の段84で実行される。
【0049】
処理の終わりの2つのステップは有限インパルス応答(FIR)フィルタとし
てインプリメントされる。第1のステップは単に、サンプリングレートが一般に
8000サンプル/秒のオーディオレートRAまで下げられたときにエイリアシ
ングを生じさせる高周波成分を除去するローパスデシメーションフィルタとする
ことができる。これは段88で実行される。段90で実行される最終ステップは
音声信号から帯域外雑音を除去する、オプションのバンドバスフィルタである。
てインプリメントされる。第1のステップは単に、サンプリングレートが一般に
8000サンプル/秒のオーディオレートRAまで下げられたときにエイリアシ
ングを生じさせる高周波成分を除去するローパスデシメーションフィルタとする
ことができる。これは段88で実行される。段90で実行される最終ステップは
音声信号から帯域外雑音を除去する、オプションのバンドバスフィルタである。
【0050】
上述したセルラー受信機プロセス80のような信号処理プログラムの開発を容
易にするために、本システムは必要に応じて、例えば実時間制約がある携行型の
適応信号処理システムを提供するための、デジタル化IFサンプルを処理するア
プリケーションプログラムの開発をサポートするプログラミング環境を含むこと
ができる。このプログラミング環境は、C,C++またはジャバ言語のようなコ
ンピュータプログラミング言語で書かれた、ルーチンライブラリ、または1クラ
スすなわち1セットのクラスを含むことができる。必要に応じて、プログラミン
グ環境は、アプリケーションプログラマーが拡張し、下位分類できるように設計
されたクラスの、これらのクラスを使用し、アプリケーションプログラマーが改
変できるように設計されたいくつかの実例サンプルアプリケーションとともにパ
ッケージされた、ライブラリからなるオブジェクト指向アプリケーションフレー
ムワークを含むことができる。これらのサンプルアプリケーションは一般に、そ
れ自身の権利内で有用なシステムを構成する。フレームワークは、機能及び、ア
プリケーション開発者に基盤構造を提供する、オブジェクトクラス間の“結線済
”相互接続を提供できる。この相互接続は開発者にアーキテクチャモデル及び設
計を提供し、問題領域に努力を傾注することから開発者を解放する。基盤構造を
提供することにより、前記フレームワークは開発者がプログラムし、試験し、デ
バッグしなければならない標準コードの量を減らすことができる。一般に、フレ
ームワークの基本概念は当業者によく知られている。フレームワークのいくつか
の例には、Xツールキット、モティーフ(Motif)ツールキット、スモールトー
ク(Smalltalk)モデル−ビューコントローラGUI及びマックアップ(MacApp)
がある。
易にするために、本システムは必要に応じて、例えば実時間制約がある携行型の
適応信号処理システムを提供するための、デジタル化IFサンプルを処理するア
プリケーションプログラムの開発をサポートするプログラミング環境を含むこと
ができる。このプログラミング環境は、C,C++またはジャバ言語のようなコ
ンピュータプログラミング言語で書かれた、ルーチンライブラリ、または1クラ
スすなわち1セットのクラスを含むことができる。必要に応じて、プログラミン
グ環境は、アプリケーションプログラマーが拡張し、下位分類できるように設計
されたクラスの、これらのクラスを使用し、アプリケーションプログラマーが改
変できるように設計されたいくつかの実例サンプルアプリケーションとともにパ
ッケージされた、ライブラリからなるオブジェクト指向アプリケーションフレー
ムワークを含むことができる。これらのサンプルアプリケーションは一般に、そ
れ自身の権利内で有用なシステムを構成する。フレームワークは、機能及び、ア
プリケーション開発者に基盤構造を提供する、オブジェクトクラス間の“結線済
”相互接続を提供できる。この相互接続は開発者にアーキテクチャモデル及び設
計を提供し、問題領域に努力を傾注することから開発者を解放する。基盤構造を
提供することにより、前記フレームワークは開発者がプログラムし、試験し、デ
バッグしなければならない標準コードの量を減らすことができる。一般に、フレ
ームワークの基本概念は当業者によく知られている。フレームワークのいくつか
の例には、Xツールキット、モティーフ(Motif)ツールキット、スモールトー
ク(Smalltalk)モデル−ビューコントローラGUI及びマックアップ(MacApp)
がある。
【0051】
必要に応じて、プログラミング環境は、例えばチャネル等化可能なモデムをイ
ンプリメントするアプリケーションプログラムのような、環境要因への適応を達
成するための適応プログラミングを含む適応信号処理をサポートできる。この目
的のため、本システムは、チャネル推定アルゴリズムのような、環境変化を検出
するためのアルゴリズム及び検出された変化に基づく特定のシステム修正を行う
機構を提供できる。同様にプログラミング環境は、動的に変化し、システムの、
またはシステムの動作パラメータの、変更を要するようなユーザ要求を見越した
ユーザへの適応をサポートできる。例えばプログラミング環境は、ラジオ局を表
すパラメータをユーザが変更するといった、ユーザ側での変更に備えることがで
きる。同様に、プログラミング環境は、AM/FM放送間の選択のための押しボ
タンを表す制御の起動に備えることができる。AM放送とFM放送との間の変更
は、デジタル化IFデータの復調のためのアプリケーションプログラムに用いら
れるアルゴリズムの変更を必要とする。プログラミング環境は機能適応化を可能
にするためのルーチンまたはクラスをさらに含むことができる。機能適応は本質
的に適応性であるフェーズロックドループのような、信号処理技法を提供する。
これらの技法は一般に、信号に適応し、指定された要件に合わせるためにシステ
ムパラメータまたは機能を修正できる。例えば、ホッピングシーケンスのスター
ト周波数にロックオンしようとしている受信機は、スタートコードが見つかるま
で様々な周波数を調べるようにシステムを適応させることができる。このタイプ
の適応化は外的変化を必要とせずに、あるいは外的変化とともに、指定された制
約によりなされる。さらに、本システムは利用可能なリソース量に応答する適応
を提供する。例えば、アプリケーションプログラムは利用可能な予備のCPUサ
イクルがあるか否かを検出できる。現在のシステム状態の下でCPUの処理能力
が利用可能であると決定されると、よりよい総合システムパフォーマンスを捜す
ために用いることができる、より強度の演算能力を要求するチャネル推定アルゴ
リズムを稼働させる。逆に、他のプロセスによる活動のバーストのためにリソー
スが突然乏しくなると、おそらく要求リソースがより少ないアルゴリズムを稼働
させ、強固性及び正確性を若干犠牲にすることにより、システムが適応できる。
また、この形態の適応可能性により、より高速なプロセッサが利用可能になると
、アプリケーションの性能が明らかに改善される。
ンプリメントするアプリケーションプログラムのような、環境要因への適応を達
成するための適応プログラミングを含む適応信号処理をサポートできる。この目
的のため、本システムは、チャネル推定アルゴリズムのような、環境変化を検出
するためのアルゴリズム及び検出された変化に基づく特定のシステム修正を行う
機構を提供できる。同様にプログラミング環境は、動的に変化し、システムの、
またはシステムの動作パラメータの、変更を要するようなユーザ要求を見越した
ユーザへの適応をサポートできる。例えばプログラミング環境は、ラジオ局を表
すパラメータをユーザが変更するといった、ユーザ側での変更に備えることがで
きる。同様に、プログラミング環境は、AM/FM放送間の選択のための押しボ
タンを表す制御の起動に備えることができる。AM放送とFM放送との間の変更
は、デジタル化IFデータの復調のためのアプリケーションプログラムに用いら
れるアルゴリズムの変更を必要とする。プログラミング環境は機能適応化を可能
にするためのルーチンまたはクラスをさらに含むことができる。機能適応は本質
的に適応性であるフェーズロックドループのような、信号処理技法を提供する。
これらの技法は一般に、信号に適応し、指定された要件に合わせるためにシステ
ムパラメータまたは機能を修正できる。例えば、ホッピングシーケンスのスター
ト周波数にロックオンしようとしている受信機は、スタートコードが見つかるま
で様々な周波数を調べるようにシステムを適応させることができる。このタイプ
の適応化は外的変化を必要とせずに、あるいは外的変化とともに、指定された制
約によりなされる。さらに、本システムは利用可能なリソース量に応答する適応
を提供する。例えば、アプリケーションプログラムは利用可能な予備のCPUサ
イクルがあるか否かを検出できる。現在のシステム状態の下でCPUの処理能力
が利用可能であると決定されると、よりよい総合システムパフォーマンスを捜す
ために用いることができる、より強度の演算能力を要求するチャネル推定アルゴ
リズムを稼働させる。逆に、他のプロセスによる活動のバーストのためにリソー
スが突然乏しくなると、おそらく要求リソースがより少ないアルゴリズムを稼働
させ、強固性及び正確性を若干犠牲にすることにより、システムが適応できる。
また、この形態の適応可能性により、より高速なプロセッサが利用可能になると
、アプリケーションの性能が明らかに改善される。
【0052】
上述したシステムは、米国のセルラーバンドを用いるセルラー通信の送信及び
受信を考慮している。しかし、ソフトウエアで処理を行うことの利点は送信プロ
セスを受信プロセスと分離できることであり、したがって本明細書で説明される
システム及び方法は、同じデバイスがあるプロトコルの下でメッセージを受信し
てデコードでき、また別のプロトコルでメッセージを送信できる、仮想通信一時
接続システムを可能にする。このことにより、本質的に異なる無線システム間の
一時接続をつくることができる。別の例では、周波数変調を用いるラジオ放送を
受信し、デコードし、次いで振幅変調を用いてエンコードして再放送することが
でき、よってAM受信機にFM受信機と同じデータを受信させることができる。
受信を考慮している。しかし、ソフトウエアで処理を行うことの利点は送信プロ
セスを受信プロセスと分離できることであり、したがって本明細書で説明される
システム及び方法は、同じデバイスがあるプロトコルの下でメッセージを受信し
てデコードでき、また別のプロトコルでメッセージを送信できる、仮想通信一時
接続システムを可能にする。このことにより、本質的に異なる無線システム間の
一時接続をつくることができる。別の例では、周波数変調を用いるラジオ放送を
受信し、デコードし、次いで振幅変調を用いてエンコードして再放送することが
でき、よってAM受信機にFM受信機と同じデータを受信させることができる。
【0053】
別の実施の形態において、本明細書で説明されるシステムはソフトウエア信号
処理をインプリメントするネットワークインターフェースカード(NIC)を含
むことができ、よって動的に修正され得る無線ネットワークインターフェース機
能を提供できる。このソフトウエア無線ネットワークインターフェースは、FS
K変調を採用している2.4GHzのISMバンドで動作する市販の周波数ホッ
ピングラジオと同等であり得る。FSK周波数偏移及びホッピングチャネル間隔
のようなパラメータはソフトウエアにより動的に修正することができ、ハードウ
エアにより課せられる制約はIFバンド幅及び信号が変換されるRFバンド幅で
ある。チャネル幅、チャネル間隔及びホッピングシーケンスを動的に修正する能
力により、システムはその環境に適応でき、より良好な雑音除去及び敵性ジャミ
ング攻撃不感受性を提供できる。
処理をインプリメントするネットワークインターフェースカード(NIC)を含
むことができ、よって動的に修正され得る無線ネットワークインターフェース機
能を提供できる。このソフトウエア無線ネットワークインターフェースは、FS
K変調を採用している2.4GHzのISMバンドで動作する市販の周波数ホッ
ピングラジオと同等であり得る。FSK周波数偏移及びホッピングチャネル間隔
のようなパラメータはソフトウエアにより動的に修正することができ、ハードウ
エアにより課せられる制約はIFバンド幅及び信号が変換されるRFバンド幅で
ある。チャネル幅、チャネル間隔及びホッピングシーケンスを動的に修正する能
力により、システムはその環境に適応でき、より良好な雑音除去及び敵性ジャミ
ング攻撃不感受性を提供できる。
【0054】
本ソフトウエアネットワークインターフェースアーキテクチャは、図8に示さ
れるように、既存のリンク及び物理レイヤーをさらに分割する、OSIレイヤー
化モデルをさらに精巧にしたものとすることができる。図に示されるように、ソ
フトウエアNICは、周波数変換レイヤー102及びアナログドメイン−デジタ
ルドメイン間変換レイヤー104の処理を実施するハードウエアデバイスに接続
できる。データがデジタルドメインにあれば、ソフトウエアNICはネットワー
クデータ転送のために実行されるべき他のレイヤーを実施できる。図8に示され
るように、これらのレイヤーには多重アクセスレイヤー108,変調レイヤー1
10及びラインコーディングレイヤー112が含まれる。多重アクセスレイヤー
108はデータ転送メディアを共有する適当なプロトコルを実行することにより
実施できる。レイヤー110においては、選択されたIFデータの変調が無線チ
ャネル上で送信されるデータの捕集を行うことができる。レイヤー112におい
ては、前記データを送信要件にしたがってコード化できる。データリンクレイヤ
ー116及び114も、データのカプセル化及び脱カプセル化並びに送受信メデ
ィアのアクセス管理を実行できる、いずれか適当な技法によって実施できる。
れるように、既存のリンク及び物理レイヤーをさらに分割する、OSIレイヤー
化モデルをさらに精巧にしたものとすることができる。図に示されるように、ソ
フトウエアNICは、周波数変換レイヤー102及びアナログドメイン−デジタ
ルドメイン間変換レイヤー104の処理を実施するハードウエアデバイスに接続
できる。データがデジタルドメインにあれば、ソフトウエアNICはネットワー
クデータ転送のために実行されるべき他のレイヤーを実施できる。図8に示され
るように、これらのレイヤーには多重アクセスレイヤー108,変調レイヤー1
10及びラインコーディングレイヤー112が含まれる。多重アクセスレイヤー
108はデータ転送メディアを共有する適当なプロトコルを実行することにより
実施できる。レイヤー110においては、選択されたIFデータの変調が無線チ
ャネル上で送信されるデータの捕集を行うことができる。レイヤー112におい
ては、前記データを送信要件にしたがってコード化できる。データリンクレイヤ
ー116及び114も、データのカプセル化及び脱カプセル化並びに送受信メデ
ィアのアクセス管理を実行できる、いずれか適当な技法によって実施できる。
【0055】
送信アプリケーション用処理モジュールのシーケンスが図9に示される。この
システムは、単に別のネットワークデバイスドライバーとしてカーネルに見られ
るデバイスドライバー126を介して、IPレイヤーにあるホストとインターフ
ェースをとる。しかし、パケットをハードウエアデバイスに渡す代わりに、この
ドライバーは、ソフトウエアラジオプロセスが実行される、ユーザ空間122に
パケットを渡す。処理の第1レベルはネットワークのフレーム化である。この例
として、パケットをデータを搬送するためにフレーム化し、バイトスタッフィン
グを行うことができる。スタッフ値を含むパケットの全長を示す長さコードを、
スタートコードの後に挿入できる。次のモジュールがネットワークフレーム化レ
イヤーによる連続ビット出力を受け取り、バイトフレーム化を行い、スタートビ
ット、ストップビット及びパリティビットを挿入する。
システムは、単に別のネットワークデバイスドライバーとしてカーネルに見られ
るデバイスドライバー126を介して、IPレイヤーにあるホストとインターフ
ェースをとる。しかし、パケットをハードウエアデバイスに渡す代わりに、この
ドライバーは、ソフトウエアラジオプロセスが実行される、ユーザ空間122に
パケットを渡す。処理の第1レベルはネットワークのフレーム化である。この例
として、パケットをデータを搬送するためにフレーム化し、バイトスタッフィン
グを行うことができる。スタッフ値を含むパケットの全長を示す長さコードを、
スタートコードの後に挿入できる。次のモジュールがネットワークフレーム化レ
イヤーによる連続ビット出力を受け取り、バイトフレーム化を行い、スタートビ
ット、ストップビット及びパリティビットを挿入する。
【0056】
各ビットの離散信号への変換はFSKモジュール132により行われ、次いで
周波数ホッピングモジュール134がこの波形を適当な周波数に割り当てる。可
能な送信波形の全てを演繹的に知ることができる。各ホッピング先周波数に対し
て、1または0に対応する2つの可能な波形がある。これらの波形は全て、前も
って計算され、開始時に格納されて、送信される波形を生成するのに必要な演算
を相当少なくする。180MHzのペンティアム・プロで、単一ビットに相当す
るIF波形を生成するのには2.2マイクロ秒が必要であった。これは、約45
0kbsの可能送信データレートに相当する。
周波数ホッピングモジュール134がこの波形を適当な周波数に割り当てる。可
能な送信波形の全てを演繹的に知ることができる。各ホッピング先周波数に対し
て、1または0に対応する2つの可能な波形がある。これらの波形は全て、前も
って計算され、開始時に格納されて、送信される波形を生成するのに必要な演算
を相当少なくする。180MHzのペンティアム・プロで、単一ビットに相当す
るIF波形を生成するのには2.2マイクロ秒が必要であった。これは、約45
0kbsの可能送信データレートに相当する。
【0057】
連続フェーズ波形を生成するため、前もって計算された波形が実際にオーバー
サンプリングされ、出力サンプリングレートに相当するサブサンプリングセット
が出力バッファにコピーされる。オーバーサンプリングにより、前記フェーズに
合わせるためのバッファへの指標付けが可能になり、パターンをリングバッファ
として扱うことができ、いかなるビット周期に対しても波形を生成することがで
きる。サンプルを出力バッファにコピーした後、フェーズ値が更新され、次のビ
ットに対応する波形に対する指標として用いられる。同様の仕方で、本システム
は、ホッピングがビットの中間でおこったとしても、ホッピングの間連続フェー
ズを維持できる。
サンプリングされ、出力サンプリングレートに相当するサブサンプリングセット
が出力バッファにコピーされる。オーバーサンプリングにより、前記フェーズに
合わせるためのバッファへの指標付けが可能になり、パターンをリングバッファ
として扱うことができ、いかなるビット周期に対しても波形を生成することがで
きる。サンプルを出力バッファにコピーした後、フェーズ値が更新され、次のビ
ットに対応する波形に対する指標として用いられる。同様の仕方で、本システム
は、ホッピングがビットの中間でおこったとしても、ホッピングの間連続フェー
ズを維持できる。
【0058】
受信は本質的に図9に示される送信システムの反転である。受信機は、有効な
送信の存在を検出してそれに同期し、さらに前記送信レイヤーのそれぞれの機能
を反転して実行する。上と同様に、周波数ホッピングとFSK復調のパラメータ
を結合することにより、本システムはある与えられたホッピング先周波数におけ
る2つの有効な波形の内1つを捜すために受信機を制約できる。ホッピングシー
ケンスを追跡するため、及びビットを調べて復調するために、別々の機能が実施
された。これらのビットは脱フレーム化され、次いでIPパケットが抽出される
。次いでドライバーが、このパケットを処理のためにホストIPレイヤーに渡す
。
送信の存在を検出してそれに同期し、さらに前記送信レイヤーのそれぞれの機能
を反転して実行する。上と同様に、周波数ホッピングとFSK復調のパラメータ
を結合することにより、本システムはある与えられたホッピング先周波数におけ
る2つの有効な波形の内1つを捜すために受信機を制約できる。ホッピングシー
ケンスを追跡するため、及びビットを調べて復調するために、別々の機能が実施
された。これらのビットは脱フレーム化され、次いでIPパケットが抽出される
。次いでドライバーが、このパケットを処理のためにホストIPレイヤーに渡す
。
【0059】
当業者であれば、本明細書で説明された実施の形態及び実践に、多くの等価物
を知っているか、あるいは日常的な実験法のみを用いて確認できるであろう。例
えば、本明細書で説明されたシステム及び方法はベースバンド通信システムの開
発だけでなく、ベースバンドアプリケーションを開発するためのシステムの開発
にも用いることができることは当然であろう。また、本明細書で説明されたシス
テムは、広帯域IF信号から1つ以上のチャネルを選択してそのチャネルを選択
的に処理する能力を含む、従来技術に優る利点を提供することももちろんである
。
を知っているか、あるいは日常的な実験法のみを用いて確認できるであろう。例
えば、本明細書で説明されたシステム及び方法はベースバンド通信システムの開
発だけでなく、ベースバンドアプリケーションを開発するためのシステムの開発
にも用いることができることは当然であろう。また、本明細書で説明されたシス
テムは、広帯域IF信号から1つ以上のチャネルを選択してそのチャネルを選択
的に処理する能力を含む、従来技術に優る利点を提供することももちろんである
。
【0060】
したがって、本発明は本明細書に開示された実施の形態に限定されず、法の下
で許される限り広く解釈されるべきである、特許請求の範囲により理解されなけ
ればならないことは当然である。
で許される限り広く解釈されるべきである、特許請求の範囲により理解されなけ
ればならないことは当然である。
【図1】
変調信号を処理するためのアプリケーションプログラムを含む無線通信システ
ムの機能ブロック図を示す
ムの機能ブロック図を示す
【図2】
図1に示したようなインターフェースカードの1つの、機能ブロック図を示す
【図3】
図1に示したシステムのコンポーネント間のデータフローの略図である
【図4】
図1に示したシステムのコンポーネント間のデータフローの別の略図である
【図5】
図1に示したシステムのコンポーネント間のデータフローのさらに別の略図で
ある
ある
【図6】
セルラー受信機プロセスのメモリスペースに送られたデジタル化IF信号サン
プルを処理する前記プロセスの1つの実施の形態を機能ブロック図として示す
プルを処理する前記プロセスの1つの実施の形態を機能ブロック図として示す
【図7】
図6に示したセルラー受信機プロセスに用い得るダウンコンバータモジュール
の別の実施の形態を示す
の別の実施の形態を示す
【図8】
本発明に従うネットワークインターフェースカードのネットワークレイヤーを
示す
示す
【図9】
ネットワークデータのパケットを送信するためのアプリケーションのソフトウ
エアコンポーネントを機能ブロック図として示す
エアコンポーネントを機能ブロック図として示す
10 無線通信システム
12 送受信機
14 コンバータ
16 ホストコンピュータプラットフォーム
18 持続型記憶装置
20 入出力デバイス
22 アンテナ素子
24 プリアンプ
28 広帯域フィルタ
30 インターフェース
32 CPU
34 オペレーションシステム
36 コンピュータメモリ
38 データ用メモリスペース
40 アプリケーションプログラム用メモリスペース
48 出力コントローラ
50 リングバッファ
60 インターフェースカード
62 PCI/PCIブリッジ
64 コンフィギュレーションメモリ
68 PCIコントローラコンポーネント
70 出力ページアドレスメモリ
72 入力ページアドレスメモリ
74 出力データメモリ
78 入力データメモリ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 テネンハウス,デイヴィッド エル
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州
20815 チェヴィー チェイス カーティ
ス ストリート 7717
(72)発明者 ガタッグ,ジョン シー
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州
02173 レキシントン エマーソン ロー
ド 273
(72)発明者 アイマート,マイケル
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州
02167 チェスナット ヒル ハモンド
ポンド パークウェイ 327 アパートメ
ント 1
Fターム(参考) 5K034 AA10 AA14 DD01 EE03 EE11
FF11 HH01 HH02 HH63
5K061 BB06 JJ06 JJ07
Claims (19)
- 【請求項1】 ラジオ信号を処理する方法において: 広帯域信号と高サンプリングレートデジタル信号との間の変換を行う工程; 前記高サンプリングレートデジタル信号のサンプルをコンピュータプログラム
によるアクセスが可能なメモリに直接格納する工程;及び 前記高サンプリングレートデジタル信号サンプルを前記コンピュータプログラ
ムの制御の下で処理する工程; を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 サンプリングが連続的であることを特徴とする請求項1記載
の方法。 - 【請求項3】 サンプルが前記サンプリングレートに等しいレートで格納さ
れることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記広帯域信号が10MHzのバンド幅を有し、前記サンプ
リングレートが少なくとも20メガサンプル/秒であることを特徴とする請求項
1記載の方法。 - 【請求項5】 処理が信号を前記デジタル化IF信号に変調する工程をさら
に含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 処理が前記デジタル化IF信号から信号に復調する工程をさ
らに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 処理がチャネル選択工程をさらに含むことを特徴とする請求
項1記載の方法。 - 【請求項8】 ラジオ受信機において: 広帯域IF信号をデジタル化するためのコンバータ;及び 前記デジタル化IF信号を変調し、また、多重プロセスに多重チャネルが利用
できるようにチャネルを選択し、前記選択されたチャネルを処理するためのプロ
セッサ; を含むことを特徴とするラジオ受信機。 - 【請求項9】 ラジオ送信機において: 多重プロセスからのデジタル信号を選択されたデジタル広帯域IF信号チャネ
ルに変調するためのプロセッサ;及び 前記デジタルIF信号をアナログ広帯域信号に変換するためのコンバータ; を含むことを特徴とするラジオ送信機。 - 【請求項10】 ラジオ信号を処理する方法において: アナログドメインにおいて、ラジオ周波数信号とそのアナログ中間周波数信号
との間の変換を行う工程; 前記アナログ中間周波数信号と対応するデジタル化中間周波数信号データとの
間の変換を行う工程; 前記デジタル化中間周波数信号データをバッファに一時的に格納する工程; 前記バッファとメモリとの間で前記デジタル化IF信号データのページを、ペ
ージ順に並べて、直接メモリアクセス方式により転送する工程;及び 前記デジタル化中間周波数信号データをコンピュータプログラムで処理する工
程; を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項11】 直接メモリアクセス方式により転送がバッファとシステム
メモリスペースとの間で行われ: 前記デジタル化中間周波数信号データが格納されているランダムアクセスメモ
リの少なくとも1ページを、アプリケーションが前記データにアクセスできるよ
うにシステムスペースからユーザスペースに入れ換える工程; 少なくとももう1つのページをユーザスペースからシステムスペースに入れ換
えて、前記少なくとももう1つのページに関して直接メモリアクセス方式転送を
行えるようにする工程;及び ユーザスペース内の前記デジタル化中間周波数信号データをアプリケーション
で処理する工程; をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 データ転送に利用できるシステムスペースページのアドレ
スのリストを直接メモリアクセスコントローラに維持する工程; 対応するデータが転送された時にページアドレスを除去する工程;及び リスト内のページアドレスの数が既定の閾値より少なくなると、プロセッサに
割込をかけることにより新しいページアドレスを供給し、よって割込ハンドラー
が前記新ページアドレスを供給する工程; をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の方法。 - 【請求項13】 直接メモリアクセス方式を提供する方法において: メモリ内のバッファに関連付けられた物理ページアドレスのリストを直接メモ
リアクセスコントローラに維持する工程; 前記リストからページアドレスを除去する工程; 入出力デバイスと前記リストのページアドレスに対応するメモリとの間で新し
いページアドレスを転送する工程;及び 上記読出及び転送工程を連続的に繰り返す工程; を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項14】 ページアドレス読出工程の後に、前記読出及び転送工程と
ともに連続的に繰り返される: 前記リストから前記ページアドレスを除去する工程;及び リスト内のページアドレスの数が既定の閾値より少なくなると、プロセッサに
割込をかけることにより新しいページアドレスを供給し、よって割込ハンドラー
が前記新ページアドレスを供給する工程; をさらに含むことを特徴とする請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 ラジオにおいて: ラジオ周波数と中間周波数との間で信号を変換するための受信機; 前記中間周波数信号とデータストリームとの間の変換を行うコンバータ; ユーザスペースとシステムスペースを含むランダムアクセスメモリであって、
前記システムスペースに直接メモリアクセスコントローラがアクセスでき、ユー
ザスペースのページがシステムスペースに入れ換えられることができ、かつシス
テムスペースのページがユーザスペースに入れ換えられることができるページに
編成されたメモリ; 入出力バッファとシステムスペースとの間でデータのページを、ページ順に並
べて、転送する直接メモリアクセスコントローラ;及び ユーザスペースにアクセスするソフトウエアアプリケーション; を含むことを特徴とするラジオ。 - 【請求項16】 データ転送の用意が整っているシステムスペースページの
アドレスのリストであって、前記DMAコントローラに維持されているリスト;
を含み: ページアドレスの数が既定の閾値より小さくなるとプロセッサに割込をかける
ことにより前記リストに新しいページアドレスを加え、よって前記割込ハンドラ
ーが前記新ページアドレスを供給する; ことを特徴とする請求項15記載のラジオ。 - 【請求項17】 ラジオにおいて: ラジオ周波数信号を中間周波数信号に変換するためのチューナー; プロセッサ及びメモリを有するデータ処理プラットフォーム; 前記中間周波数信号を表すデジタルデータ信号を復調するために前記データ処
理プラットフォーム上で稼働するコンピュータプログラム;及び 前記中間周波数信号をデジタルデータ信号に変換するため及び前記コンピュー
タプログラムに関連付けられたメモリスペースにマップされる前記メモリの一部
に前記デジタル信号を格納するためのコンバータ; を含むことを特徴とするラジオ。 - 【請求項18】 メモリリソースを前記デート処理プラットフォーム上で稼
働するプログラムにアロケートでき、前記コンピュータプログラムに関連付けら
れた前記メモリスペースの一部を表すアドレス信号を前記コンバータに供給する
ための、オペレーションシステム; をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のラジオ。 - 【請求項19】 本質的に異なる通信デバイスを結合する一時接続において
: プロセッサ及びメモリを有するデータ処理プラットフォーム; 中間周波数信号を表すデジタルデータ信号を復調するため及び第1の通信プロ
トコルにしたがって送信された情報信号を識別するために前記復調された信号を
処理するための第1のコンピュータプログラム;及び 前記情報信号を変調するため及び第2の通信プロトコルにしたがって前記変調
された情報信号を送信するための第2のコンピュータプログラム; を含み、よって: 前記第1の通信プロトコルを採用している通信デバイスが前記第2の通信プロ
トコルを採用している通信デバイスと交信できる; ことを特徴とする一時接続。
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