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JP2003520066A5 - - Google Patents

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JP2003520066A5
JP2003520066A5 JP2001513350A JP2001513350A JP2003520066A5 JP 2003520066 A5 JP2003520066 A5 JP 2003520066A5 JP 2001513350 A JP2001513350 A JP 2001513350A JP 2001513350 A JP2001513350 A JP 2001513350A JP 2003520066 A5 JP2003520066 A5 JP 2003520066A5
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Description

【書類名】明細書
【発明の名称】オストミー洗浄装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】オストミー又は外科的に形成された体液貯蔵器官を持つ使用者が、単独で手を使わずに洗浄することを可能にするオストミー洗浄装置において、
前記オストミーに洗浄液を安全かつ簡便に注入するのに適した量と圧力で前記洗浄液の吐出を制御して送ることが可能なポンプ部と、
前記ポンプ部と連絡し前記洗浄液を保持する貯蔵容器と、
前記ポンプ部に取り付け可能なチューブと、前記オストミー洗浄装置が有効に閉じるように、オストミー装着口と液漏れをほぼ完全に防いで係合する選択して取り外し可能な接続ノズルとを含む少なくとも一組の洗浄用コネクターセットと、
前記ポンプ部を操作するための制御部とを備え、
前記各部を備えることによって、前記使用者が他人の助けを借りることなく、前記オストミー装着口に少なくとも一組の洗浄用コネクターセットを装着し、又使用者が前記コネクターやチューブ取り付けを制御するのにそれほど手を使わずに、制御された簡便な方法で前記洗浄液を前記オストミー装着口に注入することを可能にしたことを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項2】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部に前記オストミー装着口に前記洗浄液を注入する際の管内の圧力を監視する圧力変換器と、圧力が所定のレベルに低下するまで前記ポンプを自動的に遮断し、後に前記ポンプのサイクルを再スタートさせる制御回路を更に備えることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項3】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は前記ポンプ部を操作する温度制御部を含むことを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項4】請求項3に記載のオストミー洗浄装置において、前記温度制御部は前記洗浄液を華氏約96度から華氏約102度の範囲の温度に維持することができることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項5】請求項3記載のオストミー洗浄装置において、前記温度制御部は前記貯蔵容器内の前記洗浄液を予め暖めるためある時刻に自動的に電源が入る機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項6】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は自動遮断機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項7】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は制御設定記憶機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項8】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部は前記洗浄液を前記貯蔵容器から少なくとも約2psiの圧力で送ることが可能であることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項9】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は前記ポンプ部の他のすべての制御部から離れた位置に主要電源スイッチを有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項10】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は毎秒ゼロから約30パルスの液体吐出設定機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項11】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は約1psiから少なくとも約10psiまでの液体圧力設定機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項12】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は、毎分約0.15リットルから毎分約3.0リットルまでの注入量設定機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項13】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は約100ミリリットルから約1500ミリリットルの総注入量設定機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項14】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は吐出と非吐出の間隔幅を約ゼロから約5分の範囲で約1秒刻みに設定できる調節部を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項15】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記制御部は使用後洗浄用コネクタセット及びチューブを洗い流すために前記ポンプ部を最大注入速度で動作させる洗浄設定機能を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項16】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記オストミー洗浄装置内の過度の圧力や温度を使用者に知らせるためのアラームを更に備えることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項17】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記少なくとも一組の洗浄用コネクタセットは、前記洗浄液の量及び圧力を変えて送るのに適したノズルを含む複数の洗浄用コネクターセットであることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項18】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記少なくとも一組の洗浄用コネクタセットは、注入を有し、その一方の端には注入と前記ポンプ部をつなぐ液漏れ防止器具を、又もう一方の端にはノズルを有し、そのノズルには注入のノズル側の端と前記オストミー装着口とを液漏れを防止して接続するに適した枠を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項19】請求項18に記載のオストミー洗浄装置において、前記ノズルは又注入の一方の端にあるノズルの他方の端とを固定して接続する選択的に取り外し可能な構造を備えることによって、使用者が装置の洗浄操作を手を使わずに行えることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項20】請求項18に記載のオストミー洗浄装置において、前記ノズルは高圧力、低容量のノズルであることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項21】請求項18に記載のオストミー洗浄装置において、前記ノズルが低圧力、高容量のノズルであることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項22】請求項18に記載のオストミー洗浄装置において、更に前記ノズル内に逆止弁を備えることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項23】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部は箱状容器に収納されていることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項24】請求項23に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部の前記箱状容器は前記ポンプ部に接続するための電気コードを保持するに十分な大きさの閉じることのできる区画を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項25】請求項23に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部の前記箱状容器は少なくとも一組の洗浄用コネクタセットを受けて支える凹部を有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項26】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部の電源は家庭用のコンセントであることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項27】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部の電源はバッテリーであることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項28】請求項26に記載のオストミー洗浄装置において、更にバッテリーをバックアップの電源として有することを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項29】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記貯蔵容器は電源部から取り外し可能であって充填と洗浄が容易にできることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項30】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記貯蔵容器の容量は最大約2.0リットルであることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項31】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記貯蔵容器には選択的に折りたたみ可能な直立した側壁があり、オストミー洗浄装置の全体の大きさを小さくできることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項32】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記装置全体が軽量でコンパクトなため一人での持ち運びが容易であり、装置全体を収納し運ぶのに適した大きさの携帯用ケースを備えることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項33】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部の全体の大きさは約4インチ×約13インチ×約7インチであり装置の携帯が容易であることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項34】請求項1に記載のオストミー洗浄装置において、前記ポンプ部の重量は最大で約5ポンドなため、装置の携帯が容易であることを特徴とするオストミー洗浄装置。
【請求項35】オストミー及びオストミー装着口を単独で手を使わずに洗浄可能なオストミー洗浄装置の組合せであって、
使用者のオストミーに洗浄液を安全かつ簡便に注入するのに適した量と圧力で前記洗浄液の吐出を制御して送ることが可能なポンプ部と、
前記ポンプ部と通じ前記洗浄液を保持する貯蔵容器と、
前記ポンプ部に取り付け可能なチューブを有し、前記オストミー洗浄装置が有効に閉じるように、前記オストミー装着口と液漏れをほぼ完全に防いで連結する選択して取り外し可能な接続ノズルとを含む少なくとも一組の洗浄用コネクターセットと、
前記ポンプ部を操作するための制御部とを備え、
前記各部を備えることによって、前記使用者が他人の助けを借りることなく、前記オストミー装着口に少なくとも一組の洗浄用コネクターセットを装着し、又使用者が前記コネクターやチューブ取り付けを制御するのにそれほど手を使わずに、制御された簡便な方法で前記洗浄液を前記オストミー装着口に注入させることを可能にしたことを特徴とするオストミー洗浄装置の組合せ。
【請求項36】請求項35に記載のオストミー洗浄装置の組合せにおいて、前記オストミー装着口は、ほぼチューブ状の細長い本体を備え、その本体は装置のチューブ接続セットと選択的に取り外し可能で相互に接続可能な第一エンド部及び前記オストミーに挿入するのに適した大きさと形を有する第二エンド部を有し、前記オストミーへの前記洗浄液の注入又は前記オストミーからの洗浄液の除去を制御できることを特徴とするオストミー洗浄装置の組合せ。
【請求項37】請求項36に記載のオストミー洗浄装置の組合せにおいて、前記オストミー装着口は更に前記第二エンド部と接続し選択操作可能な保持部材を備えることによってあらかじめ選択された洗浄や排液手順が完了し、前記オストミーが意図的に外されるまで、前記オストミー装着口を前記オストミー内の通常の動作位置に保つことを特徴とするオストミー洗浄装置の組合せ。
【請求項38】請求項36に記載のオストミー洗浄装置の組合せにおいて、前記オストミー装着口は更にほぼチューブ状の本体の第一エンド部と接続可能な閉装着口部材を備えることによって、前記洗浄液を前記オストミーに注入後のある期間使用者が動いても前記オストミーから前記洗浄液が漏れることがないようにすることを特徴とするオストミー洗浄装置の組合せ。
【請求項39】請求項36に記載のオストミー洗浄装置の組合せにおいて、前記オストミー装着口を垂直方向に調節可能にすることによって、使用者固有の大きさや構造に併せて大きさを選択できることを特徴とするオストミー洗浄装置の組合せ。
【請求項40】オストミーを有する使用者が単独で手を使わずに洗浄可能なオストミー洗浄装置を用意する行程と、
前記オストミー洗浄装置の液貯蔵部を洗浄液で満たし、前記液貯蔵部を前記オストミー洗浄装置のポンプ部とつなげて前記洗浄液を送ることができる位置に配置する行程と、
チューブと接続ノズルを有する洗浄接続セットを前記ポンプ部に装着する行程と、
前記使用者のオストミー装着口に前記洗浄接続セットの接続ノズルを取り外し可能に連結接続する行程と、
前記オストミー洗浄装置の制御部を操作して所定の状態で前記洗浄液を前記オストミーに前記ポンプで送る行程と
を有することを特徴とするオストミーを洗浄する方法。
【請求項41】請求項40に記載のオストミーを洗浄する方法において、前記オストミー装着口から接続セットを外し、前記オストミー装着口を閉じて時間を置き前記オストミーに注入した前記洗浄液を体内器官と相互作用させることを特徴とするオストミーを洗浄する方法。
【請求項42】請求項41に記載のオストミーを洗浄する方法において、前記オストミー装着口を開けて前記オストミー装着口に排液チューブコネクタを接続し、体液をトイレや他の適切な容器に排出し、前記オストミー装着口から排液チューブコネクタを取り外す行程を更に含むことを特徴とするオストミーを洗浄する方法。
【請求項43】請求項41に記載のオストミーを洗浄する方法において、洗浄前に前記液貯蔵器具の洗浄液に治療上の診断薬又は薬剤を加える行程を更に含むことを特徴とするオストミーを洗浄する方法。
【請求項44】請求項41に記載のオストミーを洗浄する方法において、ほぼ完全に液漏れ逆流を防止して係合することによって、前記オストミー装着口にオストミーバッグを接続し、前記オストミーバッグを前記オストミー装着口の上記接続位置に所定の時間保ち、前記オストミー装着口に逆流止めをして係合接続された前記オストミーバッグを取り外すことを特徴とするオストミーを洗浄する方法。
【請求項45】オストミー洗浄/排液装置を利用するために、使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部であって、
ほぼチューブ状の細長い本体を備え、その本体はオストミー洗浄/排液装置のチューブ接続セットと選択的に取り外し可能で相互に接続可能な第一エンド部及び前記オストミーに挿入可能な第二エンド部を有し、前記オストミーへの洗浄液の注入又は前記オストミーからの液の除去を制御できることを特徴とする使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部。
【請求項46】請求項45に記載の使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部において、更に、前記第二エンド部と接続した選択操作可能な保持部材を備えることによってあらかじめ選択された洗浄や排液手順が完了し、前記オストミーが意図的に外されるまで、前記オストミー装着口をオストミー内の通常の動作位置に保つことを特徴とする使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部。
【請求項47】請求項45に記載の使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部において、前記オストミー装着口は、更にほぼ管状の本体の第一エンド部と接続可能な閉装着口部材を備えることによって、前記洗浄液を前記オストミーに注入後のある期間使用者が動いても前記オストミーから洗浄液が漏れることがないことを特徴とする使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部。
【請求項48】請求項45に記載の使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部において、前記オストミー装着口を垂直方向に調節可能にすることによって、使用者固有の大きさや構造に併せて大きさを選択可能にすることを特徴とする使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部。
【請求項49】請求項45に記載の使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部において、前記ポート部はポート部表面プレート近くの側面に接着剤を用いて使用者の皮膚に接続可能であることを特徴とする使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部。
【請求項50】請求項45に記載の使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部において、更に逆止弁をポート部の第二エンド部内に配置してポート部から液が意図せず流出するのを防ぐことを特徴とする使用者のオストミーに一時的に配置されるポート部。
【請求項51】オストミー装着口と排水チューブの組合せであって、
前記オストミー装着口はほぼチューブ状の細長い本体を備え、その本体は排水チューブと選択して取り外しができるように相互接続が可能な第一エンド部及びオストミーに挿入可能な第二エンド部を有し、前記オストミーへの洗浄液の注入又はオストミーからの液の除去を制御でき、
前記排水チューブは第一エンド部及び第二エンド部を有するほぼ筒状の細長い本体を備え、第一エンド部はほぼ完全に液漏れ逆流を防止して前記オストミー装着口に連結して係合するに適した大きさと形状の逆流止め機構を有し、第二エンド部はオストミーから排水された物質を受ける容器に挿入可能であることを特徴とするオストミー装着口と排水チューブの組合せ。
【請求項52】オストミー装着口とオストミーバッグの組合せであって、
前記オストミー装着口はほぼチューブ状の細長い本体を備え、その本体は第一エンド部及び第二エンド部を有し、第一エンド部は前記オストミーバッグと選択して取り外しができるように相互に接続が可能であり、第二エンド部は前記オストミーに挿入可能で、前記オストミーへの洗浄液の注入又は前記オストミーからの液の除去を制御でき、
前記オストミーバッグは開装着口部を有し、該開装着口部はほぼ完全に液もれを防止してオストミー装着口と連結するに適した大きさと形状を持つ逆流防止機構を有することを特徴とするオストミー装着口とオストミーバッグの組合せ。
【請求項53】オストミー装着口と重力式バッグの組合せであって、
前記オストミー装着口はほぼチューブ状の細長い本体を備え、その本体は第一エンド部及び第二エンド部を有し、第一エンド部は重力式バッグと選択して取り外しができるように接続が可能であり、第二エンド部はオストミーに挿入可能で、オストミーへの液の注入又はオストミーからの液の除去を制御でき、
前記重力式バッグはほぼ完全に液もれを防止してオストミー装着口と連結するのに適することを特徴とするオストミー装着口と重力式バッグの組合せ。
【発明の詳細な説明】
【0001】
発明の分野
本発明は、オストミー関連装置の分野、特に、以下に簡潔に述べるタイプの自制式オストミー装着口を有する人々を含むオストミー又は体内貯蔵器具を有する人々に使用される装置に関する。現在係属中の米国特許出願番号No.09/030,685に詳細に記述されているこのタイプの自制式オストミー装着口はオストミーに挿入可能であって長期に体内にあっても安全である。新しいオストミー洗浄装置は脈動するポンプと専用のアダプターを有し、手を使わずにオストミーの排水及び洗浄ができ、携帯性及び様々なタイプのオストミー装着口に接続が可能であり、しかも薬剤やその他の物質を直接オストミーのある場所から入れることができる。又、洗浄過程で注入と排出との間に使用者が自由に動くことも可能にするものに関する。
【0002】
発明の背景
外科的に形成されたオストミーは、回腸フィステル形成術、結腸フィステル形成術、尿路フィステル形成術及びその他の全てを含む種々のタイプのものがある。下記の検討は結腸フィステル形成術を施されたオストミーを参照して本発明を基本的に説明するが、この新しい自制式オストミー装着口は、外科的に形成された内部貯蔵器官と連絡するものを含み他の形式のオストミーにも適用できる。本明細書においては、簡略のため「オストミー」には正常で完全な腸管及び体内貯蔵器具から生ずるオストミーを含むものとする。オストミー患者、要はオストミーが人工的に設けられる人々は、従来、オストミーを付けない一般の人々が通常経験しない種々の問題に直面してきた。これらの問題の多くが、外科手術をしたことによる漏れを管理するために患者が装着しなければならない器具(たとえば、袋、バッグ)に関連したものである。これらのバッグは外科形成されたオストミーの排出装着口を囲み、接着剤、ベルト又はテープ剤で使用者の腹部に装着されて連続して流れ出る糞便を受ける容器となる。
【0003】
これらのバッグに関連した問題は、袋封止部分の周りからの粘液及び液体と固体の糞便物などの腸からのガスと廃棄物の浸出という問題を含んでいた。そのような浸出により、不快で恥ずかしい臭いが生じるばかりでなく、糞便による汚れ、皮膚のかぶれ、さらに悪くすると、オストミー部位を囲む組織の壊死などの健康と衛生上の問題が生じる。組織の壊死が起こると、壊死した組織を修復するための治療又は外科的な処置に起因する費用と健康上のリスクの増加という別の問題が発生する。バッグ素材も、使用者の行動中に衣類と擦れ合ってうるさい雑音を生じる。多くのオストミー患者にとって、衣類の下にあるバッグの容積も1つの問題である。オストミー形成手術を受けたことから生じるこれら全てのマイナス局面により、あらゆる種類の社会的活動、特に、より身体的性質を有する活動を妨げることがある。このために孤独状態及びうつ病を生じることが多い。
【0004】
従来のオストミーバッグに関連する問題にもかかわらず、後述される新しいオストミー装着口は、望ましくは戻り止めをし、少なくともしっかりと密閉された形でその開装着口部に接続するように改良されたオストミーバッグ、又はその付属品を利用することができると理解されることになっている。新しいオストミー装着口と共にバッグを使用する目的は、以下のものを含むが、この限りではない。新しい使用者にオストミーバッグの使用を徐々に減らしていく方法を提供すること、又、高い排出量のオストミーを使用する人に、例えば長期間トイレ施設へ行くことが出来ない時などに一時的な収集方法を提供することである。
【0005】
従来のオストミー装置の更なる問題はバッグの材料やバッグを腹部に装着するのに使用される接着剤に対して起きるアレルギー性反応があげられる。どちらの問題もオストミーバッグを長期間着用する必要性のない本発明による装置によって解消することができるここで述べるオストミー装着口は本来接着剤なしで使用することを意図しているが、しかしながら、特に新しい装着口が装着口を正常な動作位置で維持するために好ましい内部保持ボルスタ又はその他の構造物なしで作られ使用される場合、実際には接着剤を用いて使用することもできる
【0006】
既知の商業技術は、臨床的に成功することなく、これらの問題を解決するために種々の試みを実施してきた。オストミー患者の大多数が排出物を管理するためにバッグを使用するが、使用者が排出の準備ができるまで原則的にオストミーをほぼ閉止又は封止する多くバリア装置が開発されている。結腸を完全に閉塞すると腹部のけいれんをもたらすガスの生成や、装置周辺での液漏れ、オストミーからの装置のはみだし、オストミー内腸組織の圧迫壊死などを含む多くの問題を引き起こすこれら閉塞装置は、主として、臨床的に存続能力がなく、多くの場合、正常に機能するため修正手術を必要とする対照的に、既存のオストミーに外科的処置なく取り付けることのできる新しい自制式オストミー装着口はこれらすべての問題の解決に役立つ。新しい自制式オストミー装着口は絶えず腸内ガスをフィルターにかけ通気し、糞便が漏れるのを防ぐ。また結腸内圧力の変化に合わせて漏れ、組織壊死及び装置はみ出しを同時に防止するように調節する“生体呼応性 内部保持ボルスタを有する。
【0007】
以前に試みられて、現在も市場にあるこれらバリア装置の多くが、患者が腸管を洗浄する(空にする)及び/又は掃除するためにオストミーから完全に取り外すことのできる装置を必要とした。新しい自制式オストミー装着口はオストミーや体内の貯蔵器具から装着口を取り外さずにオストミーを洗浄及び/又は掃除するための迅速で容易な利用を可能にする。これらの必要な手順、洗浄と掃除は、下記に明らかにされる通り、本発明の装置を使用することによってより簡単で便利になる。
【0008】
現在市場にあるオストミー洗浄セット(すなわち、オストミーに接する円錐形のアダプターまで伸びるチューブセット付きの重力式バッグ)には制限があるため、従来のオストミー洗浄処理には処理に時間がかかる(60−90分)、使用者を処理の間一つの場所に閉じこめる(使用者は動くことができない)、注入処理をしている間使用者は錐体をきちんともっていなくてはならないなどの欠点がある。以下で述べるが、従来の装置には水温の問題もある。
【0009】
発明の概要
新しいオストミー洗浄装置は、特に上述したオストミー装着口と共に使用すると、長期の装着口アクセスを容易にし常にオストミーバッグを着用する必要性及び/又は毎日の厄介で長い洗浄手順の必要性をなくすのに役立つ。ここに簡単に説明されている長期間アクセスを可能にする形成装着口(より詳細には、係属中の米国特許出願「自制式人工肛門(オストミー)形成装着口」の中で説明されており、その明細書はここに参考として、全体的に統合されている)により、洗浄装置とオストミーバッグの使用に伴い時々生じる漏れが防止されるが、それは、オストミー付属装置と患者との間が新しい閉塞、密閉装着口で接続され、オストミーと内部で連絡しているからである。反対に、従来そのような付属装置は、接着又はベルトによりオストミー部位へ直接接続され、かくして接続部位における完全な封が必ずしも可能ではないので、漏れが生じていた。
【0010】
本発明のオストミー洗浄装置は上記の状況双方において、オストミー患者が従来のオストミー器具か新しい自制式オストミー装着口を使用しているか否かに拘わらず、便利で簡単に使用できる。新しい装置は、廃棄物を処分するために、かつ清浄化と衛生のため腸を洗浄するのに適時必要になる小袋又はチューブに選択的に接続できるように改良され、又かなりの時間、例えば数時間、キャップをきつく締めておくことができるので、使用者は通常の肉体的活動に従事することができ、漏れ又は困惑の心配無しに広範囲の社会的環境において活動することができる。
【0011】
回腸オストミーや湿った人工肛門を持つオストミー患者が排泄するときには、新しいオストミー装着口に適合する排水チューブを簡単に差し込むだけで使用者は直接トイレに排泄物を捨てることができる。チューブとコネクタは小さなポーチに入れて別々に簡単に持ち運びができ、使用後は石鹸水ですすいで洗えばよい。このチューブとコネクタはオプションの器具であり、新装置に搭載しても、又別々に備えてもよく、再利用使い捨てできる乾いた人工肛門を持つオストミー患者に関しては、この装置は、専門の装着口を通してポンプで腸管に液を送り、装着口を閉じることによって液を止めて、動かすかそのまま置くかしてしばらく待った後、腸管の内容物を排水チューブとのちに述べるアダプターを通して排出することにより、使用することができる。
【0012】
造瘻/貯蔵排水及び自動ポンピング洗浄用の新しい装置は、長期間器具(例えば、オストミーバッグ)を着用するよりも腸管瀉出を調節し、腸洗浄したいと考える造瘻患者に特に有益である。本発明の洗浄ポンプで水を振動させ手送ることで蠕動を刺激し、固まった糞便の分解と緩和を助ける。従って、使用者が洗浄している間見栄えの悪いI.V.ポールに「縛られ」、動きを制限される従来の重力洗浄装置と比べて格段にオストミー洗浄に要する時間を短くできる。重力洗浄装置のさらなる限界は、推進力不足にあり、これが洗浄プロセスを非常に遅らせている。新システムは対照的にあらかじめ暖めた洗浄液をプログラム自在の与圧でバーストさせて腸管に送ることで液体を注入し、蠕動を刺激する。新システムの液を吐出させて送る方法は洗浄過程を最適化するが、ここで述べる新オストミー装着口は、装着口の開口部と連結するように作られたコネクターを用いて(例えば述する排水チューブや洗浄コネクターで用いる方法で)従来の重力セットやバッグと接続可能であるということにする。
【0013】
従来の重力洗浄装置の限界としてはさらに洗浄液を注入している間に液温度を変更したり維持したりする機能をなにも提供していないので、洗浄過程で洗浄水(または他の液)が不快なほど冷たくなってしまうことが上げられる。不快であることに加えて、冷たすぎる洗浄液は便を緩めるのに有効でないと一般に考えられている。この欠点は、時間が経つにつれて、通常60〜90分程度かかるとされる全体の洗浄手順にかかる時間を、結局長くする一因になっている。
【0014】
美的な観点から言うと、オストミー患者は、自分の障害や病気を友人、家族、そして自らに思い出させるものであるので、‘病院のように見えること’すなわちI.V.ポールや洗浄バッグが家庭でその辺におかれていたりする事を好まない場合が多い。このような臨床上の、そして表面的な問題は、重力洗浄装置に関わる長い洗浄時間と相まって、多くのオストミー患者に洗浄装置をオプションとして取り入れることをためらわせる要因となっている。その結果、既存のバリア装置を使い収集バッグを使わずに済ませることも可能かもしれないオストミー患者が、洗浄と排泄にかかる時間を一日90分に短縮するよりも、収集バッグを着用し続けることを選択していることも多い。
【0015】
現在の発明の洗浄装置はポンプ機構を含んでいる。それは洗浄液に圧力をかけてバースト(または振動)させ前もって暖めてオストミーに注入する方法である。ポンプに接続可能なさまざまなノズルが、便を緩ませ蠕動への刺激を最大のものとするため、穏やかだが力強く確実に洗浄液を注入し、洗浄液を腸管のすみずみに行き渡らせる。排泄物及び/または洗浄液の腸への瀉出は、ただ洗浄ノズルを外して以下に述べる一時的なオストミー装着口を通して排水チューブを新しい装着口またはオストミーに接続するだけでよい。排水チューブの反対側の端はトイレに流せる位置に置かれる。
【0016】
新しい自制式オストミー装着口(”COP”)を使用できないあるいは関心はないが自動洗浄であれば使用したいと考えるオストミー患者は、新しい洗浄装置の他の部品とも接続可能な新しい一時的なオストミー装着口(”TOP”)を利用することが出来る。一時的なオストミー装着口は好ましくはその先端にバルーンで作動する内部保持ボルスタを含み、オストミー内で装着口を自持し、長期使用用自制式オストミー装着口と同様手を使わない手順を可能にする。この新しい一時的なオストミー洗浄装着口は、オストミー患者によって個人差がある腹壁の厚みの違いに適応できるように作られている。例えば、ストマロックバルーンとオストミー外部ストマ上にある円錐錨間の距離は装着口の軸である円錐部分のねじを緩めたり締めたりすることによって素早く簡単に調節が可能である。
【0017】
一時的なオストミー装着口の別の特徴は、しっかりした液漏れ防止キャップと逆止弁を備えることで使用者がポンプ部を本装置から取り外すことを可能にし、洗浄液が腸内に溜まり固くなった排泄物をさらに溶解する間、使用者が動いたり他の活動が出来るようにする。洗浄コネクタと排水チューブは、一時的なオストミー装着口、自制式オストミー装着口双方互換性があり、簡便で製造コストの点からも優れている。同様に、重力バッグコネクタと従来のオストミーバッグは本装置のポート部と相互に接続できるように作られている。さらにポンプを含む新しい洗浄装置は見た目はコンピュータケース、ブリーフケース又は宿泊用バッグのような携帯用ケースに入れて、目立たずに容易に持ち運びできる。このように、新しい洗浄装置の様々な特徴と構造は従来の重力を用いたオストミー洗浄装置と比べて、総合的に非常に好ましいものである。
【0018】
単純な重力を用いた洗浄装置のほかに、従来の洗い流しは洗浄装置、例えば、リー(米国特許No.5,019,056)、Mead(米国特許No.5,190,519)により開示されているが、使用者に援助が必要であったり、家庭用ではなく主として病院用として作られていたため、多く場所を取るものであったり、洗浄過程で多量の水(例えば、5ガロン)が必要であったりと扱いにくい装置が含まれている。このように洗浄用に大量の水を使用すると使用者の電解のバランスを乱し、脱水症や他の重大な症状引き起こす可能性がある。更に、記述の特徴を持つそのような従来の装置には、必然的に多くの費用必要となる。この新装置においてはこれらの費用の問題は回避でき、手助けのいらない家庭用に十分に適し、処理毎にわずか1.5または2リットルの水しか用いず装置の大きさは簡単に持ち運びが可能な大きさである。
【0019】
他の公知の浄化装置はどちらかと言うとビデタイプであり、ハンズフリー使用専用の閉塞(戻し止め)装置には適さない。又、人工肛門や貯蔵器具の洗浄用として特別に設計されているわけでもない。従来の洗浄又は浄化装置で、本発明の装置のように、様々な使用方法や使用者のタイプに柔軟に対応できる装置はない。
【0020】
上述した本発明の洗浄装置の様々な利点に加えて、この新しい装置はポンプで強く洗浄液を注入しパウチ炎の要因となる鬱血を散らすことによって、パウチ炎(外科形成された回腸もしくは回腸フィステル形成における肛門直腸のポーチ(貯蔵器具)の炎症)の治療にも用いることが出来る。このような方法で、日常的に慎重に本装置を利用すれば、炎症の発生を抑えることが期待できる。
【0021】
新ポンプ/洗浄装置のその他考えられる使用法としては、(1)放射線診断処置、患者の胃腸消化管下部をX線で撮影する前に、放射線剤を注入するのに本ポンプを用いる。(2)直腸埋伏を和らげる治療用、新装置の携帯性が特に有効である。(3)浣腸目的の薬液点滴注入。(4)失禁の管理。(5)重力バッグの代用、例えば、錐体を通し重力を用いて液を注入する代わりに、本ポンプ装置、例えば、錘体又は新しいオストミー装着口を通してオストミーへ注入することができる。この最後の手段は、本装置が新オストミー装着口を一つも使わずに使用された場合でも吐出効果を望む人にとっては未だに有用である。上記を考慮して、オストミー洗浄装置の主要な利点は、特にオストミー装着口と組み合わせて使用されると、診断、観察、治療目的で結腸や他のオストミー内部に独自の方法で直接アクセスすることが可能となる点であると思われる。
【0022】
従来技術の様々な欠点を考慮した結果、本発明の目的と利点の一つにオストミーの排水と洗浄を行う装置を提供することがあげられる。本装置は排水と洗浄の間にオストミーから出る液体、固体の排泄物の漏れを実質になくすことができ、使用者がこの時間のかかるつまらない作業をオストミー装着口と装置の間に簡単に接続できる器具を装着、着脱するわずかな時間以外は手も使わずに行うことを可能にする
【0023】
上記に述べた特徴を持つ本装置の更なる利点としては、使用者がオストミー排液と洗浄に要する作業を以前と比較してずっと少ない時間で、わずかなトレーニングとほとんど他の手助けを必要とせず行えるとうことである。新しい洗浄装置は、又、1)容易に携帯できる、2)使用者一人一人の要望に応じて、洗浄液の温度、圧力及びパルス数、保圧の設定を制御できる、3)洗浄過程で、取り外し及び移動が可能である、4)既存のポンプ洗浄装置と比較して洗浄液の必要量はわずかである。
【0024】
かくして、使用者の身体イメージの向上、自信と潜在的性的能力の増加、可動範囲の広がりを含む生活の質が全般的に改善される。この装置の使用により、廃棄物用バッグを着用する時の漏れと臭いを心配する心理的なストレスが実質的に無くなる。一般に、絶えずバッグを装着するよりも洗浄を希望するオストミー患者を落胆させている、時間に関する問題は無くなってきている。
【0025】
前述のように、長期使用用自制式オストミー装着口は、本発明装置の、新しく専用に設計された排水チューブ、洗浄セットと選択的に使用されるように改良されている。加えて、一部の人々は、一般にコック(Kock)とインディアナ(Indiana式小袋として知られる内部に外科的に生成された貯蔵器官を持つが、これらは新装置によって排水、洗浄することができる。新しいオストミー洗浄装置は、外科的に形成され泌尿器と腸の形成術、及び盲腸フィステル形成術と胃瘻造設術と共に使用するのに適切であり、又減圧と洗浄、排水の目的に適切である。
【0026】
ここに記述した新装置は便利で、治療や診断用の化合物などの有効な薬剤の注入に驚くほど有用である。これには例えば、検出と選別用薬剤、モニター用薬剤又刺激剤などが含まれる。洗浄液と選択した試薬を浮遊させるか混ぜるか、又は溶かして、本装着口を通してこれらの物質を直接腸管か他のオストミーのある場所に注入することができる。このように部分的に薬剤を運ぶことで腸の組織に直接接触することができる。これは非常に有益であり、経口で摂取されると、上部胃腸器官を通過することで腸又は泌尿器系の望む部位に届く前に変化してしまう、ある種の物質に関しては必要なことでもある。このように薬物療法には更に有益であり(全身ではなく部分的な伝達であるため)、しかも、別のやり方では痛みを伴う又は複雑、実行不可能なテストも行うこと可能である。又、部分的な伝達することによって全身伝達に伴う副作用をなくすことができる。
【0027】
従来のオストミー装着用装置と比較して、長期利用可能な自制式のオストミー装着口(COP)は、不規則形や輪郭のオストミーとの密封性、互換性もより良い形で容易に得ることができる。年配又は肥満体腹部が柔らかい又はたるんだオストミー患者が本オストミー装着口を使用する場合でも、密封性向上させることが可能である。したがって、本洗浄装置は特に、新しい一時的な使用用のオストミー装着口及び新しい長期使用用の装着口に適応するように設計され、又、弱く、柔らかい、たるんだ腹部の人にとっても使いやすいように、便利で手を使わずにオストミーの排水と洗浄ができることを目的としている
【0028】
新しいCOPの内在性は、オストミーバッグの腹部への装着に従来から使用される接着剤に対し、小児の皮膚が特に敏感なので、新生児又は小児における使用に利点を有する。さらに、本装置は手を使用しなくても良いことから小児の面倒を見る者にとり有効である。介護人が、子供を扱う以外に止むを得ずしなければならないことがある時に洗浄が必要であるならば、排水の操作と新しい装置の洗浄装置の操作が最小限であり、温度と圧力が高度に制御可能であることは高く評価される
【0029】
新しいCOPの内在性は、皮膚移植を受けているオストミー患者にとっても理想的であり、そのような患者に見られる周装着口ヘルニア及び/又は壊死性腸炎(「NEC」)の高い発生率が減少する。
【0030】
更に、COPの内在性はオストミー狭窄症を防ぎ、又、高い排出量のオストミーを持つ患者の電解質均衡を改良するのに特に役に立つ。COPの存在は、オストミーそのものが崩れるのを防ぎ、COPの一時的に閉鎖する特徴は、より長く流出液を回腸の中に保持し、その結果、更に栄養分吸収のための時間を提供する。
【0031】
かくして上述の目的と利点を助長させる中で、本発明は、簡単に言えば、オストミー又は外科的に形成された体液貯蔵器官を持つ使用者が、単独で手を使わずにオストミー洗浄することを可能にするオストミー洗浄装置である。本装置は、使用者のオストミーに安全かつ簡便に注入するのに適した量と圧力で液体の吐出を監視、制御して送ることが可能なポンプ部と、ポンプ部との間で液が連絡し使用者のオストミーを洗浄するための液体を保持する貯蔵容器と、ポンプ部に取り付け可能なチューブと、装置が有効に閉じるように、使用者のオストミーのオストミー装着口と液漏れをほぼ完全に防いで係合し選択して取り外し可能な接続ノズルとを含む少なくとも一組の洗浄用コネクターセットと、ポンプ部を操作するための制御部とを備え、各部を備えることによって、装置の使用者が他人の助けを借りることなく、自分のオストミーとポンプ部のオストミー装着口に少なくとも一組の洗浄用コネクターセットを装着し、又使用者がコネクターやチューブを制御するのにそれほど手を使わずに、制御された安全かつ簡便な方法で洗浄液をオストミーに注入することを可能にしたオストミー洗浄装置である。
【0032】
本発明は、簡単に言えば、本発明の装置を使用してオストミーを洗浄するための方法であり、本発明の装置と共に使用可能な一時的なオストミー装着口である。
【0033】
本発明のこれら及び他の有利な特徴の一部は、以下において明らかになり、かつ指摘される。
【0034】
実施形態の説明
図面、特に図1を参照すると、構成要素番号10は、本発明に従って製作されかつ本発明を実施したオストミー洗浄装置を示す。装置10は特殊な部分の組合せである。ポンプ部、液め、管材料、コネクタセット、そして適切な制御を含み、使用者のオストミーを洗浄するのに使用される。一時的なオストミー装着口(“TOP”、図11〜13で示され、以下詳細に記述される)又は前述の図8、図9及び図10で例証され12で示される長期使用用自制式のオストミー装着口(“COP”)と組み合わせて使用する場合、従来の各種オストミー又は各種内部液めのどちらも新しい装置10で処理することができる。COP12は本発明の所有者によって以前に出願された出願(上記参照)でより詳細に記述される。14で示される一時的なオストミー装着口(“TOP”)は、図11、図12、図13で示され、衛生的で便利な方法で身体上の洗浄を行い、かつ洗浄機能を発揮するために、しっかりと液漏れを防止するやり方で使用者のオストミーに装置のポンプ部16を接続するために使用する。
【0035】
しかし、より低い品質の構造のものでも、同じように使用可能であり、本発明の技術的範囲に含まれる可能性はある。更に装置10は、約20%から約100%の範囲の相対湿度で華氏約0度から華氏約120度の温度範囲の環境で、政府規則の範囲内の条件での運搬に適するように製造される。
【0036】
装置10が役に立つと考えられるのは、普通の家か他の環境で約20%から約100%の相対湿度と華氏約60度から華氏約100度である。また、機能及び精度の損失なしで衝突や落下に耐えることができるような仕様に製造されている。更に、新しい装置のための通常の環境が温度で華氏約65度から華氏約80度で、相対湿度が約20%から約70%の範囲にあることを予定している。これらの状態が理想的であると考えるが、推奨動作範囲外では機能しないということではない。
【0037】
図1は、装置10が16で示されるポンプ部、そこに搭載された液め18、及び液め18と液が伝達され、装置10を後述するオストミー装着口と接続する洗浄管材料セット20とを含む
【0038】
め18はしっかりとした側壁を含み、その側壁は図1の50に示されるように容積指定があるまっすぐなものであってもよく、又図5の50’に示されるように折りたたみでもよい。洗浄液を液め18に導入したとき(例えば図5で見られる液め開装着口部53を通して)、ポンプ部16の残りの部分と同様に、制御パネル46は乾いていて、安全で衛生的な状態が維持される。液溜め18内の水か他の洗浄液が、制御された状態で洗浄セット20を通り、液溜めからオストミーまで伝達することができるように、液溜めベース28は液漏れを防ぐ状態でぴったりと確実に既知の収納箱34に合う大きさと形で形成されている。液めの側壁50’が折りたたみ可能であっても、もしくは図1に示すように形成されていても、それに拘わらず、装置10全体が図6で例示されるように簡単かつ目立たない形で持ち運びできるように、携帯ケース54の中に格納され運ぶことができるような大きさに形成されている。必要に応じ、これらの特徴のどちらも装置に重要でないが、液め18はふた17とハンドル19を持つことができる。
【0039】
洗浄セット20は逆止弁(図示されない)を持ち、ポンプへの逆流を防ぐためポンプと洗浄管材料24の間にあ接続ノズル22を含む。ノズル22は、その管材料が望ましくは、医学的な品質のものである管材料24の片端に固定される。ただし、従来のものでも、十分に柔軟性があれば利用できる。例えば、管材料24の反対の端(基部近くで使用される)は図1で例示されるように取り外し可能なようにコネクタ26を介してポンプ部16に付けられている。
【0040】
洗浄管材料24は非常に背の高い使用者でも、かがんだり腰を曲げたりせずにポンプ部に接続することができるくらい、十分な長さのものでなければならない。管材料24の直径は、所望の流量で洗浄液の十分な容積を導入可能にするために適切な範囲の中で変化することができる。管材料24の両端での接続(ノズルと液溜めへ接続する)は必ず液漏れ防止でなければならず、又、必要に応じて様々な物質を容易に取り除いて、掃除し、又は取り替えることができるように接続が選択的に取り外し可能であることが望まれる
【0041】
図3と図4は図1より詳細に、ノズル22がとることのできる種々な形状の内、2つの例を示す。使用される付属物は使用者の必要性により異なるだろう。必要性は例えば、使用者の自己の個人的な構造、生理機能及び摂取する食物に応じて変わる。ノズル22Aは低圧力下の使用を前提としているが、ノズル22Bと比較して、より高い容積の洗浄液を提供するよう考えられている。また、ノズル22Aは本出願のために構成した先端32Aを有するバーレル32を有する。ノズル22Bは高圧力下の使用のため考案された各種ノズルの内の一種で、より低い容積の液体を提供し、そのような実施のため適切に構成した先端32Bを有するバーレル32を持っている。接続ノズル22A、22B(又は一般に22)は、オストミーが一時的であろうと長期であろうと、使用者のオストミー装着口のカラーの液漏れ防止機構として密に嵌合される。
【0042】
カラー25は洗浄管材料24に接続されており、例えば、図8と図9で示される例に25 で示されるようなフィンガーグリップを任意に含むこともできる。図10に示されないが排膿管49のカラー49Aにこの特徴を加えることできる。ノズル22のカラー25の装着口への接続は、液漏れを防止するためにぴったりと、装着口の内部形状に合うように大きさと形状が設定される。そして、この封止した接続は、基部に近いチューブコネクター26とポンプ16の間の密封された接続と共に、「密封された」洗浄装置を提供する。ポンプを詰まりなく保、その結果変換器をきれいに保つために、逆止弁23は望ましくは公知の種類のものであり、ノズルの中に配置される。この閉鎖方式は図7で概略的に示される。
【0043】
必要であれば、図3において点線で示される、ゴム、シリコーン又は他の弾力がある素材からなるガスケット30は、管材料(液管)とオストミーとの接続が確実に液漏れ防止になるようにするために、カラー25の基部に近い肩部に配置することができる。望ましくはノズル22接続カラー25に形成された戻り止め溝26を含み、その戻り止め溝装着口のカラー又は首部内に形成され、対応する戻り止めバー81’を係合かつ保持する。この特徴に関する例が洗浄セット20に関しては図9で断面的に例証され、排膿管49とその係合カラー49Aに関しては図10で例示される。
【0044】
装着口12又は14としっかりと噛み合接続ノズル22を用いれば使用者は必要な衛生的処理をハンズフリー状態で続けることができる。すなわち、装着口の位置に排液/洗浄チューブコネクターを持っている必要性がないむしろ、使用者の手は例えば、洗浄が行われている間ひげを剃るなど他のことをすることができる。あるいは、使用中の特定の装着口が対応する戻り止め機構によっては、部品接続ノズルは、戻り止めの輪状の隆起又は溝を持つこと可能であり、結果、しっかりしかし選択的に取り外し可能な状態で、装着口と内部連絡をすることができる。又、この接続は「押して回転する」接続であることも、他の公知の機構であることも可能であり、要はポンプと装着口の間のどこかで、ノズルと装着口12、14と逆流防止機構(ARV)との間が実質的に安全で、液漏れ防止の接続あればよい。これは例えば図7の23に示されるように、ノズルにあることが最も望ましい。図を分かりやすくするために、ARV23は図9、図13では図示されない。
【0045】
ノズル22A、22Bは単に例示であり、接続ノズル22A、22Bに関して記述されるように接続が選択的に取り外し可能な形で固定され、液漏れ防止機構を持っていれば、他の洗浄コネクタセット20は確実に満足いく機能を持つように設計することができる。
【0046】
ポンプ部16の有用な例は図1、5で例証されるが、図示のようにポンプ部は、望ましくは、従来のトイレタンクTの上部に安定して置かれるよう適切な大きさと形で形成されている。ポンプ部16は、標準に、幅約7インチ、長さ約13インチ、高さ約4インチで構成され、通常の使用位置では液溜め18のない状態 である。ポンプ部16の重量は、この場合もやはり液溜め18なしの状態で、一般に約2〜5ポンドの間である。しかしながら、新しい技術と素材が開発されるに従い、装置はゆくゆくは更に小さく、より軽量になることが期待される。
【0047】
ポンプ部16はプラスチック、金属又は他の適当な材料にて形成された収納箱34を含む。収納箱34は任意に、ハンドル(図示されない)及び/又はドア38を持つ格納仕切室36(図5では代替のバージョンで例証される)を備えることができる。仕切り室36は、差込装着口40で標準の住宅規格の電力線に接続する従来の電力コード(図示されない)を保持するための大きさに形成される。もちろん必要であれば、業務用の特別丈夫な作りのものも考えられる。収納箱34はベース部材42に取り付けられるが、ベース部材42は安全のため少なくとも一部は絶縁性で、滑り防止の物質を用いて形成される。液の接続セット20を配置する場所を提供するために例えばホルダ44を収納箱34の上に備え付けることができる。示されるように、接続セット20とホルダ44は装置10の片側に配置されている。しかしながら、本発明の範囲内で使用に適した他の位置を想到することもできる。
【0048】
液のポンプは、本質的に(図示されない)、医学的な品質のもの又はその他従来型の種類のもので、120ボルトと60Hz、220Vと50Hzのどちらか又は両方の電源と互換性があり、最小限の安全上の条件を満たすあるいは凌ぐものであることが望ましい。
【0049】
制御パネル46は、異なった制御機器の外観と同様に、選択の仕方と並べ方の点で異なる、さまざまな形状を取ることができる。従って、それらは図面でそれぞれ明確に示されないが、さまざまな公知の商業的に利用可能な電子制御が本発明の目的に適している。議論を容易にするために、個々の制御は通常「ボタン」と呼ばれるが、ノブやプレスパッド、スイッチなど、良く知られたあらゆる形態の制御装置をも含むものと理解されたい。そして所望されるならば、参考になるグラフィックス、シンボル及び点字さえ含むかもしれない。必ずしも必要であるわけではないが、パネル46は電源オン/オフボタン、温度調整ボタン、パルス制御、液の容量調節、流量制御、圧力制御、浄化制御、及びメモリ調整などを含んでいる。
【0050】
図2は概略的に制御パッド46の例を図示する。制御パッド46は、ポンプ「オン」ライト60、圧力「オン」ライト62、ポンプ開始・一時停止ボタン64、ポンプ停止ボタン66、圧力準備・調整・停止各表示68、70、72、周期オン・オフの時間表示器・制御ボタンを持つ周期タイマー74、調整ボタンを持つパルス・秒表示76、温度表示78、浄化ボタン80などの特徴を持つ。例証された制御のレイアウトと選択が現在のところ好ましいが、この分野に精通した者には明らかなように、それは有用な構成の一例にしか過ぎないことが理解されるだろう。
【0051】
時に任意ではあるが、通常好まれる装置10で可能な制御とは、(1)水(洗浄)のパルスの範囲、例えば、パルス/秒、 秒刻みに設定できる1秒あたりのパルスが望ましくは0〜30パルス、(2)パルスとパルスの無い刻みとの間隔の長さ調整、例えば、0〜5分の範囲で約1秒刻みに設定できる、(3)注がれ総容積、例えば、約100ミリリットルから1500ミリリットルの間で、10ミリリットル刻みで設定できる、(4)1分あたり約0.15リットルと約3.0リットルの間の流量操作圧、望ましくは約1psi、しかし少なくとも10psi.を生成することができるポンプ、(5)浄化設定、起動されると、洗浄用コネクターセットとその管材料を洗い流すため、最大の流量でポンプを動かすスイッチ/制御パネル46上の単動ボタンなど、(6)メモリ、前述のポンプ設定(例えば、水温、パルス数、パルス間隔の長さ、供給容量、ヒーター作動の予約日時)を保持し、ポンプが止まっている時は格納され、その後ポンプが再び作動させられた時に呼び起こされる、(7)水温、ほとんどの標準使用では 度刻みで設定でき、華氏約96度から華氏約102度の間で調整可能であるが、この範囲外の水温でも例外的な目的のためであれば想定できる。
【0052】
制御の設定とそのような設定の効果を含む装置10の作動状態は、収納箱34の上端か前部に良く見えるように置かれたパネル46などの表示機構の上に示される。図1で例証される実施例では、収納箱34の上部表面は前方向に下向きに角をなし、制御パネル46が見えやすくなるようになっている。更に、新しいポンプ部に備えられた表示機能に関して、望ましい(しかし、必ずしも必須ではない)表示とは、実際温度と目標温度、パルス数、ヒーターの日時設定、パルス間隔、圧力モニタ、目標とする供給容量と実際の供給容量、ポンプの駆動/非駆動、超過圧力警告(聞こえるのでも可)、作動、調整、停止などのポンプ状態表示などである。更に、例えば水が熱過ぎる/冷た過ぎる、液溜めの水位が低過ぎる、過度の逆圧、ポンプの調整/停止、事前の設定容量が伝達されたかなどの特定の警告/警報を備え付けることができる。それらは、目に見える及び/又は耳に聞こえるものであっても良い。
【0053】
又、場合によっては、使用者の自制式のオストミー装着口(“COP”)又はTOPに接続され洗浄接続端22が正確に所定位置にない場合、ポンプ部16作動しないことが望ましい。装置10の制御は、少なくとも新装置のいくつかの構成において、年配患者又は身体に障害を持つ患者による使用に適している。すなわち、表示/警告機構は操作が容易なように目に見え、及び/又は聞こえるように設計される。例えば、絶えず又はポンプ部の「要求」に応じて、ポンプ部による聞き取り可能かつ目に見える形でのフィードバックができる。
【0054】
上で検討した望ましい制御に加えて、主要電源オン/オフスイッチ52が備え付けられるが、これは、メイン制御パネル46といくらか切り離された位置、例えば図5で例証されるように、ポンプ部の後部などが最も望ましい。ポンプスイッチと制御パネルの間に意図的に距離を置いたのは、使用者の混乱を避け、洗浄液がポンプで送られるのを不注意に中断してしまうのを防ぎ、またポンプ制御から電源回路を物理的に隔離することでポンプの電気的な安全性を高めるためである。
【0055】
付加すべき注意として、言及されように、洗浄セットが使用者のオストミー装着口12かオストミー洗浄装着口(TOP)14の中でしっかり接続されるまでポンピングを開始することはできないのが望ましい。装置10がしっかりと使用者のTOPかCOPに接続される、ある有効な閉鎖方式は図7で概略的に例証される。模型では23で示されるようなARVが適所に置かれ、27のような公知の圧力変換器が機能的に並べられるように構成され、使用されるので、この閉鎖方式は安全かつ便利なオストミー洗浄には高度に能率的で有効である。圧力変換器があることで、不注意に超加圧をかけてしまうことを避けるため、洗浄過程での管腔内圧力を常にモニタリングすることが可能になる。洗浄液の過度の圧力が感知されると、制御回路は自動的にポンプを停止し、圧力が前もって選択されたレベルにまで低下すると、ポンピングサイクルを再開する。もちろん、本発明の範囲内で種々の有益な制御と表示の装置が考案可能であり、例証されたものは単なる実施例に過ぎない。
【0056】
図6は、装置10を保持して持ち運ぶのに便利な携帯ケース54に関する一例の図解表示である。装置10全体がしっかりとケースに入り、使用者Uが手軽に持ち運べる限り、本発明の範囲内でケース54には多くの形式が考えられる。 又、もちろん、ケース54に多く現在市販されているスーツケースのように、ホイールと伸縮自在のハンドルを取り付けても良い。又、ケースへのその他適切な修正は本分野で技術力を有する者には明らかだろう。本発明の他の特徴としては、装置が医療用品というよりむしろ家庭電化製品の「外観」を持つことがあげられる。又、装置は清潔に保ちやすく、時折使用中に誤って液がはねることもあるかもしれないので、装置10の寿命を延ばすため外装が耐水性になっている。
【0057】
図8、図9及び図10は前述した自制式オストミー装置12を例証している。自制式オストミー装置12は、基本的に薄型オストミーディスク又は面プレート82から構成され、その片面から、84で示されるカテーテル部分が、使用者すなわちオストミー患者のオストミーを内在貫通するように伸びており、又オストミー処置を受けた、あるいは外科的に小袋/貯蔵容器を形成された腸又は他の器 官に非外科的に挿入するように伸びている。この新しい装置10の使用方法の理解を助けるため、ここにCOP12及びTOP14をある程度まで説明する。
【0058】
86で示される閉止部材により、オストミープレート82を通るカテーテルの末端方向に配設される開装着口部が選択的に開放自在に被覆され、又88で示される内部的に配設されるボルスタ又は保持装置は、修正的な手術、及びベルトや接着剤などの余分な外的固定材料を必要とすることなくCOP12を必要な埋め込んだ作動位置に保持する。ボルスタ88は種々の形態をとることができ、その幾つかの実施例は前述の出願の中で説明されている。COP12の全ての部分は、例えばポリウレタンのような、既知の種々の滅菌適性熱可塑性材料のような生体適合性材料から形成される。
【0059】
検討を通して使用される用語「基部方向」と「末端方向」は、従来の医学的様式で使用され、すなわち「末端方向」が人体の中心から最も離れていることを意味し、「基部方向」が反対方向を意味し、新しいオストミー形成装着口12又はその種々の実施例がオストミーに埋め込まれる作動位置にあるとき、請求項に記載される構造部材の位置に関連して使用される。かくして「基部方向」及び「基部方向に配設される」の語は、オストミーに挿入されるカテーテル84の先端を基準にして使用され、又用語「末端方向」及び「末端方向に配設される」の語は、カテーテルの反対側端部を示すのに使用され、そこにおいて反対側端部がカテーテル84の軸と直交してオストミー面プレート82へ接続される。
【0060】
COP12は図8、図9及び図10に示されるように、キャップ87の対辺上に戻り止めバー81 と噛み合うように形成され、そこで閉止部材86を装着口封止位置に保持する、対になった戻り止め溝87Aを持つ。上述の閉止構造が好ましいが、満足のゆく他の有用な閉止手段も勿論考えることができる。例えば戻り止め機構を、首部と対応する封止部材の周り全体に伸ばすことができる。又は、環状溝が、カテーテル84の末端方向端部において内壁の周りに形成されることもできる。末端方向端部では、キャップ部分の首部上の環状隆起部が、漏れること無しに確実に戻り止めされる仕方で環状溝中にスナップ嵌めされるような大きさに形成される。さらに、戻り止め機構は、相互作用する戻り止めバーと溝を1セットだけ、又は3セット以上使用するように変更できる。選択された特定の構造がどのようなものであっても、この嵌める特徴は後述するように新しいシステムにとって重要である。
【0061】
同様に閉止部材86の形状と構造は、満足いくように変更できる。ただし、この新しい自制式オストミー装着口を常に選択的に「閉じる」ことができるように、閉止部材のキャップ部の不用意な分離、及び/又は紛失を防止する機構が設けられることが望ましい。もちろんTOP(又は、COP)につながれないキャップ部材、又、図11のように取り外し可能な状態でつながれたキャップ部材は、有益で、発明の範囲内にある。
【0062】
カテーテル部材84は、一般にチューブ状であるのが好ましく、通常プレート82の平面にほぼ直交して伸びる(ただし必須でない)。しかしながら、カテーテル84は、新しい形成装着口12のための特定の形式のオストミーに適切なように形状及び径と長さのサイズが決められる。又、新しい装着口が種々の形式のオストミー及びどんな体格のオストミー患者にも適切であり、かつ容易に適応されることは言うまでもない。通常、カテーテル部材84の外寸はあまり大きくないので、形成装着口12をオストミーのシート内で静かに手で回したり「急に回す」ことはできない。カテーテル84の筒状内部側壁44は、「主要な」管腔85を形成し、脱臭カートリッジ又はタンポンの挿入と取り外しを容易にするため、かつ廃棄物の粒状物蓄積するのを防止するために最も一般には直線状であり平滑である。
【0063】
図9における新しいCOP12の例は、例えば81、83で示されるように1つ又はそれ以上の細長い空気ダクト又は小さい管腔が、壁間でカテーテル84の材料内に縦方向に形成される。どれだけ多くのそのような管腔がその構造部材に設けられるかは、特定のCOPに設けられるボルスタの形式、及び逆止弁(「ARV」)の形式に応じて変わる
【0064】
小さい管腔83は、カテーテル84の外部側壁を通って基部方向に出て、ボルスタ部分88と流体連通する。一方、管腔81は、大きい主要な管腔85中に開放するために、及び/又は逆止弁90へ機能的に接続されるために、カテーテル84の内部側壁を通って基部方向に出る。小さい管腔の末端方向端部は、図示されるように、プレート82を通って、又は同等な仕方で出る。管腔83への外部アクセスは、フィルター付きの「息抜き孔」装着口83Aを経てなされ、その息抜き孔装着口は、保持ボルスタ88に対して圧力逃がし機構を提供する。管腔81への外部アクセス、膨張/収縮弁81Aを経てなされ、その弁は、例えばシリンジ又はその他適当な膨張・縮小機材の使用により逆止弁90を作動する手段を提供する。
【0065】
この特徴は大抵、反復的に膨張と収縮自在の円筒形風船構造を単に示すものであり、収縮すると、カテーテル84の管腔85のシート又は窪んだ部位中に圧潰される。窪んだ部位は図示されるようにカテーテルの最も基部方向端部にあるのが好ましいが、必ずしもそうでなくともよい。逆止弁90は、オストミープレート82の外側又は末端方向表面に位置する膨張/収縮弁と流体連通し、かつそれへ管腔81により接続される。ARV90は、作動又は十分に膨張されると、管腔の基部方向開装着口部を閉塞して、腸内内容物が形成装着口から不用意に出るのを防止する。標準的にはこの新しいCOPにおいて、管腔84における脱臭フィルタカートリッジがあるために、ARV90は非作動の収縮した位置にあり、以下で説明されるように一定の衛生的な処置の間だけ膨張(作動)が必要である。かくして長期医療装置に現在使用されているARVと反対に、この新しいCOP12のARVは、材料の疲労又は他の破損無しに非常に長く着用できる。
【0066】
それぞれの場合にボルスタ88は、これからオストミーが形成される組織、例えばオストミー部位に隣接する腸壁に対してカテーテル部分の縦軸から放射状に、ボルスタが押し付ける圧力により、COPを機能的な位置に保持する。かくして、内部組織は、ボルスタにより外側へ軽く押され、そこにおいて組織に対してボルスタの完全に内部的「圧入」又は「摩擦はめ込み」が有効になされる。
【0067】
新しいCOPの保持ボルスタの形式は、周囲組織に対して損傷、過度の圧力を加えることなく上述の確実で安全な部位保持機能を果たすので、「生体応答性」であると呼ばれることが分かる。内部ボルスタは、脈管構造が縮まったり挟み止めされるような状態まで腸壁を拡張させないことが必要である。長時間にわたる腸又は他の器官の内面に対する過度の放射状の圧力、虚血、及び/又は腸壊死を生じる原因となる
【0068】
近くの、重なる、又は隣接する器官と筋肉組織により加えられる圧力の棘波により、腸壁及び他の中空器官が定常的に時々圧迫されることは、非オストミー患者においては正常であるとされている。内在COP装置を有するオストミー患者の場合には、これは、運動、重量物の持ち上げ、性行為、又は単に咳払いをしただけでも起こることがある。例えば、オストミーが、外科的に生成された腹直筋の欠損部を通される場合に、これらの筋肉に屈曲があると、腸壁上の内部圧力に変化を生じることがある。したがって、長時間埋め込まれる自制式オストミー形成装着口上の内部保持ボルスタは、そのような圧力変化に適応するため一定の密閉圧力を保つよう相応してその形態を変え、急な密閉圧力の変化を排除し、その結果組織損傷を避けるために生体応答性でなければならない。このような装置12は、洗浄液が装置10を通して導入された後、移動するのに必要である確実な密閉を前提とするので、絶対に必要という訳ではないが、新しいCOPの前述のボルスタの特徴は、明らかに、新しい洗浄装置10を使用することを願うオストミー患者には有益である
【0069】
ボルスタは、一定の時間、人体の必要性と位置に応じて、自動的に潰れかつ再膨張することにより定常的に調整されるように、本質的に動的でなければならない。更に、新しいCOP12、すなわち一般にプレートとカテーテル部分、が変更可能であり、すなわち一部の図において概略単純化され、かつ全ての図において全ての構成要素が示される訳ではないが、図はボルスタの種々の形態、もしくは新しいCOPのその他任意選択的な特徴、及び/又は交換可能な特徴を図示するために提供される。以下で説明される種々のボルスタに関し、ボルスタ部分は、新しいCOPの好ましい特徴であり、又その生体応答性は好ましいが必ずしも絶対的に必要ではないことが分かる。スポンジ状発泡体充填のカフス又はスリーブとして形成される保持ボルスタ88は、カテーテルの円筒形外部側壁全体を囲み、かつカテーテルの基部方向端部へ向け、面プレート82の位置から離間してその外部側壁へ固定されるので、周囲のオストミー組織を受容するためにカテーテル84の長さ方向に沿って例えば約3cmの快適な空間が残される。使用者毎に異なる腹壁の厚みに適応するため、この「自由な」長さは、通常2.5〜7.0cmの間で変化し、COP12を多重サイズで利用可能にすることができる。
【0070】
キャップ87を、COP12又はTOP14上(図12参照)で閉じた状態にしておくため使われるのと同じ戻り止めの措置(上述される)は、洗浄セット20(図9)又は排膿管49を選択的に取り外し可能に、実施位置に固定するためにも使用することができる。もし必要であれば、洗浄又は排膿管セット末端装着口は、例えば、戻り止めの隆起又は溝を有することができるが、それは選択された特定の装着口において、どのタイプのキャップカラーが使われているかという内部構造に対応する。
【0071】
図11と図12は、それぞれ開いた状態、閉じた状態の一時的なオストミー装着口14を示す。図11で、排膿管49は選択された体内排泄物の排出のため、適所に固定された状態で示される。図12では、排膿管が取り外され、TOP14閉じられた状態で示されている。簡潔に言うと、TOP14は細長く、実質的な管状体89、調整円錐95、表面プレート96及びキャップ87を有する閉鎖部材86を含む。管状体89と調整円錐95は使用者の腹壁厚みとオストミーの高さの変化に適応するため、縦方向に調整可能な方法で互いに連結する。閉鎖部材86は、任意に取り外し可能であり、例えば釘86 と取り外し可能な形で接続できる。望ましくは膨張/縮小機構94によって制御されるオストミーロック「袋」かボルスタ92は使用者のオストミーの中で選択的にTOP14を保持するために、基部方向末端の管状体89上に配置される。逆止弁(図示されない)もまたTOP14に含まれることができ、これにより洗浄セット20又は排膿管49の挿入や除去時に、TOP14を通る体液の不注意な溢流を制御しやすくする
【0072】
例証され検証された装着口12と14は、単に例示であり、有益な改良が本分野で技術を有する者にとっては明らかであろう。例えば、本発明は、これらの例示に限定することなく、装着口12と14のいくつかの構造的な特徴を交換するとか、又は転用するとかすことができる。
【0073】
一般に装着口は、排液と洗浄のためオストミーに一時的に設置されることが意図されるので、一時的なオストミー装着口14に閉鎖部分を備え付けることは、当初不要に思われた。しかしながら、閉鎖部材は非常に役に立つ場合がある。それは例えば、使用者の腸管がやや詰まっている場合、装着口を通して水か他の液体を腸内に注入し、糞便を柔らかくほぐして十分に排出ができるようにするため、洗浄液が腸内で作用する間使用者が動くことができるように、装着口を閉鎖することが必要かもしれないからである。その一定期間の後、閉鎖部材は開かれ、排膿管49が導入されかつオストミー装着口内の適所に固定され、排出を進めることができる。排出の完了後、一時的な装着口14は取り外すことができ、次に排出が必要になる時まで、使用者のオストミーバッグ、パッチ又はプラグがオストミーに付けられる
【0074】
図13は、標準使用における洗浄セット20の断面図であり、一時的な装着口14の主要管腔内の戻り止め係合により、取り外し可能に閉塞されている。TOP14へのセット20の内部接続は、排膿管、及びCOP12に接続されたセット20のものと実質的に同じである。
【0075】
図14は、キャップ無しCOP12の末端方向部分の簡易な縦方向一部断面拡大図である。環状隆起部又はつめ部が、肩部のちょうど基部方向に向かって管腔84中に僅か突き出る。隆起部は、種々のオストミー付属部材上の対応する隆起部により容易に知覚できるように接触される。例えば洗浄セットコネクタ22上、又は円錐先端閉止装置58上のそれぞれの戻り止め隆起部56’、58’は、図15と図16に図示されるもののように、そのような装置が形成装着口12(又は14)に押し込まれるか、又はそこから引き出されるときに戻り止め隆起部上で衝突する。この特徴の目的は、人体排泄物の誤った排出を避けるために逆止弁(図示されていない、しかし例えば図10のCOPと同様の物)を作動するように、取り外し中の付属装置(例えば22,58)がTOP14又はCOP12の主要な管腔から十分に離れていることを触感的に検出することができるように、付加的に別の抵抗を使用者に提供することにある。
【0076】
一旦TOP又はCOP中のARVが十分に膨張すると、使用中の付属装置を、形成装着口12及び14から完全に取り出し、ついで清浄化又は廃棄できる。上述の構造部材の有用な代替方法には、閉塞具上のつめ部の交換、又は洗浄セットのコネクターノズルを、1つ又はそれ以上僅かに突起した隆起部、又は弓状であるが非環状のと交換し、それにより、管腔内へ糞便物を捕捉してしまうことのある凹凸を少なくする方法がある。
【0077】
新しいオストミー洗浄装置10使用は、非常に簡単であり、僅かしか訓練を受けていないオストミー患者又は看護者でも管理できる。使用者であるオストミー患者は、排出処理が望まれるまで、全ての腸内容物(又はその他体液)を保留するバリアとして新しい自制式オストミー形成装着口12又は一時的なオストミー形成装着口14の恩恵を受けることができる。そして、糞便物(又は他の人体排泄物)の排出が望ましい場合、オストミー患者は、COP又はTOPの逆止弁を係合して、形成装着口の管腔の基部方向に(内部)配設される端部を一時的に封止する。
【0078】
オストミー装着口12,14内の閉じられたARVは、悪臭抑制カートリッジが取り外されている間、又オストミー排出及び/又はオストミー洗浄のために排出又は洗浄装置が装着されている間、糞便物が形成装着口へ不用意に流れるのを防止する。オストミー患者の判断で、取り外しの際、悪臭抑制カートリッジは洗浄される(まだ有効であれば)か、又は交換される。代わりに、従来の水洗流出不可能なバッグを、必要に応じて一時的に形成装着口へ接続できる。所要の付属装置が接続されると、使用者は、逆止弁を単に作動解除し、腸内の内容物を浄化するだけである。この浄化処置と腸の洗浄は、従来の仕方で実施でき、一旦洗浄チューブ20又は浄化(又は排出)チューブ49がCOP又はTOPに接続されると、使用者の手が自由になり、浄化又は洗浄処置が実施されている間に、髭剃り、又は化粧品塗りのような他のことをできるという好都合な例外がある。一旦腸内物の排出が完了した後で、かつCOP又はTOP開装着口から付属装置を取り外す前に、ARVは、新しい又は洗浄された悪臭抑制カートリッジが挿入されて、再び作動される。ついで、逆止弁が完全に作動解除(開放)され、又排気装着口キャップ(自制式オストミー装着口12の場合)が閉止位置まで戻されて、オストミー患者は、日常生活の用事を進めることができる。
【0079】
末端方向のオストミーの場合では、一時的な洗浄装着口14の除去の後に、普通の方法でオストミーバッグ、プラグ又はパッチを取り付けることができる。
【0080】
したがって、示されたように、新しいオストミー洗浄装置は以下の点により時間を節約できる。(1)可圧した洗浄液の吐出により、より素早く便が柔らかくなること、(2)より短時間により広い範囲の腸管に洗浄液を接触させることで、又、腸壁をめがけた液体の拍動噴射により、より早く腸が励起することで蠕動運動がより早く刺激されること、(3)オストミー患者が洗浄行程中他のことを行えるように、ハンズフリーで使用できること、そして、(4)基本的なトイレ施設のある場所であればどこでも使いやすいように、装置全体が容易に携帯できること。更に、使用者はI.V.ポールと重力式バッグが自宅に不要なこと、収納にわずかなスペースしか必要でないこと、装置全体の携帯性などの利益を得る。
【0081】
そのうえ、新しい装置は以下の理由により手軽な利用を提供する。(1)使用前に準備が不要で、迅速に時間、温度、パルス数の設定ができる、(2)バッグが充満せず、液の注入の間I.V.ポールと共にあちこち動き回ろうとしなくて良い、(3)起床時に水が所望のレベルで準備できているように、温度設定を予めプログラムできる、(4)ハンズフリーで洗浄できるように、洗浄装着口/オストミー閉止の特徴を持つ、(5)快適さのため、一時的なオストミー装着口が柔軟性を持つ、(6)注入の間必要な洗浄液を再加熱しなくて良い、(7)腸内への液の注入後、取り外しと移動ができる、そして、(8)容易な携帯性を持つ。
【0082】
上述のことに鑑みて、本発明の幾つかの目的が達成され、かつ他の利点が得られることが分かる。上述のことには、本発明を実施するように意図された最良の態様の説明が含まれるが、種々の変更態様を考えることができる。
【0083】
本発明の範囲から逸脱することなく、ここで説明されかつ図示された構造部材及び方法において種々の変更態様を実施できるので、上述の説明に含まれ、かつ添付図面に示される全ての事柄は、本発明を制約するものではなく、説明をするのものと解釈されることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明におけるポンプ部とオストミー洗浄装置の洗浄コネクターセットの一部を切り取った前面斜視図である。
【図2】
図1のポンプ部の制御パネルの拡大概要図である。
【図3】
図1の装置のオストミー装着口と装置ポンプを連結するように設計された接続装置の斜視図である。
【図4】
オストミー装着口と装置ポンプを連結するように設計された図1の装置の代替接続装置の斜視図である。
【図5】
コード格納仕切室を見開きにした図1の装置のポンプ部の代替の実施形態を示した後部斜視図である。
【図6】
図1の装置を輸送するためケースを運ぶオストミー使用者の概要図である。
【図7】
圧力変換器と逆止弁(”ARV”)の位置を示す本発明の装置概要図である。
【図8】
洗浄チューブ付きの自制式オストミー装着口の1つの様式の一部を切り取った斜視図である。
【図9】
図8の自制式オストミー装着口と洗浄チューブの縦の部分拡大図である。
【図10】
結腸を洗浄するための排膿管が適所にある図7の自制式オストミー装着口の縦の部分図である。
【図11】
結腸を洗浄するために一時的なオストミー装着口に取り付けられた装置の排膿管の部分図である。
【図12】
閉じた状態での図11の一時的なオストミー洗浄装着口の斜視図であり、洗浄装置と組み合わせて実施の前後に現れるものである。
【図13】
洗浄チューブが接続された図12の一時的なオストミー装着口の縦の縮小部分図である。
【図14】
装着口部が備え付けられたオストミーを排水洗浄するため、図1の装置と共に使用するのが望ましい、自制式オストミー装着口のカテーテル部分の末端方向端 のための代替構造の、縦の部分概要図である。
【図15】
図14の自制式オストミー装着口へ接続するための触感位置インジケータに埋め込まれた洗浄コネクタの部分的立体概要図である。
【図16】
図14の自制式オストミー装着口と共に使用するように改造された閉塞カートリッジの部分的立体概要図である。
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