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JP2003514025A - ガンのアプリジン治療 - Google Patents

ガンのアプリジン治療

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JP2003514025A
JP2003514025A JP2001537965A JP2001537965A JP2003514025A JP 2003514025 A JP2003514025 A JP 2003514025A JP 2001537965 A JP2001537965 A JP 2001537965A JP 2001537965 A JP2001537965 A JP 2001537965A JP 2003514025 A JP2003514025 A JP 2003514025A
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Japan
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aplidine
patients
infusion
vegf
dose
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JP2001537965A
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グリン・トーマス・フェアクロース
クリス・トゥエルヴズ
ルイス・パス−アレス
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ファルマ・マール・ソシエダード・アノニマ
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Priority claimed from GB0015496A external-priority patent/GB0015496D0/en
Priority claimed from GB0025209A external-priority patent/GB0025209D0/en
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Abstract

(57)【要約】 投与量制限毒性データと一致する推奨投与量以下で使用するアプリジンの投与を含む、患者におけるガンの有効な治療方法を提供する。特に、投与が、以下のプロトコール:3週間に亘り毎週24時間の点滴、引き続き1週間の停止;隔週24時間の点滴;4週間ごとに3週間に亘り毎週1時間の点滴;3週間当たり毎日1時間の点滴×5日;並びに隔週で3時間の点滴;の一つに従う、ガンの有効な治療方法を提供する。とりわけ、アプリジンが、VEGF分泌とVEGF/VEGFオートクリンループをブロックする治療方法、アプリジンが、組み合わせ治療の一部として投与される治療方法、アプリジンが、骨格筋プロテクターと組み合わせて投与される治療方法、患者がそのガン疾患に対する標準的な治療をすでに受けており、腫瘍が抗療性である治療方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガンの治療に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガンは、二つのカテゴリーに分割できる悪性新生物の群を含み、一方は臨床上
観察される大多数の場合を含むカルシノーマであり、他方は白血病、リンパ腫、
中枢神経系腫瘍、およびサルコーマを含むあまり頻出しないガンである。カルシ
ノーマは上皮組織に起源を有する一方、サルコーマは、結合組織および中胚葉組
織に起源を有する構造から発達する。サルコーマは例えば筋肉または骨に影響す
ることができ、骨、膀胱、腎臓、肝臓、肺、耳下腺または脾臓で発生する。
【0003】 ガンは侵襲性であり、新たな部位に転移する傾向を有する。それは周辺組織に
直接広がり、リンパ系および循環系を通じて広がることができる。局所的疾患に
対する手術と放射線処理、および薬剤を含むガンに対する多くの治療が利用可能
である。しかしながら、多くのガンのタイプに対する利用可能な治療の効力は制
限され、臨床上の利益を示す新規な改良された治療形態が必要とされる。これは
特に、進行性の疾患および/または転移性の疾患を提示する患者に対して当ては
まる。それはまた、確立された治療で以前に治療された後に、進行性の疾患を再
発した患者にも当てはまり、その場合同じ治療でのさらなる治療は、耐性の獲得
、または関連する毒性による治療の投与の制限のためほとんど有効ではない。
【0004】 遠距離の転移を有する進行性のガンの治療に必要とされるため、化学療法はガ
ンの治療の有意な一部を形成し、しばしば手術の前の腫瘍の減少に役立ち、多く
の抗ガン剤が、各種の態様の作用に基づいて開発されている。
【0005】 アプリジンとしても知られているデヒドロジデニンB(dehydrodidemnin B)は、
WO 91/04985の主題である。
【0006】 アプリジンに関するさらなる情報は、例えば以下の文献に見出される:
【参考文献】
【0007】 臨床前の研究では、アプリジンは二つの上皮様細胞系CT-1およびCT-2、並びに
ヒト大腸ガン細胞系HT-29に対して量依存的な細胞毒性活性を有した。最も増殖
性の系であるCT-2は、アプリジンに対して最も感受性であった。さらに前記化合
物は、全ての細胞系においてオルニチンデカルボキシラーゼ活性を減少した(Lob
o C, Garcia-Pozo SG等, Effect of dehydrodidemnin B on human colon carcin
oma cell lines. Anticancer Research. 17: 333-336, Jan-Feb 1997)。同様の
研究では、アプリジン50nmol/Lは、乳ガン細胞系MDA-MB231およびMCF-7の増殖を
、それぞれ17%および47%まで阻害した。
【0008】 スペルミジンおよびスペルミンの有意な増加が、処理細胞で観察された(Gomez
-Fabre PM, De Pedro E等, Polyamine contents of human breast cancer cells
treated with the cytotoxic agents chlorpheniramine and dehydrodidemnin
B. Cance Letters. 113: 141-144 26 Feb 1997)。フローサイトメトリー分析は
、アプリジンがいずれの見かけの細胞周期の混乱をも誘導しないことを示した(E
rba E, Balconi G等, Cell cycle phases pertubations induced by new natura
l marine compounds. Annals of Oncology,. 7 (Suppl. 1): 82, 1996)。マウス
において、アプリジンは移植されたP388白血病およびB16メラノーマに対して、1
60ミクロ/kgの最適投与量で活性であった。ジデニンBとは異なり、アプリジンは
SC移植化ルイス肺カルシノーマにおいて活性であった(Faircloth G, Agent with
activity against experimental tumour models. Annals of Oncology. 7 (Sup
pl. 1): 34, 1996)。
【0009】 低濃度のアプリジンに連続的にさらすことは、非ホジキンリンパ腫、メラノー
マ、および乳ガン、メラノーマ、卵巣ガン、および非小細胞肺ガンを含む、数多
くの腫瘍細胞系の増殖を阻害した。効果の大きさは、さらす時間に依存し、非骨
髄毒性濃度で達成可能であるようであった。非小細胞肺ガン、乳ガンおよびメラ
ノーマ細胞系は、>=0.001マイクロモル/Lの濃度でアプリジンに連続的にさらさ
れると感受性であった。アプリジンは、クローン原性の造血幹細胞に対してドク
ソルビシンと同様の毒性を有した(Depenbrock H, Peter R等, In vitro activit
y of aplidine, a new marine-derived anti-cancer compound, on freshly exp
lanted clonogenic human tumour cells and haematopoietic precursor cells.
British Jounal of Cancer. 78: 739-744, No. 6, Sep 1998)。
【0010】 アプリジンはヒトガン異種移植片を有するマウスに対して有意な活性を有した
。2.1mg/kgの最大の寛容投与量で、アプリジンは9%の処理/コントロール(T/C)
腫瘍比でいくつかの動物においてほぼ完全な軽減を生じた。1.25mg/kgでは、胃
腫瘍に対して有意な活性が見られ(T/C 14%)、前立腺腫瘍増殖の阻害も観察され
た(T/C 25%)(Faircloth G, Grant W等, Preclinical development of aplidine,
a novel marine-derived agent with potent antitumour activity. Annals of
Oncology. 9 (Suppl. 2): 34, 1998)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するための手段】
我々は、臨床上の改良を導くアプリジンでヒト患者を治療する方法を開発した
【0012】
【発明の実施の形態】
かくして本発明は、アプリジン、またはその製薬組成物の治療上の有効量を患
者に投与することを含む、ガンに罹患したいずれかの動物、特にヒトを治療する
方法を提供する。
【0013】 本発明はまた、活性成分アプリジンを含む製薬調製物、並びにその調製方法に
関する。
【0014】 製薬組成物の例は、静脈投与のための適切な組成を有する液体(溶液、懸濁物
またはエマルション)を含み、それらは純粋な化合物、またはいずれかの担体若
しくは薬理学的活性化合物と組み合わせて含んでもよい。
【0015】 本発明の化合物または組成物の投与は、好ましくは静脈点滴によるDosing Pro
tocolに基づく。72時間まで、好ましくは1から24時間の点滴時間を使用す
ることが好ましく、約1,約3または約24時間が最も好ましい。病院での一晩
の滞在をすることなく治療が実施可能である短い点滴時間が特に望ましい。点滴
は各種のパターンで適切な間隔で実施しても良く、例えば一週間に一度、一週間
に二度、毎週より頻繁に、典型的に任意に一週間おいて各週繰り返しても良い。
さらなるガイダンスはこの明細書に後に与えられる。
【0016】 化合物の正確な投与量は、特定の処方、適用の態様、および特定の治療される
部位、宿主および腫瘍に従って変化するであろう。年齢、体重、性別、食事、投
与時間、排泄の頻度、宿主の状態、薬剤の組み合わせ、反応感度、および疾患の
ひどさのような他の因子も考慮されるであろう。投与は、最大の寛容投与量内で
連続的にまたは定期的に実施できる。
【0017】 本発明の化合物アプリジンおよび組成物は、組み合わせ治療を提供するために
他の薬剤と共に使用されても良い。他の薬剤は同じ組成物を一部を形成しても良
く、または同時に若しくは異時に投与するための別個の組成物として提供されて
も良い。他の薬剤の同定は特に制限されず、適切な候補は以下のものを含む: a) タキサン薬剤(タキソール、パクリタキセル、タキソテレ、ドデタキセルの
ような)、ポドフィロトキシンまたはビンカアルカロイド(ビンクリスチン、ビ
ンブラスチン)のような微小管調節剤を含む、特に細胞骨格エレメントを標的と
するものである抗細胞分裂効果を有する薬剤; b) 代謝拮抗剤(5-フルオロウラシル、シタラビン、ゲムシタビン、ペントスタ
チンのようなプリン類似体、メトトレキセートのような); c) アルカリ化剤またはナイトロジェンマスタード(ニトロソウレア、シクロホ
スファミド、またはイソファミドのような); d) アントラサイクリン薬剤アドリアマイシン、ドキソルビシン、ファルモルビ
シンまたはエピルビシンのようなDNAを標的とする薬剤; e) エトポシドのようなトポイソメラーゼを標的とする薬剤; f) エストロゲン、アンチエストロゲン(タモキシフェンおよび関連化合物)お
よびアンドロゲン、フルタミド、ロイプロレリン、ゴセレリン、シプロトロンま
たはオクテオチドのような、ホルモン、およびホルモンアゴニストまたはアンタ
ゴニスト; g) ヘルセプチンのような抗体を誘導体を含む腫瘍細胞におけるシグナル伝達を
標的とする薬剤; h) 白金薬剤(シスプラスチン、カルボンプラチン、オキサリプラチン、パラプ
リジネアチン)またはニトロソウレアのようなアルキル化剤; i) マトリックスメタロプロテイナーゼインヒビターのような腫瘍の転移に強力
に影響する薬剤; j) 遺伝子治療およびアンチセンス剤; k) 抗体治療薬; l) 特にカハラリドFといった海藻抽出物、またはet-743のようなエクテイナシジ
ンといった他の生活性化合物; m)カルニチンサプリメントのような骨格筋プロテクター; o)抗嘔吐剤のようなアプリジンの副作用を打ち消す他の薬剤; p)推奨された投与量でアプリジンを投与させ毒性を操作するより一般的な薬剤。
【0018】 我々はさらに、アプリジンが血管内皮増殖因子(VEGF)のレセプターをコードす
る遺伝子(ELT1)の発現を阻害することを見出した。
【0019】 さらにアプリジンは、腫瘍細胞によるVEGFタンパク質自体の生産を厳しく阻害
することが見出されている。
【0020】 細胞塊、特に腫瘍細胞塊によるVEGF分泌は、細胞塊に向けて新たな血管の形成
を導き、増殖を維持するための潅液をそれに供給できる毛管のネットワークを確
立するde novo脈管形成(血管形成)を生ずる。特に腫瘍細胞によるVEGFの生産
の破壊を示すこれらの効果は、血管形成をもたらす腫瘍細胞の能力を厳しく阻害
することが予測される。さらにVEGFは、増殖因子としてある造血性腫瘍細胞(MO
LT4ヒト白血病細胞のような)によって直接必要とされる。
【0021】 かくしてアプリジンは、増殖中の一次腫瘍また転移物のde novo血管形成に対
する阻害効果を有することが予想でき、それ故増殖のための血管形成を必要とす
ることが知られている腫瘍の増殖を阻害するであろう。アプリジンはまた、造血
性腫瘍に対しても活性であるはずである。
【0022】 さらにアプリジンは、細胞におけるカルシウムチャンネル機能を調節すること
が知られている。
【0023】 膀胱腫瘍は、VEGFおよびVEGFレセプターの上流調節を導く上皮増殖因子(EGF)
に対するレセプターを過剰発現する一つのタイプの腫瘍である。VEGFのレセプタ
ーに対する結合は、シグナリングのための他のメカニズムの中で一過的局所的カ
ルシウムイオン変化による細胞増殖刺激を導くと解される。VEGF機能を阻害する
化合物は、そのような腫瘍に阻害的であると予測される。
【0024】 実験的にアプリジンは、予測に従って、ヒト膀胱ガンに対する過度に高い活性
を有することが見出されている(いくつかの動物モデルにおける完全な抑制を与
える)。
【0025】 アプリジンは、数多くの腫瘍に対する効果により、広範な範囲の抗腫瘍活性を
有すると予測できる。
【0026】 VEGFの効果は、新たな血管の阻害に関与するためより適切である。血管に対す
る効果に加えて、特定の腫瘍(即ち、白血病、リンパ腫、膀胱腫瘍、および卵巣
腫瘍)は、細胞増殖のため直接的にVEGFを必要とした。
【0027】 従って我々は、アプリジンの投与を含む脈管形成条件の治療の方法を提供する
。特に我々は、脈管形成プロセスに依存する腫瘍の治療の方法を提供する。本発
明はさらに、製薬学的に許容可能なキャリアーと有効量のアプリジンを混合する
ことを含む、脈管形成、ガンの侵襲またはガンの転移のインヒビターを調製する
ための方法を提供する。
【0028】 我々はまた、網膜症のような非腫瘍性の関連する脈管形成関連疾患の治療方法
を提供する。
【0029】 特に我々は、転移を含む新形成;角膜移植片拒絶、眼球新血管形成、網膜新血
管形成、糖尿病性網膜症、水晶体後線維増殖症、および新血管緑内障のような眼
の疾患;胃潰瘍のような潰瘍性疾患;並びに幼児性血管腫、鼻咽頭の血管繊維腫
、並びに骨の虚血壊死のような他の疾患;並びに子宮内膜症のような女性の生殖
器の疾患といった脈管形成性疾患を治療する方法を企図する。
【0030】 ガン患者における応答は、治療方法の有用性を示すアプリジンでの臨床試験に
おいて観察されている。
【0031】 フェーズI臨床試験と薬物動態学的分析は、アプリジンがガン患者の治療にお
いて臨床上の効力に必要とされる投与量範囲で、処理可能な毒性のみを有しポジ
ティブな治療の路を提供することを示す。
【0032】 この方法は、他の治療薬と組み合わせてまたは組み合わせず、推奨される投与
レベル(RD)で72時間以下の期間に亘る静脈点滴による薬剤の投与を含む。
【0033】 アプリジンは、治療上の使用のための適切な製剤において、アプリジンと賦形
剤とからなる滅菌凍結乾燥製品として提供され貯蔵される。
【0034】 可溶化されたアプリジンは、熱と光のストレス試験条件の下で実質的な分解を
示し、凍結乾燥投与形態が開発された、WO 99/42125参照、これは参考としてこ
こに取り込まれる。現在の好ましい実施態様では、凍結乾燥は、充填剤として25
mg/mLのD-マンニトールを含む注射水(WI)において、40%(v/v)tert-ブタノール中
のアプリジンの500mg/mL溶液から実施された。バイアル当たり充填剤として25mg
のD-マンニトールと500mgのアプリジンを含むプロトタイプが、臨床試験におけ
る溶解性、凍結乾燥サイクルの長さ、および投与量の必要性の点で、最適な製剤
であることが見出された。最適な再構成溶液は、15/15/70%(v/v/v)のCremaphor
EL/エタノール/WfI(CEW)であることが見出された。通常の塩水での再構成製品の
再構成製品と希釈液(1:100v/vまで)の両者は、調製後少なくとも24時間安定で
あるようであった。それまで利用可能な保存データは、暗所で4℃で貯蔵された
場合、少なくとも1年間安定であることを示す。
【0035】 点滴溶液の調製はまた、各患者について計算された投与量に対応する再構成溶
液容量を導き、0.9%塩化ナトリウムの100から1000mlの間を含む点滴バッグまた
はボトル内に必要とされる再構成された溶液容量をゆっくりと注入し、その後全
体をゆっくりとした自動化攪拌による均一にすることによって、無菌条件で実施
される。アプリジン点滴溶液は、調製後48時間以内でできるだけ速やかに静脈
内で投与されるべきである。PVCおよびポリエチレン点滴システム、並びにクリ
アグラスが、好ましい容器および導管物質である。
【0036】 投与は、好ましい適用方法において周期的に実施され、アプリジンの静脈内点
滴は、各サイクルの最初の週で患者に与えられ、患者はサイクルの残りで回復す
る。各サイクルの好ましい継続時間は、3または4週のいずれかである;複数の
サイクルを必要なように与えることができる。薬剤は、各サイクルの初日のそれ
ぞれで投与されて良い。投与の遅延、および/または投与の減少、およびスケジ
ュールの調節は、治療の個々の患者の寛容に依存して必要なように実施され、特
に投与の減少は、肝臓トランスアミナーゼまたはアルカリホスファターゼまたは
ビルルビンの正常な血清レベルより高い値を有する患者について推奨される。
【0037】 推奨投与量(RD)は、いずれかの投与量制限毒性(DLT)を提示する6の患者のう
ち2より多くで、National Cancer Institute, (USA)によって確立されたCommon
Toxicity Criteriaに従って、寛容である制御可能な可逆的毒性を生産するよう
に患者に対して安全に投与できる最高投与量である。
【0038】 ガンの治療のためのガイドラインは、最大の効力を達成するために毒性を制御
可能である最高の安全な投与量で、化学療法試薬の投与についてしばしば言及さ
れる(DeVita, V.T. Jr., Hellman, S. およびRosenberg, S.A., Cancer: Princi
ples and Practice of Oncology, 第3版, 1989, Lipincott, Philadelphia)。
【0039】 この治療方法を使用するアプリジンについてのDLTは、臨床試験において決定
された。これらの研究は、各種の投与プロトコールについて推奨される投与量レ
ベルを確立した。
【0040】 アプリジンは、推奨投与量(RD)以下の投与量レベルで安全に投与できる。
【0041】 点滴は現在好ましい方法であり、典型的な摂生は以下のものを含む: 複数の週、つまり3週に亘り毎週24時間の点滴、引き続き1週間の停止; 隔週で24時間の点滴; 4週ごとで、3週に亘り毎週1時間の点滴; 3週間当たり毎日1時間の点滴×5日;並びに 各週で3時間の点滴。
【0042】 特に静脈内点滴は、4週ごとで、3週に亘り毎週1度24時間の点滴として実
施できる。さらなるデータは、実施例3,4,11および12に与えられる。37
50μg/m2/週×3の推奨投与量が適切と思われる。このプロトコールは改変
されており、患者は適していると思われる各種のスケジュールを使用して治療さ
れるであろう:2週ごとに3時間の点滴で休みなし。実施例12参照。隔週で2
4時間の研究では、患者は7000μg/m2/2週で治療されている。実施例6,
14および18参照。4週ごとに1時間/週×3の研究に含まれる患者は、3600
μg/m2/週×3週までの投与量で治療されている。3週に亘り毎日1時間の
点滴×5日間での患者を含む別のプロトコールは、1200μg/m2/日×5日の
投与量で患者を治療している。アプリジンが他の治療薬と組み合わせて使用され
る場合、両者の薬剤の投与量は調節される必要があるであろう。
【0043】 以前にアプリジンの投与について報告された主要な生物学的応答は、ヒト患者
における応答を予測するための有用性に関する周知の不正確性を有することが知
られている動物またはin vitroモデル、あるいは有効で安全な治療方法が入手可
能ではない実験設定(使用される投与量が推奨投与量よりも有意に増大した毒性
投与量であった、または投与スケジュールが適切ではなかったのいずれか)にお
けるヒト患者において観察されている。
【0044】 本発明の方法を使用する臨床試験において、適切な血漿レベルは、RDで患者に
おいて達成され、最も重要なことに、目的とする測定可能な応答は、患者に対す
る臨床上の利益の証拠を示した。
【0045】 患者の毒性に対する定義はWHO Criteriaから採用され、応答はWHO Responce C
riteriaに従って決定される。
【0046】 目的とする応答は、以前の治療に対して抗療性の進行性および/または転移性
のガンを有する患者において得られ、それは実施例に記載されたものを含んだ。
【0047】 特にこの方法での治療は、確立された治療で以前に治療された後で進行性の疾
患を示す、進行性および/または転移性の疾患を有するガン患者において応答を
示した。
【0048】 それ故本発明の好ましい方法は、ガンについて治療されているガン患者、特に
化学療法を受けている患者を同定することと、それらをアプリジンで治療するこ
ととを含む。
【0049】
【実施例】
実施例1 海藻化合物アプリジンで治療されたヒト白血病MOLT4細胞における遺伝子発現プ
ロフィール MOLT-4細胞におけるアプリジンによって誘導される遺伝子発現の早期の変化を
、cDNA発現アレイ(Atlas Human Cancer, Clontech)を使用することによって評価
した。MOLT-4細胞を、50%まで増殖を阻害するアプリジンの濃度で1時間処理し
、全RNAを、薬剤を洗い流した後0,1,6および24時間で単離した。フィル
ターを、等量の32Pラベル化cDNAでハイブリダイズさせた。結果の分析を、ATLAS
IMAGE 1.0ソフトウェアーを使用して実施した。2倍より大きい遺伝子発現の変
化を、RNA発現の有意な変化として考慮し、後にPCRによって確認した。VEGF-R1(
flt-1)の発現の顕著な時間依存的減少が観察され、PCRによりRNAレベルで、ウエ
スタンブロッティングによりタンパク質レベルで確認した。
【0050】 実施例2 異なるモデルシステムを使用する、海藻由来化合物アプリジンの選択的抗腫瘍活
性の相互関係 さらなる臨床的研究の基礎を提供するため、異なるモデルシステムを評価した
。ヒト胃カルシノーマと前立腺カルシノーマの二つの組織学的に異なる固体の腫
瘍に対して、選択的抗腫瘍活性が観察された。一次胃腫瘍標本またはHs746T胃腫
瘍細胞に対する強力なin vitro活性が、それぞれ146および450pMのIC50値で明ら
かである。あまり強力ではなく選択的でもない3.4nMのIC50活性が、PC-3前立腺
腫瘍細胞に対して測定された。in vitroの活性は、sc埋め込み腫瘍断片、または
腫瘍細胞を含む中空繊維(HF)を使用して、ヌードネズミを使用して評価された。
【0051】
【表1】
【0052】 最適な活性は、ip投与に引き続き異種移植片胃腫瘍(17-20%)および前立腺腫瘍
(25-38%)で観察された。追跡研究は、iv点滴のためにラットを使用を必要とした
。この変化に関して、24時間のiv点滴スケジュールが、HF胃(20%)およびHF前
立腺(31%)腫瘍細胞に対する同様の活性を生産した。細胞毒性は、HF前立腺腫瘍
細胞(33%)に対する5日間のiv点滴スケジュールを使用して見出された。延長し
たin vivo評価は、in vitro細胞毒性プロフィールに対する強力な相関的な相互
関係が存在することを示すだけでなく、臨床上の開発のための候補としてアプリ
ジンを同定する腫瘍選択性を特徴付けるために使用されたin vivoモデルと強力
な相互関係が存在することをも示す。
【0053】 実施例3 進行性の固体の腫瘍を有する患者における、毎週24時間の点滴として与えられ
たアプリジンのフェーズIおよび薬物動態学的研究 in vivoの研究は、in vivo活性が点滴期間を長期化することによって増大する
ことを明らかにした。この研究では、16の患者を治療した。患者の特徴:平均
年齢55歳、平均PS 1、男性/女性11/5、腫瘍タイプは以下の通り:頭と首5、
腎臓2、大腸3、直腸2、サルコーマ1およびメラノーマ3、化学療法で全て事
前に処理された(平均2系列)。
【0054】 アプリジンを以下の投与レベル(Dl)で24時間点滴として投与した:28日ご
とに、133(3患者), 266(3患者), 532(3患者), 1000(3患者), 2000(3患者)および
3000(1患者)mcg/m2/週×3。
【0055】 投与量制限毒性(DLS)は観察されなかった。吐き気g1、口内炎g1、無気力
g1からなる穏やかな非血液学的毒性のみが報告された。点滴される腕の静脈炎
は一般的であり、濃度依存的であった。薬物動態学的分析を全ての患者で実施し
、活性なin vitro濃度(1ng/ml)と同等である1000mcg/m2/wと2000mcg/m2/wのDLで
血漿レベルを示した。DL 532mcg/m2/wでは、進行性のメラノーマを有する1の事
前に処理された患者において、臨床上の改良が観察された。
【0056】 実施例4 毎週24時間のスケジュールを使用する、アプリジン(APL)のフェーズIおよび
薬物動態学的(PK)研究 今日まで、進行性の以前に処理された固体の腫瘍またはリンパ腫を有する25
の患者(平均年齢58歳、平均ECOG 1)を、このフェーズI研究において治療し
た。毎週24時間×3,引き続き1週間の停止でのAPLのスケジュールを使用し
て、以下の投与レベルを試験した:133(n-3患者), 266(3), 532(3), 1000(3), 2
000(3), 4500(3)および3750μg/m2/wk(3)。60サイクル(180の点滴)を投
与して、全ての患者を毒性について評価可能である。最大の寛容投与量は4500μ
g/m2/wk×3であり、グレード(g)3の筋肉毒性を有した(タイプII筋萎縮症を示
す生検)。G4 CPKおよびG3肝機能障害は、2または4の患者で投与量制限的な毒
性を示した。G2倦怠感はほとんどの患者で観察され、G2/3嘔吐は2000μg/m2で観
察され、静脈炎は一般的であるが濃度依存的である。全ての患者が、LC/MS/MSに
よるPK分析のためサンプリングされた。予備的データは、過度の組織配置を示し
、10−24時間のt1/2を有する長期的な除去と>1ng/mlの血漿レベル(in vitr
oで活性である)を示す。DTIC/インターフェロンに耐性である進行性のメラノー
マを有する一人の患者は、>30週に亘って維持される臨床上の改善を有した。こ
の毎週の点滴の研究は、投与密集的なAPLスケジュールの実行可能性と活性を示
す。予測されるように、神経筋の毒性は投与量制限的である。3750μg/m2/wk×
3の考え得る推奨される投与量が評価されている。
【0057】 実施例5 固体の腫瘍および非ホジキンリンパ腫を有する患者におけるアプリジン(APL)の
臨床上の薬物動態学(PK) 4の静脈内のスケジュールを、フェーズI評価に置く:隔週24時間の点滴、
隔週で24時間の点滴、および3週間ごとに5の連続した日数で1時間の点滴。
APL血液濃度を、液体クロマトグラフィー−タンデムマススペクトロメトリーに
よって分析する。初期の結果は、血液細胞の蓄積と、過度の配置によって特徴付
けされる血漿PK(通常200L/m2を超える配置の容量)と、10から24時間のオ
ーダーでの半減期を示す。オープン2区画モデルにより、点滴の24時間後にだ
いたいほとんどのプロフィールがフィットする。1時間の点滴について、3区画
モデルはほとんどの場合でより適したフィットを提供する。得られた血漿レベル
は、in vitroで活性であることが知られている。さらなる患者の評価、および血
液細胞と血漿PKの比較が進行中である。
【0058】 実施例6 固体の腫瘍および非ホジキンリンパ腫を有する患者における、2週間ごとに24
時間の点滴として与えられたアプリジンのフェーズIおよび薬物動態学的研究の
予備的結果 アプリジンを2週間ごとに24時間の点滴として与える。開始投与量は200μg
/m2/dであり、投与量の上昇は400、800、1600、および3200μg/m2/dまで含むよ
うに進行する。全部で18の患者(M/F: 7/11、平均年齢52、OMS 0/1: 10/8)を実験
した。今までのところ、投与量制限毒性は観察されなかった。評価可能な患者の
中で、毒性は、穏やかなグレードI-II吐き気/嘔吐、グレードI-II無気力、およ
び点滴の間か直後に生ずる痙攣からなった。神経筋毒性は、上昇した投与量で報
告されなかった。進行性の肺ガンと、1600μg/m2の投与量で顕著な腫瘍の進行を
有する一人の患者は、溶血性貧血と血小板減少症に罹患したが、それは試験薬剤
とはあまり関連がないと考慮された。初期の薬物動態学的分析は、この薬剤が過
度に配置され血液濃度を有することを示した。オープン2区画モデルにより、だ
いたいほとんどの血漿濃度プロフィールがフィットされる。最終半減期は通常1
0−24時間のオーダーである。非ホジキンリンパ腫を有する患者において、臨
床上の改善が見られた。投与量制限毒性と、フェーズII試験において推奨され
る投与量を測定するために、データの蓄積を続けている。
【0059】 実施例7 海藻化合物アプリジンで治療されたヒト白血病MOLT4細胞における遺伝子発現プ
ロフィール 現在の研究では、我々はMOLT-4細胞におけるアプリジンによって誘導される遺
伝子発現の早期の変化を、cDNA発現アレイ(Atlas Human Cancer, Clontech)を使
用することによって評価した。MOLT-4細胞を、50%まで増殖を阻害するアプリジ
ンの濃度で1時間処理し、全RNAを、薬剤を洗い流した後0,1,6および24
時間で単離した。フィルターを、等量の32Pラベル化cDNAでハイブリダイズさせ
た。結果の分析を、ATLAS IMAGE 1.0ソフトウェアーを使用して実施した。2倍
より大きい遺伝子発現の変化を、RNA発現の有意な変化として考慮し、後にPCRに
よって確認した。VEGF-R1(flt-1)の発現の顕著な時間依存的減少が観察され、PC
RによりRNAレベルで、ウエスタンブロッティングによりタンパク質レベルで確認
した。flt-1の下流調節が、アプリジンの細胞毒性効果と抗腫瘍効果に関与する
かどうかは、現在試験中である。また、アプリジンにさらした後に下流調節され
ているようである他の遺伝子の発現の特徴付けを、現在実行中である。
【0060】
【表2】
【0061】 マイクロアレイを使用して観察されたflt-1発現の減少を、RT-PCR分析によっ
て確認した、図1参照。
【0062】 RNアーゼ保護を使用することによって、我々は、MOLT-4細胞において20nMのア
プリジンによって誘導されるflt-1 mRNAの減少を定量した、図2参照。
【0063】 図3aおよび3bは、MOLT-4細胞におけるVEGF-Flt-1オートクリンループと、
VEGF-Flt-1オートクリンループにおけるアプリジンの効果を示す。
【0064】 アプリジンは、MOLT-4細胞からのVEGF分泌をブロックする、図4参照。細胞を
、20nMのアプリジンで1時間処理した。培地中に分泌されたVEGFを、処理の最後
と、薬剤を含まない培地におけるインキュベーションの6および24時間後で、
ELISAによって測定した。
【0065】 アプリジンにより誘導されるVEGF分泌のブロックは濃度依存的であり、5nmで
すでに観察可能である、図5参照。
【0066】 RNアーゼ保護を使用することによって、MOLT-4細胞におけるVEGF mRNAのレベ
ルの強力な減少が、20nMのアプリジンの後で観察可能であった、図6参照。
【0067】 アプリジンは、MOLT-4細胞においてトランスフェクトされたVEGFプロモーター
の活性を減少しない、図7参照。細胞を、ルシフェラーゼレポーター遺伝子に結
合したVEGFプロモーター(開始部位の上流の最初の1000ベースを含む)と、レニ
ラレポーター遺伝子を含むコントロールプラスミドでトランスフェクトした。次
いで細胞を各種の濃度のアプリジンで処理し、24時間後にルシフェラーゼ活性
を測定してレニラ活性と比較した。
【0068】 アプリジンは、VEGFプロモーターに存在するコンセンサスDNA配列に対するHIF
-1およびAP-1転写因子の結合をブロックしない、図8参照。核抽出物を、各種の
アプリジン濃度とラベル化オリゴヌクレオチドで60分インキュベートした。ゲ
ル残存アッセイを使用して、HIF-1またはAP-1の結合をモニターした。
【0069】 アプリジンは、VEGFプロモーターに存在するコンセンサスDNA配列に対するHIF
-1転写因子の結合をブロックしない、図9参照。各種の濃度のアプリジンで処理
された細胞から得られた核抽出物を、ラベル化オリゴヌクレオチドで60分イン
キュベートした。ゲル残存アッセイを使用して、HIF-1の結合をモニターした。
【0070】 10% FCSで培養されたMOLT-4細胞の培養培地に加えられたVEGF(10ng/ml)は、低
濃度のアプリジンの活性をわずかに減少するが、高濃度では効果を有さない、図
10a、10b参照。
【0071】 アプリジンはまた、ヒト卵巣ガン系IGNOV-1からのVEGFの分泌を減少できる、
図11参照。
【0072】 アプリジンは、ヒト卵巣ガン系IGNOV-1におけるVEGFのmRNAレベルをも減少す
る、図12参照。
【0073】 アプリジンは、ルシフェラーゼ/レニラレポーター遺伝子システムを使用して
測定されたVEGFのプロモーター活性に影響しない、図13参照。
【0074】 実施例8 アプリジンは、ヒト白血病細胞系におけるVEGF分泌とVEGF/VEGF-R1オートクリン
ループをブロックする。 アクリジンは、ヒト白血病細胞系MOLT-4において強力なアポトーシスを誘導す
ることが見出された。同じ細胞系において、マイクロアレイ分析により、処理の
後の早期の時点で各種の遺伝子の発現の変化が明らかにされた。これらの中で我
々は、VEGF-R1(flt-1)が薬剤処理によって下流調節されることを見出し、その下
流調節をノーザンおよびウエスタンブロッティング分析によって確認した。さら
なる研究により、前記化合物での同じ細胞系の処理が、培地中へのVEGF分泌の強
力な減少を引き起こすことが示された。VEGF分泌の減少は、アプリジンで処理さ
れたMOLT-4細胞におけるVEGFをコードするmRNAの減少と関連した。アプリジネイ
ジンがVEGF分泌をブロックするメカニズムを導き出そうとして、我々は前記化合
物がVEGF mRNAの半減期を変化しないことを見出した。同様に、電気的移動度シ
フトアッセイを使用して、VEGFプロモーター−ルシフェラーゼ構築物を一過的ト
ランスフェクション実験で使用した場合、アプリジンが、VEGFのプロモーターに
存在するコンセンサス配列に対して結合する二つの転写因子、HIF-1およびAP-1
のそれぞれの能力を変化せず、VEGFの転写を減少しなかった。アプリジンの減少
した分泌は、VEGFの増大する細胞内蓄積と関連し、それは前記化合物がVEGFの分
泌のブロックを通じて作用することを強力に示唆した。低濃度のアプリジンとVE
GFでのMOLT-4細胞の同時的処理は、アプリジンの活性を部分的に破壊し、それは
前記薬剤が、VEGF/VEGF-RIのオートクリンループをブロックすることによって、
この細胞系において活性を部分的に発揮することを示唆する。
【0075】 実施例9 化学療法能力を有する海藻天然産物アプリジンのin vitro安全性プロフィール CellTiter96 (MTS, Promega)in vitro細胞毒性アッセイを使用して、アプリジ
ンは肝臓(AML-12)および心臓毒性(H9 c2 (2-1); 1μMのLD50)をほとんど示さな
い。対照的にアプリジンは、骨格筋(L8)、および腎臓(NRK-52E)細胞(0.1nMのLD5 0 )に対して非常に毒性であり、骨髄性幹細胞(FDC-P1, 0.1μMのLD50)に対して中
間的な毒性を示し、臨床上の毒性データと非常に一致する。実際、ヒトにおける
投与量制限毒性は、骨格筋萎縮症である。
【0076】 アプリジンは、より高いin vitro濃度で神経毒性を示す。免疫細胞化学と組み
合わせた蛍光生存能力染色を使用して(エチジウムホモダイマーおよびカルセイ
ンAM, Molecular Probes)、我々は約1μMのアプリジンが、脳細胞(ニューロン
と星状細胞の両者)および脊髄における運動(コリンアセチルトランスフェラー
ゼポジティブ)ニューロンに対して毒性であるが、サブスタンスPポジティブ感
覚ニューロンに対しては毒性でないことを観察した。運動ニューロンの感受性は
、前記薬剤のAUG濃度が減少した排泄のため上昇した場合、小さな群の患者にお
いて(予測されるように)観察されるタイプII筋萎縮症を説明するために機能す
るであろう。
【0077】 実施例10 固体の腫瘍およびリンパ腫を有する患者における3週間で5日のボーラスでのア
プリジンのフェーズI試験 この目的は、3週間で毎日1時間のIV点滴×5日において与えることができ
るフェーズ2試験のための、最大寛容投与量、投与量制限毒性(DLT)、薬物動態
学(PK)、および推奨投与量を測定することである。固体の腫瘍、および低グレー
ドと中間グレードの非ホジキンリンパ腫を有する患者が適格であった。アプリジ
ンの毎日の開始投与量は80μg/m2であった。3の患者(pt)の一団を毒性に従って
上昇する投与量で各レベルで処理し、20の患者を80μg−720μg/m2の範囲の6
の投与レベルで処理し、1の患者は現在960μg/m2の投与量で処理される。全部
で48サイクルを投与した。非血液学的毒性は、ほとんどの患者で報告される疲れ
と共にグレード1および2であった。グレード1の過敏症の反応は、7の患者で
報告された。他の毒性は、吐き気、食欲不振、下痢、および不安感を含んだ。血
液学的な毒性は存在しなかった。PK分析を治療過程1で実施した。アプリジン濃
度を、LCタンデムマススペクトログラフィーにより分析した。データは、高い患
者間偏差を有する投与量直線的PKを示唆する。全体の身体クリアランスは0.38L/
分であり、14.2時間の平均t1/2を有する。強力に治療上の血漿濃度(>1μg/ml)が
達成された。目的とする応答は記録されなかった。大腸ガンを有する1の患者は
9ヶ月間安定であり、腎細胞ガンを有する1の患者は混合した応答を有した。結
論として、DLTは記録されなかった。データの集積を960μg/m2で続けている。
【0078】 実施例11 毎週24時間の点滴として投与される、新規な海藻ジデニンアプリジンのフェー
ズI臨床および薬物動態学的試験 毎週24時間の点滴×3、引き続き1週の停止を使用して、フェーズI試験を
実施した。進行性の以前に処理された固体の腫瘍を有する32の患者(平均年齢
58歳、平均ECOG 1)を治療した。彼らは、8の投与レベルでの64コース(平
均/患者:2(1-6))を受け取った:133(3患者)、266(3患者)、532(3患者)、1000(
3患者)、2000(3患者)、3000(3患者)、4500(4患者)および3750mcg/m2/wk(10患者)
。3の評価可能な患者の2は、4500mcg/m2/wkでDLTを有した:グレード(g)4の可
逆的神経筋毒性(タイプII筋萎縮症を表す生検)およびG4 CK増大(1患者)、並び
に一過的G3肝機能障害(1患者)。他の毒性は、G1-2倦怠感(≧3000mcg/m2/wkで処
理されたほとんどの患者)、筋肉痙攣、G1-2嘔吐(抗嘔吐に対応)、および注射
部位の反応(非常に一般的で濃度依存性)。全ての患者は、LC/MS/MS法によって
PK分析のためサンプリングされた。薬物動態学は直線状であり、プロフィールは
2区画オープンモデルにフィットする。薬剤は、過度の組織配置(Vss=611L)、高
いクリアランス(0.47L/分)および18.8hでのt1/2の除去を有する。維持された>1n
g/mlの血漿レベルは、≧3000mcg/m2の投与量で得られた。DTIC/インターフェロ
ンに耐性の進行性のメラノーマを有する一人の患者は、>30週に亘り維持された
明確な臨床上の改善を有した。4のさらなる患者は、≧4ヶ月に亘りマイナーな
応答または安定な疾患を有した。結論として、毎週の点滴スケジュールで投与さ
れたアプリジンのDLTは、可逆的な筋肉毒性と肝機能障害であり、それは4500mcg
/m2/wkのMTDで観察された。さらなる試験のため推奨される投与量、3750mcg/m2/
wk×3は、中央血管カテーテルを通じて投与され、実行可能であり穏やかな毒性
に関連する。
【0079】 実施例12 毎週24時間の点滴として投与される、新規な海藻ジデニンアプリジンのフェー
ズI臨床および薬物動態学的試験
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】
【表5】
【0082】 抗腫瘍活性 患者#008−(マドリード)高度に事前処理された測定不能な転移性メラノーマ:
臨床上の改善と腫瘍の収縮が観察された。転移性病変の一つの生検は、残余の腫
瘍組織の証拠を示さなかった。 患者#032−(マドリード)腎カルシノーマ:20%の腫瘍の収縮 患者#034−(マドリード)甲状腺骨髄カルシノーマ:臨床上の改善と肺リンパ管
炎でSD。CEAマーカーの減少
【0083】 薬物動態学 血漿アプリジン濃度を、0.25ng/mLの制限と16.00ng/mLまでの広い直線範囲で、
液体クロマトグラフィー/タンデムマススペクトルグラフィーによって測定した
。 全部で15のサンプルを、点滴の終了の後24時間までで試験した。 投与量直線的薬物動態学 高Cl培地((4分の1)0.47(0.40-0.56)L/分)および患者間偏差(クリアランス(Cl)
の偏差の係数、45%) 半減期の中間値(t1/2)(平均(4分の1)18.8(15.3-25.4)h) 配置の超生理学的容量を有する過度の配置(平均(4分の1)611(434-733)L) 血液細胞蓄積(血漿と比較して2-8倍) プロフィールは2区画オープンモデルにフィット
【0084】 図14は、投与量AUG相関関係を示す。
【0085】 結論 このスケジュールを使用して投与されたアプリジンのDLTは、4500mcg/m2/週×3
のMTDで観察された可逆的筋肉毒性と肝機能障害であった。 3750mcg/m2/週×3のさらなる試験のための推奨投与量は、実行可能であり穏や
かな毒性と関連する(主に穏やかな無気力)。 点滴された腕の静脈炎は、一般的であり濃度依存的であり、中央血管カテーテル
を通じた投与によって避けることができた。 血液学的毒性は観察されなかった。 PKは、投与量直線、化合物の比較的長期化した身体残余、および過度の配置によ
って特徴付けされる。強力に活性な血漿レベルは、2000mcg/m2から到達する。 隔週ごとに与えられるiv3時間の点滴を調べるさらなるフェーズI試験を実施中
である。開始投与量は、2週ごとに3000mcg/m2である。
【0086】 実施例13 進行性の固体の腫瘍、およびリンパ腫を有する患者における毎週の1時間の静脈
内点滴として与えられたフェーズI試験 PS<3の進行性の疾患と適切な器官機能を有する成人患者が適格であると考慮され
る:患者は4週ごとに週×3のアプリジンを受け取る。24の固体の腫瘍の患者
を試験する:平均(m)年齢55歳、m ECOG=1、15/24の患者が=>2の治療サイクル
で治療された。133mcg/m2/wkから2700mcg/m2/wkの7の投与レベル(DL)が評価さ
れた:102の点滴が毒性(tox)について評価可能である。血液学的毒性は報告され
ず、予防を必要とする嘔吐が800mcg/m2/wkから観察された。2700mcg/m2/wk(4患
者)で、一人が投与量制限と考慮されるG3高ビリルビン血症を有し、それ故2700m
cg/m2/wkのDLに拡大されている。全ての患者は、PK分析のためサンプリングされ
る(LC-ESI-MS/MS);速度論は直線的であり、m Vss=308L/m2 CLが高いm=0.60L/mo
nであり、m半減期=14.2hである。点滴後24時間の>1ng/mlの血漿レベルは、18
00mcg/m2/wkから到達可能である。胃ガンにおける活性の早期の兆候が報告され
た(1200mcg/m2で1患者)。VBL-IFNに耐性の進行性の腎臓ガンを有する患者は、2
700mcg/m2/wkのDLで目的とする応答(PR肺metと腹膜疾患のSD)を開始した。アプ
リジンは、薬理学的に適切な投与レベルで臨床上実行可能であるようである。
【0087】 実施例14 固体の腫瘍、およびリンパ腫を有する患者における隔週で24時間の連続的な点
滴として与えられるアプリジンのフェーズIおよび薬物動態学的試験 固体の腫瘍(32患者)またはNHL(3患者)を有する35の患者(平均年齢=51/E
COG=1)に対して24時間の点滴/2週として、固体腫瘍/NHLを有する患者にアプ
リジンを与えた。23/35の患者は、以前に≧3の化学療法の以前の系列にさらさ
れた。9の投与レベル(200-7000mcg/m2/q2w)と65のサイクル(120の点滴)を与え
た。血液学的毒性は報告されなかった。毒性は、G2-3の無気力と嘔吐がそれぞれ
9-2の患者と12-1の患者で存在した。G3吐き気/嘔吐(≧5000mcg/m2)はは有効に
治療され、次いで4HT3-摂生で妨げられた。心臓毒性は報告されなかった。5000
μg/m2/w/q2wの投与量で、2の患者が可逆的なG3 CPK-MM上昇を伴う一過的筋肉痙
攣を経験した。6000mcg/m2/wで治療された9の患者の中で、3の患者が、アプリ
ジンの第3の注射の後CPK-MMとアルドラーゼの増大を経験した。CPKの上昇はG1-
2であり、2の患者において兆候的ではなかったが、G3筋肉痛と共にG3 CPK上昇で
兆候的で、筋力の損失(DLT)が1の患者で報告された。これは結果として可逆的
ではなかった。筋肉生検は、筋細胞の有意な壊死が存在しないことを明らかにし
た。超構造的電子顕微鏡により、形態学的なミトコンドリアの改変は示されなか
ったが、厚いミオシンフィラメントの損失が示された。7000mcg/m2/q2wで、4の
患者が試験された。薬物動態学的分析(LC-ESI/MS/MS)により、AUC増大は直線状
であり、大きなVss=5391/m2と高いクリアランス(332ml/mm.m2)と、長い最終半減
期(15-35h)が存在することが示された。≧3000mcg/m2/q2wでの点滴の終了の24
時間後の血漿濃度は、有効なin vitro濃度に匹敵する(<1ng/ml)。活性は、NHL(1
/3患者)、分子的甲状腺(2/2患者)、腎臓(1/5患者)、および神経内分泌ガン(1患
者)において観察された。筋肉毒性に対する機械的仮説と予防的ストラテジーは
調査中である。
【0088】 実施例15 マイクロアレイアッセイ ヒト白血病細胞系MOLT-4をこれらの実験のため使用した。MOLT-4細胞を20nMア
プリジンで1時間処理した。全RNAを、処理の最後と、薬剤を含まない培地への
回収の6および24時間後で抽出した。
【0089】 5μgの全RNAを、32P-dATPの存在下でcDNAに逆転写した。等量の放射性活性プ
ローブを、Atlas Human Cancer Microarray (Clontech)にハイブリダイズさせた
。洗浄後フィルターを露光し、結果をAtlas Imageソフトウェアーを使用して分
析した。処理細胞と非処理細胞の間で2倍より大きい遺伝子発現の差異のみを考
慮した。マイクロアレイで見出された遺伝子発現の変化を確認するために、RT-P
CRおよびノーザン分析を実施した。
【0090】 結果 アプリジン処理は、処理の1時間程度の早期で遺伝子発現の有意な変化を導い
た。薬剤を含まない培地での回収の6および24時間後で、増大した数の遺伝子
の発現が観察された。
【0091】 処理の最後で、ほとんどの有意な変化が、早期の応答遺伝子ETRの発現におい
て観察され、処理によってそれぞれ増大および減少するVEGF-RI/flt-1遺伝子に
おいて観察された。
【0092】 ETRレベルは6および24時間後正常レベルに戻る一方で、flt-1のレベルは6
および24時間までにさらに減少した。
【0093】 アプリジンは、薬剤を含まない培地での回収の6時間後に明らかに観察可能で
あるB-RAFおよびFmsのレベルの増大をも誘導した。
【0094】 これらの遺伝子観察された変化は、RT-PCRまたはノーザンブロット分析のそれ
ぞれによって確認した。
【0095】 マイクロアレイ分析から、遺伝子発現の差異(まだRT-PCRによって確認されて
いない)が、PLK-1のような他の遺伝子について観察された。
【0096】 実施例16 固体の腫瘍と、低および中グレードの非ホジキンリンパ腫を有する患者における
3週当たり1時間の毎日の点滴×5でのアプリジンのフェーズI試験 結果 試験患者 27 毒性の評価 24 研究除外 18 進行性疾患 14 兆候的進行 2 死亡 1 その他(医師の決定) 1
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】
【表8】
【0100】
【表9】
【0101】
【表10】
【0102】
【表11】
【0103】 薬物動態学 投与量直線によって特徴付けされるPK 高い患者間偏差 高い血漿クリアランス(平均0.38L/分) 長いt1/2に対する中間値、平均14.2時間 治療上の血漿濃度(>1ug/ul)が達成された。
【0104】 結論 今日までDLTは記録されない 穏やかな薬剤関連毒性は疲労感と吐き気を含む(抗嘔吐剤で容易に制御される)
場合によるHSRは事前治療と独立的 神経障害または筋肉障害の明らかな証拠なし 目的の応答は記録されないが、考え得る抗腫瘍活性のいくつかの証拠が記録され
る − 重篤な事前治療化CRCを有する二人の患者、一方は6+ヶ月の安定な疾患を有
し、他方は腫瘍サイズの40%の減少を有した。腎臓細胞ガンと肝臓metを有する一
人の患者は、混合した応答を有した(腫瘍測定の合計の10%の減少) 上昇の継続:患者は1200ug/m2を受ける
【0105】 実施例17 進行性の固体腫瘍、および非ホジキンリンパ腫を有する患者における1時間のIV
の毎週の点滴として与えられるアプリジンのフェーズI試験 薬剤投与 アプリジンは、4週間ごとに毎週1時間×3として投与された。
【0106】
【表12】
【0107】
【表13】
【0108】
【表14】
【0109】 報告された投与量制限毒性の特徴 患者#28−毎週2700mcg/m2で治療された結腸アデノカルシノーマ(肝臓met有さず
)を有するエディンバラ人は、肝臓酵素の増大の回復が遅延しm(G3 AST; G3ビリ
ルビン; G3 ALP)、毎週のさらなる投与量の投与を除外した。
【0110】 活性の兆候 患者#16−(エディンバラ)FAMに対して主に耐性の胃アデノカルシノーマ腫瘍を
有する。毎週1200μg/m2(3600μg/m2)でのアプリジンで、胃、腹腔軸および骨盤
の小さな曲線の周囲のリンパ節の重量のわずかな改善。
【0111】 患者#23−(バルセロナ)VBL+αIFNおよびリポソームドクソルビシンに対して主
に耐性の、主要疾患部位として腎臓カルシノーマおよび肺小節を有する。毎週27
00μg/m2(8100μg/m2)でのアプリジンの2回の点滴の後、肺小節の部分的緩和と
、呼吸困難の回復を伴う臨床上の改善。
【0112】 患者#29−(バルセロナ)腎臓カルシノーマを有する。鎖骨上のアデノパシーの
評価に対する3の点滴の後、臨床上の改善。第2のサイクルで停止の評価。
【0113】 薬物動態学的データ 2700mcg/m2の現在の投与量まで投与量直線的なPK 重要な患者間偏差:CLの偏差の係数、33% 相対的高血漿CL:平均(4分の1)329(288-407mL/m2) 中間的t1/2:平均(4分の1)15.8(13.3-19.5)h 過度の配置:平均(4分の1)Vss, 345(220-398)L/m2
【0114】 予備的区画分析:非常に迅速な初期相(平均半減期0.04h)、引き続き中間相(
平均半減期1.4h)およびより長い最終相(平均半減期20.7h)で、プロフィール
はファーストオーダーの3区画モデルによって最もフィットする。
【0115】 結論 この実施中の研究は、毎週1時間の点滴+1週の停止として与えられたアプリ
ジンが、毎週3600mcg/m2の投与量まで臨床上執行可能であることを示す。骨髄毒
性は報告されなかった。予防的抗嘔吐剤により嘔吐は制御可能であった。筋肉弱
化と増大するCKより成る筋肉毒性は、3600で治療された一人の患者でみられた。
調べられた最高投与レベルでの肝臓毒性は数人の患者で報告されたが、一人の患
者でDLTであった。薬物動態学的情報は、1200μg/m2から先で治療された患者に
おける血漿で、強力な治療レベルを達成することを示す。
【0116】 毎週3600mcg/m2の実行可能性(投与レベルVIII)は調査中である。
【0117】 実施例18 固体の腫瘍と、非ホジキンリンパ腫を有する患者における隔週の24時間連続し
た点滴として与えられる、アプリジンのフェーズIおよび薬物動態学的試験
【表15】
【0118】
【表16】
【0119】
【表17】
【0120】 筋肉毒性の特徴(DLT) 患者#27−毎週6000mcg/m2で治療された骨髄甲状腺カルシノーマを有する男性患
者は、G2筋肉痛を伴う兆候的なG3 CPKを有した。毒性は、治療の不継続の後3週
以内で回復した。
【0121】 3の患者(5000および6000mcg/m2)は、CPK MB(心臓)の有意な上昇のないCPK
MM(筋肉)増加よりなるCPKのマイナーな上昇を経験した。アルドラーゼレベル
の平行的な上昇が観察された。骨格筋プロテクターとしてのカルニチン補充を使
用することによる改善の兆候が報告されている。筋肉生検を2の患者で実施した; E/M: 厚いミオシンのフィラメントの部分的な消失。
【0122】 薬物動態学的データ アプリジンは投与量直線的PKプロフィールを有するようである(低サンプルサイ
ズによって課された制約内で)。 相対的高血漿CL:平均(4分の1)値252(192-415mL/分/m2)。 高患者間CL偏差(CL 62%の偏差の係数)。 23.8(15.7-35.0h)の平均(4分の1)値を有する長いt1/2の中間値。 広い配置、413(274-638L/m2)の平均(4分の1)Vss。 予備的区画分析:血漿プロフィールは、迅速な初期相(平均半減期0.64h)およ
びより長い最終相(平均半減期25.8h)でファーストオーダー2区画モデルによ
って最高にフィットする。
【0123】 薬物動態学とのアプリジン細胞毒性相関関係 筋肉毒性は、高投与量で点滴の24時間後にさらした場合にのみ出現した。 点滴の1時間後のCmax値は、点滴の24時間後のものよりすでに高い。それ故Cm
ax相関関係が除外されるであろう。 細胞毒性を有する患者におけるAUC値は高いが、最大値ではない。 それは、高く維持されたアプリジンの血漿濃度を有する患者に影響する。明らか
な筋肉毒性を有する3の患者は、点滴の24時間後で25.8hの平均t1/2と比較し
て、44hを超えるt1/2を有した。
【0124】 図15aおよび15bは、骨髄甲状腺ガンにおける活性:CEAレベルを示す。
【0125】 結論 投与レベル数IIIより先(1800mcg/m2から5000mcg/m2)で報告された、薬剤誘導筋
肉変化(投与量制限毒性と予測される)は、6000mcg/m2(1/9患者)での投与量制
限毒性である。 抗腫瘍活性は、NHLと腎臓カルシノーマを有する患者においても記録された。 この研究は、骨格筋プロテクターとしてカルニチンサプリメントを使用すること
によって、隔週6000-7000mcg/m2の実行可能性を現在調べている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、RT-PCR分析によって確認されるマイクロアレイを使用
して観察されたflt-1発現の減少を示す図である。
【図2】 図2は、MOLT-4細胞におけるアプリジンによって誘導されるfl
t-1 mRNAの減少を示す図である。
【図3a】 図3aは、MOLT-4細胞におけるVEGF-Flt-1オートクリンルー
プと、アプリジンの効果を示す図である。
【図3b】 図3bは、MOLT-4細胞におけるVEGF-Flt-1オートクリンルー
プと、アプリジンの効果を示す図である。
【図4】 図4は、MOLT-4細胞からのVEGF分泌のアプリジンブロックを示
す図である。
【図5】 図5は、VEGF分泌のアプリジン誘導性ブロックを示す図である
【図6】 図6は、MOLT-4細胞におけるVEGF mRNAのレベルの強力な減少
を示す図である。
【図7】 図7は、MOLT-4細胞においてトランスフェクトされたVEGFプロ
モーターの活性を、アプリジンが減少しないことを示す図である。
【図8】 図8は、VEGFプロモーターに存在するコンセンサスDNA配列に
対するHIF-1およびAP-1転写因子の結合を、アプリジンがブロックしないことを
示す図である。
【図9】 図9は、VEGFプロモーターに存在するコンセンサスDNA配列に
対するHIF-1転写因子の結合を、アプリジンがブロックしないことを示す図であ
る。
【図10a】 図10aは、MOLT-4細胞の培養培地に加えられたVEGFが低
濃度のアプリジンの活性をわずかに減少するが、高濃度では効果がないことを示
す図である。
【図10b】 図10bは、MOLT-4細胞の培養培地に加えられたVEGFが低
濃度のアプリジンの活性をわずかに減少するが、高濃度では効果がないことを示
す図である。
【図11】 図11は、ヒト卵巣ガン系IGNOV-1からのVEGFの分泌を、ア
プリジンが減少できることを示す図である。
【図12】 図12は、ヒト卵巣ガン系IGNOV-1において、アプリジンがV
EGFのmRNAレベルをも減少することを示す図である。
【図13】 図13は、ルシフェラーゼ/レニラレポーター遺伝子系を使
用して測定された、アプリジンがVEGFのプロモーター活性に影響しないことを示
す図である。
【図14】 図14は、投与量AUG相関関係を示す図である。
【図15a】 図15aは、骨髄甲状腺ガン:CEAレベルにおける活性を
示す図である。
【図15b】 図15bは、骨髄甲状腺ガン:CEAレベルにおける活性を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 0007639.8 (32)優先日 平成12年3月29日(2000.3.29) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0015496.3 (32)優先日 平成12年6月23日(2000.6.23) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0025209.8 (32)優先日 平成12年10月13日(2000.10.13) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 クリス・トゥエルヴズ イギリス・グラスゴー・G61・1BD・ベ アスデン・スウィッチバック・ロード・ (番地なし)・アレクサンダー・ストー ン・ビルディング・ユニヴァーシティ・オ ブ・グラスゴー・シーアールシー・ビート ソン・ラボラトリーズ (72)発明者 ルイス・パス−アレス スペイン・E−28015・マドリード・カー ジェ・フランシスコ・デ・リシ・8 Fターム(参考) 4C076 AA11 BB17 CC27 4C084 AA17 MA16 MA66 NA14 ZB261 4C206 AA01 AA02 FA31 MA01 MA04 MA36 MA86 NA14 ZB26 【要約の続き】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投与量制限毒性データと一致する推奨投与量以下で使用する
    アプリジンの投与を含む、患者におけるガンの有効な治療方法。
  2. 【請求項2】 投与が、以下のプロトコール: 3週間に亘り毎週24時間の点滴、引き続き1週間の停止; 隔週24時間の点滴; 4週間ごとに3週間に亘り毎週1時間の点滴; 3週間当たり毎日1時間の点滴×5日;並びに 隔週で3時間の点滴; の一つに従う、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アプリジンが、VEGF分泌とVEGF/VEGFオートクリンループを
    ブロックする、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 アプリジンが、組み合わせ治療の一部として投与される、請
    求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 アプリジンが、骨格筋プロテクターと組み合わせて投与され
    る、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 患者がそのガン疾患に対する標準的な治療をすでに受けてお
    り、腫瘍が抗療性である、請求項1記載の方法。
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