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JP2003509899A - 結合された等化及び復号技術 - Google Patents

結合された等化及び復号技術

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JP2003509899A
JP2003509899A JP2001522711A JP2001522711A JP2003509899A JP 2003509899 A JP2003509899 A JP 2003509899A JP 2001522711 A JP2001522711 A JP 2001522711A JP 2001522711 A JP2001522711 A JP 2001522711A JP 2003509899 A JP2003509899 A JP 2003509899A
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bcm
symbol
codeword
trellis
decoding
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Ericsson Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 チャネルから受信された符号化変調シンボルシーケンスにおける符号語の結合された等化及び復号は、幾通りもの方法において実現される。シンボル間干渉(ISI)補償技術、符号化変調シンボルシーケンスの各受信シンボルに対応したチャネルインパルス応答(CIR)推定が決定される。受信シンボルシーケンスの符号語kは、CIR推定に依存し、従前に復号された符号語のシンボルからもたらされるシンボル間干渉を表す少なくとも1のタームを含む最尤復号トレリスを利用して復号される。復号ステップは、受信符号化変調シンボルの全ての符号語について復号が完了するまで繰り返される。最尤系列推定(MLSE)において、MLSEトレリスは、あるステージから次のステージへ進行する。これは、CIR推定に依存し、従前のトレリスステージに於ける状態に対応する符号語のシンボルに依存するパスメトリックを更新することにより行われる。トレリス進行ステップは、MLSEトレリスの全てのステージについて完了するまで繰り返し実行される。そして、符号語は、完了したMLSEトレリスにおける最良パスをトレースバックすることにより復号される。他の実施形態では、ハイブリッドMLSE-ISI技術が、パスメトリックを利用する。ここで、パスメトリックはCIR推定に依存し、従前のトレリスステージでの状態に対応する符号語のシンボルに依存する。パスメトリックは、さらに少なくとも1のタームを含む。当該タームは、従前に復号された符号語のシンボルからもたらされるシンボル間干渉を表すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の背景] 本発明は、符号化変調技術に関連し、より詳細には、符号化変調を利用した通
信システムにおける等化技術及び復号技術に関連する。
【0002】 マルチレベル符号化もしくは、ブロック符号化変調(BCM)は、今井氏と平
川氏によって”A new multi-level coding method using error correcting cod
e(エラー訂正符号を利用した新しいマルチレベル符号化方法)、IEEE Transactio
ns on Information Theory,vol.IT-23,pp371-377,May 1977”において、S.Sayeg
hによって“A class of optimum block codes in signal space(信号空間におけ
る最適ブロック符号のクラス),IEEE Transactions on Communications vol.COM-
34,PP1043-1045,Oct.1986”において、さらに、A.R.Calderbankによって”Multi
-level codes and multi-stage decoding,(マルチレベル符号及びマルチステー
ジ復号)IEEE Transaction on Communications, vol.COM-37,pp.222-229,Mar,19
89”において紹介されている。最近の刊行物は、BCMが、レイリーフェージン
グチャネルの変調と復号を結合するための魅力的なアプローチであることを実証
している。そのような刊行物には、N.sechadri,C.-E.W.Sundbergの,"Multi-leve
l coded modulation with diversity,uneqal error protection and low delay
for the Rayleigh fading channel,"(Proceedings of First Universal Confer
ence on Portable and Mobile Communications,pp.283-287,Sept.1992)や、N.S
eshadri,C.-E.W.Sundbergによる"Multi-level block coded modulations with u
nequal error protection for the Rayleigh fading channel,"(Europian Tran
sactions on Communications,bol.4,pp.325-334,May 1993.)がある。北米TD
MAセルラー規格(IS−136)や同様のワイヤレス無線アプリケーションへ
のBCMの適用性を評価する際の大きな争点の一つは、チャネルの遅延拡散によ
って余儀なくされる等化の問題である。
【0003】 符号化変調システムの等化における従来のアプローチは、等化と復号を二つの
独立したステップとして等化器からデコーダーへパスされるソフト情報について
実行するものである。そのような技術は、Y.Liuの”Performance of adaptive e
qualization and soft decision decodeing techniques over TDMA digital cel
lular radio channels,Proceedings of IEEE GLOBECOM'92,pp.27.6.1-27.6.5,De
c.1992”において記載されている。
【0004】 結合された等化(復調)及び復号を実行することにより、ソフト情報を生成す
るステップをなくすることができる。ソフト情報生成が正確でない限り、デコー
ダーのパフォーマンスにおいて潜在的な情報欠損及び連続的な損失が存在する。
この意味において、等化及び復号の結合は、より最適なものである。
【0005】 等化と復号の結合技術は、トレリス符号化変調(TCM)システムについて述
べられている(R.mehlan, H.Meyr,"Conbined equalization/decoding of trelli
s coded modulation on frequency-selective fading channels,"Proc.of the F
ifth Tirrenia International Workshop on digital Communications(E.Biglier
i and M.Luise,eds.),pp.341-352,Elsevier Science Publishers B.V.,1992)。
当該アルゴリズムは、S.A.Fechtel and H.meyr"A new mobile radio transceive
r concept using low-complexity combined equalization/trellis decoding an
d a near-optimal receiver sync strategy,"Proceedings of IEEE PIMRC'92,pp
.382-386,Oct.1992[9,10];と、S.A.Fechtel and H.Meyr.による"Combined equal
ization, decoding and antenna diversity combining for mobile/personal di
gital radio transmission using feedforward synchronization,"Proceedings
of IEEE VTC'93,pp.633-636,May1993,においてより発展し、欧州のGSMシステ
ムに適用された。
【0006】 ここに開示される新規技術は、上記の技術のパフォーマンスを改善するもので
ある。
【0007】 レイリー高速フェージング環境において等化処理を実行するためには、全体の
スロットに対するチャネルインパルス応答(CIR)のバリエーションが、正確
に推定されることが不可欠である。CIR推定に成功したアプローチの一つは、
トレーニング期間において取得した初期推定を利用して、CIRをインタリーブ
するものである。これは、N.W.K.Lo,D.D.FalconerとA.U.H.Sheikhによる"Adapti
ve equalization and diversity combining for mobile radio channel,"Procee
dings of IEEE GLOBECOM'90,pp.507A.2.1-507A.2.5,Dec.1990;N.W.K.Lo,D.D.Fal
coner,とA.U.H.Sheikh,"Channel interpolation for digital mobile redio com
munications,"Proceedings of IEEE International Conference on Communicati
ons(ICC91),pp.25.3.1-25.3.5,June 1991;R.D.Koilpillai,S.Chennakeshu,and R
.L.Toy,"Equalizer perfomance with diversity for U.S.digital cellular,"in
Proceedings of IEEE PIMRC'92,pp.255-258,Oct.1992.に記載されている。
【0008】 [発明の概要] 本発明の目的は、CIRインタリーブにより実行されるCIR推定を伴うBC
Mのために調整された、結合された等化及び復号のアルゴリズムを提供すること
にある。
【0009】 本発明のある側面において、上記及び他の目的が達成される。
【0010】 本発明の1の側面に対応して上記及び他の目的は、チャネルから受信したブロ
ック符号化変調(BCM)シンボルシーケンスにおいて符号化された符号語につ
いて、結合された等化及び復号を実行する方法及び装置であって、前記符号語の
それぞれは複数のシンボルを含むものにおいて達成される。ある実施形態では、
これは、BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネ
ルインパルス応答推定を決定することによって達成される。この受信BCMシン
ボルシーケンスの符号語は、前記チャネルインパルス応答推定に依存し、1以上
の従前に復号された符号語の1以上のシンボルからのシンボル間干渉を表す少な
くとも1つのタームを含むパスメトリックを有する最尤復号トレリスを利用して
復号される。当該復号は、前記受信BCMシンボルシーケンスの符号語の全てが
復号されるまで繰り返される。
【0011】 本発明の別の側面では、パスメトリックは、1のBCM符号語と関連づけられ
た2乗誤差を合計する等式に対応して決定され、前記誤差のそれぞれが現在の受
信サンプルと、合計タームの間の誤差であり、前記合計タームが、候補BCM符
号語の1以上のシンボルと、少なくとも1の従前に復号されたBCM符号語の1
以上のシンボルの合計である。このパスメトリックΓ(j) が、以下の式に対
応して決定され、
【0012】 ここで、r(ni+k)は、時間ni+kにおけるBCM符号語のシンボルに対応する受
信信号サンプルであり、Nblockが1のBCM符号語のブロック長であり、sj(ni +k)は、BCM符号語のj番目の候補に対応するシンボルであり、s(ni+k-1)は
、先行ステップにおいて復号されたBCM符号語(k-1)のシンボルである。
【0013】 本発明の更に別の側面では、上述の復号が順方向復号であり、受信BCM信号
の逆方向復号をさらに実行してもよい。また、上記復号が、逆方向復号であって
もよい。
【0014】 本発明の更に別の側面では、Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語の
リストを保持する。この場合、前記Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号
語のそれぞれについて、上記の復号が実行される。
【0015】 本発明の更に別の側面では、パスメトリックが、フラクショナルなシンボル間
隔における受信信号サンプルに対応するタームと、フラクショナルなシンボルサ
ンプリング位置におけるチャネルインパルス応答係数に比例する1以上のターム
とを含む機能に応じて決定されてもよい。
【0016】 本発明の更に別の側面では、チャネルから受信された前記ブロック符号化変調
シンボルシーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含んでもよい。
【0017】 本発明の他の実施形態では、チャネルから受信したブロック符号化変調(BC
M)シンボルシーケンスにおいて符号化された符号語について、結合された等化
及び復号が、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、BCMシン
ボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルインパルス応答推
定を決定することにより実行される。最尤系列推定トレリスは、前記チャネルイ
ンパルス応答推定及び、従前のトレリスステージにおける状態に対応する符号語
のシンボルに依存するパスメトリックを更新することにより、あるステージから
次のステージへ進行される。また、トレリスの全てのステージについて完了する
までこのトレリスを進行させる処理を繰り返すことにより、完全なトレリスが生
成される。この完全なMLSEトレリス内の最良パスをトレースバックすること
により、前記BCMシンボルシーケンスに含まれる符号語が復号される。
【0018】 本実施形態の別の側面では、前記パスメトリックが、以下の式に対応して決定
されてもよく、
【0019】 ここにおいて、r(ni+k)はBCM符号語に対応する受信シンボルであり、Nblo ck は1のBCM符号語のブロック長であり、sj(ni+k)は、現に復号される符号語
の候補であるBCM符号語のシンボルであり、s(l)(ni+k-1)は、従前のMLSE
トレリスステージにおける状態lに対応するBCM符号語のシンボルである。
【0020】 また、本実施形態の更に別の側面では、パスメトリックが、フラクショナルな
シンボル間隔における受信信号サンプルに対応するタームと、フラクショナルな
シンボルサンプリング位置におけるチャネルインパルス応答係数に比例する1以
上のタームとを含む機能に応じて決定されてもよい。
【0021】 また、本実施形態の更に別の側面では、上述の最尤系列推定トレリスをあるス
テージから次のステージに進行させる処理が順方向において実行され、更に、上
記最尤系列推定トレリスを逆方向に進行させる処理を備えてもよい。さらに、上
記の最尤系列推定トレリスをあるステージから次のステージに進行させる処理が
、逆方向において実行されてもよい。
【0022】 また、本実施形態の更に異なる側面では、チャネルから受信された前記ブロッ
ク符号化変調シンボルシーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含ん
でもよい。
【0023】 また、本発明の更に別の本実施形態では、チャネルから受信したブロック符号
化変調(BCM)シンボルシーケンスにおいて符号化された符号語について、結
合された等化及び復号が、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に
、BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
パルス応答(CIR)推定を決定することによって実行される。最尤系列推定ト
レリスは、チャネルインパルス応答推定及び、従前のトレリスステージにおける
状態に対応する符号語のシンボルに依存するパスメトリックを更新することによ
り、あるステージから次のステージへ進行され、上記のパスメトリックは、1以
上の従前に復号された符号語の1以上のシンボルからのシンボル間干渉を表す少
なくとも1つのタームを含む。また、トレリスの全てのステージについて完了す
るまで前記トレリスの進行を繰り返すことにより完全なトレリスが生成される。
さらに、上記の完全なMLSEトレリス内の最良パスをトレースバックすること
により、BCMシンボルシーケンスに含まれる符号語が復号される。
【0024】 また、本実施形態の別の側面では、パスメトリックが、受信BCM信号の1の
符号語にまたがる受信シンボルと、MLSEトレリスのステージkにおける状態
に対応するBCM符号語のシンボルとトレリスステージ(k-1)における状態に
対応する1以上のBCM符号語の1以上のシンボルとの合計との間の、2乗ユー
クリッド距離を計算する反復式に対応して決定されてもよい。
【0025】 また、本実施形態の更に別の側面では、パスメトリックΓ(j) が、以下の
式に対応して決定されてもよく、
【0026】 ここにおいて、r(ni+k)は受信BCM符号語の1の符号語にまたがる受信シン
ボルであり、Nblockは1のBCM符号語のブロック長であり、s(j)(ni+k)は、
MLSEトレリスのステージkにおける状態jに対応するBCM符号語のシンボ
ルであり、s(l)(ni+k-1)は、MLSEトレリスのステージ(k-1)における状態lに
対応するBCM符号語のシンボルであり、s^(l)(ni+k-2)は、MLSEトレリス
のステージ(k-1)における状態lからトレースバックして取得した、BCM符号語
(k-2)について仮決定されたシンボルである。
【0027】 また、本実施形態の更に別の側面では、前記最尤系列推定トレリスをあるステ
ージから次のステージに進行させる処理が順方向において実行され、更に、最尤
系列推定トレリスを逆方向に進行させる処理を備えてもよい。また、上記最尤系
列推定トレリスをあるステージから次のステージに進行させる処理が、逆方向に
おいて実行されてもよい。
【0028】 また、本実施形態の更に異なる側面では、Ns個の最良の従前に復号されたB
CM符号語のリストを保持し、Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語の
それぞれについて、上記の復号が実行されてもよい。
【0029】 また、本実施形態の更に異なる側面では、パスメトリックが、フラクショナル
なシンボル間隔における受信信号サンプルに対応するタームと、フラクショナル
なシンボルサンプリング位置におけるチャネルインパルス応答係数に比例する1
以上のタームを含む機能に応じて決定されてもよい。
【0030】 また、本実施形態の更に異なる側面では、チャネルから受信された前記ブロッ
ク符号化変調シンボルシーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含ん
でもよい。
【0031】 [詳細な説明] 本発明の様々な特徴は、添付図面を参照して記載される。図面において同一の
参照番号を付された部分は同一構成要素である。
【0032】 記載の目的において、様々な発明技術は、ブロック符号化変調と関連して記載
されるが、これらは開示された技術に特によく適応するものである。しかし、本
発明はどんな符号化変調や、符号化と変調の複合処理手法にも適用可能である。
【0033】 以下に記載される様々な技術は、適当なプログラム命令のセットを実行するプ
ログラム可能なプロセッサを利用することを含めて、あらゆる手法において実施
することができる。そのようなプログラム命令は、例えば、RAMやROM、磁
気ディスクやディスケット、又はテープのような磁気記憶装置、CDROMのよ
うな光学的記憶媒体を含む、コンピュータが読み取り可能なあらゆる記憶媒体に
格納されていてもよい。そのような場合、本発明は、プログラム命令を格納して
いるコンピュータが読み取り可能な記憶媒体において実現される。
【0034】 他の実施形態においては、専用ハードウェア(例えばASIC)を、以下に記
載する様々な機能を実現するために設計してもよい。
【0035】 上記実施形態のすべての設計及び製品は、当業者の能力の範囲内に収まるもの
である。そのような設計及び製品の詳細は、本発明を製造し使用するために必要
とされるものではなく、また、この記載の範囲内に含まれるものでもない。従っ
て、本発明の記載を不必要な情報により曖昧にすることを避けるために、これら
については記載しない。しかしながら、「技術」、「アルゴリズム」及びこれと
同様の記載は、発明の方法ステップのみならず、本発明を実行するための装置及
び製造品をも含む概念であると解釈されるべきである。
【0036】 ブロック符号化変調(BCM)符号化装置は、ブロックエンコーダーを並列接
続して構成される。また。エンコーダーの出力は、信号コンステレイションから
、ビットツーシンボルマップ器によりシンボルを選択するために利用される。8
相PSKに基づく典型的なBCM手法の符号化器の構成図を図1に示す。本発明
の、結合された等化及び復号のアルゴリズムは、この特定のBCM手法について
記載される。しかしながら、当業者には本発明がこの典型的な実施形態に限定さ
れるものでなく、他のあらゆるBCM手法にも同様に適用可能であることを直ち
に理解するであろう。
【0037】 図1のBCMにおいて、3入力ビットストリーム{i0,i1,i2}がある。それぞ
れ、独立のブロック符号Ck、k=0,1,2によって符号化される。
【0038】 8相PSKポイントは、以下の定義:{b210}を利用して定義される。こ
こで図2a及び図2bを参照すると、以下のコンポーネント符号を伴うBCM手
法の一例が、示される。
【0039】 C0:(4,1)反復符号(レート=1/4) C1:(4,3)単一パリティチェック符号(レート=3/4) C2:(4,3)単一パリティチェック符号(レート=3/4) 図2aは、符号化処理の一例を示し、図2bは、符号化ビットツーシンボルマ
ッピングの結果を示す。符号Nblockのブロック長は4であるので、各BCM符
号語は、4つの8相PSKシンボル{S1、S2、S3、S4}で構成される。本発
明の理解の容易のために、本発明の結合された等化及び復号のアルゴリズムは、
この特定のBCMのために記載されるであろう。しかしながら、上記のように、
本発明は他のBCM手法にも同様に適用できる。
【0040】 本発明の、BCM用の結合等化・復号アルゴリズムの典型的なスロット構成は
、図3に示すようになる。このスロット構成は、IS−136規格のスロット構
成を修正したものであり、本発明の理解の容易のために提供され、本発明はあら
ゆるスロット構成に適用可能である。IS−136規格のスロット構成は、電子
工業会(Electronics Industries Association)における、デュアルモード移動
端末−基地局間互換性規格、IS−54Rev.A(EIA/TIA553)、EI
A/TIAプロジェクト番号2398、1990年10月に発見することができ
る。
【0041】 本発明における修正版では、プリアンブル{p1}(14シンボル)、CDV
CC{p2}(6シンボル)、第2のプリアンブル{p3}(6シンボル)の各ス
ロット間において3つのチャネルインパルス応答(CIR)推定が得られる。さ
らに、2つのデータセグメントがあり、68シンボルをそれぞれが備える。よっ
て、スロットはトータルで162シンボルを含む(これはIS−136と同様)
【0042】 2タップチャネルモデルを仮定すると、C(z)=c1+C2-1が成立し、C
IR推定は、以下のステップにより実行される。
【0043】 ステップ1:上記決定された式のセットについて疑似反比例(pseudo-inverse
)法を利用して、初期CIR推定、C=[c12、を取得。
【0044】 ステップ2:同一データに適応トラッキングアルゴリズムを実行することによ
り、改良CIR推定(refined CIR estimate)Csを取得する。
【0045】 CIR補間は、補間フィルタ(ウィナーフィルタ、ナイキストフィルタなど)
を利用して実行される。補間はスロット内の各シンボルに対応するCIR値を取
得するための一つのアプローチであり、他のCIR推定/補間方法も適用可能で
ある。
【0046】 シンボルインタリーブは、BCM手法の利益を完全に得るために不可欠である
。ここで想定するBCM手法は、2スロットインタリーブ手法である(トータル
272データシンボルからなる)。インタリーバは、N行N列の方形マトリック
スであり、データは行単位に書き込まれ、列単位に読み出される。現実的なシス
テムでは、インタリーバのサイズは、許容される符号化復号化遅延によって制限
される。BCM手法では、N列をBCM符号語のブロック長(Nblock)に選択
することができる。(このことは、本発明の記載から明らかなように、結合され
た等化及び復号を利用することの利点である。)このように、図2a及び図2b
のBCMでは、表1に示すように、Ncol=4、68×4の方形インタリーバが
取得される。インタリーバマトリックスの各行は、一つのBCM符号語を含んで
いる。IS−136規格で許容されているように、インタリーバが2TDMAタ
イムスロットを測定していることがわかる。
【0047】
【表1】
【0048】 単一(n,k)線形ブロック符号の復号トレリスを取得する手順は、j.Wolf"Effi
cient maximum likelihood decoding of linear block codes using a trellis
(トレリスを利用した線形ブロック符号の効果的な最尤復号),"IEEE Transacti
ons on INformation Theory, vol.IT-24,pp.76-80,Jan.1978に記載されている。
Wolfの方法は、ビタビアルゴリズムを復号トレリスに適用することにより、
線形ブロック符号の最尤(ML)復号を可能とする。ビタビアルゴリズムのより
詳細な記述は、G.D.Forney,"The Vitabi algorithm,(ビタビアルゴリズム)"Pr
oceedings of the IEEE, vol.61,pp.268-278,Mar.1973.に記載されている。BC
M手法は多重コンポーネントブロック符号を有するので、BCMの復号トレリス
の生成は、Wolfの手法を多次元拡張することに相当する。各BCM手法は、独自
の復号トレリスを有する。BCMの復号トレリスの一例は、図4に示されるもの
である。BCMトレリスの主な利点は、すべてのコンポーネント符号が同時に復
号され、最適な最尤結果をもたらすことである。
【0049】 [結合された復調(等化)及び復号の基本的概念] 結合された復調(等化)及び復号の基本的概念は、図5を参照して記載される
。図5は、シンボル間の関係を示す典型的なインタリーバマトリックス500を
示す。符号化されるデータは、インタリーバマトリックス500に行単位に書き
込まれ、列単位に読み出される。各行は、1のBCM符号語を備えるすべてのシ
ンボルを含む(例えば第1の行501)。符号化は、メモリ又はシンボル間の関
係を生成する。このBCMの例では、符号化関連メモリが1行又は符号語に拡張
される。データは列単位に読み出され、このシーケンスで送信されるので(例え
ば第1列503)、送信シーケンスのデータは、チャネルによってもたらされる
メモリ(シンボル間干渉)によって関連づけられる。チャネルメモリは、チャネ
ルインパルス応答によって定義される。複数シンボルが関連する場合、これらの
シンボルのセットが最尤系列推定(MLSE)を利用して最適に復号される。よ
って、図5の例では、各行に沿って動作するMLSEデコーダーと、各列に沿っ
て動作するMLSEデコーダーを必要とする。これらの2つのデコーダーは独立
であり、前者は、典型的に後者の出力に作用する。第2の復号に関連する情報は
第1の復号による不適切な処理により破壊されるので、これにより適当なパフォ
ーマンスを得ることができる。ゆえに、1のデコーダーで他方への入力情報を修
正するのではなく、行と列は同一入力情報を利用して復号されるので、2次元デ
コーダーを利用するジョイントMLSE復号は最適なアプローチである。しかし
ながら、ジョイント復号はより複雑である。本発明の様々な側面は、ジョイント
復調及び復号を実行するとともに、最適に近いパフォーマンスを維持する一方で
より複雑さを軽減するための技術に関するものである。
【0050】 BCM手法に対する結合された等化及び復号技術に関する本発明のいくつかの
実施形態がここに記載される。結合された等化/復号は、以下の3つのアプロー
チにおいて実行される。 1.シンボル間干渉(ISI)補償 2.最尤系列推定(MLSE)アプローチ 3.ハイブリッドアプローチ これらはそれぞれより詳細に記載される。
【0051】 [ISI補償アプローチ] この実施形態では、(現在受信したシンボルにおいてISIに貢献する)過去
のシンボルに対するデコーダー決定を利用して、ISI補償を介して等化が実行
される。
【0052】 (ブロック長Nblock=4)のBCM手法に対するインタリーブ及びデインタ
リーブパターンにおけるシンボル位置の詳細及び、図3に示すようなスロット構
造は、上記表1及び以下の表2において与えられる。
【0053】
【表2】
【0054】 送信されるシンボルは、インタリーバマトリックスに行単位で登録され、列単
位で読み出される。この方法において、各行は、BCM符号語に対応している。
ここで想定するBCMでは、BCM符号の構成シンボルは、連続するTDMAフ
レーム上の2つのタイムスロットに分配される。受信器では、受信シンボルがデ
インタリーバに列単位に書き込まれる。受信シンボルの各行(これは、BCM符
号語に対応する)は、以下に記載する最尤(ML)アプローチを利用して復号さ
れる。
【0055】 送信データは、インタリーバから列単位に読み出されるので、遅延拡散が存在
する中で、チャネルインパルス応答(CIR)が次のカーソルか、前のカーソル
かに応じて、各シンボルは同一列の前後の列からのISIを被る。例えば、2タ
ップチャネルモデルを考えると、C(z)=C1+C2-1又は、C(z)=C +Cであり、チャネルは1シンボル分期間が離れている2レイを有する2レイ
(2ray)インパルス応答である。表2に示すようなBCM手法(ブロック長Nb lock =4)のk行を考える。k行に対応するシンボルが時間(n1+k),(n2+k),(n 3 +k)及び(n4+k)のそれぞれにおいて送信されたと仮定する。従って、(k−1)
又は(k+1)行のシンボルは、それぞれ(上記チャネルモデル毎に)、表2に
示す時間に存在する。受信信号r(ni+k)は、以下の式で表される。
【0056】
【数1】 ここで、{C1、C2}は、CIR係数であり、s(ni+k)は、現在のシンボルで
あり、s(ni+k-1)は、現在のシンボルの直前に送信されたシンボルである。イ
ンデックスiは、列インデックスである。この例では、ブロック長Nblock=4シン
ボルのBCM符号語を想定している。η(ni+k)は、ガウス確率変数(Gaussian
ramdom variable)として考えられる相加性雑音(AWGN)例又は、(同一チ
ャネル)干渉の一例である。
【0057】 BCMデコーダで利用されるメトリックは、Γ(j) (k行、j番目のBC
M符号語)である。
【0058】
【数2】 ここで、sj(ni+k)は、k行、j番目のBCM符号語に対応するシンボル
であり、s(ni+k-1)は、ISI補償に利用される(k-1)行目のBCM符
号語に対応するシンボルである。(最初の行のインタリーバ/デインタリーバマ
トリックスについて)復号を開始すると、適当なプリアンブル/CDVCCシン
ボル(pl(.),l=1,2,3,これらは既知のシンボル)がs(ni−1)として利用
される。この復号技術は、ISI補償復号と呼ばれ、次のカーソル(前のシンボ
ル)の影響を補償するための判定帰還等化(decision feedback equalizer:DF
E)の利用と関連する。この技術は、帰還部の一部としてデコーダーを有する改
良を伴う判定帰還等化と同類である。よって、判定帰還等化においてよく経験さ
れるエラー伝搬を招くシンボルエラーをフィードバックする可能性を最小限にす
る。この技術では、インタリーバ/デインタリーバマトリックスの各行について
、ISI補償メトリックを利用して、ML基準の基に符号語が選択される。この
符号語シンボルは、次の行に繰り越され、次のBCM符号語を復号する際のIS
I補償に利用される。
【0059】 ここで、図6を参照すると、第1の実施形態に対応する結合された等化及び復
号のアルゴリズムのステップは、 ステップ601: 上記のように、各受信シンボルに対応するCIR推定を取
得する。
【0060】 ステップ603: すでに復号されたBCM符号語のシンボルによるISIを
表すタームを含む2乗ユークリッド距離メトリックを利用するML復号トレリス
によりk行を復号する。数式2は、そのようなメトリックの一例である。(k-1
)行からのデコーダの過去のシンボル決定は、ISI補償に利用される(もし、
k=1ならば、既知のプリアンブル/CDVCCシンボルがISI補償として利
用される。) ステップ605では、ステップ603を全データ(2スロット)が復号される
まで繰り返す。
【0061】 ステップ603は、ISIが実質的に1シンボルから次のシンボルへ広がって
いる状況によく適していることに注意すべきである。ISIが複数のシンボルに
広がっている状況では、状況に応じてメトリックを変更して、いくつかの従前の
行もしくは、連続する行からのシンボル決定を含むように技術を拡張することが
できる。
【0062】 本発明の別の実施形態では、上記の等化/復号処理のステップ603において
、単一候補以上(即ち、s(ni+k-1))に対して実行することができる。典
型的に、(k−1)行の最良のN個の候補BCM符号語は、k行の最良のN 個の候補を決めるために利用される。この方法は、リストツリーアルゴリズム(
LTA)と呼ばれ、以下においてより詳細に記載される。
【0063】 [リストツリーアルゴリズム] 上記の本発明のISI補償アプローチを想定する。数式2によって与えられる
、ブランチメトリックは、以下の場合は信頼性がない。
【0064】
【数3】 信頼性のないブランチメトリックは、復号されたBCM符号語におけるエラー
の原因となり得る。結合された等化及び復号の技術は、判定帰還型構造を(IS
I補償について)採用するので、(BCM符号語における)復号エラーはエラー
伝搬の原因となり、連続する符号語の復号に影響する。この問題は、各行につい
て1以上の符号語をキープすることによって減少させることができる。これは、
汎用ビタビアルゴリズム(GVA)の修正を利用して実現される。この修正を、
ここではリストツリーアルゴリズム(LTA)と呼ぶ。GVAの情報は、B.Sesh
adri,C.W.Sundberg,"Generalized Vitabi detection with conbolutional codes
(畳込み符号の汎用ビタビ検出)",Proceedings of IEEE GLOBECOM '89,pp.1534
-1538,Nov.1989において記載されている。GVAとLTAアルゴリズムの相違は
、GVAがトレリス上で動作し、状態/ブランチの数が一定である一方で、LT
Aでは、上記のように状態/ブランチの数が指数関数的に増え、周期的な切り捨
てが必要とされるところにある。
【0065】 (最低のメトリックを有する)単一BCM符号語だけを保持するよりも、LT
Aは、N個の最良BCM符号語のリストを保持する。ここで、Nは、LTA
における生き残り、もしくは符号語の数を表す。順方向復号では、(k−1)行
からのこれらのN個の候補符号語のそれぞれを、数式2で与えられるメトリッ
クを利用して次のBCM符号語(k行)を復号する際に、ISI補償に利用する
ことができる。例えば、以下のN個の符号語は、(k−1)行について保持さ
れるであろう。
【0066】
【数4】 (k−1)行のN符号語を利用して、復号処理では(k行について)Ns 2個の
符号語が発生し、これらのいくつかは同一である。このステージにおいて、Ns 2 個のパスに関連するパスメトリックは、ソートされ、最良のNs個の(明確な)
符号語が保持される。上記の手順は、インタリーバ/デインタリーバマトリック
スにおける各行について繰り返される。k行のシンボルについて決定するために
、(k+dd)行における最良のパスを選択する。ここで、ddは、決定深度(d
ecision depth)であり、トレースバックddは、k行における対応する符号語
を決定するために、格納された符号語パス履歴をたどる。この方法において、N (生き残りの数)及びdd(決定深度)は、複雑さとパフォーマンスの間のト
レードオフを決定するために変化し得る。
【0067】 [MLSEアプローチ] ここで想定される典型的なBCM手法は、全部でM個(128個)の符号語を
有する。(図4のトレリス図における各パスは、符号語を表す。)数式1におい
て与えられたように、2タップチャネルモデルについて、(インタリーバの)k
行におけるBCMシンボルのISIは、(k−1)行のBCM符号語のシンボル
から到来する。さらに、G.D.Forney"Maximum-likelihood sequence estimation
of digital sequences in the presence of intersymbol interference,(シン
ボル間干渉におけるデジタル系列の最尤系列推定)"IEEE Transactions on Info
rmation Theory,vol.IT-18,pp363-378,May 1972”に記載されるように、ISI
が存在する中でのBCM復号に対するMLSEアプローチは、M個の状態を必要
とする。ここで、トレリスにおける各状態は、BCM符号語を表している。
【0068】 本発明の等化/復号処理の他の実施形態では、パスメトリックΓ(j) は、
MLSEトレリスにおいて、トレリスステージ(k−1)における状態lから、
トレリスステージkにおける状態jへの変遷において、BCMデコーダにおいて
利用され、以下の式で規定される。
【0069】
【数5】 ここで、s(j)(ni+k)は、(トレリスステージkにおける)状態jに対応するBC
M符号語のシンボルであり、s(l)(ni+k-1)は、(トレリスステージk-1における
)状態lに対応するBCM符号語のシンボルである。
【0070】 数式5において与えられるMLSEメトリックと、数式2において与えられる
ISI補償メトリックの主な違いは、Γ(j) についてメトリックを計算する
際に、BCM符号語s(l)(ni+k-1)でいかなる決定もなされていないことである。
【0071】 ここで図7を参照すると、本発明のこの実施形態に対応した結合された等化及
び復号のアルゴリズムのステップは、 ステップ701: 上記のように、各受信シンボルに対応するCIR推定を取
得する。
【0072】 ステップ703: トレリスステージkに対応するBCM符号語のシンボルと
、トレリスステージk-1に対応するBCM符号語のシンボルを表すタームを含む
、2乗ユークリッド距離パスメトリックΓ(j) を更新することにより、ML
SEを(ビタビアルゴリズムを利用して)実行する。数式5は、そのようなメト
リックの一例である。
【0073】 ステップ705及び707: ステップ703を、すべてのMLSEトレリス
のステージについて完了するまで繰り返し、(ビタビアルゴリズムにあるような
)最良パスをトレースバックしてBCM符号語を復号する。
【0074】 ステップ703は、ISIが実質的に1シンボルから次のシンボルへ広がって
いる状況によく適していることに注意すべきである。ISIが複数のシンボルに
広がっている状況では、本発明のMLSE技術は、いくつかの従前の又は連続す
るトレリスステージにおける状態に対応するBCM符号語のシンボルを表すター
ムを含むようにメトリックを適切に修正することにより拡張することができる。
【0075】 MLSEアプローチの主な利点は、追加ステップが確実に同一である必要があ
るLTAアプローチとは異なり、明らかなBCM符号語がMLSEの各状態に対
応することである。
【0076】 もし、チャネルモデルがLタップであれば、MLSEトレリスはM(L-1)
の状態を有する。その結果として、MLSEアプローチは指数関数的に複雑化す
る。
【0077】 [ハイブリッド復号アプローチ] 本発明の別の実施形態では、MLSEアプローチに伴う計算の複雑さを軽減す
るために、本発明のMLSEアプローチとISI補償アプローチのハイブリッド
に基づく適切なアプローチを利用する。例えば、もしISIモデルが3タップモ
デルである場合、MLSEアプローチではM個の状態が必要となる。本発明の
ハイブリッドアプローチでは、M個の状態トレリスを利用することができる。時
間niにおけるブランチメトリックを計算するためには、s(ni-2)を決定するた
めに(時間ni-1において)各トレリスパスをトレースバックし、これらの暫定復
号化シンボルを利用する。換言すると、時間(ni-2)において可能なすべての符
号語について試みる代わりに、暫定的な決定が(ni-2)における符号語に基づい
て下され、そのシンボルs(ni-2)が利用される。
【0078】 パスメトリックΓ(j) は、MLSEトレリスにおいて、トレリスステージ
(k−1)における状態lから、トレリスステージkにおける状態jへの変遷に
おいて、BCMデコーダにおいて利用され、以下の式で規定される。
【0079】
【数6】 ここで、s(j)(ni+k)は、(k行における)状態jに対応するBCM符号語のシ
ンボルであり、s(l)(ni+k-1)は、(k-1)行における状態lに対応するBCM符号
語のシンボルである。s^(l)(ni+k-2)は、(時間(ni+k-1)における)MLSE
トレリスの状態lからトレースバックして得られた、(k-2)行について暫定的に
決定されたものである。
【0080】 数式6、数式5及び数式2を比較すると、ハイブリッドアプローチにおいて利
用されるメトリックは、MLSEアプローチを直近のISIタームについて利用
し、ISI補償を他に利用していることがわかる。これは、計算の複雑さとパフ
ォーマンスの間の良好なトレードオフをもたらすものである。
【0081】 ここで図8を参照すると、本発明のこの実施形態に対応した結合された等化及
び復号のアルゴリズムのステップは、 ステップ801: 上記のように、各受信シンボルに対応するCIR推定を取
得する。
【0082】 ステップ803: 第1の従前符号語に対応するBCM符号語のシンボルを表
す第1のタームと、第2の従前符号語に対応するBCM符号語のシンボルを表す
第2のタームを利用する、2乗ユークリッド距離パスメトリックΓ(j) を更
新することにより、ハイブリッドMLSE−ISI補償アルゴリズムを実行する
。数式6は、そのようなメトリックの一例である。
【0083】 ステップ805及び807: ステップ803を、すべてのMLSEトレリス
のステージについて完了するまで繰り返し、最良パスをトレースバックしてBC
M符号語を復号する。
【0084】 ステップ803は、ISIが実質的に1シンボルから次のシンボルへ広がって
いる状況によく適していることに注意すべきである。ISIが複数のシンボルに
広がっている状況では、本発明のハイブリッドMLSE技術は、複数のISI補
償タームを含むようにメトリックを適切に修正することにより拡張することがで
きる。
【0085】 ブロック符号化変調情報の結合等化/復号を実行するための本発明の技術の多
くの実施形態が記載されている。本発明のさらなる側面において、これらの技術
がさらに強化されてもよい。これらの強化について記載する。
【0086】 [双方向復号] 順方向及び逆方向の両方におけるスロット内データの復号技術は、双方向復号
として記載される。例えば、S.Chennakeshu,R.D.Koilpillai,R.L.Toy,"A low co
mplexity MLSE equalizer for U.S.Digital Cellular mobile recievers(米国
デジタルセルラー移動受信器のための低複雑性MLSE推定器),"G.E.Technica
l Information Series,Dec.1991,GE-CRD Technical Repott(Class2)91CRD247;と
、Y.Liu,"Bi-directional equalization for TDMA communication systems over
land mobile radio channels,(陸上移動通信チャネルにおけるTDMA通信シ
ステムのための双方向等化技術)"Proceedings of IEEE GLOBECOM'91,pp.41.1.1
-41.1.5,Dec.1991に記載されている。双方向符号化を考慮する主な動機は、チャ
ネルが、厳しい非最小フェーズ状態(non-minimum phase condition)を示す様
な場合、即ち|C1|<<|C2|の場合に、デコーダのパフォーマンスを改善するこ
とである。
【0087】 数式2で与えられるメトリックは、(各BCM符号語に対応する)シンボルs
(j)(ni+k)を利用するBCM符号のすべてについて最小化される。もし、|C1(
ni)|がほぼ0ならば、(数式2で与えられる)メトリックは、s(j)(ni+k-1)の全
ての値について(即ち、全ての異なるBCM符号語について)ほぼ同一であり、
BCM符号語の復号におけるエラーの尤度が増加する。
【0088】 本発明のこの側面によれば、それぞれk行におけるBCM符号語のISI補償
復号を利用する順方向及び逆方向復号のメトリックは、以下によって規定される
【0089】 順方向復号:(k-1)行に対応するBCM符号語が復号されると(即ち、シン
ボルs(ni+k-1)は既知である))、シンボルs(j)(ni+k)(k行)は、以下のメ
トリックを最小化することにより復号される。
【0090】
【数7】 逆方向復号:(k+1)行に対応するBCM符号語が復号されると(即ち、シン
ボルs(ni+k+1)は既知である))、シンボルs(j)(ni+k)(k行)は、以下のメ
トリックを最小化することにより復号される。
【0091】
【数8】 順方向及び逆方向復号の両方が実行され、各データセグメント(シンボルのブ
ロック)についてより良いメトリックを提供する方向が選択され、そのデータ決
定は、復号出力として利用される。
【0092】 本発明の、順方向及び逆方向復号に対するISI補償アプローチは、上述され
ている。本発明の他の実施形態では、MLSE復号アプローチ及びハイブリッド
復号アプローチが、メトリックを適当に修正して双方向復号を利用して実行され
る。特に、MLSE復号については、順方向復号は、次式に対応している。
【0093】
【0094】 MLSE逆方向復号は次式に対応している。
【0095】
【0096】 ハイブリッド復号の場合、順方向復号手続きは、以下の前者の式に、逆方向復
号は、以下の後者の式に対応している。
【0097】
【0098】
【0099】 あらゆる双方向復号技術の側面に関して、いくつかのアプローチを取ることが
できる。第1のオプションは、順方向復号と逆方向復号の両方を実行し、順方向
及び逆方向復号で得られたメトリック値の比較に基づき最良の結果を与えるもの
を選択することである。第2の複雑性のより低いものを選択するオプションでは
、順方向復号又は逆方向復号もしくは、これらの結合(即ち、あるポイントまで
順方向復号を実行し、かつ、同じポイントまで逆方向復号も実行することである
。)のいずれかを実行する。この第2のオプションは、復号方向を選択するため
の適当な基準を利用することができる。典型的な基準は、受信信号強度(RSS
I)と、順方向及び逆方向復号におけるメトリック値の比較を含むものである。
【0100】 [フラクショナルスペースメトリック] 間欠遅延拡散のために、結合された等化及び復号のアルゴリズムのパフォーマ
ンスは、ここに記載するフラクショナルスペースメトリック(fractional space
d metric)を利用することにより、相当改善される。 (間欠遅延拡散について)真のチャネルと推定チャネル間のモデルミスマッチを
緩和するためには、ブランチメトリックが修正されなければならない。DAMP
Sシステムに適用されるMLSE等化器についてこれを実行するための方法は、
Y.Wan,Q.Liu,A.M.Sendyk,"A fractional-spaced maximum likelihood sequence
estimation receriver in a multipath fading environment,(マルチパスフェ
ージング環境においてフラクショナルスペース最尤系列推定受信機)"Proceedin
gs of IEEE ICASSP'92,pp.689-692,May 1992.に記載されている。本発明の別の
側面によれば、BCMの結合された等化及び復号の本発明のアプリケーションに
ついてフラクショナルスペースメトリックを利用するアプローチが提供される。
【0101】 間欠遅延拡散が存在する場合、パルスシェーピング機能のために、ISIはい
くつかのシンボルピリオドまで広がる。パルスシェープは、数シンボルピリオド
間で周期的に減衰し、一部を切り捨てることができる(can be truncated)よう
になる。(正数サンプリング位置についての)3タップCIRモデルC(z)=c1 +c2z-1+c3z-2と、(フラクショナルななサンプリング位置について)C'(z)=c
'1+c'2z-1+c'3z-2を考える。(正数サンプリングについて、サンプリングレート
は、シンボル期間について1サンプルであり、フラクショナルなサンプリングの
場合のサンプリングレートは、シンボル期間について複数サンプルである。)従
って、ハーフシンボル間隔における受信信号サンプルは、以下のように表現する
ことができる。
【0102】
【数9】
【0103】
【数10】 ここで、{cj(ni)},j=1,2,3は、正数サンプリング位置におけるチャネルイン
パルス応答(CIR)係数であり、{c'j(ni)},j=1,2,3は、フラクショナルな
サンプリング位置におけるCIR係数である。η(ni)η(ni-1/2)は、ガウス確率
変数を意味する0と見なされる独立干渉サンプルである。
【0104】 ISI保証アプローチに対する(受信信号についてシンボルにつき2サンプル
のサンプリングレートを利用する)メトリックは、以下の式で与えられる。
【0105】
【数11】 同様に、フラクショナルスペースメトリックの利用は、他のBCM符号方法に
も適用することができる。MLSE技術であれば、メトリックは以下のように定
義されるだろう。
【0106】
【0107】 フラクショナルスペースハイブリッド技術は、以下のメトリックを使用するで
あろう。
【0108】
【0109】 チャネルが間欠遅延拡散を有する場合に、フラクショナルスペースメトリック
が利用される。典型的に、追加のタップは間欠遅延チャネルをモデル化するため
に必要とされる。このように、3タップを有するチャネルモデルが示されている
【0110】 この開示において、3つの実施形態が、符号化変調手法の結合等化・復号を実
現するために提供される。3つのアプローチは、特定のBCM手法と関連して示
されているが、他のいかなる符号化変調手法にも適用できる。BCM符号語の復
号は、最尤(ML)アプローチ及び、ブロック符号のトレリス復号のためにWolf
法を多次元拡張したものを利用して実行される。また、結合された等化及び復号
のアルゴリズムの3つの強化策も提供されている。そこには、双方向(順方向及
び逆方向)復号の利用、ISI補償アプローチのパフォーマンスを改善するため
のリストツリーアルゴリズムの利用及び、チャネルが間欠遅延拡散を起こした場
合に、等化器のパフォーマンスを改善するためのフラクショナルスペースメトリ
ック利用を含む。
【0111】 本発明は、特定の実施形態と関連して記載されている。しかし、当業者が直ち
に理解するであろうように、上述の好適な実施形態以外の所定の形態において本
発明を実施することもできる。これは、本発明の精神から逸脱することなく実行
される。たとえば、上記の技術は、物理的現象であるチャネルISIの問題と関
連して記載されている。しかしながら、受信器の等化器によって補償されるIS
Iを故意に招き入れる技術も存在する。そのような例の一つは、送信器遅延ダイ
バーシチであり、ここでは、同一信号が2以上の相関性のないアンテナから、各
アンテナ送信間でタイムラグを持たせて送信される。上述したの復号技術は、こ
の環境においても同様に適用可能であることを当業者は理解するであろう。
【0112】 好適な実施形態は、単に説明のためのものであり、限定的な意味を有するもの
として解釈されるべきではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定め
られるものであり、上記記載ではない。また、特許請求の範囲に属するすべての
変形、均等物は、そこに含まれることが意図されているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 8相PSKに基づく典型的なBCM手法の符号化処理のブロック図である。
【図2a】、, BCM符号処理の一例を示す図である。
【図2b】 ビットツーシンボルマッピングを示す図である。
【図3】 本発明の等化及び復号の結合アルゴリズムで利用する典型的なスロット構成を
示す図である。
【図4】 典型的なBCM手法のための最尤復号トレリスを示す図である。
【図5】 シンボルのインタリーブに関連する二次元メモリ構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施形態に対応した結合された等化/復号処理のフローチャートであ
る。
【図7】 本発明の別の実施形態に対応した結合された等化/復号処理のフローチャート
である。
【図8】 本発明のさらに別の実施形態に対応した結合された等化/復号処理のフローチ
ャートである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月19日(2001.11.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】 等化と復号の結合技術は、トレリス符号化変調(TCM)システムについて述
べられている(R.mehlan, H.Meyr,"Conbined equalization/decoding of trelli
s coded modulation on frequency-selective fading channels,"Proc.of the F
ifth Tirrenia International Workshop on digital Communications(E.Biglier
i and M.Luise,eds.),pp.341-352,Elsevier Science Publishers B.V.,1992)。
当該アルゴリズムは、S.A.Fechtel and H.meyr"A new mobile radio transceive
r concept using low-complexity combined equalization/trellis decoding an
d a near-optimal receiver sync strategy,"Proceedings of IEEE PIMRC'92,pp
.382-386,Oct.1992[9,10];と、S.A.Fechtel and H.Meyr.による"Combined equal
ization, decoding and antenna diversity combining for mobile/personal di
gital radio transmission using feedforward synchronization,"Proceedings
of IEEE VTC'93,pp.633-636,May1993,においてより発展し、欧州のGSMシステ
ムに適用された。判定帰還等化技術は、欧州特許出願EP0889612号(1998
年6月23日出願、1999年1月7日公開)における信号ポイントのストリー ムを復号するためのトレリス符号化変調手法にてLucent Technologiesによって
利用されていた
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】 記載の目的において、様々な発明技術は、ブロック符号化変調と関連して記載
されるが、これらは開示された技術に特によく適応するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0096】 ハイブリッド復号の場合、順方向復号手続きは以下の式に対応している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0098】 逆方向復号は、以下の式に対応している
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】 たとえば、上記の技術は、物理的現象であるチャネルISIの問題と関連して
記載されている。しかしながら、受信器の等化器によって補償されるISIを故
意に招き入れる技術も存在する。そのような例の一つは、送信器遅延ダイバーシ
チであり、ここでは、同一信号が2以上の相関性のないアンテナから、各アンテ
ナ送信間でタイムラグを持たせて送信される。上述したの復号技術は、この環境
においても同様に適用可能であることを当業者は理解するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 サンディープ, チェンナケッシュ, アメリカ合衆国 ノース カロライナ州 27513, キャリー, グレン アビー ドライブ 311 (72)発明者 コイルピレイ, ラヴィンダー, デビッ ド アメリカ合衆国 ノース カロライナ州 27502, エイペックス, ローガンウッ ド ドライブ 1904 Fターム(参考) 5J065 AA01 AB01 AC02 AD01 AD06 AE06 AF04 AG05 AG06 AH07 AH20 5K004 AA05 FA06 FD05 FG00 5K014 AA01 BA02 BA06 FA11 FA16 HA06 【要約の続き】 クすることにより復号される。他の実施形態では、ハイ ブリッドMLSE-ISI技術が、パスメトリックを利 用する。ここで、パスメトリックはCIR推定に依存 し、従前のトレリスステージでの状態に対応する符号語 のシンボルに依存する。パスメトリックは、さらに少な くとも1のタームを含む。当該タームは、従前に復号さ れた符号語のシンボルからもたらされるシンボル間干渉 を表すものである。

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルから受信したブロック符号化変調(BCM)シンボルシ
    ーケンスにおいて符号化された符号語について、結合された等化及び復号を実行
    する方法であって、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、前記
    方法が、 BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
    パルス応答推定を決定する工程と、 受信BCMシンボルシーケンスの符号語を、前記チャネルインパルス応答推定
    に依存し、1以上の従前に復号された符号語の1以上のシンボルからのシンボル
    間干渉を表す少なくとも1つのタームを含むパスメトリックを有する最尤復号ト
    レリスを利用して復号する工程と、 前記復号する工程を、前記受信BCMシンボルシーケンスの符号語の全てが復
    号されるまで繰り返す工程と を備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記パスメトリックが、1のBCM符号語と関連づけられた2乗
    誤差を合計する等式に対応して決定され、前記誤差のそれぞれが現在の受信サン
    プルと、合計タームの間の誤差であり、前記合計タームが、候補BCM符号語の
    1以上のシンボルと、少なくとも1の従前に復号されたBCM符号語の1以上の
    シンボルの合計であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記パスメトリックΓ(j) が、以下の式に対応して決定され
    ここで、r(ni+k)は、時間ni+kにおけるBCM符号語のシンボルに対応する受
    信信号サンプルであり、Nblockが1のBCM符号語のブロック長であり、sj(ni +k)は、BCM符号語のj番目の候補に対応するシンボルであり、s(ni+k-1)は
    、先行ステップにおいて復号されたBCM符号語(k-1)のシンボルであることを
    特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記復号する工程が、順方向復号工程であり、受信BCM信号の
    逆方向復号を実行する工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法
  5. 【請求項5】 前記復号する工程が、逆方向復号工程であることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のリストを保持す
    る工程を更に備え、前記Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のそれぞ
    れについて、前記復号する工程が実行されることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記パスメトリックが、シンボル間隔における受信信号サンプル
    に対応するタームと、フラクショナルなシンボルサンプリング位置におけるチャ
    ネルインパルス応答係数に比例する1以上のタームとを含む機能に応じて決定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記チャネルから受信された前記ブロック符号化変調シンボルシ
    ーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 チャネルから受信したブロック符号化変調(BCM)シンボルシ
    ーケンスにおいて符号化された符号語について、結合された等化及び復号を実行
    する方法であって、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、前記
    方法が、 BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
    パルス応答推定を決定する工程と、 最尤系列推定トレリスを、前記チャネルインパルス応答推定及び、従前のトレ
    リスステージにおける状態に対応する符号語のシンボルに依存するパスメトリッ
    クを更新することにより、あるステージから次のステージへ進行させる工程と、 前記トレリスの全てのステージについて完了するまで前記トレリスを進行させ
    る工程を繰り返すことにより、完全なトレリスを生成する工程と、 完全なMLSEトレリス内の最良パスをトレースバックすることにより、前記
    BCMシンボルシーケンスに含まれる符号語を復号する工程と を備えることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記パスメトリックが、以下の式に対応して決定され、 ここにおいて、r(ni+k)はBCM符号語に対応する受信シンボルであり、Nblo ck は1のBCM符号語のブロック長であり、s(j)(ni+k)は、現に復号される符号
    語の候補であるBCM符号語のシンボルであり、s(l)(ni+k-1)は、従前のMLS
    Eトレリスステージにおける状態lに対応するBCM符号語のシンボルであるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記パスメトリックが、フラクショナルなシンボル間隔におけ
    る受信信号サンプルに対応するタームと、フラクショナルなシンボルサンプリン
    グ位置におけるチャネルインパルス応答係数に比例する1以上のタームとを含む
    機能に応じて決定されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記最尤系列推定トレリスをあるステージから次のステージに
    進行させる工程が順方向において実行され、かつ、更に、前記最尤系列推定トレ
    リスを逆方向に進行させる工程を備えることを特徴とする請求項9に記載の方法
  13. 【請求項13】 前記最尤系列推定トレリスをあるステージから次のステージに
    進行させる工程が、逆方向において実行されることを特徴とする請求項9に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記チャネルから受信された前記ブロック符号化変調シンボル
    シーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含むことを特徴とする請求
    項9に記載の方法。
  15. 【請求項15】 チャネルから受信したブロック符号化変調(BCM)シンボル
    シーケンスにおいて符号化された符号語について、結合された等化及び復号を実
    行する方法であって、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、前
    記方法が、 BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
    パルス応答(CIR)推定を決定する工程と、 最尤系列推定トレリスを、チャネルインパルス応答推定及び、従前のトレリス
    ステージにおける状態に対応する符号語のシンボルに依存するパスメトリックを
    更新することにより、あるステージから次のステージへ進行させる工程であって
    、前記パスメトリックは、1以上の従前に復号された符号語の1以上のシンボル
    からのシンボル間干渉を表す少なくとも1つのタームを含む工程と、 前記トレリスの全てのステージについて完了するまで前記トレリスを進行させ
    る工程を繰り返すことにより、完全なトレリスを生成する工程と、 前記完全なMLSEトレリス内の最良パスをトレースバックすることにより、
    BCMシンボルシーケンスに含まれる符号語を復号する工程と を備えることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 前記パスメトリックが、受信BCM信号の1の符号語にまたが
    る受信シンボルと、MLSEトレリスのステージkにおける状態に対応するBC
    M符号語のシンボルとトレリスステージ(k-1)における状態に対応する1以上
    のBCM符号語の1以上のシンボルとの合計との間の、2乗ユークリッド距離を
    計算する反復式に対応して決定されることを特徴とする請求項15に記載の方法
  17. 【請求項17】 前記パスメトリックΓ(j) が、以下の式に対応して決定さ
    れ、 ここにおいて、r(ni+k)は受信BCM符号語の1の符号語にまたがる受信シン
    ボルであり、Nblockは1のBCM符号語のブロック長であり、s(j)(ni+k)は、
    MLSEトレリスのステージkにおける状態jに対応するBCM符号語のシンボ
    ルであり、s(l)(ni+k-1)は、MLSEトレリスのステージ(k-1)における状態lに
    対応するBCM符号語のシンボルであり、s^(l)(ni+k-2)は、MLSEトレリス
    のステージ(k-1)における状態lからトレースバックして取得した、BCM符号語
    (k-2)について仮決定されたシンボルであることを特徴とする請求項15に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 前記最尤系列推定トレリスをあるステージから次のステージに
    進行させる工程が順方向において実行され、かつ、更に、最尤系列推定トレリス
    を逆方向に進行させる工程を備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記最尤系列推定トレリスをあるステージから次のステージに
    進行させる工程が、逆方向において実行されることを特徴とする請求項15に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のリストを保持
    する工程を更に備え、前記Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のそれ
    ぞれについて、前記復号する工程が実行されることを特徴とする請求項15に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 前記パスメトリックが、フラクショナルなシンボル間隔におけ
    る受信信号サンプルに対応するタームと、フラクショナルなシンボルサンプリン
    グ位置におけるチャネルインパルス応答係数に比例する1以上のタームを含む機
    能に応じて決定されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記チャネルから受信された前記ブロック符号化変調シンボル
    シーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含むことを特徴とする請求
    項15に記載の方法。
  23. 【請求項23】 チャネルから受信したブロック符号化変調(BCM)シンボル
    シーケンスにおいて符号化された符号語について、結合された等化及び復号を実
    行する装置であって、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、前
    記装置が、 BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
    パルス応答推定を決定するチャネル推定器と、 デコーダであって、 前記受信BCMシンボルシーケンスの符号語を、前記チャネルインパルス応答
    推定に依存し、1以上の従前に復号された符号語の1以上のシンボルからのシン
    ボル間干渉を表す少なくとも1つのタームを含むパスメトリックを有する最尤復
    号トレリスを利用して復号し、 前記復号を、前記受信BCMシンボルシーケンスの符号語の全てが復号される
    まで繰り返すことを特徴とするデコーダと を備えることを特徴とする装置。
  24. 【請求項24】 前記パスメトリックを1のBCM符号語と関連づけられた2乗
    誤差を合計する等式に対応して決定する手段をさらに備え、前記誤差のそれぞれ
    が現在の受信サンプルと、合計タームの間の誤差であり、前記合計タームが、候
    補BCM符号語の1以上のシンボルと、少なくとも1の従前に復号されたBCM
    符号語の1以上のシンボルの合計であることを特徴とする請求項23に記載の装
    置。
  25. 【請求項25】 前記パスメトリックを決定する手段が、前記パスメトリックΓ (j) を以下の式に対応して決定し、 ここにおいて、r(ni+k)は、時間ni+kにおけるBCM符号語のシンボルに対応
    する受信信号サンプルであり、Nblockが1のBCM符号語のブロック長であり
    、sj(ni+k)は、BCM符号語のj番目の候補に対応するシンボルであり、s(ni +k-1)は、先行ステップにおいて復号されたBCM符号語(k-1)のシンボルである
    ことを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記デコーダが順方向復号を利用し、前記受信BCM信号の逆
    方向復号を実行する逆方向デコーダを更に備えることを特徴とする請求項23に
    記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記デコーダが逆方向復号を利用することを特徴とする請求項
    23に記載の装置。
  28. 【請求項28】 Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のリストを保持
    するメモリを更に備え、前記Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のそ
    れぞれについて、前記デコーダが復号を実行することを特徴とする請求項23に
    記載の装置。
  29. 【請求項29】 フラクショナルなシンボル間隔における受信信号サンプルに対
    応するタームと、フラクショナルなシンボルサンプリング位置におけるチャネル
    インパルス応答係数に比例する1以上のタームとを含む機能に応じて、パスメト
    リックを決定する手段をさらに備えることを特徴とする請求項23に記載の装置
  30. 【請求項30】 前記チャネルから受信された前記ブロック符号化変調シンボル
    シーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含むことを特徴とする請求
    項23に記載の装置。
  31. 【請求項31】 チャネルから受信したブロック符号化変調(BCM)シンボル
    シーケンスにおいて符号化された符号語について、結合された等化及び復号を実
    行する装置であって、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、前
    記装置が、 BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
    パルス応答推定を決定するチャネル推定器と、 デコーダであって、 最尤系列推定トレリスを、前記チャネルインパルス応答推定及び、従前のトレ
    リスステージにおける状態に対応する符号語のシンボルに依存するパスメトリッ
    クを更新することにより、あるステージから次のステージへ進行させ、 前記トレリスの全てのステージについて完了するまで前記トレリスの進行を繰
    り返すことにより、完全なトレリスを生成し、 前記完全なMLSEトレリス内の最良パスをトレースバックすることにより、
    前記BCMシンボルシーケンスに含まれる符号語を復号する ことを特徴とするデコーダと を備えることを特徴とする装置。
  32. 【請求項32】 前記パスメトリックが、以下の式に対応して決定する手段を更
    に備え、 ここにおいて、r(ni+k)はBCM符号語に対応する受信シンボルであり、Nblo ck は1のBCM符号語のブロック長であり、s(j)(ni+k)は、現に復号される符号
    語の候補であるBCM符号語のシンボルであり、s(l)(ni+k-1)は、従前のMLS
    Eトレリスステージにおける状態lに対応するBCM符号語のシンボルであるこ
    とを特徴とする請求項31に記載の装置。
  33. 【請求項33】 フラクショナルなシンボル間隔における受信信号サンプルに対
    応するタームと、フラクショナルなシンボルサンプリング位置におけるチャネル
    インパルス応答係数に比例する1以上のタームとを含む機能に応じて、前記パス
    メトリックを決定する手段を更に備えることを特徴とする請求項31に記載の装
    置。
  34. 【請求項34】 前記デコーダが、順方向において前記最尤系列推定トレリスを
    あるステージから次のステージに進行させ、更に前記デコーダが前記最尤系列推
    定トレリスを逆方向に進行させることを特徴とする請求項31に記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記デコーダが、逆方向において前記最尤系列推定トレリスを
    あるステージから次のステージに進行させることを特徴とする請求項31に記載
    の装置。
  36. 【請求項36】 前記チャネルから受信された前記ブロック符号化変調シンボル
    シーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含むことを特徴とする請求
    項31に記載の装置。
  37. 【請求項37】 チャネルから受信したブロック符号化変調(BCM)シンボル
    シーケンスにおいて符号化された符号語の結合された等化及び復号を実行する装
    置であって、前記符号語のそれぞれは複数のシンボルを含む場合に、前記装置が
    、 BCMシンボルシーケンスの受信シンボルのそれぞれに対応するチャネルイン
    パルス応答(CIR)推定を決定するチャネル推定器と、 デコーダであって、 最尤系列推定トレリスを、前記チャネルインパルス応答推定及び、従前のトレ
    リスステージにおける状態に対応する符号語のシンボルに依存するパスメトリッ
    クを更新することにより、1のステージから次のステージへ進行させ、ここにお
    いて、前記パスメトリックは、1以上の従前に復号された符号語の1以上のシン
    ボルからのシンボル間干渉を表す少なくとも1つのタームを含み、 前記トレリスの全てのステージについて完了するまで前記トレリスの進行を繰
    り返すことにより、完全なトレリスを生成し、 前記完全なMLSEトレリス内の最良パスをトレースバックすることにより、
    前記BCMシンボルシーケンスに含まれる符号語を復号する ことを特徴とするデコーダと を備えることを特徴とする装置。
  38. 【請求項38】 前記受信BCM信号の1の符号語にまたがる受信シンボルと、
    前記MLSEトレリスのステージkにおける状態に対応する前記BCM符号語の
    シンボルとトレリスステージ(k-1)における状態に対応する1以上の前記BC
    M符号語の1以上のシンボルとの合計との間の、2乗ユークリッド距離を計算す
    る反復式に対応して、前記パスメトリックを決定する手段を更に備えることを特
    徴とする請求項37に記載の装置。
  39. 【請求項39】 前記パスメトリックを決定する手段が、前記パスメトリックΓ (j) が、以下の式に対応して決定し、 ここにおいて、r(ni+k)は受信BCM符号語の1の符号語にまたがる受信シン
    ボルであり、Nblockは1のBCM符号語のブロック長であり、s(j)(ni+k)は、
    MLSEトレリスのステージkにおける状態jに対応するBCM符号語のシンボ
    ルであり、s(l)(ni+k-1)は、MLSEトレリスのステージ(k-1)における状態lに
    対応するBCM符号語のシンボルであり、s^(l)(ni+k-2)は、MLSEトレリス
    のステージ(k-1)における状態lからトレースバックして取得した、BCM符号語
    (k-2)について仮決定されたシンボルであることを特徴とする請求項37に記載
    の装置。
  40. 【請求項40】 前記デコーダが、順方向において前記最尤系列推定トレリスを
    あるステージから次のステージに進行させ、更に前記デコーダが逆方向において
    前記最尤系列推定トレリスを進行させることを特徴とする請求項37に記載の装
    置。
  41. 【請求項41】 前記デコーダが、逆方向において前記最尤系列推定トレリスを
    あるステージから次のステージに進行させることを特徴とする請求項37に記載
    の装置。
  42. 【請求項42】 Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号語のリストを保持
    するためのメモリを更に備え、前記Ns個の最良の従前に復号されたBCM符号
    語のそれぞれについて前記デコーダが動作することを特徴とする請求項37に記
    載の方法。
  43. 【請求項43】 フラクショナルなシンボル間隔における受信信号サンプルに対
    応するタームと、フラクショナルなシンボルサンプリング位置におけるチャネル
    インパルス応答係数に比例する1以上のタームとを含む機能に応じて前記パスメ
    トリックを決定する手段を更に備えることを特徴とする請求項37に記載の装置
  44. 【請求項44】 前記チャネルから受信された前記ブロック符号化変調シンボル
    シーケンスが、故意に持ち込まれたシンボル間干渉を含むことを特徴とする請求
    項37に記載の装置。
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