[go: up one dir, main page]

JP2003504906A - 集積型の同調可能で高能率な電力増幅器 - Google Patents

集積型の同調可能で高能率な電力増幅器

Info

Publication number
JP2003504906A
JP2003504906A JP2001508587A JP2001508587A JP2003504906A JP 2003504906 A JP2003504906 A JP 2003504906A JP 2001508587 A JP2001508587 A JP 2001508587A JP 2001508587 A JP2001508587 A JP 2001508587A JP 2003504906 A JP2003504906 A JP 2003504906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunable
amplifier
reactive
class
power amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001508587A
Other languages
English (en)
Inventor
バーレット,ジェームズ・エル
チャン,マウ・チュン・エフ
マーシー,ヘンリー・オー,ザ・フィフス
ペドロッティ,ケネス・ディー
ペールク,デービッド・アール
シーベリー,チャールズ・ダブリュー
ヤオ,ジュン・ジェイ
メーロトラ,ディーパック
タム,ジュリアン・ジェイ・エル
Original Assignee
イノベイティブ・テクノロジー・ライセンシング・エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イノベイティブ・テクノロジー・ライセンシング・エルエルシー filed Critical イノベイティブ・テクノロジー・ライセンシング・エルエルシー
Publication of JP2003504906A publication Critical patent/JP2003504906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • H03F3/2176Class E amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 無効ネットワークを有する電力増幅器(C級、C―E級、E級、F級など)が、その無効ネットワークにおいて同調可能な無効素子(Cshunt、Cser ies、Lseries)を用い、それぞれの無効素子のリアクタンス値は、制御信号によって調整することが可能である。これらの同調可能な無効素子は、制御信号を生成するのに必要な制御回路(110)及びそれ以外の増幅器の構成要素と共に共通の基板上に集積することができるマイクロ電子機械(MEM)素子(S1、S2、S3)で構成される。これらの無効要素は、その調整範囲にわたる高いQ値を有しており、それによって、この増幅器が、広い範囲の入力信号周波数にわたって高調波成分が低く、周波数に敏感であり、質の高い出力を有する出力を生成することが可能になる。本発明は、多くの鋳造技術に基づいて実現が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術範囲】
本発明は、同調された電力増幅器の分野に関し、更に詳しくは、高能率のスイ
ッチング電力増幅器の同調可能な実現に関する。
【0002】
【従来の技術】
低コストで信頼できる無線通信に対する要求は、速い速度で増大し続けている
が、同時に、そのような通信を可能にする技術に対する要求も同様である。多く
の最前線において研究がなされ、セルラ電話などの装置の内部に見られる回路を
、小型化し、より安価にし、製造をより容易にし、電力消費を抑制し、信頼性を
高めるための方法が探求されている。
【0003】 E級増幅器の回路図が図1に示されている。このタイプの増幅器は、主に、生
得的に狭帯域であるという性質のために、高能率であるにも関わらず、バッテリ
によって給電される通信装置では見られないのが通常である。このタイプの増幅
器は、理論的な効率は100%であり、実際にも90%を超える効率が達成され
るのが通常である。RF入力信号は、典型的にはトランジスタでありスイッチト
して動作する能動素子10を駆動する。このトランジスタの電流回路は、直列に
接続されたバイアス・インダクタLbias及び電源14と、トランジスタを挟んで
接続されたシャント・コンデンサCshとで構成される無効負荷ネットワーク12
と、電流回路と直列に接続された直列インダクタLsと直列コンデンサCsとに接
続されている。増幅器のRF出力は、Csの他方の端子に生じ、負荷Rloadを駆
動する様子を示している。
【0004】 示されているE級増幅器は、特定の動作周波数を中心とする狭い周波数の範囲
でだけ効率的である。すなわち、この増幅器は、生得的に(もともとが)狭帯域
である。負荷ネットワーク12は、特定の位相関係を、ゼロの電圧又はゼロの電
流のいずれかでスイッチングが生じることを可能にする動作周波数において存在
させるように「同調」され、それによって、ほぼ損失のないスイッチングを達成
する。この条件を達成するのに用いられる設計方程式は、Sokal他への米国特許
第3,919,656号に記載されている。
【0005】 負荷ネットワークのクオリティ・ファクタ(Q)と増幅器の帯域幅との間には
トレードオフの関係が存在し、帯域幅は、ネットワークのQに対して、ほぼ反比
例する。Qが非常に低いと、広い帯域幅にわたって高い効率を有する増幅器が得
られる。しかし、Qが低いと、相当に多くの高調波電流が出力負荷に流れ込み、
それによって、出力が追加的なフィルタリングを必要とするようになる。そのよ
うなフィルタリングは、損失を増加させ、納得できるパフォーマンスを達成する
ために同調しなければならない追加的な無効要素が必要となる。
【0006】 Qが低い負荷ネットワークでは追加的な出力フィルタリングが必要であるため
に、Qの高いネットワークが好ましい。Qが高いことと、スイッチングが生じる
電力が非常に低いことが組み合わされることにより、高調波成分を低く維持する
ことができ、出力のフィルタリングを単純化することができる。しかし、不運に
も、Qが高い負荷ネットワークでは、増幅器は、狭い周波数帯域で効率的であり
、負荷ネットワークと入力周波数との間で要求される位相関係は、入力が設計さ
れた動作点から離れるにつれて、悪化する。
【0007】 増幅器を能動素子が無効(reactive)負荷を駆動するC、C−E及びFなど他
の級から増幅器を設計する際にも、同様のトレードオフが存在するはずであり、
その結果、これらの増幅器は典型的には狭帯域になってしまう。動作周波数に近
い入力において用いる限りは受け入れられる場合であっても、商用及び軍事用の
両方を含む現在の通信システムを含む、広い帯域幅、複数の周波数又は周波数に
対する敏感性が要求されるような場合には、そのような増幅器はあまり役に立た
ない。
【0008】 同調可能なインダクタやコンデンサは、電力増幅器の設計の中に組み込まれる
ことが多く、増幅器が組み立てられる場合には、納得できるパフォーマンスが達
成されるように、技術者によって調整(同調)がなされる。しかし、このアプロ
ーチは、周波数ホッピング方式においては有用でない。というのは、周波数ホッ
ピング方式では、負荷ネットワークの同調を現場において変更して動作周波数を
変化させることが必要となるからである。現場における自動的な同調が可能な無
効要素も存在するが、いずれも、増幅器のそれ以外の構成要素と集積化すること
ができず、サイズ及び重量を増加させるハイブリッド又はそれと類似のパッケー
ジング方式を必要とすると同時に、効率及び信頼性を低下させるかQが低く効率
の悪い増幅器を提供することになる。900MHz及び1.9GHzなどのよう
な複数の動作周波数帯域に対してシステムを設計したり、極度に広い帯域幅が必
要となるような場合には、無効同調要素にも問題がある。従来技術においては、
そのようなシステムはより低いQの整合を必要とし、その結果として効率の低下
を招いていた。
【0009】
【発明の概要】
出力フィルタリングを最小限に維持するのに必要な高いQと、広い帯域幅、動
作の複数周波数帯域又は現代の周波数ホッピング方式に必要な周波数敏感性(fr
equency agility)との両方を備えた無効ネットワークを有する電力増幅器(C
級、C―E級、E級、F級)が提供される。
【0010】 本発明によって実現可能な様々な増幅器のタイプに共通するのは、制御信号に
よって調整することができる同調可能な無効素子を用いるということである。こ
れらの同調可能な無効素子は、その調整範囲にわたる高いQ値を有し、それによ
って、本発明による増幅器は、従来可能であったよりもより広い範囲の入力信号
周波数に対して高調波成分が低い出力を生成することが可能になる。
【0011】 あるタイプの同調可能な無効素子は、必要に応じて特定のリアクタンスを提供
するように相互に接続された高いQの固定値要素によって構成されている。相互
接続を達成するのに必要なスイッチングは、RF周波数において低損失スイッチ
ングを提供し増幅器の構成要素と共通の基板上に集積することが可能なマイクロ
電子機械(micro-electromechanical = MEM)スイッチによって提供される。こ
のアプローチは、多数の離散的なリアクタンス・ステップにおいて、Qが非常に
高い無効ネットワークを提供することができる。あるいは、連続的に可変なリア
クタンス値を有するMEM素子を用いて、所望の同調可能性を提供することもで
きる。この新規な増幅器は、好ましくは、MEM素子を動作させ従ってこの増幅
器を同調するのに必要な制御信号を発生する制御回路を含む。
【0012】 周波数に敏感で高品質の出力を提供するのに加えて、本発明は、従来は不可能
であった集積度を可能にする。増幅器の能動素子と、その同調可能な無効素子と
、MEM素子への必要な制御信号を発生する制御回路とのすべてを、共通の基板
上に集積することができ、それによって、空間を節約し、電力消費を減少させ、
信頼性を向上させることができる。本発明は、多数の鋳造技術(foundry techno
logies)に基づいて実現することができる。
【0013】 本発明のこれ以外の特徴や効果は、この技術分野の当業者にとっては、以下の
詳細な説明を添付の図面を参照して読むことにより、明らかとなるはずである。
【0014】
【発明の実施の態様】
本発明の原理を図解している回路図が図2に示されている。E級(class E)
の増幅器が示されているが、以下で論じるように、本発明は、生得的に狭帯域を
与える無効(reactive)ネットワークを含む他の級からの増幅器においても効果
的に用いることができる。図2の増幅器のトポロジ(幾何学的配置)は、図1に
示されたものと類似している。すなわち、典型的にはトランジスタである能動素
子Q1がスイッチとして用いられ、Q1の制御入力に与えられるRF入力信号に
応答してオン・オフされる。Q1の電流回路は、バイアス・インダクタLbias
シャント・キャパシタンスCshuntのようにQ1の両端に直列に接続された電源
14とを含む負荷ネットワーク100を駆動する。また、直列インダクタンスL series と直列キャパシタンスCseriesとが、Q1の電流回路に接続されており、
増幅器のRF出力が、負荷Rloadを駆動するように接続することが可能なC series の他の端子に生じる。
【0015】 しかし、従来技術による回路と対照的に、Cshunt、Lseries及びCseries
、同調可能な無効ネットワーク102を形成する同調可能な無効素子であり、こ
れらの素子はそれぞれが電気的な制御信号104を受け取るように接続されてい
る。これらの同調可能な無効素子それぞれのリアクタンス値は、それぞれの制御
信号に従って変動する。すでに述べたように、E級増幅器の負荷ネットワークに
おいて見出されるリアクタンスは、その周辺で増幅器の効率が高くなる動作周波
数を確立する。本発明によれば、負荷ネットワークのリアクタンスを、それぞれ
の制御信号を単に変動させることにより変動させることができ、それによって、
増幅器の動作周波数を変動させることができる。これらのリアクタンスの調整は
、電気的に制御されるので、増幅器が使用されている間に製造環境の外部で行う
ことができ、それによって、広い帯域幅、動作の複数の周波数帯域、現代の周波
数ホッピング通信システムなどが可能になる。
【0016】 同調可能な無効ネットワークは、「マイクロ電子機械的(MEM)」な素子を
用いて実現される。この素子は、電気的な制御信号に応答して物理的に移動させ
ることができる構造を含む。例えば、同調可能な直列インダクタLseriesを実現
するのに用いることができる同調可能なインダクタは、必要に応じて相互接続さ
れMEMスイッチング素子に所望のリアクタンスを与える固定インダクタのバン
クによって構成することができる。このタイプのMEM同調可能インダクタの例
は、Chang他への米国特許第5、872、489号に記載されている。この米国
特許は、この特許出願と同じ譲受人に譲渡されており、この特許出願において援
用する。すでに述べたように、可変インダクタンス値が、インダクタのMEMス
イッチング素子を適切に動作させることによって、提供される。このような同調
可能なMEMインダクタを用いることによって、高いRF周波数における低損失
のパフォーマンスが得られ、より広い帯域幅を達成するにはQがより小さい素子
を用いなければならないという、単一の固定インダクタを用いる場合に不可避で
あるトレードオフを排除することができる。同調可能なMEMインダクタのイン
ダクタンスは可変であるから、それを構成する固定インダクタのそれぞれはQが
高い素子(詳細については後述する)であることが可能であり、それによって、
Qの高いインダクタンスを同調可能なインダクタのフルレンジにわたって得るこ
とができる。このようにして、Qが高い無効ネットワークの効果である、例えば
、高調波成分が低く、出力フィルタリングが単純であることなどが、広い帯域幅
の全体で効率のよいパフォーマンスを達成しながら、実現することができる。
【0017】 同様にして、本発明において用いるための同調可能なコンデンサが、それぞれ
の制御信号によって制御されるMEMスイッチング素子を用いて必要に応じて相
互接続される固定コンデンサのバンクを用いて、提供される。このタイプのME
M同調可能コンデンサの例は、Tham他への米国特許第5、880、921号に記
載されている。この米国特許は、この特許出願と同じ譲受人に譲渡されており、
この特許出願において援用する。あるいは、本発明の増幅器の同調可能な無効ネ
ットワークにおいて、連続的に可変なMEMコンデンサを用いることもできる。
このタイプのMEM同調可能コンデンサの例は、同時出願中の米国特許出願09
/004、679号である"Tunable-Trimmable Micro-Electromechanical Syste
ms (MEMS) Capacitor"に記載されている。この米国特許出願は、この特許出願と
同じ譲受人に譲渡されており、この特許出願において援用する。この素子は、マ
スタ/スレーブ構造を用いて、広い同調範囲で連続的に可変であるコンデンサを
提供する。このタイプの素子は、固定値の要素を用いないので、それによって提
供されるキャパシタンスは、上述した「バンク」構成よりは精度が若干劣ること
が知られており、そのQ値もそれほどには高くない。しかし、特定の応用例に依
存して、その連続的に可変な同調可能性が、そのような短所を補償することが可
能である。
【0018】 同調可能な無効ネットワーク102において「バンク」タイプの同調可能な無
効素子を用いているE級の増幅器が、図3aに示されている。ここでは、シャン
ト・コンデンサCshuntは、同調可能なコンデンサCshunt1を用いて実現されて
いる。そして、同調可能なコンデンサCshunt1は、3つの並列の固定コンデンサ
C1―C3と、それぞれのコンデンサに接続された3つのMEMスイッチング素
子S1―S3とで作られている。この構成によって、Cshunt1は、0(すべての
スイッチが開いている場合)からC1+C2+C3(すべてのスイッチが閉じて
いる場合)までの8つの離散的なキャパシタンス値を取ることが可能になる。ス
イッチS1―S3は、それぞれが、独立の制御信号によって制御される。増幅器
は、スイッチを動作させるのに必要な制御信号を発生する制御回路110を含む
。制御回路110は、典型的には、外部の「コマンド信号」を受け取るが、この
コマンド信号は、例えば、アナログ電圧又は電流、デジタル・ビット、マイクロ
プロセッサによって発生されたデジタル・ワードなどでありうる。制御回路は、
コマンド信号に応答して、同調可能な無効素子を構成するMEMスイッチを必要
に応じて開閉し、所望のリアクタンスを能動素子Q1に提供するように構成され
ている。
【0019】 同調可能な無効ネットワーク102の直列インダクタLseriesも、同様に、そ
れぞれのMEMスイッチS4―S6を介して相互接続された3つの並列インダク
タL1―L3で構成された同調可能なインダクタLseries1を用いて実現するこ
とができる。所望の直列インダクタンスは、適切なスイッチを閉じることによっ
て得られる。ここで、スイッチは、制御回路110によって発生されるそれぞれ
の制御信号によって制御される。これによって、Cshunt1の場合の8つとは異な
り、7つの値のLseriesを選択することが可能になる。この理由は、Lseries
少なくとも1つの値は常にオンでなければならないからである。同調可能な無効
ネットワーク102の直列コンデンサCseriesも、それぞれのMEMスイッチS
7―S9を介して相互接続された3つの並列コンデンサC4―C6で構成された
同調可能なコンデンサCseries1を用いて、同じようにして実現することができ
、それによって、Cseries1の7つの値が、制御回路110によって発生される
3つの制御信号によって制御されることが可能になる。
【0020】 図3aに示されている同調可能な無効素子は、単に例示的なものにすぎない。
固定インダクタ及びコンデンサは、任意の数の直列、並列及び直列・並列などに
構成することが可能であり、特定の応用例に必要な分解能及びリアクタンスの範
囲が、固定の構成要素及びスイッチの数及び構成を決定する。
【0021】 制御回路110の一例の回路図が、図3bに示されている。4ビットのデジタ
ル・コマンド信号がデコーダ回路120によって受け取られ、デコーダ回路12
0がコマンドをデコードして複数のS―Rフリップフロップ122のそれぞれに
セット及びリセット信号を提供する。S―Rフリップフロップ122については
、1つだけが図3bに詳細に示されている。フリップフロップは、それぞれが、
そのフリップフロップのトランジスタ124の1つのコレクタにおいて、制御信
号出力123を生じ、それぞれの制御信号123は、対応するMEMスイッチの
状態を制御するように接続される。コマンド信号の値は、増幅器のMEM素子の
所望の構成に対応する。デコーダは、コマンド構成を達成するのに必要なように
制御信号123を設定するように構成される。電圧Vbbは、MEMスイッチを動
作させるのに必要な付勢電圧を提供するのに十分な程度に高くなければならない
【0022】 図3bの制御回路110は、単なる例として与えられている。これ以外の多く
の回路構成を用いて、MEM素子が必要とする個々の制御信号を発生することが
可能である。例えば、デジタル・コマンド信号を構成するビット数を増加させ、
選択可能な構成の数を増加させることができる。
【0023】 図3bに示されている制御回路110は、ただ2つの状態を有する制御信号を
発生するように構成されているが、例えば、デジタル・アナログ・コンバータを
用いてアナログ制御信号電圧を発生させ、上述の可変MEMコンデンサを連続的
に制御するように構成することも可能である。そのような制御回路が、図3cに
示されている。ここでは、コマンド信号は、ラッチ回路131によって、ラッチ
されROM130に与えられる。ROM130からの出力ビットの4ビットのグ
ループは、デジタル・アナログ(D/A)コンバータ132、134、136に
それぞれ接続される。D/Aコンバータの出力は、連続的に可変なMEM素子を
制御するように接続され、これらのMEM素子のリアクタンスは、そのD/A出
力電圧と共に変動する。
【0024】 本発明は、図4及び図5に示されているC級及びC―E級の増幅器において、
それぞれ用いられている。図4のC級増幅器においては、並列の同調された回路
が、能動素子Q1の電流回路に配置され、この同調された回路は同調可能インダ
クタL1と同調可能なコンデンサC1とを含み、これらは共に、上述したように
MEM素子を用いている。C級増幅器の場合には、Q1の導通角度は180°未
満であり、回路のリアクタンスはフライホイール効果を与えQ1がRF入力によ
って遮断される際に波形の残りを生じさせる。L1及びC1は、Q1が導通する
ときに生じる電流スパイクを完全な出力波形に変換するのに必要なエネルギ貯蓄
装置を提供する。しかし、並列で同調された回路は、生得的に狭帯域である。本
発明により、L1及びC1の両方が同調可能となり、それによって、増幅器が、
はるかに広い帯域幅にわたって効率的に動作することが可能になる。
【0025】 コンデンサCblockは、Q1の電流回路と増幅器の出力との間に接続される。
このコンデンサは、DCブロックとしてだけ機能し、従って、同調可能である必
要はない。インダクタLbiasは、Q1の制御入力に接続され、バイアス要素とし
て機能する。バイアス要素は、典型的には、周波数に対してそれほど敏感ではな
く、同調可能であることは必要ない。しかし、Lbiasは、バイアスだけでなくイ
ンピーダンスの整合を提供するように用いられ、増幅器の所望の帯域幅が大きい
場合には、これを同調可能とする利点も存在することがある。そうであれば、L bias は、既に述べたように、MEM素子を用いて実現される。
【0026】 図5のC−E級増幅器は、図2のE級増幅器と類似しているが、直列コンデン
サCseriesと直列インダクタLseriesとが相互に交換され、バイアス・インダク
タLbiasがQ1の電流回路の中に移動している。Lbiasは、好ましくは、増幅器
をバイアスするのに適した大きな固定値であり、Cseries、Lseries、Cshunt
は、既に図2との関係で論じたように、MEM素子を用いて、それぞれが同調可
能となっている。
【0027】 F級の増幅器が図6に示されており、その生得的に狭帯域のパフォーマンスは
MEMベースの同調可能無効素子を用いることによって克服されている。F級の
増幅器は、並列共振回路を出力と直列に追加し、所望の信号の1又は複数の高調
波に同調させて望ましくない高調波での電流を排除することにより、C級の増幅
器から導かれる。図6には、3次高調波ピーキング回路が示されているが、この
回路は、2つのタンク回路を含んでいる。第1のタンク回路は、Q1の出力とR
F出力との間に接続された同調可能なインダクタL2と同調可能なコンデンサC
2とを含む。第2のタンク回路は、Q1を挟んで接続された同調可能なインダク
タL3と同調可能なコンデンサC3とを含む。出力において同調された回路を有
する必要があるために、増幅器は、狭帯域であるのが通常である。それぞれが独
立の制御信号を受け取る同調可能な無効素子L2、L3、C2、C3を用いるこ
とにより、増幅器は広帯域となる。Q1を挟んで接続されたバイアス用のインダ
クタLbiasと、Q1の出力と直列に接続されたコンデンサCbとは、好ましくは
、固定値の要素である。
【0028】 上述した増幅器において用いられている同調可能な無効素子はそれぞれが、図
3bとの関係で既に論じたような制御回路(図示せず)から独立の制御信号を受
け取る。制御回路は、すべての同調可能なリアクタンスの独立で協調的な制御を
提供し、通常は狭帯域である増幅器が広い範囲の入力周波数で効率的に動作する
ことを可能にする。
【0029】 もちろん、これまでに同調可能であると論じたすべての級の増幅器が実際に同
調可能であることは必要ない。本発明による増幅器は、その長所が実現されるた
めには、少なくとも1つ無効素子が同調可能であることを要求するが、それ以外
の無効素子は固定値の要素であってかまわない。これは、電気的に選択すること
ができるリアクタンスの範囲を縮小させる可能性があるが、増幅器によって要求
されるサイズを縮小し、その製造を単純化することができる。
【0030】 本発明による増幅器の主な長所は、その同調可能な無効素子をそれ以外の増幅
器の構成要素(詳細は後述する)と集積化できることである。MEM素子は、増
幅器の能動素子、固定値コンデンサ、インダクタ及び抵抗と、更には、同調可能
な要素に対する制御信号を発生する制御回路とも、同じ基板上に製造することが
できる。従来技術には例のないこのような集積化のレベルは、同調可能性を得る
ために従来用いられたハイブリッド又は離散的な方策と比較すると、より低いコ
ストとより高い信頼性との両方を与えてくれる。
【0031】 同調可能で高能率の電力増幅器の一部の集積化を図解する製造シーケンスの一
例が、図7aから図14a(平面図)と図7bから図14b(断面図)とに示さ
れている。示されている製造シーケンスは、図3aの増幅器の代表的な部分に基
づき、1つの同調可能な無効素子Lseries(3つのMEMスイッチと3つの固定
インダクタとで構成されている)と、増幅器の能動素子Q1と、3つのMEMス
イッチを動作させるのに必要な制御信号を提供する制御回路110の3つのトラ
ンジスタとを含んでいる。注意すべきことは、本発明による同調可能な電力増幅
器は、全体では、それ以外の同調可能な無効素子を多数含むということである。
明瞭にする目的のために、これらのそれ以外の構成要素は示されていないが、以
下で述べる製造技術を用いることにより、それらも同様に提供することができる
【0032】 図7から図14までに示されているシーケンスは、増幅器の能動素子が製造さ
れた後で、IC製造の分野で広く知られている標準的な技術を用いて、開始する
。図7aは、従って、増幅器の既に製造された能動素子を表すトランジスタQ1
と、制御回路110からの3つのトランジスタを表すトランジスタ124とを含
む。
【0033】 図7b(図7aに示されていない層)では、熱設定ポリイミドの層などの、第
1の犠牲材料140が基板142の上に積層される。第1の犠牲層から選択的に
除去することができる既にイミド化された(pre-imidized)ポリイミド144の
層などの、第2の犠牲層が、次に積層される。好ましくは約1500Åの厚さの
窒化シリコン146の層が次に積層され、フォトリソグラフィとCHF3及びO2 の化学物質の中での反応性イオン・エッチング(RIE)とを用いて、パターニ
ングされる。このパターンは、O2によるRIEを用いた下位のポリイミド層に
転送され、その結果として、図7aに示されている平面図と図7bに示されてい
る断面図が得られる。これによって、判然とした開放エリアの中への金属の選択
的な積層と互換性を有する「リフト・オフ」プロファイルが作成される。
【0034】 この製造シーケンスに示されている同調可能な無効素子では、MEMスイッチ
を用いて、インダクタのネットワークを選択的に相互接続して所望のリアクタン
ス値を得る。ここで述べているMEMスイッチは、それぞれが、基板上に配置さ
れたボトム電極の上方に伸長するカンチレバー・アームの上に配置されたトップ
電極を有する。トップ電極とボトム電極との間に付勢電圧が加えられると、カン
チレバー・アームは、基板の向かって静電的に引きつけられ、カンチレバー・ア
ームの基板側に付着している接触電極が、基板表面上のギャップのある信号ライ
ンにブリッジを提供し、連続的な信号経路を作る。SPSTスイッチ機能が、信
号ラインの間のギャップを制御可能な態様でブリッジしたり開放したりすること
によって、実行される。ここで述べているMEMスイッチについては、Yao and
Chang, "A Surface Micromachined Miniature Switch for Telecommunications
Applications with Signal Frequencies from DC up to 4GHz," in Tech. Diges
t (1995), pp. 384-387と、Yaoへの米国特許第5,578,976号とで論じら
れている。この米国特許は、この出願と同じ譲受人に譲渡されている。
【0035】 図8a及び8bでは、好ましくは電子ビーム蒸着によって、金属の層が積層さ
れ、その厚さは、第1の犠牲層140とほぼ等しい。次に、第2の犠牲層144
である窒化シリコン層146とその上の金属とが、塩化メチレンなどの溶液の中
で溶解して除去され、第2の犠牲層140と共に元の開放エリアにおける金属が
残される。この第1の金属層は、3つのMEMスイッチ(S4、S5、S6)の
ボトム電極148a、148b及び148cと、これらのボトム電極を相互接続
するトレースと、対応するスイッチが付勢されるときに架橋(ブリッジ)される
スイッチのギャップのある信号ラインを形成する金属トレースの対である150
a/151a、150b/151b及び150c/151cと、適切な信号ライ
ンを相互接続するトレースと、3つの制御回路のトランジスタ124をMEMス
イッチS4、S5、S6に相互接続する金属トレース152a、152b及び1
52cとを画定する。トレース150に隣接しないトレース151の端部は、同
調可能な無効素子Lseries1の固定インダクタL1、L2及びL3となる中央タ
ップ153a、153b及び153cを形成する。
【0036】 次に、追加的な犠牲ポリイミド層154が積層され(図9bには示されている
が、図9aには示されていない)、O2によるRIEを用いてパターニングされ
て、スイッチの勾配のある側壁156及び158を形成し、好ましくは二酸化シ
リコンである厚い絶縁材料を選択的に積層することにより、インダクタ・コイル
のためのサポート・ポスト160a、160b及び160cが形成される(図1
0a及び10b)。
【0037】 図11a及び11bに示されているように、別の金属層が積層及びパターニン
グされて、スイッチの接触電極162a、162b及び162cと、インダクタ
・コイル164a、164b及び164cとが形成される(コイルの直交部分は
、明瞭にするために、図11bには示されていない)。また、この金属層は、イ
ンダクタの「出力」端子(すなわち、MEMスイッチに接続されたものとは反対
側の端子)を相互接続し、3つのインダクタのこの接合部は、それ以降の回路(
例えば、図3aのCseries1など)に接続される。ただしこの回路は図示されて
いない。以下で述べる理由によって、接触電極162が存在することになるエリ
アは、好ましくは、O2によるRIEプラズマの中で処理され、好ましくは20
00Åから5000Å程度の少量が最上部の犠牲層154の中にエッチングされ
、それによって、電極がこの層の内部に向かって僅かに凹むことになる。
【0038】 図12a及び12bには、カンチレバー・アーム166a、166b及び16
6cが、好ましくは厚さが約2μmであるPECVD二酸化シリコンの層から形
成され、パターニングされ、CHF3及びO2のRIEを用いてエッチングされる
。図13a及び13bでは、好ましくは厚さが2500Å程度のアルミニウムで
ある金属層が、好ましくは電子ビーム蒸着及びリフト・オフを用いて積層され、
3つのMEMスイッチのためのトップ電極168a、168b及び168cが形
成される。トップ電極168は、それぞれのボトム電極148の上方に伸長し、
カンチレバー・アーム166の勾配を下降してアームの後部に至り、制御回路の
トランジスタ124に接続されているトレース152に接続する。このようにし
て、スイッチの対応するトランジスタ124がオフになると、電圧(V+)がそ
れぞれのトレース152を介してスイッチのトップ電極168に加えられる。
【0039】 図14a及び14bでは、犠牲層が、ブランソン(Branson)O2バリア・エッ
チング装置を用いたパターニングを伴わないO2エッチングによって除去され、
カンチレバー・アーム166の下側のものを含む基板表面上の残りのポリイミド
層すべてが取り除かれる。これによって、アーム166は、それぞれのトップ電
極168とボトム電極148との間に加えられる付勢電圧に応答して、下向きに
撓むことが可能となり、接触電極にトレース150及び151の間のギャップを
架橋させる。示されているように構成される場合には、MEMスイッチを閉じる
ことにより、対応するインダクタが同調可能な素子の無効ネットワークに追加さ
れることになり、他方で、スイッチを開放すると、そのインダクタをネットワー
クから切断することになる。
【0040】 既に述べたように、トップ電極162は、好ましくは、犠牲層154の内部に
向かって僅かに凹んでいる。これによって、スイッチが付勢されたときに、その
カンチレバー・アームがそのボトム電極と接触する前に、その接触電極162が
トレース150及び151を架橋することが保証される。
【0041】 基板142は、どのような特定の材料にも限定されず、システムに関するそれ
以外の考慮に基づいて適切に選択される。例えば、グラス基板は安価であって、
その上に大きなインダクタを形成することが可能であり、インダクタと基板との
間の寄生キャパシタンスを減少させる。しかし、シリコン又はGaAs基板が好
ましい場合もある。例えば、同調可能な無効素子がこれらの基板材料の1つを必
要とするそれ以外の構成要素と集積化される場合である。例えば、無線通信素子
において見られる電力増幅器は、半絶縁性のGaAs基板上に製造しなければな
らない高速の能動素子を用いることが多い。ここで述べているような同調可能な
無効素子を用いる増幅器は、その能動素子とその同調可能な無効ネットワークと
を共通のGaAs基板上に集積化することができる。
【0042】 インダクタ・コイルを形成する金属は、抵抗値を減少させインダクタのQを上
昇させるためにできるだけ厚く作ることが好ましい。既に述べたように、小さな
高調波成分と単純な出力フィルタリングを増幅器に与えるために、Qが高い無効
素子が好まれる。しかし、スイッチの接触電極162はコイルと同じ積層ステッ
プで形成され、厚くなりすぎると重くなりすぎることがありうる。このような妥
協の必然性は、スイッチを同時に構築することなくインダクタを基板上に最初に
作る別の製造シーケンスに従うのであれば、回避することができる。インダクタ
の製造が完了したら、シーケンスは、図7bに示されているように、ポリイミド
層140及び144と窒化シリコン層146の積層を行う。これらの層は、スイ
ッチが構築される際に、インダクタを保護するように機能する。パターニングを
伴わないO2のRIEエッチングのステップが図14bに示されているように実
行されると、すべての保護層が除去される。この方法では、実行すべき処理ステ
ップの数が多くなる。しかし、インダクタ設計のパラメータの選択におけるより
大きな融通性が得られる。例えば、このアプローチによって、インダクタ・コイ
ルの金属を接触電極よりも厚くすることが可能になり、コイルのリアクタンスを
低下させ、インダクタのQを上昇させる。集積化されたインダクタの製造に関し
ては、例えば、C. T. Wang, Introduction to Semiconductor Technology, John
Wiley and Sons (1990), pp.422-433に記載されている。
【0043】 図7から14に示されている製造シーケンスには、サポート・ポスト160に
よって基板よりも上まで上昇されたインダクタが示されている。このような構成
は、インダクタ・コイルと基板142との間の寄生キャパシタンスを低下させる
ために、好ましい。あるいは、コイルを絶縁性の基板上に直接に製造することも
できる。その際には、中央タップを、エア・ブリッジを用いることにより、コイ
ルの上方に移動させる。
【0044】 本発明は、能動素子をその上に製造することができる任意の種類の材料の上に
実現することができる。これには、例えば、ガリウム砒素やシリコンが含まれる
。従って、本発明は、CMOS、BiCMOS、BJT、HBT、HEMT、P
HEMT、MESFETなどを含む多くのタイプの能動素子及び製造プロセスと
共に用いるのに便利である。
【0045】 CMOS又はバイポーラ能動素子の製造は、広く知られたCMOS又はバイポ
ーラ製造技術を用いて実行される。これについては、例えば、A. Grebene, Bipo lar and MOS Analog Integrated Circuit Design , John Wiley and Sons (1984)
, pp. 54-120において論じられている。GaAs基板上での製造は、広く知られ
たGaAs製造技術を用いて実行される。これについては、C. Wang, Introduct ion to Semiconductor Technology: GaAs and Related Compounds , John Wiley
and Sons (1990), pp. 123-133において論じられている。
【0046】 この出願において示されている製造シーケンスでは、MEMスイッチを用いて
同調可能性を提供しているが、本発明は、上述した同時出願中の米国特許出願(
第09/004,679号)において論じられている連続的に可変なMEM素子
を用いても、同じように実現可能である。その米国特許出願において述べられて
いる製造プロセスによると、従来には見られなかったレベルの集積化が可能であ
り、MEMベースの連続的に可変なコンデンサを増幅器の能動素子やそれ以外の
構成要素と集積化することが可能になり、本発明による同調可能で高効率の電力
が提供される。そのような増幅器を同調させるのに必要な制御回路は、典型的に
は、D/Aコンバータを含むが(図3cに示されているように)、これもまた、
共通の基板上に増幅器の構成要素と共に集積化することができる。
【0047】 上述したMEMスイッチの接点を作成するのに用いられる製造方法によると、
標準的な薄膜処理を用いて作られるものよりも厚い金属外形(metal features)
が得られる。MEM製造方法のこの特徴は、増幅器を構成するそれ以外の同時に
製造されるインダクタやコンデンサにとっても有益である。基板142上に構築
された金属外形の追加的な厚さのために、より厚いインダクタ・コイルが形成さ
れ、それによって、抵抗値が下降し、インダクタのQ値が上昇する。標準的な薄
膜処理では厚さが1μmのオーダーの金属層が得られるが、MEM技術を用いて
得られる外形は厚さが10μmから100μm又はそれ以上である。同様に、コ
ンデンサのプレートを厚くすると、損失が減少しパフォーマンスを向上させるこ
とができる。従って、本発明は、高効率で同調可能な電力増幅器の集積度を、増
幅器のパフォーマンスを犠牲にすることなく、従来なかった程度まで進行させる
ことが可能である。更に、本発明は、構築された増幅器が出力フィルタリングを
最小限に維持するのに必要な高いQと、広い帯域幅、複数の動作周波数帯域、現
代の周波数ホッピング方式などに必要な周波数の感度との両方を提供することが
できる。
【0048】 固定インダクタ又はコンデンサのスイッチングによる組合せに基づく同調可能
な抜こう素子は、ここで説明してきたのよりも多くの又は少ない固定値無効要素
を含むことができ、これらの固定値要素は、直列、並列又は任意の直列・並列の
組合せで構成することができる。無効要素及びスイッチの数及び構成は、必要な
インダクタンス又はキャパシタンスの範囲や分解能など、応用例の要請によって
決定される。
【0049】 また、離散的な同調可能な無効素子を用いて、高効率の電力増幅器のための同
調可能性を提供することもできるが、そのような離散的な要素は集積化が不可能
であるから、本発明によって得られる高レベルの集積化という利点は、この場合
には、いくらか損なわれる。
【0050】 既に述べたように、図7から14に示されている素子の製造は、例示的なもの
に過ぎない。能動素子、インダクタ、コンデンサ、抵抗、スイッチなどは、所望
のパフォーマンス特性を有する同調可能な電力増幅器を実現する必要に応じて、
共通の基板上に製造され、相互に接続される。
【0051】 本発明は、ここで論じた特定の電力増幅器の級(クラス)には限定されない。
この技術分野の当業者にとっては、能動ゲイン段と関連するネットワークへのこ
れ以外の応用は明らかであろう。これには、例えば、低ノイズの増幅器などがあ
り、その場合には、素子の最適なノイズ整合がその潜在的な動作帯域幅を制限す
る可能性がありうるが、本発明の原理を使用可能な帯域幅にまで拡張することが
できる。無効要素のQが現在の技術に対する制限となっている発振器、能動フィ
ルタ及びそれ以外のネットワークなどへの応用は、これらの原理を役立てること
ができる。
【0052】 以上では本発明の特定の実施例を示し説明してきたが、この技術分野の当業者
にとっては、多くの変形や別の実施例は明らかであろう。従って、本発明は、冒
頭の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるE級電力増幅器のブロック図である。
【図2】 本発明による同調可能な無効ネットワークを含むE級ネットワークの回路図で
ある。
【図3】 図3a、3b及び3cによって構成される。図3aは、本発明による同調可能
な無効ネットワークを備えたE級増幅器の1つの実施例の回路図である。図3b
は、本発明による同調可能な無効ネットワークを制御する制御回路の一例の回路
図である。図3cは、本発明による同調可能な無効ネットワークを制御する制御
回路の別の例の回路図である。
【図4】 本発明による同調可能な無効ネットワークを含むC級増幅器の回路図である。
【図5】 本発明による同調可能な無効ネットワークを含むC―E級増幅器の回路図であ
る。
【図6】 本発明による同調可能な無効ネットワークを含むF級増幅器の回路図である。
【図7】 図7a及び7bで構成される。図7aは、本発明による同調可能な電力増幅器
の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。図7b
は、図7aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増幅器の構成
要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図8】 図8a及び8bで構成される。図8aは、本発明による同調可能な電力増幅器
の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。図8b
は、図8aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増幅器の構成
要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図9】 図9a及び9bで構成される。図9aは、本発明による同調可能な電力増幅器
の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。図9b
は、図9aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増幅器の構成
要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図10】 図10a及び10bで構成される。図10aは、本発明による同調可能な電力
増幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。
図10bは、図10aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増
幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図11】 図11a及び11bで構成される。図11aは、本発明による同調可能な電力
増幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。
図11bは、図11aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増
幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図12】 図12a及び12bで構成される。図12aは、本発明による同調可能な電力
増幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。
図12bは、図12aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増
幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図13】 図13a及び13bで構成される。図13aは、本発明による同調可能な電力
増幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。
図13bは、図13aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増
幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【図14】 図14a及び14bで構成される。図14aは、本発明による同調可能な電力
増幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示す平面図である。
図14bは、図14aに対応する断面図であり、本発明による同調可能な電力増
幅器の構成要素を共通基板上に集積する製造シーケンスを示している。
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月30日(2002.4.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャン,マウ・チュン・エフ アメリカ合衆国カリフォルニア州91362, サウザンド・オークス,モンターニュ・ウ ェイ 3142 (72)発明者 マーシー,ヘンリー・オー,ザ・フィフス アメリカ合衆国カリフォルニア州93010, カマリーリョ,シエラ・メサ 1958 (72)発明者 ペドロッティ,ケネス・ディー アメリカ合衆国カリフォルニア州91320, サウザンド・オークス,ロック・スプリン グ・ストリート 1849 (72)発明者 ペールク,デービッド・アール アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27514,チャペル・ヒル,ジョリン・プレ ース 103 (72)発明者 シーベリー,チャールズ・ダブリュー アメリカ合衆国カリフォルニア州91302, カラバサス,パーク・コルニク 23209 (72)発明者 ヤオ,ジュン・ジェイ アメリカ合衆国カリフォルニア州91360, サウザンド・オークス,ロックフォード・ コート 3609 (72)発明者 メーロトラ,ディーパック アメリカ合衆国カリフォルニア州91360, サウザンド・オークス,イーグル・ハイ ツ・コート 2898 (72)発明者 タム,ジュリアン・ジェイ・エル アメリカ合衆国カリフォルニア州92604, アーヴィン,トゥールーズ・サークル 15402 Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 AA65 AA66 AA67 CA36 CA41 CA58 CA92 FA00 HA00 HA02 HA25 HA29 HA30 HA32 HA33 HA34 HA38 KA00 KA33 KA34 SA13 TA01 5J092 AA01 AA41 AA65 AA66 AA67 CA36 CA41 CA58 CA92 FA00 HA00 HA02 HA25 HA29 HA30 HA32 HA33 HA34 HA38 KA00 KA33 KA34 SA13 TA01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調可能で高能率の電力増幅器であって、 制御入力においてRF入力信号を受け取るように接続されており、前記RF入
    力信号に従って導通状態と非導通状態との間でスイッチングされる電流回路を有
    する、能動素子(Q1)と、 前記電流回路に接続された無効素子のネットワーク(100)であって、前記
    能動素子と前記ネットワークとは、前記無効素子の値によって決定される入力信
    号周波数の範囲にある前記RF入力信号を増幅する電力増幅器を形成し、前記無
    効素子は、少なくとも1つのインダクタンス(Lseries)と少なくとも1つのキ
    ャパシタンス(Cseries)とを備えている、ネットワーク(100)と、 を備えており、前記少なくとも1つのインダクタンスと前記少なくとも1つの
    キャパシタンスとの少なくとも一方は同調可能な無効素子であり、前記同調可能
    な無効素子は、制御信号に応答して動作し前記制御信号に従って当該同調可能な
    無効素子のリアクタンス値を変動させるマイクロ電子機械(MEM)素子を少な
    くとも1つ備えており、それにより、この増幅器が動作する入力信号周波数の前
    記範囲は前記制御信号に従って変動し、従って、更に広い範囲の入力周波数にお
    いて効率的に動作することが可能になることを特徴とする同調可能で高能率の電
    力増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同調可能増幅器において、前記能動素子と無
    効素子の前記ネットワークとは共通の基板上に集積されていることを特徴とする
    同調可能増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の同調可能増幅器において、前記同調可能な無
    効素子はそれぞれがその無効値の範囲全体にある高いQ値を有することを特徴と
    する同調可能増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の同調可能増幅器において、前記同調可能無効
    素子は、それぞれが、 少なくとも2つの固定値の無効要素(C1、C2、C3)と、 前記制御信号に応答して開閉する少なくとも1つのMEMスイッチ(S1、S
    2、S3)と、 を備え、前記少なくとも1つのスイッチと前記固定値要素とは、相互に接続さ
    れており、入力と出力とを有するネットワークであって前記入力と前記出力との
    間の無効値は前記少なくとも1つのスイッチの状態に従って変動するネットワー
    クを形成する、ことを特徴とする同調可能増幅器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の同調可能増幅器において、前記固定値の無効
    要素はそれぞれが高いQ値を有し、それによって、高いQ値の無効ネットワーク
    が、前記少なくとも1つのスイッチの状態によって設定されるこのネットワーク
    の無効値と無関係に前記能動素子に与えられることを特徴とする同調可能増幅器
  6. 【請求項6】 請求項1記載の同調可能増幅器において、前記少なくとも1
    つの同調可能な無効素子は、第1および第2の端子を有するMEM素子を備えて
    おりしており前記制御信号の値に従って前記第1および第2の端子の間で前記キ
    ャパシタンス値を連続的に変動させるように構成された同調可能なコンデンサ(
    shunt)であることを特徴とする同調可能増幅器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の同調可能増幅器において、前記同調可能なコ
    ンデンサは高いQ値を有し、それによって、高いQ値の無効ネットワークが、前
    記制御信号と共に取得可能なキャパシタンス値の範囲にわたって前記能動素子に
    与えられることを特徴とする同調可能増幅器。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の同調可能増幅器において、 前記制御信号を前記同調可能なコンデンサに提供することによってそのキャパ
    シタンスを確立するように構成された制御回路であって、デジタル・コマンド信
    号に応答して前記制御信号を生成するデジタル・アナログ(D/A)コンバータ
    を含む制御回路(110)を更に備えていることを特徴とする同調可能増幅器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の同調可能増幅器において、前記制御信号をそ
    れぞれのMEM素子に提供することによって前記同調可能な無効素子のそれぞれ
    の無効値を確立するように構成された制御回路(110)を更に備えていること
    を特徴とする同調可能増幅器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の同調可能増幅器において、前記能動素子と
    無効素子の前記ネットワークと前記制御回路とは共通の基板の上に集積されてい
    ることを特徴とする同調可能増幅器。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の同調可能増幅器において、前記制御回路は
    コマンド信号に応答して前記制御信号を自動的に提供することを特徴とする同調
    可能増幅器。
  12. 【請求項12】 同調可能なE級電力増幅器であって、 制御入力においてRF入力信号を受け取るように接続されており、前記RF入
    力信号に従って導通状態と非導通状態との間でスイッチングされる電流回路を有
    する、能動素子(Q1)と、 前記電流回路に接続されたバイアス・インダクタ(Lbias)と、 前記電流回路に接続された無効素子のネットワーク(102)であって、前記
    能動素子と前記バイアス・インダクタと無効素子の前記ネットワークとは、前記
    無効素子の値によって決定される入力信号周波数の範囲にある前記RF入力信号
    を増幅するE級電力増幅器を形成し、前記無効素子は、シャント・コンデンサ(
    shunt)と直列インダクタ(Lseries)と直列コンデンサ(Cseries)とを備
    えている、ネットワーク(102)と、 を備えており、前記シャント・コンデンサと前記直列インダクタと前記直列コ
    ンデンサとの少なくとも1つは、同調可能な無効素子(Lseries1)であり、前
    記同調可能な無効素子は、制御信号に応答して動作し前記制御信号に従って当該
    同調可能な無効素子のリアクタンス値を変動させるマイクロ電子機械(MEM)
    素子(S4、S5、S6)を少なくとも1つ備えており、それにより、この増幅
    器が動作する入力信号周波数の前記範囲は前記制御信号に従って変動し、従って
    、更に広い範囲の入力周波数において効率的に動作することが可能になり、この
    増幅器は、 前記制御信号を前記少なくとも1つのMEM素子のそれぞれに提供することに
    よってそれぞれのMEM素子の同調可能な無効素子のリアクタンス値を確立する
    制御回路(110)を更に備えていることを特徴とする同調可能なE級電力増幅
    器。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の同調可能なE級電力増幅器において、前
    記能動素子と前記バイアス・インダクタと無効素子の前記ネットワークと前記制
    御回路とは共通の基板上に集積されていることを特徴とする同調可能なE級電力
    増幅器。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の同調可能なE級電力増幅器において、前
    記シャント・コンデンサと前記直列インダクタと前記直列コンデンサとはそれぞ
    れが前記同調可能な無効素子であることを特徴とする同調可能なE級電力増幅器
  15. 【請求項15】 請求項12記載の同調可能なE級電力増幅器において、前
    記制御回路はコマンド信号に応答して前記制御信号を自動的に提供することを特
    徴とする同調可能なE級電力増幅器。
  16. 【請求項16】 同調可能なC級電力増幅器であって、 制御入力においてRF入力信号を受け取るように接続されており、前記RF入
    力信号に従って導通状態と非導通状態との間でスイッチングされる電流回路を有
    する、能動素子(Q1)と、 前記能動素子の前記制御入力に接続されたバイアス・インダクタ(Lbias)と
    、 前記電流回路に接続されたブロッキング・コンデンサ(Cblock)と、 前記電流回路に接続された無効素子のネットワークであって、前記能動素子と
    前記バイアス・インダクタと前記ブロッキング・コンデンサと無効素子の前記ネ
    ットワークとは、前記無効素子の値によって決定される入力信号周波数の範囲に
    ある前記RF入力信号を増幅するC級電力増幅器を形成し、前記無効素子は、前
    記電流回路に接続された並列の同調された回路として構成されコンデンサ(C1
    )とインダクタ(L1)とを備えている、ネットワーク(102)と、 を備えており、前記コンデンサと前記並列の同調された回路として構成された
    前記インダクタとの少なくとも一方は同調可能な無効素子であり、前記同調可能
    な無効素子は、制御信号に応答して動作し前記制御信号に従って当該同調可能な
    無効素子のリアクタンス値を変動させるマイクロ電子機械(MEM)素子を少な
    くとも1つ備えており、それにより、この増幅器が動作する入力信号周波数の前
    記範囲は前記制御信号に従って変動し、従って、更に広い範囲の入力周波数にお
    いて効率的に動作することが可能になり、この増幅器は、 前記制御信号を前記少なくとも1つのMEM素子のそれぞれに提供することに
    よってそれぞれのMEM素子の同調可能な無効素子のリアクタンス値を確立する
    制御回路(110)を更に備えていることを特徴とする同調可能なC級電力増幅
    器。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の同調可能なC級電力増幅器において、前
    記能動素子と前記バイアス・インダクタと前記ブロッキング・コンデンサと無効
    素子の前記ネットワークと前記制御回路とは共通の基板上に集積されていること
    を特徴とする同調可能なC級電力増幅器。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の同調可能なC級電力増幅器において、前
    記コンデンサと前記並列の同調された回路において接続された前記直列インダク
    タとはそれぞれが前記同調可能な無効素子であることを特徴とする同調可能なC
    級電力増幅器。
  19. 【請求項19】 請求項16記載の同調可能なC級電力増幅器において、前
    記制御回路はコマンド信号に応答して前記制御信号を自動的に提供することを特
    徴とする同調可能なC級電力増幅器。
  20. 【請求項20】 請求項16記載の同調可能なC級増幅器において、前記バ
    イアス・インダクタは、制御信号に応答して動作し前記制御信号に従って前記バ
    イアス・インダクタのインダクタンス値を変動させるマイクロ電子機械(MEM
    )素子を少なくとも1つ備えている同調可能な無効素子であることを特徴とする
    同調可能なC級増幅器。
  21. 【請求項21】 同調可能なC―E級電力増幅器であって、 制御入力においてRF入力信号を受け取るように接続されており、前記RF入
    力信号に従って導通状態と非導通状態との間でスイッチングされる電流回路を有
    する、能動素子(Q1)と、 前記電流回路に接続されたバイアス・インダクタ(Lbias)と、 前記電流回路に接続された無効素子のネットワークであって、前記能動素子と
    前記バイアス・インダクタと無効素子の前記ネットワークとは、前記無効素子の
    値によって決定される入力信号周波数の範囲にある前記RF入力信号を増幅する
    C―E級電力増幅器を形成し、前記無効素子は、シャント・コンデンサ(Cshun t )と直列インダクタ(Lseries)と直列コンデンサ(Cseries)とを備えてい
    る、ネットワークと、 を備えており、前記シャント・コンデンサと前記直列インダクタと前記直列コ
    ンデンサとの少なくとも1つは、同調可能な無効素子であり、前記同調可能な無
    効素子は、制御信号に応答して動作し前記制御信号に従って当該同調可能な無効
    素子のリアクタンス値を変動させるマイクロ電子機械(MEM)素子を少なくと
    も1つ備えており、それにより、この増幅器が動作する入力信号周波数の前記範
    囲は前記制御信号に従って変動し、従って、更に広い範囲の入力周波数において
    効率的に動作することが可能になり、この増幅器は、 前記制御信号を前記少なくとも1つのMEM素子のそれぞれに提供することに
    よってそれぞれのMEM素子の同調可能な無効素子のリアクタンス値を確立する
    制御回路(110)を更に備えていることを特徴とする同調可能なC―E級電力
    増幅器。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の同調可能なC―E級電力増幅器において
    、前記能動素子と前記バイアス・インダクタと無効素子の前記ネットワークと前
    記制御回路とは共通の基板上に集積されていることを特徴とする同調可能なC―
    E級電力増幅器。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の同調可能なC―E級電力増幅器において
    、前記シャント・コンデンサと前記直列インダクタと前記直列コンデンサとはそ
    れぞれが前記同調可能な無効素子であることを特徴とする同調可能なC―E級電
    力増幅器。
  24. 【請求項24】 同調可能なF級電力増幅器であって、 制御入力においてRF入力信号を受け取るように接続されており、前記RF入
    力信号に従って導通状態と非導通状態との間でスイッチングされる電流回路を有
    する、能動素子(Q1)と、 前記電流回路に接続されたバイアス・インダクタ(Lbias)と、 前記電流回路と直列に接続されたコンデンサ(Cb)と、 前記電流回路に接続された無効素子のネットワークであって、前記能動素子と
    前記バイアス・インダクタと前記コンデンサと無効素子の前記ネットワークとは
    、前記無効素子の値によって決定される入力信号周波数の範囲にある前記RF入
    力信号を増幅して前記増幅されたRF入力信号を出力において生成するF級電力
    増幅器を形成し、前記無効素子は、前記出力に接続された1又は複数の並列の同
    調された回路として構成され、前記並列の同調された回路はそれぞれがコンデン
    サ(L3)とインダクタ(C3)とを備えている、ネットワークと、 を備えており、前記コンデンサと前記並列の同調された回路として接続された
    前記インダクタとの少なくとも一方は同調可能な無効素子であり、前記同調可能
    な無効素子は、制御信号に応答して動作し前記制御信号に従って当該同調可能な
    無効素子のリアクタンス値を変動させるマイクロ電子機械(MEM)素子を少な
    くとも1つ備えており、それにより、この増幅器が動作する入力信号周波数の前
    記範囲は前記制御信号に従って変動し、従って、更に広い範囲の入力周波数にお
    いて効率的に動作することが可能になり、この増幅器は、 前記制御信号を前記少なくとも1つのMEM素子のそれぞれに提供することに
    よってそれぞれのMEM素子の同調可能な無効素子のリアクタンス値を確立する
    制御回路(110)を更に備えていることを特徴とする同調可能なF級電力増幅
    器。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の同調可能なF級電力増幅器において、前
    記能動素子と前記バイアス・インダクタと前記コンデンサと無効素子の前記ネッ
    トワークと前記制御回路とは共通の基板上に集積されていることを特徴とする同
    調可能なF級電力増幅器。
  26. 【請求項26】 請求項24記載の同調可能なF級電力増幅器において、前
    記コンデンサと前記並列の同調された回路において接続された前記直列インダク
    タとはそれぞれが前記同調可能な無効素子であることを特徴とする同調可能なF
    級電力増幅器。
JP2001508587A 1999-07-01 2000-05-30 集積型の同調可能で高能率な電力増幅器 Pending JP2003504906A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/346,097 1999-07-01
US09/346,097 US6232841B1 (en) 1999-07-01 1999-07-01 Integrated tunable high efficiency power amplifier
PCT/US2000/014878 WO2001003288A1 (en) 1999-07-01 2000-05-30 Integrated tunable high efficiency power amplifier

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003504906A true JP2003504906A (ja) 2003-02-04

Family

ID=23357938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001508587A Pending JP2003504906A (ja) 1999-07-01 2000-05-30 集積型の同調可能で高能率な電力増幅器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6232841B1 (ja)
EP (1) EP1206833A4 (ja)
JP (1) JP2003504906A (ja)
WO (1) WO2001003288A1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093896A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd E級増幅器、及びeer変調増幅装置
JP2006094532A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Realtek Semiconductor Corp 低ノイズ増幅器及びその方法
US7389091B2 (en) 2003-07-08 2008-06-17 Nec Corporation High-frequency amplification circuit
JP2008193544A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Fujitsu Ltd 信号特性に応じて内部整合をとる増幅器
WO2008136080A1 (ja) * 2007-04-20 2008-11-13 Fujitsu Limited 増幅装置
JP2008545336A (ja) * 2005-07-06 2008-12-11 レイセオン・カンパニー 2段のマイクロ波のe級電力増幅器
JP2009514267A (ja) * 2005-07-21 2009-04-02 クリー インコーポレイテッド フィールドプレート延長部分を備えたfetを使用するスイッチモード電力増幅器及び電界効果トランジスタ
JP2011097160A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Sony Corp 高周波増幅器および無線通信装置
WO2011148711A1 (ja) * 2010-05-27 2011-12-01 京セラ株式会社 増幅回路ならびにそれを用いた送信装置および通信装置
JP2013038634A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Toshiba Corp 電力増幅器及び送電装置
JP2013524626A (ja) * 2010-04-02 2013-06-17 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッド クラス特性可変増幅器
JPWO2012090721A1 (ja) * 2010-12-28 2014-06-05 株式会社村田製作所 周波数可変回路及びマルチバンドアンテナ装置
JP2016195393A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 スカイワークス ソリューションズ, インコーポレイテッドSkyworks Solutions, Inc. 多重帯域電力増幅器
WO2019202354A1 (ja) * 2018-04-20 2019-10-24 日産自動車株式会社 共振型電力変換装置の制御方法および共振型電力変換装置
JP2020114011A (ja) * 2014-12-19 2020-07-27 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー 位相スイッチト素子を使用したチューニング可能整合ネットワーク

Families Citing this family (141)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6159385A (en) 1998-05-08 2000-12-12 Rockwell Technologies, Llc Process for manufacture of micro electromechanical devices having high electrical isolation
US7202734B1 (en) * 1999-07-06 2007-04-10 Frederick Herbert Raab Electronically tuned power amplifier
US6803755B2 (en) 1999-09-21 2004-10-12 Rockwell Automation Technologies, Inc. Microelectromechanical system (MEMS) with improved beam suspension
US6617750B2 (en) 1999-09-21 2003-09-09 Rockwell Automation Technologies, Inc. Microelectricalmechanical system (MEMS) electrical isolator with reduced sensitivity to inertial noise
US6798312B1 (en) * 1999-09-21 2004-09-28 Rockwell Automation Technologies, Inc. Microelectromechanical system (MEMS) analog electrical isolator
US6433658B1 (en) * 2000-01-25 2002-08-13 Maxim Integrated Products, Inc. High Q structure
FI109382B (fi) * 2000-06-27 2002-07-15 Nokia Corp Sovituspiiri
US6501282B1 (en) 2000-09-29 2002-12-31 Rockwell Automation Technologies, Inc. Highly sensitive capacitance comparison circuit
EP1344315B1 (en) * 2000-10-10 2008-03-26 California Institute Of Technology Class e/f switching power amplifiers
ATE522979T1 (de) 2000-10-10 2011-09-15 California Inst Of Techn Verteilte leistungsverstärkerarchitektur mit kreisförmiger geometrie
US6856199B2 (en) * 2000-10-10 2005-02-15 California Institute Of Technology Reconfigurable distributed active transformers
US6583374B2 (en) 2001-02-20 2003-06-24 Rockwell Automation Technologies, Inc. Microelectromechanical system (MEMS) digital electrical isolator
US6794271B2 (en) 2001-09-28 2004-09-21 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method for fabricating a microelectromechanical system (MEMS) device using a pre-patterned bridge
US6756310B2 (en) 2001-09-26 2004-06-29 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method for constructing an isolate microelectromechanical system (MEMS) device using surface fabrication techniques
US6761829B2 (en) * 2001-04-26 2004-07-13 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method for fabricating an isolated microelectromechanical system (MEMS) device using an internal void
US6815243B2 (en) 2001-04-26 2004-11-09 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method of fabricating a microelectromechanical system (MEMS) device using a pre-patterned substrate
US6768628B2 (en) 2001-04-26 2004-07-27 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method for fabricating an isolated microelectromechanical system (MEMS) device incorporating a wafer level cap
US6569701B2 (en) 2001-10-25 2003-05-27 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method for fabricating an isolated microelectromechanical system device
US6472962B1 (en) * 2001-05-17 2002-10-29 Institute Of Microelectronics Inductor-capacitor resonant RF switch
US6664786B2 (en) 2001-07-30 2003-12-16 Rockwell Automation Technologies, Inc. Magnetic field sensor using microelectromechanical system
JP2003124754A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Hitachi Ltd 高周波増幅器
US6593870B2 (en) 2001-10-18 2003-07-15 Rockwell Automation Technologies, Inc. MEMS-based electrically isolated analog-to-digital converter
US6690178B2 (en) 2001-10-26 2004-02-10 Rockwell Automation Technologies, Inc. On-board microelectromechanical system (MEMS) sensing device for power semiconductors
TWI326967B (en) * 2002-03-11 2010-07-01 California Inst Of Techn Differential amplifier
AU2003241095A1 (en) * 2002-06-05 2003-12-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electronic device and method of matching the impedance thereof
JP4027935B2 (ja) 2002-11-01 2007-12-26 富士通株式会社 制御装置および制御方法
US6728432B1 (en) * 2002-11-13 2004-04-27 Raytheon Company Highly adaptable heterogeneous power amplifier IC micro-systems using flip chip and micromechanical technologies on low loss substrates
US6992543B2 (en) 2002-11-22 2006-01-31 Raytheon Company Mems-tuned high power, high efficiency, wide bandwidth power amplifier
KR100893052B1 (ko) 2002-12-27 2009-04-15 주식회사 팬택앤큐리텔 선택적 스마트 전력 증폭기 모듈
US6958665B2 (en) * 2003-04-02 2005-10-25 Raytheon Company Micro electro-mechanical system (MEMS) phase shifter
ATE349105T1 (de) * 2003-05-06 2007-01-15 Fraunhofer Ges Forschung Vorrichtung zum einstellen einer resonanzschaltung für eine minimale leistungsaufnahme eines verstärkers
US7388247B1 (en) * 2003-05-28 2008-06-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy High precision microelectromechanical capacitor with programmable voltage source
GB0404121D0 (en) * 2004-02-25 2004-03-31 Univ Belfast Class E power amplifier circuit and associated transmitter circuits
US7307478B2 (en) * 2004-04-30 2007-12-11 Broadcom Corporation Adjustable power amplifier and applications thereof
US7236053B2 (en) * 2004-12-31 2007-06-26 Cree, Inc. High efficiency switch-mode power amplifier
US7345539B2 (en) * 2005-02-10 2008-03-18 Raytheon Company Broadband microwave amplifier
US7602240B2 (en) * 2005-04-29 2009-10-13 The Regents Of The University Of California Power amplifier with an output matching network
US7199658B2 (en) * 2005-05-18 2007-04-03 International Business Machines Corporation Circuits and methods for implementing power amplifiers for millimeter wave applications
US7825543B2 (en) 2005-07-12 2010-11-02 Massachusetts Institute Of Technology Wireless energy transfer
CA2615123C (en) 2005-07-12 2014-11-04 Massachusetts Institute Of Technology Wireless non-radiative energy transfer
US20070057731A1 (en) * 2005-09-15 2007-03-15 Le Phuong T On-chip harmonic termination for RF power amplifier applications
KR100726260B1 (ko) * 2006-08-07 2007-06-08 삼성전자주식회사 통신 장치의 정합 제어 장치 및 방법
US7298238B1 (en) 2006-12-15 2007-11-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Programmable microtransformer
US8805530B2 (en) 2007-06-01 2014-08-12 Witricity Corporation Power generation for implantable devices
US9421388B2 (en) 2007-06-01 2016-08-23 Witricity Corporation Power generation for implantable devices
US9343242B2 (en) * 2007-06-22 2016-05-17 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Method of making contact posts for a microelectromechanical device
US7710197B2 (en) * 2007-07-11 2010-05-04 Axiom Microdevices, Inc. Low offset envelope detector and method of use
JP2010537453A (ja) * 2007-09-14 2010-12-02 富士通株式会社 チューナブルインピーダンス整合回路
US7679434B2 (en) 2008-01-21 2010-03-16 Infineon Technologies Ag Amplifier modulation method and apparatus
US20090228229A1 (en) * 2008-03-04 2009-09-10 Titi Trandafir System and method for calibrating and driving piezoelectric transducers
US9515494B2 (en) 2008-09-27 2016-12-06 Witricity Corporation Wireless power system including impedance matching network
US8963488B2 (en) 2008-09-27 2015-02-24 Witricity Corporation Position insensitive wireless charging
US9160203B2 (en) 2008-09-27 2015-10-13 Witricity Corporation Wireless powered television
US8957549B2 (en) 2008-09-27 2015-02-17 Witricity Corporation Tunable wireless energy transfer for in-vehicle applications
US8901779B2 (en) 2008-09-27 2014-12-02 Witricity Corporation Wireless energy transfer with resonator arrays for medical applications
US8937408B2 (en) 2008-09-27 2015-01-20 Witricity Corporation Wireless energy transfer for medical applications
US8912687B2 (en) 2008-09-27 2014-12-16 Witricity Corporation Secure wireless energy transfer for vehicle applications
US8928276B2 (en) 2008-09-27 2015-01-06 Witricity Corporation Integrated repeaters for cell phone applications
US9744858B2 (en) 2008-09-27 2017-08-29 Witricity Corporation System for wireless energy distribution in a vehicle
US9246336B2 (en) 2008-09-27 2016-01-26 Witricity Corporation Resonator optimizations for wireless energy transfer
US8907531B2 (en) 2008-09-27 2014-12-09 Witricity Corporation Wireless energy transfer with variable size resonators for medical applications
US20100259110A1 (en) * 2008-09-27 2010-10-14 Kurs Andre B Resonator optimizations for wireless energy transfer
US8947186B2 (en) 2008-09-27 2015-02-03 Witricity Corporation Wireless energy transfer resonator thermal management
US8669676B2 (en) 2008-09-27 2014-03-11 Witricity Corporation Wireless energy transfer across variable distances using field shaping with magnetic materials to improve the coupling factor
US8643326B2 (en) * 2008-09-27 2014-02-04 Witricity Corporation Tunable wireless energy transfer systems
US9093853B2 (en) 2008-09-27 2015-07-28 Witricity Corporation Flexible resonator attachment
US9106203B2 (en) 2008-09-27 2015-08-11 Witricity Corporation Secure wireless energy transfer in medical applications
US8723366B2 (en) * 2008-09-27 2014-05-13 Witricity Corporation Wireless energy transfer resonator enclosures
US9601261B2 (en) 2008-09-27 2017-03-21 Witricity Corporation Wireless energy transfer using repeater resonators
US8772973B2 (en) * 2008-09-27 2014-07-08 Witricity Corporation Integrated resonator-shield structures
US8497601B2 (en) 2008-09-27 2013-07-30 Witricity Corporation Wireless energy transfer converters
US9601266B2 (en) 2008-09-27 2017-03-21 Witricity Corporation Multiple connected resonators with a single electronic circuit
US8901778B2 (en) 2008-09-27 2014-12-02 Witricity Corporation Wireless energy transfer with variable size resonators for implanted medical devices
US8410636B2 (en) 2008-09-27 2013-04-02 Witricity Corporation Low AC resistance conductor designs
US9601270B2 (en) 2008-09-27 2017-03-21 Witricity Corporation Low AC resistance conductor designs
US8933594B2 (en) 2008-09-27 2015-01-13 Witricity Corporation Wireless energy transfer for vehicles
US8629578B2 (en) 2008-09-27 2014-01-14 Witricity Corporation Wireless energy transfer systems
US8482158B2 (en) 2008-09-27 2013-07-09 Witricity Corporation Wireless energy transfer using variable size resonators and system monitoring
US9035499B2 (en) 2008-09-27 2015-05-19 Witricity Corporation Wireless energy transfer for photovoltaic panels
US8946938B2 (en) 2008-09-27 2015-02-03 Witricity Corporation Safety systems for wireless energy transfer in vehicle applications
US8598743B2 (en) 2008-09-27 2013-12-03 Witricity Corporation Resonator arrays for wireless energy transfer
US9065423B2 (en) 2008-09-27 2015-06-23 Witricity Corporation Wireless energy distribution system
US8692412B2 (en) * 2008-09-27 2014-04-08 Witricity Corporation Temperature compensation in a wireless transfer system
US9184595B2 (en) 2008-09-27 2015-11-10 Witricity Corporation Wireless energy transfer in lossy environments
US9544683B2 (en) 2008-09-27 2017-01-10 Witricity Corporation Wirelessly powered audio devices
US8922066B2 (en) 2008-09-27 2014-12-30 Witricity Corporation Wireless energy transfer with multi resonator arrays for vehicle applications
US9577436B2 (en) 2008-09-27 2017-02-21 Witricity Corporation Wireless energy transfer for implantable devices
US9318922B2 (en) 2008-09-27 2016-04-19 Witricity Corporation Mechanically removable wireless power vehicle seat assembly
US9396867B2 (en) 2008-09-27 2016-07-19 Witricity Corporation Integrated resonator-shield structures
US8400017B2 (en) 2008-09-27 2013-03-19 Witricity Corporation Wireless energy transfer for computer peripheral applications
US9105959B2 (en) 2008-09-27 2015-08-11 Witricity Corporation Resonator enclosure
WO2010039967A1 (en) 2008-10-01 2010-04-08 Massachusetts Institute Of Technology Efficient near-field wireless energy transfer using adiabatic system variations
EP2293438B1 (en) * 2009-09-07 2012-06-20 Nxp B.V. A switching amplifier
US8244194B2 (en) 2010-07-08 2012-08-14 Javelin Semiconductor, Inc. Narrow-band tunable radio frequency (RF) power amplifiers and related methods
US9602168B2 (en) 2010-08-31 2017-03-21 Witricity Corporation Communication in wireless energy transfer systems
US9948145B2 (en) 2011-07-08 2018-04-17 Witricity Corporation Wireless power transfer for a seat-vest-helmet system
JP5826547B2 (ja) * 2011-07-20 2015-12-02 株式会社豊田自動織機 給電側設備及び共鳴型非接触給電システム
EP2764604B1 (en) 2011-08-04 2018-07-04 WiTricity Corporation Tunable wireless power architectures
CA2848040C (en) 2011-09-09 2019-08-13 Witricity Corporation Foreign object detection in wireless energy transfer systems
US20130062966A1 (en) 2011-09-12 2013-03-14 Witricity Corporation Reconfigurable control architectures and algorithms for electric vehicle wireless energy transfer systems
US9318257B2 (en) 2011-10-18 2016-04-19 Witricity Corporation Wireless energy transfer for packaging
KR20140085591A (ko) 2011-11-04 2014-07-07 위트리시티 코포레이션 무선 에너지 전송 모델링 툴
US9306635B2 (en) 2012-01-26 2016-04-05 Witricity Corporation Wireless energy transfer with reduced fields
US9343922B2 (en) 2012-06-27 2016-05-17 Witricity Corporation Wireless energy transfer for rechargeable batteries
US9287607B2 (en) 2012-07-31 2016-03-15 Witricity Corporation Resonator fine tuning
US9595378B2 (en) 2012-09-19 2017-03-14 Witricity Corporation Resonator enclosure
US9404954B2 (en) 2012-10-19 2016-08-02 Witricity Corporation Foreign object detection in wireless energy transfer systems
US9449757B2 (en) 2012-11-16 2016-09-20 Witricity Corporation Systems and methods for wireless power system with improved performance and/or ease of use
US9857821B2 (en) 2013-08-14 2018-01-02 Witricity Corporation Wireless power transfer frequency adjustment
US10164472B2 (en) 2013-12-03 2018-12-25 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for wirelessly charging portable electronic devices
US9780573B2 (en) 2014-02-03 2017-10-03 Witricity Corporation Wirelessly charged battery system
WO2015123614A2 (en) 2014-02-14 2015-08-20 Witricity Corporation Object detection for wireless energy transfer systems
US9842687B2 (en) 2014-04-17 2017-12-12 Witricity Corporation Wireless power transfer systems with shaped magnetic components
US9892849B2 (en) 2014-04-17 2018-02-13 Witricity Corporation Wireless power transfer systems with shield openings
US9837860B2 (en) 2014-05-05 2017-12-05 Witricity Corporation Wireless power transmission systems for elevators
CN106489082B (zh) 2014-05-07 2021-09-21 无线电力公司 无线能量传送系统中的异物检测
US9954375B2 (en) 2014-06-20 2018-04-24 Witricity Corporation Wireless power transfer systems for surfaces
US10574091B2 (en) 2014-07-08 2020-02-25 Witricity Corporation Enclosures for high power wireless power transfer systems
US9842688B2 (en) 2014-07-08 2017-12-12 Witricity Corporation Resonator balancing in wireless power transfer systems
US9473078B2 (en) * 2014-08-05 2016-10-18 Texas Instruments Incorporated Tunable power amplifier with wide frequency range
WO2016046180A1 (en) * 2014-09-22 2016-03-31 Philips Lighting Holding B.V. Electric power converter
US10790784B2 (en) 2014-12-19 2020-09-29 Massachusetts Institute Of Technology Generation and synchronization of pulse-width modulated (PWM) waveforms for radio-frequency (RF) applications
US9843217B2 (en) 2015-01-05 2017-12-12 Witricity Corporation Wireless energy transfer for wearables
US10498160B2 (en) 2015-08-03 2019-12-03 Massachusetts Institute Of Technology Efficiency maximization for device-to-device wireless charging
CN105161127A (zh) * 2015-08-27 2015-12-16 华南理工大学 一种基于忆感器的并联谐振电路
WO2017062647A1 (en) 2015-10-06 2017-04-13 Witricity Corporation Rfid tag and transponder detection in wireless energy transfer systems
CN108700620B (zh) 2015-10-14 2021-03-05 无线电力公司 无线能量传输系统中的相位和振幅检测
WO2017070227A1 (en) 2015-10-19 2017-04-27 Witricity Corporation Foreign object detection in wireless energy transfer systems
WO2017070009A1 (en) 2015-10-22 2017-04-27 Witricity Corporation Dynamic tuning in wireless energy transfer systems
US10075019B2 (en) 2015-11-20 2018-09-11 Witricity Corporation Voltage source isolation in wireless power transfer systems
US10910150B2 (en) * 2015-11-30 2021-02-02 Intel Corporation Reconfigurable coupled inductor
US10122403B2 (en) * 2016-01-12 2018-11-06 Fractus Antennas, S.L. Wireless device
CA3012325A1 (en) 2016-02-02 2017-08-10 Witricity Corporation Controlling wireless power transfer systems
EP3203634A1 (en) 2016-02-08 2017-08-09 WiTricity Corporation Pwm capacitor control
JP6834366B2 (ja) * 2016-11-04 2021-02-24 船井電機株式会社 電源装置
US10332847B2 (en) 2017-06-01 2019-06-25 Infineon Technologies Ag Semiconductor package with integrated harmonic termination feature
US11031818B2 (en) 2017-06-29 2021-06-08 Witricity Corporation Protection and control of wireless power systems
US10651687B2 (en) 2018-02-08 2020-05-12 Massachusetts Institute Of Technology Detuning for a resonant wireless power transfer system including cryptography
US11018526B2 (en) 2018-02-08 2021-05-25 Massachusetts Institute Of Technology Detuning for a resonant wireless power transfer system including cooperative power sharing
CN110556925B (zh) 2018-05-31 2022-12-27 华为技术有限公司 一种无线充电器和控制方法
CN110113858B (zh) * 2019-05-29 2023-04-18 中国科学院近代物理研究所 一种最小q值自激调谐系统及调谐方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3919656A (en) * 1973-04-23 1975-11-11 Nathan O Sokal High-efficiency tuned switching power amplifier
US4433315A (en) * 1981-11-24 1984-02-21 General Electric Company Tunable coupling network
JPH10308603A (ja) * 1996-12-21 1998-11-17 He Holdings Inc Dba Hughes Electron 超小型電子機械式スイッチを用いたチューナブルマイクロ波ネットワーク
US5872489A (en) * 1997-04-28 1999-02-16 Rockwell Science Center, Llc Integrated tunable inductance network and method
US5880921A (en) * 1997-04-28 1999-03-09 Rockwell Science Center, Llc Monolithically integrated switched capacitor bank using micro electro mechanical system (MEMS) technology

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5276912A (en) * 1990-02-06 1994-01-04 Motorola, Inc. Radio frequency power amplifier having variable output power
US5278519A (en) * 1991-11-13 1994-01-11 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Method and apparatus for controlling RF spectral splatter into adjacent channels when activating an RF transmitter
US5578976A (en) 1995-06-22 1996-11-26 Rockwell International Corporation Micro electromechanical RF switch
US6091966A (en) * 1997-09-29 2000-07-18 Ericsson, Inc. Dual-band, dual-mode power amplifier

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3919656A (en) * 1973-04-23 1975-11-11 Nathan O Sokal High-efficiency tuned switching power amplifier
US4433315A (en) * 1981-11-24 1984-02-21 General Electric Company Tunable coupling network
JPH10308603A (ja) * 1996-12-21 1998-11-17 He Holdings Inc Dba Hughes Electron 超小型電子機械式スイッチを用いたチューナブルマイクロ波ネットワーク
US5872489A (en) * 1997-04-28 1999-02-16 Rockwell Science Center, Llc Integrated tunable inductance network and method
US5880921A (en) * 1997-04-28 1999-03-09 Rockwell Science Center, Llc Monolithically integrated switched capacitor bank using micro electro mechanical system (MEMS) technology

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7389091B2 (en) 2003-07-08 2008-06-17 Nec Corporation High-frequency amplification circuit
US7535299B2 (en) 2003-07-08 2009-05-19 Nec Corporation High-frequency amplification circuit
JP2006093896A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd E級増幅器、及びeer変調増幅装置
JP2006094532A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Realtek Semiconductor Corp 低ノイズ増幅器及びその方法
JP2008545336A (ja) * 2005-07-06 2008-12-11 レイセオン・カンパニー 2段のマイクロ波のe級電力増幅器
KR101343770B1 (ko) 2005-07-21 2013-12-19 크리 인코포레이티드 필드 플레이트 확장부를 가지는 fet를 사용하는 스위치모드 전력 증폭기
JP2009514267A (ja) * 2005-07-21 2009-04-02 クリー インコーポレイテッド フィールドプレート延長部分を備えたfetを使用するスイッチモード電力増幅器及び電界効果トランジスタ
JP2008193544A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Fujitsu Ltd 信号特性に応じて内部整合をとる増幅器
WO2008136080A1 (ja) * 2007-04-20 2008-11-13 Fujitsu Limited 増幅装置
JPWO2008136080A1 (ja) * 2007-04-20 2010-07-29 富士通株式会社 増幅装置及びドハティ増幅回路の制御方法
US7786797B2 (en) 2007-04-20 2010-08-31 Fujitsu Limited Amplifying apparatus
JP2011097160A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Sony Corp 高周波増幅器および無線通信装置
JP2013524626A (ja) * 2010-04-02 2013-06-17 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッド クラス特性可変増幅器
JPWO2011148711A1 (ja) * 2010-05-27 2013-07-25 京セラ株式会社 増幅回路ならびにそれを用いた送信装置および通信装置
WO2011148711A1 (ja) * 2010-05-27 2011-12-01 京セラ株式会社 増幅回路ならびにそれを用いた送信装置および通信装置
JPWO2012090721A1 (ja) * 2010-12-28 2014-06-05 株式会社村田製作所 周波数可変回路及びマルチバンドアンテナ装置
JP2013038634A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Toshiba Corp 電力増幅器及び送電装置
JP2020114011A (ja) * 2014-12-19 2020-07-27 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー 位相スイッチト素子を使用したチューニング可能整合ネットワーク
JP7126529B2 (ja) 2014-12-19 2022-08-26 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー 位相スイッチト素子を使用したチューニング可能整合ネットワーク
JP2016195393A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 スカイワークス ソリューションズ, インコーポレイテッドSkyworks Solutions, Inc. 多重帯域電力増幅器
US10886953B2 (en) 2015-03-31 2021-01-05 Skyworks Solutions, Inc. Devices and methods related to multi-band power amplifier
WO2019202354A1 (ja) * 2018-04-20 2019-10-24 日産自動車株式会社 共振型電力変換装置の制御方法および共振型電力変換装置
JPWO2019202354A1 (ja) * 2018-04-20 2021-04-22 日産自動車株式会社 共振型電力変換装置の制御方法および共振型電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6232841B1 (en) 2001-05-15
EP1206833A4 (en) 2005-03-30
WO2001003288A1 (en) 2001-01-11
EP1206833A1 (en) 2002-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003504906A (ja) 集積型の同調可能で高能率な電力増幅器
US5872489A (en) Integrated tunable inductance network and method
US6049702A (en) Integrated passive transceiver section
EP0738040B1 (en) Monolithic HBT active tuneable band-pass filter
US6018282A (en) Voltage-controlled variable-passband filter and high-frequency circuit module incorporating same
US6232847B1 (en) Trimmable singleband and tunable multiband integrated oscillator using micro-electromechanical system (MEMS) technology
US5852384A (en) Dual band oscillator circuit using strip line resonators
US7202747B2 (en) Self-tuning variable impedance circuit for impedance matching of power amplifiers
JP4188316B2 (ja) 電子デバイスおよびそのインピーダンス整合方法
US5065120A (en) Frequency agile, dielectrically loaded resonator filter
US20050052272A1 (en) Inductive component
US20060154641A1 (en) Active inductors using bipolar silicon transistors
EP2351206A1 (en) Tunable capacitively loaded transformer providing switched inductance for rf/microwave integrated circuits
WO2002093743A1 (fr) Compensateur de phase et compensateur de phase multibit
KR20040072404A (ko) 다중 비트 위상 천이기 및 그 제조 방법
US20030076174A1 (en) Radio frequency amplifier
JP2001308638A (ja) 電圧制御発振器
JPH09294018A (ja) 高周波二帯域発振回路
Palson et al. Memristor based planar tunable RF circuits
JPH10270937A (ja) 電圧制御発振器
Aliouane et al. RF-MEMS switchable inductors for tunable bandwidth BAW filters
Jajoo et al. MEMS varactor enabled frequency-reconfigurable LNA and PA in the upper UHF band
US6781482B2 (en) Integrated circuit
WO2001052402A1 (fr) Oscillateur commande en tension servant a produire des bandes de frequence multiples
US6949982B2 (en) Voltage controlled oscillators incorporating parascan R varactors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070907

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071207

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081015

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100824

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100917

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100917