JP2003504097A - 収納アクセサリを取り付けるためのクランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 組み立て容易な家具のパネルおよびカウンタートップなどの他の表面にアクセサリを固定するための、ユーザ調節可能な多用途クランプ（１０）は、本体部材（１２）と、ジョー部材（１４）と、ノブ（１６）とを含む。本体部材（１２）は、両端部にアクセサリ連結手段を有するほぼスプール形の部分（１８）と、スプール形部分（１８）から接線方向に突出した矩形部分（２０）とを有する。本体部材（１２）のスプール形部分（１８）は、ジョー部材（１４）を入れ子式に受け取り、ノブ受け開口部（８０）を有する。ノブ（１６）は、ノブ開口部（８０）内に回転可能に固定されて、本体部材（１２）に対するジョー部材（１４）の入れ子式移動を実行する手段（６０）を提供している。ジョー部材（１４）は、クランプ本体（１２）の矩形部分（２０）に平行な向きの平坦な連結表面を含み、また、その内部に別のアクセサリ連結手段（３８）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 ［背景］ ［発明の分野］ 本発明は、包括的にはクランプ装置に、特にさまざまな収納アクセサリを家具
に取り付けるための多用途クランプに関する。

【０００２】 ［発明の背景］ 組み立て容易な（「ＲＴＡ」）家具の発達が、最近の１０年間で家具産業を根
本的に変えた。木材またはファイバーボードパネルおよびファスナを含むキット
が、机、棚ユニットおよびキャビネットなどの組み立て容易な家具を提供してい
る。これらのＲＴＡ家具は、設置しやすさ、美観および比較的低コストのため、
ホームオフィスまたは間仕切り形式のオフィス据え付け備品にますます使用され
ている。多くのそのようなＲＴＡ家具は、家庭用またはオフィス用コンピュータ
またはステレオセットの収納や、紙およびファイルの整理に使用されている。

【０００３】 コンピュータは、コンピュータと共に使用される多数のアクセサリおよび周辺
機器、たとえば、マウス、コンピュータフロッピー（登録商標）ディスク、ＣＤ −ＲＯＭディスクおよび関連のケーブルのため、整理する上で独特の難問をユー ザに突きつける。上記および他の物をユーザの手が届きやすい範囲内に、またき ちんと整頓されて美しく収納するための便利な手段を含むように家具を容易に適 応させることが望ましいであろう。

【０００４】 家具に整理および収納アクセサリ（便宜上、ここでは整理および収納を相互交
換可能に使用する）を取り付けるためのクランプを提供する試みがあったが、こ
れらの試みはいずれも、さまざまな収納アクセサリに適合できる十分な融通性を
与えていない。従来型クランプはまた、アクセサリを収容するための連結手段を
せいぜい１つ有するだけである。多数のアクセサリ連結手段を提供することによ
って、クランプの融通性を大幅に高めることができる。

【０００５】 ホップウッド(Hopwood)の米国特許第５，５４９，２６８号に示されているよ
うな多くの従来型クランプは、クランプのジョーを閉成位置へ付勢するためにコ
イルばねを使用している。そのようなクランプは自動閉成するので、早く閉成し
てしまうという問題がある。クランプを表面上に取り付けようとしている間に、
ユーザが指をクランプのジョーに挟まれることは珍しくない。したがって、ユー
ザがクランプのジョーの開閉をもっと容易に制御できるようにする手段をクラン
プに設けることが望ましい。

【０００６】 従来型クランプの別の欠点は、コイルばねが一般的に、露出した一または複数
の鋭い端部を有することである。これらの露出した鋭い端部でユーザが皮膚を引
っ掻いたり、衣類を引っ掛けるであろう。これらの従来型ばねクランプのさらに
別の欠点として、ユーザが締め付け力を制御できないことがある。代わりに、ば
ねの剛性のため、復元力がばねのジョーを閉成位置へ押しつける。復元力が強す
ぎる場合、クランプを取り付ける表面を傷つける可能性がある。

【０００７】 そのような従来型ばねクリップに伴って必然的に生じる問題として、ばねの剛
性が強いほど、ユーザがクランプを外すためにクランプのジョーを開く時により
大きい力が必要になる。これらのクランプは、力があまり強くなく、クランプの
ジョーを開くために復元力より大きな力を発揮することが困難であるような人に
とって特に問題である。したがって、ユーザが容易に開閉することができるジョ
ーを有し、露出していない内部機構を有するクランプを設けることが望ましいで
あろう。さらに、そのようなクランプがユーザ調節可能な締め付け力を有し、し
たがってユーザが家具のパネルなどの表面上にジョーを閉じるための力の量を設
定することができ、それによってパネル表面の損傷を回避できるようにすること
が望ましいであろう。

【０００８】 また、クランプをさまざまな異なった形式の交換可能なアクセサリと容易に組
み合わせることによって、単一のクランプを使用して全製品品目のアクセサリを
ＲＴＡ家具または他の場所に固定できるようにすることも望ましい。同様に、ク
ランプからの収納アクセサリの取り外し、すなわち離脱が容易で、過大な力を必
要としないようにするアクセサリ連結手段をクランプに設けることが望ましいで
あろう。別の美徳的な機能は、たとえば、クランプをＲＴＡ家具のパネルに取り
付る時、特定(given)のアクセサリがクランプから早期に離脱しないようにクラ
ンプがそのアクセサリに十分に固定された時を決定するための触知可能かつ可聴
手段をクランプがユーザに与えることであろう。

【０００９】 本発明が従来技術の上記及び他の欠点を克服する方法が、以下の発明の概要、
好適な実施形態の詳細な説明および図面から明らかになるであろう。

【００１０】 ［発明の概要］ 本発明は、さまざまな収納アクセサリを家具に取り付けるための多用途クラン
プを提供する。基本クランプは本質的に、棚ユニットの側壁、机またはテーブル
天板などのパネルの一部分にクランプを固定するための手段を実現するように協
動する３つの相互依存部品からなる。異なった形式の収納アクセサリに適合して
クランプの融通性を高めるために、クランプのさまざまな位置にアクセサリ連結
手段が設けられている。クランプに固定すべきほとんどのアクセサリは、これら
のアクセサリ連結手段の少なくとも１つと結合できるようになっている。

【００１１】 説明を明確にするために、ここではクランプの特徴をそれらの相対的空間関係
に関して説明する。したがって、ここでは便宜上「上」、「下」、「前」、「後
」などの用語を使用するが、本発明のクランプをいずれの向きにも取り付けるこ
とができることは理解されるであろう。クランプの本体は、第１および第２収納
アクセサリ連結手段を提供するために上下対向端部に凹んだ開口部を有するほぼ
スプール形状の部分と、スプール形部分から接線方向に突出した矩形部分とを含
む。矩形部分は、その第１（後）側に矩形凹部を有し、それに第１パネル連結表
面として機能する柔軟で平坦な耐摩耗性滑り止めパッドが収容されている。好適
な実施形態では、矩形部分が、スプール形部分の全高位置に延在し、滑り止め第
１パネル連結表面は、矩形部分の後側の表面積のほとんど全体に延在している。

【００１２】 クランプのスプール形部分は、手動調節可能なノブをはめ込むためのほぼ円形
の開口部を有する。好適な実施形態の詳細な説明を参照することによって理解さ
れる理由から、この円形開口部はスプール形部分内に部分的に延在しているだけ
である。クランプの好適な実施形態はさらに、スプール形部分の円形ノブ受け開
口部の側方に隣接した三日月形の窪みを含み、これは好都合に、開口部内にはめ
込まれたノブに接近しやすくする。

【００１３】 クランプのスプール形部分は、ノブ受け開口部と反対側に、ノブ受け開口部と
つながった細長い開口部を有する。好ましくは、断面が斜交いのＴ字形である細
長い開口部は、ジョー部材の第１部分を受け取るスロットを提供している。ジョ
ー部材の第１部分は、相対的に短手の胴部分を有する細長い壁を含む。ジョー部
材の第１部分の短手胴部分の前端部付近に、横向きのファスナ受けスロットが設
けられている。壁部材の第１部分は、ねじ付きロッドをはめ込むための内孔を含
む。内孔は、第１部分の短手胴部分を貫通して、ジョー部材の後端部で終了して
いる。

【００１４】 ジョー部材の第２部分が、クランプのスプール形部分に対するジョー部材の移
動全体を通してクランプ本体の矩形部分の第１パネル連結部材から間隔を置いて
それに平行に維持されている。ジョー部材の第２部分は、後向き側部と前向き側
部とを有する。前向き側部は、第２パネル連結表面として使用される柔軟で平坦
な耐摩耗性滑り止めパッドを収容するためのジョー凹部を含む。

【００１５】 ジョー部材の第２部分は好ましくは、第１パネル連結面より短く、特定アクセ
サリをクランプに固定するために使用される結合手段の形のアクセサリ連結手段
を備えている。あまり好ましくない１つの実施形態では、このアクセサリ連結手
段は、第２パネル連結面の外周の３つの側部の連続溝または凹部の形をしており
、これが、特定アクセサリ内またはその上に設けられた対応の開口部またはフラ
ンジと協動して差し込み式取り付けを行うことができる。外周の連続溝または凹
部に代えて、ジョー部材の第２部分の外周の３側部に、断続的な溝または凹部シ
ステムを設けることができることは理解される。溝または凹部システムが平坦表
面内の１組の対応のフランジ及び凹部または収納アクセサリの突起と協動するこ
とによって、特定アクセサリをクランプに固定することができる。

【００１６】 あるいは、本発明のさらに好適な実施形態では、ジョー部材のアクセサリ連結
手段は、バックル形かみ合い機構の形をとっている。この実施形態では、ジョー
部材の第２部分の後向き側部が、ジョー部材の少なくとも１つの側部で側方に開
いた一対の平行な離隔配置溝または固定用溝を含む、すなわち、固定用溝が、ジ
ョー部材の第２部分の少なくとも１つの側縁部までずっと延びている。平行な固
定用溝の各々に固定用凸部または畝部が設けられている。溶剤溶接などによって
特定アクセサリに永久的に固定することができるクランプ／製品連結部材が、ジ
ョー部材の第２部分と固定的に結合するためのジョー受け溝を含む。

【００１７】 クランプ／製品連結部材のジョー受け溝は、それぞれが畝部受け窪みを有する
一対のランプ部材を含む。ジョー部材の第２部分をクランプ／製品連結部材のジ
ョー受け溝に完全に挿入した時、ジョー部材の平行な固定用溝内の畝部が、ラン
プ部材内の対応の窪みに固定的に係合する。畝部をランプに沿って押し上げるた
めにある程度の力が必要であり、畝部が窪みにはまり込んでロックされた時、ユ
ーザは、アクセサリがクランプのジョー部材に固定されたことを表す「パチン」
という感触を得ると共に、その可聴音が聞こえる。クランプを特定アクセサリか
ら離脱させるには、畝部を凹部から引き戻すためにある程度の力が必要であるが
、畝部が凹部を越えるまで引っ張れば、ジョー部材は溝から簡単に取り外される
。

【００１８】 ジョー部材は、好ましくはノブ受け開口部内にはめ込まれたノブの内側に挿し
込み成形などで固定されたねじ付きロッドまたはねじ支柱に沿って進む、ファス
ナ受けスロットにはまったねじ係合ファスナ手段によって、クランプ本体のスプ
ール形部分に入れ子式に取り付けられている。ノブを時計回りまたは反時計回り
に回転させることによって、ジョー部材がスプール形部分の内外へ入れ子式に移
動し、これによって第１及び第２パネル連結表面間の距離が増減する。

【００１９】 好ましくは、ノブは、スプール形部分に対するノブの一定位置を維持するため
にスプール形部分に取り付けられる手段を備えている。これは、金属製の押しつ
け保持ファスナなどの一方向ファスナ、またはいわゆるチンナーマン(tinnerman
)を使用して行われる。入れ子式に取り付けられたジョー部材がスプール形部分
内で移動する間を通して、ジョー部材の第２滑り止めパネル連結表面は、クラン
プ本体の第１滑り止めパネル連結表面に対して平行な向きを維持している。

【００２０】 本発明のクランプの特に好都合な用途は、第１及び第２収納アクセサリ連結手
段内に回転可能に取り付けられた一対のＣ字形取り付け部材すなわちヒンジ半割
部材と共に使用して、ドアパネルなどのアクセサリをヒンジ式に取り付けるため
のヒンジを形成することである。以下にさらに詳細に説明するように、さまざま
な収納アクセサリ連結手段によって、クランプの多くの他の用例および利点が得
られる。

【００２１】 ［好適な実施形態の詳細な説明］ 図１〜図６に示されているように、本発明のクランプ１０は、クランプ本体１
２と、ジョー部材１４と、ジョー部材１４をクランプ本体１２に対して入れ子式
に調節する手段をユーザが作動させることができるようにするノブ１６とを含む
。クランプ本体１２は、胴部、すなわち略スプール形部分１８を含み、これと一
体化した矩形部分２０が、スプール形部分１８から接線方向に延出した前表面２
２を有する。胴部は好ましくはスプール形であるが、樽形または細長い箱形など
の他の形状も胴部に使用することができることは理解されるであろうから、胴部
という用語は、クランプ本体１２のスプール形部分１８を包括的に説明するため
に使用されている。矩形部分２０は好ましくは、スプール形部分１８の全高位置
に延在している。矩形部分２０は、前表面２２と反対の後側２４を有する。後側
２４は好ましくは、矩形部分２０の周辺部の少なくとも３側部周りに延在する縁
部壁２８によって画成された浅い凹部２６を、その面積の大部分に有する。凹部
２６は、前パネル連結表面３０（図５Ｂを参照）として機能する平坦で柔軟な耐
摩耗性滑り止めパッド２９を固定的に収容する。接着剤を使用して、滑り止めパ
ッド２９を凹部２６内に永久的に固定してもよい。

【００２２】 矩形部分２０はさらに、好ましくはスプール形部分１８付近の比較的肉厚の部
分から、スプール形部分１８と反対のクランプ本体１２の外縁部３６に向かって
比較的薄い部分までテーパが付けらた一対の側壁３２、３４を含む。

【００２３】 クランプ１０のスプール形部分１８は、第１アクセサリ連結手段３８を含む上
端部を有し、これは、中央内孔４２を設けた凹状領域４０で構成されている。ス
プール形部分１８の反対側の底端部は、同様に中央内孔４８を設けた凹状領域４
６で構成された第２アクセサリ連結手段４４を含む。第２アクセサリ連結手段４
４の中央内孔４８は、スプール形部分１８の中心軸線に沿って、第１アクセサリ
連結手段３８の中央内孔４２と同軸的に配置されている。

【００２４】 図１及び図３ではクランプ本体１２が中実部材として示されているが、本発明
の好適な実施形態のクランプ本体１２は、スプール形部分１８の後側の開口部５
０および矩形部分２０の後側の開口部５２などのワッフル状開口部を有する。こ
れらのワッフル状開口部５０、５２は、クランプ本体１２を単一部品として射出
成形することからなる、耐久性プラスチックを用いたクランプ本体１２の好適な
製造方法の結果である。好ましくは、ほとんどのアクセサリ取り付け状況では、
スプール形部分１８の後側のワッフル状開口部５０のほとんどすべてが、家具パ
ネルまたは特定の関連アクセサリによって見えないように覆い隠され、また、矩
形部分２０の開口部５２は、ほとんどの取り付け状況では同様に見えないように
覆い隠されるが、凹部２４内に固定的に収容された滑り止めパッド２９のため、
クランプが家具パネルに取り付けられていない時でも、見えないように覆い隠さ
れている。

【００２５】 図５に示されているように、スプール形部分１８はまた、クランプ１０の後側
で開いた、ほぼ斜交いＴ字形断面の細長スロット５４を含む。細長スロット５４
は、スプール形部分１８の中心位置に、短手スロット部分５６、すなわち、細長
スロット５４のＴ字形の胴部分を有する。短手スロット部分５６は、スプール形
部分１８の中心軸線の前方でノブ載置台５８の後側で終了している。細長スロッ
ト５４は、ジョー部材１４の第１部分６０を受け取る。

【００２６】 ジョー部材１４の第１部分６０も、断面が斜交いＴ字形であり、細長スロット
５４内に入れ子式にはめ込まれる。第１部分６０をここではクランプ本体連結部
材とも呼ぶ。細長スロット５４の短手スロット部分５６は好ましくは、図５に示
されているように、ジョー部材１４の第１部分６０の相補形丸み付き最前端部分
６６（図７、図８、図１４および図１５を参照）を受け取るための丸み付き側壁
６２、６４を有する。しかし、短手スロット部分５６がノブ載置台５８の後方で
終了している場合、すなわち、ノブ載置台５８より狭い場合には、第１部分の最
前端部が平坦側部を有するジョー部材を受け取るために、短手スロット部分５６
は丸み付き側壁６２、６４ではなく、平坦な側壁を有することができることは理
解されるであろう。

【００２７】 Ｔ字形の胴部分を形成する前部分６６に加えて、ジョー部材の第１部分６０は
、一対の平坦な棚部分６８、７０を含み、最前端部分６６のノーズ端部７２で終
了している。好ましくは、ノーズ端部７２には、図１４によく示されているよう
に、チンナーマンとも呼ばれる金属製の押しつけ保持ファスナ、または一方向フ
ァスナ７６を受け取るための浅いＵ字形凹部７４が設けられている。好ましくは
、一方向ファスナ７６は、Ｕ字形凹部７４に圧縮されてはめ込まれ、したがって
Ｕ字形凹部７４の内部に固定的に保持されている。

【００２８】 図１２に示されているように、一方向ファスナ７６は、円形のチンナーマン開
口部８０を画定する複数の一体形金属ウィング７８を含む。一方向ファスナ７６
の金属ウィング７８用の隙間を設けるために、最前端部分６６のＵ字形凹部７４
の直前に前方テーパ付き部分７５が設けられている（図７、１４参照）。一体形
金属ウィング７８は、クランプ１０の初期組み立て中に、ノブ１６に連結された
ねじ付きロッド８２のねじが、開口部８０を通って押し込まれるようにするが、
これらの一体形金属ウィング７８は、ねじ付きロッド８２がクランプ１０のスプ
ール形部分１８から引き出されることを防止する。したがって、クランプ本体１
２およびジョー部材１４を一度組み立てると、ノブ１６の回転に関係なく、ノブ
１６およびねじ付きロッド８２はクランプ本体１２に対して一定の位置を維持す
る。したがって、ノブ１６の回転は、クランプ本体１２に対するジョー部材１４
の前進（すなわち、クランプの締め付け）か、ジョー部材１４の後退（すなわち
、クランプの緩め）のみを生じ、クランプ本体１２に対するノブ１６およびねじ
付きロッド８２の望ましくない変位を伴わない。

【００２９】 ジョー部材１４の移動の開始時、すなわち、ジョー部材１４がクランプ本体１
２内へ完全に後退している時、ジョー部材１４の第１部分６０の平坦な棚部分６
８、７０はそれぞれ、クランプ本体１２内の細長スロット５４の中間壁を形成し
ている対応の内部棚部分８４、８６と接触する。同様に、ジョー部材１４の移動
の開始時には、ジョー部材１４の最前端部分６６のノーズ端部７２も、短手スロ
ット部分５６の終端、すなわち、その前端部の位置でノブ載置台５８の後側と接
触する。

【００３０】 短手スロット部分５６がジョー部材１４の第１部分６０の最前端部分６６より
長い場合、ジョー部材１４の移動の開始時に、棚部分６８、７０が対応の内部棚
部分８４、８６と接触するが、ノーズ端部７２はノブ載置台５８の後側と接触し
ないことは理解されるであろう。あるいは、最前端部分６６が短手スロット部分
５４より長い場合、ジョー部材１４の移動の開始時に、ノーズ端部７２がノブ載
置台５８の後側と接触するが、棚部分６８、７０は対応の内部棚部分８４、８６
と接触しない。ノーズ端部７２がノブ載置台５８の後側と接触するか、棚部分６
８、７０が対応の内部棚部分８４、８６と接触するかに関係なく、重要なことは
、ジョー部材１４がクランプ本体１２のスプール形部分１８内へそれ以上に後退
することを防止することであり、この接触点が、ジョー部材１４の移動の開始点
を定める。

【００３１】 ジョー部材１４の第１部分６０の最前端部分６６は、ノーズ端部７２およびＵ
字形凹部７４から後方に間隔を置いてファスナ受けスロット８８を有する。図１
４及び図１５に示されているように、ファスナ受けスロット８８は、最前端部分
６６を完全に貫通している。ジョー部材１４の第１部分６６はさらに、ジョー部
材のＵ字形凹部７４およびノーズ端部７２で開口部した細長内孔９０を有する。

【００３２】 細長内孔９０は、前部分６６を貫通して後方に延出し、ジョー部材１４の背面
９２の前方で終了している。ナットなどのねじ係合ファスナ７６が、ファスナ受
けスロット８８に挿入されている。好ましくは、ノブ１６の製造中に、従来の挿
し込み成形法などによってノブ１６がねじ付きロッド８２に永久的に取り付けら
れる。クランプ１０の初期組み立て中で、ねじ付きロッド８２をスプール形部分
に挿入した後、ねじ付きロッド８２を押し込んで、Ｕ字形凹部７４に挿入されて
いる一方向ファスナ７６に固定的に係合させると、ノブを回転させることによっ
て、ねじ付きロッド８２がねじ係合ファスナ７６を通って細長内孔９０内へ前進
することができる。

【００３３】 ねじ係合ファスナ７６および回転ノブ１６によって、ジョー部材１４の第１部
分６０をクランプ本体１２の内外へ入れ子式に移動させる手段が提供される。さ
らに詳細に後述するように、ねじ付きロッド８２および細長内孔９０の軸線に沿
ったクランプ本体１２及びジョー部材１４のこの入れ子式の関係によって、スプ
ール形部分１８に対するジョー部材１４の第１部分６０の垂直性が達成される。

【００３４】 ジョー部材１４の第２部分９４が、第１部分６０から約１２０°の角度αで延
出しており、ジョー部材１４の背面９２と反対の前側９６を有する。クランプ本
体１２の矩形部分２０と同様に、ジョー部材１４の第２部分９２の前側９６に、
後パネル連結表面１０２として機能する柔軟で耐摩耗性の平面的な滑り止めパッ
ド１００を収容するための浅い凹部９８が設けられている。接着剤を使用して滑
り止めジョーパッド１００を浅い凹部９８内に永久的に固定してもよい。滑り止
め前後パネル連結表面３０、１０２は、クランプを固定するパネル表面の損傷傾
向を大幅に減少させ、このことは、着色木材またはガラスパネルを有する家具に
クランプ１０を固定する時に特に重要である。

【００３５】 ジョー部材１４の第２部分９４の前側９６および第１部分６０の内向き側部１
０３の両方の格子外観は、ジョー部材１４を製造するための射出成形処理のため
である。好ましくは、滑り止め後パネル連結表面１０２が、前側９６の格子外観
を覆い隠し、クランプ１０のスプール形部分１８およびクランプを取り付けるア
クセサリの両方が、ジョー部材の第１部分の内向き側部１０３の格子外観をほぼ
覆い隠す。

【００３６】 ジョー部材１４がクランプ本体１２に対して移動する間はいつも、後パネル連
結表面１０２がクランプ本体１２の矩形部分２０の前パネル連結表面３０に平行
に延在している。ジョー部材１２は好ましくは、クランプ本体１２ほど高くない
。

【００３７】 クランプ１０のジョー部材１４は、幾つかの形の１つをとることができる第３
アクセサリ連結手段を含む。図２及び図３に示されている本発明のクランプ１０
の実施形態では、第３アクセサリ連結表面は、ジョー部材１４の第２部分９４の
３つの側壁内の連続的な側部溝１０４の形をとっている。側部溝１０４は、クラ
ンプ１０に固定すべきアクセサリ内の対応開口部（図示せず）に、そのような対
応開口部の外縁部を間に挟む溝１０４の上下縁部１０６、１０８によって連結さ
れる。あるいは、ジョー部材１４の第２部分６４が、その外縁部の３つに設けら
れて第３収納アクセサリ連結手段を形成する断続的側部溝または凹部（図示せず
）システムを含むことができることは理解されるであろう。この断続的側部溝シ
ステムは、関連の収納アクセサリ内に形成された対応のフランジおよび開口部（
図示せず）と協動して、クランプを特定の収納アクセサリにかみ合い式に取り付
けることができるようにする。

【００３８】 さらに好ましくは、第３アクセサリ連結手段は、クランプ１０の実施形態を参
照しながら示した形であり、それの構成部材が、図６、図７、図８、図１３、図
２３、図２４および図２７に示されている。この実施形態では、第３アクセサリ
連結手段は、ジョー部材１４をクランプ／アクセサリ連結部材１１０（図１３を
参照）に選択的に結合するためのかみ合い機構の形をとっている。クランプ／ア
クセサリ連結部材１１０は、溶剤溶接などによって製造時に特定アクセサリに永
久的に取り付けられている。製造中に、クランプ／アクセサリ連結部材を受け取
ることができる寸法の受け部１１２がアクセサリに設けられている。クランプ／
アクセサリ連結部材１１０およびアクセサリの固定を強化するために、受け部１
１２の付近に剛性部材１１４、１１６も設けられている。剛性部材１１４、１１
６は、アクセサリに載置することができる様々な物体によってアクセサリに加え
られる負荷の分散を助けており、そうでなければ、そのような負荷がジョー部材
１４およびクランプ／アクセサリ連結部材１１０間の接続点に集中し、時間が経
つと、それによってそれらの固定的な係合の一体性が損なわれるであろう。

【００３９】 ジョー部材１４をクランプ／アクセサリ連結部材１１０に固定的に係合させる
ために、ジョー部材１４の第２部分９４の背面９２に、一対の平行な固定用溝１
１８、１２０が設けられている。固定用溝１１８、１２０の各々に、隆起した固
定用凸部または畝部１２２、１２４が設けられている。クランプ／アクセサリ連
結部材１１０は、一体形の内向きフランジ１２８、１３０を有する上部棚部分１
２６を備えている。ジョー部材１４の浅い凹部９８は、第２部分９４の外側壁１
３３、１３５から内側に間隔を置いて２つの側壁１３２、１３４（図１４、図１
５を参照）を有する。好ましくは、一体形フランジ１２８、１３０が側壁１３２
、１３４に係合して、ジョー部材１４をクランプ／アクセサリ連結部材１１０内
に固定するのを補助できるようにする。

【００４０】 したがって、クランプ／アクセサリ連結部材１１０の一体形フランジ１２８、
１３０、床１３６及び側壁１３８、１４０によって、ジョー受け溝１４２が形成
されている。クランプ／アクセサリ連結部材１１０の側壁１３８、１４０は、第
２部分９４の外側壁１３３、１３５のテーパ付き外形と組み合わされるようにテ
ーパ付き外形を有することができる。平行な固定用溝１１８、１２０は、第２部
分９４の長さに直交する方向に深さが漸増する。ジョー部材１４の第２部分９４
の最狭の先端部１３７を挿入しやすくするために、好ましくはジョー受け溝の入
口を湾曲させて丸みを付ける。

【００４１】 クランプ／アクセサリ連結部材の床１３６に一対の隆起ランプ部材１４４、１
４６が設けられて、ジョー部材１４の固定用溝１１８、１２０と組み合わされる
。ランプ部材１４４、１４６の各々は、畝部受け窪み１４８、１５０を備えてい
る。組み立てられたクランプ１０のジョー部材１４をジョー受け溝１４２に押し
込むと、ランプ部材１４４、１４６が固定用溝１１８、１２にはまって、畝部１
２２、１２４がランプに乗り上げる。この移動は、畝部１１８、１２０が畝部受
け窪み１４８、１５０にはまり込んで、ユーザが「パチン」という感触を得るか
、その音が聞えるまで、続く。このスナップロック機構によって、ユーザは、ジ
ョー部材をクランプ／アクセサリ連結部材内に確実にロックすることができる。
特定のアクセサリをクランプ１０から取り外すには、畝部１１８、１２０を畝部
受け窪み１４８、１５０から引き出すことができる十分な力を加えれば、ジョー
部材１４がジョー受け溝１４２から簡単に引き出される。

【００４２】 クランプ本体１２のスプール形部分１８は、スプール形部分１８の前側寄りの
中央位置にノブ受け開口部１５２を有する。好ましくは、ノブ受け開口部１５２
の周囲にスプール形部分１８のクレセント形（三日月形）窪み１５４、１５６を
設けて、ノブ１６をノブ受け開口部１５２内に固定した時、ノブ１６に接近しや
すくする。ノブ１６の円筒形側壁１５８（図９を参照）が、ノブ受け開口部１５
２の外壁とノブ載置台５８との間の隙間１６０にはめ込まれる。好ましくは、ノ
ブ１６の外表面に複数の窪み１６２を設けて、凹凸表面を提供してノブ１６を握
りやすくする。クランプ本体１２およびジョー部材１４と同様に、好ましくはノ
ブ１６は、プラスチックの射出成形を使用して製造されている。前述したように
、好ましくは従来の挿し込み成形技法を使用して、ねじ付きロッド８２をノブ１
６内に永久的に取り付ける。

【００４３】 ねじ付きロッド８２のねじの向きが、クランプの緩めまたは締め付けを生じる
ためにノブ１６をそれぞれいずれの方向に、すなわち、時計回りまたは反時計回
りに回転させるかを決定することは理解されるであろう。したがって、ノブ１６
を回転させることによって、前パネル連結表面２４と後パネル連結表面６６との
間の距離が好都合に制御され、ユーザが締め付け力を、すなわち、クランプ１０
によって対応の家具パネルに加える力の量を制御することができる。

【００４４】 図１６〜図２０を参照しながら説明すると、本発明のクランプ１０の利点の１
つは、ヒンジ２００として使用できることである。ヒンジ２００を形成するには
、クランプ１０を一対のＣ字形取り付け部材すなわちヒンジ半割部材２０２、２
０４と組み合わせる。ヒンジ半割部材２０２、２０４は、上側ヒンジピン２０６
によって第１アクセサリ連結手段３８に回転可能に連結され、下側ヒンジピン２
０８によって第２アクセサリ連結手段４４内に回転可能に収容されている。上側
ヒンジピン２０６は、第１ヒンジ半割部材２０２内の上側ピントル内孔２０７に
挿通されて、クランプ本体１２のスプール形部分１８の上部の内孔４２に挿入さ
れている。下側ヒンジピン２０８は、第２ヒンジ半割部材２０４内の下側ピント
ル内孔２０９に挿通されて内孔４８に挿入され、上側ヒンジピン２０６と向き合
っている。

【００４５】 上側ヒンジピン２０６と第１アクセサリ連結手段３８との連結部分を保護する
ために、凸状カバー２１０を使用してもよいが、使用しなくてもよい。下側ヒン
ジピン２０８と第２アクセサリ連結手段４４との連結部分を保護するために、別
の凸状カバー（図示しないが、凸状カバー２１０と同様）を使用してもよいが、
使用しなくてもよい。

【００４６】 ヒンジ２００は、図２０に示されているように、ドアパネル、乾式消し板、コ
ルクボードなどのアクセサリ２１２を垂直家具パネル２１４などにヒンジ式に取
り付けるために好都合に使用することができる。アクセサリ２１２は好ましくは
、図１８に示されているように、ヒンジ半割部材２０２、２０４の各々に沿って
交互配置された複数の一体形インターロックピン２１５およびピン受け部２１６
の形を有してアクセサリ２１２に設けられた対応の穴２１７に挿通されたヒンジ
／アクセサリ取り付け手段によって、ヒンジ半割部材２０２、２０４間に固定さ
れる。ドアパネルアクセサリ２１２の、垂直家具パネル２１４周りの回転自由度
を最大にするために、図１９に示されているように、さらにドアパネルアクセサ
リ２１２の縁部にへこみ部分２１８を設けて、クランプ１０およびアクセサリ２
１２の相対回転中のクランプ１０およびノブ１６用の隙間を形成できるようにし
ている。

【００４７】 この場合、クランプ１０を垂直家具パネル２１４に（ノブ１６を使用してクラ
ンプ１０を締め付けることによって）固定することができる。本発明ではヒンジ
２００のさまざまな別の使い方が可能であり、たとえば、図２１では、ネクタイ
ラックフックアクセサリ２２０を垂直家具パネル２１４に回動可能に取り付ける
ために、ヒンジ２００が使用されている。

【００４８】 あるいは、アクセサリ２１２およびヒンジ半割部材２０２、２０４の少なくと
も一方の整合開口部に挿通したプッシュピン（図示せず）の形の複数のピンによ
って、ドアパネルアクセサリ２１２をヒンジ半割部材２０２、２０４に固定する
こともできることは、理解されるであろう。

【００４９】 図２２、図２５および図２６は、垂直家具パネル２１４または棚２２２に別の
収納アクセサリを、たとえば、図２５では水平方向に取り付けられ、図２６では
垂直方向に取り付けられた書類ホルダ２２４、または収納箱２２６を保持するた
めのクランプ１０の使用例を示している。これらの収納アクセサリは、ケンリン
・エンタープライジズ社(Kenlin Enterprises, Inc.)の共有意匠出願第２９／ 号の主題でもある。図面に示されているアクセサリは、クランプ１０の融通
性を説明するための例にすぎない。

【００５０】 前述したように、書類ホルダ２２４または収納箱２２６のいずれかをクランプ
１０に取り付けるために、第３収納アクセサリ連結手段が使用される。したがっ
て、好ましくは書類ホルダ２２４および収納箱２２６の各々が、クランプ／アク
セサリ連結部材１１０を受け取るための受け部１１２を含み、それにクランプ／
アクセサリ連結部材１１０が永久的に取り付けられる。

【００５１】 好ましくは、図２０、図２２、図２５および図２６に示されているように、垂
直家具パネル２１４または棚２２２に固定した時、クランプ１０の水平または垂
直向きのいずれでも、クランプ本体１２、ノブ１６および特定の収納アクセサリ
が、第３収納アクセサリ連結手段を見えないように覆い隠そうとする。この特徴
は、特定の収納アクセサリがクランプ１０に永久的に連結されているという望ま
しい視覚的効果を生じる。実際には、ほとんどの場合、ジョー部材１４をクラン
プ／アクセサリ連結部材から外し、ジョー部材１４を新しいアクセサリに取り付
けられている別のクランプ／アクセサリ連結部材のジョー部材凹部１４２に挿入
することによって、収納アクセサリを容易にクランプ１０から取り外して、別の
収納アクセサリと交換することができる。

【００５２】 クランプ１０の融通性のさらに別の例が、図２８に示されており、この場合、
第１アクセサリ連結手段３８を使用して、Ｕ字形溝２３０を有するほぼ円形の棚
２２８を垂直家具パネル２１４に取り付けている。そのような円形棚２２８は、
紙クリップ、拡大鏡、ゴムバンド、コーヒーカップ、コンピュータマウスまたは
別のコンピュータ入力装置などの小物を保持するのに便利である。好ましくは、
図２９に示されているように、円形棚２２８は、クランプ１０の第１アクセサリ
連結手段３８の中央内孔４２にはまる一体形取り付けピン２３２を備えている。

【００５３】 以上に本発明を一定の実施形態に関して説明してきたが、本発明のさまざまな
変更が可能であって、併記の特許請求の範囲に依然として入ることは理解される
であろう。さらに、本発明のクランプ１０を一定の説明的な収納アクセサリと組
み合わせて示しているが、使用例をそれに制限しようとするものではなく、当業
者であれば、本発明のクランプをさまざまなアクセサリと共に使用でき、広範な
使用例が多すぎて列挙できないことを理解できるであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のクランプの第１実施形態の前方斜視図である。

【図２】 図１に示されたクランプの実施形態の、図１より低い位置から見た前方斜視図
である。

【図３】 図１に示されたクランプの第１実施形態の後方斜視図である。

【図４】 クランプの第２実施形態のクランプ本体の前方斜視図である。

【図５】 図４に示されたクランプ本体の後方斜視図である。

【図５Ｂ】 図５のクランプ本体の矩形部分の凹部に収容されて前パネル連結表面として使
用される滑り止めパッドの後方斜視図である。

【図６】 本発明のクランプの第２実施形態の後方斜視図である。

【図７】 図６に示されたクランプのジョー部材と、ジョー部材の第２部分の凹部に収容
されて後パネル連結表面として使用される滑り止めパッドとの前方斜視図である
。

【図８】 図７に示されているジョー部材の後方斜視図である。

【図９】 ねじ付きロッドと組み合わされたノブの後方斜視図である。

【図１０】 図９のねじ付きロッドの後方斜視図である。

【図１１】 一方向ファスナの後方斜視図である。

【図１２】 図１１の一方向ファスナの拡大図である。

【図１３】 クランプ／製品連結部材の前方斜視図である。

【図１４】 図６に示されたクランプの前方分解図である。

【図１５】 図６に示されたクランプの後方分解図である。

【図１６】 クランプと協動してヒンジを形成する一対のヒンジ半割部材すなわち取り付け
部材と組み合わせた本発明のクランプの前方斜視図である。

【図１７】 図１６の１７−１７線に沿った、ヒンジ半割部材対と組み合わせた図１６のク
ランプの断面図である。

【図１８】 一対のヒンジピンおよびアクセサリパネルと組み合わせた２つのヒンジ半割部
材の分解図であり、わかりやすくするためにクランプが省かれている。

【図１９】 本発明のアクセサリパネルの、９０°回転した後方斜視図である。

【図２０】 アクセサリパネルを垂直家具パネルにヒンジ式に取り付けるために使用される
ヒンジを形成するために、ヒンジ半割部材対と組み合わせた図１６のクランプの
前方斜視図である。

【図２１】 ネクタイラックフックアクセサリを垂直家具パネルにヒンジ式に取り付けるた
めに使用されるヒンジを形成するために、一対のヒンジ半割部材と組み合わせた
図１６のクランプの前方斜視図である。

【図２２】 収納箱を棚に固定するために水平向きに示されたクランプの前方斜視図である
。

【図２３】 クランプ／アクセサリ連結部材の前方斜視図である。

【図２４】 クランプ／アクセサリ連結部材を収容できるようにした収納箱の前方斜視図で
ある。

【図２５】 書類箱を棚に固定するために水平向きに示されたクランプの前方斜視図である
。

【図２６】 書類箱を垂直家具パネルに固定するために垂直向きに示されたクランプの斜視
図である。

【図２７】 クランプ／アクセサリ連結部材を収容できるようにした書類箱の前方斜視図で
ある。

【図２８】 円形棚を垂直家具パネルに固定するために垂直向きに示されたクランプの前方
斜視図である。

【図２９】 図２８の円形棚の底部斜視図である。

【図３０】 図２８および図２９の円形棚の上部斜視図である。

【符号の説明】 １０ クランプ １２ クランプ本体 １４ ジョー部材 １６ ノブ １８ スプール形部材 ２０ 矩形部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ， ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ヴァン・デン・ブランデン、デイヴィッ ド・ジェイ アメリカ合衆国、イリノイ州、シカゴ、ウ エスト・ヘンダーソン 1920 (72)発明者 エヴァンス、ポール・シー アメリカ合衆国、イリノイ州、シカゴ、ウ エスト・バーテュー 3341 (72)発明者 マッコイ、マイケル・ディ アメリカ合衆国、コロラド州、ブエナ・ヴ ィスタ、ハイウェイ 24 アンド 25 9985 (72)発明者 ファーンストロム、デイル・イー アメリカ合衆国、イリノイ州、シカゴ、ノ ース・セグウィック 1763 (72)発明者 メンデルソン、バートン・エフ アメリカ合衆国、イリノイ州、ノースブル ック、カユーガ・ドライブ 1046 (72)発明者 ドレスナー、チャールズ・エイチ アメリカ合衆国、イリノイ州、ノースブル ック、エレンデイル・ドライブ 1810 (72)発明者 ポマーリュー、ローレンス・ジェイ アメリカ合衆国、イリノイ州、レイク・ズ ーリック、レッド・ブリッジ・ロード 735 (72)発明者 ホウィティアー、ケリー アメリカ合衆国、イリノイ州、ウォークガ ン、サウス・ウェリントン・ロード 1075 (72)発明者 コンリー、クリストファー・ヴイ アメリカ合衆国、イリノイ州、シカゴ、ノ ース・ラシーン 23、ナンバー 434 (72)発明者 ターノヴィッツ、スコット・エイ アメリカ合衆国、イリノイ州、シカゴ、ウ エスト・リランド 2926 (72)発明者 オコナー、モーリーン・エイ アメリカ合衆国、イリノイ州、シカゴ、サ ウス・ユニオン 3419、ナンバー ２ Ｆターム(参考） 3K100 AA12 AB03 AC02 AD01 AD07 AE14 AF11 AG01 AG03 AH03 AH05 AJ04

Claims (33)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パネル部材に収納アクセサリを取り付けるためのクランプで
   あって、 上下端部を備えた胴部と、該胴部から第１方向に延出して、ほぼ平坦な第１パ
   ネル連結表面を備えた主壁部材とを有するクランプ本体と、 前記胴部の前記上端部内に配置された第１アクセサリ連結手段と、 前記胴部の前記下端部内に配置された第２アクセサリ連結手段と、 前記胴部に入れ子式に取り付けられたジョー部材とを含み、該ジョー部材は、
   クランプ本体連結部材と、該クランプ本体連結部材と一体化して、前記第１パネ
   ル連結表面から間隔を置いてそれに平行に設けられたほぼ平坦な第２パネル連結
   表面を備えた第２部分とを有し、さらに、 前記クランプ本体に対する前記ジョー部材の入れ子式移動を制御する調節手段
   を含むクランプ。
2. 【請求項２】 前記胴部内にノブ受け開口部が設けられており、さらに、前
   記調節手段を作動させるために前記開口部にはめ込まれたノブを含む請求項１記
   載のクランプ。
3. 【請求項３】 前記胴部は、ほぼスプール形である請求項２記載のクランプ
   。
4. 【請求項４】 前記胴部は、前記ノブ受け開口部付近に１つまたは複数の窪
   みを有して前記ノブへ接近しやすくする手段を含む請求項３記載のクランプ。
5. 【請求項５】 前記第１アクセサリ連結手段は、前記胴部の前記上端部に設
   けられた第１内孔を含む請求項１記載のクランプ。
6. 【請求項６】 前記第１内孔は、凹んでいる請求項５記載のクランプ。
7. 【請求項７】 前記第２アクセサリ連結手段は、前記胴部の前記下端部に設
   けられた第２内孔を含む請求項５記載のクランプ。
8. 【請求項８】 前記第２内孔は、凹んでいる請求項７記載のクランプ。
9. 【請求項９】 前記第２内孔は、前記第１内孔と同軸的に配置されている請
   求項７記載のクランプ。
10. 【請求項１０】 前記ジョー部材の前記第２部分は、前記クランプ本体連結
    部材に対して約１２０°の角度をなす請求項１記載のクランプ。
11. 【請求項１１】 前記ジョー部材を含む第３アクセサリ連結手段を、さらに
    含む請求項１記載のクランプ。
12. 【請求項１２】 前記第３アクセサリ連結手段は、差し込み式に取り付ける
    ために、固定すべきアクセサリの対応部分と組み合わせることができるようにジ
    ョー部材の第２部分の外周に設けられた側部凹部を含む請求項１１記載のクラン
    プ。
13. 【請求項１３】 前記第３アクセサリ連結手段は、かみ合い式に取り付ける
    ために、固定すべきアクセサリに交互配置された対応のフランジおよび凹部シス
    テムと組み合わせることができるようにジョー部材の第２部分の外周に離隔配置
    された側部凹部システムを含む請求項１１記載のクランプ。
14. 【請求項１４】 前記第３アクセサリ連結手段は、 アクセサリに固定されたクランプ／アクセサリ連結部材を含み、該クランプ／
    アクセサリ連結部材は、 床と、 一対の平行な側壁と、 該側壁の各々の上部をほぼ覆って、該側壁の各々から内向きに延出する少な
    くとも１つの上部棚部分とを有し、該上部棚部分、前記側壁および前記床によっ
    て、前記床の第１縁部にジョー部材入口を有するジョー受け溝を形成しており、
    さらに、 前記ジョー部材の前記第２部分を受け取って固定する手段を有しており、さ
    らに、 前記ジョー部材の前記第２部分に、 前記ジョー部材の前記第２部分を受け取って固定する前記手段に係合する係合
    手段を含む請求項１１記載のクランプ。
15. 【請求項１５】 前記ジョー部材の前記第２部分を受け取って固定する前記
    手段は、前記床に設けられて前記側壁に平行に延在する一対の平行ランプと、該
    ランプの各々に設けられた畝部受け窪みとを含み、 前記ジョー部材の前記第２部分に設けられた前記係合手段は、その背面に配置
    された一対の平行な固定用溝と、 該固定用溝の各々に設けられた隆起した畝部とを含み、これによって、前記ジ
    ョー部材の前記第２部分を前記ジョー部材入口へ導入した時、前記固定用溝が前
    記ランプに整合し、前記ジョー部材が前記ジョー受け溝にはめ込まれた時、前記
    畝部が前記ランプに沿って乗り上げて、やがて畝部が前記畝部受け窪みにはまっ
    て固定されるようにした請求項１４記載のクランプ。
16. 【請求項１６】 前記ジョー部材の前記第２部分は、前記クランプ本体連結
    部材付近の基縁部の比較的肉厚の部分から、前記クランプ本体連結部材と反対の
    先端部の比較的薄い部分までテーパが付けられた側壁を有する請求項１５記載の
    クランプ。
17. 【請求項１７】 前記平行な固定用溝は、前記ジョー部材の前記第２部分の
    前記先端部から前記基縁部に向かって深さが漸増する請求項１６記載のクランプ
    。
18. 【請求項１８】 前記クランプ／アクセサリ連結部材の前記側壁は、前記ジ
    ョー部材の前記第２部分と組み合わされるようにテーパが付けられている請求項
    １７記載のクランプ。
19. 【請求項１９】 前記ジョー部材は、その第２部分の前面に壁付き凹部を含
    み、該壁付き凹部の壁は、前記ジョー部材の前記第２部分の外周から内側に間隔
    を置いて設けられており、前記壁付き凹部が、前記第２パネル連結表面を形成す
    る前滑り止めパッド面を有する耐摩耗性滑り止めジョー部材を収容している請求
    項１４記載のクランプ。
20. 【請求項２０】 前記ジョー部材の前記第２部分を前記ジョー受け溝内へ挿
    入する間、前記壁付き凹部の前記壁の各々が、前記クランプ／アクセサリ連結部
    材の前記上部棚部分の内縁部に沿って進む請求項１９記載のクランプ。
21. 【請求項２１】 前記クランプ本体の前記主壁部材は、その背面に凹部を備
    えており、該凹部内に固定的にはめ込まれた、前記第１パネル連結表面を形成す
    る後滑り止めパッド面を有する耐摩耗性滑り止めパッドを含む請求項１記載のク
    ランプ。
22. 【請求項２２】 アクセサリを家具に取り付けるためのクランプであって、 中央位置にノブ受け開口部を有すると共に、それぞれ内部に第１及び第２アク
    セサリ連結手段を備えた上下対向端部を有するほぼスプール形の部分と、該スプ
    ール形部分から接線方向に延出したほぼ矩形部分とを備え、該矩形部分に後向き
    の平坦なパネル連結表面を設けたクランプ本体と、 該クランプ本体の前記スプール形部分に入れ子式に取り付けられた第１部分と
    、該第１部分と約１２０°の角度をなして一体化した第２部分とを有し、該第２
    部分はその前側に、前記クランプ本体の前記矩形部分の前記後向きの平坦なパネ
    ル連結表面に平行に配置されて、前記クランプ本体の前記スプール形部分内への
    入れ子式移動全体で前記後向きの平坦な連結表面に平行に保たれる前向きの平坦
    な連結表面を備えたジョー部材と、 前記ノブ受け開口部に回転可能にはめ込まれたノブ部材とを含み、該ノブ部材
    が、前記クランプ本体の前記スプール形部分内で前記ジョー部材を入れ子式に作
    動させる手段を制御するようにしたクランプ。
23. 【請求項２３】 前記スプール形部分の前記上下対向端部の前記アクセサリ
    連結手段の各々は、中央位置に開口部を含み、前記上端部の前記開口部は、前記
    下端部の前記開口部と同軸的である請求項２２記載のクランプ。
24. 【請求項２４】 前記第１及び第２アクセサリ連結手段の各々に回転可能に
    はめ込まれた一対のヒンジピンによって前記クランプ本体に回転可能に取り付け
    られた一対のヒンジ半割部材を含むアクセサリ連結部材に回転可能に係合し、そ
    れによって、該アクセサリ連結部材と協動してヒンジを形成する請求項２３記載
    のクランプ。
25. 【請求項２５】 前記ヒンジ半割部材は、ほぼＣ字形である請求項２４記載
    のクランプ。
26. 【請求項２６】 前記ヒンジ半割部材は、その間にアクセサリを挟むための
    固定手段を備えており、これによって、前記アクセサリが前記クランプ、前記ヒ
    ンジピンおよび前記アクセサリ連結部材の前記組み合わせによって支持されるよ
    うにした請求項２５記載のクランプ。
27. 【請求項２７】 前記固定手段は、前記アクセサリに挿通されて前記ヒンジ
    半割部材の少なくとも一方に係合する複数のピンを含む請求項２６記載のクラン
    プ。
28. 【請求項２８】 前記固定手段は、前記ヒンジ半割部材の内向き表面上に設
    けられた複数対のかみ合い一体形ピンおよびピン受け部を含む請求項２７記載の
    クランプ。
29. 【請求項２９】 前記対のピンおよびピン受け部をはめ込むための複数の開
    口部を含むようにした前記アクセサリと組み合わされる請求項２８記載のクラン
    プ。
30. 【請求項３０】 前記複数のピンは、前記アクセサリ内および前記ヒンジ半
    割部材の少なくとも一方内の整合したピン受け開口部にそれぞれ挿通されたピン
    ファスナである請求項２７記載のクランプ。
31. 【請求項３１】 前記クランプ本体の前記スプール形部分内で前記ジョー部
    材を入れ子式に作動させる前記手段は、前記ノブの内側から前記ジョー部材の前
    記第１部分の内孔を通って延出したねじ付きロッドと、前記ジョー部材の前記第
    １部分内に設けられたファスナ受けスロットに固定的にはめ込まれたねじ係合フ
    ァスナとを含み、該ファスナ受けスロットは、前記内孔と同軸的に配置されてお
    り、前記ねじ係合ファスナは、前記ねじ付きロッドに沿って進み、これによって
    、前記ノブが回転すると、それに伴って前記ねじ係合ファスナおよび前記ジョー
    部材が変位するようにした請求項２２記載のクランプ。
32. 【請求項３２】 前記ジョー部材の前記第１部分は、前記ファスナ受けスロ
    ットから離間した凹部を含み、前記ねじ付きロッドおよびねじ係合ファスナ間に
    一定の係合状態を生じることによって前記ノブを前記ノブ受け開口部内に回転可
    能に取り付けるために、前記凹部内に固定的にはめ込まれた一方向ファスナを、
    さらに含む請求項３１記載のクランプ。
33. 【請求項３３】 前記凹部は、ほぼＵ字形である請求項３２記載のクランプ
    。