JP2003501010A - ノミ頭部、神経索、後腸及びマルピーギ管の核酸分子、蛋白質及びそれらの使用方法 - Google Patents
ノミ頭部、神経索、後腸及びマルピーギ管の核酸分子、蛋白質及びそれらの使用方法Info
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Abstract
Description
ルピーギ管から単離された核酸分子、そのような核酸分子によってコードされた
蛋白質、そのような蛋白質に対して作製された抗体、並びにそのような蛋白質の
阻害剤に関する。本発明はまた、そのような核酸分子、蛋白質、抗体及び/又は
他の阻害剤を含む治療組成物とその使用方法も包含する。
、動物へのノミによる侵襲は、健康上及び経済上重要である。ノミは、アレルギ
ーを含めた様々な疾病を直接引き起こすが、さらには、内部寄生虫(例えば線虫
、条虫、吸虫及び原虫類)、細菌、ウイルスを含むがそれらに限定されるわけで
はない様々な伝染原を伝える。侵襲は、ペットだけでなく、家が虫によって通常
汚染されていることを発見し得るペットの所有者にとっても迷惑の元となるため
、特にノミの咬創はペットとして飼育されている動物にとって問題である。その
ため、動物上に存在する場合だけでなく、動物の一般的な環境に存在する場合に
も、ノミは問題である。
敏性応答を引き起こす可能性があるため、特に問題である。例えば、ノミによる
咬創は、ノミアレルギー性皮膚炎(又はノミアレルギー)(FAD)と呼ばれる
ノミの疾病を引き起こし得る。動物中の過敏性応答は、一般に局所的な組織の炎
症と損傷を起こす。これは、動物を非常に不快にする。
激されている。ノミ侵襲をコントロールするためのよく見られる方法は、一般に
殺虫剤の使用に集中している。そのような製品のうちのいくつかは効験があるが
、大部分はせいぜい、非常に限られた持続時間の保護を与えるにすぎない。更に
、方法の多くは、ノミの個体数の減少に成功しない。特に、殺虫剤は、シャンプ
ー、パウダー、首輪、スプレー、スポットオン製剤、噴霧器、及び液体浴用トリ
ートメント(つまり浸液)にそのような殺虫剤を加えることによって、動物のノ
ミ侵襲を防ぐために使用されている。ペットのノミ侵襲を減少させることは以下
の1以上の理由から不成功に終わっていた。すなわち、所有者のコンプライアン
スの不足(頻繁な投与が必要)、殺虫剤製品又は投与手段へのペットの行動的又
は生理学的不耐性、及び殺虫剤の規定用量に耐性なノミ個体群の出現である。
ギ管(HMT)蛋白質、ノミHNC蛋白質及びノミHMT蛋白質をコードする核
酸分子、そのような蛋白質に対して作製された抗体(即ち、抗ノミHNC抗体及
び抗ノミHMT抗体)、そのような蛋白質又は抗体の模倣分子、並びにノミHN
C又はHMT活性を阻害する化合物(即ち、阻害化合物又は阻害剤)を提供する
。
物を得る方法を包含する。本発明は、そのような阻害化合物を同定するための蛋
白質及び抗体の使用方法と、そのような阻害化合物を同定するためのキットも包
含する。さらに本発明は、本発明の蛋白質に由来するHNC及び/又はHMT蛋
白質の活性を阻害する保護化合物を含めた、本発明の蛋白質、模倣分子、核酸分
子、抗体及び阻害化合物を含有する治療組成物を包含する。また、ノミ侵襲を減
少させるそのような治療用化合物の使用方法も包含する。
基対誤対合を許容する条件下でハイブリッド形成する単離核酸分子である:配列
番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配列
番号10、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番
号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番号
25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号3
3、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号40
、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48、
配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番号
159、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165、
配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列番
号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列番
号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列番
号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列番
号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番
号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列番
号1886、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列番
号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列番
号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列番
号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列番
号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列番
号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列番
号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列番
号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列番
号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列番
号1928、配列番号1929及び/又は配列番号1931。本発明の別の実施
態様は、表I、表II、表III及び/又は表IVの核酸配列若しくは表I、表
II、表III及び/又は表IVの核酸配列と相補的な核酸配列から成る群から
選択された核酸分子と約30%以下の塩基対誤対合を許容する条件下でハイブリ
ッド形成する単離核酸分子である。
単離核酸分子である:配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列
番号7、配列番号9、配列番号10、配列番号12、配列番号13、配列番号1
5、配列番号16、配列番号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22
、配列番号24、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、
配列番号31、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配
列番号39、配列番号40、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列
番号46、配列番号48、配列番号153、配列番号155、配列番号156、
配列番号158、配列番号159、配列番号161、配列番号162、配列番号
164、配列番号165、配列番号、配列番号168、配列番号170、配列番
号1859、配列番号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番
号1864、配列番号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番
号1870、配列番号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番
号1875、配列番号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番
号1880、配列番号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番
号1885、配列番号1886、配列番号1887、配列番号1889、配列番
号1890、配列番号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番
号1894、配列番号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番
号1899、配列番号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番
号1904、配列番号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番
号1908、配列番号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番
号1912、配列番号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番
号1917、配列番号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番
号1922、配列番号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番
号1927、配列番号1928、配列番号1929及び/又は配列番号1931
、並びに/若しくは表I、表II、表III及び/又は表IVの核酸配列、若し
くはそれらの相補的配列。
組換え細胞に関する。そのような核酸分子、組換え分子、組換えウイルス及び組
換え細胞を生産する方法も包含される。
と約70%以上相同な単離ノミHMT及び/又はHNC蛋白質を包含する:配列
番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配列番号3
2、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号160、配列番号
163、配列番号169、配列番号1862、配列番号1868、配列番号18
73、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1888、配列番号18
97、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1920、配列番号19
25、及び/又は配列番号1930、並びに/若しくは表I、表II、表III
及び/又は表IVの核酸配列によってコードされたアミノ酸配列、及びそれらの
フラグメント。このフラグメントは、各ノミ蛋白質に対する免疫応答を誘発する
か、各ノミ蛋白質に匹敵する活性を有する。
%以下の塩基対誤対合を許容する条件下でハイブリッド形成する核酸分子によっ
てコードされた単離蛋白質を包含する:配列番号1、配列番号4、配列番号7、
配列番号10、配列番号13、配列番号16、配列番号19、配列番号22、配
列番号25、配列番号28、配列番号31、配列番号34、配列番号37、配列
番号40、配列番号43、配列番号46、配列番号153、配列番号156、配
列番号159、配列番号162、配列番号165、配列番号168、配列番号1
859、配列番号1861、配列番号1864、配列番号1867、配列番号1
870、配列番号1872、配列番号1875、配列番号1877、配列番号1
878、配列番号1881、配列番号1882、配列番号1885、配列番号1
887、配列番号1890、配列番号1892、配列番号1894、配列番号1
896、配列番号1899、配列番号1901、配列番号1904、配列番号1
906、配列番号1908、配列番号1910、配列番号1912、配列番号1
914、配列番号1917、配列番号1919、配列番号1922、配列番号1
924、配列番号1927及び/又は配列番号1929、並びに/若しくは表I
、表II、表III及び/又は表IVの核酸配列。
及び/又はマルピーギ管から単離された核酸分子、そのような核酸分子によって
コードされた蛋白質、そのような蛋白質に対して作製された抗体、及びそのよう
な蛋白質の阻害剤を提供する。本明細書で使用する場合、ノミの頭部及び/又は
神経索から単離された核酸分子と、そのような核酸分子によってコードされた蛋
白質は、ノミHNC核酸分子又はHNC蛋白質と各々称され、ノミの後腸及び/
又はマルピーギ管から単離された核酸分子と、そのような、核酸分子によってコ
ードされた蛋白質は、ノミHMT核酸分子又はHMT蛋白質と各々称される。本
発明のHNC核酸分子及びHMT核酸分子は、ノミHNC組織及びHMT組織で
主として各々発現されるが、HNCとHMT以外のノミ組織に由来した細胞でも
発現することが可能である。本発明のHNC及びHMTの核酸分子及び蛋白質は
、ノミから単離してもよいし、組換え又は合成により調製してもよい。本発明の
HMT及びHNC核酸分子は、RNA又はDNAである。核酸分子の例としては
、相補的DNA(cDNA)分子、ゲノムDNA分子、合成DNA分子、HMT
及びHNC組織由来の伝令RNA(mRNA)用の特定タグであるDNA分子、
及び対応するmRNA分子が挙げられるが、それらに限定されるわけではない。
本明細書で使用する場合、「HMT及び/又はHNC蛋白質」及び「HMT及び
HNC蛋白質」という語句は、ノミHMT組織によって、ノミHNC組織によっ
て、又はノミHMT組織とHNC組織の両方によって発現された蛋白質のことを
指す。本明細書で使用する場合、「HMT及び/又はHNC核酸分子」及び「H
MT及びHNC核酸分子」という語句は、HMT cDNAライブラリ、HNC
cDNAライブラリ、又は両方のライブラリから単離することが可能な核酸分
子若しくはそれに対応する遺伝子のことを指す。
ド領域を有する核酸分子を提供する:アラントイナーゼ(ALN)蛋白質、キチ
ン結合蛋白質(CBP)蛋白質、ナトリウム/カリウムATPアーゼベータサブ
ユニット(NKAB)蛋白質、リガンドゲート塩化物チャネル(LGIC)蛋白
質、ANON/23DA(ANON)蛋白質、マルボリオ(MALV)蛋白質、
嗅覚物質結合蛋白質様蛋白質(odorant-binding-protein-like(OS−D)prot
ein )、N−メチル−D−アスパラギン酸受容体関連(NMDA)蛋白質、化学
感覚関連脂肪親和性リガンド結合蛋白質様(CLBF)蛋白質、ナトリウム/水
素輸送体様(NAH)蛋白質、塩化物細胞内チャネル様(CLIC)蛋白質、ペ
リトロフィン様(PL2)蛋白質、ペリトロフィン様(PL3)蛋白質、ペリト
ロフィン様(PL4)蛋白質、シナプス小胞2B様(SVP)蛋白質、電圧ゲー
ト塩化物様(VGCC)蛋白質、無酸素症非調節蛋白質様(AUP)蛋白質、及
び神経内分泌特異的7B2様(7B2)蛋白質。上記核酸分子を、ALN核酸分
子、CBP核酸分子、NKAB核酸分子、LGIC核酸分子、ANON核酸分子
、MALV核酸分子、OS−D核酸分子、NMDA核酸分子、CLBP核酸分子
、NAH核酸分子、CLIC核酸分子、PL2核酸分子、PL3核酸分子、PL
4核酸分子、SVP核酸分子、VGCC核酸分子、AUP核酸分子、及び7B2
核酸分子とそれぞれ称し、本明細書において以下により詳細に説明する。
用に関する。これはプリン異化作用の中間段階であり、虫の場合、最終生産物と
して尿素の分泌が起こる。アラントイナーゼは、両生類の肝臓及び腎臓のペルオ
キシソーム内にある。哺乳動物がアラントインの前駆物質である尿酸を分泌する
ときの、アラントイナーゼに対する既知の哺乳類同族体は存在していない。その
ように、ノミアラントイナーゼは、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なター
ゲットを表す。
nBankアクセッション番号1841851)のキチナーゼ様蛋白質は、昆虫
キチナーゼのキチン結合ドメインと弱い類似性を持つと報告されている。しかし
ながら、該キチナーゼ様蛋白質は、既知のキチナーゼの触媒領域に対して重要な
類似点を持っていないため、キチナーゼ活性を有するとは予想されない。さらに
、B.moriのキチナーゼ様蛋白質は、昆虫の囲食マトリクス(peritrophic
matrix)にある蛋白質のペリトロフィンファミリーにも類似している。これらの
蛋白質は推定キチン結合ドメインを有するが、任意の既知の蛋白質に対する他の
明らかな相同性を有していない。理論に拘束されるわけではないが、これらの蛋
白質は、キチンに結合すると共に、囲食マトリクスの構成成分であると考えられ
ている。そのように、ノミキチン結合蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤
の新規なターゲットを表す。
動力を供給するATPの加水分解に関する。Na+/K+ATPアーゼは、原形
質膜のNa+勾配を確立する責を負い、砂糖及びアミノ酸輸送、利尿、並びに神
経細胞シグナル伝達を含めた多くの機能のために細胞により使用される)。Na
+/K+ATPアーゼポンプは、100キロダルトン(kDa)アルファ(α)
サブユニット、40kDaベータ(β)サブユニット、及び6kDaガンマ(γ
)サブユニットの三量体である。大半の昆虫は、3つのアイソタイプのβサブユ
ニットを有し、それぞれが組織と細胞の種類に依存する様式で発現されている。
αサブユニットは、8回膜貫通ドメインを有するが、β及びγサブユニットは1
回を有するにすぎない。αサブユニットは、ATPアーゼとイオン輸送活性を媒
介し、γサブユニットと共に強心配糖体(ウアバイン)結合部位を構成する。β
サブユニットはポンプ活性を検知可能にするために必要になり、安定、局在化及
び陽イオン特異性決定において役割を果たすと考えられる。そのように、本発明
のノミNKAB蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲットを
表す。
グルタミン酸のような神経伝達物質の結合に応じて神経シグナルを伝えることが
示されている。GABAとグリシンの受容体が抑制信号を送る一方、グルタミン
酸受容体は刺激信号を送る。蛋白質のこのファミリーは神経シグナル伝達に影響
を与える多くの薬剤のターゲットであると共に、シクロジエン、ピレスロイド及
びフェニルピラゾールを含む殺虫剤のいくつかのファミリーのターゲットである
。ノーザンブロット解析は、本発明のLGIC核酸分子に対応するmRNAが、
HMT組織のみで発現されることを示している。これは、利尿の調節又は媒介に
おける役割を示唆している。理論に拘束されるわけではないが、蛋白質発現がm
RNA発現と関連すると仮定すると、ノミLGICは、専ら腎臓組織で発現され
ることが示されたこのファミリー受容体の第1のものを示し得る。シーケンス解
析は、ノミLGIC蛋白質がリガンドゲートイオンチャネルの他のサブファミリ
ーとは異なり、新しいサブファミリーを意味し得ることを示す。そのように、本
発明のノミLGIC蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲッ
トを表わす。
びMADが機能的に関連づけられるかどうかはわからないが、ANON/23D
A遺伝子が、ショウジョウバエ(Drosophila)のMAD遺伝子に結合
されることが報告されている。ANON/23DAは、さらにヒトの膜受容体蛋
白質pHPS1−2(腎機能に重要な役割を果たすロドプシン/ベータアドレナ
リン作用性受容体に類似)との機能的な類似点を有し得る。そのように、本発明
のノミANON/23DA蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なタ
ーゲットを表わす。
RAMP)と酵母Smf1とに対して高い配列相同性を示す。それらは、二価の
陽イオン、特にMn++、Zn++及びFe++を輸送する蛋白質である。NR
AMPは、ATPアーゼ輸送体と類似しており、ATPをエネルギー源として使
用することも示されている。2つのタイプのNRAMP蛋白質、すなわちNRA
MP1及びNRAMP2がある。NRAMP1はマクロファージ上でのみ発現さ
れ、微生物の細胞内での複製を防ぐ。NRAMP2はマウス腸上皮を含めた、い
くつか細胞と組織の種類の中で発現される。本発明のノミマルボリオ蛋白質は、
NRAMP1に最も見かけ上類似している。そのように、本発明のノミマルボリ
オ蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲットを表わす。
sophila melanogaster)触角cDNAライブラリから単離
したOS−D核酸分子は、脊椎動物の嗅覚物質結合蛋白質と共通な特徴を有する
蛋白質をコードし、嗅覚物質結合蛋白質とは異なる一次構造を有する。コードさ
れた蛋白質は、エジプトツチイナゴSchistocerca gregari
aの化学感覚器に由来の可溶性化学感覚蛋白質のファミリーに相同でもある。そ
のように、本発明のノミOS−D蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新
規なターゲットを表わす。
グルタミン酸ゲートイオンチャネルはすべて、刺激されるとNa+及びK+を伝
達し、膜電位の脱分極を生じる。NMDA受容体は刺激時にさらにCa++を細
胞に輸送する。これは、他のグルタミン酸ゲートイオンチャネル由来のNMDA
受容体とは相違している。NMDA受容体は、グルタミン酸毒性刺激性に重要な
役割を果たし、それは焦点大脳虚血(ストローク)、パーキンソン病、ハンチン
トン舞踏病、アルツハイマー病、精神分裂病及びてんかんのような多くの神経変
性障害に関連する。細胞内Ca++濃度の増加が、Ca++依存プロテアーゼの
活性化及び無酸素ラジカルの生成を含めた細胞の代謝変化の誘導に結びつくので
、開いたNMDAチャネルでのCa++流入が、上記疾病を媒介すると考えられ
る。そのように、本発明のノミNMDA蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法
剤の新規なターゲットを表わす。
/一般嗅覚物質結合蛋白質)のファミリーのメンバーとの配列相同性に基づくと
(Drosophila melanogasterのフェロモン結合蛋白質関
連蛋白質2であるPBPRP−2との30%相同性と、Phormia reg
inaの化学感覚関連脂肪親和性リガンド結合蛋白質であるCSRLLBPとほ
ぼ同じ相同性を有する)、該ファミリーの範疇に入るようである。理論によって
拘束されるわけではないが、上記蛋白質は、宿主か仲間の存在を感じる能力のよ
うな、臭い又はフェロモンの知覚に関係すると考えられている。そのように、本
発明のノミCLBP蛋白質は、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲッ
トを表わす。
マトリクス、蛋白質から形成された無細胞膜、及び糖(最も一般的には、消化さ
れた食事内容物と腸上皮との間のバリアを形成するキチン)から成る構成成分を
含有する推定キチン結合蛋白質のファミリーである。ペリトロフィン様蛋白質も
、ショウジョウバエ胚の気管にあることが示されており、これは該蛋白質が中腸
の外側で追加の役割を有している可能性があることを示している。成虫ノミは腸
の中で囲食マトリクスを生産しないため、成虫ノミにおけるペリトロフィン様蛋
白質の機能は明らかになっていない。ペリトロフィンは、ヒツジクロバエ(Lu
cilia cuprina)を含めた吸血性昆虫の免疫学的制御のターゲット
として研究されている。ヒツジクロバエにおいて、ペリトロフィンに対する抗体
の摂取により、幼虫の成長が抑制され、幼虫の死亡率が増加し得ることが示され
ている。ペリトロフィンに対する抗体の摂取により、L.cuprina幼虫の
囲食マトリクスの浸透性が減少することも示されている。これは、次には、囲食
マトリクスを横切って腸上皮に至る消化された食物の移動を抑制し、飢餓を生じ
させる可能性がある。そのように、本発明のノミペリトロフィンは、抗ノミワク
チン及び化学療法剤の新規なターゲットを表わす。
を維持し、筋細胞での過興奮(収縮の持続)を防止する。ショウジョウバエのマ
ルピーギ細管では、利尿ホルモンロイコキニンが細胞内カルシウムレベルを増加
させることにより星形細胞の電圧ゲート塩化物チャネルを刺激することが示され
た。本発明のノミVGGG蛋白質配列は、カルシウムイオンによる可能な調節と
、故にロイコキニン及び利尿への可能なリンクとを示す、EFハンドカルシウム
結合モチーフを含んでいる。塩化物が利尿を促進する主要な陰イオンであり、塩
化物は、利尿ペプチドに応じてルーメンに分泌されるナトリウム及びカリウム陽
イオンの中和を支援することが要求されるため、塩化物チャネルは利尿に関して
重要である。本発明のVGCCのmRNAは、成虫ノミにおけるHMT特異的で
あることが示されており、これは利尿における潜在的な役割を示している。その
ように、本発明のノミVGCCは、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なター
ゲットを表わす。
ート塩化物チャネルであり、小胞内部のpHを調節するV−ATPアーゼポンプ
と協調して作用すると考えられている。CLICファミリーのメンバーも、V−
ATPアーゼポンプと共同して、原形質膜上で発現されることがやはり示されて
いる。ヒトでは、相同蛋白質が上皮組織の原形質膜上で発現されることを示され
ており、経上皮塩化物輸送における可能な役割を示唆している。また、雌牛では
、同族体チャネルに対する抗体が腎臓ミクロソーム中の全塩化物コンダクタンス
を抑制すると示された。CLIC遺伝子産物がHMT組織での経上皮塩化物輸送
に確かに関係する場合、それは利尿を媒介するのにおそらく重大な役割を果たす
。そのように、本発明のノミCLICは、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規
なターゲットを表わす。
給するために、NAH交換体は、該ルーメンにおいてプロトン勾配を使用する。
マルピーギ管上皮を横切るナトリウムイオンの輸送は、利尿ペプチドによって引
き起こされると共に、利尿の誘導の重大なステップである。本明細書で説明する
ノーザンブロット解析によると、NAH mRNAが成体において15分間以内
にアップレギュレートされ、これは利尿における役割を有する分子と一致してい
る。多くの昆虫では、ナトリウムが、利尿を駆動する原理イオンであることを示
された。NAH交換体は、マルピーギ管中の先端膜に位置することがわかってい
るが、後腸及び直腸に位置してもよい。もし後腸及び直腸に位置すれば、基底側
方又は先端膜に対する抗体攻撃にアクセス可能である。そのように、本発明のノ
ミNAHは、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲットを表わす。
グルコース輸送体、及び有機イオン輸送体と、構造上及び配列上の保存性を有し
ている。SVPは、内部複製から発生する12の推定膜貫通領域を持っている。
哺乳動物では、SVPが神経小胞と内分泌小胞に置かれ、プロトン勾配を利用し
て小胞へ神経伝達物質を取り込む機能を果たすと考えられている。神経伝達物質
は、代わりに、膜上のイオンチネルの活性を調節する。マルピーギ管では、イオ
ンチャネルの活性が、利尿の割合、又は血リンパからルーメンへの流体分泌を決
定する。したがって、HMT組織における神経伝達物質の輸送の抑制は、それら
の組織の機能に著しい効果がある可能性がある。そのように、本発明のノミSV
Pは、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲットを表わす。
イロショウジョウバエの無酸素症調節遺伝子産物fauとの相同性を共有する。
キイロショウジョウバエfau遺伝子は、以前に記述されたデータベースエント
リとの相同性を有していないが、in situハイブリッド形成によりショウ
ジョウバエGNSのラミナ皮質のニューロンに局在し、無酸素症への過剰発現f
auに対して、トランスジェニックハエの損なわれた回復時間によって測定され
るような、O2欠乏に応じた重要な役割を果たす。そのように、本発明のノミA
UPは、抗ノミワクチン及び化学療法剤の新規なターゲットを表わす。
巻貝であるモノアラガイLymnaea stagnalis、及びヒトを含め
た様々な生物に由来する神経内分泌蛋白質7B2に対して、BLAST相同性を
幾分有している。7B2は、重要な神経内分泌系の前駆体プロセス用エンドプロ
テアーゼであるプロホルモンコンバーターゼ2(PC2)の活性化に関与する。
さらに、7B2は、低血糖症、高プロインスリン血症及び低グルカゴン症を示す
ヌル変異体を用いたマウスのランゲルハンス島ホルモンプロセスにおいて、重要
であることが判明した。そのように、本発明のノミ7B2は、抗ノミワクチン及
び化学療法剤の新規なターゲットを表わす。
は、「nCfALN#」(例えばnCfALN2057)と表わされる。ここで、「
#」は、その分子におけるヌクレオチドの数のことを指す。既知の長さのアラン
トイナーゼ蛋白質は、「PCfALN#」(例えばPCfALN384)と表示され
る。ここで、「#」は、ヌクレオチドの数のことを指す。同様に、既知の長さの
C.felis CBP核酸分子及び蛋白質は、「nCfCBP#」及び「PC
fCBP#」とそれぞれ表わされる。既知の長さのC.felis NKAB核
酸分子及び蛋白質は、「nCfNKAB#」及び「PCfNKAB#」とそれぞれ
表わされる。既知の長さのC.felis LGIC核酸分子及び蛋白質は、「
nCfLGIC#」及び「PCfLGIC#」とそれぞれ表わされる。既知の長さ
のC.felis ANON核酸分子及び蛋白質は、「nCfANON#」及び
「PCfANON#」とそれぞれ表わされる。既知の長さのC.felis M
ALV核酸分子及び蛋白質は、「nCfMALV#」及び「PCfMALV#」と
それぞれ表わされる。既知の長さのC.felis OS−D核酸分子及び蛋白
質は、「nCfOSD#」及び「PCfOSD#」とそれぞれ表される。既知の長
さのC.felis NMDA核酸分子及び蛋白質は、「nCfNMDA#」及
び「PCfNMDA#」とそれぞれ表される。既知の長さのC.felis C
LBP核酸分子及び蛋白質は、「nCfCLBP#」及び「PCfCLBP」と
それぞれ表される。既知の長さのC.felis NAH核酸分子及び蛋白質は
、「nCfNAH#」及び「PCfNAH#」とそれぞれ表される。既知の長さの
C.felis CLIC核酸分子及び蛋白質は、「nCfCLIC#」及び「
PCfCLIC#」とそれぞれ表される。既知の長さのC.felis PL2
核酸分子及び蛋白質は、「nCfPL2#」及び「PCfPL2#」とそれぞれ表
される。既知の長さのC.felis PL3核酸分子及び蛋白質は、「nCf
PL3#」及び「PCfPL3#」とそれぞれ表される。既知の長さのC.fel
is PL4核酸分子及び蛋白質は、「nCfPL4#」及び「PCfPL4#」
とそれぞれ表される。既知の長さのC.felis SVP核酸分子及び蛋白質
は、「nCfSVP#」及び「PCfSVP#」とそれぞれ表される。既知の長さ
のC.felis VGCC核酸分子及び蛋白質は、「nCfVGCC#」及び
「PCfVGCC#」とそれぞれ表される。既知の長さのC.felis AU
P核酸分子及び蛋白質は、「nCfAUP#」及び「PCfAUP#」とそれぞれ
表される。既知の長さのC.felis 7B2核酸分子及び蛋白質は、「nC
f7B2#」及び「PCf7B2#」とそれぞれ表される。
るHMTのDNA分子とHNCのDNA分子を提供する。そのようなDNA分子
はmRNAの全部又は部分的な配列に相当し得るため、そのようなmRNA分子
に対応するDNA分子(つまりcDNA分子)は、全長又は部分長の蛋白質をコ
ードすることが可能である。部分長の蛋白質をコードする核酸分子は、プローブ
として直接的に使用することもできるし、対応するか又は構造的に関連する全長
蛋白質をコードするcDNA核酸分子を同定及び/又は単離するためのプライマ
ーを生成するために間接的に使用することもできる。部分cDNA核酸分子も、
調節領域、エクソン及びイントロンを含めた完全な遺伝子を含む核酸分子のよう
なゲノム核酸分子を同定するために、同様の様式で使用することが可能である。
部分的HMT及びHNC cDNA分子及び配列を使用して完全長の転写物及び
対応のcDNA分子を単離する方法を、以下の実施例に説明する。
組換え核酸技術又は化学合成法を使用して製造してもよい。さらに本発明には、
ノミ侵襲から動物を保護するためや、以下に開示するような他の用途における、
該蛋白質及び核酸分子と、それらの抗体及び阻害化合物の治療組成物としての使
用方法が包含される。
び化学療法剤の新規なターゲットを表わすため、有用性を有する。本発明の生産
物及びプロセスは、HMT及び/又はHNC蛋白質が関わる節足動物の発育、変
態、飼育、消化及び/又は生殖のプロセスの阻害を可能にするため有利である。
ノミの頭部及び神経索は、そのような組織ではニューロンと内分泌腺のターゲッ
トと化学感覚及び機械感覚受容に関与するターゲットとをコードする転写物が非
常に豊富なるため、重要である。ノミ頭部及び神経索の核酸配列(本明細書では
HNC核酸配列と呼ぶ)に富んだライブラリからcDNAフラグメントを配列決
定することにより、遺伝子と、ノミ神経及び内分泌機能に統合的に関わるその各
々の完全長コード領域とが同定される。いったん同定されると、該遺伝子はさら
に特徴付けされ、特定の干渉戦略法が設計される。そのように、本発明のノミH
NC蛋白質及び核酸分子は、抗節足動物ワクチン及び化学療法剤の新規なターゲ
ットを表わすので、有用性を有する。
ものとして、水の迅速な除去によって摂取した血液の量を減少するよう適合され
ている。さらに、血液中のナトリウム、カリウム及び塩化物イオンの濃度はノミ
の血リンパにおける濃度よりも大きいため、そのようなイオンのうちの過剰量を
排泄する必要がある。血リンパからマルピーギ管のルーメン及び後腸へのそのよ
うなイオンの能動輸送は、水及び他の血リンパ内容物の該器官への受動輸送を同
様に促進する。該器官を通過する間、血リンパからの廃棄物は排泄され、必要と
される栄養素、水及び塩類は再吸収される。そのため、これらの本質的プロセス
への干渉は、ノミの個体数を制御する製品を開発するための重要な戦略である。
後腸及びマルピーギ管の核酸配列(本明細書ではHMT核酸配列と呼ぶ)に富ん
だライブラリからのcDNAフラグメントを配列決定することにより、そのよう
なプロセスと統合的に関わる遺伝子と、その各々の完全長コード領域とが同定さ
れる。いったん同定されると、該遺伝子はさらに特徴付けされ、特定の干渉戦略
法が設計される。そのように、本発明のノミHMT蛋白質及び核酸分子は、抗節
足動物ワクチン及び化学療法剤の新規なターゲットを表わすので、有用性を有す
る。
である。「1つの(a又はan)実体」という用語は、その実体の1つ以上のこ
とを指すに留意する。例えば、蛋白質(a protein )、核酸分子(a nucleic ac
id)、抗体(an antibody )及び治療組成物(a therapeutic composition )は
、「1又は複数の」又は「1以上の」蛋白質、核酸分子、抗体、治療組成物をそ
れぞれ指す。従って、「1つの(a又はan)」「1又は複数の」「1以上の」
という用語は本明細書では互換的に使用することができる。さらに、「含有する
」「含む」「有する」という用語も互換的に使用できることに留意する。本発明
によれば、単離したか生物学的に純粋な蛋白質は、その自然環境から取り除かれ
た蛋白質のことである。従って、「単離した」と「生物学的に純粋な」は、蛋白
質の純度の程度を必ずしも反映しない。本発明の単離蛋白質は、その天然源から
得てもよいし、組換えDNA技術を使用して生産してもよいし、化学合成法によ
って生産してもよい。
、完全長の蛋白質であってもよいし、そのような蛋白質の任意の同族体であって
もよい。同族体を含む本発明の単離蛋白質は、ノミHMT及び/又はHNC蛋白
質に対する免疫応答を誘発する該蛋白質の能力によるかHMT及び/又はHNC
蛋白質の活性により、直接的な方法で同定することが可能である。ノミHMT及
びHNC同族体蛋白質の例としては、ノミHMT又はHNC蛋白質に対する免疫
応答を誘発できるか及び/又はノミHMT又はHNC蛋白質に対して直接抗体が
結合できる1以上のエピトープを該同族体が有するように、アミノ酸を欠失(例
えばペプチドのような蛋白質の欠失版)させるか、挿入するか、逆位にするか、
置換するか、及び/誘導体化(例えばグリコシル化、燐酸化、アセチル化、ミリ
ストイル化、プレニル化、パルミトイル化、アミド化及び/又はグリセロホスフ
ァチジルイノシトールの添加)したノミHMT及びHNC蛋白質が挙げられる。
すなわち、当業者に周知の技術を使用して同族体を免疫原として動物に投与する
時、動物は天然ノミHMT又はNNC蛋白質の少なくとも1つのエピトープに対
する免疫応答を生産するだろう。蛋白質が免疫応答を誘発する能力は、当業者に
周知の技術を使用して測定することが可能である。本明細書で使用する場合、「
エピトープ」という用語は、抗体の抗原結合部位又はT細胞受容体に選択的に結
合できる蛋白質又は他の抗原の最も小さな部分を指す。蛋白質エピトープの最小
のサイズが約4〜6アミノ酸であることは、当業者によってよく認められている
。当業者に理解されるように、エピトープは、天然蛋白質の三次構造により、エ
ピトープを形成する程度に十分に近接しているアミノ酸と同様、互いに本来的に
隣接したアミノ酸を含み得る。本発明によれば、エピトープは、長さが、約4以
上のアミノ酸、約5以上のアミノ酸、約6以上のアミノ酸、約10以上のアミノ
酸、約15以上のアミノ酸、約20以上のアミノ酸、約25以上のアミノ酸、約
30以上のアミノ酸、約35以上のアミノ酸、約40以上のアミノ酸又は約50
以上のアミノ酸を含む蛋白質の一部分を有する。
有する。すなわち、同族体はその天然相当物と類似の活性を示す。そのような活
性の例を本明細書に例えばすべて開示する。そのような活性を検出及び測定する
方法は、当業者によく知られている。そのような活性の例を本明細書に開示する
が、例えばアラントイナーゼ、キチン結合蛋白質、ナトリウム/カリウムATP
アーゼ、リガンドにゲート塩化物チャネル、ANON/23DA、マルボリオ、
嗅覚物質結合蛋白質様蛋白質、N−メチル−D−アスパラギン酸受容体関連蛋白
質、化学感覚関連脂肪親和性リガンド結合蛋白質、ナトリウム/水素輸送体様蛋
白質、塩化物細胞内チャネル様蛋白質、ペリトロフィン様蛋白質、ペリトロフィ
ン様蛋白質、ペリトロフィン様蛋白質、シナプス小胞2B様蛋白質、電圧ゲート
塩化物様蛋白質、無酸素症非調節蛋白質様蛋白質、及び神経内分泌特異的7B2
様蛋白質が挙げられる。
突然変異の結果であり得る。本発明のノミHMT及び/又はHNC蛋白質同族体
は、蛋白質を直接修飾するか、例えばランダム突然変異又はターゲット突然変異
を起こす古典的又は組換えDNA技術を用いて蛋白質をコードする遺伝子を修飾
することを含めた当該技術分野で周知の技術を使用して生産することが可能であ
るが、それらに限定されるわけではない。
りそれぞれコードされる。本明細書で使用する場合、ノミHMT及びHNC核酸
分子は、天然ノミHMT及びHNC遺伝子好ましくはCtenocephall
des felisHMT及びHNC遺伝子と関係する核酸配列を有する。本明
細書で使用する場合、ノミHMT及びHNC遺伝子は、そのような遺伝子により
コードされたノミHMT及びHNC蛋白質の生産を制御する調節領域(転写調節
領域、翻訳調節領域又は翻訳後調節領域を含むがそれらに限定されるわけではな
い)と同様、コード領域自体や、任意のイントロン若しくは非翻訳コード領域等
のすべての領域を含んでいる。本明細書で使用する場合、ある配列を「有する」
か「含む」核酸分子は、1つの隣接する配列でその配列を有してもよいし、ノミ
遺伝子に関してよく見られるように断片化エクソンとしてその配列を有してもよ
い。本明細書で使用する場合、「コード領域」という用語は、蛋白質に翻訳され
る隣接する線状の複数のヌクレオチドの並びのことを指す。完全長のコード領域
とは、完全長、すなわち任意の翻訳後修飾に先だって天然環境で最初に翻訳され
る完全な蛋白質に翻訳されるコード領域のことである。
C.felis ALN遺伝子、配列番号7及び/又は配列番号10の核酸配列
を有するC.felis CBP遺伝子、配列番号13及び/又は配列番号16
の核酸配列を有するC.felis NKAB遺伝子、配列番号19、配列番号
22、配列番号1861及び/又は配列番号1864の核酸配列を有するC.f
elis LGIC遺伝子、配列番号25及び/又は配列番号28の核酸配列を
有するC.felis ANON遺伝子、配列番号31及び/又は配列番号34
の核酸配列を有するC.felis MALV遺伝子、配列番号37及び/又は
配列番号40の核酸配列を有するC.felis OS−D遺伝子、配列番号4
3及び/又は配列番号46の核酸配列を有するC.felis NMDA遺伝子
、配列番号153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列番
号165及び/又は配列番号168の核酸配列を有するC.felis CLB
P遺伝子、配列番号1867及び/又は配列番号1870の核酸配列を有するC
.felis NAH遺伝子、配列番号1872及び/又は配列番号1875の
核酸配列を有するC.felis CLIC遺伝子、配列番号1877、配列番
号1878、配列番号1880、配列番号1882及び/又は配列番号1885
の核酸配列を有するC.felis PL2遺伝子、配列番号1887及び/又
は配列番号1890の核酸配列を有するC.felis PL3遺伝子、配列番
号1896及び/又は核酸配列1899の核酸配列を有するC.felis P
L4遺伝子、核酸配列1901及び/又は配列番号1904の核酸配列を有する
C.felis SVP遺伝子、配列番号1914及び/又は配列番号1917
の核酸配列を有するC.felis VGCC遺伝子、配列番号1919及び/
又は配列番号1922の核酸配列を有するC.felis AUP遺伝子、配列
番号1924及び/又は配列番号1927の核酸配列を有するC.felis
7B2遺伝子、表I、表II、表III、及び/又は表IVの核酸配列を有する
C.felis遺伝子、並びに、以上の核酸配列のうちの任意の相補的配列であ
る。以上の核酸配列は本明細書にて詳しく説明する。例えば、配列番号1は、本
明細書ではC.felis ALN核酸分子nCfALN2057と表される、C.
felis cDNAのコード鎖の推定配列のことを指す。その作製方法は実施
例1に示す。配列番号1の核酸分子は見かけ上完全長のコード領域を有する。配
列番号1の相補的配列(本明細書に配列番号3で表わす)とは、配列番号1を有
する鎖と十分に相補的な鎖から成る核酸配列のことを指し、それは当業者により
容易に決定することができる。同様に、本発明の任意の核酸配列の相補的核酸配
列とは、配列を列挙した鎖に十分相補的な(即ち該鎖と完全な二重らせんを形成
することが可能な)核酸鎖の核酸配列のことを指す。例えば、配列番号4、7、
10、13、16、19、22、25、28、31、34、37、40、43、
46、153、156、159、162、165及び168の相補的配列は、そ
れぞれ配列番号6、9、12、15、18、21、24、27、30、33、3
6、39、42、45、48、155、158、161、164、167及び1
70である。核酸配列決定技術が完全に誤差自由ではないので、配列番号1(他
の核酸と蛋白質のシーケンスがここに示したと同様に)が、本発明のALN蛋白
質をコードする核酸分子の明白な核酸配列を表わすことが注目されるべきである
。
表すコード配列を示すnCfALN1152のコード鎖である配列番号4の翻訳は、
本明細書においてPCfALN384で示す約384アミノ酸から成る蛋白質を各
々生じ、配列番号2で示したアミノ酸配列は、配列番号4のヌクレオチド1から
ヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
表すnCfCBP1128のコード鎖である配列番号10の翻訳は、本明細書におい
てPCfCBP272で示す約272アミノ酸から成る蛋白質を各々生じ、配列番
号8で示したアミノ酸配列は、配列番号10のヌクレオチド1からヌクレオチド
3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
領域を表すnCfNKAB978のコード鎖である配列番号16の翻訳は、本明細
書においてPCfNKAB326で示す約326アミノ酸から成る蛋白質を各々生
じ、配列番号14で示したアミノ酸配列は、配列番号16のヌクレオチド1から
ヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
領域を表すnCfLGIC1707のコード鎖である配列番号22の翻訳は、本明細
書においてPCfLGIC569で示す約569アミノ酸から成る蛋白質を各々生
じ、配列番号20で示したアミノ酸配列は、配列番号22のヌクレオチド1から
ヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
領域を表すnCfANON1194のコード鎖である配列番号28の翻訳は、本明細
書においてPCfANON398で示す約398アミノ酸から成る蛋白質を各々生
じ、配列番号26で示したアミノ酸配列は、配列番号28のヌクレオチド1から
ヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
領域を表すnCfMALV762のコード鎖である配列番号34の翻訳は、本明細
書においてPCfMALV254で示す約327アミノ酸から成る蛋白質を各々生
じ、配列番号32で示したアミノ酸配列は、配列番号34のヌクレオチド1から
ヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
域を表すnCfOSD405のコード鎖である配列番号40の翻訳は、本明細書に
おいてPCfOSD135で示す約135アミノ酸から成る蛋白質を各々生じ、配
列番号38で示したアミノ酸配列は、配列番号40のヌクレオチド1からヌクレ
オチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
領域を表すnCfNMDA738のコード鎖である配列番号40の翻訳は、本明細
書においてPCfNMDA246で示す約246アミノ酸から成る蛋白質を各々生
じ、配列番号44で示したアミノ酸配列は、配列番号46のヌクレオチド1から
ヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる。
のコード領域を表すnCfCLBP1A441のコード鎖である配列番号156の
翻訳は、本明細書においてPCfCLBP1A147で示す約147アミノ酸から
成る蛋白質を各々生じ、配列番号154で示したアミノ酸配列は、配列番号15
6のヌクレオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドン
の形式をとる。
のコード領域を表すnCfCLBP1A441のコード鎖である配列番号165の
翻訳は、本明細書においてPCfCLBP1A147で示す約147アミノ酸から
成る蛋白質を各々生じ、配列番号163で示したアミノ酸配列は、配列番号16
5のヌクレオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドン
の形式をとる。
のコード領域を表すnCfLGIC2016のコード鎖である配列番号1864の翻
訳は、本明細書においてPCfLGIC672で示す約672アミノ酸から成る蛋
白質を各々生じ、配列番号1862で示したアミノ酸配列は、配列番号1864
のヌクレオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの
形式をとる。
コード領域を表すnCfNAH1824のコード鎖である配列番号1870の翻訳は
、本明細書においてPCfNAH608で示す約608アミノ酸から成る蛋白質を
各々生じ、配列番号1868で示したアミノ酸配列は、配列番号1870のヌク
レオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式を
とる。
のコード領域を表すnCfCLIC786のコード鎖である配列番号1875の翻
訳は、本明細書においてPCfCLIC262で示す約262アミノ酸から成る蛋
白質を各々生じ、配列番号1873で示したアミノ酸配列は、配列番号1875
のヌクレオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの
形式をとる。
コード領域を表すnCfPL21359のコード鎖である配列番号1885の翻訳は
、本明細書においてPCfPL2453で示す約453アミノ酸から成る蛋白質を
各々生じ、配列番号1883で示したアミノ酸配列は、配列番号1885のヌク
レオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式を
とる。
コード領域を表すnCfPL3243のコード鎖である配列番号1890の翻訳は
、本明細書においてPCfPL381で示す約81アミノ酸から成る蛋白質を各々
生じ、配列番号1888で示したアミノ酸配列は、配列番号1890のヌクレオ
チド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式をとる
。
コード領域を表すnCfPL4855のコード鎖である配列番号1899の翻訳は
、本明細書においてPCfPL4285で示す約285アミノ酸から成る蛋白質を
各々生じ、配列番号1897で示したアミノ酸配列は、配列番号1899のヌク
レオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式を
とる。
コード領域を表すnCfSVP1590のコード鎖である配列番号1904の翻訳は
、本明細書においてPCfSVP530で示す約530アミノ酸から成る蛋白質を
各々生じ、配列番号1902で示したアミノ酸配列は、配列番号1904のヌク
レオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式を
とる。
のコード領域を表すnCfVGCC2553のコード鎖である配列番号1917の翻
訳は、本明細書においてPCfVGCC851で示す約851アミノ酸から成る蛋
白質を各々生じ、配列番号1915で示したアミノ酸配列は、配列番号1917
のヌクレオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの
形式をとる。
コード領域を表すnCfAUP306のコード鎖である配列番号1922の翻訳は
、本明細書においてPCfAUP102で示す約102アミノ酸から成る蛋白質を
各々生じ、配列番号1920で示したアミノ酸配列は、配列番号1922のヌク
レオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式を
とる。
コード領域を表すnCf7B2801のコード鎖である配列番号1927の翻訳は
、本明細書においてPCf7B2267で示す約267アミノ酸から成る蛋白質を
各々生じ、配列番号1925で示したアミノ酸配列は、配列番号1927のヌク
レオチド1からヌクレオチド3までに延びる第1のインフレームコドンの形式を
とる。
明の引用HNC配列と最も近い配列相同性を共有する他の生物由来の核酸分子も
引用している。この相同性は、各HNC配列を、国立バイオテクノロジー情報セ
ンター(NCBI)国立医学図書館、国立衛生研究所(メリーランド州、ボルテ
ィモア)に提出して検索することによりBLASTネットワークを用いて決定し
た。このデータベースは、SwissProt+PIR+SPupdate+G
enPept+GPUpdate+PDBデータベースを含んでいる。その検索
は、xBLAST機能を使用してデフォルトパラメータを用いて行った。
BLASTネットワークを通じた検索により決定した本発明の引用HMT配列と
最も近い配列相同性を共有する他の生物由来の核酸分子も引用している。
番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配列番号l0、配
列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番号18、配列
番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番号25、配列番
号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号33、配列番号
34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号40、配列番号4
2、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48、配列番号15
3、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番号159、配列
番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165、配列番号16
7、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列番号1860、
配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列番号1866、
配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列番号1871、
配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列番号1876、
配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番号1881、
配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列番号I886、
配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列番号1891、
配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列番号1895、
配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列番号1900、
配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列番号1905、
配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列番号1909、
配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列番号1913、
配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列番号1918、
配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列番号1923、
配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列番号1928、
配列番号1929、及び/又は配列番号1931、又は表I、表II、表III
、及び/又は表IVのC.felis核酸配列、若しくはそれらの相補的配列に
類似してはいるが同一ではない配列を有する対立変異型であり得る。例えば、配
列番号1を含むC.felis ALN遺伝子の対立変異型は、本質的に、配列
番号1を含む遺伝子であるとゲノム中の同じ座に生じるが、例えば突然変異や組
換えにより引き起こされた自然な変化により、類似しているが同じではない配列
を有する。自然淘汰が通常、作用を及ぼす変更に対する選択を行うため、対立変
異型(つまり、引用した核酸配列に対応するか該核酸配列に関する対立遺伝子)
は、通常、それと比較される遺伝子によってコードされた蛋白質の活性と同様の
活性を有する蛋白質を通常コードする。遺伝子又は核酸分子の対立変異型は、さ
らに遺伝子の5’又は3’非翻訳領域(例えば調節制御領域)に変更を含み得る
。また、遺伝子又は核酸分子の対立変異型は、形成されつつある転写物の選択的
スプライシングに関与し、選択的エキソンを並置させ得る。対立変異型は当業者
には周知であり、ゲノムが二倍性であり有性生殖が対立遺伝子の組合せ直すがた
めにC.felisなどの所定のノミに自然に発生すると予測される。例えば、
配列番号162は、見かけ上、配列番号153の対立変異型又は同義遺伝子であ
る。
びHNC蛋白質をコードする遺伝子又は他の核酸分子とストリンジェントなハイ
ブリッド形成条件下でハイブリッド形成する核酸分子により各々コードされる。
本発明のHMT及びHNC蛋白質の最小サイズは、対応する天然蛋白質をコード
する核酸分子の補足的配列と安定なハイブリッドを形成できる(つまり、ストリ
ンジェントなハイブリッド形成条件下でハイブリッド形成することができる)核
酸分子によってコードされるのに十分なサイズである。そのような蛋白質をコー
ドする核酸分子のサイズは、核酸組成と、ノミHMT又はHNC核酸分子と補足
的な核酸配列との間のパーセント相同性によって決まる。所定の核酸分子の全体
にわたって相同な配列が散在しているか所定の核酸分子上の別個の領域にクラス
ター状になっている(つまり、集中している)かどうかに依存して、ストリンジ
ェントな条件下で安定なハイブリッドを形成するのに必要な相同性の範囲が変わ
り得ることは、容易に理解される。
することが可能な核酸分子の最小のサイズは、核酸分子がGC豊富な場合は通常
約12〜約15ヌクレオチド長であり、核酸分子がAT豊富な場合、約15〜約
17塩基である。本発明のMT又はHNC蛋白質同族体をコードするのに使用さ
れる核酸分子の最小のサイズは、約12〜約18ヌクレオチド長である。したが
って、本発明のHMT又はHNC蛋白質同族体の最小のサイズは、約4〜約6ア
ミノ酸長である。本発明の核酸分子が、遺伝子の一部、遺伝子全体又は同義遺伝
子を含み得るため、本発明のノミHMT又はHNC蛋白質をコードする核酸分子
の最大のサイズには、実際の限界以外の限界はない。本発明の核酸分子によりコ
ードされる蛋白質の好ましいサイズは、そのような蛋白質の全長部分、融合部分
、多価部分、又は機能的部分のどれが望まれるかによる。
れる遺伝子の所定の物性に基づいて決定され、数学的に定義することが可能であ
る。ストリンジェントなハイブリッド形成条件は、当該技術分野に習熟している
者が相同な核酸分子間の有意な類似性を同定するのを許容する、実験的パラメー
タである。そのような条件は、当業者に周知である。例えば、サンブルック(S
ambrook)等、1989年、Molecular Cloning:A
Laboratory Manual, Cold Spring Harbo
r Labs Pressや、マインコス(Meinkoth)等、1984年
、Anal.Biochem.138、267−284を参照されたい。この引
用した参考文献に詳細に説明されるように、ハイブリッド形成条件の決定は、イ
オン強度(M、即ちモル/リットル)、ハイブリッド形成温度(℃)、核酸ヘリ
ックス不安定化剤(ホルムアミドなど)の濃度、最短のハイブリッド二重らせん
の平均長(n)、及び未知の核酸分子とハイブリッド形成するフラグメントのG
+Cパーセント組成を始めとする1組の変数の操作を含む。約150以上のヌク
レオチドから成る核酸分子の場合、所定核酸分子の融解温度Tmを計算するため
に、そのような変数が標準的な数式に挿入される。以下の式で定義されるように
、Tmは、2つの補足的核酸分子鎖が100%の相補性を有すると仮定したとき
の、該2つの核酸分子鎖が解離する温度である。
0.61(%ホルムアミド) 約50ヌクレオチドより小さな核酸分子の場合、ハイブリッドの安定性は解離
温度Tdによって定義される。解離温度Tdは、二重らせんの50%が解離する
温度として定義される。そのような小分子の場合、標準的イオン強度における安
定性は次の方程式によって定義される。
℃の温度が使用される。 塩基対誤対合、すなわち比較されている2つの核酸分子間の相違が異なるサイ
ズの核酸分子のTm又はTdにいかに影響を与えるかということも、当業者に周
知である。塩基対誤対合には、所定位置での塩基対の非相補性や、比較されてい
る核酸分子のいずれか一方の所与位置における1又は複数の挿入又は欠失による
ギャップが挙げられる。例えば、約150bpより大きいハイブリッドでは1%
の各誤対合塩基対に対して、Tmが約1℃低下する。約50bpより小さいのハ
イブリッドでは各誤対合塩基対に対して、Tdが5℃低下する。約50〜約15
0塩基対の間のハイブリッドのための条件は、当業者に周知の標準的な研究方法
を使用して、経験的にかつ過度の実験を行わずに決定することが可能である。そ
のような簡単な方法により、当業者は、特定の%より大きな塩基対誤対合を有す
る核酸ハイブリッドのみがハイブリッド形成するように、例えば塩濃度、ホルム
アミド濃度又は温度を変えることにより)ハイブリッド形成条件を設定すること
ができる。ストリンジェントなハイブリッド形成条件は、約30%以下の塩基対
誤対合(即ち約70%の相同性)を許容する実験条件であるものとして、当業者
には通常理解されている。当業者は、試験する所定の核酸分子が約50ヌクレオ
チドより小さいか大きいかを容易に決定でき、従ってハイブリッド形成条件に適
した式を選択できるため、核酸分子がストリンジェントなハイブリッド形成条件
下で所定の遺伝子とハイブリッド形成するかどうか、また同様に、核酸分子が所
望量の塩基対誤対合を許容するよう設計された条件下でハイブリッド形成するか
どうかを、当業者は決定することができる。
体に取り付け、次に、ハイブリダイゼーション溶液に懸濁させた通常プローブと
呼ばれる標識した核酸分子とハイブリッド形成することにより、行なわれること
が多い。一般的なハイブリッド形成反応技術の例としては、有名なサザンブロッ
ティング法とノーザンブロッティング法が挙げられるが、それらに限定されるわ
けではない。通常、実際のハイブリッド形成反応は、非ストリンジェントな条件
下、つまり、低い温度及び/又は高い塩濃度で行われてから、所望のストリンジ
ェンシーを達成するためにより高い温度及び/又はより低い塩濃度の溶液中で膜
を洗浄することにより高いストリンジェンシーを達成する。
塩基対誤対合を許容する条件下でハイブリッド形成する核酸分子を同定したい場
合、以下の条件を使用することが可能である。既知のノミ核酸配列から計算され
るように、ノミDNAの平均G+C含量は約37%である。未知の核酸分子を支
持膜に取り付け、150bpプローブを放射性標識等により標識する。ハイブリ
ッド形成反応は、2×SSCと0%ホルムアミドを含有する溶液中で、370℃
にて行われ得る(低ストリンジェンシー条件)。当業者は、20×SSC(水1
リットルに175.3グラムのNaClと約88.2グラムのクエン酸ナトリウ
ム、pH7)のストック溶液を希釈することにより、様々なSSC濃度の溶液を
作製し、所望濃度のSSCを得ることが可能である。熟練者には、30%までの
塩基対誤対合を許容するのに必要な洗浄条件を計算される。例えば、1×SSC
と0%ホルムアミドを含有する洗濯溶液では、完全なハイブリッドのTmは約7
7℃である。
0/150)−(0.61×0)=77.5℃ 従って、約30%の塩基対誤対合を有する核酸分子とのハイブリッド形成を達
成するには、ハイブリッド形成の洗浄が47.5℃以下の温度で実行されるだろ
う。従って、本明細書に開示した所望の塩基対誤対合の割合と、式と、G/C含
量とに基づき、さらなるハイブリッド形成温度を計算することは、当該技術にお
ける1つの技術の範囲内に包含される。例えば、当業者には、本明細書で特定し
た配列を有する本発明の核酸分子に対するハイブリッド形成を試験する核酸分子
が150のヌクレオチドより長くなるとき、30%までの塩基対誤対合を許容す
るハイブリッド形成反応用のTmは、47.5℃から大きくは変化しないことが
理解される。
ータプログラムが存在することが当該技術技術でよく知られている。そのような
コンピュータプログラムは、同一性パーセントやハイブリッド核酸分子間のギャ
ップの数及び長さを決定する様々な既知の方法を含んでいる。アミノ酸配列間の
同一性パーセントや核酸配列間の同一性パーセントを決定する好ましい方法には
、核酸配列又はアミノ酸配列を比較及び分析することを目的とした1又は複数の
市販のコンピュータプログラムを使用した分析が挙げられる。そのようなコンピ
ュータプログラムには、Wisconsin Package Version
9.0配列分析ソフトウェア(ウィスコンシン州マディソン所在のGenet
ics Computer Group(GCGTM)より入手可能)、DNAs
isTM(カリフォルニア州サンブルーノ所在の日立ソフトウェアより入手可能)
、MacVectorTM(コネティカット州ニューヘブン所在のイーストマンコ
ダック社より入手可能)が挙げられるが、それらに限定されるわけではない。ア
ミノ酸配列中や核酸配列中の同一性パーセントを決定する好ましい方法は、以後
デフォルトパラメータと称する、GCGTM Wisconsin Packag
e Version 9.0配列分析ソフトウェアでペアワイズ比較に関するG
APプログラムを使用することを含む。
、MALV、OS−D、NMDA、CLBP、NAH、CLIC、PL2、PL
3、PL4、SVP、VGCC、AUP、及び7B2蛋白質を含む。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号3及び配列番号6から成るグループより選
択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質か
ら成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号9及び配列番号12から成るグループより
選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質
から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号15及び配列番号18から成るグループ
より選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋
白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号21、配列番号24、配列番号1860
、配列番号1863及び配列番号1866から成るグループより選択された核酸
分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号27及び配列番号30から成るグループ
より選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋
白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号33及び配列番号36から成るグループ
より選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋
白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号39及び配列番号42から成るグループ
より選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋
白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号45及び配列番号48から成るグループ
より選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋
白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号155、配列番号158、配列番号16
1、配列番号164、配列番号167及び配列番号170から成るグループより
選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質
から成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号1869及び配列番号1871から成るグ
ループより選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードさ
れる蛋白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号1874及び配列番号1876から成る
グループより選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコード
される蛋白質から成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号1879、配列番号1881、配列番号1
884及び配列番号1886から成るグループより選択された核酸分子とハイブ
リッド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号1889及び配列番号1891から成る
グループより選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコード
される蛋白質から成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号1893、配列番号1895、配列番号1
898及び配列番号1900から成るグループより選択された核酸分子とハイブ
リッド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号1903及び配列番号1905から成るグ
ループより選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードさ
れる蛋白質から成る。
容する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下
で、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ま
しくは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10
%以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基
対誤対合を許可する条件下で、配列番号1907、配列番号1909、配列番号
1911、配列番号1913、配列番号1916、及び配列番号1918から成
るグループより選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコー
ドされる蛋白質から成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、配列番号1921及び配列番号1923から成るグ
ループより選択された核酸分子とハイブリッド形成する核酸分子によりコードさ
れる蛋白質から成る。
する条件下で、より好ましくは約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で
、より好ましくは約20%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好まし
くは約15%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約10%
以下の塩基対誤対合を許可する条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対
誤対合を許可する条件下で、表I、表II、表III、及び/又は表IVの核酸
配列に相補的な核酸配列から成るグループより選択された核酸分子とハイブリッ
ド形成する核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号3及び配列番号6から成るグループより選択された単離核酸配列
とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミALN蛋白質から成る
。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号9及び配列番号13から成るグループより選択された単離核酸配
列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミCBP蛋白質から成
る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号15及び配列番号18から成るグループより選択された単離核酸
配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミNKAB蛋白質か
ら成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号21、配列番号24、配列番号1860、配列番号1863及び
配列番号1866から成るグループより選択された単離核酸配列とハイブリッド
形成する核酸分子によりコードされるノミLGIC蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号27及び配列番号30から成るグループより選択された単離核酸
配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミANON蛋白質か
ら成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号33及び配列番号36から成るグループより選択された単離核酸
配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミMALV蛋白質か
ら成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号39及び配列番号42から成るグループより選択された単離核酸
配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミOS−D蛋白質か
ら成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号45及び配列番号48から成るグループより選択された単離核酸
配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミNMDA蛋白質か
ら成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号155、配列番号158、配列番号161、配列番号164、配
列番号167及び配列番号170から成るグループより選択された単離核酸配列
とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミCLBP蛋白質から成
る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1869及び配列番号1871から成るグループより選択された
単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミNAH蛋
白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1874及び配列番号1876から成るグループより選択された
単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミCLIC
蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1879、配列番号1881、配列番号1884及び配列番号1
886から成るグループより選択された単離核酸配列とハイブリッド形成する核
酸分子によりコードされるノミPL2蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1889及び配列番号1891から成るグループより選択された
単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミPL3蛋
白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1893、配列番号1895、配列番号1898及び配列番号1
900から成るグループより選択された単離核酸配列とハイブリッド形成する核
酸分子によりコードされるノミPL4蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1903及び配列番号1905から成るグループより選択された
単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミSVP蛋
白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1907、配列番号1909、配列番号1911、配列番号19
13、配列番号1916、及び配列番号1918から成るグループより選択され
た単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミVGC
C蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1921及び配列番号1923から成るグループより選択された
単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノミAUP蛋
白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、配列番号1926、配列番号28及び配列番号31から成るグループより
選択された単離核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされるノ
ミ7B2蛋白質から成る。
ミドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度
で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件
下で、表I、表II、表III、及び/又は表IVの核酸配列に相補的な核酸配
列から成るグループより選択された単離核酸分子とハイブリッド形成する核酸分
子によりコードされるノミHMT及び/又はHNC蛋白質から成る。
の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ましくは
約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましくは約8
5%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは約95
%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上のヌクレ
オチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すなわち部
分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis Ve
rsion 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合による
Compare(比較)関数を用いて決定される。
0の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ましく
は約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましくは約
85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは約9
5%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上のヌク
レオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すなわち
部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis V
ersion 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合によ
るCompare(比較)関数を用いて決定される。
号16の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ま
しくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましく
は約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは
約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上の
ヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すな
わち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis
Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合
によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
配列番号1861、及び/又は配列番号1864の核酸配列を有する核酸分子と
好ましくは約70%以上相同な、より好ましくは約75%以上相同な、より好ま
しくは約80%以上相同な、より好ましくは約85%以上相同な、より好ましく
は約90%以上相同な、さらに好ましくは約95%以上相同な核酸分子によりコ
ードされる蛋白質から成る。約18以上のヌクレオチドである核酸分子によりコ
ードされた該蛋白質のフラグメント(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使
用する同一性パーセントは、DNAsis Version 2.1プログラム
のデフォルトパラメータを用いた最大対合によるCompare(比較)関数を
用いて決定される。
号28の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ま
しくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましく
は約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは
約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上の
ヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すな
わち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis
Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合
によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
号34の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ま
しくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましく
は約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは
約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上の
ヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すな
わち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis
Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合
によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
号40の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ま
しくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましく
は約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは
約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上の
ヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すな
わち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis
Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合
によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
号46の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ま
しくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましく
は約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは
約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上の
ヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すな
わち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis
Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合
によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
6、配列番号159、配列番号162、配列番号165及び/又は配列番号16
8の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ましく
は約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましくは約
85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは約9
5%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上のヌク
レオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すなわち
部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis V
ersion 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合によ
るCompare(比較)関数を用いて決定される。
番号1870の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、よ
り好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好
ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ま
しくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18
以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント
(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNA
sis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最
大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
列番号1875の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、
より好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より
好ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好
ましくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約1
8以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメン
ト(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DN
Asis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた
最大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
78、配列番号1880、配列番号1882、及び/又は配列番号1885の核
酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、より好ましくは約7
5%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好ましくは約85%
以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ましくは約95%以
上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18以上のヌクレオチ
ドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント(すなわち部分)
も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNAsis Vers
ion 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合によるCo
mpare(比較)関数を用いて決定される。
列番号1890の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、
より好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より
好ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好
ましくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約1
8以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメン
ト(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DN
Asis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた
最大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
94、配列番号1896及び/又は配列番号1899の核酸配列を有する核酸分
子と好ましくは約70%以上相同な、より好ましくは約75%以上相同な、より
好ましくは約80%以上相同な、より好ましくは約85%以上相同な、より好ま
しくは約90%以上相同な、さらに好ましくは約95%以上相同な核酸分子によ
りコードされる蛋白質から成る。約18以上のヌクレオチドである核酸分子によ
りコードされた該蛋白質のフラグメント(すなわち部分)も好ましい。本明細書
に使用する同一性パーセントは、DNAsis Version 2.1プログ
ラムのデフォルトパラメータを用いた最大対合によるCompare(比較)関
数を用いて決定される。
番号1904の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、よ
り好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好
ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ま
しくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18
以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント
(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNA
sis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最
大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
908、配列番号1910、配列番号1912、配列番号1914及び/又は配
列番号1917の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、
より好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より
好ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好
ましくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約1
8以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメン
ト(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DN
Asis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた
最大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
番号1922の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%以上相同な、よ
り好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上相同な、より好
ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同な、さらに好ま
しくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質から成る。約18
以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質のフラグメント
(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセントは、DNA
sis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメータを用いた最
大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
27及び/又は配列番号1929の核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約7
0%以上相同な、より好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%
以上相同な、より好ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上
相同な、さらに好ましくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白
質から成る。約18以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋
白質のフラグメント(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パ
ーセントは、DNAsis Version 2.1プログラムのデフォルトパ
ラメータを用いた最大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定され
る。
表III、及び/又は表IVの核酸配列を有する核酸分子と好ましくは約70%
以上相同な、より好ましくは約75%以上相同な、より好ましくは約80%以上
相同な、より好ましくは約85%以上相同な、より好ましくは約90%以上相同
な、さらに好ましくは約95%以上相同な核酸分子によりコードされる蛋白質か
ら成る。約18以上のヌクレオチドである核酸分子によりコードされた該蛋白質
のフラグメント(すなわち部分)も好ましい。本明細書に使用する同一性パーセ
ントは、DNAsis Version 2.1プログラムのデフォルトパラメ
ータを用いた最大対合によるCompare(比較)関数を用いて決定される。
アミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号2又は配列番号5のアミノ酸配列を有
する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号2又は
配列番号5のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくと
も1つのエピトープを含む。同様に、配列番号1/又は配列番号4の核酸配列を
有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号8又は配列番号11のアミノ酸配列
を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号8
又は配列番号11のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少
なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号7及び/又は配列番号10
の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質
も好ましい。
17のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号14又は配列番号17のアミノ
酸配列を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列
番号14又は配列番号17のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘
発する少なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号13及び/又は配
列番号16の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードさ
れた蛋白質も好ましい。
3又は配列番号1862のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号20、配列
番号23又は配列番号1862のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族体から成る
蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号20、配列番号23又は配列番号1
862のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1
つのエピトープを含む。同様に、配列番号19、配列番号22、配列番号185
9、配列番号1861及び/又は配列番号1864の核酸配列を有する核酸分子
又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
29のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号26又は配列番号29のアミノ
酸配列を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列
番号26又は配列番号29のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘
発する少なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号25及び/又は配
列番号28の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードさ
れた蛋白質も好ましい。
35のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号32又は配列番号35のアミノ
酸配列を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列
番号32又は配列番号35のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘
発する少なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号31及び/又は配
列番号34の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードさ
れた蛋白質も好ましい。
41のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号38又は配列番号41のアミノ
酸配列を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列
番号38又は配列番号41のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘
発する少なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号37及び/又は配
列番号40の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードさ
れた蛋白質も好ましい。
47のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号44又は配列番号47のアミノ
酸配列を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列
番号44又は配列番号47のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘
発する少なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号43及び/又は配
列番号46の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードさ
れた蛋白質も好ましい。
157、配列番号160、配列番号163、配列番号166又は配列番号169
のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号154、配列番号157、配列番号
160、配列番号163、配列番号166又は配列番号169のアミノ酸配列を
有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号15
4、配列番号157、配列番号160、配列番号163、配列番号166又は配
列番号169のアミノ酸配列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なく
とも1つのエピトープを含む。同様に、配列番号153、配列番号156、配列
番号159、配列番号162、配列番号165及び/又は配列番号168の核酸
配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ま
しい。
配列を有する蛋白質と、配列番号1868のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族
体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1868のアミノ酸配列
を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む
。同様に、配列番号1867及び/又は配列番号1870の核酸配列を有する核
酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
酸配列を有する蛋白質と、配列番号1873のアミノ酸配列を有する蛋白質の同
族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1873のアミノ酸配
列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含
む。同様に、配列番号1872及び/又は配列番号1875の核酸配列を有する
核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
配列を有する蛋白質と、配列番号1883のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族
体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1883のアミノ酸配列
を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む
。同様に、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番号
1882、及び/又は配列番号1885の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸
分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
配列を有する蛋白質と、配列番号1888のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族
体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1888のアミノ酸配列
を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む
。同様に、配列番号1887及び/又は配列番号1890の核酸配列を有する核
酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
配列を有する蛋白質と、配列番号1897のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族
体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1897のアミノ酸配列
を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む
。同様に、配列番号1892、配列番号1894、配列番号1896及び/又は
配列番号1899の核酸配列を有する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコ
ードされた蛋白質も好ましい。
配列を有する蛋白質と、配列番号1902のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族
体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1902のアミノ酸配列
を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む
。同様に、配列番号1901及び/又は配列番号1904の核酸配列を有する核
酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
酸配列を有する蛋白質と、配列番号1915のアミノ酸配列を有する蛋白質の同
族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1915のアミノ酸配
列を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含
む。同様に、配列番号1906、配列番号1908、配列番号1910、配列番
号1912、配列番号1914及び/又は配列番号1917の核酸配列を有する
核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
配列を有する蛋白質と、配列番号1920のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族
体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、配列番号1920のアミノ酸配列
を有する蛋白質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む
。同様に、配列番号1919及び/又は配列番号1922の核酸配列を有する核
酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
号1930のアミノ酸配列を有する蛋白質と、配列番号1925又は配列番号1
930のアミノ酸配列を有する蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該
同族体は、配列番号1925又は配列番号1930のアミノ酸配列を有する蛋白
質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む。同様に、配
列番号1924、配列番号1927及び/又は配列番号1929の核酸配列を有
する核酸分子又は該核酸分子の同族体によりコードされた蛋白質も好ましい。
表III、及び/又は表IVの核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を有す
る蛋白質と、表I、表II、表III、及び/又は表IVの核酸配列によりコー
ドされた蛋白質の同族体から成る蛋白質とを包含する。該同族体は、表I、表I
I、表III、及び/又は表IVの核酸配列によりコードされた蛋白質に対する
免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープを含む。
コードされた蛋白質である:nCfALN2057、nCfALN1152、nCfCB
P1128、nCfCBP816、nCfNKAB1714、nCfNKAB978、nCfL
GIC2240、nCfLGIC1707、nCfANON1429、nCfANON1194、
nCfMALV765、nCfMALV762、nCfOSD604、nCfOSD405、
nCfNMDA1227、nCfNMDA738、nCfCLBP1A633、nCfCL
BPlA441、nCfCLBP2A631、nCfCLBP2A441、nCfLGI
C2739、nCfLGIG2016、nCfNAH2080、nCfNAH1824、nCfC
LIC2283、nCfCLIC786、nCfPL21291、nCfPL21173、nC
fPL3406、nCfPL3243、nCfPL4974、nCfPL41043、nCf
PL41062、nCfPL4855、nCfSVP1875、nCfSVP1590、nCf
VGCC381、nCfVGCC2191、nGfVGGC1968、nCfVGCC673、
nGfVGCC3126、nGfVGCC2553、nCfAUP1181、nCfAUP30 6 、nCf7B22161、nCf7B2801、nCf7B2741、又はそれらの核酸
分子のうちの任意のものの対立変異型。別の好ましい単離蛋白質は、配列番号1
、配列番号4、配列番号7、配列番号10、配列番号13、配列番号16、配列
番号19、配列番号22、配列番号25、配列番号28、配列番号31、配列番
号34、配列番号37、配列番号40、配列番号43、配列番号46、配列番号
153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列番号165、
配列番号168、配列番号1859、配列番号1861、配列番号1864、配
列番号1867、配列番号1870、配列番号1872、配列番号1875、配
列番号1877、配列番号1878、配列番号1881、配列番号1882、配
列番号1885、配列番号1887、配列番号1890、配列番号1892、配
列番号1894、配列番号1896、配列番号1899、配列番号1901、配
列番号1904、配列番号1906、配列番号1908、配列番号1910、配
列番号1912、配列番号1914、配列番号1917、配列番号1919、配
列番号1922、配列番号1924、配列番号1927及び/又は配列番号19
29の核酸配列を有する核酸分子によりコードされるか、若しくは上記に列挙し
た核酸分子のうちの任意のものの対立変異型よりコードされた蛋白質である。
AB326、PCfLGIC569、PCfANON398、PCfMALV254、PCf
OSD135、PCfNMDA246、PCfCLBP1A147またはPCfCLBP
2A147と約70%以上、好ましくは約80%以上、好ましくは約85%以上、
好ましくは約90%以上、さらに好ましくは約95%以上、さらに好ましくは約
100%相同な蛋白質から成る。PCfALN384、PCfCBP272、PCfN
KAB326、PCfLGIC569、PCfANON398、PCfMALV254、PC
fOSD135、PCfNMDA246、PCfCLBP1A147、PCfCLBP2
A147、PCffLGIC672、PCfNAH608、PCfCLIC262、PCfP
L2391、PCfPL381、PCfPL4285、PCfSVP530、PCfVGC
C851、PCfAUP102、PCf7B2267、PCf7B2247の蛋白質をコード
する核酸分子の対立変異型によりコードされた蛋白質も好ましい。さらに、少な
くとも約6つのアミノ酸残基を有するそれらのフラグメントも好ましい。
、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、
配列番号44、配列番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号1
69、配列番号1862、配列番号1868、配列番号1873、配列番号18
79、配列番号1883、配列番号1888、配列番号1897、配列番号19
02、配列番号1915、配列番号1920、配列番号1925及び/又は配列
番号1930のアミノ酸配列と約70%以上、好ましくは約80%以上、より好
ましくは約85%以上、さらに好ましくは約90%以上、さらに好ましくは約9
5%以上、さらに好ましくは約100%のと相同なアミノ酸配列を有する蛋白質
と、配列番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配
列番号32、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号160、
配列番号163、配列番号169、配列番号1862、配列番号1868、配列
番号1873、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1888、配列
番号1897、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1920、配列
番号1925及び/又は配列番号1930のアミノ酸配列を有するHMT及びH
NC蛋白質をコードする核酸分子の対立変異型によりコードされた蛋白質が含ま
れる。さらに、少なくとも約6つのアミノ酸残基を有するそれらのフラグメント
も好ましい。
配列番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配列番
号32、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号160、配列
番号163、配列番号169、配列番号1862、配列番号1868、配列番号
1873、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1888、配列番号
1897、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1920、配列番号
1925及び/又は配列番号1930のアミノ酸配列(配列番号2、配列番号8
、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、
配列番号44、配列番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号1
69、配列番号1862、配列番号1868、配列番号1873、配列番号18
79、配列番号1883、配列番号1888、配列番号1897、配列番号19
02、配列番号1915、配列番号1920、配列番号1925及び/又は配列
番号1930のアミノ酸配列から成る蛋白質、融合蛋白質、多価蛋白質を含むが
それらに限定されるわけではない)と、配列番号2、配列番号8、配列番号14
、配列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、
配列番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号
1862、配列番号1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号
1883、配列番号1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号
1915、配列番号1920、配列番号1925及び/又は配列番号1930の
アミノ酸配列を有する蛋白質をコードする核酸分子の対立変異型によりコードさ
れた蛋白質を含む。
アミノ酸、好ましくは約50以上のアミノ酸、より好ましくは約100以上のア
ミノ酸、より好ましくは約200以上のアミノ酸、より好ましくは約250以上
のアミノ酸、より好ましくは約300以上のアミノ酸、より好ましくは約350
以上のアミノ酸、より好ましくは約400以上のアミノ酸、より好ましくは約5
00以上のアミノ酸、より好ましくは約550以上のアミノ酸、さらに好ましく
は約575以上のアミノ酸のアミノ酸配列を含む。別の実施態様では、好ましい
ノミHMT及びHNC蛋白質は、完全長の蛋白質、すなわち、完全長のコード領
域によってコードされた蛋白質又はその翻訳後修飾蛋白質(例えば開始メチオニ
ン及び/又はシグナル配列若しくは「プロ」配列が除去された成熟蛋白質)を含
む。
酸、より好ましくは約10以上のアミノ酸、より好ましくは約15以上のアミノ
酸、より好ましくは約20以上のアミノ酸、より好ましくは約25以上のアミノ
酸、より好ましくは約30以上のアミノ酸、より好ましくは約35以上のアミノ
酸、より好ましくは約40以上のアミノ酸、より好ましくは約45以上のアミノ
酸、より好ましくは約50以上のアミノ酸、より好ましくは約55以上のアミノ
酸、より好ましくは約60以上のアミノ酸、より好ましくは約65以上のアミノ
酸、より好ましくは約70以上のアミノ酸、より好ましくは約75以上のアミノ
酸、より好ましくは約80以上のアミノ酸、より好ましくは約85以上のアミノ
酸、より好ましくは約90以上のアミノ酸、より好ましくは約95以上のアミノ
酸、さらに好ましくは約100のアミノ酸の長さを有する。
nCfALN1152、nCfCBP1128、nCfCBP816、nCfNKAB1714
、nCfNKAB978、nCfLGIC2240、nCfLGIC1707、nCfAN
ON1429、nCfANON1194、nCfMALV765、nCfMALV762、nC
fOSD604、nCfOSD405、nCfNMDA1227、nCfNMDA738、n
CfCLBP1A633、nCfCLBPlA441、nCfCLBP2A631、nC
fCLBP2A441、nCfLGIC2739、nCfLGIG2016、nCfNAH2 080 、nCfNAH1824、nCfCLIC2283、nCfCLIC786、nCfPL
21291、nCfPL21173、nCfPL3406、nCfPL3243、nCfPL4 974 、nCfPL41043、nCfPL41062、nCfPL4855、nCfSVP18 75 、nCfSVP1590、nCfVGCC381、nCfVGCC2191、nGfVG
GC1968、nCfVGCC673、nGfVGCC3126、nGfVGCC2553、n
CfAUP1181、nCfAUP306、nCf7B22161、nCf7B2801、nC
f7B2741、の少なくとも一部を含む核酸分子によりコードされた蛋白質と、
そのような核酸分子の対立変異型によってコードされたHMT及びHNC蛋白質
が含まれる。そのようなHMT及びHNC核酸分子の一部は、好ましくは長さが
18以上のヌクレオチドである。
号16、配列番号19、配列番号22、配列番号25、配列番号28、配列番号
31、配列番号34、配列番号37、配列番号40、配列番号43、配列番号4
6、配列番号153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列
番号165、配列番号168、配列番号1859、配列番号1861、配列番号
1864、配列番号1867、配列番号1870、配列番号1872、配列番号
1875、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1881、配列番号
1882、配列番号1885、配列番号1887、配列番号1890、配列番号
1892、配列番号1894、配列番号1896、配列番号1899、配列番号
1901年、配列番号1904、配列番号1906、配列番号1908、配列番
号1910、配列番号1912、配列番号1914、配列番号1917、配列番
号1919、配列番号1922、配列番号1924、配列番号1927及び/又
は配列番号1929の少なくとも一部を含む核酸配列を有する核酸分子によりコ
ードされたHMT及びHNC蛋白質及びそのような核酸分子の対立変異型により
コードされたHMT及びHNC蛋白質も好ましい。そのようなHMT及びHNC
核酸分子の一部は、好ましくは長さが18以上のヌクレオチドである。
は、長さが約15以上のヌクレオチド、より好ましくは約18以上のヌクレオチ
ド、より好ましくは約20以上のヌクレオチド、より好ましくは約25以上のヌ
クレオチド、より好ましくは約30以上のヌクレオチド、より好ましくは約40
以上のヌクレオチド、より好ましくは約50以上のヌクレオチド、より好ましく
は約100以上のヌクレオチド、より好ましくは約150以上のヌクレオチド、
より好ましくは約350以上のヌクレオチド、より好ましくは約450以上のヌ
クレオチド、より好ましくは約550以上のヌクレオチド、より好ましくは約6
50以上のヌクレオチド、より好ましくは約750以上のヌクレオチド、より好
ましくは約1000以上のヌクレオチド、より好ましくは約1500以上のヌク
レオチド、より好ましくは約1750以上のヌクレオチド、より好ましくは約2
000以上のヌクレオチド、さらに好ましくは約2250以上のヌクレオチドを
含む核酸分子によりコードされる。この実施態様の範囲内に、nCfALN2057 、nCfALN1152、nCfCBP1128、nCfCBP816、nCfNKAB171 4 、nCfNKAB978、nCfLGIC2240、nCfLGIC1707、nCfAN
ON1429、nCfANON1194、nCfMALV765、nCfMALV762、nC
fOSD604、nCfOSD405、nCfNMDA1227、nCfNMDA738、n
CfCLBP1A633、nCfCLBPlA441、nCfCLBP2A631、nC
fCLBP2A441、nCfLGIC2739、nCfLGIG2016、nCfNAH2 080 、nCfNAH1824、nCfCLIC2283、nCfCLIC786、nCfPL
21291、nCfPL21173、nCfPL3406、nCfPL3243、nCfPL4 974 、nCfPL41043、nCfPL41062、nCfPL4855、nCfSVP18 75 、nCfSVP1590、nCfVGCC381、nCfVGCC2191、nGfVG
GC1968、nCfVGCC673、nGfVGCC3126、nGfVGCC2553、n
CfAUP1181、nCfAUP306、nCf7B22161、nCf7B2801、nC
f7B2741の少なくとも一部によりコードされたHMT蛋白質又はそのような
核酸分子の任意のものの対立変異型によりコードされるHMT蛋白質がある。さ
らに別の実施態様において、本発明の好ましいノミHMT及びHNC蛋白質は、
見かけ上完全長のHMT又はHNCコード領域を各々含む核酸分子、つまり見か
け上完全長のHMT又はHNC蛋白質をコードする核酸分子によってコードされ
る。
れた時にノミ侵襲から該動物を保護する阻害剤を創出するために使用することが
可能である。本発明によれば、ノミ侵襲から動物を保護する本発明の阻害剤の能
力は、ノミによって引き起こされた侵襲を例えば治療し、改善し、及び/又は予
防する該蛋白質の能力のことを指す。特に「ノミ侵襲からの動物の保護」という
句は、動物上及び動物周囲のノミの個体数増大の可能性を減らす(つまりノミに
よる被害を減らす)ことを指す。好ましくは、ノミ個体数の大きさは、動物がノ
ミによってもはや悩まされないという程度まで最良に減小する。本明細書に使用
する場合、宿主動物とは、ノミが該動物の皮膚に付着して該動物の皮膚を介して
摂食できる、動物のことを指す。ノミや他の外部寄生虫は、長期間宿お主動物に
頼って生活してもよいし、摂食するために動物に一時的にくっついてもよい。任
意の時において、ノミの個体数のうちのある割合が宿主動物上に存在する一方で
、残りは動物の環境にいてもよい。そのような環境は、成ノミだけでなくノミの
卵及び/又はノミの幼虫も含み得る。該環境は、該環境の中にいるノミが宿主動
物上に対してくっついたり離れたりすることが可能な任意のサイズである。例え
ば、動物の環境には作物等の植物が含まれ、それを介してノミは動物に寄生する
。そのため、動物それ自身にかかるノミによる被害を減らすだけでなく、動物の
環境におけるノミによる被害を減らすこと望ましい。
質的に引き起こすことができない任意のノミを含んでいる。標的とするのに好ま
しいノミには、以下の属のノミが含まれる:Ctenocephalides、
Cyopsyllus、Diamanus(Oropsylla)、Echid
nophaga、Nosopsyllus、Pulex、Tunga、及びXe
nopsylla。その中でも、Ctenocephalides canis
、Ctenocephalides felis、Diamanus mont
anus、Echidnophaga gallinacea、Nosopsy
llus faciatus、Pulex irritans、Pulex s
imulans、Tunga penetrans及びXenopsylla
cheopis属はより好ましく、C.felisはさらに好ましい。そのよう
なノミも、本発明の蛋白質又は核酸分子の単離用に好まれる。
合セグメントに取り付けられたノミHMT及び/又はHNC蛋白質含有ドメイン
を有する融合蛋白質である。本発明の使用に適した融合セグメントは、蛋白質の
安定性を増強するセグメントには、ノミHMT及び/又はHNC蛋白質に対する
免疫応答を増強する免疫増強剤として作用するセグメント、及び/又は(例えば
親和性クロマトグラフィーにより)ノミHMT及び/又はHNG蛋白質の精製を
促進するセグメントが含まれるが、それらに限定されるわけではない。適切な融
合セグメントは、所望の機能(例えば、安定性の増加の付与、蛋白質免疫性を蛋
白質に増加させてかつ、または、蛋白質の精製を単純化する)を有する任意のサ
イズのドメインである。融合セグメントは、蛋白質のHMT含有ドメイン及び/
又はHNC含有ドメインのアミノ末端及び/又はカルボキシル末端につなげるこ
とが可能であり、ノミHMT及び/又はHNC蛋白質の直接の回復を可能にする
ために分裂に弱くなりえる。融合蛋白質は、HMT含有ドメイン及び/又はHN
C含有ドメインのカルボキシル末端及び/又はアミノ末端に取り付けられた融合
セグメントを含む蛋白質をコードする融合核酸で形質転換した組換え細胞を培養
することにより好ましくは生産される。好ましい融合セグメントには、金属結合
ドメイン(例えばポリヒスチジンセグメント)、免疫グロブリン結合ドメイン(
例えばプロテインA、プロテインG、T細胞、B細胞、Fc受容体又は補体蛋白
質抗体結合ドメイン)、糖結合ドメイン(例えばマルトース結合ドメイン)、及
び/又は「タグ」ドメイン(例えば、β−ガラクトシダーゼの少なくとも一部、
連鎖球菌タグペプチド、T7タグペプチド、FlagTMペプチド、又はモノクロ
ーナル抗体等のドメインと結合する化合物を用いて精製可能な他のドメイン)が
含まれる。より好ましい融合セグメントには、ポリヒスチジンセグメント等の金
属結合ドメイン、マルトース結合ドメイン、フロリダ州タンパ所在のBiome
tra社より入手可能な連鎖球菌タグペプチド、並びにS10ペプチドが含まれ
る。
本明細書に使用する場合、本発明のノミHMT及び/又HNC蛋白質の模倣分子
とは、主に該模倣分子が特定のHMT及び/又HNC蛋白質を模倣する構造を有
するが為にそのようなHMT及び/又HNC蛋白質の活性を模倣することが可能
な任意の化合物を指す。模倣分子には、すべてのDレトロペプチドなどの、分解
への感受性が低下するよう修飾されたペプチド、抗イディオタイプ抗体及び/又
は触媒抗体、それらのフラグメント、単離蛋白質の非蛋白質性免疫原性部分(例
えば炭水化物構造)、及び核酸を含めた合成又は天然の有機分子が含まれるが、
それらに限定されるわけではない。そのような模倣分子は、本発明の蛋白質のコ
ンピュータ生成構造を使用して設計することが可能である。模倣分子は、オリゴ
ヌクレオチド、ペプチド又は他の有機分子のような分子の無作為サンプルを生成
し、該サンプルを対応する結合相手を用いて親和性クロマトグラフィー技術によ
りスクリーニングすることによっても得ることが可能である。
MT cDNAライブラリ、HNC cDNAライブラリ、又は両方のライブラ
リから単離可能な核酸分子ノミHMTを含む、単離核酸分子である。本明細書で
使用する場合、HMT及びHNC核酸分子は、HMT及び/又はHNC核酸分子
と同じ意味である。そのような核酸分子の同定特徴は先に説明している。本発明
の核酸分子は、単離した天然のノミHMT及び/又はHNC遺伝子又はその同族
体を含み得る。該同族体については以下に詳しく説明する。本発明の核酸分子は
、1又は複数の調節領域、全長又は部分長のコード領域、又はそれらの組み合わ
せを含み得る。本発明の核酸分子の最小のサイズは、別の核酸分子の相補的配列
との安定なハイブリッドを形成する(つまりストリンジェントなハイブリッド形
成条件下でハイブリッド形成する)のに十分なサイズである。そのため、本発明
のHMT及び/又はHNC核酸分子の最小のサイズは、約12〜約18ヌクレオ
チド長である。本発明の核酸分子を単離するのに適した好ましいノミは、本明細
書に開示してある。特に好ましいHMT及び/又はHNC核酸分子として、C.
felis HMT及び/又はHNC核酸分子が挙げられる。
人間の操作を受けた)核酸分子であり、DNA、RNA又はDNAかRNAのい
ずれかの派生物を含む。その意味で、「単離(した)」とは、核酸分子が精製さ
れた程度を反映していない。本発明の単離ノミHMT及び/又はHNC核酸分子
若しくはその同族体は、天然源から単離してもよいし、組換えDNA技術(例え
ばポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅又はクローニング)や化学合成を使用し
て製造してもよい。単離ノミHMT及び/又はHNC核酸分子、又はその同族体
は、例えば、天然対立変異型と、核酸分子本発明のHMT及び/又はHNC蛋白
質をコードする核酸分子の能力に実質的に干渉しないようにヌクレオチドの挿入
、欠失、置換及び/又は逆位によって修飾された核酸分子を含み得る。
の方法を用いて生産することが可能である。例えばSambrookら(前掲)
を参照されたい。例えば、核酸分子は、部位特異的変異誘発などの古典的突然変
異生成及び組換えDNA技術、化学処理、制限酵素による開裂、核酸フラグメン
トのライゲーション、PCR増幅、オリゴヌクレオチド混合物の合成、及び核酸
分子の混合物を「構築」するための混合物グループのライゲーション、並びにそ
れらの組み合わせを含むがそれらに限定されない種々の技術を用いて修正するこ
とが可能である。核酸分子の同族体は、ノミHMT及び/又はHNC核酸分子と
のハイブリッド形成か、又は核酸分子によりコードされた蛋白質の機能(例えば
ノミHMT又はHNC蛋白質の少なくとも1つに対して免疫応答を誘発する能力
やHMT又はHNC活性に作用する能力)によりスクリーニングすることで選択
可能である。
なくとも1つをコードする核酸配列を含み、そのような蛋白質の例を本明細書に
開示する。「核酸分子」という句は、主として物理的な核酸分子のことを指し、
「核酸配列」という句は、主として核酸分子上のヌクレオチドの配列のことを指
すが、2つの句は、特にノミHMT又はHNC蛋白質をコードすることが可能な
核酸分子又は核酸配列に関して、互換的に用いることが可能である。
護できる。以下により詳細に開示するように、そのような核酸分子は、アンチセ
ンスRNA、3重ヘリックス形成できる分子、リボザイム、又は他の核酸ベース
の薬剤化合物であるか、それらをコードし得る。追加の実施態様では、本発明の
核酸分子は、保護蛋白質(例えば本発明のHMTまたはHNC蛋白質)をコード
し得る。該核酸分子は、例えば、直接の注入(つまり遺伝ワクチンとしての)に
よって、又は組換えウイルスワクチン又は組換え細胞ワクチン等の賦形剤として
、動物に送達される。
は、好ましくは約30以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは
約25%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約20%以下
の塩基対誤対合を許容する条件下で、より好ましくは約15%以下の塩基対誤対
合を許容する条件下で、より好ましくは約10%以下の塩基対誤対合を許容する
条件下で、さらに好ましくは約5%以下の塩基対誤対合を許容する条件下で、配
列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配
列番号l0、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列
番号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番
号25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号
33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号4
0、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48
、配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番
号159、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165
、配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列
番号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列
番号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列
番号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列
番号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列
番号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列
番号I886、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列
番号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列
番号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列
番号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列
番号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列
番号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列
番号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列
番号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列
番号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列
番号1928、配列番号1929、及び/又は配列番号1931、又は表I、表
II、表III、及び/又は表IVの核酸分子、及び/又は表I、表II、表I
II、又は表IVの核酸分子に相補的な核酸分子から成る群より選択された核酸
分子とハイブリッド形成する単離核酸分子を含む。
.5℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で、配列番号1、
配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配列番号l0
、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番号18、
配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番号25、配
列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号33、配列
番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号40、配列番
号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48、配列番号
153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番号159、
配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165、配列番号
167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列番号186
0、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列番号186
6、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列番号187
1、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列番号187
6、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番号188
1、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列番号I88
6、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列番号189
1、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列番号189
5、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列番号190
0、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列番号190
5、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列番号190
9、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列番号191
3、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列番号191
8、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列番号192
3、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列番号192
8、配列番号1929、及び/又は配列番号1931、又は表I、表II、表I
II、又は表IVの核酸分子、及び/又は表I、表II、表III、又は表IV
の核酸分子に相補的な核酸分子から成る群より選択された単離核酸分子とハイブ
リッド形成する核酸分子を含む。
って、前記核酸分子が、約47.5℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドと
を含む溶液中で、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号
7、配列番号9、配列番号l0、配列番号12、配列番号13、配列番号15、
配列番号16、配列番号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配
列番号24、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列
番号31、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番
号39、配列番号40、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号
46、配列番号48、配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列
番号158、配列番号159、配列番号161、配列番号162、配列番号16
4、配列番号165、配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列
番号1859、配列番号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列
番号1864、配列番号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列
番号1870、配列番号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列
番号1875、配列番号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列
番号1880、配列番号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列
番号1885、配列番号I886、配列番号1887、配列番号1889、配列
番号1890、配列番号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列
番号1894、配列番号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列
番号1899、配列番号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列
番号1904、配列番号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列
番号1908、配列番号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列
番号1912、配列番号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列
番号1917、配列番号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列
番号1922、配列番号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列
番号1927、配列番号1928、配列番号1929、及び/又は配列番号19
31、又は表I、表II、表III、又は表IVの核酸分子、及び/又は表I、
表II、表III、又は表IVの核酸分子に相補的な核酸分子から成る群より選
択された単離核酸分子とハイブリッド形成するものであり、約18以上のヌクレ
オチドから成るオリゴヌクレオチドを含む。
、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配列番号l
0、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番号18
、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番号25、
配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号33、配
列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号40、配列
番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48、配列番
号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番号159
、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165、配列番
号167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列番号18
60、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列番号18
66、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列番号18
71、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列番号18
76、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番号18
81、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列番号I8
86、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列番号18
91、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列番号18
95、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列番号19
00、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列番号19
05、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列番号19
09、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列番号19
13、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列番号19
18、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列番号19
23、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列番号19
28、配列番号1929、及び/又は配列番号1931、又は表I、表II、表
III、又は表IVの核酸分子、及び/又は表I、表II、表III、又は表I
Vの核酸分子に相補的な核酸分子から成る群より選択された核酸分子と、好まし
くは約70%以上、より好ましくは約75%以上、より好ましくは約80%以上
、より好ましくは約85%以上、より好ましくは約90%、さらに好ましくは約
95%以上相同な核酸配列を有する核酸分子を含む。そのような核酸分子の任意
のオリゴヌクレオチドも好ましい。同一性パーセントは、デフォルトパラメータ
を用いて、GCGTM Wisconsin Package Version
9.0配列分析ソフトウェアを使用して決定される。
fCBP1128、nCfCBP816、nCfNKAB1714、nCfNKAB978、n
CfLGIC2240、nCfLGIC1707、nCfANON1429、nCfANON 1194 、nCfMALV765、nCfMALV762、nCfOSD604、nCfOS
D405、nCfNMDA1227、nCfNMDA738、nCfCLBP1A633、n
CfCLBPlA441、nCfCLBP2A631、nCfCLBP2A441、nC
fLGIC2739、nCfLGIG2016、nCfNAH2080、nCfNAH1824、
nCfCLIC2283、nCfCLIC786、nCfPL21291、nCfPL2117 3 、nCfPL3406、nCfPL3243、nCfPL4974、nCfPL41043、
nCfPL41062、nCfPL4855、nCfSVP1875、nCfSVP1590、
nCfVGCC381、nCfVGCC2191、nGfVGGC1968、nCfVGC
C673、nGfVGCC3126、nGfVGCC2553、nCfAUP1181、nCf
AUP306、nCf7B22161、nCf7B2801、nCf7B2741又はそれら
の核酸分子のうちの任意のものの対立変異型の全体又は一部から成る核酸分子で
ある。
列番号6、配列番号7、配列番号9、配列番号l0、配列番号12、配列番号1
3、配列番号15、配列番号16、配列番号18、配列番号19、配列番号21
、配列番号22、配列番号24、配列番号25、配列番号27、配列番号28、
配列番号30、配列番号31、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配
列番号37、配列番号39、配列番号40、配列番号42、配列番号43、配列
番号45、配列番号46、配列番号48、配列番号153、配列番号155、配
列番号156、配列番号158、配列番号159、配列番号161、配列番号1
62、配列番号164、配列番号165、配列番号167、配列番号168、配
列番号170、配列番号1859、配列番号1860、配列番号1861、配列
番号1863、配列番号1864、配列番号1866、配列番号1867、配列
番号1869、配列番号1870、配列番号1871、配列番号1872、配列
番号1874、配列番号1875、配列番号1876、配列番号1877、配列
番号1878、配列番号1880、配列番号1881、配列番号1882、配列
番号1884、配列番号1885、配列番号I886、配列番号1887、配列
番号1889、配列番号1890、配列番号1891、配列番号1892、配列
番号1893、配列番号1894、配列番号1895、配列番号1896、配列
番号1898、配列番号1899、配列番号1900、配列番号1901、配列
番号1903、配列番号1904、配列番号1905、配列番号1906、配列
番号1907、配列番号1908、配列番号1909、配列番号1910、配列
番号1911、配列番号1912、配列番号1913、配列番号1914、配列
番号1916、配列番号1917、配列番号1918、配列番号1919、配列
番号1921、配列番号1922、配列番号1923、配列番号1924、配列
番号1926、配列番号1927、配列番号1928、配列番号1929、及び
/又は配列番号1931、及び/又は表I、表II、表III、又は表IVの核
酸分子、それらの核酸配列を有する核酸分子の対立変異型、並びに、それらの核
酸配列を有する核酸分子の同族体の少なくとも1部を含む。好ましくはそのよう
な同族体は、配列番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号
26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号
160、配列番号163、配列番号169、配列番号1862、配列番号186
8、配列番号1873、配列番号1879、配列番号1883、配列番号188
8、配列番号1897、配列番号1902、配列番号1915、配列番号192
0、配列番号1925及び/又は配列番号1930のアミノ酸配列を有する蛋白
質に対する免疫応答を誘発する少なくとも1つのエピトープをコードする核酸分
子をコードするか、該核酸分子に相補的である。上記配列番号に含まれる核酸分
子に加えて、該核酸分子は、全長遺伝子、全長コード領域、融合蛋白質をコード
する核酸分子、又は多価保護化合物をコードする核酸分子等のヌクレオチドを含
むがそれらに限定されるわけではない。
LN384、PCfCBP272、PCfNKAB326、PCfLGIC569、PCfA
NON398、PCfMALV254、PCfOSD135、PCfNMDA246、PCf
CLBP1A147、PCfCLBP2A147、PCffLGIC672、PCfNA
H608、PCfCLIC262、PCfPL2391、PCfPL381、PCfPL42 85 、PCfSVP530、PCfVGCC851、PCfAUP102、PCf7B2267 、PCf7B2247及び/又は表I、表II、表III、及び/又は表IVの配
列を有する核酸分子によりコードされた蛋白質と、約70%以上、好ましくは約
75%以上、より好ましくは約80%以上、さらにより好ましくは約85%以上
、さらにより好ましくは約90%以上、さらにより好ましくは約95%以上、さ
らにより好ましくは約98%以上、さらにより好ましくは約100%以上相同な
蛋白質をコードする。
2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配列番号32、
配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号160、配列番号16
3、配列番号169、配列番号1862、配列番号1868、配列番号1873
、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1888、配列番号1897
、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1920、配列番号1925
及び/又は配列番号1930、並びに/若しくは表I、表II、表III、及び
/又は表IVの配列を有する核酸分子によりコードされた蛋白質と、約70%以
上、好ましくは約75%以上、より好ましくは約80%以上、さらにより好まし
くは約85%以上、さらにより好ましくは約90%以上、さらにより好ましくは
約95%以上、さらにより好ましくは約98%以上、さらにより好ましくは約1
00%以上相同なアミノ酸配列を有する蛋白質をコードする。本発明は、配列番
号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号26、配列番号32
、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号160、配列番号1
63、配列番号169、配列番号1862、配列番号1868、配列番号187
3、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1888、配列番号189
7、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1920、配列番号192
5及び/又は配列番号1930の少なくとも一部を有する蛋白質、並びに/若し
くは表I、表II、表III、及び/又は表IVの配列を有する核酸分子により
コードされた蛋白質をコードするHMT及び/又はHNC核酸分子、並びに(上
記核酸分子を発現する細胞のコドン利用特性の便宜を計るように修飾された核酸
分子を含めた)上記配列を有する蛋白質をコードする核酸分子の対立変異型も含
む。
子は、長さが約15以上のヌクレオチド、より好ましくは約18以上のヌクレオ
チド、より好ましくは約20以上のヌクレオチド、より好ましくは約25以上の
ヌクレオチド、より好ましくは約30以上のヌクレオチド、より好ましくは約4
0以上のヌクレオチド、より好ましくは約50以上のヌクレオチド、より好まし
くは約100以上のヌクレオチド、より好ましくは約150以上のヌクレオチド
、より好ましくは約350以上のヌクレオチド、より好ましくは約450以上の
ヌクレオチド、より好ましくは約550以上のヌクレオチド、より好ましくは約
650以上のヌクレオチド、より好ましくは約750以上のヌクレオチド、より
好ましくは約1000以上のヌクレオチド、より好ましくは約1500以上のヌ
クレオチド、より好ましくは約1750以上のヌクレオチド、より好ましくは約
2000以上のヌクレオチド、さらに好ましくは約2250以上のヌクレオチド
を含む核酸分子から成る。
5以上のアミノ酸、好ましくは約6以上のアミノ酸、より好ましくは約10以上
のアミノ酸、より好ましくは約15以上のアミノ酸、より好ましくは約20以上
のアミノ酸、より好ましくは約25以上のアミノ酸、より好ましくは約30以上
のアミノ酸、約40以上のアミノ酸、好ましくは約50以上のアミノ酸、より好
ましくは約100以上のアミノ酸、より好ましくは約150以上のアミノ酸、よ
り好ましくは約200以上のアミノ酸、より好ましくは約300以上のアミノ酸
、より好ましくは約400以上のアミノ酸、より好ましくは約500以上のアミ
ノ酸、さらにより好ましくは約560以上のアミノ酸から成る蛋白質をコードす
る。
子は、見かけ上完全長のHMT及び/又はHNCコード領域を含む。つまり、好
ましい核酸分子は、見かけ上完全長のHMT及び/又はHNC蛋白質又はその翻
訳後修飾蛋白質をコードする。1実施態様において本発明の好ましいノミHMT
及び/又はHNC核酸分子は、成熟蛋白質をコードする。
子は、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番
号9、配列番号l0、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号1
6、配列番号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24
、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、
配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配
列番号40、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列
番号48、配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158
、配列番号159、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番
号165、配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列番号185
9、配列番号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番号186
4、配列番号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番号187
0、配列番号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番号187
5、配列番号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番号188
0、配列番号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番号188
5、配列番号I886、配列番号1887、配列番号1889、配列番号189
0、配列番号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番号189
4、配列番号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番号189
9、配列番号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番号190
4、配列番号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番号190
8、配列番号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番号191
2、配列番号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番号191
7、配列番号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番号192
2、配列番号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番号192
7、配列番号1928、配列番号1929、及び/又は配列番号1931を有す
る核酸分子を含む。
、当業者が、例えば、(a)それらの核酸分子のコピーを作ったり、(b)その
ような核酸分子の少なくとも一部(例えば、全長遺伝子、全長コード領域、調節
制御配列、切断コード領域を含めた核酸分子)を含む核酸分子を得たり、(c)
他のノミHMT及び/又はHNC核酸分子を得たりすることができる。そのよう
な核酸分子は、本発明の抗体を用いた適切な発現ライブラリのスクリーニング;
適切なライブラリをスクリーニングするための本発明のオリゴヌクレオチドプロ
ーブを用いた慣用のクローニング技術;及び本発明のオリゴヌクレオチドプライ
マーを用いた適切なライブラリ又はDNAのPCR増幅を含めた種々の方法で得
ることができる。核酸分子のスクリーニング又は増幅に好ましいライブラリには
、ノミの第一齢幼虫;第三齢幼虫、移行期幼虫、さなぎ期幼虫、さなぎ及び全ノ
ミ成虫のcDNAライブラリ及びゲノムDNAライブラリが含まれる。同様に、
核酸分子のスクリーニング又は増幅に好ましいDNA源としては、ノミさなぎc
DNA、成虫cDNA及びゲノムDNAがある。遺伝子のクローニング及び増幅
技術は、例えば、Sambrookら,前掲に開示されている。
isHMT及び/又はHNC核酸分子の又は他のノミHMT及び/又はHNC核
酸分子などを含む、本発明の他の好ましくはより長い核酸分子の相補領域とハイ
ブリダイズし得るオリゴヌクレオチドである酢酸分子を包含する。本発明のオリ
ゴヌクレオチドは、RNAであっても、DNAであっても、どちらかの誘導体で
あってよい。そのようなオリゴヌクレオチドの最小サイズは、オリゴヌクレオチ
ドと本発明の核酸分子上の相補配列との間で安定したハイブリッドを形成するの
に要求されるサイズである。好ましい本発明のオリゴヌクレオチドは、好ましく
は約100〜200ヌクレオチドの最大サイズを有する。本発明は、例えば、核
酸分子を同定するためのプローブ、核酸分子を産生させるためのプライマー、又
はノミHMT及び/又はHNC蛋白質の産生もしくは活性を阻害するための治療
試薬として(例えば、アンチセンス試薬、三重らせん形成試薬、リボザイム及び
/又はRNA薬剤ベースの試薬として)用い得るオリゴヌクレオチドを包含する
。さらに、本発明は、そのような技術を1種以上用いて病気から動物を保護する
ための上記オリゴヌクレオチドの使用を包含する。適切なオリゴヌクレオチド含
有治療組成物は、当業者には公知の技術を用いて動物に投与し得る。
子を送達し得る任意のベクターに挿入された少なくとも1つの単離された本発明
の核酸分子を含むこの組換えベクターを包含する。そのようなベクターは、異種
核酸配列、すなわち、通常、本発明の核酸分子に隣接しては見出されず、好まし
くは、本発明の核酸分子が由来する種以外の種から誘導された核酸配列を含む。
組換えベクターは、RNAでもDNAでもよいし、原核性でも真核性でもよく、
通常、ウイルス又はプラスミドである。組換えベクターは、本発明のノミHMT
及び/又はHNC核酸分子のクローニング、配列決定、及び/又は操作に用い得
る。
ーに機能的に結合された本発明の核酸分子を含む。機能的に結合されたとという
表現は、核酸分子が宿主細胞内に形質転換されたときに発現し得るような方法で
核酸分子を発現ベクター中に挿入することを表す。本明細書に使用する場合、発
現ベクターとは、宿主細胞を形質転換して、特定の核酸分子を発現させ得るDN
A又はRNAベクターである。また、発現ベクターは宿主細胞内で複製し得るの
が好ましい。発現ベクターは、原核生物由来でも真核生物由来もよく、通常、ウ
イルス又はプラスミドである。本発明の発現ベクターは、細菌、菌類、寄生虫、
昆虫、他の動物及び植物細胞内を含めた本発明の組換え細胞内で機能する(すな
わち、遺伝子発現を誘導する)任意のベクターを包含する。好ましい本発明の発
現ベクターは、細菌、酵母、昆虫及び哺乳動物細胞、より好ましくは本明細書に
開示されている細胞タイプ内で遺伝子発現を誘導し得る。
の調節配列、及び組換え細胞と適合しかつ本発明の核酸分子の発現を調節する他
の調節配列を含んでいる。特に、本発明の組換え分子には、転写調節配列が含ま
れる。転写調節配列は、転写の開始、延長及び終結を調節する配列である。特に
重要な転写調節配列は、プロモーター、エンハンサー、オペレーター及びリプレ
ッサー配列などの転写開始を調節するものである。適当な転写調節配列には、少
なくとも1つの本発明組換え細胞内で機能し得る任意の転写調節配列が含まれる
。種々のそのような転写調節配列は当業者には公知である。好ましい転写調節配
列としては、細菌、酵母、又は昆虫及び哺乳動物細胞内で機能するもの、例えば
、tac、lac、trp、trc、oxy−pro、omp/Ipp、rmB
、(λPL及びλPR、ならびにそのようなプロモーターを含む融合物などの)バ
クテリオファージλ、バクテリオファージT7、T7lac、バクテリオファー
ジT3、バクテリオファージSP6、バクテリオファージSP01、メタロチオ
ネイン、アルファ交配因子、Pichiaアルコールオキシダーゼ、アルファウ
イルスサブゲノムプロモーター、抗生物質耐性遺伝子、バキュロウイルス、ヘリ
オティス・ゼア(Heliothis zea)昆虫ウイルス、ワクシニアウイ
ルス、ヘルペスウイルス、アライグマポックスウイルス、他のポックスウイルス
、アデノウイルス、(即時型プロモーターなどの)サイトメガロウイルス、SV
40、レトロウイルス、アクチン、レトロウイルスLTR、ラウス肉腫ウイルス
、熱ショック、リン酸及び硝酸転写調節配列ならびに原核又は真核細胞中で遺伝
子発現を調節し得る他の配列などが含まれるが、それらには限定されない。追加
の適当な転写調節配列には、組織特異プロモーター及びエンハンサーならびにリ
ンホカイン誘導プロモーター(例えば、インターフェロン又はインターロイキン
によって誘導し得るプロモーター)が含まれる。本発明の転写調節配列は、C.
felis転写調節配列などの天然でノミに関連する天然転写調節配列をも包含
し得る。
に開示されている通りである。組換えベクター、特に、組換え分子に挿入するの
に好ましい核酸分子には、表I、表II、表III及び/又は表IVの配列を有
する核酸分子が含まれる。組換えベクター、特に組換え分子に挿入するのに特に
好ましい核酸分子としては、nCfALN2057、nCfALN1152、nCfCB
P1128、nCfCBP816、nCfNKAB1714、nCfNKAB978、nCfL
GIC2240、nCfLGIC1707、nCfANON1429、nCfANON1194、
nCfMALV765、nCfMALV762、nCfOSD604、nCfOSD405、
nCfNMDA1227、nCfNMDA738、nCfCLBP1A633、nCfCL
BP1A441、nCfCLBP2A631、nCfCLBP2A441、nCfLGI
C2739、nCfLGIC2016、nCfNAH2080、nCfNAH1824、nCfC
LIC2283、nCfCLIC786、nCfPL21291、nCfPL21173、nC
fPL3406、nCfPL3243、nCfPL4974、nCfPL41043、nCf
PL41062、nCfPL4855、nCFSVP1875、nCfSVP1590、nCf
VGCC381、nCfVGCC2191、nCfVGCC1968、nCfVGCC673、
nCfVGCC3126、nCfVGCC2553、nCfAUP1181、nCfAUP30 6 、nCf7B22161、nCf7B2801、nCf7B2741が挙げられる。
白質を産生する細胞から分泌させる分泌シグナル(すなわち、シグナルセグメン
ト核酸配列)を含み、及び/又は(b)本発明の核酸分子の発現を融合蛋白質と
してもたらす融合配列を含み得る。適当なシグナル配列の例としては、本発明の
蛋白質の分泌を誘導し得る任意のシグナルセグメントがある。好ましいシグナル
セグメントとしては、組織プラスミノーゲンアクチベーター(t−PA)、イン
ターフェロン、インターロイキン、成長ホルモン、組織適合性及びウイルスエン
ベロープ糖蛋白質シグナルセグメントが挙げられるが、それらには限定されない
。融合セグメント核酸によってコードされる適当な融合セグメントは本明細書に
開示されている。さらに、本発明の核酸分子は、コードされた蛋白質をユビキチ
ン融合セグメントなどのプロテオソームに誘導する融合セグメントに結合させる
ことができる。真核細胞組換え分子はさらに、本発明の核酸分子の核酸配列を取
り囲み及び/又は核酸配列内の介在配列及び/又は非翻訳配列を含み得る。
主細胞を含む組換え細胞を包含する。核酸分子の細胞内への形質転換は、核酸分
子を細胞内に挿入し得る任意の方法によって達成することができる。形質転換法
には、トランスフェクション、エレクトロポレーション、マイクロインジェクシ
ョン、リポフェクション、吸着及びプロトプラスト融合法が含まれるが、それら
には限定されない。組換え細胞は、単細胞のままでいたり、又は、組織、器官も
しくは多細胞微生物に成長したりすることもある。細胞系とは、トランスジェニ
ック動物ではない任意の本発明組換え細胞を表すことに留意されたい。本発明の
形質転換核酸分子は、染色体外にとどまっていてもよいし、それらの発現能力が
保持されるように形質転換(すなわち、組換え)細胞の染色体内の1つ以上の部
位に挿入してもよい。細胞の形質転換に用いるのに好ましい核酸分子としては、
本明細書に開示されているC.felisHMT及びHNC核酸分子が含まれる
。細胞の形質転換に用いるのに好ましい核酸分子には、表I、表II、表III
及び/又は表IVの配列を有する核酸分子が含まれる。細胞の形質転換に用いる
のに特に好ましい核酸分子としては、nCfALN2057、nCfALN1152、n
CfCBP1128、nCfCBP816、nCfNKAB1714、nCfNKAB978、
nCfLGIC2240、nCfLGIC1707、nCfANON1429、nCfANO
N1194、nCfMALV765、nCfMALV762、nCfOSD604、nCfO
SD405、nCfNMDA1227、nCfNMDA738、nCfCLBP1A633、
nCfCLBP1A441、nCfCLBP2A631、nCfCLBP2A441、n
CfLGIC2739、nCfLGIC2016、nCfNAH2080、nCfNAH1824 、nCfCLIC2283、nCfCLIC786、nCfPL21291、nCfPL21 173 、nCfPL3406、nCfPL3243、nCfPL4974、nCfPL41043 、nCfPL41062、nCfPL4855、nCFSVP1875、nCfSVP1590
、nCfVGCC381、nCfVGCC2191、nCfVGCC1968、nCfVG
CC673、nCfVGCC3126、nCfVGCC2553、nCfAUP1181、nC
fAUP306、nCf7B22161、nCf7B2801、nCf7B2741が挙げら
れる。
胞が含まれる。宿主細胞は、形質転換されていない細胞であっても、少なくとも
1つの核酸分子(例えば、1種以上の本発明のタンパク質及び/又は多価ワクチ
ンの生産に有用な他の蛋白質をコードする核酸分子)で既に形質転換されている
細胞であってもよい。本発明の宿主細胞は、内因的に(すなわち、天然に)本発
明のノミHMT及び/又はHNC蛋白質を産生し得るか、又は少なくとも1つの
本発明の核酸分子で形質転換された後でそのような蛋白質を産生し得る。本発明
の宿主細胞は、少なくとも1種の本発明蛋白質を産生し得る任意の細胞であって
よく、細菌、(酵母を含めた)真菌、(ぜん虫、原虫類及び外部寄生虫を含めた
)寄生虫、他の昆虫、他の動物及び植物細胞を包含する。好ましい宿主細胞には
、細菌、マイコバクテリア、酵母、昆虫及び哺乳動物細胞が含まれる。より好ま
しい宿主細胞としては、サルモネラ(Salmonella)、エシェリヒア(
Escherichia)、バシラス(Bacillus)、カウロバクター(
Caulobacter)、リステリア(Listeria)、サッカロミセス
(Saccharomyces)、ピチア(Pichia)、スポドプテラ(S
podoptera)、マイコバクテリア(Mycobacteria)、トリ
コプルシア(Trichoplusia)、BHK(ベイビーハムスター腎臓)
細胞、MDCK細胞〔マディン・ダービー(Madin−Darby)イヌ腎臓
細胞系〕、CPFK細胞〔クランデル(Crandell)ネコ腎臓細胞系〕、
CV−1細胞(例えば、アライグマポックスウイルスの培養に用いられるアフリ
カアカゲサル腎臓細胞系)、COS(例えば、COS−7)細胞、ならびにベロ
(Vero)細胞が挙げられる。特に好ましい宿主細胞は、大腸菌(E.col
i)K−12誘導体を含めた大腸菌(Escherichia Coli);チ
フス菌(Salmonella Thyphi);UK−1x3987及びSR
−11x4072などの弱毒化株を含めたネズミチフス菌(Salmonell
a Typhimurium);カウロバクター;ピチア;スポドプテラ・フル
ジペルダ(Spodoptera frugiperda);トリコプルシア・
ニ(Trichoplusia ni);BHK細胞;MDCK細胞;CRFK
細胞;CV−1細胞;COS細胞;ベロ細胞;ならびに非腫瘍形成マウス筋芽細
胞G8細胞(例えば、ATCC CRL 1246)である。さらなる適切な哺
乳動物細胞宿主には、他の腎臓細胞系、他の線維芽細胞系(例えば、ヒト、ネズ
ミ又はニワトリ胚線維芽細胞系)、骨髄腫細胞系、チャイニーズハムスター卵巣
細胞、マウスNIH/3T3細胞、LMTK31細胞及び/又はヒーラー細胞が含
まれる。1つの実施態様において、本発明の蛋白質は、免疫グロブリンプロモー
ターを用いて骨髄腫細胞系内で異種蛋白質として発現され得る。
せるのが好ましく、これらの組換え分子はそれぞれ、本明細書に例が開示されて
いる1つ以上の転写調節配列を含む発現ベクターに機能的に結合された1つ以上
の本発明の核酸分子を含んでいる。機能的に結合されたという表現は、宿主細胞
に形質転換されたときに核酸分子が発現され得るように発現ベクター中に核酸分
子を挿入することを表す。
された任意の細胞が含まれる。細胞の形質転換に用いるのに適当かつ好ましい核
酸分子及び組換え分子は本明細書に開示されている。
価ワクチンを生産するために)、1種以上の本発明蛋白質をコードするノミHM
T及び/又はHNC核酸分子と、他の保護化合物をコードする1つ以上の他の核
酸分子とを含む1つ以上の組換え分子で同時形質転換することもできる。
らの核酸分子の転写効率、得られた転写物の翻訳効率、及び翻訳後修飾効率を操
作して形質転換された核酸分子の発現を高めることができる。本発明の核酸分子
の発現を増大させるのに有用な組換え技術には、核酸分子の高コピー数プラスミ
ドへの機能的結合、1つ以上の宿主細胞染色体への核酸分子の組み込み、プラス
ミドへのベクター安定性配列の付加、転写調節シグナル(例えば、プロモーター
、オペレーター、エンハンサー)の置換又は修飾、翻訳調節シグナル(例えば、
リボソーム結合部位、シャイン・ダルガーノ配列)の置換又は修飾、宿主細胞の
コドン使用に対応するための本発明の核酸分子の修飾、転写物を不安定にする配
列の欠失、及び発酵時に一時的に組換え細胞の成長を組換え酵素産生から分離す
る調節シグナルの使用が含まれるが、それらには限定されない。発現された本発
明組換え蛋白質の活性は、そのような蛋白質をコードする核酸分子の断片形成、
修飾、又は誘導体化により高め得る。
収、組換え蛋白質の産生及び回収、ならびに蛋白質の化学合成を含めた種々の方
法で生産することができる。1つの実施態様において、本発明の単離蛋白質は、
蛋白質の産生に有効な条件下で蛋白質を発現し得る細胞を培養し、蛋白質を回収
して生産する。培養するのに好ましい細胞は、本発明の組換え細胞である。有効
な培養条件には、有効培地、バイオリアクター、蛋白質の産生を可能にする温度
、pH及び酸素条件が含まれるが、それらには限定されない。有効培地とは、本
発明のノミHMT及び/又はHNC蛋白質を産生させるために細胞を培養する任
意の培地を表す。そのような培地は、通常、同化性炭素、窒素及びリン酸源、な
らびに適切な塩、ミネラル、金属や、ビタミンなどの他の栄養素を有する水性培
地を含む。本発明の細胞は、慣用の発酵バイオリアクター、振とうフラスコ、試
験管、マイクロタイター皿、及びシャーレで培養することができる。培養は、組
換え細胞に適した温度、pH及び酸素含量下に実施し得る。そのような培養条件
は、当業者の専門的技術の範囲内である。適当な条件の例は実施例の項に記載さ
れている。
組換え細胞内に留まるか、発酵培地中に分泌されるか、大腸菌の細胞周辺腔など
の2つの細胞膜間の空間に分泌されるか、又は細胞もしくはウイルス膜の外面上
に保持され得る。
地全体を回収することを表し、追加の分離又は精製工程を必ずしも伴う必要はな
い。本発明の蛋白質は、アフィニティークロマトグラフィー、イオン交換クロマ
トグラフィー、濾過、電気泳動、疎水性相互作用クロマトグラフィー、ゲル濾過
クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、コンカナバリンAクロマトグラ
フィー、クロマトフォーカシング及び示差可溶化など(但し、それらには限定さ
れない)の種々の標準蛋白質精製技術を用いて精製することができる。本発明の
蛋白質は、「実質的に純粋な」形態で回収するのが好ましい。本明細書に使用す
る場合、「実質的に純粋」とは、治療組成物又は診断薬としての蛋白質の有効利
用を可能にする純度を表す。例えば、動物用の治療組成物は、実質的な毒性を示
してはならず、治療した動物における抗体の産生を刺激し得るのが好ましい。
子(例えば、抗C.felisHMTもしくはHNC抗体)に選択的に結合する
単離された(すなわち、それらの天然環境から取り出された)抗体を包含する。
本明細書に使用する場合、HMT及び/又はHNC蛋白質に「選択的に結合する
」という用語は、本発明の特定の蛋白質及びその模倣分子に選択的に結合する本
発明抗体の能力を表す。結合は、エンザイムイムノアッセイ(例えば、ELIS
A)、イムノブロットアッセイなどを含めた当該技術分野では標準的な種々の方
法(例えば、Sambrookら,前掲、及びHarlowら,Antibod
ies,a Laboratory Manual,Cold Spring
Harbor Labs Press 1988年;Harlowら,前掲参照
)を用いて測定し得る。本発明の抗HMT又は抗HNC抗体は、それぞれノミH
MT又はHNC蛋白質に、その蛋白質の機能を阻害するように選択的に結合する
のが好ましい。
る。本発明の抗体は、ポリクローナルであってもモノクローナルであってもよい
し、一本鎖抗体又は1つ以上のエピトープに結合し得るキメラ抗体を含めた抗体
フラグメント及び遺伝子設計された抗体などの機能的均等物であってよい。
の本発明の蛋白質、ペプチド又はその模倣分子を動物に投与する工程と、(b)
抗体を回収する工程とを含む。別の方法において、本発明の抗体は、上記に開示
したような本発明のHMT及び/又はHNC蛋白質産生技術を用いて組換えによ
り産生させる。明確にされた蛋白質又は模倣分子に対して産生された抗体は有利
であり得る。何故なら、そのような抗体は、診断アッセイに干渉したり、又は治
療組成物に用いた場合には副作用を起こし得る他の物質に対する抗体で実質的に
汚染されていないからである。
そのような抗体は、(a)そのような抗体による治療の作用を受けやすいノミか
ら動物を保護するために動物を受動免疫する治療化合物として、及び/又は(b
)発現ライブラリをスクリーニングしかつ/もしくは蛋白質と他の汚染物質との
混合物から所望の本発明蛋白質を回収するためのツールとして用いることができ
る。さらに、本発明の抗体は、そのようなノミを直接死滅させるために細胞障害
性物質のターゲットをノミに向けるのに用い得る。ターゲッティングは、当業者
には公知の技術を用いて、そのような抗体を細胞障害性物質と抱合させる(すな
わち、安定に結合させる)ことによって達成し得る。適当な細胞障害性物質は当
業者には公知である。
の動物をノミ侵襲から保護し得る治療組成物である。本発明の治療組成物は、以
下の保護分子:単離ノミHMT及び/又はHNC蛋白質;単離ノミHMT及び/
又はHNC蛋白質の模倣分子;単離ノミHMT及び/又はHNC核酸分子;なら
びに/又はHMT及び/又はHNC蛋白質活性を阻害する単離ノミHMT及び/
又はHNC蛋白質由来の化合物のうちの少なくとも1種を含む。本発明の治療組
成物はさらに、賦形剤、キャリヤ及び/又はアジュバントから成る群より選択さ
れる成分を含み得る。これらの成分は本明細書に詳細に記載されている。本明細
書に使用する場合、保護分子又は保護化合物とは、有効な方法で動物に投与する
と、ノミ侵襲を治療、軽減及び/又は予防し得る化合物を表す。ターゲットとす
るのに好ましいノミは、これまでに開示されている。保護分子の1つの例は、裸
の核酸ワクチン、組換えウイルスワクチン、組換え細胞ワクチン及び組換え蛋白
質ワクチンなどのワクチンであるが、それらには限定されない。保護分子の別の
例は、HMT及び/又はHNC蛋白質活性を阻害する化合物、例えば、選択的に
ノミHMT及び/又はHNC蛋白質に結合する単離抗体、ノミHMT及び/又は
HNC蛋白質の基質類似体、アンチセンスや、三重らせん形成、リボザイム及び
/又はRNA薬剤をベースとする化合物、又はHMT及び/又はHNC蛋白質活
性を阻害する他の無機もしくは有機分子である。HMT及び/又はHNC蛋白質
活性を阻害するとは、ノミHMT及び/又はHNC蛋白質の活性を低減させる化
合物の能力を表し得る。ノミHMT及び/又はHNC蛋白質活性を阻害するとは
、また、ノミにおけるノミHMT及び/又はHNC蛋白質の量を低減させる化合
物の能力をも表し得る。
方法を含む。そのような方法は、動物に、(a)単離ノミHMT及び/又はHN
C蛋白質;(b)単離ノミHMT及び/又はHNC蛋白質の模倣分子;(c)単
離ノミHMT及び/又はHNC核酸分子;ならびに(d)HMT及び/又はHN
C蛋白質活性を阻害する単離ノミHMT及び/又はHNC蛋白質由来の化合物か
ら成る群より選択される保護化合物を含む治療分子を投与する工程を含む。
物、より好ましくは、イヌ、ネコ、ヒト、フェレット、ウマ、ウシ、ヒツジ及び
他のペット類、実用的食用動物、使役動物、ならびに動物園動物に投与し得る。
ノミ侵襲から保護するのに好ましい動物には、イヌ、ネコ、ヒト、及びフェレッ
トが含まれるが、イヌとネコが特に好ましい。
発明のノミHMT及び/又はHNC蛋白質又は核酸分子から得られた、ペプチド
、抗体、模倣分子、核酸分子、又は他の化合物を表す。本発明のHMT及び/又
はHNC分子から誘導体を得る方法は、当該技術分野では公知であり、そのよう
な方法において、活性部位、すなわち、他の分子と相互作用する部位を同定する
ためにHMT及び/又はHNC蛋白質を分子モデル化し、これらの活性部位から
、これらの活性部位を保持又は模擬する小フラグメント及び/又は模倣分子を予
測し、それによってHMT及び/又はHNC蛋白質活性を阻害すること;本発明
のHMT及び/又はHNC蛋白質に対してペプチド又は小化学化合物ライブラリ
をスクリーニングすること;ならびに本発明のHMT及び/又はHNC蛋白質に
特異的に結合する抗体を見つけるためにポリクローナル又はモノクローナル抗体
をスクリーニングすることを含むがそれらには限定されるわけではない。
C蛋白質に結合するか、この蛋白質を修飾するか、又はこの蛋白質と相互作用す
るそれらの能力によって同定される。HMT及び/又はHNC蛋白質活性の適当
な阻害剤は、種々の方法のうちの少なくとも1つで、(a)HMT及び/又はH
NC蛋白質部位に結合するか、これらの部位と相互作用するか、又はこれらの部
位を修飾することにより;(b)HMT及び/又はHNC蛋白質活性部位に結合
するか、これらの部位と相互作用するか、又はこれらの部位を修飾することによ
り;(c)溶液中でHMT及び/又はHNC蛋白質に結合して、HMT及び/又
はHNC蛋白質の利用性を低減させることにより:かつ(d)例えば、アロステ
リック相互作用によりHMT及び/又はHNC蛋白質活性を阻害するためにHM
T及び/又はHNC蛋白質の他の領域と相互作用することにより、HMT及び/
又はHNC蛋白質の活性を阻害する化合物である。
る宿主動物に有害でない限り、動物を治療するために本発明の組成物中の化合物
としてそのまま使用することができる。好ましい本発明のHMT及び/又はHN
C蛋白質阻害剤には、ノミHMT及び/又はHNC蛋白質基質類似体や、ノミH
MT及び/又はHNC蛋白質の活性を阻害するようにノミHMT及び/又はHN
C蛋白質に(例えば、アロステリック部位に)結合する他の分子が含まれるが、
それらには限定されない。HMT及び/又はHNC蛋白質基質類似体とは、HM
T及び/又はHNC蛋白質の活性部位と相互作用する(例えば、結合する、会合
する、修飾する)化合物を表す。好ましいHMT及び/又はHNC蛋白質基質類
似体は、HMT及び/又はHNC蛋白質活性を阻害する。HMT及び/又はHN
C蛋白質基質類似体は、任意の無機又は有機組成物であってよい。HMT及び/
又はHNC蛋白質基質類似体は、HMT及び/又はHNC蛋白質の活性部位と相
互作用し得る限り、構造的にHMT及び/又はHNC蛋白質の天然基質に類似す
る可能性はあるが、その必然性はない。HMT及び/又はHNC蛋白質基質類似
体は、コンピューター設計された本発明のHMT及び/又はHNC蛋白質構造又
はHMT及び/又はHNC蛋白質の天然基質のコンピューター構造を用いて設計
することができる。モデル化に好ましい部位には、HMT及び/又はHNC蛋白
質の1つ以上の活性部位が含まれる。基質類似体は、オリゴヌクレオチド、ペプ
チド、ペプチド模倣化合物などの分子、又は他の無機もしくは有機分子のランダ
ムサンプルを作製し、そのようなサンプルを、例えば、アフィニティークロマト
グラフィー技術によって、HMT及び/又はHNC蛋白質とそれらの基質との相
互作用に干渉する能力についてスクリーニングして得ることもできる。好ましい
HMT及び/又はHNC蛋白質基質類似体は、HMT及び/又はHNC蛋白質模
倣化合物、すなわち、構造的及び/又は機能的に、本発明のHMT及び/又はH
NC蛋白質の天然基質、特に、HMT及び/又はHNC蛋白質活性部位と相互作
用する基質領域に類似しているがHMT及び/又はHNC蛋白質活性部位と相互
作用するとHMT及び/又はHNC蛋白質の活性を阻害する化合物である。
発明の保護分子と組み合わせて、1種以上の感染物質に対して保護的な1種以上
の追加化合物を含む。
そのような組成物をノミに投与することによりノミ侵襲から動物を保護するため
に用い得る。そのようなノミ及び/又は動物への投与は、経口投与、動物の体表
面への適用(例えば、局所適用、もしくは動物上への噴霧)、又は環境への適用
(例えば、噴霧)によって行い得る。そのような組成物の例としては、少なくと
も1種の本発明の治療組成物を産生し得るトランスジェニックベクターがあるが
、それには限定されない。別の実施態様において、ノミは、本発明の治療組成物
を投与された宿主動物の体表面上又は血液中に存在する治療組成物又はその産物
を、摂取し得る。
る動物)を、本発明の治療組成物自体(例えば、HMT及び/又はHNC蛋白質
阻害剤、HMT及び/又はHNC蛋白質合成抑制剤(すなわち、ノミにおけるH
MT及び/又はHNC蛋白質の産生又は半減期を減少させる化合物)、HMT及
び/又はHNC蛋白質模倣分子、又は抗HMT及び/又はHNC抗体)、あるい
は、本発明の組成物の投与に応答して動物が産生する産物(例えば、ノミHMT
及び/又はHNC蛋白質もしくは核酸分子の投与、又は不活性阻害剤「プロドラ
ッグ」の活性HMT及び/又はHNC蛋白質阻害剤への変換に応答して産生され
る抗体)が最後にノミに入るように本発明の治療組成物を宿主動物に投与するこ
とにより治療する。宿主動物は、化合物もしくはその産物が動物の体表面上に存
在するか、又は動物の血流に入るように治療するのが好ましい。次いで、ノミは
、動物から採餌するときに組成物又は産物に暴露される。例えば、動物に投与さ
れるノミHMT及び/又はHNC蛋白質阻害剤は、動物の血流に入るように投与
し、そこで、ノミが栄養補給することによってノミに吸収され得る。
給すると、ノミが吸った血液中の本発明の化合物又はその産物の少なくとも一部
がノミによって糞便中に分泌され、次いでそれをノミ幼虫が経口摂取するという
点でノミ幼虫の侵襲を低減させる能力をも有している。特に、ノミ幼虫はノミの
糞便からそれらの栄養の全部ではなくとも大部分を得ることに留意されたい。
ると、治療した動物及びそれらを取り囲む環境上のノミ被害を低減させる多くの
成果をもたらし得る。そのような成果には、(a)治療した動物から栄養補給す
るノミの活力の低下、(b)治療した動物から栄養補給する雌ノミの産卵力の低
下、(c)治療した動物から栄養補給する雄ノミの生殖能力の低下、(d)治療
した動物から栄養補給する雌ノミが生む卵の生存力の低下、(e)治療した動物
から栄養補給するノミの血液栄養補給挙動の変化(例えば、ノミが栄養補給する
毎の栄養補給量の低下又は栄養補給頻度の低下)、(f)例えば、治療した動物
から栄養補給するノミの糞から幼虫が栄養補給することによるノミ幼虫の生存力
の低下、(g)〔例えば、栄養補給挙動の減少、成長阻害、脱皮阻害(例えば、
遅延もしくは阻止)、及び/又は成虫への成熟阻害による〕ノミ幼虫の成長の変
化、ならびに/又は血液食を消化するノミもしくはノミ幼虫の能力の変化もしく
は低下が含まれるが、それらには限定されない。
効な方法で本発明の治療組成物を動物に投与する。本発明の治療組成物は、侵襲
を予防するために(すなわち、予防ワクチンとして)侵襲前に動物に投与しても
よいし、及び/又は侵襲後に動物に投与してもよい。例えば、蛋白質、その模倣
分子、及びその抗体を免疫治療剤として用いることができる。
ができる。そのような賦形剤の例としては、水、塩類溶液、リンゲル液、デキス
トロース液、ハンクス液、及び他の生理的平衡食塩水がある。脂肪油、ごま油、
オレイン酸エチル、又はトリグリセリドなどの非水性キャリヤを用いてもよい。
他の有用な製剤には、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトール、
又はデキストランなどの増粘剤を含有する懸濁液が含まれる。賦形剤は、等張性
及び化学的安定性を高める物質などの微量添加剤をさらに含み得る。緩衝液の例
としては、リン酸緩衝液、重炭酸塩緩衝液、トリス緩衝液が挙げられ、保存剤の
例としては、チメロサール、又はo−クレゾール、ホルマリン及びベンジルアル
コールが挙げられる。標準的な製剤は、注射用の懸濁液又は溶液として適当な液
体中に溶解し得る液体注射可能物質又は固体である。したがって、非液体製剤の
場合、賦形剤は、デキストロース、ヒト血清アルブミン、保存剤などを含んでい
てよく、それらには投与前に滅菌水又は塩類溶液が添加され得る。
ジュバントは、特定の抗原に対する動物の免疫応答を増強し得る物質である。適
当なアジュバントには、サイトカイン、ケモカイン、及びサイトカインやケモカ
インの産生を誘発する化合物(例えば、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子
(GM−CSF)、Flt−3リガンド、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF
)、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)、コロニー刺激因子(CS
F)、エリトロポエチン(EPO)、インターロイキン2(IL−2)、インタ
ーロイキン3(IL−3)、インターロイキン4(IL−4)、インターロイキ
ン5(IL−5)、インターロイキン6(IL−6)、インターロイキン7(I
L−7)、インターロイキン8(IL−8)、インターロイキン10(IL−1
0)、インターロイキン12(IL−12)、インターフェロンγ、インターフ
ェロンγ誘発因子I(IGIF)、トランスフォーミング成長因子β、RANT
ES(regulated upon activation、normal
T cell expressed and presumably secr
eted)、マクロファージ炎症性蛋白質(例えば、MIP−1α及びMIP−
1β)、ならびにリーシュマニア(Leishmani)延長開始因子(LEI
F));細菌成分(例えば、内毒素、特に超抗原、外毒素及び細胞壁成分);ア
ルミニウム基塩;カルシウム基塩;シリカ;ポリヌクレオチド;トキソイド;血
清蛋白質;ウイルスコート蛋白質;ブロックコポリマーアジュバント(例えば、
Hunter’s TitermaxTMアジュバント〔VaxcelTM社、ジョ
ージア州ノークロス所在(VaxcelTM,Inc.Norcross,GA)
)、Ribiアジュバント(リビ イムノケム リサーチ社、モンタナ州ハミル
トン所在(Ribi ImmunoChem Research,Inc.,H
amilton,MT)));ならびにサポニン及びそれらの誘導体(例えば、
Qui A(スーパーフォス バイオセクター社、デンマーク所在(Super
fos Biosector A/S,Denmark)))が含まれるが、そ
れらには限定されない。本発明の蛋白質アジュバントは、本明細書に記載されて
いる方法を用いて、蛋白質自体の形態又はそのような蛋白質をコードする核酸分
子の形態で投与し得る。
ヤには、治療した動物内での治療組成物の半減期を増大させる化合物が含まれる
。適当なキャリヤとしては、高分子徐放キャリヤ、生物分解性インプラント、リ
ポソーム、細菌、ウイルス、他の細胞、油、エステル、及びグリコールが挙げら
れるが、それらには限定されない。
製剤である。本明細書に使用する場合、徐放製剤は、徐放キャリヤ中の本発明組
成物を含む。適当な徐放キャリヤには、生物分解性ポリマー、他のポリマーマト
リックス、カプセル、マイクロカプセル、マイクロパーティクル、丸塊製剤、浸
透ポンプ、拡散装置、リポソーム、リポスフェア、及び経皮送達システムが含ま
れるが、それらには限定されない。本発明の他の徐放製剤には、動物に投与する
と、その場で固体又はゲルを形成する液体が含まれる。好ましい徐放製剤は生物
分解性(すなわち、生体内崩壊性)である。
レベルを達成するのに十分な一定速度で、治療した動物の血液中に本発明の組成
物を放出し得る。本発明の治療組成物は、約1〜約12ヶ月の範囲の期間にわた
って放出されるのが好ましい。本発明の徐放製剤は、好ましくは約1ヶ月以上、
より好ましくは約3ヶ月以上、さらに好ましくは約6ヶ月以上、もっと好ましく
は約9ヶ月以上、さらにもっと好ましくは約12ヶ月以上もの間治療効果を生じ
得るのが好ましい。
サイズ、用量の数、用量の投与頻度及び投与様式を含む。そのようなプロトコル
の決定は当業者が実施し得る。適当な単位用量は、適当な期間にわたって1回以
上投与したときに動物を病気から保護し得る用量である。例えば、組換え蛋白質
ワクチンを含めた、蛋白質、模倣分子又は抗体治療組成物の好ましい単位用量は
、動物の体重1kg当たり約1マイクログラム(μg)〜約10ミリグラム(m
g)である。初回投与の後約2週間〜数年の間に追加免疫接種を実施し得る。追
加免疫接種は、動物の免疫応答が動物を病気から保護するには不十分になったと
きに行うのが好ましい。好ましい投与スケジュールは、約2週間〜約12ヶ月の
期間にわたって約1回〜約2回、動物の体重1kg当たり約10μg〜約1mg
の治療組成物を投与するものである。投与法は、皮下、皮内、静脈内、鼻腔内、
経口、経皮、眼球内、鼻腔内、結膜及び筋肉内経路を含み得るが、それらには限
定されない。他の治療化合物の投与法は、当業者が決定することができ、一日、
週間、月間又は年間の投薬計画に基づいて1回以上治療組成物を投与することを
含み得る。投与経路は、当業者が決定することができ、任意の経路を含み得る。
ノミに投与する場合に好ましい阻害化合物の投与経路は、動物の体表面に投与さ
れる局所的又は「スポットオン」製剤であり、その結果、ノミは動物に取り付い
たときに阻害化合物に遭遇する。阻害化合物の別の好ましい投与経路は経口製剤
であり、これは、動物に投与すると、動物の血流に入り、次いで、その動物から
ノミが栄養補給している間にノミに移入する。
HNC蛋白質を含み、この蛋白質は、ノミ侵襲から動物を保護するのに十分な免
疫応答を動物にもたらすプロトコルに従って動物に投与される。そのようなプロ
トコルは当業者が決定し得る。
蛋白質又は保護RNA(例えば、アンチセンスRNA、リボザイム、三重らせん
形態又はRNA薬剤)として発現させ得る方法で動物に投与し得る。核酸分子は
、(a)裸の(すなわち、ウイルスコートもしくは細胞膜内に封入されていない
)核酸を遺伝子ワクチンとして(例えば、Wolffら,Science 第2
47巻,1465−1468ページ,1990年に教示されているような、裸の
DNA又はRNA分子として)投与する方法、又は(b)組換えウイルスワクチ
ンとしてもしくは組換え細胞ワクチン(すなわち、核酸分子がウイルスもしくは
細胞キャリヤによって送達される)としてパッケージされた核酸分子を投与する
方法を含むがそれらには限定されない種々の方法で動物に送達し得る。
しくは、複製又は増幅コンピテントであるのが好ましい本発明の組換え分子を含
む。本発明の遺伝子ワクチンは、例えば、ジシストロニック組換え分子の形態の
1つ以上の本発明核酸分子を含み得る。好ましい遺伝子ワクチンには、ウイルス
ゲノムの少なくとも一部、すなわち、ウイルスベクターが含まれる。好ましいウ
イルスワクチンには、アルファウイルス、ポックスウイルス、アデノウイルス、
ヘルペスウイルス、ピコルナウイルス、及びレトロウイルスをベースとするもの
が含まれ、シンドビスウイルス又はセムリキ森林熱ウイルスなどのアルファウイ
ルス、種特異性ヘルペスウイルス及びポックスウイルスをベースとするものが特
に好ましい。蛋白質の産生に適しているとして開示されているものを含めた任意
の適当な転写調節配列を用いてよい。特に好ましい転写調節配列としては、サイ
トメガロウイルス即時型(好ましくはイントロン−Aと連結)、ラウス肉腫ウイ
ルスLTR、及び組織特異転写調節配列、ならびにウイルスベクターを用いる場
合にはウイルスベクター内因性転写調節配列が含まれる。「強力な」ポリアデニ
ル化シグナルを組み込むのも好ましい。
、経皮、結膜、眼球内、鼻腔内、及び経口投与経路が好ましい。遺伝子ワクチン
の好ましい単位用量は、当業者が決定し得るように、投与経路及び/又は送達法
に応じて、約1ナノグラム(ng)〜約600μgの範囲である。適当な送達法
には、例えば、注射により、滴剤として、エアゾール化及び/又は局所に送達す
る方法が含まれる。本発明の遺伝子ワクチンは、水性賦形剤(例えば、リン酸緩
衝塩類溶液)だけ又はキャリヤ(例えば、脂質ベースキャリヤ)中に含有させて
よい。
与後に動物中で発現し得る本発明の組換え分子を含んでいる。本発明の組換え分
子は、パッケージング欠失又は複製欠失であるか、及び/又は弱毒化ウイルスを
コードする。アルファウイルス、ポックスウイルス、アデノウイルス、ヘルペス
ウイルス、ピコルナウイルス及びレトロウイルスをベースとするものを含むがそ
れらには限定されない多くの組換えウイルスを用いてよい。好ましい組換えウイ
ルスワクチンは、(シンドビスウイルスなどの)アルファウイルス、アライグマ
ポックスウイルス、種特異性ヘルペスウイルス及び種特異性ポックスウイルスを
ベースとするものである。アルファウイルス組換えウイルスワクチンの製造法及
び使用法の例は、ショング(Xiong)及びグリーブ(Grieve)に付与
された米国特許第5,766,602号に開示されている。
に感染し、本明細書に開示されているように、ノミ侵襲から動物を保護し得る保
護蛋白質又はRNA核酸分子の産生を誘導する。例えば、本発明のノミHMT及
び/又はHNC核酸分子を含む組換えワクチンは、ノミ侵襲から動物を保護する
のに十分な免疫応答を動物に生じさせるプロトコルに従って投与される。本発明
の組換えウイルスワクチンの好ましい単位用量は、動物の体重1kg当たり約1
×104〜約1×108ウイルスプラーク形成単位(pfu)である。投与プロト
コルは、蛋白質ベースワクチンに関して本明細書に記載されているものと類似で
あり、皮下、筋肉内、鼻腔内、眼球内、結膜及び経口投与経路が好ましい。
発明の組換え細胞を含んでいる。この実施態様に好ましい組換え細胞には、サル
モネラ、大腸菌、リステリア、マイコバクテリア、S.フルジペルダ、〔サッカ
ロミセス・セレビシエ及びピチア・パストリス(Pichia pastori
s)を含めた〕酵母、BHK、CV−1、筋芽細胞G8、COS(例えば、CO
S−7)、ベロ、MDCK及びCRFK組換え細胞が含まれる。本発明の組換え
細胞ワクチンは、種々の方法で投与し得るが、好ましくは体重1kg当たり約1
08〜約1012細胞の範囲の用量で経口投与し得るという利点を有する。投与プ
ロトコルは、蛋白質ベースのワクチンに関して本明細書に記載されているものと
類似である。組換え細胞ワクチンは、全細胞、細胞壁が取り除かれた細胞又は細
胞溶解物を含み得る。
の蛋白質もしくは模倣分子を用いた)保護抗体の検出、治療した動物内の細胞性
免疫の検出、又は治療した動物が侵襲耐性であるかどうかを決定するための治療
した動物のノミによるチャレンジを含むがそれらには限定されない種々の方法で
テストすることができる。チャレンジ研究は、治療した動物に直接ノミを投与す
ることを含み得る。1つの実施態様において、治療組成物は、マウスなどの動物
モデルでテストし得る。そのような技術は当業者には公知である。
、すなわち、ノミHMT及び/又はHNC蛋白質活性阻害剤により阻害を受けや
すいノミHMT及び/又はHNC蛋白質機能に実質的に干渉し得る化合物を含ん
でいる。HMT及び/又はHNC蛋白質活性阻害剤は、本発明のノミHMT及び
/又はHNC蛋白質を用いて同定し得る。HMT及び/又はHNC蛋白質機能阻
害剤は、本発明のノミHMT及び/又はHNC蛋白質を用いて同定し得る。好ま
しいHMT及び/又はHNC蛋白質機能阻害剤は、ノミHMT及び/又はHNC
蛋白質の機能に実質的に干渉し得るが、宿主動物の蛋白質には実質的に干渉しな
い化合物である。本明細書に使用する場合、宿主動物の蛋白質を実質的に阻害又
は干渉しない化合物とは、宿主動物に投与しても、宿主動物が、その化合物に起
因する著しい悪性作用を示さず、かつ有効な方法で動物に投与すると、ノミ侵襲
から動物を保護し得るものである。
し得る化合物を同定する方法である。そのような方法は、(a)本発明の単離ノ
ミHMT及び/又はHNC蛋白質、好ましくは、C.felisHMT及び/又
はHNC蛋白質と、推定阻害化合物とを、この化合物の不在下ではこの蛋白質が
HMT及び/又はHNC蛋白質活性を有する条件下で、接触させる(例えば、組
み合わせる、混合する)工程と、(b)この推定阻害化合物がHMT及び/又は
HNC蛋白質の活性を阻害するかどうかを決定する工程とを含む。HMT及び/
又はHNC蛋白質活性は、HMT及び/又はHNC蛋白質の基質と結合する能力
又は基質と相互作用する能力を決定することを含むがそれには限定されない、当
該技術分野では公知の種々の方法で定量し得る。HMT及び/又はHNC蛋白質
がHMT及び/又はHNC蛋白質活性を有するような条件には、HMT及び/又
はHNC蛋白質が、生理的条件、すなわち、生理的pH、生理的イオン濃度、及
び生理的温度下に正しい三次元折りたたみ構造を有する条件が含まれる。
分子を含む)、推定基質類似体、及び好ましくは小さい他の有機又は無機分子が
含まれる。HMT及び/又はHNC蛋白質活性の定量法は当業者には公知であり
、例えば、本願の実施例の項を参照されたい。推定阻害化合物と本発明のHMT
及び/又はHNC蛋白質との結合を定量する方法は、当業者には公知であり、例
えば、表面プラスモン共鳴を用いた分子量の変化の測定(例えば、阻害剤もしく
は蛋白質をそれぞれHMT及び/又はHNC蛋白質と接触させる前及び接触させ
た後のHMT及び/又はHNC蛋白質阻害剤による光の散乱の測定)又はHMT
及び/又はHNC蛋白質と基質との相互作用を阻害する化合物のスクリーニング
を含む。
い方法は、(a)配列番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列
番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列
番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号1862、配列番号1
868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1
888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1
920、配列番号1925、及び/又は配列番号1930から成る群より選択さ
れるアミノ酸配列を含む蛋白質、ならびに/又は表I、表II、表III及び/
又は表IVの核酸分子によってコードされる蛋白質;(b)(a)に記載されて
いる1つの配列の連続アミノ酸部分と配列が同一の少なくとも25の連続アミノ
酸部分を含み、HMT及び/又はHNC蛋白質活性を有する蛋白質;(c)(a
)に記載の蛋白質のフラグメントを含み、このフラグメントが、HMT及び/又
はHNC分子に結合すること及びHMT及び/又はHNC蛋白質基質を加水分解
することから成る群より選択される活性を有する蛋白質;ならびに(d)(a)
(b)もしくは(c)の任意の蛋白質をコードする核酸分子の対立遺伝子変異体
によってコードされる蛋白質から成る群より選択されるアミノ酸配列を有する単
離ノミHMT及び/又はHNC蛋白質と、推定阻害化合物とを、この化合物の不
在下ではその蛋白質がHMT及び/又はHNC蛋白質活性を有する条件下で、接
触させる工程と、この推定阻害化合物がHMT及び/又はHNC蛋白質の活性を
阻害するかどうかを決定する工程とを含む。
を同定するアッセイキットである。このキットは、本発明の単離ノミHMT及び
/又はHNC蛋白質と、阻害の検出が可能な場合には、ノミHMT及び/又はH
NC蛋白質活性の阻害を測定する手段とを含む。ノミHMT及び/又はHNC蛋
白質阻害が検出されると、推定阻害剤はノミHMT及び/又はHNC蛋白質の阻
害剤であると同定される。ノミHMT及び/又はHNC蛋白質の阻害を測定する
手段には、推定阻害剤とノミHMT及び/又はHNC分子との結合を検出するア
ッセイシステム、及びノミHMT及び/又はHNC蛋白質の基質加水分解能力が
推定阻害剤により干渉されるかどうかを検出するアッセイシステムが含まれる。
種々の手段及び方法は本明細書に記載されており、当業者には公知である。
ではない。以下の実施例には、当業者には公知の多くの組換えDNA及び蛋白質
化学技術(例えば、Sambrookら,前掲参照)が含まれている。
ーギ管(HMT)からのRNA単離と、単離RNAを使用したサブトラクティッ
ドcDNAライブラリ及びアンサブトラクティッドcDNAライブラリの構築に
ついて述べる。
felis成虫とネコ血液を与えていないC.felis成虫(雄と雌の割合は
1:4)から切り出し、総RNAを、グアニジンイソチオシアネート溶解緩衝液
とSambrookらにより述べられた標準的な手順を使用して抽出した。ポリ
A濃縮mRNAを、製造業者のプロトコルに従って、mRNA Purific
ation Kit(Pharmacia Biotech,ニュージャージー
州ピスカタウェイ所在から入手可能)を使用して、前述の総RNAから精製した
。同じ手順を使用して、HMTを除去した後に切断したC.felisの体から
総RNAを抽出し、ポリA濃縮mRNAを単離した(以下、「非HMT mRN
A」と呼ぶ)。
ーションとサプレッションPCRを使用して、cDNAライブラリを構築した。
サブトラクティブハイブリダイゼーションとサプレッションPCRを、製造業者
のプロトコルに従い、PCR−SelectTMcDNA Subtractio
n Kit(Clontech Laboratories,Inc.,カリフ
ォルニア州パロアルト所在から入手可能)を使用して行った。簡単に述べると、
このキットは、サブトラクティブハイブリダイゼーションとサプレッションPC
Rを使用して、テスターcDNAに存在するがドライバーcDNAに存在しない
cDNA配列を特異的に増幅し、テスター特異的配列を濃縮する。サブトラクシ
ョンプロセスの効率は、製造業者のプロトコルのV.D.節に記載されているよ
うに、半定量的PCRと、アガロースゲル上でのサブトラクションが行われた試
料とサブトラクションが行われていない試料の臭化エチジウム染色パターンの比
較により評価することができる。半定量的PCRについては、HMT組織外で発
現することが知られているmRNAを有する3種類の遺伝子を使用して、特異的
サブトラクションの試験を行った。これらの遺伝子は、推定アクチン、N−アミ
ノペプチダーゼ、及びセリンプロテアーゼ蛋白質をコードしていた。
件下で行った。この反応では、2マイクログラム(μg)のHMT mRNAを
、テスター材料を合成するための鋳型として使用し、2μgの非HMT mRN
Aを、ドライバー材料を合成するための鋳型として使用した。選択的増幅ステッ
プに使用するサイクル数を、製造業者のプロトコルを使用して最適化した。最適
化により、標準的な27サイクルではなく24サイクルの一次PCRと、標準的
な12サイクルではなく15サイクルの二次PCRを使用した。
ng(登録商標)Kit(Invitrogenから入手可能)を使用して、p
CR(登録商標)2.1ベクター(Invitrogen,カリフォルニア州カ
ールズバッド所在から入手可能)に連結した。次いで、この連結反応物を使用し
て、INVαF’One ShotTMコンピテント細胞(Invitrogen
から入手可能)を形質転換し、これを、50マイクログラム/ミリリットル(μ
g/ml)のアンピシリン(Sigma−Aldrich Co.,ミズーリ州
セントルイス所在から入手可能)と50μg/mlの5−ブロモ−4−クロロ−
3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシド(X−gal)(Fisher
Biotech,ニュージャージー州フェアローン所在から入手可能)を含むL
uriaブロス(LB)寒天上にプレーティングした。形質転換されたコロニー
を増幅し、DNAを、Sambrookら(前掲)により述べられている標準的
なアルカリ溶解手順を使用して単離した。
Cycle Sequencing Ready Reaction Kit
、又はPRISMTM dRhodamine Terminator Cycl
e Sequencing Ready Reaction Kit、又はPR
ISMTM BigDyeTM Terminator Cycle Sequen
cing Ready Reaction Kit(PE Applied B
iosystemsから入手可能)を使用して反応を行った後に、DNA試料の
自動化サイクルシークエンシングを、ABI PRISMTMモデル377(Pe
rkins Elmerから入手可能)とXLアップグレードDNAシーケンサ
ー(PE Applied Biosystems,カリフォルニア州フォスタ
ーシティ所在から入手可能)を使用して行った(以下、「標準的な配列決定法」
と呼ぶ)。配列解析を、MacVectorTM配列解析ソフトウエア(Inte
rnational Biotechnologies Inc.,New H
aven,CTから入手可能)と、Wisconsin Package バー
ジョン9.0配列解析ソフトウエア(Genetics Computer G
roup(GCG),ウィスコンシン州マディソン所在)(以下、GCGバージ
ョン9.0と呼ぶ)を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。読み取
られた各配列から両端のベクター配列を取り除き、この配列を、検索のために、
BLASTネットワークを使用して米国立バイオテクノロジー情報センター(N
CBI)、米国立医学図書館、米国立衛生研究所,Baltimore,MDに
送った。このデータベースには、SwissProt+PIR+SPupdat
e+GenPept+GPUpdate+PDPデータベースが含まれる。6つ
全てのリーディングフレーム内の翻訳配列をデータベースに含まれる蛋白質配列
と比較するxBLAST機能を使用して、検索を行った。GenBankデータ
ベースの配列と有意な相同性を有するクローンを提案された機能に従って分類し
、表IIに列挙する。GenBankデータベースの配列と有意な相同性を有さ
ないクローンをオープンリーディングフレームについて手作業で検索し、表IV
に列挙する。
。約10,000個のHMT組織を、同数の、ネコ血液を与えなかったC.fe
lis成虫とネコ血液を与えたC.felis成虫(雄と雌の割合は1:4)か
ら切り出した。総RNAを、グアニジンイソチオシアネート溶解緩衝液とSam
brookらにより述べられた手順を使用して抽出し、続いて、製造業者のプロ
トコルに従い、mRNA精製キット(Pharmaciaから入手可能)を使用
して単離した。ライブラリを、ZAP−cDNA(登録商標)cDNA合成キッ
トを使用して5μgの単離mRNAにより構築し、ZAP−cDNA(登録商標
)Gigapack(登録商標)Goldクローニングキットを使用してパッケ
ージングした(キットは両方ともStratagene,La Jolla,C
Aから入手可能)。結果として得られたHMTライブラリを、約5×109プラ
ーク形成単位/ミリリットル(pfu/ml)の力価まで増幅した。シングルク
ローンエキシジョンをEx−AssistTMヘルパーファージ(Stratag
eneから入手可能)を使用して行い、これを使用し、製造業者のプロトコル(
以下の例外を除く)を使用して、配列決定用の二本鎖プラスミド鋳型を作成した
。SOLR細胞を清澄化ファージ溶解物とインキュベーションした後に、混合物
を使用してLBブロスに接種し、混合物を一晩インキュベートし、次いで、ミニ
プレッププラスミド調製にかけ、前述のサブトラクティッドHMTライブラリに
ついて述べたように配列決定を行った。
(HNC)からのRNA単離と、単離RNAを使用したサブトラクティッドcD
NAライブラリ及びアンサブトラクティッドcDNAライブラリの構築について
述べる。
数の、ネコ血液を与えたC.felis成虫とネコ血液を与えていないC.fe
lis成虫(雄と雌の割合は1:4)から切り出し、総RNAを、グアニジンイ
ソチオシアネート溶解緩衝液とSambrookらにより述べられた標準的な手
順を使用して抽出した。約618μgの総RNAを回収した。ポリA濃縮mRN
Aを、製造業者のプロトコルに従い、mRNA精製キット(Pharmacia
から入手可能)を使用して前述の総RNAから精製した。約13μgのmRNA
を単離した。同じ手順を使用して、HNC組織を除去した後に切断されたC.f
elisの体から総RNAを抽出し、ポリA濃縮mRNAを単離した(以下、「
非HNC mRNA」と呼ぶ)。
ectTMcDNA Subtraction Kit(Clontechから入
手可能)を使用して実施例1に記載のように行った。この反応では、2マイクロ
グラム(μg)のHNC mRNAを、テスター材料を合成するための鋳型とし
て使用し、2μgの非HMT mRNAを、ドライバー材料を合成するための鋳
型として使用した。選択的増幅ステップに使用するサイクル数を、製造業者のプ
ロトコルを使用して最適化した。最適化により、標準的な27サイクルではなく
24サイクルの一次PCRと、12又は15サイクルの二次PCRを使用した。
ニングキット(Invitrogenから入手可能)を使用してTAベクターに
連結した。連結反応物のアリコートで、Ultramax DH5αTM細菌(G
ibco−BRL,Gaithersburg,MDから入手可能)を形質転換
した。形質転換混合物の一部を使用して、100μg/mlアンピシリンを含む
LBブロス培地に接種した。この一晩培養物をプレーティングして独立したコロ
ニーを作成し、これらのコロニーを、個々に、プラスミド調製用の一晩培養に使
用した。形質転換コロニーを増幅し、Sambrookら(前掲)により述べら
れている標準的なアルカリ溶解手順を使用して、DNAを単離した。
配列決定法を使用して行った。配列解析を、MacVectorTM配列解析ソフ
トウエア(International Biotechnologies I
nc.,コネチカット州ニューヘブンから入手可能)と、Wisconsin
Packageバージョン9.0配列解析ソフトウエア(Genetics C
omputer Group(GCG),ウィスコンシン州マディソン所在から
入手可能)(以下、GCGバージョン9.0と呼ぶ)を使用し、デフォルトパラ
メータを使用して行った。読み取られた各配列から両端のベクター配列を取り除
き、この配列を、実施例1に記載のようにxBLAST検索にかけた。GenB
ankデータベースの配列と有意な相同性を有するクローンを提案された機能に
従って分類し、表Iに列挙する。GenBankデータベースの配列と有意な相
同性を有さないクローンをオープンリーディングフレームについて手作業で検索
し、表IIIに列挙する。
0個の頭部及び神経索をC.felisから切り出し、ポリA RNAを前述の
ように単離した。約7μgのHNCポリA RNAを使用し、Stratage
ne λZAP−cDNA Synthesis Kitとプロトコルを使用し
てcDNAライブラリを構築した。結果として得られたHNCライブラリを、約
5×109プラーク形成単位/ミリリットル(pfu/ml)の力価まで増幅し
た。シングルクローンエキシジョンをEx−AssistTMヘルパーファージ
(Stratageneから入手可能)を使用して行い、これを使用し、製造業
者のプロトコル(以下の例外を除く)を使用して、配列決定用の二本鎖プラスミ
ド鋳型を作成した。SOLR細胞を清澄化ファージ溶解物とインキュベーション
した後に、混合物を使用してLBブロスに接種し、混合物を一晩インキュベート
し、次いで、ミニプレッププラスミド調製にかけ、前述のサブトラクティッドラ
イブラリについて述べたように配列決定を行った。
nds(RACE)によるC.felis cDNAプール(RACE cDN
Aプール)の作成について述べる。
から抽出した。約1000匹の餌を与えたノミ成虫と1000匹の餌を与えなか
ったノミ成虫をドライアイス上で凍結させ、乳鉢と乳棒を使用して別々にひいて
粉末にし、総RNAを以下のように各粉末から抽出した。10mlの溶液D(4
Mグアニジンイソチオシアネート、25mMクエン酸ナトリウム(pH7.0)
、1.5%サルコシル、0.5M 2−メルカプトエタノール)を粉末に添加し
、懸濁液を振盪により混合した。2M酢酸ナトリウム(pH4.0)1mlとp
H4.7フェノール/クロロホルム/イソアミルアルコール(125:24:1
)3ml(Sigmaから入手可能)を添加し、懸濁液をボルテックスシェーカ
ーで混合し、15分間、氷上でインキュベートした。インキュベーション後、混
合物を10,000×gで20分間、遠心分離し、上清を取り出し、pH4.7
フェノール/クロロホルム/イソアミルアルコールで2回抽出した。次に、等量
のイソプロパノールを上清に添加し、−20℃で2時間インキュベートし、続い
て、10,000×gで20分間、遠心分離した。遠心分離後に、上清を取り出
し、捨て、ペレットを70%エタノールで洗浄し、室温で乾燥させた。ペレット
を、10mM Tris、1mM EDTA(pH8.0)に再懸濁した。分光
光度計分析から、餌を与えていないノミからの総RNAの収量は1140μgで
あり、餌を与えたノミからの収量は1500μgであることが分かった。
ら600μgを混合し、次いで、mRNAを、製造業者のプロトコルを使用し、
mRNA Purification Kit(Amersham Pharm
acia Biotech,ニュージャージー州ピスカタウェイ所在から入手可
能)を使用して抽出した。約15〜25μgのmRNAを、分光光度計分析と臭
化エチジウム染色に基づいて単離した。1μgの精製mRNAを鋳型として使用
し、Marathon cDNA Amplification Kit(Cl
ontech Laboratories,Inc.,カリフォルニア州パロア
ルト所在から入手可能)を、製造業者のプロトコルに従って使用して、RACE
cDNAプールを構築した。
グ、配列決定、組換え蛋白質発現、及び精製について述べる。本実施例はまた、
様々なノミ組織におけるアラントイナーゼmRNAの発現について述べる。
な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、アラントイナーゼ遺伝
子と有意な相同性を有することが分かった。このクローンをEcoRIで消化し
て、ノミ核酸分子nCfALN682と呼ぶ682ヌクレオチド長のインサートを
切り出した。このインサートを、Gel Purification Kit(
Qiagen,カリフォルニア州チャットワース所在から入手可能)を使用して
ゲル精製により単離した。約50ナノグラム(ng)の精製nCfALN682を
使用し、製造業者のプロトコルを使用し、Megaprime DNA標識キッ
ト(Amersham,イリノイ州アーリントンハイツ所在)を使用して、32P
α−dATP標識DNAプローブを構築した。
ョン手順に使用して、クローンを、実施例1に記載のHMTλ−ZAPアンサブ
トラクティッドcDNAライブラリから単離した。以下のハイブリッド形成条件
を使用した(以下、「標準的なハイブリッド形成条件」と呼ぶ)。フィルターを
、5×SSPE(Sambrookら(前掲)を参照のこと)、1.2%ドデシ
ル硫酸ナトリウム(SDS)、0.1mg/mlサケ精子DNA、及び5×デン
ハルト試薬(Sambrookら(前掲)を参照のこと)中で、約1×106カ
ウント毎分(cpm)/mlのプローブと55℃で約14時間ハイブリッド形成
させた。フィルターを以下のとおり洗浄した。(a)5×SSPE及び1%SD
Sで10分、(b)2×SSPE及び1%SDSで10分、(c)1×SSPE
及び0.5%SDSで10分、(d)0.5×SSPE及び1%SDSで10分
。全ての洗浄を55℃で行った。プローブと強くハイブリッド形成したプラーク
を単離し、インビボエキシジョンに供した。インビボエキシジョンを、Stra
tagene Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを
使用して行って、ポジティブプラークをpBluescriptTMプラスミドD
NAに変換した。製造業者のプロトコルを使用してQiagen Qiapre
pTMスピンミニプレップキットによりDNAを調製し、各20U/μlのEco
RI及びXhoI(New England Biolabs、マサチューセッ
ツ州ビバリー所在から入手可能)約1μlを使用して制限酵素消化した後に、配
列決定を標準的な配列決定法を使用して行った。1個のクローンを一次プラーク
から単離した。このクローンは、本明細書中で配列番号1と示すヌクレオチド配
列を有する約2057塩基対の核酸分子(本明細書中ではnCfALN2057と呼
ぶ)を含んでいた。配列番号1の相補的配列を本明細書中では配列番号3と表す
。nCfALN687の配列決定により、nCfALN687は、配列番号1のヌクレ
オチド855から1536と100%の同一性を有することが分かる。
されるアミノ酸配列を有する、384アミノ酸の完全長アラントイナーゼ蛋白質
(本明細書中ではPCfALN384と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開
始コドンが、配列番号1のヌクレオチド152からヌクレオチド154に及び、
終結コドンが、配列番号1のヌクレオチド1304からヌクレオチド1306に
及ぶと仮定する。PCfALN384をコードするコード領域は、配列番号4によ
り表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号6により表される核酸配列を有
する相補鎖を有する、核酸分子nCfALN1152により表される。PCfALN 384 のアミノ酸配列(配列番号5とも表される)により、PCfALN384は、約
42.2キロダルトン(kDa)の推定分子量と約6の推定等電点(pI)を有
することが予想される。
較により、配列番号2は、Rana catesbeiana(ウシガエル)ア
ラントイナーゼ蛋白質、GenBankアクセッション番号458126と最大
の相同性(すなわち、約48.6%の同一性)を示したことが分かる。配列番号
4とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号4は、Ra
na catesbeiana核酸分子、GenBankアクセッション番号U
03471と最大の相同性(すなわち、約51%の同一性)を示したことが分か
る。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォルト
パラメータを使用して行った。
列5’GCG GAT CCT ATG CTG AAT TGC AAG A
AC CTT G3’(下線で示すBamHI部位を有し、本明細書中では配列
番号37と呼ぶ)を有するセンスプライマーALN−FEと、ヌクレオチド配列
5’CAG GTA CCC TCT TTT AGA AGC ACC GG
T CCC3’(下線で示すKpn部位を有し、本明細書中では配列番号38と
呼ぶ)を有するアンチセンスプライマーALN−REを使用して、鋳型として前
述のpBluescriptTMクローンからPCRにより増幅した。PCR反応
を、以下の増幅サイクル:(a)95℃30秒で1サイクル、(b)95℃20
秒、50℃20秒、72℃2分で30サイクル、(c)72℃5分で1サイクル
(以下、「標準的なサーモサイクリング条件」と呼ぶ)を使用して、2.5mM
MgCl2、0.2mM dNTP、1μMの各プライマー、5U/μl T
aqポリメラーゼ0.5μl、1μg/μlの鋳型1μl、及び10×Taq緩
衝液3μlを含む反応物(以下、「標準的なPCR反応条件」と呼ぶ)で行った
。PCR産物をBamHI及びKpnIで消化し、BamHI及びKpnIで消
化され、アルカリホスファターゼで処理されているベクターpTrcHisB(
Invitrogenから入手可能)に連結した。結果として生じる組換え分子
(本明細書中ではpTrc−nCfALN1152と呼ぶ)でE.coli BL2
1株(Novagen Inc.,ウィスコンシン州マディソン所在から入手可
能)を形質転換して、組換え細胞E.coli:pTrc−nCfALN1152を
得た。
れる組換え蛋白質の発現を誘導するために0.5μMイソプロピルチオ−β−ガ
ラクトシド(IPTG)の存在下でインキュベートした。発現を、クマシーブル
ー染色したTris−グリシンゲルを使用して、及びT7タグ抗体(Novag
enから入手可能)を使用したウエスタンブロットにより確認した。T7タグ抗
体により、約55kDaの蛋白質が発現したことが示された。蛋白質産物を、N
iCl2を充填したHiTrapTMChelatingカラム(Pharmac
iaから入手可能)を使用した液体クロマトグラフィーにより精製した。この蛋
白質産物は、エドマン分解による自動蛋白質配列決定にかけた時に、ベクターの
Hisタグを含むことが示された。
ンブロット分析を以下のように行った。HMT組織を、ネコ血液を与えた100
0匹のC.felis成虫(雄と雌の割合は1:4)から切り出した。総RNA
を、以下のように、HMT組織と、これらの解剖から生じたHMTのない屠体か
ら別々に抽出した。組織を−80℃で凍結させ、乳鉢と乳棒でひいて粉末にし、
粉末を均等に分けて4個の2mlエッペンドルフチューブ(それぞれ溶解緩衝液
1mlを含む)に入れた。溶解緩衝液は、4Mグアニジニウムチオシアネート、
25mMクエン酸ナトリウム(pH7.0)、3%サルコシル、0.5M 2−
メルカプトエタノール、0.1%消泡剤、及び1mMアウリントリカルボン酸(
全てSigma Chemical Corporation,ミズーリ州セン
トルイス所在から入手可能)を含んでいた。混合後に、チューブを14,000
rpmで2分間回転させ、上清を、フェノール(Aldrich,ワイオミング
州ミルウォーキー所在から入手可能)250μlを含む別々の2mlエッペンド
ルフチューブに移した。混合後に、チューブを14,000rpmで5分間回転
させ、上清を新しい2mlチューブに移した。フェノール/溶解緩衝液の界面に
蛋白質性物質が見えなくなるまで、このプロセスを3回繰り返し、次いで、クロ
ロホルム250μlを各チューブに添加し、内容物を混合し、14,000rp
mで5分間回転させ、続いて、上清を新しいチューブに移した。上清の体積に等
しい体積のイソプロパノールを各チューブに添加し、チューブを5分間、氷上に
置いた。次いで、チューブを、室温で15分間、14,000rpmで回転させ
、上清を取り出し、捨てて、残存しているRNAペレットを70%エタノールで
洗浄し、乾燥させた。RNAペレットを、TE(10mM Tris、1mMエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA))100μlに再懸濁した。次いで、各チュ
ーブ内のRNA量を、分光光度計を使用して決定した。
ホルムアルデヒド、17%水、7%グリセロール、1×MOPS緩衝液(0.4
M 93−[N−モルホリノ]プロパンスルホン酸(MOPS)の1:20希釈
液、0.1M酢酸ナトリウム、20mM EDTA)からなる)18.75μl
、臭化エチジウム10μl、及びブロモフェノールブルー色素10μl(全てS
igmaから入手可能)を含む別々のチューブに添加した。チューブを2分間9
5℃まで加熱し、次いで、氷上に置いた。RNA試料を、3.2%ホルムアルデ
ヒドと1×MOPS緩衝液を含む1.5%アガロースゲルでのゲル電気泳動によ
り分離し、次いで、余分なホルムアルデヒドを除去するために、転写前に、ゲル
を水に30分間浸けた。次いで、Sambrookら(前掲)により述べられた
標準的な技術を使用し、ゲルを、転写緩衝液として10×SSPEを使用してN
ytran(登録商標)ナイロンメンブレン(Schleicher and
Schuell Inc.,Kneene,NHから入手可能)に転写した。こ
のメンブレンを、Stratalinker(登録商標)(Stratagen
eから入手可能)を使用してUV架橋し、次いで、50%ホルムアミド、5×S
SPE、1.2%SDS、5×デンハルト試薬、2.5mM EDTA、及び1
00μg/mlサケ精子DNA中で、42℃でプレハイブリダイゼーションした
。アラントイナーゼEST核酸分子nCfALN682を含むプローブを、DNA
標識キット(Amershamから入手可能)を使用してα−32P−ATPで標
識し、約1×106cpm/mlの濃度で緩衝液に添加し、42℃で18時間ハ
イブリッド形成させた。次いで、ブロットを以下のように洗浄した。4×SSP
E及び1%SDSで、42℃で10分;2×SSPE及び1%SDSで、42℃
で10分;0.5×SSPE及び0.5%SDSで、42℃で10分;0.25
×SSPE及び0.25%SDSで、42℃で10分。次いで、ブロットをフィ
ルムに1時間暴露し、フィルムを標準的な手順を使用して現像した。現像された
フィルムの分析から、アラントイナーゼmRNAはHMT組織に存在するが、非
HMT組織には存在しないことが明らかになった。
るかどうか、アラントイナーゼmRNA発現が給餌により影響されるかどうかを
確かめるために、ノーザンブロット分析を行った。総RNAを、前述のように、
以下のそれぞれのノミ生活段階:卵、一齢幼虫、三齢幼虫、移行期幼虫、蛹の1
000匹のノミから、及び以下の給餌条件:餌を与えていない、ネコ血液を15
分間与えた、ネコ血液を2時間与えた、ネコ血液を8時間与えた、ネコ血液を2
4時間与えた、1000匹のノミ成虫から抽出した。
述したα−32P−ATP標識nCfALN682プローブとハイブリッド形成させ
た。現像されたフィルムの分析から、アラントイナーゼmRNAは、給餌条件に
かかわらず試験した全てのノミ成虫で発現し、卵及び蛹(この2つの生活段階で
は餌を食べず、尿を排出しない)を除く全ての生活段階で発現することが明らか
になった。
決定、組換え蛋白質発現、及び精製について述べる。本実施例はまた、様々なノ
ミ組織におけるキチン結合蛋白質mRNAの発現について述べる。
的な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、Bombyx mo
ri(カイコ)由来キチナーゼ様遺伝子と相同性を有することが分かった。この
クローンをEcoRIで消化して、キチン結合蛋白質(CBP)核酸分子nCf
CBP429と呼ぶ約429ヌクレオチド長のインサートを切り出した。このイン
サートを、Gel Purification Kit(Qiagenから入手
可能)を使用してゲル精製により単離した。約50ngの精製nCfCBP429
を使用し、Megaprime DNA標識キット(Amershamから入手
可能)と製造業者のプロトコルを使用して、32Pα−dATP標識DNAプロー
ブを構築した。
に使用して、クローンを、実施例4に記載の標準的なハイブリッド形成条件を使
用して、実施例1に記載のHMTλ−ZAPアンサブトラクティッドcDNAラ
イブラリから単離した。プローブと強くハイブリッド形成したプラークを単離し
、インビボエキシジョンに供した。インビボエキシジョンを、Stratage
ne Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを使用して
行って、ポジティブプラークをpBluescriptTMプラスミドDNAに変
換した。製造業者のプロトコルを使用してQiagen QiaprepTMスピ
ンミニプレップキットによりDNAを調製し、各20U/μlのEcoRI及び
XhoI(New England Biolabsから入手可能)約1μlを
使用して制限酵素消化した後に、配列決定を行った。1個のクローンを一次プラ
ークから単離した。このクローンは、本明細書中で配列番号7と示すヌクレオチ
ド配列を有する約1128塩基対の核酸分子(本明細書中ではnCfCBP1128 と呼ぶ)を含んでいた。配列番号7の相補的配列を本明細書中では配列番号9と
表す。nCfCBP429の配列決定により、nCfCBP429は、配列番号7のヌ
クレオチド148から576と100%の同一性を有することが分かった。
されるアミノ酸配列を有する、272アミノ酸の完全長キチン結合蛋白質(本明
細書中ではPCfCfCBP272と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始
コドンが、配列番号7のヌクレオチド6からヌクレオチド8に及び、終結コドン
が、配列番号7のヌクレオチド822からヌクレオチド824に及ぶと仮定する
。PCfCBP272をコードするコード領域は、配列番号10により表される核
酸配列を有するコード鎖と配列番号12により表される核酸配列を有する相補鎖
を有する、核酸分子nCfCBP816により表される。PCfCBP272のアミノ
酸配列(配列番号11とも表される)により、PCfCBP272は、約30.6
kDaの推定分子量と約7.3の推定pIを有することが予想される。
較により、配列番号8は、Lucilia cuprinaペリトロフィン(p
eritrophin)−44蛋白質、GenBankアクセッション番号40
7976と最大の相同性(すなわち、約26%の同一性)を示したことが分かる
。配列番号10とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番
号10は、Lucilia cuprinaペリトロフィン−44核酸分子、G
enBankアクセッション番号L25106と最大の相同性(すなわち、約4
0%の同一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバー
ジョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
〜827を含む核酸分子を、ヌクレオチド配列5’CGG GAT CCT G
CT GAC AGG AAT TCG CCC AC3’(下線で示すBam
HI部位を有し、本明細書中では配列番号39と呼ぶ)を有するセンスプライマ
ーCBP−FEと、ヌクレオチド配列5’CAT GGT ACC CCT G
GT TTA AGC CTT ACT TAG C3’(下線で示すKpn部
位を有し、本明細書中では配列番号38と呼ぶ)を有するアンチセンスプライマ
ーCBP−REを使用して、鋳型として前述のpBluescriptTMクロー
ンからPCRにより増幅した。PCR反応を、標準的なPCR反応と実施例4に
記載のサーモサイクリング条件を使用して行った。PCR産物をBamHI及び
KpnIで消化し、BamHI及びKpnIで消化され、アルカリホスファター
ゼで処理されているベクターpTrcHisB(Invitrogenから入手
可能)に連結した。結果として生じる組換え分子(本明細書中ではpTrc−n
CfCBP769と呼ぶ)でE.coli BL21株(Novagenから入手
可能)を形質転換して、組換え細胞E.coli:pTrc−nCfCBP769
を得た。組換え細胞を標準的な条件下で増殖させ、次いで、約32kDaの蛋白
質であると予想される組換え蛋白質の発現を誘導するために0.5μM IPT
Gの存在下でインキュベートした。蛋白質の発現を、クマシーブルー染色したT
ris−グリシンゲルを使用して、及びT7タグ抗体を使用したウエスタンブロ
ットにより確認した。T7タグ抗体により、約32kDaの蛋白質が発現したこ
とが示された。蛋白質産物を、NiCl2を充填したHiTrapTMChela
tingカラム(Pharmaciaから入手可能)を使用した液体クロマトグ
ラフィーにより精製した。この蛋白質産物は、エドマン分解による自動蛋白質配
列決定にかけた時に、ベクターのHisタグを含むことが示された。
る特定の段階だけで発現するのかどうか、CBP mRNAの発現が給餌により
影響されるかどうかを確かめるために、ノーザンブロット分析を実施例4に記載
のように行った。総RNAを、実施例4に記載のようにノミ組織、生活段階及び
給餌条件から抽出した。各RNA試料をゲル電気泳動により分離し、ナイロンメ
ンブレンに転写し、実施例4に記載のノザンブロッティング条件下でα−32P−
ATP標識nCfCBP429とハイブリッド形成させた。現像されたフィルムの
分析から、CBP mRNAはHMT組織で発現するが、非HMT組織では発現
しないことが明らかになった。CBP mRNAはまた、給餌条件にかかわらず
試験した全てのノミ成虫で検出されたが、成虫ではない、どの生活段階でも検出
されなかった。
ト核酸分子のクローニング及び配列決定について述べる。 実施例1に記載のHMT ESTライブラリから1個のTAクローンを、標準
的な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、Drosophil
a melanogaster由来神経系抗原1(nervous syste
m antigen 1)遺伝子と相同性を有することが分かった。このクロー
ンをEcoRIで消化して、NKAB核酸分子nCfNKAB439と呼ぶ約43
9ヌクレオチド長のインサートを切り出した。このインサートを、Gel Pu
rification Kit(Qiagenから入手可能)を使用してゲル精
製により単離した。約50ngの精製nCfNKAB439を使用し、Megap
rime DNA標識キット(Amershamから入手可能)と製造業者のプ
ロトコルを使用して、32Pα−dATP標識DNAプローブを構築した。
に使用して、クローンを、実施例4に記載の標準的なハイブリッド形成条件を使
用して、実施例1に記載のHMTλ−ZAPアンサブトラクティッドcDNAラ
イブラリから単離した。プローブと強くハイブリッド形成したプラークを単離し
、インビボエキシジョンに供した。インビボエキシジョンを、Stratage
ne Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを使用して
行って、ポジティブプラークをpBluescriptTMプラスミドDNAに変
換した。製造業者のプロトコルを使用してQiagen QiaprepTMスピ
ンミニプレップキットによりDNAを調製し、各20U/μlのEcoRI及び
XhoI(New England Biolabsから入手可能)約1μlを
使用して制限酵素消化した後に、配列決定を行った。1個のクローンを二次プラ
ークから単離した。このクローンは、本明細書中で配列番号13と示すヌクレオ
チド配列を有する約1714塩基対の核酸分子(本明細書中ではnCfNKAB 1714 と呼ぶ)を含んでいた。配列番号13の相補的配列を本明細書中では配列番
号15と表す。nCfNKAB439の配列決定により、nCfNKAB439は、配
列番号13のヌクレオチド907から1345と100%の同一性を有すること
が分かった。
より表されるアミノ酸配列を有する、326アミノ酸の完全長NKAB蛋白質(
本明細書中ではPCfNKAB326と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開
始コドンが、配列番号13のヌクレオチド294からヌクレオチド296に及び
、終結コドンが、配列番号13のヌクレオチド1272からヌクレオチド127
4に及ぶと仮定する。PCfNKAB326をコードするコード領域は、配列番号
16により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号18により表される核
酸配列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCfNKAB978により表される。
PCfNKAB326のアミノ酸配列(配列番号17とも表される)により、PC
fNKAB326は、約37.7kDaの推定分子量と約5の推定pIを有するこ
とが予想される。
比較により、配列番号14は、Drosophila melanogaste
r神経系抗原2(nervous system antigen 2)蛋白質
、GenBankアクセッション番号881344と最大の相同性(すなわち、
約46%の同一性)を示したことが分かる。配列番号16とGenBankに報
告された核酸配列との比較により、配列番号16は、Drosophila m
elanogaster神経系抗原2核酸分子、GenBankアクセッション
番号U22440と最大の相同性(すなわち、約52%の同一性)を示したこと
が分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフ
ォルトパラメータを使用して行った。
ニング及び配列決定について述べる。本実施例はまた、様々なノミ組織における
リガンド依存性イオンチャネルmRNAの発現について述べる。
的な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、ヒトリガンド依存性
塩素チャネル核酸分子と相同性を有することが分かった。このクローンをEco
RIで消化して、ノミLGIC核酸分子nCfLGIC376と呼ぶ約376ヌク
レオチド長のインサートを切り出した。このインサートを、Gel Purif
ication Kit(Qiagenから入手可能)を使用してゲル精製によ
り単離した。約50ngの精製nCfLGIC376を使用し、Megaprim
e DNA標識キット(Amershamから入手可能)と製造業者のプロトコ
ルを使用して、32Pα−dATP標識DNAプローブを構築した。
に使用して、クローンを、実施例4に記載の標準的なハイブリッド形成条件を使
用して、実施例1に記載のHMTλ−ZAPアンサブトラクティッドcDNAラ
イブラリから単離した。プローブと強くハイブリッド形成したプラークを単離し
、インビボエキシジョンに供した。インビボエキシジョンを、Stratage
ne Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを使用して
行って、ポジティブプラークをpBluescriptTMプラスミドDNAに変
換した。製造業者のプロトコルを使用してQiagen QiaprepTMスピ
ンミニプレップキットによりDNAを調製し、各20U/μlのEcoRI及び
XhoI(New England Biolabsから入手可能)約1μlを
使用して制限酵素消化した後に、配列決定を行った。1個のクローンを二次プラ
ークから単離した。このクローンは、本明細書中で配列番号19と示すヌクレオ
チド配列を有する約2240塩基対の核酸分子(本明細書中ではnCfLGIC 2240 と呼ぶ)を含んでいた。配列番号19の相補的配列を本明細書中では配列番
号21と表す。nCfLGIC376の配列決定により、nCfLGIC376は、配
列番号19のヌクレオチド763から1138と100%の同一性を有すること
が分かった。
より表されるアミノ酸配列を有する、569アミノ酸の部分長LGIC蛋白質(
本明細書中ではPCfLGIC569と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開
始コドンが、配列番号19のヌクレオチド1からヌクレオチド3に及び、終結コ
ドンが、配列番号19のヌクレオチド1708からヌクレオチド1710に及ぶ
と仮定する。PCfLGIC569をコードするコード領域は、配列番号22によ
り表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号24により表される核酸配列を
有する相補鎖を有する、核酸分子nCfLGIC1707により表される。PCfL
GIC569のアミノ酸配列(配列番号23とも表される)により、PCfLGI
C569は、約64kDaの推定分子量と約6.6の推定pIを有することが予想
される。
比較により、配列番号20は、Rattus norvegicusグリシン受
容体α−3鎖前駆体蛋白質、GenBankアクセッション番号121580と
最大の相同性(すなわち、約23%の同一性)を示したことが分かる。配列番号
22とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号22は、
ヒトグリシン受容体α−3サブユニット核酸分子、GenBankアクセッショ
ン番号AF017715と最大の相同性(すなわち、約38%の同一性)を示し
たことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し
、デフォルトパラメータを使用して行った。
、ノーザンブロット分析を実施例4に記載のように行った。総RNAを、実施例
4に記載のようにHMT組織及び非HMT組織から抽出した。各RNA試料をゲ
ル電気泳動により分離し、ナイロンメンブレンに転写し、実施例4に記載のノザ
ンブロッティング条件下でα−32P−ATP標識nCfLGIC376とハイブリ
ッド形成させた。現像されたフィルムの分析から、LGIC mRNAはHMT
組織で発現するが、非HMT組織では発現しないことが明らかになった。
列を、実施例3に記載のように調製したRACE cDNAプールを鋳型として
使用してPCRにより単離した。1回目のPCR反応を、配列番号19のヌクレ
オチド200〜223に相補的であり、核酸配列5’GCG ATA CTG
GTG GTA CTG GTG AAG3’ (本明細書中では配列番号19
32と示す)を有するリバースプライマーLGIC−R4と、核酸配列5’CC
A TCC TAA TAC GAC TCA CTA TAG GGC3’
(本明細書中では配列番号1933と示す)を有するフォワードリンカープライ
マーAdapter Primer1を使用し、標準的なPCR反応条件と以下
のサーモサイクリング条件:(1)94℃30秒、(2)94℃10秒、次いで
、72℃4分の5サイクル、(3)94℃10秒、次いで、70℃4分の5サイ
クル、(4)94℃10秒、次いで、68℃4分の25サイクルを使用して行っ
た。反応産物を1.5%アガロースゲルで分離し、臭化エチジウムにより染色し
たが、明らかなバンドは見られなかった。1回目のPCR反応産物を水で1:5
0に希釈し、2回目のPCR反応の鋳型として使用した。2回目のPCR反応で
は、1回目のPCR反応について述べた同じ反応条件下で、配列番号19のヌク
レオチド88〜110に相補的であり、核酸配列5’GAG GTG GTT
GTC TTC AGT GGT TG3’ (本明細書中では配列番号193
4と示す)を有するリバースプライマーLGIC−R5と、核酸配列5’ACT
CAC TAT AGG GCT CGA GCG GC3’ (本明細書中
では配列番号1935と示す)を有するフォワードAdapter Prime
r2を使用した。反応産物を1.5%アガロースゲルでの電気泳動により分離し
、臭化エチジウムで染色し、これにより約700bpのバンドが見えるようにな
った。このバンドをゲルから切り出し、QIAquick Gel Extra
ction Kitを使用して精製し、次いで、製造業者のプロトコルを使用し
てpCR II TA Cloningベクター(Invitrogen Co
rporation,カリフォルニア州カールズバッド所在から入手可能)に連
結した。このクローン(本明細書中ではnCfLGIC613と呼び、配列番号1
859と示すコード配列と本明細書中で配列番号1860と示す相補鎖を有する
)を、ABI PRISM377自動DNAシーケンサー(Perkin El
mer,Branchburg,NJから入手可能)を使用して配列決定した。
配列解析により、nCfLGIC613のヌクレオチド503〜613は配列番号
19のヌクレオチド1〜110と100%の同一性を有することが明らかになっ
た。この2つの配列をアラインメントして、2739ヌクレオチドの連続配列(
本明細書中ではnCfLGIC2739と呼び、本明細書中で配列番号1861と示
すコード鎖と本明細書中で配列番号1863と示す相補鎖を有する)を得た。配
列番号1861の翻訳から、核酸分子nCfLGIC2739は、672アミノ酸の
完全長LGIC蛋白質(本明細書中ではPCfLGIC672と呼ぶ)をコードす
ることが示唆される。開始コドンが、配列番号1861のヌクレオチド191か
らヌクレオチド193に及び、終結コドンが、配列番号1861のヌクレオチド
2207からヌクレオチド2209に及ぶと仮定する。PCfLGIC672をコ
ードするコード領域は、配列番号1864により表される核酸配列を有するコー
ド鎖と、配列番号1866により表される核酸配列を有する相補鎖を有する、核
酸分子nCfLGIC2016により表される。PCfLGIC672のアミノ酸配列
(すなわち、配列番号1862)から、PCfLGIC672は、約75.5kD
aの推定分子量と約5.89の推定pIを有することが予想される。
との比較により、配列番号1862は、Rattus norvegicus由
来グリシン受容体α3鎖前駆体cDNA(アクセッション番号P24524)と
最大の相同性(すなわち、約31.4%の同一性)を示したことが分かる。配列
番号1864とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号
1864は、Homo sapiensグリシン受容体α3 cDNA(アクセ
ッション番号NP006520)と最大の相同性(すなわち、約43.1%の同
一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9
.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
作成した。LGIC cDNAの推定細胞外ドメインをコードする領域をIns
ectSelectTM発現ベクターpIB/V5−Hisに連結するために、異
なるが重複する2つのDNAフラグメントを作成して、PCR重複伸張(PCR
overlap extension)での鋳型として使用した。3’DNA
フラグメントを作成するために、1回目のPCR反応を、配列番号19のヌクレ
オチド2〜15に対応し、核酸配列5’CAA TTT TAA ACG CA
T CCA CGA CCG3’(本明細書中では配列番号1936と示す)を
有するフォワードプライマーLGIC−ECD−D2Fと、配列番号19のヌク
レオチド937〜961に相補的であり、核酸配列5’CCG CTC GAG CGA CCC ATT TCA CGA CTT ATT TGA ATC
G3’(本明細書中では配列番号1937として示し、下線で示すXhoI部
位を有する)を有するリバースプライマーLGIC−ECD−REを使用し、標
準的な反応条件と以下のサーモサイクリング条件:(1)94℃30秒、(2)
94℃10秒、55℃10秒、及び72℃3分の25サイクルで行って、鋳型と
して使用した配列番号19からヌクレオチド2〜963を増幅した。この反応の
産物を1.5%アガロースゲルで分離し、約960ヌクレオチド分子に対応する
バンドをゲルから切り出し、前述のようにQIAquick Gel Extr
action Kitを使用して精製した。5’cDNAフラグメントを作成す
るために、リバースプライマーLGIC−R5(配列番号1934)と、配列番
号1859のヌクレオチド188〜215に対応し、核酸配列5’GGA AT T C TA AAA TGC ACA ACA AAA TCC TGG TC
C TGG3’(本明細書中では配列番号1938として示し、下線で示すEc
oRI部位を有する)を有するフォワードプライマーLGIC−ECD−FEを
使用し、鋳型として配列番号1859を使用して、3’フラグメント作成につい
て述べたサーモサイクリング条件下で、2回目のPCR反応を行った。この反応
の産物を1.5%アガロースゲルで分離し、約425ヌクレオチド分子に対応す
るバンドをゲルから切り出し、前述のようにQIAquick Gel Ext
raction Kitを使用して精製した。
DNAフラグメントを、フォワードプライマーLGIC−ECD−FEとリバー
スプライマーLGIC−ECD−REを使用し、5’フラグメント及び3’フラ
グメント作成について述べたサーモサイクリング条件下でのPCR反応の鋳型と
して使用した。この反応の産物を1.5%アガロースゲルで分離し、約1300
ヌクレオチド分子(本明細書中ではnCfLGIC1300と呼ぶ)に対応するバン
ド(アガロースゲル電気泳動と臭化エチジウム染色により視覚化された)をゲル
から切断し、前述のようにQIAquick Gel Extraction
Kitを使用して精製した。
ゼ(New England BioLabs,Inc.,Beverly,M
A)で、37℃で1時間、消化した。消化産物を、QIAquick Nucl
eotide Removal Kit(Qiagenから入手可能)を使用し
て精製し、ベクターpIB/V5−His(これもEcoRI及びXhoIで消
化され、エビアルカリホスファターゼ(New England BioLab
s,Inc.から入手可能)で、37℃で30分間、消化されている)に連結し
た。標準的な形質転換手順の後、プラスミドpIB/V5−His−nCfLG
IC1300を含む細菌クローンを単離した。pIB/V5−His−nCfLGI
C1300のDNA配列解析により、配列番号1861のヌクレオチド188〜14
64は、ベクターによりコードされるC末端V5エピトープと共に、pIB/V
5発現ベクターに首尾よくインフレームで連結されていることが確認された。
び配列決定について述べる。本実施例はまた、様々なノミ組織におけるANON
/23DA mRNAの発現について述べる。
的な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、Drosophil
a melanogaster由来ANON/23DA遺伝子と相同性を有する
ことが分かった。このクローンをEcoRIで消化して、ノミANON核酸分子
nCfANON177と呼ぶ約177ヌクレオチド長のインサートを切り出した。
このインサートを、Gel Purification Kit(Qiagen
から入手可能)を使用してゲル精製により単離した。約50ngの精製nCfA
NON177を使用し、Megaprime DNA標識キット(Amersha
mから入手可能)と製造業者のプロトコルを使用して、32Pα−dATP標識D
NAプローブを構築した。
に使用して、クローンを、実施例4に記載の標準的なハイブリッド形成条件を使
用して、実施例1に記載のHMTλ−ZAPアンサブトラクティッドcDNAラ
イブラリから単離した。プローブと強くハイブリッド形成したプラークを単離し
、インビボエキシジョンに供した。インビボエキシジョンを、Stratage
ne Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを使用して
行って、ポジティブプラークをpBluescriptTMプラスミドDNAに変
換した。製造業者のプロトコルを使用してQiagen QiaprepTMスピ
ンミニプレップキットでDNAを調製し、各20U/μlのEcoRI及びXh
oI(New England Biolabsから入手可能)約1μlで制限
酵素消化した後に、配列決定を行った。1個のクローンを二次プラークから単離
した。このクローンは、本明細書中で配列番号25と示すヌクレオチド配列を有
する約1429塩基対の核酸分子(本明細書中ではnCfANON1429と呼ぶ)
を含んでいた。配列番号25の相補的配列を本明細書中では配列番号27と表す
。nCfANON177の配列決定により、nCfANON177は、配列番号25の
ヌクレオチド279から455と100%の同一性を有することが分かった。
より表されるアミノ酸配列を有する、398アミノ酸の完全長ANON蛋白質(
本明細書中ではPCfANON398と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開
始コドンが、配列番号25のヌクレオチド18からヌクレオチド20に及び、終
結コドンが、配列番号25のヌクレオチド1212からヌクレオチド1214に
及ぶと仮定する。PCfANON398をコードするコード領域は、配列番号28
により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号30により表される核酸配
列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCfANON1194により表される。PC
fANON398のアミノ酸配列(配列番号29とも表される)により、PCfA
NON398は、約45kDaの推定分子量と約8.8の推定pIを有することが
予想される。
比較により、配列番号26は、Drosophila melanogaste
r ANON/23DA蛋白質、GenBankアクセッション番号92493
7と最大の相同性(すなわち、約65%の同一性)を示したことが分かる。配列
番号28とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号28
は、Drosophila melanogaster ANON/23DA核
酸分子、GenBankアクセッション番号U29170と最大の相同性(すな
わち、約60%の同一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、
GCGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
ある特定の段階だけで発現するのかどうか、ANON mRNAの発現が給餌に
より影響されるかどうかを確かめるために、ノーザンブロット分析を実施例4に
記載のように行った。総RNAを、実施例4に記載のようにノミ組織、生活段階
、及び給餌条件から抽出した。各RNA試料をゲル電気泳動により分離し、ナイ
ロンメンブレンに転写し、実施例4に記載のノザンブロッティング条件下でα− 32 P−ATP標識nCfANON177とハイブリッド形成させた。現像されたフ
ィルムの分析から、ANON mRNAは非HMT組織で発現するが、HMT組
織では発現しないことが明らかになった。ANON mRNAはまた、給餌条件
にかかわらず試験した全てのノミ成虫で検出され、移行期幼虫及び蛹の生活段階
で検出された。
配列決定について述べる。 実施例1に記載のHMT ESTライブラリから1個のTAクローンをEco
RIで消化して、nCfMALV432と呼ぶ約432ヌクレオチド長のインサー
トを切り出した。このインサートを、Gel Purification Ki
t(Qiagenから入手可能)を使用してゲル精製により単離した。このイン
サートは、Drosophila melanogaster由来malvol
io遺伝子と相同性を有することが分かり、以下、ノミMALV核酸分子と呼ぶ
。
ブトラクティットライブラリからC.felis MALV核酸分子を増幅する
ために、nCfMALV432からの配列情報を使用してPCRプライマーを設計
した。HMTアンサブトラクティットライブラリを鋳型として使用し、標準的な
PCR反応条件とサーモサイクリング条件(2μlの鋳型を使用したことを除く
)を使用した1回目のPCR反応に、ヌクレオチド配列5’CCA TTA T
TA ACC TGG TCG ACC AC3’(配列番号41と呼ぶ)を有
し、nCfMALV432のヌクレオチド365〜387に対応するセンスプライ
マーMALV R1と、ヌクレオチド配列5’GGA AAC AGT ATG
ACC ATG3’(配列番号42と呼ぶ)を有するリバースプライマーM1
3 Reverseを使用した。1回目のPCR反応からの反応産物を1:50
に希釈し、以下のように2回目のPCR反応の鋳型として使用した。標準的なP
CR反応とサーモサイクリング条件下での2回目のPCR反応に、ヌクレオチド
配列5’CGC TAT AGT CGG TAG GGT CGC3’(配列
番号43と呼ぶ)を有し、nCfMALV432のヌクレオチド239〜259に
対応するリバースプライマーmalvolio R2と、ヌクレオチド配列5’
AAT TAA CCC TCA CTA AAG GG3’を有するフォワー
ドプライマーT3を使用した。
1.5%アガロースゲルでの電気泳動により分離し、切り出し、Gel Pur
ification Kit(Qiagenから入手可能)を使用して精製した
。精製PCR産物を、pCRIITM,Original TAクローニングベク
ター(Invitrogenから入手可能)に連結した。次いで、連結反応物を
使用して、INVαF’One ShotTMコンピテント細胞(Invitro
genから入手可能)を形質転換し、これを、50マイクログラム/ミリリット
ル(μg/ml)のアンピシリン(Sigma−Aldrich Co.から入
手可能)と50μg/mlのX−gal(Fisher Biotechから入
手可能)を含むLB寒天上にプレーティングした。約765塩基対の核酸分子(
本明細書中ではnCfMALV765と呼び、本明細書中で配列番号31と示すヌ
クレオチド配列を有する)を含む1個のクローンを、連結混合物から単離した。
配列番号31の相補的配列を、本明細書中では配列番号33と表す。
より表されるアミノ酸配列を有する、254アミノ酸の部分長MALV蛋白質(
本明細書中ではPCfMALV254と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開
始コドンが、配列番号31のヌクレオチド2からヌクレオチド4に及び、最後の
コドンが、配列番号31のヌクレオチド761からヌクレオチド763に及ぶと
仮定する。PCfMALV254をコードするコード領域は、配列番号34により
表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号36により表される核酸配列を有
する相補鎖を有する、核酸分子nCfMALV762により表される。PCfMA
LV254のアミノ酸配列(配列番号35とも表される)により、PCfMALV2 54 は、約36kDaの推定分子量と約4.9の推定pIを有することが予想され
る。
比較により、配列番号32は、Drosophila melanogaste
r malvolio蛋白質、GenBankアクセッション番号78077
6と最大の相同性(すなわち、約71%の同一性)を示したことが分かる。配列
番号34とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号34
は、Drosophila melanogaster malvolio核酸
分子、GenBankアクセッション番号U23948と最大の相同性(すなわ
ち、約63%の同一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、G
CGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
ing protein)様(OS−D)核酸分子のクローニング、配列決定、
及び組換え発現について述べる。本実施例はまた、様々なノミ組織におけるOS
−D mRNAの発現について述べる。
6/11706の実施例8に記載のように調製した、ネコ血液を与えたノミ成虫
のcDNAライブラリから、約311ヌクレオチドのC.felis OS−D
核酸分子を、以下のようにPCR増幅により単離した。ネコ血液を与えたノミ成
虫のcDNAライブラリを鋳型として使用し、標準的なPCR反応とサーモサイ
クリング条件下での1回目のPCR反応に、ヌクレオチド配列5’CAA AA
C TGG TCT CCC CGC TC3’(配列番号57と示す)を有す
るセンスプライマー5’newBsaI5’と、ヌクレオチド配列5’TAA
TAC GAC TCA CTA TAG GG3’(配列番号58と示す)を
有するベクタープライマーT7を使用した。311ヌクレオチドのフラグメント
(nCfOSD311と呼ぶ)を単離した。このフラグメントは、Drosoph
ila melanogaster OS−D蛋白質に似た配列を有する、45
アミノ酸の部分長蛋白質をコードすることが分かった。プライマー5’newB
saI5’を、C.felisセルピン定常領域(constant regi
on)に特異的であるように設計したので、nCfOSD311は、このPCR反
応で偶然に増幅されたと考えられる。
核酸分子nCfOSD311を使用して、以下のようにネスティッドPCR用のプ
ライマーを設計した。ネコ血液を与えたノミ成虫のC.felis cDNAラ
イブラリを鋳型として使用する1回目のPCT反応に、nCfOSD311のヌク
レオチド108〜127に配列が相補的なヌクレオチド配列5’GGT TCG
CCT CTC TTC ACT TG3’(配列番号59と示す)を有する
センスプライマーOSD−R1と、M13リバースプライマー(配列番号13)
を使用した。1回目の反応の産物を1:50に希釈し、2回目のPCR反応の鋳
型として使用した。2回目のPCR反応では、nCfOSD311のヌクレオチド
52〜72に配列が相補的なヌクレオチド配列5’CGG TTG GAT C
GT AAA CTG CAG3’(配列番号60と示す)を有するリバースプ
ライマーOSD−R2と、フォワードプライマーT3(配列番号56)を使用し
た。それぞれのPCR反応を、50℃ではなく55℃のアニーリング温度を使用
したことを除いて、標準的なPCR反応条件とサーモサイクリング条件下で行っ
た。
n Kit(Qiagenから入手可能)を使用して精製した。精製フラグメン
トを、pCRIITMTAクローニングベクター(Invitrogenから入手
可能)に連結し、標準的な配列決定法を使用して配列決定した。配列決定により
、nCfOSD365のヌクレオチド294〜365は、前述の分子nCfOSD3 11 のヌクレオチド1〜72と一致することが明らかになった。前述の部分長クロ
ーンからの配列をアラインメントして、604ヌクレオチドの完全長コード領域
を含む配列(nCfOSD604と呼び、本明細書中では配列番号37と示す)を
得た。ここで、nCfOSD311は、配列番号37のヌクレオチド294〜60
4と配列が同一であり、nCfOSD365は、配列番号37のヌクレオチド1〜
365と配列が同一である。配列番号37の相補的配列を、本明細書中では配列
番号39と表す。
り表されるアミノ酸配列を有する、135アミノ酸の完全長OS−D蛋白質(本
明細書中ではPCfOSD135と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コ
ドンが、配列番号37のヌクレオチド26からヌクレオチド28に及び、終結コ
ドンが、配列番号37のヌクレオチド431からヌクレオチド433に及ぶと仮
定する。PCfOSD135をコードするコード領域は、配列番号40により表さ
れる核酸配列を有するコード鎖と配列番号42により表される核酸配列を有する
相補鎖を有する、核酸分子nCfOSD405により表される。PCfOSD135の
アミノ酸配列(配列番号41とも表される)により、PCfOSD135は、約1
5kDaの推定分子量と約8.6の推定pIを有することが予想される。配列番
号38の分析により、約アミノ酸1から約アミノ酸20に及ぶアミノ酸ストレッ
チによりコードされるシグナルペプチドの存在が示唆される。提案された成熟蛋
白質(本明細書中ではPCfOSD115と示す)は、配列番号38のアミノ酸2
1から135に対応する約115のアミノ酸を含む。成熟蛋白質(すなわち、シ
グナルペプチドが除去された蛋白質)の推定pIは6.6である。
比較により、配列番号38は、Schistocerca gregaria化
学感覚蛋白質(chemosensory protein)CSP−sg4、
GenBankアクセッション番号3283938と最大の相同性(すなわち、
約60%の同一性)を示したことが分かる。配列番号40とGenBankに報
告された核酸配列との比較により、配列番号40は、Schistocerca
gregaria化学感覚蛋白質CSP−sg4核酸分子、GenBankア
クセッション番号AF070964と最大の相同性(すなわち、約58%の同一
性)を示したことが分かる。配列番号40と、実施例2に記載のHNCサブトラ
クティッドライブラリ及びHNCアンサブトラクティッドライブラリをスクリー
ニングしたときに配列決定された核酸分子との比較により、OS−D(すなわち
、配列番号40)は、これらのライブラリのどちらでも発現していることが明ら
かになった。さらなる配列解析により、C.felis OS−Dには4つのシ
ステインが存在することが明らかになった。これらのシステインは、他の昆虫の
OS−D様分子(D.melanogaster OS−D蛋白質、GenBa
nkアクセッション番号U02546、S.gregaria化学感覚蛋白質C
SP−sg4、GenBankアクセッション番号AF070964、及びゴキ
ブリ肢再生蛋白質(leg regenerative protein)、G
enBankアクセッション番号AF030340を含む)の4つのシステイン
との配列アラインメントにおいて保存されている。同一性パーセントの計算とさ
らなる配列解析を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを
使用して行った。
配列5’CGC GGA TCC AGA AGA TAA ATA TAC
TAG CAA ATT TGA TAA C3’(下線で示すBamHI部位
を有し、本明細書中では配列番号61と呼ぶ)を有するセンスプライマーOSD
−FEと、ヌクレオチド配列5’GAG GAA TTC CTC TTT T
TG GAA ATT TAA ACT GTA ACG G3’(下線で示す
EcoRI部位を有し、本明細書中では配列番号62と呼ぶ)を有するアンチセ
ンスプライマーOSD−REを使用して、推定成熟ノミOS−D蛋白質をコード
する、配列番号37のヌクレオチド91から447を含む核酸分子をPCRで増
幅した。PCR反応を、実施例4に記載の標準的なPCR反応とサーモサイクリ
ング条件を使用して行った。産物をアガロースゲル電気泳動により分離し、フラ
グメントを切り出し、Gel Purification Kit(Qiage
nから入手可能)を使用して精製した。フラグメントをBamHI及びEcoR
Iで消化し、BamHI及びEcoRIで消化され、アルカルホスファターゼで
処理されているベクターpTrcHisB(Invitrogenから入手可能
)に連結した。結果として生じる組換え分子(本明細書中ではpTrc−nCf
OSD357と呼ぶ)でE.coli BL21株(Novagenから入手可能
)を形質転換して、組換え細胞E.coli:pTrc−−nCfOSD357を
得た。
組換え蛋白質の発現を誘導するために0.5mM IPTGの存在下でインキュ
ベートした。蛋白質の発現を、クマシーブルー染色したTris−グリシンゲル
を使用して、及びT7タグ抗体を使用したウエスタンブロットにより確認した。
T7タグ抗体により、約17kDaの蛋白質が発現したことが示された。
ンブロット分析を以下のように行った。HNC組織を、ネコ血液を与えた150
0匹のC.felis成虫(雄と雌の割合は1:4)から切り出した。総RNA
を、Sambrookら(前掲)により述べられた標準的なグアニジン溶解法を
使用して、HNC組織と、これらの解剖から生じたHNCのない屠体から別々に
抽出した。
iotechniques,22:4,668−671頁,1997に従って調
製する)又はホルムアルデヒドゲル(RNAをSambrookら(前掲)に従
って調製する)での電気泳動により分離した。電気泳動の後、Burnett及
びSambrookら(前掲)に記載のプロトコルに従って、RNAをHybo
nd Nナイロンメンブレン(Amershamから入手可能)にブロットした
。このメンブレンを、Stratalinker(登録商標)(Stratag
eneから入手可能)を使用してUV架橋し、次いで、42℃で約3〜6時間、
5×SSPE、1%サルコシル、50%ホルムアミド、5×デンハルト試薬、及
び25mM EDTAからなる約30mlのハイブリダイゼーション緩衝液に入
れた。ノミOS−D核酸分子nCfOSD357を含むプローブを、DNA標識キ
ット(Amershamから入手可能)を使用してα−32P−ATPで標識し、
約1×106cpm/mlの濃度で緩衝液に添加し、42℃で約14〜18時間
ハイブリッド形成させた。次いで、ブロットを、0.5×SSPE及び0.1%
サルコシルで、55℃で1回の洗浄あたり10分間、2回洗浄し、オートラジオ
グラフィー用のフィルムに暴露した。現像されたフィルムの分析から、非HNC
組織と比較して、HNC組織でのOS−D mRNA発現は大きいことが分かっ
た。このことから、OS−Dは、ノミ頭部及び神経索においてアップレギュレー
トされている可能性があることが分かる。
NMDA)核酸分子のクローニング及び配列決定について述べる。 実施例1に記載のHMT ESTライブラリから1個のTAクローンを、標準
的な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、NMDA遺伝子と有
意な相同性を有することが分かった。このクローンをEcoRIで消化して、ノ
ミNMDA核酸分子nCfNMDA279と呼ぶ約279ヌクレオチド長のインサ
ートを切り出した。このインサートを、Gel Purification K
it(Qiagenから入手可能)を使用してゲル精製により単離した。約50
ngの精製nCfNMDA279を使用し、Megaprime DNA標識キッ
ト(Amershamから入手可能)と製造業者のプロトコルを使用して、32P
α−dATP標識DNAプローブを構築した。
に使用して、クローンを、実施例4に記載の標準的なハイブリッド形成条件を使
用して、実施例1に記載のHMTλ−ZAPアンサブトラクティッドcDNAラ
イブラリから単離した。プローブと強くハイブリッド形成したプラークを単離し
、インビボエキシジョンに供した。インビボエキシジョンを、Stratage
ne Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを使用して
行って、ポジティブプラークをpBluescriptTMプラスミドDNAに変
換した。製造業者のプロトコルを使用してQiagen QiaprepTMスピ
ンミニプレップキットでDNAを調製し、各20U/μlのEcoRI及びXh
oI(New England Biolabsから入手可能)約1μlで制限
酵素消化した後に、配列決定を行った。1個のクローンを二次プラークから単離
した。このクローンは、本明細書中で配列番号43と示すヌクレオチド配列を有
する約1227塩基対の核酸分子(本明細書中ではnCfNMDA1227と呼ぶ)
を含んでいた。配列番号43の相補的配列を本明細書中では配列番号45と表す
。nCfNMDA279の配列決定により、nCfNMDA279は、配列番号43の
ヌクレオチド709から987と100%の同一性を有することが分かった。
より表されるアミノ酸配列を有する、246アミノ酸の完全長NMDA蛋白質(
本明細書中ではPCfNMDA246と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開
始コドンが、配列番号43のヌクレオチド312からヌクレオチド314に及び
、終結コドンが、配列番号43のヌクレオチド1050からヌクレオチド105
2に及ぶと仮定する。PCfNMDA246をコードするコード領域は、配列番号
46により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号48により表される核
酸配列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCfNMDA738により表される。
PCfNMDA246のアミノ酸配列(配列番号47とも表される)により、PC
fNMDA246は、約27kDaの推定分子量と約5.6の推定pIを有するこ
とが予想される。
比較により、配列番号44は、Emericella nidulansの負に
作用する調節蛋白質(negative−acting regulatory
protein)、GenBankアクセッション番号3676056と最大
の相同性(すなわち、約34%の同一性)を示したことが分かる。配列番号46
とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号46は、Dr
osophila melanogaster NMDA核酸分子、GenBa
nkアクセッション番号L37377と最大の相同性(すなわち、約45%の同
一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9
.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
子のクローニング及び配列決定について述べる。本実施例はまた、様々なノミ組
織における化学感覚関連親油性リガンド結合蛋白質mRNAの発現について述べ
る。
的な配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、化学感覚関連親油性
リガンド結合蛋白質(CLBP)遺伝子と有意な相同性を有することが分かった
。このクローンをEcoRIで消化して、ノミCLBP核酸分子nCfCLBP 339 と呼ぶ約339ヌクレオチド長のインサートを切り出した。このインサート
を、Gel Purification Kit(Qiagen,Chatsw
orth,CAから入手可能)を使用してゲル精製により単離した。約50ng
の精製nCfCLBP339を使用し、Megaprime DNA標識キット(
Amershamから入手可能)と製造業者のプロトコルを使用して、32Pα−
dATP標識DNAプローブを構築した。
ョン手順に使用して、クローンを、実施例2に記載のHNCλ−ZAPアンサブ
トラクティッドcDNAライブラリから単離した。以下のハイブリッド形成条件
を使用した。フィルターを、緩衝液(5×SSPE、1%サルコシル、0.1m
g/ml BLOTTO)100mlに溶解した約5×107カウント毎分(c
pm)/mlのプローブと45℃で約14時間ハイブリッド形成させた。フィル
ターを、0.5×SSPE及び0.1%サルコシル500mlで1回の洗浄あた
り20分、55℃で2回洗浄し、オートラジオグラフィーにかけた。プローブと
強くハイブリッド形成した2つのプラークを単離し、Stratagene E
x−AssistTMヘルパーファージシステムとプロトコルを使用してインビボ
エキシジョンに供した。ミニプレップDNAを、Quantum Prepミニ
プレップキット(BioRad,カリフォルニア州ヘラクレス所在から入手可能
)を使用して各ポジティブクローンから調製し、標準的な配列決定手順を使用し
て配列決定した。配列決定により、2つのポジティブクローンは互いに97%の
アミノ酸同一性を有することが明らかになった。最初のクローンは、約633ヌ
クレオチドの核酸分子(本明細書中でnCfCLBP1A633と呼び、本明細書
中で配列番号153と示すヌクレオチド配列を有する)を含んでいた。配列番号
153の相補的配列を、本明細書中で配列番号155と表す。2番目のクローン
は、約631ヌクレオチドの核酸分子(本明細書中でnCfCLBP2A631と
呼び、本明細書中で配列番号162と示すヌクレオチド配列を有する)を含んで
いた。配列番号162の相補的配列を、本明細書中で配列番号164と表す。n
CfCLBP340の配列決定により、nCfCLBP399は、配列番号153のヌ
クレオチド1から339と100%の同一性を有し、配列番号162のヌクレオ
チド2から339と100%の同一性を有することが分かった。
154により表されるアミノ酸配列を有する、147アミノ酸の完全長CLBP
蛋白質(本明細書中ではPCfCLBP1A147と呼ぶ)をコードすることが示
唆される。開始コドンが、配列番号153のヌクレオチド67からヌクレオチド
69に及び、終結コドンが、配列番号153のヌクレオチド511からヌクレオ
チド513に及ぶと仮定する。PCfCLBP1A147をコードするコード領域
は、配列番号156により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号158
により表される核酸配列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCfCLBP1A 441 により表される。PCfCLBP1A147のアミノ酸配列(配列番号157と
も表される)により、PCfCLBP1A147は、約15kDaの推定分子量と
約5の推定pIを有することが予想される。
酸ストレッチによりコードされるシグナルペプチドの存在が示唆される。提案さ
れた成熟蛋白質(本明細書中ではPCfCLBP1A128と示す)は、配列番号
160として本明細書中で示される約128のアミノ酸を含む。PCfCLBP
1A128は、配列番号159の核酸配列を有するコード鎖と配列番号161を有
する相補鎖を有する核酸分子(nCfCLBP1A384と呼ぶ)によりコードさ
れる。
163により表されるアミノ酸配列を有する、147アミノ酸の完全長CLBP
蛋白質(本明細書中ではPCfCLBP2A147と呼ぶ)をコードすることが示
唆される。開始コドンが、配列番号162のヌクレオチド65からヌクレオチド
67に及び、終結コドンが、配列番号162のヌクレオチド509からヌクレオ
チド511に及ぶと仮定する。PCfCLBP2A147をコードするコード領域
は、配列番号165により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号167
により表される核酸配列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCfCLBP2A 441 により表される。PCfCLBP2A147のアミノ酸配列により、PCfCL
BP2A147は、約15kDaの推定分子量と約5の推定pIを有することが予
想される。
酸ストレッチによりコードされるシグナルペプチドの存在が示唆される。提案さ
れた成熟蛋白質(本明細書中ではPCfCLBP2A128と示す)は、配列番号
169として本明細書中で表される約128のアミノ酸を含む。PCfCLBP
2A128は、配列番号168の核酸配列を有するコード鎖と配列番号170を有
する相補鎖を有する核酸分子(nCfCLBP2A384と呼ぶ)によりコードさ
れる。
れたアミノ酸配列との比較により、それぞれの配列は、Drosophila
melanogasterフェロモン結合蛋白質関連蛋白質2(pheromo
ne binding protein related protein 2
)(PBPRP−2)、GenBankアクセッション番号1709595と最
大の相同性(すなわち、約29%の同一性)を示したことが分かる。同一性パー
セントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使
用して行った。核酸配列配列番号156及び配列番号165とGenBankに
報告された核酸配列とのBlast比較により、それぞれの配列は、ヒトXp2
2 PAC PRCI1−5G11核酸分子、GenBankアクセッション番
号AC002369と最大の相同性を示したことが分かる。GenBankのヒ
トクローンが大きすぎてGCGバージョン9.0にロードすることができないの
で、ペアワイズ同一性(pairwise identity)を行うことがで
きなかった。デフォルトパラメータを使用して行われたBlast比較により、
0.87の有意でない同一性レベルが示された。さらなる配列解析にから、C.
felis CLBPには6つのシステインが存在することが明らかになった。
これらのシステインは、PBP/GOBPファミリーにおけるニューロン/感覚
関連分子(D.melanogaster PBPRP−2(GenBankア
クセッション番号1709595)及びPBPRP−5(GenBankアクセ
ッション番号P54195)蛋白質ならびにPhormia regina化学
感覚関連親油性リガンド結合蛋白質(CSRLLBP)(GenBankアクセ
ッション番号S65458)を含む)の6つのシステインとの配列アラインメン
トにおいて保存されている。
ーザンブロット分析を行った。HNC組織を切り出し、総RNAを単離し、実施
例10に記載のように電気泳動により分離した。
ATPで標識したクローンnCfCLBP340を含むプローブを、約1×106c
pm/mlの濃度で緩衝液に添加し、約14〜18時間ハイブリッド形成させた
。次いで、ブロットを実施例10に記載のように洗浄し、オートラジオグラフィ
ー用フィルムに暴露した。現像されたフィルムの分析から、非HNC組織と比較
して、HNC組織でのCLBP mRNA発現は大きいことが分かった。このこ
とから、CLBPは、ノミ頭部及び神経索においてアップレギュレートされてい
る可能性があることが分かる。
CC AAA GAA GAA G3’(下線で示すBamHI部位を有し、本
明細書中では配列番号1952と示す)を有するセンスプライマー2A1Bam
Senと、ヌクレオチド配列5’ATG AAT TCT TAT ATT G
GT ATC GCG TCC ATT3’(下線で示すEcoRI部位を有し
、本明細書中では配列番号1953と示す)を有するアンチセンスプライマー2
A1antiR1を使用して、nCfCLBP2A631(すなわち、配列番号1
62)のコード領域を、鋳型として前述のpBluescriptTMクローンか
らPCRで増幅した。PCR反応を、以下のサーモサイクリング条件:(a)9
5℃1分で1サイクル、(b)94℃10秒、49℃25秒、69℃1分で5サ
イクル、(c)94℃10秒、53℃20秒、69℃75秒で23サイクルを使
用して、0.2mM dNTP、1μMの各プライマー、5U/μl Klen
Taq Advantageポリメラーゼ(Clontechから入手可能)0
.5μl、1μg/μlの鋳型1μl、及び1×KlenTaq緩衝液を含む反
応物(以下、「標準的なPCR反応条件」と呼ぶ)で行った。PCR産物をBa
mHI及びEcoRIで消化し、BamHI及びEcoRIで消化されているベ
クターpTrcHisB(Invitrogenから入手可能)に連結した。結
果として生じる組換え分子(本明細書中ではpTrc−nCfCLBP2A441
と呼ぶ)でE.coli BL21株(Novagen Inc.,ウィスコン
シン州マディソン所在から入手可能)を形質転換して、組換え細胞E.coli
:pTrc−nCfCLBP2A441を得た。
するために0.5μMイソプロピルチオ−β−ガラクトシド(IPTG)の存在
下でインキュベートした。発現を、クマシーブルー染色したTris−グリシン
ゲルを使用して、及びT7タグ抗体(Novagenから入手可能)を使用した
ウエスタンブロットにより確認した。T7タグ抗体により、約18kDaの蛋白
質が発現したことが示された。蛋白質産物を、以下のように精製した。組換え細
胞を遠心分離により収集し、上清を捨て、ペレットを再懸濁し、50mM Na
Clと1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)を含む50mM
Tris(pH8.0)(全部で60ml)中でホモジナイズした。次いで、
試料をマイクロフルイダイザーに5回通し、4℃で20分間揺すり、20,00
0×Gで30分間遠心分離した。上清を収集し、0.45μmフィルターに通し
て濾過し、次いで、50mM NaClと10mMイミダゾールを含む50mM
Tris(pH8)に溶解して、HiTrap Chelatingカラム(
Amersham Pharmaciaから入手可能)に流し、漸増イミダゾー
ル勾配により溶出した。組換え蛋白質を、約150mMイミダゾールで溶出した
。組換え蛋白質を含む画分をプールし、Centricon Plus−20(
Amicon)を使用して濃縮し、PBSに溶解してダイアフィルトレーション
を行った。蛋白質を、既知の標準と比較してデンシトメトリーにより定量した。
水素輸送体様cDNAのさらなる特徴付け及び発現について述べる。 クローン2231−94と呼ぶcDNAを、実施例1に記載のアンサブトラク
ティッドHMTライブラリから単離した。クローン2231−94の分析により
、このcDNA(nCfNAH2080と示す)は約2080ヌクレオチド長であり
、核酸配列配列番号1867を有するコード鎖と配列番号1869を有する相補
鎖を有することが分かった。配列番号1867の翻訳により、核酸分子nCfN
AH2080は、配列番号1868により表されるアミノ酸配列を有する、608ア
ミノ酸の完全長ナトリウム/水素輸送体様蛋白質(本明細書中ではPCfNAH 608 と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列番号1867
のヌクレオチド45からヌクレオチド47に及び、終結コドンが、配列番号18
67のヌクレオチド1869からヌクレオチド1871に及ぶと仮定する。PC
fNAH608をコードするコード領域は、配列番号1870により表される核酸
配列を有するコード鎖と配列番号1871により表される核酸配列を有する相補
鎖を有する、核酸分子nCfNAH1824により表される。配列番号1868のア
ミノ酸配列により、PCfNAH608は、約67.9kDaの推定分子量と約6
.47の推定等電点(pI)を有することが予想される。
との比較により、配列番号1868は、ナトリウム水素交換輸送体NHE1(ア
クセッション番号AAD32689.1)と最大の相同性(すなわち、約67.
7%の同一性)を示したことが分かる。配列番号1867とGenBankに報
告された核酸配列との比較により、配列番号1867は、Drosophila
melanogasterナトリウム水素交換輸送体NHE1(アクセッショ
ン番号AF142676)と最大の相同性(すなわち、約59.5%の同一性)
を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を
使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
PCRで増幅し、次いで、InsectSlectTM発現ベクターpIB/V5
−His(Invitrogenから入手可能)に連結した。配列番号1867
を鋳型として使用するPCR反応に、配列番号1867のヌクレオチド42〜7
4に対応し、配列5’GAC TAG TAA AAT GGG CGT TA
A AAA TAT ATA TTT ATA CTG3’(配列番号1939
と示し、下線で示すSpeI部位を有する)を有するフォワードプライマーNA
H−IS−FEと、配列番号1867のヌクレオチド1845〜1867に相補
的であり、配列5’CCG CTC GAG GTA CTG CAC GTA
CTA ACG TCA TC3’ (配列番号1940と示し、下線で示す
XhoI制限部位を有する)を有するリバースプライマーNAH−IS−REを
使用した。標準的なPCR条件と、以下のサーモサイクリング条件:(1)94
℃30秒、(2)94℃10秒、55℃10秒、72℃3分の25サイクルを使
用した。この反応の産物を1.5%アガロースゲルで分離し、約1825ヌクレ
オチド分子に対応するバンドをゲルから切り出し、前述のようにQIAquic
k Gel Extraction Kitを使用して精製した。次いで、PC
R産物を、SpeI及びXhoI制限エンドヌクレアーゼで、37℃で18時間
消化した。消化産物を、QIAquick Gel Nucleotide R
emoval Kit(Qiagenから入手可能)を使用して精製し、ベクタ
ーpIB/V5−His(これもSpeI及びXhoIで消化され、エビアルカ
リホスファターゼ(New England BioLabs,Inc.から入
手可能)で37℃で30分間処理されている)に連結した。標準的な形質転換手
順の後に、プラスミドpIB/V5−His−NAHを含む細菌クローンを単離
した。このクローンのDNA配列解析により、配列番号1867のヌクレオチド
42〜1867(本明細書中ではnCfNAH1826と呼ぶ)は、ベクターにより
コードされるC末端V5エピトープと共に、pIB/V5−His発現ベクター
に首尾よくインフレームで連結されていることが確認された。
うか、NAH mRNAが、HMT組織だけで発現するのかどうかを確かめるた
めに、ノーザンブロット分析を実施例4に記載のように行った。総RNAを、卵
、一齢幼虫、三齢幼虫、移行期幼虫、蛹、餌を与えていない成虫、及びネコ血液
を0.25時間、2時間、8時間、24時間与えた成虫から抽出した。さらに、
総RNAを、ネコ血液を24時間与えたノミ成虫から取り出した後腸及びマルピ
ーギ管から、ならびに後腸及びマルピーギ管を取り出した後に残っている体部分
から抽出した。各RNA試料をゲル電気泳動により分離し、ナイロンメンブレン
に転写し、実施例4に記載のノザンブロッティング条件下でα−32P−ATP標
識nCfNAH1826とハイブリッド形成させた。現像されたフィルムの分析から
、NAH mRNAは、0.25、2、及び8時間、成虫に餌が与えられた時点
でのみ発現することが明らかになった。
ャネル(Chloride Intracellular Channel)様
cDNAのさらなる特徴付けについて述べる。
ティッドHMTライブラリから単離した。クローン2233−24の分析により
、このcDNA(nCfCLIC2283と示す)は約2283ヌクレオチド長であ
り、核酸配列配列番号1872を有するコード鎖と配列番号1874を有する相
補鎖を有することが分かった。配列番号1872の翻訳により、核酸分子nCf
CLIC2283は、配列番号1873により表されるアミノ酸配列を有する、26
2アミノ酸の完全長塩素細胞内チャネル様蛋白質(本明細書中ではPCfCLI
C262と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列番号187
2のヌクレオチド60からヌクレオチド62に及び、終結コドンが、配列番号1
872のヌクレオチド846からヌクレオチド848に及ぶと仮定する。PCf
CLIC262をコードするコード領域は、配列番号1875により表される核酸
配列を有するコード鎖と配列番号1876により表される核酸配列を有する相補
鎖を有する、核酸分子nCfCLIC786により表される。配列番号1873の
アミノ酸配列により、PCfCLIC262は、約30.2kDaの推定分子量と
約6.02の推定等電点(pI)を有することが予想される。
との比較により、配列番号1873は、Homo sapiens塩素細胞内チ
ャネル2(アクセッション番号NP001280.1)と最大の相同性(すなわ
ち、約37.8%の同一性)を示したことが分かる。配列番号1872とGen
Bankに報告された核酸配列との比較により、配列番号1872は、Homo
sapiens塩素細胞内チャネル2(アクセッション番号NM001289
)と最大の相同性(すなわち、約37.5%の同一性)を示したことが分かる。
同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラ
メータを使用して行った。
ン様cDNA(本明細書中ではPL2と呼ぶ)のさらなる特徴付けについて述べ
る。
示す)を、実施例1に記載のアンサブトラクティッドHMTライブラリから単離
した。クローン2232−23の分析により、このcDNA(nCfPL2457
と示す)は約457ヌクレオチド長であることが分かった。nCfPL2457コ
ード鎖の翻訳により、核酸分子nCfPL2457は、113アミノ酸の部分長ペ
リトロフィン様蛋白質(本明細書中ではPCfPL2113と呼ぶ)をコードする
ことが示唆される。終結コドンが、nCfPL2457のヌクレオチド342〜3
44にあると仮定する。
して行ったPCRにより、nCfPL2457の5’末端に対応するさらなるコー
ド配列を単離した。nCfPL2457 cDNAのヌクレオチド167〜187
に相補的であり、核酸配列5’GTC TGG AAG CTC AGG AA
G AGG3’(本明細書中では配列番号1941と示す)を有するリバースプ
ライマーPL2−R2と、前述したフォワードAdapter Primer1
(配列番号1933)を使用し、以下のサーモサイクリング条件:(1)94℃
30秒、(2)94℃10秒及び72℃4分の5サイクル、(3)94℃10秒
及び70℃4分の5サイクル、(4)94℃10秒、次いで68℃4分の25サ
イクルで、1回目のPCR反応を行った。この反応の産物を1:50に希釈し、
以下のように2回目のPCR反応の鋳型として使用した。1回目のPCR反応に
ついて述べたサーモサイクリング条件を使用して、フォワードアダプタープライ
マー2(配列番号1935)を、nCfPL2457 cDNAのヌクレオチド2
9〜52に相補的であり、核酸配列5’GTA ATA TGC GTG AC
A ATC GTG TGG3’ (本明細書中では配列番号1942と示す)
を有するリバースプライマーPL2−R2と使用した。結果として生じる産物を
前述にようにゲル精製して、これにより約900bp長の核酸分子に対応する明
瞭なバンドが見えるようになった。次いで、フラグメントをpCR II TA
クローニングベクター(Qiagenから入手可能)に連結し、ABI PRI
SM377自動DNAシーケンサーを使用して配列決定した。配列解析により、
フラグメントのヌクレオチド791〜835はnCfPL2457cDNAのヌク
レオチド1〜45と100%の同一性を有することが明らかになった。この2つ
の配列をアラインメントして、約1291ヌクレオチドの連続配列(nCfPL
21291と呼び、配列番号1878の核酸配列を有するコード鎖と配列番号187
9を有する相補鎖を有する)を得た。配列番号1878の翻訳から、核酸分子n
CfPL21291は、391アミノ酸の非完全長ペリトロフィン様蛋白質をコード
することが示唆される。
CE cDNAプールを鋳型として使用して、ネスティッドPCR反応を行った
。1回目のPCRでは、標準的なPCR反応条件と以下のサーモサイクリング条
件:(1)94℃1分、(2)94℃20秒及び70℃1分の5サイクル、(3
)94℃20秒及び68℃1分の5サイクル、(4)94℃20秒及び66℃1
分の10サイクルで、フォワードアダプタープライマーAP1とリバースプライ
マーPL2−R1を使用した。この反応の産物を、水で1:50に希釈し、2回
目のネスティッドPCRの鋳型として使用した。2回目のPCR反応では、標準
的なPCR反応条件下で、以下のサーモサイクリング条件:(1)94℃1分、
(2)94℃20秒及び70℃1分の5サイクル、(3)94℃20秒及び68
℃1分の5サイクル、(4)94℃20秒及び66℃1分の40サイクルを使用
して、フォワードアダプタープライマーAP2と、配列番号1878のヌクレオ
チド70〜93に相補的であり、ヌクレオチド配列5’CGG TGC AAG
TTA TAG AAC CTT CCG3’ (本明細書中では配列番号1
943と示す)を有するリバースプライマーPL2−R5を使用した。この反応
の産物をアガロースゲル電気泳動により分離し、約279ヌクレオチド長のバン
ドをゲルから切り出し、前述のように精製した。次いで、フラグメント(nCf
PL2279と呼び、配列番号1880と示すコード核酸配列と、配列番号188
1と示す相補配列を有する)をpCROII TAクローニングベクター(Qi
agenから入手可能)に連結し、前述のように配列決定した。配列解析により
、nCfPL2279のヌクレオチド228〜279は、配列番号1878のヌク
レオチド42〜93と同一であるが、nCfPL2279のヌクレオチド186〜
228は配列番号1878と有意な類似性を有さないことが明らかになった。こ
の相違は、RNAオルタナティブスプライシングの結果であるかもしれないし、
又はcDNAプールの人工産物であるかもしれない。この相違の理由を確かめる
ために、本明細書中に記載の技術を使用して、成虫の中腸、後腸、及びマルピー
ギ管と様々な齢の幼虫に由来するノミcDNAライブラリから、この領域に対応
するさらなるフラグメントをPCRにより単離した。これらのライブラリから得
られたフラグメントの配列解析により、これらのフラグメントは、nCfPL2 279 の配列と同一であることが明らかになった。従って、nCfPL2279と合致
しなかった配列番号1878の領域は人工産物であると考えられ、後のアライン
メントに使用しなかった。
るコード鎖と配列番号1884を有する相補鎖を有する、約1477ヌクレオチ
ド長の連続配列(nCfPL21477と呼ぶ)を得た。配列番号1882の翻訳に
より、核酸分子nCfPL21477は、配列番号1883により表されるアミノ酸
配列を有する453アミノ酸の完全長ペリトロフィン様蛋白質(本明細書中では
PCfPL2453と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列
番号1882のヌクレオチド3からヌクレオチド5に及び、終結コドンが、配列
番号1882のヌクレオチド1362からヌクレオチド1364に及ぶと仮定す
る。PCfPL2453をコードするコード領域は、配列番号1885により表さ
れる核酸配列を有するコード鎖と配列番号1886により表される核酸配列を有
する相補鎖を有する、核酸分子nCfPL21359により表される。配列番号18
83のアミノ酸配列により、PCfPL2453は、約49kDaの推定分子量と
約4.7の推定等電点(pI)を有することが予想される。
との比較により、配列番号1883は、Drosophila melanog
aster遺伝子座AE003474蛋白質(アクセッション番号AAF476
29)と最大の相同性(すなわち、約28%の同一性)を示したことが分かる。
配列番号1882とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列
番号1882は、Penaeus semisulcatus(甲殻類)ペリト
ロフィン様蛋白質1 cDNA(アクセッション番号AF095580)と最大
の相同性(すなわち、約50%の同一性)を示したことが分かる。同一性パーセ
ントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使用
して行った。
ン様配列cDNA(本明細書中ではPL3と呼ぶ)のさらなる特徴付け及び発現
について述べる。
ティッドHMTライブラリから単離した。クローン2240−17の分析により
、このcDNA(nCfPL3406と示す)は約406ヌクレオチド長であり、
配列番号1887の核酸配列を有するコード鎖と、配列番号1889を有する相
補配列を有することが分かった。配列番号1887の翻訳により、核酸分子nC
fPL3406は、配列番号1888により表されるアミノ酸配列を有する、81
アミノ酸の完全長ペリトロフィン様蛋白質(本明細書中ではPCfPL381と呼
ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列番号1887のヌクレ
オチド20からヌクレオチド22に及び、終結コドンが、配列番号1887のヌ
クレオチド263からヌクレオチド265に及ぶと仮定する。PCfPL381を
コードするコード領域は、配列番号1890により表される核酸配列を有するコ
ード鎖と配列番号1891により表される核酸配列を有する相補鎖を有する、核
酸分子nCfPL3243により表される。配列番号1888のアミノ酸配列によ
り、PCfPL381は、約9.1kDaの推定分子量と約3.64の推定等電点
(pI)を有することが予想される。
との比較により、配列番号1888は、Anopheles gambiaeペ
リトロフィン1蛋白質(アクセッション番号AAC39127)と最大の相同性
(すなわち、約34.2%の同一性)を示したことが分かる。配列番号1887
とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号1887は、
Anopheles gambiae塩素細胞内チャネル2(アクセッション番
号AF030431)と最大の相同性(すなわち、約37%の同一性)を示した
ことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、
デフォルトパラメータを使用して行った。
PCRで増幅し、次いで、E.coli発現ベクターpTrcHisB(Inv
itrogenから入手可能)に連結した。標準的なPCR条件と以下のサーモ
サイクリング条件:(1)94℃30秒、(2)94℃10秒、55℃10秒、
72℃3分の25サイクルでの、配列番号1887を鋳型として使用するPCR
反応に、配列番号1887のヌクレオチド70〜93に対応し、配列5’CGG GAT CC C GAA TAT GCT GAC GTA GAT GTG
TG3’(配列番号1944と示し、下線で示すBamHI制限エンドヌクレ
アーゼ部位を有する)を有するフォワードプライマーPL3FEと、配列番号1
887のヌクレオチド245〜269に相補的であり、配列5’GGA ATT C TG TTT TAT TCT GGT TGG TAA CAT TC3
’ (本明細書中では配列番号1945と示し、下線で示すEcoRI制限エン
ドヌクレアーゼ部位を有する)を有するリバースプライマーPL3REを使用し
た。この反応産物を1.5%アガロースゲルで分離し、約200ヌクレオチド分
子に対応するバンド(アガロースゲル電気泳動と臭化エチジウム染色により視覚
化された)をゲルから切り出し、前述のようにQIAquick Gel Ex
traction Kitを使用して精製した。
w England Biolabs,Inc.から入手可能)で、37℃で1
8時間消化し、QIAquick Gel Nucleotide Remov
al Kit(Qiagenから入手可能)を使用して精製し、ベクターpTr
cHisB(これも同様に消化され、エビアルカリホスファターゼ(New E
ngland BioLabs,Inc.から入手可能)で、37℃で30分間
処理されている)に連結し、精製した。E.coli BL−21コンピテント
細胞への標準的な形質転換手順の後に、プラスミドpTrcHisB−PL3を
含む細菌クローンを単離した。このクローンのDNA配列解析により、配列番号
1887の70〜269は、ベクターによりコードされるN末端T7タグエピト
ープと共に、pTrcHisB発現ベクターに首尾よくインフレームで連結され
ていることが確認された。これによりコードされている組換え蛋白質は97アミ
ノ酸長であり、10.9kDaの分子量(T7タグを含む)と4.08のpIを
有すると予測される。
前述のように調製したpTrcHisB−PL3プラスミドで形質転換されてい
るE.coli BL−21コンピテント細胞(Novagen,ウィスコンシ
ン州マディソン所在から入手可能)のグリセロールストックを接種し、100μ
g/mlアンピシリン選択下で、37℃で一晩増殖させた。次いで、この培養物
の1mlアリコートを使用して、100μg/mlアンピシリンを含む新鮮なL
uriaブロス10mlに接種し、培養物を、おおよそ0.5のOD値まで増殖
させた。培養物の1mlアリコートを取り出し、細胞を遠心分離によりペレット
化し、上清を捨てた。細胞を、PBS 100μlと2×SDS−PAGEロー
ディング緩衝液(100mM Tris(pH6.8)、4%SDS、20%グ
リセロール、0.02%ブロモフェノールブルー、及び10%2−メルカプトエ
タノール)100μlからなる溶液に再懸濁した。前述の1mlアリコートを取
り出した後、IPTGを、5mM IPTGの最終濃度になるように残りの9m
l培養物に添加し、培養物を、さらに60分間37℃でインキュベートし、1m
lを取り出し、約0.6のODが測定された。次いで、この1ml試料中の細胞
を遠心分離によりペレット化し、PBS 120μlとSDS−PAGEローデ
ィング緩衝液120μlからなる溶液に再懸濁した。等量のIPTG誘導溶解物
と非誘導溶解物を、14%Tris−Glycine SDS−PAGEゲル(
Novex,San Diego,CAから入手可能)にロードした。電気泳動
後、蛋白質をSDS−PAGEゲルからニトロセルロースメンブレンに転写し、
ウエスタンブロット分析を、T7タグ抗体(Novagenから入手可能)を使
用して行った。T7タグ抗体により、約18kDaの蛋白質がIPTGにより誘
導されたことが明らかになった。組換えPL3蛋白質が、予想された分子量より
大きな分子量で移動したという事実は、他のペリトロフィン蛋白質について以前
に公表された結果と一致しており、ある程度、これらの蛋白質の特徴的に低いp
Iによるものだと考えられる(Tellamら(1999)Peritroph
ic Matrix Proteins,Insect Biochemist
ry and Molecular Biology,29:87−101)。
この蛋白質の配列解析により、この蛋白質は、ベクターによりコードされるN末
端T7タグを含んでいたことが分かる。
ブロス1リットルを含んでいる)に、前述のpTrcHisB−PL3で形質転
換されているE.coli BL−21細胞5mlのスターターカルチャーを接
種した。光学密度が約0.500に達するまで、培養物を37℃で増殖させた。
光学密度が約0.500に達したら、1mlアリコートを誘導前試料として各フ
ラスコから取り出した。IPTGを、0.5mMの最終濃度になるように各1リ
ットルフラスコに添加し、培養物を、37℃で、さらに135分間増殖させた。
135分経ったら、1mlアリコートを誘導後試料として各フラスコから取り出
した。これらの1mlアリコートを遠心分離し、上清を捨て、0.5光学密度単
位が測定された試料当たり100μlの2×SDS−PAGEローディング緩衝
液にペレットを再懸濁した。次いで、誘導前試料及び誘導後試料を、標準的なウ
エスタンブロット技術と前述のT7タグ抗体を使用して、組換えPL3蛋白質発
現について試験した。約18kDaで移動した蛋白質は誘導後試料で検出された
が、誘導前試料では検出されなかった。
ットを混合し、緩衝液A(50mM Tris(pH8.0)、20mM Na
Cl、1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF))120mlに
再懸濁した。次いで、試料をマイクロフルイダイザーに5回通し、次いで、4℃
で20分間揺すった。次いで、試料を30分間遠心分離し、上清を収集した。上
清のウエスタンブロット分析により、組換えPL3蛋白質は、最初の緩衝液A抽
出において可溶性であったことが分かった。次いで、組換えPL3蛋白質を含む
緩衝液A上清を、当業者に周知の技術を使用して、ニッケルカラム、Q2陰イオ
ン交換クロマトグラフィーカラム、及び陽イオン交換クロマトグラフィーにより
さらに精製した。
ン様配列cDNA(本明細書中ではPL4と呼ぶ)のさらなる特徴付けについて
述べる。
ティッドHMTライブラリから単離した。クローン2244−71の分析により
、このcDNA(nCfPL4974と示す)は約974ヌクレオチド長であり、
配列番号1892の核酸配列を有するコード鎖と、配列番号1893を有する相
補配列を有することが分かった。配列番号1892の翻訳により、核酸分子nC
fPL4974は、285アミノ酸の部分長ペリトロフィン様蛋白質をコードする
ことが示唆される。5’末端に対応するさらなる配列を、以下のように、実施例
3に記載のRACE cDNAプールを鋳型として使用してPCRにより単離し
た。標準的なPCR反応条件と以下のサーモサイクリング条件:(1)94℃3
0秒、(2)94℃10秒、72℃4分の5サイクル、(3)94℃10秒、7
0℃4分の5サイクル、(4)94℃10秒、次いで、68℃4分の25サイク
ルでのPCR反応に、フォワードプライマーとしてAdapter Prime
r1(すなわち、配列番号1933)と、配列番号1892のヌクレオチド22
9〜551に相補的であり、核酸配列5’GAT ATC CAC TTT G
AT CAG CGC AC3’(本明細書中では配列番号1946と示す)を
有するリバースプライマーPL4−R1を使用した。この反応の産物を1:50
に希釈し、2回目のPCR反応の鋳型として使用した。2回目のPCR反応では
、1回目のPCR反応について述べたサーモサイクリング条件を使用し、フォワ
ードプライマーとしてAdapter Primer2(すなわち、配列番号1
935)と、配列番号1892のヌクレオチド58〜78に相補的であり、核酸
配列5’GGT ACT ACT CCT GGT GCG GGC3’(本明
細書中では配列番号1947と示す)を有するリバースプライマーPL4−R2
を使用した。この反応の産物を前述のようにゲル精製し、フラグメントを、pC
R II TA Cloningベクター(Qiagenから入手可能)に連結
し、配列決定して、約150ヌクレオチド長のフラグメントを明らかにした。配
列解析により、このフラグメントのヌクレオチド68〜146は、nCfPL4 974 のヌクレオチド1〜79と100%の同一性を有することが明らかになった
。この2つの配列をアラインメントして、約1043ヌクレオチド長の連続配列
(本明細書中ではnCfPL41043と呼び、配列番号1894を有するコード鎖
と、配列番号1895を有する相補鎖を有する)を得た。しかしながら、この連
続配列は、推定蛋白質配列の開始メチオニンをコードしているようには見えない
。従って、以下のように、もう一度、5’末端にある残りのコード配列を単離し
ようと試みた。1回目のPCR反応を、前述のサーモサイクリング条件下で、R
ACE cDNAプールを鋳型として使用し、フォワードプライマーとしてAd
apter Primer1とリバースプライマーとしてPL4−R2を使用し
て行った。この反応の産物を1:50に希釈し、2回目のPCR反応の鋳型とし
て使用した。2回目のPCR反応では、1回目のPCR反応について述べたサー
モサイクリング条件下で、フォワードプライマーとしてAdapter Pri
mer2と、配列番号1894のヌクレオチド58〜80に相補的であり、核酸
配列5’CCG TCG ACA TTA AAC TCA CCA TC3’
(配列番号1948と示す)を有するリバースプライマーPL4−R4を使用
した。この反応の産物を前述のようにゲル精製し、フラグメントを、pCR I
I TA Cloningベクター(Qiagenから入手可能)に連結し、配
列決定して、約100ヌクレオチド長のフラグメントを明らかにした。配列解析
により、このフラグメントのヌクレオチド21〜101は、配列番号1892の
ヌクレオチド1〜81と100%の同一性を有することが明らかになった。この
2つの配列をアラインメントして、1062ヌクレオチド長の連続配列(本明細
書中ではnCfPL41062と呼び、配列番号1896を有するコード鎖と、配列
番号1898を有する相補鎖を有する)を得た。配列番号1896の翻訳により
、核酸分子nCfPL41062は、配列番号1897により表されるアミノ酸配列
を有する285アミノ酸の完全長ペリトロフィン様蛋白質(本明細書中ではPC
fPL4285と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列番号
1896のヌクレオチド19からヌクレオチド21に及び、終結コドンが、配列
番号1896のヌクレオチド874からヌクレオチド876に及ぶと仮定する。
PCfPL4285をコードするコード領域は、配列番号1899により表される
核酸配列を有するコード鎖と配列番号1900により表される核酸配列を有する
相補鎖を有する、核酸分子nCfPL4855により表される。配列番号1897
のアミノ酸配列により、PCfPL4285は、約31.4kDaの推定分子量と
約6.99の推定等電点(pI)を有することが予想される。
との比較により、配列番号1897は、Drosophila melanog
aster Gasp前駆体(アクセッション番号AAD09748)と最大の
相同性(すなわち、約31.5%の同一性)を示したことが分かる。配列番号1
896とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号189
6は、Drosophila melanogaster Gasp前駆体(ア
クセッション番号AF070734)と最大の相同性(すなわち、約39.4%
の同一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョ
ン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
、PL4 mRNAが、HMT組織だけで発現するのかどうかを確かめるために
、ノーザンブロット分析を実施例4に記載のように行った。総RNAを、卵、一
齢幼虫、三齢幼虫、移行期幼虫、蛹、餌を与えていない成虫、及びネコ血液を0
.25時間、2時間、8時間、24時間与えた成虫から抽出した。さらに、総R
NAを、ネコ血液を24時間与えたノミ成虫から取り出した後腸及びマルピーギ
管から、ならびに後腸及びマルピーギ管を取り出した後に残っている体部分から
抽出した。各RNA試料をゲル電気泳動により分離し、ナイロンメンブレンに転
写し、実施例4に記載のノザンブロッティング条件下でα−32P−ATP標識n
CfPL4974とハイブリッド形成させた。
用したが、異なる発現バターン有するいくつかのバンドが見られた。約1600
bpのメッセージが、卵、一齢幼虫、三齢幼虫、及び移行期幼虫の段階でのみ検
出された。約1500bpのメッセージが、全ての生活段階と成虫に餌が与えら
れた時点で検出されたが、最も強いシグナルが、卵、一齢幼虫、及び餌を与えて
いない成虫の段階で検出された。約1200bpに移動した第3のメッセージが
、卵、一齢幼虫、蛹、及び成虫の生活段階(全ての餌を与えていない成虫と成虫
に餌が与えられた時点を含む)で検出された。検出された3種類全てのメッセー
ジがHMT組織のみで見られ、屠体組織では検出されなかった。
現された結果かもしれない。非常に関連する多数の遺伝子からなるペリトロフィ
ン遺伝子ファミリーが発見されたことが文献に報告されている(Schorde
retら,1988,cDNA and deduced amino aci
d sequences of a peritrophic membran
e glycoprotein,‘peritrophin−48’,from
the larvae of Lucilia cuprina,Insec
t Biochemistry and Molecular Biology
28,99−111を参照のこと)。これらの転写物は、このようなファミリ
ーの産物であるか、又はこれらのメッセージは、単一遺伝子座のオルタナティブ
スプライシングのRNA産物である可能性がある。
2B様配列cDNAのさらなる特徴付けについて述べる。 クローン2104−59と呼ぶcDNA(本明細書中では配列番号358と示
す)を、実施例1に記載のアンサブトラクティッドHMTライブラリから単離し
た。クローン2104−59からのDNAを精製し、インサートを、以下のよう
にアンサブトラクティッドHMT cDNAライブラリのプラークハイブリダイ
ゼーションスクリーニングに使用した。クローン2104−59からインサート
をEcoRIでの消化により切り出し、アガロースゲル電気泳動により分離し、
QiaQuick Gel Extraction Kit(Qiagenから
入手可能)を使用して精製した。Megaprime DNA標識キット(Am
ersham Pharmaciaから入手可能)を使用して、ランダムプライ
ム法により作成されるプローブ混合物にα−32P−dATPを組み込んだ。ハイ
ブリダイゼーション及びプラーク精製を前述にように行って、配列番号1901
の核酸配列を有するコード鎖と配列番号1903を有する相補鎖を有する、約1
875ヌクレオチドのシナプス小胞2B様配列(本明細書中ではnCfSVP18 75 と呼ぶ)を含むクローンを単離した。配列番号1901の翻訳により、核酸分
子nCfSVP1875は、配列番号1902により表されるアミノ酸配列を有する
、530アミノ酸の完全長シナプス小胞2B様蛋白質(本明細書中ではPCfS
VP530と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列番号19
01のヌクレオチド44からヌクレオチド46に及び、終結コドンが、配列番号
1901のヌクレオチド1634からヌクレオチド1636に及ぶと仮定する。
PCfSVP530をコードするコード領域は、配列番号1904により表される
核酸配列を有するコード鎖と配列番号1905により表される核酸配列を有する
相補鎖を有する、核酸分子nCfSVP1590により表される。配列番号1902
のアミノ酸配列により、PCfSVP530は、約58.7kDaの推定分子量と
約7.61の推定pIを有することが予想される。
との比較により、配列番号1902は、Drosophila melanog
aster BACR7A4.y(アクセッション番号CAB51685)と最
大の相同性(すなわち、約32%の同一性)を示したことが分かる。配列番号1
901とGenBankに報告された核酸配列との比較により、配列番号190
1は、Rattus norvegicusシナプス小胞蛋白質2B(SVP2
B)mRNA(アクセッション番号L10362)と最大の相同性(すなわち、
約39%の同一性)を示したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCG
バージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使用して行った。
化物チャネル様配列cDNAのさらなる特徴付けについて述べる。 クローン2108−09と呼ぶcDNAを、実施例1に記載のアンサブトラク
ティッドHMTライブラリから単離した。クローン2108−09の分析により
、このcDNA(nCfVGCC381と呼ぶ)は、約381ヌクレオチド長であ
り、配列番号1906の核酸配列を有するコード鎖と配列番号1907を有する
相補鎖を有することが分かった。配列番号1906の翻訳により、核酸分子nC
fVGCC381は、126アミノ酸の部分長電圧ゲート塩化物チャネル様蛋白質
をコードすることが示唆される。5’末端に対応するさらなる配列を、以下のよ
うにハイブリダイゼーションとPCRにより単離した。
、アガロースゲル電気泳動により分離し、QiaQuick Gel Extr
actionキット(Qiagenから入手可能)を使用して精製した。Meg
aprime DNA標識キット(Amersham Pharmaciaから
入手可能)を使用して、ランダムプライム法により作成されるプローブ混合物に
、α−32P−dATPを組み込んだ。ハイブリダイゼーション及びプラーク精製
を、前述にようにアンサブトラクティッドHMT cDNAライブラリに対して
行って、配列番号1908の核酸配列を有するコード鎖と配列番号1909を有
する相補鎖を有する、約2191ヌクレオチドのVGCC様配列(本明細書中で
はnCfVGCC2191と呼ぶ)を含むクローンを単離した。配列番号1908の
翻訳により、核酸分子nCfVGCC2191は、595アミノ酸の部分VGCC様
蛋白質をコードすることが示唆される。
、実施例3に記載のように調製したRACE cDNAプールを鋳型として使用
して行った。標準的なPCR反応条件と以下のサーモサイクリング条件:(1)
94℃30秒、(2)94℃10秒、72℃4分の5サイクル、(3)94℃1
0秒、70℃4分の5サイクル、(4)94℃10秒、68℃4分の25サイク
ルで、フォワードプライマーとしてAdapter Primer1と、配列番
号1908のヌクレオチド1482〜1503に相補的であり、核酸配列5’C
GA TCA TGC GTC TAG CAT TGG C3’(本明細書中
では配列番号1949と示す)を有するリバースプライマーVGCC−R1を使
用した。反応産物をアガロースゲルで分離し、約1970ヌクレオチド分子に対
応するバンドを単離し、Gel Purification Kit(Qiag
enから入手可能)を使用して精製し、pCR II TAクローニングベクタ
ー(Invitrogenから入手可能)に連結し、ABI PRISM 37
7自動DNAシーケンサーを使用して配列決定した。配列解析により、配列番号
1910を有するコード鎖と配列番号1911を有する相補鎖を有する、約19
68ヌクレオチドフラグメント(nCfVGCC1968と呼ぶ)が明らかになった
。配列解析により、核酸分子nCfVGCC1968は、開始コドンをコードしてい
ないことも明らかになった。従って、さらなる配列を単離するために、もう一度
、5’RACE PCRを以下のように行った。鋳型として実施例3に記載のよ
うに調製したRACE cDNAプールと、1回目のPCR反応について述べた
PCR反応条件とサーモサイクリング条件を使用して、フォワードプライマーと
してAdapter Primer1と、配列番号1910のヌクレオチド35
0〜372に相補的であり、核酸配列5’CCC GCC CCA GTT C
TA GGT TGT CC3’(本明細書中では配列番号1950と示す)を
有するリバースプライマーVGCC−R4プライマーを使用した。次いで、この
反応の産物を水で1:50に希釈し、2回目のPCR反応の鋳型として使用した
。2回目のPCR反応では、1回目のPCR反応について述べたPCR反応条件
とサーモサイクリング条件で、フォワードプライマーとしてAdapter P
rimer2と、配列番号1910のヌクレオチド134〜153に相補的であ
り、核酸配列5’CAC ACC CAA CCT GAC CAG GC3’
(本明細書中では配列番号1951と示す)を有するリバースプライマーVG
CC−R2を使用した。
TA Cloningベクター(Qiagenから入手可能)に連結し、配列決
定して、約673ヌクレオチド長のフラグメント(本明細書中ではnCfVGC
C673と呼び、配列番号1912を有するコード鎖と配列番号1913を有する
相補鎖を有する)を明らかにした。配列解析により、このフラグメントのヌクレ
オチド520〜673は、配列番号1910のヌクレオチド1〜154と100
%の同一性を有することが明らかになった。これらのVGCCフラグメントをア
ラインメントして、3126ヌクレオチド長の連続配列(本明細書中ではnCf
VGCC3126と呼び、配列番号1914を有するコード鎖と、配列番号1916
を有する相補鎖を有する)を得た。配列番号1914の翻訳により、核酸分子n
CfVGCC3126は、配列番号1915により表されるアミノ酸配列を有する、
851アミノ酸の完全長VGCC様蛋白質(本明細書中ではPCfVGCC851
と呼ぶ)をコードすることが示唆される。開始コドンが、配列番号1914のヌ
クレオチド168からヌクレオチド170に及び、終結コドンが、配列番号19
14のヌクレオチド2721からヌクレオチド2723に及ぶと仮定する。PC
fVGCC851をコードするコード領域は、配列番号1917により表される核
酸配列を有するコード鎖と配列番号1918により表される核酸配列を有する相
補鎖を有する、核酸分子nCfVGCC2553により表される。配列番号1915
のアミノ酸配列により、PCfVGCC851は、約93.4kDaの推定分子量
と約7.35の推定pIを有することが予想される。
との比較により、配列番号1915は、Oryctolagus cunicu
lus(ウサギ)塩素チャネル蛋白質3(CLCN3)(アクセッション番号A
AB95163)と最大の相同性(すなわち、約63.1%の同一性)を示した
ことが分かる。配列番号1914とGenBankに報告された核酸配列との比
較により、配列番号1914は、Oryctolagus cuniculus
塩素チャネル蛋白質3(CLCN3)mRNA(アクセッション番号AF029
348)と最大の相同性(すなわち、約61.3%の同一性)を示したことが分
かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォル
トパラメータを使用して行った。
か、VGCC mRNAが、HMT組織だけで発現するのかどうかを確かめるた
めに、ノーザンブロット分析を実施例4に記載のように行った。総RNAを、卵
、一齢幼虫、三齢幼虫、移行期幼虫、蛹、餌を与えていない成虫、及びネコ血液
を0.25時間、2時間、8時間、24時間与えた成虫から抽出した。さらに、
総RNAを、ネコ血液を24時間与えたノミ成虫から取り出した後腸及びマルピ
ーギ管から、ならびに後腸及びマルピーギ管を取り出した後に残っている体部分
から抽出した。各RNA試料をゲル電気泳動により分離し、ナイロンメンブレン
に転写し、実施例4に記載のノザンブロッティング条件下でα−32P−ATP標
識nCfVGCC381とハイブリッド形成させた。約3kBのバンドが、全ての
生活段階と餌を与えていない成虫及び成虫に餌が与えられた時点で検出された。
しかしながら、このシグナルの強度は段階間で異なり、最も強いシグナルが、卵
、餌を与えていない成虫、0.25時間餌を与えた成虫の段階で見られ、最も弱
いシグナルが、三齢幼虫及び蛹の段階で見られた。24時間餌を与えた成虫のH
MT組織において強いシグナルが検出されたが、屠体組織には非常に弱いシグナ
ルしか存在しなかった。
チン様cDNAのさらなる特徴付け及び発現について述べる。 クローン2225−23と呼ぶcDNA(本明細書中では配列番号121と示
す)を、実施例2に記載のようにアンサブトラクティッドHNCライブラリから
単離した。クローン2225−23 mRNAがNHC組織でのみ発現するかど
うか確かめるために、ノーザンブロット分析を実施例10に記載のように行った
。ハイブリダイゼーションステップのために、ノミクローン2225−23核酸
分子を含むプローブを、DNA標識キット(Amershamから入手可能)を
使用してα−32P−ATPで標識し、約1×106cpm/mlの濃度で緩衝液
に添加し、42℃で約14〜18時間ハイブリッド形成させた。次いで、ブロッ
トを、0.5×SSPE及び0.1%サルコシルで、55℃で1回の洗浄あたり
10分間、2回洗浄し、オートラジオグラフィー用フィルムに暴露した。現像さ
れたフィルムの分析により、非HNC組織と比較して、HNC組織でのクローン
2225−23 mRNAの発現は大きいことが分かった。このことから、クロ
ーン2225−23は、ノミ頭部及び神経索においてアップレギュレートされて
いる可能性があることが分かる。
異的プロテインC様cDNAのさらなる特徴付け及び発現について述べる。 クローン2249−19と呼ぶcDNA(本明細書中では配列番号1775と
示す)を、実施例2に記載のアンサブトラクティッドHNCライブラリから単離
した。クローン2249−19 mRNAがHNC組織でのみ発現するかどうか
確かめるために、ノーザンブロット分析を実施例10に記載のように行った。ハ
イブリダイゼーションステップのために、クローン2249−19核酸分子を有
するプローブを以下のように作成した。ヌクレオチド配列5’AGT CGC
ATA GTG CAC TTC TGA ATG3’(本明細書中では配列番
号1954と示す)を有するフォワードプライマー2249−19forと、ヌ
クレオチド配列5’CTG ACA TCT GTT TCC ACA GCT
C3’(本明細書中では配列番号1955と示す)を有するリバースプライマ
ー2249−19revを使用し、実施例2に記載のように調製したHNC c
DNAライブラリを鋳型として使用して、標準的なPCR反応条件と以下のサー
モサイクリング条件:(1)95℃1分、(2)94℃10秒、50℃20秒、
72℃20秒の2サイクル、(3)94℃10秒、53℃20秒、72℃40秒
の30サイクルで、PCR反応を行った。PCR産物を、TAクローニングキッ
ト(Invitrogenから入手可能)を使用してTAベクターに連結し、ク
ローンをEcoRI酵素で消化し、アガロースゲルから精製した。精製された核
酸分子を、DNA標識キット(Amershamから入手可能)を使用してα− 32 P−ATPで標識し、約1×106cpm/mlの濃度で緩衝液に添加し、4
2℃で約14〜18時間ハイブリッド形成させた。次いで、ブロットを、0.5
×SSPE及び0.1%サルコシルで、55℃で1回の洗浄あたり10分間、2
回洗浄し、オートラジオグラフィー用フィルムに暴露した。現像されたフィルム
の分析により、クローン2249−19 mRNAが、HNC組織及び非HNC
組織において発現されることが分かった。2つのバンド(一方は約1.5Kbで
あり、他方は約2.5Kbである)が明らかに見えた。
アップレギュレート蛋白質(anoxia upregulated prot
ein)様cDNAのさらなる特徴付け及び発現について述べる。
ン2218−95と呼び、本明細書中で配列番号1858と示す)を、標準的な
配列決定法を使用して配列決定した。このクローンは、酸素欠乏症アップレギュ
レート蛋白質(AUP)遺伝子と有意な相同性を有する非完全長核酸分子を含む
ことが分かった。AUP遺伝子をコードするさらなる配列を以下のように単離し
た。配列番号1858の核酸配列を含むハイブリダイゼーションプローブを以下
のように構築した。ヌクレオチド配列5’AAT AGT GAT GTT G
TA AGA GTT AGG3’(本明細書中で配列番号1956と示す)を
有するフォワードプライマー2218−95forと、ヌクレオチド配列5’G
TT TAA TAT TGC ATG TTT ATT CAT TAA A
A3’(本明細書中で配列番号1957と示す)を有するリバースプライマー2
218−95revを使用し、実施例2に記載のように調製したHNC cDN
Aライブラリを鋳型として使用して、標準的なPCR反応条件と以下のサーモサ
イクリング条件:(1)95℃1分、(2)94℃10秒、55℃20秒、72
℃20秒の30サイクルで、PCR反応を行った。PCR産物を、TAクローニ
ングキット(Invitrogenから入手可能)を使用してTAベクターに連
結し、クローンをEcoRI酵素で消化し、アガロースゲルから精製した。精製
された核酸分子を、DNA標識キット(Amershamから入手可能)を使用
してα−32P−ATPで標識した。
ョン手順に使用して、実施例2に記載のHNCλ−ZAPアンサブトラクティッ
ドcDNAライブラリから1個のクローンを単離した。ハイブリダイゼーション
を実施例12に記載のように行い、プローブに強くハイブリッド形成したプラー
クを単離し、精製し、実施例12に記載のように配列決定した。配列決定により
、このクローンは、配列番号1919として本明細書中で示すヌクレオチド配列
を有する、約1181ヌクレオチドの核酸分子(本明細書中ではnCfAUP11 81 と呼ぶ)を含むことが明らかになった。配列番号1919の相補的配列を、本
明細書中で配列番号1921と表す。
20により表されるアミノ酸配列を有する、102アミノ酸の完全長AUP蛋白
質(本明細書中ではPCfAUP102と呼ぶ)をコードすることが示唆される。
開始コドンが、配列番号1919のヌクレオチド127からヌクレオチド129
に及び、終結コドンが、配列番号1919のヌクレオチド433からヌクレオチ
ド435に及ぶと仮定する。PCfAUP102をコードするコード領域は、配列
番号1922により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号1923によ
り表される核酸配列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCfAUP306により
表される。PCfAUP102のアミノ酸配列により、PCfAUP102は、約11
.9kDaの推定分子量と約10.5の推定pIを有することが予想される。
との比較により、配列番号1920は、Drosophila melanog
aster酸素欠乏症アップレギュレート蛋白質(GenBankアクセッショ
ン番号AAD38397)と最大の相同性(すなわち、約52%の同一性)を示
したことが分かる。同一性パーセントの計算を、GCGバージョン9.0を使用
し、デフォルトパラメータを使用して行った。核酸配列配列番号1919とGe
nBankに報告された核酸配列とのBlast比較により、配列番号1919
は、ニューレキシンIII遺伝子を含むヒト染色体14q31領域に由来するク
ローン(GenBank番号AC007056)と最大の相同性を示したことが
分かる。GenBankのヒトクローンが大きすぎてGCGバージョン9.0に
ロードすることができないので、ペアワイズ同一性を行うことができなかった。
特異的7B2ポリペプチドのさらなる特徴付けについて述べる。 クローン2211−21と呼ぶcDNA(本明細書中では配列番号92と示す
)を、実施例2に記載のサブトラクティッドHNCライブラリから単離した。ク
ローン2211−21からDNAを精製し、インサートを、以下のように、アン
サブトラクティッドHMT cDNAライブラリのプラークハイブリダイゼーシ
ョンスクリーニングに使用した。クローン2211−21からインサートを、E
coRIでの消化により切り出し、アガロースゲル電気泳動により分離し、Qi
aQuick Extractionキット(Qiagenから入手可能)を使
用して精製した。Megaprime DNA標識キット(Amersham
Pharmaciaから入手可能)を使用して、ランダムプライム法により作成
されるプローブ混合物にα−32P標識dATPを組み込んだ。32Pα−dATP
標識プローブを標準的なプラークリフトハイブリダイゼーション手順に使用して
、実施例2に記載のように調製したHNCλ−ZAPアンサブトラクティッドc
DNAライブラリからクローンを単離した。以下のハイブリッド形成条件を使用
した。Hybond−Nフィルター(Amershamから入手可能)を、50
mlのハイブリダイゼーション溶液(5×SSPE、25mM EDTA(pH
8)、5×デンハルト試薬、1.2%SDS、0.020mg/mLサケ精子D
NA)中で、約2×106カウント毎分(cpm)/mlのプローブと55℃で
約48時間ハイブリッド形成させた。フィルターを、55℃15分、50mlの
4×SSPE、1%SDSで1回、55℃10分、洗浄し、50mlの2×SS
PE、1%SDSで1回、洗浄し、55℃10分、50mlの0.5×SSPE
、0.5%SDSで2回、洗浄した。次いで、フィルターをオートラジオグラフ
ィーにかけた。プローブと強くハイブリッド形成した1個のプラークを単離し、
Stratagene Ex−AssistTMヘルパーファージシステムとプロ
トコルを使用してインビボエキシジョンに供した。ミニプレップDNAを、Mi
niprepキットとプロトコル(Qiagen,Chatsworth,CA
から入手可能)を使用してポジティブクローンから調製し、標準的な配列決定手
順を使用して配列決定した。このクローン(nCf7B22161と呼ぶ)は、配列
番号1924の核酸配列を有するコード鎖と配列番号1926を有する相補鎖を
有する、約2161ヌクレオチド長の核酸分子を含んでいる。
25により表されるアミノ酸配列を有する、267アミノ酸の完全長7B2様蛋
白質(本明細書中ではPCf7B2267と呼ぶ)をコードすることが示唆される
。開始コドンが、配列番号1924のヌクレオチド107からヌクレオチド10
9に及び、終結コドンが、配列番号1924のヌクレオチド908からヌクレオ
チド910に及ぶと仮定する。PCf7B2267をコードするコード領域は、配
列番号1927により表される核酸配列を有するコード鎖と配列番号1928に
より表される核酸配列を有する相補鎖を有する、核酸分子nCf7B2801によ
り表される。配列番号1925のアミノ酸配列により、PCf7B2267は、約
31kDaの推定分子量と約5の推定pIを有することが予想される。PCf7
B2267の分析により、約アミノ酸1から約アミノ酸20に及ぶアミノ酸ストレ
ッチによりコードされるシグナルペプチドが存在することが示唆される。提案さ
れた成熟蛋白質(本明細書中ではPCf7B2247と呼ぶ)は、配列番号193
0と示す247アミノ酸を含み、配列番号1929を有するコード鎖と配列番号
1931を有する相補鎖を有する核酸分子(nCf7B2741と呼ぶ)によりコ
ードされる。
との比較により、配列番号1925は、Drosophila melanog
aster蛋白質(GenBankアクセッション番号AAF52036)と最
大の相同性(すなわち、約39%の同一性)を示したことが分かる。同一性パー
セントの計算を、GCGバージョン9.0を使用し、デフォルトパラメータを使
用して行った。核酸配列配列番号1924とGenBankに報告された核酸配
列とのBlast比較により、配列番号1924は、ヒト19番染色体コスミド
R28204クローン(GenBankアクセッション番号AC006132)
と最大の相同性を示したことが分かる。GenBankのヒトクローンが大きす
ぎてGCGバージョン9.0にロードすることができないので、ペアワイズ同一
性を行うことができなかった。しかしながら、BLASTスコアは、有意なレベ
ルの同一性とみなされない0.20であった。
ザンブロット分析を実施例10に記載のように行った。ハイブリダイゼーション
ステップのために、クローン2211−21の核酸配列を有するプローブを以下
のように作成した。ヌクレオチド配列5’GCG CCA TGA AGA T
TT CAG GCG3’(本明細書中では配列番号1958と示す)を有する
フォワードプライマー2211−21forと、ヌクレオチド配列5’AAG
TGC AAT GAA TCA TCA GCA AG3’ (本明細書中で
は配列番号1959と示す)を有するリバースプライマー2211−21rev
を使用し、実施例2に記載のように調製したHNC cDNAライブラリを鋳型
として使用して、標準的なPCR反応条件と以下のサーモサイクリング条件:(
1)95℃1分、(2)94℃10秒、50℃20秒、72℃20秒の5サイク
ル、(3)94℃10秒、53℃20秒、72℃40秒の30サイクルで、PC
R反応を行った。PCR産物を、TAクローニングキット(Invitroge
nから入手可能)を使用してTAベクターに連結し、クローンをEcoRI酵素
で消化し、アガロースゲルから精製した。精製された核酸分子を、DNA標識キ
ット(Amershamから入手可能)を使用してα−32P−ATPで標識し、
約1×106cpm/mlの濃度で緩衝液に添加し、42℃で約14〜18時間
ハイブリッド形成させた。次いで、ブロットを、0.5×SSPE及び0.1%
サルコシルで、55℃で1回の洗浄あたり10分間、2回洗浄し、オートラジオ
グラフィー用フィルムに暴露した。2.5日の暴露の後、現像されたフィルムの
分析により、クローン2211−21 mRNAはHNC組織のみで発現するこ
とが分かった。
更されることが当業者に明らかである。しかしながら、このような改良及び変更
は、以下の特許請求の範囲に示されるように本発明の範囲内であることが明らか
に理解されるだろう。
Claims (26)
- 【請求項1】(a)約37℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドとを含
む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度で1×SS
Cと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件下で、配列
番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配列
番号10、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番
号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番号
25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号3
3、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号40
、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48、
配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番号
159、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165、
配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列番
号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列番
号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列番
号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列番
号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番
号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列番
号1886、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列番
号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列番
号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列番
号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列番
号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列番
号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列番
号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列番
号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列番
号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列番
号1928、配列番号1929及び配列番号1931から成る群より選択された
核酸配列とハイブリッド形成する単離核酸分子。 - 【請求項2】前記核酸分子は、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列
番号6、配列番号7、配列番号9、配列番号10、配列番号12、配列番号13
、配列番号15、配列番号16、配列番号18、配列番号19、配列番号21、
配列番号22、配列番号24、配列番号25、配列番号27、配列番号28、配
列番号30、配列番号31、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列
番号37、配列番号39、配列番号40、配列番号42、配列番号43、配列番
号45、配列番号46、配列番号48、配列番号153、配列番号155、配列
番号156、配列番号158、配列番号159、配列番号161、配列番号16
2、配列番号164、配列番号165、配列番号167、配列番号168、配列
番号170、配列番号1859、配列番号1860、配列番号1861、配列番
号1863、配列番号1864、配列番号1866、配列番号1867、配列番
号1869、配列番号1870、配列番号1871、配列番号1872、配列番
号1874、配列番号1875、配列番号1876、配列番号1877、配列番
号1878、配列番号1880、配列番号1881、配列番号1882、配列番
号1884、配列番号1885、配列番号1886、配列番号1887、配列番
号1889、配列番号1890、配列番号1891、配列番号1892、配列番
号1893、配列番号1894、配列番号1895、配列番号1896、配列番
号1898、配列番号1899、配列番号1900、配列番号1901、配列番
号1903、配列番号1904、配列番号1905、配列番号1906、配列番
号1907、配列番号1908、配列番号1909、配列番号1910、配列番
号1911、配列番号1912、配列番号1913、配列番号1914、配列番
号1916、配列番号1917、配列番号1918、配列番号1919、配列番
号1921、配列番号1922、配列番号1923、配列番号1924、配列番
号1926、配列番号1927、配列番号1928、配列番号1929及び配列
番号1931から成る群より選択された核酸配列と約70%以上相同な核酸配列
を有する、請求項1に記載の核酸分子。 - 【請求項3】前記核酸分子が、 配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9
、配列番号10、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、
配列番号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配
列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列
番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番
号40、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号
48、配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配
列番号159、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号1
65、配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、
配列番号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、
配列番号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、
配列番号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、
配列番号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、
配列番号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、
配列番号1886、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、
配列番号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、
配列番号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、
配列番号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、
配列番号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、
配列番号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、
配列番号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、
配列番号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、
配列番号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、
配列番号1928、配列番号1929及び配列番号1931から成る群より選択
された核酸配列を有する核酸分子と、 配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9
、配列番号10、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、
配列番号18、配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配
列番号25、配列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列
番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番
号40、配列番号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号
48、配列番号153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配
列番号159、配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号1
65、配列番号167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、
配列番号1860、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、
配列番号1866、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、
配列番号1871、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、
配列番号1876、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、
配列番号1881、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、
配列番号1886、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、
配列番号1891、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、
配列番号1895、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、
配列番号1900、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、
配列番号1905、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、
配列番号1909、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、
配列番号1913、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、
配列番号1918、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、
配列番号1923、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、
配列番号1928、配列番号1929及び配列番号1931から成る群より選択
された核酸分子の対立変異型を有する核酸分子と から成る群より選択される、請求項1に記載の核酸分子。 - 【請求項4】前記核酸分子が、配列番号2、配列番号8、配列番号14、配
列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列
番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号18
62、配列番号1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号18
83、配列番号1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号19
15、配列番号1920、配列番号1925、及び配列番号1930から成る群
より選択されたアミノ酸配列と約75%以上相同なアミノ酸配列を有する蛋白質
をコードする、請求項1に記載の核酸分子。 - 【請求項5】前記核酸分子が、配列番号2、配列番号8、配列番号14、配
列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列
番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号18
62、配列番号1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号18
83、配列番号1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号19
15、配列番号1920、配列番号1925、及び配列番号1930から成る群
より選択されたアミノ酸配列を有する蛋白質をコードする、請求項1に記載の核
酸分子。 - 【請求項6】転写調節配列に機能的に結合させた請求項1に記載の核酸分子
を含む組換え分子。 - 【請求項7】請求項1に記載の核酸分子を含む組換えウイルス。
- 【請求項8】請求項1に記載の核酸分子を含む組換え細胞。
- 【請求項9】(a)約37℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドとを含
む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(b)約47.5℃の温度で1×SS
Cと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件下で、配列
番号3、配列番号6、配列番号9、配列番号12、配列番号15、配列番号18
、配列番号21、配列番号24、配列番号27、配列番号30、配列番号33、
配列番号36、配列番号39、配列番号42、配列番号45、配列番号48、配
列番号155、配列番号158、配列番号161、配列番号164、配列番号1
67、配列番号170、配列番号1860、配列番号1863、配列番号186
6、配列番号1869、配列番号1871、配列番号1874、配列番号187
6、配列番号1880、配列番号1884、配列番号1886、配列番号188
9、配列番号1891、配列番号1893、配列番号1895、配列番号189
8、配列番号1900、配列番号1903、配列番号1905、配列番号190
7、配列番号1909、配列番号1911、配列番号1913、配列番号191
6、配列番号1918、配列番号1921、配列番号1923、配列番号192
6、配列番号1928、及び配列番号1931から成る群より選択された核酸配
列とハイブリッド形成する単離核酸分子によってコードされる蛋白質を生産する
方法であって、前記蛋白質をコードする核酸分子により形質転換した細胞を培養
する工程から成る方法。 - 【請求項10】前記核酸分子は、配列番号2、配列番号8、配列番号14、
配列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配
列番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号1
862、配列番号1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号1
883、配列番号1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号1
915、配列番号1920、配列番号1925、及び配列番号1930から成る
群より選択されたアミノ酸配列を有する蛋白質をコードする、請求項9に記載の
方法。 - 【請求項11】前記核酸分子が、 配列番号1、配列番号4、配列番号7、配列番号10、配列番号13、配列番
号16、配列番号19、配列番号22、配列番号25、配列番号28、配列番号
31、配列番号34、配列番号37、配列番号40、配列番号43、配列番号4
6、配列番号153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列
番号165、配列番号168、配列番号1859、配列番号1861、配列番号
1864、配列番号1867、配列番号1870、配列番号1872、配列番号
1875、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1881、配列番号
1882、配列番号1885、配列番号1887、配列番号1890、配列番号
1892、配列番号1894、配列番号1896、配列番号1899、配列番号
1901、配列番号1904、配列番号1906、配列番号1908、配列番号
1910、配列番号1912、配列番号1914、配列番号1917、配列番号
1919、配列番号1922、配列番号1924、配列番号1927及び配列番
号1929から成る群より選択された核酸配列を有する核酸分子と、 配列番号1、配列番号4、配列番号7、配列番号10、配列番号13、配列番
号16、配列番号19、配列番号22、配列番号25、配列番号28、配列番号
31、配列番号34、配列番号37、配列番号40、配列番号43、配列番号4
6、配列番号153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列
番号165、配列番号168、配列番号1859、配列番号1861、配列番号
1864、配列番号1867、配列番号1870、配列番号1872、配列番号
1875、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1881、配列番号
1882、配列番号1885、配列番号1887、配列番号1890、配列番号
1892、配列番号1894、配列番号1896、配列番号1899、配列番号
1901、配列番号1904、配列番号1906、配列番号1908、配列番号
1910、配列番号1912、配列番号1914、配列番号1917、配列番号
1919、配列番号1922、配列番号1924、配列番号1927及び配列番
号1929から成る群より選択された核酸分子の対立変異型を有する核酸分子と
から成る群より選択される、請求項9に記載の方法。 - 【請求項12】(a)(1)約37℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミ
ドとを含む溶液中でハイブリッド形成する工程と、(2)約47.5℃の温度で
1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件下
で、配列番号3、配列番号6、配列番号9、配列番号12、配列番号15、配列
番号l8、配列番号21、配列番号24、配列番号27、配列番号30、配列番
号33、配列番号36、配列番号39、配列番号42、配列番号45、配列番号
48、配列番号155、配列番号158、配列番号161、配列番号164、配
列番号167、配列番号170、配列番号1860、配列番号1863、配列番
号1866、配列番号1869、配列番号1871、配列番号1874、配列番
号1876、配列番号1880、配列番号1884、配列番号1886、配列番
号1889、配列番号1891、配列番号1893、配列番号1895、配列番
号1898、配列番号1900、配列番号1903、配列番号1905、配列番
号1907、配列番号1909、配列番号1911、配列番号1913、配列番
号1916、配列番号1918、配列番号1921、配列番号1923、配列番
号1926、配列番号1928、及び配列番号1931から成る群より選択され
た核酸配列とハイブリッド形成する核酸分子によりコードされた単離蛋白質と、 (b)配列番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配列番号26
、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配列番号16
0、配列番号163、配列番号169、配列番号1862、配列番号1868、
配列番号1873、配列番号1879、配列番号1883、配列番号1888、
配列番号1897、配列番号1902、配列番号1915、配列番号1920、
配列番号1925及び配列番号1930から成る群より選択されたアミノ酸配列
と約75%以上相同なアミノ酸配列を有する単離蛋白質と から成る群より選択される単離蛋白質。 - 【請求項13】前記核酸分子は、配列番号1、配列番号4、配列番号7、配
列番号10、配列番号13、配列番号16、配列番号19、配列番号22、配列
番号25、配列番号28、配列番号31、配列番号34、配列番号37、配列番
号40、配列番号43、配列番号46、配列番号153、配列番号156、配列
番号159、配列番号162、配列番号165、配列番号168、配列番号18
59、配列番号1861、配列番号1864、配列番号1867、配列番号18
70、配列番号1872、配列番号1875、配列番号1877、配列番号18
78、配列番号1881、配列番号1882、配列番号1885、配列番号18
87、配列番号1890、配列番号1892、配列番号1894、配列番号18
96、配列番号1899、配列番号1901年、配列番号1904、配列番号1
906、配列番号1908、配列番号1910、配列番号1912、配列番号1
914、配列番号1917、配列番号1919、配列番号1922、配列番号1
924、配列番号1927及び配列番号1929から成る群より選択された核酸
配列と約70%以上相同な核酸配列を有する、請求項12の蛋白質。 - 【請求項14】前記核酸分子は、 配列番号1、配列番号4、配列番号7、配列番号10、配列番号13、配列番
号16、配列番号19、配列番号22、配列番号25、配列番号28、配列番号
31、配列番号34、配列番号37、配列番号40、配列番号43、配列番号4
6、配列番号153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列
番号165、配列番号168、配列番号1859、配列番号1861、配列番号
1864、配列番号1867、配列番号1870、配列番号1872、配列番号
1875、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1881、配列番号
1882、配列番号1885、配列番号1887、配列番号1890、配列番号
1892、配列番号1894、配列番号1896、配列番号1899、配列番号
1901年、配列番号1904、配列番号1906、配列番号1908、配列番
号1910、配列番号1912、配列番号1914、配列番号1917、配列番
号1919、配列番号1922、配列番号1924、配列番号1927及び配列
番号1929から成る群より選択された核酸配列を有する核酸分子と、 配列番号1、配列番号4、配列番号7、配列番号10、配列番号13、配列番
号16、配列番号19、配列番号22、配列番号25、配列番号28、配列番号
31、配列番号34、配列番号37、配列番号40、配列番号43、配列番号4
6、配列番号153、配列番号156、配列番号159、配列番号162、配列
番号165、配列番号168、配列番号1859、配列番号1861、配列番号
1864、配列番号1867、配列番号1870、配列番号1872、配列番号
1875、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1881、配列番号
1882、配列番号1885、配列番号1887、配列番号1890、配列番号
1892、配列番号1894、配列番号1896、配列番号1899、配列番号
1901年、配列番号1904、配列番号1906、配列番号1908、配列番
号1910、配列番号1912、配列番号1914、配列番号1917、配列番
号1919、配列番号1922、配列番号1924、配列番号1927及び配列
番号1929から成る群より選択された核酸分子の対立変異型を有する核酸分子
とから成る群より選択される、請求項12の蛋白質。 - 【請求項15】前記蛋白質が、配列番号2、配列番号8、配列番号14、配
列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列
番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号18
62、配列番号1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号18
83、配列番号1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号19
15、配列番号1920、配列番号1925、及び配列番号1930から成る群
より選択されたアミノ酸配列と約75%以上相同なアミノ酸配列を有する、請求
項12に記載の蛋白質。 - 【請求項16】前記蛋白質が、配列番号2、配列番号8、配列番号14、配
列番号20、配列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列
番号154、配列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号18
62、配列番号1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号18
83、配列番号1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号19
15、配列番号1920、配列番号1925、及び配列番号1930から成る群
より選択されたアミノ酸配列を有する、請求項12に記載の蛋白質。 - 【請求項17】請求項12に記載の蛋白質に選択的に結合する単離抗体。
- 【請求項18】請求項12に記載の単離蛋白質の活性を阻害できる化合物を
同定する方法であって、 請求項12に記載の単離蛋白質を、前記化合物の不在下にて前記蛋白質が活性
を有する条件下で、推定阻害化合物と接触させる工程と、 前記推定阻害化合物が前記活性を阻害するかどうかを測定する工程と から成る方法。 - 【請求項19】請求項12に記載の単離蛋白質の活性を阻害できる化合物を
同定するキットであって、請求項12の単離蛋白質と、推定阻害化合物の存在下
での前記活性の阻害の程度を測定する手段とを備えたキット。 - 【請求項20】賦形剤と化合物を含有する組成物であって、前記化合物が、 (a)(1)約37℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中
でハイブリッド形成する工程と、(2)約47.5℃の温度で1×SSCと0%
ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件下で、配列番号1、
配列番号3、配列番号4、配列番号6、配列番号7、配列番号9、配列番号10
、配列番号12、配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番号18、
配列番号19、配列番号21、配列番号22、配列番号24、配列番号25、配
列番号27、配列番号28、配列番号30、配列番号31、配列番号33、配列
番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号39、配列番号40、配列番
号42、配列番号43、配列番号45、配列番号46、配列番号48、配列番号
153、配列番号155、配列番号156、配列番号158、配列番号159、
配列番号161、配列番号162、配列番号164、配列番号165、配列番号
167、配列番号168、配列番号170、配列番号1859、配列番号186
0、配列番号1861、配列番号1863、配列番号1864、配列番号186
6、配列番号1867、配列番号1869、配列番号1870、配列番号187
1、配列番号1872、配列番号1874、配列番号1875、配列番号187
6、配列番号1877、配列番号1878、配列番号1880、配列番号188
1、配列番号1882、配列番号1884、配列番号1885、配列番号188
6、配列番号1887、配列番号1889、配列番号1890、配列番号189
1、配列番号1892、配列番号1893、配列番号1894、配列番号189
5、配列番号1896、配列番号1898、配列番号1899、配列番号190
0、配列番号1901、配列番号1903、配列番号1904、配列番号190
5、配列番号1906、配列番号1907、配列番号1908、配列番号190
9、配列番号1910、配列番号1911、配列番号1912、配列番号191
3、配列番号1914、配列番号1916、配列番号1917、配列番号191
8、配列番号1919、配列番号1921、配列番号1922、配列番号192
3、配列番号1924、配列番号1926、配列番号1927、配列番号192
8、配列番号1929及び配列番号1931から成る群より選択された核酸配列
とハイブリッド形成する単離核酸分子と、 (b)(1)約37℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中
でハイブリッド形成する工程と、(2)約47.5℃の温度で1×SSCと0%
ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件下で、配列番号3、
配列番号6、配列番号9、配列番号12、配列番号15、配列番号18、配列番
号21、配列番号24、配列番号27、配列番号30、配列番号33、配列番号
36、配列番号39、配列番号42、配列番号45、配列番号48、配列番号1
55、配列番号158、配列番号161、配列番号164、配列番号167、配
列番号170、配列番号1860、配列番号1863、配列番号1866、配列
番号1869、配列番号1871、配列番号1874、配列番号1876、配列
番号1880、配列番号1884、配列番号1886、配列番号1889、配列
番号1891、配列番号1893、配列番号1895、配列番号1898、配列
番号1900、配列番号1903、配列番号1905、配列番号1907、配列
番号1909、配列番号1911、配列番号1913、配列番号1916、配列
番号1918、配列番号1921、配列番号1923、配列番号1926、配列
番号1928、及び配列番号1931から成る群より選択された核酸配列とハイ
ブリッド形成する核酸分子によりコードされた単離蛋白質と、 (c)(1)約37℃の温度で1×SSCと0%ホルムアミドとを含む溶液中
でハイブリッド形成する工程と、(2)約47.5℃の温度で1×SSCと0%
ホルムアミドとを含む溶液中で洗浄する工程とから成る条件下で、配列番号3、
配列番号6、配列番号9、配列番号12、配列番号15、配列番号18、配列番
号21、配列番号24、配列番号27、配列番号30、配列番号33、配列番号
36、配列番号39、配列番号42、配列番号45、配列番号48、配列番号1
55、配列番号158、配列番号161、配列番号164、配列番号167、配
列番号170、配列番号1860、配列番号1863、配列番号1866、配列
番号1869、配列番号1871、配列番号1874、配列番号1876、配列
番号1880、配列番号1884、配列番号1886、配列番号1889、配列
番号1891、配列番号1893、配列番号1895、配列番号1898、配列
番号1900、配列番号1903、配列番号1905、配列番号1907、配列
番号1909、配列番号1911、配列番号1913、配列番号1916、配列
番号1918、配列番号1921、配列番号1923、配列番号1926、配列
番号1928、及び配列番号1931から成る群より選択された核酸配列とハイ
ブリッド形成する核酸分子によりコードされた蛋白質と選択的に結合する単離抗
体と、 から成る群より選択される、組成物。 - 【請求項21】前記組成物は、アジュバント及びキャリアから成る群より選
択された成分をさらに含有する、請求項20の組成物。 - 【請求項22】請求項20に記載の組成物を動物に投与する工程から成る、
動物を保護する方法。 - 【請求項23】ノミHMT組織及びノミHNC組織から成る群より選択され
た組織によって発現される単離核酸分子であって、 (a)HMT又はHNC発現配列を豊富にしたcDNAライブラリを構築する
工程と、 (b)前記ライブラリ内の核酸分子を同定する工程と から成る方法により同定される単離核酸分子。 - 【請求項24】配列番号2、配列番号8、配列番号14、配列番号20、配
列番号26、配列番号32、配列番号38、配列番号44、配列番号154、配
列番号160、配列番号163、配列番号169、配列番号1862、配列番号
1868、配列番号1873、配列番号1879、配列番号1883、配列番号
1888、配列番号1897、配列番号1902、配列番号1915、配列番号
1920、配列番号1925、配列番号1930、並びに表Iの核酸配列、表I
Iの核酸配列、表IIIの核酸配列、及び表IVの核酸配列から成る群より選択
された核酸配列によりコードされた蛋白質から選択された蛋白質をコードする、
請求項23に記載の核酸分子。 - 【請求項25】請求項24に記載の蛋白質に選択的に結合する単離抗体。
- 【請求項26】表Iの核酸配列、表IIの核酸配列、表IIIの核酸配列及
び表IVの核酸配列から成る群より選択された核酸配列を有する、請求項23の
核酸分子。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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