JP2003348723A - 架空線等の張力異常検出システム - Google Patents
架空線等の張力異常検出システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 架空線Tに所定の張力を与えるために、ガス
ばね式テンションバランサBを用いた架空線等の張力異
常検出システムにおいて、ガスばね式テンションバラン
サB及び架空線の現在の状態を演算し、表示するように
して、異常の検出を迅速かつ正確に行うことができるよ
うにした架空線等の張力異常検出システムを提供するこ
と。 【解決手段】 架空線Tに所定の張力を与えるために、
ガスばね式テンションバランサBを用いた架空線等の張
力異常検出システムにおいて、ガスばね式テンションバ
ランサBのガス圧変化を検出する圧力検出手段Sの検出
値を電気信号に変換するとともに、この検出値、外気温
等の計測データ及び各種設定値から、ガスばね式テンシ
ョンバランサB及び架空線Tの現在の状態を演算し、表
示するようにする。
ばね式テンションバランサBを用いた架空線等の張力異
常検出システムにおいて、ガスばね式テンションバラン
サB及び架空線の現在の状態を演算し、表示するように
して、異常の検出を迅速かつ正確に行うことができるよ
うにした架空線等の張力異常検出システムを提供するこ
と。 【解決手段】 架空線Tに所定の張力を与えるために、
ガスばね式テンションバランサBを用いた架空線等の張
力異常検出システムにおいて、ガスばね式テンションバ
ランサBのガス圧変化を検出する圧力検出手段Sの検出
値を電気信号に変換するとともに、この検出値、外気温
等の計測データ及び各種設定値から、ガスばね式テンシ
ョンバランサB及び架空線Tの現在の状態を演算し、表
示するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊架線、補助吊架
線、トロリ線等の電車線(本明細書において、「架空
線」と総称する。)等の張力異常検出システムに関し、
特に、架空線に所定の張力を与えるために、ガスばね式
テンションバランサを用いたものにおいて、ガスばね式
テンションバランサ及び架空線の現在の状態を演算し、
表示するようにして、異常の検出を迅速かつ正確に行う
ことができるようにした架空線等の張力異常検出システ
ムに関するものである。
線、トロリ線等の電車線(本明細書において、「架空
線」と総称する。)等の張力異常検出システムに関し、
特に、架空線に所定の張力を与えるために、ガスばね式
テンションバランサを用いたものにおいて、ガスばね式
テンションバランサ及び架空線の現在の状態を演算し、
表示するようにして、異常の検出を迅速かつ正確に行う
ことができるようにした架空線等の張力異常検出システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、架空線にあっては、ジュール熱等
による温度変化に起因する伸縮、クリープ、摩耗による
弾性伸び、さらに、経年変化による支持物の傾斜、電車
線上への積雪などにより、架空線の張力が影響を受ける
ため、架空線の張力を一定に保持する必要があり、ま
た、その張力調整を自動的に行って、メンテナンスフリ
ー化するため、架空線の端部に自動張力調整装置とし
て、テンションバランサを配設するようにしている。
による温度変化に起因する伸縮、クリープ、摩耗による
弾性伸び、さらに、経年変化による支持物の傾斜、電車
線上への積雪などにより、架空線の張力が影響を受ける
ため、架空線の張力を一定に保持する必要があり、ま
た、その張力調整を自動的に行って、メンテナンスフリ
ー化するため、架空線の端部に自動張力調整装置とし
て、テンションバランサを配設するようにしている。
【0003】このテンションバランサとしては、従来よ
り、滑車を用いてウェイトにより張力をかけるようにし
た滑車式のものが汎用されてきたが、これは、張力を一
定にする性能に優れていたためである。しかしながら、
この滑車式のものは、据付工事が煩雑化したり、ワイヤ
の劣化を防ぐために定期的な保守を必要とするなどの問
題があった。
り、滑車を用いてウェイトにより張力をかけるようにし
た滑車式のものが汎用されてきたが、これは、張力を一
定にする性能に優れていたためである。しかしながら、
この滑車式のものは、据付工事が煩雑化したり、ワイヤ
の劣化を防ぐために定期的な保守を必要とするなどの問
題があった。
【0004】そして、近年になって、小形化、軽量化、
さらには、メンテナンスフリー化を達成し得るばね式テ
ンションバランサが注目され、実用化されている。この
ばね式のものとしては、コイルばねを用いたもの、ガス
ばねを用いたもの等が用いられている。
さらには、メンテナンスフリー化を達成し得るばね式テ
ンションバランサが注目され、実用化されている。この
ばね式のものとしては、コイルばねを用いたもの、ガス
ばねを用いたもの等が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記テンシ
ョンバランサのうち、コイルばねを用いたものは、テン
ションバランサによる実張力を、テンションバランサの
伸縮量として表示する表示手段、例えば、スケールを取
り付けるようにし、保守・点検を行う際に、テンション
バランサの伸縮量をスケールの目盛りから読み取ること
により把握するようにしていた。しかしながら、このコ
イルばねを用いたものは、地上からのスケールの目盛り
の正確な読み取りが行い難いという問題があった。
ョンバランサのうち、コイルばねを用いたものは、テン
ションバランサによる実張力を、テンションバランサの
伸縮量として表示する表示手段、例えば、スケールを取
り付けるようにし、保守・点検を行う際に、テンション
バランサの伸縮量をスケールの目盛りから読み取ること
により把握するようにしていた。しかしながら、このコ
イルばねを用いたものは、地上からのスケールの目盛り
の正確な読み取りが行い難いという問題があった。
【0006】また、ガスばねを用いたものは、外気温等
の温度変化に応じてガス室の体積及びガス室のガス圧が
変化するため、温度変化によるガス室の体積変化分と架
空線の伸縮量とを予め相殺できるように、温度と張力変
化の関係で設定範囲を定めている。しかしながら、現場
における実際の伸縮量は、コイルばねを用いたものと同
様にスケールの目盛りを読み取ることにより把握するこ
ととしていたため、地上からのスケールの目盛りの正確
な読み取りが行い難いという問題があった。また、現場
における実際の温度変化に対応した伸縮量が実現されて
いるか否かの判定には、温度計を持参し、さらに、架空
線の長さに対応した外気温と伸縮量の関係を示した数表
とスケールの目盛りの読み取り結果を照らし合わせると
いう煩雑な作業が必要であった。
の温度変化に応じてガス室の体積及びガス室のガス圧が
変化するため、温度変化によるガス室の体積変化分と架
空線の伸縮量とを予め相殺できるように、温度と張力変
化の関係で設定範囲を定めている。しかしながら、現場
における実際の伸縮量は、コイルばねを用いたものと同
様にスケールの目盛りを読み取ることにより把握するこ
ととしていたため、地上からのスケールの目盛りの正確
な読み取りが行い難いという問題があった。また、現場
における実際の温度変化に対応した伸縮量が実現されて
いるか否かの判定には、温度計を持参し、さらに、架空
線の長さに対応した外気温と伸縮量の関係を示した数表
とスケールの目盛りの読み取り結果を照らし合わせると
いう煩雑な作業が必要であった。
【0007】本発明は、上記従来のテンションバランサ
の有する問題点に鑑み、架空線に所定の張力を与えるた
めに、ガスばね式テンションバランサを用いたものにお
いて、ガスばね式テンションバランサ及び架空線の現在
の状態を演算し、表示するようにして、異常の検出を迅
速かつ正確に行うことができるようにした架空線等の張
力異常検出システムを提供することを目的とする。
の有する問題点に鑑み、架空線に所定の張力を与えるた
めに、ガスばね式テンションバランサを用いたものにお
いて、ガスばね式テンションバランサ及び架空線の現在
の状態を演算し、表示するようにして、異常の検出を迅
速かつ正確に行うことができるようにした架空線等の張
力異常検出システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の架空線等の張力異常検出システムは、架空
線に所定の張力を与えるために、ガスばね式テンション
バランサを用いた架空線等の張力異常検出システムにお
いて、前記ガスばね式テンションバランサのガス圧変化
を検出する圧力検出手段の検出値を電気信号に変換する
とともに、該検出値、外気温等の計測データ及び各種設
定値から、ガスばね式テンションバランサ及び架空線の
現在の状態を演算し、表示するようにしたことを特徴と
する。
め、本発明の架空線等の張力異常検出システムは、架空
線に所定の張力を与えるために、ガスばね式テンション
バランサを用いた架空線等の張力異常検出システムにお
いて、前記ガスばね式テンションバランサのガス圧変化
を検出する圧力検出手段の検出値を電気信号に変換する
とともに、該検出値、外気温等の計測データ及び各種設
定値から、ガスばね式テンションバランサ及び架空線の
現在の状態を演算し、表示するようにしたことを特徴と
する。
【0009】この場合において、前記演算したガスばね
式テンションバランサ及び架空線の状態を示すデータを
蓄積することができる。
式テンションバランサ及び架空線の状態を示すデータを
蓄積することができる。
【0010】そして、この架空線等の張力異常検出シス
テムにおいては、実張力の平均値が、予め設定したガス
ばね式テンションバランサ異常検出用張力上下限値を、
予め設定した時間継続して越えた場合に、ガスばね式テ
ンションバランサの異常と判定するようにすることがで
きる。
テムにおいては、実張力の平均値が、予め設定したガス
ばね式テンションバランサ異常検出用張力上下限値を、
予め設定した時間継続して越えた場合に、ガスばね式テ
ンションバランサの異常と判定するようにすることがで
きる。
【0011】また、実張力が、予め設定した架空線異常
検出用張力上下限値を越えた場合や、実張力を時間微分
した絶対値が、予め設定した架空線異常検出用張力微分
値を越えた場合に、架空線の異常と判定するようにする
ことができる。
検出用張力上下限値を越えた場合や、実張力を時間微分
した絶対値が、予め設定した架空線異常検出用張力微分
値を越えた場合に、架空線の異常と判定するようにする
ことができる。
【0012】この架空線等の張力異常検出システムは、
ガスばね式テンションバランサのガス圧変化を検出する
圧力検出手段の検出値、外気温等の計測データ及び各種
設定値から、ガスばね式テンションバランサ及び架空線
の現在の状態を演算し、表示するようにしているので、
ガスばね式テンションバランサ及び架空線の異常の検出
を、現場における実際の外気温等を総合的に勘案して、
迅速かつ正確に行うことができる。
ガスばね式テンションバランサのガス圧変化を検出する
圧力検出手段の検出値、外気温等の計測データ及び各種
設定値から、ガスばね式テンションバランサ及び架空線
の現在の状態を演算し、表示するようにしているので、
ガスばね式テンションバランサ及び架空線の異常の検出
を、現場における実際の外気温等を総合的に勘案して、
迅速かつ正確に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の架空線等の張力異
常検出システムの実施の形態を、図面を参照して説明す
る。
常検出システムの実施の形態を、図面を参照して説明す
る。
【0014】図1に、本発明の架空線等の張力異常検出
システムを示す。この架空線等の張力異常検出システム
は、一端を取付金具Fを介して支柱P等の支持物に固定
し、他端に碍子G等を介して架空線Tを接続したガスば
ね式テンションバランサBと、支柱P等の支持物に取り
付けた太陽電池Cと、ガスばね式テンションバランサB
に配設した、ガスばね式テンションバランサBのガス圧
変化を検出する圧力検出手段としての圧力センサSと、
この圧力センサSの検出値、外気温等の計測データ及び
各種設定値から、ガスばね式テンションバランサ及び架
空線の現在の状態を演算し、表示するデータ解析・表示
装置Dとにより構成され、圧力センサSとデータ解析・
表示装置DとをケーブルKで接続したり、無線通信機能
を付加することにより、圧力センサSの検出値を電気信
号としてデータ解析・表示装置Dに入力することができ
るようにしている。
システムを示す。この架空線等の張力異常検出システム
は、一端を取付金具Fを介して支柱P等の支持物に固定
し、他端に碍子G等を介して架空線Tを接続したガスば
ね式テンションバランサBと、支柱P等の支持物に取り
付けた太陽電池Cと、ガスばね式テンションバランサB
に配設した、ガスばね式テンションバランサBのガス圧
変化を検出する圧力検出手段としての圧力センサSと、
この圧力センサSの検出値、外気温等の計測データ及び
各種設定値から、ガスばね式テンションバランサ及び架
空線の現在の状態を演算し、表示するデータ解析・表示
装置Dとにより構成され、圧力センサSとデータ解析・
表示装置DとをケーブルKで接続したり、無線通信機能
を付加することにより、圧力センサSの検出値を電気信
号としてデータ解析・表示装置Dに入力することができ
るようにしている。
【0015】このガスばね式テンションバランサBは、
ガス圧変化を検出する圧力検出手段としての圧力センサ
Sを取り付けるようにした点を除き、公知のガスばね式
テンションバランサと同様の構造を有するもので、特に
限定されるものではないが、例えば、図2に示すよう
に、ケーシング10内に、内部を金属製ベローズ13に
より区画してガス室12及び油室14を形成したガスば
ね体11を、ケーシング10の一端側に固定して配設
し、ガスばね体11の油室14内に基端側を挿入するよ
うにした本体ロッド15の先端に端面板16を固定し、
端面板16に連結ロッド17の基端を固定して構成され
ている。ところで、ガス室12のガス圧の変化を検出す
る圧力検出手段としての圧力センサSは、ガス室12の
ガス圧を直接測定するようにすることもできるが、本実
施例においては、ガスばね式テンションバランサBのガ
ス室12のガス圧がかかる油室14に充填された油の圧
力を測定することにより、ガスばね式テンションバラン
サBのガス圧変化を検出するようにしている。なお、ガ
ス室12及び油室14を形成したガスばね体11の本体
ロッド15の挿通部には、油室14に充填された油の漏
れを防止するシール機構19を設けるようにしている。
ガス圧変化を検出する圧力検出手段としての圧力センサ
Sを取り付けるようにした点を除き、公知のガスばね式
テンションバランサと同様の構造を有するもので、特に
限定されるものではないが、例えば、図2に示すよう
に、ケーシング10内に、内部を金属製ベローズ13に
より区画してガス室12及び油室14を形成したガスば
ね体11を、ケーシング10の一端側に固定して配設
し、ガスばね体11の油室14内に基端側を挿入するよ
うにした本体ロッド15の先端に端面板16を固定し、
端面板16に連結ロッド17の基端を固定して構成され
ている。ところで、ガス室12のガス圧の変化を検出す
る圧力検出手段としての圧力センサSは、ガス室12の
ガス圧を直接測定するようにすることもできるが、本実
施例においては、ガスばね式テンションバランサBのガ
ス室12のガス圧がかかる油室14に充填された油の圧
力を測定することにより、ガスばね式テンションバラン
サBのガス圧変化を検出するようにしている。なお、ガ
ス室12及び油室14を形成したガスばね体11の本体
ロッド15の挿通部には、油室14に充填された油の漏
れを防止するシール機構19を設けるようにしている。
【0016】そして、ガスばね式テンションバランサB
は、例えば、一端5(連結ロッド17の先端に固定した
端面板18)を絶縁碍子Gを介して架空線Tに、他端2
(ケーシング10の他端側)を支柱P等の支持物に取り
付ける固定端4に、それぞれ接続して使用するようにす
る。
は、例えば、一端5(連結ロッド17の先端に固定した
端面板18)を絶縁碍子Gを介して架空線Tに、他端2
(ケーシング10の他端側)を支柱P等の支持物に取り
付ける固定端4に、それぞれ接続して使用するようにす
る。
【0017】支柱P等の支持物に取り付けた太陽電池C
は、データ解析・表示装置Dに電力を供給するためのも
ので、太陽電池Cを配設する。この太陽電池Cは、特に
限定されるものではないが、例えば、図3に示すよう
に、支柱P等に取り付け易いように取付台Cbを形成
し、この取付台Cbの表面を、発電効率のよい傾斜角と
し、この太陽電池Cにより発電した電力を、電源ケーブ
ルKを介して、データ解析・表示装置Dに備えたバッテ
リに充電するようにしている。なお、データ解析・表示
装置Dの電源は、必ずしも太陽電池Cに限定されるもの
でなく、例えば、商用電源を用いることもできる。
は、データ解析・表示装置Dに電力を供給するためのも
ので、太陽電池Cを配設する。この太陽電池Cは、特に
限定されるものではないが、例えば、図3に示すよう
に、支柱P等に取り付け易いように取付台Cbを形成
し、この取付台Cbの表面を、発電効率のよい傾斜角と
し、この太陽電池Cにより発電した電力を、電源ケーブ
ルKを介して、データ解析・表示装置Dに備えたバッテ
リに充電するようにしている。なお、データ解析・表示
装置Dの電源は、必ずしも太陽電池Cに限定されるもの
でなく、例えば、商用電源を用いることもできる。
【0018】データ解析・表示装置Dの外観を図4に、
その回路構成を図5に、それぞれ示す。データ解析・表
示装置Dは、支柱P等にバンド等の固定具によって簡易
に、かつ強固に取り付けられるケーシング20に、外部
から容易に識別できるようにLCD表示器によりデジタ
ル表示を行うディスプレイ21を取り付け、このディス
プレイ21に隣接して、圧力センサSの検出値、外気温
等の計測データ及び各種設定値から、ガスばね式テンシ
ョンバランサB及び架空線Tの現在の状態の良否を判定
して表示するガスばね式テンションバランサ異常フラグ
22及び架空線異常フラグ23を配設し、その下方にキ
ースイッチ24及び電源スイッチ25を配設し、さら
に、その下方には太陽電池Cから供給される電力によっ
て充電されるバッテリ26を内蔵するとともに、底面に
は測温抵抗体27、太陽電池接続ケーブル28、圧力セ
ンサ入力用コネクタ29、通信ケーブル用コネクタ(例
えば、RS−232コネクタ)30を配設するようにす
る。
その回路構成を図5に、それぞれ示す。データ解析・表
示装置Dは、支柱P等にバンド等の固定具によって簡易
に、かつ強固に取り付けられるケーシング20に、外部
から容易に識別できるようにLCD表示器によりデジタ
ル表示を行うディスプレイ21を取り付け、このディス
プレイ21に隣接して、圧力センサSの検出値、外気温
等の計測データ及び各種設定値から、ガスばね式テンシ
ョンバランサB及び架空線Tの現在の状態の良否を判定
して表示するガスばね式テンションバランサ異常フラグ
22及び架空線異常フラグ23を配設し、その下方にキ
ースイッチ24及び電源スイッチ25を配設し、さら
に、その下方には太陽電池Cから供給される電力によっ
て充電されるバッテリ26を内蔵するとともに、底面に
は測温抵抗体27、太陽電池接続ケーブル28、圧力セ
ンサ入力用コネクタ29、通信ケーブル用コネクタ(例
えば、RS−232コネクタ)30を配設するようにす
る。
【0019】LCD表示器によるディスプレイ21に
は、ガス圧実測値(MPa)、実張力値(kN)、スト
ローク値(mm)、外気温(℃)等の測定値をデジタル
表示するとともに、各種パラメータ/設定値表示を適宜
選択して切り替え表示できるようにし、さらに、異常履
歴の消去、異常履歴の表示等を行えるようにする。ガス
ばね式テンションバランサ異常フラグ22は、監視機能
により異常と判定された時に、例えば、赤色に反転する
ように構成し、架空線異常フラグ23は、同様に、監視
機能により異常と判定された時に、例えば、黄色に反転
するように構成されている。キースイッチ24は、各種
パラメータ/設定値の表示及び変更並びに異常履歴の表
示を行う。電源スイッチ25は、電源をオン/オフする
ものである。ケーシング20の底面に配設した測温抵抗
体27は、外気温を測定し、ガスばね式テンションバラ
ンサB及び架空線Tの現在の状態の良否の判定に利用で
きるようにするとともに、外気温をディスプレイ21に
表示するようにする。太陽電池接続ケーブル28は、太
陽電池Cの直出しケーブルと接続するようにする。圧力
センサ入力用コネクタ29は、防水型コネクタとし、こ
れに圧力変換器又は圧力トランスミッタを接続する。通
信ケーブル用コネクタ30は、圧力センサ入力用コネク
タ29と同様に、防水型コネクタとし、中継ケーブル又
は直接RS−232通信ケーブル(図示省略)を介して
パソコン(図示省略)と接続するとともに、各種データ
を指定フォーマットでパソコンに取り込み、各種データ
を保存したり、データ解析・表示装置Dの時計設定、各
種パラメータ/設定値の変更、異常履歴の消去等を行う
ことができるようにする。
は、ガス圧実測値(MPa)、実張力値(kN)、スト
ローク値(mm)、外気温(℃)等の測定値をデジタル
表示するとともに、各種パラメータ/設定値表示を適宜
選択して切り替え表示できるようにし、さらに、異常履
歴の消去、異常履歴の表示等を行えるようにする。ガス
ばね式テンションバランサ異常フラグ22は、監視機能
により異常と判定された時に、例えば、赤色に反転する
ように構成し、架空線異常フラグ23は、同様に、監視
機能により異常と判定された時に、例えば、黄色に反転
するように構成されている。キースイッチ24は、各種
パラメータ/設定値の表示及び変更並びに異常履歴の表
示を行う。電源スイッチ25は、電源をオン/オフする
ものである。ケーシング20の底面に配設した測温抵抗
体27は、外気温を測定し、ガスばね式テンションバラ
ンサB及び架空線Tの現在の状態の良否の判定に利用で
きるようにするとともに、外気温をディスプレイ21に
表示するようにする。太陽電池接続ケーブル28は、太
陽電池Cの直出しケーブルと接続するようにする。圧力
センサ入力用コネクタ29は、防水型コネクタとし、こ
れに圧力変換器又は圧力トランスミッタを接続する。通
信ケーブル用コネクタ30は、圧力センサ入力用コネク
タ29と同様に、防水型コネクタとし、中継ケーブル又
は直接RS−232通信ケーブル(図示省略)を介して
パソコン(図示省略)と接続するとともに、各種データ
を指定フォーマットでパソコンに取り込み、各種データ
を保存したり、データ解析・表示装置Dの時計設定、各
種パラメータ/設定値の変更、異常履歴の消去等を行う
ことができるようにする。
【0020】データ解析・表示装置Dの回路は、実際に
はケーシング20内に組み込まれ、特に限定されるもの
ではないが、図5に示すように構成される。このデータ
解析・表示装置Dの回路は、圧力センサSによるガスば
ね式テンションバランサBのガス圧の検出値を圧力変換
器又は圧力トランスミッタ31を介して、一方、測温抵
抗体27による外気温の測定値を、それぞれ電気信号に
変え、切替器33、A/Dコンバータ34を経て、フラ
ッシュメモリを備えたCPUに接続し、さらに、RS−
232Cドライバ/レシーバ、通信ケーブル用コネクタ
30を介してパソコン(図示省略)と、また、ガスばね
式テンションバランサ異常フラグ22、架空線異常フラ
グ23、ディスプレイ21を接続する。また、電源スイ
ッチ25にて電源をオン/オフする電源回路を経てCP
Uに電力を供給するようにする。
はケーシング20内に組み込まれ、特に限定されるもの
ではないが、図5に示すように構成される。このデータ
解析・表示装置Dの回路は、圧力センサSによるガスば
ね式テンションバランサBのガス圧の検出値を圧力変換
器又は圧力トランスミッタ31を介して、一方、測温抵
抗体27による外気温の測定値を、それぞれ電気信号に
変え、切替器33、A/Dコンバータ34を経て、フラ
ッシュメモリを備えたCPUに接続し、さらに、RS−
232Cドライバ/レシーバ、通信ケーブル用コネクタ
30を介してパソコン(図示省略)と、また、ガスばね
式テンションバランサ異常フラグ22、架空線異常フラ
グ23、ディスプレイ21を接続する。また、電源スイ
ッチ25にて電源をオン/オフする電源回路を経てCP
Uに電力を供給するようにする。
【0021】次に、この架空線等の張力異常検出システ
ムの動作について説明する。この架空線等の張力異常検
出システムに用いられるガスばね式テンションバランサ
Bは、外気温が変動すると、ガスばね体11のガス室1
2内のガスの体積が増減するため、これに合わせて金属
製ベローズ13内の油室14の体積が増減することにな
るが、油室14に充填された油量は一定であるため、こ
れが油室14内に基端側を挿入するようにした本体ロッ
ド15の進入量(体積)によって相殺され、この結果、
本体ロッド15が伸縮(突出量が変化)することとな
る。具体的には、例えば、外気温が上昇すると、ガスば
ね体11のガス室12内のガスの体積が増加するため、
これに合わせて金属製ベローズ13内の油室14の体積
が減少し、本体ロッド15の進入量が減少して、本体ロ
ッド15が伸長(突出量が増大)する。本体ロッド15
が伸長すると、ガスばね式テンションバランサBの全長
が縮小して、外気温が上昇することによる架空線Tの伸
長を吸収することができる。一方、外気温が低下する
と、ガスばね体11のガス室12内のガスの体積が減少
するため、これに合わせて金属製ベローズ13内の油室
14の体積が増加し、本体ロッド15の進入量が増加し
て、本体ロッド15が縮小(突出量が減少)する。本体
ロッド15が縮小すると、ガスばね式テンションバラン
サBの全長が伸長して、外気温が低下することによる架
空線Tの縮小を吸収することができる。このため、ガス
ばね式テンションバランサBは、通常、外気温の変動に
よる架空線Tの伸縮量と、ガスばね体11の油室14内
に基端側を挿入するようにした本体ロッド15の伸縮量
(突出量)とが一致するように設計される。
ムの動作について説明する。この架空線等の張力異常検
出システムに用いられるガスばね式テンションバランサ
Bは、外気温が変動すると、ガスばね体11のガス室1
2内のガスの体積が増減するため、これに合わせて金属
製ベローズ13内の油室14の体積が増減することにな
るが、油室14に充填された油量は一定であるため、こ
れが油室14内に基端側を挿入するようにした本体ロッ
ド15の進入量(体積)によって相殺され、この結果、
本体ロッド15が伸縮(突出量が変化)することとな
る。具体的には、例えば、外気温が上昇すると、ガスば
ね体11のガス室12内のガスの体積が増加するため、
これに合わせて金属製ベローズ13内の油室14の体積
が減少し、本体ロッド15の進入量が減少して、本体ロ
ッド15が伸長(突出量が増大)する。本体ロッド15
が伸長すると、ガスばね式テンションバランサBの全長
が縮小して、外気温が上昇することによる架空線Tの伸
長を吸収することができる。一方、外気温が低下する
と、ガスばね体11のガス室12内のガスの体積が減少
するため、これに合わせて金属製ベローズ13内の油室
14の体積が増加し、本体ロッド15の進入量が増加し
て、本体ロッド15が縮小(突出量が減少)する。本体
ロッド15が縮小すると、ガスばね式テンションバラン
サBの全長が伸長して、外気温が低下することによる架
空線Tの縮小を吸収することができる。このため、ガス
ばね式テンションバランサBは、通常、外気温の変動に
よる架空線Tの伸縮量と、ガスばね体11の油室14内
に基端側を挿入するようにした本体ロッド15の伸縮量
(突出量)とが一致するように設計される。
【0022】このように、このガスばね式テンションバ
ランサBは、外気温の変動によって架空線Tの張力が変
動しないようにすることができるようにし、基本的に
は、定期保守を必要としないようにしている。しかしな
がら、ガスばね式テンションバランサBのガス室12か
らのガス漏れや油漏れ等に起因するガスばね式テンショ
ンバランサBの異常や、架空線Tへの飛来物、車両等の
接触、異常風圧、破損したパンタグラフの通過等に起因
する架空線Tの異常が発生することがあり、これを放置
すると、架空線Tの断線等の重大な事故を引き起こすお
それがあることから、ここでは、以下の方法により、ガ
スばね式テンションバランサBのガス圧変化を検出する
圧力センサSによる検出値、測温抵抗体27による外気
温等の計測データ及び各種設定値から、ガスばね式テン
ションバランサB及び架空線Tの現在の状態を、データ
解析・表示装置Dにより演算し、データ解析・表示装置
Dのディスプレイ21並びにガスばね式テンションバラ
ンサ異常フラグ22及び架空線異常フラグ23に表示す
るようにしている。
ランサBは、外気温の変動によって架空線Tの張力が変
動しないようにすることができるようにし、基本的に
は、定期保守を必要としないようにしている。しかしな
がら、ガスばね式テンションバランサBのガス室12か
らのガス漏れや油漏れ等に起因するガスばね式テンショ
ンバランサBの異常や、架空線Tへの飛来物、車両等の
接触、異常風圧、破損したパンタグラフの通過等に起因
する架空線Tの異常が発生することがあり、これを放置
すると、架空線Tの断線等の重大な事故を引き起こすお
それがあることから、ここでは、以下の方法により、ガ
スばね式テンションバランサBのガス圧変化を検出する
圧力センサSによる検出値、測温抵抗体27による外気
温等の計測データ及び各種設定値から、ガスばね式テン
ションバランサB及び架空線Tの現在の状態を、データ
解析・表示装置Dにより演算し、データ解析・表示装置
Dのディスプレイ21並びにガスばね式テンションバラ
ンサ異常フラグ22及び架空線異常フラグ23に表示す
るようにしている。
【0023】次に、ガスばね式テンションバランサB及
び架空線Tの異常の有無の判定方法の一例を、図6及び
図7を用いて説明する。
び架空線Tの異常の有無の判定方法の一例を、図6及び
図7を用いて説明する。
【0024】[ガスばね式テンションバランサBの異常
の有無の判定方法]ガスばね式テンションバランサBの
異常の有無は、実張力の平均値が、表1に示す、予め設
定したガスばね式テンションバランサ異常検出用張力上
下限値を、予め設定した時間継続して越えた場合に、ガ
スばね式テンションバランサの異常と判定するようにす
る。図6は、4個分の実張力の平均値に基づいて、ガス
ばね式テンションバランサBの異常の有無の判定を行っ
た例を示す。ガスばね式テンションバランサBの異常と
判定した場合には、発生時刻及び実張力値(平均値を含
む。)を記録し、ガスばね式テンションバランサ異常フ
ラグ22を赤色に反転させる。
の有無の判定方法]ガスばね式テンションバランサBの
異常の有無は、実張力の平均値が、表1に示す、予め設
定したガスばね式テンションバランサ異常検出用張力上
下限値を、予め設定した時間継続して越えた場合に、ガ
スばね式テンションバランサの異常と判定するようにす
る。図6は、4個分の実張力の平均値に基づいて、ガス
ばね式テンションバランサBの異常の有無の判定を行っ
た例を示す。ガスばね式テンションバランサBの異常と
判定した場合には、発生時刻及び実張力値(平均値を含
む。)を記録し、ガスばね式テンションバランサ異常フ
ラグ22を赤色に反転させる。
【0025】[架空線Tの異常の有無の判定方法]架空
線Tの異常の有無は、実張力が、表1に示す、予め設
定した架空線異常検出用張力上下限値を越えた場合及び
実張力を時間微分した絶対値が、表1に示す、予め設
定した架空線異常検出用張力微分値を越えた場合に、架
空線の異常と判定するようにする。この場合、及び
のいずれの条件(のみの場合、のみの場合、と
両方の場合)で異常と判定するかは、自由に設定するこ
とができる。図7は、架空線Tの異常の有無の判定を行
った例を示す。架空線Tの異常と判定した場合には、発
生時刻、実張力値及び実張力の微分値を記録し、架空線
異常フラグ23を黄色に反転させる。
線Tの異常の有無は、実張力が、表1に示す、予め設
定した架空線異常検出用張力上下限値を越えた場合及び
実張力を時間微分した絶対値が、表1に示す、予め設
定した架空線異常検出用張力微分値を越えた場合に、架
空線の異常と判定するようにする。この場合、及び
のいずれの条件(のみの場合、のみの場合、と
両方の場合)で異常と判定するかは、自由に設定するこ
とができる。図7は、架空線Tの異常の有無の判定を行
った例を示す。架空線Tの異常と判定した場合には、発
生時刻、実張力値及び実張力の微分値を記録し、架空線
異常フラグ23を黄色に反転させる。
【0026】
【表1】
【0027】この場合において、計算張力Tk(k
N)、実張力T(kN)、ストロークS(mm)は、そ
れぞれ次式で求められる。なお、使用するパラメータ
は、表2に示すとおりである。 Tk=Tg−(Lg−Lk)×K×(t0−t)×A T=G×Z/10 S=Lk×1000×K×(t0−t) ここで、Gはガスばね式テンションバランサBのガス室
12のガス圧(MPa)、tは外気温(℃)である。
N)、実張力T(kN)、ストロークS(mm)は、そ
れぞれ次式で求められる。なお、使用するパラメータ
は、表2に示すとおりである。 Tk=Tg−(Lg−Lk)×K×(t0−t)×A T=G×Z/10 S=Lk×1000×K×(t0−t) ここで、Gはガスばね式テンションバランサBのガス室
12のガス圧(MPa)、tは外気温(℃)である。
【0028】
【表2】
【0029】このように、この架空線等の張力異常検出
システムを用いることによって、ガスばね式テンション
バランサB及び架空線Tの異常の検出を、現場における
実際の外気温等を総合的に勘案して、迅速かつ正確に行
うことができ、これにより、架空線Tの断線等の事故の
発生を未然に防止することができるとともに、保守・点
検作業においても、架空線Tの張力を適正値に容易に調
整することができ、作業負担を軽減することができるも
のとなる。
システムを用いることによって、ガスばね式テンション
バランサB及び架空線Tの異常の検出を、現場における
実際の外気温等を総合的に勘案して、迅速かつ正確に行
うことができ、これにより、架空線Tの断線等の事故の
発生を未然に防止することができるとともに、保守・点
検作業においても、架空線Tの張力を適正値に容易に調
整することができ、作業負担を軽減することができるも
のとなる。
【0030】以上、本発明の架空線等の張力異常検出シ
ステムについて、その実施例に基づいて説明したが、本
発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものでは
なく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成
を変更することができるものである。
ステムについて、その実施例に基づいて説明したが、本
発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものでは
なく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成
を変更することができるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の架空線等の張力異常検出システ
ムによれば、ガスばね式テンションバランサのガス圧変
化を検出する圧力検出手段の検出値、外気温等の計測デ
ータ及び各種設定値から、ガスばね式テンションバラン
サ及び架空線の現在の状態を演算し、表示するようにし
ているので、ガスばね式テンションバランサ及び架空線
の異常の検出を、現場における実際の外気温等を総合的
に勘案して、迅速かつ正確に行うことができ、これによ
り、架空線の断線等の事故の発生を未然に防止すること
ができるとともに、保守・点検作業においても、架空線
の張力を適正値に容易に調整することができ、作業負担
を軽減することができる。
ムによれば、ガスばね式テンションバランサのガス圧変
化を検出する圧力検出手段の検出値、外気温等の計測デ
ータ及び各種設定値から、ガスばね式テンションバラン
サ及び架空線の現在の状態を演算し、表示するようにし
ているので、ガスばね式テンションバランサ及び架空線
の異常の検出を、現場における実際の外気温等を総合的
に勘案して、迅速かつ正確に行うことができ、これによ
り、架空線の断線等の事故の発生を未然に防止すること
ができるとともに、保守・点検作業においても、架空線
の張力を適正値に容易に調整することができ、作業負担
を軽減することができる。
【図1】本発明の架空線等の張力異常検出システムの設
置例を示す全体の装柱説明図である。
置例を示す全体の装柱説明図である。
【図2】圧力センサを取り付けたガスばね式テンション
バランサの概略構造を示す断面図である。
バランサの概略構造を示す断面図である。
【図3】太陽電池を示し、(A)は正面図、(B)は側
面図である。
面図である。
【図4】データ解析・表示装置を示し、(A)は正面
図、(B)は側面図である。
図、(B)は側面図である。
【図5】データ解析・表示装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】ガスばね式テンションバランサの異常の有無の
判定方法を示すタイムチャートである。
判定方法を示すタイムチャートである。
【図7】架空線の異常の有無の判定方法を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
B ガスばね式テンションバランサ
C 太陽電池
D データ解析・表示装置
K ケーブル
P 支柱
S 圧力センサ
T 架空線
10 ケーシング
11 ガスばね体
12 ガス室
13 金属製ベローズ
14 油室
15 本体ロッド
16 端面板
17 連結ロッド
18 端面板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 打越 徹
愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号
東海旅客鉄道株式会社内
(72)発明者 今井 章雄
愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号
東海旅客鉄道株式会社内
(72)発明者 本多 博樹
大阪府東大阪市高井田中2丁目5番25号
株式会社電業内
(72)発明者 原 伸之
大阪府東大阪市高井田中2丁目5番25号
株式会社電業内
Claims (5)
- 【請求項1】 架空線に所定の張力を与えるために、ガ
スばね式テンションバランサを用いた架空線等の張力異
常検出システムにおいて、前記ガスばね式テンションバ
ランサのガス圧変化を検出する圧力検出手段の検出値を
電気信号に変換するとともに、該検出値、外気温等の計
測データ及び各種設定値から、ガスばね式テンションバ
ランサ及び架空線の現在の状態を演算し、表示するよう
にしたことを特徴とする架空線等の張力異常検出システ
ム。 - 【請求項2】 前記演算したガスばね式テンションバラ
ンサ及び架空線の状態を示すデータを蓄積するようにし
たことを特徴とする請求項1記載の架空線等の張力異常
検出システム。 - 【請求項3】 実張力の平均値が、予め設定したガスば
ね式テンションバランサ異常検出用張力上下限値を、予
め設定した時間継続して越えた場合に、ガスばね式テン
ションバランサの異常と判定するようにしたことを特徴
とする請求項1又は2記載の架空線等の張力異常検出シ
ステム。 - 【請求項4】 実張力が、予め設定した架空線異常検出
用張力上下限値を越えた場合に、架空線の異常と判定す
るようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
の架空線等の張力異常検出システム。 - 【請求項5】 実張力を時間微分した絶対値が、予め設
定した架空線異常検出用張力微分値を越えた場合に、架
空線の異常と判定するようにしたことを特徴とする請求
項1、2、3又は4記載の架空線等の張力異常検出シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151787A JP2003348723A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 架空線等の張力異常検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151787A JP2003348723A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 架空線等の張力異常検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003348723A true JP2003348723A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29769266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002151787A Pending JP2003348723A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 架空線等の張力異常検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003348723A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517844A (ja) * | 2007-02-06 | 2010-05-27 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 架空線における機械的欠陥を認識する装置 |
JP2011246119A (ja) * | 2011-07-12 | 2011-12-08 | Railway Technical Research Institute | 線路異常監視方法及び装置 |
US8267356B2 (en) * | 2007-12-06 | 2012-09-18 | Nhk Spring Co., Ltd | Tension balancer |
CN101522461B (zh) * | 2006-09-28 | 2013-04-10 | 费斯特拉有限公司 | 用基本恒定的张力补偿张紧缆索长度变化的装置 |
CN113199965A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-08-03 | 西南交通大学 | 一种与接触网相连的隔离开关引线长度预配方法 |
CN113675785A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-11-19 | 广西电网有限责任公司贵港供电局 | 一种保证布线过程安全性的电力营销用电网布线设备 |
CN115009109A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-09-06 | 江苏大学 | 一种恒张力弹簧补偿装置的无线监测系统和识别方法 |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002151787A patent/JP2003348723A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101522461B (zh) * | 2006-09-28 | 2013-04-10 | 费斯特拉有限公司 | 用基本恒定的张力补偿张紧缆索长度变化的装置 |
JP2010517844A (ja) * | 2007-02-06 | 2010-05-27 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 架空線における機械的欠陥を認識する装置 |
US8297132B2 (en) | 2007-02-06 | 2012-10-30 | Siemens Aktiengesellschaft | Device for recognizing a mechanical defect in a wire of an overhead line |
EP2114721B1 (de) * | 2007-02-06 | 2015-04-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum erkennen eines mechanischen defekts in einem draht einer oberleitung |
US8267356B2 (en) * | 2007-12-06 | 2012-09-18 | Nhk Spring Co., Ltd | Tension balancer |
JP2011246119A (ja) * | 2011-07-12 | 2011-12-08 | Railway Technical Research Institute | 線路異常監視方法及び装置 |
CN113199965A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-08-03 | 西南交通大学 | 一种与接触网相连的隔离开关引线长度预配方法 |
CN113199965B (zh) * | 2021-06-17 | 2022-11-25 | 西南交通大学 | 一种与接触网相连的隔离开关引线长度预配方法 |
CN113675785A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-11-19 | 广西电网有限责任公司贵港供电局 | 一种保证布线过程安全性的电力营销用电网布线设备 |
CN113675785B (zh) * | 2021-08-19 | 2022-08-30 | 广西电网有限责任公司贵港供电局 | 一种保证布线过程安全性的电力营销用电网布线设备 |
CN115009109A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-09-06 | 江苏大学 | 一种恒张力弹簧补偿装置的无线监测系统和识别方法 |
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