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JP2003348707A - 充電状態検知システム及び該システムを備えた自動車 - Google Patents

充電状態検知システム及び該システムを備えた自動車

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Publication number
JP2003348707A
JP2003348707A JP2002153267A JP2002153267A JP2003348707A JP 2003348707 A JP2003348707 A JP 2003348707A JP 2002153267 A JP2002153267 A JP 2002153267A JP 2002153267 A JP2002153267 A JP 2002153267A JP 2003348707 A JP2003348707 A JP 2003348707A
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JP
Japan
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charge
state
battery
engine
detection system
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JP2002153267A
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Kenichi Maeda
謙一 前田
Tetsuo Ogoshi
哲郎 大越
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Resonac Corp
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良くバッテリの充電状態を検知可能な充
電状態検知システムを提供する。 【解決手段】 電気自動車に搭載された充電状態検知シ
ステムでは、セルモータに流れる電流値Iが所定電流値
以上かを判定し(S310)、否定判定のときは、電流
特性曲線の傾きが大きいため精度の低くなるため内部抵
抗値rから充電状態を演算せず、精度の良い内部抵抗値
rと充電状態との関係を利用してバッテリの充電状態を
演算し(S312)、鉛電池の充電状態を高精度で検知
する。本実施形態の電気自動車では、アイドルストップ
・スタート時にエンジンが始動不能に陥ることを防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電状態検知シス
テム及び電気自動車に係り、特に、内部抵抗値に応じて
バッテリの充電状態を演算する充電状態検知システム及
び該充電状態検知システムを備えた電気自動車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジン自動車による排気ガスの
削減に対応するために、アイドルストップ・スタート
(ISS)が行われており、エンジン自動車をアイドル
ストップ可能な状態に保つ技術が望まれている。エンジ
ン自動車は、ISS時にエンジン始動用のセルモータに
イグニッションスイッチを介して電力を供給するバッテ
リ(蓄電池)を備えている。鉛電池は、この種の用途に
対応できる代表的な電池である。アイドルストップ時、
電気負荷は、バッテリによってまかなわれる。バッテリ
は、ISS可能な状態を保つために、常に充電状態(S
OC)が推定(検知)されている。バッテリの充電状態
の推定方法には、エンジン始動時の大電流での内部抵抗
値や微分内部抵抗値(電圧電流直線の傾き)から求める
方法、特開平第6−150981号公報に開示されいる
ように電圧電流直線から求める方法等がある。これらの
方法によって推定されたバッテリの充電状態が一定値以
下になると、バッテリはエンジンの始動により充電され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、エンジンの動作状態を考慮して充電状態を
推定していないので、エンジンが回転状態にあるにもか
かわらず、バッテリの充電状態が一定値以下になるとバ
ッテリを充電するためにエンジンを再始動する(セルモ
ータに電流を流す)エンジンの2度がけが発生する。2
度がけの場合にセルモータに流れる電流は、既にエンジ
ンが始動しているので、エンジン始動時に流れる電流よ
り小さくなる。セルモータには、例えば、エンジン始動
時にバッテリから300A程度の電流が流れ、2度がけ
のときに30A程度の電流が流れる。
【0004】図6は、セルモータを流れる電流に対して
バッテリの内部抵抗と充電状態との関係を示したもので
ある。図6に示すように、2度がけのとき(セルモータ
に流れる電流値が30Aのとき)は、エンジン始動時
(セルモータに流れる電流値が300Aのとき)に対し
て、内部抵抗と充電状態との関係を示す電流特性曲線の
傾きが大きくなる。このため、2度がけのときの電流特
性を利用してバッテリの内部抵抗からバッテリの充電状
態を演算すると、傾きの小さいエンジン始動時の電流特
性を利用して内部抵抗から充電状態を演算する場合に比
べバッテリの充電状態を精度良く検知することが難し
く、アイドルストップ・スタート時にバッテリの電力に
よりエンジンの始動ができない、という事態に陥る場合
がある。
【0005】本発明は上記事案に鑑み、精度良くバッテ
リの充電状態を検知可能な充電状態検知システム及び該
充電状態検知システムを備えた電気自動車を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、バッテリからイグニッショ
ンスイッチを介してエンジン始動用セルモータに流れる
電流値がエンジン始動を許容する所定電流値以上かを判
定する判定手段と、前記判定手段による判定が肯定のと
きの前記バッテリの内部抵抗値に応じて前記バッテリの
充電状態を演算する演算手段と、を備える。
【0007】第1の態様では、判定手段によりバッテリ
からイグニッションスイッチを介してエンジン始動用セ
ルモータに流れる電流値がエンジン始動を許容する所定
電流値以上かが判定され、演算手段により判定手段で肯
定判定されたときのバッテリの内部抵抗値に応じてバッ
テリの充電状態が演算される。本態様によれば、演算手
段が判定手段で否定判定されたときのバッテリの内部抵
抗値から充電状態を演算するとバッテリの充電状態の演
算精度が低くなるため充電状態を演算せず(演算精度の
低い内部抵抗値と充電状態との関係を利用せず)、判定
手段で肯定判定されたときの演算精度の高い内部抵抗値
と充電状態との関係を利用して演算するので、バッテリ
の充電状態を高精度で検知することができる。
【0008】また、上記課題を解決するために、本発明
の第2の態様は、エンジンの回転により発電する発電機
の電流値又は電圧値が所定値以下かを判定する判定手段
と、前記判定手段による判定が肯定のときのバッテリの
内部抵抗値に応じて前記バッテリの充電状態を演算する
演算手段と、を備える。
【0009】第2の態様では、判定手段によりエンジン
の回転で発電する発電機の電流値又は電圧値が所定値以
下かが判定され、演算手段により判定手段で肯定判定さ
れたときのバッテリの内部抵抗値に応じてバッテリの充
電状態が演算される。本態様によれば、判定手段で肯定
判定されたときはエンジンが停止しているため、演算手
段が演算精度の高い内部抵抗値と充電状態との関係を利
用してバッテリの充電状態を演算し、判定手段で否定判
定されたときはエンジンが始動しているため、演算精度
の低い内部抵抗値と充電状態との関係は利用しないの
で、バッテリの充電状態を高精度で検知することができ
る。
【0010】本発明の第3の態様は、第1又は第2態様
の充電状態検知システムを備えた電気自動車である。本
態様の電気自動車は、第1又は第2態様の充電状態検知
システムによりバッテリの充電状態を高精度で検知こと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明を電気自動車に適用した第1の実施の形
態について説明する。
【0012】<構成>図1に示すように、本実施形態の
電気自動車20は、電気自動車20の駆動源となるエン
ジン、エンジンを始動するセルモータ、エンジンの駆動
力で発電し鉛電池を充電する発電機及び鉛電池の内部抵
抗値から充電状態(SOC、State OfCharge)を演算す
る充電状態検知システムを備えている。
【0013】鉛電池は、鉛電池の容器となる角形の電槽
を有している。電槽の材質には、成形性、電気的絶縁
性、耐腐食性及び耐久性等の点で優れる、例えば、アク
リルブタジエンスチレン(ABS)、ポリプロピレン
(PP)、ポリエチレン(PE)等の高分子樹脂を選択
することができる。また、電槽は、例えば、外周壁の内
部を縦横に仕切る隔壁によって2行9列の合計18個の
セル室が画定され一体成形されたモノブロック電槽とし
て構成することができる。電槽内に画定された各セル室
には極板群(セル)がそれぞれ1組ずつ収容されてお
り、電槽には合計18組の極板群が収容されている。各
極板群は、未化成負極板6枚及び未化成正極板5枚がガ
ラス繊維からなるリテーナ(セパレータ)を介して積層
されており、化成(初充電)後の公称電圧(セル電圧)
は2.0Vとされている。従って、鉛電池の群電圧は3
6Vである。電槽の上部は、電槽の上部開口部を密閉す
るABS、PP、PE等の高分子樹脂製の上蓋に接着
(又は溶着)されている。上蓋には、鉛電池を電源とし
て外部へ電力を供給するためのロッド状正極外部出力端
子及び負極外部出力端子が対角隅部に立設されている。
【0014】図2に示すように、充電状態検知システム
11は、イグニッションスイッチ(以下、IGNスイッ
チという。)9を有している。上述した鉛電池1の正極
外部出力端子は、IGNスイッチ9の中央端子に接続さ
れている。IGNスイッチ9は中央端子とは別にOFF
端子、ON/ACC端子及びSTART端子を有してお
り、中央端子とこれらOFF、ON/ACC及びSTA
RT端子のいずれかとは、ロータリー式に切り替え接続
が可能である。
【0015】START端子は、ホール素子等の電流セ
ンサ7を介してセルモータ3の一端に接続されている。
ホール素子型電流センサは、リング・コアにギャップが
形成されており、このギャップ内にホール素子が挿入さ
れている。リング・コアに貫通電流が流れると、貫通電
流はギャップに発生する磁束密度に比例し、ホール素子
の電圧を計測することで、貫通電流の電流値の検出が可
能である。セルモータ3は、図示しないクラッチ機構を
介してエンジン4の回転軸に回転駆動力の伝達が可能で
ある。
【0016】また、ON/ACC端子は、ランプやワイ
パー等の補機5及び一方向への電流の流れを許容するダ
イオードを介してエンジン4の回転により発電する発電
機2の一端に接続されている。すなわち、ダイオードの
アノードは発電機2の一端に、カソードはON/ACC
端子に接続されている。エンジン4の回転軸は、不図示
のクラッチ機構を介して発電機2に動力の伝達が可能で
ある。このため、エンジン4が回転状態にあるときは、
不図示のクラッチ機構を介して発電機2が作動し発電機
2からの電力が補機5又は鉛電池1に供給(充電)され
る。なお、OFF端子はいずれにも接続されていない。
【0017】電流センサ7の出力端子は、後述するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンという。)8に内蔵
されたA/Dコンバータに接続されている。このため、
電流センサ7から出力されたホール電圧はA/Dコンバ
ータでデジタル値に変換され、マイコン8はセルモータ
3を流れる電流値Iを取り込むことができる。また、鉛
電池1の外部出力端子は、A/Dコンバータに接続され
ており、A/Dコンバータの出力側はマイコン8に接続
されている。このため、マイコン8は、鉛電池1の電圧
値Vをデジタル値で取り込むことができる。なお、マイ
コン8は、インターフェースを介して上位の車輌側マイ
コン10と通信可能である。
【0018】マイコン8は、中央演算処理装置として機
能するCPU、充電状態検知システム11の基本制御プ
ログラム及び種々の設定値等が格納されたROM、CP
Uのワークエリアとして働くとともにデータを一時的に
記憶するRAM等を含んで構成されている。また、発電
機2、セルモータ3及び補機5の他端、鉛電池1の負極
外部出力端子及びマイコンは、それぞれグランドに接続
されている。
【0019】<動作>次に、フローチャートを参照し
て、充電状態検知システム11の動作についてマイコン
8のCPUを主体として説明する。なお、初期状態にお
いてマイコン8に電源が投入されると、ROMに格納さ
れた種々の設定値はRAMに移行され、以下の充電状態
検知ルーチンが実行される。
【0020】図3に示すように、充電状態検知ルーチン
では、まずステップ302において、セルモータ3に流
れる電流値Iを取り込む。次に、ステップ304におい
て、IGNスイッチ9がSTART端子の位置か否かを
判定するために、電流値Iが閾値(例えば、0.1
(A))以上か否かを判断し、否定判定のときはステッ
プ302に戻り、肯定判断のときは、次のステップ30
6で鉛電池1の電圧値Vを取り込む。
【0021】次にステップ308では、取り込んだ電流
値I及び電池電圧値Vから鉛電池1の内部抵抗値rを演
算する。すなわち、IGNスイッチ9がSTART端子
に接続されると、内部抵抗値rを有する鉛電池1と、抵
抗値Rを有するセルモータ3とが閉回路を構成する。こ
のため、電流値I=電圧値V/(鉛電池1の内部抵抗値
r+セルモータ3の抵抗値R)の関係式が成立する。セ
ルモータ3の抵抗値Rとセルモータ3を流れる電流値I
とは、公知のように一定の関係がある。CPUは、電流
値Iと抵抗値Rとの特性がテーブル化されたI−Rテー
ブルを用いて、電流値Iから抵抗値Rを求めて、上述し
た式に、電流値I、電圧値V及び抵抗値Rを代入して内
部抵抗値rを演算する。
【0022】ステップ310では、エンジン4の始動時
か否かを判定するために、セルモータ3に流れる電流値
Iがエンジン始動を許容する所定電流値(例えば、10
0A)以上かを判断し、肯定判断(エンジン始動時)の
ときは、次のステップ312において、図6に示すよう
に、電流特性曲線の傾きが小さく精度の高い内部抵抗値
rと充電状態との関係を利用して、鉛電池1の充電状態
を演算して充電状態検知ルーチンを終了する。一方、否
定判定のとき(2度がけ時)は、電流特性曲線の傾きが
大きく(図6の30A)、内部抵抗値rから充電状態
(SOC)を演算すると充電状態の精度が低くなるの
で、否定判断のときの電流特性曲線を利用しないで(無
効とし)精度の高いバッテリの内部抵抗値や充電状態を
演算するために、ステップ302に戻る。
【0023】以上のように、本実施形態の電気自動車2
0に搭載された充電状態検知システム11では、セルモ
ータ3に流れる電流値Iが100A以上かを判定し(ス
テップ310)、否定判定のときに、電流特性曲線の傾
きが大きいため精度の低い内部抵抗値rと充電状態(S
OC)との関係を利用せず無効にし、精度の良い内部抵
抗値rと充電状態との関係を利用してバッテリの充電状
態を演算するので(ステップ312)、鉛電池1の充電
状態を高精度で検知することができる。従って、本実施
形態の電気自動車では、アイドルストップ・スタート時
にエンジンが始動不能に陥ることを防止することができ
る。
【0024】なお、本実施形態では、充電状態検知シス
テム11により、鉛電池1の内部抵抗値rを演算した後
に、エンジン始動時か否かを判定した例を示したが、エ
ンジン始動時か否かを判定した後に内部抵抗値rを演算
するようにしてもよい。
【0025】また、本実施形態では、充電状態検知シス
テム11により、エンジン4の始動時か否かを判定する
ために、エンジン始動を許容する所定電流値が100A
の例を示したが、電流値はこれに限定されるものではな
く、セルモータ3の仕様に応じて変更されることは云う
までもない。
【0026】更に、本実施形態では、中央、OFF、O
N/ACC及びSTART端子を有したIGNスイッチ
9を例示したが、少なくともOFF、ON/ACC及び
START端子に切り替え可能であれば、IGNスイッ
チの形状や各端子の数などは限定されるものではなく、
ON端子とACC端子とが分離されたIGNスイッチを
用いてもよい。
【0027】(第2実施形態)次に、本発明を電気自動
車に適用した第2の実施の形態について説明する。本実
施形態の充電状態検知システムは、発電機2に流れる電
流からエンジン始動時か否かを判定するものである。な
お、本実施形態以下の実施形態において、第1実施形態
と同一の構成要素及びステップには同一の符号を付して
その説明を省略し、異なる箇所のみ説明する。
【0028】図4に示すように、本実施形態では、充電
状態検知システム12に、ダイオードと発電機2との間
にホール素子等の電流センサ6が挿入されており、第1
実施形態に示した電流センサ7を欠いている。電流セン
サ6の出力端子は、マイコン8に接続されている。この
ため、本実施形態では、CPUは、ダイオードと発電機
2との間に流れる電流値Iを取り込むことができ、電
流値Iが所定値以下(例えば、0.1A以下)かを判
断することで、発電機2が停止中、換言すればエンジン
停止中(始動時)か否かを判断することができる。
【0029】図3及び図4に示すように、本実施形態で
は、ステップ310で、エンジンの動作状態を判断する
ために、ダイオードと発電機2との間に流れる電流値I
が0.1A以下かを判断し、肯定判断(エンジン停止
中)のときは、次のステップ312に進み、否定判定の
ときは、ステップ302に戻る。
【0030】以上のように、本実施形態の電気自動車に
搭載された充電状態検知システム12では、ダイオード
と発電機2との間に流れる電流値Iが0.1A以下
(エンジン停止中)かを判定し(ステップ310)、否
定判定のときに、精度良く充電状態を演算することがで
きない内部抵抗値rを無効にし、精度良く充電状態を演
算する(ステップ312)ので、精度の低い鉛電池1の
充電状態を検知するのを回避することができる。従っ
て、本実施形態の電気自動車では、アイドルストップ・
スタート時にエンジンが始動不能に陥ることを防止する
ことができる。
【0031】(第3実施形態)次に、本発明を電気自動
車に適用した第3の実施の形態について説明する。本実
施形態の充電状態検知システムは、発電機2が発電する
電圧からエンジン始動時か否かを判定するものである。
【0032】図5に示すように、本実施形態では、充電
状態検知システム12に、発電機2に発電機2の電圧を
検出するためのA/Dコンバータ16が接続されてお
り、第1実施形態に示した電流センサ7を欠いている。
A/Dコンバータ16の出力端子は、マイコン8に接続
されている。このため、本実施形態では、CPUは、発
電機2の電圧値Vを取り込むことができ、電圧値V
が所定値以下か(例えば、5V以下か)を判断すること
で、発電機2が停止中、換言すればエンジン停止中(始
動時)か否かを判断することができる。
【0033】図3及び図5に示すように、本実施形態で
は、ステップ310で、エンジン4の動作状態を判断す
るために、発電機2の電圧値Vが5V以下かを判断
し、肯定判断(エンジン停止中)のときは、次のステッ
プ312に進み、否定判定のときは、ステップ302に
戻る。
【0034】以上のように、本実施形態の電気自動車に
搭載された充電状態検知システム12では、発電機2の
電圧値Vが5V以下(エンジン停止中)かを判定し
(ステップ310)、否定判定のときに、精度良く充電
状態を演算することができない内部抵抗値rを無効に
し、精度良く充電状態を演算する(ステップ312)の
で、精度の低い鉛電池1の充電状態を検知するのを回避
することができる。従って、本実施形態の電気自動車で
は、アイドルストップ・スタート時にエンジンが始動不
能に陥ることを防止することができる。
【0035】なお、上記実施形態では、A/Dコンバー
タをマイコン8の外部に設けた例を示したが、マイコン
8内に設けるようにしてもよい。また、上記実施形態で
は、鉛電池1に36Vの鉛電池を例示したが、12Vの
鉛電池を用いる場合にも本発明は適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
充電状態検知システムが演算精度の低い内部抵抗値と充
電状態との関係は利用せずに、演算精度の高い内部抵抗
値と充電状態との関係を利用してバッテリの充電状態を
演算するので、バッテリの充電状態を高精度で検知する
ことができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な実施形態の電気自動車の側
面図である。
【図2】第1実施形態の電気自動車の充電状態検知シス
テムを示すブロック図である。
【図3】充電状態検知システムの充電状態検知ルーチン
を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態の電気自動車の充電状態検知シス
テムを示すブロック図である。
【図5】第3実施形態の電気自動車の充電状態検知シス
テムを示すブロック図である。
【図6】セルモータを流れる電流に対する電池の内部抵
抗と充電状態との関係を示す電流特性曲線である。
【符号の説明】
1 鉛電池(バッテリ) 2 発電機 3 セルモータ 4 エンジン 8 マイコン(判定手段、演算手段) 9 イグニッション(IGN)スイッチ 11、12、13 充電状態検知システム 20 電気自動車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 H02J 7/00 P H02P 9/04 H02P 9/04 M Fターム(参考) 5G003 AA07 BA01 DA04 EA05 FA06 GC05 5H030 AA00 AS08 BB10 FF41 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PI30 PO06 PU08 PU24 PU26 PU29 PV07 QE01 QN03 RE01 RE03 SE02 TE01 TI02 TI05 TI06 TI10 TR19 TU17 5H590 AA08 CA07 CA23 CC01 CD01 CE05 EA01 EA13 FA01 FA05 FB01 FC17 GA02 GA04 GB05 JA02 JB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリからイグニッションスイッチを
    介してエンジン始動用セルモータに流れる電流値がエン
    ジン始動を許容する所定電流値以上かを判定する判定手
    段と、 前記判定手段による判定が肯定のときの前記バッテリの
    内部抵抗値に応じて前記バッテリの充電状態を演算する
    演算手段と、を備えたことを特徴とする充電状態検知シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 エンジンの回転により発電する発電機の
    電流値又は電圧値が所定値以下かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段による判定が肯定のときのバッテリの内部
    抵抗値に応じて前記バッテリの充電状態を演算する演算
    手段と、を備えたことを特徴とする充電状態検知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の充電状態
    検知システムを備えた電気自動車。
JP2002153267A 2002-05-28 2002-05-28 充電状態検知システム及び該システムを備えた自動車 Expired - Lifetime JP3687628B2 (ja)

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