JP2003348134A - 通信経路選択システム - Google Patents
通信経路選択システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信経路のコネクション確立へ対応の柔軟性
を高めた通信経路選択システムを得る。 【解決手段】 ホストコンピュータ1と端末装置41、
42と複数のネットワーク31〜37、とにより通信経
路選択システムが構成され、ホストコンピュータ1と端
末装置41、42との間に複数のネットワーク31〜3
7が介在して網状に複数の経路が形成される。ホストコ
ンピュータ1と端末装置41、42との間のコネクショ
ン確立時の接続形態が複数準備され、端末装置41、4
2に対応する経路情報をホストコンピュータ1が備え、
経路情報にはコネクション確立の相手IPアドレスある
いは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信リソ
ースが複数記憶されている。これにより通信リソースの
負荷を分散させ、通信信頼性優先型になっている場合に
は、より信頼性の高いネットワークを先に選択すること
が出来る。
を高めた通信経路選択システムを得る。 【解決手段】 ホストコンピュータ1と端末装置41、
42と複数のネットワーク31〜37、とにより通信経
路選択システムが構成され、ホストコンピュータ1と端
末装置41、42との間に複数のネットワーク31〜3
7が介在して網状に複数の経路が形成される。ホストコ
ンピュータ1と端末装置41、42との間のコネクショ
ン確立時の接続形態が複数準備され、端末装置41、4
2に対応する経路情報をホストコンピュータ1が備え、
経路情報にはコネクション確立の相手IPアドレスある
いは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信リソ
ースが複数記憶されている。これにより通信リソースの
負荷を分散させ、通信信頼性優先型になっている場合に
は、より信頼性の高いネットワークを先に選択すること
が出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信経路選択シス
テムに関し、特に、コネクション確立時の通信経路を適
宜に選択して確立する通信経路選択システムである。
テムに関し、特に、コネクション確立時の通信経路を適
宜に選択して確立する通信経路選択システムである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信経路選択システムは、たとえ
ば、コネクション確立時の通信経路選択システムとして
適用される。一般的に、通信経路のコネクション確立を
行うとき、特定のIP(Internet Protocol )アドレスの
端末にコネクション確立要求を出す通信処理装置の手順
は固定的である。
ば、コネクション確立時の通信経路選択システムとして
適用される。一般的に、通信経路のコネクション確立を
行うとき、特定のIP(Internet Protocol )アドレスの
端末にコネクション確立要求を出す通信処理装置の手順
は固定的である。
【0003】例えば、アプリケーションが、通信処理装
置−ホストコンピュータ間で動的な経路情報交換を行な
わず、複数の通信処理装置により複数のネットワークに
接続しているホストコンピュータ上で動作するTCP(T
ransmission Control Protocol )コネクションを利用し
た場合を例とする。本例において、複数の通信経路でホ
ストコンピュータに接続している端末に対してコネクシ
ョン確立を行うとき、明示的に自側IPアドレスを指定
しない場合でも、特定のIPアドレスの端末にコネクシ
ョン確立要求を出す通信処理装置は、その手順が一義的
であり固定的である。
置−ホストコンピュータ間で動的な経路情報交換を行な
わず、複数の通信処理装置により複数のネットワークに
接続しているホストコンピュータ上で動作するTCP(T
ransmission Control Protocol )コネクションを利用し
た場合を例とする。本例において、複数の通信経路でホ
ストコンピュータに接続している端末に対してコネクシ
ョン確立を行うとき、明示的に自側IPアドレスを指定
しない場合でも、特定のIPアドレスの端末にコネクシ
ョン確立要求を出す通信処理装置は、その手順が一義的
であり固定的である。
【0004】本発明と技術分野の類似する先願発明例1
として、特開2001−339431号公報の「通信方
式、中継装置、エンドシステム及び通信方式」がある。
本先願発明例1では、通信元のエンドシステムから通信
先のエンドシステムの間に複数の中継装置を経由したコ
ネクションを確立して、データを通信する。この際に、
途中の中継装置の異常などによりコネクションの確立に
失敗しても、この異常発生時点から、否定応答パケット
を通信元のエンドシステムに戻して経路障害を認識す
る。経路障害を認識したら、アプリケーションに通知す
ることなく、別の中継装置を経由したコネクションの確
立が行われ、短時間で障害経路を回避した相手先エンド
システムに対するコネクションを確立して、データ通信
(業務)を開始することができる技術に関して開示して
いる。
として、特開2001−339431号公報の「通信方
式、中継装置、エンドシステム及び通信方式」がある。
本先願発明例1では、通信元のエンドシステムから通信
先のエンドシステムの間に複数の中継装置を経由したコ
ネクションを確立して、データを通信する。この際に、
途中の中継装置の異常などによりコネクションの確立に
失敗しても、この異常発生時点から、否定応答パケット
を通信元のエンドシステムに戻して経路障害を認識す
る。経路障害を認識したら、アプリケーションに通知す
ることなく、別の中継装置を経由したコネクションの確
立が行われ、短時間で障害経路を回避した相手先エンド
システムに対するコネクションを確立して、データ通信
(業務)を開始することができる技術に関して開示して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では、幾つかの問題点を伴う。一般的な従来例の第1の
問題点は、このようなシステムでは、1つの経路でネッ
トワーク障害となった場合、ネットワーク全体としては
接続可能であるにもかかわらず、アプリケーションはコ
ネクション確立に失敗する場合がある。
では、幾つかの問題点を伴う。一般的な従来例の第1の
問題点は、このようなシステムでは、1つの経路でネッ
トワーク障害となった場合、ネットワーク全体としては
接続可能であるにもかかわらず、アプリケーションはコ
ネクション確立に失敗する場合がある。
【0006】一般的な従来例の第2の問題点は、迂回経
路を通ってコネクションを確立するには、通信処理装置
を障害状態にするか、経路情報を動的に書き換えるか、
アプリケーションで自側のIPアドレスを明示的に指定
し、再度コネクションの確立を行うしかない。
路を通ってコネクションを確立するには、通信処理装置
を障害状態にするか、経路情報を動的に書き換えるか、
アプリケーションで自側のIPアドレスを明示的に指定
し、再度コネクションの確立を行うしかない。
【0007】上記記載の先願発明例1では、上に掲げた
一般的な第1および第2の問題点は、中継装置で行って
いる迂回経路選択をホストコンピュータに接続している
通信処理装置を選択することにより、解決を図ってい
る。本発明では、これらの各問題点を解決すると供に、
尚且つ、通信処理装置選択ロジックを複数もたせること
により、先願発明例1では不可能な、ネットワークの負
荷分散や、より信頼性の高い通信装置から先に発信する
ことを可能とする。このコネクション確立失敗のエラー
番号の管理により、無駄な迂回発信処理を行わず、処理
の迅速性・信頼性をさらに高めることを図る。
一般的な第1および第2の問題点は、中継装置で行って
いる迂回経路選択をホストコンピュータに接続している
通信処理装置を選択することにより、解決を図ってい
る。本発明では、これらの各問題点を解決すると供に、
尚且つ、通信処理装置選択ロジックを複数もたせること
により、先願発明例1では不可能な、ネットワークの負
荷分散や、より信頼性の高い通信装置から先に発信する
ことを可能とする。このコネクション確立失敗のエラー
番号の管理により、無駄な迂回発信処理を行わず、処理
の迅速性・信頼性をさらに高めることを図る。
【0008】本発明は、通信経路のコネクション確立へ
対応の柔軟性を高めた通信経路選択システムを提供する
ことを目的とする。
対応の柔軟性を高めた通信経路選択システムを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の通信経路選択システムは、ホストコンピュ
ータと端末装置と複数のネットワークとにより構成され
た通信経路選択システムであり、ホストコンピュータと
端末装置との間に複数のネットワークが介在して網状に
複数の経路が形成され、ホストコンピュータと端末装置
との間のコネクション確立時の接続形態が複数準備さ
れ、端末装置に対応する経路情報をホストコンピュータ
が備え、経路情報にはコネクション確立の相手IPアド
レスあるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき
通信リソースが複数記憶されていることを特徴とする。
め、本発明の通信経路選択システムは、ホストコンピュ
ータと端末装置と複数のネットワークとにより構成され
た通信経路選択システムであり、ホストコンピュータと
端末装置との間に複数のネットワークが介在して網状に
複数の経路が形成され、ホストコンピュータと端末装置
との間のコネクション確立時の接続形態が複数準備さ
れ、端末装置に対応する経路情報をホストコンピュータ
が備え、経路情報にはコネクション確立の相手IPアド
レスあるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき
通信リソースが複数記憶されていることを特徴とする。
【0010】また、上記のホストコンピュータが、ネッ
トワークを介して端末装置と接続されて所定の通信経路
を形成する複数の通信処理装置をさらに有し、端末装置
との間のコネクション確立の動作を制御するアプリケー
ションをさらに有するとよい。
トワークを介して端末装置と接続されて所定の通信経路
を形成する複数の通信処理装置をさらに有し、端末装置
との間のコネクション確立の動作を制御するアプリケー
ションをさらに有するとよい。
【0011】さらに、上記経路情報は、通信経路確立時
に複数の通信リソースの中で次にどの通信処理装置から
発信すべきかの情報を含み、通信処理装置とホストコン
ピュータ間で動的な経路情報の交換を行わない場合で
も、アプリケーションにネットワーク障害を意識させず
経路迂回によるコネクションの確立を可能とするとよ
い。
に複数の通信リソースの中で次にどの通信処理装置から
発信すべきかの情報を含み、通信処理装置とホストコン
ピュータ間で動的な経路情報の交換を行わない場合で
も、アプリケーションにネットワーク障害を意識させず
経路迂回によるコネクションの確立を可能とするとよ
い。
【0012】なお、次にどの通信処理装置から発信すべ
きかの情報は、コネクション確立成功時に初期化され、
通信リソースの選択ロジックを設定し、該通信リソース
の負荷分散を可能とし、コネクション確立の失敗のエラ
ー番号により繰り返し実行されるコネクション動作を排
除し、無駄な迂回発信処理を回避可能とするとよい。
きかの情報は、コネクション確立成功時に初期化され、
通信リソースの選択ロジックを設定し、該通信リソース
の負荷分散を可能とし、コネクション確立の失敗のエラ
ー番号により繰り返し実行されるコネクション動作を排
除し、無駄な迂回発信処理を回避可能とするとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による通信経路選択システムの実施の形態を詳細に説明
する。図1から図4を参照すると、本発明の通信経路選
択システムの一実施形態が示されている。
による通信経路選択システムの実施の形態を詳細に説明
する。図1から図4を参照すると、本発明の通信経路選
択システムの一実施形態が示されている。
【0014】(発明の要点説明)図1において、複数の
通信処理装置(21、22、23、24、25)により
複数のネットワーク(31、32、33、34、45)
に接続しているホストコンピュータ1上で動作する、T
CP(Transmission Control Protocol )コネクション
(以下コネクションと呼ぶ)を利用したアプリケーショ
ン12がある。
通信処理装置(21、22、23、24、25)により
複数のネットワーク(31、32、33、34、45)
に接続しているホストコンピュータ1上で動作する、T
CP(Transmission Control Protocol )コネクション
(以下コネクションと呼ぶ)を利用したアプリケーショ
ン12がある。
【0015】ホストコンピュータ1は、端末(装置)4
1とネットワークを通し複数の経路(51、52、5
3)で接続が可能であるとする。本条件下で、本実施例
では1つの経路が障害状態になったとき、アプリケーシ
ョン12が障害を意識することなく迂回経路を通り、コ
ネクションを確立することが出来る。
1とネットワークを通し複数の経路(51、52、5
3)で接続が可能であるとする。本条件下で、本実施例
では1つの経路が障害状態になったとき、アプリケーシ
ョン12が障害を意識することなく迂回経路を通り、コ
ネクションを確立することが出来る。
【0016】ホストコンピュータ1が複数の通信処理装
置(21、22、23、24、25)を持ち、通信処理
装置−ホストコンピュータ間でルーティング情報の動的
交換を行わない場合(ホストコンピュータ1がRIPや
OSPFなどによる動的ルーティングを行わない場
合)、ホストコンピュータ1がTCPのコネクション確
立時に、どの通信処理装置(21、22、23、24、
25)経由で発信するかは、コネクションを確立するア
プリケーション12が自側IPアドレスを明示的にしな
い場合でも、通信処理装置(21、22、23、24、
25)の障害を検出するまでコネクション確立相手のI
Pアドレスにより固定的である。
置(21、22、23、24、25)を持ち、通信処理
装置−ホストコンピュータ間でルーティング情報の動的
交換を行わない場合(ホストコンピュータ1がRIPや
OSPFなどによる動的ルーティングを行わない場
合)、ホストコンピュータ1がTCPのコネクション確
立時に、どの通信処理装置(21、22、23、24、
25)経由で発信するかは、コネクションを確立するア
プリケーション12が自側IPアドレスを明示的にしな
い場合でも、通信処理装置(21、22、23、24、
25)の障害を検出するまでコネクション確立相手のI
Pアドレスにより固定的である。
【0017】なお、上記の“ルーティング情報の動的交
換を行わない場合”とは、ホストコンピュータ1がルー
タおよびサーバが60s毎にブロードキャストするパケ
ットを発生するRIP(Routing Information Protocol)
や、ルーティングとマルチキャスト用のネットワーク層
のプロトコルであるOSPF(Open Shortest Path Fast
)などによる、動的ルーティングを行わない場合をい
う。
換を行わない場合”とは、ホストコンピュータ1がルー
タおよびサーバが60s毎にブロードキャストするパケ
ットを発生するRIP(Routing Information Protocol)
や、ルーティングとマルチキャスト用のネットワーク層
のプロトコルであるOSPF(Open Shortest Path Fast
)などによる、動的ルーティングを行わない場合をい
う。
【0018】例えば1つのネットワークが障害となった
時に、ネットワーク全体としては接続可能な状態にある
にも関わらず、アプリケーション12がコネクション確
立に失敗する場合がある。このようなシステムで、コネ
クション確立相手のIPアドレス毎の静的な装置選択情
報に複数の通信リソース(通信処理装置、ネットワーク
インターフェースカード等)情報を持たせることによ
り、コネクション確立失敗時に、アプリケーション12
がネットワーク障害を意識することなく、他の通信処理
装置(21、22、23、24、25)経由で障害の起
きたネットワークを迂回してコネクションを確立するこ
とが出来る。通信リソース選択時に複数のロジックを設
定可能にするすることにより、リソースの負荷分散をす
ることが可能となる。
時に、ネットワーク全体としては接続可能な状態にある
にも関わらず、アプリケーション12がコネクション確
立に失敗する場合がある。このようなシステムで、コネ
クション確立相手のIPアドレス毎の静的な装置選択情
報に複数の通信リソース(通信処理装置、ネットワーク
インターフェースカード等)情報を持たせることによ
り、コネクション確立失敗時に、アプリケーション12
がネットワーク障害を意識することなく、他の通信処理
装置(21、22、23、24、25)経由で障害の起
きたネットワークを迂回してコネクションを確立するこ
とが出来る。通信リソース選択時に複数のロジックを設
定可能にするすることにより、リソースの負荷分散をす
ることが可能となる。
【0019】エラー情報により迂回するかしないかの指
定を出来ることにより、迂回経路で発信しても必ず失敗
するような障害時(コネクションを確立する相手端末に
問題があるときなど)に無駄な迂回発信処理を行わず、
素早くコネクション確立の失敗をアプリケーション12
に通知することが出来る。
定を出来ることにより、迂回経路で発信しても必ず失敗
するような障害時(コネクションを確立する相手端末に
問題があるときなど)に無駄な迂回発信処理を行わず、
素早くコネクション確立の失敗をアプリケーション12
に通知することが出来る。
【0020】(実施例の詳細説明)図1は、本発明の通
信経路選択システムの実施形態が適用される通信システ
ムを示している。また、図2は、図1中のホストコンピ
ュータ1を構成するネットワーク制御ミドルウェア11
の、より詳細な構成例を示すブロック図である。本実施
形態に適用される通信システムは、ネットワーク制御ミ
ドルウェア11とアプリケーション12とを有するホス
トコンピュータ1、通信処理装置21、22、23、2
4、25、ネットワーク31、32、33、34、3
5、36、37、端末(装置)41、42、を具備して
構成される。なお、図1中の三種類の破線は、接続され
る経路51、52、53、の一例を峻別して表してい
る。また、ネットワーク制御ミドルウェア11は、図2
に示すように経路情報記憶部61を有し、この経路情報
記憶部61は、例えば、端末(装置)41のIPアドレ
スAに対する経路情報71と、端末42のIPアドレス
Bに対する経路情報72とを、備えているものとする。
信経路選択システムの実施形態が適用される通信システ
ムを示している。また、図2は、図1中のホストコンピ
ュータ1を構成するネットワーク制御ミドルウェア11
の、より詳細な構成例を示すブロック図である。本実施
形態に適用される通信システムは、ネットワーク制御ミ
ドルウェア11とアプリケーション12とを有するホス
トコンピュータ1、通信処理装置21、22、23、2
4、25、ネットワーク31、32、33、34、3
5、36、37、端末(装置)41、42、を具備して
構成される。なお、図1中の三種類の破線は、接続され
る経路51、52、53、の一例を峻別して表してい
る。また、ネットワーク制御ミドルウェア11は、図2
に示すように経路情報記憶部61を有し、この経路情報
記憶部61は、例えば、端末(装置)41のIPアドレ
スAに対する経路情報71と、端末42のIPアドレス
Bに対する経路情報72とを、備えているものとする。
【0021】本実施例は、上に示した通り、ホストコン
ピュータ1と、ホストコンピュータ1に接続されている
複数の通信処理装置21、22、23、24、25と、
通信処理装置21、22、23、24、25に接続して
いるネットワーク31、32、33、34、35、3
6、37と、ホストコンピュータ1上で動作するアプリ
ケーション12と、TCP/IPのコネクションの確
立、データの送受信、コネクションの開放を制御するネ
ットワーク制御ミドルウェア11とからなる。
ピュータ1と、ホストコンピュータ1に接続されている
複数の通信処理装置21、22、23、24、25と、
通信処理装置21、22、23、24、25に接続して
いるネットワーク31、32、33、34、35、3
6、37と、ホストコンピュータ1上で動作するアプリ
ケーション12と、TCP/IPのコネクションの確
立、データの送受信、コネクションの開放を制御するネ
ットワーク制御ミドルウェア11とからなる。
【0022】ネットワーク制御ミドルウェア11は、ア
プリケーション12からのコネクション確立要求を受
け、コネクションを確立する相手IPアドレスにより通
信処理装置(21、22、23、24、25)を選択
し、選択された通信処理装置(21、22、23、2
4、25)に対してコネクション確立要求を行う。通信
処理装置(21、22、23、24、25)は、指定さ
れた相手IPアドレスに対してコネクションの確立を行
い、コネクションの確立が成功したか否かを、ネットワ
ーク制御ミドルウェア11に通知する。
プリケーション12からのコネクション確立要求を受
け、コネクションを確立する相手IPアドレスにより通
信処理装置(21、22、23、24、25)を選択
し、選択された通信処理装置(21、22、23、2
4、25)に対してコネクション確立要求を行う。通信
処理装置(21、22、23、24、25)は、指定さ
れた相手IPアドレスに対してコネクションの確立を行
い、コネクションの確立が成功したか否かを、ネットワ
ーク制御ミドルウェア11に通知する。
【0023】ネットワーク制御ミドルウェア11は、通
信処理装置(21、22、23、24、25)から通知
されたコネクション確立情報をアプリケーション12に
通知する。なお、ネットワーク制御ミドルウェア11と
通信処理装置(21、22、23、24、25)間で
は、RIP(Routing Information Protocol)やOSPF
(Open Shortest Path Fast) 等の動的な経路情報の交換
はない。
信処理装置(21、22、23、24、25)から通知
されたコネクション確立情報をアプリケーション12に
通知する。なお、ネットワーク制御ミドルウェア11と
通信処理装置(21、22、23、24、25)間で
は、RIP(Routing Information Protocol)やOSPF
(Open Shortest Path Fast) 等の動的な経路情報の交換
はない。
【0024】図2で示される、ネットワーク制御ミドル
ウェア11の経路情報記憶部61には、ホストから発信
する相手IPアドレスおよびネットワークアドレス毎に
どの通信処理装置(21、22、23、24、25)を
選択するかの経路情報(71、72)を持つ。アプリケ
ーション12は、コネクション確立時に自側IPアドレ
スを明示的に指定しない。
ウェア11の経路情報記憶部61には、ホストから発信
する相手IPアドレスおよびネットワークアドレス毎に
どの通信処理装置(21、22、23、24、25)を
選択するかの経路情報(71、72)を持つ。アプリケ
ーション12は、コネクション確立時に自側IPアドレ
スを明示的に指定しない。
【0025】ネットワーク制御ミドルウェア11の持つ
経路情報には、コネクション確立の相手IPアドレス、
あるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信
リソースが複数記憶されている。経路情報(71、7
2)には、複数リソースの中で次にどの通信処理装置
(21、22、23、24、25)から発信すべきかの
情報を持っている。
経路情報には、コネクション確立の相手IPアドレス、
あるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信
リソースが複数記憶されている。経路情報(71、7
2)には、複数リソースの中で次にどの通信処理装置
(21、22、23、24、25)から発信すべきかの
情報を持っている。
【0026】経路情報(71、72)の次に発信すべき
通信処理装置(21、22、23、24、25)は、コ
ネクション確立成功時に初期化する。本初期化時に、常
に装置毎の優先順位を一定にする方法、最後に発信が成
功した最も信頼性の高いネットワークに接続している通
信処理装置(21、22、23、24、25)の優先順
位を高くする方法、負荷分散を行うため全ての通信処理
装置(21、22、23、24、25)から均等に発信
する方法の、3つの装置選択ロジックの内のどれか1つ
が経路情報毎に登録されている。経路情報(71、7
2)には、コネクション確立失敗時に通信処理装置(2
1、22、23、24、25)から通知されるエラー番
号のうち、迂回発信処理を行わないエラー番号が登録さ
れている。
通信処理装置(21、22、23、24、25)は、コ
ネクション確立成功時に初期化する。本初期化時に、常
に装置毎の優先順位を一定にする方法、最後に発信が成
功した最も信頼性の高いネットワークに接続している通
信処理装置(21、22、23、24、25)の優先順
位を高くする方法、負荷分散を行うため全ての通信処理
装置(21、22、23、24、25)から均等に発信
する方法の、3つの装置選択ロジックの内のどれか1つ
が経路情報毎に登録されている。経路情報(71、7
2)には、コネクション確立失敗時に通信処理装置(2
1、22、23、24、25)から通知されるエラー番
号のうち、迂回発信処理を行わないエラー番号が登録さ
れている。
【0027】(動作例)ネットワーク制御ミドルウェア
の経路情報部に、予めIPアドレスあるいはネットワー
クアドレス毎に接続可能な通信処理装置(21、22、
23、24、25)を、経路情報毎に通信処理装置(2
1、22、23、24、25)の選択ロジックを分類し
て登録しておく。アプリケーション12は、ホストコン
ピュータから端末に対してコネクションの確立を行うた
め、ネットワーク制御ミドルウェア11に対しコネクシ
ョン確立要求を行う(図3のステップA1)。
の経路情報部に、予めIPアドレスあるいはネットワー
クアドレス毎に接続可能な通信処理装置(21、22、
23、24、25)を、経路情報毎に通信処理装置(2
1、22、23、24、25)の選択ロジックを分類し
て登録しておく。アプリケーション12は、ホストコン
ピュータから端末に対してコネクションの確立を行うた
め、ネットワーク制御ミドルウェア11に対しコネクシ
ョン確立要求を行う(図3のステップA1)。
【0028】ネットワーク制御ミドルウェア11は、ど
の通信リソースに対しコネクション確立要求を行うべき
か、経路情報を検索する(ステップA2)。ネットワー
ク制御ミドルウェア11は、選択された通信処理装置
(21、22、23、24、25)からコネクションの
確立を行うために、通信処理装置(21、22、23、
24、25)に対し端末とのコネクション確立要求を行
う(ステップA3)。
の通信リソースに対しコネクション確立要求を行うべき
か、経路情報を検索する(ステップA2)。ネットワー
ク制御ミドルウェア11は、選択された通信処理装置
(21、22、23、24、25)からコネクションの
確立を行うために、通信処理装置(21、22、23、
24、25)に対し端末とのコネクション確立要求を行
う(ステップA3)。
【0029】ネットワーク障害時、TCPレベルの障害
を検出した通信処理装置(21、22、23、24、2
5)は、ネットワーク制御ミドルウェア11にネットワ
ーク障害とコネクション確立失敗を通知する(ステップ
A4)。コネクション確立の失敗を通知されたネットワ
ーク制御ミドルウェア11は、通信処理装置(21、2
2、23、24、25)から通知されたエラー番号よ
り、迂回発信をするかしないかの判断を行う(ステップ
A5)。このとき、迂回発信をしないエラー番号の場
合、アプリケーション12に対し発信の失敗を通知する
(ステップA7)。
を検出した通信処理装置(21、22、23、24、2
5)は、ネットワーク制御ミドルウェア11にネットワ
ーク障害とコネクション確立失敗を通知する(ステップ
A4)。コネクション確立の失敗を通知されたネットワ
ーク制御ミドルウェア11は、通信処理装置(21、2
2、23、24、25)から通知されたエラー番号よ
り、迂回発信をするかしないかの判断を行う(ステップ
A5)。このとき、迂回発信をしないエラー番号の場
合、アプリケーション12に対し発信の失敗を通知する
(ステップA7)。
【0030】それ以外のエラーの場合、全ての通信リソ
ースでコネクションの確立に失敗したかをチェックし、
全ての通信リソースでコネクション確立に失敗した場合
は、アプリケーション12に対し発信の失敗を通知する
(ステップA6)。
ースでコネクションの確立に失敗したかをチェックし、
全ての通信リソースでコネクション確立に失敗した場合
は、アプリケーション12に対し発信の失敗を通知する
(ステップA6)。
【0031】まだ、迂回発信処理の行われていない通信
リソースが存在する場合、経路情報の各装置の優先順位
に従い、再び通信処理装置(21、22、23、24、
25)を選択する(ステップA2)。次に、選択された
通信処理装置(21、22、23、24、25)に対し
て、端末(装置)41へのコネクションの確立要求を行
う(ステップA3)。ステップA2〜A7のシーケンス
を全ての経路でコネクション確立に失敗するか、コネク
ション確立が成功するまで繰り返す。通信処理装置(2
1、22、23、24、25)から端末とのコネクショ
ン確立成功が通知されると、ネットワーク制御ミドルウ
ェア11は、次に選択すべき通信処理装置(21、2
2、23、24、25)を初期化する(ステップA
8)。
リソースが存在する場合、経路情報の各装置の優先順位
に従い、再び通信処理装置(21、22、23、24、
25)を選択する(ステップA2)。次に、選択された
通信処理装置(21、22、23、24、25)に対し
て、端末(装置)41へのコネクションの確立要求を行
う(ステップA3)。ステップA2〜A7のシーケンス
を全ての経路でコネクション確立に失敗するか、コネク
ション確立が成功するまで繰り返す。通信処理装置(2
1、22、23、24、25)から端末とのコネクショ
ン確立成功が通知されると、ネットワーク制御ミドルウ
ェア11は、次に選択すべき通信処理装置(21、2
2、23、24、25)を初期化する(ステップA
8)。
【0032】通信処理装置(21、22、23、24、
25)選択のロジックに従い以下のように初期化を行
う。通信処理装置(21、22、23、24、25)選
択の優先順位が常に一定になる方法が設定されている場
合、次に選択される通信処理装置(21、22、23、
24、25)を初期値に戻す。通信処理装置(21、2
2、23、24、25)選択の優先順位が最後に発信が
成功した、最も信頼性の高いネットワークに接続してい
る通信処理装置(21、22、23、24、25)の優
先順位を高くするロジック設定がされている場合、次に
選択すべき通信処理装置(21、22、23、24、2
5)を最後に発信に成功した通信処理装置(21、2
2、23、24、25)に設定する。
25)選択のロジックに従い以下のように初期化を行
う。通信処理装置(21、22、23、24、25)選
択の優先順位が常に一定になる方法が設定されている場
合、次に選択される通信処理装置(21、22、23、
24、25)を初期値に戻す。通信処理装置(21、2
2、23、24、25)選択の優先順位が最後に発信が
成功した、最も信頼性の高いネットワークに接続してい
る通信処理装置(21、22、23、24、25)の優
先順位を高くするロジック設定がされている場合、次に
選択すべき通信処理装置(21、22、23、24、2
5)を最後に発信に成功した通信処理装置(21、2
2、23、24、25)に設定する。
【0033】通信処理装置(21、22、23、24、
25)選択の優先順位が負荷分散のため、全ての通信処
理装置(21、22、23、24、25)から均等に発
信する方法に設定されている場合、最後に発信が成功し
た通信リソースの次に優先順位の高い通信リソースに設
定する。アプリケーション12に対し、コネクション確
立成功を通知する(ステップA9)。
25)選択の優先順位が負荷分散のため、全ての通信処
理装置(21、22、23、24、25)から均等に発
信する方法に設定されている場合、最後に発信が成功し
た通信リソースの次に優先順位の高い通信リソースに設
定する。アプリケーション12に対し、コネクション確
立成功を通知する(ステップA9)。
【0034】次に具体例を挙げて動作を説明する。図4
に示すシステムは、ネットワーク31で障害が起きてい
る状態を表している。本図4に示すホストコンピュータ
1のアプリケーション12が、端末(装置)41に対し
てコネクション確立要求を行う(ステップA1)。
に示すシステムは、ネットワーク31で障害が起きてい
る状態を表している。本図4に示すホストコンピュータ
1のアプリケーション12が、端末(装置)41に対し
てコネクション確立要求を行う(ステップA1)。
【0035】ネットワーク制御ミドルウェア11は、ア
プリケーション12のコネクション確立要求を受け、端
末(装置)41のIPアドレスAに対して発信するとき
は、どの通信処理装置(21、22、23、24、2
5)に対してコネクション確立要求を通知するかを、経
路情報71から判断する。経路情報71は、次に選択す
べき通信処理装置(21、22、23、24、25)と
して通信処理装置21がポイントされているものとす
る。
プリケーション12のコネクション確立要求を受け、端
末(装置)41のIPアドレスAに対して発信するとき
は、どの通信処理装置(21、22、23、24、2
5)に対してコネクション確立要求を通知するかを、経
路情報71から判断する。経路情報71は、次に選択す
べき通信処理装置(21、22、23、24、25)と
して通信処理装置21がポイントされているものとす
る。
【0036】この経路情報より、ネットワーク制御ミド
ルウェア11は、コネクション確立要求を通知する装置
として通信処理装置21に決定し、決定された通信処理
装置21に対しコネクション確立要求を行う(ステップ
A2、A3)。通信処理装置21は、ネットワーク制御
ミドルウェア11からコネクション確立要求を受ける
と、ネットワーク31を経由して端末(装置)41に対
してコネクション確立要求を行う。ネットワーク31で
障害が起き、端末(装置)41に対して接続できない場
合、通信処理装置21の端末(装置)41に対するコネ
クション確立要求は失敗する。コネクション確立失敗を
通知された通信処理装置21は、コネクション確立失敗
とエラー番号情報を、ネットワーク制御ミドルウェア1
1に通知する(ステップA4)。
ルウェア11は、コネクション確立要求を通知する装置
として通信処理装置21に決定し、決定された通信処理
装置21に対しコネクション確立要求を行う(ステップ
A2、A3)。通信処理装置21は、ネットワーク制御
ミドルウェア11からコネクション確立要求を受ける
と、ネットワーク31を経由して端末(装置)41に対
してコネクション確立要求を行う。ネットワーク31で
障害が起き、端末(装置)41に対して接続できない場
合、通信処理装置21の端末(装置)41に対するコネ
クション確立要求は失敗する。コネクション確立失敗を
通知された通信処理装置21は、コネクション確立失敗
とエラー番号情報を、ネットワーク制御ミドルウェア1
1に通知する(ステップA4)。
【0037】コネクション確立失敗を通知されたネット
ワーク制御ミドルウェア11は、エラー番号情報から迂
回発信を行うべきかを判断する(ステップA5)。迂回
すべきと判断したネットワーク制御ミドルウェア11
は、経路情報71より、全ての迂回経路でコネクション
確立に失敗していないため、次の迂回経路からコネクシ
ョン確立要求出す。
ワーク制御ミドルウェア11は、エラー番号情報から迂
回発信を行うべきかを判断する(ステップA5)。迂回
すべきと判断したネットワーク制御ミドルウェア11
は、経路情報71より、全ての迂回経路でコネクション
確立に失敗していないため、次の迂回経路からコネクシ
ョン確立要求出す。
【0038】ネットワーク制御ミドルウェア11は、コ
ネクション確立要求を通知する通信処理装置を通信処理
装置22に決定し、通信処理装置22に対しコネクショ
ン確立要求を行う(ステップA2、A3)。通信処理装
置21は、ネットワーク制御ミドルウェア11からコネ
クション確立要求を受けると、ネットワーク32を経由
して端末(装置)41に対してコネクション確立要求を
行う。
ネクション確立要求を通知する通信処理装置を通信処理
装置22に決定し、通信処理装置22に対しコネクショ
ン確立要求を行う(ステップA2、A3)。通信処理装
置21は、ネットワーク制御ミドルウェア11からコネ
クション確立要求を受けると、ネットワーク32を経由
して端末(装置)41に対してコネクション確立要求を
行う。
【0039】コネクション確立が成功した場合、通信処
理装置22は、ネットワーク制御ミドルウェア11にコ
ネクション確立成功を通知する。コネクション確立成功
を通知されたネットワーク制御ミドルウェア11は、ア
プリケーション12にコネクション確立成功を通知す
る。ネットワーク制御ミドルウェア11は、経路情報7
1の次に選択する通信リソースへのポインタを、通信リ
ソース選択ロジックが優先順位固定型の場合は通信処理
装置21に、負荷分散型のときは通信処理装置23に、
通信信頼優先型のときは通信処理装置22に、セットす
る。
理装置22は、ネットワーク制御ミドルウェア11にコ
ネクション確立成功を通知する。コネクション確立成功
を通知されたネットワーク制御ミドルウェア11は、ア
プリケーション12にコネクション確立成功を通知す
る。ネットワーク制御ミドルウェア11は、経路情報7
1の次に選択する通信リソースへのポインタを、通信リ
ソース選択ロジックが優先順位固定型の場合は通信処理
装置21に、負荷分散型のときは通信処理装置23に、
通信信頼優先型のときは通信処理装置22に、セットす
る。
【0040】以上の動作により、ネットワーク31が障
害状態のとき、迂回経路52を経由して端末(装置)4
1にコネクションの確立が行える。再度端末(装置)4
1に対しコネクション確立要求を行う場合に、負荷分散
型の通信リソース選択ロジックとなっている場合は、通
信処理装置23が最初に発信する通信処理装置として選
択され、通信リソースの負荷を分散させることが出来
る。
害状態のとき、迂回経路52を経由して端末(装置)4
1にコネクションの確立が行える。再度端末(装置)4
1に対しコネクション確立要求を行う場合に、負荷分散
型の通信リソース選択ロジックとなっている場合は、通
信処理装置23が最初に発信する通信処理装置として選
択され、通信リソースの負荷を分散させることが出来
る。
【0041】優先順位固定型の通信リソース選択ロジッ
クとなっている場合は、通信処理装置21が最初に発信
する通信処理装置として選択され通信リソースの負荷を
固定できる。通信信頼性優先型になっている場合は、通
信処理装置22が最初に発信する通信処理装置として選
択され、より信頼性の高いネットワークを先に選択する
ことが出来る。
クとなっている場合は、通信処理装置21が最初に発信
する通信処理装置として選択され通信リソースの負荷を
固定できる。通信信頼性優先型になっている場合は、通
信処理装置22が最初に発信する通信処理装置として選
択され、より信頼性の高いネットワークを先に選択する
ことが出来る。
【0042】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例である。ただし、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
施の一例である。ただし、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の通信経路選択システムは、ホストコンピュータと端末
装置との間に複数のネットワークが介在して網状に複数
の経路が形成され、ホストコンピュータと端末装置との
間のコネクション確立時の接続形態が複数準備され、端
末装置に対応する経路情報をホストコンピュータが備
え、経路情報にはコネクション確立の相手IPアドレス
あるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信
リソースが複数記憶されている。
の通信経路選択システムは、ホストコンピュータと端末
装置との間に複数のネットワークが介在して網状に複数
の経路が形成され、ホストコンピュータと端末装置との
間のコネクション確立時の接続形態が複数準備され、端
末装置に対応する経路情報をホストコンピュータが備
え、経路情報にはコネクション確立の相手IPアドレス
あるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信
リソースが複数記憶されている。
【0044】上記のように、ホストコンピュータの静的
経路情報に複数の通信リソース情報を持たせることによ
り、通信リソース配下のネットワークが障害時にアプリ
ケーションにネットワーク障害を意識させることなく、
迂回経路でコネクションを確立させることが出来る。
経路情報に複数の通信リソース情報を持たせることによ
り、通信リソース配下のネットワークが障害時にアプリ
ケーションにネットワーク障害を意識させることなく、
迂回経路でコネクションを確立させることが出来る。
【0045】また、1つの経路情報配下の通信リソース
選択ロジックを複数選択可能にすることにより、通信リ
ソースの負荷分散を行うことが出来る。通信処理装置の
返すエラーコードにより、迂回発信を回避することが可
能なことにより、無駄な迂回発信を行わず、素早くアプ
リケーションにコネクション確立の失敗を通知できる。
選択ロジックを複数選択可能にすることにより、通信リ
ソースの負荷分散を行うことが出来る。通信処理装置の
返すエラーコードにより、迂回発信を回避することが可
能なことにより、無駄な迂回発信を行わず、素早くアプ
リケーションにコネクション確立の失敗を通知できる。
【図1】本発明の通信経路選択システムの実施形態が適
用される通信システムを示す図である。
用される通信システムを示す図である。
【図2】ホストコンピュータを構成するネットワーク制
御ミドルウェアのより詳細な構成例を示すブロック図で
ある。
御ミドルウェアのより詳細な構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】動作手順例を示すフローチャートである。
【図4】コネクションの確立において障害の発生した場
合の処理手順例を説明するための図である。
合の処理手順例を説明するための図である。
1 ホストコンピュータ
11 ネットワーク制御ミドルウェア
12 アプリケーション
21、22、23、24、25 通信処理装置
31、32、33、34、35、36、37 ネットワ
ーク 41、42 端末(装置) 51、52、53 経路 61 経路情報記憶部 71 (端末41のIPアドレスAに対する)経路情報 72 (端末42のIPアドレスBに対する)経路情報
ーク 41、42 端末(装置) 51、52、53 経路 61 経路情報記憶部 71 (端末41のIPアドレスAに対する)経路情報 72 (端末42のIPアドレスBに対する)経路情報
Claims (7)
- 【請求項1】 ホストコンピュータと端末装置と複数の
ネットワークとにより構成された通信経路選択システム
において、 前記ホストコンピュータと前記端末装置との間に前記複
数のネットワークが介在して網状に複数の経路が形成さ
れ、前記ホストコンピュータと前記端末装置との間のコ
ネクション確立時の接続形態が複数準備され、 前記端末装置に対応する経路情報を前記ホストコンピュ
ータが備え、 前記経路情報にはコネクション確立の相手IPアドレス
あるいは相手ネットワークアドレス毎に使用すべき通信
リソースが複数記憶されている、ことを特徴とする通信
経路選択システム。 - 【請求項2】 前記ホストコンピュータが、前記ネット
ワークを介して前記端末装置と接続されて所定の通信経
路を形成する、複数の通信処理装置をさらに有すること
を特徴とする請求項1記載の通信経路選択システム。 - 【請求項3】 前記ホストコンピュータは、前記端末装
置との間のコネクション確立の動作を制御するアプリケ
ーションを、さらに有することを特徴とする請求項1ま
たは2記載の通信経路選択システム。 - 【請求項4】 前記経路情報は、通信経路確立時に複数
の通信リソースの中で次にどの前記通信処理装置から発
信すべきかの情報を含み、前記通信処理装置と前記ホス
トコンピュータ間で動的な経路情報の交換を行わない場
合でも、アプリケーションにネットワーク障害を意識さ
せず経路迂回によるコネクションの確立を可能としたこ
とを特徴とする請求項2または3記載の通信経路選択シ
ステム。 - 【請求項5】 前記次にどの通信処理装置から発信すべ
きかの情報は、コネクション確立成功時に初期化される
ことを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の通信
経路選択システム。 - 【請求項6】 前記通信リソースの選択ロジックを設定
し、該通信リソースの負荷分散を可能としたことを特徴
とする請求項1から5の何れかに記載の通信経路選択シ
ステム。 - 【請求項7】 前記コネクション確立の失敗のエラー番
号により繰り返し実行されるコネクション動作を排除
し、無駄な迂回発信処理を回避可能としたことを特徴と
する請求項3から6の何れかに記載の通信経路選択シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154627A JP2003348134A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 通信経路選択システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154627A JP2003348134A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 通信経路選択システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003348134A true JP2003348134A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29771381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002154627A Pending JP2003348134A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 通信経路選択システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003348134A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008022245A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 経路制御方法とプログラムおよびエリア間通信装置とネットワーク経路制御システム |
WO2008023441A1 (en) * | 2006-08-25 | 2008-02-28 | Fujitsu Limited | Path control program and path control method |
JP4794629B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2011-10-19 | マイクロソフト コーポレーション | ルート指定されたネットワークにおけるフォールトトレラント通信 |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002154627A patent/JP2003348134A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4794629B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2011-10-19 | マイクロソフト コーポレーション | ルート指定されたネットワークにおけるフォールトトレラント通信 |
US8958325B2 (en) | 2005-09-12 | 2015-02-17 | Microsoft Corporation | Fault-tolerant communications in routed networks |
US9253293B2 (en) | 2005-09-12 | 2016-02-02 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Fault-tolerant communications in routed networks |
JP2008022245A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 経路制御方法とプログラムおよびエリア間通信装置とネットワーク経路制御システム |
WO2008023441A1 (en) * | 2006-08-25 | 2008-02-28 | Fujitsu Limited | Path control program and path control method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050531 |