JP2003343785A - 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造 - Google Patents
燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組付性および抜け強度の向上が図れる燃料パ
イプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造を提供
する。 【解決手段】 燃料噴射装置1側に固定された第1の燃
料パイプ10と、第1の燃料パイプ10と異なる寸法の
内周を有する第2の燃料パイプ20とを備え、第1の燃
料パイプ10および第2の燃料パイプ20のうちのいず
れか一方の燃料パイプの内周は、他方の燃料パイプの外
周を挿入可能な寸法を有し、一方のその内周と他方のそ
の外周との間には、径方向に延びる凸部20cとこの凸
部20cを軸方向に係止可能な凹部10aが設けられて
いる。なお、凹部10aは、凸部20cを挿入可能な開
口部10a1と、開口部10a1から略軸方向に延びる
軸方向凹部10a2と、軸方向凹部10a2から略周方
向に延びる周方向凹部10a3を有する。
イプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造を提供
する。 【解決手段】 燃料噴射装置1側に固定された第1の燃
料パイプ10と、第1の燃料パイプ10と異なる寸法の
内周を有する第2の燃料パイプ20とを備え、第1の燃
料パイプ10および第2の燃料パイプ20のうちのいず
れか一方の燃料パイプの内周は、他方の燃料パイプの外
周を挿入可能な寸法を有し、一方のその内周と他方のそ
の外周との間には、径方向に延びる凸部20cとこの凸
部20cを軸方向に係止可能な凹部10aが設けられて
いる。なお、凹部10aは、凸部20cを挿入可能な開
口部10a1と、開口部10a1から略軸方向に延びる
軸方向凹部10a2と、軸方向凹部10a2から略周方
向に延びる周方向凹部10a3を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料パイプ部を燃
料噴射装置に連結するための継手構造に関し、特にコモ
ンレールに蓄圧した高圧燃料を内燃機関へ噴射供給する
蓄圧式燃料噴射装置に、燃料ドレインパイプを連結する
ための継手構造に関する。
料噴射装置に連結するための継手構造に関し、特にコモ
ンレールに蓄圧した高圧燃料を内燃機関へ噴射供給する
蓄圧式燃料噴射装置に、燃料ドレインパイプを連結する
ための継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射装置としては、例えばデーゼル
機関用燃料噴射システムとしてのコモンレール式燃料噴
射装置において、内燃機関の各気筒に設けられ、コモン
レールに蓄圧した高圧燃料をその気筒の燃焼室に噴射供
給する燃料噴射弁に、余剰燃料を燃料タンク等へ回収さ
せる燃料ドレインパイプが取付けられているものが知ら
れている。
機関用燃料噴射システムとしてのコモンレール式燃料噴
射装置において、内燃機関の各気筒に設けられ、コモン
レールに蓄圧した高圧燃料をその気筒の燃焼室に噴射供
給する燃料噴射弁に、余剰燃料を燃料タンク等へ回収さ
せる燃料ドレインパイプが取付けられているものが知ら
れている。
【0003】この種の燃料噴射弁用燃料ドレインパイプ
の継手構造としては、燃料噴射弁側の出口部510に、
出口部510内の燃料を導くユニオンパイプ等の燃料パ
イプ520を挿入し、出口部510にユニオンパイプ5
20を連結するため、そのユニオンパイプ520の外側
からコの字状のクリップ560を挟み込んで、出口部5
10からユニオンパイプ520の抜けを防止している
(図5参照)。なお、このクリップ560は、ユニオン
パイプ520を外側から挟み込み易いように、平板部材
をコの字状に形成してアーム部562を形成している。
の継手構造としては、燃料噴射弁側の出口部510に、
出口部510内の燃料を導くユニオンパイプ等の燃料パ
イプ520を挿入し、出口部510にユニオンパイプ5
20を連結するため、そのユニオンパイプ520の外側
からコの字状のクリップ560を挟み込んで、出口部5
10からユニオンパイプ520の抜けを防止している
(図5参照)。なお、このクリップ560は、ユニオン
パイプ520を外側から挟み込み易いように、平板部材
をコの字状に形成してアーム部562を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、この
コの字状のクリップを装着する際、出口部側の被嵌合部
Kが確認しにくい等、嵌合のため組付作業が容易でない
という問題があった。逆に、組付作業性を容易にするた
めにクリップの嵌合力を抑えると、出口部からクリップ
が抜け易くなる。場合によっては、このユニオンパイプ
の抜け方向に過大な荷重が加わるとクリップのアーム部
が開いてしまって、結果として出口部とユニオンパイプ
との連結が不十分となる可能性がある。
コの字状のクリップを装着する際、出口部側の被嵌合部
Kが確認しにくい等、嵌合のため組付作業が容易でない
という問題があった。逆に、組付作業性を容易にするた
めにクリップの嵌合力を抑えると、出口部からクリップ
が抜け易くなる。場合によっては、このユニオンパイプ
の抜け方向に過大な荷重が加わるとクリップのアーム部
が開いてしまって、結果として出口部とユニオンパイプ
との連結が不十分となる可能性がある。
【0005】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、したがってその目的は、組付性および
抜け強度の向上が図れる燃料パイプ部を燃料噴射装置に
連結するための継手構造を提供することにある。
れたものであり、したがってその目的は、組付性および
抜け強度の向上が図れる燃料パイプ部を燃料噴射装置に
連結するための継手構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手
構造であって、燃料噴射装置側に固定された第1の燃料
パイプと、第1の燃料パイプと異なる寸法の内周を有す
る第2の燃料パイプとを備え、第1の燃料パイプおよび
第2の燃料パイプのうちのいずれか一方の燃料パイプの
内周は、他方の燃料パイプの外周を挿入可能な寸法を有
し、一方のその内周と他方のその外周との間には、径方
向に延びる凸部とこの凸部を軸方向に係止可能な凹部が
設けられている。
ば、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手
構造であって、燃料噴射装置側に固定された第1の燃料
パイプと、第1の燃料パイプと異なる寸法の内周を有す
る第2の燃料パイプとを備え、第1の燃料パイプおよび
第2の燃料パイプのうちのいずれか一方の燃料パイプの
内周は、他方の燃料パイプの外周を挿入可能な寸法を有
し、一方のその内周と他方のその外周との間には、径方
向に延びる凸部とこの凸部を軸方向に係止可能な凹部が
設けられている。
【0007】これにより、第1の燃料パイプと第2の燃
料パイプを連結するため、継手部材を組付ける際、従来
のコの字状の継手部材のようにアーム部を開くことな
く、第1の燃料パイプと第2の燃料パイプの間に形成さ
れる凸部と凹部によって、第2の燃料パイプを第1の燃
料パイプに係止させることが可能である。したがって、
抜け強度の向上が図れる。
料パイプを連結するため、継手部材を組付ける際、従来
のコの字状の継手部材のようにアーム部を開くことな
く、第1の燃料パイプと第2の燃料パイプの間に形成さ
れる凸部と凹部によって、第2の燃料パイプを第1の燃
料パイプに係止させることが可能である。したがって、
抜け強度の向上が図れる。
【0008】さらに、凸部と凹部を、例えば第2のパイ
プに形成された突起部、第1のパイプに形成された切欠
き溝部として構成すれば、従来の第2の燃料パイプを第
1の燃料パイプに連結するための別部材としての継手部
材を廃止可能である。
プに形成された突起部、第1のパイプに形成された切欠
き溝部として構成すれば、従来の第2の燃料パイプを第
1の燃料パイプに連結するための別部材としての継手部
材を廃止可能である。
【0009】上記凹部は、本発明の請求項2に記載のよ
うに、凸部を挿入可能な開口部と、開口部から略軸方向
に延びる軸方向凹部と、軸方向凹部から略周方向に延び
る周方向凹部を備えている。
うに、凸部を挿入可能な開口部と、開口部から略軸方向
に延びる軸方向凹部と、軸方向凹部から略周方向に延び
る周方向凹部を備えている。
【0010】これにより、第1の燃料パイプおよび第2
の燃料パイプのうちいずれか一方の燃料パイプに、凸部
を略軸方向に移動可能な軸方向経路と、凸部を略周方向
に移動可能な周方向経路とを形成できる。したがって、
他方の燃料パイプに設けられた凸部を、軸方向凹部およ
び周方向凹部つまり軸方向経路および周方向経路を通じ
て、略軸方向に移動させ、略周方向に回転させるという
容易な組付作業を行なうことで、抜け防止が可能であ
る。したがって、組付性と抜け強度の向上が容易とな
る。
の燃料パイプのうちいずれか一方の燃料パイプに、凸部
を略軸方向に移動可能な軸方向経路と、凸部を略周方向
に移動可能な周方向経路とを形成できる。したがって、
他方の燃料パイプに設けられた凸部を、軸方向凹部およ
び周方向凹部つまり軸方向経路および周方向経路を通じ
て、略軸方向に移動させ、略周方向に回転させるという
容易な組付作業を行なうことで、抜け防止が可能であ
る。したがって、組付性と抜け強度の向上が容易とな
る。
【0011】本発明の請求項3によれば、開口部は、軸
方向凹部の幅より大きく、かつ挿入方向に向かって縮小
されるように形成されている。
方向凹部の幅より大きく、かつ挿入方向に向かって縮小
されるように形成されている。
【0012】これにより、凸部を軸方向凹部に案内する
開口部の形状として、軸方向凹部の幅より大きく、かつ
挿入方向に向かって縮小されるように形成されているの
で、凸部が軸方向凹部の幅内よりずれた位置にあったと
しても、開口部に沿って凸部を軸方向凹部に導くことが
容易となる。したがって、組付性向上が図れる。
開口部の形状として、軸方向凹部の幅より大きく、かつ
挿入方向に向かって縮小されるように形成されているの
で、凸部が軸方向凹部の幅内よりずれた位置にあったと
しても、開口部に沿って凸部を軸方向凹部に導くことが
容易となる。したがって、組付性向上が図れる。
【0013】本発明の請求項4によれば、周方向凹部と
軸方向凹部との間には、軸方向凹部に沿って挿入する挿
入方向とは逆方向側に凸部を導く中間凹部を有する。
軸方向凹部との間には、軸方向凹部に沿って挿入する挿
入方向とは逆方向側に凸部を導く中間凹部を有する。
【0014】これにより、中間凹部と軸方向凹部とによ
って、例えば凸部を略J字状に移動させる経路を形成す
ることが可能である。結果として、凸部を周方向凹部へ
導くため、凸部が中間凹部内に挿入されてしまうと、例
えば第2の燃料パイプに軸方向に抜く荷重が加わったと
しても、凸部と中間凹部の係合により抜けにくくなる。
って、例えば凸部を略J字状に移動させる経路を形成す
ることが可能である。結果として、凸部を周方向凹部へ
導くため、凸部が中間凹部内に挿入されてしまうと、例
えば第2の燃料パイプに軸方向に抜く荷重が加わったと
しても、凸部と中間凹部の係合により抜けにくくなる。
【0015】本発明の請求項5によれば、軸方向凹部
は、凸部の幅もしくは挿入可能な程度にその幅より小さ
く形成されている。
は、凸部の幅もしくは挿入可能な程度にその幅より小さ
く形成されている。
【0016】これによって、例えば第1の燃料パイプお
よび第2の燃料パイプのいずれか一方が自然に回ったと
しても、簡単に抜けてしまうのを防止できる。
よび第2の燃料パイプのいずれか一方が自然に回ったと
しても、簡単に抜けてしまうのを防止できる。
【0017】本発明の請求項6によれば、凸部と周方向
凹部とを噛み合せるように付勢する付勢力発生手段を備
えている。
凹部とを噛み合せるように付勢する付勢力発生手段を備
えている。
【0018】これにより、付勢力発生手段による付勢力
によって、凸部と周方向凹部の噛み合い状態つまり周方
向の係止状態を維持することが可能である。したがっ
て、凸部が回転して抜けてしまうことを確実に防止でき
る。
によって、凸部と周方向凹部の噛み合い状態つまり周方
向の係止状態を維持することが可能である。したがっ
て、凸部が回転して抜けてしまうことを確実に防止でき
る。
【0019】上記付勢力発生手段は、本発明の請求項7
に記載のように、一方の燃料パイプの内周と他方の燃料
パイプの下端面とに区画された空間に配置され、挿入方
向とは反対方向に他方の燃料パイプを付勢する付勢スプ
リングである。
に記載のように、一方の燃料パイプの内周と他方の燃料
パイプの下端面とに区画された空間に配置され、挿入方
向とは反対方向に他方の燃料パイプを付勢する付勢スプ
リングである。
【0020】これにより、凸部が回転して抜けてしまう
ことを確実に防止できるとともに、第2の燃料パイプ
と、第1の燃料パイプすなわち燃料噴射装置との周方向
の位置関係を、所定の周方向位置に調整する組付作業が
容易となる。
ことを確実に防止できるとともに、第2の燃料パイプ
と、第1の燃料パイプすなわち燃料噴射装置との周方向
の位置関係を、所定の周方向位置に調整する組付作業が
容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の燃料パイプ部を燃料噴射
装置に連結するための継手構造を、具体化した実施形態
を図面に従って説明する。
装置に連結するための継手構造を、具体化した実施形態
を図面に従って説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本実施形態の
燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造
の構成を表す断面図である。図2は、本実施形態の燃料
パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の組
付関係を表す部分的分解斜視図である。図1および図2
に示すように、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結する
ための継手構造は、燃料噴射装置1(詳しくは、接続要
素10)と、接続要素10内の燃料を導く燃料パイプ部
20とを含んで構成されている。
燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造
の構成を表す断面図である。図2は、本実施形態の燃料
パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造の組
付関係を表す部分的分解斜視図である。図1および図2
に示すように、燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結する
ための継手構造は、燃料噴射装置1(詳しくは、接続要
素10)と、接続要素10内の燃料を導く燃料パイプ部
20とを含んで構成されている。
【0023】この接続要素10は、例えば燃料噴射装置
としての燃料噴射弁1(従来例の図5参照)の燃料出口
端部に形成されるものであって、内燃機関の燃焼室へ燃
料噴射するために燃料噴射弁1へ供給される高圧燃料の
うち、余剰燃料を燃料タンク(図示せず)へ回収させる
燃料通路部の一部である。また、この接続要素10は、
燃料タンクへ燃料を回収するように、燃料タンクへ燃料
を導く燃料パイプ部20に接続され、かつ燃料タンクと
の位置関係等から、燃料パイプ部20の燃料タンク側の
開口部20aを、所定の略周方向に向けて接続要素10
へ組付け可能なものであり、燃料パイプ20の開口部2
0aを所定の方向へ組付け、あるいは調整可能な機能を
必要とする燃料噴射装置であればいずれでもよい。
としての燃料噴射弁1(従来例の図5参照)の燃料出口
端部に形成されるものであって、内燃機関の燃焼室へ燃
料噴射するために燃料噴射弁1へ供給される高圧燃料の
うち、余剰燃料を燃料タンク(図示せず)へ回収させる
燃料通路部の一部である。また、この接続要素10は、
燃料タンクへ燃料を回収するように、燃料タンクへ燃料
を導く燃料パイプ部20に接続され、かつ燃料タンクと
の位置関係等から、燃料パイプ部20の燃料タンク側の
開口部20aを、所定の略周方向に向けて接続要素10
へ組付け可能なものであり、燃料パイプ20の開口部2
0aを所定の方向へ組付け、あるいは調整可能な機能を
必要とする燃料噴射装置であればいずれでもよい。
【0024】なお、本実施形態で説明する接続要素10
すなわち燃料噴射装置1は、高圧燃料を蓄圧するコモン
レールを備えたいわゆるコモンレール式燃料噴射システ
ムにおいて、内燃機関の各気筒に設けられ、コモンレー
ルに蓄圧された高圧燃料をその気筒の燃焼室に噴射供給
する燃料噴射弁として説明する。
すなわち燃料噴射装置1は、高圧燃料を蓄圧するコモン
レールを備えたいわゆるコモンレール式燃料噴射システ
ムにおいて、内燃機関の各気筒に設けられ、コモンレー
ルに蓄圧された高圧燃料をその気筒の燃焼室に噴射供給
する燃料噴射弁として説明する。
【0025】さらになお、燃料通路部の一部としての接
続要素10は、燃料噴射弁1から延びる燃料通路を形成
する部材であればよく、燃料噴射弁1内の燃料を外部へ
導くように燃料噴射弁1に固定された周知の燃料配管等
の燃料パイプ部材に限らず、燃料噴射弁1のケーシング
を構成する部材の一部であってもよい。本実施形態で
は、以下燃料噴射弁1に固定された燃料パイプ部材とし
て説明する。よって、以下の説明では、燃料パイプ部2
0を第2の燃料パイプ、接続要素10を第1の燃料パイ
プと呼ぶ。
続要素10は、燃料噴射弁1から延びる燃料通路を形成
する部材であればよく、燃料噴射弁1内の燃料を外部へ
導くように燃料噴射弁1に固定された周知の燃料配管等
の燃料パイプ部材に限らず、燃料噴射弁1のケーシング
を構成する部材の一部であってもよい。本実施形態で
は、以下燃料噴射弁1に固定された燃料パイプ部材とし
て説明する。よって、以下の説明では、燃料パイプ部2
0を第2の燃料パイプ、接続要素10を第1の燃料パイ
プと呼ぶ。
【0026】第2の燃料パイプ20には、第2の燃料パ
イプ20を第1の燃料パイプ10に連結された際、第1
の燃料パイプ10と気密に接続できるように、Oリング
等のシール部材30を収容する環状溝20bが設けられ
ている。このOリング30を第1の燃料パイプ10と第
2の燃料パイプ20との間に挟み込むことで、燃料のシ
ールをする。なお、この燃料シール手段としては、第2
の燃料パイプ20の開口部20aの周方向位置を所定の
位置に取付け、あるいは調整できるものであれば、いず
れのシール部材、シール構造であってもよい。この第2
の燃料パイプ20は、燃料を導く方向を、例えば軸方向
から周方向に換える周知のユニオンパイプを用いてもよ
い(図1参照)。第2の燃料パイプ20は、軸方向燃料
通路としての軸方向パイプ21と、周方向燃料通路とし
ての周方向パイプ22と、軸方向パイプ21と周方向パ
イプ22とを気密に接続するユニオン23とからなる。
これら軸方向パイプ21と周方向パイプ22とユニオン
23とは別部材を一体的に組付け固定したものであって
も、一体化されている部材であってもよい。
イプ20を第1の燃料パイプ10に連結された際、第1
の燃料パイプ10と気密に接続できるように、Oリング
等のシール部材30を収容する環状溝20bが設けられ
ている。このOリング30を第1の燃料パイプ10と第
2の燃料パイプ20との間に挟み込むことで、燃料のシ
ールをする。なお、この燃料シール手段としては、第2
の燃料パイプ20の開口部20aの周方向位置を所定の
位置に取付け、あるいは調整できるものであれば、いず
れのシール部材、シール構造であってもよい。この第2
の燃料パイプ20は、燃料を導く方向を、例えば軸方向
から周方向に換える周知のユニオンパイプを用いてもよ
い(図1参照)。第2の燃料パイプ20は、軸方向燃料
通路としての軸方向パイプ21と、周方向燃料通路とし
ての周方向パイプ22と、軸方向パイプ21と周方向パ
イプ22とを気密に接続するユニオン23とからなる。
これら軸方向パイプ21と周方向パイプ22とユニオン
23とは別部材を一体的に組付け固定したものであって
も、一体化されている部材であってもよい。
【0027】なお、第2の燃料パイプ20を第1の燃料
パイプ10に連結するため、第1の燃料パイプ10およ
び第2の燃料パイプ20の継手構造については、後述す
る。
パイプ10に連結するため、第1の燃料パイプ10およ
び第2の燃料パイプ20の継手構造については、後述す
る。
【0028】本実施形態では、上述のシール部材30を
第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に
挟み込んで燃料シールが可能な構成であればよく、第1
の燃料パイプ10および第2の燃料パイプ20のうちい
ずれか一方の燃料パイプの内周は、他方の燃料パイプの
外周を挿入可能な寸法を有していればよい。以下、本実
施形態では、第1の燃料パイプ10の内周に、第2の燃
料パイプ20の外周が挿入可能な構成として説明する。
第1の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に
挟み込んで燃料シールが可能な構成であればよく、第1
の燃料パイプ10および第2の燃料パイプ20のうちい
ずれか一方の燃料パイプの内周は、他方の燃料パイプの
外周を挿入可能な寸法を有していればよい。以下、本実
施形態では、第1の燃料パイプ10の内周に、第2の燃
料パイプ20の外周が挿入可能な構成として説明する。
【0029】さらに、第1の燃料パイプ10と第2の燃
料パイプ20との間には、図1に示すように、第1の係
止部としての凹部10aと、第2の係止部としての凸部
20cとを備え、凹部10aと凸部20cは、軸方向に
係止可能な構成となっている。なお、これら凹部10a
と凸部20cは、それぞれ第1の燃料パイプ10、第2
の燃料パイプ20とは別部材として形成し、一体的に組
付け固定したものであっても、一体化されて形成されて
いるものであってもよい。
料パイプ20との間には、図1に示すように、第1の係
止部としての凹部10aと、第2の係止部としての凸部
20cとを備え、凹部10aと凸部20cは、軸方向に
係止可能な構成となっている。なお、これら凹部10a
と凸部20cは、それぞれ第1の燃料パイプ10、第2
の燃料パイプ20とは別部材として形成し、一体的に組
付け固定したものであっても、一体化されて形成されて
いるものであってもよい。
【0030】例えば別部材で第2の係止部としての凸部
を形成する場合、凸部、第2の燃料パイプ20に連結可
能なアーム部、およびアーム部を連結する連結部とを備
える継手部材が考えられる。この場合、従来構成の継手
部材と同様に略コの字形状に形成される。詳しくは、継
手部材の凸部に係合する凹部10aの形状として、第1
の燃料パイプ10に形成される切欠き溝となる。しかし
ながら、従来構成と異なり、少なくともアーム部が第1
の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に挟み
込まれる。結果として、アーム部は第1の燃料パイプ1
0と第2の燃料パイプ20との間に挟み込まれること
で、アーム部を開きにくくでき、アーム部が開いて凹部
10aと凸20cの係合が外れる状態の発生を防止でき
る。
を形成する場合、凸部、第2の燃料パイプ20に連結可
能なアーム部、およびアーム部を連結する連結部とを備
える継手部材が考えられる。この場合、従来構成の継手
部材と同様に略コの字形状に形成される。詳しくは、継
手部材の凸部に係合する凹部10aの形状として、第1
の燃料パイプ10に形成される切欠き溝となる。しかし
ながら、従来構成と異なり、少なくともアーム部が第1
の燃料パイプ10と第2の燃料パイプ20との間に挟み
込まれる。結果として、アーム部は第1の燃料パイプ1
0と第2の燃料パイプ20との間に挟み込まれること
で、アーム部を開きにくくでき、アーム部が開いて凹部
10aと凸20cの係合が外れる状態の発生を防止でき
る。
【0031】凹部10aと凸部20cが、それぞれ第1
の燃料パイプ10、第2の燃料パイプ20に一体化され
て形成される場合、第1の燃料パイプ10と第2の燃料
パイプ20との間には、図1に示すように、第1の燃料
パイプ10に形成された凹部10aと、第2の燃料パイ
プ20に形成された凸部20cとが設けられる。これに
より、従来の第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ
10に連結するための別部材としての継手部材の廃止が
可能である。
の燃料パイプ10、第2の燃料パイプ20に一体化され
て形成される場合、第1の燃料パイプ10と第2の燃料
パイプ20との間には、図1に示すように、第1の燃料
パイプ10に形成された凹部10aと、第2の燃料パイ
プ20に形成された凸部20cとが設けられる。これに
より、従来の第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ
10に連結するための別部材としての継手部材の廃止が
可能である。
【0032】以下、本実施形態では、凹部10aと凸2
0cが、それぞれ第1の燃料パイプ10、第2の燃料パ
イプ20に一体化されて形成される場合の実施例として
説明する。
0cが、それぞれ第1の燃料パイプ10、第2の燃料パ
イプ20に一体化されて形成される場合の実施例として
説明する。
【0033】第1の係止部10aと第2の係止部20c
としては、軸方向に係止可能なように係合していればよ
く、凹部と、凹部に係合可能な凸部との組合わせであれ
ばよく、段差部と、段差部に係合可能な凸部との組合わ
せであっても、溝部と、溝部に係合可能な凸部との組合
わせ、あるいは切欠き部と、切欠き部に係合可能な凸部
との組合わせであってもよい。以下、本実施形態では、
第1の燃料パイプ10に形成される第1の係止部10a
を、凹部詳しくは切欠き部とし、第2の燃料パイプ20
に形成される第2の係止部20cを、凸部詳しくは径方
向に延びる突起部(例えば、図1に示すような円筒形状
の突起部)として説明する。
としては、軸方向に係止可能なように係合していればよ
く、凹部と、凹部に係合可能な凸部との組合わせであれ
ばよく、段差部と、段差部に係合可能な凸部との組合わ
せであっても、溝部と、溝部に係合可能な凸部との組合
わせ、あるいは切欠き部と、切欠き部に係合可能な凸部
との組合わせであってもよい。以下、本実施形態では、
第1の燃料パイプ10に形成される第1の係止部10a
を、凹部詳しくは切欠き部とし、第2の燃料パイプ20
に形成される第2の係止部20cを、凸部詳しくは径方
向に延びる突起部(例えば、図1に示すような円筒形状
の突起部)として説明する。
【0034】第2の燃料パイプ10は、図2に示すよう
に、凸部(詳しくは、突起部)20cを略周方向に移動
可能な軸方向系路Kjと、凸部20cを略周方向に移動
可能な周方向経路Ksとを備える。詳しくは、凹部10
aを具体化する切欠き部の形状として、凸部20cを導
く略L字状の経路が第1の燃料パイプ10に形成され
る。すなわち、軸方向系路Kjと周方向経路Ksとし
て、第2の燃料パイプ10は、凸部20cを挿入可能な
開口部10a1と、開口部10a1から略軸方向に延び
る軸方向凹部としての軸方向切欠き部10a2、軸方向
切欠き部10a2から略周方向に延びる周方向凹部とし
ての周方向切欠き部10a3とを備えている。これによ
り、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10を組
付ける際、凸部20cを、軸方向系路Kjと周方向経路
Ks(詳しくは、開口部10a1、軸方向切欠き部10
a2、および周方向欠き部10a3)を通じて、略軸方
向および略周方向(図2に示す矢印方向L)へ移動(詳
しくは回転)させることで、凸部20cを周方向経路K
sに係合させ、結果として凸部20cは周方向経路Ks
により軸方向に係止される。したがって、凸部20c
を、略軸方向に移動させ、略周方向に回転させるという
容易な組付作業を行なうことで、抜け防止が可能であ
る。したがって、組付性と抜け強度の向上が容易とな
る。
に、凸部(詳しくは、突起部)20cを略周方向に移動
可能な軸方向系路Kjと、凸部20cを略周方向に移動
可能な周方向経路Ksとを備える。詳しくは、凹部10
aを具体化する切欠き部の形状として、凸部20cを導
く略L字状の経路が第1の燃料パイプ10に形成され
る。すなわち、軸方向系路Kjと周方向経路Ksとし
て、第2の燃料パイプ10は、凸部20cを挿入可能な
開口部10a1と、開口部10a1から略軸方向に延び
る軸方向凹部としての軸方向切欠き部10a2、軸方向
切欠き部10a2から略周方向に延びる周方向凹部とし
ての周方向切欠き部10a3とを備えている。これによ
り、第2の燃料パイプ20を第1の燃料パイプ10を組
付ける際、凸部20cを、軸方向系路Kjと周方向経路
Ks(詳しくは、開口部10a1、軸方向切欠き部10
a2、および周方向欠き部10a3)を通じて、略軸方
向および略周方向(図2に示す矢印方向L)へ移動(詳
しくは回転)させることで、凸部20cを周方向経路K
sに係合させ、結果として凸部20cは周方向経路Ks
により軸方向に係止される。したがって、凸部20c
を、略軸方向に移動させ、略周方向に回転させるという
容易な組付作業を行なうことで、抜け防止が可能であ
る。したがって、組付性と抜け強度の向上が容易とな
る。
【0035】なお、本実施形態では、軸方向切欠き部1
0a2は、凸部20cの幅、もしくは凸部20cが挿入
可能な程度にその幅より小さく形成されている。これに
よって、例えば第1の燃料パイプ10および第2の燃料
パイプ20のいずれか一方が自然に回ってしまったとし
ても、簡単に抜けてしまうのを防止できる。
0a2は、凸部20cの幅、もしくは凸部20cが挿入
可能な程度にその幅より小さく形成されている。これに
よって、例えば第1の燃料パイプ10および第2の燃料
パイプ20のいずれか一方が自然に回ってしまったとし
ても、簡単に抜けてしまうのを防止できる。
【0036】なお、本実施形態では、第1の係止部10
aは、軸方向系路Kjと周方向経路Ksのうち、少なく
とも周方向経路Ksの一部を構成する。凸部20cが周
方向経路Ksすなわち周方向切欠き部10a3に係合し
ている限り、周方向切欠き部10a3の略周方向に延び
る経路の範囲で、凸部20cの周方向位置を調整するこ
とが可能である。
aは、軸方向系路Kjと周方向経路Ksのうち、少なく
とも周方向経路Ksの一部を構成する。凸部20cが周
方向経路Ksすなわち周方向切欠き部10a3に係合し
ている限り、周方向切欠き部10a3の略周方向に延び
る経路の範囲で、凸部20cの周方向位置を調整するこ
とが可能である。
【0037】さらになお、本実施形態では、上記凸部2
0cを導く経路として、以下の構成を有することが望ま
しい。軸方向切欠き部10a2と周方向欠き部10a3
の間には、軸方向切欠き部10a2沿って挿入する挿入
方向とは逆方向側に、凸部20cを導く中間凹部として
の中間欠き部10a4を備える。これにより、図2に示
すように、凸部20cを導く略J字状(図2の矢印方向
J)の経路が形成できる。結果として、凸部20cを周
方向切欠き部10a3へ導くため、凸部20cが中間切
欠き部10a4内に挿入されてしまうと、第2の燃料パ
イプに軸方向に抜く荷重が加わったとしても、凸部20
cと中間中間切欠き部10a4の係合により抜けにくく
なる。
0cを導く経路として、以下の構成を有することが望ま
しい。軸方向切欠き部10a2と周方向欠き部10a3
の間には、軸方向切欠き部10a2沿って挿入する挿入
方向とは逆方向側に、凸部20cを導く中間凹部として
の中間欠き部10a4を備える。これにより、図2に示
すように、凸部20cを導く略J字状(図2の矢印方向
J)の経路が形成できる。結果として、凸部20cを周
方向切欠き部10a3へ導くため、凸部20cが中間切
欠き部10a4内に挿入されてしまうと、第2の燃料パ
イプに軸方向に抜く荷重が加わったとしても、凸部20
cと中間中間切欠き部10a4の係合により抜けにくく
なる。
【0038】さらになお、本実施形態では、凸部20c
と周方向欠き部10a3とを噛み合せるように付勢する
付勢力発生手段Pを備えることが望ましい。これによ
り、付勢力発生手段Pによる付勢力によって、凸部20
cと周方向欠き部10a3の噛み合い状態つまり周方向
の係止状態を維持することが可能である。したがって、
凸部20cが回転して抜けてしまうことを確実に防止で
きる。さらに、周方向切欠き部10a3の略周方向に延
びる経路の範囲で、凸部20cの周方向位置を調整を行
なうことが可能である。なお、この付勢力発生手段Pの
具体的構成としては、図1に示すように、第1の燃料パ
イプ10の内周と、第2の燃料パイプ20の下端面とに
区画された空間に配置され、第2の燃料パイプ20の挿
入方向とは反対方向に、第2の燃料パイプ20を付勢す
る付勢スプリング70である。これにより、凸部20c
が回転して抜けてしまうことを確実に防止できるととも
に、第1の燃料パイプ10すなわち燃料噴射装置1との
周方向の位置関係を、所定の周方向位置に調整する組付
作業が容易となる。
と周方向欠き部10a3とを噛み合せるように付勢する
付勢力発生手段Pを備えることが望ましい。これによ
り、付勢力発生手段Pによる付勢力によって、凸部20
cと周方向欠き部10a3の噛み合い状態つまり周方向
の係止状態を維持することが可能である。したがって、
凸部20cが回転して抜けてしまうことを確実に防止で
きる。さらに、周方向切欠き部10a3の略周方向に延
びる経路の範囲で、凸部20cの周方向位置を調整を行
なうことが可能である。なお、この付勢力発生手段Pの
具体的構成としては、図1に示すように、第1の燃料パ
イプ10の内周と、第2の燃料パイプ20の下端面とに
区画された空間に配置され、第2の燃料パイプ20の挿
入方向とは反対方向に、第2の燃料パイプ20を付勢す
る付勢スプリング70である。これにより、凸部20c
が回転して抜けてしまうことを確実に防止できるととも
に、第1の燃料パイプ10すなわち燃料噴射装置1との
周方向の位置関係を、所定の周方向位置に調整する組付
作業が容易となる。
【0039】(第2の実施形態)以下、本発明を適用し
た他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態にお
いては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には
同一の符号を付し、説明を繰返さない。
た他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態にお
いては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には
同一の符号を付し、説明を繰返さない。
【0040】第2の実施形態では、図3に示すように、
第1の実施形態で説明した第1の係止部と第2の係止部
において、凹部10aと凸部20cを置換えて、凸部1
0bと凹部20dとの組合わせとする。図3は、本実施
形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継
手構造の構成を表す断面図である。なお、この凸部10
bは、第1の燃料パイプ10を、外側からとがった形状
の押出し冶具等によって押出し成形できる。この構成に
よると、第1の実施形態と同様に、組付性と抜け強度の
向上が図れる。
第1の実施形態で説明した第1の係止部と第2の係止部
において、凹部10aと凸部20cを置換えて、凸部1
0bと凹部20dとの組合わせとする。図3は、本実施
形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継
手構造の構成を表す断面図である。なお、この凸部10
bは、第1の燃料パイプ10を、外側からとがった形状
の押出し冶具等によって押出し成形できる。この構成に
よると、第1の実施形態と同様に、組付性と抜け強度の
向上が図れる。
【0041】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
図4に示すように、第1の実施形態で説明した凸部20
cを挿入可能な開口部10a1を、軸方向切欠き部10
a2の幅より大きく、かつ挿入方向に向かって縮小する
ように形成する。図4は、本実施形態に係わる第1の燃
料パイプを示す部分的斜視図である。これにより、凸部
20cを軸方向切欠き部10a2に案内する開口部10
a1の形状として、凸部20cが軸方向切欠き部10a
2の幅内よりずれた位置にあったとしても、開口部10
a1に沿って凸部20cを軸方向切欠き部10a2に導
くことが容易である。したがって、組付性向上が図れ
る。
図4に示すように、第1の実施形態で説明した凸部20
cを挿入可能な開口部10a1を、軸方向切欠き部10
a2の幅より大きく、かつ挿入方向に向かって縮小する
ように形成する。図4は、本実施形態に係わる第1の燃
料パイプを示す部分的斜視図である。これにより、凸部
20cを軸方向切欠き部10a2に案内する開口部10
a1の形状として、凸部20cが軸方向切欠き部10a
2の幅内よりずれた位置にあったとしても、開口部10
a1に沿って凸部20cを軸方向切欠き部10a2に導
くことが容易である。したがって、組付性向上が図れ
る。
【図1】本発明の第1の実施形態の燃料パイプ部を燃料
噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す断面図
である。
噴射装置に連結するための継手構造の構成を表す断面図
である。
【図2】第1の実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置
に連結するための継手構造の組付関係を表す部分的分解
斜視図である。
に連結するための継手構造の組付関係を表す部分的分解
斜視図である。
【図3】第2の実施形態の燃料パイプ部を燃料噴射装置
に連結するための継手構造の構成を表す断面図である。
に連結するための継手構造の構成を表す断面図である。
【図4】第3の実施形態に係わる第1の燃料パイプを示
す部分的斜視図である。
す部分的斜視図である。
【図5】従来の燃料噴射弁用燃料ドレインパイプを取付
けるための構造を説明する説明図であって、図5(a)
はその構造を表す燃料噴射弁の部分的断面図、図5
(b)は図5(a)の燃料噴射弁のうち、燃料噴射パイ
プを燃料噴射弁に連結するための継手部材の斜視図、図
5(c)は、図5(a)の燃料噴射弁のうち、燃料噴射
パイプを燃料噴射弁に連結するための継手構造を表す断
面図である。
けるための構造を説明する説明図であって、図5(a)
はその構造を表す燃料噴射弁の部分的断面図、図5
(b)は図5(a)の燃料噴射弁のうち、燃料噴射パイ
プを燃料噴射弁に連結するための継手部材の斜視図、図
5(c)は、図5(a)の燃料噴射弁のうち、燃料噴射
パイプを燃料噴射弁に連結するための継手構造を表す断
面図である。
1 燃料噴射弁(燃料噴射装置)
10 接続要素(第1の燃料パイプ)
10a 第1の係止部(凹部)
10a1 (凸部20cを挿入可能にする)開口部
10a2 軸方向凹部(軸方向切欠き部)
10a3 周方向凹部(周方向切欠き部)
10a4 中間凹部(中間切欠き部)
20 燃料パイプ部(第2の燃料パイプ)
20a 開口部
20c 第2の係止部(凸部)
30 シール部材(Oリング)
70 付勢スプリング
Kj 軸方向経路
Ks 周方向経路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 伊藤 正佳
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
Fターム(参考) 3G066 AA07 BA56 CB05 CD04
3J106 AB01 BB07 BC04 BD01 CA07
EA01 EB03 ED26
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結する
ための継手構造であって、 前記燃料噴射装置側に固定された第1の燃料パイプと、
前記第1の燃料パイプと異なる寸法の内周を有する第2
の燃料パイプとを備え、 前記第1の燃料パイプおよび前記第2の燃料パイプのう
ちのいずれか一方の燃料パイプの前記内周は、他方の燃
料パイプの外周を挿入可能な寸法を有し、前記一方の前
記内周と前記他方の前記外周との間には、径方向に延び
る凸部と前記凸部を軸方向に係止可能な凹部が設けられ
ていることを特徴とする燃料パイプ部を燃料噴射装置に
連結するための継手構造。 - 【請求項2】 前記凹部は、前記凸部を挿入可能な開口
部と、前記開口部から略軸方向に延びる軸方向凹部と、
前記軸方向凹部から略周方向に延びる周方向凹部を備え
ていることを特徴とする請求項1に記載の燃料パイプ部
を燃料噴射装置に連結するための継手構造。 - 【請求項3】 前記開口部は、前記軸方向凹部の幅より
大きく、かつ挿入方向に向かって縮小されるように形成
されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料パイ
プ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。 - 【請求項4】 前記周方向凹部と前記軸方向凹部との間
には、前記軸方向凹部に沿って挿入する挿入方向とは逆
方向側に前記凸部を導く中間凹部を有することを特徴と
する請求項2または請求項3に記載の燃料パイプ部を燃
料噴射装置に連結するための継手構造。 - 【請求項5】 前記軸方向凹部は、前記凸部の幅もしく
は挿入可能な程度に該幅より小さく形成されていること
を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記
載の燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手
構造。 - 【請求項6】 前記請求項1から請求項5に記載の燃料
パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造に
は、前記凸部と前記周方向凹部とを噛み合せるように付
勢する付勢力発生手段を備えていることを特徴とする燃
料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造。 - 【請求項7】 前記付勢力発生手段は、前記一方の燃料
パイプの前記内周と前記他方の燃料パイプの下端面とに
区画された空間に配置され、挿入方向とは反対方向に前
記他方の燃料パイプを付勢する付勢スプリングであるこ
とを特徴とする請求項6に記載の燃料パイプ部を燃料噴
射装置に連結するための継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158881A JP2003343785A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158881A JP2003343785A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343785A true JP2003343785A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29773843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002158881A Pending JP2003343785A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | 燃料パイプ部を燃料噴射装置に連結するための継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003343785A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101852319A (zh) * | 2009-03-31 | 2010-10-06 | 株式会社电装 | 连接器 |
KR101104505B1 (ko) | 2010-01-30 | 2012-01-12 | 김근섭 | 호스 연결용 원클릭 피팅 |
JP2014502697A (ja) * | 2011-01-21 | 2014-02-03 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改良された高圧接続部を備える燃料噴射装置 |
JP2014122637A (ja) * | 2005-03-03 | 2014-07-03 | Robert Bosch Gmbh | 燃料噴射装置 |
JP2016525004A (ja) * | 2013-07-24 | 2016-08-22 | メディック アクティフ フェアトリープス ゲーエムベーハー | 食材細断装置 |
KR101679873B1 (ko) * | 2011-05-31 | 2016-11-25 | 현대자동차주식회사 | 고압연료펌프 구조 |
KR102082937B1 (ko) * | 2019-07-16 | 2020-02-28 | (주)진양비지엠텍 | 회수용 코킹 조립체가 구비된 그라우팅 강관 및 이를 이용한 그라우팅 시공방법 |
JP2020165454A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 愛三工業株式会社 | 管状部材の連結構造 |
JP2021156468A (ja) * | 2020-03-26 | 2021-10-07 | 住友金属鉱山株式会社 | 吸入口部材 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002158881A patent/JP2003343785A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN101852319A (zh) * | 2009-03-31 | 2010-10-06 | 株式会社电装 | 连接器 |
DE102010016276A1 (de) | 2009-03-31 | 2010-10-14 | DENSO CORPORATION, Kariya-shi | Verbinder |
US8333176B2 (en) | 2009-03-31 | 2012-12-18 | Denso Corporation | Connector |
KR101104505B1 (ko) | 2010-01-30 | 2012-01-12 | 김근섭 | 호스 연결용 원클릭 피팅 |
JP2014502697A (ja) * | 2011-01-21 | 2014-02-03 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改良された高圧接続部を備える燃料噴射装置 |
US10954906B2 (en) | 2011-01-21 | 2021-03-23 | Robert Bosch Gmbh | Fuel injector having an improved high-pressure connection |
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