JP2003341787A - タンクローリー - Google Patents
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Abstract
物であることも多い積荷液の排出を迅速になしえ、更に
残液の量を僅少とする。 【解決手段】 液体を充填するタンクの内部底面をタン
ク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両
側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成し、タンク
内部にはその長手方向前部寄りには後方に膨らみのある
仕切板を、後部寄りには前方に膨らみのある仕切板を設
け、これら仕切板によって前部、中央部、後部の3個タ
ンク室を形成し、各タンク室の底部の最も低位置に底弁
を設けると共に、各タンク室の底弁を、タンク底部の中
央部側で排出用主管に連通連結してなるタンクローリー
とする。
Description
タンクに充填して搬送するためのタンクローリーに関す
る。
タンクローリーと同様に、タンク内が直線的な筒状体か
らなり、危険物たる液体を充填積載して運搬するので内
部が仕切板によって複数のタンク室に仕切られており、
また各タンク室の液体の荷卸しのための各タンク室ごと
にその底面に底弁が設けられ、これがタンク底部に配設
される排出管につながれている。
即ちタンク全体が若干前下がりに取り付けられており、
従って排出管もタンク底部に沿って前下がりに配設され
ており、これによって各タンク室の液体は排出管を通っ
て一旦タンク前方に送り出され、この前方位置よりタン
クローリーの後部あるいはローリの左右側面部に送ら
れ、その位置から液体を外部に取り出すようになってい
る。
方位置に集め、この前方位置より後方または左右側方に
送り出す必要があるため、排出管の総延長長さが非常に
長いものとなっていた。そして、このようなタンクロー
リーのタンク内つまり各タンク室に、種々の油を始め各
種液体が充填積載されて運搬されるが、充填される液体
の粘度が高くなると、その排出時に、各タンク室や長さ
が長い排出管内に、多量の残液が発生するようになる。
そこで従来、高粘度液体については、そのままの温度で
は、タンクローリーによる充填、運搬が困難であるとさ
れていた。また低粘度の液体であっても、従来のように
排出管の総延長長さが長いと、残液がタンク室または排
出管内に発生したり、また残液を完全に排出するのにか
なりの時間を要した。
いては、液温を上げることにより粘度を下げ、もって荷
卸し時の残液発生を極力抑え、タンクローリーによる積
載、運搬を可能とすることも従来行われていた。しかし
ながら、このような方式を採用し、運搬のために高粘度
液体の液温を上げ高温化すると、まず変質・劣化するも
のも多く、又、タンクローリーのタンクや排出管につい
て高温を維持する付帯設備を要し、更に、タンクローリ
ーへの積み込みや荷卸し側にも耐高温設備を要する等、
非常にコスト高となっていた。
の問題点を解決しようとするもであって、タンクの内部
底面をタンク長手方向両端部及び幅方向両側部からそれ
ぞれ中央部にかけて下向きに傾斜させることにより、各
タンク室の液体を中央部に集めて、この中央部から液体
をタンクローリーの側面部や後部から排出させるように
することによって、液体排出時の残液の発生を極力抑え
るようにすることを主たる目的としている。
ンクローリーは、液体を充填するタンク1の内部底面2
をタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅
方向両側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成し、
タンク1内部にはその長手方向前部寄りには後方に膨ら
みのある仕切板3aを、後部寄りには前方に膨らみのあ
る仕切板3bを設け、これら仕切板3a、3bによって
前部、中央部、後部の3個のタンク室4a,4b,4c
を形成し、各タンク室4a,4b,4cの底部の最も低
位置に底弁6a,6b,6cを設けると共に、各タンク
室4a,4b,4cの底弁6a,6b,6cを、タンク
底部の中央部側で、例えばタンク長手方向に延びる排出
用主管7に連通連結したものである。
後方に傾斜したタンク室の底部と後方へ湾曲した仕切板
3a下部の接続部に近接して、タンク室内の最も低い位
置に底弁6aを設置しえる。このため、前部タンク室4
aでは底弁6aより低い位置に隙間が発生しない。この
結果、前部タンク室4aでは、積荷液の排出時に残液が
僅少となる。後部タンク室4cも同様に僅少となる。中
央部タンク室4bでは、底弁6bは自然とタンク中央の
最下部に在るため、積荷液の排出時にこれまた残液が僅
少となる。また、配管長も少なくなるため、配管内部の
残液もその分少なくなる。
請求項1に記載のタンクローリーにおいて、各タンク室
最下部の底弁は、タンクを貫通して上部に延びる操作軸
23をタンク上部に設けたハンドル操作で正逆回転させ
ることにより開閉されるものとしている。上記構成によ
り、タンク底部かつその中央部に位置する底弁を、タン
ク上部からのハンドル操作で開閉できる。なおこの際、
前部の仕切板3aは膨らみが後方に在るので、この仕切
板の前方に近接して在る前部タンク室4a用の底弁6a
の操作軸23とのスペース上の不都合は生じない。後部
の仕切板3cと底弁6cの操作軸23についても同様に
不都合は生じない。
基づいて説明する。図1は本発明に係るタンクローリー
の縦断面図、図2は図1に示すタンクローリーの底面
図、図3の(A)はタンクローリーのタンクを示す平面
図、同図の(B)はタンクの横断面図である。タンク1
は、図1及び図2に示すように内タンク1aと外タンク
1bとの2重構造からなり、そして内外タンク1a,1
bともに、図3の(B)のように偏平円筒形状に形成さ
れている。このタンク1は、図1及び図2に示すよう
に、走行車24Aの車台24Bに取り付けられている。
にタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つ図3
(B)に示すようにタンク幅方向両側部から中央部にか
けて下向き傾斜状に形成されて、両中央部の交差部が最
も低くなっている。また、タンク1の内部は、その長手
方向に設けられた2個の仕切板3a,3bによって3つ
のタンク室4a,4b,4cに区画形成されている。そ
して、中央のタンク室4bの底面2の最も低位置(上記
両中央部の交差部)に緊急遮断弁5b付き底弁6bが設
けられ、またその前後のタンク室4a,4cにあっても
膨らみのある仕切板3a,3bの反膨らみ側に在るため
近接して当該タンク室の底面部の最も低位置にそれぞれ
緊急遮断弁5a,5c付き底弁6a,6cが設けられて
いる。また、タンク1の上部には、各タンク室4a,4
b,4cに液体を充填する液体充填口8a,8b,8c
が設けてある。
6a,6b,6cは、図1及び図2に示すように、タン
ク1の底部中央部側でタンク長手方向に延設された排出
用主管7にそれぞれ連通連結されている。この排出用主
管7の長手方向中央部に、当該主管7と直交してタンク
ローリーの一側面部に延びる排出管9が接続され、この
排出管9の排出端部側に開閉弁10が設けられている。
この側部排出管9からは、排出用主管7と平行してタン
ク1の後方側へ比較的短く延びる排出管11が分岐さ
れ、この分岐排出管11にはその分岐端部側に開閉弁1
2が設けられ、この開閉弁12の下手側(後方側)に
は、送液方向切換弁13付きの送液ポンプ14が設けら
れている。排出用主管7は、図1から分かるように両端
部から中央部にかけて下り傾斜状に形成されて、そのほ
ぼ中央部で最も低位置となり、この最低位置に前記排出
管9が水平に配管されている。
出管9から分岐した前記排出管11には、送液ポンプ1
3の下手側から分岐してタンクローリーの両側面部に延
びる一対の側部排出管15,16が接続され、両側部排
出管15,16のそれぞれ排出端部側に開閉弁17,1
8が設けられ、そして上記両側部排出管15,16のう
ち一方の側部排出管15からは、タンクローリーの後部
向かって延びる後部排出管19が分岐され、この後部排
出管19には、その分岐端部側と排出端部側とにそれぞ
れ開閉弁20,21が設けられている。
示すようにタンク1を上下方向に貫通する周知のハンド
ル22付き操作軸23が設けられ、タンク1の上部から
この操作軸23をハンドル22により正逆回転させるこ
とによって、タンクの中央部下に在る各底弁6a,6
b,6cを開閉することができる。なお、前部と後部の
底弁6a,6cは、各近接する仕切板3a,3bが膨ら
んでいるのとは逆の方向に位置するため、これら底弁の
操作軸23と仕切板3a,3bの膨らみにスペース上の
不都合は生じない。また、各底弁6a,6b,6cには
緊急遮断弁5a,5b,5cが付設されているが、これ
については周知であるため、説明を省略する。
4について説明すると、図4及び図5に示すように、両
側面に排出管11と連通する開口部25a,25bを設
けると共に、その下面に送液ポンプ14の吐出口14a
と吸入口14bとにそれぞれ連通する開口部25c,2
5dを設けたケーシング25内に、縦断面略U字状の弁
体26を回転自在に配設し、この弁体26に、上記吸入
口14bを左右の排出管11,11または吐出口14a
に選択的に連通させる流通路26aを形成し、上記弁体
26に操作杆27を一体的に連結してなるものである。
尚、28は吐出口14a側の高圧液体を吸入口14b側
に逃がすための圧力調整弁である。
ーリーの液体排出操作に際しては、排出管11における
送液ポンプ14の上手側にある開閉弁12を閉じておい
て、タンク室4a,4b,4cのいずれかの底弁6a,
6b,6cを開口すると共に、排出用主管7に接続され
た側部排出管9の排出端部側の開閉弁10を開口すれ
ば、いずれかのタンク室4a,4b,4cの液体を、排
出用主管7から側部排出管9を通じてタンクローリーの
一側部側に自然排出させることができる。また、上記開
閉弁10の開閉操作によって排出量の調整を行うことが
できる。
う場合は、側部排出管9の開閉弁10を閉じ、この側部
排出管9から分岐している排出管11の開閉弁12を開
き、この排出管11の上手側から下手側へ送液される通
常の送液方向に切換弁13を操作して送液ポンプ14を
作動させると、タンク室4a,4b,4cの液体は、排
出用主管7から側部排出管9を介して上記分岐排出管1
1側へ流れることになる。従って、この排出管11に接
続されている側部排出管15,16の一方の側部排出管
15から外部に排出させるときは、他方の側部排出管1
6側の開閉弁18を閉じると共に、後部排出管19の上
手側にある開閉弁20をそれぞれ閉じて、上記一方の側
部排出管15側の開閉弁17を開くことにより、いずれ
かのタンク室4a,4b,4cの液体を、排出用主管7
から排出管11の送液ポンプ14を経由し、上記一方の
側部排出管15を通じてタンクローリーの一側部側に強
制排出させることができる。上記他方の側部排出管16
によってタンクローリーの他側部側に強制排出させると
きは、上記一方の側部排出管15側の開閉弁17を閉
じ、当該他方の側部排出管16の開閉弁18を開けばよ
い。
19からタンクローリーの後部側に強制排出させる場合
は、前記両側部排出管15,16の開閉弁17,18を
閉じると共に、後部排出管19の上手側にある開閉弁2
0を開き、当該後部排出管19の排出端部側の開閉弁2
1を開くことによって、いずれかのタンク室4a,4
b,4cの液体を、この後部排出管19を通じてタンク
ローリーの後部側に強制排出させることができる。ま
た、排出用主管7及び側部排出管9内の残液を送液ポン
プ14で強制的に排出させる場合には、送液ポンプ14
の送液方向を切換弁13で通常の方向と逆に切り換えれ
ばよい。
前記側部排出管15または16を通じてタンクローリー
の側部側に排出させたり、後部排出管19を通じてタン
クローリーの後部側に排出させる場合に、上記のような
送液ポンプ14による強制排出によらず、送液ポンプ1
4を停止して自然排出させることも可能である。
4cの液体を、排出用主管7から側部排出管9,15,
16及び後部排出管19を通じてタンクローリーの側部
及び後部に自然排出または強制排出させることができる
わけであるが、タンク1の内部底面2がタンク長手方向
両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中
央部にかけて下向き傾斜状に形成されていると共に、3
つに仕切られた各タンク室4a,4b,4cの最も低位
置に底弁6a,6b,6cが設けられて、これらの底弁
6a,6b,6cが排出用主管7に連通連結されている
ため、タンク1内の液体を全部排出してしまうときに、
各タンク室4a,4b,4cの液体を完全に排出用主管
7に落とし込むことができ、従って比較的高粘度の液体
であっても各タンク室4a,4b,4cに残液の発生す
ることがない。
タンク1下方の上記排水用配管部を洗浄する際には、各
タンク室4a,4b,4cの底弁6a,6b,6cを閉
じ、排出管9,11,15,16,19に設けてある開
閉弁10,12,17,18,20,21を開き、そし
て排出用主管7に接続されている側部排出管9の排出端
部から例えばスチームを加圧供給することにより、この
加圧スチームは側部排出管9から排出用主管7及び排出
管11に導入され、この排出管11に導入されたスチー
ムは、側部排出管15,16を通り、更に後部排出管1
9を通って、各排出管15,16,19の排出端部から
外へ排出され、それによってこれら配管の内部を完璧に
洗浄することができる。このスチームの供給箇所は、排
出管9,15,16,19のいずれの排出端部でもよ
い。また、スチームに代えて、水を加圧供給するように
してもよい。また水によって洗浄する場合、送液ポンプ
14を作動させてもよい。
記のようにタンク1の内部底面2がタンク長手方向両端
部から中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中央部
にかけて下向き傾斜状に形成されていると共に、各タン
ク室4a,4b,4cの最も低位置に底弁6a,6b,
6cが設けられて、これらの底弁6a,6b,6cが排
出用主管7に連通連結され、この排出用主管7にタンク
ローリーの一側部に延びる側部排出管9を接続し、この
側部排出管9からから分岐した排出管11に、送液ポン
プ14の下手側からタンクローリーの両側面部に延びる
一対の側部排出管15,16を接続し、両側部排出管1
5,16の一方の側部排出管15からタンクローリーの
後部に延びる後部排出管19を分岐させているから、排
出用配管をタンク1底部の中央部に集中させることがで
きて、排出管の総延長長さを極力短くすることができ、
それにより排出管内部の残液を極力抑えることができる
と共に、残液の排出を容易にすることができる。
ンクの構造に適合させて、図1及び図2に示すように、
排出用主管7に連通連結されてタンクローリーの一側面
部に延びる側部排出管9から分岐した排出管11に、送
液ポンプ14の下手側からタンクローリーの両側面部に
延びる一対の側部排出管15,16を接続し、両側部排
出管15,16のいずれか一方からタンクローリーの後
部に延びる後部排出管19を分岐させた配管構成をとっ
ているが、本発明のタンクに適合した配管は、この構成
に限るものではない。
ーリーの一側面部に延びる側部排出管9からタンクロー
リーの後部に延びる排出管(図2の排出管11に相当)
を分岐させて、この分岐排出管に送液ポンプ14を設け
ると共に、この分岐排出管の分岐端部側に開閉弁(図2
の開閉弁12に相当)を、また排出端部側に開閉弁(図
2の開閉弁21に相当)を設けるようにしてもよい。こ
の場合は、配管がきわめて簡単で、排出管の総延長長さ
を最短にすることができながら、最低限必要とされるタ
ンクローリーの側部1箇所と後部1箇所との2箇所で液
体の排出を行うことができる。
る側部排出管9から分岐した排出管11に、送液ポンプ
14の下手側からタンクローリーの他側面部に延びる他
の側部排出管(図2の側部排出管15に相当)を接続し
てその排出端部側に開閉弁(図2の開閉弁17に相当)
を設け、当該他の側部排出管からタンクローリーの後部
に延びる後部排出管(図2の後部排出管19に相当)を
分岐させ、この後部排出管の分岐端部側に開閉弁(図2
の開閉弁20に相当)を、また排出端部側に開閉弁(図
2の開閉弁21に相当)を設けるようにしてもよい。こ
の場合には、配管の簡単で、排出管の総延長長さを十分
短くできると共に、タンクローリーの側部2箇所と後部
1箇所との3箇所で液体の排出を行うことができる。
よれば、タンクの内部底面をタンク長手方向両端部から
中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中央部にかけ
て下向き傾斜状に形成し、タンク内部にはその長手方向
前部寄りには後方に膨らみのある仕切板を、後部寄りに
は前方に膨らみのある仕切板を設け、これら仕切板によ
って前部、中央部、後部の3個のタンク室を形成し、各
タンク室の底部の最も低位置に底弁を設けると共に、各
タンク室の底弁を、タンク底部の中央部側でタンク長手
方向に延びる排出用主管に連通連結しているから、タン
ク内の液体を全部排出してしまうときに、各タンク室の
液体を完全に排出用主管に落とし込むことができ、従っ
て比較的高粘度の液体でも各タンク室に残液の発生する
ことがない。
れば、請求項1のタンクローリーの各タンクの室の底弁
はの正逆回転で開閉され、更にこの操作軸は仕切板の膨
らみ部とスペース的に干渉しないため、タンク上部のハ
ンドルに無理なくそのまま接続可能となる。このため、
タンク室底部しかも中央に在る底弁は、ハンドル操作で
開閉可能になる。
の形態のごとく排出用主管にタンクローリーの一側面部
に延びる排出管を接続してその排出端部側に開閉弁を設
け、この側面排出管からタンクローリーの後部に延びる
排出管を分岐させて、この分岐排出管に送液ポンプを設
けると共に、この分岐排出管の分岐端部側と排出端部側
とに開閉弁を設けると、液体を排出する際には、前記分
岐排出管における送液ポンプの上手側にある開閉弁を閉
じておいて、タンク室のいずれかの底弁を開き、前記側
部排出管の開閉弁を開けば、いずれかのタンク室の液体
を、送液ポンプを使用することなく、前記排出用主管か
ら側部排出管を通じてタンクローリーの一側部側に自然
排出させることができ、また前記側部排出管の開閉弁を
閉じ、前記分岐排出管の排出端部側開閉弁を開けば、タ
ンク室内の液体をタンクローリーの後部側に自然排出さ
せることができる。また、送液ポンプによる強制排出を
行う場合には、前記側部排出管の開閉弁を閉じ、この側
部排出管から分岐している分岐の開閉弁を開き、この排
出管にある送液ポンプを作動させることによって、タン
ク室の液体をタンクローリーの後部側に強制排出するこ
とができる。特に、この構成によれば、排水用配管がタ
ンク底部の中央部に集中し、配管がきわめて簡単である
から、排出管の総延長長さを最短にすることができなが
ら、最低限必要とされるタンクローリーの側部1箇所と
後部1箇所との2箇所で液体の排出を行うことができ
る。このため、本発明の効果は、一層増大する。
る際には、各タンク室の底弁を閉じて、前記各排出管に
設けてある開閉弁を開き、例えば排出用主管に接続され
ている側部排出管の排出端部からスチーム等を供給する
ことによって、これらの排水用配管の内部を殆ど完璧に
洗浄できると共に、洗浄作業を簡単且つ容易に行うこと
ができる。
リーの一側面部に延びる側部排出管から分岐した排出管
に、送液ポンプの下手側からタンクローリーの他側面部
に延びる他の側部排出管を接続してその排出端部側に開
閉弁を設け、当該他の側部排出管からタンクローリーの
後部に延びる後部排出管を分岐させ、この後部排出管の
分岐端部側と排出端部側とに開閉弁を設けた場合には、
タンクローリーの側部2箇所と後部1箇所との3箇所で
液体の排出作業が行えるから、作業性が良くなる。
リーの一側面部に延びる側部排出管から分岐した排出管
に、送液ポンプの下手側からタンクローリーの両側面部
に延びる一対の側部排出管を接続し、両側部排出管のい
ずれか一方からタンクローリーの後部に延びる後部排出
管を分岐させ、この後部排出管の分岐端部側と排出端部
側とに開閉弁を設けた場合には、タンクローリーの側部
3箇所と後部1箇所との4箇所で液体の排出作業が行え
ると共に、タンクローリーの両側2箇所において送液ポ
ンプによる液体の強制排出が可能となり、作業性が一層
良くなる。また、この場合、排出用主管に接続されてタ
ンクローリーの一側面部に延びる側部排出管を洗浄口と
することができる。これらの構成により、本発明の効果
は益々増大する。
る。
図、(B)はタンクの横断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 液体を充填するタンクの内部底面をタン
ク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両
側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成し、タンク
内部にはその長手方向前部寄りには後方に膨らみのある
仕切板を、後部寄りには前方に膨らみのある仕切板を設
け、これら仕切板によって前部、中央部、後部の3個タ
ンク室を形成し、各タンク室の底部の最も低位置に底弁
を設けると共に、各タンク室の底弁を、タンク底部の中
央部側で排出用主管に連通連結してなるタンクローリ
ー。 - 【請求項2】 前記底弁は、タンクを上下方向に貫通す
る操作軸を、タンクの上部に設けたハンドル操作により
正逆回転させることにより開閉することができるもので
あることを特徴とする請求項1に記載のタンクローリ
ー。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106828274A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-06-13 | 中国重汽集团柳州运力专用汽车有限公司 | 带溢水装置的水罐车水箱 |
CN109515295A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-03-26 | 荆门宏图特种飞行器制造有限公司 | 液罐车 |
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2003
- 2003-04-07 JP JP2003103026A patent/JP3924547B2/ja not_active Expired - Lifetime
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