JP2003341479A - 電子式車両盗難防止装置 - Google Patents
電子式車両盗難防止装置Info
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安価で信頼性の高い電子式車両盗難防止装置を
提供する。 【解決手段】電子式ステアリングロック装置は、ステア
リングシャフト21に係脱するロックピン12と、ロッ
クピン12を作動させるモータ43と、モータ43の駆
動を制御する制御手段とを備えている。ロックピン12
は、第2スプリング30によりアンロック方向に常時付
勢されている。モータ43及び制御手段は、ロックピン
12をロックさせる時以外は、非通電状態が維持され
る。
提供する。 【解決手段】電子式ステアリングロック装置は、ステア
リングシャフト21に係脱するロックピン12と、ロッ
クピン12を作動させるモータ43と、モータ43の駆
動を制御する制御手段とを備えている。ロックピン12
は、第2スプリング30によりアンロック方向に常時付
勢されている。モータ43及び制御手段は、ロックピン
12をロックさせる時以外は、非通電状態が維持され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電子式
車両盗難防止装置に関するものである。
車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の盗難を防止するため
に、機械式のステアリングロック装置が広く用いられて
いる。
に、機械式のステアリングロック装置が広く用いられて
いる。
【0003】ステアリングロック装置は、キーシリンダ
とロックピンとを備えている。キーシリンダにメカキー
を挿入して回転操作することにより、ロックピンが作動
するようになっている。ロックピンはステアリングシャ
フトに係脱可能になっている。このロックピンがステア
リングシャフトに係合した場合、ステアリングシャフト
及びステアリングホイールは回転不能となる。
とロックピンとを備えている。キーシリンダにメカキー
を挿入して回転操作することにより、ロックピンが作動
するようになっている。ロックピンはステアリングシャ
フトに係脱可能になっている。このロックピンがステア
リングシャフトに係合した場合、ステアリングシャフト
及びステアリングホイールは回転不能となる。
【0004】ところが、近年では、これまで使用されて
きたメカキーの代わりに電子キーが用いられるようにな
ってきた。そのため、将来的には、キーシリンダを電気
的に作動するモータ等のアクチュエータに置き換えた電
子式のステアリングロック装置が普及していくことが予
想されている。
きたメカキーの代わりに電子キーが用いられるようにな
ってきた。そのため、将来的には、キーシリンダを電気
的に作動するモータ等のアクチュエータに置き換えた電
子式のステアリングロック装置が普及していくことが予
想されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
式ステアリングロック装置では、モータを駆動させてロ
ックピンをステアリングシャフトに係合させたり、ステ
アリングシャフトとの係合を解除させたりしていた。即
ち、従来技術では、モータを正転及び逆転させる必要が
あったため、制御装置におけるドライバ回路が複雑にな
っていた。従って、制御装置全体としては製造コストが
高くなるという問題があった。
式ステアリングロック装置では、モータを駆動させてロ
ックピンをステアリングシャフトに係合させたり、ステ
アリングシャフトとの係合を解除させたりしていた。即
ち、従来技術では、モータを正転及び逆転させる必要が
あったため、制御装置におけるドライバ回路が複雑にな
っていた。従って、制御装置全体としては製造コストが
高くなるという問題があった。
【0006】また、電子式のステアリングロック装置で
は、電気的なノイズが制御装置内に発生する可能性があ
るため、制御装置が誤ってモータを駆動させてしまい、
必要のないときにロックピンがステアリングシャフトに
係合する等の可能性があった。
は、電気的なノイズが制御装置内に発生する可能性があ
るため、制御装置が誤ってモータを駆動させてしまい、
必要のないときにロックピンがステアリングシャフトに
係合する等の可能性があった。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、安価で信頼性の高い電子式車両盗
難防止装置を提供することにある。
であり、その目的は、安価で信頼性の高い電子式車両盗
難防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、車両の駆動系機構及び
操舵系機構のうち少なくとも一方を構成する可動部材に
係脱するロック手段と、前記ロック手段を駆動するモー
タと、前記モータの駆動を制御する制御手段とを備える
電子式車両盗難防止装置において、前記ロック手段と前
記可動部材との係合を解除させる方向に前記ロック手段
を常時付勢する弾性手段を設けるとともに、ロック時以
外のときには前記モータ及び前記制御手段のうちの少な
くとも一方を非通電状態に保持するようにしたことをそ
の要旨とする。
に、請求項1に記載の発明では、車両の駆動系機構及び
操舵系機構のうち少なくとも一方を構成する可動部材に
係脱するロック手段と、前記ロック手段を駆動するモー
タと、前記モータの駆動を制御する制御手段とを備える
電子式車両盗難防止装置において、前記ロック手段と前
記可動部材との係合を解除させる方向に前記ロック手段
を常時付勢する弾性手段を設けるとともに、ロック時以
外のときには前記モータ及び前記制御手段のうちの少な
くとも一方を非通電状態に保持するようにしたことをそ
の要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、通電時に本体
内に係止体を吸引し非通電時に前記本体から前記係止体
を突出させる電気アクチュエータを、前記係止体が前記
ロック手段側に向くように配置するとともに、ロック位
置にある前記ロック手段において前記係止体に対応する
箇所に第1係止孔を設け、ロック完了時には前記電気ア
クチュエータを非通電状態に維持して前記第1係止孔に
前記係止体を係止させるようにしたことをその要旨とす
る。
内に係止体を吸引し非通電時に前記本体から前記係止体
を突出させる電気アクチュエータを、前記係止体が前記
ロック手段側に向くように配置するとともに、ロック位
置にある前記ロック手段において前記係止体に対応する
箇所に第1係止孔を設け、ロック完了時には前記電気ア
クチュエータを非通電状態に維持して前記第1係止孔に
前記係止体を係止させるようにしたことをその要旨とす
る。
【0010】請求項3に記載の発明では、アンロック位
置にある前記ロック手段において前記係止体に対応する
箇所に第2係止孔を設け、アンロック完了時には前記電
気アクチュエータを非通電状態に維持して前記第2係止
孔に前記係止体を係止させるようにしたことをその要旨
とする。
置にある前記ロック手段において前記係止体に対応する
箇所に第2係止孔を設け、アンロック完了時には前記電
気アクチュエータを非通電状態に維持して前記第2係止
孔に前記係止体を係止させるようにしたことをその要旨
とする。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、ロック手段と可動
部材との係合は、常時作用している弾性手段の付勢力に
より解除される。このため、モータは、ロック手段と可
動部材との係合を行うべく一方向にのみ回転すれば良
い。よって、必要とされる制御が単純になるため、モー
タ駆動用のドライバ回路は複雑化しない。従って、制御
手段全体としての作製コストを低減することができる。
また、ロック時以外の時には、モータ及び制御手段のう
ちの少なくとも一方が非通電状態に保持される。さら
に、ロック手段は弾性手段により常時アンロック方向に
付勢されている。よって、ロックする必要のない時に、
ロック手段が可動部材に誤って係合されることは確実に
防止される。従って、電子式車両盗難防止装置の信頼性
を高くすることができる。
る。請求項1に記載の発明によると、ロック手段と可動
部材との係合は、常時作用している弾性手段の付勢力に
より解除される。このため、モータは、ロック手段と可
動部材との係合を行うべく一方向にのみ回転すれば良
い。よって、必要とされる制御が単純になるため、モー
タ駆動用のドライバ回路は複雑化しない。従って、制御
手段全体としての作製コストを低減することができる。
また、ロック時以外の時には、モータ及び制御手段のう
ちの少なくとも一方が非通電状態に保持される。さら
に、ロック手段は弾性手段により常時アンロック方向に
付勢されている。よって、ロックする必要のない時に、
ロック手段が可動部材に誤って係合されることは確実に
防止される。従って、電子式車両盗難防止装置の信頼性
を高くすることができる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、ロック完
了時において、電気アクチュエータは、その本体から突
出した係止体がロック手段に設けられた第1係止孔に係
止されるとともに非通電状態が維持される。この場合、
ロック手段は、電気アクチュエータの係止体により機械
的にロック位置に固定される。このため、ロック手段
は、弾性手段によりアンロック方向に常時付勢されてい
るにもかかわらず、ロック位置に確実に固定される。ま
た、電気アクチュエータは、ロック手段をロック位置に
固定しているときには非通電状態に維持される。よっ
て、電子式車両盗難防止装置の消費電力を低減すること
ができる。
了時において、電気アクチュエータは、その本体から突
出した係止体がロック手段に設けられた第1係止孔に係
止されるとともに非通電状態が維持される。この場合、
ロック手段は、電気アクチュエータの係止体により機械
的にロック位置に固定される。このため、ロック手段
は、弾性手段によりアンロック方向に常時付勢されてい
るにもかかわらず、ロック位置に確実に固定される。ま
た、電気アクチュエータは、ロック手段をロック位置に
固定しているときには非通電状態に維持される。よっ
て、電子式車両盗難防止装置の消費電力を低減すること
ができる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、アンロッ
ク完了時において、電気アクチュエータは、その本体か
ら突出した係止体がロック手段に設けられた第2係止孔
に係止されるとともに非通電状態に維持される。この場
合、制御手段は、非通電状態に維持されるとともに、ロ
ック手段は弾性手段によりアンロックされる。さらに、
ロック手段は、係止体により機械的にアンロック位置に
固定される。よって、電気的及び機械的なアンロック手
段の相乗効果のため、ロック手段はアンロック位置によ
り確実に固定される。また、アンロック完了時には、制
御手段及び電気アクチュエータはともに非通電状態が維
持されるため、電子式車両盗難防止装置の消費電力をよ
り一層低減することができる。
ク完了時において、電気アクチュエータは、その本体か
ら突出した係止体がロック手段に設けられた第2係止孔
に係止されるとともに非通電状態に維持される。この場
合、制御手段は、非通電状態に維持されるとともに、ロ
ック手段は弾性手段によりアンロックされる。さらに、
ロック手段は、係止体により機械的にアンロック位置に
固定される。よって、電気的及び機械的なアンロック手
段の相乗効果のため、ロック手段はアンロック位置によ
り確実に固定される。また、アンロック完了時には、制
御手段及び電気アクチュエータはともに非通電状態が維
持されるため、電子式車両盗難防止装置の消費電力をよ
り一層低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した電子式
車両盗難防止装置を具体化した電子式ステアリングロッ
ク装置1の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
車両盗難防止装置を具体化した電子式ステアリングロッ
ク装置1の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0015】図1〜図3に示すように、本実施形態の電
子式ステアリングロック装置1は、操舵系機構を構成す
る車両のステアリングポストに取付けられる。電子式ス
テアリングロック装置1を構成するケース本体10は略
箱状をなしている。ケース本体10は、カバー19をロ
ックボディ13に取付けることにより構成されている。
子式ステアリングロック装置1は、操舵系機構を構成す
る車両のステアリングポストに取付けられる。電子式ス
テアリングロック装置1を構成するケース本体10は略
箱状をなしている。ケース本体10は、カバー19をロ
ックボディ13に取付けることにより構成されている。
【0016】図2及び図3に示すように、カバー19の
内側面には、合成樹脂製の収容ケース17が設置されて
いる。収容ケース17は、第1のケース17aと第2の
ケース17bとを組み合せることによって構成されてい
る。収容ケース17にはプリント基板20が収容されて
いる。プリント基板20は、第2のケース17bにネジ
71を螺着させることによって固定されている。プリン
ト基板20には、IC、コンデンサ等の電気部品20a
が複数箇所に実装されている。また、プリント基板20
には、電線18が電気的に接続されるようになってい
る。この電線18は、ケース本体10の外部に延出され
るようになっている。
内側面には、合成樹脂製の収容ケース17が設置されて
いる。収容ケース17は、第1のケース17aと第2の
ケース17bとを組み合せることによって構成されてい
る。収容ケース17にはプリント基板20が収容されて
いる。プリント基板20は、第2のケース17bにネジ
71を螺着させることによって固定されている。プリン
ト基板20には、IC、コンデンサ等の電気部品20a
が複数箇所に実装されている。また、プリント基板20
には、電線18が電気的に接続されるようになってい
る。この電線18は、ケース本体10の外部に延出され
るようになっている。
【0017】図1に示すように、ロックボディ13に
は、略円弧状をなす取付部13bが図1に示す左側方向
に延出形成されている。取付部13bは、図示しないボ
ルトによって図示しないコラムチューブに取付けられる
ようになっている。コラムチューブ内には、ステアリン
グシャフト21が挿通されるようになっている。ステア
リングシャフト21の外周面には、凹部22が設けられ
ている。図3に示すように、ロックボディ13には、断
面略矩形状をなすガイド孔13aが設けられている。ガ
イド孔13aは前記取付部13bと対応するように配設
されている。ガイド孔13aは、ケース本体10が前記
コラムチューブに取付けられた際に、コラムチューブの
内部と連通するようになっている。
は、略円弧状をなす取付部13bが図1に示す左側方向
に延出形成されている。取付部13bは、図示しないボ
ルトによって図示しないコラムチューブに取付けられる
ようになっている。コラムチューブ内には、ステアリン
グシャフト21が挿通されるようになっている。ステア
リングシャフト21の外周面には、凹部22が設けられ
ている。図3に示すように、ロックボディ13には、断
面略矩形状をなすガイド孔13aが設けられている。ガ
イド孔13aは前記取付部13bと対応するように配設
されている。ガイド孔13aは、ケース本体10が前記
コラムチューブに取付けられた際に、コラムチューブの
内部と連通するようになっている。
【0018】また、ロックボディ13には、係止体とし
ての係止ピン94を備えた電気アクチュエータとしての
ソレノイド91が配置されている。ソレノイド91は、
係止ピン94がロック手段としてのロックピン12の側
面に対向するように配置されている。ソレノイド91
は、係止ピン94をロックピン12の側面側に付勢して
いる第1スプリング95を備えている。ソレノイド91
は、通電時に本体内に係止ピン94を吸引し、非通電時
に本体内から係止ピン94を突出させる。係止ピン94
は、第1スプリング95の付勢力により、ソレノイド9
1の本体から突出するようになっている。
ての係止ピン94を備えた電気アクチュエータとしての
ソレノイド91が配置されている。ソレノイド91は、
係止ピン94がロック手段としてのロックピン12の側
面に対向するように配置されている。ソレノイド91
は、係止ピン94をロックピン12の側面側に付勢して
いる第1スプリング95を備えている。ソレノイド91
は、通電時に本体内に係止ピン94を吸引し、非通電時
に本体内から係止ピン94を突出させる。係止ピン94
は、第1スプリング95の付勢力により、ソレノイド9
1の本体から突出するようになっている。
【0019】図3に示すように、ガイド孔13a内に
は、ロック手段としてのロックピン12がガイド孔13
aに沿って移動可能に配設されている。ロックピン12
の基端部には、被押圧部12a及び引込用ストッパ7が
設けられている。ロックピン12の先端部は、ロックボ
ディ13の外側面から出没可能になっている。ロックピ
ン12は、略四角柱状かつ断面略矩形状に形成されてい
る。ロックピン12の断面積は、ガイド孔13aの断面
積よりも幾分小さくなっている。よって、ロックピン1
2の先端部は、前記凹部22に対して速やかに係脱する
ようになっている。
は、ロック手段としてのロックピン12がガイド孔13
aに沿って移動可能に配設されている。ロックピン12
の基端部には、被押圧部12a及び引込用ストッパ7が
設けられている。ロックピン12の先端部は、ロックボ
ディ13の外側面から出没可能になっている。ロックピ
ン12は、略四角柱状かつ断面略矩形状に形成されてい
る。ロックピン12の断面積は、ガイド孔13aの断面
積よりも幾分小さくなっている。よって、ロックピン1
2の先端部は、前記凹部22に対して速やかに係脱する
ようになっている。
【0020】ロックピン12は、その側面側にソレノイ
ド91の係止ピン94を係止する係止孔を2個有してい
る。ロック位置にあるロックピン12において、係止ピ
ン94に対応する箇所には第1係止孔12cが形成され
ている。第1係止孔12cは、ロックピン12の引込用
ストッパ7側に形成されている。一方、アンロック位置
にあるロックピン12において、係止ピン94に対応す
る箇所には第2係止孔12bが形成されている。第2係
止孔12bは、ロックピン12の先端部側に形成されて
いる。第1係止孔12c及び第2係止孔12bは、係止
ピン94の径よりも幾分大きく形成されている。よっ
て、係止ピン94の先端部は、第1係止孔12c及び第
2係止孔12bに対して速やかに係脱するようになって
いる。
ド91の係止ピン94を係止する係止孔を2個有してい
る。ロック位置にあるロックピン12において、係止ピ
ン94に対応する箇所には第1係止孔12cが形成され
ている。第1係止孔12cは、ロックピン12の引込用
ストッパ7側に形成されている。一方、アンロック位置
にあるロックピン12において、係止ピン94に対応す
る箇所には第2係止孔12bが形成されている。第2係
止孔12bは、ロックピン12の先端部側に形成されて
いる。第1係止孔12c及び第2係止孔12bは、係止
ピン94の径よりも幾分大きく形成されている。よっ
て、係止ピン94の先端部は、第1係止孔12c及び第
2係止孔12bに対して速やかに係脱するようになって
いる。
【0021】図3に示すように、ロックピン12に設け
られた引込用ストッパ7には、当接部7aがソレノイド
91側に延びるように形成されている。該当接部7aの
下壁とロックボディ13の上壁13cとの間には、第2
スプリング30が1個配置されている。第2スプリング
30は、その両端部方向より押圧された状態で当接部7
aの下壁及びロックボディ13の上壁13cに固定され
ている。当接部7aを備えるロックピン12は、ロック
ボディ13のガイド孔13aに沿って移動可能に配設さ
れている。このため、モータ43が駆動していない時
に、ロックピン12は、第2スプリング30によりアン
ロック方向(図3の矢印F3方向)に付勢される。
られた引込用ストッパ7には、当接部7aがソレノイド
91側に延びるように形成されている。該当接部7aの
下壁とロックボディ13の上壁13cとの間には、第2
スプリング30が1個配置されている。第2スプリング
30は、その両端部方向より押圧された状態で当接部7
aの下壁及びロックボディ13の上壁13cに固定され
ている。当接部7aを備えるロックピン12は、ロック
ボディ13のガイド孔13aに沿って移動可能に配設さ
れている。このため、モータ43が駆動していない時
に、ロックピン12は、第2スプリング30によりアン
ロック方向(図3の矢印F3方向)に付勢される。
【0022】図2に示すように、ケース本体10内に
は、ロックピン12を作動させるモータ43が収容され
ている。モータ43の第1回転軸45には、第1平歯車
48が取付けられている。第1平歯車48は、第1回転
軸45の回転に連動するようになっている。第1平歯車
48は、第2平歯車50と噛合うことによって、第2平
歯車50を回転させるようになっている。よって、第2
平歯車50は、第2回転軸44を中心として第1平歯車
48とは反対方向に回転する。第2平歯車50の径は、
第1平歯車48の径よりも大きくなっている。図3に示
すように、第2回転軸44には略扇状のカム41が固定
されている。カム41は、第2回転軸44を中心として
第2平歯車50と同じ方向に回転するようになってい
る。
は、ロックピン12を作動させるモータ43が収容され
ている。モータ43の第1回転軸45には、第1平歯車
48が取付けられている。第1平歯車48は、第1回転
軸45の回転に連動するようになっている。第1平歯車
48は、第2平歯車50と噛合うことによって、第2平
歯車50を回転させるようになっている。よって、第2
平歯車50は、第2回転軸44を中心として第1平歯車
48とは反対方向に回転する。第2平歯車50の径は、
第1平歯車48の径よりも大きくなっている。図3に示
すように、第2回転軸44には略扇状のカム41が固定
されている。カム41は、第2回転軸44を中心として
第2平歯車50と同じ方向に回転するようになってい
る。
【0023】ロックピン12をステアリングシャフト2
1に係合させる場合の動作を説明する。図2に示す第1
平歯車48は、モータ43の第1回転軸45を中心とし
て時計周り方向に回転する。第2平歯車50は第1平歯
車48と噛合うようにして回転するため、第1平歯車4
8とは反対方向に回転する。このため、第2平歯車50
は第2回転軸44を中心として反時計周り方向に回転す
る。よって、図3に示すカム41は、第2回転軸44を
中心として反時計周り方向(図3の矢印F2方向)に回
転する。この場合、カム41は、ロックピン12の被押
圧部12aを押圧して、ロックピン12をロック方向
(図3の矢印F4方向)に作動させる。従って、ロック
ピン12の先端部は、ステアリングシャフト21の凹部
22に係合される。すると、ソレノイド91が作動し
て、ロックピン12の第1係止孔12cにソレノイド9
1の係止ピン94が係止される。
1に係合させる場合の動作を説明する。図2に示す第1
平歯車48は、モータ43の第1回転軸45を中心とし
て時計周り方向に回転する。第2平歯車50は第1平歯
車48と噛合うようにして回転するため、第1平歯車4
8とは反対方向に回転する。このため、第2平歯車50
は第2回転軸44を中心として反時計周り方向に回転す
る。よって、図3に示すカム41は、第2回転軸44を
中心として反時計周り方向(図3の矢印F2方向)に回
転する。この場合、カム41は、ロックピン12の被押
圧部12aを押圧して、ロックピン12をロック方向
(図3の矢印F4方向)に作動させる。従って、ロック
ピン12の先端部は、ステアリングシャフト21の凹部
22に係合される。すると、ソレノイド91が作動し
て、ロックピン12の第1係止孔12cにソレノイド9
1の係止ピン94が係止される。
【0024】ロックピン12とステアリングシャフト2
1との係合を解除させる場合の動作を説明する。図3に
示すように、第2スプリング30は、ロックピン12を
常時アンロック方向に付勢している。ロックピン12の
第1係止孔12cとソレノイド91の係止ピン94との
係合が解除されると、ロックピン12の被押圧部12a
がカム41を押圧して、ロックピン12はアンロック方
向に作動する。この場合、カム41の回転する範囲は、
同カム41がゴムストッパ6に接触することによって規
制される。よって、ロックピン12は、ステアリングシ
ャフト21の凹部22との係合が解除された後に、アン
ロック位置まで作動する。ロックピン12が完全にアン
ロックされると、ソレノイド91が作動して、ロックピ
ン12の第2係止孔12bにソレノイド91の係止ピン
94が係止される。
1との係合を解除させる場合の動作を説明する。図3に
示すように、第2スプリング30は、ロックピン12を
常時アンロック方向に付勢している。ロックピン12の
第1係止孔12cとソレノイド91の係止ピン94との
係合が解除されると、ロックピン12の被押圧部12a
がカム41を押圧して、ロックピン12はアンロック方
向に作動する。この場合、カム41の回転する範囲は、
同カム41がゴムストッパ6に接触することによって規
制される。よって、ロックピン12は、ステアリングシ
ャフト21の凹部22との係合が解除された後に、アン
ロック位置まで作動する。ロックピン12が完全にアン
ロックされると、ソレノイド91が作動して、ロックピ
ン12の第2係止孔12bにソレノイド91の係止ピン
94が係止される。
【0025】図4に示すように、カム41を回転させる
モータ43は、制御手段としてのマイコン32によって
駆動制御される。この場合、マイコン32には、照合E
CU37が接続されている。照合ECU37は、車両の
所有者(運転者)によって所持されている携帯機(図示
略)と相互通信を行い、携帯機に設定されたIDコード
と自身に設定されたIDコードとの照合を行う。そし
て、それらIDコードが一致したことを条件として、エ
ンジンを始動可能な状態にする。即ち、照合ECU37
は、前記IDコード同士が一致しないときにはエンジン
を始動不能な状態にする。
モータ43は、制御手段としてのマイコン32によって
駆動制御される。この場合、マイコン32には、照合E
CU37が接続されている。照合ECU37は、車両の
所有者(運転者)によって所持されている携帯機(図示
略)と相互通信を行い、携帯機に設定されたIDコード
と自身に設定されたIDコードとの照合を行う。そし
て、それらIDコードが一致したことを条件として、エ
ンジンを始動可能な状態にする。即ち、照合ECU37
は、前記IDコード同士が一致しないときにはエンジン
を始動不能な状態にする。
【0026】また、照合ECU37は、前記IDコード
同士が一致するか否か等を条件として、マイコン32に
対して暗号化した所定の駆動要求信号を出力する。詳し
くは、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致し
たときにマイコン32に対してロック解除コードを含む
駆動要求信号を出力する。一方、照合ECU37は、前
記IDコードが一致しなくなったときに、マイコン32
に対してロックコードを含む駆動要求信号を出力する。
同士が一致するか否か等を条件として、マイコン32に
対して暗号化した所定の駆動要求信号を出力する。詳し
くは、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致し
たときにマイコン32に対してロック解除コードを含む
駆動要求信号を出力する。一方、照合ECU37は、前
記IDコードが一致しなくなったときに、マイコン32
に対してロックコードを含む駆動要求信号を出力する。
【0027】バッテリ65には、マイコン32、セルモ
ータ69、ソレノイド91がそれぞれ電気的に接続され
ている。セルモータ69は、バッテリ65から供給され
る電源によって作動することにより、エンジンを始動さ
せるようになっている。セルモータ69は、FET(電
界効果トランジスタ)100のドレイン端子に接続され
ている。FET100のゲート端子はマイコン32に接
続され、FET100のソース端子は接地されている。
ータ69、ソレノイド91がそれぞれ電気的に接続され
ている。セルモータ69は、バッテリ65から供給され
る電源によって作動することにより、エンジンを始動さ
せるようになっている。セルモータ69は、FET(電
界効果トランジスタ)100のドレイン端子に接続され
ている。FET100のゲート端子はマイコン32に接
続され、FET100のソース端子は接地されている。
【0028】また、バッテリ65は第2の接点72aに
電気的に接続されている。第2の接点72bは、エンジ
ンを稼動させるための図示しない電子燃料噴射装置やそ
の他の電気部品に接続されている。即ち、第2の接点7
2a,72b及び電子燃料噴射装置やその他の電気部品
に電流が流れる経路がイグニッション電源経路82とな
る。つまり、イグニッション電源経路82には、車両の
電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品を作動させる
ための電流が第2の接点72a,72bを介して流れる
ようになっている。
電気的に接続されている。第2の接点72bは、エンジ
ンを稼動させるための図示しない電子燃料噴射装置やそ
の他の電気部品に接続されている。即ち、第2の接点7
2a,72b及び電子燃料噴射装置やその他の電気部品
に電流が流れる経路がイグニッション電源経路82とな
る。つまり、イグニッション電源経路82には、車両の
電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品を作動させる
ための電流が第2の接点72a,72bを介して流れる
ようになっている。
【0029】また、バッテリ65は第1の接点71aに
電気的に接続されている。第1の接点71bは前記モー
タ43に電気的に接続されている。モータ43は、FE
T62のドレイン端子に電気的に接続されている。FE
T62のゲート端子はマイコン32に接続され、FET
62のソース端子は接地されている。即ち、第1の接点
71a,71b、モータ43及びFET62に電流が流
れる経路がロック手段給電経路81となる。FET62
は、マイコン32から駆動信号が出力されるとON状態
になる。このとき、モータ43は、第1回転軸45が時
計周り方向に回転するように制御される。すると、第2
回転軸44及びカム41は、反時計周り方向(図3の矢
印F2方向)に回転する。つまり、ロック手段給電経路
81には、ロックピン12をステアリングシャフト21
に係合させる方向にモータ43を駆動させる電流が第1
の接点71a,71bを介して流れるようになってい
る。
電気的に接続されている。第1の接点71bは前記モー
タ43に電気的に接続されている。モータ43は、FE
T62のドレイン端子に電気的に接続されている。FE
T62のゲート端子はマイコン32に接続され、FET
62のソース端子は接地されている。即ち、第1の接点
71a,71b、モータ43及びFET62に電流が流
れる経路がロック手段給電経路81となる。FET62
は、マイコン32から駆動信号が出力されるとON状態
になる。このとき、モータ43は、第1回転軸45が時
計周り方向に回転するように制御される。すると、第2
回転軸44及びカム41は、反時計周り方向(図3の矢
印F2方向)に回転する。つまり、ロック手段給電経路
81には、ロックピン12をステアリングシャフト21
に係合させる方向にモータ43を駆動させる電流が第1
の接点71a,71bを介して流れるようになってい
る。
【0030】また、ソレノイド91には、バッテリ65
及びFET110が電気的に接続されている。ソレノイ
ド91は、FET110のドレイン端子に接続されてい
る。ソレノイド91は、非通電状態でその本体内より係
止ピン94が突出している。FET110のゲート端子
はマイコン32に接続され、FET110のソース端子
は接地されている。ユーザが所持する携帯機から送信信
号を送信すると、照合ECU37は、送信信号に含まれ
るIDコードと照合ECU37に予め含まれるIDコー
ドとを比較する。マイコン32は、これらIDコードが
一致したときに出力される照合ECU37からの解除信
号に基づいて作動信号をFET110に出力する。つま
り、マイコン32は、ロックピン12とステアリングシ
ャフト21との係合を解除するときに、FET110に
駆動信号を出力して同FET110をON状態にする。
すると、ソレノイド91が通電状態になり、係止ピン9
4が本体内に吸引される。
及びFET110が電気的に接続されている。ソレノイ
ド91は、FET110のドレイン端子に接続されてい
る。ソレノイド91は、非通電状態でその本体内より係
止ピン94が突出している。FET110のゲート端子
はマイコン32に接続され、FET110のソース端子
は接地されている。ユーザが所持する携帯機から送信信
号を送信すると、照合ECU37は、送信信号に含まれ
るIDコードと照合ECU37に予め含まれるIDコー
ドとを比較する。マイコン32は、これらIDコードが
一致したときに出力される照合ECU37からの解除信
号に基づいて作動信号をFET110に出力する。つま
り、マイコン32は、ロックピン12とステアリングシ
ャフト21との係合を解除するときに、FET110に
駆動信号を出力して同FET110をON状態にする。
すると、ソレノイド91が通電状態になり、係止ピン9
4が本体内に吸引される。
【0031】バッテリ65とモータ43との間には、ス
イッチング手段としての切替スイッチ61が配設されて
いる。切替スイッチ61は可動接点61a,61bを有
している。可動接点61aは、前記第1の接点71a,
71bに当接して、両接点71a,71b間を導通させ
る。このとき、モータ43は通電状態に切り替えられ
る。可動接点61aは、切替スイッチ61が手動で操作
されると、第1の接点71a,71bから離間する。そ
して、切替スイッチ61は、車両が運転されているとき
に第1の接点71a,71bを開放状態にし、前記ロッ
ク手段給電経路81を機械的に遮断する。つまり、可動
接点61aは、切替スイッチ61に連動してロック手段
給電経路81を非通電状態に切り替える。このとき、モ
ータ43は作動不能状態になる。また、可動接点61b
は、切替スイッチ61の操作に連動して前記第2の接点
72a,72bに当接する。このとき、可動接点61b
は、イグニッション電源経路82を通電状態に切り替え
る。このとき、電子燃料噴射装置やその他の電気部品が
通電状態に切り替えられる。
イッチング手段としての切替スイッチ61が配設されて
いる。切替スイッチ61は可動接点61a,61bを有
している。可動接点61aは、前記第1の接点71a,
71bに当接して、両接点71a,71b間を導通させ
る。このとき、モータ43は通電状態に切り替えられ
る。可動接点61aは、切替スイッチ61が手動で操作
されると、第1の接点71a,71bから離間する。そ
して、切替スイッチ61は、車両が運転されているとき
に第1の接点71a,71bを開放状態にし、前記ロッ
ク手段給電経路81を機械的に遮断する。つまり、可動
接点61aは、切替スイッチ61に連動してロック手段
給電経路81を非通電状態に切り替える。このとき、モ
ータ43は作動不能状態になる。また、可動接点61b
は、切替スイッチ61の操作に連動して前記第2の接点
72a,72bに当接する。このとき、可動接点61b
は、イグニッション電源経路82を通電状態に切り替え
る。このとき、電子燃料噴射装置やその他の電気部品が
通電状態に切り替えられる。
【0032】次に、電子式ステアリングロック装置1の
動作を説明する。まず、図5(a)に、車両が駐車され
ている時の、電子式ステアリングロック装置1の状態を
示す。この場合、制御装置及びモータ43は非通電状態
になっている。ロックピン12の先端部は、ステアリン
グシャフト21の凹部22に係合されている。また、ロ
ックピン12の側面部に形成された第1係止孔12cに
は、ソレノイド91の本体より突出した係止ピン94が
係止されている。この場合、ソレノイド91は非通電状
態が維持されている。また、当接部7aとロックボディ
13の上壁13cとの間に配置された第2スプリング3
0は、その両端部より圧縮された状態で保持されてい
る。
動作を説明する。まず、図5(a)に、車両が駐車され
ている時の、電子式ステアリングロック装置1の状態を
示す。この場合、制御装置及びモータ43は非通電状態
になっている。ロックピン12の先端部は、ステアリン
グシャフト21の凹部22に係合されている。また、ロ
ックピン12の側面部に形成された第1係止孔12cに
は、ソレノイド91の本体より突出した係止ピン94が
係止されている。この場合、ソレノイド91は非通電状
態が維持されている。また、当接部7aとロックボディ
13の上壁13cとの間に配置された第2スプリング3
0は、その両端部より圧縮された状態で保持されてい
る。
【0033】ユーザーが車両に近づいてきて、所持して
いる携帯機から送信信号を送信する。すると、照合EC
U37は、携帯機からの送信信号を受信して送信信号に
含まれるIDコードと照合ECU37に含まれるIDコ
ードとを比較する。図4に示すように、マイコン32
は、これらIDコード同士が一致したときに出力される
照合ECU37からの解除信号に基づいて、作動信号を
FET110に送信する。すると、FET110はON
状態になるとともに、ソレノイド91は通電状態にな
る。その結果、ソレノイド91は、ロックピン12を係
止していた係止ピン94をその本体内に吸引するように
作動する。係止ピン94が該本体内に吸引された後に、
ソレノイド91はすぐに非通電状態に戻る。
いる携帯機から送信信号を送信する。すると、照合EC
U37は、携帯機からの送信信号を受信して送信信号に
含まれるIDコードと照合ECU37に含まれるIDコ
ードとを比較する。図4に示すように、マイコン32
は、これらIDコード同士が一致したときに出力される
照合ECU37からの解除信号に基づいて、作動信号を
FET110に送信する。すると、FET110はON
状態になるとともに、ソレノイド91は通電状態にな
る。その結果、ソレノイド91は、ロックピン12を係
止していた係止ピン94をその本体内に吸引するように
作動する。係止ピン94が該本体内に吸引された後に、
ソレノイド91はすぐに非通電状態に戻る。
【0034】図5(b)に示すように、ロックピン12
に設けられた当接部7aは、一端がロックボディ13の
上壁13cに固定された第2スプリング30により押圧
されている。ソレノイド91が作動して、ロックピン1
2とステアリングシャフト21との係合が解除される
と、ロックピン12は、第2スプリング30の押圧力に
よりアンロック方向(図5(a)の矢印F3方向)に作
動する。このとき、ロックピン12の被押圧部12aに
当接しているカム41は、第2回転軸44を中心に反時
計周り方向(図5(a)の矢印F1方向)に回転する。
に設けられた当接部7aは、一端がロックボディ13の
上壁13cに固定された第2スプリング30により押圧
されている。ソレノイド91が作動して、ロックピン1
2とステアリングシャフト21との係合が解除される
と、ロックピン12は、第2スプリング30の押圧力に
よりアンロック方向(図5(a)の矢印F3方向)に作
動する。このとき、ロックピン12の被押圧部12aに
当接しているカム41は、第2回転軸44を中心に反時
計周り方向(図5(a)の矢印F1方向)に回転する。
【0035】図5(c)に示すように、ロックピン12
が完全にアンロックされると、ロックピン12の側面部
に形成された第2係止孔12bには、ソレノイド91か
ら突出した係止ピン94が係止される。この場合、カム
41の回転は、図示しないゴムストッパ6に接触するこ
とによって規制される。このようにして、ロックピン1
2とステアリングシャフト21の凹部22との係合が解
除され、ステアリングシャフト21及びステアリングホ
イールが回転可能となる。
が完全にアンロックされると、ロックピン12の側面部
に形成された第2係止孔12bには、ソレノイド91か
ら突出した係止ピン94が係止される。この場合、カム
41の回転は、図示しないゴムストッパ6に接触するこ
とによって規制される。このようにして、ロックピン1
2とステアリングシャフト21の凹部22との係合が解
除され、ステアリングシャフト21及びステアリングホ
イールが回転可能となる。
【0036】次に、ユーザが図4に示す切替スイッチ6
1を操作すると、可動接点61aが第1の接点71a,
71bから離間することにより、ロック手段給電経路8
1が遮断されて非通電状態になる。つまり、ロック時以
外の時には、ロックピン12を作動させるモータ43は
非通電状態に維持される。それに連動して、可動接点6
1bが第2の接点72a,72bに当接する。その結
果、イグニッション電源経路82が通電状態に切り替え
られる。この状態において、セルモータ69を作動させ
ることにより、エンジンが始動する。尚、この状態でも
第2スプリング30は、ロックピン12をアンロック方
向に付勢し続ける。このため、ロックピン12はロック
方向(図5(c)矢印F4方向)へ作動することはな
い。
1を操作すると、可動接点61aが第1の接点71a,
71bから離間することにより、ロック手段給電経路8
1が遮断されて非通電状態になる。つまり、ロック時以
外の時には、ロックピン12を作動させるモータ43は
非通電状態に維持される。それに連動して、可動接点6
1bが第2の接点72a,72bに当接する。その結
果、イグニッション電源経路82が通電状態に切り替え
られる。この状態において、セルモータ69を作動させ
ることにより、エンジンが始動する。尚、この状態でも
第2スプリング30は、ロックピン12をアンロック方
向に付勢し続ける。このため、ロックピン12はロック
方向(図5(c)矢印F4方向)へ作動することはな
い。
【0037】そして、ユーザーが切替スイッチ61を操
作してエンジンを停止すると、切替スイッチ61が図4
に示す状態に戻る。そのため、可動接点61aが再び第
1の接点71a,71bに当接する。ここで、マイコン
32は、モータ43を駆動させるために作動信号をFE
T62に出力する。FET62はON状態になるととも
に、ロック手段給電経路81は再び通電状態になる。ま
た、マイコン32は、ソレノイド91を作動させるため
に作動信号をFET110に出力する。FET110は
ON状態になり、ロックピン12を係止していた係止ピ
ン94が、ソレノイド91の本体内に吸引される。第2
係止孔12bと係止ピン94との係合が解除されると、
モータ43は駆動を開始する。すると、カム41は第2
回転軸44を中心に時計周り方向(図5(c)の矢印F
2方向)に回転する。その結果、ロックピン12は、図
5(a)に示される状態に戻り、その先端部が凹部22
に係合される。従って、ステアリングシャフト21及び
図示しないステアリングホイールが回転不能となる。
作してエンジンを停止すると、切替スイッチ61が図4
に示す状態に戻る。そのため、可動接点61aが再び第
1の接点71a,71bに当接する。ここで、マイコン
32は、モータ43を駆動させるために作動信号をFE
T62に出力する。FET62はON状態になるととも
に、ロック手段給電経路81は再び通電状態になる。ま
た、マイコン32は、ソレノイド91を作動させるため
に作動信号をFET110に出力する。FET110は
ON状態になり、ロックピン12を係止していた係止ピ
ン94が、ソレノイド91の本体内に吸引される。第2
係止孔12bと係止ピン94との係合が解除されると、
モータ43は駆動を開始する。すると、カム41は第2
回転軸44を中心に時計周り方向(図5(c)の矢印F
2方向)に回転する。その結果、ロックピン12は、図
5(a)に示される状態に戻り、その先端部が凹部22
に係合される。従って、ステアリングシャフト21及び
図示しないステアリングホイールが回転不能となる。
【0038】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)ロックピン12は、第2スプリング30によりア
ンロック方向に常時付勢されている。よって、ロックピ
ン12は、モータ43の駆動をさせることなく、ステア
リングシャフト21との係合を解除することができる。
つまり、モータ43は、ロックピン12をステアリング
シャフト21に係合させる方向のみに回転駆動すればよ
い。即ち、マイコン32は、モータ43を正転させる制
御を行うだけでよい。この場合、モータ43を駆動させ
る制御は、モータ43を正転、逆転させる場合に比べて
少なくてすむ。このため、制御装置内のモータ43を駆
動させるためのドライバ回路は複雑化しない。従って、
電子式ステアリングロック装置1の作製コストを低減す
ることができる。 (2)ロック時以外の時には、モータ43は非通電状態
に維持される。このため、電気的なノイズによりモータ
43が駆動することはない。また、モータ43が駆動し
ない限り、ロックピン12は作動することはない。よっ
て、ロック時以外のとき、つまりステアリングロックを
必要としないときに、ロックピン12がステアリングシ
ャフト21の凹部22に誤って係合してしまうという不
具合は確実に防止される。従って、電子式ステアリング
ロック装置1の信頼性を高くすることができる。
得ることができる。 (1)ロックピン12は、第2スプリング30によりア
ンロック方向に常時付勢されている。よって、ロックピ
ン12は、モータ43の駆動をさせることなく、ステア
リングシャフト21との係合を解除することができる。
つまり、モータ43は、ロックピン12をステアリング
シャフト21に係合させる方向のみに回転駆動すればよ
い。即ち、マイコン32は、モータ43を正転させる制
御を行うだけでよい。この場合、モータ43を駆動させ
る制御は、モータ43を正転、逆転させる場合に比べて
少なくてすむ。このため、制御装置内のモータ43を駆
動させるためのドライバ回路は複雑化しない。従って、
電子式ステアリングロック装置1の作製コストを低減す
ることができる。 (2)ロック時以外の時には、モータ43は非通電状態
に維持される。このため、電気的なノイズによりモータ
43が駆動することはない。また、モータ43が駆動し
ない限り、ロックピン12は作動することはない。よっ
て、ロック時以外のとき、つまりステアリングロックを
必要としないときに、ロックピン12がステアリングシ
ャフト21の凹部22に誤って係合してしまうという不
具合は確実に防止される。従って、電子式ステアリング
ロック装置1の信頼性を高くすることができる。
【0039】(3)ロック完了時には、非通電状態に維
持されているソレノイド91から突出した係止ピン94
がロックピン12の第1係止孔12cに係止される。よ
って、ロックピン12は、係止ピン94により機械的に
固定される。従って、ロックピン12は、第2スプリン
グ30によりアンロック方向に常時付勢されているにも
かかわらず、ロック位置に確実に固定される。従って、
電子式ステアリングロック装置1の信頼性を高くするこ
とができる。
持されているソレノイド91から突出した係止ピン94
がロックピン12の第1係止孔12cに係止される。よ
って、ロックピン12は、係止ピン94により機械的に
固定される。従って、ロックピン12は、第2スプリン
グ30によりアンロック方向に常時付勢されているにも
かかわらず、ロック位置に確実に固定される。従って、
電子式ステアリングロック装置1の信頼性を高くするこ
とができる。
【0040】(4)アンロック完了時には、ソレノイド
91から突出した係止ピン94がロックピン12の第2
係止孔12bに係止される。よって、ロックピン12
は、係止ピン94により機械的に固定される。従って、
ステアリングシャフト21との係合が解除されたロック
ピン12は、ソレノイド91によりアンロック位置に確
実に固定される。従って、電子式ステアリングロック装
置1の信頼性を高くすることができる。
91から突出した係止ピン94がロックピン12の第2
係止孔12bに係止される。よって、ロックピン12
は、係止ピン94により機械的に固定される。従って、
ステアリングシャフト21との係合が解除されたロック
ピン12は、ソレノイド91によりアンロック位置に確
実に固定される。従って、電子式ステアリングロック装
置1の信頼性を高くすることができる。
【0041】(5)ソレノイド91は、非通電状態でそ
の本体から係止ピン94が突出するようになっている。
ロック時以外のとき、ロックピン12は、係止ピン94
によりロック位置及びアンロック位置に機械的に固定さ
れる。この場合、モータ43及びソレノイド91は非通
電状態に維持される。従って、電子式ステアリングロッ
ク装置1の消費電力を低減することができる。
の本体から係止ピン94が突出するようになっている。
ロック時以外のとき、ロックピン12は、係止ピン94
によりロック位置及びアンロック位置に機械的に固定さ
れる。この場合、モータ43及びソレノイド91は非通
電状態に維持される。従って、電子式ステアリングロッ
ク装置1の消費電力を低減することができる。
【0042】(6)アンロック完了時には、ソレノイド
91から突出した係止ピン94がロックピン12に設け
られた第2係止孔12bに係止される。ロックピン12
は、ソレノイド91により機械的にアンロック位置に固
定される。また、制御装置が非通電状態に維持されるた
め、ロックピン12を作動させるモータ43が誤って駆
動することはない。さらに、ロックピン12は、第2ス
プリング30によりアンロック方向に常時付勢されてい
る。このように、電気的手段と機械的手段との相乗効果
により、ロックピン12がステアリングシャフト21に
誤って係合されることは確実に防止されるとともに、ロ
ックピン12をより一層確実にアンロック位置に固定す
ることができる。
91から突出した係止ピン94がロックピン12に設け
られた第2係止孔12bに係止される。ロックピン12
は、ソレノイド91により機械的にアンロック位置に固
定される。また、制御装置が非通電状態に維持されるた
め、ロックピン12を作動させるモータ43が誤って駆
動することはない。さらに、ロックピン12は、第2ス
プリング30によりアンロック方向に常時付勢されてい
る。このように、電気的手段と機械的手段との相乗効果
により、ロックピン12がステアリングシャフト21に
誤って係合されることは確実に防止されるとともに、ロ
ックピン12をより一層確実にアンロック位置に固定す
ることができる。
【0043】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、ロックピン12を常時アンロック
方向に付勢する弾性手段は、第2スプリング30であっ
た。しかし、弾性手段はスプリング以外のものであって
も良い。具体的には、シリコーンゴム、合成ゴム、天然
ゴム、スポンジ等を使用しても良い。
もよい。 ・前記実施形態では、ロックピン12を常時アンロック
方向に付勢する弾性手段は、第2スプリング30であっ
た。しかし、弾性手段はスプリング以外のものであって
も良い。具体的には、シリコーンゴム、合成ゴム、天然
ゴム、スポンジ等を使用しても良い。
【0044】・前記実施形態では、電気アクチュエータ
としてソレノイド91を用いている。しかし、電気アク
チュエータはソレノイド91に限らず、係止ピン94を
駆動できるものであればモータ等であっても良い。また
は、エアシリンダ等の流体アクチュエータにより係止ピ
ン94を駆動しても良い。
としてソレノイド91を用いている。しかし、電気アク
チュエータはソレノイド91に限らず、係止ピン94を
駆動できるものであればモータ等であっても良い。また
は、エアシリンダ等の流体アクチュエータにより係止ピ
ン94を駆動しても良い。
【0045】・前記実施形態では、電子式車両盗難防止
装置として、ステアリングシャフト21の回転の可否を
制御する電子式ステアリングロック装置1に具体化して
いる。しかし、電子式車両盗難防止装置は、例えば車輪
の回転をロックピン12相当のロック手段によって規制
する電子式走行規制装置や、シフトポジションの切替操
作をロックピン12相当のロック手段によって規制する
電子式シフトロック装置等であっても良い。即ち、可動
部材は、電子式走行規制装置では車軸、電子式シフトロ
ック装置ではシフトレバーであっても良い。
装置として、ステアリングシャフト21の回転の可否を
制御する電子式ステアリングロック装置1に具体化して
いる。しかし、電子式車両盗難防止装置は、例えば車輪
の回転をロックピン12相当のロック手段によって規制
する電子式走行規制装置や、シフトポジションの切替操
作をロックピン12相当のロック手段によって規制する
電子式シフトロック装置等であっても良い。即ち、可動
部材は、電子式走行規制装置では車軸、電子式シフトロ
ック装置ではシフトレバーであっても良い。
【0046】・前記実施形態では、ロックピン12をロ
ック位置またはアンロック位置に固定させるソレノイド
91は、ロックボディ13に1個装着されていた。しか
し、ソレノイド91は、ロックピン12をロック位置に
固定させるものとアンロック位置に固定させるもので別
個に設けても良い。
ック位置またはアンロック位置に固定させるソレノイド
91は、ロックボディ13に1個装着されていた。しか
し、ソレノイド91は、ロックピン12をロック位置に
固定させるものとアンロック位置に固定させるもので別
個に設けても良い。
【0047】・前記実施形態では、ロックボディ13の
上壁13cと当接部7aとの間に1個の第2スプリング
30が取付けられていた。しかし、複数個の第2スプリ
ング30を、ロックボディ13の上壁13cと当接部7
aとの間に取付けても良い。
上壁13cと当接部7aとの間に1個の第2スプリング
30が取付けられていた。しかし、複数個の第2スプリ
ング30を、ロックボディ13の上壁13cと当接部7
aとの間に取付けても良い。
【0048】・前記実施形態では、ロック手段給電経路
81への通電は、切替スイッチ61を操作することによ
って機械的に遮断されるようになっていた。しかし、キ
ープレートを挿入し、キープレートの先端で可動接点6
1a,61bを直接作動させることにより、ロック手段
給電経路81の通電を機械的に遮断するようにしても良
い。
81への通電は、切替スイッチ61を操作することによ
って機械的に遮断されるようになっていた。しかし、キ
ープレートを挿入し、キープレートの先端で可動接点6
1a,61bを直接作動させることにより、ロック手段
給電経路81の通電を機械的に遮断するようにしても良
い。
【0049】・前記実施形態では、スイッチング手段と
して切替スイッチ61を用いている。しかし、スイッチ
ング手段として、パワートランジスタやパワーMOSF
ET等の無接点スイッチング素子を用いても良い。
して切替スイッチ61を用いている。しかし、スイッチ
ング手段として、パワートランジスタやパワーMOSF
ET等の無接点スイッチング素子を用いても良い。
【0050】・前記実施形態では、スイッチング素子と
してFET62が用いられていた。しかし、FET62
の代りに、バイポーラトランジスタ、IC等をスイッチ
ング素子として用いても良い。
してFET62が用いられていた。しかし、FET62
の代りに、バイポーラトランジスタ、IC等をスイッチ
ング素子として用いても良い。
【0051】・前記実施形態では、IDコード同士の照
合は、携帯機から電波に乗せて送信された送信信号を処
理するスマートイグニッション装置によって行われてい
た。しかし、携帯機をICチップを有するキーに変更
し、IDコード同士の照合を、キーシリンダ内へのキー
挿入時に送信される信号を処理するトランスポンダによ
って行うようにしても良い。このように構成すれば、携
帯機内に設ける必要があった電源を省略することができ
る。
合は、携帯機から電波に乗せて送信された送信信号を処
理するスマートイグニッション装置によって行われてい
た。しかし、携帯機をICチップを有するキーに変更
し、IDコード同士の照合を、キーシリンダ内へのキー
挿入時に送信される信号を処理するトランスポンダによ
って行うようにしても良い。このように構成すれば、携
帯機内に設ける必要があった電源を省略することができ
る。
【0052】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項1〜3のいずれか1項において、電気アク
チュエータはソレノイドであることを特徴とする電子式
車両盗難防止装置。このようにすれば、構成を簡単にで
きるため、安価で信頼性の高い電子式車両盗難防止装置
を作製することができる。
される技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項1〜3のいずれか1項において、電気アク
チュエータはソレノイドであることを特徴とする電子式
車両盗難防止装置。このようにすれば、構成を簡単にで
きるため、安価で信頼性の高い電子式車両盗難防止装置
を作製することができる。
【0053】(2)請求項1〜3のいずれか一項におい
て、弾性手段は金属製のスプリングであることを特徴と
する電子式車両盗難防止装置。このようにすれば、構成
を簡単にできるため、安価で信頼性の高い電子式車両盗
難防止装置を作製することができる。
て、弾性手段は金属製のスプリングであることを特徴と
する電子式車両盗難防止装置。このようにすれば、構成
を簡単にできるため、安価で信頼性の高い電子式車両盗
難防止装置を作製することができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、電子式車両盗難防止装置を安価に製造す
ることができるとともに、信頼性を向上することができ
る。
発明によれば、電子式車両盗難防止装置を安価に製造す
ることができるとともに、信頼性を向上することができ
る。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、電子式車
両盗難防止装置の消費電力を低減することができる。請
求項3に記載の発明によれば、電子式車両盗難防止装置
の消費電力をさらに低減できるとともに、機能の信頼性
をより一層向上することができる。
両盗難防止装置の消費電力を低減することができる。請
求項3に記載の発明によれば、電子式車両盗難防止装置
の消費電力をさらに低減できるとともに、機能の信頼性
をより一層向上することができる。
【図1】本実施形態におけるステアリングロック装置を
示す側面図。
示す側面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図1の3−3線における断面図。
【図4】電子式ステアリングロック機構の回路図。
【図5】(a)はロックピンがロック位置に固定された
状態を説明するための断面図。(b)はロックピンとス
テアリングシャフトとの係合が解除された状態を説明す
るための断面図。(c)はロックピンがアンロック位置
に固定された状態を説明するための断面図。
状態を説明するための断面図。(b)はロックピンとス
テアリングシャフトとの係合が解除された状態を説明す
るための断面図。(c)はロックピンがアンロック位置
に固定された状態を説明するための断面図。
1…電子式ステアリングロック装置、12…ロックピ
ン、12b…第2係止孔、12c…第1係止孔、21…
ステアリングシャフト、22…凹部、30…第2スプリ
ング、43…モータ、91…ソレノイド、94…係止ピ
ン、95…第1スプリング。
ン、12b…第2係止孔、12c…第1係止孔、21…
ステアリングシャフト、22…凹部、30…第2スプリ
ング、43…モータ、91…ソレノイド、94…係止ピ
ン、95…第1スプリング。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 芳野 正樹
愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地
株式会社東海理化電機製作所内
Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB65 BB66 DD06
FF22 FF23 FF27 FF36 HH01
JJ00 JJ44 JJ47 KK03 LL00
LL18 NN04 PP03 RR05 RR12
RR33 RR46 RR61 SS01
Claims (3)
- 【請求項1】車両の駆動系機構及び操舵系機構のうち少
なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段
と、前記ロック手段を駆動するモータと、前記モータの
駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止
装置において、 前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方
向に前記ロック手段を常時付勢する弾性手段を設けると
ともに、 ロック時以外のときには前記モータ及び前記制御手段の
うちの少なくとも一方を非通電状態に保持するようにし
たことを特徴とする電子式車両盗難防止装置。 - 【請求項2】通電時に本体内に係止体を吸引し非通電時
に前記本体から前記係止体を突出させる電気アクチュエ
ータを、前記係止体が前記ロック手段側に向くように配
置するとともに、ロック位置にある前記ロック手段にお
いて前記係止体に対応する箇所に第1係止孔を設け、ロ
ック完了時には前記電気アクチュエータを非通電状態に
維持して前記第1係止孔に前記係止体を係止させるよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載の電子式車両盗
難防止装置。 - 【請求項3】アンロック位置にある前記ロック手段にお
いて前記係止体に対応する箇所に第2係止孔を設け、ア
ンロック完了時には前記電気アクチュエータを非通電状
態に維持して前記第2係止孔に前記係止体を係止させる
ようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子式車
両盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002157958A JP2003341479A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 電子式車両盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002157958A JP2003341479A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 電子式車両盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003341479A true JP2003341479A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29773557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002157958A Pending JP2003341479A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 電子式車両盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003341479A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335431A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Alpha Corp | 電動ステアリングロック装置 |
WO2006040906A1 (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-20 | Alpha Corporation | 電動ロック装置 |
WO2006046365A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Alpha Corporation | 電動ステアリングロック装置 |
JP2007269176A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Alpha Corp | ステアリングロック装置 |
KR100808748B1 (ko) * | 2004-10-29 | 2008-02-29 | 가부시키가이샤 알파 | 전동 스티어링 록 장치 |
JP2008240364A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Honda Motor Co Ltd | ハンドルロック装置 |
CN100450839C (zh) * | 2004-10-29 | 2009-01-14 | 株式会社阿尔发 | 电动转向锁定装置 |
JP2010215110A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Honda Lock Mfg Co Ltd | 車両のハンドルロック装置 |
JP2010215111A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Honda Lock Mfg Co Ltd | 自動二輪車用ハンドルロック装置 |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002157958A patent/JP2003341479A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7975516B2 (en) | 2004-05-24 | 2011-07-12 | Alpha Corporation | Electric steering lock apparatus |
JP2005335431A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Alpha Corp | 電動ステアリングロック装置 |
CN100439163C (zh) * | 2004-10-12 | 2008-12-03 | 株式会社阿尔发 | 电动锁定装置 |
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CN100422003C (zh) * | 2004-10-29 | 2008-10-01 | 株式会社阿尔发 | 电动转向锁定装置 |
KR100808748B1 (ko) * | 2004-10-29 | 2008-02-29 | 가부시키가이샤 알파 | 전동 스티어링 록 장치 |
US7810363B2 (en) | 2004-10-29 | 2010-10-12 | Alpha Corporation | Electric steering locking apparatus |
WO2006046365A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Alpha Corporation | 電動ステアリングロック装置 |
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JP2010215111A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Honda Lock Mfg Co Ltd | 自動二輪車用ハンドルロック装置 |
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060908 |
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A02 | Decision of refusal |
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