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JP2003335944A - ポリイミド樹脂ペースト及びそれを含む被膜形成材料 - Google Patents

ポリイミド樹脂ペースト及びそれを含む被膜形成材料

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Publication number
JP2003335944A
JP2003335944A JP2002146397A JP2002146397A JP2003335944A JP 2003335944 A JP2003335944 A JP 2003335944A JP 2002146397 A JP2002146397 A JP 2002146397A JP 2002146397 A JP2002146397 A JP 2002146397A JP 2003335944 A JP2003335944 A JP 2003335944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide resin
weight
diisocyanate
coating film
resin paste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002146397A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kaneko
進 金子
Tomohiro Hirata
知広 平田
Katsuhiro Onose
勝博 小野瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2002146397A priority Critical patent/JP2003335944A/ja
Publication of JP2003335944A publication Critical patent/JP2003335944A/ja
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低反り性を保持しつつ、柔軟性、封止材との
密着性、耐溶剤性及び耐薬品性に優れ、しかも非含窒素
系極性溶媒に可溶で、低温硬化性を有し、耐熱性、電気
特性、耐湿性、作業性及び経済性に優れるポリイミド樹
脂ペースト及びそれを含む被膜形成材料を提供する。 【解決手段】 (A)(a)酸無水物基を有する4価の
ポリカルボン酸及び (b)一般式(I) 【化1】 [式中、複数個のRは、それぞれ独立に炭素数1〜18
のアルキレン基を示し、複数個のXは、それぞれ独立に
炭素数1〜18のアルキレン基又はアリーレン基を示
し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示
す]で表され、数平均分子量が500〜10,000の
ジイソシアネート (c)芳香族ポリイソシアネートの混合物を非含窒素系
極性溶媒中で反応させることを特徴とするポリイミド樹
脂100重量部、(B)エポキシ樹脂1〜50重量部、
並びに(C)無機及び/又は有機の微粒子1〜90重量
部を含有し、チキソトロピー性を有することを特徴とす
るポリイミド樹脂ペースト及びそれを含む被膜形成材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機、ヂィスペ
ンサー又はスピンコータなどの塗布方法に適したチキソ
トロピー性を有するポリイミド樹脂ペースト及びそれを
含む被膜形成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品の分野においては、小型
化、薄型化、高速化への対応から、耐熱性、電気特性及
び耐湿性に優れる樹脂としてエポキシ樹脂に代わり、ポ
リイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂
が使用されている。これらの樹脂は、樹脂構造が剛直で
あり、薄膜基材に用いた場合、硬化後の基材が大きく反
り、硬化膜は柔軟性に欠け、屈曲性に劣る問題があっ
た。
【0003】そこで、樹脂を可とう化及び低弾性率化し
たポリイミド樹脂が種々提案されている。しかし、従
来、ワニス化のための溶媒としてN−メチル−2−ピロ
リドン等の高沸点含窒素系極性溶媒が用いられているた
め、硬化時には200℃以上の高温硬化が必要となり、
電子部材の熱劣化が生じる問題がある。また、基材へワ
ニスを塗工した後、放置が長くなった場合、吸湿による
塗膜の白化及びボイドが生じ、作業条件が煩雑になる問
題がある。
【0004】一方、非含窒素系極性溶媒に可溶であり、
低反り性及び柔軟性を有する樹脂として例えば、特開平
7−304950号、特開平8−333455号公報に
ポリイミドシロキサンが開示されている。これらのポリ
イミドシロキサンは、低弾性率化のため、高価なジメチ
ルシロキサン結合を有するジアミンを出発原料として用
いており、経済性に劣っている。また、シロキサンの変
性量の増加に伴い、封止材との密着性、耐溶剤性、耐薬
品性(耐はんだフラックス性)が低下する問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解消し、低反り性、柔軟性、封止材との
密着性、耐溶剤性及び耐薬品性に優れ、しかも非含窒素
系極性溶媒に可溶で低温硬化性を有し、耐熱性、電気特
性、耐湿性、作業性及び経済性に優れるポリイミド樹脂
ペースト及びそれを含む被膜形成材料を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)(a)
酸無水物基を有する4価以上のポリカルボン酸及び
(b)一般式(I)
【0007】
【化2】 [式中、複数個のRは、それぞれ独立に炭素数1〜18
のアルキレン基を示し、複数個のXは、それぞれ独立に
炭素数1〜18のアルキレン基又はアリーレン基を示
し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示
す]で表されるジイソシアネートを必須成分として反応
させて得られるポリイミド樹脂を含有してなるポリイミ
ド樹脂組成物。
【0008】(c)芳香族ポリイソシアネートの混合物
を非含窒素系極性溶媒中で反応させることを特徴とする
ポリイミド樹脂100重量部、(B)エポキシ樹脂1〜
50重量部、並びに(C)無機及び/又は有機の微粒子
1〜90重量部を含有し、チキソトロピー性を有するこ
とを特徴とするポリイミド樹脂ペーストを提供するもの
である。また、本発明は、前記ポリイミド樹脂ペースト
を含む被膜形成材料を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のポリイミド樹脂ペースト
は、前記の様な(A)ポリイミド樹脂100重量部、
(B)エポキシ樹脂1〜50重量部、並びに(C)無機
及び/又は有機の微粒子1〜90重量部を必須成分とし
て含有する。本発明における(A)成分のポリイミド樹
脂の製造に用いられる(a)酸無水物基を有する4価の
ポリカルボン酸としては、特に制限はないが、例えば一
般式(II)
【0010】
【化3】
【0011】(式中、Yは
【化4】 から選ばれた4価の基を示す。)で表されるテトラカル
ボン酸二無水物を使用することができる。これらは、単
独で又は2種類以上を組み合せて使用することができ
る。
【0012】また、上記のテトラカルボン酸二無水物の
他に必要に応じて、脂肪族ジカルボン酸(コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、スベリン酸、セ
バシン酸、デカン二酸、ドデカン二酸、ダイマー酸
等)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、テレフタル
酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、オキシジ安息
香酸等)、酸無水物基を有する3価のトリカルボン酸
(トリメリット酸無水物等)などを使用することができ
る。本発明において(b)成分として用いる前記一般式
(I)で表されるジイソシアネートは、一般式(II
I)
【0013】
【化5】 [式中、複数個のRはそれぞれ独立に炭素数1〜18の
アルキレン基を示し、mは、1〜20の 整数であ
る]で表されるカーボネートジオール類と一般式(I
V)
【0014】
【化6】 [式中、Xは、炭素数1〜18のアルキレン基又はフェ
ニレン基等のアリーレン基(これはメチル基等の低級ア
ルキル基を置換基として有していてもよい)を示す]で
表されるジイソシアネート類とを無溶媒あるいは有機溶
媒中で反応させることにより得られる。
【0015】上記の一般式(III)で表されるカーボ
ネートジオール類としては、例えば、ダイセル化学
(株)製の商品名PLACCEL、CD−205、20
5PL、205HL、210PL、210HL、22
0、220PL、220HLのものが挙げられ、これら
を単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0016】また、上記一般式(IV)で表されるジイ
ソシアネート類としては例えば、ジフェニルメタン−
2,4'−ジイソシアネート、3,2'−又は3,3'−
又は4,2'−又は4,3'−又は5,2'−又は5,3'
−又は6,2'−又は6,3'−ジメチルジフェニルメタ
ン−2,4'−ジイソシアネート、3,2'−又は3,
3'−又は4,2'−又は4,3'−又は5,2'−又は
5,3'−又は6,2'−又は6,3'−ジエチルジフェ
ニルメタン−2,4'−ジイソシアネート、3,2'−又
は3,3'−又は4,2'−又は4,3'−又は5,2'−
又は5,3'−又は6,2'−又は6,3'−ジメトキシ
ジフェニルメタン−2,4'ジイソシアネート、ジフェ
ニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、ベンゾフェ
ノン−4,4'−ジイソシアネート、ジフェニルスルホ
ン−4,4'−ジイソシアネート、ジフェニルスルホン
−4,4'−ジイソシアネート、トリレン−2,4−ジ
イソシアネート、トリレン−2,6−ジイソシアネー
ト、m−キシリレンジイソシアネ^ト、p−キシリレン
ジイソシアネート、ナフタレン−2,6−ジイソシアネ
ート、4,4'−{2,2ビス(4−フェノキシフェニ
ル)プロパン}ジイソシアネートなどの芳香族ポリイソ
シアネートを使用することが好ましい。これらは、単独
で又は2種類以上を組合せて使用することができる。
【0017】また、ヘキサメチレンジイソシアネート、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネーロ、4,4'−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、トランスシクロヘキ
サン−1,4−ジイソシアネート、水添m−キシリレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族
又は脂環式イソシアネート及び3官能以上のポリイソシ
アネートを用いてもよく、経日変化を避けるために必要
なブロック剤で安定化したものを使用してもよい。ブロ
ック剤としては、アルコール、フェノール、オキシム等
があるが、特に制限はない。
【0018】上記の一般式(III)で表されるカーボ
ネートジオール類と一般式(IV)で表されるジイソシ
アネートの使用量は、水酸基数とイソシアネート基数の
比率が、イソシアネート基/水酸基=1.01以上なる
ようにすることが好ましい。
【0019】反応は、無溶媒あるいは有機溶媒の存在下
で行うことができる。反応温度は、60〜200℃とす
ることが好ましく、反応時間は、バッチの規模、採用さ
れる反応条件などにより適宜選択することができる。使
用できる有機溶媒としては、例えば、ケトン系溶媒(メ
チルエチルケトン、ネチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等)エステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、γ−ブチロラクトン等)、エーテル系溶媒(ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールジメチルエーテル等)、セロソルブ系溶媒(ブチル
セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、
メチルセロソルブアセテート等)、芳香族炭化水素計溶
媒(トルエン、キシレン、p−シメン等)、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、N−メチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
【0020】このようにして得られる(b)成分のジイ
ソシアネートの数平均分子量は、500〜10,000
であることが好ましく、1,000〜9,500である
ことがより好ましく、1,500〜9,000であるこ
とが特に好ましい。数平均分子量が500未満である
と、反り性が悪化する傾向があり、10,000を超え
ると、ジイソシアネートの反応性が低下し、ポリイミド
樹脂化することが困難となる傾向がある。
【0021】なお、本明細書において、数平均分子量
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)によって測定し、標準ポリスチレンの検量線を用い
て換算した値である。
【0022】本発明における(c)成分のポリイソシア
ネート化合物としては、特に制限はなく、例えば、
(b)成分で用いられる一般式(IV)で表されるジイ
ソシアネート類又はポリイソシアネート類を単独で又は
2種類以上を組み合わせて使用することができる。
【0023】(c)成分のポリイソシアネート化合物と
しては、例えば、4,4'−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、4,4'−ジフェニルエーテルジイソシ
アネート、4,4'−[2,2−ビス(4−フェノキシ
フェニル)プロパン]ジイソシアネート、ビフェニル−
4,4'−ジイソシアネート、ビフェニル−3,3'−ジ
イソシアネートビフェニル−3,4'−ジイソシアネー
ト、3,3'−ジメチルビフェニル−4,4'−ジイソシ
アネート、2,2'−ジメチルビフェニル−4,4'シア
ネート、3,3'−ジエチルビフェニル−4,4'−ジイ
ソシアネート、2,2'−ジエチルビフェニル−4,4'
−ジイソシアネート等を使用することができる。これら
を単独でもこれらを組合せて使用することもできる。必
要に応じてこの一部をヘキサメチレンジイソシアネー
ト、2,2,2、4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4'−
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トランスシ
クロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、水添m−キ
シリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等
の脂肪族、脂環式イソシアネート及び3官能以上のポリ
イソシアネートを用いてもよく、経日変化を避けるため
に必要なブロック剤で安定化したものを使用してもよ
い。ブロック剤としてはアルコール、フェノールオキシ
ム等があるが、特に制限はない。(c)成分は総量の5
0〜100重量%が芳香族ポリイソシアネートであるこ
とが好ましく、耐熱性、溶解性、機械特性、コスト面な
どのバランスを考慮すれば、4,4‘−ジフェニルメタ
ンジイソシアネートが特に好ましい。
【0024】本発明における(b)成分の一般式(I)
で表されるジイソシアネートと(c)成分のポリイソシ
アネートの配合割合は、(b)成分/(c)成分の当量
比で0.1/0.9〜0.9/0.1とすることが好ま
しく、0.2/0.8〜0.8/0.2とすることがよ
り好ましく、0.3/0.7〜0.7/0.3とするこ
とが特に好ましい。この当量比が0.1/0.9未満で
は、低弾性率化できず、反り性及び密着性が低下する傾
向があり、0.9/0.1を超えると、耐熱性等の膜特
性が低下する傾向がある。
【0025】また、(a)成分の酸無水物基を有する4
価のポリカルボン酸の配合割合は、(b)成分と(c)
成分中のイソシアネート基の総数に対する(a)成分の
酸無水物基の総数の比が0.6〜1.4となるようにす
ることが好ましく、0.7〜1.3となるようにするこ
とがより好ましく、0.8〜1.2となるようにするこ
とが特に好ましい。この比が0.6未満又は1.4を超
えると、ポリイミド樹脂の分子量を高くすることが困難
となる傾向がある。
【0026】本発明のポリイミド樹脂ペーストに用いら
れるポリイミド樹脂の製造法における反応は、有機溶
媒、好ましくは非含窒素系極性溶媒の存在下に、遊離発
生してくる炭酸ガスを反応系より除去しながら加熱縮合
させることにより行うことができる。
【0027】上記非含窒素系極性溶媒としてはエーテル
系溶媒、例えば、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールジエチルエーテル、含硫黄系溶媒、例えば、ジメチ
ルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチルスル
ホン、スルホラン、エステル系溶媒、例えば、γ−ブチ
ロラクトン、酢酸セロソルブ、ケトン系溶媒、例えば、
シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、芳香族炭化水
素系溶媒、例えば、トルエン、キシレン等が挙げられ、
これらは単独で又は2種類以上組み合わせて使用するこ
とができる。生成する樹脂を溶解する溶剤を選択して使
用するのが好ましい。合成後、そのままペーストの溶媒
として好適なものを使用することが好ましい。高揮発性
であって、低温硬化性を付与でき、かつ効率良く均一系
で反応を行うためには、γ−ブチロラクトンが最も好ま
しい。
【0028】溶媒の使用量は、生成するポリイミド樹脂
の0.8〜5.0倍(重量比)とすることが好ましい。
0.8倍未満では、合成時の粘度が高すぎて、攪拌不能
により合成が困難となる傾向があり、5.0倍を超える
と、反応速度が低下する傾向がある。
【0029】反応温度は、80〜210℃とすることが
好ましく、100〜190℃とすることがより好まし
く、120〜180℃とすることが特に好ましい。80
℃未満では反応時間が長くなり過ぎ、210℃を超える
と反応中に三次元化反応が生じてゲル化が起こり易い。
反応時間は、バッチの規模、採用される反応条件により
適宜選択することができる。また、必要に応じて、三級
アミン類、アルカリ金属、アルカリ土類金属、錫、亜
鉛、チタニウム、コバルト等の金属又は半金属化合物等
の触媒存在下に反応を行っても良い。
【0030】このようにして得られたポリイミド樹脂の
数平均分子量は、4,000〜40,000であること
が好ましく、5,000〜38,000であることがよ
り好ましく、6,000〜36,000であることが特
に好ましい。数平均分子量が4,000未満であると、
耐熱性等の膜特性が低下する傾向があり、40,000
を超えると、非含窒素系極性溶媒に溶解しにくくなり、
合成中に不溶化しやすい。また、作業性に劣る傾向があ
る。
【0031】また、合成終了後に樹脂末端のイソシアネ
ート基をアルコール類、ラクタム類、オキシム類等のブ
ロック剤でブロックすることもできる。
【0032】本発明に用いられる(B)成分のエポキシ
樹脂としては、例えば、油化シェルエポキシ(株)性の
商品名エピコート828等のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、東都化成(株)製の商品名YDF−170等の
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、油化シェルエポキシ
(株)性の商品名エピコート152、154、日本化薬
(株)製の商品名EPPN−201、ダウケミカル社製
の商品名DEN−438等のフェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、日本化薬(株)製の商品名EOCN−12
5S,103S、104S等のo−クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、油化シェルエポキシ(株)製の商品
名Epon1031S、チバ・スペシャルティ・ケミカ
ルズ(株)製の商品名アラルダイト0163、ナガセ化
成(株)製の商品名デナコールEX−611、EX−6
14、EX−614B、EX−622、EX−512、
EX−521、EX−421、EX−411、EX−3
21等の多官能エポキシ樹脂、油化シェルエポキシ
(株)製の商品名エピコート604、東都化成(株)製
の商品名YH434、三菱ガス化学(株)製の商品名T
ETRAD−X、TERRAD−C、日本化薬(株)製
の商品名GAN、住友化学(株)製の商品名ELM−1
20等のアミン型エポキシ樹脂、チバ・スペシャルティ
・ケミカルズ(株)製の商品名アラルダイトPT810
等の複素環含有エポキシ樹脂、UCC社製のERL42
34,4299、4221、4206等の脂環式エポキ
シ樹脂などが挙げられ、これらを単独で又は2種類以上
組合せて使用することができる。
【0033】これらのエポキシ樹脂のうち、1分子中に
エポキシ基を3個以上有するアミン型エポキシ樹脂は、
耐溶剤性、耐薬品性、耐湿性の向上の点で特に好まし
い。本発明の樹脂組成物に用いられるエポキシ樹脂
(B)は、1分子中にエポキシ基を1個だけ有するエポ
キシ化合物を含んでいてもよい。このようなエポキシ化
合物は、ポリイミド樹脂全量に対して0〜20重量%の
範囲で使用することが好ましい。このようなエポキシ化
合物としては、n−ブチルグリシジルエーテル、フェニ
ルグリシジルエーテル、ジブロモフェニルグシジルエー
テル、ジブロモクレジルグリシジルエーテル等がある。
また、3,4−エポキシシクロヘキシル、メチル(3,
4−エポキシシクロヘキサン)カルボキシレート等の脂
環式エポキシ化合物を使用することができる。
【0034】本発明における(B)成分のエポキシ樹脂
の使用量は、(A)成分のポリイミド樹脂100重量部
に対して好ましくは1〜50重量部、より好ましくは2
〜45重量部、さらに好ましくは3〜40重量部とされ
る。エポキシ樹脂の配合量が1重量部未満では、耐溶剤
性、耐薬品性、耐湿性が低下する傾向にあり、50重量
部を超えると、耐熱性及び粘度安定性が低下する傾向に
ある。
【0035】エポキシ樹脂の添加方法としては、添加す
るエポキシ樹脂を予めポリイミド樹脂に含まれる溶媒と
同一の溶媒に溶解してから添加してもよく、また、直接
ポリイミド樹脂に添加してもよい。
【0036】本発明で用いられる(C)無機又は有機の
微粒子としては、上記したポリイミド樹脂溶液中に分散
してペーストを形成し、そのペーストにチキソトロピー
性を付与できるものであれば特に問題はない。このよう
な無機の微粒子としては、例えば、シリカ(Si
)、アルミナ(Al)、チタニア(Ti
)、酸化タンタル(Ta)、ジルコニア(Z
rO)、窒化珪素(Si)、チタン酸バリウム
(BaO・TiO)、炭酸バリウム(BaCO)、
チタン酸鉛(PbO・TiO)、チタン酸ジルコン酸
鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZ
T)、酸化ガリウム(Ga)、スピネル(MgO
・Al)、ムライト(3Al・2Si
)、コーディエライト(2MgO・2Al
5SiO)、タルク(3MgO・4SiO・H2
O)、チタン酸アルミニウム(TiO−Al
)、イットリア含有ジルコニア(Y−Zr
)、珪酸バリウム(BaO・8SiO)、窒化ホ
ウ素(BN)、炭酸カルシウム(CaCO)、硫酸カ
ルシウム(CaSO)、酸化亜鉛(ZnO)、チタン
酸マグネシウム(MgO・TiO)、硫酸バリウム
(BaSO)。有機ベントナイト、カーボン(C)な
どを使用することができ、これらの1種又は2種以上を
使用することもできる。
【0037】本発明で用いられる有機の微粒子として
は、上記したポリイミド樹脂溶液中に分散してペースト
を形成し、そのペーストにチキソトロピー性を付与でき
るものであれば特に問題はない。このような有機の微粒
子としては、アミド結合、イミド結合、エステル結合又
はエーテル結合を有する耐熱性樹脂の微粒子が好まし
い。該耐熱性樹脂としては、耐熱性と機械特性の観点か
ら好ましくはポリイミド樹脂若しくはその前駆体、又は
ポリアミド樹脂の微粒子が用いられる。
【0038】本発明における無機及び/又は有機の微粒
子としては、平均粒子径50μm以下、最大粒子径10
0μm以下の粒子径をもつものが好ましく用いられる。
平均粒子径が50μmを超えると後述するチキソトロピ
ー係数が1.3以上のペーストが得られにくくなり、最
大粒子径が100μmを超えると塗膜の外観、、密着性
が不十分となる傾向がある。微粒子としては無機の微粒
子を用いることが好ましい。
【0039】本発明における無機及び/又は有機の微粒
子の使用量は、ポリイミド樹脂100重量部に対して1
〜90重量部の範囲とする。1重量部未満であると、チ
キソトロピー係数が1.3以上のペーストが得られにく
くなり、90重量部を超えるとペーストの流動性が損な
われる傾向がある。特に2〜50重量部とすることが好
ましい。
【0040】ポリイミド樹脂の溶液に無機及び/又は有
機の微粒子を分散させる方法としては、通常、塗料分野
で行われているロール練り、ミキサー混合などが適用さ
れ、十分な分散が行われる方法であれば特に制限はな
い。3本ロールによる複数回の混練が最も好ましい。
【0041】本発明におけるポリイミド樹脂ペースト
は、チキソトロピー係数が1.3以上にすることが好ま
しい。例えば、印刷機がディスペンサーを用いる塗布方
法でパターンを形成する場合、1.3未満であると、塗
布後の形状保持性が不十分なため、ダレや流れ出しが生
じ、実用上必要とされるパターン精度を満足できない傾
向がある。
【0042】ここで、ペーストのチキソトロピ−係数
(TI値)はE型粘度計(東機産業社製、RE80U
型)を用いて、試料量0.5ml、測定温度25℃で測
定した回転数1rpmと10rpmのペーストのみかけ
粘度、η1とη10の比η1/η10として表される。
【0043】本発明のポリイミド樹脂ペーストは粘度が
1〜1,000Pa・s、チキソトロピー係数(TI
値)が.1.3〜10の範囲のものが好ましく、粘度が
2〜700Pa・s、TI値が1.5〜8.0の範囲の
ものが特に好ましく用いられる。
【0044】本発明のポリイミド樹脂組成物には、塗工
時の作業性及び被膜形成前後の膜特性を向上させるた
め、必要に応じて、有機又は無機のフィラ−類、消泡
剤、レベリング剤等の界面活性剤類、染料又は顔料等の
着色剤類、硬化促進剤、熱安定剤、酸化防止剤、難燃
剤、滑剤を添加することができる。
【0045】本発明になるポリイミド樹脂ペーストは、
例えば、電子部品用オーバーコート材、液状封止材、エ
ナメル線用ワニス、電気絶縁用含浸ワニス、注型ワニ
ス、マイカ、ガラスクロス等の基材と組合せたシート用
ワニス、MCL積層板用ワニス、摩擦材料用ワニス、プ
リント基板分野などにおける層間絶縁膜、表面保護膜、
ソルダレジスト層、接着層などや、半導体素子などの電
子部品にも使用でき、被膜形成材料として好適に用いら
れる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)攪拌機、油水分離器付き冷却管、窒素導入
管及び温度計を備えた5リットルの四つ口フラスコに、
(b)成分としてPLACCEL CD−220(ダイ
セル化学(株)製1,6−ヘキサンジオール系ポリカー
ボネートジオールの商品名)1000.0g(0.50
モル)及び4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト250.27g(1.00モル)と、γ−ブチロラク
トン833.51gを仕込み、140℃まで昇温した。
140℃で5時間反応させ、ジイソシアネートを得た。
更に、この反応液に(a)成分として3,3',4,4'
−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物235
8.29g(1.00モル)、(c)成分として4、
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート125.14
g(0.50モル)及びγ−ブチロラクトン584.9
7gを仕込み、160℃まで昇温した後、5時間反応さ
せて、数平均分子量が17,000の樹脂を得た。得ら
れた樹脂をγ−ブチロラクトンで希釈し、粘度190P
a・s、不揮発分52重量%のポリイミド樹脂溶液を得
た。なお、(b)成分/(c)成分のモル比は、0.5
/0.5である。
【0047】得られたポリイミド樹脂溶液の樹脂分10
0重量部に対してYH−434(東都化成(株)製アミ
ン型エポキシ樹脂の商品名、エポキシ当量約120、エ
ポキシ基4個/分子)10重量部を加え、γ−ブチロラ
クトンで希釈して、粘度110Pa・s、不揮発分52
重量%のポリイミド樹脂組成物を得た。得られたポリイ
ミド樹脂組成物1.200gに、アエロジル380(日
本アエロジル(株)製商品名、平均粒子径0.2μm以
下、シリカ微粒子)34.0gを加え、まず粗混練し、
次いで高速3本ロールを用いて3回混練を繰り返して本
混練を行い、均一にシリカ微粒子が分散したポリイミド
樹脂ペーストを得た。このペーストを12時間静置後、
E型粘度計(東機産業(株)製、RE80U型)で25
℃の粘度を測定した。この時の粘度は90Pa・s、T
I値は2.1であった。
【0048】(実施例2)実施例1において、YH−4
34、10重量部の代わりに、エピコート828(油化
シェルエポキシ(株)製ビスフェノールA型エポキシ樹
脂の商品名、エポキシ当量約189、エポキシ基2個/
分子)10重量部を用いた以外は、実施例1と全く同様
の操作を行い、粘度91Pa・s、TI値2.1のペー
ストを得た。
【0049】(比較例1)実施例1においてアエロジル
380、34.0gを0.0gとした以外は、実施例1
と全く同様の操作を行い、粘度51pa・s、TI値
1.0のペーストを得た。
【0050】(比較例2)実施例1において、YH43
4、10重量部を0重量部とした以外は、実施例1と全
く同様の操作を行い、粘度98pa・s、TI値2.0
のペーストを得た。
【0051】(比較例3)実施例1と同様のフラスコに
(b)成分としてシリコ−ンジオ−ルBX16−001
(東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン(株)製ジメチル
ポリシロキサン系ジオ−ルの商品名)700g(0.5
0モル)及び4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート250.27g(1.00モル)とγ−ブチロラク
トン316.76g及びN−メチル−2−ピロリドン3
16.76gを仕込み、140℃まで昇温した。140
℃で3時間反応させ、更に、この反応液に(a)成分と
して3,3',4,4'−ジフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物358.29g(1.00モル)、
(c)成分として4,4'−ジフェニルメタンジイソシ
アネ−ト125.14g(0.50モル)及びγ−ブチ
ロラクトン269.75g及びN−メチル−2−ピロリ
ドン269.75gを仕込み、160℃まで昇温した
後、4時間反応させて、数平均分子量が15,000の
樹脂を得た。得られた樹脂をγ−ブチロラクトンで希釈
し、粘度30Pa・s、不揮発分52重量%のポリイミ
ド樹脂溶液を得た。得られたポリイミド樹脂溶液の樹脂
分100重量部に対してYH−434(東都化成(株)
製アミン型エポキシ樹脂の商品名、エポキシ当量約12
0、エポキシ基4個/分子)10重量部を加え、γ−ブ
チロラクトンで希釈して、粘度20Pa・s、不揮発分
52重量%のポリイミド樹脂組成物を得た。得られたポ
リイミド樹脂溶液1,200gに、アエロジル380
34.0gを加え、実施例1と同様の混練を行い、粘度
は35Pa・s、TI値は2.9のペーストを得た。上
記の実施例及び比較例で得られたポリイミド樹脂ペース
ト及びポリイミド樹脂組成物の物性を下記の方法で測定
し、結果を表1に示した。
【0052】1. 形状保持性 ポリイミドフィルム上に、得られたポリイミド樹脂ペー
ストを塗布した。90℃で15分乾燥した後、空気雰囲
気下で、120℃で120分又は160℃で60分加熱
して得られた塗膜(厚さ20〜30μm、5mm角)に
ついて万能投影機(ニコン(株)製、倍率50倍)を用
いて硬化前後の塗膜の形状変化率を評価した。 ○:塗膜形状変化率0〜5%未満 △:塗膜形状変化率5〜10%未満 ×:塗膜形状変化率10%以上
【0053】2. 反り性 厚さ50μm、縦35mm、横20mmのポリイミドフ
ィルム上に、得られたポリイミド樹脂組成物を塗布し、
90℃で15分乾燥した後、空気雰囲気下、120℃で
120分又は160℃で60分加熱し、得られた塗膜
(厚さ:20μm)について、塗布面を下にして定盤上
に置き、反り高さを評価した。
【0054】3. 耐溶剤性 厚さ35μmの電解銅箔の粗面上に、得られたポリイミ
ド樹脂組成物を塗布し、90℃で15分乾燥した後、空
気雰囲気下、120℃で120分又は160℃で60分
加熱し、得られた塗膜(厚さ:20〜30μm)につい
て、室温でアセトン中に1時間塗膜を浸漬させ、塗膜外
観の変化について下記基準で評価した。 ○:外観変化なし △:一部外観に変化あり ×:全面外観に変化あり
【0055】4. 耐薬品性(耐スズメッキ液性) 厚さ35μmの電解銅箔の粗面上に、得られたポリイミ
ド樹脂ペーストを塗布した。90℃で15分乾燥した
後、空気雰囲気下、120℃で120分又は160℃で
60分加熱して得られた塗膜(厚さ:20〜30μm)
について、70℃に加熱したスズメッキ液(シプレイ・
ファースト(株)製テインポジトLT34)に4分間塗
膜を浸漬させ、取り出して60℃の温水で5分間洗浄
し、100℃で10分間加熱して乾燥させ、塗膜外観の
変化について評価した。 ○:外観変化なし △:一部外観に変化あり ×:全面外観に変化あり
【0056】5. 封止材に対する密着性 厚さ35μmの電解銅箔の粗面又は厚さ50μmのポリ
イミドフィルム上に、得られたポリイミド樹脂組成物を
塗布し、90℃で15分乾燥した後、空気雰囲気下、1
20℃で120分又は160℃で60分加熱し、得られ
た塗膜(厚さ:20〜30μm)上に、エポキシ系封止
材〔日立化成工業(株)製商品名CEL−C−502
0〕を0.06gポッティングし、120℃で120
分、さらに150℃で120分加熱する。得られた塗膜
は、封止材側が外側になるように折り曲げ、剥離のモー
ドを下記の基準で評価した。 ○:基材/塗膜の界面剥離 △:塗膜/封止材の界面剥離 ×:全く接着せず
【0057】6. 耐湿性(プレッシャークッカーテス
ト) 厚さ35μmの電解銅箔の粗面又は厚さ50μmのポリ
イミドフィルム上に、得られたポリイミド樹脂組成物を
塗布し、90℃で15分乾燥した後、空気雰囲気下、1
20℃で120分又は160℃で60分加熱し、得られ
た塗膜(厚さ:20〜30μm)についてプレッシャー
クッカーテスト(PCTと略す、条件121℃、2.0
265×10Pa、100時間)を行った後の塗膜外
観変化について下記の基準で評価した。 ○:外観変化なし △:一部外観に変化あり ×:全面外観に変化あり
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明のポリアミドイミド樹脂組成物
は、低反り性、柔軟性、封止材との密着性、耐溶剤性及
び耐薬品性に優れ、しかも非含窒素系極性溶媒に可溶で
低温硬化性を有し、耐熱性、電気特性、作業性及び経済
性に優れるものである。また、本発明の被膜形成材料
は、上記の優れた特性を有する被膜を形成することがで
き、半導体素子や各種電子部品用オーバーコート材、リ
ジット又はフレキ基板分野などにおける層間絶縁膜、表
面保護膜、ソルダレジスト層、接着層などや、液状封止
材、エナメル線用ワニス、電気絶縁用含浸ワニス、注型
ワニス、マイカ、ガラスクロス等の基材と組み合わせた
シート用ワニス、MCL積層板用ワニス、摩擦材料用ワ
ニスに好適に用いられる。被膜を形成して得られる各種
電気部品、電子部品等の被膜形成材は、信頼性に優れる
物となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/00 C08L 63/00 A C09D 163/00 C09D 163/00 175/00 175/00 Fターム(参考) 4J002 CD00X CD05X CD06X CD13X CL00Y CM04W CM04Y DA016 DE096 DE106 DE136 DE146 DE186 DE236 DG046 DJ006 DJ016 DJ046 DK006 FD20Y FD206 GH00 HA08 4J034 CA26 CB05 CB07 CC02 CC03 CC12 CC13 CC15 CC22 CC26 CC44 CC52 CC54 CC61 CC65 CC67 CC68 CD04 CD05 CD09 CD12 DF02 HA01 HA07 HC03 HC09 HC12 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC67 HC70 HC71 HC73 JA42 RA05 RA07 RA14 4J036 AD08 AF06 AF08 AH00 FA02 FA03 FA04 FA05 FB13 FB14 JA01 JA05 4J038 DB062 DB072 DB152 DG081 DG281 DG301 NA12 NA14 NA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)酸無水物基を有する4価以
    上のポリカルボン酸及び (b)一般式(I) 【化1】 [式中、複数個のRは、それぞれ独立に炭素数1〜18
    のアルキレン基を示し、複数個のXは、それぞれ独立に
    炭素数1〜18のアルキレン基又はアリーレン基を示
    し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示
    す]で表されるジイソシアネートを必須成分として反応
    させて得られるポリイミド樹脂を含有してなるポリイミ
    ド樹脂組成物。 (c)芳香族ポリイソシアネートの混合物を非含窒素系
    極性溶媒中で反応させることを特徴とするポリイミド樹
    脂100重量部、(B)エポキシ樹脂1〜50重量部、
    並びに(C)無機及び/又は有機の微粒子1〜90重量
    部を含有し、チキソトロピー性を有することを特徴とす
    るポリイミド樹脂ペースト。
  2. 【請求項2】 ポリイミド樹脂の(a)及び(b)の配
    合割合{(a)/(b)}が当量比で0.1/0.9〜
    0.9/0.1であり、(a)と(b)の酸無水物基の
    総数に対する(c)のイソシアネート基の総数比が0.
    6〜1.4である請求項1記載のポリアミドイミド樹脂
    ペースト。
  3. 【請求項3】 非含窒素系極性溶媒がγ−ブチロラクト
    ンである請求項1又は2記載のポリイミド樹脂ペース
    ト。
  4. 【請求項4】 エポキシ樹脂がエポキシ基を3個以上有
    するアミン型エポキシ樹脂である請求項1、2又は3記
    載のポリイミド樹脂ペースト。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載のポリイミ
    ド樹脂ペーストを含む被膜形成材料。
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