JP2003315928A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
右位置を、容易に調整可能な機構を提供する。 【解決手段】 画像読取装置31に、レンズ12を取り
付けるベース5と、CCDセンサ13を取り付ける第一
アングル1と、第一アングル1とベース5とを接続する
取付部材として、第二アングル2、第三アングル3、パ
ン5を備え、第二アングル2に、レンズ12の光軸方向
Aに対して上下方向の長孔2bと、左右方向の長孔2f
・2fとを形成すると共に、第三アングル3に、長孔2
bの形成方向に沿ってのみ移動可能なピン3gを固設
し、第一アングル1に、長孔2f・2fの形成方向に沿
ってのみ移動可能なピン1c・1cを固設し、第一アン
グル1・第三アングル3を、両アングル1・3が当接す
る向きに付勢するスプリング36を設けた。
Description
に用いられる、レンズとCCDセンサとを備えた画像読
取装置に関し、特に、レンズの光軸に対するCCDセン
サの上下位置、左右位置を調整可能とするCCDセンサ
の位置調整機構に関する。
装置には、原稿からの画像光を反射するミラーと、該画
像光を結像するレンズと、結像した画像光を光電変換す
るCCDセンサ(光電変換素子を備えるセンサ)とが備
えられている。
に一定の速度比で移動する走査体を一対備え、各走査体
が備えるミラーで、原稿からの画像光を反射してレンズ
に入射させる構成の装置がある。このような画像読取装
置では、レンズの取付部材と、CCDセンサの取付部材
とが、相対位置を可変となるように取り付けられてお
り、レンズの光軸方向におけるレンズとCCDセンサ間
との距離を調整可能としている(ピント調整)。具体的
には、レンズの取付部材に、光軸方向の長孔が形成さ
れ、CCDセンサの取付部材には、前記長孔に挿入され
て、該長孔に沿って移動可能となるピンが固設される構
成である。そして、レンズとCCDセンサとの光軸方向
でのずれによって、レンズによってCCDセンサ上に結
像される画像の大きさが、不適切なものとならないよう
にしている。
て製造時等において、レンズの光軸方向に対して、レン
ズの焦点位置からCCDセンサが上下、左右にズレてい
ることがある。光軸方向に対する直交方向でCCDセン
サがズレていると、CCDセンサに光束が収まらず、原
稿画像の読み取りができなくなってしまう。このような
場合、従来においては、作業者がハンマーによりCCD
センサの取付部材を叩く等して位置調整していた。ここ
で、ボルト等により締結固定されるレンズの取付部材と
CCDセンサの取付部材とを、一旦取り外した後、再び
取り付けるとなると、取り付け直す毎にCCDセンサの
上下左右位置がズレてしまう。また、従来では、位置調
整時に、取付部材間を締結固定するボルトを半締めとし
て、位置ズレの発生しないようにしながら、調整する方
法が取られていたが、緩めすぎると調整時にズレが生
じ、また締めすぎると調整しずらいという不具合があっ
た。このため、CCDセンサの位置調整には、職人芸的
な技術を要するものとなっていた。本発明は、レンズの
光軸に対するCCDセンサの上下左右位置を、容易に調
整可能な機構を提供する。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、原稿を
照射する光源と、原稿からの画像光を反射するミラー
と、該画像光を結像するレンズと、結像した画像光を光
電変換するCCDセンサとを備えた画像読取装置であっ
て、レンズの取付部材と、CCDセンサの取付部材と、
レンズの取付部材とCCDセンサの取付部材とを接続す
る少なくとも一つの取付部材と、を備え、前記複数の取
付部材の少なくとも一つに、レンズの光軸に対して上下
方向および左右方向となる長孔を形成すると共に、前記
複数の取付部材の少なくとも一つに、前記長孔の形成方
向に沿ってのみ長孔内を移動可能なピンを固設したもの
である。以上の作用としては、CCDセンサは取付部材
を介して、上下方向(Y方向)の移動および前後軸回り
方向(A方向)の移動、左右方向(X方向)の移動の三
通りの移動のみが可能とされる。特に、上下方向および
左右方向の二方向のうち、いずれか一方向にCCDセン
サを移動させる際には、前記二方向における他方向への
移動が制止される。したがって、上下方向(左右方向)
への調整に伴って、左右方向(上下方向)の調整がズレ
るなどの不具合がない。以上の効果としては、CCDセ
ンサの位置固定のための機構を容易に構成でき、固定に
要する部材点数や工数が、従来よりも削減される。そし
て、レンズに対するCCDセンサの上下左右位置の調整
を正確に可能として、原稿の読取りを確実に行うことが
可能となる。
の内、二つの取付部材を両取付部材が当接する向きに付
勢する付勢部材を設けたものである。以上の作用として
は、前記取付部材間のボルト締結を緩和しても、CCD
センサの前後方向への位置ズレを抑止できる。以上の効
果としては、CCDセンサでの結像のピントを保ったま
ま、上下および左右方向の調整が可能となる。
取付部材を第一の取付部材とし、前記レンズの取付部材
とCCDセンサの取付部材とを接続する少なくとも一つ
の取付部材は、第二の取付部材、及び第三の取付部材を
含み、前記レンズの取付部材に対して第三の取付部材を
固定可能に設け、第三の取付部材のレンズ側に第二の取
付部材を設け、第三の取付部材の反レンズ側にCCDセ
ンサを取付ける第一の取付部材を設け、第二の取付部材
に、上下方向および左右方向となる長孔を形成し、第三
の取付部材に、前記上下方向の長孔内を移動可能なピン
を固設し、第一の取付部材に、前記左右方向の長孔内を
移動可能なピンを固設し、第一の取付部材と第二の取付
部材を両取付部材が当接する向きに付勢する付勢部材を
設けたものである。以上の作用としては、レンズの取付
側である第三の取付部材に対して、第一・第二の取付部
材を、上下方向(Y方向)に移動させることができる。
また、第二の取付部材に対して、CCDセンサを取付け
た第一の取付部材を左右方向(X方向)に移動させるこ
とができる。そして、それぞれの方向への移動を行う際
は、他方向の移動が制止される。また、第一の取付部材
と第二の取付部材との間のボルト締結を緩和しても、C
CDセンサの前後方向への位置ズレを抑止できる。以上
の効果としては、CCDセンサの位置固定のための機構
を容易に構成でき、固定に要する部材点数や工数が、従
来よりも削減される。そして、レンズに対するCCDセ
ンサの上下左右位置の調整を正確に可能として、原稿の
読取りを確実に行うことが可能となる。
装置31の全体構成について、図1、図2を用いて説明
する。図1は画像読取装置の全体構成を示す概略側面図
であり、図2は原稿33からCCDセンサ13までの画
像光8の光路を示す概略平面図である。図1に示すよう
に、画像読取装置31の上面に設けた原稿台ガラス32
上に、原稿33が載置されている。図1において、副走
査方向は左方向であり、主走査方向は、紙面に垂直なる
両方向である。画像読取装置31の内部には、副走査方
向に移動する第一走査体14と第二走査体15とが設け
られており、両走査体14・5は一定の速度比(本実施
例では2:1)で走行する。
7が設けられると共に、上面にスリット状の開口が設け
られている。そして、原稿33のうち、第一走査体14
直上に位置する線状部分33aを、照明可能である。該
照明光が線状部分33aで反射して生じた画像光8は、
まず、前記開口直下に設けた第一ミラー9で反射され
る。第二走査体15には、第一ミラー9と副走査方向で
対向する第二ミラー10と、第二ミラー10と鉛直方向
で対向する第三ミラー11とが設けられている。そし
て、第一ミラー9で反射した画像光8は、第二走査体1
5に設けた第二ミラー10および第三ミラー11で反射
される。
1、図2に示すように、レンズ12およびCCDセンサ
センサ13が配置されている。第三ミラー11で反射し
た画像光8は、レンズ12を通過して屈折された後、C
CDセンサ(光電変換素子を備えるセンサ)13上のC
CD面13aに照射される。
移動させて読取を行うことで、原稿33の全面の画像情
報が読み取られる。
(物点)からCCDセンサ13(像点)までの光路長が
物像間距離Lであり、レンズ12の中心CからCCDセ
ンサ13までの距離がフランジバックDである。物像間
距離LとフランジバックDとによって、CCDセンサ1
3上での前記画像光8の結像範囲22が決定される。結
像範囲22は、線状部分33aの画像光が、レンズ12
によって、CCD面13a上に結像した領域である。
との相対位置を調整する調整機構について説明する。レ
ンズ12とCCDセンサ13との相対位置が適切な位置
から外れている場合は、読みとられた原稿画像を印刷す
る際に、画像がぼやけたり、印刷位置がずれたりなどの
不具合を生じる。前記調整機構は、レンズ12のCCD
センサ13に対する位置調整により、このような不具合
の発生を防止するものである。なお、本発明における調
整機構は、ピント合わせ調整が容易に構成されている点
が、特徴的な点である。
置の調整は、光軸方向に対するピント調整と、光軸方向
と直交する方向に対する位置調整とからなる。CCDセ
ンサ13を光軸方向に対して移動させてピント調整を行
う。また、CCDセンサ13を、光軸方向と直交方向に
移動させて、CCDセンサ13内に光束が収まるように
位置調整を行う。ピント調整は、光軸方向である前後方
向(図中Z方向)の調整と、上下方向を軸とする上下軸
回り方向(B方向)の調整とからなる。この二方向の調
整により、CCDセンサ13のレンズ12に対する光軸
方向での相対位置が調整される。また、光束を収めるた
めの位置調整は、左右方向(X方向)の調整と、上下方
向(Y方向)の調整と、前後方向を軸とする前後軸回り
方向(A方向)の調整とからなる。これらの三方向の調
整により、CCDセンサ13のレンズ12に対する前記
垂直方向での相対位置が調整される。なお、本明細書に
おいては、前述したように、受光装置16における前後
方向(Z方向)を、レンズ12の光軸方向とし、前後方
向(Z方向)に対して互いに垂直となる二方向を、左右
方向(X方向)および上下方向(Y方向)としている。
置において、前後方向(Z方向)および上下軸回り方向
(B方向)のいずれか一方がズレていると、レンズ12
による結像と、CCDセンサ13のCCD面13aとが
一致しない状態となる。つまり、ピントが外れた状態で
ある。また、前記相対位置において、上下方向(Y方
向)、前後軸回り方向(A方向)、左右方向(X方向)
のいずれか一つがズレていると、レンズ12による結像
がCCD面13aから外れてしまう状態となる。CCD
面13aの上下幅は、例えば5μm程度である。したが
って、前記相対位置が、上下方向(Y方向)や前後軸回
り方向(A方向)で僅かにズレただけで、原稿画像の読
み取りができなくなってしまう。また、左右方向(X方
向)でズレると、レンズ12による結像の端部と、CC
D面13aでの読取り開始位置(第一画素点P)とが一
致しなくなる。そして、原稿画像が左右にズレたり、画
像の左右方向の一部が切れて、記録されてしまうことに
なる。
ぞれの方向で独立に調整可能であることが望ましい。五
方向とは、再び記すと、前後方向(Z方向)、左右方向
(X方向)、上下方向(Y方向)、上下軸回り方向(B
方向)、前後軸回り方向(A方向)である。このとき、
一方向の調整作業によって、別方向の調整位置に変化が
生じると、五方向全部における位置調整を完了させるの
は、至難な作業となってしまう。本発明の画像形成装置
31に備える受光装置16には、それぞれの方向で独立
に、レンズ12とCCDセンサ13との相対位置を調整
可能とする調整機構が備えられている。該調整機構を備
える受光装置16について、以下で詳説する。
であるベース5と、CCDセンサ13の取付部材である
第一アングル1と、ベース5と第一アングル1とを接続
する取付部材とが備えられている。該取付部材として
は、ベース5に取り付けられるパン4、パン4に取り付
けられる第三アングル3、第三アングル3に取り付けら
れる第二アングル2がある。
定され、CCDセンサ13は第一アングル1に位置決め
されて固定される。したがって、レンズ12とCCDセ
ンサ13との相対位置の調整は、ベース5とアングル1
との相対位置の調整により行われる。
な方向について、図3、図4を用いて、各取付部材毎に
説明する。なお、各取付部材間の具体的な調整や位置決
め等の構成については、後述する。図3は受光装置16
の構成および調整可能方向を示す斜視図であり、図4は
受光装置16の構成を示す斜視図である。
(レンズ12の取付部材)に対して、上下軸回り方向
(B方向)への調整が可能である(第一調整)。つま
り、第一調整により、レンズ12に対するCCDセンサ
13の位置を、上下軸回り方向(B方向)で調整可能で
ある。なお、上下軸回り方向(B方向)での回動の支点
は、パン4に設けられたピン18である。第三アングル
3は、パン4に対して、前後方向(Z方向)への調整が
可能である(第二調整)。つまり、第二調整により、レ
ンズ12に対するCCDセンサ13の位置を、前後方向
(Z方向)で調整可能である。第一アングル1および第
二アングル2は、第三アングル3に対して、上下方向
(Y方向)の調整(第三調整)と、前後軸回り方向(A
方向)への調整(第四調整)とが可能である。第三・第
四調整に関しては、第一アングル1および第二アングル
2は、一体となって移動する。つまり、第三調整によ
り、レンズ12に対するCCDセンサ13の位置を、上
下方向(Y方向)で調整可能である。また、第四調整に
より、レンズ12に対するCCDセンサ13の位置を、
前後軸回り方向(A方向)で調整可能である。第一アン
グル1は、第二アングル2に対して、左右方向(X方
向)への調整が可能である(第五調整)。つまり、第五
調整により、レンズ12に対するCCDセンサ13の位
置を、左右方向(X方向)で調整可能である。
れぞれ独立に行うことが可能である。第一アングル1と
第二アングル2とが一体となって移動する、第三調整お
よび第四調整においても、それぞれの調整を、独立に行
うことが可能である。
の各方向に対して、それぞれ独立に行うことが可能であ
る。したがって、レンズ12の取付部材であるベース5
に対し、CCDセンサ13の取付部材である第一アング
ル1を、五つの各方向に対して、独立に調整することが
可能となる。以下で、各取付部材間の位置調整に際し、
五つの各方向に対して独立に調整可能とする調整機構の
構成について、説明する。
ボルト締結により固定されるものである。ボルト締結を
緩めることで、該ボルト締結により固定されていた取付
部材は、ボルトの軸方向に対しては、固定が解除され
る。また、ボルトを引き抜いてしまうことで、ボルトの
軸方向に対する上下および左右方向に対しても、取付部
材の固定が解除される。ここで、ボルト締結により固定
される取付部材に、ボルトの径と同じ大きさの孔ではな
く、それ以上の大きさの孔や長孔が形成されていると、
ボルトを引き抜かなくても、前記孔や長孔によるボルト
の規制範囲内で、前記取付部材が移動可能となる。以上
の作用は、締結用のボルトに代えて、取付部材に固設し
たピンとした場合でも、同様である。本発明では、長孔
と軸状部材(ボルトおよびピン)とによる以上のような
作用を利用して、レンズ12とCCDセンサ13との間
の位置調整機構を構成している。
調整における構成要素について、予め列挙しておく。第
三・第四調整に関わる構成としては、上下方向(Y方
向)および前後軸回り方向(A方向)の位置調整手段
(上下調整部3h・2dおよび調整ボルト26の一対)
が設けられている。また、該調整時における左右方向
(X方向)の移動を制止する手段(ピン3gおよび長孔
2b)が、設けられている。第三・第四調整に関わる機
構は、本実施例では、一体である。第五調整に関わる構
成としては、左右方向(X方向)の位置調整手段(左右
調整部1d・2gおよび調整ボルト30)と、該調整時
の上下方向(Y方向)の移動を制止する手段(ピン1c
・1cおよび長孔2f・2f)とが、設けられている。
設けた調整機構による前記各調整について、図3から図
10を用いて説明する。図5は受光装置16を示す平面
図であり、図6は受光装置16を示す正面図であり、図
7は受光装置16を示す側面図であり、図8は第三アン
グル3を示す三面図であり、図9は第二アングル2を示
す三面図であり、図10は第一アングル1を示す三面図
である。また、図8から図10において、(a)図は平
面図、(b)図は正面図、(c)図は側面図である。
について、図3から図7を用いて説明する。ベース5は
平板状の部材であり、板面が水平面と平行となるように
配置される。つまり、ベース5は、前後方向(Z方向)
および左右方向(X方向)と平行である。ベース5に
は、レンズ12を取り付けるための支持部材38がボル
ト締結により固定されている。レンズ12は、締付バン
ド39により支持部材38に固定されて、ベース5に固
設の構成である。レンズ12のベース5に対する位置は
固定である。
グに対して、前後方向(Z方向)での調整が可能であ
る。該調整により、前記物像間距離Lが調整される。ベ
ース5には、下方に突出する一対のピン40・40が、
光軸方向(前後方向)に沿って並設されている。また、
画像形成装置31のケーシングにも、光軸方向の長孔
(不図示)が一対形成されている。該長孔の形成方向
(光軸方向)に対する左右幅はピン40の外径程度であ
り、該一対の長孔にそれぞれピン40・40を挿入する
ことで、ベース5が前記ケーシングに対して前後方向
(Z方向)移動可能である。また、ベース5には、画像
形成装置31のケーシングに対して、ボルト締結により
固定するための長孔5b・5bが、レンズ12の左右に
並行に設けられている。長孔5b・5bの形成方向は、
前後方向(Z方向)である。そして、ベース5を基部と
する受光装置16を、前後方向(Z方向)に沿って、画
像形成装置31のケーシングに対し、位置調整可能であ
る。
センサ13のB方向調整)について、図3から図7を用
いて説明する。第一調整においては、ベース5に対して
パン4を、上下軸回り方向(B方向)に移動させて、調
整を行う。
ス5と平行に配置される。パン4は、ベース5に対し、
上下軸回り方向(B方向)回動可能となるように設けら
れる。パン4には、ベース5に対する回動支点として、
ピン18が設けられている。ピン18は、パン4の下面
に固設されて、下方に延出するように設けられている。
また、ベース5には、図4に示すように、ピン18を軸
支するためのピン孔5aが形成されている。ここで、前
記回動支点となるピン18は、平面視で、CCDセンサ
13の第一画素点P(の鉛直線上)となるようにしてい
る。このため、第一画素点Pの位置は、ベース5に対し
てパン4を回動させても、変化しない。
とにより、位置固定される。パン4には、長孔4aおよ
び長溝4bが形成されており、ベース5には、取付孔5
c・5dが形成されている。長孔4aおよび長溝4b
は、長手方向を前後方向としており、短手方向の幅は、
締結用のボルト21の軸部の径よりも、長く形成されて
いる。取付孔5c・5dはボルト21の軸部と同径で、
内部に雌ねじが形成されている。つまり、長孔4aおよ
び長溝4bには、ボルト21軸部の外径に対して遊びが
設けられている。このため、この遊びの範囲内で、パン
4のベース5に対する上下軸回り方向(B方向)での固
定位置を、調整可能である。
し、上下軸回り方向(B方向)で、固定位置を調整可能
とされている。ベース5に対するパン4の調整時(第一
調整時)には、CCDセンサ13はパン4に対して固定
である。したがって、この調整により、レンズ12に対
しCCDセンサ13を、上下軸回り方向(B方向)で調
整することができる。
センサ13のZ方向調整)について、図3から図8を用
いて説明する。第二調整においては、パン4に対して第
三アングル3を前後方向(Z方向)に移動させて、調整
を行う。受光装置16の調整機構には、前後方向(Z方
向)の位置調整手段(前後調整部4e・3eおよび調整
ボルト24)と、該調整時の左右方向(X方向)の移動
を制止する手段(ピン4c・4cおよび長孔3c・3
c)とが、設けられている。
8を用いて説明する。第三アングル3は、図8に示すよ
うに、平面状部分を二面有するL字状の部材であり、平
面状部分として、水平部3aおよび垂直部3bを備えて
いる。水平部3aは平面視L字形状であり、垂直部3b
は前後方向(Z方向)より見て、矩形状である。第三ア
ングル3は、垂直部3bがCCDセンサ13側となり、
水平部3aの延出側にレンズ12が位置するように、パ
ン4上に配置される。第三アングル3に、第二アングル
2を介して、CCDセンサ13の取付部材である第一ア
ングル1が取り付けられる。
開口3fが形成されており、レンズ12からCCDセン
サ13に向けて画像光8が照射可能となるようにしてい
る。レンズ12からCCDセンサ13までの光経路上に
設けられる他の取付部材においても、後述するが、第三
アングル3に形成した開口3fと類似の開口が形成され
ている。そして、各取付部材により、画像光8の照射が
妨げられないようにしている。
パン4間とは、ボルト締結により固定される。該ボルト
締結の構成は、次のようなものである。第三アングル3
の水平部3aには、長孔3d・3dが並列に形成されて
いる。また、パン4には、長孔3d・3dに対応する取
付孔が形成されている。長孔3d・3dは締結用のボル
ト23・23を挿通して、締結を緩めた状態では、該ボ
ルト23・23を前後に移動可能である。また、前記取
付孔はボルト23の軸部と同径で、内部に雌ねじが形成
されている。つまり、ボルト23・23とパン4とで第
三アングル3を挟み込んで、第三アングル3をパン4に
締結固定する構成である。
動制止手段について説明する。パン4上には、図3から
図8に示すように、上方に延出するピン4c・4cが、
前後に並設されている(図4に後側のピン4c、図5に
前側のピン4cが図示同時に一対のピン4c・4cが見
える図面無し)。一方、第三アングル3の水平部3aに
は、図8に示すように、ピン4c・4cをそれぞれ挿通
すると共に、前後方向(Z方向)に移動可能とする長孔
3c・3cが形成されている。そして、パン4に設けた
ピン4c・4cと、第三アングル3に形成した長孔3c
・3cとで、第三アングル3はパン4に対して、左右方
向(X方向)の移動を制止されながら、前後方向(Z方
向)に移動が可能となっている。つまり、ピン4c・4
cと長孔3c・3cとで、第二調整(レンズ12に対す
るCCDセンサ13のZ方向調整)における左右方向
(X方向)の移動制止手段が構成される。
整)の手段について説明する。パン4の右側(図5の右
側)前端に、上方へ延出する前後調整部4eが形成され
ている。一方、第三アングル3の水平部3aにも、右側
前端に、上方へ延出する前後調整部3eが形成されてい
る。互いに平行となる前後調整部4e・3eには、それ
ぞれ挿入溝および取付孔が形成されており、該挿入溝お
よび取付孔に、前後方向の調整ボルト24が取り付けら
れる。該挿入溝は上方が開口している。前後調整部3e
に形成される取付孔は、調整ボルト24の軸部と同径
で、内部に雌ねじが形成されている。そして、調整ボル
ト24は、前後調整部4eの挿入溝に上側より挿入され
て、前後調整部4eを介して、前後調整部3eに螺合さ
れる。調整ボルト24の軸部後端側には、Eリング25
が嵌め込まれている。そして、調整ボルト24のボルト
頭とEリングとで、前後調整部4eを挟み込んで、調整
ボルト24がパン4に対して、前後方向(Z方向)に移
動するのを制止している。
を緩和した状態で、調整ボルト24を工具を用いて回動
させると、調整ボルト24と噛み合っている前後調整部
3eが、前後調整部4eに対して前後方向(Z方向)に
移動する。つまり、第三アングル3がパン4に対して前
後方向(Z方向)に移動する。
せない限り、第三アングル3はパン4に対して前後方向
(Z方向)に移動することがない。調整ボルト24の回
動が停止した状態では、調整ボルト24の軸部と前後調
整部3eの取付孔との噛合により、前記前後方向(Z方
向)の移動が規制されている。調整ボルト24の回動に
より、第三アングル3のパン4に対する前後位置を調整
するので、第三アングル3の移動量を、人力により微細
に制御できる。したがって、第三アングル3のパン4に
対する、正確な前後方向(Z方向)の位置調整が可能で
ある。
センサ13のY方向調整)と第四調整(レンズ12に対
するCCDセンサ13のA方向調整)とについて、図3
から図10を用いて説明する。第三・第四調整において
は、第三アングル3に対して、第二アングル2および第
一アングル1を、上下方向(Y方向)もしくは前後軸回
り方向(A方向)に移動させて、調整を行う。受光装置
16の調整機構には、上下方向(Y方向)および前後軸
回り方向(A方向)の位置調整手段(上下調整部3h・
2dおよび調整ボルト26の一対)が設けられている。
また、該調整時における左右方向(X方向)の移動を制
止する手段(ピン3gおよび長孔2b)が、設けられて
いる。
形状の平板部材である。そして、第二アングル2の板面
が、第三アングル3の垂直部3bの板面と平行に配置さ
れる。第二アングル2は、垂直部3bの前側(レンズ1
2側)に位置する。
センサ13までの光経路上に設けられる取付部材の一つ
であり、このため、第二アングル2の上下左右中央部に
は、開口2aが形成されている。また、第三アングル3
の開口3fと、第二アングル2の開口2aとが、光軸方
向Aより見て重複するように、第二アングル2が第三ア
ングル3に対して配置される。そして、レンズ12から
CCDセンサ13に向けて、画像光8が照射可能となる
ようにしている。
三アングル3を介して、第一アングル1に取り付けられ
る。第一アングル1については後述するが、該第一アン
グル1の配置位置は、第三アングル3の後側である。そ
して、ボルト締結を緩和した状態では、第二アングル2
は第三アングル3に対して、上下方向(Y方向)の移動
および前後軸回り方向(A方向)の移動のみ許容される
状態となる。ここで、この上下方向(Y方向)の移動お
よび前後軸回り方向(A方向)の移動に関しては、アン
グル1・2は、一体となって移動する。以下で、この構
成について具体的に説明する。
向)の移動制止手段について説明する。第三アングル3
の垂直部3bの前面には、前方に延出するピン3gが固
設されている。一方、第二アングル2には、ピン3gを
挿通すると共に、上下方向に移動可能とする長孔2bが
形成されている。そして、第三アングル3に設けたピン
3gと、第二アングル2に形成した長孔2bとで、第二
アングル2は第三アングル3に対して、左右方向(X方
向)の移動を制止されながら、上下方向(Y方向)の移
動および前後回りが可能となっている。ここで、第二ア
ングル2・第三アングル3間には、長穴と該長孔の形成
方向に沿って移動可能なピンのセットが一組しか設けら
れていないので、上下方向(Y方向)の移動に加えて、
前後軸回り方向(A方向)の移動が可能である。ピン3
gが、前記前後軸回り方向(A方向)の移動の回動支点
となる。
(A方向)の位置調整(第三および第四調整)の手段に
ついて説明する。第三アングル3の垂直部3bの上部に
は、左右両側に、上下調整部3h・3hが形成されてい
る。上下調整部3h・3hは、垂直部3bより前方へ延
出している。一方、第二アングル2には、第二アングル
2の上下方向(Y方向)の移動に依らず、上下調整部3
h・3hが第二アングル2と接触しないように、開口2
c・2cが形成されている。開口2cは上下調整部3h
よりも幅広の左右幅である。また、開口2cの上下幅
は、ピン3gの上下方向(Y方向)に移動する長孔2b
より幅広に形成されており、長孔2bを移動するピン3
gを規制しないようにしている。また、第二アングル2
には、開口2c・2cの下端部にそれぞれ、上下調整部
2d・2dが設けられている。上下調整部2d・2d
は、第二アングル2より前方へ延出している。
は、それぞれ挿入溝3jおよび取付孔2eが形成されて
おり、該挿入溝3jおよび取付孔2eに、上下方向の調
整ボルト26(図3から図7に図示)が取り付けられ
る。取付孔2eは、調整ボルト26の軸部と同径で、内
部に雌ねじが形成されている。調整ボルト26は挿入溝
3jの開口する前側より挿入されて、上下調整部2dに
螺合される。調整ボルト26の軸部後端側には、Eリン
グ27が嵌め込まれている。そして、調整ボルト26の
ボルト頭とEリング27とで、上下調整部3hを挟み込
んで、調整ボルト26が第三アングル3に対して、上下
方向(Y方向)に移動するのを制止している。
間のボルト締結を緩和した状態で、調整ボルト26を工
具を用いて回動させると、調整ボルト26と噛み合って
いる上下調整部2dが、上下調整部3hに対して上下方
向(Y方向)に移動する。左右の調整ボルト26の一方
のみを回動させると、第二アングル2は第三アングル3
に対して前後軸回り方向(A方向)に移動する。また、
左右の調整ボルト26を左右で均等に回動させると、第
二アングル2が第三アングル3に対して上下方向(Y方
向)に移動する。
に対する左右方向(X方向)の移動は、ピン3gが長孔
2bに沿ってのみ移動可能とされることで、制止され
る。また、第三・第四調整時には、第二アングル2の第
三アングル3への締結固定が解除される。したがって、
第二アングル2の第三アングル3に対する前後方向(Z
方向)の移動は規制されないが、後述する付勢構造によ
り、第二アングル2は第三アングル3側へ付勢されて、
第二アングル2が第三アングル3に当接する状態が保た
れる。
り、第二アングル2は第三アングル3に対して、上下方
向(Y方向)または前後軸回り方向(A方向)に移動す
ることがない。調整ボルト26の回動が停止した状態で
は、調整ボルト26の軸部と上下調整部2dの取付孔2
eとの噛合により、第二アングル2の第三アングル3に
対する上下方向(Y方向)の移動および前後軸回り方向
(A方向)の移動が制止される。なお、調整ボルト26
を回動させている時は、前記上下方向(Y方向)の移動
および前後軸回り方向(A方向)の移動が、ピン3gが
長孔2bの上下端に当接する範囲内で可能である。
アングル1間の締結を緩和して、第二アングル2の第三
アングル3に対する上下方向(Y方向)の位置および前
後軸回り方向(A方向)の位置調整の際に、ピン3gと
長孔2bとによる作用により左右方向(X方向)の移動
が制止される。同時に、後述の付勢構造により前後方向
(Z方向)の移動が抑止される。また、左右の調整ボル
ト26の回動により、調整を行うので、第二アングル2
の移動量を、人力により微細に制御できる。したがっ
て、第二アングル2の第三アングル3に対する、正確な
上下方向(Y方向)および前後軸回り方向(A方向)の
位置調整が可能である。
センサ13のX方向調整)について、図3から図10を
用いて説明する。第五調整においては、第二アングル2
に対して第一アングル1を左右方向(X方向)に移動さ
せて、調整を行う。受光装置16の調整機構には、左右
方向(X方向)の位置調整手段(左右調整部1d・2g
および調整ボルト30)と、該調整時の上下方向(Y方
向)の移動を制止する手段(ピン1c・1cおよび長孔
2f・2f)とが、設けられている。
ングル1は、図10に示すように、矩形状の平板部材で
ある。そして、第一アングル1の板面が、第三アングル
3の垂直部3bの板面と平行に配置される。第一アング
ル1は、垂直部3bの後側(反レンズ12側)に位置す
る。
付部材である。第一アングル1の後面には、支持体28
・28が固設されており、該支持体28・28にCCD
センサ基板29がボルト締結により固定される。CCD
センサ基板29上にはCCDセンサ13が固設されてい
る。CCDセンサ基板29の第一アングル1への取付状
態において、CCD面13aが前側(レンズ12側)と
なる。そして、前記開口3f・2aおよび第一アングル
1の上下左右中央部に形成される開口1aを経て、レン
ズ12からCCDセンサ13に向けて、画像光8が照射
可能である。
向けて遮光板1bが延出している。そして遮光板1bに
よりCCDセンサ13を上部から保護し、CCDセンサ
13の位置調整時に、外部からの光がCCDセンサ13
に入射するのを防止している。外部からの光は、レンズ
12により受光面13aに結像する像の外乱として作用
する。
ト締結の構成について説明する。第一アングル1の左右
両端部には、左右方向(X方向)の長孔1f・1fが形
成されている。一方、第二アングル2の左右両端部に
は、締結用のボルト35(図4に図示)と噛合する取付
孔2jが形成されている。取付孔2jはボルト35の軸
部と同径で、内部に雌ねじが形成されている。そして、
第一アングル1に設けた長孔1f・1fを、左右方向
(X方向)の長孔とすることで、ボルトを引き抜くこと
なく、ボルト35による締結を緩和した状態でも、第二
アングル2に対して第一アングル1が、左右方向(X方
向)に移動可能となるようにしている。
に位置する第三アングル3には、垂直部3bの左右両端
部に、開口3m・3mが形成されている。該開口3m
は、ボルト35の軸部の径よりも、上下幅および左右幅
の双方が幅広に形成されており、第三・第四・第五調整
時に、ボルト35が第三アングル3に接触することがな
い。なお、第三・第四・第五調整時において、ボルト3
5は、上下方向(Y方向)、前後軸回り方向(A方
向)、左右方向(X方向)に移動する。
動制止手段について説明する。第一アングル1は、前述
したように、第二アングル2とボルト締結により固定可
能である。第一アングル1の前面には、支持体28・2
8の左右に、前方に延出するピン1c・1cが固設され
ている。一方、第二アングル2には、ピン1c・1cを
挿通すると共に、左右方向(X方向)に移動可能とする
長孔2f・2fが形成されている。そして、第一アング
ル1に設けたピン1c・1cと、第二アングル2に形成
した長孔2f・2fとで、第一アングル1は第二アング
ル2に対して、上下方向(Y方向)の移動を制止されな
がら、左右方向(X方向)に移動が可能となっている。
に位置する第三アングル3の垂直部3bが、ピン1c・
1cの障害とならないように、垂直部3bには、開口3
k・3kが形成されている。該開口3kは、ピン1cよ
りも、上下幅および左右幅の双方が幅広に形成されてお
り、CCDセンサ13の上下左右位置の調整時に、ピン
1cが第三アングル3に接触することなく、上下方向
(Y方向)に移動および左右方向(X方向)に移動でき
るようにしている。
て説明する。第二アングル2の右端には、前方へ延出す
る左右調整部2gが形成されている。一方、第一アング
ル1の右端にも、前方へ延出する左右調整部1dが形成
されている。互いに平行となる左右調整部1d・2gに
は、それぞれ挿入溝1eおよび取付孔2hが形成されて
おり、該挿入溝1eおよび取付孔2hに、左右方向の調
整ボルト30(図3に図示)が取り付けられる。取付孔
2eは、調整ボルト30の軸部と同径で、内部に雌ねじ
が形成されている。調整ボルト30は挿入溝1eの開口
する前側より挿入されて、左右調整部2gに螺合する。
調整ボルト30の軸部後端側には、Eリング34が嵌め
込まれている。そして、調整ボルト30のボルト頭とE
リング34とで、左右調整部1dを挟み込んで、調整ボ
ルト30が第一アングル1に対して、左右方向(X方
向)に移動するのを制止している。
間のボルト締結を緩和した状態で、調整ボルト30を工
具を用いて回動させると、調整ボルト30と噛み合って
いる左右調整部2gに対して、左右調整部1dが左右方
向(X方向)に移動する。つまり、第一アングル1が第
二アングル2に対して左右方向(X方向)に移動する。
(A方向)・第五調整(X方向)の際に、第三アングル
3に対し、第一アングル1・第二アングル2がどのよう
に移動するかについて、まとめてみる。第三・第四調整
時には、第三アングル3に対して第二アングル2を、上
下方向(Y方向)または前後軸回り方向(A方向)に移
動させる。ピン3gが上下方向の長孔2bに規制される
ので、第二アングル2は第三アングル3に対し、左右方
向(X方向)の移動は制止される。一方、上下方向(Y
方向)および前後軸回り方向(A方向)の移動は、長孔
2bの上下幅の範囲で許容される。また、ピン1c・1
cが左右方向の長孔2f・2fに規制されるので、第一
アングル1は第二アングル2に対して上下方向(Y方
向)の移動が制止される。したがって、第三アングル3
に対して第二アングル2が上下方向(Y方向)に移動す
る際に、第一アングル1は第二アングル2と一体となっ
て上下方向(Y方向)に移動する。第五調整時には、第
二アングル2に対して第一アングル1を左右方向(X方
向)に移動させる。ピン1c・1cが左右方向の長孔2
f・2fに規制されるので、第一アングル1は第二アン
グル2に対し、上下方向(Y方向)の移動が制止される
と共に、左右方向(X方向)の移動は長孔2fの左右幅
の範囲で許容される。また、ピン3gが上下方向の長孔
2bに規制されるので、第二アングル2は第三アングル
3に対して左右方向(X方向)の移動が制止される。し
たがって、第二アングル2に対して第一アングル1が左
右方向(X方向)に移動する際に、第二アングル2と第
三アングル3は一体となって、(静止して)いる。
は、上下方向(Y方向)の長孔2bを形成すると共に、
左右方向(X方向)の長孔2f・2fを形成している。
これに対し、第三アングル3の垂直部3bには、上下方
向(Y方向)の長孔2bの形成方向に沿ってのみ移動可
能なピン3gを設けている。また、第一アングル1に
は、左右方向(X方向)の長孔2f・2fの形成方向に
沿ってのみ移動可能なピン1c・1cを設けている。つ
まり、CCDセンサ13の取付部材である第一アングル
1、第一アングル1の取付部材である第二アングル2・
第三アングル3等からなる複数の取付部材において、こ
れらの取付部材の一つである第二アングル2に、上下方
向(Y方向)の長孔2bおよび左右方向(X方向)の長
孔2f・2fが形成されている。また、これらの取付部
材の一つである第二アングル2には、長孔2bの形成方
向に沿ってのみ移動可能なピン3gが設けられ、同じく
前記複数の取付部材の一部である第三アングルには、長
孔2f・2fの形成方向に沿ってのみ移動可能なピン1
c・1cが設けられている。
よび左右方向の長孔を形成し、他の二つのアングルに、
それぞれ長孔に対応するピンを設ける構成としている
が、この構成に限定されるものではない。例えば、一つ
目の取付部材に上下方向の長孔を形成すると共に、二つ
目の取付部材に左右方向の長孔を形成し、三つ目の取付
部材に、上下左右両方向の長孔に対応したピンを設ける
ような構成であってもよい。つまり、受光装置16に備
える複数の取付部材のうち、少なくとも一つの取付部材
に(二つの取付部材それぞれでもよい)、上下方向(Y
方向)および左右方向(X方向)の長孔が形成されれば
よい。
介して、上下方向(Y方向)の移動および前後軸回り方
向(A方向)の移動、左右方向(X方向)の移動の三通
りの移動のみが可能とされる。特に、上下方向および左
右方向の二方向のうち、いずれか一方向にCCDセンサ
13を移動させる際には、前記二方向における他方向へ
の移動が制止される。したがって、上下方向(左右方
向)への調整に伴って、左右方向(上下方向)の調整が
ズレるなどの不具合がない。
位置調整手段(左右調整部1d・2gおよび調整ボルト
30)は、該調整(第五調整)時の上下方向(Y方向)
への移動制止手段(ピン1c・1cおよび長孔2f・2
f)と直列に、配置されている。このため、左右方向
(X方向)の位置調整時には、CCDセンサ13はレン
ズ12に対して、左右方向(X方向)にのみ移動し、前
後軸回り方向(A方向)には移動しない。
り方向(A方向)の位置調整手段である上下調整部3h
・2dおよび調整ボルト26の一対は、該調整(第三・
第四調整)時における左右方向(X方向)の移動制止手
段(ピン3gおよび長孔2b)と、並列に配置されてい
る。このため、前記一対の位置調整手段を、双方を均等
に作動(調整ボルト26の回動操作)させると、CCD
センサ13はレンズ12に対して、上下方向(Y方向)
に移動する。また、一方の位置調整手段のみを作動させ
ると、CCDセンサ13はレンズ12に対して、前後軸
回り方向(A方向)に移動する。
および調整ボルト26は、上下方向(Y方向)および前
後軸回り方向(A方向)の位置調整手段を兼用する構成
としている。
一アングル1に設けたピン1c・1cは、第三アングル
3の開口3k・3kおよび第二アングル2の長孔2f・
2fを通じて、前方へ突出している。ピン1c・1cに
は、図3、図4に示すように、それぞれスプリング36
・36が同軸となるように配置されている。ピン1cの
前端部には、Eリング37が設けられており、スプリン
グ36は、Eリング37と第二アングル2の前面とに当
接する。そして、スプリング36は、第一アングル1と
第二アングル2とを、相互に当接させる向きに付勢す
る。
第一アングル1と第二アングル2との間には、第三アン
グル3が挟まれている。
ングル2間を締結するボルト35を緩めたり、引き抜い
たりした状態でも、第一アングル1・第二アングル2間
に、相互向きの付勢力を作用させることができる。つま
り、CCDセンサ13の前後方向への位置ズレを抑止で
きる。このため、締結用のボルト35を緩めて、CCD
センサ13の上下左右位置を調整可能な状態とした際
に、CCDセンサ13の前後方向への位置ズレがないの
で、ピントを保つことができる。そして、ピントが保た
れるので、上下および左右方向の調整が可能となる。
センサの位置固定のための機構を容易に構成でき、固定
に要する部材点数や工数が、従来よりも削減される。そ
して、レンズに対するCCDセンサの上下左右位置の調
整を正確に可能として、原稿の読取りを確実に行うこと
が可能となる。
ンサでの結像のピントを保ったまま、上下および左右方
向の調整が可能となる。
ンサの位置固定のための機構を容易に構成でき、固定に
要する部材点数や工数が、従来よりも削減される。そし
て、レンズに対するCCDセンサの上下左右位置の調整
を正確に可能として、原稿の読取りを確実に行うことが
可能となる。
る。
光路を示す概略平面図である
を示す斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を照射する光源と、原稿からの画像
光を反射するミラーと、該画像光を結像するレンズと、
結像した画像光を光電変換するCCDセンサとを備えた
画像読取装置であって、 レンズの取付部材と、CCDセンサの取付部材と、レン
ズの取付部材とCCDセンサの取付部材とを接続する少
なくとも一つの取付部材と、を備え、 前記複数の取付部材の少なくとも一つに、レンズの光軸
に対して上下方向および左右方向となる長孔を形成する
と共に、前記複数の取付部材の少なくとも一つに、前記
長孔の形成方向に沿ってのみ長孔内を移動可能なピンを
固設した、 ことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 前記複数の取付部材の内、二つの取付部
材を両取付部材が当接する向きに付勢する付勢部材を設
けた、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 【請求項3】 前記CCDセンサの取付部材を第一の取
付部材とし、前記レンズの取付部材とCCDセンサの取
付部材とを接続する少なくとも一つの取付部材は、第二
の取付部材、及び第三の取付部材を含み、 前記レンズの取付部材に対して第三の取付部材を固定可
能に設け、第三の取付部材のレンズ側に第二の取付部材
を設け、第三の取付部材の反レンズ側にCCDセンサを
取付ける第一の取付部材を設け、 第二の取付部材に、上下方向および左右方向となる長孔
を形成し、第三の取付部材に、前記上下方向の長孔内を
移動可能なピンを固設し、第一の取付部材に、前記左右
方向の長孔内を移動可能なピンを固設し、 第一の取付部材と第二の取付部材を両取付部材が当接す
る向きに付勢する付勢部材を設けた、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像
読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002120413A JP2003315928A (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002120413A JP2003315928A (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003315928A true JP2003315928A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29536640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002120413A Pending JP2003315928A (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003315928A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 2002-04-23 JP JP2002120413A patent/JP2003315928A/ja active Pending
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