JP2003313735A - 繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置 - Google Patents
繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置Info
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
繊維ストランドを凝縮するための装置が紡糸機内に設け
られ、この繊維ストランドはドラフティング装置の前方
ローラー対から出て、その直ぐ下流に配置された凝縮帯
域に入る。空気透過性輸送ベルトが繊維ストランドを凝
縮帯域を通して輸送する役目をする。輸送ベルトは静止
吸引チャネル上をスライド運動で案内され、この吸引チ
ャネルは輸送ベルトにより覆われる吸引スリットを含
み、この吸引スリットは前方ローラー対に密接に接近し
て始まり、凝縮帯域の終りのニップラインで終わる。吸
引スリットは、輸送ベルトの移動方向に、まず少なくと
も30°の周囲角度に沿ってそこからある距離だけ上部
ローラーの周囲に追従し、その後吸引スリットは少なく
とも90°の角度で偏向し、その終りまで相異なる曲線
で連続する。
られ、この繊維ストランドはドラフティング装置の前方
ローラー対から出て、その直ぐ下流に配置された凝縮帯
域に入る。空気透過性輸送ベルトが繊維ストランドを凝
縮帯域を通して輸送する役目をする。輸送ベルトは静止
吸引チャネル上をスライド運動で案内され、この吸引チ
ャネルは輸送ベルトにより覆われる吸引スリットを含
み、この吸引スリットは前方ローラー対に密接に接近し
て始まり、凝縮帯域の終りのニップラインで終わる。吸
引スリットは、輸送ベルトの移動方向に、まず少なくと
も30°の周囲角度に沿ってそこからある距離だけ上部
ローラーの周囲に追従し、その後吸引スリットは少なく
とも90°の角度で偏向し、その終りまで相異なる曲線
で連続する。
Description
【0001】発明の背景及び概要
本発明は繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置
に関し、それは底部ローラーと上部ローラーからなるド
ラフティング装置の前方ローラー対を含み、その下流に
配置された凝縮帯域を含み、繊維ストランドを凝縮帯域
を通して輸送する空気透過性輸送ベルトを含み、輸送ベ
ルトをスライド運動で案内する静止吸引チャネルを含
み、前方ローラー対にきわめて接近して始まり、吸引チ
ャネル内に配置されており、かつ輸送ベルトにより覆わ
れている吸引スリットを含み、そして凝縮帯域の終りで
繊維ストランドをニップするニップ送出装置を含む。
に関し、それは底部ローラーと上部ローラーからなるド
ラフティング装置の前方ローラー対を含み、その下流に
配置された凝縮帯域を含み、繊維ストランドを凝縮帯域
を通して輸送する空気透過性輸送ベルトを含み、輸送ベ
ルトをスライド運動で案内する静止吸引チャネルを含
み、前方ローラー対にきわめて接近して始まり、吸引チ
ャネル内に配置されており、かつ輸送ベルトにより覆わ
れている吸引スリットを含み、そして凝縮帯域の終りで
繊維ストランドをニップするニップ送出装置を含む。
【0002】ドラフトされた繊維ストランドがドラフテ
ィング装置の前方ローラー対の直ぐ下流で紡糸撚りを与
えられるとき、いわゆる紡糸三角形が前方ローラー対の
ニップラインで発生する。これはドラフトされた繊維ス
トランドがある幅を持つドラフティング装置を離れ、比
較的小さな直径を持つ糸に撚られるので起こる。紡糸三
角形は撚られた糸中に適切に結合されず従って紡績糸の
引張強さに少ししか寄与せずまたは全く寄与しない側繊
維を含む。近年、凝縮帯域がドラフティング装置のドラ
フティング帯域の下流に配置されており、この凝縮帯域
はまたニップラインにより境界付けられている。その下
流でのみ糸はその紡糸撚りを与えられる。繊維は凝縮帯
域で結束されまたは凝縮され、そこでは繊維ストランド
はそれが最も遠い下流でニップラインを離れるとき狭い
ので恐れる紡糸三角形は本質的により狭い。紡績糸はそ
のときより均一で、引裂抵抗性で毛羽立ちが少ない。
ィング装置の前方ローラー対の直ぐ下流で紡糸撚りを与
えられるとき、いわゆる紡糸三角形が前方ローラー対の
ニップラインで発生する。これはドラフトされた繊維ス
トランドがある幅を持つドラフティング装置を離れ、比
較的小さな直径を持つ糸に撚られるので起こる。紡糸三
角形は撚られた糸中に適切に結合されず従って紡績糸の
引張強さに少ししか寄与せずまたは全く寄与しない側繊
維を含む。近年、凝縮帯域がドラフティング装置のドラ
フティング帯域の下流に配置されており、この凝縮帯域
はまたニップラインにより境界付けられている。その下
流でのみ糸はその紡糸撚りを与えられる。繊維は凝縮帯
域で結束されまたは凝縮され、そこでは繊維ストランド
はそれが最も遠い下流でニップラインを離れるとき狭い
ので恐れる紡糸三角形は本質的により狭い。紡績糸はそ
のときより均一で、引裂抵抗性で毛羽立ちが少ない。
【0003】ドラフティング装置の下流に配置された凝
縮帯域を持つ上述の形式の装置はドイツ公開特許出願1
9846268で公知技術である。ドラフティング装置
の前方ニップラインから出て行くドラフトされた繊維ス
トランドは吸引スリットへのその経路上でほとんど全く
偏向されないが、この領域内ではそれにもかかわらずそ
れが空気透過性輸送ベルトに到達する前に支持体なしに
長い距離を橋渡ししなければならない。しかし、ドラフ
ティング装置の前方ローラー対から輸送ベルトへの繊維
ストランドにより移動される移転領域は、示されたよう
に、極めて重要である。前方ニップラインに関して吸引
チャネルの変更位置が糸の品質の低下をもたらす。従っ
て目的は吸引管を前方ローラー対のくさび状隙間中にで
きるだけ遠くまで突出させることであった。しかし、こ
れはそこに設けられた吸引チャネルの偏向縁に比較的小
さな半径を必要とした。しかし、かかる小さな半径は、
輸送ベルトがスライド運動で案内されており、このスラ
イド運動ができるだけ滑らかな走行であらねばならない
ので、除外される。
縮帯域を持つ上述の形式の装置はドイツ公開特許出願1
9846268で公知技術である。ドラフティング装置
の前方ニップラインから出て行くドラフトされた繊維ス
トランドは吸引スリットへのその経路上でほとんど全く
偏向されないが、この領域内ではそれにもかかわらずそ
れが空気透過性輸送ベルトに到達する前に支持体なしに
長い距離を橋渡ししなければならない。しかし、ドラフ
ティング装置の前方ローラー対から輸送ベルトへの繊維
ストランドにより移動される移転領域は、示されたよう
に、極めて重要である。前方ニップラインに関して吸引
チャネルの変更位置が糸の品質の低下をもたらす。従っ
て目的は吸引管を前方ローラー対のくさび状隙間中にで
きるだけ遠くまで突出させることであった。しかし、こ
れはそこに設けられた吸引チャネルの偏向縁に比較的小
さな半径を必要とした。しかし、かかる小さな半径は、
輸送ベルトがスライド運動で案内されており、このスラ
イド運動ができるだけ滑らかな走行であらねばならない
ので、除外される。
【0004】本発明の目的はドラフティング装置から輸
送ベルトへの繊維ストランドの移行領域を改善すること
である。
送ベルトへの繊維ストランドの移行領域を改善すること
である。
【0005】この目的は本発明により吸引スリットが輸
送ベルトの移動方向にまず少なくとも30°の周囲角度
に沿ってそこからある距離だけ上部ローラーの周囲に追
従し、その後吸引スリットが少なくとも90°の角度で
偏向し、その終りまで相異なる曲線で連続することによ
り達成された。
送ベルトの移動方向にまず少なくとも30°の周囲角度
に沿ってそこからある距離だけ上部ローラーの周囲に追
従し、その後吸引スリットが少なくとも90°の角度で
偏向し、その終りまで相異なる曲線で連続することによ
り達成された。
【0006】この実施例により、繊維ストランドは前方
ローラー対のくさび状隙間内の吸引チャネルのために許
容できない程小さな半径の必要なしにドラフティング装
置の前方ニップラインを離れた後に輸送ベルトに非常に
接近させられることができる。加えて繊維ストランドは
この重大な領域を以前より極めて規定された方式で案内
され、そこでは、本発明による吸引スリットの実施例の
結果として、吸引スリットに入る空気流は前方ニップラ
インから出る繊維ストランド上にプラスの影響をもつ。
少なくとも90°の大きな領域に渡って分散された続い
ての偏向はまっ先にリング紡糸機の標準的な糸の幾何学
的配置への譲歩である。
ローラー対のくさび状隙間内の吸引チャネルのために許
容できない程小さな半径の必要なしにドラフティング装
置の前方ニップラインを離れた後に輸送ベルトに非常に
接近させられることができる。加えて繊維ストランドは
この重大な領域を以前より極めて規定された方式で案内
され、そこでは、本発明による吸引スリットの実施例の
結果として、吸引スリットに入る空気流は前方ニップラ
インから出る繊維ストランド上にプラスの影響をもつ。
少なくとも90°の大きな領域に渡って分散された続い
ての偏向はまっ先にリング紡糸機の標準的な糸の幾何学
的配置への譲歩である。
【0007】輸送ベルトと吸引スリットの出発領域との
間にある距離があるとき有利であり、これは吸引チャネ
ルのスライド表面とこのスライド表面に対面する輸送ベ
ルトの下側との間のこの出発領域にあるうつろな空間が
あることを意味する。かくして輸送ベルト摩擦がこの重
大な領域で目立って減少し、一方同時にこの同じ領域で
発生する繊維風綿がより良く吸い出される。
間にある距離があるとき有利であり、これは吸引チャネ
ルのスライド表面とこのスライド表面に対面する輸送ベ
ルトの下側との間のこの出発領域にあるうつろな空間が
あることを意味する。かくして輸送ベルト摩擦がこの重
大な領域で目立って減少し、一方同時にこの同じ領域で
発生する繊維風綿がより良く吸い出される。
【0008】更に輸送ベルトが上部ローラーの周辺に配
置されるとき好都合である。繊維ストランドはかくして
この領域内で軽くニップされ、これが繊維ストランドの
輸送ベルト上への整った沈着に貢献する。
置されるとき好都合である。繊維ストランドはかくして
この領域内で軽くニップされ、これが繊維ストランドの
輸送ベルト上への整った沈着に貢献する。
【0009】最後に、輸送ベルトがまた底部ローラーの
周辺上に配置されるとき有益である。この領域内で輸送
ベルトの移動の方向と底部ローラーは反対方向に走行す
るので、輸送ベルトはこの方式で繊維風綿が付着するこ
とがない。
周辺上に配置されるとき有益である。この領域内で輸送
ベルトの移動の方向と底部ローラーは反対方向に走行す
るので、輸送ベルトはこの方式で繊維風綿が付着するこ
とがない。
【0010】図面の簡略説明
本発明のこれらの及び更なる目的、特徴及び利点は添付
図面に関してなされるその以下の詳細な説明からより容
易に明らかとなるであろう。図面において:図1は本発
明による装置の横断側面図であり、図2は輸送ベルトと
吸引チャネルについての図1の矢印IIの方向の図であ
り、図3は凝縮帯域についての図1の矢印IIIの方向
の図であり、図4は吸引チャネルの変更実施例によるド
ラフティング装置の前方ローラー対の領域の図1からの
部分図である。
図面に関してなされるその以下の詳細な説明からより容
易に明らかとなるであろう。図面において:図1は本発
明による装置の横断側面図であり、図2は輸送ベルトと
吸引チャネルについての図1の矢印IIの方向の図であ
り、図3は凝縮帯域についての図1の矢印IIIの方向
の図であり、図4は吸引チャネルの変更実施例によるド
ラフティング装置の前方ローラー対の領域の図1からの
部分図である。
【0011】図面の詳細な説明
図1から3の繊維ストランド1を凝縮するための概略的
に示された装置は紡糸機、好ましくはリング紡糸機の構
成部分である。
に示された装置は紡糸機、好ましくはリング紡糸機の構
成部分である。
【0012】ドラフティング装置2は本発明による装置
の一部であり、少なくともその前方ローラー対3は駆動
底部ローラー4とこの底部ローラー4に対してしなやか
に押圧された上部ローラー5からなる。略図のみが示さ
れているが、エプロン対6,7は前方ローラー対3の上
流に配置され、ドラフティング装置2の残りの構成要素
は示されていない。
の一部であり、少なくともその前方ローラー対3は駆動
底部ローラー4とこの底部ローラー4に対してしなやか
に押圧された上部ローラー5からなる。略図のみが示さ
れているが、エプロン対6,7は前方ローラー対3の上
流に配置され、ドラフティング装置2の残りの構成要素
は示されていない。
【0013】ドラフティング装置2において、スライバ
ーまたはロービング8がドラフティング方向Aに希望の
繊度までドラフトされる。ドラフティング装置2のドラ
フティング帯域は前方ローラー対3の前方ニップライン
9で終わる。
ーまたはロービング8がドラフティング方向Aに希望の
繊度までドラフトされる。ドラフティング装置2のドラ
フティング帯域は前方ローラー対3の前方ニップライン
9で終わる。
【0014】凝縮帯域10が上述の理由から前方ローラ
ー対3の下流に配置されている。これは好ましくは薄く
て密な網目の織成ベルトとして設計された空気透過性輸
送ベルト11を含み、この輸送ベルト11は繊維ストラ
ンド1を凝縮帯域10を通して移動方向Bに輸送する。
輸送ベルト11は静止吸引チャネル12上をスライド運
動で案内され、この吸引チャネル12は複数の紡糸ステ
ーションに渡って延びる。一時に複数の紡糸ステーショ
ンに供給するために、吸引チャネル12は種々の間隔で
減圧導管13を介して減圧源(図示せず)に連結されて
いる。
ー対3の下流に配置されている。これは好ましくは薄く
て密な網目の織成ベルトとして設計された空気透過性輸
送ベルト11を含み、この輸送ベルト11は繊維ストラ
ンド1を凝縮帯域10を通して移動方向Bに輸送する。
輸送ベルト11は静止吸引チャネル12上をスライド運
動で案内され、この吸引チャネル12は複数の紡糸ステ
ーションに渡って延びる。一時に複数の紡糸ステーショ
ンに供給するために、吸引チャネル12は種々の間隔で
減圧導管13を介して減圧源(図示せず)に連結されて
いる。
【0015】吸引チャネル12は紡糸ステーション当り
に一つの吸引スリット14を備えており、この吸引スリ
ット14は以下により詳細に説明される。各吸引スリッ
ト14は輸送ベルト11により覆われており、前方ロー
ラー対3の前方ニップライン9に密接に接近して始ま
る。
に一つの吸引スリット14を備えており、この吸引スリ
ット14は以下により詳細に説明される。各吸引スリッ
ト14は輸送ベルト11により覆われており、前方ロー
ラー対3の前方ニップライン9に密接に接近して始ま
る。
【0016】凝縮帯域10はその出口側を送出装置15
により境界付けられており、この送出装置15は撚り阻
止としての役目をするニップローラー16を含む。ニッ
プローラー16は送出ニップライン17への繊維ストラ
ンドを輸送ベルト11に対してニップし、輸送ベルト1
1はまた静止吸引チャネル12のスライド表面に対して
ニップされ、従って形成された糸19に引き続いて与え
られる撚りは凝縮帯域10に遡及しない。ニップローラ
ー16は輸送ベルト11を駆動し、また歯付ベルト18
を介して上部ローラー5により駆動される。
により境界付けられており、この送出装置15は撚り阻
止としての役目をするニップローラー16を含む。ニッ
プローラー16は送出ニップライン17への繊維ストラ
ンドを輸送ベルト11に対してニップし、輸送ベルト1
1はまた静止吸引チャネル12のスライド表面に対して
ニップされ、従って形成された糸19に引き続いて与え
られる撚りは凝縮帯域10に遡及しない。ニップローラ
ー16は輸送ベルト11を駆動し、また歯付ベルト18
を介して上部ローラー5により駆動される。
【0017】製造された糸19は送出ニップライン17
の直ぐ下流でその紡糸撚りを与えられる。この結果、糸
19は送出方向Cに撚り装置(図示せず)、例えばリン
グスピンドルに向け供給される。
の直ぐ下流でその紡糸撚りを与えられる。この結果、糸
19は送出方向Cに撚り装置(図示せず)、例えばリン
グスピンドルに向け供給される。
【0018】輸送ベルト11は吸引チャネル12の上を
ほんの部分的に案内され、吸引チャネル12に対してあ
る距離にある緊張要素20により緊張される。
ほんの部分的に案内され、吸引チャネル12に対してあ
る距離にある緊張要素20により緊張される。
【0019】既述のように、繊維ストランド1の前方ニ
ップライン9から輸送ベルト11への移行時に支持体が
ないことは特に重大である。一方では吸引チャネル12
の偏向案内は前方ローラー対3のくさび状隙間中にでき
るだけ遠くまで、突出すべきであり、他方では輸送ベル
ト11の滑らかな走行が必要であるために輸送ベルト1
1のための鋭い縁を持つ偏向器はこの領域内に存在すべ
きでない。それに関連するかつ上述の従来技術の不利益
は排除されるべきである。
ップライン9から輸送ベルト11への移行時に支持体が
ないことは特に重大である。一方では吸引チャネル12
の偏向案内は前方ローラー対3のくさび状隙間中にでき
るだけ遠くまで、突出すべきであり、他方では輸送ベル
ト11の滑らかな走行が必要であるために輸送ベルト1
1のための鋭い縁を持つ偏向器はこの領域内に存在すべ
きでない。それに関連するかつ上述の従来技術の不利益
は排除されるべきである。
【0020】本発明によれば、吸引スリット14の出発
領域21が、輸送ベルト11の移動方向Bに、まず少な
くとも30°の周囲角度に沿ってそこからある距離だけ
上部ローラー5の周囲に追従し、その後吸引スリット1
4が少なくとも90°の角度で偏向し、その終りまで相
異なる曲線で連続し、従って撚り装置(図示せず)に送
出された糸19が標準の紡糸幾何学的配置中に再適合す
ることが規定される。特に図2に見ることができるよう
に、上述の出発領域21は加えて幅広のデルタを持って
始まり、従って前方ニップライン9で移動方向Bに対し
て通常横断的に横切る繊維ストランド1は吸引スリット
14の領域に確実に到達する。
領域21が、輸送ベルト11の移動方向Bに、まず少な
くとも30°の周囲角度に沿ってそこからある距離だけ
上部ローラー5の周囲に追従し、その後吸引スリット1
4が少なくとも90°の角度で偏向し、その終りまで相
異なる曲線で連続し、従って撚り装置(図示せず)に送
出された糸19が標準の紡糸幾何学的配置中に再適合す
ることが規定される。特に図2に見ることができるよう
に、上述の出発領域21は加えて幅広のデルタを持って
始まり、従って前方ニップライン9で移動方向Bに対し
て通常横断的に横切る繊維ストランド1は吸引スリット
14の領域に確実に到達する。
【0021】本発明による吸引スリット14のこの実施
例のために、繊維ストランド1は特に信頼性をもって輸
送ベルト11に移転され、これはまた吸引チャネル12
のスライド表面上に移転される。本発明による吸引スリ
ット14から発生した空気流は前方ニップライン9から
出る繊維ストランド1上にプラスの影響をもつ。
例のために、繊維ストランド1は特に信頼性をもって輸
送ベルト11に移転され、これはまた吸引チャネル12
のスライド表面上に移転される。本発明による吸引スリ
ット14から発生した空気流は前方ニップライン9から
出る繊維ストランド1上にプラスの影響をもつ。
【0022】特に図1に見ることができるように、出発
領域21での吸引スリット14と輸送ベルト11との間
にある距離があり、従って二つの偏向領域間にあるうつ
ろな空間22が発生し、これが一方では輸送ベルト11
と吸引チャネル12との間の摩擦のために好都合であ
り、他方では輸送ベルト11を繊維風綿なしに保つのに
好都合である。
領域21での吸引スリット14と輸送ベルト11との間
にある距離があり、従って二つの偏向領域間にあるうつ
ろな空間22が発生し、これが一方では輸送ベルト11
と吸引チャネル12との間の摩擦のために好都合であ
り、他方では輸送ベルト11を繊維風綿なしに保つのに
好都合である。
【0023】図1に更に見ることができるように、輸送
ベルト11は底部ローラー4と接触する。輸送ベルト1
1と底部ローラー4はこの領域では互いに反対方向に移
動するので、輸送ベルト11はかくしてその外側に付着
する繊維風綿から浄化される。
ベルト11は底部ローラー4と接触する。輸送ベルト1
1と底部ローラー4はこの領域では互いに反対方向に移
動するので、輸送ベルト11はかくしてその外側に付着
する繊維風綿から浄化される。
【0024】図4は吸引チャネル412の幾らか異なる
実施例を持つ図1の一部を示す。上述と同じ要素が維持
される限り、上記と同じ参照番号がまた用いられ、従っ
て繰返しの説明は必要ではない。
実施例を持つ図1の一部を示す。上述と同じ要素が維持
される限り、上記と同じ参照番号がまた用いられ、従っ
て繰返しの説明は必要ではない。
【0025】図4に示された実施例は吸引スリット41
4を含み、その出発領域421は図1から3の実施例と
同一に設計されている。しかし、この実施例から異なる
のは図4の実施例では輸送ベルト11が上部ローラー5
の周辺上に配置されるような方式で案内されることであ
る。繊維ストランドはかくしてこの領域内で追加的にニ
ップされ、これが繊維ストランド1の輸送ベルト11上
への整った沈着を改善する。
4を含み、その出発領域421は図1から3の実施例と
同一に設計されている。しかし、この実施例から異なる
のは図4の実施例では輸送ベルト11が上部ローラー5
の周辺上に配置されるような方式で案内されることであ
る。繊維ストランドはかくしてこの領域内で追加的にニ
ップされ、これが繊維ストランド1の輸送ベルト11上
への整った沈着を改善する。
【0026】図4に更に見ることができるように、輸送
ベルト11と吸引スリット414との間にまたうつろな
空間422がある。
ベルト11と吸引スリット414との間にまたうつろな
空間422がある。
【図1】本発明による装置の横断側面図である。
【図2】輸送ベルトと吸引チャネルについての図1の矢
印IIの方向の図である。
印IIの方向の図である。
【図3】凝縮帯域についての図1の矢印IIIの方向の
図である。
図である。
【図4】吸引チャネルの変更実施例によるドラフティン
グ装置の前方ローラー対の領域の図1からの部分図であ
る。
グ装置の前方ローラー対の領域の図1からの部分図であ
る。
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月15日(2003.5.1
5)
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
Claims (4)
- 【請求項1】 繊維ストランドを凝縮するための紡糸機
の装置であって、それが、底部ローラーと上部ローラー
からなるドラフティング装置の前方ローラー対を含み、
その下流に配置された凝縮帯域を含み、繊維ストランド
を凝縮帯域を通して輸送する空気透過性輸送ベルトを含
み、輸送ベルトをスライド運動で案内する静止吸引チャ
ネルを含み、前方ローラー対に密接接近して始まり、吸
引チャネル内に配置され、かつ輸送ベルトにより覆われ
る、吸引スリットを含み、かつ凝縮帯域の終りで繊維ス
トランドをニップするニップ送出装置を含むものにおい
て、吸引スリット(14;414)の出発領域(21;
421)が、輸送ベルト11の移動方向(B)に、まず
少なくとも30°の周囲角度に沿ってある距離だけ上部
ローラー(5)の周囲に、追従し、その後吸引スリット
14が少なくとも90°の角度で偏向し、かつその終り
まで相異なる曲線で連続することを特徴とする装置。 - 【請求項2】 吸引スリット(14;414)の出発領
域(21;421)と輸送ベルト(11)との間にある
距離が存在することを特徴とする請求項1に記載の装
置。 - 【請求項3】 輸送ベルト(11)が上部ローラー
(5)の周囲上に配置されることを特徴とする請求項2
に記載の装置。 - 【請求項4】 輸送ベルト(11)が底部ローラー
(4)の周囲上に配置されることを特徴とする請求項1
から3のいずれか一つに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10218843.2 | 2002-04-23 | ||
DE2002118843 DE10218843A1 (de) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | Vorrichtung an einer Spinnmaschine zum Verdichten eines Faserverbandes |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003313735A true JP2003313735A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=28798839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003113039A Pending JP2003313735A (ja) | 2002-04-23 | 2003-04-17 | 繊維ストランドを凝縮するための紡糸機の装置 |
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