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JP2003308947A - マイナスイオン発生装置およびこれを備えた環境殺菌装置又は空気清浄装置 - Google Patents

マイナスイオン発生装置およびこれを備えた環境殺菌装置又は空気清浄装置

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JP2003308947A
JP2003308947A JP2002115327A JP2002115327A JP2003308947A JP 2003308947 A JP2003308947 A JP 2003308947A JP 2002115327 A JP2002115327 A JP 2002115327A JP 2002115327 A JP2002115327 A JP 2002115327A JP 2003308947 A JP2003308947 A JP 2003308947A
Authority
JP
Japan
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negative ion
ion generator
air
electrode
dust collecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002115327A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Suminoe
久寿 住江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daitoo Kk
Daito KK
Original Assignee
Daitoo Kk
Daito KK
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Publication date
Application filed by Daitoo Kk, Daito KK filed Critical Daitoo Kk
Priority to JP2002115327A priority Critical patent/JP2003308947A/ja
Publication of JP2003308947A publication Critical patent/JP2003308947A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイナスイオンを効率よく発生させるマイナ
スイオン発生装置を提供する。 【解決手段】 負の直流電圧が印加される放電電極針
(21)と、正の直流電圧が印加される誘電電極(2
2)とを備え、前記誘電電極(22)が前記放電電極針
(21)の先端部よりも後方の側面位置に配置させるよ
うにして問題を解決する。このようにすると、オゾンや
窒素酸化物、プラスイオンなどの有害物質が生成される
ことなくマイナスイオンが多量にかつ広範囲に放出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコロナ放電を利用し
たマイナスイオン放出機構を備えた環境殺菌装置等に関
する。
【0002】
【従来の技術】マイナスイオンは1930年ごろから、
衛生学、生理学、病理学、臨床分野の研究者たちによっ
て、様々な動物実験と臨床的な調査が行われており、近
年では呼吸器疾患や胃酸過多、胃潰瘍、胃内出血、スト
レスなどを解消するの様々な病理的効果が確認されてい
る。
【0003】このため、近年、マイナスイオン発生装置
を備えた環境殺菌装置(空気清浄装置)が知られている
(特開昭63−78471号公報など)。直流フリーコ
ロナ放電(以下、単に、「コロナ放電」という。)はマ
イナスイオンを発生させる仕組みのひとつとして知られ
ているが、まず、その動作原理について説明する。な
お、本明細書において、マイナスイオンとは、電子が分
子(空気中の水分等)に付着してマイナスの電荷を帯び
た粒子をいう。
【0004】直流フリーコロナ放電を発生させる機構
(以下、「コロナ放電機構」という。)は、負の電圧が
印加される棒状ないし針状の放電電極(放電電極針)
と、正の電圧が印加される板状の誘電電極とを対向して
配置してなり、これにより、電界の強い領域だけが局所
的に絶縁破壊され発光すると共に、放電電極針の尖った
先端部から電子を放出させることができる(『電離気体
論』電気学会出版、第106頁等)。
【0005】そして、空気中に電子が放出されると、空
気中の水分等に電子が付着してマイナスイオンが発生す
る。
【0006】図9は、従来のコロナ放電機構を利用した
マイナスイオン発生装置の構成図である。電子を効率よ
く発生させるために、誘電電極102がリング状に構成
され、放電電極針101(マイナス電極)の先端が、放
電電極針の前方に配置された平板リング状の誘電電極1
02(プラス電極)の中心軸と一致するように配置され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマイナ
スイオン発生装置の構成では、以下の点で課題があっ
た。従来のマイナスイオン発生装置の課題を説明するた
めの図として、図10を参照して説明する。従来のマイ
ナスイオン発生装置は放電電極針101から放出された
電子は全てが外部へ放出される訳ではなく、その一部は
静電引力によって誘電電極に捕捉されていた。このた
め、電子の放出効率が悪かった。
【0008】さらに、電子が放電電極針101と誘電電
極102との間の電界によって加速され、空気分子(酸
素O、及び窒素N)を解離させ易かった。その結
果、原子状態の酸素が多量に発生し、この酸素原子
(O)が空気中の酸素分子(O)と結合して、人体に
有害な、オゾン(O)や窒素酸化物(NO)、およ
び酸素原子(O)や窒素原子(N)から電子を失ったプ
ラスイオンなどが生成されていた。すなわち、従来のコ
ロナ放電機構は人体に有益なマイナスイオンの発生効率
が悪いだけでなく、人体に有害なオゾンや窒素酸化物を
発生させるという問題をも有していた。しかも、上述し
たように従来のコロナ放電機構ではマイナスイオンの他
に、プラスイオンも発生していたため、発生した電子が
中和され、マイナスイオンの発生効率をますます低下さ
せるという問題もあった。
【0009】本発明は、人体に有益なマイナスイオン
(電子)の発生効率を高めると共に、人体に有害な物質
の発生を低減できる、新規なマイナスイオン発生装置を
提供することを主目的とし、これを利用した新規な環境
殺菌装置を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るマイナスイオン発生装置26は、負の
直流電圧が印加される放電電極針21と、正の直流電圧
が印加される誘電電極22とを備え、前記誘電電極22
が前記放電電極針21の先端部よりも後方の側面位置に
配置されていることを特徴とする。このようにすると、
オゾンや窒素酸化物、プラスイオンなどの有害物質が生
成されることなくマイナスイオンが多量にかつ広範囲に
放出される。
【0011】また、本発明に係るマイナスイオン発生装
置26は、筐体35の内部に設置され、前記マイナスイ
オン発生装置26よりも後方に、前記マイナスイオンを
筐体外部に送り出すためのファン34を備えていてもよ
い。イオン風によってある程度気流は発生するが、ファ
ンを付加することでより遠くまでマイナスイオンを送り
出すことができる。
【0012】また、前記マイナスイオン発生装置を組み
込んで環境殺菌装置とすることもできる。その構成は前
記電極針21の近傍に一重項酸素発生体33をさらに備
えているように構成する。このようにすると、一重項酸
素発生体により生成した一重項酸素とマイナスイオン発
生装置により生成した電子とが結びついて、人体に無害
かつ高い殺菌力を有するスーパーオキサイドアニオンラ
ジカルが生成されるので、菌類を酸化して不活化すると
共にマイナスイオンを送り出すことができる。
【0013】本発明に係る空気清浄装置は、吸気口49
と、吹出口48とが設けられている筐体45の内部に、
放電電極針41と誘電電極42とを含むマイナスイオン
発生装置46と、集塵フィルター47と、前記集塵フィ
ルターよりも吹出口側にファン44とを備え、前記集塵
フィルター47は前記誘電電極42に覆われていること
を特徴とする。この場合において、前記誘電電極42は
網状の電極であることが好ましい。この構成によると、
誘電電極と集塵フィルターとが一体化されて設けられて
いるので省スペース化が可能となる他、静電引力を利用
して効率よく微細な塵埃や菌類を集塵フィルターに吸着
し、前記スーパーオキサイドアニオンラジカルにより強
力に酸化・不活化して清浄な空気を作り出すことが可能
となる。
【0014】さらに、前記誘電電極42は交換可能なよ
うに着脱できることが好ましい。このようにすると、フ
ィルターが汚れた場合、フィルター及び誘電電極を容易
に交換できる。
【0015】あるいは、本発明に係る空気清浄装置は、
吸気口69と、吹出口68とが設けられている筐体65
の内部に、放電電極針61と誘電電極62とを含むマイ
ナスイオン発生装置66と、集塵フィルター67と、前
記集塵フィルターよりも吹出口側にファン64とを備
え、前記誘電電極は前記放電電極針61の先端部よりも
後方の側面位置に設けられているように構成してもよ
い。このように集塵フィルター67と誘電電極62とが
分離した構成とすると、集塵フィルター67は従来から
知られる安価な集塵フィルターを用いることができる。
【0016】本発明に係る上記空気清浄装置において、
前記筐体45の内部であって前記放電電極針41の近傍
に、一重項酸素発生体43をさらに備えて環境殺菌装置
とすることもできる。この場合、前記ファン44よりも
吹出口側に、本発明に係るマイナスイオン発生装置と一
重項酸素発生体をさらに備えていることがもっとも好ま
しい。この装置構成が、もっとも環境殺菌効果の高い装
置構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】(課題の解決原理)−マイナスイ
オン発生装置の動作原理− 図8は、本発明のコロナ放電機構の動作原理を示す図で
ある。回路構成自体は従来と同様であり、放電電極針1
1には直流電源13から負の電圧が印加され、誘電電極
12には正の電圧が印加される。放電電極針及び誘電電
極は、実際には高い電圧が印加されるので、筐体と電極
との間にガラスやセラミックなどの高抵抗率の絶縁物
(ガイシ)を挿入し電気的に絶縁しなければならない
が、図面ではこの絶縁物を省略している。
【0018】従来の構成では、放電電極針の先端部より
も前方に誘電電極が配置されていたが、同図に示すよう
に本発明では、誘電電極12が、コロナ放電が起きる放
電電極針11の先端部よりも後方(側面位置)に配置さ
れている。誘電電極の形状は、図8のように棒状(同図
では誘電電極12が断面図で示してある。)であっても
よいし、板状や網状などでもよい。形状ではなく、配置
が重要なのである。このように配置すると、放電電極針
11の先端部から電子が放出されても放出の際の初期速
度以上に誘電電極によって電子が加速されることがない
ため、オゾンや窒素酸化物などの有害な副生成物が発生
しない。また、加速電界の存在しない環境下で電子が放
出されると、マイナスイオンは空気中の水分等に電子が
衝突することのみで生成および拡散していくので、電極
針から全方向(ほぼ180度)に広がっていく。
【0019】また、プラスイオンの生成が抑制されるの
で、プラスイオンでマイナスイオンが中和され消失する
ことがない。ファンを使用しない状態で拡散するイオン
の流れを「イオン風」というが、本件発明者らの実験に
よれば、放電電極針11の先端部から1メートル離れた
ところでも、イオン風のみで20万/cm以上のマイ
ナスイオンが放出されていることが確認されている。以
下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説
明する。
【0020】(発明の実施形態) −マイナスイオン発生装置の構成− 図1は、本発明に係るマイナスイオン発生装置の構成を
示す図である。マイナスイオン発生装置26は、電子を
放出する放電電極針21を有しており、放電電極針21
の先端部よりも後方(放電電極新の側面位置)に誘電電
極21が配置されている。なお、本実施形態では誘電電
極22は板状の電極(図ではその断面を示している。)
であって、放電電極針と互いに直交するように配置され
ている。このマイナスイオン発生装置を搭載した種々の
環境殺菌装置が考えられる。
【0021】
【実施例】 −環境殺菌装置(空気清浄装置)− (第1の実施例)図2は、本発明の第1の実施例に係る
環境殺菌装置の構成の一例を示す図である。筺体35の
内部に、図1において示した構成と同一構成のマイナス
イオン発生装置26と、一重項酸素発生体33が搭載さ
れている。なお、一重項酸素発生体33がない場合で
も、マイナスイオン発生装置としては機能する。
【0022】しかし、一重項酸素発生体33をマイナス
イオン発生装置26の近傍に付加すると一重項酸素は電
子を付与することで、微生物の殺菌力を有するスーパー
オキサイドアニオンラジカル(・O−)に変化する性
質を有しているので、環境殺菌装置として機能させるこ
とができる。この場合、一重項酸素発生体33はマイナ
スイオン発生装置26の放電電極針31の先端部近傍に
配置することが好ましい。これは、放電電極針21の先
端部から電子が大量に放出されるためである。
【0023】ここで、酸素フリーラジカルによる殺菌メ
カニズムについて説明する。酸素分子のある分子軌道に
は一対(2つ)の電子が周回している。この2つの電子
は、互いに逆のスピンであるため、お互いに打ち消しあ
って均衡を保っている。しかし、2つの電子のうち1つ
が軌道を飛び出していなくなると、スピンを打ち消しあ
う相手がいなくなる。この残された電子のことを不対電
子というが、このような不対電子をもった酸素分子のこ
とを、『酸素フリーラジカル』という。酸素フリーラジ
カルは周囲の物質から電子を奪い自身は安定しようとす
る性質を有しているため、フリーラジカルと接触した物
質は電子が引き抜かれて酸化される。菌類などにフリー
ラジカルが接触すると殺菌(不活化ともいう。)され
る。これが、酸素フリーラジカルを利用したラジカルク
リーン技術である。スーパーオキサイドアニオンラジカ
ルは一重項酸素に電子を付与して得られるフリーラジカ
ルの一種である。
【0024】さらに、マイナスイオン発生装置26およ
び一重項酸素発生体33の後方にファンが設けられてい
る。このため、マイナスイオンや一重項酸素がファンや
集塵フィルターなどと接触することがなくなり、マイナ
スイオンの発生効率や殺菌効率が高められる。課題の解
決原理において説明したように、本発明に係るマイナス
イオン発生装置は放電電極針21の先端部から1メート
ル離れたところでも、イオン風のみで20万/cm
上のマイナスイオンが放出されているため、ファンがな
くてもこの環境殺菌装置は機能するが、このようにファ
ン34を後方に設けることでさらに遠くまでマイナスイ
オンを送り出すことができる。すなわち、ファン34を
回転させることにより、図2の矢印の方向(前方)にマ
イナスイオンとスーパーオキサイドアニオンラジカルを
効率よく吹き出すことができる。
【0025】(第2の実施例)図3及び図4は、本発明
の第2の実施例に係る環境殺菌装置の構成の一例を示す
図である。なお、図3は装置構成を示す図であり、図4
は装置の概略を立体的に示した図である。なお、同一の
構成については同一の符号を付している。筺体45に設
けられた吸気口49から装置内に空気が入ると放電電極
針41から電子が放出され空気中の分子と結合してマイ
ナスイオンが生成されると共に、一重項酸素発生体43
から発生した一重項酸素が電子を付与されて、微生物の
殺菌力を有するスーパーオキサイドアニオンラジカル
(・O2−)を生成する。
【0026】本実施例で示す装置は、集塵フィルターの
機能を備えた誘電電極42が放電電極針41の近傍の吸
気口側に設けられている。この誘電電極42には空気中
の微細な塵及び菌類を吸着除去するための集塵フィルタ
ー(47)が内蔵されている。これが本実施例の特徴部
分である。なお、放電電極針41及び誘電電極42には
実際には直流電源が印加されているが、図示は省略して
いる。
【0027】ここで、集塵フィルターの機能を備えた誘
電電極42の構成を説明する。図5(a)は、本発明の
第2の実施例に係る誘電電極の分解図、図5(b)は、
本発明の第2の実施例に係る誘電電極の着脱を示す図で
ある。集塵フィルター47は、2枚の誘電電極42によ
って挟み込まれた構造となっている。誘電電極の4つの
角部はスポット溶接などによって圧着される。このよう
な構成とすれば、フィルター自身は柔らかな綿状の材質
であっても、フィルターを包み込む誘電電極は強度の高
い金属などでできている。
【0028】従って、図5(b)に示すように、筐体に
U字状の溝やL字型の絶縁性の冶具等のガイドを設けて
おくことによって、スライド式に着脱可能となる。本実
施例に示す誘電電極は、アルミニウムやステンレス或い
はカーボンなどの導電性材料で形成され、かつ通風可能
な網状電極であり、この網状電極が集塵フィルター47
を包み込んでいる構成となっている。この構成により、
集塵フィルターはプラスに帯電されることになる。一
方、吸気口から取り込んだ空気中の塵埃は、コロナ放電
によって放出された電子によってマイナスに帯電する。
したがって、マイナスイオン発生装置におけるコロナ放
電のプラス極側の電極となる誘電電極は、マイナスに帯
電した塵が吸着しやすいので、集塵フィルター機能を付
加することで、マイナスイオンの発生と塵の除去とを同
時に行うことができるのである。
【0029】この方式ではフィルターと誘電電極とが一
体化しているので塵埃が付着しても空間電圧に大きな影
響がない。また、図5に示すように、誘電電極をたとえ
ばスライド式にして着脱可能にすることもできる。こう
すれば、フィルターが汚れたときは誘電電極のみを交換
することができるため、メンテナンスコストを低減する
ことができる。
【0030】集塵フィルター47を通過した空気は、フ
ァン44が作り出す気流によってマイナスイオンとスー
パーオキサイドアニオンラジカル(・O2−)を吹出口
48から装置外部に送り出す。このように、本実施例で
は、直流電源(不図示)、誘電電極42、集塵フィルタ
ー47、及び放電電極針41を含む本発明に係るマイナ
スイオン発生装置46が吸気口側に設けられていると共
に、誘電電極と集塵フィルターとが一体化している点が
特徴である。
【0031】なお、第1の実施例では、放電電極針の方
向と吹出口の方向とが一致していたため、イオン風によ
ってファンがなくてもある程度気流が形成されたが、本
実施例では、ファン47がないと気流が小さいため、フ
ァン47が存在することは第1の実施例の場合よりもよ
り重要である。ただし、一重項酸素発生体43について
は、殺菌の機能を削除してもマイナスイオンの発生と塵
埃の除去という機能は果たしているので、コストの低減
などの理由で装置構成から除外しても問題はない。(な
お、一重項酸素発生体を設けない場合は、環境殺菌装置
というよりは空気清浄装置というべきものとなる。)
【0032】本実施例に示す環境殺菌装置は、マイナス
イオンを効率よく大量に含む空気に対していわゆる電気
集塵を行っているため、電気集塵を行わない単なる物理
吸着のみでは捕捉することができないウイルスや細菌な
どのミクロン単位の微粒子(原理上は0.001ミクロ
ン程度まで可能と言われている。)を捕捉することがで
きる。
【0033】また、本発明では、一重項酸素発生体をマ
イナスイオン発生装置の近傍に設けた構成としているこ
とにより、集塵フィルターに除菌剤を塗布する方法、及
び、オゾンや酸化チタンなどによる除菌・殺菌を行う従
来の方法と比較して、殺菌効率が高く(酸化チタンによ
る殺菌は湿度により殺菌効果が大幅に変動するので、主
たる殺菌装置として採用することは好ましくないと考え
られている。)、かつ人体に悪影響を及ぼす恐れが少な
い。
【0034】従来方法のうち、コロナ放電の副生成物で
あるオゾンを利用して殺菌を行うものがあるが、本発明
に係るマイナスイオン発生装置では、コロナ放電の副生
成物であるオゾンの発生量を従来のものよりも低減させ
ている。コロナ放電の副生成物であるオゾンを用いる方
法は、人体に有害なオゾンを用いるだけでなく、実際に
実験してみると短時間では十分な殺菌効果が得られず、
不適当である。
【0035】一方、副生成物のオゾンではなく積極的に
オゾン発生体により大量のオゾンを発生させて殺菌を行
って、さらに集塵機能を付加する環境殺菌装置も知られ
ているが、この方法では装置の省スペース化が困難とな
るだけでなく、大量のオゾンを利用するので人体への悪
影響が懸念される。
【0036】ところが、本実施例に示す装置によると、
誘電電極と集塵フィルターとが一体化しているので省ス
ペース化が実現できるだけでなく、オゾン殺菌方式を採
用しないので人体への悪影響の心配がない。なお、一重
項酸素によりスーパーオキサイドアニオンラジカルを発
生させて殺菌させる方法は、スーパーオキサイドアニオ
ンラジカルの寿命がナノ秒オーダーであるため、人体へ
の悪影響は皆無である。
【0037】(第3の実施例)図6は、本発明の第3の
実施例に係る環境殺菌装置の構成の一例を示す図であ
る。筺体65の内部に設けられた吸気口69から装置内
に空気が入ると放電電極針61から電子が放出され空気
中の分子と結合してマイナスイオンが生成されると共
に、一重項酸素発生体63から発生した一重項酸素が電
子を付与されて、微生物の殺菌力を有するスーパーオキ
サイドアニオンラジカル(・O2−)を生成する。この
装置は、ファン64が作り出す気流によって吸気口69
から取り込まれた空気に、マイナスイオンとスーパーオ
キサイドアニオンラジカル(・O2−)とが付加される
一方、集塵フィルター67に吸着された菌類を殺菌して
微小な塵が除去された後、吹出口68からマイナスイオ
ンを含みかつ塵の少ない清浄な空気が放出される。
【0038】第3の実施例では、第2の実施例とは異な
り、集塵フィルター67と誘電電極62とが分離して設
けられている。図7に、マイナスイオン発生装置66を
拡大した図を示す。放電電極針61にはマイナスの直流
電圧が印加され、丸棒状の誘電電極62にはプラスの直
流電圧が印加されている。
【0039】従って集塵フィルター67は従来から知ら
れる安価な集塵フィルターを用いることができる。もっ
とも、集塵フィルター67は、プラスに帯電された電極
を備えるいわゆる集塵電極フィルターに置き換えること
も可能である。このようにすると、集塵能力がより高め
られる点で好ましい。集塵フィルターに関する部分を除
けば、その効果は第2の実施例と同様である。
【0040】上述した第1の実施例は、第2の実施例或
いは第3の実施例と組み合わせて用いることもできる。
すなわち、第1の実施例では、環境殺菌装置の吹出口側
にマイナスイオン発生装置(及び必要により一重項酸素
発生体)が設けられていたが、この構成に、吸気口側に
もマイナスイオン発生装置及び集塵フィルターないし集
塵電極(及び必要により一重項酸素発生体)が設けられ
ている第2の実施例或いは第3の実施例を適用してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るマイナスイオン発生装置
は、コロナ放電機構を利用しているために他の機構を用
いるよりも製作コストを低減させることができる。ま
た、従来のものよりも電子の発生効率が高いため、人体
に有益なマイナスイオンを効率よく大量に発生させると
共に、オゾン、窒素酸化物及びプラスイオンなど人体に
有害な物質の発生を抑えることができる。また、放電電
極針の先端部と誘電電極との間でプラズマ放電が少ない
ために放電電極針の消耗が小さい。
【0042】また、本発明に係る環境殺菌装置ないし空
気清浄装置は、本発明に係るマイナスイオン発生装置の
放電電極針の先端部近傍に一重項酸素発生体を配置した
ことにより、ウイルスや細菌等を不活化するスーパーオ
キサイドアニオンラジカルを効率よく大量に発生させる
ことができる。
【0043】また、本発明に係る環境殺菌装置ないし空
気清浄装置は、集塵フィルターが本発明に係るマイナス
イオン発生装置の一部である誘電電極と一体化してプラ
スに帯電されていると共に、マイナスイオン発生装置の
放電電極針から放出される電子によって塵埃をマイナス
に帯電させて電気集塵を行うため、電気集塵を行わない
単なる物理吸着と比較して塵埃粒子を効率よく集めるこ
とができる。また、誘電電極と集塵フィルターが一体化
しているのでマイナスイオンの発生のみならず集塵機能
も付加されて、より高機能を省スペースで実現できる。
【0044】また、誘電電極と集塵フィルターを別々に
設けてもよい。このようにすれば、安価な従来の集塵フ
ィルターをそのまま利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイナスイオン発生装置の構成を
示す図
【図2】本発明の第1の実施例に係る環境殺菌装置の構
成の一例を示す図
【図3】本発明の第2の実施例に係る環境殺菌装置の構
成の一例を示す図
【図4】本発明の第2の実施例に係る環境殺菌装置の構
成の一例を示す図
【図5】(a)本発明の第2の実施例に係る誘電電極の
分解図 (b)本発明の第2の実施例に係る誘電電極の着脱を示
す図
【図6】本発明の第3の実施例に係る環境殺菌装置の構
成の一例を示す図
【図7】マイナスイオン発生装置を拡大した図
【図8】本発明のコロナ放電機構の動作原理を示す図
【図9】従来のコロナ放電機構を利用したマイナスイオ
ン発生装置の構成図
【図10】従来のマイナスイオン発生装置の課題を説明
するための図
【符号の説明】
11 放電電極針 12 誘電電極 13 直流電源 21 放電電極針 22 誘電電極 26 マイナスイオン発生装置 34 ファン 33 一重項酸素発生体 35 筐体 41 放電電極針 42 誘電電極 43 一重項酸素発生体 44 ファン 45 筐体 46 マイナスイオン発生装置 47 集塵フィルター 48 吹出口 49 吸気口 61 放電電極針 62 誘電電極 63 一重項酸素発生体 64 ファン 65 筐体 66 マイナスイオン発生装置 67 集塵フィルター 68 吹出口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負の直流電圧が印加される放電電極針
    (21)と、正の直流電圧が印加される誘電電極(2
    2)とを備え、前記誘電電極(22)が前記放電電極針
    (21)の先端部よりも後方の側面位置に配置されてい
    ることを特徴とするマイナスイオン発生装置(26)。
  2. 【請求項2】 筐体(35)と、前記筐体(35)の内
    部にマイナスイオン発生装置(26)を備え、前記筐体
    (35)の内部における前記マイナスイオン発生装置
    (26)よりも後方に、前記マイナスイオンを筐体外部
    に送り出すためのファン(34)を備えていることを特
    徴とするマイナスイオン発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のマイナスイオ
    ン発生装置において、前記電極針(21)の近傍に一重
    項酸素発生体(33)をさらに備えていることを特徴と
    する環境殺菌装置。
  4. 【請求項4】 吸気口(49)と、吹出口(48)とが
    設けられている筐体(45)の内部に、放電電極針(4
    1)と誘電電極(42)とを含むマイナスイオン発生装
    置(46)と、集塵フィルター(47)と、前記集塵フ
    ィルターよりも吹出口側にファン(44)とを備え、前
    記集塵フィルター(47)は前記誘電電極(42)に覆
    われていることを特徴とする空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 前記誘電電極(42)は網状の電極であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】 前記集塵フィルターを内蔵した前記誘電
    電極(42)は交換が可能であるように着脱できること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の空気清浄装置。
  7. 【請求項7】 吸気口(69)と、吹出口(68)とが
    設けられている筐体(65)の内部に、放電電極針(6
    1)と誘電電極(62)とを含むマイナスイオン発生装
    置(66)と、集塵フィルター(67)と、前記集塵フ
    ィルターよりも吹出口側にファン(64)とを備え、前
    記誘電電極は前記放電電極針(61)の先端部よりも後
    方の側面位置に設けられていることを特徴とする空気清
    浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から7のいずれか1項に記載の
    空気清浄装置において、前記筐体(45)の内部であっ
    て前記放電電極針(41)の近傍に、一重項酸素発生体
    (43)をさらに備えていることを特徴とする環境殺菌
    装置(45)。
  9. 【請求項9】 前記ファン(44)よりも吹出口側に、
    請求項1に記載のマイナスイオン発生装置と一重項酸素
    発生体をさらに備えていることを特徴とする環境殺菌装
    置。
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