JP2003302824A - 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジInfo
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Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、低コストにて過酷環境下やユーザ
の使用状況に関係なく、像担持体上に供給される現像剤
中の導電性微粉体の供給を最後まで安定させ、且つトナ
ーに十分な帯電量を与えることが出来る現像装置及びこ
れを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジを提
供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 現像装置4の現像部41と現像剤収納部42
との境界開口部8に弁部材45が設けられ、該弁部材45が
閉じた状態にて該弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ
線分α方向が水平線βと鉛直線γとの間に存在するよう
に構成したことを特徴とする。
の使用状況に関係なく、像担持体上に供給される現像剤
中の導電性微粉体の供給を最後まで安定させ、且つトナ
ーに十分な帯電量を与えることが出来る現像装置及びこ
れを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジを提
供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 現像装置4の現像部41と現像剤収納部42
との境界開口部8に弁部材45が設けられ、該弁部材45が
閉じた状態にて該弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ
線分α方向が水平線βと鉛直線γとの間に存在するよう
に構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置に関し、より詳しくは、接触帯電方
式、転写方式、トナーリサイクルプロセスの画像形成装
置に好適な現像装置及びこれを備えたプロセスカートリ
ッジに関するものである。
等の画像形成装置に関し、より詳しくは、接触帯電方
式、転写方式、トナーリサイクルプロセスの画像形成装
置に好適な現像装置及びこれを備えたプロセスカートリ
ッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転写方式の画像形成装置において
は、転写後の像担持体である感光体に残存する転写残ト
ナーはクリーナ(クリーニング装置)によって感光体面
から除去されて廃トナーとなるが、この廃トナーは環境
保護の面からも出ないことが望ましい。
は、転写後の像担持体である感光体に残存する転写残ト
ナーはクリーナ(クリーニング装置)によって感光体面
から除去されて廃トナーとなるが、この廃トナーは環境
保護の面からも出ないことが望ましい。
【0003】そこで、クリーナをなくし、転写後の感光
体上の転写残トナーは現像装置によって現像同時クリー
ニングで感光体上から除去し、現像装置に回収・再利用
する装置構成にしたトナーリサイクルプロセスの画像形
成装置も出現している。
体上の転写残トナーは現像装置によって現像同時クリー
ニングで感光体上から除去し、現像装置に回収・再利用
する装置構成にしたトナーリサイクルプロセスの画像形
成装置も出現している。
【0004】上記現像同時クリーニングとは、転写後に
感光体上に残留したトナーを次工程以降の現像時、即ち
引き続き感光体を帯電し、露光して潜像を形成し、該潜
像の現像時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する
直流電圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取
り電位差Vback)によって回収する方法である。
感光体上に残留したトナーを次工程以降の現像時、即ち
引き続き感光体を帯電し、露光して潜像を形成し、該潜
像の現像時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する
直流電圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取
り電位差Vback)によって回収する方法である。
【0005】この方法によれば、転写残トナーは現像装
置に回収されて次工程以後に再利用されるため廃トナー
をなくし、メンテナンスに手を煩わせることも少なくす
ることが出来る。また、クリーニング装置がないクリー
ナレスであることでスペース面での利点も大きく、画像
形成装置を大幅に小型化出来る。
置に回収されて次工程以後に再利用されるため廃トナー
をなくし、メンテナンスに手を煩わせることも少なくす
ることが出来る。また、クリーニング装置がないクリー
ナレスであることでスペース面での利点も大きく、画像
形成装置を大幅に小型化出来る。
【0006】トナーリサイクルプロセス(クリーナレス
システム)の画像形成装置において、帯電手段として接
触帯電部材となる帯電ローラやファーブラシ等の簡易な
部材を用いて、低印加電圧でオゾンの発生しないオゾン
レスの直接注入帯電を維持させてトナーリサイクルプロ
セスを実現する提案がなされている。
システム)の画像形成装置において、帯電手段として接
触帯電部材となる帯電ローラやファーブラシ等の簡易な
部材を用いて、低印加電圧でオゾンの発生しないオゾン
レスの直接注入帯電を維持させてトナーリサイクルプロ
セスを実現する提案がなされている。
【0007】即ち、感光体を帯電する帯電手段として、
電圧が印加され、感光体と帯電当接部を形成する可撓性
の帯電部材を採用し、現像装置はトナー画像を記録媒体
に転写した後に感光体に残留したトナーを回収するクリ
ーナを兼ねており、現像剤はトナー及び導電性を有する
導電性微粉体を含み、帯電部材と感光体との帯電当接部
に現像部で感光体上に付着し、転写後の感光体上に残留
した現像剤中に含有される導電性微粉体が持ち運ばれて
介在する画像形成装置が特開平10-307455号公報により
提案されている。
電圧が印加され、感光体と帯電当接部を形成する可撓性
の帯電部材を採用し、現像装置はトナー画像を記録媒体
に転写した後に感光体に残留したトナーを回収するクリ
ーナを兼ねており、現像剤はトナー及び導電性を有する
導電性微粉体を含み、帯電部材と感光体との帯電当接部
に現像部で感光体上に付着し、転写後の感光体上に残留
した現像剤中に含有される導電性微粉体が持ち運ばれて
介在する画像形成装置が特開平10-307455号公報により
提案されている。
【0008】現像装置内の現像剤に含有させた導電性を
有する導電性微粉体は、現像装置による感光体側の静電
潜像のトナー現像時にトナーと共に適当量が感光体側に
移行する。感光体上のトナー画像は転写部において転写
バイアスの影響で記録媒体側に引かれて積極的に転移す
るが、感光体上の導電性微粉体は導電性であることから
記録媒体側には積極的には転移せず、感光体上に実質的
に付着保持されて残留する。
有する導電性微粉体は、現像装置による感光体側の静電
潜像のトナー現像時にトナーと共に適当量が感光体側に
移行する。感光体上のトナー画像は転写部において転写
バイアスの影響で記録媒体側に引かれて積極的に転移す
るが、感光体上の導電性微粉体は導電性であることから
記録媒体側には積極的には転移せず、感光体上に実質的
に付着保持されて残留する。
【0009】そして、トナーリサイクルプロセスの画像
形成装置はクリーナを用いないため転写後の感光体面に
残存する転写残トナー及び上記の残存導電性微粉体は感
光体と接触帯電部材との当接部に感光体面の移動により
そのまま持ち運ばれて接触帯電部材に付着・混入する。
形成装置はクリーナを用いないため転写後の感光体面に
残存する転写残トナー及び上記の残存導電性微粉体は感
光体と接触帯電部材との当接部に感光体面の移動により
そのまま持ち運ばれて接触帯電部材に付着・混入する。
【0010】従って、感光体と接触帯電部材との帯電当
接部に、この導電性微粉体が存在した状態で感光体の接
触帯電が行なわれる。この導電性微粉体の存在により接
触帯電部材にトナーが付着・混入した場合でも該接触帯
電部材の感光体への緻密な接触性と接触抵抗を維持出来
るため該接触帯電部材が帯電ローラやファーブラシ等の
簡易な部材で、しかも該接触帯電部材の転写残トナーに
よる汚染にかかわらず該接触帯電部材による感光体の直
接注入帯電を行なわせることが出来る。
接部に、この導電性微粉体が存在した状態で感光体の接
触帯電が行なわれる。この導電性微粉体の存在により接
触帯電部材にトナーが付着・混入した場合でも該接触帯
電部材の感光体への緻密な接触性と接触抵抗を維持出来
るため該接触帯電部材が帯電ローラやファーブラシ等の
簡易な部材で、しかも該接触帯電部材の転写残トナーに
よる汚染にかかわらず該接触帯電部材による感光体の直
接注入帯電を行なわせることが出来る。
【0011】つまり、接触帯電部材が導電性微粉体を介
して密に感光体に接触して該接触帯電部材と感光体の当
接部に存在する導電性微粉体が感光体表面を隙間なく摺
擦することで該接触帯電部材による感光体の帯電は導電
性微粉体の存在により放電現象を用いない安定且つ安全
な直接注入帯電が支配的となり、従来のローラ帯電等で
は得られなかった高い帯電効率が得られ、接触帯電部材
に印加した電圧と略同等の電位を感光体に与えることが
出来る。
して密に感光体に接触して該接触帯電部材と感光体の当
接部に存在する導電性微粉体が感光体表面を隙間なく摺
擦することで該接触帯電部材による感光体の帯電は導電
性微粉体の存在により放電現象を用いない安定且つ安全
な直接注入帯電が支配的となり、従来のローラ帯電等で
は得られなかった高い帯電効率が得られ、接触帯電部材
に印加した電圧と略同等の電位を感光体に与えることが
出来る。
【0012】また、接触帯電部材に付着・混入した転写
残トナーは該接触帯電部材から徐々に感光体上に吐き出
されて感光体面の移動と共に現像部に至り、現像装置に
おいて現像同時クリーニング(回収)されるトナーリサ
イクルプロセスが行なわれる。
残トナーは該接触帯電部材から徐々に感光体上に吐き出
されて感光体面の移動と共に現像部に至り、現像装置に
おいて現像同時クリーニング(回収)されるトナーリサ
イクルプロセスが行なわれる。
【0013】また、接触帯電部材から導電性微粉体が脱
落しても、画像形成装置が稼働されることで現像装置の
現像剤に含有させてある導電性微粉体が現像部で感光体
面に移行し、該感光体面の移動により転写部を経て帯電
部に持ち運ばれて接触帯電部材に逐次供給され続けるた
め、導電性微粉体の存在により帯電性が維持される。
落しても、画像形成装置が稼働されることで現像装置の
現像剤に含有させてある導電性微粉体が現像部で感光体
面に移行し、該感光体面の移動により転写部を経て帯電
部に持ち運ばれて接触帯電部材に逐次供給され続けるた
め、導電性微粉体の存在により帯電性が維持される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、転写後の感光体面に残存する転写残トナー
及び上記の残存導電性微粉体が感光体と接触帯電部材の
帯電当接部に感光体面の移動により、そのまま持ち運ば
れて接触帯電部材に付着・混入し、感光体と接触帯電部
材との当接部に、この導電性微粉体が存在した状態で感
光体の接触帯電が行なわれるという構成であったため、
次のような欠点があった。
従来例では、転写後の感光体面に残存する転写残トナー
及び上記の残存導電性微粉体が感光体と接触帯電部材の
帯電当接部に感光体面の移動により、そのまま持ち運ば
れて接触帯電部材に付着・混入し、感光体と接触帯電部
材との当接部に、この導電性微粉体が存在した状態で感
光体の接触帯電が行なわれるという構成であったため、
次のような欠点があった。
【0015】即ち、接触帯電部材への導電性微粉体の供
給は現像装置によるトナー現像時にトナーと共に感光体
側に移行することにより行なわれており、現像装置の現
像容器中では大きなトナー循環があるために使用を続け
て行くと、回収した転写残トナーよりも先に新しい現像
剤を使用してしまい、現像容器内全体で現像剤中の導電
性微粉体の含有量が徐々に減っていってしまう。その結
果、接触帯電部材から感光体への電荷の注入が十分に行
なわれず帯電不良を招く場合があった。
給は現像装置によるトナー現像時にトナーと共に感光体
側に移行することにより行なわれており、現像装置の現
像容器中では大きなトナー循環があるために使用を続け
て行くと、回収した転写残トナーよりも先に新しい現像
剤を使用してしまい、現像容器内全体で現像剤中の導電
性微粉体の含有量が徐々に減っていってしまう。その結
果、接触帯電部材から感光体への電荷の注入が十分に行
なわれず帯電不良を招く場合があった。
【0016】導電性微粉体は現像剤中のトナーとは反対
極性に帯電し易く、白地部に移行し易い傾向があるため
上記問題点は印字比率の低い画像で使われた場合に特に
問題となり易い。
極性に帯電し易く、白地部に移行し易い傾向があるため
上記問題点は印字比率の低い画像で使われた場合に特に
問題となり易い。
【0017】また、帯電不良になると感光体の表面電位
が低くなるので感光体と現像剤担持体の電位差Vbackが
小さくなり、導電性微粉体が更に感光体に移行し難くな
って帯電不良を助長してしまうという問題もあった。
が低くなるので感光体と現像剤担持体の電位差Vbackが
小さくなり、導電性微粉体が更に感光体に移行し難くな
って帯電不良を助長してしまうという問題もあった。
【0018】この問題を解決する方法として、例えば、
特開2002-55527号公報には、現像剤収納部を現像剤担持
体となる現像スリーブよりも重力方向に対して下側に配
設させ、現像剤を徐々に搬送する提案がなされている。
特開2002-55527号公報には、現像剤収納部を現像剤担持
体となる現像スリーブよりも重力方向に対して下側に配
設させ、現像剤を徐々に搬送する提案がなされている。
【0019】しかしながら、このような構成であっても
ユーザが、この現像装置の取り外し動作等を行ってしま
うと、現像剤担持体となる現像スリーブが配置された現
像部と、現像剤収納部との現像剤が混ざってしまい、現
像剤を徐々に搬送させた効果を無くしてしまうという問
題がある。
ユーザが、この現像装置の取り外し動作等を行ってしま
うと、現像剤担持体となる現像スリーブが配置された現
像部と、現像剤収納部との現像剤が混ざってしまい、現
像剤を徐々に搬送させた効果を無くしてしまうという問
題がある。
【0020】また、高温高湿の過酷環境下では現像剤の
循環が鈍くなり、現像部の現像剤が不足し、画像の一部
分にトナー不足(フェーディング現象)が発生してしま
う虞れがある。
循環が鈍くなり、現像部の現像剤が不足し、画像の一部
分にトナー不足(フェーディング現象)が発生してしま
う虞れがある。
【0021】また、現像部内にトナーを徐々に搬送する
現像装置においては、常に帯電されていないトナーが現
像部に供給されてくるため現像部内にて十分な帯電量を
与えなければならないという問題があった。
現像装置においては、常に帯電されていないトナーが現
像部に供給されてくるため現像部内にて十分な帯電量を
与えなければならないという問題があった。
【0022】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、低コストにて過酷環境下やユ
ーザの使用状況に関係なく、像担持体上に供給される現
像剤中の導電性微粉体の供給を最後まで安定させ、且つ
トナーに十分な帯電量を与えることが出来る現像装置及
びこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
を提供せんとするものである。
その目的とするところは、低コストにて過酷環境下やユ
ーザの使用状況に関係なく、像担持体上に供給される現
像剤中の導電性微粉体の供給を最後まで安定させ、且つ
トナーに十分な帯電量を与えることが出来る現像装置及
びこれを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
を提供せんとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る現像装置は、像担持体上に形成した潜像
に現像剤を供給して可視像化する現像剤担持体を有する
現像部と、現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像
部と前記現像剤収納部との境界に設けた弁部材とを有
し、前記現像部と、前記現像剤収納部とが前記弁部材を
介して隣接し、且つ前記弁部材が開くことによって前記
現像剤収納部の現像剤が前記現像部へ移動する構成から
なる現像装置であって、前記弁部材が閉じた状態にて、
該弁部材の固定端から揺動端へ結んだ線分方向が水平方
向と重力方向との間に存在するように前記弁部材を配設
することを特徴とする。
の本発明に係る現像装置は、像担持体上に形成した潜像
に現像剤を供給して可視像化する現像剤担持体を有する
現像部と、現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像
部と前記現像剤収納部との境界に設けた弁部材とを有
し、前記現像部と、前記現像剤収納部とが前記弁部材を
介して隣接し、且つ前記弁部材が開くことによって前記
現像剤収納部の現像剤が前記現像部へ移動する構成から
なる現像装置であって、前記弁部材が閉じた状態にて、
該弁部材の固定端から揺動端へ結んだ線分方向が水平方
向と重力方向との間に存在するように前記弁部材を配設
することを特徴とする。
【0024】本発明は、上述の如く構成したので、弁部
材の開閉を現像剤の圧力と重力によって行なえるため現
像部から現像剤収納部への現像剤の逆流を防止出来、現
像部へ必要な現像剤の量だけ供給出来る。また、現像剤
に含有される導電粒子を成分とする帯電粒子の先行消費
を抑えることが出来る。
材の開閉を現像剤の圧力と重力によって行なえるため現
像部から現像剤収納部への現像剤の逆流を防止出来、現
像部へ必要な現像剤の量だけ供給出来る。また、現像剤
に含有される導電粒子を成分とする帯電粒子の先行消費
を抑えることが出来る。
【0025】また、前記弁部材の固定端から揺動端へ結
んだ線分と水平線とでなす鋭角をAとするならば、40
°≦A≦70°になるように前記弁部材を配設する場合
には、弁部材を閉じる工程をより確実に行うことが出
来、好ましい。
んだ線分と水平線とでなす鋭角をAとするならば、40
°≦A≦70°になるように前記弁部材を配設する場合
には、弁部材を閉じる工程をより確実に行うことが出
来、好ましい。
【0026】また、前記現像剤担持体が前記現像剤収納
部の底面よりも重力方向に対して上側に配設されている
場合には、現像剤の搬送が現像剤収納部から現像部への
汲み上げ搬送となるためより好ましい。
部の底面よりも重力方向に対して上側に配設されている
場合には、現像剤の搬送が現像剤収納部から現像部への
汲み上げ搬送となるためより好ましい。
【0027】また、前記現像剤担持体は、固定した複数
のN,S極を持つマグネットロールを内蔵し、該マグネ
ットロールの前記現像部の内側方向の現像剤取り込み磁
極により該現像部内の現像剤を該現像剤担持体に取り込
む構成とされ、前記マグネットロールの回転中心から前
記現像剤取り込み磁極の中心に向かって引いた延長線が
前記弁部材の開口部よりも重力方向に対して下側になる
ように構成した場合には、現像部内の現像剤の循環を大
きくすることが可能となり、トナー劣化を低減し且つ、
十分な帯電量を付与出来る。
のN,S極を持つマグネットロールを内蔵し、該マグネ
ットロールの前記現像部の内側方向の現像剤取り込み磁
極により該現像部内の現像剤を該現像剤担持体に取り込
む構成とされ、前記マグネットロールの回転中心から前
記現像剤取り込み磁極の中心に向かって引いた延長線が
前記弁部材の開口部よりも重力方向に対して下側になる
ように構成した場合には、現像部内の現像剤の循環を大
きくすることが可能となり、トナー劣化を低減し且つ、
十分な帯電量を付与出来る。
【0028】また、本発明に係る画像形成装置は、前述
の現像装置と、潜像を担持する像担持体とを有し、前記
現像装置の内部に収納される現像剤は、導電粒子を成分
とする帯電粒子と、像形成粉体としてのトナーからなる
混合剤により構成され、画像形成動作時に該帯電粒子と
該トナーとが前記像担持体上から着脱することを特徴と
する。
の現像装置と、潜像を担持する像担持体とを有し、前記
現像装置の内部に収納される現像剤は、導電粒子を成分
とする帯電粒子と、像形成粉体としてのトナーからなる
混合剤により構成され、画像形成動作時に該帯電粒子と
該トナーとが前記像担持体上から着脱することを特徴と
する。
【0029】上記構成によれば、現像装置の内部に収納
される現像剤が、導電粒子を成分とする帯電粒子と、像
形成粉体としてのトナーからなる混合剤を有する現像装
置において帯電粒子の安定供給が可能となる画像形成装
置を提供することが出来る。
される現像剤が、導電粒子を成分とする帯電粒子と、像
形成粉体としてのトナーからなる混合剤を有する現像装
置において帯電粒子の安定供給が可能となる画像形成装
置を提供することが出来る。
【0030】また、本発明に係るプロセスカートリッジ
は、少なくとも、前述の現像装置と、像担持体と、前記
像担持体を帯電する帯電手段とを枠体内に一体的に備
え、画像形成装置に対して着脱可能に構成したことを特
徴とする場合には、好ましい。
は、少なくとも、前述の現像装置と、像担持体と、前記
像担持体を帯電する帯電手段とを枠体内に一体的に備
え、画像形成装置に対して着脱可能に構成したことを特
徴とする場合には、好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る現像装置、
画像形成装置及びプロセスカートリッジの一実施形態を
具体的に説明する。尚、以下の各実施形態に記載した各
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に
特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれ等のみ
に限定する趣旨のものではない。
画像形成装置及びプロセスカートリッジの一実施形態を
具体的に説明する。尚、以下の各実施形態に記載した各
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に
特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれ等のみ
に限定する趣旨のものではない。
【0032】図1は本発明に係る現像装置を備えた画像
形成装置の第1実施形態の構成を示す断面説明図、図2
は第1実施形態において、現像装置の動作及びそれに伴
う現像剤の循環方向を説明する図、図3は第1実施形態
において、弁部材の固定端から揺動端へ結んだ線分の角
度の比較実験の構成を説明する図である。
形成装置の第1実施形態の構成を示す断面説明図、図2
は第1実施形態において、現像装置の動作及びそれに伴
う現像剤の循環方向を説明する図、図3は第1実施形態
において、弁部材の固定端から揺動端へ結んだ線分の角
度の比較実験の構成を説明する図である。
【0033】先ず、図1〜図3を用いて本発明に係る現
像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジの第1
実施形態の構成について説明する。図1は第1実施形態
の画像形成装置100の構成例を示す概略断面図である。
図1において、1は静電潜像を担持する像担持体として
の外径直径30mmのOPC(オーガニックフォトコンダ
クタ;有機光電導性感光体;ネガ感光体)からなる感光体
ドラムであり、図示しない駆動手段により図1の時計回
り方向(図1の矢印a方向)に50mm/secの周速度
(プロセススピード)で回転駆動される。
像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジの第1
実施形態の構成について説明する。図1は第1実施形態
の画像形成装置100の構成例を示す概略断面図である。
図1において、1は静電潜像を担持する像担持体として
の外径直径30mmのOPC(オーガニックフォトコンダ
クタ;有機光電導性感光体;ネガ感光体)からなる感光体
ドラムであり、図示しない駆動手段により図1の時計回
り方向(図1の矢印a方向)に50mm/secの周速度
(プロセススピード)で回転駆動される。
【0034】2は像担持体となる感光体ドラム1の表面
を帯電する帯電手段である接触帯電部材としての導電性
弾性ローラからなる帯電ローラであり、導電性の芯金2
a上に可撓性部材としてのゴム或いは発泡体の中抵抗層
2bを形成することにより作成される。本実施形態の中
抵抗層2bは、例えばウレタン等の樹脂やカーボンブラ
ック等の導電性粒子、硫化剤、発泡剤等により処方さ
れ、芯金2aの上にローラ状に形成した。
を帯電する帯電手段である接触帯電部材としての導電性
弾性ローラからなる帯電ローラであり、導電性の芯金2
a上に可撓性部材としてのゴム或いは発泡体の中抵抗層
2bを形成することにより作成される。本実施形態の中
抵抗層2bは、例えばウレタン等の樹脂やカーボンブラ
ック等の導電性粒子、硫化剤、発泡剤等により処方さ
れ、芯金2aの上にローラ状に形成した。
【0035】その後、必要に応じて表面を研磨して外径
直径12mm、長手方向の長さ250mmの導電性弾性ロー
ラからなる帯電ローラ2を作成した。本実施形態の帯電
ローラ2の抵抗を測定したところ105Ω(荷重総圧
9.8N(1kgf)、印加電圧100V)であった。
直径12mm、長手方向の長さ250mmの導電性弾性ロー
ラからなる帯電ローラ2を作成した。本実施形態の帯電
ローラ2の抵抗を測定したところ105Ω(荷重総圧
9.8N(1kgf)、印加電圧100V)であった。
【0036】ここで、導電性弾性ローラからなる帯電ロ
ーラ2は電極として機能することが重要である。つま
り、弾性を持たせて被帯電体である感光体ドラム1との
十分な接触状態を得ると同時に、移動する感光体ドラム
1を充電するに十分低い抵抗を有する必要がある。
ーラ2は電極として機能することが重要である。つま
り、弾性を持たせて被帯電体である感光体ドラム1との
十分な接触状態を得ると同時に、移動する感光体ドラム
1を充電するに十分低い抵抗を有する必要がある。
【0037】一方では被帯電体となる感光体ドラム1に
ピンホール等の欠陥部位が存在した場合に電圧のリーク
を防止する必要がある。被帯電体として電子写真用感光
体ドラム1を用いた場合、十分な帯電性と耐リークを得
るには104Ω〜107Ωの抵抗が望ましい。
ピンホール等の欠陥部位が存在した場合に電圧のリーク
を防止する必要がある。被帯電体として電子写真用感光
体ドラム1を用いた場合、十分な帯電性と耐リークを得
るには104Ω〜107Ωの抵抗が望ましい。
【0038】帯電ローラ2の硬度は、硬度が低すぎると
形状が安定しないために被帯電体となる感光体ドラム1
との接触性が悪くなり、高すぎると感光体ドラム1との
間に帯電当接部nを確保出来ないだけでなく、被帯電体
となる感光体ドラム1表面へのミクロな接触性が悪くな
るので、アスカーC硬度で25度〜50度が好ましい範
囲である。
形状が安定しないために被帯電体となる感光体ドラム1
との接触性が悪くなり、高すぎると感光体ドラム1との
間に帯電当接部nを確保出来ないだけでなく、被帯電体
となる感光体ドラム1表面へのミクロな接触性が悪くな
るので、アスカーC硬度で25度〜50度が好ましい範
囲である。
【0039】帯電ローラ2の材質としては、弾性発泡体
に限定するものでは無く、弾性体の材料として、EPD
M(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)、ウ
レタン、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、シリコー
ンゴムや、IR(分散型赤外分光光度計)等に抵抗調整
のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質
を分散したゴム材や、またこれ等を発泡させたものがあ
げられる。また、特に導電性物質を分散せずに、イオン
導電性の材料を用いて抵抗調整をすることも可能であ
る。
に限定するものでは無く、弾性体の材料として、EPD
M(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)、ウ
レタン、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、シリコー
ンゴムや、IR(分散型赤外分光光度計)等に抵抗調整
のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質
を分散したゴム材や、またこれ等を発泡させたものがあ
げられる。また、特に導電性物質を分散せずに、イオン
導電性の材料を用いて抵抗調整をすることも可能であ
る。
【0040】帯電ローラ2は被帯電体としての感光体ド
ラム1に対して弾性に抗して所定の押圧力で圧接させて
配設してある。nは感光体ドラム1と帯電ローラ2の当
接部である帯電当接部である。この帯電当接部の周方向
の幅は3mmである。
ラム1に対して弾性に抗して所定の押圧力で圧接させて
配設してある。nは感光体ドラム1と帯電ローラ2の当
接部である帯電当接部である。この帯電当接部の周方向
の幅は3mmである。
【0041】本実施形態では、この帯電ローラ2を帯電
当接部nにおいて帯電ローラ2表面と感光体ドラム1表
面との互いに逆方向(カウンタ方向)に等速で移動する
ように約80rpmで図1の時計回り方向(矢印b方
向)に回転駆動させた。即ち、接触帯電部材としての帯
電ローラ2の表面は被帯電体としての感光体ドラム1の
面に対して速度差を持たせるように構成した。
当接部nにおいて帯電ローラ2表面と感光体ドラム1表
面との互いに逆方向(カウンタ方向)に等速で移動する
ように約80rpmで図1の時計回り方向(矢印b方
向)に回転駆動させた。即ち、接触帯電部材としての帯
電ローラ2の表面は被帯電体としての感光体ドラム1の
面に対して速度差を持たせるように構成した。
【0042】また、帯電ローラ2の芯金2aには、図示
しない帯電バイアス印加電源から−700Vの直流電圧
を帯電バイアス電圧として印加するようにした。本実施
形態では感光体ドラム1の表面は帯電ローラ2に対する
印加電圧と略等しい電位(−680V)に直接注入帯電
方式にて一様に帯電処理される。
しない帯電バイアス印加電源から−700Vの直流電圧
を帯電バイアス電圧として印加するようにした。本実施
形態では感光体ドラム1の表面は帯電ローラ2に対する
印加電圧と略等しい電位(−680V)に直接注入帯電
方式にて一様に帯電処理される。
【0043】3はレーザダイオード・ポリゴンミラー等
を含む露光手段となるレーザビームスキャナ(露光器)
である。このレーザビームスキャナ3は目的の画像情報
の時系列電気ディジタル画素信号に対応して強度変調さ
れたレーザ光Lを出力し、該レーザ光Lで回転駆動され
る感光体ドラム1の一様帯電面を走査露光する。この走
査露光Lにより回転駆動される感光体ドラム1の表面に
目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
を含む露光手段となるレーザビームスキャナ(露光器)
である。このレーザビームスキャナ3は目的の画像情報
の時系列電気ディジタル画素信号に対応して強度変調さ
れたレーザ光Lを出力し、該レーザ光Lで回転駆動され
る感光体ドラム1の一様帯電面を走査露光する。この走
査露光Lにより回転駆動される感光体ドラム1の表面に
目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0044】4は像担持体となる感光体ドラム1の表面
上に形成した静電潜像に現像剤4aを供給して可視像化
する現像剤担持体となる現像スリーブ43を有する現像部
41と、現像剤4aを収納する現像剤収納部42と、現像部
41と現像剤収納部42との境界に設けた弁部材45とを有
し、現像部41と現像剤収納部42とが該弁部材45を介して
隣接し、該弁部材45が開くことによって現像剤収納部42
の現像剤4aが現像部41へ移動する構成からなる現像装
置である。
上に形成した静電潜像に現像剤4aを供給して可視像化
する現像剤担持体となる現像スリーブ43を有する現像部
41と、現像剤4aを収納する現像剤収納部42と、現像部
41と現像剤収納部42との境界に設けた弁部材45とを有
し、現像部41と現像剤収納部42とが該弁部材45を介して
隣接し、該弁部材45が開くことによって現像剤収納部42
の現像剤4aが現像部41へ移動する構成からなる現像装
置である。
【0045】回転駆動される感光体ドラム1表面の静電
潜像は、この現像装置4によりトナー画像として現像さ
れる。本実施形態の現像装置4は磁性一成分絶縁トナー
(ネガトナー)を用いた反転現像装置である。
潜像は、この現像装置4によりトナー画像として現像さ
れる。本実施形態の現像装置4は磁性一成分絶縁トナー
(ネガトナー)を用いた反転現像装置である。
【0046】43は固定した複数のN,S極を持つマグネ
ットロール43aを内蔵した現像剤担持搬送部材として構
成された非磁性回転現像スリーブであり、この現像スリ
ーブ43の表面に対して規制ブレード44により現像剤4a
が薄層にコートされる。現像剤4aのトナーTは規制ブ
レード44により現像スリーブ43に対する層厚が規制さ
れ、また電荷が付与される。
ットロール43aを内蔵した現像剤担持搬送部材として構
成された非磁性回転現像スリーブであり、この現像スリ
ーブ43の表面に対して規制ブレード44により現像剤4a
が薄層にコートされる。現像剤4aのトナーTは規制ブ
レード44により現像スリーブ43に対する層厚が規制さ
れ、また電荷が付与される。
【0047】現像スリーブ43にコートされた現像剤4a
は現像スリーブ43の回転により、感光体ドラム1と現像
スリーブ43との対向部である現像部(現像領域部)に搬
送される。
は現像スリーブ43の回転により、感光体ドラム1と現像
スリーブ43との対向部である現像部(現像領域部)に搬
送される。
【0048】また、現像スリーブ43には現像バイアス印
加電源40により現像バイアス電圧が印加される。現像バ
イアス電圧は、−500VのDC(直流)電圧と、周波
数1800Hz、ピーク間電圧1600Vの矩形のAC
(交流)電圧を重畳したものを用いた。これにより、感
光体ドラム1側の静電潜像がトナーTにより現像され
る。
加電源40により現像バイアス電圧が印加される。現像バ
イアス電圧は、−500VのDC(直流)電圧と、周波
数1800Hz、ピーク間電圧1600Vの矩形のAC
(交流)電圧を重畳したものを用いた。これにより、感
光体ドラム1側の静電潜像がトナーTにより現像され
る。
【0049】この現像装置4は、現像スリーブ43を有す
る現像部41と、弁部材45を介して隣接する現像剤収納部
42とを有して構成されている。現像剤収納部42の中央部
には現像剤4aを搬送、攪拌する現像剤搬送攪拌手段と
なる攪拌部材46が配設してある。
る現像部41と、弁部材45を介して隣接する現像剤収納部
42とを有して構成されている。現像剤収納部42の中央部
には現像剤4aを搬送、攪拌する現像剤搬送攪拌手段と
なる攪拌部材46が配設してある。
【0050】本実施形態の攪拌部材46としては回転軸を
中心に回転可能な回転板の先端に可撓性のシートを取り
つけた現像剤供給羽根が配設してあり、図1の時計回り
方向(矢印c方向)に回転することにより現像剤収納部
42に収容された現像剤4aを現像部41へ補充する。
中心に回転可能な回転板の先端に可撓性のシートを取り
つけた現像剤供給羽根が配設してあり、図1の時計回り
方向(矢印c方向)に回転することにより現像剤収納部
42に収容された現像剤4aを現像部41へ補充する。
【0051】現像剤収納部42と現像部41との間には現像
剤容器の一部から構成される仕切り壁4bに開口部8が
設けてあり、この開口部8には重力方向に対して斜めに
弁部材45が配設されている。
剤容器の一部から構成される仕切り壁4bに開口部8が
設けてあり、この開口部8には重力方向に対して斜めに
弁部材45が配設されている。
【0052】弁部材45は、図1に示すように、該弁部材
45が閉じた状態で、該弁部材45の固定端から揺動端へ結
んだ線分αの方向が水平線βの方向と重力の方向である
鉛直線γの方向との間に存在するように配設されてい
る。
45が閉じた状態で、該弁部材45の固定端から揺動端へ結
んだ線分αの方向が水平線βの方向と重力の方向である
鉛直線γの方向との間に存在するように配設されてい
る。
【0053】そして、弁部材45の固定端から揺動端へ結
んだ線分αと、水平線βとでなす鋭角Aは、40°≦A
≦70°の角度範囲で設定されている。本実施形態で
は、図1に例示したように、弁部材45の固定端から揺動
端へ結んだ線分αと、水平線βとでなす鋭角Aを55°
に設定した場合の一例であり、現像剤収納部42に収納さ
れた現像剤4aは、この弁部材45を介して現像部41へ供
給されるように構成されている。
んだ線分αと、水平線βとでなす鋭角Aは、40°≦A
≦70°の角度範囲で設定されている。本実施形態で
は、図1に例示したように、弁部材45の固定端から揺動
端へ結んだ線分αと、水平線βとでなす鋭角Aを55°
に設定した場合の一例であり、現像剤収納部42に収納さ
れた現像剤4aは、この弁部材45を介して現像部41へ供
給されるように構成されている。
【0054】現像装置4の内部に収納される現像剤4a
は、像形成粉体としてのトナーTと、導電性粒子を成分
とする帯電粒子となる導電性微粉体(帯電補助粒子)M
の混合剤により構成され、画像形成動作時に該導電性微
粉体MとトナーTとが像担持体である感光体ドラム1の
表面上から着脱するように構成されている。
は、像形成粉体としてのトナーTと、導電性粒子を成分
とする帯電粒子となる導電性微粉体(帯電補助粒子)M
の混合剤により構成され、画像形成動作時に該導電性微
粉体MとトナーTとが像担持体である感光体ドラム1の
表面上から着脱するように構成されている。
【0055】トナーTは結着樹脂、磁性体粒子、電荷制
御剤を混合し、混練、粉砕、分級の各工程を経て作成
し、これに、導電性微粉体Mや流動化剤を外添剤として
添加して作成されたものである。本実施形態においてト
ナーTの重量平均粒径は7μmであった。
御剤を混合し、混練、粉砕、分級の各工程を経て作成
し、これに、導電性微粉体Mや流動化剤を外添剤として
添加して作成されたものである。本実施形態においてト
ナーTの重量平均粒径は7μmであった。
【0056】本実施形態において、導電性微粉体Mは粒
径3μmの導電性酸化亜鉛粒子を用いた。また、本実施
形態ではトナーTの100重量部に対して導電性微粉体
Mを2重量部外添した。
径3μmの導電性酸化亜鉛粒子を用いた。また、本実施
形態ではトナーTの100重量部に対して導電性微粉体
Mを2重量部外添した。
【0057】本実施形態では導電性を有する導電性微粉
体Mは、抵抗が106Ω・cmで、二次凝集体を含めた平
均粒径3μmの導電性酸化亜鉛粒子を用いたが、導電性
微粉体Mの材料としては、他の金属酸化物等の導電性無
機粒子や有機物との混合物等の各種の導電粒子が使用可
能であり、抵抗が10-1Ω・cm〜109Ω・cmで、粒径
が0.5μm以上、且つ10μm以下であることが好ま
しい。
体Mは、抵抗が106Ω・cmで、二次凝集体を含めた平
均粒径3μmの導電性酸化亜鉛粒子を用いたが、導電性
微粉体Mの材料としては、他の金属酸化物等の導電性無
機粒子や有機物との混合物等の各種の導電粒子が使用可
能であり、抵抗が10-1Ω・cm〜109Ω・cmで、粒径
が0.5μm以上、且つ10μm以下であることが好ま
しい。
【0058】ここで、導電性微粉体Mの抵抗測定は、錠
剤法により測定し、正規化して求めた。即ち、底面積
2.26cm2の円筒内に約0.5gの粉体試料を入れ、
上下電極に147N(15kg)の加圧を行うと同時に
100Vの電圧を印加し、抵抗値を計測した後、正規化
して抵抗を算出した。また、導電性微粉体MのトナーT
全体に対する含有量は、1重量%〜10重量%であるこ
とが好ましい。
剤法により測定し、正規化して求めた。即ち、底面積
2.26cm2の円筒内に約0.5gの粉体試料を入れ、
上下電極に147N(15kg)の加圧を行うと同時に
100Vの電圧を印加し、抵抗値を計測した後、正規化
して抵抗を算出した。また、導電性微粉体MのトナーT
全体に対する含有量は、1重量%〜10重量%であるこ
とが好ましい。
【0059】導電性微粉体MのトナーT全体に対する含
有量が1重量%よりも少ないと、接触帯電手段であって
接触帯電部材となる帯電ローラ2への絶縁性の転写残ト
ナーTへの付着・混入による帯電阻害に打ち勝って像担
持体となる感光体ドラム1の帯電を良好に行わせるのに
十分な量の導電性微粉体Mを、帯電部材となる帯電ロー
ラ2と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部であ
る帯電当接部n或いはその近傍の帯電領域に介在させる
ことが出来ず、帯電性が低下して帯電不良が生じる虞が
ある。
有量が1重量%よりも少ないと、接触帯電手段であって
接触帯電部材となる帯電ローラ2への絶縁性の転写残ト
ナーTへの付着・混入による帯電阻害に打ち勝って像担
持体となる感光体ドラム1の帯電を良好に行わせるのに
十分な量の導電性微粉体Mを、帯電部材となる帯電ロー
ラ2と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部であ
る帯電当接部n或いはその近傍の帯電領域に介在させる
ことが出来ず、帯電性が低下して帯電不良が生じる虞が
ある。
【0060】一方、導電性微粉体MのトナーT全体に対
する含有量が10重量%よりも多い場合では、現像同時
クリーニングによって回収される導電性微粉体Mが多く
なりすぎることによる現像部41でのトナーTの帯電能、
現像性を低下させ、画像濃度低下やトナー飛散を生ずる
虞がある。
する含有量が10重量%よりも多い場合では、現像同時
クリーニングによって回収される導電性微粉体Mが多く
なりすぎることによる現像部41でのトナーTの帯電能、
現像性を低下させ、画像濃度低下やトナー飛散を生ずる
虞がある。
【0061】従って、導電性微粉体MのトナーT全体に
対する更に好ましい含有量は、1.5重量%〜5重量%
である。
対する更に好ましい含有量は、1.5重量%〜5重量%
である。
【0062】導電性微粉体Mの抵抗は109Ω・m以下
である。導電性微粉体Mの抵抗が109Ω・mよりも大
きいと、導電性微粉体Mを帯電部材となる帯電ローラ2
と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部である帯
電当接部n或いはその近傍の帯電領域に介在させ、接触
帯電部材である帯電ローラ2の導電性微粉体Mを介して
の感光体ドラム1への緻密な接触性を維持させても良好
な帯電性が得られない。
である。導電性微粉体Mの抵抗が109Ω・mよりも大
きいと、導電性微粉体Mを帯電部材となる帯電ローラ2
と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部である帯
電当接部n或いはその近傍の帯電領域に介在させ、接触
帯電部材である帯電ローラ2の導電性微粉体Mを介して
の感光体ドラム1への緻密な接触性を維持させても良好
な帯電性が得られない。
【0063】そこで、良好な帯電性を安定して得るため
には、導電性微粉体Mの抵抗が、接触帯電部材である帯
電ローラ2の表面或いは像担持体となる感光体ドラム1
の接触部の抵抗よりも小さいことが好ましい。
には、導電性微粉体Mの抵抗が、接触帯電部材である帯
電ローラ2の表面或いは像担持体となる感光体ドラム1
の接触部の抵抗よりも小さいことが好ましい。
【0064】更に、導電性微粉体Mの抵抗が106Ω・
m以下であることは、接触帯電部材となる帯電ローラ2
への絶縁性の転写残トナーTへの付着・混入による帯電
阻害に打ち勝って像担持体となる感光体ドラム1の帯電
をより良好に行わせる上で好ましい。
m以下であることは、接触帯電部材となる帯電ローラ2
への絶縁性の転写残トナーTへの付着・混入による帯電
阻害に打ち勝って像担持体となる感光体ドラム1の帯電
をより良好に行わせる上で好ましい。
【0065】一方、導電性微粉体Mの抵抗が10-1Ω・
m以上であることは、導電性微粉体Mが帯電し、非画像
部に現像され、帯電を促進するために好ましい。また、
導電性微粉体Mの体積平均粒子径は0.5μm〜10μ
mであることが好ましい。
m以上であることは、導電性微粉体Mが帯電し、非画像
部に現像され、帯電を促進するために好ましい。また、
導電性微粉体Mの体積平均粒子径は0.5μm〜10μ
mであることが好ましい。
【0066】導電性微粉体Mの平均粒子径が小さいと、
現像性の低下を防ぐために導電性微粉体MのトナーT全
体に対する含有量を小さく設定しなければならない。導
電性微粉体Mの平均粒子径が0.5μm未満では、導電
性微粉体Mの有効量を確保出来ず、帯電工程において、
接触帯電部材となる帯電ローラ2への絶縁性の転写残ト
ナーTへの付着・混入による帯電阻害に打ち勝って像担
持体となる感光体ドラム1の帯電を良好に行わせるのに
十分な量の導電性微粉体Mを帯電部材となる帯電ローラ
2と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部である
帯電当接部n或いはその近傍の帯電領域に介在させるこ
とが出来ず、帯電不良を生じ易くなる。
現像性の低下を防ぐために導電性微粉体MのトナーT全
体に対する含有量を小さく設定しなければならない。導
電性微粉体Mの平均粒子径が0.5μm未満では、導電
性微粉体Mの有効量を確保出来ず、帯電工程において、
接触帯電部材となる帯電ローラ2への絶縁性の転写残ト
ナーTへの付着・混入による帯電阻害に打ち勝って像担
持体となる感光体ドラム1の帯電を良好に行わせるのに
十分な量の導電性微粉体Mを帯電部材となる帯電ローラ
2と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部である
帯電当接部n或いはその近傍の帯電領域に介在させるこ
とが出来ず、帯電不良を生じ易くなる。
【0067】この観点から導電性微粉体Mの平均粒子径
は、好ましくは0.8μm以上、且つ5μm以下が良
く、更に好ましくは1.1μm以上、且つ5μm未満が
良い。
は、好ましくは0.8μm以上、且つ5μm以下が良
く、更に好ましくは1.1μm以上、且つ5μm未満が
良い。
【0068】また、導電性微粉体Mの平均粒子径が10
μmよりも大きいと、帯電部材となる帯電ローラ2から
脱落した導電性微粉体Mは静電潜像を書き込む露光Lを
遮光或いは拡散して静電潜像の欠陥が生じ、画像品位を
低下させる。
μmよりも大きいと、帯電部材となる帯電ローラ2から
脱落した導電性微粉体Mは静電潜像を書き込む露光Lを
遮光或いは拡散して静電潜像の欠陥が生じ、画像品位を
低下させる。
【0069】導電性微粉体Mの平均粒子径が大きいと単
位重量当たりの粒子数が減少するため帯電部材となる帯
電ローラ2からの導電性微粉体Mの脱落等による減少、
劣化を考慮して導電性微粉体Mを帯電部材となる帯電ロ
ーラ2と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部で
ある帯電当接部n或いはその近傍の帯電領域に逐次に導
電性微粉体Mを供給し続け、介在させるために、また、
接触帯電部材となる帯電ローラ2が導電性微粉体Mを介
して像担持体となる感光体ドラム1への緻密な接触性を
維持し、良好な帯電性を安定して得るために導電性微粉
体MのトナーT全体に対する含有量を多くしなければな
らない。
位重量当たりの粒子数が減少するため帯電部材となる帯
電ローラ2からの導電性微粉体Mの脱落等による減少、
劣化を考慮して導電性微粉体Mを帯電部材となる帯電ロ
ーラ2と、像担持体となる感光体ドラム1との当接部で
ある帯電当接部n或いはその近傍の帯電領域に逐次に導
電性微粉体Mを供給し続け、介在させるために、また、
接触帯電部材となる帯電ローラ2が導電性微粉体Mを介
して像担持体となる感光体ドラム1への緻密な接触性を
維持し、良好な帯電性を安定して得るために導電性微粉
体MのトナーT全体に対する含有量を多くしなければな
らない。
【0070】しかし、導電性微粉体Mの含有量を多くし
すぎると、特に高湿環境下でのトナーT全体としての帯
電能、現像性を低下させ、画像濃度低下やトナー飛散を
生じる虞がある。このような観点から導電性微粉体Mの
平均粒子径は好ましくは5μm以下が良い。
すぎると、特に高湿環境下でのトナーT全体としての帯
電能、現像性を低下させ、画像濃度低下やトナー飛散を
生じる虞がある。このような観点から導電性微粉体Mの
平均粒子径は好ましくは5μm以下が良い。
【0071】5は接触転写手段としての中抵抗の転写ロ
ーラであり、感光体ドラム1に所定の圧力で圧接させて
転写当接部(転写部)を形成させてある。この転写当接
部に図示しない給送部から所定のタイミングで記録媒体
としての転写材Pが給送され、且つ転写ローラ5に転写
バイアス印加電源51から所定の転写バイアス電圧が印加
されることで、感光体ドラム1側のトナー画像が転写当
接部に給送された転写材Pの面に順次に転写されてい
く。
ーラであり、感光体ドラム1に所定の圧力で圧接させて
転写当接部(転写部)を形成させてある。この転写当接
部に図示しない給送部から所定のタイミングで記録媒体
としての転写材Pが給送され、且つ転写ローラ5に転写
バイアス印加電源51から所定の転写バイアス電圧が印加
されることで、感光体ドラム1側のトナー画像が転写当
接部に給送された転写材Pの面に順次に転写されてい
く。
【0072】本実施形態では転写ローラ5のローラ抵抗
値は5×108Ωのものを用い、+2000VのDC
(直流)電圧を印加して転写を行なった。即ち、転写当
接部に導入された転写材Pは、この転写当接部を挟持搬
送されて、その表面側に回転駆動される感光体ドラム1
の表面に形成担持されているトナー画像が順次に静電気
力と押圧力により転写されていく。
値は5×108Ωのものを用い、+2000VのDC
(直流)電圧を印加して転写を行なった。即ち、転写当
接部に導入された転写材Pは、この転写当接部を挟持搬
送されて、その表面側に回転駆動される感光体ドラム1
の表面に形成担持されているトナー画像が順次に静電気
力と押圧力により転写されていく。
【0073】6は熱定着方式等の定着装置である。転写
当接部に給送されて感光体ドラム1側のトナー画像の転
写を受けた転写材Pは回転駆動される感光体ドラム1の
面から分離されて、この定着装置6に導入され、トナー
画像の定着を受けて画像形成物(プリント、コピー)と
して装置外へ排出される。
当接部に給送されて感光体ドラム1側のトナー画像の転
写を受けた転写材Pは回転駆動される感光体ドラム1の
面から分離されて、この定着装置6に導入され、トナー
画像の定着を受けて画像形成物(プリント、コピー)と
して装置外へ排出される。
【0074】本実施形態の画像形成装置100はクリーニ
ング手段を持たないクリーナレスであり、転写材Pに対
するトナー画像転写後の感光体ドラム1表面に残留した
転写残トナーTはクリーナで除去されることなく、感光
体ドラム1の回転に伴い帯電当接部nを経由して現像装
置4が対向する現像部41に至り、該現像装置4において
現像同時クリーニング(回収)されるトナーリサイクル
プロセスが行なわれる。
ング手段を持たないクリーナレスであり、転写材Pに対
するトナー画像転写後の感光体ドラム1表面に残留した
転写残トナーTはクリーナで除去されることなく、感光
体ドラム1の回転に伴い帯電当接部nを経由して現像装
置4が対向する現像部41に至り、該現像装置4において
現像同時クリーニング(回収)されるトナーリサイクル
プロセスが行なわれる。
【0075】ところで、現像装置4の現像剤4aに含有
させた導電性を有する導電性微粉体Mは、現像装置4に
よる感光体ドラム1側の静電潜像のトナー現像時にトナ
ーTと共に適当量が感光体ドラム1側に移行する。
させた導電性を有する導電性微粉体Mは、現像装置4に
よる感光体ドラム1側の静電潜像のトナー現像時にトナ
ーTと共に適当量が感光体ドラム1側に移行する。
【0076】感光体ドラム1上のトナー画像は転写ロー
ラ5が対向する転写当接部において転写バイアスの影響
で転写材P側に引かれて積極的に転移するが、感光体ド
ラム1上の導電性微粉体Mは導電性であることから転写
材P側には積極的には転移せず、感光体ドラム1上に実
質的に付着保持されて残留する。
ラ5が対向する転写当接部において転写バイアスの影響
で転写材P側に引かれて積極的に転移するが、感光体ド
ラム1上の導電性微粉体Mは導電性であることから転写
材P側には積極的には転移せず、感光体ドラム1上に実
質的に付着保持されて残留する。
【0077】また、感光体ドラム1表面に実質的に付着
保持される導電性微粉体Mの存在によりトナー画像の感
光体ドラム1側から転写材P側への転写効率が向上する
効果も得られる。
保持される導電性微粉体Mの存在によりトナー画像の感
光体ドラム1側から転写材P側への転写効率が向上する
効果も得られる。
【0078】そして、本実施形態のようなトナーリサイ
クルプロセスの画像形成装置100はクリーナを用いない
ため、転写後の感光体ドラム1表面に残存する転写残ト
ナーT及び上記の残存導電性微粉体Mは感光体ドラム1
と接触帯電部材である帯電ローラ2の帯電当接部nに感
光体ドラム1の回転により、そのまま持ち運ばれて帯電
ローラ2に付着・混入する。
クルプロセスの画像形成装置100はクリーナを用いない
ため、転写後の感光体ドラム1表面に残存する転写残ト
ナーT及び上記の残存導電性微粉体Mは感光体ドラム1
と接触帯電部材である帯電ローラ2の帯電当接部nに感
光体ドラム1の回転により、そのまま持ち運ばれて帯電
ローラ2に付着・混入する。
【0079】従って、感光体ドラム1と帯電ローラ2と
の帯電当接部nに、この導電性微粉体Mが存在した状態
で感光体ドラム1の接触帯電が行なわれる。
の帯電当接部nに、この導電性微粉体Mが存在した状態
で感光体ドラム1の接触帯電が行なわれる。
【0080】尚、印字初期においては帯電ローラ2表面
に導電性微粉体Mが供給されず、帯電が行なえないので
帯電ローラ2表面に予め導電性微粉体Mを塗布しておく
必要がある。
に導電性微粉体Mが供給されず、帯電が行なえないので
帯電ローラ2表面に予め導電性微粉体Mを塗布しておく
必要がある。
【0081】この導電性微粉体Mの存在により、帯電ロ
ーラ2にトナーTが付着・混入した場合でも帯電ローラ
2の感光体ドラム1への緻密な接触性と接触抵抗を維持
出来るため接触帯電部材として帯電ローラ2のような簡
易な部材で、しかも帯電ローラ2の転写残トナーTによ
る汚染にもかかわらず該帯電ローラ2による感光体ドラ
ム1の直接注入帯電を行なわせることが出来る。
ーラ2にトナーTが付着・混入した場合でも帯電ローラ
2の感光体ドラム1への緻密な接触性と接触抵抗を維持
出来るため接触帯電部材として帯電ローラ2のような簡
易な部材で、しかも帯電ローラ2の転写残トナーTによ
る汚染にもかかわらず該帯電ローラ2による感光体ドラ
ム1の直接注入帯電を行なわせることが出来る。
【0082】つまり、帯電ローラ2が導電性微粉体Mを
介して密に感光体ドラム1に接触して該帯電ローラ2と
感光体ドラム1の帯電当接部nに存在する導電性微粉体
Mが感光体ドラム1表面を隙間なく摺擦することで、帯
電ローラ2による感光体ドラム1の帯電は導電性微粉体
Mの存在により放電現象を用いない安定且つ安全な直接
注入帯電が支配的となり、従来のローラ帯電等では得ら
れなかった高い帯電効率が得られ、帯電ローラ2に印加
した電圧と略同等の電位を感光体ドラム1に与えること
が出来る。
介して密に感光体ドラム1に接触して該帯電ローラ2と
感光体ドラム1の帯電当接部nに存在する導電性微粉体
Mが感光体ドラム1表面を隙間なく摺擦することで、帯
電ローラ2による感光体ドラム1の帯電は導電性微粉体
Mの存在により放電現象を用いない安定且つ安全な直接
注入帯電が支配的となり、従来のローラ帯電等では得ら
れなかった高い帯電効率が得られ、帯電ローラ2に印加
した電圧と略同等の電位を感光体ドラム1に与えること
が出来る。
【0083】また、帯電ローラ2に付着・混入した転写
残トナーTは帯電ローラ2から徐々に感光体ドラム1上
に吐き出されて該感光体ドラム1表面の移動とともに現
像部41に至り、現像装置4において現像同時クリーニン
グ(回収)されるトナーリサイクルプロセスが行なわれ
る。
残トナーTは帯電ローラ2から徐々に感光体ドラム1上
に吐き出されて該感光体ドラム1表面の移動とともに現
像部41に至り、現像装置4において現像同時クリーニン
グ(回収)されるトナーリサイクルプロセスが行なわれ
る。
【0084】現像同時クリーニングは前述したように、
転写後に感光体ドラム1上に残留したトナーTを引き続
く画像形成工程の現像時、即ち引き続き感光体ドラム1
を帯電し、露光して潜像を形成し、その潜像の現像時に
おいて、現像装置4のかぶり取りバイアス電圧、即ち、
現像装置4に印加する直流電圧と感光体ドラム1の表面
電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vbackによって
回収するものである。
転写後に感光体ドラム1上に残留したトナーTを引き続
く画像形成工程の現像時、即ち引き続き感光体ドラム1
を帯電し、露光して潜像を形成し、その潜像の現像時に
おいて、現像装置4のかぶり取りバイアス電圧、即ち、
現像装置4に印加する直流電圧と感光体ドラム1の表面
電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vbackによって
回収するものである。
【0085】本実施形態における画像形成装置100のよ
うに反転現像の場合では、この現像同時クリーニング
は、感光体ドラム1の暗部電位から現像スリーブ43にト
ナーTを回収する電界と、現像スリーブ43から感光体ド
ラム1の明部電位へトナーTを付着させる電界の作用で
なされる。
うに反転現像の場合では、この現像同時クリーニング
は、感光体ドラム1の暗部電位から現像スリーブ43にト
ナーTを回収する電界と、現像スリーブ43から感光体ド
ラム1の明部電位へトナーTを付着させる電界の作用で
なされる。
【0086】また、帯電ローラ2から導電性微粉体Mが
脱落しても、画像形成装置100が稼働されることで、現
像装置4の現像剤4aに含有させてある導電性微粉体M
が現像部41で感光体ドラム1表面に移行し、該感光体ド
ラム1の回転により転写ローラ5が対向する転写当接部
を経て帯電当接部nに持ち運ばれて帯電ローラ2に逐次
供給され続けるため導電性微粉体Mの存在による良好な
帯電性が安定して維持される。
脱落しても、画像形成装置100が稼働されることで、現
像装置4の現像剤4aに含有させてある導電性微粉体M
が現像部41で感光体ドラム1表面に移行し、該感光体ド
ラム1の回転により転写ローラ5が対向する転写当接部
を経て帯電当接部nに持ち運ばれて帯電ローラ2に逐次
供給され続けるため導電性微粉体Mの存在による良好な
帯電性が安定して維持される。
【0087】このように、接触帯電方式、転写方式、ト
ナーリサイクルプロセスの画像形成装置100において、
接触帯電部材として帯電ローラ2を用いて、しかも該帯
電ローラ2の転写残トナーTによる汚染にもかかわらず
低印加電圧でオゾンの発生がないオゾンレスの直接注入
帯電を長期に渡り安定に維持させることが出来、均一な
帯電性を与えることが出来、オゾン生成物による障害、
帯電不良による障害等のない簡易な構成で低コストな画
像形成装置100を得ることが出来る。
ナーリサイクルプロセスの画像形成装置100において、
接触帯電部材として帯電ローラ2を用いて、しかも該帯
電ローラ2の転写残トナーTによる汚染にもかかわらず
低印加電圧でオゾンの発生がないオゾンレスの直接注入
帯電を長期に渡り安定に維持させることが出来、均一な
帯電性を与えることが出来、オゾン生成物による障害、
帯電不良による障害等のない簡易な構成で低コストな画
像形成装置100を得ることが出来る。
【0088】次に、本実施形態の特徴的な作用について
図2を用いて説明する。図2は本実施形態の現像装置4
の現像部41において該現像部41の内部で現像剤4aが循
環する循環路(図中の矢線)を示す。図2(a)は弁部
材45が開いている時の様子であり、図2(b)は弁部材
45が閉まっている時の様子である。
図2を用いて説明する。図2は本実施形態の現像装置4
の現像部41において該現像部41の内部で現像剤4aが循
環する循環路(図中の矢線)を示す。図2(a)は弁部
材45が開いている時の様子であり、図2(b)は弁部材
45が閉まっている時の様子である。
【0089】図2(a)に示すように、現像部41内の現
像剤4aの循環は弁部材45があることで、現像剤収納部
42から送られる現像剤4aは常に現像部41の下側から入
り込み、現像スリーブ43の磁力及び回転力を受けて現像
部41内の上側に循環移動する。
像剤4aの循環は弁部材45があることで、現像剤収納部
42から送られる現像剤4aは常に現像部41の下側から入
り込み、現像スリーブ43の磁力及び回転力を受けて現像
部41内の上側に循環移動する。
【0090】現像部41内の上側に移動した現像剤4aは
該現像剤4aの自重によって現像部41内の下側に落とさ
れるという循環を行う。この時、弁部材45は重力に対し
て斜めに配設されているため該弁部材45の自重及び現像
剤4aの自重により常に弁部材45を閉じる方向に力がか
かる。
該現像剤4aの自重によって現像部41内の下側に落とさ
れるという循環を行う。この時、弁部材45は重力に対し
て斜めに配設されているため該弁部材45の自重及び現像
剤4aの自重により常に弁部材45を閉じる方向に力がか
かる。
【0091】それによって、弁部材45が開いたままにな
る状態を防止し、且つ弁部材45によって現像部41に徐々
に現像剤4aが送り込まれることによって、導電性微粉
体Mの先行消費をも防止している。
る状態を防止し、且つ弁部材45によって現像部41に徐々
に現像剤4aが送り込まれることによって、導電性微粉
体Mの先行消費をも防止している。
【0092】次に、弁部材45の角度の範囲について図3
を用いて詳細に説明する。本実施形態の現像装置4に基
づいて、現像部41と現像剤収納部42の位置を変えずに弁
部材45の角度のみを変化させ、画像形成装置100にて画
像サンプルを出力した。
を用いて詳細に説明する。本実施形態の現像装置4に基
づいて、現像部41と現像剤収納部42の位置を変えずに弁
部材45の角度のみを変化させ、画像形成装置100にて画
像サンプルを出力した。
【0093】図3(a)は弁部材45の固定端から揺動端
へ結んだ線分αと水平線βとでなす鋭角Aの角度を0
°、図3(b)は弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ
線分αと水平線βとでなす鋭角Aの角度を5°、図3
(c)は弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ線分αと
水平線βとでなす鋭角Aの角度を90°に夫々設定した
時の現像装置4の断面図を示す。
へ結んだ線分αと水平線βとでなす鋭角Aの角度を0
°、図3(b)は弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ
線分αと水平線βとでなす鋭角Aの角度を5°、図3
(c)は弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ線分αと
水平線βとでなす鋭角Aの角度を90°に夫々設定した
時の現像装置4の断面図を示す。
【0094】画像形成装置100にて画像サンプルを出力
する際の実験方法として、室温32.5℃、湿度80%
の環境下において、印字率4%の画像を1000枚通紙
した後にサンプル画像をかぶり量、帯電ムラ、フェーデ
ィングについて評価した。また、弁部材45の角度Aは、
0°〜90°までの範囲で10°おきに変化させて以下
の表1に示すかぶり量、帯電ムラ、フェーディングにつ
いて評価した。
する際の実験方法として、室温32.5℃、湿度80%
の環境下において、印字率4%の画像を1000枚通紙
した後にサンプル画像をかぶり量、帯電ムラ、フェーデ
ィングについて評価した。また、弁部材45の角度Aは、
0°〜90°までの範囲で10°おきに変化させて以下
の表1に示すかぶり量、帯電ムラ、フェーディングにつ
いて評価した。
【0095】<かぶり評価>かぶりとは、本来印字しな
い白部(未露光部)においてトナーTが現像されてしま
い、地汚れのように紙上に現れる画像不良である。かぶ
り量は測定器PEFLECTMETER TC-6DSを用いてグリーンフ
ィルタによる光学反射率を測定し、紙のみの反射率から
差し引いた反射量を求めてかぶり量とした。この際、紙
上を10点以上測定し、その平均値を求めた。
い白部(未露光部)においてトナーTが現像されてしま
い、地汚れのように紙上に現れる画像不良である。かぶ
り量は測定器PEFLECTMETER TC-6DSを用いてグリーンフ
ィルタによる光学反射率を測定し、紙のみの反射率から
差し引いた反射量を求めてかぶり量とした。この際、紙
上を10点以上測定し、その平均値を求めた。
【0096】以下の表1に示すかぶり量(%)の評価で
は、◎…1%未満、○…1%〜3%、△…3%〜5%、
×…5%以上とした。
は、◎…1%未満、○…1%〜3%、△…3%〜5%、
×…5%以上とした。
【0097】<帯電ムラ評価>帯電ムラとは帯電部材と
なる帯電ローラ2において、帯電されない部分がある場
合、その部分にトナーTが現像されてしまう画像不良で
ある。導電性微粉体Mを有する画像形成装置100におい
ては、帯電部材となる帯電ローラ2に含有する導電性微
粉体Mの含有率の減少によって発生する。
なる帯電ローラ2において、帯電されない部分がある場
合、その部分にトナーTが現像されてしまう画像不良で
ある。導電性微粉体Mを有する画像形成装置100におい
ては、帯電部材となる帯電ローラ2に含有する導電性微
粉体Mの含有率の減少によって発生する。
【0098】以下の表1に示す帯電ムラの評価では、横
線1ドット2スペースのハーフトーン画像において目視
評価とし、◎…確認出来ない、○…多少確認出来るがほ
とんど目立たない、△…全体的にやや目立つ、×…かな
り目立つとした。
線1ドット2スペースのハーフトーン画像において目視
評価とし、◎…確認出来ない、○…多少確認出来るがほ
とんど目立たない、△…全体的にやや目立つ、×…かな
り目立つとした。
【0099】<フェーディング評価>フェーディングと
は、画像の印字部の濃度が薄い画像不良のことである。
これは、現像スリーブ43上のトナーTが少ないときに発
生する。つまり、現像剤4aの供給不足によって生じる
画像不良である。
は、画像の印字部の濃度が薄い画像不良のことである。
これは、現像スリーブ43上のトナーTが少ないときに発
生する。つまり、現像剤4aの供給不足によって生じる
画像不良である。
【0100】以下の表1に示すフェーディングの評価で
は、全面黒画像において、平均濃度を測定した。濃度測
定は反射型濃度測定器(Macbeth Series 1200)を用
い、◎…1.4以上、○…1.2〜1.4、△…1.0
〜1.2、×…1.0以下とした。
は、全面黒画像において、平均濃度を測定した。濃度測
定は反射型濃度測定器(Macbeth Series 1200)を用
い、◎…1.4以上、○…1.2〜1.4、△…1.0
〜1.2、×…1.0以下とした。
【0101】
【表1】
【0102】上記表1に示す実験結果で、弁部材45の角
度Aが0°〜30°においては、現像部41への現像剤4
aの供給不足により、フェーディングが発生し、それに
伴いかぶり、帯電ムラも悪化した。
度Aが0°〜30°においては、現像部41への現像剤4
aの供給不足により、フェーディングが発生し、それに
伴いかぶり、帯電ムラも悪化した。
【0103】また、弁部材45の角度Aが80°及び90
°においては、室温32.5℃、湿度80%の過酷環境
であるため現像剤4aの流動性が鈍くなり、弁部材45が
開いた状態を維持してしまい、導電性微粉体Mが先行消
費されて帯電ムラが悪化し、それに伴いかぶりも悪化し
た。
°においては、室温32.5℃、湿度80%の過酷環境
であるため現像剤4aの流動性が鈍くなり、弁部材45が
開いた状態を維持してしまい、導電性微粉体Mが先行消
費されて帯電ムラが悪化し、それに伴いかぶりも悪化し
た。
【0104】従って、弁部材45の固定端から揺動端へ結
んだ線分αと水平線βとでなす鋭角Aは、40°以上、
且つ70°以下の範囲が好ましい。
んだ線分αと水平線βとでなす鋭角Aは、40°以上、
且つ70°以下の範囲が好ましい。
【0105】また、本実施形態の現像装置4は、図1に
示すように、現像剤担持体となる現像スリーブ43が現像
剤収納部42の底面42aよりも重力方向(図1の鉛直線γ
の方向)に対して上側に配設してある。
示すように、現像剤担持体となる現像スリーブ43が現像
剤収納部42の底面42aよりも重力方向(図1の鉛直線γ
の方向)に対して上側に配設してある。
【0106】これにより、現像剤収納部42から現像剤4
aを現像部41に送り込む際に斜めに配設した弁部材45の
開く方向に該現像剤4aを送り込むことが出来る。その
結果、フェーディングを防ぎ、且つ徐々に現像剤4aを
供給することも可能となるため導電性微粉体Mの安定供
給を更に効果的に実現出来る。
aを現像部41に送り込む際に斜めに配設した弁部材45の
開く方向に該現像剤4aを送り込むことが出来る。その
結果、フェーディングを防ぎ、且つ徐々に現像剤4aを
供給することも可能となるため導電性微粉体Mの安定供
給を更に効果的に実現出来る。
【0107】また、本実施形態では、現像装置4と、感
光体ドラム1と、帯電ローラ2とを枠体内に一体的に備
え、画像形成装置100に対して着脱可能に構成されたプ
ロセスカートリッジとして構成される。
光体ドラム1と、帯電ローラ2とを枠体内に一体的に備
え、画像形成装置100に対して着脱可能に構成されたプ
ロセスカートリッジとして構成される。
【0108】次に図4及び図5を用いて本発明に係る現
像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジの第2
実施形態の構成について説明する。図4は本発明に係る
現像装置を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成を
示す断面説明図、図5は第2実施形態と比較例との構成
を説明する図である。尚、前記第1実施形態と同様に構
成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジの第2
実施形態の構成について説明する。図4は本発明に係る
現像装置を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成を
示す断面説明図、図5は第2実施形態と比較例との構成
を説明する図である。尚、前記第1実施形態と同様に構
成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0109】図4に本発明に係る現像装置の第2実施形
態の構成図を示す。図4において、本実施形態では前述
の第1実施形態の構成に加えて、現像剤担持体となる現
像スリーブ43に内蔵されたマグネットロール43aの現像
部41の内側方向の現像剤取り込み磁極により該現像部41
内の現像剤4aを現像スリーブ43に取り込む構成とさ
れ、該マグネットロール43aの回転中心から現像剤取り
込み磁極となる図4中のS2極の中心に向かって引いた
延長線δが弁部材45の開口部8よりも重力方向(図4の
鉛直線γ方向)に対して下側になるように配設したもの
である。
態の構成図を示す。図4において、本実施形態では前述
の第1実施形態の構成に加えて、現像剤担持体となる現
像スリーブ43に内蔵されたマグネットロール43aの現像
部41の内側方向の現像剤取り込み磁極により該現像部41
内の現像剤4aを現像スリーブ43に取り込む構成とさ
れ、該マグネットロール43aの回転中心から現像剤取り
込み磁極となる図4中のS2極の中心に向かって引いた
延長線δが弁部材45の開口部8よりも重力方向(図4の
鉛直線γ方向)に対して下側になるように配設したもの
である。
【0110】尚、本実施形態では、図4に例示したよう
に、弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ線分αと、水
平線βとでなす鋭角Aを55°に設定した場合の一例で
ある。
に、弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ線分αと、水
平線βとでなす鋭角Aを55°に設定した場合の一例で
ある。
【0111】図5に比較例を示す。図5(a)〜(c)
は、マグネットロール43aの回転中心から現像剤取り込
み磁極S2の中心に向かって引いた延長線δが弁部材45
の開口部8よりも鉛直線γ方向に対して上側、略中央、
下側に夫々配設したものであり、夫々の現像部41内の現
像剤4aの循環の様子を矢線で示す。
は、マグネットロール43aの回転中心から現像剤取り込
み磁極S2の中心に向かって引いた延長線δが弁部材45
の開口部8よりも鉛直線γ方向に対して上側、略中央、
下側に夫々配設したものであり、夫々の現像部41内の現
像剤4aの循環の様子を矢線で示す。
【0112】図5(a)に示すように、マグネットロー
ル43aの回転中心から現像剤取り込み磁極S2の中心に
向かって引いた延長線δが弁部材45の開口部8よりも鉛
直線γ方向に対して上側に配設した場合には、現像剤収
納部42から現像部41に入ってきた現像剤4aを現像スリ
ーブ43が取り込めずフェーディングが発生してしまう。
ル43aの回転中心から現像剤取り込み磁極S2の中心に
向かって引いた延長線δが弁部材45の開口部8よりも鉛
直線γ方向に対して上側に配設した場合には、現像剤収
納部42から現像部41に入ってきた現像剤4aを現像スリ
ーブ43が取り込めずフェーディングが発生してしまう。
【0113】また、図5(b)に示すように、マグネッ
トロール43aの回転中心から現像剤取り込み磁極S2の
中心に向かって引いた延長線δが弁部材45の開口部8よ
りも鉛直線γ方向に対して略中央に配設した場合には、
現像剤収納部42から送り込まれてくる未帯電の現像剤4
aが比較的すぐに現像スリーブ43に取り込まれる。
トロール43aの回転中心から現像剤取り込み磁極S2の
中心に向かって引いた延長線δが弁部材45の開口部8よ
りも鉛直線γ方向に対して略中央に配設した場合には、
現像剤収納部42から送り込まれてくる未帯電の現像剤4
aが比較的すぐに現像スリーブ43に取り込まれる。
【0114】現像剤4aはトナーTと導電性微粉体Mと
の混合剤であり、前述したように導電性微粉体Mはトナ
ーTに対してポジ性の帯電性のため混合剤の帯電量はト
ナーT単体のときよりも小さい。その現像剤4aがすぐ
に現像スリーブ43に取り込まれて現像に使用されるため
トリボ(帯電量/トナー重量)不足により、かぶりが増
加し、それに伴う画像不良が発生してしまう。
の混合剤であり、前述したように導電性微粉体Mはトナ
ーTに対してポジ性の帯電性のため混合剤の帯電量はト
ナーT単体のときよりも小さい。その現像剤4aがすぐ
に現像スリーブ43に取り込まれて現像に使用されるため
トリボ(帯電量/トナー重量)不足により、かぶりが増
加し、それに伴う画像不良が発生してしまう。
【0115】また、上記図5(a),(b)に示す2つ
の構成では、現像部41内の現像剤4aの循環が小さいた
め現像スリーブ43近傍の現像剤4aは該現像スリーブ43
との過度の接触により、劣化してしまい、それに伴う画
像不良を引き起こしてしまう。
の構成では、現像部41内の現像剤4aの循環が小さいた
め現像スリーブ43近傍の現像剤4aは該現像スリーブ43
との過度の接触により、劣化してしまい、それに伴う画
像不良を引き起こしてしまう。
【0116】それに対して、図5(c)に示す本実施形
態のように、マグネットロール43aの回転中心から現像
剤取り込み磁極S2の中心に向かって引いた延長線δが
弁部材45の開口部8よりも鉛直線γ方向に対して下側に
配設した場合には、現像剤収納部42から現像部41に入っ
てきた現像剤4aは、一度、現像部41の下側に行き、現
像スリーブ43の磁力及び回転力によって現像剤4aが現
像部41の上側に移動する。この時、現像スリーブ43の表
面から十分なトリボが与えられ、現像に使用される。
態のように、マグネットロール43aの回転中心から現像
剤取り込み磁極S2の中心に向かって引いた延長線δが
弁部材45の開口部8よりも鉛直線γ方向に対して下側に
配設した場合には、現像剤収納部42から現像部41に入っ
てきた現像剤4aは、一度、現像部41の下側に行き、現
像スリーブ43の磁力及び回転力によって現像剤4aが現
像部41の上側に移動する。この時、現像スリーブ43の表
面から十分なトリボが与えられ、現像に使用される。
【0117】また、本実施形態の現像部41内の現像剤4
aの循環は下から上へと大きいため上記したような現像
剤4aの劣化を低減出来る。
aの循環は下から上へと大きいため上記したような現像
剤4aの劣化を低減出来る。
【0118】次に図6を用いて本発明に係る現像装置、
画像形成装置及びプロセスカートリッジの第3実施形態
の構成について説明する。図6は本発明に係る現像装置
を備えた画像形成装置の第3実施形態の構成を示す断面
説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したも
のは同一の符号を付して説明を省略する。
画像形成装置及びプロセスカートリッジの第3実施形態
の構成について説明する。図6は本発明に係る現像装置
を備えた画像形成装置の第3実施形態の構成を示す断面
説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したも
のは同一の符号を付して説明を省略する。
【0119】前記各実施形態においては、現像剤4aが
トナーTと導電性微粉体Mとの混合剤を用いていたが、
本実施形態における現像剤4aはトナーT単体で構成さ
れたものである。
トナーTと導電性微粉体Mとの混合剤を用いていたが、
本実施形態における現像剤4aはトナーT単体で構成さ
れたものである。
【0120】図6において、7は像担持体となる感光体
ドラム1の表面をクリーニングするクリーニング手段と
なるクリーニング部材であり、本実施形態では、ステン
レス板上にウレタンゴムシートを熱硬化性接着剤にて接
着させたものを採用している。クリーニング部材7は転
写後の感光体ドラム1の表面上の残トナーT等をクリー
ニングしている。
ドラム1の表面をクリーニングするクリーニング手段と
なるクリーニング部材であり、本実施形態では、ステン
レス板上にウレタンゴムシートを熱硬化性接着剤にて接
着させたものを採用している。クリーニング部材7は転
写後の感光体ドラム1の表面上の残トナーT等をクリー
ニングしている。
【0121】現像装置4は現像剤4aとしてトナーTの
みを用いたジャンピング現像方式の現像装置である。本
実施形態の特徴として現像剤収納部42の底面42aが現像
スリーブ43の回転中心よりも重力方向(図6の鉛直線γ
方向)に対して下側に配設され、マグネットロール43a
の回転中心から現像剤取り込み磁極S2の中心に向かっ
て引いた延長線δが弁部材45の開口部8よりも鉛直線γ
方向に対して下側に配設した。
みを用いたジャンピング現像方式の現像装置である。本
実施形態の特徴として現像剤収納部42の底面42aが現像
スリーブ43の回転中心よりも重力方向(図6の鉛直線γ
方向)に対して下側に配設され、マグネットロール43a
の回転中心から現像剤取り込み磁極S2の中心に向かっ
て引いた延長線δが弁部材45の開口部8よりも鉛直線γ
方向に対して下側に配設した。
【0122】本実施形態では、弁部材45を有し、攪拌部
材46により現像剤4aの汲み上げ搬送を行うため現像部
41には必要なトナー量が補給される。そして、マグネッ
トロール43aの回転中心から現像剤取り込み磁極S2の
中心に向かって引いた延長線δが弁部材45の開口部8よ
りも鉛直線γ方向に対して下側に配設されたことで現像
部41内のトナーTの循環が大きくなる。
材46により現像剤4aの汲み上げ搬送を行うため現像部
41には必要なトナー量が補給される。そして、マグネッ
トロール43aの回転中心から現像剤取り込み磁極S2の
中心に向かって引いた延長線δが弁部材45の開口部8よ
りも鉛直線γ方向に対して下側に配設されたことで現像
部41内のトナーTの循環が大きくなる。
【0123】上記のことから図6に示す本実施形態の画
像形成装置200では、初期からトナーTに十分なトリボ
付与が可能になり、現像装置4が新品時においても高濃
度な画像を出力出来た。
像形成装置200では、初期からトナーTに十分なトリボ
付与が可能になり、現像装置4が新品時においても高濃
度な画像を出力出来た。
【0124】次に図7を用いて本発明に係る現像装置、
画像形成装置及びプロセスカートリッジの第4実施形態
の構成について説明する。図7は本発明に係る現像装置
を備えた画像形成装置の第4実施形態の構成を示す断面
説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したも
のは同一の符号を付して説明を省略する。
画像形成装置及びプロセスカートリッジの第4実施形態
の構成について説明する。図7は本発明に係る現像装置
を備えた画像形成装置の第4実施形態の構成を示す断面
説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したも
のは同一の符号を付して説明を省略する。
【0125】図7に示す本実施形態の画像形成装置300
は、現像剤4aとしてトナーTのみの一成分接触現像方
式の現像装置4を用いたクリーナレスシステムの画像形
成装置である。図7において、21は帯電手段となるブラ
シ帯電部材であり、像担持体となる感光体ドラム1に接
触し、図7の反時計回り方向(図7の矢印方向)に感光
体ドラム1と同方向に回転する。
は、現像剤4aとしてトナーTのみの一成分接触現像方
式の現像装置4を用いたクリーナレスシステムの画像形
成装置である。図7において、21は帯電手段となるブラ
シ帯電部材であり、像担持体となる感光体ドラム1に接
触し、図7の反時計回り方向(図7の矢印方向)に感光
体ドラム1と同方向に回転する。
【0126】本実施形態の特徴として、現像装置4内の
弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ線分αと水平線β
とでなす角度Aは55°に設定されている。
弁部材45の固定端から揺動端へ結んだ線分αと水平線β
とでなす角度Aは55°に設定されている。
【0127】本実施形態では、弁部材45が斜めに配設さ
れていることで、弁部材45が閉まる力として現像部41内
の現像剤4aの圧力に現像剤4aの自重が加わる。これ
により、現像剤4aの満タン時や過酷環境下、そしてユ
ーザが現像装置4を振った場合においても常に現像部41
から現像剤収納部42への現像剤4aの逆流が生じない。
れていることで、弁部材45が閉まる力として現像部41内
の現像剤4aの圧力に現像剤4aの自重が加わる。これ
により、現像剤4aの満タン時や過酷環境下、そしてユ
ーザが現像装置4を振った場合においても常に現像部41
から現像剤収納部42への現像剤4aの逆流が生じない。
【0128】これによって、現像部41に回収される劣化
トナーT若しくは紙粉等が現像剤収納部42内のトナーT
と混じることはない。劣化トナーT等が現像装置4全体
に混ざってしまうと、現像装置4の寿命の最後まで、劣
化トナーTによる画像不良が生じてしまうが、本実施形
態によれば、この不具合を解決出来る。
トナーT若しくは紙粉等が現像剤収納部42内のトナーT
と混じることはない。劣化トナーT等が現像装置4全体
に混ざってしまうと、現像装置4の寿命の最後まで、劣
化トナーTによる画像不良が生じてしまうが、本実施形
態によれば、この不具合を解決出来る。
【0129】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、現像部と現像剤収納部との境界開口部に設け
た弁部材を用いて、低コストにて現像部内の現像剤が減
少すると現像剤収納部から現像剤が補充され、現像剤収
納部の現像剤中の導電性微粉体は徐々に現像部に供給さ
れる。
するので、現像部と現像剤収納部との境界開口部に設け
た弁部材を用いて、低コストにて現像部内の現像剤が減
少すると現像剤収納部から現像剤が補充され、現像剤収
納部の現像剤中の導電性微粉体は徐々に現像部に供給さ
れる。
【0130】そのため、過酷環境下やユーザの使用状況
にとわられずに像担持体上に供給される現像剤中の導電
性微粉体の供給を最後まで安定させることが出来る。
にとわられずに像担持体上に供給される現像剤中の導電
性微粉体の供給を最後まで安定させることが出来る。
【0131】また、現像部内での現像剤の循環を大きく
することで、現像剤の劣化を防ぎ、且つ十分なトリボ付
与を可能とし、長期にわたり画像不良を低減させること
が出来る。
することで、現像剤の劣化を防ぎ、且つ十分なトリボ付
与を可能とし、長期にわたり画像不良を低減させること
が出来る。
【図1】本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の
第1実施形態の構成を示す断面説明図である。
第1実施形態の構成を示す断面説明図である。
【図2】第1実施形態において、現像装置の動作及びそ
れに伴う現像剤の循環方向を説明する図である。
れに伴う現像剤の循環方向を説明する図である。
【図3】第1実施形態において、弁部材の固定端から揺
動端へ結んだ線分の角度の比較実験の構成を説明する図
である。
動端へ結んだ線分の角度の比較実験の構成を説明する図
である。
【図4】本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の
第2実施形態の構成を示す断面説明図である。
第2実施形態の構成を示す断面説明図である。
【図5】第2実施形態と比較例との構成を説明する図で
ある。
ある。
【図6】本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の
第3実施形態の構成を示す断面説明図である。
第3実施形態の構成を示す断面説明図である。
【図7】本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の
第4実施形態の構成を示す断面説明図である。
第4実施形態の構成を示す断面説明図である。
1…感光体ドラム、2…帯電ローラ、2a…芯金、2b
…中抵抗層、3…レーザビームスキャナ、4…現像装
置、4a…現像剤、4b…仕切り壁、5…転写ローラ、
7…クリーニング部材、8…開口部、21…ブラシ帯電部
材、40…現像バイアス印加電源、41…現像部、42…現像
剤収納部、42a…底面、43…現像スリーブ、43a…マグ
ネットロール、44…規制ブレード、45…弁部材、46…攪
拌部材、51…転写バイアス印加電源、100,200,300…
画像形成装置、L…レーザ光(走査露光)、M…導電性
微粉体、n…帯電当接部、P…転写材、S2…現像剤取
り込み磁極、T…トナー
…中抵抗層、3…レーザビームスキャナ、4…現像装
置、4a…現像剤、4b…仕切り壁、5…転写ローラ、
7…クリーニング部材、8…開口部、21…ブラシ帯電部
材、40…現像バイアス印加電源、41…現像部、42…現像
剤収納部、42a…底面、43…現像スリーブ、43a…マグ
ネットロール、44…規制ブレード、45…弁部材、46…攪
拌部材、51…転写バイアス印加電源、100,200,300…
画像形成装置、L…レーザ光(走査露光)、M…導電性
微粉体、n…帯電当接部、P…転写材、S2…現像剤取
り込み磁極、T…トナー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大羽 浩幸
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 中川 健
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 木原 隆義
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07
2H031 AA01 AA11 BA02 EA03
2H077 AA12 AA14 AA18 AA20 AA33
AA37 AB03 AB13 AC16 AD06
AD13 AD17 AD23 AD31 AD36
BA08 BA09 DB12 DB14 EA12
FA19 GA01
Claims (6)
- 【請求項1】 像担持体上に形成した潜像に現像剤を供
給して可視像化する現像剤担持体を有する現像部と、現
像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像部と前記現像
剤収納部との境界に設けた弁部材とを有し、前記現像部
と、前記現像剤収納部とが前記弁部材を介して隣接し、
且つ前記弁部材が開くことによって前記現像剤収納部の
現像剤が前記現像部へ移動する構成からなる現像装置で
あって、 前記弁部材が閉じた状態にて、該弁部材の固定端から揺
動端へ結んだ線分方向が水平方向と重力方向との間に存
在するように前記弁部材を配設することを特徴とする現
像装置。 - 【請求項2】 前記弁部材の固定端から揺動端へ結んだ
線分と水平線とでなす鋭角をAとするならば、40°≦
A≦70°になるように前記弁部材を配設することを特
徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記現像剤担持体は、前記現像剤収納部
の底面よりも重力方向に対して上側に配設されているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装
置。 - 【請求項4】 前記現像剤担持体は、固定した複数の
N,S極を持つマグネットロールを内蔵し、該マグネッ
トロールの前記現像部の内側方向の現像剤取り込み磁極
により該現像部内の現像剤を該現像剤担持体に取り込む
構成とされ、 前記マグネットロールの回転中心から前記現像剤取り込
み磁極の中心に向かって引いた延長線が前記弁部材の開
口部よりも重力方向に対して下側になるように構成した
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
現像装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の現
像装置と、潜像を担持する像担持体とを有し、 前記現像装置の内部に収納される現像剤は、導電粒子を
成分とする帯電粒子と、像形成粉体としてのトナーから
なる混合剤により構成され、画像形成動作時に該帯電粒
子と該トナーとが前記像担持体上から着脱することを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 少なくとも請求項1〜4のいずれか1項
に記載の現像装置と、像担持体と、前記像担持体を帯電
する帯電手段とを枠体内に一体的に備え、画像形成装置
に対して着脱可能に構成したことを特徴とするプロセス
カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002108841A JP2003302824A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002108841A JP2003302824A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003302824A true JP2003302824A (ja) | 2003-10-24 |
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ID=29392469
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---|---|
JP (1) | JP2003302824A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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