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JP2003293915A - 駆動装置およびこれを搭載する自動車 - Google Patents

駆動装置およびこれを搭載する自動車

Info

Publication number
JP2003293915A
JP2003293915A JP2002100704A JP2002100704A JP2003293915A JP 2003293915 A JP2003293915 A JP 2003293915A JP 2002100704 A JP2002100704 A JP 2002100704A JP 2002100704 A JP2002100704 A JP 2002100704A JP 2003293915 A JP2003293915 A JP 2003293915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel pump
engine
internal combustion
combustion engine
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002100704A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kobayashi
幸男 小林
Osamu Harada
修 原田
Katsuhiko Yamaguchi
勝彦 山口
Kiyoshiro Kamioka
清城 上岡
Takahiro Nishigaki
隆弘 西垣
Mamoru Tomatsuri
衛 戸祭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2002100704A priority Critical patent/JP2003293915A/ja
Publication of JP2003293915A publication Critical patent/JP2003293915A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンをより確実に始動させる。 【解決手段】 スタータモータを駆動すると共に燃料ポ
ンプを駆動することによりエンジンの始動を開始してか
ら所定時間以内にエンジンが完爆しなかったときには
(S100〜S104)、燃料ポンプの駆動を所定時間
(例えば、3sec)停止させると共に所定時間経過後
駆動を再開する(S106〜S110)。燃料ポンプの
駆動を一時的に停止するのは、燃料ポンプに異物が噛み
込んで始動不良を起こしたときでも、燃料ポンプの駆動
と停止とを繰り返せば、異物を除去できる場合が多いこ
とに基づいている。これにより、燃料ポンプを正常に駆
動させることができるから、エンジンをより確実に始動
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置およびこ
れを搭載する自動車に関し、詳しくは、内燃機関と、燃
料タンク内の燃料を該内燃機関に圧送可能な燃料ポンプ
と、該内燃機関の出力軸に動力を出力可能な動力出力手
段とを備える駆動装置およびこれを搭載する自動車に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駆動装置としては、駆動
装置が備える内燃機関を始動するために、内燃機関に燃
料供給可能に燃料タンク内の燃料を圧送する燃料ポンプ
と内燃機関の出力軸に動力を出力する電動機とを備える
ものが提案されている。この駆動装置では、電動機を駆
動して内燃機関を所定回転数まで回転させると共に燃料
ポンプを駆動し、燃料噴射弁を開いて内燃機関の始動に
適した量の燃料を内燃機関に供給することにより、内燃
機関を始動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た駆動装置では、燃料ポンプ内にゴミなどの異物が噛み
込んだ場合などには、燃料ポンプの駆動力が低下するか
ら、内燃機関に始動に必要な量の燃料を供給できなくな
り、内燃機関の始動性が悪化する場合があるという問題
があった。特に、内燃機関の始動と停止とを頻繁に繰り
返す態様で駆動装置を運転する場合には、異物が燃料ポ
ンプ内に噛み込む確率が高くなるから、上記問題が更に
クローズアップされる。
【0004】本発明の駆動装置は、こうした問題を解決
し、駆動装置が備える内燃機関をより確実に始動させる
ことを目的の一つとする。また、本発明の駆動装置は、
内燃機関の始動状況に基づいて駆動装置の異常を検出す
ることを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の駆動装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成
するために以下の手段を採った。
【0006】本発明の駆動装置は、内燃機関と、燃料タ
ンク内の燃料を該内燃機関に供給可能な燃料ポンプと、
該内燃機関の出力軸に動力を出力可能な動力出力手段と
を有する駆動装置であって、前記内燃機関の始動の指示
がなされたとき、該内燃機関を始動させるべく所定時間
に亘って前記燃料ポンプと前記動力出力手段とを駆動制
御すると共に、該駆動制御に拘わらず前記内燃機関が始
動しないときには前記燃料ポンプの一時的な停止を伴っ
て再駆動させるよう前記燃料ポンプと前記動力出力手段
とを駆動制御する始動時制御手段を備えることを要旨と
する。
【0007】この本発明の駆動装置では、始動時制御手
段が、内燃機関の始動の指示がなされたとき、内燃機関
を始動させるべく所定の時間に亘って燃料ポンプと動力
出力手段とを駆動制御すると共に、その駆動制御に拘わ
らず内燃機関が始動しないときには燃料ポンプの一時的
な停止を伴って再駆動させるよう燃料ポンプと動力出力
手段とを駆動制御する。即ち、燃料ポンプの一時的な停
止によってポンプや燃料供給経路内の圧力変化により燃
料の流通を妨げる異物を除去するから、簡単な手法で効
果的に燃料ポンプ内の異物を除去して燃料ポンプの正常
な駆動を確保でき、内燃機関をより確実に始動させるこ
とができる。
【0008】こうした本発明の駆動装置において、前記
始動時制御手段は、前記燃料ポンプを再駆動させるとき
にはより大きな駆動力で駆動するよう制御する手段であ
るものとすることもできる。こうすれば、より効果的に
燃料ポンプ内の異物を除去できる。
【0009】また、本発明の駆動装置において、前記始
動時制御手段は、前記燃料ポンプの停止中にも継続して
駆動されるよう前記動力出力手段を制御する手段である
ものとすることもできる。こうすれば、より迅速に燃料
ポンプ内の異物の除去と内燃機関の始動とを実行するこ
とができる。
【0010】さらに、本発明の駆動装置において、所定
回数に亘って前記燃料ポンプを再駆動させたにも拘わら
ず前記内燃機関が始動しないとき、異常を出力する異常
出力手段を備えるものとすることもできる。こうすれ
ば、内燃機関の始動状況に基づいて異常を検出すること
ができる。
【0011】本発明の自動車は、上記各態様の駆動装置
を備える自動車であって、前記内燃機関は、前記車両の
駆動輪に接続された駆動軸に動力を出力可能な機関であ
ることを要旨とする。
【0012】この本発明の自動車では、上記各態様の駆
動装置を備えると共に駆動装置が備える内燃機関は車両
の駆動輪に接続された駆動軸に動力を出力可能な機関で
あるから、自動車の動力源となる内燃機関の良好な始動
性を確保できる。
【0013】こうした本発明の自動車において、前記動
力出力手段は、前記内燃機関の出力軸に動力を出力する
と共に前記車両の駆動輪に動力を出力可能な電動機であ
るものとすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の
自動車20は、図示するように、エンジン22と、エン
ジン22の出力軸としてのクランクシャフト23にダン
パ25を介して接続されたプラネタリギヤ30と、プラ
ネタリギヤ30に接続された発電可能なモータMG1
と、同じくプラネタリギヤ30に接続されたモータMG
2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッ
ド用電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUとい
う)70とを備える。
【0015】エンジン22は、燃料タンク26から燃料
ポンプ27により供給され燃料噴射弁28により噴射さ
れた燃料(例えば、ガソリンまたは軽油などの炭化水素
系の燃料)の爆発燃焼によって得られる動力を出力する
内燃機関として構成されており、エンジン用電子制御ユ
ニット(以下、エンジンECUという)24により駆動
制御される。エンジンECU24は、エンジン22の運
転状態を検出する各種センサから信号を入力し、エンジ
ン22が吸入する空気量を調節するための吸入空気量調
節制御や,燃料タンク26内の燃料が必要な燃圧で燃料
噴射弁28まで圧送されるよう燃料ポンプ27へ制御信
号を出力すると共に必要な空燃比で燃料がエンジン22
に供給されるよう燃料噴射弁28へ制御信号を出力する
燃料噴射制御,エンジン22内の空気と燃料との混合気
を爆発燃料させるための点火制御などの運転制御を行な
う。エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と
通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号
によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じて
エンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
【0016】プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギ
ヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内
歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると
共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33
と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持
するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ
32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行な
う。プラネタリギヤ30は、キャリア34にはエンジン
22のクランクシャフト23が、サンギヤ31にはモー
タMG1の回転軸31aが、リングギヤ32にはモータ
MG2の回転軸32aがそれぞれ連結されており、モー
タMG1が発電機として機能するときにはキャリア34
から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31
側とリングギヤ32側とにそのギヤ比に応じて分配し、
モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア
34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ
31から入力されるモータMG1からの動力とを統合し
てリングギヤ32に出力する。また、サンギヤ31から
入力されるモータMG1からの動力をキャリア34側に
出力してエンジン22を始動させることもできる。した
がって、モータMG1は、エンジン22の始動を担うス
タータモータとしての機能を有する。リングギヤ32
は、ベルト36,ギヤ機構37,ディファレンシャルギ
ヤ38を介して駆動輪39a,39bに機械的に接続さ
れている。したがって、リングギヤ32に出力された動
力は、ベルト36,ギヤ機構37,ディファレンシャル
ギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されるこ
とになる。
【0017】モータMG1およびモータMG2は、共に
発電機として駆動できると共に電動機として駆動できる
周知の同期発電電動機として構成されており、インバー
タ41,42を介してバッテリ43と電力のやりとり行
なう。インバータ41,42とバッテリ43とを接続す
る電力ライン54は、各インバータ41,42が共用す
る正極母線および負極母線を用いて構成されており、モ
ータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモー
タで消費することができるようになっている。したがっ
て、バッテリ50は、モータMG1,MG2から生じた
電力や不足する電力により充放電されることになる。モ
ータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット
(以下、モータECUという)40により駆動制御され
ている。モータECU40には、モータMG1,MG2
を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG
1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出
センサ43,44からの信号や図示しない電流センサに
より検出されるモータMG1,MG2に印加される相電
流などが入力されており、モータECU40からは、イ
ンバータ41,42へのスイッチング制御信号などが出
力されている。モータECU40は、ハイブリッドEC
U70と通信しており、ハイブリッドECU70からの
制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する
と共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に
関するデータをハイブリッドECU70に出力する。バ
ッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バ
ッテリECUという)52により管理されている。バッ
テリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要
な信号が入力されており、必要に応じてバッテリ50の
状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力す
る。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管
理するための電流センサにより検出された充放電電流の
積算値などに基づいて残容量(SOC)も演算してい
る。
【0018】ハイブリッドECU70は、CPU72を
中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、
CPU72の他に処理プログラムを記憶したROM74
と、一時的にデータを記憶するRAM76と、図示しな
い入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリ
ッドECU70には、イグニッションスイッチ80から
のイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を
検出するシフトポジションセンサ82からシフトポジシ
ョンSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出する
アクセルペダルポジションセンサ84からアクセルペダ
ルポジションAP,ブレーキペダル85の踏み込み量を
検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブ
レーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車
速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、
ハイブリッドECU70は、前述したように、エンジン
ECU24やモータECU40,バッテリECU52と
通信ポートを介して接続されており、エンジンECU2
4やモータECU40,バッテリECU52と各種制御
信号やデータのやりとりを行っている。
【0019】こうして構成された実施例の自動車20の
動作、特に、エンジン22を始動させる際の動作につい
て説明する。図2は、ハイブリッドECU70のCPU
72により実行されるエンジン始動制御ルーチンの一例
を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジ
ン22の始動の指示がなされたときに実行される。な
お、エンジン22の始動の指示は、イグニッションスイ
ッチ80がオンされたときや、アクセルペダルポジショ
ンセンサ84からのアクセルペダルポジションAPや車
速センサ88からの車速V,バッテリECU52により
演算されたバッテリ50の残容量(SOC)などから所
定の始動条件が成立したときなどに行なわれる。
【0020】エンジン始動制御ルーチンが実行される
と、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、モ
ータMG1を駆動すると共に燃料ポンプ26を駆動する
などしてエンジン22の始動を開始する処理を行なう
(ステップS100)。この処理において、モータMG
1の駆動は、具体的には、エンジン22のクランクシャ
フト23が設定された回転数で連れ回されるようにモー
タMG1の目標トルクを設定すると共に設定された目標
トルクをモータECU40に出力することによって、モ
ータECU40が目標トルクでモータMG1を駆動制御
することにより行なわれ、燃料ポンプ26の駆動は、具
体的には、燃料ポンプ26の駆動を指示する制御信号を
エンジンECU24に出力することによって、エンジン
ECU24が燃料ポンプ26を駆動制御することにより
行なわれる。エンジン22の始動を開始する処理が行な
われると、始動開始から所定時間(例えば、3sec)
内にエンジン22が完爆したか否かを判定する(ステッ
プS102,S104)。所定時間内にエンジン22が
完爆したと判定されたときには、そのまま本ルーチンを
終了する。一方、エンジン22が所定時間以内に完爆し
なかったと判定されたときには、以下に説明するエンジ
ン22の再始動処理を実行する。
【0021】エンジン22の再始動処理は、燃料ポンプ
26の駆動を所定時間(例えば、3sec)停止すると
共に所定時間経過後に駆動を再開することにより行なわ
れる(ステップS106〜S110)。燃料ポンプ26
の駆動を一時的に停止するのは、燃料ポンプ26内や燃
料供給経路内などの燃料供給系内にゴミなどの異物が存
在し燃料の流通が妨げられたときでも、燃料ポンプ26
の停止と駆動とを交互に行なえば、燃料供給経路内の圧
力変化により異物が除去される場合が多いことに基づい
ている。なお、燃料ポンプ26の停止の間にもモータM
G1は継続して駆動するように制御される。
【0022】こうしてエンジン22の再始動処理が行な
われると、再始動開始から所定時間内にエンジン22が
完爆したか否かを判定し(ステップS112,S11
4)、所定時間内に完爆したと判定されたときにはその
まま本ルーチンを終了し、所定時間以内に完爆しなかっ
たと判定されたときにはエンジン22の再始動処理の繰
り返し回数を示すカウンタN(初期値は値0に設定)を
インクリメントすると共に(ステップS116)、カウ
ンタNの値が閾値Nref(例えば、値1や値2など)
を超えているか否かを判定する(ステップS118)。
判定の結果、カウンタNの値が閾値Nref以下である
と判定されたときには再びステップS106に戻り再始
動処理を繰り返し、カウンタNの値が閾値Nrefを超
えていると判定されたときには、再始動処理を繰り返し
実行したにも拘わらずエンジン22が始動しなかったこ
とになりエンジン22または燃料供給系に異常が生じて
いると判断して、異常の出力(例えば、異常を表わす表
示をモニタに出力)を行なって(ステップS120)本
ルーチンを終了する。
【0023】以上説明した実施例の自動車20によれ
ば、エンジン22の始動開始から所定時間以内に完爆し
なかったときには、燃料ポンプ26や燃料供給経路など
の燃料供給系に異物が存在し燃料の流通を妨げていると
判断して、燃料ポンプ26の一時的な停止を伴って再駆
動させるから、燃料ポンプ26の一時的な停止による圧
力変化により燃料供給系内の異物を効果的に除去でき、
燃料ポンプ26の正常な駆動を確保することができる。
この結果、エンジン22をより確実に始動させることが
できる。しかも、燃料ポンプ26の一時的な停止を伴う
再駆動だけで行なうから、より簡単に燃料ポンプ26の
正常な駆動を確保することができる。また、燃料ポンプ
26を停止させている間にもモータMG1の駆動を継続
してエンジン22を回転させるから、迅速にエンジン2
2の再始動を行なうことができる。
【0024】また、実施例の自動車20によれば、エン
ジン22の再始動処理を所定回数繰り返したにも拘わら
ずエンジン22が始動しないときには、エンジン22ま
たは燃料供給系の異常の出力を行なうから、車両の安全
性を確保することができる。
【0025】実施例の自動車20では、所定時間以内に
エンジン22が完爆しなかったときには、燃料ポンプ2
6を一時的な停止を伴って再駆動させるものとしたが、
燃料ポンプ26を再駆動させる際には、より大きな駆動
力で駆動させるものとしても構わない。また、初回の始
動処理で所定時間以内にエンジン22が完爆しないかっ
たときには、燃料ポンプ27の再駆動後燃料圧力が十分
に上昇するのを待って、燃料噴射弁28による燃料噴射
を開始してエンジン22の再始動の処理を実行するもの
としても構わない。
【0026】実施例の自動車20では、エンジン22の
クランクシャフト23に動力を出力するモータMG1
を、燃料ポンプ26を停止している間にも継続して駆動
させるものとしたが、燃料ポンプ26を停止している間
はモータMG1の駆動も停止させるものとしても構わな
い。
【0027】実施例の自動車20では、モータMG1に
よりエンジン22の始動を行なうものとしたが、モータ
MG1とは別にスタータモータを用いてエンジン22の
始動を行なうものとしても構わない。
【0028】実施例の自動車20では、エンジン22と
モータMG1,MG2とを走行用の動力源とするハイブ
リッド自動車として構成したが、始動指示に基づいて内
燃機関の出力軸に所定時間に亘って始動に必要な動力を
出力する機器とその内燃機関に燃料を圧送する燃料ポン
プとを備えるものであれば、その他の種々のハイブリッ
ド自動車や、内燃機関を走行用の動力源とする通常の自
動車として構成するものとしても構わない。また、内燃
機関を動力源とする自動車以外の他の駆動装置に適用す
るものとしても構わない。
【0029】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である自動車20の構成の
概略を示す構成図である。
【図2】 実施例の自動車20のハイブリッドECU7
0により実行されるエンジン始動制御ルーチンの一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 自動車、22 エンジン、23 クランクシャフ
ト、24 エンジンECU、25 ダンパ、26 燃料
タンク、27 燃料ポンプ、28 燃料噴射弁、30
プラネタリギヤ、31 サンギヤ、31a 回転軸、3
2 リングギヤ、32a 回転軸、33 ピニオンギ
ヤ、34 キャリア、36 ベルト、37ギヤ機構、3
9a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニッ
ト(モータECU)、41,42 インバータ、43,
44 回転位置検出センサ、50バッテリ、52 バッ
テリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電
力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハ
イブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、7
6 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シ
フトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 ア
クセルペダル、84 アクセルペダルポジションセン
サ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジ
ションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モ
ータ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/06 325 F02M 37/08 A F02M 37/08 F02N 11/04 D F02N 11/04 B60K 6/04 ZHV (72)発明者 山口 勝彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 上岡 清城 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西垣 隆弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 戸祭 衛 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G093 AA07 BA21 CA01 DA06 DA12 DB05 DB11 DB15 DB19 EA03 EA05 EC02 FA12 FB05 3G301 JA12 KA01 LB07 LB13 LC03 NA08 NE16 NE23 PF01Z PF03Z PF05Z PF07Z PF16Z PG01Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と、燃料タンク内の燃料を該内
    燃機関に供給可能な燃料ポンプと、該内燃機関の出力軸
    に動力を出力可能な動力出力手段とを有する駆動装置で
    あって、 前記内燃機関の始動の指示がなされたとき、該内燃機関
    を始動させるべく所定時間に亘って前記燃料ポンプと前
    記動力出力手段とを駆動制御すると共に、該駆動制御に
    拘わらず前記内燃機関が始動しないときには前記燃料ポ
    ンプの一時的な停止を伴って再駆動させるよう前記燃料
    ポンプと前記動力出力手段とを駆動制御する始動時制御
    手段を備える駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動装置であって、 前記始動時制御手段は、前記燃料ポンプを再駆動させる
    ときにはより大きな駆動力で駆動されるよう制御する手
    段である駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の駆動装置であっ
    て、 前記始動時制御手段は、前記燃料ポンプの停止中にも継
    続して駆動されるよう前記動力出力手段を制御する手段
    である駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の駆動装
    置であって、 所定回数に亘って前記燃料ポンプを再駆動させたにも拘
    わらず前記内燃機関が始動しないとき、異常を出力する
    異常出力手段を備える駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の駆動装
    置を搭載する自動車であって、 前記内燃機関は、前記車両の駆動輪に接続された駆動軸
    に動力を出力可能な機関である自動車。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動車であって、 前記動力出力手段は、前記内燃機関の出力軸に動力を出
    力すると共に前記車両の駆動輪に動力を出力可能な電動
    機である自動車。
JP2002100704A 2002-04-03 2002-04-03 駆動装置およびこれを搭載する自動車 Pending JP2003293915A (ja)

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