JP2003282342A - コイル封入圧粉磁芯 - Google Patents
コイル封入圧粉磁芯Info
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- JP2003282342A JP2003282342A JP2002086075A JP2002086075A JP2003282342A JP 2003282342 A JP2003282342 A JP 2003282342A JP 2002086075 A JP2002086075 A JP 2002086075A JP 2002086075 A JP2002086075 A JP 2002086075A JP 2003282342 A JP2003282342 A JP 2003282342A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2つの端子電極を圧粉体に埋め込んだコイル
封入圧粉磁芯において、圧粉体を経由して端子電極間を
流れる電流に起因する発熱を防止する。 【解決手段】 重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティ
ングした強磁性金属粒子からなる磁性粉末中に、コイル
1を埋め込んだコイル封入圧粉磁芯において、前記磁性
粉末の圧粉体20に埋め込まれた2つの端子電極5間に
印加される電圧の最大値Vmax(ボルト)と、その最大
電圧が印加された時に前記圧粉体20を経由して端子電
極間に流れる微小電流i(アンペア)と、当該コイル封
入圧粉磁芯の体積C(cm3)との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) となるように設定する。
封入圧粉磁芯において、圧粉体を経由して端子電極間を
流れる電流に起因する発熱を防止する。 【解決手段】 重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティ
ングした強磁性金属粒子からなる磁性粉末中に、コイル
1を埋め込んだコイル封入圧粉磁芯において、前記磁性
粉末の圧粉体20に埋め込まれた2つの端子電極5間に
印加される電圧の最大値Vmax(ボルト)と、その最大
電圧が印加された時に前記圧粉体20を経由して端子電
極間に流れる微小電流i(アンペア)と、当該コイル封
入圧粉磁芯の体積C(cm3)との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) となるように設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁芯を一体化した
インダクタ、その他の電子機器に用いるコイル封入圧粉
磁芯に関する。
インダクタ、その他の電子機器に用いるコイル封入圧粉
磁芯に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、電子機器の小型化が進み、
小型(低背)で大電流に対応した圧粉磁芯が要求されて
いる。圧粉磁芯の材料には、フェライト粉末や強磁性金
属粉末が用いられている。
小型(低背)で大電流に対応した圧粉磁芯が要求されて
いる。圧粉磁芯の材料には、フェライト粉末や強磁性金
属粉末が用いられている。
【0003】強磁性金属粉末は、フェライト粉末に比較
して飽和磁束密度が大きいため、直流重畳特性が高磁界
まで保たれ、大電流を必要とする用途に適している。
して飽和磁束密度が大きいため、直流重畳特性が高磁界
まで保たれ、大電流を必要とする用途に適している。
【0004】コアの小型化(低背)をさらに推進するた
め、コイルと磁性粉が一体になったコイルが提案されて
いる。この構造のインダクタを、本明細書では、コイル
封入圧粉磁芯と呼ぶ。
め、コイルと磁性粉が一体になったコイルが提案されて
いる。この構造のインダクタを、本明細書では、コイル
封入圧粉磁芯と呼ぶ。
【0005】従来より表面実装型のインダクタの構造が
提案されている。例えば、特開平5−291046号公
報には、絶縁被覆した市販電線に外部電極を接続し、巻
線全体を絶縁被膜で覆い、さらにそれらを包み込むよう
に磁性粉末とともに成形することが開示されている。こ
の場合、導体と磁性粉末の間の絶縁、端子と磁性粉末間
の絶縁、及び磁性粉末を成形した磁性部表面に絶縁塗装
膜を形成する必要があり、製造工程が複雑となりコスト
アップとなっていた。
提案されている。例えば、特開平5−291046号公
報には、絶縁被覆した市販電線に外部電極を接続し、巻
線全体を絶縁被膜で覆い、さらにそれらを包み込むよう
に磁性粉末とともに成形することが開示されている。こ
の場合、導体と磁性粉末の間の絶縁、端子と磁性粉末間
の絶縁、及び磁性粉末を成形した磁性部表面に絶縁塗装
膜を形成する必要があり、製造工程が複雑となりコスト
アップとなっていた。
【0006】また、特開2001−267160号公報
には、絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からな
る磁性粉末中に、平角導線をエッジワイズ巻きしたコイ
ルを埋め込んだ例が示されている(図1と同様の構
成)。このコイル封入圧粉磁芯は、圧粉体とコイルと圧
粉体に埋め込まれた端子電極のみから構成されているた
め、小型化ができ、かつ高飽和磁束密度の強磁性金属粒
子を使用しているため、良好な直流重畳特性が得られて
いる。
には、絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からな
る磁性粉末中に、平角導線をエッジワイズ巻きしたコイ
ルを埋め込んだ例が示されている(図1と同様の構
成)。このコイル封入圧粉磁芯は、圧粉体とコイルと圧
粉体に埋め込まれた端子電極のみから構成されているた
め、小型化ができ、かつ高飽和磁束密度の強磁性金属粒
子を使用しているため、良好な直流重畳特性が得られて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のインダクタでは
端子電極とコアの間の絶縁は必須条件とされ、上記特開
平5−291046号公報のように絶縁されるか、また
はコアにNi−Znフェライトのような絶縁抵抗が10
5Ω・mと非常に大きなコアを用いることが一般的であ
った。
端子電極とコアの間の絶縁は必須条件とされ、上記特開
平5−291046号公報のように絶縁されるか、また
はコアにNi−Znフェライトのような絶縁抵抗が10
5Ω・mと非常に大きなコアを用いることが一般的であ
った。
【0008】しかし、前者の場合、絶縁材料が必要なた
め、コア体積をその分減らす必要があり、また後者の場
合、Ni−Znフェライトの飽和磁束密度が小さいた
め、どちらの場合も良好な直流重畳特性を得ることがで
きなかった。
め、コア体積をその分減らす必要があり、また後者の場
合、Ni−Znフェライトの飽和磁束密度が小さいた
め、どちらの場合も良好な直流重畳特性を得ることがで
きなかった。
【0009】一方、直流重畳特性を向上させるために、
上記特開2001−267160号公報に開示されてい
るような絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子から
なる磁性粉末中にコイルを埋め込んだコイル封入圧粉磁
芯が知られており、このコイル封入圧粉磁芯は、圧粉体
とコイルと圧粉体に埋め込まれた端子電極のみから構成
されているため、小型化ができ、かつ高飽和磁束密度の
強磁性金属粒子を使用しているため、良好な直流重畳特
性が得られている。しかし、強磁性金属粒子と絶縁材の
配合比、端子電極間の距離、及びコイル封入圧粉磁芯が
組み込まれたDC/DCコンバータの入力電圧によって
は、コイルの導線の抵抗及び圧粉体の磁気損失からは説
明できない損失分があることが判明した。この原因を調
査した結果、端子電極間に圧粉体を介して電流が流れ、
圧粉体の発熱を生じていることが分かった。その発熱量
が多い場合には、コイル損失による電源効率の低下が問
題となる。
上記特開2001−267160号公報に開示されてい
るような絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子から
なる磁性粉末中にコイルを埋め込んだコイル封入圧粉磁
芯が知られており、このコイル封入圧粉磁芯は、圧粉体
とコイルと圧粉体に埋め込まれた端子電極のみから構成
されているため、小型化ができ、かつ高飽和磁束密度の
強磁性金属粒子を使用しているため、良好な直流重畳特
性が得られている。しかし、強磁性金属粒子と絶縁材の
配合比、端子電極間の距離、及びコイル封入圧粉磁芯が
組み込まれたDC/DCコンバータの入力電圧によって
は、コイルの導線の抵抗及び圧粉体の磁気損失からは説
明できない損失分があることが判明した。この原因を調
査した結果、端子電極間に圧粉体を介して電流が流れ、
圧粉体の発熱を生じていることが分かった。その発熱量
が多い場合には、コイル損失による電源効率の低下が問
題となる。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み、2つの端子電
極を圧粉体に埋め込んだコイル封入圧粉磁芯において、
圧粉体を経由して端子電極間を流れる電流に起因する発
熱を防止したコイル封入圧粉磁芯を提供することを目的
とする。
極を圧粉体に埋め込んだコイル封入圧粉磁芯において、
圧粉体を経由して端子電極間を流れる電流に起因する発
熱を防止したコイル封入圧粉磁芯を提供することを目的
とする。
【0011】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
の実施の形態において明らかにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記したように、絶縁材
をコーティングした強磁性金属粒子からなる磁性粉末中
に、コイルを埋め込んだコイル封入圧粉磁芯は、コイル
の導線の抵抗及び圧粉体の磁気損失からは説明できない
損失分があり、その原因は端子電極間に圧粉体を介して
電流が流れ、圧粉体が発熱するからであることが判っ
た。
をコーティングした強磁性金属粒子からなる磁性粉末中
に、コイルを埋め込んだコイル封入圧粉磁芯は、コイル
の導線の抵抗及び圧粉体の磁気損失からは説明できない
損失分があり、その原因は端子電極間に圧粉体を介して
電流が流れ、圧粉体が発熱するからであることが判っ
た。
【0013】本発明者等は、コイル封入圧粉磁芯の設計
に当たり、今までのインダクタではタブーとされてきた
端子電極間に圧粉体(コア)を介して電流が流れる場合
でも、2つの端子電極間に印加される電圧の最大値Vma
x(ボルト)と、その最大電圧が印加された時に前記圧
粉体を経由して端子電極間に流れる微小電流i(アンペ
ア)と、当該コイル封入圧粉磁芯の体積C(cm3)との
間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) ならば、圧粉体に流れる電流による温度上昇は無視でき
る程度であり、実用上問題がないことを見いだした。
に当たり、今までのインダクタではタブーとされてきた
端子電極間に圧粉体(コア)を介して電流が流れる場合
でも、2つの端子電極間に印加される電圧の最大値Vma
x(ボルト)と、その最大電圧が印加された時に前記圧
粉体を経由して端子電極間に流れる微小電流i(アンペ
ア)と、当該コイル封入圧粉磁芯の体積C(cm3)との
間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) ならば、圧粉体に流れる電流による温度上昇は無視でき
る程度であり、実用上問題がないことを見いだした。
【0014】そこで、本発明に係るコイル封入圧粉磁芯
は、重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティングした強
磁性金属粒子からなる磁性粉末中に、コイルを埋め込ん
だ構成を持ち、前記磁性粉末の圧粉体に埋め込まれた2
つの端子電極間に印加される電圧の最大値Vmax(ボル
ト)と、その最大電圧が印加された時に前記圧粉体を経
由して端子電極間に流れる微小電流i(アンペア)と、
前記コイル及び前記圧粉体の和の体積C(cm3)との間
の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) を満足するものとしている。
は、重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティングした強
磁性金属粒子からなる磁性粉末中に、コイルを埋め込ん
だ構成を持ち、前記磁性粉末の圧粉体に埋め込まれた2
つの端子電極間に印加される電圧の最大値Vmax(ボル
ト)と、その最大電圧が印加された時に前記圧粉体を経
由して端子電極間に流れる微小電流i(アンペア)と、
前記コイル及び前記圧粉体の和の体積C(cm3)との間
の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) を満足するものとしている。
【0015】また、前記コイル封入圧粉磁芯において、
前記圧粉体に樹脂を含浸させた構成とし、圧粉体の端子
電極間の絶縁耐圧を向上させるようにしてもよい。
前記圧粉体に樹脂を含浸させた構成とし、圧粉体の端子
電極間の絶縁耐圧を向上させるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコイル封入圧
粉磁芯の実施の形態を図面に従って説明する。
粉磁芯の実施の形態を図面に従って説明する。
【0017】図1は本発明に係るコイル封入圧粉磁芯の
第1の実施の形態であって、図1(A)はコイル上側の
圧粉磁芯部を省略した平面図、(B)は正断面図であ
る。図において、1はコイル、20は圧粉体(圧粉磁芯
部)であり、圧粉体20はコイル1に継線された電極端
子5の外部導出部分を除き当該コイル1及び電極端子5
の周囲を覆っている。
第1の実施の形態であって、図1(A)はコイル上側の
圧粉磁芯部を省略した平面図、(B)は正断面図であ
る。図において、1はコイル、20は圧粉体(圧粉磁芯
部)であり、圧粉体20はコイル1に継線された電極端
子5の外部導出部分を除き当該コイル1及び電極端子5
の周囲を覆っている。
【0018】前記コイル1は、絶縁被膜された平角導線
2(平角銅線)をエッジワイズ状に数ターン巻線したも
の、すなわち、厚さ方向に積層しかつ幅方向に湾曲状に
曲げて筒状に数ターン巻回したものである。コイル1の
両端部にはそれぞれ電極端子5(合計2個)が電気的に
接続されている。ここで2個の電極端子5は絶縁被覆を
設けないで用いる。なお、コイル1の端部の絶縁被覆を
除去して圧粉体20の外部に導出して直接電極端子とし
て用いる継線レス構造としても差し支えない。
2(平角銅線)をエッジワイズ状に数ターン巻線したも
の、すなわち、厚さ方向に積層しかつ幅方向に湾曲状に
曲げて筒状に数ターン巻回したものである。コイル1の
両端部にはそれぞれ電極端子5(合計2個)が電気的に
接続されている。ここで2個の電極端子5は絶縁被覆を
設けないで用いる。なお、コイル1の端部の絶縁被覆を
除去して圧粉体20の外部に導出して直接電極端子とし
て用いる継線レス構造としても差し支えない。
【0019】前記圧粉体20に用いる強磁性金属粒子と
しては、Fe、Fe−Ni合金、Fe−Si合金等があ
り、これらから適宜選択すればよい。
しては、Fe、Fe−Ni合金、Fe−Si合金等があ
り、これらから適宜選択すればよい。
【0020】強磁性金属粒子をコーティングする絶縁材
としては、シリコーン(シリコン樹脂)、エポキシ樹脂
等があり、これらの絶縁材を用いて前記強磁性金属粒子
はコーティングされている。前記絶縁材の混合割合は、
当該絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からなる
磁性粉末に対する重量比率で1〜8%とする。なお、コ
ーティングに使用する絶縁材の重量比を8%より多くす
ると、成形して得た圧粉体20の透磁率が低下し、大き
なインダクタンスを得ることができず、また絶縁材の重
量比を1%未満にすると各強磁性金属粒子相互間の絶縁
が不充分となり、磁芯としての特性が大幅に低下するた
め、コーティングに使用する絶縁材の重量比は1〜8%
が適している。
としては、シリコーン(シリコン樹脂)、エポキシ樹脂
等があり、これらの絶縁材を用いて前記強磁性金属粒子
はコーティングされている。前記絶縁材の混合割合は、
当該絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からなる
磁性粉末に対する重量比率で1〜8%とする。なお、コ
ーティングに使用する絶縁材の重量比を8%より多くす
ると、成形して得た圧粉体20の透磁率が低下し、大き
なインダクタンスを得ることができず、また絶縁材の重
量比を1%未満にすると各強磁性金属粒子相互間の絶縁
が不充分となり、磁芯としての特性が大幅に低下するた
め、コーティングに使用する絶縁材の重量比は1〜8%
が適している。
【0021】そして、上記のように重量比率で1〜8%
の絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からなる磁
性粉末中に、前記コイル1及び電極端子5の一部を設け
た状態で粉末成形機にて圧粉体20を成形一体化する。
圧粉体20の成形方法としては、例えば、前記磁性粉末
を成形金型内に充填して圧縮成形することで、図1
(A)のように圧粉体20の下部磁芯部20aを成形金
型内に作製しておき、その上にコイル1を載置した後、
コイル1が埋まるように再度磁性粉末を成形金型内に充
填して、下部磁芯部20a及びコイル1が積層された方
向に加圧して圧縮成形(コイルを磁性粉末でインサート
成形)する方法(特開2001−267160号公報に
開示された方法)等を採用可能である。
の絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からなる磁
性粉末中に、前記コイル1及び電極端子5の一部を設け
た状態で粉末成形機にて圧粉体20を成形一体化する。
圧粉体20の成形方法としては、例えば、前記磁性粉末
を成形金型内に充填して圧縮成形することで、図1
(A)のように圧粉体20の下部磁芯部20aを成形金
型内に作製しておき、その上にコイル1を載置した後、
コイル1が埋まるように再度磁性粉末を成形金型内に充
填して、下部磁芯部20a及びコイル1が積層された方
向に加圧して圧縮成形(コイルを磁性粉末でインサート
成形)する方法(特開2001−267160号公報に
開示された方法)等を採用可能である。
【0022】本実施の形態では、2つの電極端子5には
絶縁被膜は設けておらず、コイル封入圧粉磁芯の設計に
当たり、今までのインダクタではタブーとされてきた端
子電極間にコアを介して電流が流れる場合でも、2つの
端子電極間に印加される電圧の最大値Vmax(ボルト)
と、その最大電圧が印加された時に前記圧粉体を経由し
て端子電極間に流れる微小電流i(アンペア)と、当該
コイル封入圧粉磁芯の体積C(cm3)との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) …(1) を満足するように設定する。
絶縁被膜は設けておらず、コイル封入圧粉磁芯の設計に
当たり、今までのインダクタではタブーとされてきた端
子電極間にコアを介して電流が流れる場合でも、2つの
端子電極間に印加される電圧の最大値Vmax(ボルト)
と、その最大電圧が印加された時に前記圧粉体を経由し
て端子電極間に流れる微小電流i(アンペア)と、当該
コイル封入圧粉磁芯の体積C(cm3)との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) …(1) を満足するように設定する。
【0023】上記(1)式のように設定する理由を以下の
表1及び図2乃至図6を用いて説明する。
表1及び図2乃至図6を用いて説明する。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1は試料(コイル封入圧粉磁芯)の
温度上昇の測定結果を示すものであり、試料No.1〜
No.3は圧粉体、コイルの構成及び外形寸法は互いに
同一であるが、電極端子の構造が互いに異なる。試料N
o.4〜No.6も圧粉体、コイルの構成及び外形寸法は
互いに同一であるが、電極端子の構造が互いに異なる。
試料No.7〜No.9も圧粉体、コイルの構成及び外形
寸法は互いに同一であるが、電極端子の構造が互いに異
なる。
温度上昇の測定結果を示すものであり、試料No.1〜
No.3は圧粉体、コイルの構成及び外形寸法は互いに
同一であるが、電極端子の構造が互いに異なる。試料N
o.4〜No.6も圧粉体、コイルの構成及び外形寸法は
互いに同一であるが、電極端子の構造が互いに異なる。
試料No.7〜No.9も圧粉体、コイルの構成及び外形
寸法は互いに同一であるが、電極端子の構造が互いに異
なる。
【0026】図2(A)は表1中の圧粉体に流れる電流
(表1中ではコアに流れる電流iと表示)の測定方法を
示し、電極端子のみを圧粉体に埋め込んだ試料(本来の
試料No.1〜No.9からコイル部分を除去したもの)
を作製し、端子電極間に直流電源により電圧を印加し、
圧粉体に直列に挿入された電流計にて電流値を測定す
る。なお、図2(B)は前記試料の底面側を示す。
(表1中ではコアに流れる電流iと表示)の測定方法を
示し、電極端子のみを圧粉体に埋め込んだ試料(本来の
試料No.1〜No.9からコイル部分を除去したもの)
を作製し、端子電極間に直流電源により電圧を印加し、
圧粉体に直列に挿入された電流計にて電流値を測定す
る。なお、図2(B)は前記試料の底面側を示す。
【0027】図3はコイル封入圧粉磁芯の温度上昇測定
回路であり、入力電圧VinをDC−DCコンバータで降
圧し、試料となるインダクタンスLのコイル封入圧粉磁
芯を平滑用チョークコイルとして用いたLC平滑回路を
通して負荷Zに出力電圧Voutを印加し、出力電流Iout
を流す構成である。ここで、DC−DCコンバータのス
イッチング周波数は300kHzである。
回路であり、入力電圧VinをDC−DCコンバータで降
圧し、試料となるインダクタンスLのコイル封入圧粉磁
芯を平滑用チョークコイルとして用いたLC平滑回路を
通して負荷Zに出力電圧Voutを印加し、出力電流Iout
を流す構成である。ここで、DC−DCコンバータのス
イッチング周波数は300kHzである。
【0028】図4は試料No.1のときのコイル電流I
Lとコイル電圧(端子電極間電圧)VLの波形図を示
す。この場合、コイル電流ILの平均値が22A、コイ
ル電圧(端子電極間電圧)VLの最大値Vmaxが3.4V
となっている。
Lとコイル電圧(端子電極間電圧)VLの波形図を示
す。この場合、コイル電流ILの平均値が22A、コイ
ル電圧(端子電極間電圧)VLの最大値Vmaxが3.4V
となっている。
【0029】図5はコイル封入圧粉磁芯の圧粉体に流れ
る電流を変化させる方法を示し、2つの端子電極間の距
離を接近させて行くことによって、インダクタンスは同
じでも圧粉体に流れる平均電流を変えることができる。
例えば、表1の試料No.1〜No.3は、圧粉体が同一
であっても、試料No.1は図5(A)のように端子電
極間の距離が大きく、試料No.2は図5(B)のよう
に端子電極間の距離が中位であり、試料No.3は図5
(C)のように端子電極同士が接近している。
る電流を変化させる方法を示し、2つの端子電極間の距
離を接近させて行くことによって、インダクタンスは同
じでも圧粉体に流れる平均電流を変えることができる。
例えば、表1の試料No.1〜No.3は、圧粉体が同一
であっても、試料No.1は図5(A)のように端子電
極間の距離が大きく、試料No.2は図5(B)のよう
に端子電極間の距離が中位であり、試料No.3は図5
(C)のように端子電極同士が接近している。
【0030】図6(A)は本実施の形態の場合で、コイ
ル1の両端部に継線された端子電極5の絶縁が無い構成
(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶縁無」に対
応)、同図(B)は比較例であり、端子電極5を絶縁物
6で完全に覆って圧粉体20に電流が流れないようにし
た場合(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶縁有」
に対応)である。
ル1の両端部に継線された端子電極5の絶縁が無い構成
(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶縁無」に対
応)、同図(B)は比較例であり、端子電極5を絶縁物
6で完全に覆って圧粉体20に電流が流れないようにし
た場合(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶縁有」
に対応)である。
【0031】上記表1で試料No.1〜No.9の温度上
昇の測定結果を見ると、上記式(1)の左辺(Vmax×i/
C)の値を示す表1の係数が0.009の試料No.1、
前記係数が0.018の試料No.4、及び前記係数が
0.008の試料No.7が「端子絶縁有」、「端子絶縁
無」にかかわらず試料温度上昇が同じであり、いずれも
上記(1)式を満足する。これに反し、上記式(1)の左辺
(Vmax×i/C)の値が0.02を超える値となる試料
No.2,No.3,No.5,No.6,No.8,No.
9では「端子絶縁有」よりも「端子絶縁無」の温度上昇
が大きく、圧粉体に流れる電流による発熱を無視できな
くなっている。
昇の測定結果を見ると、上記式(1)の左辺(Vmax×i/
C)の値を示す表1の係数が0.009の試料No.1、
前記係数が0.018の試料No.4、及び前記係数が
0.008の試料No.7が「端子絶縁有」、「端子絶縁
無」にかかわらず試料温度上昇が同じであり、いずれも
上記(1)式を満足する。これに反し、上記式(1)の左辺
(Vmax×i/C)の値が0.02を超える値となる試料
No.2,No.3,No.5,No.6,No.8,No.
9では「端子絶縁有」よりも「端子絶縁無」の温度上昇
が大きく、圧粉体に流れる電流による発熱を無視できな
くなっている。
【0032】従って、この表1より上記(1)を満足する
コイル封入圧粉磁芯であれば、圧粉体を経由して端子電
極間を流れる電流に起因する発熱を防止可能であると言
える。この場合、端部電極の表面絶縁処理が不要であ
り、コスト低減を図ることができる。
コイル封入圧粉磁芯であれば、圧粉体を経由して端子電
極間を流れる電流に起因する発熱を防止可能であると言
える。この場合、端部電極の表面絶縁処理が不要であ
り、コスト低減を図ることができる。
【0033】本発明に係るコイル封入圧粉磁芯の第2の
実施の形態の構成も図1(A),(B)に示す通りであ
るが、絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からな
る磁性粉末を圧縮成形して圧粉体(圧粉磁芯部)20を
作製した後、さらに、粘度の低い樹脂を圧粉体に含浸さ
せた点が第1の実施の形態と異なる。使用する樹脂は、
例えばエポキシ系2液型樹脂である。圧粉体への含浸を
確実に行うため、真空含浸とし、120℃、2時間の乾
燥硬化後、図2と同じ測定回路で、圧粉体に流れる電流
(表2中、コア電流iと表示)と、端子間耐電圧を測定
し、その結果を以下の表2に示す。
実施の形態の構成も図1(A),(B)に示す通りであ
るが、絶縁材をコーティングした強磁性金属粒子からな
る磁性粉末を圧縮成形して圧粉体(圧粉磁芯部)20を
作製した後、さらに、粘度の低い樹脂を圧粉体に含浸さ
せた点が第1の実施の形態と異なる。使用する樹脂は、
例えばエポキシ系2液型樹脂である。圧粉体への含浸を
確実に行うため、真空含浸とし、120℃、2時間の乾
燥硬化後、図2と同じ測定回路で、圧粉体に流れる電流
(表2中、コア電流iと表示)と、端子間耐電圧を測定
し、その結果を以下の表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】上記表2に示すように、コア電流は著しく
減少し、電流計では測定出来ないほど小さかった。ま
た、耐電圧は著しく向上し、カットオフカレントを0.
5mAとしたときに、耐電圧は全てDCl00V以上の
値を示した。
減少し、電流計では測定出来ないほど小さかった。ま
た、耐電圧は著しく向上し、カットオフカレントを0.
5mAとしたときに、耐電圧は全てDCl00V以上の
値を示した。
【0036】この第2の実施の形態に係る樹脂含浸した
コイル封入圧粉磁芯の試料No.1〜No.9(第1の実
施の形態の試料の圧粉体にエポキシ樹脂を含浸したも
の)を作製し、図3の回路で各試料の温度上昇を調べた
結果を以下の表3に示す。
コイル封入圧粉磁芯の試料No.1〜No.9(第1の実
施の形態の試料の圧粉体にエポキシ樹脂を含浸したも
の)を作製し、図3の回路で各試料の温度上昇を調べた
結果を以下の表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】表3中、試料No.1〜No.9の全てにお
いて温度上昇は、「端子絶縁無」であっても「端子絶縁
有」と同じ値を示し、圧粉体にはほとんど電流が流れて
いないことが確認された(表3中、コア平均電流が
0)。ちなみに、上記式(1)の左辺(Vmax×i/C)の
値を示す表3の係数は試料No.1〜No.9の全てが0
となった。
いて温度上昇は、「端子絶縁無」であっても「端子絶縁
有」と同じ値を示し、圧粉体にはほとんど電流が流れて
いないことが確認された(表3中、コア平均電流が
0)。ちなみに、上記式(1)の左辺(Vmax×i/C)の
値を示す表3の係数は試料No.1〜No.9の全てが0
となった。
【0039】この第2の実施の形態のように、圧粉体に
樹脂を含浸することで端子電極の絶縁処理が無くとも圧
粉体に流れる電流を無視できる程度に低減可能であり、
ひいては圧粉体発熱に起因する損失を回避でき、効率低
下を防止可能である。
樹脂を含浸することで端子電極の絶縁処理が無くとも圧
粉体に流れる電流を無視できる程度に低減可能であり、
ひいては圧粉体発熱に起因する損失を回避でき、効率低
下を防止可能である。
【0040】なお、各実施の形態の構造を示す図1では
平角導線を巻回してコイルを作製しているが、使用する
導線が平角導線に限定されないことは明らかである。
平角導線を巻回してコイルを作製しているが、使用する
導線が平角導線に限定されないことは明らかである。
【0041】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティングした強磁性
金属粒子からなる磁性粉末中に、コイルを埋め込んだコ
イル封入圧粉磁芯において、前記磁性粉末の圧粉体に埋
め込まれた2つの端子電極間に印加される電圧の最大値
Vmax(ボルト)と、その最大電圧が印加された時に前
記圧粉体を経由して端子電極間に流れる微小電流i(ア
ンペア)と、当該コイル封入圧粉磁芯の体積C(cm3)
との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) を満足するように設定したので、圧粉体に流れる電流に
起因する発熱を無視できる程度に低減し、損失低減を図
ることができる。また、コイル封入圧粉磁芯を電源装置
に使用した場合には電源効率の低下を防止できる。
重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティングした強磁性
金属粒子からなる磁性粉末中に、コイルを埋め込んだコ
イル封入圧粉磁芯において、前記磁性粉末の圧粉体に埋
め込まれた2つの端子電極間に印加される電圧の最大値
Vmax(ボルト)と、その最大電圧が印加された時に前
記圧粉体を経由して端子電極間に流れる微小電流i(ア
ンペア)と、当該コイル封入圧粉磁芯の体積C(cm3)
との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) を満足するように設定したので、圧粉体に流れる電流に
起因する発熱を無視できる程度に低減し、損失低減を図
ることができる。また、コイル封入圧粉磁芯を電源装置
に使用した場合には電源効率の低下を防止できる。
【図1】本発明に係るコイル封入圧粉磁芯の第1の実施
の形態であって、(A)はコイル上側の圧粉磁芯部を省
略した平面図、(B)は正断面図である。
の形態であって、(A)はコイル上側の圧粉磁芯部を省
略した平面図、(B)は正断面図である。
【図2】コイル封入圧粉磁芯の圧粉体(圧粉磁芯部)に
流れる電流の測定方法であって、(A)は回路図、
(B)は試料の電極端子配置を示す底面図である。
流れる電流の測定方法であって、(A)は回路図、
(B)は試料の電極端子配置を示す底面図である。
【図3】コイル封入圧粉磁芯の試料の温度上昇を測定す
る測定回路図である。
る測定回路図である。
【図4】図3の測定回路におけるコイル電流及び電極端
子間電圧を示す波形図である。
子間電圧を示す波形図である。
【図5】コイル封入圧粉磁芯の圧粉体に流れる電流を変
化させる方法を示し、(A)は電極端子間距離が大きい
場合の底面図、(B)は電極端子間距離が中位の場合の
底面図、(C)は電極端子同士が接近している場合の底
面図である。
化させる方法を示し、(A)は電極端子間距離が大きい
場合の底面図、(B)は電極端子間距離が中位の場合の
底面図、(C)は電極端子同士が接近している場合の底
面図である。
【図6】(A)は本実施の形態の場合で、端子電極の絶
縁が無い構成(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶
縁無」に対応)の断面図、(B)は比較例であり、端子
電極を絶縁物で完全に覆って圧粉体に電流が流れないよ
うにした場合(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶
縁有無」に対応)の断面図である。
縁が無い構成(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶
縁無」に対応)の断面図、(B)は比較例であり、端子
電極を絶縁物で完全に覆って圧粉体に電流が流れないよ
うにした場合(表1の「試料温度上昇」の欄の「端子絶
縁有無」に対応)の断面図である。
1 コイル
2 平角導線
5 電極端子
20 圧粉体
20a 下部磁芯部
Claims (2)
- 【請求項1】 重量比率で1〜8%の絶縁材をコーティ
ングした強磁性金属粒子からなる磁性粉末中に、コイル
を埋め込んだコイル封入圧粉磁芯において、前記磁性粉
末の圧粉体に埋め込まれた2つの端子電極間に印加され
る電圧の最大値Vmax(ボルト)と、その最大電圧が印
加された時に前記圧粉体を経由して端子電極間に流れる
微小電流i(アンペア)と、当該コイル封入圧粉磁芯の
体積C(cm3)との間の関係が、 Vmax×i/C<0.02 (W/cm3) を満足することを特徴とするコイル封入圧粉磁芯。 - 【請求項2】 前記圧粉体に樹脂を含浸させてなる請求
項1記載のコイル封入圧粉磁芯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086075A JP2003282342A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | コイル封入圧粉磁芯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086075A JP2003282342A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | コイル封入圧粉磁芯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003282342A true JP2003282342A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29232804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002086075A Withdrawn JP2003282342A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | コイル封入圧粉磁芯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003282342A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081120A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Nec Tokin Corp | インダクタ |
JP2015164173A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-09-10 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | 電子部品および電子機器 |
JP2015204337A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | 電子部品、電子部品の製造方法および電子機器 |
JP2016076559A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | インダクタンス素子および電子機器 |
CN111986881A (zh) * | 2019-05-23 | 2020-11-24 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件及其制造方法 |
US12073978B2 (en) | 2018-06-15 | 2024-08-27 | Alps Alpine Co., Ltd. | Coil-embedded dust core, inductance element, and electric or electronic device |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002086075A patent/JP2003282342A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081120A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Nec Tokin Corp | インダクタ |
JP2015164173A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-09-10 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | 電子部品および電子機器 |
JP2018022918A (ja) * | 2014-01-29 | 2018-02-08 | アルプス電気株式会社 | 電子部品および電子機器 |
JP2018022917A (ja) * | 2014-01-29 | 2018-02-08 | アルプス電気株式会社 | インダクタンス素子および電子機器 |
JP2018022916A (ja) * | 2014-01-29 | 2018-02-08 | アルプス電気株式会社 | 電子部品および電子機器 |
JP2015204337A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | 電子部品、電子部品の製造方法および電子機器 |
JP2016076559A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | アルプス・グリーンデバイス株式会社 | インダクタンス素子および電子機器 |
US12073978B2 (en) | 2018-06-15 | 2024-08-27 | Alps Alpine Co., Ltd. | Coil-embedded dust core, inductance element, and electric or electronic device |
CN111986881A (zh) * | 2019-05-23 | 2020-11-24 | 株式会社村田制作所 | 线圈部件及其制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |