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JP2003280803A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JP2003280803A
JP2003280803A JP2002081770A JP2002081770A JP2003280803A JP 2003280803 A JP2003280803 A JP 2003280803A JP 2002081770 A JP2002081770 A JP 2002081770A JP 2002081770 A JP2002081770 A JP 2002081770A JP 2003280803 A JP2003280803 A JP 2003280803A
Authority
JP
Japan
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information processing
displayed
information
input operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002081770A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Yada
恭儀 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002081770A priority Critical patent/JP2003280803A/ja
Publication of JP2003280803A publication Critical patent/JP2003280803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力操作時以外での表示内容の一覧性を確保
し、入力操作時には、入力操作の便宜を図る表示を可能
にする。 【解決手段】 ポインティングデバイスとしてのペン1
1を近づけると、表示手段102の液晶パネル102a
には、機能選択用や他のアプリケーションプログラムへ
の遷移用などのアイコンボタンが表示される。アイコン
ボタンの表示で、ペン11による入力操作の便宜を図る
ことができる。PAN11が離れると、アイコンボタン
などが表示されなくなるので、データなどを表示する際
の一覧性を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多くの情報を表示
可能な情報処理装置、特に携帯型情報処理装置など、表
示画面の大きさが制限される報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、Personal Digital Assistant
からPDAと略称される携帯型情報処理装置の携帯型の
電子機器では、システム手帳の機能を持ち、さらに多く
の機能を備えている。システム手帳の機能には、カレン
ダー、行動予定、住所録などが含まれる。さらに情報処
理端末として、FAX機能やメール機能、インターネッ
トに接続してのWWWブラウザ機能などを実現するアプ
リケーションプログラムも多くの種類が提供され、選択
して動作させることが可能になっている。情報処理装置
が個々に備える機能や各アプリケーションプログラムが
備える機能は増加の傾向にある。また、各アプリケーシ
ョンプログラムにおいても、データの読み書きの他に、
検索や通信機能との連携など、提供する機能の数が増加
している。
【0003】アプリケーションプログラムの種類や個々
の機能の増加に伴い、アプリケーションプログラムの切
換えや機能の呼出しのためのユーザの入力を判りやすく
するために、画面上に表示されるアイコンやタブ形状の
ボタンの数は増加する。このようなアイコンボタン類が
増加すると、本来の情報処理対象のデータの表示領域を
狭めて、アイコンやボタンのための表示領域を確保する
必要が生じる。
【0004】このような携帯型の電子機器にFAXなど
の通信機能を備えることに関する先行技術は、たとえば
特開平9−152995号公報に開示されている。この
先行技術では、表示画面の周囲に比較的少数のアイコン
ボタンを配置し、表示画面内に用意するタブ用のアイコ
ンと組合わせることによって、多くのアプリケーション
プログラムに対応させようとしている。
【0005】パーソナルコンピュータなどでは、米国M
icrosoft社から登録商標Windowsとして
提供されるパーソナルコンピュータ用の代表的なOS
(Operation System)や、各社から提供される多くのア
プリケーションプログラムなどに、マウスなどのポイン
ティングデバイスを操作して特定の場所を指示すると、
その場所に隠れているツールバーなどが表示されたり、
ウインドウやダイアログボックスなどが表示される機能
を備えるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の先行技術では、
動作するアプリケーションプログラムの個々の機能が増
加すると、表示画面中に表示するアプリケーションプロ
グラムの機能呼出しのためのアイコン類の表示領域も広
くしなければならなくなる。アイコン類の表示領域を広
くすると、情報処理の本来の対象であるデータ表示の領
域が狭くなり、データの一覧性が損われる。パーソナル
コンピュータなどで、領域を指示すると隠されている表
示が行われる機能では、領域を指示するまではそのよう
な機能があることが判らない。
【0007】本発明の目的は、入力操作時以外での表示
内容の一覧性を確保し、入力操作時には、入力操作の便
宜を図る表示が可能な情報処理装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示手段と入
力手段と制御手段とを有し、制御手段は入力手段への入
力操作で入力される情報に従って情報処理を行い、表示
手段は制御手段の情報処理に伴う表示内容の画面表示を
行う情報処理装置において、入力手段は、入力操作で入
力される情報とともに、入力操作が行われないときに、
入力操作が行われる可能性に対応する情報を検出して検
出結果を制御手段に与え、制御手段は、入力手段の検出
結果に応答し、入力操作が行われる可能性が高い予め定
める状態で、表示手段の表示内容を変更するように、画
面構成を変化させることを特徴とする情報処理装置であ
る。
【0009】本発明に従えば、情報処理装置は、表示手
段と入力手段と制御手段とを有し、制御手段は入力手段
への入力操作で入力される情報に従って情報処理を行
い、表示手段は制御手段の情報処理に伴う表示内容の画
面表示を行う。入力手段は、入力操作で入力される情報
とともに、入力操作が行われないときに、入力操作が行
われる可能性に対応する情報を検出する。入力操作が行
われる可能性は、たとえば、情報処理装置のユーザの手
が、入力手段から離れている状態から接近するようなと
きに高くなると考えることができる。制御手段は、入力
手段の検出結果に応答し、入力操作が行われる可能性が
高い予め定める状態で、表示手段の表示内容を変更する
ように、画面構成を変化させるので、入力手段への操作
の可能性が高まれば、表示内容を変化させるインテリジ
ェントな表示を行い、利用者の便宜を図ることができ
る。入力操作が行われる可能性が低くなると、表示内容
を変更して、一覧性を高めるようにすることができる。
【0010】また本発明で、前記制御手段は、前記表示
手段の表示内容の変更として、前記入力操作に関連する
表示を増加させることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、入力操作の可能性が高く
なると、入力操作に関連する表示を増加させるので、入
力操作についての案内情報を多く表示して、入力操作を
行おうとしているユーザの便宜を図ることができる。
【0012】また本発明で、前記制御手段は、前記表示
手段の表示内容を、入力操作によって選択する対象を増
加させるように変更することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、入力操作の可能性が高く
なると、入力操作で選択する対象を増加するように変更
するので、多くの対象から選択を行うことができ、入力
操作を行おうとしているユーザの便宜を図ることができ
る。
【0014】また本発明で、前記制御手段は、前記入力
操作に関連する表示を、対応する情報処理に伴う表示の
領域内にアイコンボタン類として表示し、表示が増加す
るように変更する際に、該領域内での前記情報処理に伴
う情報の表示領域を狭めて、該アイコンボタン類を表示
するための領域を確保することを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、入力操作に関連する表示
を、対応する情報処理に伴う表示の領域内にアイコンボ
タン類として表示して行う。情報処理に伴う表示の領域
内にアイコンボタン類を表示するので、入力操作の対象
となる情報処理を判りやすく表示することができる。表
示が増加するように変更する際には、アイコンボタン類
を表示しようとする領域内での情報処理に伴う情報の表
示領域を狭め、アイコンボタン類を表示するための領域
を確保するので、アイコンボタン類を多く表示して入力
操作の便宜を図ることができる。
【0016】また本発明で、前記制御手段は、前記情報
処理に伴う情報の表示領域を、スクロールバー機能を備
えていない表示領域を狭めて確保することを特徴とす
る。
【0017】本発明に従えば、アイコンボタン類を表示
しようとする領域を、スクロールバー機能を備えていな
い表示領域を狭めて確保する。スクロールバー機能を備
える領域では、スクロールバーを表示し、スクロールバ
ーの表示を変化させる入力操作に応じて、情報の一部を
スクロールさせて表示する。スクロール機能を備える領
域に、アイコンボタン類を追加表示したり、表示を削除
したりすると、スクロールバーの操作の際の表示の変更
の処理が複雑となり、画面構成が大きく崩れてしまうお
それがある。スクロール機能を備えていない固定された
サイズの表示領域でアイコンボタン類の表示を行うの
で、アイコンボタン類の表示の前後で、表示手段の画面
構成が大きく崩れる問題を解決することができる。
【0018】また本発明で、前記制御手段は、複数のア
プリケーションプログラムを選択して動作可能であり、
1つのアプリケーションプログラムの動作中に、前記入
力操作によって選択する対象として、該アプリケーショ
ンプログラムとは異なるアプリケーションプログラムを
選択するための表示を行うように変更することを特徴と
する。
【0019】本発明に従えば、入力操作で複数のアプリ
ケーションプログラムを選択しようとすると、動作中の
アプリケーションプログラムとは異なるアプリケーショ
ンプログラムを選択するための表示を行うので、ユーザ
の選択操作に対する便宜を図ることができる。
【0020】また本発明で、前記制御手段は、前記表示
手段の表示内容の変更として、前記情報処理に伴う表示
内容の画面表示で表示する項目内容を変更することを特
徴とする。
【0021】本発明に従えば、入力操作が行われる可能
性が高くなると、情報処理に伴う表示内容の画面表示で
表示する項目内容を変更するので、入力操作の便宜を図
る項目内容に変更し、入力操作が行われる可能性が高く
なくなると、情報の一覧性を優先するような表示の変更
を行わせることも可能になる。
【0022】また本発明で、前記入力手段は、空間的な
位置を前記入力操作で入力される情報として入力するポ
インティングデバイスであることを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、ポインティングデバイス
への入力操作で画面上の位置を指示し、指示された位置
にあるアイコンボタン類などに対応付けられる機能やア
プリケーションプログラムを選択することができる。入
力操作の可能性が低いときは、アイコンボタン類などの
表示を行わず、情報処理に伴う情報の表示に表示領域を
多く割当てて、一覧性を確保することができる。
【0024】また本発明で、前記ポインティングデバイ
スは、タブレットとペンとを備え、ペンによって指示さ
れるタブレット上の位置を前記情報として入力し、前記
入力操作が行われる可能性を、ペンとタブレットとの距
離に基づいて検出することを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、ペンとタブレットとの距
離が離れている状態から距離が近づく状態に変化するよ
うなときに、入力操作が行われる可能性が高いことを検
出することができる。
【0026】また本発明で、前記制御手段は、前記タブ
レットとペンとの距離が遠いときに表示手段に表示する
情報の項目の数を減らして、各情報の項目に与える表示
領域を拡大し、該距離が近いときに該情報の項目の数を
増やして、各情報の項目に与える表示領域を縮小するこ
とを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、ペンがタブレットから離
れているときには、入力操作が行われる可能性が低いの
で、表示する情報の重要な属性にのみ焦点を当てて表示
し、ペンがタブレットに近づくときには、表示される情
報の数を増やして、各項目に与える表示領域を縮小する
ので、表示される情報の全ての属性に対して概略的な表
示を行うことも可能になる。
【0028】さらに本発明は、コンピュータを、前述の
いずれかに記載の情報処理装置として機能させるための
プログラムである。
【0029】本発明に従えば、コンピュータを、入力手
段への入力操作の可能性に応じて表示内容を変化させる
情報処理装置として機能させることができる。
【0030】さらに本発明は、コンピュータを、前述の
いずれかに記載の情報処理装置として機能させるプログ
ラムが記録されるコンピュータ読取り可能な記録媒体で
ある。
【0031】本発明に従えば、前述のいずれかに記載の
情報処理装置として機能させるためのプログラムをコン
ピュータに読取らせて、入力手段への入力操作の可能性
に応じて表示内容を変化させる情報処理装置として機能
させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
である情報処理装置として、携帯情報端末10の概略的
な電気的構成を示す。本実施形態の携帯情報端末10
は、ペン11を用いて入力操作を行うことができ、制御
手段101および表示手段102を備える。ペン11
は、入力手段103と組合わせて、ポインティングデバ
イスとして機能させる。すなわち、携帯情報端末10
は、制御手段101、表示手段102および入力手段1
03を、少なくとも含む。入力手段103は、非接触で
ペン11との距離を計測する機能を持ち、表示手段10
2では入力手段103で計測されるペン11との距離が
近くなる場合に、アプリケーションプログラムの動作に
関する操作のためのアイコンやボタン等が表示される。
このようなアイコンボタン類が表示される場合は、表示
前の表示項目の表示領域を狭めることによって、アイコ
ンボタン類を表示する領域を確保する。ペン11との距
離が近くなると、アイコンボタン類を追加し、追加され
るアイコンボタン類の機能には、動作中のアプリケーシ
ョンプログラムの機能呼出しとともに、他のアプリケー
ションプログラムを呼出す機能を含める。
【0033】表示手段102は、携帯情報端末10のユ
ーザに対しデータを表示する部分となる。入力手段10
3は、ユーザが行う入力操作をペン11を通して取得
し、その位置情報をデジタルデータとして出力する。制
御手段101は、表示手段102および入力手段103
を含む携帯情報端末10の各機能の実行を制御する。携
帯情報端末10には、通信用のアプリケーションプログ
ラムが外部との通信のために使用する通信手段や、キー
ボードなど、ペン11以外の入力手段や、プリンタなど
の出力手段や電源などを含ませるけれども、本発明の説
明に関しては重要ではないので、図示を省略する。
【0034】制御手段101は、たとえばプログラムの
実行制御、および周辺デバイスとの入出力制御を行う中
央処理装置(以下、「CPU」と略称する)101a、
CPU101aが動作するプログラムやデータを格納す
る読出し専用メモリ(以下、「ROM」と略称する)1
01b、一時的データ等を格納可能なランダムアクセス
メモリ(以下、「ROM」と略称する)101c、およ
び入力手段103に対する入力が行われることを検出し
てCPU101aに伝達する割り込みコントローラ10
1dを含む。CPU101aは割り込み処理が可能なア
ーキテクチャを有し、割り込みコントローラ101d
は、CPU101aの割り込み処理を起動する割り込み
信号をCPU101aに与える。
【0035】表示手段102は、たとえばユーザに可視
な画面表示を行う液晶パネル102aと、液晶(以下、
「LCD」と略称することがある)パネル102aを制
御するLCDコントローラ102bとから構成される。
液晶パネル102aは、携帯情報端末10の筐体表面に
配置される。液晶パネル102aに代えて、ELと略称
されるエレクトロルミネセンスや、デスクトップなど携
帯型ではない情報処理装置ではCRTと略称される陰極
線管を使用することもあり得る。
【0036】入力手段103は、たとえば電磁誘導式の
タブレット103a、およびタブレット103aとペン
11とで構成されるポインティングデバイスで位置を指
示するときに、読取られるアナログ値をデジタル値に変
換するAD変換器103bから構成される。携帯情報端
末10では、タブレット103aは液晶パネル102a
と一体化され、液晶パネル102aで表示している画像
の位置を指示することができる。ROM101bに格納
されてCPU101bが動作する制御プログラムによっ
て、CPU101aは、AD変換器103bを介してペ
ン座標をデジタル値で得ることができる。またAD変換
器103が予め設定される閾値を超える値を検出する時
には、割り込みコントローラ101dからCPU101
aに割り込み信号が送られる。
【0037】図2は、入力手段103で、タブレット1
03aの表面に対するペン11の位置関係に基づいて指
定される位置について示す。タブレット103aの表面
にxy平面を設定し、表面から垂直な方向にz軸の方向
を設定すると、ペン11の先端とタブレット103aの
表面との電磁的な相互作用などに基づいて、タブレット
103aから3次元での相対位置(x、y、z)に対応
するアナログ出力を得ることができる。このアナログ出
力はAD変換器103bでx、y、zの各座標を表すデ
ジタル値に変換される。z軸はペン11の先端とタブレ
ット103aの表面との距離を表している。また、AD
変換器103bには、z座標に関して閾値z0が設定さ
れており、z<z0となると割り込みコントローラ10
1に割り込み信号を発生させる信号が与えられる。閾値
z0は、携帯情報端末10電源投入時などのリセット時
には、AD変換器101dが持つ固有値に初期化される
けれども、制御手段101を用いて新たに設定すること
ができる。
【0038】図3は、携帯情報端末10で動作するアプ
リケーションプログラムの動作による表示状態の遷移を
示す。携帯情報端末10では、Aの動作を行うアプリケ
ーションプログラム30と、Bの動作を行うアプリケー
ションプログラム31とを、表示画面内のアイコンを指
示して、切換えて動作させることが可能である。Aのア
プリケーションプログラム30は、複数のデータを扱
い、そのうちの1件のみを詳細に表示する一件データ表
示画面301と、複数のデータのタイトルを一覧表示す
るデータ一覧表示画面302とを表示可能である。Bの
アプリケーションプログラム31内の画面遷移は、Aの
アプリケーションプログラム30と同様に複数画面から
成るものであっても、あるいは単一の画面から成るもの
であってもよいけれども、本実施形態の説明に対しては
重要ではないので、省略する。
【0039】図4は、図3のAのアプリケーションプロ
グラム30が一件データ表示画面301で表示する1件
のデータ40に含まれる属性について、種類の例を示
す。一件のデータ40は、たとえば到着した電子メール
であり、差出人データ401、タイトルデータ402お
よび本文データ403を、属性を表すデータとして含
む。これらの属性に対する属性値がデータであり、任意
長の文字列によって表されるものとする。
【0040】図5は、Aのアプリケーションプログラム
30の一件データ表示画面301での表示例を示す。図
5(a)の一件データ表示画面51として示すように、
図4の属性を表す差出人データ401、タイトルデータ
402および本文データ403に対する属性値を表示す
る差出人表示エリア511、タイトル表示エリア512
および本文表示エリア513がそれぞれ設けられる。各
属性値は、任意長の文字列であり、特に本文データ40
3は一定の大きさの本文表示エリア513では表示しき
れない場合がある。このような場合は、図5(b)の一
件データ表示画面52として示すように、スクロールバ
ー521を用いて、本文データ403は一部を表示する
ような画面構成を採ることができる。スクロールバー5
21は、ポインティングデバイスで指示して移動させる
ことができ、スクロールバー521の移動に伴って表示
されるデータもスクロールして移動する。スクロールバ
ー521の機能では、データの任意の位置を示すポイン
タを移動させることが可能で、ポインタを基準とする一
定の範囲を表示する。したがって、限られた広さの領域
で、その領域では全部を表示することができない文字列
を部分的に表示させ、しかも表示範囲を自由に変化させ
て全体を見ることができるようになる。
【0041】図6は、Aのアプリケーションプログラム
30のデータ一覧表示画面302での表示例を示す。図
6(a)に示すデータ一覧表示画面61では、図4の差
出人データ401およびタイトルデータ402に対する
属性値を、全データに対して表示する表示エリア61
1,612がそれぞれ表示される。データの件数が多い
場合には、図6(b)に示すように、スクロールバー6
21を用いて、データを部分的に表示させる画面構成を
採ることができる。
【0042】図7は、Aのアプリケーションプログラム
30の一件データ表示画面301で、操作用アイコンボ
タンを表示している状態を示す。画面全体71には、図
5(b)と同様に、図4の差出人データ401、タイト
ルデータ402および本文データ403が差出人表示エ
リア711、タイトル表示エリア712および本文表示
エリア713にそれぞれ表示され、本文表示エリア71
3にはスクロールバー714が設けられている。ただ
し、図5(a)の差出人表示エリア511、タイトル表
示エリア512および本文表示エリア513に比較する
と、差出人表示エリア711、タイトル表示エリア71
2および本文表示エリア713の領域は狭められてい
る。データを表示するスペースが不足する表示エリアに
は、たとえば本文表示エリア713のように、スクロー
ルバー714が設けられる。
【0043】表示エリアを狭めて得られる画面上部のス
ペースには、アイコンボタン715,716,717,
718がそれぞれ表示される。「一覧」と表示されるア
イコンボタン715は、データ一覧表示画面302に遷
移するためのボタンである。「アプリB」と表示される
アイコンボタン716は、Bのアプリケーションプログ
ラム31に遷移するためのボタンである。「前へ」と表
示されるアイコンボタン717は、一つ前のデータを一
件データ表示画面301で表示させるためのボタンであ
る。「次へ」と表示されるアイコンボタン718は、一
つ後のデータを一件データ表示画面301で表示させる
ためのボタンである。なお、アイコンボタン715,7
16,717,718は、まとまったアイコンボタン群
として、データの上部に表示しているけれども、データ
の下部や右側、左側など、いずれに配置して表示させる
こともできる。また、アイコンボタン群を形成しない
で、データの周囲に分散させることもできる。
【0044】図8は、Aのアプリケーションプログラム
30のデータ一覧表示画面302で、操作用アイコンボ
タンを表示している状態を示す。画面全体81には、図
6(b)と同様に、図4の差出人データ401およびタ
イトルデータ402が差出人表示エリア811およびタ
イトル表示エリア812にそれぞれ表示され、スクロー
ルバー813も設けられている。これらの表示エリア
は、図6(b)に比較して領域を狭めて表示され、その
結果得られる画面上部のスペースには、アイコンボタン
814が表示される。アイコンボタン814は、図7の
アイコンボタン716と同様に、Bのアプリケーション
プログラム31に遷移するためのボタンである。アイコ
ンボタン814は一つだけでなく、複数をまとめてアイ
コンボタン群として表示することもできる。表示する位
置は、画面上部ばかりではなく、画面下部、右側、左側
などのいずれかに配置し、その反対側にデータ内容を寄
せて表示することができる。
【0045】図9は、Aのアプリケーションプログラム
30に関して制御手段101が行う処理の手順を示す。
この処理手順は、制御手段101のROM101bにプ
ログラムとして格納される。ステップS10では、デー
タ一覧表示画面302での処理を行う。ステップS11
では、次に遷移すべき状態がBのアプリケーションプロ
グラム31の表示状態であるか否かを判定する。Bのア
プリケーションプログラムではないと判定されるとき
は、ステップS12で、次に遷移すべき状態がデータ一
件表示であるか否かを判定する。データ一件表示に遷移
すると判定されるときは、ステップS13で一件データ
表示画面301での処理を行い、遷移しないと判定され
るときは、ステップS10に戻る。ステップS13で
は、一件データ表示画面301での処理の中で、ステッ
プS11以下の手順を繰返す。ステップS11でBのア
プリケーションプログラム31の表示状態に遷移すべき
状態であると判定されるときは、ステップS14でBの
アプリケーションプログラム31を起動し、画面状態を
Bのアプリケーションプログラム31によるものに変更
し、Aのアプリケーションプログラム30は終了する。
なお、Aのアプリケーションプログラム30は終了させ
ないで、待機状態にしておくような方式も可能である。
【0046】図10は、一件データ表示画面301にお
いて、制御手段101が行う処理手順を示す。ステップ
S200では、表示するデータ内容に応じて図5に示す
一件データ表示画面51,52のいずれかでデータの一
覧画面を表示する。ステップS201では、割り込みコ
ントローラ101dにおいて、入力手段103からの割
り込みを待つ。この割り込みは、ペン11がz<z0の
距離までタブレット103aに接近した状態で発生す
る。ステップS202では、図7に示す画面全体71の
ような画面構成で、データを表示する。ステップS20
3では、入力手段103からペン座標(x,y,z)を
読取る。ステップS204では、ペン座標のうちのz座
標についてz=0であるかを確認する。この条件は、ペ
ン11がタブレット103aに接触、すなわちタップさ
れた時点で成立する。z=0でないとき、ステップS2
05でz>z0であるか否かを確認する。この条件は、
ペン11とタブレット103aとの距離がAD変換器1
03bの閾値z0よりも遠くなった時点で成立する。こ
の条件が成立するときはステップS200に戻り、成立
しないときはステップS203に戻る。
【0047】ステップS204でz=0であることが確
認されると、ステップS206でペン座標(x,y)が
アイコンボタン716の表示領域内にあるか否かを判定
する。表示領域内にないときは、ステップS207でペ
ン座標(x,y)がアイコンボタン715の表示領域内
にあるか否かを判定する。表示領域内にないときは、ス
テップS208でペン座標(x,y)がアイコンボタン
717の表示領域内にあるか否かを判定する。表示領域
内にあると判定されるときは、ステップS209で、現
在表示しているデータの前のデータを表示する。ステッ
プS208で表示領域内にないと判定されるときは、ス
テップ210でペン座標(x,y)がアイコンボタン7
18の表示領域内にあるか否かを判定する。表示領域内
にないときは、ステップS203に戻る。表示領域内に
あることが確認されると、ステップS211で、現在表
示しているデータの次のデータを表示する。ステップS
209またはステップS211が終了すると、ステップ
S203に戻る。
【0048】ステップS2067ペン座標(x,y)が
アイコンボタン715の表示領域内にあることが確認さ
れると、ステップS212でデータ一覧表示画面302
の表示に遷移する。ステップS206でペン座標(x,
y)がアイコンボタン716の表示領域内にあることが
確認されると、ステップS213でBのアプリケーショ
ンプログラム31を起動する。Aのアプリケーションプ
ログラム30の処理は終了させる。
【0049】図11は、データ一覧表示画面302で制
御手段101が行う処理手順を示す。ステップS300
では、表示するデータ件数に応じて図6に示すデータ一
覧表示画面61,62のいずれかでデータの一覧画面を
表示する。ステップS301では、割り込みコントロー
ラ101dにおいて、入力手段103からの割り込みを
待つ。この割り込みは、ペン11がz<z0の距離まで
タブレット103aに接近した状態で発生する。ステッ
プS302では、図8に示す画面全体81のような画面
構成で、データを表示する。ステップS303では、入
力手段103からペン座標(x,y,z)を読取る。ス
テップS304では、ペン座標のうちのz座標について
z=0であるかを確認する。この条件は、ペン11がタ
ブレット103aに接触、すなわちタップされた時点で
成立する。z=0でないとき、ステップS305でz>
z0であるか否かを確認する。この条件は、ペン11と
タブレット103aとの距離がAD変換器103bの閾
値z0よりも遠くなった時点で成立する。この条件が成
立するときはステップS300に戻り、成立しないとき
はステップS303に戻る。
【0050】ステップS304でz=0であることが確
認されると、ステップS306でペン座標(x,y)が
アイコンボタン814の表示領域内にあるか否かを判定
する。表示領域内にないときは、ステップS307で全
データのうち一番最初のデータにポインタを設定した上
で、一件データ表示画面301に遷移する。ペン座標
(x,y)がアイコンボタン814の表示領域内にある
と判定されるときは、ステップS308で、Bのアプリ
ケーションプログラム31を起動する。Aのアプリケー
ションプログラム30の処理は終了させる。
【0051】図12は、本発明の実施の第2形態での画
面構成を示す。本実施形態でも、情報処理装置としての
携帯情報端末10の電気的構成は、図1に示す実施の第
1形態と基本的に同等である。また、AD変換器103
bから取得される座標、アプリケーションプログラム3
0,31間の画面遷移、Aのアプリケーションプログラ
ム30が取扱うデータが持つ属性、Aのアプリケーショ
ンプログラム30のデータ一覧表示画面302の画面構
成、データ一覧表示画面302において制御手段101
が行う処理については、実施の第1形態と同様であり、
重複する説明を省略することがある。
【0052】本実施形態の携帯情報端末10は、表示手
段102と入力手段103と制御手段101とを有す
る。入力手段103は、非接触でポインティングデバイ
スとの距離を計測する機能を持つ。表示手段102で
は、入力手段103で計測されるポインティングデバイ
スとの距離が近くなった場合に、アプリケーションプロ
グラム30,31の操作のためのアイコンボタン類が表
示され、そのアイコンボタン類が表示される場合には表
示前の各表示項目のうちスクロールバー機能を持たない
表示項目が表示されていた領域部分をアイコンボタン類
の表示領域として確保する。ポインティングデバイスと
携帯情報端末10との距離が近くなると追加されるアイ
コンボタン類には、アプリケーションプログラム30,
31の機能呼出しとともに、他のアプリケーションプロ
グラムを呼出す機能を含む。
【0053】図12には、Aのアプリケーションプログ
ラム30の一件データ表示画面301の表示例を示す。
図12(a)に示す一件データ表示画面12aの画面構
成は、操作用アイコンボックスが表示されていない状態
を示す。表示エリア511では、差出人データ401に
対する属性値を表示する。表示エリア512では、タイ
トルデータ402に対する属性値を表示する。表示エリ
ア513では、本文データ403に対する属性値を表示
する。これらの属性値の表示エリア511,512、5
13は、図5(b)に示す一件データ表示画面52と同
様に、スクロールバー521が設けられる。スクロール
バー521によってスクロール可能な領域は表示エリア
513の領域であり、表示エリア511,512はスク
ロールバー521によってスクロールしない領域であ
る。
【0054】図12(b)に示す一件データ表示画面1
2bの画面構成は、操作用アイコンボックスが表示され
ている状態を示す。表示エリア513およびスクロール
バー521は、一件データ表示領域12aでの画面構成
と同一である。アイコンボタン715,716,71
7,718は、実施の第1形態と同一の機能を有し、図
12(a)の画面構成では表示エリア511,512が
表示されていた領域に配置される。これらのアイコンボ
タン715,716,717,718は画面上部ばかり
ではなく、画面下部や右側、左側のいずれに配置するこ
ともできる。本実施形態では、操作用アイコンボタン類
が表示される場所が非表示状態においてスクロールバー
521によるスクロールが不可能な領域であるので、ス
クロールバー521によってスクロール可能な領域であ
る表示エリア513に表示されている本文データ403
はアイコンボタン類が表示されても変化しない。なお、
表示エリア513に本文データ403の全体を表示可能
なときは、スクロールバー521が新たに表示されるこ
とはない。
【0055】図13は、データ一件表示画面301で制
御手段101が行う処理手順を示す。ステップS400
では、表示するデータ内容に応じて図12(a)に示す
一件データ表示画面12aの画面構成でデータの一覧画
面を表示する。ステップS401では、割り込みコント
ローラ101dにおいて、入力手段103からの割り込
みを待つ。この割り込みは、ペン11がz<z0の距離
までタブレット103aに接近した状態で発生する。ス
テップS402では、図12(b)に示す一件データ表
示画面12bの画面構成でデータを表示する。すなわ
ち、スクロールバー機能を備える本文表示エリア513
ではなく、スクロールバー表示機能を備えていない差出
人表示エリア511およびタイトル表示エリア512
に、アイコンボタン715,716,717,718が
表示される。ステップS403では、入力手段103か
らペン座標(x,y,z)を読取る。ステップS404
では、ペン座標のうちのz座標についてz=0であるか
を確認する。この条件は、ペン11がタブレット103
aに接触、すなわちタップされた時点で成立する。z=
0でないとき、ステップS405でz>z0であるか否
かを確認する。この条件は、ペン11とタブレット10
3aとの距離がAD変換器103bの閾値z0よりも遠
くなった時点で成立する。この条件が成立するときはス
テップS400に戻り、成立しないときはステップS4
03に戻る。
【0056】ステップS404でz=0であることが確
認されると、ステップS406でペン座標(x,y)が
アイコンボタン716の表示領域内にあるか否かを判定
する。表示領域内にないときは、ステップS407でペ
ン座標(x,y)がアイコンボタン715の表示領域内
にあるか否かを判定する。表示領域内にないときは、ス
テップS408でペン座標(x,y)がアイコンボタン
717の表示領域内にあるか否かを判定する。表示領域
内にあると判定されるときは、ステップS409で、現
在表示しているデータの前のデータを表示するようにポ
インタを進める。ステップS408でペン座標(x,
y)がアイコンボタン717の表示領域内にないと判定
されるときは、ステップS410でペン座標(x,y)
がアイコンボタン718の表示領域内にあるか否かを判
定する。表示領域内にあると判定されるときは、ステッ
プS411で、現在表示しているデータの次のデータを
表示するようにポインタを進める。ステップS409ま
たはステップS411が終了すると、ステップS400
に戻る。ステップS410でペン座標(x,y)がアイ
コンボタン718の表示領域内にないと判定されるとき
は、ステップS403に戻る。ステップS407でペン
座標(x,y)がアイコンボタン715の表示領域内に
あると判定されるときは、ステップS412で、一覧表
示画面に遷移する。ステップS406でペン座標(x,
y)がアイコンボタン716の表示領域内にあると判定
されるときは、ステップS413で、Bのアプリケーシ
ョンプログラム31を起動し、Aのアプリケーションプ
ログラム30の処理を終了する。
【0057】図14は、本発明の実施の第3形態での画
面構成を示す。本実施形態でも、情報処理装置としての
携帯情報端末10の電気的構成は、図1に示す実施の第
1形態と基本的に同等である。また、AD変換器103
bから取得される座標、アプリケーションプログラム3
0,31間の画面遷移、Aのアプリケーションプログラ
ム30が取扱うデータが持つ属性、Aのアプリケーショ
ンプログラム30のデータ一覧表示画面302の画面構
成、データ一覧表示画面302において制御手段101
が行う処理については、実施の第1形態と同様であり、
重複する説明を省略することがある。
【0058】本実施形態の携帯情報端末10は、表示手
段102と入力手段103と制御手段101とを有す
る。入力手段103は、非接触でポインティングデバイ
スとの距離を計測する機能を持つ。表示手段102で
は、入力手段103で計測されるポインティングデバイ
スとの距離が近くなると、表示している項目内容を変更
するように画面構成を変化させる。入力手段103で計
測されるポインティングデバイスと携帯情報端末10と
の距離が遠いときには、表示手段102に表示するデー
タ項目の数を減らし、各データ項目に与える表示領域を
広くする。ポインティングデバイスと携帯情報端末10
との距離が近いときには、表示手段102に表示するデ
ータ項目の数を増やし、各データ項目に与える表示領域
を狭くする。このように、本実施形態の携帯情報端末1
0では、距離に応じて表示するデータ項目の数と表示領
域の広さとを変化させる機能を含む。
【0059】図14では、Aのアプリケーションプログ
ラム30の一件データ表示画面301の表示例を示す。
図12(a)に示す一件データ表示画面14aの画面構
成は、操作用アイコンボタンが表示されていない状態を
示す。表示エリア14a1では、本文データ403に対
する属性値を表示する。なお、属性値が任意長の文字列
であることは、実施の第1形態と同様である。また、本
文データ403の全部を表示エリア14a1では表示し
きれない場合には、スクロールバーを用いて表示するこ
ともできる。
【0060】図14(b)に示す一件データ表示画面1
4bの画面構成では、本文データ403を表示する本文
表示エリア14b1とともに、タイトル表示エリア14
b2およびアイコンボタン14b3を表示する。すなわ
ち、表示するデータ項目として、タイトル表示エリア1
4b2が増え、本文データ403は、ペン11が離れて
いるときに表示されていた表示エリア14a1よりも狭
い本文表示エリア14b1に表示される。アイコンボタ
ン14b3は、図7や図12(b)に示す一覧表示への
移行用のアイコンボタン715と同じ機能を持つもので
あり、データ一覧表示画面302に遷移するためのボタ
ンである。なお、本実施形態では、タイトル表示エリア
14b2およびアイコンボタン14b3を画面上部に表
示しているけれども、これらの領域をともに画面下部、
右側、左側のいずれに配置してもよい。またタイトル表
示エリア14b2とアイコンボタン14b3とは画面上
でそれぞれ別の端に配置してもよい。
【0061】図15は、データ一件表示画面301で制
御手段101が行う処理手順を示す。ステップS500
では、表示するデータ内容に応じて図14(a)に示す
一件データ表示画面14aの画面構成でデータを表示す
る。ステップS501では、割り込みコントローラ10
1dにおいて、入力手段103からの割り込みを待つ。
この割り込みは、ペン11がz<z0の距離までタブレ
ット103aに接近した状態で発生する。ステップS5
02では、図14(b)に示す一件データ表示画面14
bの画面構成でデータを表示する。ステップS503で
は、入力手段103からペン座標(x,y,z)を読取
る。ステップS504では、ペン座標のうちのz座標に
ついてz=0であるかを確認する。この条件は、ペン1
1がタブレット103aに接触、すなわちタップされた
時点で成立する。z=0でないとき、ステップS505
でz>z0であるか否かを確認する。この条件は、ペン
11とタブレット103aとの距離がAD変換器103
bの閾値z0よりも遠くなった時点で成立する。この条
件が成立するときはステップS500に戻り、成立しな
いときはステップS503に戻る。
【0062】ステップS504でz=0であることが確
認されると、ステップS506でペン座標(x,y)が
アイコンボタン14b3の表示領域内にあるか否かを判
定する。表示領域内にないときは、ステップS500に
戻る。ステップS506でペン座標(x,y)がアイコ
ンボタン14b3の表示領域内にあると判定されるとき
は、ステップS507でデータ一覧表示画面302に遷
移する。
【0063】各実施形態で説明した機能は、制御手段1
01のROM101bに格納されるプログラムをCPU
101aが読込んで実行することによって実現される。
このようなプログラムは、記録媒体からRAM101c
に読込んで実行させたり、通信ネットワークを介してR
AM101cにダウンロードして実行させたりすること
もできる。
【0064】以上で説明した各実施形態では、ポインテ
ィングデバイスとしてペン11を使用し、タブレット1
03aに対する3次元座標を求め、z軸方向で距離を計
測して閾値z0と比較しているけれども、座標の検出が
可能な程度に接近しているか、不可能な程度に離れてい
るかで判定することもできる。またポインティングデバ
イスとして、グライドポイントを使用し、ユーザの指先
が触れているか否かで、操作の可能性を判定するように
することもできる。さらに、マウスやトラックボールな
どのポインティングデバイスで、操作の立上がりを検知
して、操作の可能性が高いと判定することもできる。
【0065】情報処理装置としては、PDAなどの携帯
情報端末10ばかりではなく、携帯電話機などでも本発
明を適用することができる。携帯型であるために、表示
手段の画面が小さくても、入力操作の有無に応じて表示
を変更し、画面を有効に使用することができる。また、
携帯型の情報処理装置ばかりではなく、デスクトップ型
のパーソナルコンピュータにも、本発明を適用すること
ができる。たとえば、パーソナルコンピュータで、DV
D(Digital Versatile Disk)などを見るアプリケーシ
ョンプログラムで、操作用のアイコンボタン類の表示
を、ユーザが操作を行おうとするときだけ表示するよう
にすれば、操作を行わないときには、画面全体でビデオ
を見ることができるようになる。さらに、カーソルなど
のポインティングデバイスによって位置を変える操作を
行う対象も、操作を行わないときには表示しないで、操
作を行うときだけ表示するようにすることもできる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力操作
が行われる可能性が高い予め定める状態で、表示手段の
表示内容を変更するように、画面構成を変化させるの
で、入力手段への操作の可能性が高まれば、表示内容を
変化させるインテリジェントな表示を行い、利用者の便
宜を図ることができる。入力操作が行われる可能性が低
くなると、表示内容を変更して、一覧性を高めるように
することができる。
【0067】また本発明によれば、入力操作の可能性が
高くなると、入力操作についての案内情報を多く表示し
て、ユーザの便宜を図ることができる。
【0068】また本発明によれば、入力操作の可能性が
高くなると、多くの対象から選択を行うことができ、ユ
ーザの便宜を図ることができる。
【0069】また本発明によれば、情報処理に伴う表示
の領域内にアイコンボタン類を表示するので、入力操作
の対象となる情報処理を判りやすく表示することができ
る。
【0070】また本発明でによれば、スクロール機能を
備えていない固定されたサイズの領域でアイコンボタン
類の表示を行うので、アイコンボタン類の表示の前後
で、表示手段の画面構成が大きく崩れる問題を解決する
ことができる。
【0071】また本発明によれば、動作中のアプリケー
ションプログラムとは異なるアプリケーションプログラ
ムを選択するための入力操作が行われる可能性が高いと
きに、ユーザの選択操作に対する便宜を図る表示を行う
ことができる。
【0072】また本発明によれば、入力操作が行われる
可能性が高くなると、表示手段の画面に表示する項目内
容を変更するので、入力操作の便宜を図る項目内容に変
更し、入力操作が行われる可能性が高くなくなると、情
報の一覧性を優先するように表示の変更を行わせること
ができる。
【0073】また本発明によれば、ポインティングデバ
イスへの入力操作可能性が高いときにはアイコンボタン
類を表示してユーザの便宜を図り、可能性が低いときに
は一覧性を確保することができる。
【0074】また本発明によれば、ペンとタブレットと
の距離で、入力操作が行われる可能を検出することがで
きる。
【0075】また本発明よれば、ペンがタブレットから
離れていて入力操作が行われる可能性が低いときに、表
示する情報の重要な属性にのみ焦点を当てる表示を行
い、ペンがタブレットに近づいて入力操作が行われる可
能性が高くなると、表示される情報の全ての属性に対し
て概略的な表示を行うことができる。
【0076】さらに本発明によれば、コンピュータを、
入力手段への入力操作の可能性に応じて表示内容を変化
させ、入力操作への便宜と、情報表示の一覧性確保とを
図ることができる情報処理装置として機能させることが
できる。
【0077】さらに本発明によれば、入力手段への入力
操作の可能性に応じて表示内容を変化させ、入力操作へ
の便宜と、情報表示の一覧性確保とを図ることができる
情報処理装置として機能させるためのプログラムを、コ
ンピュータに読取らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態である携帯情報端末1
0の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のペン11とタブレット103aとで指定
する3次元での相対位置を示す図である。
【図3】図1の情報処理端末10で動作するアプリケー
ションプログラム30での遷移を示す図である。
【図4】図3のアプリケーションプログラム30が扱う
1件のデータに含まれる属性の例を示す図である。
【図5】図3のアプリケーションプログラム30による
一件データ表示画面301の例を示す図である。
【図6】図3のアプリケーションプログラム30による
データ一覧表示画面302の例を示す図である。
【図7】図3のアプリケーションプログラム30が一件
データ表示画面301で操作用アイコンボタンを表示す
る例を示す図である。
【図8】図3のアプリケーションプログラム30がデー
タ一覧表示画面302で操作用アイコンボタンを表示す
る例を示す図である。
【図9】図3のアプリケーションプログラム30で、制
御手段101が行う処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】図5および図7の一件データ表示画面301
で、制御手段101が行う処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】図6および図8のデータ一覧表示画面302
で、制御手段101が行う処理手順を示すフローチャー
トである。
【図12】本発明の実施の第2形態で、ポインティング
デバイスの距離に応じて変化する一件データ表示画面3
01の例を示す図である。
【図13】図12の一件データ表示画面301の表示
で、制御手段101が行う処理手順を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の実施の第3形態で、ポインティング
デバイスの距離に応じて変化する一件データ表示画面3
01の例を示す図である。
【図15】図14の一件データ表示画面301の表示
で、制御手段101が行う処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 携帯情報端末 11 ペン 12a,12b,14a,14b,51,52,301
一件データ表示画面 30,31 アプリケーションプログラム 40 データ 101 制御手段 101a CPU 101b ROM 101c RAM 101d 割り込みコントローラ 102 表示手段 102a 液晶パネル 103 入力手段 103a タブレット 103b AD変換器 302 データ一覧表示画面 401 差出人データ 402 タイトルデータ 403 本文データ 521,621,714,814 スクロールバー 715,716,717,718,814,14b3
アイコンボタン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と入力手段と制御手段とを有
    し、制御手段は入力手段への入力操作で入力される情報
    に従って情報処理を行い、表示手段は制御手段の情報処
    理に伴う表示内容の画面表示を行う情報処理装置におい
    て、 入力手段は、入力操作で入力される情報とともに、入力
    操作が行われないときに、入力操作が行われる可能性に
    対応する情報を検出して検出結果を制御手段に与え、 制御手段は、入力手段の検出結果に応答し、入力操作が
    行われる可能性が高い予め定める状態で、表示手段の表
    示内容を変更するように、画面構成を変化させることを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記表示手段の表示内
    容の変更として、前記入力操作に関連する表示を増加さ
    せることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記表示手段の表示内
    容を、入力操作によって選択する対象を増加させるよう
    に変更することを特徴とする請求項2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記入力操作に関連す
    る表示を、対応する情報処理に伴う表示の領域内にアイ
    コンボタン類として表示し、表示が増加するように変更
    する際に、該領域内での前記情報処理に伴う情報の表示
    領域を狭めて、該アイコンボタン類を表示するための領
    域を確保することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記情報処理に伴う情
    報の表示領域を、スクロールバー機能を備えていない表
    示領域を狭めて確保することを特徴とする請求項4記載
    の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、複数のアプリケーショ
    ンプログラムを選択して動作可能であり、1つのアプリ
    ケーションプログラムの動作中に、前記入力操作によっ
    て選択する対象として、該アプリケーションプログラム
    とは異なるアプリケーションプログラムを選択するため
    の表示を行うように変更することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記表示手段の表示内
    容の変更として、前記情報処理に伴う表示内容の画面表
    示で表示する項目内容を変更することを特徴とする請求
    項1記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、空間的な位置を前記入
    力操作で入力される情報として入力するポインティング
    デバイスであることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ポインティングデバイスは、タブレ
    ットとペンとを備え、ペンによって指示されるタブレッ
    ト上の位置を前記情報として入力し、前記入力操作が行
    われる可能性を、ペンとタブレットとの距離に基づいて
    検出することを特徴とする請求項8記載の情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記タブレットとペ
    ンとの距離が遠いときに表示手段に表示する情報の項目
    の数を減らして、各情報の項目に与える表示領域を拡大
    し、該距離が近いときに該情報の項目の数を増やして、
    各情報の項目に与える表示領域を縮小することを特徴と
    する請求項9記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、請求項1〜10のい
    ずれかに記載の情報処理装置として機能させるためのプ
    ログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、請求項1〜10のい
    ずれかに記載の情報処理装置として機能させるプログラ
    ムが記録されるコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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