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JP2003280452A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003280452A
JP2003280452A JP2002086466A JP2002086466A JP2003280452A JP 2003280452 A JP2003280452 A JP 2003280452A JP 2002086466 A JP2002086466 A JP 2002086466A JP 2002086466 A JP2002086466 A JP 2002086466A JP 2003280452 A JP2003280452 A JP 2003280452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
transfer material
image
paper
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002086466A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Watabe
昌雄 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002086466A priority Critical patent/JP2003280452A/ja
Publication of JP2003280452A publication Critical patent/JP2003280452A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー画像を定着して印刷生成物を作る際、
紙種や解像度等の違いに応じて定着速度を制御する。 【解決手段】 複写機等の画像形成装置は、感光ドラム
11a〜11dに形成されたトナー画像が転写紙に転写
された後、該転写後のトナー画像を加熱加圧して画像定
着する定着ユニット40と、感光ドラム11a〜11d
に潜像形成を行う際に高いドット密度又は通常のドット
密度で潜像形成を行うかを選択可能なタッチキー80
2,803と、転写されたトナー定着画像に光沢性を持
たせるか持たせないかを選択可能なタッチキー804,
806と、転写紙の坪量及び表面性を設定可能なタッチ
キー706〜711とを備えていて、転写紙の坪量の違
いに応じて定着速度を変化させると共に、高グロスモー
ドが選択された場合は、更に転写紙の表面性の違いに応
じて、定着速度を変化させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写材にトナー画
像を定着して印刷生成物を作る際、転写材の種類と解像
度、及びグロスモード(光沢性)を選択可能な画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置において、トナ
ー画像を定着して印刷生成物を作る際に用いられる転写
材には、光沢紙、普通紙、OHT(オーバヘッドプロジ
ェクタ用の用紙)など種々のものが知られている。そし
て、今日では、定着後のトナー画像に光沢性を持たせ、
印刷写真のように仕上げる高グロスモードを選択可能な
グロスモード選択機能を備えた画像形成装置や、解像度
に関しては、像担持体(感光体)への潜像形成時の通常
のドット密度である600dpi(ドット・パー・イン
チ)で画像形成しているものを、1200dpiに切り
換えて高画質で画像形成可能なモード選択機能を備えた
画像形成装置も出現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
画像を転写材に定着して印刷生成物を作る際、該転写材
(マテリアル)が光沢紙なのか又は表面性が荒い紙なの
か、更にはOHTか等の違いや、像担持体に潜像を形成
する際のドット密度が600dpiか1200dpiか
の解像度等の違いがある場合にも、定められた定着速
度、定着ニップ圧及びニップ幅、温調温度で定着部を通
過させたのでは、夫々のマテリアルに合った最適なグロ
スモードと生産性との関係で印刷生成物を作ることが困
難であった。一方、転写材への両面印刷時には、1面目
の定着で転写紙が熱を加えられているため、2面目の定
着時には1面目の定着時よりも少ない熱量でよいことが
知られている。
【0004】これに対し、従来、例えば、高グロスモー
ドが選択されると、定着ローラニップ通過時間は1/8
速、定着ニップ圧は20kg、定着温度は200℃で行
われるように定着条件が決まっていた。
【0005】しかし、高グロスモードで定められた定着
条件が、厚紙に対して適応したものであったとすると、
薄紙に対しては必要以上の加圧力、定着通過時間、温調
温度で定着させることになり、生産性、電力面での無駄
が生じていた。言い換えると、熱容量の小さい紙は生産
性(プロダクティビティー)を下げないで定着したり、
若しくは温調温度を下げて省エネルギーで定着する等、
装置(マシン)を効率的に使うことが可能である。ま
た、両面印刷時には、1面目の定着で転写紙が熱を加え
られているため、2面目の定着時には1面目の定着時よ
り少ない熱量で行うことも可能である。
【0006】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、トナー画像を
定着して印刷生成物を作る際、転写材や解像度等の違い
に応じて定着速度、定着温度、ニップ圧、ニップ幅を制
御することで、グロスモードに応じた生産性の向上を図
ると共に、消費電力の効率的な利用を図ることのできる
画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、像担持体に形成されたト
ナー画像が転写材に転写され、該転写後のトナー画像を
加熱加圧して画像定着する定着手段と、前記像担持体に
潜像形成を行う際に高いドット密度で潜像形成を行う高
解像度モードと通常のドット密度で潜像形成を行う通常
解像度モードのいずれかを選択可能な解像度モード選択
手段と、転写されたトナー定着画像に光沢性を持たせる
高グロスモードと光沢性を持たない低グロスモードのい
ずれかを選択可能なグロスモード選択手段と、転写材の
坪量及び表面性を設定可能な転写材設定手段と、を備え
た画像形成装置において、前記転写材設定手段により設
定された転写材の坪量及び表面性と、前記グロスモード
選択手段により選択されたグロスモードと、前記解像度
モード選択手段により選択された解像度モードとの組み
合わせに応じて、前記定着手段による加熱加圧時の定着
速度、当接圧、当接幅、及び温調温度を制御可能とし
た、ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記転写材の坪量の違いに応じ
て、前記定着速度を変化させると共に、前記グロスモー
ド選択手段により高グロスモードが選択された場合は、
更に前記転写材の表面性の違いに応じて、前記定着速度
を変化させるようにした、ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記転写材の坪量の違いに応じ
て、前記定着速度を変化させると共に、前記グロスモー
ド選択手段により低グロスモードが選択された場合は、
更に前記転写材の表面性の違いに応じて、前記温調温度
を変化させるようにした、ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記解像度モード選択手段により
選択された解像度モードの違いに応じて、前記定着速度
と前記当接圧とを変化させるようにした、ことを特徴と
する。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記グロスモード選択手段により
選択されたグロスモードの違いに応じて、前記当接圧と
前記当接幅とを変化させるようにした、ことを特徴とす
る。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1に記載の
画像形成装置において、前記転写材設定手段に代えて、
前記転写材の透過率及び反射率を測定する転写材検知手
段を備え、該転写材検知手段により、前記転写材の坪量
及び表面性を自動的に検出するようにした、ことを特徴
とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の画像形成装置において、前記転写材に
対する表裏両面側への画像形成時の1面目か2面目かに
応じて、前記定着速度、当接圧、当接幅、及び温調温度
を制御可能とした、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、本発明が適用
された画像形成装置の断面図である。この画像形成装置
は、電子写真方式とし、複数の画像形成部が並列に配置
されかつ中間転写プロセスを採用したカラー画像出力装
置である。
【0016】同図において、画像出力部1Pは、大別し
て画像形成部10(4つのステーションPa、Pb、P
c、Pdが並設されており、その構成は同一である)、
給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニッ
ト40、及び制御ユニット150から構成されている。
なお、画像出力部1Pの上部には、CCDユニット40
6が配置されている。
【0017】画像形成部10は、像担持体としての感光
ドラム11a、11b、11c、11dがそのドラム中
心を軸支され、矢印方向に回転駆動される。この感光ド
ラム11a〜11dの外周面に対向して、その回転方向
に沿い一次帯電器12a、12b、12c、12d、レ
ーザスキャナユニット13a、13b、13c、13
d、現像装置14a、14b、14c、14d等が配置
されている。そして、一次帯電器12a〜12dにおい
て、感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の
電荷を与え、次いでレーザスキャナユニット13a〜1
3dにより、記録画像信号に応じて変調したレーザービ
ームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光す
ることによって、感光ドラム11a〜11d上に画像情
報に応じた静電潜像を形成する。なお、レーザスキャナ
ユニット13a〜13dの動作についての詳細は後述す
る。
【0018】更に、上記静電潜像は、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックの4色の現像剤(以下、トナー
という)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dに
よって顕像化される。顕像化された可視画像は、一次転
写領域Ta、Tb、Tc、Tdにて中間転写体としての
中間転写ベルト31に転写される。この一次転写領域T
a、Tb、Tc、Tdの、感光ドラム11a〜11dの
回転方向に沿う下流側では、クリーニング装置15a、
15b、15c、15dにより、中間転写ベルト31に
転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残された転
写残トナーを掻き落として、ドラム表面の清掃を行う。
以上のプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次
行われる。
【0019】給紙ユニット20は、転写材Pを収納する
ためのカセット21a,21b、及び手差しトレイ27
と、これらカセット内若しくは手差しトレイより転写材
Pを一枚ずつ送り出すピックアップローラ22a,22
b,26と、各ピックアップローラ22a,22b,2
6から送り出された転写材Pを二次転写領域Teまで搬
送する給紙ローラ対23,23、及び給紙ガイド24を
有すると共に、画像形成部10の画像形成タイミングに
合わせて、転写材Pを二次転写領域Teへ送り出すレジ
ストローラ25a、25bを有している。
【0020】次に、中間転写ユニット30について詳細
に説明する。
【0021】中間転写ユニット30は、中間転写ベルト
31と、該中間転写ベルト31に駆動力を伝達する駆動
ローラ32と、図示しないばねの付勢力によって中間転
写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ3
3、及び従動ローラ34等を有し、該中間転写ベルト3
1は、これら駆動ローラ32、テンションローラ33、
及び従動ローラ34間に巻回されている。なお、中間転
写ベルト31の材料としては、例えば、PET[ポリエ
チレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリ
デン]などが用いられる。
【0022】そして、前記駆動ローラ32とテンション
ローラ33との間に、一次転写平面Aが形成される。該
駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム
(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベ
ルトとのスリップを防いでおり、パルスモータ(不図
示)によって回転駆動される。
【0023】各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベ
ルト31とが対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中
間転写ベルト31の裏面側に一次転写用帯電器35a〜
35dが配置されている。また、二次転写領域Teに
は、ベルトを挟んで従動ローラ34に対向して二次転写
ローラ36が配置され、該二次転写ローラ36と中間転
写ベルト31とのニップによって前記二次転写領域Te
が形成されている。この二次転写ローラ36は、中間転
写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。
【0024】更に、図示しないが、中間転写ベルト31
上で、かつ二次転写領域Teの下流には、中間転写ベル
ト31の画像形成面をクリーニングするためのブラシロ
ーラ、及び廃トナーを収納する廃トナーボックスが設け
られている。
【0025】定着ユニット40は、内部にハロゲンヒー
ターなどの熱源を備えた定着上ローラ41aと、該定着
上ローラ41aに加圧される定着下ローラ41b(この
ローラにも熱源を備える場合もある)、及び上記定着ロ
ーラ対41a,41bのニップ部に転写材Pを導くガイ
ド43を有し、更に、上記定着ローラ対41a,41b
から排出されてきた転写材Pを、装置外部に導き出す内
排紙ローラ44と外排紙ローラ45等を有している。
【0026】制御ユニット150は、上記各ユニット内
の機構の動作を制御する制御基板150aや、モータド
ライブ基板(不図示)等を有している。
【0027】なお、本実施の形態では、複数のステーシ
ョンPa〜Pdが並列に配置されたカラー画像形成部1
0について説明したが、これに限らず、例えば1個のス
テーションPを配置した画像出力装置にも適用される。
また、転写手段についても、本実施の形態では、中間転
写ベルト31を用いた場合について説明したが、これに
限らず、例えば感光ドラム11上のトナー像を転写部位
において直接転写材Pに転写する形式のものにも適用さ
れる。
【0028】次に、装置の動作について説明する。
【0029】画像形成動作の開始信号が発せられると、
選択された用紙サイズ等により選択されたカセット21
a,21bから給紙動作が開始される。例えば、上段の
カセット21aから転写材Pが給紙された場合について
説明すると、まずピックアップローラ22aにより、カ
セット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そ
して、給紙ローラ対23,23により、転写材Pが給紙
ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a、2
5bまで搬送される。このとき、レジストローラ25
a,25bの回転は停止されており、よって搬送されて
きた転写材Pの先端はニップ部に突き当たる。
【0030】その後、画像形成部10が画像の形成を開
始するタイミングに合わせて、レジストローラ25a,
25bは回転を始める。この回転開始時期は、転写材P
と、画像形成部10から中間転写ベルト31上に一次転
写されたトナー画像とが、二次転写領域Teにおいてち
ょうど一致するように、そのタイミングが設定されてい
る。センサ77は、このときの中間転写ベルト31の移
動タイミングを検出するセンサである。
【0031】すなわち、画像形成部10では、画像形成
動作の開始信号が発せられると、前述したプロセスによ
り、中間転写ベルト31の回転方向において一番上流に
ある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高
電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次
転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写さ
れる。こうして一次転写されたトナー像は、次の一次転
写領域Tcまで搬送される。そこでは、各ステーション
Pd〜Pa間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して
画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わ
せて、次のトナー像が転写される事になる。以下、同様
の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベ
ルト31上において一次転写される。
【0032】次いで、転写材Pが二次転写領域Teに進
入し、中間転写ベルト31に接触すると、転写材Pの通
過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧が
印加される。そして、前述したプロセスにより、中間転
写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が転写材
Pの表面に転写される。続いて、転写材Pは搬送ガイド
43によって定着ローラニップ部まで正確に案内され
る。そして、定着ユニット40の各種ローラ41a,4
1b,41dによる加熱、及びローラニップの圧力によ
って、トナー画像が転写材Pの表面に定着される。な
お、41eは定着ベルトである。
【0033】こうして、転写材Pは、内排紙ローラ44
及び外排紙ローラ45により搬送され、機外に排出され
る。このとき、二次転写ローラ36から定着ユニット4
0の各種ローラ41a,41b、41dに至るまでに
は、長い搬送路(パス)が設けられており、このため、
定着ユニット40を独立したプロセススピードで制御す
ることが可能となっている。
【0034】そして、転写材Pが二次転写ローラ36を
抜けるまでは、定められたプロセススピードで画像形成
されると共に、転写材Pが搬送され、二次転写ローラ3
6を抜けたあとは、後述する定着駆動モータ603(図
6(a)参照)により転写材Pの搬送速度を変えて、定
着ユニット40の通過時間が変更される。
【0035】次に、図2及び図3に基づき、前述したレ
ーザスキャナユニット13a〜13dの構成について説
明する。
【0036】まず、4つのレーザスキャナユニット13
a〜13dは、図2に示すように、夫々並列に配置さ
れ、これら4つのユニットは同じように構成されて、Y
ellow,Mazenta,Cyan,Blackの
4色に対応している。なお、並び順に関しては特に規定
はない。また、図2において、レーザスキャナユニット
13a〜13dは、感光ドラム11a〜11dの回転軸
線に対し略垂直に位置しているが、例えば、反射鏡10
6を使用せずに、感光ドラム11a〜11dの回転軸線
と略水平に位置し、レーザ光路をL字型にすることも可
能である。
【0037】続いて、図3に基づき、レーザスキャナユ
ニット13a〜13d内の詳細について説明する。同図
は、レーザ光路をL字にした場合を示している。
【0038】各スキャナユニット13a〜13dは、レ
ーザスキャナモータ103により回転駆動される回転多
面鏡102を有し、該回転多面鏡102の面数は、プリ
ントスピード、解像度などのパラメータにより決定され
る。記録用光源としてのレーザダイオード101は、図
示しない駆動回路により画像信号もしくはコントロール
信号に応じて点灯または消灯し、該レーザダイオード1
01から発した光変調レーザ光は回転多面鏡102に向
けて照射される。
【0039】回転多面鏡102は、矢印の方向に回転し
ていて、レーザダイオード101から発したレーザ光は
回転多面鏡102の回転に伴い、その反射面で連続的に
角度を変える変更ビームとして反射される。この反射光
は、結像レンズ104等のレンズ群により歪曲収差の補
正等を受け、反射鏡105を経て感光ドラム11の主走
査方向に走査される。回転多面鏡102の1つの面は、
1ラインの走査に対応しており、回転多面鏡102の回
転によりレーザダイオード101から発したレーザ光
は、1ラインづつ感光ドラム11の主走査方向に走査さ
れる。
【0040】更に、各レーザスキャナユニット13a〜
13dには、主走査方向の走査開始位置の基準信号を生
成するために、BDセンサ(ビーム検知センサ)52が
配置されている。このBDセンサ52は、実際には走査
開始位置近傍(感光ドラム11近傍)に設置するのが理
想であるが、折り返しミラー107を利用することによ
り、各レーザスキャナユニット13a〜13d内に配置
されている。
【0041】すなわち、回転多面鏡102の各反射面で
反射されたレーザ光は、各々1ラインの走査に先立って
BDセンサ52により検出される。検出されたBD信号
は、主走査方向の走査開始基準信号として用いられ、こ
の信号を基準として各ラインの主走査方向の書き出し開
始位置の同期がとられる。また、本実施の形態では、こ
のBDセンサ52から出力される信号を用いて、レーザ
スキャナモータ103の位相制御と回転速度制御を行っ
ている。
【0042】図4は、画像形成装置における制御ユニッ
ト150のブロック図である。
【0043】同図において、装置全体の制御を行うCP
U201は、装置本体の制御手順(制御プログラム)を
記憶した読み取り専用メモリ203(ROM)からプロ
グラムを順次読み取り、実行する。CPU201のアド
レスバスおよびデータバスは、バスドライバー回路及び
アドレスデコーダ回路202をへて各負荷に接続されて
いる。また、ランダムアクセスメモリ(RAM)204
は、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる
主記憶装置であり、CCDユニット406から入力さ
れ、画像処理されたデータは、画像データ用ハードディ
スク205に記憶される。この画像データ用ハードディ
スク205は、ネットワーク等に接続されている場合な
ども画像データを記憶する。
【0044】I/Oインターフェース206は、操作者
がキー入力を行い、装置の状態等を液晶、LEDを用い
て表示する操作パネル151や、給紙系、搬送系、光学
系の駆動を行うモータ類207、クラッチ類208、ソ
レノイド類209、また、搬送される用紙を検知するた
めの紙検知センサ類210等の装置の各負荷に接続され
ている。現像器14a〜14dには、該現像器内のトナ
ー量を検知するトナー残検知センサ211が配置されて
おり、その出力信号がI/Oインターフェース206に
入力される。さらに、各負荷のホームポジション、ドア
の開閉状態等を検知するためのスイッチ類212の信号
もI/Oインターフェース206に入力されている。高
圧ユニット213は、CPU201の指示に従って、前
述の1次帯電器12a〜12d、現像器14a〜14
d、1次転写用帯電器35a〜35d等に高圧を出力す
る。
【0045】なお、図示しないが、温湿度センサからの
出力は、CPU201のアナログポートに直接接続され
ており、該信号はA/D変換されてディジタル値で演算
される。この温湿度センサからは、温度を表す電圧値と
湿度を表す電圧値がCPU201のアナログポートに入
力される。
【0046】画像処理部10には、CCDユニット40
6から出力された画像信号が入力され、後述する画像処
理を行い、画像データに従ってレーザーユニット13の
制御信号を出力する。該レーザーユニット13から出力
されるレーザー光は、感光ドラム11を照射し、露光す
るとともに非画像領域において受光センサであるところ
のビーム検知センサ52によって発光状態が検知され、
その出力信号がI/Oインターフェース206に入力さ
れる。
【0047】図5は、画像信号の流れを示す図であり、
同図の画像処理フロー501〜509が、フルカラー複
写機の構成要素である。
【0048】具体的には、同図において、ステップ50
1では、RGB出力センサ(CCD)により原稿からの
反射画像を読み取り、ステップ502では、S/H(サ
ンプル&ホールド)及びA/D変換回路によりA/D変
換等を行い、ステップ503ではシェーディング補正を
行ない、ステップ504では入力マスキングを行い、ス
テップ505ではLOG変換を行う。また、ステップ5
06では、マスキングUCR部により、後述するプリン
タ部の特性に色を合わせ、ステップ507では、トリミ
ング、マスキング、ペイント、変倍等、種々の画像編集
を行ない、ステップ508ではエッジ強調が行われ、更
に、ステップ509では、プリンタ部(カラーLBP)
により不図示の反射原稿を3〜4回スキャンして、フル
カラー画像出力を得ている。
【0049】図6(a)は、本実施の形態における定着
ユニット40の構成を表した図である。
【0050】この定着ユニット40は、定着上・下ロー
ラ41a,41bと、外部加熱ローラ41c、及び補助
ローラ41dを有し、搬入された転写材Pは、定着下ロ
ーラ41bと外部加熱ローラ41cに内蔵されたハロゲ
ンヒーター(図示せず)によって加熱される。定着ベル
ト41eは、補助ローラ41dによって定着下ローラ4
1b側に押され、定着ニップ部を形成している。また、
定着上ローラ41aと定着下ローラ41bとの加圧当接
圧は、ローラ加圧モータ601,602によって変化さ
せることが出来る。すなわち、ローラ加圧モータ60
1,602の駆動により、定着上ローラ41aを矢印上
方向に移動させれば当接圧が低く設定され、また、定着
上ローラ41aを矢印下方向に移動させれば当接圧が高
く設定される。
【0051】更に、定着下ローラ41bには、定着駆動
モータ603の出力側プーリとの間に駆動ベルト604
が巻回されていて、この駆動ベルト604は定着駆動モ
ータ603により駆動される。該定着駆動モータ603
は、回転速度を制御可能なモータで、ステッピングモー
タあるいは外部クロック入力型のブラシレスモータなど
が用いられる。この定着駆動モータ603の回転速度を
制御することで、定着ユニット40における加熱加圧時
の定着速度を変更することができる。また、この定着ユ
ニット40には、ソレノイド605が設けられていて、
該ソレノイド605の作動子605aには、ピン支点6
06を介して略T字状のアーム部材607の垂直辺の一
端側が連結されている。このアーム部材607の水平辺
の両端側は、補助ローラ41dを回動可能に支持してい
る。そして、前記ソレノイド605を励磁、非励磁する
ことで、補助ローラ41dを矢印方向の上下に移動する
ことができる。
【0052】図6(b)には、前述した補助ローラ41
dの上下移動と、定着上ローラ41a、及び定着下ロー
ラ41bによるニップ部の関係が示されている。
【0053】同図において、補助ローラ41dが、定着
下ローラ41b側に下方移動しているときはニップ幅は
広く、一方、補助ローラ41dが上方に移動すると、定
着ニップ幅は定着上ローラ41aと定着下ローラ41b
の当接部のみの広さとなる。
【0054】図7は、用紙タイプの登録画面を示す図で
ある。画面操作部には、コピースタートキー701、ス
トップキー702、液晶タッチパネル表示部703が配
置されている。この画面は、給紙カセット21a,21
b,27やデッキ内の転写材(紙)のタイプを、予めマ
シンに登録しておくための画面である。そして、転写材
設定手段としてのタッチキー706,707,708,
709,710,711を有し、普通紙はタッチキー7
06を、光沢紙はタッチキー707を、OHTはタッチ
キー708をタッチすることによって選択される。ま
た、厚紙はタッチキー709を、普通紙はタッチキー7
10を、薄紙はタッチキー711をタッチすることによ
って選択される。
【0055】なお、本実施の形態では、“厚い”“普
通”“うすい”の3段階表示にしたが、これに限らず、
例えば使用を推奨する転写紙の製品名を表示しても良
く、また坪量“何グラム”というグラム表示であっても
よい。
【0056】図8は、出力画像品位の選択画面である。
画面操作部には、液晶タッチパネル表示部801が配置
され、タッチ操作によりユーザーがどのような画像品位
で出力するかを選択することができる。すなわち、解像
度モード選択手段としてのタッチキー802,803を
有し、通常の解像度よりドット密度の細かい高解像度で
写真や細線を再現したい場合には、高解像度のタッチキ
ー802を選択する。また、グロスモード選択手段とし
てのタッチキー804,806を有し、高グロスの印刷
画像に近い画像で出力したい場合は、高グロスのタッチ
キー804を選択する。一方、画質もそこそこで、スピ
ードを優先したい場合には、通常の解像度のタッチキー
803を選択し、仕上がりグロスは低グロスのタッチキ
ー806を選択する。
【0057】図9(a)〜図9(c)は、通常解像度モ
ードでの坪量の違い(大・中・小)による定着スピー
ド、定着温度、定着ニップ圧(加圧当接圧)、定着ニッ
プ幅の組み合わせを示した図であり、図10(a)〜図
10(c)は、同様に、高解像度モードでの坪量の違い
による定着スピード、定着温度、定着ニップ圧、定着ニ
ップ幅の組み合わせを示した図である。
【0058】この場合、高グロスモードでは、光沢紙は
普通紙に比べて、グロス(光沢性)が出しやすいため、
普通紙よりも定着スピードを増加させることにより、普
通紙の高グロスモードよりも生産性をあげることができ
る。例えば、図9(a)の場合、普通紙では定着スピー
ドが33mm/sに対し、光沢紙では40mm/sとす
ることができる。逆に、OHTでは、普通紙と同じ定着
条件では透過性が悪くなるため、普通紙よりも定着スピ
ードを下げる必要がある。例えば、図9(a)の場合、
普通紙では定着スピードが33mm/sに対し、OHT
では25mm/sとする必要がある。
【0059】また、低グロスモードでは、高グロスモー
ドに比べて定着ニップ圧は小さくてよい。例えば、図9
(a)の場合、高グロスモードでは定着ニップ圧が40
kgに対し、低グロスモードでは20kgで良い。
【0060】更に、通常解像度モードと高解像度モード
とでは、高解像度モードの方がグロスが出やすい。した
がって、高解像度モードの際には、通常解像度モードの
ときよりも定着ニップ圧も小さくでき、定着スピードも
上げて生産性優先のプリントを行うことができる。
【0061】例えば、図9(a)と図10(a)とを比
較すると、図9(a)の通常解像度モードの定着ニップ
圧は40kgに対し、図10(a)の高解像度モードの
定着ニップ圧は30kgで良く、また、図9(a)の通
常解像度モードの場合、普通紙では定着スピードが33
mm/sに対し、図10(a)の高解像度モードの場
合、普通紙では定着スピードを40mm/sにすること
ができる。
【0062】図11に、本実施の形態のフローチャート
を示す。
【0063】ステップ1102は、図7で説明した転写
紙の登録による種別判定の部分であり、ステップ110
3は、図8で説明した出力画像品位の設定の部分であ
る。ステップ1104で、コピーキーをオン操作し、コ
ピーが開始されると出力画像品位(高解像度か通常解像
度か)と転写紙の種類に応じて、ステップ1105で定
着ユニット40での温調温度が変更され、ステップ11
06で、定着ニップ圧とニップ幅が変更される。ステッ
プ1107では、定着ユニット40を通過するスピード
が変更設定されてコピーが開始される(ステップ110
8)。ここで、両面コピー動作の一例として、スタック
レス両面について説明する。スタックレス両面コピー
は、表面だけを必要部数コピーしてスタックし、次に裏
面をコピーする方式と異なり、表面コピー裏面コピーを
交互に行う方式である。表面コピーされた紙が両面パス
を通って裏面コピー位置に到達するまでの時間に、別の
紙を給紙部から給紙し、表面コピーを行う。次に両面パ
スを通ってきた(すでに表面コピー済みの)転写紙に裏
面コピーされる。このように表面をコピーしたあとの裏
面のコピーと、次の紙の表面のコピーが交互に行われ
る。紙サイズによっては交互でなく2枚おきであった
り、いくつかのパターンをとる。ステップ1109で、
両面コピー時の表面プリント後の裏面プリントか、ある
いは両面コピーの裏面プリント終了後の次の転写紙の表
面プリントかが判別され、どちらの場合もステップ11
05〜1107の設定変更ルーチンにループバックす
る。次いで、ステップ1110では、ジョブの終了か否
かが判別され、ステップ1111でコピー動作が終了す
る。
【0064】図12(a)〜図12(c)、図13
(a)〜図13(c)は、2面目(裏面)コピー時の設
定の組み合わせを示している。
【0065】すなわち、図12(a)〜図12(c)
は、通常解像度モードでの坪量の違い(大・中・小)に
よる定着スピード、定着温度、定着ニップ圧、及び定着
ニップ幅の組み合わせを示した図であり、図13(a)
〜図13(c)は、同様に、高解像度モードでの坪量の
違いによる定着スピード、定着温度、定着ニップ圧、及
び定着ニップ幅の組み合わせを示した図である。
【0066】前述と同様に、高グロスモードでは、光沢
紙は普通紙に比べてグロスが出しやすいため、普通紙よ
りも定着通過スピードをあげることにより、普通紙の高
グロスモードよりも生産性をあげることが出来る。例え
ば、図12(a)の場合、普通紙では定着スピードが4
0mm/sに対し、光沢紙では50mm/sとすること
ができる。また、低グロスモードでは、高グロスモード
に比べて定着ニップ圧は小さくてよい。例えば、図12
(a)の場合、高グロスモードでは定着ニップ圧が40
kgに対し、低グロスモードでは20kgで良い。
【0067】更に、通常解像度モードと高解像度モード
では高解像度モードの方がグロスが出やすい。したがっ
て、高解像度モードの際には通常解像度モードのときよ
りも、ニップ圧も小さく出来、定着スピードも上げて生
産性優先のプリントを行うことができる。例えば、図1
2(a)と図13(a)とを比較すると、図12(a)
の通常解像度モードの定着ニップ圧は40kgに対し、
図13(a)の高解像度モードの定着ニップ圧は30k
gで良く、また、図12(a)の通常解像度モードの場
合、普通紙では定着スピードが40mm/sに対し、図
13(a)の高解像度モードの場合、普通紙では定着ス
ピードを50mm/sにすることができる。
【0068】また、1面コピー時と裏面コピー時とで
は、1面目の定着で転写紙に熱が加えられているため、
2面目の定着時には、1面目の定着時よりも少ない熱量
で良いが、本実施の形態では、生産性の向上を図る観点
から1面目の定着時よりも定着通過スピードをあげるこ
ととした。
【0069】なお、前述した図9(a)〜図9(c)、
図10(a)〜図10(c)、図12(a)〜図12
(c)、図13(a)〜図13(c)では、生産性を最
優先に考えた組み合わせを表にしたが、省電力を優先し
た場合のパラメータはこの限りではない。例えばIH定
着器やセラミックヒーターを用いて省電力を優先した場
合は、定着通過スピードは一定で、1面目の温調温度と
2面目の温調温度を切り替える。
【0070】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の形
態について説明する。第1の実施の形態では、転写紙の
種類を液晶タッチパネルから入力することで設定した
が、本実施の形態では、転写材検知手段1200によ
り、転写紙が光沢紙か普通紙かOHTか、又は厚紙か普
通紙か薄紙かを自動的に検知する方式を採用した。
【0071】すなわち、図14に示すように、転写材検
知手段1200は、給紙部のローラ23a,23bに転
写紙が挟持された際、紙の厚みによってローラ23aが
どれだけ変位するかを検知する変位センサ1205を有
している。そして、ローラ23a,23bによって転写
紙が搬送される際、この変位センサ1205で検知した
紙の厚み情報に基づいて、図4に示すCPU201が転
写紙の厚みを判別する。また、ローラ23a,23bの
下流側には、給紙ガイド24を挟むようにして発光素子
1201,1203及び受光素子1202,1204が
設けられている。そして、発光素子1201からの光が
転写紙Pに反射すると、反射光が受光素子1202に入
射する。また、発光素子1201から転写紙Pを透過し
た光は、反対側の受光素子1204で受光される。
【0072】同様に、発光素子1203からの光は、転
写紙に反射して受光素子1204で受光される。転写紙
を透過した光は受光素子1202で受光される。これら
の発光・受光素子の組み合わせにより、転写紙が光沢紙
か普通紙か、或いはOHTかを判別する。例えば、反射
光量が大きい場合は光沢紙で、反射光量が小さい場合は
普通紙であり、反射光量が大きく、透過光量も大きい場
合はOHTと判別できる。また、透過光量と前述した変
位センサ1205とを組み合わせることにより、転写紙
の厚みが判断される。これらの結果に基づいて、自動的
に定着部分の各パラメータの設定を変化させる。
【0073】図15は、本実施の形態のフローチャート
を示す図である。この実施の形態では、予め転写紙の材
質を登録するのではなく、コピー時に自動的に転写紙を
検知する。すなわち、フローの全体の流れは前述した図
11とほぼ同様であるが、ステップ1302で出力画像
品位が選択され、次いで、ステップ1303でコピーキ
ーがオン操作された後のステップ1304で、転写紙の
種類判別が自動的に行われる点が相違している。
【0074】[第3の実施の形態]次に、図16に基づき
第3の実施の形態について説明する。前述した各実施の
形態では、CPU201による演算処理によって制御を
実現する構成について述べたが、本実施の形態ではCP
Uを用いず、ハードウェア回路によって制御を実現する
構成について説明する。
【0075】図16において、転写紙を検出するセンサ
と該センサからの信号を取り込むコンパレータ−とし
て、転写紙の表面性を自動検知する反射光受光センサ1
601とコンパレータ−1602、OHTを判別するた
めの透過光受光センサ1603とコンパレータ−160
4、紙の厚さを検知する紙厚センサ1605とコンパレ
ータ−1606,1607が設けられている。これらコ
ンパレータ−1602,1604からの出力は、アンド
回路1608及びオア回路1609を介してステッピン
グモータドライバ1620に入力され、該ステッピング
モータドライバ1620によってステッピングモータ等
の定着駆動モータ1621が制御されるようになってい
る。このステッピングモータドライバ1620は、解像
度切り換えスイッチ1617やグロス切り換えスイッチ
1618の切換え操作に基づき、入力端子のレベルを切
り換えると、マイクロステップの分解能が切り換わるよ
うなIC(例えば三洋電機製STK672シリーズな
ど)が用いられている。
【0076】コンパレータ−1606,1607からの
出力は、論理回路群1610を介してコンパレータ−1
624に入力されている。TH1は、定着温度を検知す
るサーミスタであり、コンパレータ−1624の出力で
定着ヒーターをオンオフする。また、定着ニップ圧を可
変するモータ1622と、ニップ幅可変用のソレノイド
1623が設けられており、モータ1622は時計方向
(CW)及び反時計方向(CCW)に回転する。
【0077】以上において、転写紙からの反射光が多い
と、反射光受光センサ1601からの出力が0に近くな
るように設計されており、コンパレータ−1602の出
力はLになる。透過光受光センサ1603も同じで、透
過光が多いとコンパレータ−1604からの出力はLに
なる。したがって、コンパレータ−1602,1603
の出力がL、Lの場合は、アンド回路1608の出力が
Lとなり、OHTと判断できる。その場合は、オア回路
1609の出力がHとなる。
【0078】また、普通紙の場合は、コンパレータ−1
602,1604の出力がH,Hとなりアンド回路16
08の出力がHとなる。光沢紙の場合はアンド回路16
08、オア回路1609の出力ともにLとなる。これら
の組み合わせとグロス切り換えスイッチ1618による
高グロスモードか低グロスモードかによって、ステッピ
ングモータドライバ1620の励磁分解能がきまり、定
着駆動モータ1621の駆動回転数がかわる。
【0079】この説明では、マイクロステップの分解能
を変えることにより、回転速度を変えたが、源発振のク
ロックを変えてもよく、またその場合はステッピングモ
ータでなくても外部クロック入力のDCブラシレスモー
タでも構成可能である。
【0080】また、紙厚センサ1605からの出力は、
コンパレータ−1606,1607で比較され、厚紙、
普通紙、薄紙に分類される。この厚紙、普通紙、薄紙の
判別と、解像度切り換えスイッチ1617による高解像
度か低解像度かの切換えと、先述の反射光量透過光量の
組み合わせに応じてサーミスタTH1の分圧抵抗値が切
り換わるようになっている。すなわち、この厚紙、普通
紙、薄紙の判別と、高解像度か低解像度かの切換えと、
先述の反射光量透過光量の組み合わせで定着温調温度が
切り換わる。
【0081】また、グロス切り換えスイッチ1618で
グロスモードが切り換えられると、コンデンサ1619
がチャージアップされるまで、ニップ圧可変モータ16
22が回転し、ニップ圧が切り換わる。ニップ圧可変モ
ータ1622はHブリッジ回路で駆動され、高グロスか
低グロスかによって回転方向が切り換わり、一定時間回
転してニップ圧が決まる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー画像を定着ユニットにより定着して印刷生成物を
作る際、転写材が光沢紙か表面性が荒い紙か、またはO
HTか等のマテリアルの違いや解像度の違いがあった場
合でも、最適なグロスと生産性の関係で印刷することが
できると共に、生産性、電力面での無駄を排除すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された画像形成装置の断面図であ
る。
【図2】4つのレーザスキャナユニットの配置状態を示
す図である。
【図3】レーザスキャナユニットの内部構成を示す斜視
図である。
【図4】本実施の形態の制御ブロックを示す図である。
【図5】本実施の形態の画像信号の流れを示すブロック
図である。
【図6】(a)は定着ユニットの概略を示す斜視図、
(b)は補助ローラの上下位置とニップ部との関係を示
す図である。
【図7】本実施の形態の操作部の用紙タイプ登録画面を
示す図である。
【図8】本実施の形態の操作部の出力画像品位設定画面
を示す図である。
【図9】(a)(b)(c)は、夫々通常解像度モード
での紙種とグロスモードの違いによる定着スピード、定
着温調温度、定着ニップ圧、定着ニップ幅の組み合わせ
を示す図である。
【図10】(a)(b)(c)は、夫々高解像度モード
での紙種とグロスモードの違いによる定着スピード、定
着温調温度、定着ニップ圧、定着ニップ幅の組み合わせ
を示す図である。
【図11】本実施の形態の制御フローチャートを示す図
である。
【図12】(a)(b)(c)は、夫々2面目プリント
時の通常解像度モードでの紙種とグロスモードの違いに
よる定着スピード、定着温調温度、定着ニップ圧、定着
ニップ幅の組み合わせを示す図である。
【図13】(a)(b)(c)は、夫々2面目プリント
時の高解像度モードでの紙種とグロスモードの違いによ
る定着スピード、定着温調温度、定着ニップ圧、定着ニ
ップ幅の組み合わせを示す図である。
【図14】第2の実施の形態における転写材検知手段の
概略構成を示す図である。
【図15】第2の実施の形態の制御フローチャートを示
す図である。
【図16】第3の実施の形態におけるハードウェア回路
を用いた制御構成を示す図である。
【符号の説明】
10 画像形成部 11a〜11d 感光ドラム(像担持体) 13a〜13d レーザスキャナユニット 31 中間転写ベルト 40 定着ユニット(定着手段) 41a 定着上ローラ 41b 定着下ローラ 41c 外部加熱ローラ 41d 補助ローラ 41e 定着ベルト 601,602 ローラ加圧モータ 603 定着駆動モータ 605 ソレノイド 703 液晶タッチパネル表示部 706,707,708,709,710,711 タ
ッチキー(転写材設定手段) 801 液晶タッチパネル表示部 802,803 タッチキー(解像度モード選択手
段) 804,806 タッチキー(グロスモード選択手
段) 1200 転写材検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DB01 DC02 DE02 DE07 EA12 EC09 EC19 ED16 ED25 EE03 FA13 FA30 FB06 2H033 AA03 AA10 AA32 BA11 BA25 BB23 BB33 BB34 CA07 CA16 CA17 CA20 CA30 CA36 CA39 CA40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成されたトナー画像が転写
    材に転写され、該転写後のトナー画像を加熱加圧して画
    像定着する定着手段と、前記像担持体に潜像形成を行う
    際に高いドット密度で潜像形成を行う高解像度モードと
    通常のドット密度で潜像形成を行う通常解像度モードの
    いずれかを選択可能な解像度モード選択手段と、転写さ
    れたトナー定着画像に光沢性を持たせる高グロスモード
    と光沢性を持たない低グロスモードのいずれかを選択可
    能なグロスモード選択手段と、転写材の坪量及び表面性
    を設定可能な転写材設定手段と、を備えた画像形成装置
    において、 前記転写材設定手段により設定された転写材の坪量及び
    表面性と、前記グロスモード選択手段により選択された
    グロスモードと、前記解像度モード選択手段により選択
    された解像度モードとの組み合わせに応じて、前記定着
    手段による加熱加圧時の定着速度、当接圧、当接幅、及
    び温調温度を制御可能とした、ことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材の坪量の違いに応じて、前記
    定着速度を変化させると共に、 前記グロスモード選択手段により高グロスモードが選択
    された場合は、更に前記転写材の表面性の違いに応じ
    て、前記定着速度を変化させるようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写材の坪量の違いに応じて、前記
    定着速度を変化させると共に、 前記グロスモード選択手段により低グロスモードが選択
    された場合は、更に前記転写材の表面性の違いに応じ
    て、前記温調温度を変化させるようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記解像度モード選択手段により選択さ
    れた解像度モードの違いに応じて、前記定着速度と前記
    当接圧とを変化させるようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記グロスモード選択手段により選択さ
    れたグロスモードの違いに応じて、前記当接圧と前記当
    接幅とを変化させるようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写材設定手段に代えて、前記転写
    材の透過率及び反射率を測定する転写材検知手段を備
    え、 該転写材検知手段により、前記転写材の坪量及び表面性
    を自動的に検出するようにした、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写材に対する表裏両面側への画像
    形成時の1面目か2面目かに応じて、前記定着速度、当
    接圧、当接幅、及び温調温度を制御可能とした、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画
    像形成装置。
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