JP2003280397A - 湿式電子写真印刷方法及び装置 - Google Patents
湿式電子写真印刷方法及び装置Info
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 前記した種々の要因によって困難が伴う現像
剤像の感光体から記録媒体への直接転写を避け、高い圧
力で転写が可能な中間転写体を劣化が伴う加熱を行わず
に用い、かつ、コート紙においても画像にじみ(像流
れ)がなく、上質紙においても素抜けが生じない液体現
像剤を用いた湿式電子写真印刷方法及び装置の提供。 【解決手段】 中間転写体を用い、1乃至13[kg/
cm2]の圧力で記録媒体を中間転写体に押圧すると共
に、液体現像剤の粘度を1000乃至50000[mP
as]、中間転写体上における現像剤膜厚を1乃至6
[μm]とすることにより、電界と圧力だけで中間転写体
からコート紙や上質紙に像流れや素抜けのない良好な画
像を転写できるようにした。
剤像の感光体から記録媒体への直接転写を避け、高い圧
力で転写が可能な中間転写体を劣化が伴う加熱を行わず
に用い、かつ、コート紙においても画像にじみ(像流
れ)がなく、上質紙においても素抜けが生じない液体現
像剤を用いた湿式電子写真印刷方法及び装置の提供。 【解決手段】 中間転写体を用い、1乃至13[kg/
cm2]の圧力で記録媒体を中間転写体に押圧すると共
に、液体現像剤の粘度を1000乃至50000[mP
as]、中間転写体上における現像剤膜厚を1乃至6
[μm]とすることにより、電界と圧力だけで中間転写体
からコート紙や上質紙に像流れや素抜けのない良好な画
像を転写できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体現像剤と中間
転写体とを用いた湿式電子写真印刷方法及び装置に関
し、特に、コート紙、及び上質紙に、ドットゲインの増
大による画像のにじみ(像流れ)や転写不良による素抜
けを起こさせずに良好な画像を形成できる液体現像剤と
中間転写体を用いた湿式電子写真印刷方法及び装置に関
するものである。
転写体とを用いた湿式電子写真印刷方法及び装置に関
し、特に、コート紙、及び上質紙に、ドットゲインの増
大による画像のにじみ(像流れ)や転写不良による素抜
けを起こさせずに良好な画像を形成できる液体現像剤と
中間転写体を用いた湿式電子写真印刷方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】液体現像剤を用いた電子写真装置は、微
細なトナーを用いることでオフセット印刷並みの高画質
を実現できること、少ないトナーで十分な画像濃度が得
られるため、経済的であるという利点を有している。
細なトナーを用いることでオフセット印刷並みの高画質
を実現できること、少ないトナーで十分な画像濃度が得
られるため、経済的であるという利点を有している。
【0003】しかし従来の湿式電子写真印刷装置は、感
光体上に形成された現像剤像を記録する媒体の材質の影
響を受けやすく、転写画像の画質が変動しやすいという
弱点を有していた。例えば、感光体上に同じ膜厚の現像
剤像を形成しても、吸液性が低く平滑性の高いコート紙
では転写ニップでのドットゲインの増加による画像のに
じみ(像流れ)が生じ、一方、吸液性が高く平滑性の低
い上質紙では上質紙の凹部にトナーが届かない転写不良
(素抜け)が生じるという問題があった。
光体上に形成された現像剤像を記録する媒体の材質の影
響を受けやすく、転写画像の画質が変動しやすいという
弱点を有していた。例えば、感光体上に同じ膜厚の現像
剤像を形成しても、吸液性が低く平滑性の高いコート紙
では転写ニップでのドットゲインの増加による画像のに
じみ(像流れ)が生じ、一方、吸液性が高く平滑性の低
い上質紙では上質紙の凹部にトナーが届かない転写不良
(素抜け)が生じるという問題があった。
【0004】このような問題を解決するため、感光体上
の現像剤像を電界によって一旦中間転写体へ転写し、し
かる後に圧力および熱によって現像剤像を加熱、溶融し
てフィルム化し、記録媒体へ転写と同時に溶融転写する
装置が米国特許第4,518,976号、同4,70
8,460号、同5,148,222号、同5,16
6,734号、同5,208,637号等に開示されて
いる。また、特公昭46−41679号公報、及び特開
昭62−280882号公報などには、電界転写を用い
ず、中間転写体への転写と記録媒体への転写の双方にお
いて圧力および熱を用いる装置が開示されている。中間
転写体は表面が平滑で電気抵抗のばらつきや変動の少な
い材料によって構成することが比較的容易であり、か
つ、高い圧力で転写が可能なため、感光体から記録媒体
へ直接電界転写を行う場合に比べ、転写による画質劣化
は飛躍的に改良される。
の現像剤像を電界によって一旦中間転写体へ転写し、し
かる後に圧力および熱によって現像剤像を加熱、溶融し
てフィルム化し、記録媒体へ転写と同時に溶融転写する
装置が米国特許第4,518,976号、同4,70
8,460号、同5,148,222号、同5,16
6,734号、同5,208,637号等に開示されて
いる。また、特公昭46−41679号公報、及び特開
昭62−280882号公報などには、電界転写を用い
ず、中間転写体への転写と記録媒体への転写の双方にお
いて圧力および熱を用いる装置が開示されている。中間
転写体は表面が平滑で電気抵抗のばらつきや変動の少な
い材料によって構成することが比較的容易であり、か
つ、高い圧力で転写が可能なため、感光体から記録媒体
へ直接電界転写を行う場合に比べ、転写による画質劣化
は飛躍的に改良される。
【0005】しかしながらこれらの装置においては、中
間転写体への加熱システムと、中間転写体からの熱によ
る感光体の特性劣化を防止するため、感光体が中間転写
体に接触する前に冷却するシステムが必要であり、プロ
セスが複雑化し、また、中間転写体の加熱による劣化に
伴って画質が変動し、系の信頼性の低下をもたらす。
間転写体への加熱システムと、中間転写体からの熱によ
る感光体の特性劣化を防止するため、感光体が中間転写
体に接触する前に冷却するシステムが必要であり、プロ
セスが複雑化し、また、中間転写体の加熱による劣化に
伴って画質が変動し、系の信頼性の低下をもたらす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのため本発明におい
ては、前記した種々の要因によって困難が伴う現像剤像
の感光体から記録媒体への直接転写を避け、高い圧力で
転写が可能な中間転写体を劣化が伴う加熱を行わずに用
い、かつ、コート紙においても画像にじみ(像流れ)が
なく、上質紙においても素抜けが生じない液体現像剤を
用いた湿式電子写真印刷方法及び装置を提供することが
課題である。
ては、前記した種々の要因によって困難が伴う現像剤像
の感光体から記録媒体への直接転写を避け、高い圧力で
転写が可能な中間転写体を劣化が伴う加熱を行わずに用
い、かつ、コート紙においても画像にじみ(像流れ)が
なく、上質紙においても素抜けが生じない液体現像剤を
用いた湿式電子写真印刷方法及び装置を提供することが
課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明における
請求項1は方法発明であって、電子写真方式により感光
体上に形成した潜像を現像ローラに保持させた液体現像
剤により現像し、形成された現像剤像を中間転写体に転
写した後記録媒体へ転写する湿式電子写真印刷方法にお
いて、前記現像ローラに平均粒径0.1乃至6[μm]の
トナーを30乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を
1000乃至50000[mPas]の範囲に制御した
液体現像剤を2乃至7[μm]の厚さに担持させる第1の
ステップと、前記感光体上の潜像を現像ローラ上の液体
現像剤で現像して現像剤像を形成する第2のステップ
と、前記中間転写体を導電性のローラまたはベルトで構
成することで中間転写バイアスによる転写効率を上げて
中間転写体上における膜厚を1乃至6[μm]となるよう
に感光体上の現像剤像を転写する第3のステップと、前
記中間転写バイアスより大きな転写バイアスを記録媒体
側に印加して中間転写体より現像剤像をコート紙または
上質紙へ転写する第4のステップにより現像剤像を転写
できるようにしたことを特徴とする。
請求項1は方法発明であって、電子写真方式により感光
体上に形成した潜像を現像ローラに保持させた液体現像
剤により現像し、形成された現像剤像を中間転写体に転
写した後記録媒体へ転写する湿式電子写真印刷方法にお
いて、前記現像ローラに平均粒径0.1乃至6[μm]の
トナーを30乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を
1000乃至50000[mPas]の範囲に制御した
液体現像剤を2乃至7[μm]の厚さに担持させる第1の
ステップと、前記感光体上の潜像を現像ローラ上の液体
現像剤で現像して現像剤像を形成する第2のステップ
と、前記中間転写体を導電性のローラまたはベルトで構
成することで中間転写バイアスによる転写効率を上げて
中間転写体上における膜厚を1乃至6[μm]となるよう
に感光体上の現像剤像を転写する第3のステップと、前
記中間転写バイアスより大きな転写バイアスを記録媒体
側に印加して中間転写体より現像剤像をコート紙または
上質紙へ転写する第4のステップにより現像剤像を転写
できるようにしたことを特徴とする。
【0008】そしてこの方法発明を実施するための装置
発明である請求項3に記載した発明は、電子写真方式に
より感光体上に潜像を形成する手段と、該潜像を液体現
像剤で現像して現像剤像を形成する現像手段と、該現像
剤像を中間転写バイアスにより転写する中間転写体と、
該中間転写体に転写された現像剤像を記録媒体へ転写さ
せる転写手段とを備えた湿式電子写真印刷装置におい
て、平均粒径0.1乃至6[μm]のトナーを30乃至5
0[wt%]の濃度で含ませて粘度を1000乃至500
00[mPas]の範囲に制御した液体現像剤を2乃至
7[μm]の厚さに担持する前記現像手段における現像ロ
ーラと、導電性のローラまたはベルトで構成され、前記
感光体上の現像剤像の転写効率を上げて現像剤像膜厚を
1乃至6[μm]の範囲で転写可能にした前記中間転写体
と、前記転写手段に中間転写バイアスより大きな転写バ
イアスをかける手段とを有し、前記現像ローラが担持し
た現像剤で形成した現像剤像を、中間転写体を介して転
写手段によってコート紙または上質紙へ転写することを
特徴とする。
発明である請求項3に記載した発明は、電子写真方式に
より感光体上に潜像を形成する手段と、該潜像を液体現
像剤で現像して現像剤像を形成する現像手段と、該現像
剤像を中間転写バイアスにより転写する中間転写体と、
該中間転写体に転写された現像剤像を記録媒体へ転写さ
せる転写手段とを備えた湿式電子写真印刷装置におい
て、平均粒径0.1乃至6[μm]のトナーを30乃至5
0[wt%]の濃度で含ませて粘度を1000乃至500
00[mPas]の範囲に制御した液体現像剤を2乃至
7[μm]の厚さに担持する前記現像手段における現像ロ
ーラと、導電性のローラまたはベルトで構成され、前記
感光体上の現像剤像の転写効率を上げて現像剤像膜厚を
1乃至6[μm]の範囲で転写可能にした前記中間転写体
と、前記転写手段に中間転写バイアスより大きな転写バ
イアスをかける手段とを有し、前記現像ローラが担持し
た現像剤で形成した現像剤像を、中間転写体を介して転
写手段によってコート紙または上質紙へ転写することを
特徴とする。
【0009】このように平均粒径0.1乃至6[μm]の
トナーを30乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を
1000乃至50000[mPas]とした液体現像剤
を用い、かつ、中間転写体を導電性のゴムまたは樹脂で
形成したローラまたはベルトなどで構成して中間転写バ
イアスによる感光体からの現像剤像の転写効率を上げ、
中間転写体上における現像剤膜厚を1乃至6[μm]とな
るよう制御することにより、コート紙への現像剤像の転
写に際してドットゲインの増大による画像のにじみ(像
流れ)を防止でき、かつ、上質紙への現像剤像の転写に
際して転写不良による素抜けを起こさせずに良好な画像
を得ることができる。
トナーを30乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を
1000乃至50000[mPas]とした液体現像剤
を用い、かつ、中間転写体を導電性のゴムまたは樹脂で
形成したローラまたはベルトなどで構成して中間転写バ
イアスによる感光体からの現像剤像の転写効率を上げ、
中間転写体上における現像剤膜厚を1乃至6[μm]とな
るよう制御することにより、コート紙への現像剤像の転
写に際してドットゲインの増大による画像のにじみ(像
流れ)を防止でき、かつ、上質紙への現像剤像の転写に
際して転写不良による素抜けを起こさせずに良好な画像
を得ることができる。
【0010】そして転写手段による中間転写体への記録
媒体の押圧力は、請求項2、及び4に記載したように、
前記第4のステップにおいて、記録媒体を1乃至13
[kg/cm2]で中間転写体に押圧しながら転写バイア
スを印加すること特徴とする。前記転写手段は、記録媒
体を1乃至13[kg/cm2]で中間転写体に押圧しな
がら転写バイアスを印加する手段を含むことを特徴とす
る。
媒体の押圧力は、請求項2、及び4に記載したように、
前記第4のステップにおいて、記録媒体を1乃至13
[kg/cm2]で中間転写体に押圧しながら転写バイア
スを印加すること特徴とする。前記転写手段は、記録媒
体を1乃至13[kg/cm2]で中間転写体に押圧しな
がら転写バイアスを印加する手段を含むことを特徴とす
る。
【0011】このように中間転写体への記録媒体の押圧
力を規定することにより、前記したコート紙への現像剤
像の転写に際してドットゲインの増大による画像のにじ
み(像流れ)を防止でき、良好な画像を得ることができ
る。
力を規定することにより、前記したコート紙への現像剤
像の転写に際してドットゲインの増大による画像のにじ
み(像流れ)を防止でき、良好な画像を得ることができ
る。
【0012】そして請求項5に記載した発明は、前記中
間転写体に、前記感光体上の現像剤像の転写位置上流側
に離型剤を中間転写体に塗布する離型剤塗布手段を配
し、離型剤により現像剤像の記録媒体への転写を容易に
すると共に、現像剤像の記録媒体への転写位置下流側に
中間転写体上の残留現像剤のクリーニング手段を備えた
ことを特徴とする。
間転写体に、前記感光体上の現像剤像の転写位置上流側
に離型剤を中間転写体に塗布する離型剤塗布手段を配
し、離型剤により現像剤像の記録媒体への転写を容易に
すると共に、現像剤像の記録媒体への転写位置下流側に
中間転写体上の残留現像剤のクリーニング手段を備えた
ことを特徴とする。
【0013】このように離型剤塗布手段とクリーニング
手段を用意することにより、中間転写体に転写された現
像剤像はそのほとんどがコート紙または上質紙に転写さ
れ、さらにそれでも残った残留現像剤はクリーニング装
置でクリーニングされて次の画像形成に影響を与えるこ
とが無く、常に良好な画像を形成できる。
手段を用意することにより、中間転写体に転写された現
像剤像はそのほとんどがコート紙または上質紙に転写さ
れ、さらにそれでも残った残留現像剤はクリーニング装
置でクリーニングされて次の画像形成に影響を与えるこ
とが無く、常に良好な画像を形成できる。
【0014】そして離型剤塗布手段は請求項6、及び7
に記載したように、前記離型剤塗布手段は、前記中間転
写体に対して周速差を持って接触する回転体で構成した
ことを特徴とする。前記離型剤塗布手段は、前記中間転
写体の回転方向と同一方向に回転させるか、或いは逆方
向に中間転写体より遅い速度で回転させることを特徴と
する。
に記載したように、前記離型剤塗布手段は、前記中間転
写体に対して周速差を持って接触する回転体で構成した
ことを特徴とする。前記離型剤塗布手段は、前記中間転
写体の回転方向と同一方向に回転させるか、或いは逆方
向に中間転写体より遅い速度で回転させることを特徴と
する。
【0015】このように離型剤塗布手段を中間転写体に
対して周速差を持って接触する回転体で構成し、かつ、
中間転写体の回転方向と同一方向に回転(例えば中間転
写体が逆時計方向に回転している場合は回転体も逆時計
方向に回転)させるか、あるいは中間転写体と逆方向に
中間転写体の回転速度より遅く回転(例えば中間転写体
が逆時計方向に回転している場合は回転体を時計方向に
回転)させることにより、効率的に離型剤を中間転写体
に塗布することができる。
対して周速差を持って接触する回転体で構成し、かつ、
中間転写体の回転方向と同一方向に回転(例えば中間転
写体が逆時計方向に回転している場合は回転体も逆時計
方向に回転)させるか、あるいは中間転写体と逆方向に
中間転写体の回転速度より遅く回転(例えば中間転写体
が逆時計方向に回転している場合は回転体を時計方向に
回転)させることにより、効率的に離型剤を中間転写体
に塗布することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0017】図1は本発明に係わる湿式電子写真印刷装
置の構成概略であり、図2は現像剤像を中間転写体から
記録媒体へ転写する際における押圧力と画像(現像剤
像)粘度とドットゲインの関係を示したグラフ、図3は
現像剤像を中間転写体から記録媒体へ転写する際におけ
る画像(現像剤像)粘度と膜厚による転写画像の像流れ
と素抜けの関係を示したグラフである。
置の構成概略であり、図2は現像剤像を中間転写体から
記録媒体へ転写する際における押圧力と画像(現像剤
像)粘度とドットゲインの関係を示したグラフ、図3は
現像剤像を中間転写体から記録媒体へ転写する際におけ
る画像(現像剤像)粘度と膜厚による転写画像の像流れ
と素抜けの関係を示したグラフである。
【0018】図中1はアモルファスシリコン(a−S
i)、あるいは有機感光体(OPC)などで構成される
感光体ドラムで、例えば240mm程度の直径を持ち、
周速1m/sec程度で回転する。2は中間転写体で、
例えばシリコン系導電性ゴムや導電性樹脂などの公知の
もので構成され、感光体ドラム1と同様例えば240m
m程度の直径を持って周速1m/sec程度で感光体ド
ラム1と同方向に回転し、−1000V程度の中間転写
バイアスが印加される。なおこの中間転写体2は、図1
ではドラム形状で示したがベルト状のものでも良く、こ
ういった導電性のゴムまたは樹脂で形成したローラまた
はベルトなどで構成することによって、感光体ドラム1
からの現像剤像の中間転写バイアスによる転写効率を上
げることができる。なおこの中間転写体2をベルトで構
成した場合は、感光体ドラム1との接点、及びバックア
ップローラ18との接点にバックアップ用のローラなど
を設ける。3は現像ローラで、JIS−Aにおける20
度乃至60度の硬度の導電性ゴムローラで構成され、例
えば104乃至1010Ωcm程度の抵抗を有して20
0乃至400Vのバイアスが印加されて感光体ドラム1
と同方向に同程度の周速で回転する。4は金属ローラで
構成された元ローラで、現像ローラ3と同程度の直径で
現像ローラ3の1/30乃至1/2の周速で同方向に回
転する。
i)、あるいは有機感光体(OPC)などで構成される
感光体ドラムで、例えば240mm程度の直径を持ち、
周速1m/sec程度で回転する。2は中間転写体で、
例えばシリコン系導電性ゴムや導電性樹脂などの公知の
もので構成され、感光体ドラム1と同様例えば240m
m程度の直径を持って周速1m/sec程度で感光体ド
ラム1と同方向に回転し、−1000V程度の中間転写
バイアスが印加される。なおこの中間転写体2は、図1
ではドラム形状で示したがベルト状のものでも良く、こ
ういった導電性のゴムまたは樹脂で形成したローラまた
はベルトなどで構成することによって、感光体ドラム1
からの現像剤像の中間転写バイアスによる転写効率を上
げることができる。なおこの中間転写体2をベルトで構
成した場合は、感光体ドラム1との接点、及びバックア
ップローラ18との接点にバックアップ用のローラなど
を設ける。3は現像ローラで、JIS−Aにおける20
度乃至60度の硬度の導電性ゴムローラで構成され、例
えば104乃至1010Ωcm程度の抵抗を有して20
0乃至400Vのバイアスが印加されて感光体ドラム1
と同方向に同程度の周速で回転する。4は金属ローラで
構成された元ローラで、現像ローラ3と同程度の直径で
現像ローラ3の1/30乃至1/2の周速で同方向に回
転する。
【0019】5は現像剤容器、6はシリコンベースの溶
媒に固形分濃度30乃至50[wt%]、粘度1000乃
至50000[mPas]、平均粒径0.1乃至6[μ
m]とした現像剤液、7は現像ローラ3に対して逆転、
あるいは逆転しながら揺動する洗浄ローラ8を有し、溶
剤9を用いて現像ローラ3上に残った現像剤をクリーニ
ングして履歴現象を防止するためのクリーニング装置、
10は図示していない湿式電子写真印刷装置の制御装置
から送られてくる画像信号によって画像を感光体ドラム
1に形成する露光装置、11は感光体ドラム1を例えば
500V程度に帯電させるコロトロン、あるいはスコロ
トンなどを用いた帯電器、12は感光体ドラム1上に残
った残留電荷を除去するための除電器、13は同じく感
光体ドラム1上に残った残留現像剤を掻き落とすための
クリーニングブレード、14は中間転写体2上に転写さ
れずに残った残留現像剤のクリーニング装置、15はク
リーニング装置上の現像剤を掻き落とすためのブレー
ド、16は回転体で構成した離型剤塗布装置で、この回
転体は中間転写体2と同一方向に回転(例えば中間転写
体2が逆時計方向に回転している場合は回転体も逆時計
方向に回転)させて離型剤を中間転写体2に塗布する
か、もしくは中間転写体2の周速より遅い速度で逆方向
に回転(例えば中間転写体2が逆時計方向に回転してい
る場合は回転体を時計方向に回転)させる。17はシリ
コンなどの離型剤を入れる容器、18は記録媒体19に
中間転写体2上の現像剤像を転写させるためのバックア
ップローラで、例えば−2000V程度の転写バイアス
が印加される。20は熱定着装置である。なお、以上説
明してきた各構成要素、及び以下に説明する各構成要素
に関連した数値は本発明を限定するものではなく、一例
を示したにすぎない。
媒に固形分濃度30乃至50[wt%]、粘度1000乃
至50000[mPas]、平均粒径0.1乃至6[μ
m]とした現像剤液、7は現像ローラ3に対して逆転、
あるいは逆転しながら揺動する洗浄ローラ8を有し、溶
剤9を用いて現像ローラ3上に残った現像剤をクリーニ
ングして履歴現象を防止するためのクリーニング装置、
10は図示していない湿式電子写真印刷装置の制御装置
から送られてくる画像信号によって画像を感光体ドラム
1に形成する露光装置、11は感光体ドラム1を例えば
500V程度に帯電させるコロトロン、あるいはスコロ
トンなどを用いた帯電器、12は感光体ドラム1上に残
った残留電荷を除去するための除電器、13は同じく感
光体ドラム1上に残った残留現像剤を掻き落とすための
クリーニングブレード、14は中間転写体2上に転写さ
れずに残った残留現像剤のクリーニング装置、15はク
リーニング装置上の現像剤を掻き落とすためのブレー
ド、16は回転体で構成した離型剤塗布装置で、この回
転体は中間転写体2と同一方向に回転(例えば中間転写
体2が逆時計方向に回転している場合は回転体も逆時計
方向に回転)させて離型剤を中間転写体2に塗布する
か、もしくは中間転写体2の周速より遅い速度で逆方向
に回転(例えば中間転写体2が逆時計方向に回転してい
る場合は回転体を時計方向に回転)させる。17はシリ
コンなどの離型剤を入れる容器、18は記録媒体19に
中間転写体2上の現像剤像を転写させるためのバックア
ップローラで、例えば−2000V程度の転写バイアス
が印加される。20は熱定着装置である。なお、以上説
明してきた各構成要素、及び以下に説明する各構成要素
に関連した数値は本発明を限定するものではなく、一例
を示したにすぎない。
【0020】現像剤容器5中の現像剤液6は、現像ロー
ラ3と逆方向に回転(例えば現像ローラ3が逆時計方向
に回転している場合は元ローラ4を時計方向に回転)す
る元ローラ4によって出口膜厚が30[μm]程度とされ
て現像ローラ3側に搬送されるが、この元ローラ4の周
速は前記したように現像ローラ3の1/30乃至1/2
程度であり、この周速差で生じるスリップによって現像
ローラ3上には2乃至7[μm]程度の厚さの現像剤層が
形成される。以下このように構成した湿式電子写真印刷
装置の動作を、例えば正帯電されたトナーを用いた反転
現像の場合を例にとって説明してゆくが、本発明は正帯
電トナーの場合だけに限らず、負帯電トナーの場合も同
様に構成可能なことは自明である。
ラ3と逆方向に回転(例えば現像ローラ3が逆時計方向
に回転している場合は元ローラ4を時計方向に回転)す
る元ローラ4によって出口膜厚が30[μm]程度とされ
て現像ローラ3側に搬送されるが、この元ローラ4の周
速は前記したように現像ローラ3の1/30乃至1/2
程度であり、この周速差で生じるスリップによって現像
ローラ3上には2乃至7[μm]程度の厚さの現像剤層が
形成される。以下このように構成した湿式電子写真印刷
装置の動作を、例えば正帯電されたトナーを用いた反転
現像の場合を例にとって説明してゆくが、本発明は正帯
電トナーの場合だけに限らず、負帯電トナーの場合も同
様に構成可能なことは自明である。
【0021】画像形成にあたっては、まず帯電器11に
よって感光体ドラム1を均一に、例えば500Vに帯電
して露光装置10によって画像を描画すると、光の当た
った部分の電荷が逃げて50V程度になり、潜像が形成
される。そしてその潜像が現像ローラ3の位置に至る
と、現像ローラ3には200乃至400Vの電圧が印加
されているから現像ローラ3上の液体現像剤がこの潜像
部分に転写されて現像され、現像剤像が形成される。そ
してその現像剤像は−1000V程度の中間転写バイア
スが印加された中間転写体2に転写されるが、この中間
転写体2は導電性のローラまたはベルトで構成されてい
るから中間転写バイアスによる転写効率を上げられるよ
うになっている。また、この中間転写体2には離型剤塗
布装置16によってシリコンなどで構成された離型剤が
塗布されており、そのため−2000V程度の転写バイ
アスが印加されると共に1乃至13[kg/cm2]の圧
力で中間転写体2に接しているバックアップローラ18
により、そのほとんどが記録媒体19に転写されて熱定
着装置20で定着され、排出される。
よって感光体ドラム1を均一に、例えば500Vに帯電
して露光装置10によって画像を描画すると、光の当た
った部分の電荷が逃げて50V程度になり、潜像が形成
される。そしてその潜像が現像ローラ3の位置に至る
と、現像ローラ3には200乃至400Vの電圧が印加
されているから現像ローラ3上の液体現像剤がこの潜像
部分に転写されて現像され、現像剤像が形成される。そ
してその現像剤像は−1000V程度の中間転写バイア
スが印加された中間転写体2に転写されるが、この中間
転写体2は導電性のローラまたはベルトで構成されてい
るから中間転写バイアスによる転写効率を上げられるよ
うになっている。また、この中間転写体2には離型剤塗
布装置16によってシリコンなどで構成された離型剤が
塗布されており、そのため−2000V程度の転写バイ
アスが印加されると共に1乃至13[kg/cm2]の圧
力で中間転写体2に接しているバックアップローラ18
により、そのほとんどが記録媒体19に転写されて熱定
着装置20で定着され、排出される。
【0022】そして、中間転写体2上の記録媒体19に
転写されずに残った現像剤は、中間転写体2と同一方向
に回転(例えば中間転写体2が逆時計方向に回転してい
る場合はクリーニング装置14も逆時計方向に回転)し
ているクリーニング装置14で擦り取られ、更に擦り取
られた現像剤はブレード15で掻き取られて廃棄され
る。また、感光体ドラム1上の残留現像剤もクリーニン
グブレード13で掻き取られ、廃棄される。更に現像ロ
ーラ3上に残った現像剤は洗浄ローラ8によって溶剤9
で洗い流され、現像ローラ3上の現像履歴が防止され
る。
転写されずに残った現像剤は、中間転写体2と同一方向
に回転(例えば中間転写体2が逆時計方向に回転してい
る場合はクリーニング装置14も逆時計方向に回転)し
ているクリーニング装置14で擦り取られ、更に擦り取
られた現像剤はブレード15で掻き取られて廃棄され
る。また、感光体ドラム1上の残留現像剤もクリーニン
グブレード13で掻き取られ、廃棄される。更に現像ロ
ーラ3上に残った現像剤は洗浄ローラ8によって溶剤9
で洗い流され、現像ローラ3上の現像履歴が防止され
る。
【0023】このように構成した湿式電子写真印刷装置
において、現像剤像を中間転写体2から記録媒体19へ
転写する際における押圧力(印圧)、及び画像(現像剤
像)粘度を種々変化させ、記録媒体19上における画像
のドットゲインの良否を判定したのが表1であり、それ
をグラフ化したのが図2である。この表1において、横
欄における1000乃至50000[mPas]は現像
剤像(画像)の粘度を表し、縦欄の0.5乃至19.4
0[kg/cm2]は印圧を表す。また図2において、横
軸は画像(現像剤像)粘度を対数で表したものであり、
縦軸は押圧力(印圧)を示したもので、この表1、及び
図2においては、○がドットゲイン良好な状態を、□が
ドットゲイン不良の場合を、△が転写不良の状態を示し
ている。
において、現像剤像を中間転写体2から記録媒体19へ
転写する際における押圧力(印圧)、及び画像(現像剤
像)粘度を種々変化させ、記録媒体19上における画像
のドットゲインの良否を判定したのが表1であり、それ
をグラフ化したのが図2である。この表1において、横
欄における1000乃至50000[mPas]は現像
剤像(画像)の粘度を表し、縦欄の0.5乃至19.4
0[kg/cm2]は印圧を表す。また図2において、横
軸は画像(現像剤像)粘度を対数で表したものであり、
縦軸は押圧力(印圧)を示したもので、この表1、及び
図2においては、○がドットゲイン良好な状態を、□が
ドットゲイン不良の場合を、△が転写不良の状態を示し
ている。
【0024】
【表1】
【0025】この表1、及び図2から明らかなように、
まず印圧が0.5[kg/cm2]以下の場合は転写不良
が生じるが、1乃至13[kg/cm2]の範囲では調査
した全ての画像粘度において良好なドットゲインを示し
た。そのため、現像剤像を中間転写体2から記録媒体1
9へ転写する際におけるバックアップローラ18の押圧
力(印圧)は、1乃至13[kg/cm2]とすることに
より、良好なドットゲインを得られることが分かる。
まず印圧が0.5[kg/cm2]以下の場合は転写不良
が生じるが、1乃至13[kg/cm2]の範囲では調査
した全ての画像粘度において良好なドットゲインを示し
た。そのため、現像剤像を中間転写体2から記録媒体1
9へ転写する際におけるバックアップローラ18の押圧
力(印圧)は、1乃至13[kg/cm2]とすることに
より、良好なドットゲインを得られることが分かる。
【0026】一方図3は、現像剤像を中間転写体2から
記録媒体19へ転写する際における画像(現像剤像)粘
度(縦軸)と、膜厚(横軸)による転写画像のコート紙
上の像流れと上質紙における素抜けの関係を示したグラ
フである。この図3のグラフにおいては、上質紙におけ
る素抜けの無い良好な画像が得られた場合を●で示し、
コート紙においてドットゲインの増大による画像のにじ
み(像流れ)が無い場合を■で、有る場合を▲で示して
いる。
記録媒体19へ転写する際における画像(現像剤像)粘
度(縦軸)と、膜厚(横軸)による転写画像のコート紙
上の像流れと上質紙における素抜けの関係を示したグラ
フである。この図3のグラフにおいては、上質紙におけ
る素抜けの無い良好な画像が得られた場合を●で示し、
コート紙においてドットゲインの増大による画像のにじ
み(像流れ)が無い場合を■で、有る場合を▲で示して
いる。
【0027】一般的に膜厚が増大するとドットゲインの
増大量は大きくなって像流れが増大し、逆に素抜けは減
少する。また、画像粘度が大きくなるとドットゲインの
増大量が小さくなって像流れは減少し、素抜けは増えて
くる。そのためこの図3から明らかなように、まずコー
ト紙の像流れについては、膜厚が6[μm]になると10
00[mPas]では像流れが起こるが4[μm]以下な
ら起こらず、同じ膜厚6[μm]でも粘度が2200[m
Pas]程度以上になると起こらなくなって、粘度を増
やすことによって像流れが減少していることがわかる。
また上質紙における素抜けは、膜厚が1[μm]の場合は
粘度が22000[mPas]程度で起こらず、粘度が
43000[mPas]程度の場合は膜厚が2[μm]程
度必要になるが、膜厚がそれ以上で粘度が43000
[mPas]程度以下ならほぼ素抜けは起こらない。
増大量は大きくなって像流れが増大し、逆に素抜けは減
少する。また、画像粘度が大きくなるとドットゲインの
増大量が小さくなって像流れは減少し、素抜けは増えて
くる。そのためこの図3から明らかなように、まずコー
ト紙の像流れについては、膜厚が6[μm]になると10
00[mPas]では像流れが起こるが4[μm]以下な
ら起こらず、同じ膜厚6[μm]でも粘度が2200[m
Pas]程度以上になると起こらなくなって、粘度を増
やすことによって像流れが減少していることがわかる。
また上質紙における素抜けは、膜厚が1[μm]の場合は
粘度が22000[mPas]程度で起こらず、粘度が
43000[mPas]程度の場合は膜厚が2[μm]程
度必要になるが、膜厚がそれ以上で粘度が43000
[mPas]程度以下ならほぼ素抜けは起こらない。
【0028】従って、この図3に「コート紙像流れ無
し、上質紙素抜け無し」、として示した範囲、すなわち
粘度が1000乃至50000[mPas]、中間転写
体上における現像剤膜厚が1乃至6[μm]の範囲であれ
ば、コート紙において像流れが起こらず、上質紙におい
ても素抜けが生じないことが分かる。そのため、上記条
件を満足するように現像剤粘度を制御し、かつ、中間転
写体上における画像膜厚が1乃至6[μm]の範囲となる
よう転写バイアスを制御してやれば、コート紙、上質紙
共に良好な画像を転写できる液体現像剤を用いた湿式電
子写真印刷装置を構成できる。
し、上質紙素抜け無し」、として示した範囲、すなわち
粘度が1000乃至50000[mPas]、中間転写
体上における現像剤膜厚が1乃至6[μm]の範囲であれ
ば、コート紙において像流れが起こらず、上質紙におい
ても素抜けが生じないことが分かる。そのため、上記条
件を満足するように現像剤粘度を制御し、かつ、中間転
写体上における画像膜厚が1乃至6[μm]の範囲となる
よう転写バイアスを制御してやれば、コート紙、上質紙
共に良好な画像を転写できる液体現像剤を用いた湿式電
子写真印刷装置を構成できる。
【0029】そのため本発明においては、前記したよう
にシリコンベースの溶媒に、平均粒径0.1乃至6[μ
m]の固形分を濃度30乃至50[wt%]含ませ、粘度
を1000乃至50000[mPas]とした現像剤液
6を用いた。また、中間転写体2上に1乃至6[μm]の
現像剤膜厚を形成するためには、現像ローラ3上の現像
剤液6の95乃至100%が感光体1に転写され、さら
にその転写された現像剤が中間転写体2にも95乃至1
00%転写されるとした場合、現像ローラ3上に2乃至
7[μm]程度の現像剤膜厚を形成する必要がある。その
ため、中間転写体2を導電性のローラまたはベルトで構
成し、中間転写バイアスによる転写効率を上げられるよ
うにしている。
にシリコンベースの溶媒に、平均粒径0.1乃至6[μ
m]の固形分を濃度30乃至50[wt%]含ませ、粘度
を1000乃至50000[mPas]とした現像剤液
6を用いた。また、中間転写体2上に1乃至6[μm]の
現像剤膜厚を形成するためには、現像ローラ3上の現像
剤液6の95乃至100%が感光体1に転写され、さら
にその転写された現像剤が中間転写体2にも95乃至1
00%転写されるとした場合、現像ローラ3上に2乃至
7[μm]程度の現像剤膜厚を形成する必要がある。その
ため、中間転写体2を導電性のローラまたはベルトで構
成し、中間転写バイアスによる転写効率を上げられるよ
うにしている。
【0030】従って現像ローラ3に現像剤容器5中の現
像剤液6を供給する元ローラ4は、現像ローラ3と逆方
向に回転し、出口における現像剤膜厚が30[μm]程度
となるようにされ、さらにこの元ローラ4は、周速が前
記したように現像ローラ3の1/30乃至1/2程度と
してこの周速差で生じるスリップにより、現像ローラ3
上に2乃至7[μm]程度の厚さの現像剤層を形成する。
像剤液6を供給する元ローラ4は、現像ローラ3と逆方
向に回転し、出口における現像剤膜厚が30[μm]程度
となるようにされ、さらにこの元ローラ4は、周速が前
記したように現像ローラ3の1/30乃至1/2程度と
してこの周速差で生じるスリップにより、現像ローラ3
上に2乃至7[μm]程度の厚さの現像剤層を形成する。
【0031】このようにすることにより、感光体ドラム
1上に形成された潜像を現像ローラ3によって現像し、
画像に応じた現像剤が感光体ドラム1上の潜像に付着し
て現像剤像が形成され、さらにそれが中間転写体2に転
写されたとき、前記したように中間転写バイアスの制御
によって1乃至6[μm]の現像剤膜厚が形成されるよう
になる。従って前記表1、図2、図3で説明したよう
に、現像剤像を中間転写体2から記録媒体19へ転写す
る際におけるバックアップローラ18の押圧力(印圧)
を1乃至13[kg/cm2]とし、現像剤の粘度を10
00乃至50000[mPas]、中間転写体上におけ
る現像剤膜厚を1乃至6[μm]の範囲とすることによっ
て、コート紙、及び上質紙においても像流れや素抜けの
ない良質な画像を得ることができる。
1上に形成された潜像を現像ローラ3によって現像し、
画像に応じた現像剤が感光体ドラム1上の潜像に付着し
て現像剤像が形成され、さらにそれが中間転写体2に転
写されたとき、前記したように中間転写バイアスの制御
によって1乃至6[μm]の現像剤膜厚が形成されるよう
になる。従って前記表1、図2、図3で説明したよう
に、現像剤像を中間転写体2から記録媒体19へ転写す
る際におけるバックアップローラ18の押圧力(印圧)
を1乃至13[kg/cm2]とし、現像剤の粘度を10
00乃至50000[mPas]、中間転写体上におけ
る現像剤膜厚を1乃至6[μm]の範囲とすることによっ
て、コート紙、及び上質紙においても像流れや素抜けの
ない良質な画像を得ることができる。
【0032】なお以上の説明では、図1に示した本発明
の湿式電子写真印刷装置を単色の場合を例に説明してき
たが、複数の帯電器、露光装置、現像装置を用意し、複
数色を一度に形成できるようにしても良い。
の湿式電子写真印刷装置を単色の場合を例に説明してき
たが、複数の帯電器、露光装置、現像装置を用意し、複
数色を一度に形成できるようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1、及び4に記載
した本発明によれば、種々の要因によって困難が伴う現
像剤像の感光体から記録媒体への直接転写を避け、高い
圧力で転写が可能な中間転写体を劣化が伴う加熱を行わ
ずに用い、平均粒径0.1乃至6[μm]のトナーを30
乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を1000乃至
50000[mPas]とした液体現像剤を用い、か
つ、中間転写体を導電性のゴムまたは樹脂で形成したロ
ーラまたはベルトなどで構成して中間転写バイアスによ
る感光体からの現像剤像の転写効率を上げ、中間転写体
上における現像剤膜厚を1乃至6[μm]となるよう制御
することにより、コート紙への現像剤像の転写に際して
ドットゲインの増大による画像のにじみ(像流れ)を防
止でき、かつ、上質紙への現像剤像の転写に際して転写
不良による素抜けを起こさせずに良好な画像を得ること
ができる。
した本発明によれば、種々の要因によって困難が伴う現
像剤像の感光体から記録媒体への直接転写を避け、高い
圧力で転写が可能な中間転写体を劣化が伴う加熱を行わ
ずに用い、平均粒径0.1乃至6[μm]のトナーを30
乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を1000乃至
50000[mPas]とした液体現像剤を用い、か
つ、中間転写体を導電性のゴムまたは樹脂で形成したロ
ーラまたはベルトなどで構成して中間転写バイアスによ
る感光体からの現像剤像の転写効率を上げ、中間転写体
上における現像剤膜厚を1乃至6[μm]となるよう制御
することにより、コート紙への現像剤像の転写に際して
ドットゲインの増大による画像のにじみ(像流れ)を防
止でき、かつ、上質紙への現像剤像の転写に際して転写
不良による素抜けを起こさせずに良好な画像を得ること
ができる。
【0034】そして請求項2及び4に記載した本発明に
よれば、中間転写体へのコート紙または上質紙の押圧力
を1乃至13[kg/cm2]と規定することにより、前
記したコート紙への現像剤像の転写に際してドットゲイ
ンの増大による画像のにじみ(像流れ)を防止でき、良
好な画像を得ることができる。
よれば、中間転写体へのコート紙または上質紙の押圧力
を1乃至13[kg/cm2]と規定することにより、前
記したコート紙への現像剤像の転写に際してドットゲイ
ンの増大による画像のにじみ(像流れ)を防止でき、良
好な画像を得ることができる。
【0035】そして請求項5に記載した本発明によれ
ば、中間転写体に離型剤塗布手段とクリーニング手段を
用意することにより、中間転写体に転写された現像剤像
はそのほとんどがコート紙または上質紙に転写され、さ
らにそれでも残った残留現像剤はクリーニング装置でク
リーニングされて次の画像形成に影響を与えることが無
く、常に良好な画像を形成できる。
ば、中間転写体に離型剤塗布手段とクリーニング手段を
用意することにより、中間転写体に転写された現像剤像
はそのほとんどがコート紙または上質紙に転写され、さ
らにそれでも残った残留現像剤はクリーニング装置でク
リーニングされて次の画像形成に影響を与えることが無
く、常に良好な画像を形成できる。
【0036】そして請求項6および7に記載した本発明
によれば、離型剤塗布手段を中間転写体に対して周速差
を持って接触する回転体で構成し、かつ、中間転写体の
回転方向と同一方向に回転(例えば中間転写体が逆時計
方向に回転している場合は回転体も逆時計方向に回転)
させるか、あるいは中間転写体と逆方向に中間転写体の
回転速度より遅く回転(例えば中間転写体が逆時計方向
に回転している場合は回転体を時計方向に回転)させる
ことにより、効率的に離型剤を中間転写体に塗布するこ
とができる。
によれば、離型剤塗布手段を中間転写体に対して周速差
を持って接触する回転体で構成し、かつ、中間転写体の
回転方向と同一方向に回転(例えば中間転写体が逆時計
方向に回転している場合は回転体も逆時計方向に回転)
させるか、あるいは中間転写体と逆方向に中間転写体の
回転速度より遅く回転(例えば中間転写体が逆時計方向
に回転している場合は回転体を時計方向に回転)させる
ことにより、効率的に離型剤を中間転写体に塗布するこ
とができる。
【図1】 本発明に係わる湿式電子写真印刷装置の構成
概略である。
概略である。
【図2】 現像剤像を中間転写体から記録媒体へ転写す
る際における押圧力と画像(現像剤像)粘度とドットゲ
インの関係を示したグラフである。
る際における押圧力と画像(現像剤像)粘度とドットゲ
インの関係を示したグラフである。
【図3】 現像剤像を中間転写体から記録媒体へ転写す
る際における画像(現像剤像)粘度と膜厚による転写画
像の像流れと素抜けの関係を示したグラフである。
る際における画像(現像剤像)粘度と膜厚による転写画
像の像流れと素抜けの関係を示したグラフである。
1 感光体ドラム
2 中間転写体
3 現像ローラ
4 元ローラ
5 現像剤容器
6 現像剤液
7 クリーニング装置
8 洗浄ローラ
9 溶剤
10 露光装置
11 帯電器
12 除電器
13 クリーニングブレード
14 クリーニング装置
15 ブレード
16 離型剤塗布装置
17 離型剤を入れる容器
18 バックアップローラ
19 記録媒体
20 熱定着装置
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H069 DA03 DA06 DA08
2H074 AA03 AA09 EE07 EE09
2H171 FA04 FA09 FA10 FA13 FA14
FA15 FA22 FA24 GA01 LA04
QA02 QA08 QA18 QA23 QA28
QB02 QB14 QB32 QB40 QB54
QC03 QC23 TA07 TA08
2H200 FA17 FA19 GA04 GA16 GA18
GA23 GA34 GA43 GA49 GA56
GA59 GB02 GB12 GB25 HA12
HA28 HB03 HB12 HB22 HB48
JA02 JA08 JA21 JA28 JC02
JC03 JC09 JC12 JC15 JC16
JC18 LA12 LA18 LB02 LB13
MA03 MB01 NA02 NA09
Claims (7)
- 【請求項1】 電子写真方式により感光体上に形成した
潜像を現像ローラに保持させた液体現像剤により現像
し、形成された現像剤像を中間転写体に転写した後記録
媒体へ転写する湿式電子写真印刷方法において、 前記現像ローラに平均粒径0.1乃至6[μm]のトナー
を30乃至50[wt%]の濃度で含ませて粘度を100
0乃至50000[mPas]の範囲に制御した液体現
像剤を2乃至7[μm]の厚さに担持させる第1のステッ
プと、前記感光体上の潜像を現像ローラ上の液体現像剤
で現像して現像剤像を形成する第2のステップと、前記
中間転写体を導電性のローラまたはベルトで構成するこ
とで中間転写バイアスによる転写効率を上げて中間転写
体上における膜厚を1乃至6[μm]となるように感光体
上の現像剤像を転写する第3のステップと、前記中間転
写バイアスより大きな転写バイアスを記録媒体側に印加
して中間転写体より現像剤像をコート紙または上質紙へ
転写する第4のステップにより現像剤像を転写できるよ
うにしたことを特徴とする湿式電子写真印刷方法。 - 【請求項2】 前記第4のステップにおいて、記録媒体
を1乃至13[kg/cm2]で中間転写体に押圧しなが
ら転写バイアスを印加すること特徴とする請求項1に記
載した湿式電子写真印刷方法。 - 【請求項3】 電子写真方式により感光体上に潜像を形
成する手段と、該潜像を液体現像剤で現像して現像剤像
を形成する現像手段と、該現像剤像を中間転写バイアス
により転写する中間転写体と、該中間転写体に転写され
た現像剤像を記録媒体へ転写させる転写手段とを備えた
湿式電子写真印刷装置において、 平均粒径0.1乃至6[μm]のトナーを30乃至50
[wt%]の濃度で含ませて粘度を1000乃至5000
0[mPas]の範囲に制御した液体現像剤を2乃至7
[μm]の厚さに担持する前記現像手段における現像ロー
ラと、導電性のローラまたはベルトで構成され、前記感
光体上の現像剤像の転写効率を上げて現像剤像膜厚を1
乃至6[μm]の範囲で転写可能にした前記中間転写体
と、前記転写手段に中間転写バイアスより大きな転写バ
イアスをかける手段とを有し、前記現像ローラが担持し
た現像剤で形成した現像剤像を、中間転写体を介して転
写手段によってコート紙または上質紙へ転写することを
特徴とする湿式電子写真印刷装置。 - 【請求項4】 前記転写手段は、記録媒体を1乃至13
[kg/cm2]で中間転写体に押圧しながら転写バイア
スを印加する手段を含むことを特徴とする請求項3に記
載した湿式電子写真印刷装置。 - 【請求項5】 前記中間転写体に、前記感光体上の現像
剤像の転写位置上流側に離型剤を中間転写体に塗布する
離型剤塗布手段を配し、離型剤により現像剤像の記録媒
体への転写を容易にすると共に、現像剤像の記録媒体へ
の転写位置下流側に中間転写体上の残留現像剤のクリー
ニング手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載し
た湿式電子写真印刷装置。 - 【請求項6】 前記離型剤塗布手段は、前記中間転写体
に対して周速差を持って接触する回転体で構成したこと
を特徴とする請求項5に記載した湿式電子写真印刷装
置。 - 【請求項7】 前記離型剤塗布手段は、前記中間転写体
の回転方向と同一方向に回転させるか、或いは逆方向に
中間転写体より遅い速度で回転させることを特徴とする
請求項5に記載した湿式電子写真印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002081523A JP2003280397A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 湿式電子写真印刷方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002081523A JP2003280397A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 湿式電子写真印刷方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003280397A true JP2003280397A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29230123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002081523A Withdrawn JP2003280397A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 湿式電子写真印刷方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003280397A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7333754B2 (en) | 2003-09-17 | 2008-02-19 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and method using liquid development |
WO2011071494A1 (en) | 2009-12-09 | 2011-06-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Imaging system and method |
WO2011096929A1 (en) | 2010-02-05 | 2011-08-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Imaging system and method |
-
2002
- 2002-03-22 JP JP2002081523A patent/JP2003280397A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011071494A1 (en) | 2009-12-09 | 2011-06-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Imaging system and method |
EP2510403A4 (en) * | 2009-12-09 | 2013-11-13 | Hewlett Packard Development Co | SYSTEM AND METHOD FOR IMAGE FORMATION |
WO2011096929A1 (en) | 2010-02-05 | 2011-08-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Imaging system and method |
EP2531354A4 (en) * | 2010-02-05 | 2014-10-29 | Hewlett Packard Development Co | IMAGING SYSTEM AND METHOD |
US8985022B2 (en) | 2010-02-05 | 2015-03-24 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Imaging system and method |
US9176432B2 (en) | 2010-02-05 | 2015-11-03 | Hewlett-Packard Indigo B.V. | Imaging system and method |
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