JP2003280049A - 機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用いた織編物 - Google Patents
機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用いた織編物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使用者が希望に応じて随時、色、模様の外観を
変化させることが可能な機能性ファイバー及び、この機
能性ファイバーを用いた織編物を提供する。 【解決手段】透明な中空糸2の内部に、分散溶媒3中に
泳動粒子4を分散させた分散系を充填する。電圧や磁場
を加えて泳動粒子4の分布状態を変化させることにより
所要の外観変化を行わせる。機能性ファイバーどうしま
たは機能性ファイバーと非機能性ファイバーとを織るこ
とにより、表示機能を有する織編物が得られる。
変化させることが可能な機能性ファイバー及び、この機
能性ファイバーを用いた織編物を提供する。 【解決手段】透明な中空糸2の内部に、分散溶媒3中に
泳動粒子4を分散させた分散系を充填する。電圧や磁場
を加えて泳動粒子4の分布状態を変化させることにより
所要の外観変化を行わせる。機能性ファイバーどうしま
たは機能性ファイバーと非機能性ファイバーとを織るこ
とにより、表示機能を有する織編物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色や模様等の外観を随
時変化させることが可能な機能性ファイバー及び機能性
ファイバーを用いた織編物に関する。特に電圧作用によ
り可逆的に瞬時に、その色を変化させることが可能な機
能性ファイバー及び機能性ファイバーを用いた織編物で
ある。本発明の織編物は、衣料素材、壁紙素材等として
広く利用可能なだけでなく、局所的に電圧を印加するこ
とで、所望のパターン、文字等も表示可能な表示装置と
しても使用可能な高機能織編物である。
時変化させることが可能な機能性ファイバー及び機能性
ファイバーを用いた織編物に関する。特に電圧作用によ
り可逆的に瞬時に、その色を変化させることが可能な機
能性ファイバー及び機能性ファイバーを用いた織編物で
ある。本発明の織編物は、衣料素材、壁紙素材等として
広く利用可能なだけでなく、局所的に電圧を印加するこ
とで、所望のパターン、文字等も表示可能な表示装置と
しても使用可能な高機能織編物である。
【0002】
【従来の技術】衣料素材、壁紙素材等として広く利用可
能な織編物の高機能化が進んでいるが、その模様、色彩
を変化させることは困難であった。
能な織編物の高機能化が進んでいるが、その模様、色彩
を変化させることは困難であった。
【0003】登録実用新案公報第3020011号に
は、明るい場所では普通に着用出来、暗い場所でブラッ
クライトからの光を受けて明るい所では見られなかった
模様・記号・文字等を鮮やかな発光状態で浮き出させる
ことが出来、着替えの必要をなくし、暗い場所での演出
効果を高める変化性を持った衣服が開示されている。
は、明るい場所では普通に着用出来、暗い場所でブラッ
クライトからの光を受けて明るい所では見られなかった
模様・記号・文字等を鮮やかな発光状態で浮き出させる
ことが出来、着替えの必要をなくし、暗い場所での演出
効果を高める変化性を持った衣服が開示されている。
【0004】特開平11−43864号公報には、
(イ)特定の電子供与性近赤外吸収性有機化合物、
(ロ)前記有機化合物に対して電子受容性である化合
物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応
を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体であ
る化合物を内包させた微小カプセルを合成樹脂に分散し
て形成した可逆熱変色層を設けた可逆熱変色性吸熱性布
開示されている。
(イ)特定の電子供与性近赤外吸収性有機化合物、
(ロ)前記有機化合物に対して電子受容性である化合
物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応
を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体であ
る化合物を内包させた微小カプセルを合成樹脂に分散し
て形成した可逆熱変色層を設けた可逆熱変色性吸熱性布
開示されている。
【0005】一方、特許2551783号公報には、図
7に示すように、対向する基板31、32のそれぞれの
表面に形成された電極33、34間に有機溶媒からなる
分散溶媒35と電気泳動粒子36とが封入されたマイク
ロカプセル37を有する構造の電気泳動表示装置が開示
されている。この電気泳動表示装置では、少なくとも一
方が透明な一組の対向電極33、34間に電気泳動粒子
36を含む分散溶媒35を封入し、該電極33、34間
に印加した表示制御用電圧の作用下に分散系内の電気泳
動粒子36の分布状態を変えることによって光学的反射
特性に変化を与えて所要の表示動作を行わせる電気泳動
表示装置であり、着色した分散溶媒35中に分散溶媒3
5と光学的特性の異なる少なくとも一種類の電気泳動粒
子36を分散させた分散系を封入した多数のマイクロカ
プセル37を形成し、これらのマイクロカプセル37を
上記電極33、34間に配装するように構成したもので
ある。
7に示すように、対向する基板31、32のそれぞれの
表面に形成された電極33、34間に有機溶媒からなる
分散溶媒35と電気泳動粒子36とが封入されたマイク
ロカプセル37を有する構造の電気泳動表示装置が開示
されている。この電気泳動表示装置では、少なくとも一
方が透明な一組の対向電極33、34間に電気泳動粒子
36を含む分散溶媒35を封入し、該電極33、34間
に印加した表示制御用電圧の作用下に分散系内の電気泳
動粒子36の分布状態を変えることによって光学的反射
特性に変化を与えて所要の表示動作を行わせる電気泳動
表示装置であり、着色した分散溶媒35中に分散溶媒3
5と光学的特性の異なる少なくとも一種類の電気泳動粒
子36を分散させた分散系を封入した多数のマイクロカ
プセル37を形成し、これらのマイクロカプセル37を
上記電極33、34間に配装するように構成したもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば登録実
用新案公報第3020011号や特開平11−4386
4号公報に記載のような従来の色彩や模様が変化する織
編物等は、外部からの光照射や温度等により変化するも
のであり、使用者が任意に変えられるものではなかっ
た。
用新案公報第3020011号や特開平11−4386
4号公報に記載のような従来の色彩や模様が変化する織
編物等は、外部からの光照射や温度等により変化するも
のであり、使用者が任意に変えられるものではなかっ
た。
【0007】これに対して、特許2551783号公報
に記載され、かつ図7に示すように、マイクロカプセル
37に分散系を封入した電気泳動表示装置は、もちろん
任意に表示を変えることが可能であるが、2枚の基板3
1、32間にマイクロカプセル37を挟み込むために厚
さが厚くなり、柔軟性を保つことが困難であり、かつ高
価なものであり衣料素材、壁紙素材等として広く使用で
きるものではなかった。
に記載され、かつ図7に示すように、マイクロカプセル
37に分散系を封入した電気泳動表示装置は、もちろん
任意に表示を変えることが可能であるが、2枚の基板3
1、32間にマイクロカプセル37を挟み込むために厚
さが厚くなり、柔軟性を保つことが困難であり、かつ高
価なものであり衣料素材、壁紙素材等として広く使用で
きるものではなかった。
【0008】本発明の目的は、使用者が希望に応じて随
時、色、模様の外観を変化させることが可能な機能性フ
ァイバー及びこの機能性ファイバーを用いた織編物を提
供することである。
時、色、模様の外観を変化させることが可能な機能性フ
ァイバー及びこの機能性ファイバーを用いた織編物を提
供することである。
【0009】また、本発明の目的は、衣料素材、壁紙素
材等として広く利用可能なだけでなく、局所的に電圧等
を印加することで、所望のパターン、文字、画像、動画
等も表示可能な表示装置としても使用可能な柔軟性のあ
る高機能織編物を提供することである。
材等として広く利用可能なだけでなく、局所的に電圧等
を印加することで、所望のパターン、文字、画像、動画
等も表示可能な表示装置としても使用可能な柔軟性のあ
る高機能織編物を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の機能性ファイバ
ーは、透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳動粒子を
分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分布状態を
変化させることにより所要の外観変化を行わせることが
可能であることを特徴とする。
ーは、透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳動粒子を
分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分布状態を
変化させることにより所要の外観変化を行わせることが
可能であることを特徴とする。
【0011】本発明の機能性ファイバーにおいて、前記
分布状態変化は電圧により発生することを特徴とする。
分布状態変化は電圧により発生することを特徴とする。
【0012】本発明の機能性ファイバーを用いた織編物
は、透明な外壁を有する中空糸の内部に、分散溶媒中に
泳動粒子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の
分布状態を変化させることにより所要の表示動作を行わ
せることが可能な機能性ファイバーを編み上げた構造を
有することを特徴とする。
は、透明な外壁を有する中空糸の内部に、分散溶媒中に
泳動粒子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の
分布状態を変化させることにより所要の表示動作を行わ
せることが可能な機能性ファイバーを編み上げた構造を
有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の機能性ファイバーを用いた
織編物は、透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳動粒
子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分布状
態を変化させることにより所要の表示動作を行わせるこ
とが可能な機能性ファイバーを横糸および/または縦糸
として編み上げた構造を有することを特徴とする。
織編物は、透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳動粒
子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分布状
態を変化させることにより所要の表示動作を行わせるこ
とが可能な機能性ファイバーを横糸および/または縦糸
として編み上げた構造を有することを特徴とする。
【0014】また、本発明の機能性ファイバーを用いた
織編物は、前記分布状態変化は電圧(電界、電場)によ
り発生することを特徴とする。
織編物は、前記分布状態変化は電圧(電界、電場)によ
り発生することを特徴とする。
【0015】また、本発明の機能性ファイバーを用いた
織編物は、前記機能性ファイバーを編み上げた構造の少
なくとも片面に電圧印加のための電極を設けたことを特
徴とする。
織編物は、前記機能性ファイバーを編み上げた構造の少
なくとも片面に電圧印加のための電極を設けたことを特
徴とする。
【0016】また、本発明の機能性ファイバーを用いた
織編物は、前記機能性ファイバーを編み上げた織編物の
隙間に充填材を充填し、該充填材を充填した織編物の両
面を平滑化し、該平滑化した面に電極を設けたことを特
徴とする。
織編物は、前記機能性ファイバーを編み上げた織編物の
隙間に充填材を充填し、該充填材を充填した織編物の両
面を平滑化し、該平滑化した面に電極を設けたことを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、さらに詳
細に説明する。図1は、本発明の機能性ファイバー1の
概略斜視図である。該機能性ファイバー1は、透明材料
からなる中空糸2の内部に分散溶媒3と泳動粒子4が内
包されている長尺のファイバーである。なお、ファイバ
ーとは単繊維を意味し、繊維を束ねたものが糸で、糸を
織り上げたものを織編物と定義されることもあるが、本
発明においては編み上げる前段階の状態の糸をファイバ
ーとする。
細に説明する。図1は、本発明の機能性ファイバー1の
概略斜視図である。該機能性ファイバー1は、透明材料
からなる中空糸2の内部に分散溶媒3と泳動粒子4が内
包されている長尺のファイバーである。なお、ファイバ
ーとは単繊維を意味し、繊維を束ねたものが糸で、糸を
織り上げたものを織編物と定義されることもあるが、本
発明においては編み上げる前段階の状態の糸をファイバ
ーとする。
【0018】前記中空糸2の断面は円に限らず楕円、四
角形あるいは、織物用の糸として公知がその他の形状と
することが出来る。また可撓性のある材料を中空糸材料
として用いることで作成後に変形することも可能であ
る。
角形あるいは、織物用の糸として公知がその他の形状と
することが出来る。また可撓性のある材料を中空糸材料
として用いることで作成後に変形することも可能であ
る。
【0019】本発明に用いるファイバーは直径が1〜1
000μm、ファイバー外壁の厚さが0.01〜300
μmで、ファイバー直径と外壁厚さの比が100:1〜
3:1であることが好ましい。いすれも前記範囲未満で
はファイバー強度が不足し、前記範囲を超えると表示特
性が劣化する。
000μm、ファイバー外壁の厚さが0.01〜300
μmで、ファイバー直径と外壁厚さの比が100:1〜
3:1であることが好ましい。いすれも前記範囲未満で
はファイバー強度が不足し、前記範囲を超えると表示特
性が劣化する。
【0020】予め、中空糸2の材料を着色しておくこと
や、中空糸2の表面に、さらに有色透明材料層を形成し
て着色することも可能である。
や、中空糸2の表面に、さらに有色透明材料層を形成し
て着色することも可能である。
【0021】該機能性ファイバー1を得るには、最初に
中空糸2を作成し、その後に分散溶媒3に泳動粒子4を
含ませた分散系をファイバー中空部に充填する中空糸使
用でも良いが、ファイバーの壁厚が厚くなり、かつ工程
が増加し、コスト高という欠点を有する。このため本発
明の機能性ファイバーは分散系を細孔から押し出しなが
ら、その外周部に樹脂を形成する一体押出形成(共押し
出し法)により作成された機能性ファイバーが特に好ま
しい。さらに可塑性のある壁材料を用い、分散系を圧力
を印加しながら充填することで、より壁厚を薄くするこ
とが可能である。その際に作成された直後のファイバー
自体も長手方向に張力を印加し引き延ばしながら行うと
壁厚を薄くすることに上でより効果的である。可塑性の
ある壁材料とは常温においての可塑性だけでなく、充填
の際の適度の加熱により可塑性を有するようになる熱可
塑性樹脂を好ましく用いることが出来る。
中空糸2を作成し、その後に分散溶媒3に泳動粒子4を
含ませた分散系をファイバー中空部に充填する中空糸使
用でも良いが、ファイバーの壁厚が厚くなり、かつ工程
が増加し、コスト高という欠点を有する。このため本発
明の機能性ファイバーは分散系を細孔から押し出しなが
ら、その外周部に樹脂を形成する一体押出形成(共押し
出し法)により作成された機能性ファイバーが特に好ま
しい。さらに可塑性のある壁材料を用い、分散系を圧力
を印加しながら充填することで、より壁厚を薄くするこ
とが可能である。その際に作成された直後のファイバー
自体も長手方向に張力を印加し引き延ばしながら行うと
壁厚を薄くすることに上でより効果的である。可塑性の
ある壁材料とは常温においての可塑性だけでなく、充填
の際の適度の加熱により可塑性を有するようになる熱可
塑性樹脂を好ましく用いることが出来る。
【0022】中空糸を用いる場合に、中空糸は公知の各
種の方法により作成可能である。代表的な方法が共押出
法である。これは適当な溶媒または溶媒系に溶解された
重合体と不活性であり得るかまたは凝固液体あるいは沈
殿流体であり得る流体との共押出する。すなわち、重合
体溶液は、円形オリフィスを通して押出される。不活性
流体または凝固流体または沈殿流体は円形スリットの中
心の穴から押出される。この流体は、中心流体または中
心媒質と呼ばれる。共押出物を、数分の1秒〜数秒の範
囲の短時間大気中を走行させることが普通の慣例であ
り、しかも得られた中空繊維膜の性質はこの空気間隔の
長さによって影響される。続けて、共押出物を中心流体
と同一または異なる若干の流体を通して延伸するのが普
通である。中心流体としては、水や窒素ガスが一般的に
広く使用されている。また、射出成形法等による作成も
可能である。
種の方法により作成可能である。代表的な方法が共押出
法である。これは適当な溶媒または溶媒系に溶解された
重合体と不活性であり得るかまたは凝固液体あるいは沈
殿流体であり得る流体との共押出する。すなわち、重合
体溶液は、円形オリフィスを通して押出される。不活性
流体または凝固流体または沈殿流体は円形スリットの中
心の穴から押出される。この流体は、中心流体または中
心媒質と呼ばれる。共押出物を、数分の1秒〜数秒の範
囲の短時間大気中を走行させることが普通の慣例であ
り、しかも得られた中空繊維膜の性質はこの空気間隔の
長さによって影響される。続けて、共押出物を中心流体
と同一または異なる若干の流体を通して延伸するのが普
通である。中心流体としては、水や窒素ガスが一般的に
広く使用されている。また、射出成形法等による作成も
可能である。
【0023】一体押出形成の場合には上記共押出法にお
いて中心流体として、後述の分散系を用いれば良い。そ
して、もちろん中空糸の完成と同時に分散系の充填が完
了した機能性ファイバーが得られる。
いて中心流体として、後述の分散系を用いれば良い。そ
して、もちろん中空糸の完成と同時に分散系の充填が完
了した機能性ファイバーが得られる。
【0024】なお、中空糸2の内壁に、さらに表面コー
ティング層を形成することも可能である。このコーティ
ング層にフッ素系樹脂等を用いることで、泳動粒子4の
内壁への付着を効果的に防止することが出来る。
ティング層を形成することも可能である。このコーティ
ング層にフッ素系樹脂等を用いることで、泳動粒子4の
内壁への付着を効果的に防止することが出来る。
【0025】「溶媒」本発明に用いる分散溶媒3は、芳
香族炭化水素類、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類や、シリコンオイルなどの油脂類などを単独または
適宜混合したものや合成樹脂、合成ワックスなどの合成
物や、天然ワックス、シリコーンオイル、フッ素オイル
等の公知の溶液化合物などを用いることができる。上記
したうちでは、好ましくは直鎖アルキルベンゼン構造を
有する液体分散溶媒、たとえばn−アミルベンゼン、n
−ヘキシルベンゼン、n−ヘプチルベンゼンおよびn−
オクチルベンゼン等あるいはフッ素オイルを用いること
ができる。
香族炭化水素類、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類や、シリコンオイルなどの油脂類などを単独または
適宜混合したものや合成樹脂、合成ワックスなどの合成
物や、天然ワックス、シリコーンオイル、フッ素オイル
等の公知の溶液化合物などを用いることができる。上記
したうちでは、好ましくは直鎖アルキルベンゼン構造を
有する液体分散溶媒、たとえばn−アミルベンゼン、n
−ヘキシルベンゼン、n−ヘプチルベンゼンおよびn−
オクチルベンゼン等あるいはフッ素オイルを用いること
ができる。
【0026】分散溶媒は、染料を添加し着色することも
可能で、染料としては、アントラキノン類やアゾ化合物
類等の油溶性染料などの染料等を用いることができる。
可能で、染料としては、アントラキノン類やアゾ化合物
類等の油溶性染料などの染料等を用いることができる。
【0027】「泳動粒子」泳動粒子4は、酸化チタン、
カーボンブラック、紺青又はフタロシアニングリーンや
周知のコロイド粒子のほか、種々の有機および無機顔
料、染料、金属粉、ガラスあるいは樹脂等の微粉末など
を使用できる。これらの内の1種類のみを用いることも
可能であり、2種類以上、特に白粒子、黒粒子を用いる
こと、赤、青、緑の3色を用いること、さらには白、
黒、赤、青、緑の5色の粒子を用いることも可能であ
る。例えば、白黒2粒子を用いた場合に、その帯電を正
負と逆に設定することで、外部電圧により白粒子は引き
つけられ、黒粒子は反発して遠ざかる、あるいは、その
逆の状態となることで白黒の色変化が可能となる。図4
は、帯電を正負にした黒粒子4a、白粒子4bを用いた
場合を示している。
カーボンブラック、紺青又はフタロシアニングリーンや
周知のコロイド粒子のほか、種々の有機および無機顔
料、染料、金属粉、ガラスあるいは樹脂等の微粉末など
を使用できる。これらの内の1種類のみを用いることも
可能であり、2種類以上、特に白粒子、黒粒子を用いる
こと、赤、青、緑の3色を用いること、さらには白、
黒、赤、青、緑の5色の粒子を用いることも可能であ
る。例えば、白黒2粒子を用いた場合に、その帯電を正
負と逆に設定することで、外部電圧により白粒子は引き
つけられ、黒粒子は反発して遠ざかる、あるいは、その
逆の状態となることで白黒の色変化が可能となる。図4
は、帯電を正負にした黒粒子4a、白粒子4bを用いた
場合を示している。
【0028】また、電気泳動粒子4の粒径は、0.01
〜10μmが好ましい。粒径をこのような範囲とするこ
とで好適に分散させることができ、移動速度も実用上問
題のない速度とすることが出来る。
〜10μmが好ましい。粒径をこのような範囲とするこ
とで好適に分散させることができ、移動速度も実用上問
題のない速度とすることが出来る。
【0029】また、泳動粒子4の表面電荷量の制御や分
散性を高める目的で、ステアリン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリエ
チレンオキシド、ポリメチルメタクリレート、シランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤、シランカップリ
ング剤等を添加してもよい。
散性を高める目的で、ステアリン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリエ
チレンオキシド、ポリメチルメタクリレート、シランカ
ップリング剤、チタンカップリング剤、シランカップリ
ング剤等を添加してもよい。
【0030】「中空糸」中空糸2を構成する合成樹脂と
しては連続生産での安定品質と経済的に量産し得ること
において熱可塑性合成樹脂が好ましく、例えば、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテンな
どのα−オレフィンの単独重合体もしくは相互共重合体
またはこれらのα−オレフィンと他のモノマ−の共重合
体からなるポリオレフィン系合成樹脂のほか、ナイロン
等のポリアミド系合成樹脂、ポリエチレンテレフタレ−
ト等のポリエステル系合成樹脂、ポリ塩化ビニル系合成
樹脂、ポリ塩化ビニリデン−ビニル共重合体系合成樹脂
等が挙げられ、これら2種類以上をブレンドしたもので
あっても良い。またオンラインで重合可能な紫外線硬化
樹脂等も好ましく用いることができる。
しては連続生産での安定品質と経済的に量産し得ること
において熱可塑性合成樹脂が好ましく、例えば、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテンな
どのα−オレフィンの単独重合体もしくは相互共重合体
またはこれらのα−オレフィンと他のモノマ−の共重合
体からなるポリオレフィン系合成樹脂のほか、ナイロン
等のポリアミド系合成樹脂、ポリエチレンテレフタレ−
ト等のポリエステル系合成樹脂、ポリ塩化ビニル系合成
樹脂、ポリ塩化ビニリデン−ビニル共重合体系合成樹脂
等が挙げられ、これら2種類以上をブレンドしたもので
あっても良い。またオンラインで重合可能な紫外線硬化
樹脂等も好ましく用いることができる。
【0031】また、樹脂組成物には、可塑剤、滑剤、紫
外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤、充填剤等の
添加剤を所定量添加配合することは任意である。
外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤、充填剤等の
添加剤を所定量添加配合することは任意である。
【0032】「織り方」本発明の機能性ファイバーを別
途準備した基体上に平面上に密に一列に並べることも可
能であるが、細いファイバーを規則正しく並べることは
工業上、極めて困難であり、かつ基体の存在により薄型
化、可撓性が損なわれる。このため本発明においては、
基体を用いないでファイバーを編み上げた構造が特に好
ましい。
途準備した基体上に平面上に密に一列に並べることも可
能であるが、細いファイバーを規則正しく並べることは
工業上、極めて困難であり、かつ基体の存在により薄型
化、可撓性が損なわれる。このため本発明においては、
基体を用いないでファイバーを編み上げた構造が特に好
ましい。
【0033】本発明の機能性ファイバーを用いた織編物
は、前述の機能性ファイバーを編み上げたものをいう。
織り方としては、機能性ファイバーを縦糸および横糸に
用いて編み上げたものが一般的である。
は、前述の機能性ファイバーを編み上げたものをいう。
織り方としては、機能性ファイバーを縦糸および横糸に
用いて編み上げたものが一般的である。
【0034】ここで、織編物とは狭義の織物ことでは無
く、広い意味の、糸(ファイバー)が組み合わされた、
平面状の構造体をいう。例えば、縦糸と横糸は必ずしも
直角に交差するとは限定されず、両者が傾斜し交差して
いる場合等も含まれる。また、「編む」と「織る」は異
なる概念とする定義もあるが、本発明においてはファイ
バーを組み上げて平面構造を作成する手段として同じ意
味として用いる。
く、広い意味の、糸(ファイバー)が組み合わされた、
平面状の構造体をいう。例えば、縦糸と横糸は必ずしも
直角に交差するとは限定されず、両者が傾斜し交差して
いる場合等も含まれる。また、「編む」と「織る」は異
なる概念とする定義もあるが、本発明においてはファイ
バーを組み上げて平面構造を作成する手段として同じ意
味として用いる。
【0035】よって織り方に、特に限定はなく平織り、
綾織、朱子織の3つの代表的な織り方はもちろん、各種
の変化や応用、組み合わせによって出来上がる平面構造
を使用することが出来る。図2(A)は前記機能性ファ
イバー1を縦糸、横糸を平織りによりくみ上げた織編物
の一例を示す。
綾織、朱子織の3つの代表的な織り方はもちろん、各種
の変化や応用、組み合わせによって出来上がる平面構造
を使用することが出来る。図2(A)は前記機能性ファ
イバー1を縦糸、横糸を平織りによりくみ上げた織編物
の一例を示す。
【0036】なお、本発明の機能性ファイバーを用いた
織編物は、本発明のファイバーのみで織り上げることは
もちろん、本発明の機能性ファイバーと本発明の機能性
ファイバー以外のファイバー(以下非機能性ファイバー
と称す)を組み合わせて構成することも可能である。図
2(B)は縦糸(または横糸)に機能性ファイバー1を
用い、横糸(または縦糸)に機能性ファイバー以外のフ
ァイバーを用いた例を示す。
織編物は、本発明のファイバーのみで織り上げることは
もちろん、本発明の機能性ファイバーと本発明の機能性
ファイバー以外のファイバー(以下非機能性ファイバー
と称す)を組み合わせて構成することも可能である。図
2(B)は縦糸(または横糸)に機能性ファイバー1を
用い、横糸(または縦糸)に機能性ファイバー以外のフ
ァイバーを用いた例を示す。
【0037】図3は織り方を機能性ファイバーの軸心方
向に見た織り方の種々の例を示しており、図3(A)の
例は図2(A)のように、機能性ファイバー1を縦糸、
横糸に用いるか、あるいは一方は機能性ファイバー、他
方は非機能性ファイバー5を用いて平織りした例であ
る。図3(B)の例は、縦糸(または横糸)に機能性フ
ァイバー1を用い、横糸(または縦糸)に非機能性ファ
イバー5を用い、かつ交差状に織り込んだものである。
図3(C)の例は、縦糸(または横糸)に機能性ファイ
バー1を用い、横糸(または縦糸)に非機能性ファイバ
ー5を用い、かつ非機能性ファイバー5は各機能性ファ
イバー1に対して1周まわして織り込んだものである。
図3(D)の例は、縦糸(または横糸)に機能性ファイ
バー1を用い、横糸(または縦糸)に機能性ファイバー
1または非機能性ファイバー5を用い、かつ横糸(また
は縦糸)に対し、さらに非機能性ファイバー5を織り込
んだものである。
向に見た織り方の種々の例を示しており、図3(A)の
例は図2(A)のように、機能性ファイバー1を縦糸、
横糸に用いるか、あるいは一方は機能性ファイバー、他
方は非機能性ファイバー5を用いて平織りした例であ
る。図3(B)の例は、縦糸(または横糸)に機能性フ
ァイバー1を用い、横糸(または縦糸)に非機能性ファ
イバー5を用い、かつ交差状に織り込んだものである。
図3(C)の例は、縦糸(または横糸)に機能性ファイ
バー1を用い、横糸(または縦糸)に非機能性ファイバ
ー5を用い、かつ非機能性ファイバー5は各機能性ファ
イバー1に対して1周まわして織り込んだものである。
図3(D)の例は、縦糸(または横糸)に機能性ファイ
バー1を用い、横糸(または縦糸)に機能性ファイバー
1または非機能性ファイバー5を用い、かつ横糸(また
は縦糸)に対し、さらに非機能性ファイバー5を織り込
んだものである。
【0038】以上は、横糸1本と縦糸1本を交互に編み
上げる基本例を示しているが、例えば横糸3本をまとめ
て、縦糸1本で織り上げる等の編み方も適用可能であ
る。また例えば横糸として、織り上げる織物の幅に比し
て遙かに長い1本の機能性ファイバーを用い、織物の左
右端で折り曲げて使用することも好ましい。さらには、
1本の機能性ファイバーを折返して、縦糸構造を作成し
た後に、さらに折返し横糸として用いることで、1本で
織り上げることも可能である。もちろん、いわゆる編み
物として1本の機能性ファイバーで編み上げることも可
能である。
上げる基本例を示しているが、例えば横糸3本をまとめ
て、縦糸1本で織り上げる等の編み方も適用可能であ
る。また例えば横糸として、織り上げる織物の幅に比し
て遙かに長い1本の機能性ファイバーを用い、織物の左
右端で折り曲げて使用することも好ましい。さらには、
1本の機能性ファイバーを折返して、縦糸構造を作成し
た後に、さらに折返し横糸として用いることで、1本で
織り上げることも可能である。もちろん、いわゆる編み
物として1本の機能性ファイバーで編み上げることも可
能である。
【0039】本発明に用いる非機能性ファイバーとして
は、上記の合成樹脂に限定されず、天然繊維からなる紡
績糸、例えば羊毛紡績糸、綿紡績糸、麻紡績糸やレ−ヨ
ン紡績糸なども使用可能であるが、好ましくは実質的に
透明な材料である。実質的に透明な材料を用いること
で、機能性ファイバーの色、模様の変化が明瞭に観察さ
れる。
は、上記の合成樹脂に限定されず、天然繊維からなる紡
績糸、例えば羊毛紡績糸、綿紡績糸、麻紡績糸やレ−ヨ
ン紡績糸なども使用可能であるが、好ましくは実質的に
透明な材料である。実質的に透明な材料を用いること
で、機能性ファイバーの色、模様の変化が明瞭に観察さ
れる。
【0040】「電極」本発明の機能性ファイバーおよび
機能性ファイバーを用いた織編物は電圧の印加により、
その表面に現われる色を可逆的に変化させることが可能
である。機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用
いた織編物への電圧印加は、公知の種々の方法を用いる
ことが可能である。その中で、機能性ファイバーや機能
性ファイバーを用いた織編物上に電極を設けることが好
ましい。
機能性ファイバーを用いた織編物は電圧の印加により、
その表面に現われる色を可逆的に変化させることが可能
である。機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用
いた織編物への電圧印加は、公知の種々の方法を用いる
ことが可能である。その中で、機能性ファイバーや機能
性ファイバーを用いた織編物上に電極を設けることが好
ましい。
【0041】図4(A)は織編物を用いて機能性ファイ
バー1と非機能性ファイバー5とにより組み上げられた
織編物の隙間に透明樹脂等でなる充填材8を充填し、こ
の充填材8を充填した織編物の両面に電極6、7を設
け、電極6、7の外面は絶縁材でなる保護層9、10に
よって被覆してシート状に構成したものである。図4
(B)はその縦断面図である。このような充填材8を用
いる場合、機能性ファイバー1を結束するための非機能
性ファイバー5は必ずしも必要ではない。
バー1と非機能性ファイバー5とにより組み上げられた
織編物の隙間に透明樹脂等でなる充填材8を充填し、こ
の充填材8を充填した織編物の両面に電極6、7を設
け、電極6、7の外面は絶縁材でなる保護層9、10に
よって被覆してシート状に構成したものである。図4
(B)はその縦断面図である。このような充填材8を用
いる場合、機能性ファイバー1を結束するための非機能
性ファイバー5は必ずしも必要ではない。
【0042】電極6、7としては、金属やカーボンブラ
ック、酸化物等の公知の各種導電性材料を用いることが
できる。また、表示面となる透明基板に形成される電極
はITO、ZnOなどの透明導電体を用いればよい。あ
るいは、非透明導電体であっても、非常に薄く形成する
ことで、使用上、問題のない透過率を得ることが出来る
場合もある。電極6、7は、これらの材料を用いて膜状
に形成される。電極6、7は、湿式法、蒸着法などの形
成方法や塗布法による形成方法により形成すればよい。
そして、必要に応じてパターニングされる。パターニン
グは公知のフォトリソグラフィを用いたエッチング法
や、膜形成の際にマスクを用いてパターン塗布すること
も可能である。
ック、酸化物等の公知の各種導電性材料を用いることが
できる。また、表示面となる透明基板に形成される電極
はITO、ZnOなどの透明導電体を用いればよい。あ
るいは、非透明導電体であっても、非常に薄く形成する
ことで、使用上、問題のない透過率を得ることが出来る
場合もある。電極6、7は、これらの材料を用いて膜状
に形成される。電極6、7は、湿式法、蒸着法などの形
成方法や塗布法による形成方法により形成すればよい。
そして、必要に応じてパターニングされる。パターニン
グは公知のフォトリソグラフィを用いたエッチング法
や、膜形成の際にマスクを用いてパターン塗布すること
も可能である。
【0043】本発明の織編物は機能性ファイバーが織り
上げられた状態で、それ自体が平面構造物として取り扱
うことが可能である。すなわち、従来の電気泳動表示装
置では構造を維持するための基体があったために、薄型
化、柔軟性等に制限があり、かつ少なくとも基体の価格
分だけ製品価格が高くなっていた。これに対して本発明
では単に構造を支えるためだけの基体を用いる必要がな
い。本発明において、好ましくは織編物厚に対して、導
電性層厚、保護層厚等の機能層の層厚の合計が薄い。す
なわち、織編物それ自体が主たる構造物であり、導電性
層厚、保護層厚等の機能層は、あくまで補助層である。
このように構成することで薄く安価とすることが可能と
なる。
上げられた状態で、それ自体が平面構造物として取り扱
うことが可能である。すなわち、従来の電気泳動表示装
置では構造を維持するための基体があったために、薄型
化、柔軟性等に制限があり、かつ少なくとも基体の価格
分だけ製品価格が高くなっていた。これに対して本発明
では単に構造を支えるためだけの基体を用いる必要がな
い。本発明において、好ましくは織編物厚に対して、導
電性層厚、保護層厚等の機能層の層厚の合計が薄い。す
なわち、織編物それ自体が主たる構造物であり、導電性
層厚、保護層厚等の機能層は、あくまで補助層である。
このように構成することで薄く安価とすることが可能と
なる。
【0044】本発明による織編物は編み上がった状態
で、そのまま使用することも可能である。この場合に
は、外部の電圧印加装置を用いて、本発明の機能性ファ
イバー、織編物に所定の電圧を印加することで、外観変
化を起こさせる。裏面のみに電極(透明である必要は無
い)を設け、外部の電極との間に電圧を印加すること
も、局所的な電圧発生には有効であり、好ましい。
で、そのまま使用することも可能である。この場合に
は、外部の電圧印加装置を用いて、本発明の機能性ファ
イバー、織編物に所定の電圧を印加することで、外観変
化を起こさせる。裏面のみに電極(透明である必要は無
い)を設け、外部の電極との間に電圧を印加すること
も、局所的な電圧発生には有効であり、好ましい。
【0045】本発明において好ましくは図4、図5に示
したように、電圧印加のための電極6、7を織編物上に
設ける。例えば、織編物をウレタン等の絶縁性樹脂でな
る充填材8でその両面をコーティングして貫通孔、すな
わち機能性ファイバー1、1間の隙間または機能性ファ
イバー1と非機能性ファイバー5との間の隙間を封止し
た後に、少なくとも片面に透明導電膜でなる電極6また
は7、あるいは、極薄の非透明導電膜を形成する。特に
好ましくは、導電性樹脂または塗布型ITO(インジウ
ムスズ酸化物)膜である。
したように、電圧印加のための電極6、7を織編物上に
設ける。例えば、織編物をウレタン等の絶縁性樹脂でな
る充填材8でその両面をコーティングして貫通孔、すな
わち機能性ファイバー1、1間の隙間または機能性ファ
イバー1と非機能性ファイバー5との間の隙間を封止し
た後に、少なくとも片面に透明導電膜でなる電極6また
は7、あるいは、極薄の非透明導電膜を形成する。特に
好ましくは、導電性樹脂または塗布型ITO(インジウ
ムスズ酸化物)膜である。
【0046】また、本発明の表示装置は、基板の対向す
る表面に形成された電極により泳動粒子に電界を与える
電気泳動表示装置ばかりではなく、外部の装置(電圧印
加ペン、電圧印加ヘッド、静電イオンフロー装置等々)
により粒子に電界、帯電を与え、粒子の分布状態を制御
して表示を行う表示装置とすることもできる。さらに、
本発明の機能性ファイバーは電気泳動粒子を含有するも
のだけでなく、磁気泳動を利用し、外部から磁界を印加
して磁気泳動粒子の分布状態を制御して表示を行う磁気
泳動による外観変化型とすることもできる。また、電圧
を制御するための制御回路やメモリー回路等の各種の制
御装置を組み合わせても良い。
る表面に形成された電極により泳動粒子に電界を与える
電気泳動表示装置ばかりではなく、外部の装置(電圧印
加ペン、電圧印加ヘッド、静電イオンフロー装置等々)
により粒子に電界、帯電を与え、粒子の分布状態を制御
して表示を行う表示装置とすることもできる。さらに、
本発明の機能性ファイバーは電気泳動粒子を含有するも
のだけでなく、磁気泳動を利用し、外部から磁界を印加
して磁気泳動粒子の分布状態を制御して表示を行う磁気
泳動による外観変化型とすることもできる。また、電圧
を制御するための制御回路やメモリー回路等の各種の制
御装置を組み合わせても良い。
【0047】「動作」図5を用いて図4に示した織編物
の動作原理を説明する。図5(A)に示すように電極
6、7間に電圧を印加すると、帯電している泳動粒子4
は、その帯電と逆の電極側へと移動する。その結果、表
面には泳動粒子の色が観察される。これに対して裏面は
溶媒3の色が観察されることになる。図5(B)に示す
ように図5(A)と逆方向の電圧を印加すると、今度は
泳動粒子4が裏面側に移動するため、表面からは溶媒3
の色が、裏面は泳動粒子4の色が観察されることにな
る。なお、いったん移動した泳動粒子は長時間にわた
り、そのままの場所に留まるために電圧印加をやめても
いったん表示した色は変わらない。なお、図5(C)の
ように泳動粒子4を分散系中に均一に分散すれば溶媒と
泳動粒子の色の混合色となる。このような分布状態とす
るには比較的高速(10〜100Hz)の交流電圧を電
極間に印加すれば良い。
の動作原理を説明する。図5(A)に示すように電極
6、7間に電圧を印加すると、帯電している泳動粒子4
は、その帯電と逆の電極側へと移動する。その結果、表
面には泳動粒子の色が観察される。これに対して裏面は
溶媒3の色が観察されることになる。図5(B)に示す
ように図5(A)と逆方向の電圧を印加すると、今度は
泳動粒子4が裏面側に移動するため、表面からは溶媒3
の色が、裏面は泳動粒子4の色が観察されることにな
る。なお、いったん移動した泳動粒子は長時間にわた
り、そのままの場所に留まるために電圧印加をやめても
いったん表示した色は変わらない。なお、図5(C)の
ように泳動粒子4を分散系中に均一に分散すれば溶媒と
泳動粒子の色の混合色となる。このような分布状態とす
るには比較的高速(10〜100Hz)の交流電圧を電
極間に印加すれば良い。
【0048】「電極形成面の平滑化」電極6、7は平滑
な表面に形成することが好ましい。図6(A)に示すよ
うに充填材8を施した凹凸のある織編物の面上に電極
6、7を形成した場合には、電圧分布に片寄りが生じる
ため、所望の電圧を印加することが出来ない。このため
充填材8となる絶縁性樹脂コーティングの表面を図6
(B)に示すようにより平滑にするには、充填材8が未
乾燥状態でのレベリング作用を活用するだけでなく、積
極的に絶縁性樹脂コーティング面を、別途準備した表面
が平滑な基板等と密着させて表面が平滑な基板表面形状
を転写することも好ましい方法である。表面が平滑な基
板等としては平板に限られず、円筒状(ロール状)基
板、特に加熱した2本の円筒状基板の間を通過させるこ
とで両面を同時に平滑化することも好ましく用いること
が出来る。平滑性は、表面粗さ計を用い評価することが
可能な場合には、短い表面粗さの成分を除去した曲線か
ら求めた、うねり(Wca)が、絶縁性樹脂コーティン
グの表面間の距離の1/5以下であることが好ましく、
特に好ましくは1/10以下である。下限は特に制限は
ない。前記範囲を越える時には電圧分布に片寄りが生じ
る。
な表面に形成することが好ましい。図6(A)に示すよ
うに充填材8を施した凹凸のある織編物の面上に電極
6、7を形成した場合には、電圧分布に片寄りが生じる
ため、所望の電圧を印加することが出来ない。このため
充填材8となる絶縁性樹脂コーティングの表面を図6
(B)に示すようにより平滑にするには、充填材8が未
乾燥状態でのレベリング作用を活用するだけでなく、積
極的に絶縁性樹脂コーティング面を、別途準備した表面
が平滑な基板等と密着させて表面が平滑な基板表面形状
を転写することも好ましい方法である。表面が平滑な基
板等としては平板に限られず、円筒状(ロール状)基
板、特に加熱した2本の円筒状基板の間を通過させるこ
とで両面を同時に平滑化することも好ましく用いること
が出来る。平滑性は、表面粗さ計を用い評価することが
可能な場合には、短い表面粗さの成分を除去した曲線か
ら求めた、うねり(Wca)が、絶縁性樹脂コーティン
グの表面間の距離の1/5以下であることが好ましく、
特に好ましくは1/10以下である。下限は特に制限は
ない。前記範囲を越える時には電圧分布に片寄りが生じ
る。
【0049】なお本発明の織編物は、熱に対して反応し
不燃物および/または不燃性ガスを発生、および/また
は吸熱する自己消火性物質を含有することや、熱に対し
て反応し発泡成分を含有することで、高い難燃性を得る
ことが可能であり好ましい。具体的には、一般的に用い
られているUL−94(アンダライターズラボラトリ
ー)規格による垂直燃焼試験に準拠した評価において
は、本発明の表示装置は、「V−0」グレード以上の難
燃性を有することである。
不燃物および/または不燃性ガスを発生、および/また
は吸熱する自己消火性物質を含有することや、熱に対し
て反応し発泡成分を含有することで、高い難燃性を得る
ことが可能であり好ましい。具体的には、一般的に用い
られているUL−94(アンダライターズラボラトリ
ー)規格による垂直燃焼試験に準拠した評価において
は、本発明の表示装置は、「V−0」グレード以上の難
燃性を有することである。
【0050】
【実施例】以下、実施例をあげて具体的に説明する。
【0051】[実施例1]泳動粒子4としての平均粒径
0.8μmの白色酸化チタン12重量部と、分散剤とし
ての2重量部のベータパーフルオロヘプチルエチルトリ
メトキシシランと、分散溶媒着色用の1重量部の青色染
料と、分散溶媒3の主体としての85重量部のフッ素オ
イル(住友スリーエム社製フロリナート)とを超音波分
散により混和したものを調製して分散系とした。次に、
本分散系を心材として、ポリエチレンを壁材、すなわち
中空糸2として、共押出法により作成した機能性ファイ
バーを実施例1とする。なお、押し出し直後にファイバ
ーに張力を加えながら引き延ばすことにより、押し出し
直後の直径の約60%とした。実施例1は断面が、ほぼ
円形であり、平均直径は50μm、壁厚(中空糸2の肉
厚)は2μmであった。
0.8μmの白色酸化チタン12重量部と、分散剤とし
ての2重量部のベータパーフルオロヘプチルエチルトリ
メトキシシランと、分散溶媒着色用の1重量部の青色染
料と、分散溶媒3の主体としての85重量部のフッ素オ
イル(住友スリーエム社製フロリナート)とを超音波分
散により混和したものを調製して分散系とした。次に、
本分散系を心材として、ポリエチレンを壁材、すなわち
中空糸2として、共押出法により作成した機能性ファイ
バーを実施例1とする。なお、押し出し直後にファイバ
ーに張力を加えながら引き延ばすことにより、押し出し
直後の直径の約60%とした。実施例1は断面が、ほぼ
円形であり、平均直径は50μm、壁厚(中空糸2の肉
厚)は2μmであった。
【0052】[実施例2]泳動粒子4としての平均粒径
0.8μmの白色酸化チタン12重量部と、分散剤およ
び表面電荷調整用の1.5部のオレイン酸および0.5
重量部のシランカップリング剤と、分散溶媒着色用の1
重量部の黒色染料と、分散溶媒3の主体としての85重
量部のシリコーンオイルとを超音波分散により混和した
ものを調製して分散系とした。
0.8μmの白色酸化チタン12重量部と、分散剤およ
び表面電荷調整用の1.5部のオレイン酸および0.5
重量部のシランカップリング剤と、分散溶媒着色用の1
重量部の黒色染料と、分散溶媒3の主体としての85重
量部のシリコーンオイルとを超音波分散により混和した
ものを調製して分散系とした。
【0053】そして、上記分散系を心材として、紫外線
硬化性樹脂を壁材、すなわち中空糸2として、共押出法
により押し出しながら、同時に紫外線を照射すること
で、機能性ファイバーを得た。これにより、断面は正方
形、1辺の長さの平均30μm、壁厚10μmの機能性フ
ァイバーを得、これを実施例2とした。
硬化性樹脂を壁材、すなわち中空糸2として、共押出法
により押し出しながら、同時に紫外線を照射すること
で、機能性ファイバーを得た。これにより、断面は正方
形、1辺の長さの平均30μm、壁厚10μmの機能性フ
ァイバーを得、これを実施例2とした。
【0054】[実施例3、4、5]実施例2において、
原料の紫外線硬化性樹脂を染料を用いて、赤、緑、青に
着色したものをそれぞれ中空糸2として用いた機能性フ
ァイバー1を実施例3、4、5とする。
原料の紫外線硬化性樹脂を染料を用いて、赤、緑、青に
着色したものをそれぞれ中空糸2として用いた機能性フ
ァイバー1を実施例3、4、5とする。
【0055】[実施例6]実施例1の機能性ファイバー
1と、直径10μmの透明ポリエチレンテレフタレート
糸を前記非機能性ファイバー5として平織りに織り上げ
た後に、充填材8としてのトルエン含有ウレタン樹脂溶
液に浸漬塗布、乾燥を3回繰り返した後、表面が平滑な
2本の金属ロールを用いて、さらに表面を平滑とした。
その後、電極6、7としての導電性樹脂、保護層9、1
0としての樹脂を順に塗布し、実施例6の機能性織編物
とした。
1と、直径10μmの透明ポリエチレンテレフタレート
糸を前記非機能性ファイバー5として平織りに織り上げ
た後に、充填材8としてのトルエン含有ウレタン樹脂溶
液に浸漬塗布、乾燥を3回繰り返した後、表面が平滑な
2本の金属ロールを用いて、さらに表面を平滑とした。
その後、電極6、7としての導電性樹脂、保護層9、1
0としての樹脂を順に塗布し、実施例6の機能性織編物
とした。
【0056】実施例6の織編物の表と裏の各電極間に3
0Vの電圧を印加したところ、表面は分散溶媒3の色で
ある青、裏面は泳動粒子4の色である白に変わった。次
に印加電圧を逆にすると表面は白、裏面は青に変わっ
た。この変化は可逆的で変化速度は100msであっ
た。また電圧印加をやめても、その直前の色が保持され
ていた。
0Vの電圧を印加したところ、表面は分散溶媒3の色で
ある青、裏面は泳動粒子4の色である白に変わった。次
に印加電圧を逆にすると表面は白、裏面は青に変わっ
た。この変化は可逆的で変化速度は100msであっ
た。また電圧印加をやめても、その直前の色が保持され
ていた。
【0057】[実施例7]縦糸として、実施例3の中空
糸2が赤色の機能性ファイバーを500本連続し、その
横の縦糸とし、実施例4の中空糸2が緑色の機能性ファ
イバーを500本連続し、さらに、実施例5の中空糸2
が青色の機能性ファイバーを500本連続し、さらに同
様に、実施例3の中空糸2が赤色の機能性ファイバー、
実施例4の中空糸2が緑色の機能性ファイバー、実施例
5の中空糸2が青色の機能性ファイバーの繰り返しを複
数回作成した縦糸に、直径10μmの非機能性ファイバ
ー5としての透明ポリエチレンテレフタレート糸を横糸
に用い、平織りした後に、充填材8用のトルエン含有ウ
レタン樹脂溶液に浸積塗布、乾燥した後、表面が平滑な
2本の金属ロールを用いて、表面を平滑とした。その
後、片面のみに電極6用のカーボン含有導電性塗料、両
面に保護層9、10用の樹脂を順に塗布し、実施例7の
機能性織編物とした。
糸2が赤色の機能性ファイバーを500本連続し、その
横の縦糸とし、実施例4の中空糸2が緑色の機能性ファ
イバーを500本連続し、さらに、実施例5の中空糸2
が青色の機能性ファイバーを500本連続し、さらに同
様に、実施例3の中空糸2が赤色の機能性ファイバー、
実施例4の中空糸2が緑色の機能性ファイバー、実施例
5の中空糸2が青色の機能性ファイバーの繰り返しを複
数回作成した縦糸に、直径10μmの非機能性ファイバ
ー5としての透明ポリエチレンテレフタレート糸を横糸
に用い、平織りした後に、充填材8用のトルエン含有ウ
レタン樹脂溶液に浸積塗布、乾燥した後、表面が平滑な
2本の金属ロールを用いて、表面を平滑とした。その
後、片面のみに電極6用のカーボン含有導電性塗料、両
面に保護層9、10用の樹脂を順に塗布し、実施例7の
機能性織編物とした。
【0058】実施例7の外部に設けた銅板を実施例7の
織編物表面に密着させながら、銅板と織編物導電性層と
の間に30Vの電圧を印加したところ、全面が黒とな
り、イニシャライズされた。そして、織編物の導電性塗
料層からなる電極6と、外部に設けた電圧印加ペンの先
端にイニシャライズ時と逆の20Vの電圧を印加しなが
ら、電圧印加ペンを織編物表面に接触させ線を引いたと
ころ、赤、緑、青と3色に変化する1本の線が織編物上
に形成された。すなわち電圧印加ペンの接触により白色
の泳動粒子4が表示面に移動した状態では中空糸2の色
である赤、緑あるいは青の色が現れ、泳動粒子4が裏面
側にあるときには分散溶媒3の黒色が現れる。
織編物表面に密着させながら、銅板と織編物導電性層と
の間に30Vの電圧を印加したところ、全面が黒とな
り、イニシャライズされた。そして、織編物の導電性塗
料層からなる電極6と、外部に設けた電圧印加ペンの先
端にイニシャライズ時と逆の20Vの電圧を印加しなが
ら、電圧印加ペンを織編物表面に接触させ線を引いたと
ころ、赤、緑、青と3色に変化する1本の線が織編物上
に形成された。すなわち電圧印加ペンの接触により白色
の泳動粒子4が表示面に移動した状態では中空糸2の色
である赤、緑あるいは青の色が現れ、泳動粒子4が裏面
側にあるときには分散溶媒3の黒色が現れる。
【0059】再度、消去用に外部に設けた銅板を実施例
7の織編物の表面に密着させながら、銅板と織編物の導
電性塗料層との間に電圧印加ペンと逆のイニシャライズ
電圧を印加したところ、全面が黒となり、再びイニシャ
ライズされたことが確認出来た。
7の織編物の表面に密着させながら、銅板と織編物の導
電性塗料層との間に電圧印加ペンと逆のイニシャライズ
電圧を印加したところ、全面が黒となり、再びイニシャ
ライズされたことが確認出来た。
【0060】[実施例8]なお、実施例6において、充
填材8用のトルエン含有ウレタン樹脂溶液に浸積塗布、
乾燥した後、金属ロールを用いた表面平滑化処理を行わ
なかったものを実施例8とした。この実施例8において
は、ファイバーに直角な方向に約17μmのうねりが生
じていた(実施例6では約3μm)。なお、絶縁性樹脂
コーティングの表面間の距離は70μmであったため、
その1/5は、14μm、1/10は7μmである。この
うねりの凸部はファイバー部と一致し、凹部はファイバ
ー間と一致していた。そして、実施例1と同様の評価を
行ったところコントラストの変化は実施例1に比べると
約半分であった。
填材8用のトルエン含有ウレタン樹脂溶液に浸積塗布、
乾燥した後、金属ロールを用いた表面平滑化処理を行わ
なかったものを実施例8とした。この実施例8において
は、ファイバーに直角な方向に約17μmのうねりが生
じていた(実施例6では約3μm)。なお、絶縁性樹脂
コーティングの表面間の距離は70μmであったため、
その1/5は、14μm、1/10は7μmである。この
うねりの凸部はファイバー部と一致し、凹部はファイバ
ー間と一致していた。そして、実施例1と同様の評価を
行ったところコントラストの変化は実施例1に比べると
約半分であった。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、使用者が希望に応じて
随時、色、模様の外観を変化させることが可能な機能性
ファイバー及びこの機能性ファイバーを用いた織編物を
提供することができる。また、本発明によれば、衣料素
材、壁紙素材等として広く利用可能なだけでなく、局所
的に電圧を印加することで、所望のパターン、文字、画
像、動画等も表示可能な表示装置としても使用可能な、
薄く安価で折り曲げ易い織編物を提供することができ
る。
随時、色、模様の外観を変化させることが可能な機能性
ファイバー及びこの機能性ファイバーを用いた織編物を
提供することができる。また、本発明によれば、衣料素
材、壁紙素材等として広く利用可能なだけでなく、局所
的に電圧を印加することで、所望のパターン、文字、画
像、動画等も表示可能な表示装置としても使用可能な、
薄く安価で折り曲げ易い織編物を提供することができ
る。
【図1】 本発明の機能性ファイバーの一実施の形態の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】 (A)、(B)は本発明において採用可能な織
編物の織り方の2例を示す平面図である。
編物の織り方の2例を示す平面図である。
【図3】 (A)〜(D)は本発明において採用可能な織
編物の織り方の4例を示す横断面図である。
編物の織り方の4例を示す横断面図である。
【図4】 (A)、(B)はそれぞれ本発明の織編物の
一実施の形態を示す透視斜視図および縦断面図である。
一実施の形態を示す透視斜視図および縦断面図である。
【図5】 (A)〜(C)は図4の織編物の動作説明図
である。
である。
【図6】 (A)、(B)は電極形成面を平滑化しない
織編物と平滑化した織編物をそれぞれ示す図である。
織編物と平滑化した織編物をそれぞれ示す図である。
【図7】 従来の表示装置の断面図である。
1:機能性ファイバー、2:中空糸、3:分散溶媒、
4:泳動粒子、5:非機能性ファイバー、6、7:電
極、8:充填材、9、10:保護層
4:泳動粒子、5:非機能性ファイバー、6、7:電
極、8:充填材、9、10:保護層
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A41D 31/00 501 A41D 31/00 501Z
Fターム(参考) 3B011 AC12
5C094 AA60 BA05 BA09 BA75 CA21
DA05 DA06 EA05 FA04 FB01
FB16 HA10
Claims (7)
- 【請求項1】 透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳
動粒子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分
布状態を変化させることにより所要の外観変化を行わせ
ることが可能であることを特徴とする機能性ファイバ
ー。 - 【請求項2】 前記分布状態変化は電圧により発生する
ことを特徴とする請求項1に記載の機能性ファイバー。 - 【請求項3】 透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳
動粒子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分
布状態を変化させることにより所要の表示動作を行わせ
ることが可能な機能性ファイバーを編み上げた構造を有
することを特徴とする機能性ファイバーを用いた織編
物。 - 【請求項4】 透明な中空糸の内部に、分散溶媒中に泳
動粒子を分散させた分散系を充填し、前記泳動粒子の分
布状態を変化させることにより所要の表示動作を行わせ
ることが可能な機能性ファイバーを横糸および/または
縦糸として編み上げた構造を有することを特徴とする機
能性ファイバーを用いた織編物。 - 【請求項5】 前記分布状態変化は電圧により発生する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の機能性ファ
イバーを用いた織編物。 - 【請求項6】 前記機能性ファイバーを編み上げた構造
の少なくとも片面に電圧印加のための電極を設けたこと
を特徴とする請求項5に記載の機能性ファイバーを用い
た織編物。 - 【請求項7】 前記機能性ファイバーを編み上げた織編
物の隙間に充填材を充填し、該充填材を充填した織編物
の両面を平滑化し、該平滑化した面に電極を設けたこと
を特徴とする請求項6に記載の機能性ファイバーを用い
た織編物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086726A JP2003280049A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用いた織編物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086726A JP2003280049A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用いた織編物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003280049A true JP2003280049A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29233222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002086726A Withdrawn JP2003280049A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 機能性ファイバーおよび機能性ファイバーを用いた織編物 |
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-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002086726A patent/JP2003280049A/ja not_active Withdrawn
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